JPH10329787A - 作業船搭載クレーンの自動運転方法および同装置 - Google Patents

作業船搭載クレーンの自動運転方法および同装置

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JPH10329787A
JPH10329787A JP14393197A JP14393197A JPH10329787A JP H10329787 A JPH10329787 A JP H10329787A JP 14393197 A JP14393197 A JP 14393197A JP 14393197 A JP14393197 A JP 14393197A JP H10329787 A JPH10329787 A JP H10329787A
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JP
Japan
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trolley
acceleration
acceleration pattern
hull
work boat
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Withdrawn
Application number
JP14393197A
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English (en)
Inventor
Akira Tsutsui
昭 筒井
Mamoru Uejima
衛 上島
Chitoshi Ichiba
千年 市場
Kazuhiro Kobayashi
一弘 小林
Takatoshi Nakamura
隆俊 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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  • Control And Safety Of Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 船体の揺れによる加速度成分を加味した正確
な振れ止め制御を行う。 【解決手段】 船体傾斜角度検出手段12によって作業
船の船体の揺れを検出し、加速度パターン演算部19に
おける基本加速度演算部20で求められた時系列で加速
度が切換わる基本加速度パターンを、補正加速度演算部
21で吊荷の振れ角度についての位相平面軌跡における
各領域の角度ψ1〜ψ7で切換わる補正加速度パターン
に変換するとともに、加速度補正演算部22で船体の揺
れによってトロリに作用する加速度成分による補正を加
え、この補正後の加速度パターンに従ってトロリを自動
運転する方法および装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は土砂運搬船から土砂
を陸揚げするリクレーマ船等の作業船に搭載されたトロ
リ横行式クレーンの自動運転方法および同装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、トロリ架台上を横行移動するトロ
リから吊りロープを垂下させ、この吊りロープにより荷
を吊って運搬するトロリ横行式クレーンにおいて、トロ
リを所定の二位置間で横行させ、吊荷の振れを残さずに
両位置で自動停止させるための運転方法として、特公平
2−62471号、特開平6−305686号両公報に
示されているように、トロリから吊下げられた吊りロー
プの吊下げ長さ(ロープ長)によって決まる吊荷の固有
周期をもとに加速度(加速側と減速側の双方をいう、以
下同じ)パターンを求め、この加速度パターンに従って
トロリを横行駆動する方法が一般にとられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来方法で
は、いずれも、クレーンが外乱の影響を受けることのな
い安定した地面上に設置されていることを前提として、
目標加速度パターンを決めて振れ止め制御を行っている
ため、浚渫作業船やリクレーマ船等のようにクレーン設
置面が動揺する状況下では適切な制御を行えなかった。
【0004】この点をリクレーマ船を例にとって詳しく
説明する。
【0005】図7において、1は土砂を運搬する土砂運
搬船、2はこの土砂運搬船1から土砂を受け取って陸揚
