JPH10330239A - 芳香組成物 - Google Patents

芳香組成物

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JPH10330239A
JPH10330239A JP15044097A JP15044097A JPH10330239A JP H10330239 A JPH10330239 A JP H10330239A JP 15044097 A JP15044097 A JP 15044097A JP 15044097 A JP15044097 A JP 15044097A JP H10330239 A JPH10330239 A JP H10330239A
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JP
Japan
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fragrance
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organic clay
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Atsushi Matsushita
篤 松下
Kazuhiro Ishida
一弘 石田
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Kose Corp
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Kose Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】蛍光発光性に優れ、かつ安定性が良好であり、
保留性の高い芳香組成物を提供する。 【解決手段】特定の蓄光顔料と有機粘土複合体とを含有
することを特徴とする芳香組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の蓄光顔料と
有機粘土複合体とを含有する芳香組成物に関し、蛍光発
光性に優れかつ安定性が良好であり、保留性の高い芳香
組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ゲル状の芳香組成物としては、固
形ワックスに香料を分散したものや、香料を可溶化し、
水溶性高分子でゲル状としたものなどが製品化されてい
た。また、近年、蓄光顔料及び高吸水性ポリマーを配合
することにより、発光作用と消臭作用とを兼ね備えたゲ
ル状発光消臭剤も提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来使
用されてきた、硫化亜鉛、硫化カルシウム、硫化カドミ
ウム亜鉛等に代表される畜光顔料には幾つかの問題点が
存在していた。すなわち、硫化亜鉛については、耐光性
といった化学的安定性に問題があることに加え、蛍光顔
料としての蛍光輝度及び残光性が低く、製品価値を十分
満たすほどの蛍光性を有していないものであった。ま
た、硫化カルシウム系のものは、耐湿性が悪く、空気中
で極めて耐久性に乏しいという欠点を有し、硫化カドミ
ウム亜鉛系については、公害元素と呼ばれるカドミウム
を含有しているため実用性が低いというのが現状であっ
た。
【0004】一方、アルミン酸系蓄光顔料は、蛍光強輝
度及び発光後の残光特性に優れているだけでなく、従来
の夜光顔料に比較して耐光性、化学的安定性に優れ、長
期間屋外に放置されても蛍光強度の低下、変色が生じに
くく、また、放射性物質や有害物質を含まないため極め
て人体に安全であるという特性を有している。しかしな
がら、本物質は水分若しくはアルカリの存在下では加水
分解しやすいため、配合できる成分が限定されてしまう
欠点を有する。また、比重が3.6と極めて大きいこと
に加え、輝度に対する粒径依存性が極めて高く、なるべ
く粒径を変化させることなく安定に系中に分散させる必
要があった。これに対して、従来の水溶性高分子や粘土
鉱物では、充分満足のゆく結果は得られなかった。した
がって、発光作用及び消臭作用を有し、且つ安定性並び
