JPH10330107A - 高充填性炭素質粉末の製造方法 - Google Patents
高充填性炭素質粉末の製造方法Info
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- JPH10330107A JPH10330107A JP9141502A JP14150297A JPH10330107A JP H10330107 A JPH10330107 A JP H10330107A JP 9141502 A JP9141502 A JP 9141502A JP 14150297 A JP14150297 A JP 14150297A JP H10330107 A JPH10330107 A JP H10330107A
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Abstract
適に用いられる高充填性の炭素質材料を提供する。 【解決手段】炭素質粉末を力学的エネルギーを加えるこ
とで、処理前後の見かけ密度比を1.1以上、処理前後
のメジアン径比が1以下となることを特徴とする高充填
性炭素質粉末の製造方法。
Description
製造方法に関する。
鋼、非鉄金属、化学、ガラス、機械、精密機器、原子力
など多くの産業分野で、導電材料、耐熱材料、潤滑剤、
機械部品等として広く利用されている。例えば黒鉛をプ
ラスチック用の潤滑用フィラー又は導電性フィラーとし
て用いる場合、その形状が板状であるため、プラスチッ
クの流動性が悪く、平滑な成形体表面及び均一な内部ひ
ずみが得られなかったが、黒鉛が球形化処理されていれ
ば、このような問題が解決される可能性がある。さらに
実際の利用にあたっては、炭素および黒鉛材料は、一定
の形状に成型されてから利用されることが多い。通常、
コークス、人造黒鉛、天然黒鉛などの骨材(フィラー)
とフェノールなどの合成樹脂やタールピッチなど、粘結
剤(バインダー)を混和、スラリー化して、押し出しあ
るいは型込めにより圧縮成型し、再び炭化、か焼、さら
に黒鉛化して成型炭素材を製造するのが一般的である。
強度、硬度が高くかつ均一な炭素成型体は、いわゆる特
殊炭素材と呼ばれ、極限材料の一種として重用されてお
り、用途が拡大している。特殊炭素材では、成型体の見
かけ密度をいかに向上させるかが問題となる。先に述べ
た成型法では、最終的に得られる成型体に、バインダー
の揮発分だけの空隙が発生することは避けられず、成形
体の密度低下の一因となっている。見かけ密度の向上に
は、フィラーの最密充填、バインダーの炭化収率向上、
成型体内の空隙へのピッチの再含浸・再炭化、成型体内
の空隙への気相からの炭素沈着、フィラー自体に融着性
を付与、炭化時収縮の大きな熱硬化性高分子の利用、加
熱圧縮処理(ホットプレス)などの方法がある。この中
でもフィラーの最密充填をはかる方法は、成型体技術の
基本として、更なる向上が望まれている。また、フィラ
ーの充填性向上には、成型体空隙への液相、気相で炭素
原料の再含浸工程を省く効果も期待される。
新型二次電池の極板としての利用法が、改めて着目され
ている。非水電解液二次電池の極板に利用される成型体
は、成型体自体が層間環化合物を形成するため、より多
くの炭素材料が、極板という単位体積に充填されること
が、重要である。炭素質、黒鉛質粒子(炭素質、黒鉛質
及びそれらを含む複層炭素質物)は、難黒鉛化性炭素材
料に比べて結晶性が高く、真密度が高い。従って、これ
ら炭素、黒鉛類の炭素材料を用いて電極を構成すれば、
高い電極充填性が得られ、電池の体積エネルギー密度を
高めることができる。炭素、黒鉛系粉末で電極を構成す
る場合、粉末とバインダーを混合し、分散媒を加えたス
ラリーを作成し、これを集電体である金属箔に塗布し、
その後、分散媒を乾燥する方法が一般的に用いられてい
る。この際、粉末の集電体への圧着と電極の極板厚みの
均一化、極板容量の向上を目的として、更に圧縮成型を
掛ける工程を設けるのが一般的である。この圧縮工程に
より、電極の極板密度は向上し、電池の体積あたりのエ
ネルギー密度は、更に向上する。
ーとして入手可能な炭素質、黒鉛質の材料は、一般的に
その粒子形状が鱗片状、鱗状、板状である。これら炭素
質、黒鉛質粒子を上記製造工程を経て、成型体化する
と、粒子自身の充填性が不十分な為、粒子間に必要最小
限以上に多くの空隙が在留し、バインダーの使用量を低
く押さえられないため、最終的な成型体の見かけ密度も
高く得られないという問題があった。
い、粒径を小さくすることが考えられるが、炭素質粉末
の結晶構造のためか、粉砕処理後の炭素質粉末の充填性
は低下する。
的は、高充填性炭素粉末を得るための製造方法を提供す
ることである。
めに、本発明者らが鋭意検討を重ねた結果、成型体の充
填性を向上させるためには、フィラーの形状や充填性が
重要であり、炭素質粉末に力学的エネルギー処理を施す
ことで、より球状化した炭素質粉末を得、これをフィラ
ーとして用いることで、最終的に高充填性を示す、緻密
な炭素成形体が得られることを見出し、本発明に至っ
た。
な知見に基づいて、完成されたものであって、炭素質粉
