JPH10330673A - 消去性インキ組成物 - Google Patents
消去性インキ組成物Info
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- JPH10330673A JPH10330673A JP15763897A JP15763897A JPH10330673A JP H10330673 A JPH10330673 A JP H10330673A JP 15763897 A JP15763897 A JP 15763897A JP 15763897 A JP15763897 A JP 15763897A JP H10330673 A JPH10330673 A JP H10330673A
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Abstract
なく、上質紙や新聞用紙のようなごく一般に用いられて
いる紙を含む全般の紙面にも消しゴムでの擦過により容
易に消去される筆跡をもたらす筆記用の消去性インキ組
成物を得る。 【解決手段】 ソルベント染料又は顔料から選ばれる色
素を内包したマイクロカプセル又は前記色素を均質状態
に担持する油性媒体を内包するマイクロカプセルからな
る着色微粒子、ゴムラテックス及び水を含む消去性イン
キ組成物。
Description
擦過により容易に消去される筆跡をもたらす筆記用の消
去性インキ組成物に関する。
は、従来より多くの提案がなされている。例えば、特開
平5−214285号には0℃以下の造膜温度もしくは
ガラス転移温度を有する樹脂と顔料を含有してなる消去
性インキ組成物が提案されている。しかしながら、該発
明のインキは着色剤として顔料を用いているので、紙面
に筆記されるとインキ中の顔料粒子が紙の繊維間に浸透
し易い。従って、多量の充填剤が用いられたり、表面塗
工された特殊な加工紙、例えばアート紙,コピー用紙等
の紙面には消しゴム消去性の筆跡をもたらすが、ごく一
般に用いられている上質紙や新聞用紙等の紙面では筆跡
は消去しづらい傾向にあり、すべての紙への適用性があ
るとは言えない。
工されたような特殊加工紙面には勿論のこと、ごく一般
に用いられている紙を含む全般の紙面に消しゴムでの擦
過により容易に消去できる筆跡をもたらす筆記用の消去
性インキを提供しようとするものである。
成物は、必須成分として着色剤、ゴムラテックス及び水
を含む組成であり、前記着色剤は油溶性染料,分散染料
及び顔料から選ばれる色素を内包したマイクロカプセル
又は前記色素を均質状態に担持した油性媒体を内包した
マイクロカプセルからなる着色微粒子であり、該着色微
粒子が前記ゴムラテックスを含む水性媒体中に分散され
た水性インキである。
ラーインデックスのソルベント染料及び分散染料に分類
される染料から選ばれ、化学構造ではアゾ系、金属錯塩
アゾ系、アンスラキノン系及び金属フタロシアニン系の
構造を有する染料である。前記顔料はアゾ系、アンスラ
キノン系、縮合ポリアゾ系、チオインジゴ系、金属錯塩
系、フタロシアニン系、ペリノン系、ペリレン系、ジオ
キサジン系及びキナクリドン系の有機顔料、カーボンブ
ラック、酸化鉄等の無機顔料である。前記油性媒体は何
らかの揮発性有機溶剤に溶解し、且つ水不溶性であり、
常温で難揮発性又は不揮発性の液体乃至固体状の物質で
あり、前記色素を均質状態に保持する担体として用いら
れる。油性媒体として用いられる物質は、一塩基酸エス
テル、二塩基酸モノ又はジエステル、多価アルコールの
部分エステル乃至完全エステル等のエステル類、アルキ
ルベンゼン,アルキルナフタレン等の芳香族炭化水素
類、高級アルコール類、パラフィン等の脂肪族炭化水素
類、高級脂肪酸類、ポリアルキレンオキサイドのモノ又
はジエステル類、ケトン類、エーテル類から選ばれる単
独又は2種以上の混合物である。
色素を油性媒体中に溶解又は分散させてなる着色体を公
知のマイクロカプセル化法により壁膜形成物質からなる
殻体に内包させた着色微粒子である。前記殻体を形成す
る壁膜形成物質としては、ゼラチン,シェラック,アラ
ビアガム,ロジン,ロジンエステル,エチルセルロー