に香料の保留性に優れた芳香剤の開発が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記実情に鑑み、本発明
者らは鋭意研究の結果、特定の蓄光顔料と有機粘土複合
体とを配合することにより、発光作用及び消臭作用を有
し、且つ安定性並びに香料の保留性に優れた芳香剤が得
られることを見出し、本発明を完成するに至った。すな
わち本発明は、特定のアルミン酸系蓄光顔料と、有機粘
土複合体を含有することを特徴とする芳香剤である。以
下、詳述する。
【0006】本発明で用いられる蓄光顔料は、下記一般
式(1)で示されるものである。
【0007】
【化4】
【0008】[式中、Mは、カルシウム、ストロンチウ
ム、バリウムからなる群から選ばれる少なくとも1つ以
上の金属元素である。] 金属元素としては、特にストロンチウムが好ましい。市
販品としては、例えば、ルミノーバG−300(根本特
殊化学社製)等が挙げられる。
【0009】本発明で用いられる蓄光顔料の配合量とし
ては、特に限定されないが、好ましくは、0.1〜20
重量%(以下、単に「%」と記す)である。
【0010】有機粘土複合体としては、膨潤性層状ケイ
酸塩の層間に、下記一般式(2)で示される第4級アン
モニウムイオンを導入した有機粘土複合体が好適に用い
ることができる。
【0011】
【化5】
【0012】[式中、R1、R2、R3、R4は、同一又は
異なり、(CH2CH2O)nH(nは2以上)基又は炭
素数1〜30のアルキル基を表すが、R1〜R4のうち1
〜3個は(CH2CH2O)nH基であり、かつR1〜R4
の少なくとも3個は(CH2CH2O)nH基または炭素
数1〜30のアルキル基である。]
【0013】アルキル基は炭素数1〜30であり、例え
ばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、
アミル、ヘキシル、ヘプチルオクチル、ノニル、デシ
ル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシ
ル、ペンタデシル、オクタデシル等が挙げられる。
【0014】ポリオキシエチレン基(CH2CHO)n
Hのnは、好ましくは2〜20であり、その付加縮合数
は多い方がより好ましい。かつ複数のポリオキシエチレ
ン基が置換している場合、それらのオキシエチレン単位
の合計は4〜50であるが、10以上、特に15以上で
あることが好ましい。
【0015】一般式(1)の第4級アンモニウムイオン
を導入するには、そのイオンを含む第4級アンモニウム
塩が用いられるが、そのような塩としては、例えばC
l、Br、NO3、OH、CH3COO等の、陰イオンと
の塩を挙げることができる。
【0016】上記第4級アンモニウム塩の具体例として
は、モノポリオキシエチレン・トリアルキルアンモニウ
ムクロライド、モノポリオキシエチレン・トリアルキル
アンモニウムブロマイド、ジ(ポリオキシエチレン)・
ジアルキルアンモニウムクロライド、ジ(ポリオキシエ
チレン)・ジアルキルアンモニウムブロマイド、トリ
(ポリオキシエチレン)・アルキルアンモニウムクロラ
イド、トリ(ポリオキシエチレン)・アルキルアンモニ
ウムブロマイド等を挙げることができる。
【0017】本発明の有機粘土複合体の原料として使用
する膨潤性層状ケイ酸塩は、陽イオン交換能を有し、さ
らに層間に水を取り込んで膨潤する特異な性質を示す層
状ケイ酸塩で、スメクタイト型粘土としては、ヘクトラ
イト、サポナイト、スチブンサイト、バイデライト、モ
ンモリロナイト、ノントロナイト、ベントナイト等の天
然または化学的に合成したもの、またはこれらの置換
体、誘導体、あるいはこれらの混合物が挙げられ、バー
ミキュライト、フッ素バーミキュライト等も用いること
ができる。
【0018】これらのものを用いた有機粘土複合体を芳
香組成物に配合することで効果は充分に得られ特には限
定されないが、下記一般式(3)で示されるヘクトライ
ト型粘土鉱物に類似した構造を有するケイ酸塩を用いる
と、安定性、良感触性、保留性等の効果に加えて、透明
感が向上し、しかも原料臭が極めて少なく、芳香組成物
の品質がより向上する。また、膨潤性層状ケイ酸塩のカ
チオン交換容量は、100gあたり70ミリ当量以上で