げする作業船(リクレーマ船)の船体で、この船体1に
T字形のトロリ架台3が設置され、図示しないトロリ駆
動手段(モータ)によって走行駆動されるトロリ(運搬
台車)4がこのトロリ架台3の水平面上を、土砂運搬船
1上の位置(以下、すくい位置という)Aと、作業船2
のホッパー5上の位置(以下、排土位置という)Bとの
間で横行移動する。
【0006】図中、6はトロリ4に設けられたウィンチ
によって上げ下げされる吊りロープ、7はこの吊りロー
プ6に吊下げられたバケット、8はバケット7からホッ
パー5に投入された土砂を陸上に運ぶベルトコンベアで
ある。
【0007】このような作業船搭載クレーンにおいて
は、船体2が風や波等の外乱の影響を受けて動揺するた
め、この船体2の動揺によってトロリ4に鉛直および水
平両方向の加速度成分が加わり、この加速度成分によっ
てバケット7の見かけ上の重力加速度が変化してバケッ
ト7の固有周期が変化する等、バケット7の振れ止め制
御を行うための目標加速度に影響を与える。
【0008】従って、このような外乱の影響を加味しな
い従来の運転方法によると、吊荷(バケット、以下同
じ)7の振れ止め制御が正確に行われず、すくい、排土
両位置A,Bで吊荷7の振れが残ってしまう。
【0009】この結果、すくい、排土両位置A,Bで吊
荷7の振れが収まるまで待たなければならないため、こ
のロスタイムによって作業時間が長くなり、荷役作業の
効率を低下させることとなっていた。
【0010】そこで本発明は、船体の揺れを加味した正
確な振れ止め制御を行うことができる作業船搭載クレー
ンの自動運転方法および同装置を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明(自動運
転方法)は、作業船に設置されたトロリ架台上をトロリ
がトロリ駆動手段によって横移動し、このトロリから吊
下げられた吊りロープにより荷を吊り上げて搬送するよ
うに構成された作業船搭載クレーンにおいて、作業船の
船体の揺れを検出し、トロリを目標停止位置で吊荷の振
れを残さずに停止させるために求めた加速度パターン
に、検出された船体の揺れによってトロリに作用する加
速度成分による補正を加え、この補正された加速度パタ
ーンに従って上記トロリ駆動手段を制御するものであ
る。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の方法におい
て、吊りロープの長さによって決まる吊荷の固有周期に
基づく最短時間制御法によって基本加速度パターンを求
め、この基本加速度パターンに従ってトロリ駆動手段を
制御することによって得られる吊荷の振れ角度について
の位相平面軌跡をもとに、船体の揺れに関係なく吊荷が
この位相平面軌跡を描くための補正加速度パターンを求
め、さらにこの補正加速度パターンに上記船体の揺れに
よる加速度成分による補正を加えて、トロリ駆動手段を
制御するための加速度パターンとするものである。
【0013】請求項3の発明(自動運転装置)は、作業
船に設置されたトロリ架台上をトロリがトロリ駆動手段
によって横移動し、このトロリから吊下げられた吊りロ
ープにより荷を吊り上げて搬送するように構成された作
業船搭載クレーンにおいて、上記吊りロープの長さを検
出するロープ長検出手段と、上記トロリの横行位置を検
出するトロリ横行位置検出手段と、作業船の船体の傾斜
角度を検出する船体傾斜角度検出手段と、これら各検出
手段からの検出信号に基づいて上記トロリ駆動手段を制
御する制御手段とを具備し、この制御手段は、(i) 上
記トロリ横行位置検出手段によって検出されトロリの横
行位置と、上記船体傾斜角度検出手段によって検出され
た船体傾斜角度とを用いてトロリの絶対座標における水
平および鉛直両方向位置を求めるトロリ位置演算手段、
(ii) 上記トロリ横行位置検出手段によって検出された
トロリの横行位置と、上記船体傾斜角度検出手段によっ
て検出された船体傾斜角度とを用いて船体の揺れによる
トロリの鉛直方向の加速度を求める鉛直方向加速度演算
手段、(iii) 上記ロープ長検出手段によって検出され
るロープ長によって決まる吊荷の固有周期をもとにし
て、トロリを目標停止位置で吊荷の振れを残さずに停止
させるためのトロリの加速度パターンを求める加速度パ
ターン演算手段、(iv) この加速度パターン演算手段に
よって求められた加速度パターンに、さらに上記船体の
揺れによる加速度成分による補正を加える補正手段を具
備するものである。
