JPH10330625A - 抗菌性包装材料およびその製造方法 - Google Patents
抗菌性包装材料およびその製造方法Info
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- JPH10330625A JPH10330625A JP9152948A JP15294897A JPH10330625A JP H10330625 A JPH10330625 A JP H10330625A JP 9152948 A JP9152948 A JP 9152948A JP 15294897 A JP15294897 A JP 15294897A JP H10330625 A JPH10330625 A JP H10330625A
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- Japan
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- antibacterial
- packaging material
- fatty acid
- glycerin
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- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱可塑性樹脂と特定抗菌剤とからなる押出加
工性に優れた抗菌性包装材料およびその製造方法を提供
すること。 【解決手段】 液状助剤10重量部未満と熱可塑性樹脂
100重量部に、脂肪酸の炭素数6〜10の(ポリ)グ
リセリン脂肪酸エステルが0.05〜1.50重量部含
有されてなる押出加工性の優れた抗菌性包装材料および
塩化ビニリデン系樹脂中に添加剤として親水性/親油性
バランス(HLB)が5.5〜8の範囲にあり、脂肪酸
の炭素数6〜10の(ポリ)グリセリン脂肪酸エステル
が含有されてなる抗菌性包装材料ならびに溶融状態の樹
脂を環状ダイで円筒状に押出して予備円筒状成形体と
し、冷却し、次いで前記予備円筒状成形体を延伸してな
るインフレーションフィルムの製造方法において、ダイ
出口を経て予備円筒状成形体が延伸される迄の区間で、
予備円筒成形体の内側を抗菌剤を含む塗布液により塗工
することを特徴とする抗菌性樹脂フィルムの製造方法
工性に優れた抗菌性包装材料およびその製造方法を提供
すること。 【解決手段】 液状助剤10重量部未満と熱可塑性樹脂
100重量部に、脂肪酸の炭素数6〜10の(ポリ)グ
リセリン脂肪酸エステルが0.05〜1.50重量部含
有されてなる押出加工性の優れた抗菌性包装材料および
塩化ビニリデン系樹脂中に添加剤として親水性/親油性
バランス(HLB)が5.5〜8の範囲にあり、脂肪酸
の炭素数6〜10の(ポリ)グリセリン脂肪酸エステル
が含有されてなる抗菌性包装材料ならびに溶融状態の樹
脂を環状ダイで円筒状に押出して予備円筒状成形体と
し、冷却し、次いで前記予備円筒状成形体を延伸してな
るインフレーションフィルムの製造方法において、ダイ
出口を経て予備円筒状成形体が延伸される迄の区間で、
予備円筒成形体の内側を抗菌剤を含む塗布液により塗工
することを特徴とする抗菌性樹脂フィルムの製造方法
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品や産業資材な
どの包装に使用される抗菌性包装材料およびその製造方
法に関する。さらに詳しくは、特定の(ポリ)グリセリ
ン脂肪酸エステルまたは銀系抗菌剤等を特定量含んでな
る抗菌性包装材料およびその製造方法に関する。
どの包装に使用される抗菌性包装材料およびその製造方
法に関する。さらに詳しくは、特定の(ポリ)グリセリ
ン脂肪酸エステルまたは銀系抗菌剤等を特定量含んでな
る抗菌性包装材料およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】食品や産業資材等の包装材料に抗菌性を
付与することが望まれている。熱可塑性樹脂に抗菌性を
付与する技術には、有機系と無機系の抗菌剤を単独また
は併用して使用することが行われている。 金、銀、亜
鉛などの金属化合物、金属粒子や金属イオンが抗菌性を
示すことは古くから知られている。また、金属超微粒子
を用いた抗菌性材料も提案されている。例えば、特開平
06−293611号公報には、母材に、平均粒径が2
00nm未満の金属超微粒子が0.1ppm以上分散し
ている抗菌性材料が提案されている。金属粒子が細かく
なると表面積が増え、抗菌活性は増えるが、金属微粒子
が凝集し、取り扱い難くなると共に、使用対象物への均
一な分散がし難くなる。特開平07−173022号公
報には担体に金属微粒子を担持させた抗菌性材料が提案
されている。これらの抗菌性材料は、金属微粒子を含む
塗工液を母材の表面に塗布する方法、金属微粒子を含む
マスターバッチを母材樹脂に添加し、母材樹脂中に金属
微粒子を分散させる方法により得ることが開示されてい
る。特開平8−289769号公報では、乳酸菌ラクト
パチルス・ロイテリによって産生された抗菌性物質ロイ
テリンとグリセリン脂肪酸エステル等との食品用乳化剤
を含有する食品保存剤の提案がある。特開平6−316
641号公報では、添加剤としてポリグリセリンステア
リン酸エステルが、樹脂に対し0.1〜3.0重量%含
有されている肉剥離性の良好な塩化ビニリデン系樹脂フ
ィルムの提案がある。
付与することが望まれている。熱可塑性樹脂に抗菌性を
付与する技術には、有機系と無機系の抗菌剤を単独また
は併用して使用することが行われている。 金、銀、亜
鉛などの金属化合物、金属粒子や金属イオンが抗菌性を
示すことは古くから知られている。また、金属超微粒子
を用いた抗菌性材料も提案されている。例えば、特開平
06−293611号公報には、母材に、平均粒径が2
00nm未満の金属超微粒子が0.1ppm以上分散し
ている抗菌性材料が提案されている。金属粒子が細かく
なると表面積が増え、抗菌活性は増えるが、金属微粒子
が凝集し、取り扱い難くなると共に、使用対象物への均
一な分散がし難くなる。特開平07−173022号公
報には担体に金属微粒子を担持させた抗菌性材料が提案
されている。これらの抗菌性材料は、金属微粒子を含む
塗工液を母材の表面に塗布する方法、金属微粒子を含む
マスターバッチを母材樹脂に添加し、母材樹脂中に金属
微粒子を分散させる方法により得ることが開示されてい
る。特開平8−289769号公報では、乳酸菌ラクト
パチルス・ロイテリによって産生された抗菌性物質ロイ
テリンとグリセリン脂肪酸エステル等との食品用乳化剤
を含有する食品保存剤の提案がある。特開平6−316
641号公報では、添加剤としてポリグリセリンステア
リン酸エステルが、樹脂に対し0.1〜3.0重量%含
有されている肉剥離性の良好な塩化ビニリデン系樹脂フ
ィルムの提案がある。
【0003】このようにグリセリン脂肪酸エステルを食
品にその乳剤として添加すること、肉剥離性の改良のた
めにフィルム樹脂層に添加することは知られている。し
かしながら、特定の(ポリ)グリセリン脂肪酸エステル
を抗菌剤として塗布或いは合成樹脂に添加することは知
られていない。
品にその乳剤として添加すること、肉剥離性の改良のた
めにフィルム樹脂層に添加することは知られている。し
かしながら、特定の(ポリ)グリセリン脂肪酸エステル
を抗菌剤として塗布或いは合成樹脂に添加することは知
られていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、熱可
塑性樹脂と特定抗菌剤とからなる押出加工性に優れた抗
菌性包装材料およびその製造方法を提供することにあ
る。また、本発明の目的は、インフレーション成形方法
による新規な抗菌性樹脂フィルムの製造方法を提供する
ことにある。
塑性樹脂と特定抗菌剤とからなる押出加工性に優れた抗
菌性包装材料およびその製造方法を提供することにあ
る。また、本発明の目的は、インフレーション成形方法
による新規な抗菌性樹脂フィルムの製造方法を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記課題
を達成するために鋭意検討した結果、熱可塑性樹脂に抗
菌剤、特にグリセリン脂肪酸エステル等の有機系抗菌剤
を特定量添加することにより抗菌性付与と、押出後のロ
ール状に巻かれたフィルムを取出し易くして、バッグや
パウチ等の二次加工する際のトラブルを少なくすること
を見出した。また、抗菌剤の過剰添加による押出加工性
の低下を防ぐとともに、粘着剤、粘着付与剤が包装材料
中に存在すると添加した抗菌剤濃度が包装材料表面で高
くなり、少量の抗菌剤の塗布、添加であっても効果的に
抗菌性を高めることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。また、本発明者らは、インフレーションフィルムの
製造工程中、予備円筒状成形体の内側と抗菌剤を含有す
る塗布液とを接触させることにより予備円筒状成形体の
内側に抗菌剤を塗工できることを見い出し、本発明を完
成するに至った。
を達成するために鋭意検討した結果、熱可塑性樹脂に抗
菌剤、特にグリセリン脂肪酸エステル等の有機系抗菌剤
を特定量添加することにより抗菌性付与と、押出後のロ
ール状に巻かれたフィルムを取出し易くして、バッグや
パウチ等の二次加工する際のトラブルを少なくすること
を見出した。また、抗菌剤の過剰添加による押出加工性
の低下を防ぐとともに、粘着剤、粘着付与剤が包装材料
中に存在すると添加した抗菌剤濃度が包装材料表面で高
くなり、少量の抗菌剤の塗布、添加であっても効果的に
抗菌性を高めることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。また、本発明者らは、インフレーションフィルムの
製造工程中、予備円筒状成形体の内側と抗菌剤を含有す
る塗布液とを接触させることにより予備円筒状成形体の
内側に抗菌剤を塗工できることを見い出し、本発明を完
成するに至った。
【0006】即ち、本発明は液状助剤10重量部未満と
熱可塑性樹脂100重量部に、脂肪酸の炭素数6〜10
の(ポリ)グリセリン脂肪酸エステルが0.05〜1.
