JPH10330700A - 粘着テープ - Google Patents
粘着テープInfo
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- JPH10330700A JPH10330700A JP9143735A JP14373597A JPH10330700A JP H10330700 A JPH10330700 A JP H10330700A JP 9143735 A JP9143735 A JP 9143735A JP 14373597 A JP14373597 A JP 14373597A JP H10330700 A JPH10330700 A JP H10330700A
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Abstract
雰囲気下に曝した場合において、重ね貼り領域において
粘着テープの浮きや剥離が発生することがなく、また粘
着テープを被着体から剥離する際、粘着剤層が凝集破壊
を起こすことなく粘着テープを被着体からスムーズに剥
離することができ、さらに粘着テープ巻回体からの巻き
戻しをスムーズに行うことができる粘着テープを提供す
る。 【解決手段】 基材の片面に長鎖アルキルエチレン尿素
を必須成分として含有する背面処理層を形成し、他面に
アルキル基の炭素数が平均4〜12個である(メタ)ア
クリル酸アルキルエステルとこれと共重合可能な官能性
単量体とを含む単量体混合物を乳化重合により共重合さ
せた共重合体を主成分とする粘着剤層を形成して粘着テ
ープを作製する。
Description
より詳しくは特に自動車等の塗装の際に使用されるマス
キング用粘着テープに関する。
スキング作業に粘着テープが使用されている。上記のよ
うなマスキング作業に使用される粘着テープ、所謂マス
キング用粘着テープとしては、例えば、和紙等の多孔性
基材の片面に粘着剤層を形成したものが知られている。
その用途上、幅の広いマスキング領域が必要とされる場
合には、複数枚の粘着テープを重ね貼りし、継ぎ合わせ
ることがある。この場合、先に被着体に貼り付けた粘着
テープ背面の一部分に別の粘着テープを重ね貼りするこ
とになる。この時、粘着テープの重ね貼り領域からの塗
料の浸入等の不具合を防止するためには、粘着テープの
重ね貼り領域における密着性が要求され、具体的には、
先に被着体に貼り付けられた粘着テープの背面と重ね貼
りされる粘着テープの粘着剤層との接着力(以下、自背
面接着力という。)が高いことが必要となる。
態で提供されることが多く、粘着テープは巻回体から必
要量を巻き戻して使用される。この時、巻回体からの巻
き戻しをスムーズに行うことを目的として、通常粘着テ
ープ背面には剥離処理が行われている。マスキング用粘
着テープにおいても、粘着テープ背面に剥離処理を行う
ことがあるが、この場合、前述の自背面接着力が低下
し、粘着テープの重ね貼り領域から塗料が浸入し、十分
なマスキング機能を達成することができないという問題
があった。
するために、長鎖アルキルエチレン尿素やN−メチロー
ル化高級脂肪酸アマイドを反応性重合体と共に剥離性処
理剤として用いる技術が特開昭52−6385号及び特
開昭52−14635号に記載されている。かかる剥離
性処理剤を粘着テープ背面に処理した粘着テープは、巻
回体からの適度な巻き戻し性と自背面接着力を有するも
のである。
マスキング用粘着テープに要求される機能が高度化して
きており、例えば自動車ボディーの塗装工程のように粘
着テープが被着体に貼り付けられた状態で80℃程度の
高温度雰囲気下に曝される場合、従来のマスキング用粘
着テープでは、その重ね貼り領域において粘着テープの
浮きや剥離が生じ、塗装工程にトラブルが発生すること
があった。さらに、塗装作業終了後に粘着テープを剥が
す際、被着体表面から粘着テープをスムーズに剥離する
ことができず、粘着剤層が凝集破壊を起こし、被着体表
面に粘着剤を残した状態(所謂、糊残り)で剥離するこ
とがあった。
で、その目的とするところは、例えば、マスキング用粘
着テープの様に、複数枚の粘着テープが一方の粘着テー
プ背面に重ね貼りして使用される際、粘着テープを重ね
貼りした状態で高温度雰囲気下に曝された場合において
も、重ね貼り領域において粘着テープの浮きや剥離が発
生しない粘着テープを提供すること。また、粘着テープ
が被着体に貼り付けられた状態で高温度雰囲気下に曝さ
れた後、粘着テープを剥離する際、粘着剤層が凝集破壊
を起こすことなく、粘着テープを被着体表面からスムー
ズに剥離することができる粘着テープを提供すること。
さらには、粘着テープ巻回体からの巻き戻しをスムーズ
に行うことができる粘着テープを提供することである。