【0014】請求項4の発明は、請求項3の構成におい
て、加速度パターン演算手段は、吊荷の固有周期をもと
にした最短時間制御法によって時系列に対して加速度を
切換える基本加速度パターンを求めるとともに、この基
本加速度パターンに従ってトロリ駆動手段を制御するこ
とによって得られる吊荷の振れ角度についての位相平面
軌跡を求め、船体の揺れによる吊荷の固有周期の変化に
関係なく吊荷がこの位相平面軌跡を描くための補正加速
度パターンを出力するように構成されたものである。
【0015】上記方法および装置によると、トロリを目
標停止位置で吊荷の振れを残さずに停止させるために求
められた加速度パターン(請求項2の方法および請求項
4の装置では、吊荷の固有周期によって決まる時間より
も短い時間内でトロリを停止させる最短時間制御法によ
って求められる)に、船体の揺れによる加速度成分を加
味した補正を加え、この補正後の加速度パターンに従っ
てトロリを運転するため、正確な振れ止め制御を行うこ
とができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図1〜図6に
よって説明する。
【0017】図1は図7の作業船をモデル化した図であ
って、風や波等の外乱によって船体2が動揺した状態を
示している。図中の各符号は次の各物理量を示す。
【0018】M:トロリの質量、m:吊荷7の質量、
θ:η軸方向に対する吊荷の振れ角度、L:ロープ長、
XM,YM:XY座標系(絶対座標系)でのトロリ位置、
Xm,Ym:XY座標系での吊荷位置、ξ:ξ軸上での
トロリ位置、O:船体重心位置(XY座標の原点)、η
ドット:Q点でのη軸方向の速度、α:船体設計仕様上
での船体重心位置OからQ点までの距離一方、図2は、
公知の最短時間制御法、すなわち吊荷の固有周期(ロー
プ長によって決まる)に基づいて求められる停止所要時
間よりも短い時間で、吊荷の振れを抑えながら停止させ
る制御方法によって導出される基本の加速度パターンを
示している。
【0019】同図中、時間軸である横軸の上側は加速区
間、下側は減速区間をそれぞれ示し、最初の加速区間イ
で図7のすくい位置Aからの移動を開始して時間t1後
に減速し(区間ロ)、時間t2後に時間t3の2回目加
速区間ハに入り、時間t4の等速区間ニを経て、時間t
5の2回目減速区間ホに移り、3回目加速区間ヘ(時間
t6)の後、最終減速区間トで時間t7の減速を行って
目標停止位置に停止する。
【0020】なお、すくい位置Aで吊荷7の振れはない
ものとする。
【0021】また、吊りロープ6は、図7のすくい位置
Aで最長となり、土砂をすくい取った後、トロリ4の排
土位置Bに向けての横行開始とともに一定速度で巻上げ
られて最短長さとなる(図3参照)。
【0022】図2の加速度パターンに従ってトロリ4を
運転することによって得られる吊荷7の振れ角度につい
ての位相平面を考えると、図4のようになる。
【0023】すなわち、トロリ4を図2の加速度パター
ンですくい位置Aから排土位置Bに向けて移動開始させ
た場合、横軸に吊荷7の振れ角速度、縦軸に吊荷7の振
れ角度をとった吊荷7の位相平面上の点は、最初の加速
区間イで原点(位置0、荷振れ0)Oから点P1に移行
し、最初の減速区間ロで点P2,二回目加速区間ハで原
点Oに戻る。
【0024】次に、等速区間ニでは加速度0となってト
ロリ4が等速で移動し、減速区間ホで点P3、加速区間
ヘで点P4に達し、最後の減速区間トの終了時点で再び
原点Oに戻る。
【0025】従って、図2の加速度パターンに従ってト
ロリ4を運転することにより、吊荷の固有周期によって
決まる時間よりも短い時間での振れ止め制御が可能とな
る。
【0026】図4においてψ1〜ψ7は各加速または減
速区間イ〜トによって吊荷7の位相平面軌跡が描く各領
域(O−P1,P1−P2,P2−O,O−P3,P3
−P4,P4−O)の角度を示し、次の数1〜数7によ
って表される。
【0027】
【数1】
【0028】
【数2】
【0029】
【数3】
【0030】
【数4】
【0031】
【数5】
【0032】
【数6】
【0033】
【数7】
【0034】数1〜数4中、L0はロープ長初期値、数
5〜数7中、LMINは最短ロープ長である。
【0035】また、図4中のφ0(−φ0)は吊荷7の
振れ中心を意味する。この吊荷振れ中心とは、吊荷7の
重力と、トロリ4に水平方向に加わる力の合力の線であ
り、停止時には吊荷中心を通る鉛直線となり、トロリ4
にたとえば右向きの加速度が加わると、この加速度の大