あり、特に好ましくは85〜130ミリ等量である。
【0019】
【化6】
【0020】[式中、0≦x<2、0≦y<2、0<x
+y<2、0≦z<4であり、Mはアルカリ金属イオ
ン、アンモニウムイオン、アミンなどの1価陽イオンで
ある。]
【0021】本発明に用いられる有機粘土複合体は、層
間の陽イオン交換により得られるが、例えば、以下の方
法で製造することができる。第1段階として膨潤性層状
ケイ酸塩を水中に分散させ、その固体成分濃度は1〜1
5%が望ましいが、膨潤性層状ケイ酸塩が充分分散可能
な範囲なら自由に設定することが可能である。この場
合、予め凍結乾燥した膨潤性層状ケイ酸塩を用いれば、
容易に製造することができるため有効である。次にこの
膨潤性層状ケイ酸塩懸濁液に前述の第4級アンモニウム
塩溶液を添加するか、逆に、前述の第4級アンモニウム
塩溶液に膨潤性層状ケイ酸塩懸濁液を添加することによ
っても有機粘土複合体を製造することができる。
【0022】第4級アンモニウム塩の添加量は、第4級
アンモニウムイオンとして、膨潤性層状ケイ酸塩の陽イ
オン効果容量と当量用いることが好ましいが、これより
少ない量でも製造は可能である。また、陽イオン交換容
量に対して過剰量添加しても差し支えない。その量はそ
の粘土の陽イオン交換量の0.5〜1.5倍量(ミリ当
量)、特に0.8〜1.4倍量であることが好ましい。
【0023】反応は室温で充分進行するが、加温しても
よい。加温の最高温度は用いる第4級アンモニウム塩の
耐熱性に支配され、その分解点以下であれば任意に設定
が可能である。次いで固液を分離し、生成物を水洗浄し
て、副成電解質を充分に除去する。これを乾燥、必要に
応じて粉砕して最終製品とする。
【0024】本発明における有機粘土複合体の含有量と
しては特に限定されないが、0.5〜10%が好まし
い。
【0025】さらに、上記必須成分に加えて、アルコー
ル及び香料を配合することが好ましい。アルコールとし
ては、メタノール、エタノール、プロパノールのような
低級アルコールが挙げられ、化粧料として使用する場合
は、エタノールが好ましい。含有量としては、50〜9
8.5%が好ましい。また、香料にはテルペン系、芳香
族系、多環系有機化合物等の合成香料や動・植物の特定
部位の抽出や蒸留等で得られた天然香料、並びにそれら
を任意に組み合わせた調合香料があるが、アルコールに
溶解するものであれば香料としては、特に限定しない。
含有量は1〜30%が好ましく、香りの強さや持続性に
応じて適宜添加量を変えることができる。
【0026】本発明で用いられる蓄光顔料は、水分若し
くはアルカリの存在下では加水分解しやすいため、水分
量が10%以下であることが好ましい。また、蓄光顔料
をポリメチルメタアクリレート(PMMA)等に練り込
む処理を行えば、水分の影響を受けなくなるため、特に
水分量の制約はない。
【0027】本発明の芳香組成物は、室内並びに車内芳
香剤等として用いることができる。
【0028】本発明の芳香組成物では、上記の成分に加
え、本発明の効果を妨げない範囲で通常の芳香組成物に
使用される固体、半固体、液状の油剤、多価アルコー
ル、溶剤、界面活性剤、粉体、樹脂、高分子、紫外線吸
収剤、防腐剤、殺菌剤、酸化防止剤等を配合することが
できる。
【0029】
【実施例】次に本発明について実施例を挙げてさらに説
明する。尚、これらは本発明を何等限定するものではな
い。
【0030】製造例 有機粘土複合体 ヘクトライト(陽イオン交換容量110ミリ当量/10
0g)20gを水道水1000mlに懸濁させ、下記式
(4)で示される第4級アンモニウム塩21.4gを溶
解させた溶液300mlを前期ヘクトライト懸濁液に添
加し、攪拌しながら反応させ、生成物を固液分離、洗浄
した後、乾燥させ、有機粘土複合体を得た。
【0031】
【化7】
【0032】[式中、m+n=15である]
【0033】表1に示す芳香組成物を調製して、その蛍
光強度、経時安定性並びに保留性を評価した。
【0034】
【表1】
【0035】(製造方法)成分1〜2及び6〜8を均一
に混合した後、成分3〜5を加えて充分混合する。
【0036】評価方法 1.蛍光強度 ガラス瓶に充填した試料を蛍光燈下に1時間ほど放置し