ス,カルボキシメチルセルロース,パラフィン,トリス
テアリン,ポリビニルアルコール,ポリエチレン,ポリ
プロピレン,アクリル系樹脂,ビニル系樹脂、ポリイソ
ブテン,ポリウレタン,ポリブタジエン,ポリエステ
ル,ポリアミド,エポキシ樹脂,フェノール樹脂,シリ
コーン樹脂,ポリスチレン,メラミン樹脂等を単独又は
混合して使用することができる。適用できるマイクロカ
プセル化法としては、コアセルベーション法、インサイ
チュー重合法、界面重合法、液中硬化被膜法、水溶液か
らの相分離法、有機溶媒からの相分離法、融解分散冷却
法、気中けん濁被覆法、スプレードライイング法等の公
知の方法があげられる。本発明インキに適用される前記
マイクロカプセルは0.1μm乃至10μmの範囲の平
均粒子径を有する着色微粒子であり、インキ組成中1乃
至30重量%の範囲で用いられる。
・ブタジエンゴム,カルボキシル化アクリロニトリル・
ブタジエンゴムなどのアクリロニトリル・ブタジエン系
ゴムラテックス、メチルメタクリレート・ブタジエン,
カルボキシル化メチルメタクリレート等のメチルメタク
リレート・ブタジエン系ゴムラテックス、スチレン・ブ
タジエン,カルボキシル化スチレンブタジエン等のスチ
レン・ブタジエン系ゴムラテックス、アクリレート系ゴ
ムラテックス、塩化ビニル系ゴムラテックス、ビニルピ
リジン・スチレン・ブタジエン系ゴムラテックス、クロ
ロプレン系ゴムラテックス等があげられ、ラテックスエ
マルションとして水性分散体の形態で販売されているも
のが好適に用いられる。これらゴムラテックスはインキ
組成中、固形分換算で5乃至60重量%好ましくは20
乃至50重量%の範囲で用いられる。5重量%未満の添
加では良好な筆跡消去性が得られず、60重量%を超え
る量の添加はインキが高粘度化してマーキングペンやボ
ールペンでの使用を困難にする。
ン先でのインキの水分の蒸発を抑制する保水剤としての
エチレングリコール,プロピレングリコール,グリセリ
ン,ヘキシレングリコール,1,3−ブタンジオール、
ネオプレングリコール等の多価アルコール、潤滑剤、防
腐剤、インキ流動性の向上や分散、乳化安定化のための
界面活性剤も必要に応じて添加される。更に、ペン内に
インキ流動調節部材を備えない簡易な構造の水性ボール
ペンに本発明インキを適用する場合には、キサンタンガ
ム,ウェランガム,サクシノグリカン等の多糖類で揺変
性を付与させた粘性のインキとして用いる。これら多糖
類が添加される場合、インキ組成中0.1〜0.8重量
%の範囲で添加される。
前記公知のマイクロカプセル化法により調製される着色
微粒子(色素内包マイクロカプセル)分散液、ゴムラテ
ックス及び所定量の水を混合した混合物を、ディスパー
にかけ約1時間攪拌し、更に添加剤を添加して約2時間
攪拌することにより得られる。
調製 黒色微粒子分散液A 塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体樹脂で表面処理された
カーボンブラック加工顔料(チバガイギー社製マイクロ
リスブラックC−K)10gと2−エチルヘキサン酸セ
チル10gをメチルエチルケトン50g中に分散,溶解
し、このカーボンブラック分散体にコロネートL(多価
イソシアネート、日本ポリウレタン工業(株)製)10
gを加えて加温下均質に混合したものを、約70℃に加
温された5%ポリビニルアルコール水溶液60g中に
0.5〜1.0μmの微小滴となるようホモミキサーで
乳化させる。得られた乳化液を攪拌しつつ、そこにジエ
チレントリアミン1gを水24g中に溶解した溶液を約
30分かけて微量づつ滴下する。次いで液温を80℃に
あげて約3時間攪拌し続けることにより、メチルエチル
ケトンは揮散して前記カーボンブラック/2−エチルヘ
キサン酸セチル分散体内包の黒色微粒子分散液Aが得ら
れた。この分散液中の黒色微粒子は平均粒子径3.0μ
mであった。
7)20gをメチルエチルケトン60g中に溶解し、該
溶液にエポキシ樹脂(ビスフェノールA/ジグリシジル
エーテル系、エポキシ当量184〜194)10gを加
えて加温下均質に混合した混合物を、約70℃に加温さ
れた5%ポリビニルアルコール水溶液の50g中に0.