末を力学的エネルギーを加えることで、処理前後の見か
け密度比を1.1以上、処理前後のメジアン径比が1以
下とすることを特徴とする高充填性炭素質粉末の製造方
法である。また、処理前の炭素質粉末の層間距離(d0
02)が0.345nm以下、結晶子サイズ(Lc)が
10nm以上であることを特徴とするものである。
アン径が、5〜50μmであり、BET法比表面積が、
25m2/g以下であることを特徴とするものである。
また、処理前後の見かけ密度比を1.1以上、処理前後
のメジアン径比が1以下となるように力学的エネルギー
処理を行った炭素質粉末を縮合多環化合物等の有機化合
物と混合した後に、該有機化合物を炭素化する複層構造
炭素粉末の製造方法である。
本発明で使用できる炭素質粉末は、天然又は人造の黒鉛
質粉末又は黒鉛化前駆体である炭素質粉末である。これ
ら処理前の炭素質、黒鉛質粉末は、特に限定されるもの
ではないが、最終的に黒鉛構造となった場合には、層間
距離(d002)が0.345nm以下、結晶子サイズ
(Lc)が10nm以上、真密度が1.9g/cc以上
であることが好ましい。真密度は2.1以上がより好ま
しく、2.2以上が更に好ましく、2.25g/cc以
上であることが最も好ましい。更に層間距離(d00
2)が0.337nm以下の方がより好ましく、0.3
36nm以下が最も好ましい。結晶子サイズ(Lc)
は、30nm以上がより好ましく、50nm以上は更に
好ましく、100nm以上であるものが特に好ましい。
炭素質粉末の結晶性は、リチウムイオンを用いた電気化
学的容量でも判別することができる、本発明に用いられ
る炭素質粉末は、充放電レートを0.2mA/cm2と
した、半電池による電気容量にして、270mAh/g
以上、好ましくは310mAh/g以上、さらに好まし
くは330mAh/g以上、特に好ましくは350mA
h/g以上であることが好ましい。すなわち、炭素六角
網面構造がある程度発達した高結晶性炭素材料であっ
て、金属イオンがインターカレーションした際に、C6
Liと表現される組成、炭素6原子に対しリチウム1原
子を収容するステージ1構造を形成できる材料であるこ
とが、特に好ましい。
れほど高くない場合は、力学的エネルギー処理後に、改
めて結晶性を高める熱処理を行うこともできる。結晶性
が低く、面配向が高度に進んでいない、構造に乱れが残
存している状態で、力学的エネルギー処理を行えば、そ
の構造故に粉砕面が比較的等方的となり、丸みを帯びた
処理物を得やすくなる。
材料としては、六角網面を面配向的に大きく成長させた
高配向黒鉛と、高配向黒鉛粒子を等方向に集合させた等
方性高密度黒鉛が挙げられる。高配向黒鉛としては、ス
リランカあるいはマダカスカル産の天然黒鉛や、溶融し
た鉄から過飽和の炭素として析出させたいわゆるキッシ
ュグラファイト、一部の高黒鉛質度の人造黒鉛が、好適
に用いられる。
昭和49年に刊行された成書、「粉粒体プロセス技術集
成」の黒鉛の項、及びNoyes Publications刊行の「HAND
BOOKOF CARBON,GRAPHITE,DIAMOND AND FULLERENES」に
従えば、その性状によって、鱗片状黒鉛(Flake Glaphi
te)、鱗状黒鉛(Crystalline(Vein) Glaphite)、土壌黒
鉛(Amorphousu Glaphite)に分けられる。黒鉛化度は、
鱗状黒鉛が100%と最も高く、次いで鱗片状黒鉛の9
9.9%であり、土壌黒鉛は28%と低い。天然黒鉛の
品質は、主な産地、鉱脈により定まるものであり、鱗片
状黒鉛(FlakeGlaphite)は、マダガスカル、中国、ブラ
ジル、ウクライナ、カナダ等に産し、鱗状黒鉛(Crysta
lline(Vein) Glaphite)は、主にスリランカに産する。
土壌黒鉛は、朝鮮半島、中国、メキシコ等を主な産地と
している。これらの天然黒鉛の中で、最終的に本発明に
てフィラーとして使用されるものとしては、土壌黒鉛は
一般に粒径が小さい上、純度が低いため、その黒鉛化
度、不純物量の低さ等により、鱗片状黒鉛、鱗状黒鉛か
ら選択されることがが好ましい。
は石炭ピッチコークスを1500〜3000℃ の温度
で、非酸化性雰囲気で加熱して製造されるもので、最終
的な熱処理後の状態で、高配向、高電気容量を示すもの
であれば、いずれも用いることができる。処理前の粒子
の大きさとしては、メジアン径で、10μm以上、好ま
しくは15μm以上、より好ましくは20μm以上、更
に好ましくは30μm以上である。処理前の粒子の大き
さに上限は特にないが、メジアン径で、好ましくは1m
m以下、より好ましくは500μm以下、更に好ましく
は250μm以下、特に好ましくは200μm以下であ
る。
状、粒子間相互作用力の程度等に左右される。充填構造
を定量的に議論する指標としては、見かけ密度や充填率
が使用される。見かけ密度は、単位充填体積あたりの質
量を示し、かさ度とも呼ばれる。 見かけ密度=充填粉体の質量/粉体の充填体積 本発明では、処理前後の見かけ密度比を1.1以上、処
理前後のメジアン径比が1以下となるように力学的エネ