50重量部含有されてなる押出加工性の優れた抗菌性包
装材料を提供する。また、塩化ビニリデン系樹脂中に添
加剤として親水性/親油性バランス(HLB)が5.5
〜8の範囲にあり、脂肪酸の炭素数6〜10の(ポリ)
グリセリン脂肪酸モノ(ジ)エステルが含有されてなる
抗菌性包装材料を提供する。さらに、本発明は平均重合
度1100〜2500の塩化ビニル樹脂中に添加剤とし
て親水性/親油性バランス(HLB)が5.5〜8の範
囲にあり、脂肪酸の炭素数6〜10の(ポリ)グリセリ
ン脂肪酸モノ(ジ)エステルが含有されてなる押出加工
性に優れた抗菌性包装材料を提供する。
熱可塑性樹脂100重量部に、脂肪酸の炭素数6〜10
の(ポリ)グリセリン脂肪酸エステルが0.05〜1.
50重量部含有されてなる押出加工性の優れた抗菌性包
装材料を提供する。また、塩化ビニリデン系樹脂中に添
加剤として親水性/親油性バランス(HLB)が5.5
〜8の範囲にあり、脂肪酸の炭素数6〜10の(ポリ)
グリセリン脂肪酸モノ(ジ)エステルが含有されてなる
抗菌性包装材料を提供する。さらに、本発明は平均重合
度1100〜2500の塩化ビニル樹脂中に添加剤とし
て親水性/親油性バランス(HLB)が5.5〜8の範
囲にあり、脂肪酸の炭素数6〜10の(ポリ)グリセリ
ン脂肪酸モノ(ジ)エステルが含有されてなる押出加工
性に優れた抗菌性包装材料を提供する。
【0007】本発明は、1価または多価アルコール、グ
リセリン系またはソルビタン系非イオン界面活性剤と有
機抗菌剤を用いることおよび多価アルコール、グリセリ
ン系またはソルビタン系非イオン界面活性剤と無機系抗
菌剤を用いることを特徴とする抗菌性包装材料の製造方
法を提供する。
リセリン系またはソルビタン系非イオン界面活性剤と有
機抗菌剤を用いることおよび多価アルコール、グリセリ
ン系またはソルビタン系非イオン界面活性剤と無機系抗
菌剤を用いることを特徴とする抗菌性包装材料の製造方
法を提供する。
【0008】さらに、本発明は、溶融状態の樹脂を環状
ダイで円筒状に押出して予備円筒状成形体とし、冷却
し、次いで前記予備円筒状成形体(本発明では予備円筒
状成形体がインフレーションされる迄をパリソンと呼
ぶ)を延伸するインフレーションフィルムの製造方法に
おいて、ダイ出口を経て予備円筒状成形体が延伸される
迄の区間で、予備円筒成形体の内側を抗菌剤を含む塗布
液により塗工することを特徴とする抗菌性樹脂フィルム
の製造方法を提供する。
ダイで円筒状に押出して予備円筒状成形体とし、冷却
し、次いで前記予備円筒状成形体(本発明では予備円筒
状成形体がインフレーションされる迄をパリソンと呼
ぶ)を延伸するインフレーションフィルムの製造方法に
おいて、ダイ出口を経て予備円筒状成形体が延伸される
迄の区間で、予備円筒成形体の内側を抗菌剤を含む塗布
液により塗工することを特徴とする抗菌性樹脂フィルム
の製造方法を提供する。
【0009】また、本発明は前記発明の樹脂が塩化ビニ
リデン系樹脂である抗菌性樹脂フィルムの製造方法を提
供する。さらに、前記発明において、抗菌剤が銀系超微
粒子の無機系抗菌剤または有機系抗菌剤である抗菌性樹
脂フィルムの製造方法を提供する。
リデン系樹脂である抗菌性樹脂フィルムの製造方法を提
供する。さらに、前記発明において、抗菌剤が銀系超微
粒子の無機系抗菌剤または有機系抗菌剤である抗菌性樹
脂フィルムの製造方法を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
本発明で、押出加工性が良いとは、樹脂の未溶融物の流
出およびフローマークの発生が少なく、押出量が安定
し、フィルムやシートに成形加工した時に厚み斑を生じ
難いこと、あるいは押出後のロールに巻かれたフィルム
やシートが二次加工する際取り出し易いことを意味す
る。
本発明で、押出加工性が良いとは、樹脂の未溶融物の流
出およびフローマークの発生が少なく、押出量が安定
し、フィルムやシートに成形加工した時に厚み斑を生じ
難いこと、あるいは押出後のロールに巻かれたフィルム
やシートが二次加工する際取り出し易いことを意味す
る。
【0011】本発明のフィルムの材料として用いられる
樹脂としては、熱可塑性樹脂、具体的には、ポリエステ
ル系樹脂、含ハロゲン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ
オレフィン系樹脂等が含まれる。特に、産業上有用なも
のとして、ポリエステル系樹脂では、ポリブチレンテレ
フタレート、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリエチレ
ンテレフタレート等、とりわけテレフタール酸、イソフ
タール酸などのジカルボン酸成分とジオール成分の共重
合ポリエステルである。含ハロゲン系樹脂では、ポリフ
ッ化ビニリデンおよびその共重合体、ポリ塩化ビニー
ル、ポリ塩化ビニリデンおよびその共重合体等、ポリア
ミド系樹脂では、ナイロン6、ナイロン6−66、ナイ
ロンMXD6,ポリオレフィン系樹脂では、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンおよびその共重合体、ポリ−4メチ
ルペンテンー1、これらのうち熱可塑性樹脂、厚みを薄
くする等して、柔軟なものが好まれる。特に、ラップフ
ィルムに適当である。
樹脂としては、熱可塑性樹脂、具体的には、ポリエステ
ル系樹脂、含ハロゲン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ
オレフィン系樹脂等が含まれる。特に、産業上有用なも
のとして、ポリエステル系樹脂では、ポリブチレンテレ
フタレート、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリエチレ
ンテレフタレート等、とりわけテレフタール酸、イソフ
タール酸などのジカルボン酸成分とジオール成分の共重
合ポリエステルである。含ハロゲン系樹脂では、ポリフ
ッ化ビニリデンおよびその共重合体、ポリ塩化ビニー
ル、ポリ塩化ビニリデンおよびその共重合体等、ポリア
ミド系樹脂では、ナイロン6、ナイロン6−66、ナイ
ロンMXD6,ポリオレフィン系樹脂では、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンおよびその共重合体、ポリ−4メチ
ルペンテンー1、これらのうち熱可塑性樹脂、厚みを薄
くする等して、柔軟なものが好まれる。特に、ラップフ
ィルムに適当である。
【0012】塩化ビニル樹脂としては、平均重合度 1
100〜2500、フィルムやシートの押出加工には、
好ましくは1100〜1800のものを用いる。平均重
合度は、押出加工性と液状助剤、抗菌剤の保持力とのバ
ランスから選択される。ポリオレフィン系樹脂は、フィ
ルムやシートの押出加工にはMFR(メルトフローレー
ト)が好ましくは0.5〜4.0、さらに好ましくは
1,0〜2.5であることが少ない抗菌剤の添加で抗菌
性が発揮できる観点から好ましい。
100〜2500、フィルムやシートの押出加工には、
好ましくは1100〜1800のものを用いる。平均重
合度は、押出加工性と液状助剤、抗菌剤の保持力とのバ
ランスから選択される。ポリオレフィン系樹脂は、フィ
ルムやシートの押出加工にはMFR(メルトフローレー
ト)が好ましくは0.5〜4.0、さらに好ましくは
1,0〜2.5であることが少ない抗菌剤の添加で抗菌
性が発揮できる観点から好ましい。
【0013】塩化ビニリデン系樹脂としては、塩化ビニ
リデンを主成分としてこれと共重合し得る単量体(単
に、コモノマーと云うことがある)との共重合体であ
り、樹脂組成として塩化ビニリデン含有率65〜98重
量%であることが好ましい。塩化ビニリデンの含有率が
65重量%未満であると酸素ガスバリア性が悪くなり、
酸素ガス透過度が大きくなる。塩化ビニリデンの含有率
