JPH10329572A - 車両の左右駆動力配分装置 - Google Patents

車両の左右駆動力配分装置

Info

Publication number
JPH10329572A
JPH10329572A JP9139755A JP13975597A JPH10329572A JP H10329572 A JPH10329572 A JP H10329572A JP 9139755 A JP9139755 A JP 9139755A JP 13975597 A JP13975597 A JP 13975597A JP H10329572 A JPH10329572 A JP H10329572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic
driving force
differential
hydraulic pressure
piston motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9139755A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoto Fukushima
直人 福島
Teruhiko Mochizuki
輝彦 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unisia Jecs Corp filed Critical Unisia Jecs Corp
Priority to JP9139755A priority Critical patent/JPH10329572A/ja
Priority to TW086112014A priority patent/TW344784B/zh
Priority to EP97114507A priority patent/EP0825362B1/en
Priority to KR1019970039792A priority patent/KR100258838B1/ko
Priority to DE69717211T priority patent/DE69717211T2/de
Publication of JPH10329572A publication Critical patent/JPH10329572A/ja
Priority to US09/506,368 priority patent/US6520880B1/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Retarders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置全体の小型化、軽量化、および低価格化
を図りつつ、左右の車輪軸に対する駆動力の配分の割合
を積極的に制御することができ、しかも、その制御を充
分に大きなトルクによって確実に実行することができる
車両の左右駆動力分配装置を提供すること。 【解決手段】 左の車輪軸9側とデファレンシャルケー
ス5側との間に相対的な回転力を付与可能なアキシアル
ピストンモータ20と、デファレンシャルケース5の回
転力によって油圧を発生するラジアルピストンポンプ3
0を備え、切換弁17によって、ラジアルピストンポン
プ30からアキシアルピストンモータ20への油圧の供
給方向を制御し、圧力調整弁16によって、その供給油
圧を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、左右の車輪軸に対
する駆動力の配分の割合を積極的に制御することができ
る車両の左右駆動力配分装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種、従来の装置としては、例えば、
本田技研工業株式会社が1996年5月29日に発行し
た広報資料「左右駆動力配分システム」に記載のものが
知られている。
【0003】図5は、かかる装置の駆動系スケルトン図
であり、トランスミッション100内の差動装置101
によって、左右の車輪軸102,103に駆動力が等し
く配分され、その左側の車輪軸102に備わるユニット
104によって、車輪軸102,103に対する駆動力
の配分の割合が積極的に制御されるようになっている。
105は左車輪、106は右車輪である。ユニット10
4内には、右の車輪軸103側に取り付けられる右側の
サンギア107と、左の車輪軸102側に取り付けられ
る中央のサンギア108と、サンギア軸109に取り付
けられる左側のサンギア110と、一体化されたピニオ
ン111,112,113を回転自在に支持するキャリ
ア114とが同軸配備されている。ピニオン111,1
12,113は、それぞれサンギア107,108,1
10に噛合しており、自転、および公転が可能となって
いる。サンギア軸109とユニット104のケース11
5との間には左旋回クラッチ116が備えられ、またキ