ルギー処理を行う。この様に、力学的エネルギーを加
え、炭素質粉末の充填性を改良するのは、緻密な炭素材
料を得るためである。
は、処理前のタップ密度を分母とし、処理後のタップ密
度を分子とした、処理前後のタップ密度比のことであ
る。タップ充填挙動を表す式としては、様々な式が提案
されている。その一例として、次式、ρ−ρn=A・ex
p(−k・n)を挙げることができる。ここで、ρは充
填の終局における見かけ密度、ρnはn回充填時の見か
け密度、k及びAは定数である。本発明の見かけ密度
(タップ密度)とは、20ccセルへの1000回タッ
プ充填時の見かけ密度(ρ1000)を終局の見かけ密度ρ
と見なしたものを指す。
ザー式粒径分布測定機で測定した、処理前のメジアン径
を分母とし、処理後のメジアン径を分子とした体積基準
粒径分布のメジアン径比のことである。レーザー式粒径
測定の測定原理は、形状に異方性のある粒子でも等方的
に平均化し、実質的に球として換算した粒子径分布が得
られる。
と粒子の間にできる空隙に内接する様により小さな粒子
を充填すると良いことが知られている。すなわち、粉末
粒子群の中の一つ粒子(着目粒子)に接触している粒子
の個数(配位数n)が多いほど、充填層の空隙の占める
割合は低下する。すなわち、充填率に影響を与える因子
は、粒子の大きさの比率と組成比、すなわち、粒径分布
が重要である。
粒子群で行われたものであり、本発明で取り扱われる処
理前の炭素質、黒鉛質粒子は、鱗片状、鱗状、板状であ
り、このまま、単に分級等だけで粒径分布を制御して、
充填率を高めようと試みても、それほどの高充填状態を
生み出すことはできない。
にシフトすれば、配位数が増加して、空隙率が低下、結
果として充填性が向上することも期待できるはずであ
る。しかし、現実の鱗片状、鱗状、板状の炭素質、黒鉛
質粉末の粒子径と充填性の関係を整理すると、粒子径が
小さくなるほど充填性が悪化する傾向にある。すなわ
ち、粒径が小さくなるほど、充填性は低下している。つ
まり、期待したほどの配位数の増加は起こらなかったこ
とになる。これは、黒鉛質粉末粒子の表面に「ささく
れ」や「はがれかけ」、「折れ曲がり」とも呼べる、突
起物状の黒鉛質微粒子が、ある程度の強度で接続されて
おり、これらが、隣接粒子との接点を著しく減少させて
いると考えられる。
く、メジアン径もほぼ等しい炭素質粒子では、形状が球
状であるほど、見かけ密度(タップ密度)が高い値を示
すことが確認されている。すなわち、粒子の形状に丸み
を帯びさせ、球状に近づけることが重要である。粒子形
状が球状に近づけば、粉末の充填性も、同時に大きく向
上する。
形体断面でのSEM観察、液中に分散させた数千個の粒
子の画像を1個づつCCDカメラを用いて撮影し、その
平均的な形状パラメータを算出することが可能なフロー
式粒子像解析、液中での沈降速度、BET比表面積、粒
子径分布から演算される球換算比表面積、及び両比表面
積の比率などを用いた。
の指標に粉体の見かけ密度を採用している。処理後の粉
粒体の充填性が処理前に比べ上昇している場合は、用い
た処理方法により、粒子が球状化した結果と考えること
ができる。処理前後の見かけ密度比は、1.1以上、好
ましくは1.3以上、より好ましくは、1.4以上、更
に好ましくは1.7以上である。
以上であることが好ましいが、メジアン径に応じてその
好ましい値が異なる。メジアン径をBμmとすると、B
が40以下の場合は、下式により定められるA値に対
し、測定された見かけ密度が、A値より大であること
が、好ましい。 A=−0.012+3.29×10-2×B−5.41×
10-4×B2 Bが40以上の場合は、見かけ密度は、0.6g/cc
以上のものが好ましい。特に全メジアン径領域におい
て、0.65g/cc以上であることがより好ましく、
0.7g/cc以上であることが特に好ましい。ここで
いう見かけ密度は、測定手法により絶対値が若干異なる
が、タップ法により求めたものであり、川北の式に基づ
くものである。
は、処理前後の粉粒体のメジアン径比が1以下となるよ
うに粒子サイズを減ずると同時に、形状を制御するもの
であり、粉砕、分級、混合、造粒、表面改質、反応など
の粒子設計に活用できる工学的単位操作の中では、粉砕
処理に属するものである。粉砕とは、物質に力を加え
て、その大きさを減少させ、物質の粒径や粒度分布、充
填性を調節することを指す。粉砕処理は、物質へ加わる
力の種類、処理形態により分類される。ここで、力の種
類は、たたき割る力(衝撃力)、押しつぶす力(圧縮
力)、すりつぶす力(摩砕力)、削りとる力(剪断力)
の4つに大別される。一方、処理形態は、粒子内部に亀
裂を発生、伝播させていく体積粉砕と粒子表面を削り取
っていく表面粉砕の二つに大別される。体積粉砕は、衝
撃力、圧縮力、剪断力により進行し、表面粉砕は、摩砕
力、剪断力により進行する。粉砕とは、これら被粉砕物
に加えられる力の種類、処理形態が、様々な比率で組合
わされた処理のことである。
体積膨張を用いる場合もあるが、粉砕機など、機械装置
を用いて処理するのが通常、一般的である。これら、力
の加え方と処理形態の組み合わせで分類される粉砕処理