きさに応じて右向きに傾く。
【0036】この吊荷振れ中心φ0は次の数8で表され
る。
【0037】
【数8】
【0038】これに対し、船体2が風や波等の外乱によ
って図1のように動揺し、クレーン全体に鉛直方向(図
1のY軸方向)の加速度変化が加わると、数9のように
なる。
【0039】
【数9】
【0040】但し、吊荷7の振れ角度はあまり大きくな
いものとし、φ0<<1とする。
【0041】そこで、外乱(加速度変化)が存在する場
合でも、数8=数9により、次の数10が導出され、
【0042】
【数10】
【0043】この数10を満たすようなX軸方向への加
速度を加えることにより、吊荷7の振れ中心を絶対座標
系(XY座標系)で一定に保つことができる。
【0044】一方、吊荷7の固有周期は、外乱が存在し
ない場合は数11で表され、ロープ長の変化に対する変
化しかしない。
【0045】
【数11】
【0046】これに対し、外乱(Y軸方向の加速度変
化)が存在する場合は、固有周期は数12で表され、外
乱の大きさに応じて変化する。
【0047】
【数12】
【0048】従って、外乱がない条件下で設定した加速
度切換時間t1〜t7を用いて時系列で加速度を切換え
ても吊荷7の振れ止め制御は的確に行えない。
【0049】そこで、トロリ4に加える加速度パターン
についても、図2に示すように時系列(t1〜t7)で
切換えていくのではなく、図4と数1〜数7をもとに、
図5に示すように吊荷7の振れ角度についての位相平面
軌跡(図4)における各領域の角度ψ1〜ψ7に対して
切換える。
【0050】つまり、船体2の動揺による吊荷の固有周
期(停止所要時間)の変化に関係なく、吊荷7の振れ角
度についての位相平面が図4の軌跡を描くように加速度
を切換えることにより、吊荷7の振れ止め制御を確保す
ることができる。
【0051】図5中、Iは角度ψ1での最初の加速区
間、IIは角度ψ2での最初の減速区間、IIIは角度ψ3
での2回目加速区間、IVは角度ψ4での等速区間、Vは
角度ψ5での2回目減速区間、VIは角度ψ6での三回目
加速区間、VIIは角度ψ7での三回目(最終)減速区間
である。
【0052】なお、図2の加速度a1はトロリ4を実際
に走行させるのに無理のない値に設定される。また、図
5の加速度a2は次の数13により決定する。
【0053】
【数13】
【0054】但し、VMODELは外乱のない条件下で設定
したトロリ4の最大目標速度、VREALは外乱が存在する
場合の実際の定常速度のX軸方向成分(角度ψ4での等
速区間IVの最後でのX軸方向速度成分)である。
【0055】以上のような制御を行う制御系の構成を図
6に示す。
【0056】トロリ4および船体2を含むクレーン系の
動きを検出する手段として、トロリ4の横行位置ξを検
出するトロリ位置検出手段11と、外乱による船体傾斜
角度δを検出する船体傾斜角度検出手段12と、図1の
Q点でのη軸方向の速度ηドットを検出するη軸方向速
度検出手段13と、ロープ長Lを検出するロープ長検出
手段14とが設けられ、これら各検出手段11,12,
13,14からの検出信号がコントローラCに入力され
る。
【0057】コントローラCは、トロリ位置、船体傾斜
角度、η軸方向速度各検出手段11,12,13からの
検出信号に基づいてトロリ4のX座標位置を演算するト
ロリX座標位置演算部15およびトロリY座標位置演算
部16を具備し、この両演算部15,16においてトロ
リX座標位置XMおよびY座標位置YMがそれぞれ数1
4,15によって求められる。
【0058】
【数14】
【0059】
【数15】
【0060】なお、数13,14における船体重心の移
動量αcは数16によって求められる。
【0061】
【数16】
【0062】次に、Y軸方向加速度演算部17におい
て、トロリY座標位置演算部16で求められたトロリ4
のY座標位置YMを二階微分してY軸方向加速度が演算
された後、ψ演算部18において、上記Y軸方向加速度
と、ロープ長検出手段14によって検出されたロープ長
とを用いて吊荷7の位相平面での変化ψが算出され、こ
の位相平面での変化ψとロープ長信号とが加速度演算部
19に送られる。
【0063】この加速度演算部19は、基本加速度演算
部20と補正加速度演算部21とを具備し、基本加速度
演算部20において、ロープ長Lによって決まる吊荷7
の固有周期に基づいて図2の時系列で切換わる基本加速
度パターンが求められる。
【0064】次いで、補正加速度演算部21では、ψ演