ャリア114とケース115との間には右旋回クラッチ
117が備えられている。
【0004】そして、車両が右旋回するときは、右旋回
クラッチ117によりキャリア114を固定し、サンギ
ア107、ピニオン111,112、およびサンギア1
08による伝達系によって、右の車輪軸103に対して
左の車輪軸102を増速させる。また、車両が左旋回す
るときは、左旋回クラッチ116によりサンギア軸10
9を固定し、左の車輪軸102に対して右の車輪軸10
3を増速させる。このように、左右の車輪軸102,1
03に対する駆動力の配分の割合を積極的に制御するこ
とによって、車両の旋回性能等が向上することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の装置
にあっては、複雑なギア列の切り換えによって、左右の
車輪軸102,103に対する駆動力の配分の割合を積
極的に制御するため、必然的に、装置全体の大型化、大
重量化、および高価格化を招くという問題がある。
【0006】本発明の目的は、装置全体の小型化、軽量
化、および低価格化を図りつつ、左右の車輪軸に対する
駆動力の配分の割合を積極的に制御することができ、し
かもその制御を充分に大きなトルクによってより確実に
実行することができる車両の左右駆動力配分装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
の車両の左右駆動力配分装置は、推進軸によって回転さ
れるデファレンシャルケースの回転力を左右の車輪軸に
伝達する差動装置に組み込まれ、油圧の供給方向に応じ
て、前記左右の車輪軸の一方側と前記デファレンシャル
ケース側との間に相対的な回転力を付与可能な油圧ピス
トンモータと、前記油圧ピストンモータに油圧を供給す
る油圧供給源と、前記油圧供給源から前記油圧ピストン
モータに供給される油圧を制御する油圧制御手段と、前
記油圧供給源から前記油圧ピストンモータに供給される
油圧の供給方向を切り換える切り換え手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の本発明の車両の左右駆動
力配分装置は、請求項1において、前記油圧ピストンモ
ータは、油圧の供給方向に応じてシリンダブロックと斜
板とが相対回転するアキシアルピストンモータであるこ
とを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の本発明の車両の左右駆動
力配分装置は、請求項1において、前記油圧ピストンモ
ータは、油圧の供給方向に応じてシリンダブロックとカ
ムリングとが相対回転するラジアルピストンモータであ
ることを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の本発明の車両の左右駆動
力配分装置は、請求項1から3のいずれかにおいて、前
記油圧供給源は、前記デファレンシャルケースの回転力
によって油圧を発生する油圧ピストンポンプであること
を特徴とする。
【0011】請求項5に記載の本発明の車両の左右駆動
力配分装置は、請求項4において、前記油圧ピストンポ
ンプは、前記デファレンシャルケースと前記差動装置の
デファレンシャルハウジングとの相対回転に基づいて、
シリンダブロックとカムリングとが相対回転されるラジ
アルピストンポンプであることを特徴とする。
【0012】前記油圧ポンプは、外周部と中央部の相対
回転によって油圧を発生するものであり、前記デファレ
ンシャルケース側に前記油圧ポンプの中央部を結合し、
かつ前記差動装置のデファレンシャルハウジング側に前
記油圧ポンプの外周部を結合したことを特徴とする。
【0013】請求項6に記載の本発明の車両の左右駆動
力配分装置は、請求項4において、前記油圧ピストンポ
ンプは、前記デファレンシャルケースと前記差動装置の
デファレンシャルハウジングとの相対回転に基づいて、
シリンダブロックと斜板とが相対回転するアキシアルピ
ストンポンプであることを特徴とする。
【0014】請求項7に記載の本発明の車両の左右駆動
力配分装置は、請求項1から6のいずれかにおいて、前
記油圧制御手段は、前記油圧供給源から出力される油圧
をリリーフ通路を通して逃がすリリーフ弁を有すること
を特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)図1から図3は、本発明の第1の実
施形態の説明図である。
【0016】図1は本例の要部の概略構成図であり、同
図において1は車両の差動装置である。差動装置1の基
本構成は周知のものと同様であり、推進軸2の回転力を
減速小歯車3と減速大歯車4によってデファレンシャル
ケース5に伝達し、さらにデファレンシャルケース5の
回転力を差動小歯車6と差動大歯車7,8によって左右
の車輪軸9,10に等しく配分するようになっている。
また、差動小歯車6の自転により、左右の車輪軸9,1
0の回転数差が吸収されることにもなる。11は、差動