が98重量%を越えると、樹脂溶融温度と樹脂分解温度
との差が小さくなって押出し加工性が悪くなるからであ
る。また、塩化ビニリデンと共重合し得る単量体として
は、例えば塩化ビニル、アクリルニトリル、スチレン、
炭素数が1〜18のアクリル酸アルキルエステル、炭素
数が1〜18のメタクリル酸アルキルエステル、イタコ
ン酸、イタコン酸のアルキルエステル、マレイン酸、マ
レイン酸のアルキルエステル、酢酸ビニル等の不飽和単
量体からなる1種以上より選ばれた共重合体を例示でき
る。共重合性、酸素ガスバリア性、押出加工性の観点か
ら、特には塩化ビニルまたはアクリル酸メチルエステル
との共重合体が好ましい。塩化ビニリデン系共重合体の
押出し加工性を良くするために、必要に応じて該共重合
体に対して約3重量%以下の二塩基性脂肪酸エステル系
等の可塑剤、エポキシ系等の熱安定剤を添加することが
好ましい。これらの塩化ビニリデン系樹脂のうち、還元
粘度が少なくとも0.035、好ましくは0.039〜
0.070のものは、抗菌剤添加による押出加工性の維
持および少ない抗菌剤の添加で抗菌性が発揮できる等の
観点から好ましく用いられる。
リデンを主成分としてこれと共重合し得る単量体(単
に、コモノマーと云うことがある)との共重合体であ
り、樹脂組成として塩化ビニリデン含有率65〜98重
量%であることが好ましい。塩化ビニリデンの含有率が
65重量%未満であると酸素ガスバリア性が悪くなり、
酸素ガス透過度が大きくなる。塩化ビニリデンの含有率
が98重量%を越えると、樹脂溶融温度と樹脂分解温度
との差が小さくなって押出し加工性が悪くなるからであ
る。また、塩化ビニリデンと共重合し得る単量体として
は、例えば塩化ビニル、アクリルニトリル、スチレン、
炭素数が1〜18のアクリル酸アルキルエステル、炭素
数が1〜18のメタクリル酸アルキルエステル、イタコ
ン酸、イタコン酸のアルキルエステル、マレイン酸、マ
レイン酸のアルキルエステル、酢酸ビニル等の不飽和単
量体からなる1種以上より選ばれた共重合体を例示でき
る。共重合性、酸素ガスバリア性、押出加工性の観点か
ら、特には塩化ビニルまたはアクリル酸メチルエステル
との共重合体が好ましい。塩化ビニリデン系共重合体の
押出し加工性を良くするために、必要に応じて該共重合
体に対して約3重量%以下の二塩基性脂肪酸エステル系
等の可塑剤、エポキシ系等の熱安定剤を添加することが
好ましい。これらの塩化ビニリデン系樹脂のうち、還元
粘度が少なくとも0.035、好ましくは0.039〜
0.070のものは、抗菌剤添加による押出加工性の維
持および少ない抗菌剤の添加で抗菌性が発揮できる等の
観点から好ましく用いられる。
【0014】本発明に用いられる液状助剤とは、DBS
(ジブチルセバケート)などの二塩基性脂肪酸エステ
ル、ATBC(アセチルトリブチルシトレート)、ジア
セチル化モノグリセライド(炭素数酸12および16)
およびポリエステル系可塑剤等の可塑剤類、エポキシ化
大豆油、エポキシ化亜麻仁油、エポキシ化ステアリン酸
オクチル、エポキシ化ポリブタジエンおよびエポキシヘ
キサヒドロフタル酸エステルなどのエポキシ化合物であ
り、必要に応じて、ピロリン酸ナトリウム、リン酸ナト
リウム、(EDTA−2Na)エチレンジアミン4酢酸
2ナトリウム、クエン酸、クエン酸3ナトリウム、クエ
ン酸3ナトリウム、クエン酸カリウム、酸化マグネシウ
ムおよび水酸化マグネシウムなどの熱安定剤、フェノー
ル系のVE(ビタミンE)、イルガノックス245、硫
黄系のDSTDP(ジステアリルチオジプロピオネー
ト)、DLTDP(ジラウリルチオジプロピオネート)
などの酸化防止剤、ステアリン酸アマイド(脂肪酸アミ
ド)、グリセリン脂肪酸エステル、各種脂肪酸エステ
ル、ポリエチレンワックスおよび酸化ポリエチレンなど
の滑剤、二酸化珪素、炭酸カルシウム、タルク、ゼオラ
イトなどの粗面化剤、ベンゾトリアゾール系、ベンゾフ
ェノン系およびザロール系の紫外線吸収剤(光安定
剤)、アゾ系、縮合アゾ系、ベンゾイミダゾロン系、ジ
アリライド系、キナクリドン系、ジオキサジン系、イソ
インドリノン系およびフタロシアニン系等の有機顔料、
酸化チタン、アルミナ、カーボンブラックおよび硫酸バ
リウムなどの無機顔料、アクリル酸系ポリマー、グリシ
ジル系ポリマー、ポリアミド系ポリマーおよびポリエス
テル系ポリマーなどの肉密着性付与剤、EVA(エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体)、アクリル系加工助剤、アク
リル/スチレン系加工助剤などの高分子添加剤等が含ま
れる。特に、塩素系樹脂の押出加工性の向上のために用
いられる。熱可塑性樹脂100重量部に対し10重量部
以下、好ましくは0〜7重量部の範囲で用いられる。
(ジブチルセバケート)などの二塩基性脂肪酸エステ
ル、ATBC(アセチルトリブチルシトレート)、ジア
セチル化モノグリセライド(炭素数酸12および16)
およびポリエステル系可塑剤等の可塑剤類、エポキシ化
大豆油、エポキシ化亜麻仁油、エポキシ化ステアリン酸
オクチル、エポキシ化ポリブタジエンおよびエポキシヘ
キサヒドロフタル酸エステルなどのエポキシ化合物であ
り、必要に応じて、ピロリン酸ナトリウム、リン酸ナト
リウム、(EDTA−2Na)エチレンジアミン4酢酸
2ナトリウム、クエン酸、クエン酸3ナトリウム、クエ
ン酸3ナトリウム、クエン酸カリウム、酸化マグネシウ
ムおよび水酸化マグネシウムなどの熱安定剤、フェノー
ル系のVE(ビタミンE)、イルガノックス245、硫
黄系のDSTDP(ジステアリルチオジプロピオネー
ト)、DLTDP(ジラウリルチオジプロピオネート)
などの酸化防止剤、ステアリン酸アマイド(脂肪酸アミ
ド)、グリセリン脂肪酸エステル、各種脂肪酸エステ
ル、ポリエチレンワックスおよび酸化ポリエチレンなど
の滑剤、二酸化珪素、炭酸カルシウム、タルク、ゼオラ
イトなどの粗面化剤、ベンゾトリアゾール系、ベンゾフ
ェノン系およびザロール系の紫外線吸収剤(光安定
剤)、アゾ系、縮合アゾ系、ベンゾイミダゾロン系、ジ
アリライド系、キナクリドン系、ジオキサジン系、イソ
インドリノン系およびフタロシアニン系等の有機顔料、
酸化チタン、アルミナ、カーボンブラックおよび硫酸バ
リウムなどの無機顔料、アクリル酸系ポリマー、グリシ
ジル系ポリマー、ポリアミド系ポリマーおよびポリエス
テル系ポリマーなどの肉密着性付与剤、EVA(エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体)、アクリル系加工助剤、アク
リル/スチレン系加工助剤などの高分子添加剤等が含ま
れる。特に、塩素系樹脂の押出加工性の向上のために用
いられる。熱可塑性樹脂100重量部に対し10重量部
以下、好ましくは0〜7重量部の範囲で用いられる。
【0015】塩化ビニリデン系樹脂を用いた場合、安定
剤および/または可塑剤の液状助剤を樹脂100重量部
に対してそれぞれ0.5〜7.0重量部、さらには2〜
6重量部添加した抗菌性包装材料が好ましく用いられ
る。液状助剤が多いと樹脂の分解を抑制し押出加工性が
安定するが、ガスバリヤー性が低下する。また、少量の
抗菌剤の添加で抗菌性の効果を得るのが難しい。抗菌剤
を多く添加すると抗菌性は得られるが押出量の変動が大
きくなって押出加工性が不安定となり易い。さらにフィ
ルムの透明性も低下する。粘着剤としてはポリブテン、
ポリブタジエン、ポリイソブチレン、ポリプロピレン等
を挙げることができる。これらのうち、ポリブテン、ポ
リイソブチレンが包装材料の変色防止の観点から好まし
い。粘着付与剤としては、常温で液状であるポリエチレ
ングリコール、流動パラフィン、プロピレングリコール
等を挙げることができる。粘着剤、粘着付与剤はそれら
を組み合わせて用いることができる。熱可塑性樹脂10
0重量部に対してそれぞれ3重量部以下、さらには0.