は、その処理の目的に応じて、使い分けられている。本
発明で用いられる粉砕処理とは、粉砕の進行途上での体
積粉砕の有無に関わらず、最終的に表面処理の占める割
合が高く行われる処理が好ましい。つまり、粉砕処理の
初期段階では、メジアン径の減少がおきるが、その段階
がある程度進行した後は、粒子径の変化率が小さくな
り、逆に表面粉砕が進行し、被処理物の表面から、角が
とれるようにして粉砕が進行する処理が好ましい。ある
いは、弱い表面粉砕が進行し、粒子サイズはほぼ一定の
まま、粒子形状が変化し、丸みを帯びた粉粒体の得られ
る処理が好ましい。
に行った場合は、充填性が向上せず、粒子形状も粒子サ
イズが減ずるのみで、形状に大きな変化を観察すること
はできなかった。これは、本発明で用いられる黒鉛質粉
末粒子が、鱗片状、鱗状、板状の形態を有する為と考え
られる。工業的に入手し得る黒鉛材料は、多結晶体であ
る。しかし、材料中の黒鉛微結晶は、ある特定の方向に
整列して存在しやすい為に、やはり各種の性質におい
て、かなりの異方性を有する。力学的強度も異方性の現
れる性質の一つであり、鱗片状、鱗状、板状の形態を有
する黒鉛質粉末粒子は、底面に平行に劈開しやすい性質
を示す。従って、積極的に体積粉砕を行う処理では、劈
開を伴いながら、粒子径を減じるため、粒子形状に丸み
を導入することは難しい。
ことが好ましい。造粒がおきている場合はメジアン径比
が1以上となり、かつ見かけ密度も上昇する。しかし、
造粒された粉粒体は、最終的に成形する過程で元の処理
前の状態に戻ることが十分予想され、好ましくない。炭
素質、黒鉛質粉末粒子の角が取れて、粒子形状に丸みを
導入するには、表面粉砕が行われることが重要である
が、この為には処理を行う装置種類の選定とその装置の
持つ粉砕能力の見極めが重要である。前者は、被粉砕物
に与える粉砕力の種類により、装置種類を選び出すこと
であり、後者は装置機種毎に存在する粉砕力の限界(粉
砕限界)を利用することである。
粉砕が進行する装置機種が有効であることが、発明者ら
の検討で明らかとなっている。表面粉砕を進行させる装
置としては、まず、ボールミルや振動ミル、媒体撹拌ミ
ルなどの粉砕メディアを使用する装置が好ましい。これ
らの機種では、摩砕力と剪弾力中心の粉砕を行われてい
ると考えられ、角を取るような粉砕を行うことができ
る。湿式粉砕も乾式粉砕と同様に好ましい。具体的な装
置名を一例として挙げるとすれば、中央化工機(株)社
製の振動ミルやボールミル、岡田精工(株)社製のメカ
ノミル、(株)栗本鉄工所社製の乾式・湿式両用の媒体
撹拌ミルなどが挙げられる。次に表面粉砕を行うことが
できる装置として、回転する容器と容器内部に取り付け
られたテーパーの間を、処理物が通過することで、回転
する容器とテーパーとの速度差に起因する圧縮力と剪断
力が、処理物に加えられる機種が好ましい。これらの装
置は、元来、2種以上の粉体を複合化し、粉体の表面改
質を行うための装置であるが、剪断力が強く加わる装置
であるために、粉体の充填性の向上、すなわち粒子に丸
みを帯びさせることができたものと考えられる。具体的
な装置名を一例として挙げるとすれば、(株)徳寿工作
所社製のシータ・コンポーザ、ホソカワミクロン(株)
社製のメカノフュージョンシステムなどが挙げられる。
し、体積粉砕が進行する粒子径としては、最下限界領域
のことである。すなわち、粒子径が小さくなり、衝突確
率が低下し、粒子の自重も小さくなるため、衝突しても
大きな応力を発生せず、体積粉砕が進行しなくなる粒子
径領域のことである。この領域では、体積粉砕に代わ
り、表面粉砕が行われ、処理後の粉体の充填性は、メジ
アン径を大きく変えないままに、充填性のみを向上させ
る。この粉砕限界を利用するには、1回の粉砕処理でも
行えるが、処理装置を通過した粉砕物を再び処理装置に
投入することが好ましい。さらに分級機構を内蔵してい
る装置も好ましい。分級機構を粉砕処理装置に接続し
て、処理物を循環させることは、複数回の粉砕を確実に
することから、更に好ましい。繰り返し処理回数は、1
回以上で、3回以上でより好ましく、4回以上が特に好
ましい。高速回転式ミルは、本来、衝撃力と圧縮力、剪
断力を組み合わせることで体積粉砕を行う機械式粉砕器
である。好ましい装置条件は、衝撃力を押さえ、剪断力
を強める条件であるが、処理を繰り返すことで、処理物
の粒子径領域は、装置固有の粉砕限界に到達し、表面粉
砕が主に行われるようになる。あるいはバッチ式の処理
装置を使用し、長時間処理を行っても、同様の効果を確
実に得ることができ、これも更に好ましい。
を利用しさえすれば、体積粉砕を進行させることを中心
に設計された処理装置でも、表面粉砕を進行させること
が可能であり、充填性の改良された処理物を得ることが
可能なことを見いだした。このような処理としては、高
速で回転するロータとその周囲に設けられたステータと
から成り立っている高速回転式ミルを、使用することが
好ましい。さらに衝撃力が大きく加わらないように、ロ
ータの回転数を低く押さえて運転することがより好まし
い。更にロータには板状のブレードを取り付けて使用