装置1の本体としてのデファレンシャルハウジング、1
2は左車輪、13は右車輪である。
【0017】本例の左右駆動力配分装置は、左の車輪軸
9とデファレンシャルケース5との間に相対的な回転力
を付与可能な油圧ピストンモータ20と、デファレンシ
ャルケース5の回転によって油圧を発生する油圧ピスト
ンポンプ30を備えている。図1においては、これらの
ピストンモータ20およびピストンポンプ30を単なる
斜線部分として表している。
【0018】図2は、これらのピストンモータ20およ
びピストンポンプ30を含む作動装置1の具体的な構成
例を説明するための断面図である。本例では、デファレ
ンシャルケース5が第1、第2、第3の構成部材5A、
5B、5Cの結合によって構成され、その第1の構成部
材5Aに、ピストンモータ20を構成するピストンモー
タハウジング21が結合されている。本例の場合、ピス
トンモータ20はアキシアルピストンモータとして構成
され、またピストンポンプ30はラジアルピストンポン
プとして構成されている。
【0019】まず、アキシアル形のピストンモータ20
は、シリンダブロック22との対向位置に斜板23を備
えたいわゆる斜板式とされている。そのシリンダブロッ
ク22は、車輪軸9の外周部にはめ込み固定され、かつ
モータハウジング21内に対して回転自在とされてい
る。また、斜板23は、デファレンシャルケース5の内
周部に固定され、車輪軸9に対して回転自在とされてい
る。シリンダブロック22の同一円周上には、図2中の
右方に開口する複数のシリンダ室22Aが周方向に沿っ
て等間隔的に複数形成され、それぞれのシリンダ室22
A内に、ピストン24が図2中の左右方向に出没自在に
備えられている。斜板23の傾斜面23A上には、ピス
トン24の球状の頭部を摺動自在にガイドするリング状
のピストンシュー25が取り付けられている。図2にお
いてθは斜板23の傾角である。
【0020】シリンダブロック22には弁板26が取り
付けられている。この弁板26は、シリンダ室22Aに
連通するシリンダブロック22側の通路L0と、モータ
ハウジング21に形成された第1,第2の通路L1,L
2との間に介在し、それら第1,第2の通路L1,L2
のいずれから油圧が導入されるかに応じて、ピストンモ
ータ20の回転方向を異ならせる油圧回路を形成する。
すなわち、第1の通路L1から油圧が導入されたとき
は、斜板23に対してシリンダブロック22を一方向
(矢印A1方向)に回転させ、第2の通路L2から油圧
が導入されたときは、斜板23に対してシリンダブロッ
ク22を他方向(矢印A2方向)に回転させる。
【0021】モータハウジング21とデフハウジング1
1との対向部にはロータリージョイント40が構成され
ている。すなわち、デフハウジング11の内周面には環
状の空間S1,S2が形成され、モータハウジング21
側の第1の通路L1が空間S1と対向する位置に開口さ
れ、また第2の通路L2が空間S2と対向する位置に開
口されている。そして、モータハウジング21の回転の
如何に拘わらず、空間S1を介して管路L11と第1の
通路L1とを連通させ、また空間S2を介して管路L1
2と第2の通路L2とを連通させるようになっている。
【0022】一方、ラジアル形のピストンポンプ30
は、デフハウジング11内に固定されたポンプハウジン
グ31とデファレンシャルケース5との間に組み込まれ
ており、シリンダブロック32が回転するいわゆる回転
シリンダ形とされている。シリンダブロック32はデフ
ァレンシャルケース5の外周部にはめ込み固定され、そ
の外周部には、径方向外方に開口する複数のシリンダ室
32Aが周方向に沿って等間隔に形成されている。それ
ぞれのシリンダ室32A内には、ピストン33が径方向
に出没自在に備えられている。また、ポンプハウジング
31の内周部には、ピストン33の頭部が内接する偏心
カムリング34が軸線O1を中心として回転自在に取り
付けられている。このカムリング34は、シリンダブロ
ック32の回転に伴ってピストン32を駆動し、シリン
ダ室32Aの容積を変化させる。図2中のeは、車輪軸
9,10およびデファレンシャルケース5の回転軸線O
に対する軸線O1の偏心量である。また、シリンダブロ
ック32には、作動油の導出通路L3と導入通路L4が
形成されている。
【0023】シリンダブロック32にはバルブボディ3
5が取り付けられており、このバルブボディ35とポン
プハウジング31とによってロータリーバルブ50が構
成されている。すなわち、ポンプハウジング31の内周
面には、ほぼ半円弧状の空間S3,S4が180°ずれ
て形成されており、導出通路L3に連通するバルブボデ
ィ35側の通路L5が空間S3と対向する位置に開口さ
れ、また導入通路L4に連通するバルブボディ35側の
通路L6が空間S4と対向する位置に開口されている。
このように構成されたロータリーバルブ50は、シリン
ダブロック32の矢印A1方向の回転に伴って容積が減
少するシリンダ室32A内の作動油を通路L3,L5、