算部18で算出されたψを用いて、上記基本加速度パタ
ーンを、船体動揺に関係なく図4の位相平面軌跡を描く
ような各角度ψ1〜ψ7で切換わる補正加速度パターン
に切換え、これを加速度補正演算部22に送る。
【0065】この加速度補正演算部22では、Y軸方向
加速度演算部17で求められたトロリ4のY軸方向加速
度成分を用いて、上記補正加速度パターンに船体動揺に
伴う補正を加える。
【0066】さらに、X軸方向目標速度変換部23にお
いて、上記補正された加速度が積分演算され、XY座標
におけるX軸方向のトロリ4の目標速度が算出される。
【0067】一方、前記したトロリX座標位置演算部1
5で求められたトロリ4のX座標位置を用いてX軸方向
速度演算部24でトロリ4のX軸方向速度が求められ、
このX軸方向速度と、X軸方向目標速度変換部23で求
められたX軸方向目標速度とが比較され、PI演算部2
5でこれらの偏差に対する比例積分演算が行われ、この
演算値に応じたトロリ駆動指令がトロリ駆動手段26に
入力される。
【0068】こうして、トロリ4が船体2の動揺に応じ
た加速度で横行移動し、目標停止位置で吊荷7の振れが
残らない振れ止め制御を含んだ自動運転が行われる。
【0069】ところで、上記実施形態では、ロープ長検
出手段14によって検出されたロープ長ごとに基本加速
度パターンを求め、これを補正加速度パターンに変換す
るようにしたが、コントローラCに演算処理能力の低い
簡易なCPUを用いる場合には、演算量を減らすため
に、ロープ長を複数通り長さ区間に分けるとともに、こ
の複数通りのロープ長区間ごとに予め時系列の基本加速
度パターン、あるいはさらにψに対して変換された補正
加速度を用意しておき、ロープ長検出情報に基づいて使
用する加速度パターンを出力するように構成してもよ
い。
【0070】また、上記実施形態では、バケット7によ
って土砂の陸揚げを行うリクレーマ船搭載クレーンを例
にあげたが、本発明はフックによって積荷の陸揚げを行
う貨物船搭載クレーン等にも上記同様に適用することが
できる。
【0071】
【発明の効果】上記のように本発明によるときは、作業
船搭載クレーンにおいて、作業船の船体の揺れを検出
し、トロリを目標停止位置で吊荷の振れを残さずに停止
させるために求められた加速度パターンに、検出された
船体の揺れによってトロリに作用する加速度成分による
補正を加え、この補正後の加速度パターンに従って上記
トロリを自動運転するため、船体の動揺にかかわらず正
確な振れ止め制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図7の作業船搭載クレーンをモデル化した図で
ある。
【図2】吊荷の固有周期に基づいて求められる基本加速
度パターンを示す図である。
【図3】吊りロープがロープ長初期値と最短ロープ長と
の間で一定速度で巻上げられることを示す図である。
【図4】図2の基本加速度パターンによって吊荷の振れ
角度についての位相平面が描く軌跡を示す図である。
【図5】基本加速度パターンを、図4の位相平面軌跡に
おける各領域の角度ψ1〜ψ7で切換える加速度パター
ンに変換した図である。
【図6】本発明の制御に用いられる制御系の構成を示す
ブロック構成図である。
【図7】本発明の適用例である作業船(リクレーマ船)
搭載クレーンの概略構成図である。
【符号の説明】
2 作業船の船体 3 トロリ架台 4 トロリ 6 吊りロープ 7 バケット(吊荷) 11 トロリ位置検出手段 12 船体傾斜角度検出手段 14 ロープ長検出手段 C コントローラ(制御手段) 15 トロリX座標位置演算部 16 トロリY座標位置演算部 17 Y軸方向加速度演算部 19 加速度パターン演算部 20 加速度パターン演算部における基本加速度演算部 21 補正加速度演算部 22 加速度補正演算部 23 加速度パターンに基づいてX軸方向の目標速度を
演算するX軸方向目標速度演算部 24 トロリのX軸方向位置からX軸方向の速度を演算
するX軸方向速度演算部 25 これらの偏差に応じた比例積分演算を行うPI演
算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 一弘 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所高砂製作所内 (72)発明者 中村 隆俊 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所高砂製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業船に設置されたトロリ架台上をトロ