し、ロータとステータの間隙には、衝撃粉砕が発生しに
くい様に、一定以上の隙間を空けることが好ましい。具
体的な装置名を一例として挙げるとすれば、日本ニュー
マチック工業(株)社製のファインミル、ターボ工業
(株)社製のターボミルなどが挙げられる。
ば、いかなる装置種を用いても、表面粉砕が進行し、角
に丸みを帯びた、充填性の向上した処理物が得られるわ
けではない。(株)産業技術センターから昭和49年に
刊行された成書、「粉粒体プロセス技術集成」の黒鉛の
項によれば、摩擦粉砕型による処理を行えば、黒鉛は扁
平になりやすく、流体エネルギー型の粉砕を行えば粒子
同士の摩擦が増えるためか、粒子の角がとれた丸みのあ
る形状のものが得られるとの記述がある。しかし、発明
者らの検討の結果、流体エネルギー型の粉砕機では、目
的粒子径である5〜50μの範囲では、充填性の高まっ
た粉体を得ることはできなかった。これは、流体エネル
ギー型粉砕機が、音速に近い気流中で粒子に衝撃を与え
ることを粉砕原理としているため、粉砕力が強すぎた為
と考えられる。
断力を被処理物に連続的に与え続けることができる装置
として、特定の構造を有する混合装置が、表面粉砕装置
として適当であることを見いだした。特定の構造を有す
る混合装置としては、内部に1本のシャフトとシャフト
に固定された複数のすき状又は鋸歯状ののパドルが、位
相を変えて複数配置された処理室を有し、その内壁面は
パドルの回転の最外線に沿った円筒型に形成されその隙
間を最小限とし、パドルはシャフトの軸方向に複数枚配
列され、更に装置内壁面には、高速で回転するスクリュ
ー型解砕砕翼が、1段あるいは多段に1個あるいは複数
個設置された構造の混合装置を挙げることができる。被
処理物は、スクリュー型解砕機により剪断力を受けると
同時に、パドルの回転により、壁面への圧縮力を受け
る。剪断力と圧縮力を与える構造は、本来は混合機であ
るにも関わらず、本発明者らが好ましいと考える表面粉
砕機構に合致した構造を有する。具体的な装置名を一例
として挙げるとすれば、松坂技研(株)社製のレーディ
ゲミキサー、太平洋機工(株)社製のプローシェアーミ
キサなどが挙げられる。
満で結晶性がそれほど高くない場合は、上述の力学的エ
ネルギー処理後に、改めて結晶性を高める熱処理を行う
ことが好ましい。熱処理は好ましくは2000℃以上、
より好ましくは2500℃以上、最も好ましくは280
0℃以上で行うのがよい。
素質あるいは黒鉛質粉末のメジアン径は、5〜50μ
m、好ましくは、10〜50μm、更に好ましくは10
〜25μm、特に15〜25μmの範囲にあることが好
ましい。10μm以下の微粉量は、体積基準粒子径分布
で、25%以下であり、、好ましくは17%以下、更に
好ましくは14%以下、より更に好ましくは12%以下
である。処理後の黒鉛質粒子のBET法比表面積は、
0.5m2/g以上25.0m2/g以下であり、好まし
くは2.0m2/g以上10.0m2/g以下、より好ま
しくは3.0m2/g以上7.0m2/g以下、更に好ま
しくは3.5m2/g以上5.0m2/g以下である。粒
子径とBET比表面積の両立を図る方法として、分級操
作による比表面積の制御がある。分級操作による微粉除
去を行うことで、比表面積を効果的に減少させることが
できる。また、アルゴンイオンレーザー光を用いたラマ
ンスペクトル分析において1580〜1620cm−1
の範囲にピークPA(ピーク強度IA)および1350
〜1370cm−1の範囲にピークPB(ピーク強度I
B)の強度比R=IB/IAが0.0以上0.7以下、
1580〜1620cm-1の範囲のピークの半値幅が2
8cm-1以下であることが好ましい。また、ラマンスペ
クトルの強度比Rは0.5以下がより好ましく、0.3
以下が最も好ましい。1580〜1620cm-1の範囲
のピークの半値幅は26cm-1以下がより好ましく、2
4cm-1以下が最も好ましい。また、全粒子を対象とし
た平均円形度(粒子面積相当円の周囲長を分子とし、撮
像された粒子投影像の周囲長を分母とした比率で、粒子
像が真円に近いほど1となり、粒子像が細長いあるいは
デコボコしているほど小さい値になる)は0.940以
上となるものが好ましい。更に、円相当径による粒径分
布に基づいて、メジアン径15μm以上の粒子のみを対
象とするように制限を加えた15μm制限平均円形度が
0.850以上であるものが、より好ましい。なお、円
相当径とは、撮像した粒子像と同じ投影面積を持つ円
(相当円)の直径であり、円形度とは、相当円の周囲長
を分子とし、撮像された粒子投影像の周囲長を分母とし
た比率である。
の炭素質あるいは黒鉛質粉末を焼成工程により炭素化す
る有機化合物と混合した後に、該有機化合物を焼成炭素
化して得られる。炭素質あるいは黒鉛質粉末と混合され
る有機化合物としてはまず、液相で炭素化を進行させる
有機物として、軟ピッチから硬ピッチまでのコールター
ルピッチ、石炭液化油等の石炭系重質油、アスファルテ
ン等の直流系重質油、原油、ナフサなどの熱分解時に副
生するナフサタール等分解系重質油等の石油系重質油、
分解系重質油を熱処理することで得られる、エチレンタ