01〜1.0重量部含有されていることが好ましい。
剤および/または可塑剤の液状助剤を樹脂100重量部
に対してそれぞれ0.5〜7.0重量部、さらには2〜
6重量部添加した抗菌性包装材料が好ましく用いられ
る。液状助剤が多いと樹脂の分解を抑制し押出加工性が
安定するが、ガスバリヤー性が低下する。また、少量の
抗菌剤の添加で抗菌性の効果を得るのが難しい。抗菌剤
を多く添加すると抗菌性は得られるが押出量の変動が大
きくなって押出加工性が不安定となり易い。さらにフィ
ルムの透明性も低下する。粘着剤としてはポリブテン、
ポリブタジエン、ポリイソブチレン、ポリプロピレン等
を挙げることができる。これらのうち、ポリブテン、ポ
リイソブチレンが包装材料の変色防止の観点から好まし
い。粘着付与剤としては、常温で液状であるポリエチレ
ングリコール、流動パラフィン、プロピレングリコール
等を挙げることができる。粘着剤、粘着付与剤はそれら
を組み合わせて用いることができる。熱可塑性樹脂10
0重量部に対してそれぞれ3重量部以下、さらには0.
01〜1.0重量部含有されていることが好ましい。
【0016】本発明に用いる抗菌剤としては、無機系抗
菌剤および有機系抗菌剤を使用できる。有機系抗菌剤と
しては、炭素数6〜10個を持つ脂肪酸の(ポリ)グリ
セリンエステルを主成分とするものを云う。炭素数が6
個の(ポリ)グリセリンカプロン酸モノエステル、炭素
数が8個の飽和脂肪酸である(ポリ)グリセリンカプリ
ル酸モノエステル、炭素数10個の飽和脂肪酸である
(ポリ)グリセリンカプリン酸モノエステルが特に好ま
しい。
菌剤および有機系抗菌剤を使用できる。有機系抗菌剤と
しては、炭素数6〜10個を持つ脂肪酸の(ポリ)グリ
セリンエステルを主成分とするものを云う。炭素数が6
個の(ポリ)グリセリンカプロン酸モノエステル、炭素
数が8個の飽和脂肪酸である(ポリ)グリセリンカプリ
ル酸モノエステル、炭素数10個の飽和脂肪酸である
(ポリ)グリセリンカプリン酸モノエステルが特に好ま
しい。
【0017】遊離脂肪酸、高級脂肪酸モノグリセライド
と比較して低級脂肪酸モノグリセライドは水に対する親
和性が高く、液相中で均一分布し易く、微生物が取り込
み易い状態であり、低級脂肪酸モノグリセライドの中で
は炭素数の大きいものほど親油性が高く、細胞脂質に対
する親和性が増して、細胞内への取り込みが速くなる。
オキシ酸、多価カルボン酸では、親水性が高いので細胞
内への取り込みが遅くなる。側鎖のある脂肪酸は代謝さ
れ難く、蓄積効果がなく抗菌効果が弱い。脂肪酸の炭素
数8〜10個のグリセリンエステルを主体とし、これら
の単独、またはそれらの組み合わせ、およびこれらと脂
肪酸の炭素数12〜22のグリセリンエステルから選ば
れた少なくとも1種の組み合わせ等が好ましい。
と比較して低級脂肪酸モノグリセライドは水に対する親
和性が高く、液相中で均一分布し易く、微生物が取り込
み易い状態であり、低級脂肪酸モノグリセライドの中で
は炭素数の大きいものほど親油性が高く、細胞脂質に対
する親和性が増して、細胞内への取り込みが速くなる。
オキシ酸、多価カルボン酸では、親水性が高いので細胞
内への取り込みが遅くなる。側鎖のある脂肪酸は代謝さ
れ難く、蓄積効果がなく抗菌効果が弱い。脂肪酸の炭素
数8〜10個のグリセリンエステルを主体とし、これら
の単独、またはそれらの組み合わせ、およびこれらと脂
肪酸の炭素数12〜22のグリセリンエステルから選ば
れた少なくとも1種の組み合わせ等が好ましい。
【0018】抗菌性包装材表面または包装材中の有機系
抗菌剤の量は、熱可塑性樹脂100重量部に対し、0.
05〜1.50重量部、さらに好ましくは0.10〜
1.0重量部、最も好ましくは0.1〜0.7重量部で
ある。含有量が1.50を超えると押出加工性が低下す
ることがあり、未溶融樹脂の流出、フローマークの発
生、押出量の変動、モーター負荷の変動等が発生し易く
なる。また、0.05重量部以下では十分な抗菌性が発
現しない。
抗菌剤の量は、熱可塑性樹脂100重量部に対し、0.