および空間S3を通して管路L13に吐出し、またシリ
ンダブロック32の矢印A1方向の回転に伴って容積が
増大するシリンダ室32A内に対しては、通路L4,L
6、空間S4、および管路L14を通してリザーバ15
(図1参照)内の作動油を吸入させる。このリザーバ1
5は、作動装置1内の底面側において適量の作動油を潤
滑油として収容する収容部を利用してもよい。
【0024】ポンプ30から管路L13を通して吐出さ
れる作動油は、油圧制御手段としての圧力調整弁16に
よって調整された上、切り換え手段としての切換弁17
に導出される。本例における圧力調整弁16は、コント
ローラ18からの制御信号に応じて液圧を調整し、リリ
ーフした作動油をリザーバ15に排出するようになって
いる。
【0025】一方、本例における切換弁17は、コント
ローラ18によって切換制御される4ポート3位置切換
弁であり、切換位置に応じて第1,第2、および第3の
切換状態が得られるようになっている。第1の切換状態
は、図1および図3のように入力ポートP1,P2同士
を連通させ、かつ出力ポート3,4同士を連通させる状
態であり、第2の切換状態は、入力ポートP1と出力ポ
ートP3とを連通させ、かつ入力ポートP2と出力ポー
トP4とを連通させる状態であり、また第3の切換状態
は、入力ポートP1と吐出力ポートP4とを連通させ、
かつ入力ポートP2と出力ポートP3とを連通させる状
態である。入力ポートP1は前述した圧力調整弁16に
連通され、入力ポートP2は前述したリザーバ7に連通
されている。また、出力ポートP3,P4は、それぞれ
モータ20側の管路L11,L12が接続されている。
切換弁17の入力ポートP2と、リリーフする作動油を
排出する圧力調整弁16のポートは、図3のように管路
L14に接続してもよい。
【0026】次に、作用について説明する。
【0027】ポンプ30はデファレンシャルケース5の
矢印A1方向の回転によって管路L13から作動液を吐
出し、その吐出流量が車速に比例することになる。
【0028】切換弁17が図1および図3のような第1
の切換状態にあるときは、ポンプ30から吐出された作
動油が入力ポートP1,P2を通してリザーバ15に排
出されるため、このポンプ30の作動抵抗は小さく抑え
られている。また、この第1の切換状態のときは、出力
ポートP3,P4が連通するため、モータ20の自由回
転が許容されている。
【0029】いま、切換弁17が第2の切換状態つまり
ポートP1,P3が連通しかつポートP2,P4が連通
する状態に切り換えられた場合、ポンプ30からの作動
油がモータ20の管路L11に導入され、デファレンシ
ャルケース側の斜板23に対して、車輪軸9側のシリン
ダブロック22が矢印A1方向に回転する。つまり、車
輪軸9がデファレンシャルケース5と同一の矢印A1方
向に回転する。したがって、デファレンシャルケース5
に対して、左の車輪軸9が矢印A1の増速方向に強制的
に回転させられ、それらの間の相対回転分だけ、左の車
輪軸9が増速されかつ右の車輪軸10が減速されること
になる。それらの車輪軸9,10の増減速の割合、つま
り駆動力の配分の割合は圧力調整弁16によって調整で
きる。
【0030】一方、切換弁17が第3の切換状態つまり
ポートP1,P4が連通しかつポートP2,P3が連通
する状態に切り換えられた場合、ポンプ30からの作動
油がモータ20の管路12に導入され、デファレンシャ
ルケース5側の斜板23に対して、車輪軸9側のシリン
ダブロック22が矢印A2方向に回転する。つまり、車
輪軸9がデファレンシャルケース5と逆の矢印A2方向
に回転する。したがって、デファレンシャルケース5に
対して、左の車輪軸9が矢印A2の減速方向に強制的に
回転させられ、それらの間の相対回転分だけ、左の車輪
軸9が減速されかつ右の車輪軸10が増速されることに
なる。それらの車輪軸9,10の増減速の割合、つまり
駆動力の配分の割合は圧力調整弁16によって調整でき
る。
【0031】このように、デファレンシャルケース5に
対して、左側の車輪軸9を矢印A1またはA2方向に強
制回転させることにより、左右の車輪軸9,10の一方
が増速されかつ他方が減速されることになる。そして、
左右の車輪軸9,10の回転速度は、圧力調整弁16に
よって関連的にかつ連続的に制御することができる。
【0032】結局、コントローラ18が車両の旋回時等
の走行状態に応じて圧力調整弁16および切換弁17を
制御することにより、左右の車輪軸9,10に対する駆
動力の配分の割合を積極的に制御し、車両の旋回時等に
おいて優れた走行性を実現できることになる。コントロ
ーラ18は、このような制御を実現するために、例え
ば、車速センサ、舵角センサ、横Gセンサ、およびヨー
センサなどからの検出信号を入力情報とする。また、ポ
ンプ30の吐出量が車速に比例するため、車両の全ての
車速域において、ポンプ30の吐出量とモータ20の最
大必要油量を一致させることができる。したがって、作