ールピッチ、FCCデカントオイル、アシュランドピッ
チなど熱処理ピッチ等を用いることができる。さらにポ
リ塩化ビニル、ポリビニルアセテート、ポリビニルブチ
ラール、ポリビニルアルコール等のビニル系高分子と3
ーメチルフェノールフォルムアルデヒド樹脂、3、5ー
ジメチルフェノールフォルムアルデヒド樹脂等の置換フ
ェノール樹脂、アセナフチレン、デカシクレン、アント
ラセンなどの芳香族炭化水素、フェナジンやアクリジン
などの窒素環化合物、チオフェンなどのイオウ環化合物
などの物質があげられる。また、固相で炭素化を進行さ
せる有機物としては、セルロースなどの天然高分子、ポ
リ塩化ビニリデンやポリアクリロニトリルなどの鎖状ビ
ニル樹脂、ポリフェニレン等の芳香族系ポリマー、フル
フリルアルコール樹脂、フェノール−ホルムアルデヒド
樹脂、イミド樹脂等熱硬化性樹脂やフルフリルアルコー
ルのような熱硬化性樹脂原料などがあげられる。これら
の有機物を必要に応じて、適宜溶媒を選択して溶解希釈
することにより、黒鉛粒子核の表面に付着させ、使用す
ることができる。
あるいは黒鉛質粉末と有機化合物を混合したものを加熱
し中間物質を得て、その後炭化焼成、粉砕することによ
り、最終的に粒子の表面に炭素質物の表層を形成させた
複層構造炭素質粉末を得るが、複層構造炭素質粉末中の
炭素質物の割合は50重量%以下0.1重量%以上、好
ましくは25重量%以下0.5重量%以上、更に好まし
くは15重量%以下1重量%以上、特に好ましくは10
重量%以下2重量%以上となるように調整する。
るための製造工程は以下の4工程に分けられる。 第1工程 炭素質あるいは黒鉛質粉末と有機化合物、更に必要に応
じて溶媒とを種々の市販の混合機や混練機等を用いて混
合し、混合物を得る工程。 第2工程 必要に応じ前記混合物を攪拌しながら加熱し、溶媒を除
去した中間物質を得る工程。
ゴンガス不活性ガス雰囲気下、あるいは非酸化性雰囲気
下で500℃以上3000℃以下に加熱し、炭素化物質
を得る工程。 第4工程 前記炭素化物質を必要に応じて粉砕、解砕、分級処理な
ど粉体加工する工程。これらの工程中第2工程及び第4
工程は場合によっては省略可能であり、第4工程は第3
工程の前に行ってもいい。
熱履歴温度条件が重要である。その温度下限は炭素前駆
体の種類、その熱履歴によっても若干異なるが通常50
0℃以上、好ましくは700℃以上、更に好ましくは9
00℃以上である。一方、上限温度は基本的に黒鉛粒子
核の結晶構造を上回る構造秩序を有しない温度まで上げ
ることができる。従って熱処理の上限温度としては、通
常3000℃以下、好ましくは2800℃以下、更に好
ましくは2500℃以下、特に好ましくは1500℃以
下である。このような熱処理条件において、昇温速度、
冷却速度、熱処理時間などは目的に応じて任意に設定す
る事ができる。また、比較的低温領域で熱処理した後、
所定の温度に昇温する事もできる。なお、本工程に用い
る反応機は回分式でも連続式でも又、一基でも複数基で
もよい。
ジアン径が5〜70μm、好ましくは10〜40μm、
特に好ましくは15〜30μmである。本願発明による
複層構造炭素材料はのBET法を用いて測定した比表面
積は好ましくは1〜10m2/g、更に好ましくは1〜
4m2/g、特に好ましくは1〜3m2/gの範囲に入る
ことが好ましく、 又、本願発明の複層構造炭素質物
は、波長5145cm-1のアルゴンイオンレーザー光を
用いたラマンスペクトル分析、CuKα線を線源とした
X線広角回折の回折図において、核となる炭素質あるい
は黒鉛質粒子の結晶化度を上回らないことが好ましい。
尚、特に断らない限りスペクトルおよびピークは下記
条件によるラマンスペクトルである。すなわち、158
0〜1620cm-1の範囲にピークPA(ピーク強度I
A)および1350〜1370cm -1の範囲にピークP
B(ピーク強度IB)である。具体的な数値としては、
好ましくは0.01以上、1.0以下、より好ましくは
0.05以上、0.8以下、更に好ましくは0.1以
上、0.6以下である。また、見かけ密度は炭素被覆に
より使用した核黒鉛材料よりも更に向上するが、0.7
−1.2g/ccの範囲に制御することが望ましい。全
粒子を対象とした平均円形度は複層構造化前の0.94
0より大きくなるものが好ましい。更に、円相当径によ
る粒径分布に基づいて、メジアン径15μm以上の粒子
のみを対象とするように制限を加えた15μm制限平均
円形度も複層構造化前の0.850より大きくなるもの
がより好ましい。複層構造化は、核となる力学的エネル
ギー処理物の見かけ密度を更に向上し、かつ、その形状
に更なる丸みを導入する効果を有する。
るが、本発明はこれらの例によってなんら限定されるも
のではない。 (測定法) (1)体積基準平均粒径 界面活性剤にポリオキシエチレン(20)ソルビタンモ
ノラウレートの2vol%水溶液を約1cc用い、これ
を予め炭素質粉末に混合し、しかる後にイオン交換水を
分散媒として、堀場製作所社製レーザー回折式粒度分布
計「LA−700」にて、体積基準平均粒径(メジアン
径)を測定した。
ー KYT−3000」を用い、サンプルが透過する篩