    リがトロリ駆動手段によって横移動し、このトロリから
    吊下げられた吊りロープにより荷を吊り上げて搬送する
    ように構成された作業船搭載クレーンにおいて、作業船
    の船体の揺れを検出し、トロリを目標停止位置で吊荷の
    振れを残さずに停止させるために求めた加速度パターン
    に、検出された船体の揺れによってトロリに作用する加
    速度成分による補正を加え、この補正された加速度パタ
    ーンに従って上記トロリ駆動手段を制御することを特徴
    とする作業船搭載クレーンの自動運転方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の作業船搭載クレーンの自
    動運転方法において、吊りロープの長さによって決まる
    吊荷の固有周期に基づく最短時間制御法によって基本加
    速度パターンを求め、この基本加速度パターンに従って
    トロリ駆動手段を制御することによって得られる吊荷の
    振れ角度についての位相平面軌跡をもとに、船体の揺れ
    に関係なく吊荷がこの位相平面軌跡を描くための補正加
    速度パターンを求め、さらにこの補正加速度パターンに
    上記船体の揺れによる加速度成分による補正を加えて、
    トロリ駆動手段を制御するための加速度パターンとする
    ことを特徴とする作業船搭載クレーンの自動運転方法。
  3. 【請求項3】 作業船に設置されたトロリ架台上をトロ
    リがトロリ駆動手段によって横移動し、このトロリから
    吊下げられた吊りロープにより荷を吊り上げて搬送する
    ように構成された作業船搭載クレーンにおいて、上記吊
    りロープの長さを検出するロープ長検出手段と、上記ト
    ロリの横行位置を検出するトロリ横行位置検出手段と、
    作業船の船体の傾斜角度を検出する船体傾斜角度検出手
    段と、これら各検出手段からの検出信号に基づいて上記
    トロリ駆動手段を制御する制御手段とを具備し、この制
    御手段は、 (i) 上記トロリ横行位置検出手段によって検出されト
    ロリの横行位置と、上記船体傾斜角度検出手段によって
    検出された船体傾斜角度とを用いてトロリの絶対座標に
    おける水平および鉛直両方向位置を求めるトロリ位置演
    算手段、 (ii) 上記トロリ横行位置検出手段によって検出された
    トロリの横行位置と、 上記船体傾斜角度検出手段によって検出された船体傾斜
    角度とを用いて船体の揺れによるトロリの鉛直方向の加
    速度を求める鉛直方向加速度演算手段、 (iii) 上記ロープ長検出手段によって検出されるロー
    プ長によって決まる吊荷の固有周期をもとにして、トロ
    リを目標停止位置で吊荷の振れを残さずに停止させるた
    めのトロリの加速度パターンを求める加速度パターン演
    算手段、 (iv) この加速度パターン演算手段によって求められた
    加速度パターンに、さらに上記船体の揺れによる加速度
    成分による補正を加える補正手段を具備することを特徴
    とする作業船搭載クレーンの自動運転装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の作業船搭載クレーンの自
    動運転装置において、加速度パターン演算手段は、吊荷
    の固有周期をもとにした最短時間制御法によって時系列
    に対して加速度を切換える基本加速度パターンを求める
    とともに、この基本加速度パターンに従ってトロリ駆動
    手段を制御することによって得られる吊荷の振れ角度に
    ついての位相平面軌跡を求め、船体の揺れによる吊荷の
    固有周期の変化に関係なく吊荷がこの位相平面軌跡を描
    くための補正加速度パターンを出力するように構成され
    たことを特徴とする作業船搭載クレーンの自動運転装
    置。
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WO2015113400A1 (zh) * 2014-01-28 2015-08-06 珠海三一港口机械有限公司 钢丝绳摇摆检测装置及起重机械
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