動油の必要量を車速に応じて自動的に確保することがで
き、制御性を向上させることができる。
【0033】ところで、モータ20およびポンプ30と
して、ピストンモータおよびピストンポンプを用いたこ
とにより、作動油の漏れを抑えて充分な高圧化が可能と
なり、例えば、30Mps程度の高圧化を実現すること
ができる。このような高圧化は、制御性能を向上させる
ことになる。ちなみに、モータ20およびポンプ30と
してトロコイド式のものを用いた場合には、作動油の漏
れが大きくなって高圧化が難しく、製造技術上、10M
ps程度が限界となる。
【0034】なお、モータ20とポンプ30はピストン
式であればよく、本例のようなアキシアルピストンモー
タとラジアルピストンポンプの組み合わせの他、例え
ば、アキシアルピストンモータとアキシアルピストンポ
ンプとの組み合わせ、ラジアルピストンモータとラジア
ルピストンポンプとの組み合わせ、ラジアルピストンモ
ータとアキシアルピストンポンプとの組み合わせなどと
してもよい。また、ポンプ30は必ずしも差動装置1に
組み込む必要はなく、油圧の供給源となるものであれば
よい。
【0035】(第2の実施形態)図4は、本発明の第2
の実施形態を説明するための図である。本例では、前述
した圧力調整弁16の代わりに、油圧制御手段として制
御型リリーフ弁60を備えた構成となっている。
【0036】リリーフ弁60は、管路L13とリザーバ
15に連通するリリーフ通路L15との間に備えられて
いる。リリーフ弁60は、第1の実施形態の圧力調整弁
16と同様に、コントローラ18からの制御信号に応じ
て入力ポートP1に入力する液圧を調整し、リリーフし
た作動油をリザーバ15に排出する。つまり、リリーフ
弁60は、管路L13の圧力を減圧調整し、その減圧相
当分の作動油をリリーフ通路L15からリザーバ15に
戻して循環させることになる。そのため、管路L13が
減圧された分だけ、ポンプ30の負荷が低減されること
になる。したがって、第1の実施形態のような圧力調整
弁16を用いた場合に比して、つまり管路L13の入力
圧を下げることなく、入力ポートP1側の出力圧を下げ
る場合に比して、作動油の温度上昇や車両の燃費の上昇
が抑えられることになる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
本発明の車両の左右駆動力配分装置は、左右の車輪軸の
一方側とデファレンシャルケースとの間に相対的な回転
力を付与可能な油圧ピストンモータを備え、その油圧ピ
ストンモータに対する油圧の供給方向と、その油圧を制
御することにより、装置全体の小型化、軽量化、および
低価格化を図りつつ、左右の車輪軸に対する駆動力の配
分の割合を積極的に制御することができ、しかも、その
制御を充分なトルクによってより確実に実行することが
できる。
【0038】請求項2および3に記載の本発明の車両の
左右駆動力配分装置は、油圧ピストンモータとして、ア
キシアルピストンモータやラジアルピストンモータを用
いることにより、油圧ピストンモータを差動装置内にコ
ンパクトに組み込むことができる。
【0039】請求項4に記載の本発明の車両の左右駆動
力配分装置は、油圧供給源として、デファレンシャルケ
ースの回転力によって油圧を発生する油圧ピストンポン
プを用いることにより、差動装置に対して油圧供給源を
も組み込むことができ、しかも車両の全ての車速域にお
いて、油圧ピストンポンプの吐出量と油圧ピストンモー
タの最大必要量を自動的に一致させて、制御性を向上さ
せることができる。
【0040】請求項5および6に記載の本発明の車両の
左右駆動力配分装置は、油圧ピストンポンプとして、ア
キシアルピストンポンプやラジアルピストンポンプを用
いることにより、油圧ピストンポンプを差動装置内にコ
ンパクトに組み込むことができる。
【0041】請求項7に記載の本発明の車両の左右駆動
力配分装置は、油圧制御手段として、油圧供給源から出
力される油圧をリリーフ通路を通して逃がすリリーフ弁
を用いることにより、油圧供給源の負荷を低減して、作
動油の温度上昇や車両の燃費の悪化を抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の要部の概略構成図で
ある。
【図2】図1の差動装置内部の断面図である。
【図3】図2のモータおよびポンプの油圧制御系の説明
図である。
【図4】本発明の第2の実施形態における油圧制御系の
説明図である。
【図5】従来例を説明するための駆動系のスケルトン図
である。
【符号の説明】
1 差動装置 2 推進軸 3 減速小歯車 4 減速大歯車 5 デファレンシャルケース 6 差動小歯車 7,8 差動大歯車 9,10 車輪軸 11 デファレンシャルハウジング 12,13 車輪 15 リザーバ 16 圧力調整弁(油圧制御手段) 17 切換弁(切り換え手段) 18 コントローラ 20 アキシアルピストンモータ(油圧ピストンモー