には、目開き300μmの篩を使用し、20ccのタッ
ピングセルに粉体を落下させ、セルが満杯に充填された
後、ストローク長10mmのタッピングを1000回行
って、その時の見かけ密度を測定した。 (3)BET比表面積測定 大倉理研社製AMS−8000を用い、予備乾燥として
350℃ に加熱し、15分間窒素ガスを流した後、窒
素ガス吸着によるBET1点法によって測定した。
よる液相置換法によって測定した。 (5)X線回折 試料に対して約15%のX線標準高純度シリコン粉末を
加えて混合し、試料セルに詰め、グラファイトモノクロ
メーターで単色化したCuKα線を線源とし、反射式デ
ィフラクトメーター法によって、広角X線回折曲線を測
定し、学振法を用いて層間距離(d002)及び結晶子
サイズ(Lc)を求めた。
mのアルゴンイオンレーザー光を用いたラマンスペクト
ル分析において、1580cm-1の付近のピークPAの
強度IA、1360cm-1の範囲のピークPBの強度I
Bを測定し、その強度の比R=IB/IAを測定した。
試料の調製にあたっては、粉末状態のものを自然落下に
よりセルに充填し、セル内のサンプル表面にレーザー光
を照射しながら、セルをレーザー光と垂直な面内で回転
させて測定を行った。
1000」を使用し、円相当径による粒径分布の測定お
よび円形度の算出を行った。分散媒にはイオン交換水を
使用し、界面活性剤には、ポリオキシエチレン(20)
ソルビタンモノラウレートを使用した。まず、全粒子に
対する平均円形度を求めた後、円相当径による粒径分布
に基づいて、メジアン径15μm以上の粒子のみを対象
とするように制限を加え、15μm制限平均円形度の算
出を行った。なお、円相当径とは、撮像した粒子像と同
じ投影面積を持つ円(相当円)の直径であり、円形度と
は、相当円の周囲長を分子とし、撮像された粒子投影像
の周囲長を分母とした比率である。
えたスラリーを作成し、ドクターブレード法で銅箔上に
塗布してシート電極を作成した。この電極を直径15.
4mmの円盤状に打ち抜き、電解液を含浸させたセパレ
ーターを中心にリチウム金属電極に対向させたコインセ
ルを作成し、充放電試験を行った。電解液としては、エ
チレンカーボネートとジエチルカーボネートを重量比
1:1の比率で混合した溶媒に過塩素酸リチウムを1.
5モル/リットルの割合で溶解させたものを使用した。
が0Vになるまで充電を行い、1.5Vになるまで放電
を行った。炭素質の結晶化度を比較する電気容量には、
5サイクル目の放電容量を使用した。
マン分光法、電気化学的容量により、粉砕前の原料の選
択を行った。その結果、粒径の異なる石油系人造黒鉛2
種と粒径の異なるスリランカ製の天然黒鉛2種、石油系
コークス1種を選択した。検討に使用した原料を別表1
に整理した。
3.6リットルの円筒型粉砕ポットに 粉砕メディアで
ある直径5mmのステンレスボールと天然黒鉛粉Aを
0.5kg投入し、80rpmで24時間、粉砕処理を
行った。結果を別表2と表3に示す。 2)実施例2 (株)栗本鐵工所社製のφ200型バッチ式乾式撹拌ミ
ルを使用し、 粉砕メディアである直径2mmのアルミ
ナボールと人造黒鉛粉B0.3kgを投入し、480r
pmで25分間、粉砕処理を行った。ラマンスペクトル
強度の比R値は0.19、1580cm-1の付近のピー
クの半値幅は22.2cm-1であった。その他の結果を
別表2と表3に示す。
型)を使用し、ローターを3600rpmで回転させ、
スクリューフィーダーにて処理物を150kg/hrで
供給し、粉砕を行った。回収された粉砕物の粒径は、大
きく変化していなかった。粉砕限界を利用した表面粉砕
を行う目的で、粉砕物の再粉砕を行った。同一の処理物
に対し、合計4回の処理を行った。結果を別表2と表3
に示す。 4)実施例4 (株)マツボー社製のM20型レーディゲミキサー(内
容積20リットル)を使用し、天然黒鉛粉Bを4.0k
g投入し、撹拌用のパドルを230rpm、解砕用のチ
ョッパーを3000rpmで回転させ、150分間撹拌
した。ラマンスペクトル強度の比R値は0.22、15
80cm-1の付近のピークの半値幅は21.3cm-1で
あった。その他の結果を別表2と表3に示す。
キサー(内容積130リットル)を使用し、人造黒鉛粉
Bを50kg投入し、撹拌用のパドルを140rpm、
解砕用のチョッパーを3600rpmで回転させ、30
分間撹拌した。ラマンスペクトル強度の比R値は0.2
5、1580cm-1の付近のピークの半値幅は21.8
cm-1であった。その他の結果を別表2と表3に示す。 6)実施例6 実施例5と同じ装置条件、原料で60分間撹拌した。結
果を別表2と表3に示す。
ラマンスペクトル強度の比R値は0.29、1580c
m-1の付近のピークの半値幅は22.4cm -1であっ
た。その他の結果を別表2と表3に示す。 8)実施例8 実施例5と同じ装置条件、原料で、実施例3で得られた
処理物を90分間撹拌した。結果を別表2と表3に示
す。
ージョンシステム(粉砕室の直径800mm)を使用
し、人造黒鉛粉Aを7kg投入し、粉砕室を500rp