05〜1.50重量部、さらに好ましくは0.10〜
1.0重量部、最も好ましくは0.1〜0.7重量部で
ある。含有量が1.50を超えると押出加工性が低下す
ることがあり、未溶融樹脂の流出、フローマークの発
生、押出量の変動、モーター負荷の変動等が発生し易く
なる。また、0.05重量部以下では十分な抗菌性が発
現しない。
【0019】熱可塑性樹脂が塩化ビニリデン系樹脂また
は平均重合度が1100〜2500の塩化ビニル樹脂の
場合、抗菌剤としてHLBが5.5〜8、好ましくは6
〜8の範囲にある脂肪酸の炭素数6〜10の(ポリ)グ
リセリン脂肪酸モノ(ジ)エステルを含有した抗菌性包
装材料を本発明の好ましいものとして挙げることができ
る。HLBが小さ過ぎると食品との親和性に乏しく、包
装材料の表面に抗菌剤がブリードし難くなり、一方、大
き過ぎると押出加工された包装材料が発泡し易くなり、
良好な製品となり難い。
は平均重合度が1100〜2500の塩化ビニル樹脂の
場合、抗菌剤としてHLBが5.5〜8、好ましくは6
〜8の範囲にある脂肪酸の炭素数6〜10の(ポリ)グ
リセリン脂肪酸モノ(ジ)エステルを含有した抗菌性包
装材料を本発明の好ましいものとして挙げることができ
る。HLBが小さ過ぎると食品との親和性に乏しく、包
装材料の表面に抗菌剤がブリードし難くなり、一方、大
き過ぎると押出加工された包装材料が発泡し易くなり、
良好な製品となり難い。
【0020】無機系抗菌剤では、金属超微粒子を用い
銀、銅、亜鉛、鉄から選ばれた少なくとも1種の金属種
を含む金属超微粒子が用いられる。これらのうち銀系、
銀と亜鉛の混合無機抗菌剤が好ましい。銀系無機抗菌剤
の抗菌のメカニズムは、まだ完全に解明されてはいない
が、抗菌剤から出る銀イオンと、銀の触媒作用によって
活性イオンが生じ抗菌性を発現するものと考えられてい
る。使用の形態としては好ましくは平均粒径200nm
未満、さらに好ましくは100nm未満、最も好ましく
は50nm未満である。通常1〜20nmの範囲のもの
が使用される。
銀、銅、亜鉛、鉄から選ばれた少なくとも1種の金属種
を含む金属超微粒子が用いられる。これらのうち銀系、
銀と亜鉛の混合無機抗菌剤が好ましい。銀系無機抗菌剤
の抗菌のメカニズムは、まだ完全に解明されてはいない
が、抗菌剤から出る銀イオンと、銀の触媒作用によって
活性イオンが生じ抗菌性を発現するものと考えられてい
る。使用の形態としては好ましくは平均粒径200nm
未満、さらに好ましくは100nm未満、最も好ましく
は50nm未満である。通常1〜20nmの範囲のもの
が使用される。
【0021】通常、前記金属の超微粒子をTiO2(酸
化チタン)、SiO2・Al2O3・MgO(メタ珪酸ア
ルミン酸マグネシウム)などに担持させ、コロイド分散
液の形態で用いられる。例えば、TiO2に銀微粒子を
5重量%担持させる分散媒としては通常、水、アルコー
ル等が用いられ、AtomyBall(触媒化成工業
(株)社製などが市販されている。
化チタン)、SiO2・Al2O3・MgO(メタ珪酸ア
ルミン酸マグネシウム)などに担持させ、コロイド分散
液の形態で用いられる。例えば、TiO2に銀微粒子を
5重量%担持させる分散媒としては通常、水、アルコー
ル等が用いられ、AtomyBall(触媒化成工業
(株)社製などが市販されている。
【0022】本発明の抗菌性包装材料の製造方法は、1
価または多価アルコール、グリセリン系またはソルビタ
ン系非イオン界面活性剤から選ばれた溶媒に抗菌剤を混
合した塗布液を塗工することを特徴とする製造方法であ
る。抗菌剤塗布液が油性でないので簡単且つ有効に塗布
できる。塗布の対象は熱可塑性樹脂、無機系蒸着膜を有
するフィルム、合成紙、紙、不織布、骨付き肉用のボー
ンガードと呼ばれる食品用繊維製品、肉汁吸収剤等を挙
げることができる。ここで、塗工とは、コーター、印刷
機、噴霧等を含む。熱可塑性樹脂に特定の(ポリ)グリ
セリン脂肪酸エステルが添加されていると成形品表面の
表面張力が低下し、さらに抗菌剤を塗布し易くなる。紙
に、抗菌剤を塗布(噴霧)したもの、紙と抗菌性を付与
された熱可塑性樹脂からなる抗菌性包装材料等が含まれ
る。
価または多価アルコール、グリセリン系またはソルビタ
ン系非イオン界面活性剤から選ばれた溶媒に抗菌剤を混
合した塗布液を塗工することを特徴とする製造方法であ
る。抗菌剤塗布液が油性でないので簡単且つ有効に塗布
できる。塗布の対象は熱可塑性樹脂、無機系蒸着膜を有
するフィルム、合成紙、紙、不織布、骨付き肉用のボー
ンガードと呼ばれる食品用繊維製品、肉汁吸収剤等を挙
げることができる。ここで、塗工とは、コーター、印刷
機、噴霧等を含む。熱可塑性樹脂に特定の(ポリ)グリ
セリン脂肪酸エステルが添加されていると成形品表面の
表面張力が低下し、さらに抗菌剤を塗布し易くなる。紙
に、抗菌剤を塗布(噴霧)したもの、紙と抗菌性を付与
された熱可塑性樹脂からなる抗菌性包装材料等が含まれ
る。
【0023】1価または多価アルコール、グリセリン系
またはソルビタン系非イオン界面活性剤から選ばれた溶
媒としては、エチルアルコール、イソプロピルアルコー
ル等を挙げることができる。これらのうちエチルアルコ
ール、イソプロピルアルコール、ポリオキシエチレンソ
ルビタン脂肪酸エステルの水溶液等が好ましく用いられ
る。
またはソルビタン系非イオン界面活性剤から選ばれた溶
媒としては、エチルアルコール、イソプロピルアルコー
ル等を挙げることができる。これらのうちエチルアルコ
ール、イソプロピルアルコール、ポリオキシエチレンソ
ルビタン脂肪酸エステルの水溶液等が好ましく用いられ
る。
【0024】本発明のもう一つの製造方法は、公知のイ
ンフレーション装置および方法を用いてなされる。塩化
ビニリデン樹脂からなる抗菌性フィルムを例としてフィ
ルムの製造方法を図1を用いて説明するが、本発明はこ
れに限定されるものではない。インフレーション成形用
に配合された樹脂組成物を単軸または多軸のスクリュウ
を備えた押出機(図示せず)に一定供給量で供給し、樹
脂温度170〜200℃で溶融樹脂を環状ダイを通して
下方に押し出す。このときダイから出た予備円筒状成形
体(パリソン)は、塩化ビニリデンの結晶化を防ぐため
に4〜10℃の水あるいは空気で急冷(図示せず)され
る。パリソン下方で開口性維持のため4〜10℃の第1
浴槽を通り、第1浴槽内のロールでパリソンの内側同士
が接触して、開口性が悪くなるのを防ぐためにダイ中央
部から注入されるパイル液をためた状態となる。パイル
剤は通常ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル
原液または水溶液、プロピレングリコール原液または水
溶液、グリセリン原液または水溶液、ジグリセリンラウ
レート原液または水溶液、ポリグリセリンラウレート原
液または水溶液あるいはこれらの混合物等を使用する。
このパイル液に抗菌剤塗布液を混合してもよいし、パイ
ル液に替えて抗菌剤塗布液を単独に用いてもよい。次い
で扁平になったパリソンは第2ロール(A),(B)間
で不活性ガス、例えば空気を封入されると同時に延伸操
作を行い易くするために第2浴槽で10〜30℃に加熱
され第2ロール(B)を経る。その後、圧縮不活性ガス