タ) 30 ラジアルピストンポンプ(油圧ピストンポンプ) 40 ロータリージョイント 50 ロータリーバルブ 60 リリーフ弁(油圧制御手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 推進軸によって回転されるデファレンシ
    ャルケースの回転力を左右の車輪軸に伝達する差動装置
    に組み込まれ、油圧の供給方向に応じて、前記左右の車
    輪軸の一方側と前記デファレンシャルケース側との間に
    相対的な回転力を付与可能な油圧ピストンモータと、 前記油圧ピストンモータに油圧を供給する油圧供給源
    と、 前記油圧供給源から前記油圧ピストンモータに供給され
    る油圧を制御する油圧制御手段と、 前記油圧供給源から前記油圧ピストンモータに供給され
    る油圧の供給方向を切り換える切り換え手段とを備えた
    ことを特徴とする車両の左右駆動力配分装置。
  2. 【請求項2】 前記油圧ピストンモータは、油圧の供給
    方向に応じてシリンダブロックと斜板とが相対回転する
    アキシアルピストンモータであることを特徴とする請求
    項1に記載の車両の左右駆動力配分装置。
  3. 【請求項3】 前記油圧ピストンモータは、油圧の供給
    方向に応じてシリンダブロックとカムリングとが相対回
    転するラジアルピストンモータであることを特徴とする
    請求項1に記載の車両の左右駆動力配分装置。
  4. 【請求項4】 前記油圧供給源は、前記デファレンシャ
    ルケースの回転力によって油圧を発生する油圧ピストン
    ポンプであることを特徴とする請求項1から3のいずれ
    かに記載の車両の左右駆動力配分装置。
  5. 【請求項5】 前記油圧ピストンポンプは、前記デファ
    レンシャルケースと前記差動装置のデファレンシャルハ
    ウジングとの相対回転に基づいて、シリンダブロックと
    カムリングとが相対回転されるラジアルピストンポンプ
    であることを特徴とする請求項4に記載の車両の左右駆
    動力配分装置。
  6. 【請求項6】 前記油圧ピストンポンプは、前記デファ
    レンシャルケースと前記差動装置のデファレンシャルハ
    ウジングとの相対回転に基づいて、シリンダブロックと
    斜板とが相対回転するアキシアルピストンポンプである
    ことを特徴とする請求項4に記載の車両の左右駆動力配
    分装置。
  7. 【請求項7】 前記油圧制御手段は、前記油圧供給源か
    ら出力される油圧をリリーフ通路を通して逃がすリリー
    フ弁を有することを特徴とする請求項1から6のいずれ
    かに記載の車両の左右駆動力配分装置。
JP9139755A 1996-08-22 1997-05-29 車両の左右駆動力配分装置 Pending JPH10329572A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9139755A JPH10329572A (ja) 1997-05-29 1997-05-29 車両の左右駆動力配分装置
TW086112014A TW344784B (en) 1996-08-22 1997-08-21 Traction distributing devices for motor vehicles
EP97114507A EP0825362B1 (en) 1996-08-22 1997-08-21 Traction distributing devices for motor vehicles
KR1019970039792A KR100258838B1 (ko) 1996-08-22 1997-08-21 구동력분배장치를갖는자동차
DE69717211T DE69717211T2 (de) 1996-08-22 1997-08-21 Zugkraftverteiler für Kraftfahrzeuge
US09/506,368 US6520880B1 (en) 1996-08-22 2000-02-18 Traction distributing devices for motor vehicles

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9139755A JPH10329572A (ja) 1997-05-29 1997-05-29 車両の左右駆動力配分装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10329572A true JPH10329572A (ja) 1998-12-15

Family

ID=15252640