5〜1.5μmの微小滴となるようホモミキサーで乳化
させる。得られた乳化液を攪拌しつつ、そこにエポキシ
樹脂硬化剤(脂肪族ポリアミン)2.5gを水22.5
g中に溶解した溶液を約1時間かけて微量づつ滴下す
る。次いで液温を80℃にあげて約5時間攪拌し続ける
ことにより、メチルエチルケトンが揮散して前記黒色ソ
ルベント染料内包の黒色微粒子分散液Bが得られた。こ
の分散液中の黒色微粒子は平均粒子径1.0μmであっ
た。
アゾ系赤色顔料10gとミリスチン酸ステアリル10g
をメチルエチルケトン50g中に分散,溶解し、このア
ゾ系赤色顔料分散体にコロネートL(多価イソシアネー
ト、日本ポリウレタン工業(株)製)10gを加えて加
温下均質に混合したものを、約70℃に加温された5%
ポリビニルアルコール水溶液60g中に0.5〜1.0
μmの微小滴となるようホモミキサーで乳化させる。得
られた乳化液を攪拌しつつ、そこにジエチレントリアミ
ン1gを水24g中に溶解した溶液を約30分かけて微
量づつ滴下する。次いで、液温を80℃にあげて約3時
間攪拌し続けることにより、メチルエチルケトンは揮散
して前記アゾ系赤色顔料/ミリスチン酸ステアリル分散
体内包の赤色微粒子分散液が得られた。この分散液中の
赤色微粒子は平均粒子径2.0μmであった。
キ、及び比較例インキの組成を表1に示す。ここで、実
施例1〜3及び比較例1のインキは、マーキングペンに
適用されるインキの例であり、実施例4及び比較例2の
インキは前記簡易構造の水性ボールペンに適用されるイ
ンキの例である。尚、比較例インキの組成は、特開平5
−214285号公報の記載に準拠した組成である。
以下に説明する。 (1)カーボンブラックMA−100(三菱化学(株)
製) (2)スチレン・ブタジエンゴムラテックス(固形分7
0%)(Nipol 4850A,日本ゼオン(株)
製) (3)カルボキシル化アクリロニトリル・ブタジエンゴ
ムラテックス(固形分45%,Nipol LX55
0,日本ゼオン(株)製) (4)アクリレートゴムラテックス(固形分45%)
(Nipol LX874,日本ゼオン(株)製) (5)カルボキシル化スチレン・ブタジエンゴムラテッ
クス(固形分41%)(Nipol LX432A,日
本ゼオン(株)製) (6)ポリオキシエチレン(6モル)ソルビットテトラ
オレエート (7)ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸エステ
ル・モノエタノールアミン塩 (8)ポリオキシエチレン(10モル)ノニルフェニル
エーテル (9)3%レオザン(三晶(株)製品名)水性分散液 レオザン:半合成多糖類(サクシノグリカン)
ホルダーを弁機構を介して先端に嵌着したアルミニウム
円筒体からなり、マーキング時にペン先を紙面に押しつ
けて弁を開放させて筒内のインキをペン先に導出するタ
イプのマーキングペンを用いた。前記マーキングペンに
実施例1〜3及び比較例1のインキを所定量充填して、
試料ペンとした。 (2)試料ボールペン ボールペン先をポリプロピレンパイプの一端に備えたカ
ートリッジに実施例4及び比較例2の各試料インキを所
定量充填し、該カートリッジを筆記軸に嵌挿させてなる
簡易構造のボールペンを試料ペンとした。 (3)テスト方法 前記各試料ペンで、コート紙,上質紙及び新聞用紙の3
種の紙面に所定の線を描き、得られた筆跡を消しゴムで
擦過して消去性の難易度を判定した。
工の施されたコート紙の紙面には勿論のこと、上質紙や
新聞用紙のようなごく一般に用いられている紙の面にも
消しゴムでの擦過により容易に消去される筆跡をもたら
す。
Claims (3)
- 【請求項1】 必須成分として、着色剤、ゴムラテック
ス及び水を含む組成であって、前記着色剤は油溶性染
料,分散染料及び顔料から選ばれる色素を内包したマイ
クロカプセル又は前記色素を均質状態に担持した油性媒
体を内包したマイクロカプセルからなる着色微粒子であ
り、該着色微粒子が前記ゴムラテックスを含む水性媒体
中に分散されてなる消去性インキ組成物。 - 【請求項2】 前記着色微粒子は0.1μm〜10μm
の範囲の平均粒子径を有するマイクロカプセルであり、
インキ組成中1〜30重量%の範囲で用いられている請
求項1に記載の消去性インキ組成物。 - 【請求項3】 前記着色微粒子は前記色素を均質状態に
担持した油性媒体を内包したマイクロカプセルであり、
前記油性媒体は何らかの揮発性有機溶剤に溶解し且つ水
不溶性であり、常温で難揮発性又は不揮発性の液体乃至
固体状の物質である請求項1又は2に記載の消去性イン
キ組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15763897A JP3805480B2 (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | ボールペン用消去性インキ組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10330673A true JPH10330673A (ja) | 1998-12-15 |
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| JP (1) | JP3805480B2 (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1997
- 1997-05-29 JP JP15763897A patent/JP3805480B2/ja not_active Expired - Fee Related
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