を封入されフィルムの幅方向、縦方向の2軸に延伸され
る。本発明で云う「ダイ出口を経て予備円筒状成形体が
延伸される迄の区間で」とは環状ダイの出口から第2ロ
ール(B)を経てフィルムが延伸のため膨張される直前
迄の区間を云う。
ンフレーション装置および方法を用いてなされる。塩化
ビニリデン樹脂からなる抗菌性フィルムを例としてフィ
ルムの製造方法を図1を用いて説明するが、本発明はこ
れに限定されるものではない。インフレーション成形用
に配合された樹脂組成物を単軸または多軸のスクリュウ
を備えた押出機(図示せず)に一定供給量で供給し、樹
脂温度170〜200℃で溶融樹脂を環状ダイを通して
下方に押し出す。このときダイから出た予備円筒状成形
体(パリソン)は、塩化ビニリデンの結晶化を防ぐため
に4〜10℃の水あるいは空気で急冷(図示せず)され
る。パリソン下方で開口性維持のため4〜10℃の第1
浴槽を通り、第1浴槽内のロールでパリソンの内側同士
が接触して、開口性が悪くなるのを防ぐためにダイ中央
部から注入されるパイル液をためた状態となる。パイル
剤は通常ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル
原液または水溶液、プロピレングリコール原液または水
溶液、グリセリン原液または水溶液、ジグリセリンラウ
レート原液または水溶液、ポリグリセリンラウレート原
液または水溶液あるいはこれらの混合物等を使用する。
このパイル液に抗菌剤塗布液を混合してもよいし、パイ
ル液に替えて抗菌剤塗布液を単独に用いてもよい。次い
で扁平になったパリソンは第2ロール(A),(B)間
で不活性ガス、例えば空気を封入されると同時に延伸操
作を行い易くするために第2浴槽で10〜30℃に加熱
され第2ロール(B)を経る。その後、圧縮不活性ガス
を封入されフィルムの幅方向、縦方向の2軸に延伸され
る。本発明で云う「ダイ出口を経て予備円筒状成形体が
延伸される迄の区間で」とは環状ダイの出口から第2ロ
ール(B)を経てフィルムが延伸のため膨張される直前
迄の区間を云う。
【0025】抗菌剤塗布液は第2ロール(A),(B)
の間に封入してもよい。また、抗菌剤塗布液が前記の様
にパリソンの内側から塗工されている限りにおいてパリ
ソンの外側からも塗工してもよい。塗布液の濃度は好ま
しくは有機系抗菌剤の場合60〜100重量%、無機系
抗菌剤の場合、塗布液の銀の含有量が0.5〜3.5m
g/mlの範囲である。さらに、前記のように塗布液を
パリソンの内側に塗工するには塗布液の粘度が取り扱
い、塗工性等の観点から有機系抗菌剤の場合0.010
〜0.200Pa・s、無機系抗菌剤の場合0.001
〜0.002Pa・sの範囲に調整するとよい。
の間に封入してもよい。また、抗菌剤塗布液が前記の様
にパリソンの内側から塗工されている限りにおいてパリ
ソンの外側からも塗工してもよい。塗布液の濃度は好ま
しくは有機系抗菌剤の場合60〜100重量%、無機系
抗菌剤の場合、塗布液の銀の含有量が0.5〜3.5m
g/mlの範囲である。さらに、前記のように塗布液を
パリソンの内側に塗工するには塗布液の粘度が取り扱
い、塗工性等の観点から有機系抗菌剤の場合0.010
〜0.200Pa・s、無機系抗菌剤の場合0.001
〜0.002Pa・sの範囲に調整するとよい。
【0026】ここで、抗菌剤塗布液の調製については、
特別な制限はないが、前記の1価または多価アルコー
ル、グリセリン系またはソルビタン系非イオン界面活性
剤から選ばれた溶媒に抗菌剤を混合した塗布液を用いる
ことも好ましい。また、必要に応じて有機系抗菌剤と無
機系抗菌剤とを併用しても良い。
特別な制限はないが、前記の1価または多価アルコー
ル、グリセリン系またはソルビタン系非イオン界面活性
剤から選ばれた溶媒に抗菌剤を混合した塗布液を用いる
ことも好ましい。また、必要に応じて有機系抗菌剤と無
機系抗菌剤とを併用しても良い。
【0027】また、別の方法としては、抗菌剤を樹脂中
に練り込む方法がある。練り込む方法としては、他の添
加剤、液状助剤と共に樹脂に直接所定量の抗菌剤或いは
抗菌剤成分を添加し均一に混合する方法、予め高濃度の
抗菌剤を含むマスターバッチを調製しておき、これを樹
脂に添加し所定量の抗菌剤を含む包装材料を得る方法等
がある。抗菌剤の種類、性質により選択して使用でき
る。
に練り込む方法がある。練り込む方法としては、他の添
加剤、液状助剤と共に樹脂に直接所定量の抗菌剤或いは
抗菌剤成分を添加し均一に混合する方法、予め高濃度の
抗菌剤を含むマスターバッチを調製しておき、これを樹
脂に添加し所定量の抗菌剤を含む包装材料を得る方法等
がある。抗菌剤の種類、性質により選択して使用でき
る。
【0028】インフレーション工程で縦2.5〜4.5
倍、横4〜6.5倍に延伸され巻き取られたチューブ状
フィルムは、使用に適した幅にスリットされる。得られ
た抗菌性フィルムはラップ、ソーセージや生肉等の包装
材料の用途に用いられる。フィルムの厚みとして抗菌剤
を練り込む場合、好ましくは5〜60μm、より好まし
くは8〜30μmが抗菌性をよく発揮できる。
倍、横4〜6.5倍に延伸され巻き取られたチューブ状
フィルムは、使用に適した幅にスリットされる。得られ
た抗菌性フィルムはラップ、ソーセージや生肉等の包装
材料の用途に用いられる。フィルムの厚みとして抗菌剤
を練り込む場合、好ましくは5〜60μm、より好まし
くは8〜30μmが抗菌性をよく発揮できる。
【0029】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0030】(抗菌フィルムの評価)銀等無機抗菌剤研
究会が定めた「抗菌加工製品の抗菌力試験法1(199
5年度版)−フィルム密着法」に準拠した。 方法:対照区として無菌PEフィルム、無加工区として
ブランク、抗菌加工区として本発明の製造方法により得
られたフィルムを用いた。
究会が定めた「抗菌加工製品の抗菌力試験法1(199
5年度版)−フィルム密着法」に準拠した。 方法:対照区として無菌PEフィルム、無加工区として
ブランク、抗菌加工区として本発明の製造方法により得
られたフィルムを用いた。
【0031】(パリソン開口性)パリソンが容易に開口
し、塗布液やインフレーションするための空気をを封入
し易くする。パリソンの開口性が悪いと折り畳み部にピ
ンチ筋(筋状の厚みの厚い部分など)が残り、インフレ
ーションの破裂や塗り斑等の原因となる。 ○:手で容易に開口できる。 ×:容易に開口しない。
し、塗布液やインフレーションするための空気をを封入
し易くする。パリソンの開口性が悪いと折り畳み部にピ
ンチ筋(筋状の厚みの厚い部分など)が残り、インフレ
ーションの破裂や塗り斑等の原因となる。 ○:手で容易に開口できる。 ×:容易に開口しない。
【0032】(押出加工性) ○:押出量が安定し、樹脂の未溶融物が流出しない。 △:フィルムの厚み斑を生じ、二次加工の製袋、充填が
悪い。(ロール状に巻かれたフィルムが抗菌剤、液状助
剤のブリードでベタ付きが発生し、取り出し難く、ま
た、厚み斑のためロール状に凹凸が生じている)
悪い。(ロール状に巻かれたフィルムが抗菌剤、液状助
剤のブリードでベタ付きが発生し、取り出し難く、ま
た、厚み斑のためロール状に凹凸が生じている)