mで回転させ、30分間運転した。ラマンスペクトル強
度の比R値は0.35、1580cm-1の付近のピーク
の半値幅は23.5cm-1であった。その他の結果を別
表2と表3に示す。 10)実施例10 ホソカワミクロン(株)社製AM−80F型メカノフュ
ージョンシステム(粉砕室の直径800mm)を使用
し、人造黒鉛粉Aを7kg投入し、粉砕室を500rp
mで回転させ、30分間運転した。ラマンスペクトル強
度の比R値は0.27、1580cm-1の付近のピーク
の半値幅は22.3cm-1であった。その他の結果を別
表2と表3に示す。
ュージョンシステム(粉砕室の直径200mm)を使用
し、人造黒鉛粉Bを30gと直径0.5mmのセラミッ
クボールを1kg投入し、粉砕室を450rpmで回転
させ、30分間運転した。ラマンスペクトル強度の比R
値は0.49、1580cm-1の付近のピークの半値幅
は25.8cm-1であった。その他の結果を別表2と表
3に示す。 12)実施例12 ホソカワミクロン(株)社製AM−20FS型メカノフ
ュージョンシステム(粉砕室の直径200mm)を使用
し、石油コークスを30gと直径0.5mmのセラミッ
クボールを1kg投入し、粉砕室を450rpmで回転
させ、30分間運転した。結果を別表2と表3に示す。
0L)を使用し、人造黒鉛Bを10kg投入し、ベッセ
ルを20rpmで回転させ、ローターを400rpmで
回転させ、30分間運転した。結果を別表2と表3に示
す。 14)実施例14 実施例2で得られた処理物4kgと石油系タール1kg
とを、シグマ型ブレードを有するバッチ式ニーダーで混
合した。続いて、窒素雰囲気にて700℃まで昇温し、
脱タール処理を行い、しかる後に1200℃ まで熱処
理を行った。得られた熱処理物を、ピンミルにて解砕
し、粗粒子を除く目的で、分級処理を行い、最終的に複
層構造炭素質物粒子を得た。結果を別表4に示す。
処理を行った。結果を別表4に示す。 16)実施例16 実施例4で得られた処理物を用い、実施例13と同様の
処理を行った。結果を別表4に示す。
とを、シグマ型ブレードを有するバッチ式ニーダーで混
合した。続いて、窒素雰囲気にて700℃まで昇温し、
脱タール処理を行い、しかる後に1200℃ まで熱処
理を行った。得られた熱処理物を、ピンミルにて解砕
し、粗粒子を除く目的で、分級処理を行い、最終的に複
層構造炭素質物粒子を得た。結果を別表4に示す。 18)比較例1 川崎重工業(株)社製KTM0Z型クリプトロンを使用
し、人造黒鉛粉Aを17kg/hrで供給し、ローター
を9000rpmで回転させ、運転した。結果を別表2
と表3に示す。
ミルを使用し、人造黒鉛粉Aを40kg/hrで供給
し、ローターを3000rpmで回転させ、運転した。
結果を別表2と表3に示す。 20)比較例3 (株)ターボ工業社製のT−400型ターボミル(4J
型)を使用し、ローターを3600rpmで回転させ、
スクリューフィーダーにて処理物を150kg/hrで
供給し、粉砕を行った。結果を別表2と表3に示す。
を使用し、人造黒鉛粉Bを50kg/hrで供給し、粉
砕羽を7000rpmで回転させ、処理を行った。結果
を別表2と表3に示す。 22)比較例5 ホソカワミクロン(株)社製INM−30型イノマイザ
ーを使用し、人造黒鉛粉Bを190kg/hrで供給
し、粉砕羽を5000rpmで回転させ、処理を行っ
た。結果を別表2と表3に示す。
ジェットミルを使用し、人造黒鉛粉Bを30kg/hr
で供給し、粉砕を行った。ラマンスペクトル強度の比R
値は0.81、1580cm-1の付近のピークの半値幅
は28.2cm -1であった。その他の結果を別表2と表
3に示す。 24)比較例7 ホソカワミクロン(株)社製カウンタージェットミル2
00AFG(流動層式、粉と粉の接触で粉砕)を使用
し、人造黒鉛粉Aを75kg/hrで供給し、粉砕を行
った。ラマンスペクトル強度の比R値は0.67、15
80cm-1の付近のピークの半値幅は26.5cm-1で
あった。その他の結果を別表2と表3に示す。
型体が要求される用途において、充填性を向上させるた
めに必要な、高充填性を示す、緻密な炭素質粉末が得ら
れる。
Claims (4)
- 【請求項1】 炭素質粉末を力学的エネルギーを加える
ことで、処理前後の見かけ密度比を1.1以上、処理前
後のメジアン径比が1以下とすることを特徴とする高充
填性炭素質粉末の製造方法。 - 【請求項2】 処理前の炭素質粉末の層間距離(d00
2)が0.345nm以下、結晶子サイズ(Lc)が1
0nm以上であることを特徴とする請求項1記載の炭素
質粉末の製造方法。 - 【請求項3】 処理後の高充填性炭素質粉末のメジアン
径が、5〜50μmであり、BET法比表面積が、25
m2/g以下であることを特徴とする請求項1又は2記
載の炭素質粉末の製造方法。 - 【請求項4】 請求項1〜3記載の処理後の高充填性炭
素質粉末を有機化合物と混合した後に、該有機化合物を
炭素化することを特徴とする高充填性複層構造炭素質粉
末の製造方法。
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