た後、暗室にて蛍光強度を肉眼にて観察し、下記基準よ
り評価した。
【0037】2.経時安定性 (A)蛍光強度 ガラス瓶に充填した試料を暗所、40℃の条件下に1ヶ
月設置し、調製直後の試料と蛍光強度の変化を比較し
た。 (B)沈降 ガラス瓶に充填した試料を暗所、40℃の条件下に1ヶ
月設置し、蛍光顔料の沈降の有無を目視観察した。評価
基準を下記に示す。
【0038】3.保留性 7.3×11.3cm2、重さ2.85gの匂い紙に描
いた同一の大きさの円内に、0.05gを均一に塗布
し、恒温恒湿(温度25℃、湿度55%)中に開放条件
下で放置した。放置後の観察時間は、0、2、4、8時
間の4点とし、5名の調香専門パネルが香りのバランス
を下記基準より評価した。 以上の評価方法により得られた結果を表2に示す。
【0039】得られた結果から明らかなように、本発明
に係わる実施例1及び2の芳香組成物は、蛍光強度、経
時安定性並びに保留性に優れたものであった。それに対
し、比較例では全ての項目を満足し得るものは得られな
かった。
【0040】 実施例3 ゲル状室内芳香組成物 (成分) (%) 1.香料 30.0 2.95%アルコール 残量 3.有機粘土複合体(製造例) 6.0 4.アルミン酸ストロンチウム(注2) 5.0 5.色素 適量 (注2):ルミノーバG−300(根本特殊化学社製)
【0041】(製造方法)成分1、2を均一に混合した
後、成分3〜5を加えて充分混合する。
【0042】
【発明の効果】本発明の芳香組成物は、蛍光発光性に優
れかつ安定性が良好であり、保留性の高いものである。
【表2】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(1)で示される蓄光顔料及び
    有機粘土複合体を含有することを特徴とする芳香組成
    物。 【化1】 [式中、Mは、カルシウム、ストロンチウム、バリウム
    からなる群から選ばれる少なくとも1つ以上の金属元素
    である。]
  2. 【請求項2】有機粘土複合体が、膨潤性層状ケイ酸塩の
    層間に、下記一般式(2)で示される第4級アンモニウ
    ムイオンを導入した有機粘土複合体であることを特徴と
    する請求項1に記載の芳香組成物。 【化2】 [式中、R1、R2、R3、R4は、同一又は異なり、(C
    2CH2O)nH(nは2以上)基又は炭素数1〜30
    のアルキル基を表すが、R1〜R4のうち1〜3個は(C
    2CH2O)nH基であり、かつR1〜R4の少なくとも
    3個は(CH2CH2O)nH基または炭素数1〜30の
    アルキル基である。]
  3. 【請求項3】膨潤性層状ケイ酸塩が、下記一般式(3)
    で示される合成ヘクトライト型粘土鉱物に類似した構造
    を有するケイ酸塩であることを特徴とする請求項2記載
    の芳香組成物。 【化3】 [式中、0≦x<2、0≦y<2、0<x+y<2、0
    ≦z<4であり、Mはアルカリ金属イオン、アンモニウ
    ムイオン、アミンなどの1価陽イオンである。]
  4. 【請求項4】請求項1〜3の成分に加え、さらに、香料
    1〜30重量%、低級アルコール50〜98.5重量%
    を含有することを特徴とする芳香組成物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000072808A1 (en) * 1999-05-26 2000-12-07 Color Access, Inc. Cosmetic compositions containing fluorescent minerals
JP2004501178A (ja) * 2000-06-27 2004-01-15 イー−エル マネージメント コーポレーション 化粧用及び医薬用組成物及び緑色発光物質を用いた方法
KR100420485B1 (ko) * 2001-03-13 2004-03-02 주식회사 태평양 화장품용 발광체-실리카 복합분체 및 그의 제조 방법

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Effective date: 20040608