【0033】(実施例1〜7、比較例1)塩化ビニリデ
ン共重合体(VD/VC=88.0/12.0重量比)1
00重量部、アセチルモノブチルサイトレート5.0重
量部、エポキシ化亜麻仁油2.0重量部からなる塩化ビ
ニリデン系樹脂配合物を、20Lヘンシェルミキサーに
入れ、これに常温でグリース状の抗菌剤を一旦約50℃
に加熱溶解し、表1に示した量それぞれ計量し添加混合
し、その後温度を70℃迄昇温し、冷却したものを押出
に供した。押出条件は押出機40mmφ、L/D=2
2,押出シリンダー温度を110℃、125℃、145
℃、175℃、単軸スクリュウ使用、環状ダイス(2
4.0×25.5mmφ)温度170℃、押出量140
g/min.であった。このとき押し出された延伸前の
パリソンを5.0℃の第1浴槽に導き、次いで第2ロー
ル(A)を経て延伸性をよくするための予熱浴である第
2浴槽を通し第2ロール(B)に導いた。第2ロール
(B)を通過した未延伸パリソンは引取速度を変えた第
2ロール(B)と第3ロールの間で圧縮空気を封入しイ
ンフレーション成形により縦3.5倍、横5.7倍に延
伸し、シングル厚み約20μmの2枚のフィルムに折り
畳みワインダーによりロール状に巻き取った。環状ダイ
と第1浴槽のピンチロール間のパリソンの中に、パリソ
ンが押し合わされた時、粘着して開口しなくなるのを防
止するための開口剤としてプロピレングリコールを使用
した。各々の実施例に用いた抗菌剤は抗菌剤(OA)は
グリセリンカプリン酸モノエステル約80重量%とグリ
セリンミリスチン酸モノエステル約20重量%、抗菌剤
(OB)はグリセリンカプリン酸モノエステル約80重
量%と他のグリセリンオレイン酸モノエステル約20重
量%である。これらのフィルムについて、「抗菌加工製
品の抗菌力試験法1(1995年度版)−フィルム密着
法」に準拠した抗菌性の評価を行い結果を表1に示し
た。尚、比較例1は抗菌性の評価をしなかった。
ン共重合体(VD/VC=88.0/12.0重量比)1
00重量部、アセチルモノブチルサイトレート5.0重
量部、エポキシ化亜麻仁油2.0重量部からなる塩化ビ
ニリデン系樹脂配合物を、20Lヘンシェルミキサーに
入れ、これに常温でグリース状の抗菌剤を一旦約50℃
に加熱溶解し、表1に示した量それぞれ計量し添加混合
し、その後温度を70℃迄昇温し、冷却したものを押出
に供した。押出条件は押出機40mmφ、L/D=2
2,押出シリンダー温度を110℃、125℃、145
℃、175℃、単軸スクリュウ使用、環状ダイス(2
4.0×25.5mmφ)温度170℃、押出量140
g/min.であった。このとき押し出された延伸前の
パリソンを5.0℃の第1浴槽に導き、次いで第2ロー
ル(A)を経て延伸性をよくするための予熱浴である第
2浴槽を通し第2ロール(B)に導いた。第2ロール
(B)を通過した未延伸パリソンは引取速度を変えた第
2ロール(B)と第3ロールの間で圧縮空気を封入しイ
ンフレーション成形により縦3.5倍、横5.7倍に延
伸し、シングル厚み約20μmの2枚のフィルムに折り
畳みワインダーによりロール状に巻き取った。環状ダイ
と第1浴槽のピンチロール間のパリソンの中に、パリソ
ンが押し合わされた時、粘着して開口しなくなるのを防
止するための開口剤としてプロピレングリコールを使用
した。各々の実施例に用いた抗菌剤は抗菌剤(OA)は
グリセリンカプリン酸モノエステル約80重量%とグリ
セリンミリスチン酸モノエステル約20重量%、抗菌剤
(OB)はグリセリンカプリン酸モノエステル約80重
量%と他のグリセリンオレイン酸モノエステル約20重
量%である。これらのフィルムについて、「抗菌加工製
品の抗菌力試験法1(1995年度版)−フィルム密着
法」に準拠した抗菌性の評価を行い結果を表1に示し
た。尚、比較例1は抗菌性の評価をしなかった。
【0034】(実施例8〜12および比較例2〜5)塩
化ビニリデン共重合体(VD/VC=88.0/12.0
重量比)100重量部、アセチルモノブチルサイトレー
ト5.0重量部、エポキシ化亜麻仁油2.0重量部、ポ
リブテン0.1重量部からなる塩化ビニリデン樹脂配合
物を図1に示した工程により実施例1〜7と同様にイン
フレーション成形し、チューブ状フィルムを得た。押出
条件は押出機40mmφ、L/D=22,押出シリンダ
ー温度を110℃、125℃、145℃、175℃、単
軸スクリュウ使用、環状ダイス(26.0×27.5m
mφ)温度170℃、押出量114g/min.であっ
た。第1浴槽温度8.0℃、第2浴槽温度25.7℃で
あった。このとき、第2ロール(A)と(B)の間でパ
リソン内にダスティング剤注入器を用いて表2に示した
濃度の各抗菌剤液を注入した。さらに第2ロール(B)
上にサラシ綿布を巻き、その上に内側抗菌剤塗布液と同
濃度の各抗菌剤液を滴下し外側へ間接塗布した。各々の
実施例に用いた抗菌剤は抗菌剤(A)は5nm超微粒子
コロイド分散液Ag/TiO2(銀成分として約500μ
g/ml)の原液を水で希釈し、ポリオキシエチレンソ
ルビタンモノオレートをそれぞれ添加して用いた。抗菌
剤(B)は10nm超微粒子コロイド分散液Ag/Ti
O2の原液を水で希釈し(表2では×で希釈倍率を示
す)、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレートをそ
れぞれ添加して用いた。抗菌剤(OA)は、実施例1か
ら3のものを使用した。延伸倍率は縦/横=3.5/5.
7であった。得られたチューブフィルムは、折り畳み幅
90mm、厚み(シングル)20μmであった。第2ロ
ール(B)から出たパリソンについてパリソン開口性を
評価し、表2に示した。
化ビニリデン共重合体(VD/VC=88.0/12.0
重量比)100重量部、アセチルモノブチルサイトレー
ト5.0重量部、エポキシ化亜麻仁油2.0重量部、ポ
リブテン0.1重量部からなる塩化ビニリデン樹脂配合
物を図1に示した工程により実施例1〜7と同様にイン
フレーション成形し、チューブ状フィルムを得た。押出
条件は押出機40mmφ、L/D=22,押出シリンダ
ー温度を110℃、125℃、145℃、175℃、単
軸スクリュウ使用、環状ダイス(26.0×27.5m
mφ)温度170℃、押出量114g/min.であっ
た。第1浴槽温度8.0℃、第2浴槽温度25.7℃で
あった。このとき、第2ロール(A)と(B)の間でパ
リソン内にダスティング剤注入器を用いて表2に示した
濃度の各抗菌剤液を注入した。さらに第2ロール(B)
上にサラシ綿布を巻き、その上に内側抗菌剤塗布液と同
濃度の各抗菌剤液を滴下し外側へ間接塗布した。各々の
実施例に用いた抗菌剤は抗菌剤(A)は5nm超微粒子
コロイド分散液Ag/TiO2(銀成分として約500μ
g/ml)の原液を水で希釈し、ポリオキシエチレンソ
ルビタンモノオレートをそれぞれ添加して用いた。抗菌
剤(B)は10nm超微粒子コロイド分散液Ag/Ti
O2の原液を水で希釈し(表2では×で希釈倍率を示
す)、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレートをそ
れぞれ添加して用いた。抗菌剤(OA)は、実施例1か
ら3のものを使用した。延伸倍率は縦/横=3.5/5.