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9139755A Pending JPH10329572A (ja) 1996-08-22 1997-05-29 車両の左右駆動力配分装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10329572A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6432014B2 (en) 2000-01-20 2002-08-13 Unisia Jecs Corporation Traction distributing apparatus for motor vehicle
JP2006183840A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Fuji Heavy Ind Ltd 車両の左右駆動力配分装置
JP2007016952A (ja) * 2005-07-08 2007-01-25 Honda Motor Co Ltd 車両用駆動力配分装置
JP2007030671A (ja) * 2005-07-26 2007-02-08 Gkn ドライブライン トルクテクノロジー株式会社 トルク伝達装置
JP2013112433A (ja) * 2011-11-25 2013-06-10 Hitachi Ltd 乗客コンベア

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6432014B2 (en) 2000-01-20 2002-08-13 Unisia Jecs Corporation Traction distributing apparatus for motor vehicle
JP2006183840A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Fuji Heavy Ind Ltd 車両の左右駆動力配分装置
JP2007016952A (ja) * 2005-07-08 2007-01-25 Honda Motor Co Ltd 車両用駆動力配分装置
JP2007030671A (ja) * 2005-07-26 2007-02-08 Gkn ドライブライン トルクテクノロジー株式会社 トルク伝達装置
JP2013112433A (ja) * 2011-11-25 2013-06-10 Hitachi Ltd 乗客コンベア

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6520880B1 (en) Traction distributing devices for motor vehicles
US20080314675A1 (en) Hydraulic wheel-drive working vehicle
CN102971171A (zh) 传动装置
EP0688409B1 (en) Gearless hydro-mechanical transmission
US6491586B1 (en) Flow passage structure for shaft-press-fitted flange members
JP4058213B2 (ja) 車両の左右駆動力配分装置
EP0825362B1 (en) Traction distributing devices for motor vehicles
JP4582597B2 (ja) 油圧モータユニット
JPH10329572A (ja) 車両の左右駆動力配分装置
US5545098A (en) Compact steering apparatus
US9845007B2 (en) Driving force distributing device
JP5001162B2 (ja) 油圧機械式変速トランスミッション
JP3981229B2 (ja) 車両の左右駆動力配分装置
JPH10138789A (ja) 車両の左右駆動力配分装置
JP3176219U (ja) 自動車の液圧伝動無段式変速構造及び自動車
JP2006056512A (ja) 車両の左右駆動力配分装置
JPH0478351A (ja) 強制油圧差動機
JP2006316856A (ja) 動力伝達装置
JP2001074125A (ja) デファレンシャル装置
JPS6328009Y2 (ja)
JPH11301302A (ja) 車両の左右駆動力配分装置
JP2005054944A (ja) 車両の駆動力配分装置
JPH1163162A (ja) ディファレンシャル装置
JPH076012Y2 (ja) 車両用差動制限装置
JP3262943B2 (ja) 動力伝達装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20041216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060303

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060707