7であった。得られたチューブフィルムは、折り畳み幅
90mm、厚み(シングル)20μmであった。第2ロ
ール(B)から出たパリソンについてパリソン開口性を
評価し、表2に示した。
【0035】(実施例13〜15)市販のダイレクト・
ブロー成形機でインフレーションフィルムを作成し抗菌
剤を外側と内側に塗布して得たチューブ状フィルム(厚
さ20μm)を用い、抗菌性の評価を行った。抗菌剤と
して、実施例13ではOA1重量部とエタノール80/
20(重量比)の混合液をパリソンに注入して塗布液と
して用い、実施例14ではOB1重量部とエタノールの
80/20(重量比)混合液をパリソンに注入して塗布
液として用い、実施例15では前記Atomy Bal
l(s)の原液に0.02重量%のポリオキシエチレン
ソルビタンモノオレートを加えパリソンに注入して塗布
した。これらのフィルムについて、「抗菌加工製品の抗
菌力試験法1(1995年度版)−フィルム密着法」に
準拠した抗菌性の評価を行い、結果を表3に示した。表
3の中で、接種直後対照区(A)は無菌ポリエチレンフ
ィルムに菌を接種直後のものの菌数の測定値(3サンプ
ルの平均値)であり、対照区(B)は無菌ポリエチレン
フィルムに菌を接種後温度35±1℃、相対湿度湿度9
0%以上で24時間保存したものの菌数の測定値(3サ
ンプルの平均値)であり、無加工試験区(C)は抗菌剤
を塗布していない実施例と同質の塩化ビニリデンフィル
ムに菌を接種後温度35±1℃、相対湿度湿度90%以
上で24時間保存したものの菌数の測定値(3サンプル
の平均値)であり、抗菌加工試験(D)は実施例のフィ
ルムに菌を接種後温度35±1℃、相対湿度湿度90%
以上で24時間保存したものの菌数の測定値(3サンプ
ルの平均値)である。
ブロー成形機でインフレーションフィルムを作成し抗菌
剤を外側と内側に塗布して得たチューブ状フィルム(厚
さ20μm)を用い、抗菌性の評価を行った。抗菌剤と
して、実施例13ではOA1重量部とエタノール80/
20(重量比)の混合液をパリソンに注入して塗布液と
して用い、実施例14ではOB1重量部とエタノールの
80/20(重量比)混合液をパリソンに注入して塗布
液として用い、実施例15では前記Atomy Bal
l(s)の原液に0.02重量%のポリオキシエチレン
ソルビタンモノオレートを加えパリソンに注入して塗布
した。これらのフィルムについて、「抗菌加工製品の抗
菌力試験法1(1995年度版)−フィルム密着法」に
準拠した抗菌性の評価を行い、結果を表3に示した。表
3の中で、接種直後対照区(A)は無菌ポリエチレンフ
ィルムに菌を接種直後のものの菌数の測定値(3サンプ
ルの平均値)であり、対照区(B)は無菌ポリエチレン
フィルムに菌を接種後温度35±1℃、相対湿度湿度9
0%以上で24時間保存したものの菌数の測定値(3サ
ンプルの平均値)であり、無加工試験区(C)は抗菌剤
を塗布していない実施例と同質の塩化ビニリデンフィル
ムに菌を接種後温度35±1℃、相対湿度湿度90%以
上で24時間保存したものの菌数の測定値(3サンプル
の平均値)であり、抗菌加工試験(D)は実施例のフィ
ルムに菌を接種後温度35±1℃、相対湿度湿度90%
以上で24時間保存したものの菌数の測定値(3サンプ
ルの平均値)である。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【表3】
【発明の効果】液状助剤、抗菌剤、熱可塑性樹脂の組み
合わせにより、押出加工性の優れた抗菌性を有する包装
材料が得られる。抗菌剤をパリソンの内側から塗工する
ことによって、塗工工程を別途設けることなく通常のイ
ンフレーション成形工程内で塗布が可能となった。得ら
れた抗菌性フィルムは実施例で示した如く優れた抗菌性
を有している。
合わせにより、押出加工性の優れた抗菌性を有する包装
材料が得られる。抗菌剤をパリソンの内側から塗工する
ことによって、塗工工程を別途設けることなく通常のイ
ンフレーション成形工程内で塗布が可能となった。得ら
れた抗菌性フィルムは実施例で示した如く優れた抗菌性
を有している。
【図1】抗菌性フィルムの製造工程略図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08K 5/10 C08K 5/10 C08L 23/00 C08L 23/00 27/08 27/08 C23C 24/00 C23C 24/00
Claims (21)
- 【請求項1】液状助剤10重量部未満と熱可塑性樹脂1
00重量部に、脂肪酸の炭素数6〜10の(ポリ)グリ
セリン脂肪酸エステルが0.05〜1.50重量部含有
されてなる押出加工性の優れた抗菌性包装材料。 - 【請求項2】(ポリ)グリセリン脂肪酸エステルが(ポ
リ)グリセリンカプロン酸モノ(ジ)エステル、(ポ
リ)グリセリンカプリル酸モノ(ジ)エステルおよび
(ポリ)グリセリンカプリン酸モノ(ジ)エステルの群
から選ばれた少なくとも1種である請求項1記載の抗菌
性包装材料。 - 【請求項3】熱可塑性樹脂が塩化ビニリデン系樹脂であ
る請求項2記載の抗菌性包装材料。 - 【請求項4】塩化ビニリデン系樹脂中に添加剤として親
水性/親油性バランス(HLB)が5.5〜8の範囲で
あって、少なくとも脂肪酸の炭素数6〜10の(ポリ)
グリセリン脂肪酸モノ(ジ)エステルが含有されてなる
抗菌性包装材料。 - 【請求項5】安定剤および可塑剤から選ばれた少なくと
も1種の液状助剤が該塩化ビニリデン系樹脂100重量
部に対して0.5〜7.0重量部含有されてなる請求項
4記載の抗菌性包装材料。 - 【請求項6】塩化ビニリデン系樹脂の還元粘度が少なく
とも0.039である請求項4記載の抗菌性包装材料。 - 【請求項7】熱可塑性樹脂がポリオレフィン系樹脂であ
る請求項2記載の抗菌性包装材料。 - 【請求項8】ポリオレフィン系樹脂のMFR(メルトフ
ローレート)が0.5〜4.0の範囲にある請求項7記
載の抗菌性包装材料。 - 【請求項9】平均重合度1100〜2500の塩化ビニ
ル樹脂中に添加剤として親水性/親油性バランス(HL
B)が5.5〜8の範囲であって、少なくとも脂肪酸の
炭素数6〜10の(ポリ)グリセリン脂肪酸モノ(ジ)
エステルが含有されてなる押出加工性に優れた抗菌性包
装材料。 - 【請求項10】添加剤として少なくとも粘着付与剤が常
温で液状であり、熱可塑性樹脂100重量部に対して粘
着剤または粘着付与剤の少なくとも1種を3重量部以下
含有してなる請求項4,7および9のいずれかに記載の
抗菌性包装材料。 - 【請求項11】粘着剤がポリブテンまたはポリイソブチ
レンから選ばれ、粘着付与剤がポリエチレングリコー
ル、流動パラフィン、プロピレングリコールの群から選
ばれた粘着剤または粘着付与剤の少なくとも1種を含む
請求項10記載の抗菌性包装材料。 - 【請求項12】1価または多価アルコール、グリセリン
系またはソルビタン系の非イオン界面活性剤から選ばれ
た溶媒と、(ポリ)グリセリンカプロン酸モノ(ジ)エ
ステル、(ポリ)グリセリンカプリル酸モノ(ジ)エス
テルおよび(ポリ)グリセリンカプリン酸モノ(ジ)エ
ステルの群から選ばれた少なくとも1種の(ポリ)グリ
セリン脂肪酸エステルを用いることを特徴とする抗菌性
包装材料の製造方法。 - 【請求項13】多価アルコール、グリセリン系またはソ
ルビタン系の非イオン界面活性剤から選ばれた溶媒と、
銀系超微粒子の抗菌剤を用いることを特徴とする抗菌性
包装材料の製造方法。 - 【請求項14】抗菌剤の塗布液を包装材料に塗工するこ
とを特徴とする請求項12または13記載の抗菌性包装
材料の製造方法。 - 【請求項15】溶融状態の樹脂を環状ダイで円筒状に押
出して予備円筒状成形体とし、冷却し、次いで前記予備
円筒状成形体を延伸してなるインフレーションフィルム
の製造方法において、ダイ出口を経て予備円筒状成形体
が延伸される迄の区間で、予備円筒成形体の内側を抗菌
剤を含む塗布液により塗工することを特徴とする抗菌性
樹脂フィルムの製造方法。 - 【請求項16】塗布液が1価または多価アルコール、グ
リセリン系またはソルビタン系の非イオン界面活性剤か
ら選ばれた溶媒のうち少なくとも1種と抗菌剤を混合し
たものである請求項12または15記載の抗菌性樹脂フ
ィルムの製造方法。 - 【請求項17】樹脂が塩化ビニリデン系樹脂である請求
項12、13または15のいずれかに記載の抗菌性包装
材料の製造方法。 - 【請求項18】抗菌剤が脂肪酸の炭素数6〜10の(ポ
リ)グリセリン脂肪酸モノ(ジ)エステルまたは銀系超
微粒子から選ばれた少なくとも1種の抗菌剤である請求
項15〜17のいずれかに記載の抗菌性包装材料の製造
方法。 - 【請求項19】塗布液の銀の含有量が0.5〜3.5m
g/mlである請求項18記載の抗菌性包装材料の製造
方法。 - 【請求項20】塗布液の粘度が0.010〜0.200
Pa・sである請求項12,14,15および17のい
ずれかに記載の抗菌性包装材料の製造方法。 - 【請求項21】塗布液の粘度が0.001〜0.002
Pa・sである請求項13,14,15および17のい
ずれかに記載の抗菌性包装材料の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9152948A JPH10330625A (ja) | 1997-05-27 | 1997-05-27 | 抗菌性包装材料およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9152948A JPH10330625A (ja) | 1997-05-27 | 1997-05-27 | 抗菌性包装材料およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10330625A true JPH10330625A (ja) | 1998-12-15 |
Family
ID=15551668
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9152948A Pending JPH10330625A (ja) | 1997-05-27 | 1997-05-27 | 抗菌性包装材料およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10330625A (ja) |
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-
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