点を解決するために、粘着テープを構成する背面処理層
と粘着剤層について鋭意研究した結果、長鎖アルキルエ
チレン尿素を必須成分として含有する背面処理層と、粘
着剤層を構成する粘着剤の主成分として、官能性単量体
を必須成分として含有する(メタ)アクリル酸アルキル
エステルとの単量体混合物を乳化重合させた共重合体を
使用し粘着テープを作製することによって上記問題点の
解決を図ることができることを見い出し本発明に至った
ものである。
他面に粘着剤層を形成させた粘着テープであって、前記
背面処理層は、長鎖アルキルエチレン尿素を必須成分と
して含有すると共に、前記粘着剤層を構成する粘着剤の
主成分が、アルキル基の炭素数が平均4〜12個である
(メタ)アクリル酸アルキルエステルとこれと共重合可
能な官能性単量体とを含む単量体混合物を乳化重合によ
り共重合させた共重合体であることを特徴とする(請求
項1)。また、(メタ)アクリル酸アルキルエステルと
共重合可能な官能性単量体が、その分子内に、カルボキ
シル基、水酸基、エポキシ基、アミノ基、メルカプト基
あるいはイソシアネート基の中から選択される少なくと
も1種の官能基を有する単量体から構成される粘着テー
プ(請求項2)に関する。
本発明の粘着テープは、基材と、該基材の片面に形成さ
れた粘着剤層および基材の粘着剤層形成面と反対面に形
成された背面処理層とを含むものである。
ら粘着テープの基材として使用されきたものを適宜選択
して使用することができ、特に限定されるものではな
い。例えば、和紙、クレープ紙、クラフト紙などの繊維
状物質からなる紙、スフモスリン、綿布、合成繊維織布
などからなる布、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリ
エチレン、ポリ塩化ビニルなどからなるプラスチックフ
ィルムなどが挙げられる。中でも、マスキング用の粘着
テープに使用される基材としては、作業時において必要
量を手で簡単に切れる点、塗料を吹き付けた際に、粘着
テープ背面に付着した塗料が塗装面に滴れ落ちることな
く背面にて保持されているという点からは、多孔性基材
であることが好ましい。かかる多孔性基材としては、上
記の繊維状物質からなる紙材、特に叩解された木材パル
プ、あるいはこれに一種以上の合成短繊維を混抄してな
る多孔性薄葉紙材が好ましく、中でも和紙が強度、伸び
等に優れる点で好ましい。前記合成短繊維としては、例
えばポリビニルアルコール(ビニロン)、ポリアミド
(ナイロン)、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニ
リデン、ポリアクリロニトリルなどが挙げられる。基材
の厚みは、通常10〜150μm、好ましくは25〜1
00μmである。基材には、下塗り処理、目止め処理、
コロナ処理などの公知の処理を行ったものを使用するこ
とができる。
る。本発明において粘着剤層を構成する粘着剤の主成分
は、アルキル基の炭素数が平均4〜12個である(メ
タ)アクリル酸アルキルエステルとこれと共重合可能な
官能性単量体とを含む単量体混合物を乳化重合により共
重合させた共重合体であることが必要である。ここで、
主成分というのは、上記共重合体の他に、必要に応じ
て、粘着付与剤、架橋剤、可塑剤、軟化剤、充填剤、顔
料、染料、老化防止剤などの各種添加剤を含んでいても
よいことを意味するものである。
個である(メタ)アクリル酸アルキルエステルとして
は、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸2
−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸イソノニル、
(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸
ラウリルなどが挙げられ、これら(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステルの中から一種または二種以上が用いられ
る。これら(メタ)アクリル酸アルキルエステルは、単
量体混合物中、50重量%以上、好ましくは70〜99
重量%、さらに好ましくは90〜99重量%の割合で用
いられることが望ましい。50重量%未満では、良好な
自背面接着力を得ることができなくなることがある。
キルエステルと共に、共重合体の必須成分として使用さ
れる官能性単量体とは、その分子内にカルボキシル基、
水酸基、エポキシ基、アミノ基、メルカプト基、あるい
はイソシアネート基などの官能基を有する共重合性単量
体のことをいう。これら官能性単量体としては、例えば
アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、無水マレイン
酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、(メタ)アク
リル酸ヒドロキシアルキル、グリセリンジメタクリレー
ト、(メタ)アクリル酸グリシジル、メタクリル酸メチ
ルグリシジル、(メタ)アクリル酸アミノエチル、2−
メタクリロイルオキシエチルイソシアネートなどが挙げ
られる。さらに連鎖移動剤末端のメルカプト基などを官
能基として共重合体中に導入することもできる。これら
官能性単量体の中でも共重合反応の反応性の観点からカ
ルボキシル基含有単量体が好ましく、特にアクリル酸、
メタクリル酸が好ましい。
0重量%、好ましくは1〜4重量%の割合で用いられる
ことが望ましい。1重量%未満では良好な自背面接着力
を得ることができない場合があり、10重量%を超える
と、粘着テープを巻回体としたときの巻き戻し力が大き
くなる傾向がある。
用される共重合体は、前記(メタ)アクリル酸アルキル
エステルと官能性単量体のほかに、メタクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソプロピルなどの
アルキル基の炭素数が1〜3の(メタ)アクリル酸アル
キルエステル、メタクリル酸トリデシル、(メタ)アク
リル酸ステアリルなどのアルキル基の炭素数が13〜1
8の(メタ)アクリル酸アルキルエステル、トリエチレ
ングリコールジアクリレート、エチレングリコールジメ
タクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)ア
クリレートなどの多官能単量体、酢酸ビニル、スチレ
ン、(メタ)アクリロニトリル、N−ビニルピロリド
ン、(メタ)アクリロイルモルホリン、シクロヘキシル
マレイミド、イソプロピルマレイミド、(メタ)アクリ
ルアミドなどの他の単量体を共重合体の構成成分として
必要に応じて使用してもよい。
は、前述の単量体混合物を乳化重合法により共重合させ
ることが必要である。本発明においては、乳化重合法に
よって得られた共重合体を主成分とする粘着剤と、後述
する長鎖アルキルエチレン尿素を必須成分として含有す
る背面処理層と組み合わせて粘着テープを作製すること
により、高温度雰囲気下に曝された場合における自背面
接着力の低下と、粘着テープを被着体から剥離する際
の、粘着剤層の凝集破壊を防止することが可能となる。
上記単量体混合物を乳化重合させた共重合体の未架橋部
分の重量平均分子量は、高温度雰囲気下に曝された場合
における自背面接着力の維持と粘着剤層の凝集破壊防止
の両立という点からは、通常400,000〜3,00
0,000、好ましくは500,000〜2,000,
000が望ましい。
されるものではなく、一般的な一括重合法、連続滴下重
合法、分割滴下重合法などにより、通常、重合温度30
〜80℃の範囲内で重合を行うことができる。
は、特に限定されるものではないが、例えば2,2’−
アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2
−アミジノプロパン)ジヒドロクロライド、2,2’−
アゾビス(N,N’−ジメチレンイソブチルアミジン)
などのアゾ系化合物、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニ
ウムなどの過硫酸塩、ベンゾイルパーオキサイド、t−
ブチルハイドロパーオキサイドなどの有機過酸化物、過
硫酸塩と亜硫酸水素ナトリウムなどのレドックス系開始
剤などが挙げられる。
に限定されるものではないが、例えばラウリル硫酸ナト
リウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ドデシルベンゼン
スルホン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテル硫酸ナトリウムなどのアニオン系乳化
剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテルなどのノニオン系乳
化剤などが挙げられる。乳化剤は1種または2種以上を
併用して使用することができる。また、アニオン系乳化
剤およびノニオン系乳化剤のいずれの場合も、プロペニ
ル基などを導入したラジカル重合性の乳化剤を使用する
こともできる。
共重合体に必要に応じて、粘着付与剤、架橋剤、可塑
剤、軟化剤、充填剤、顔料、染料、老化防止剤などの各
種添加剤を配合したものを例えば、グラビアコータなど
の自体既知の方法にて基材に塗布し、加熱乾燥させるこ
とにより形成される。また、表面に剥離処理を行った剥
離紙に粘着剤を塗布し加熱乾燥させた後、基材に転写す
ることにより粘着剤層を形成することもできる。粘着剤
層の厚さは、特に限定されるものではないが、通常5〜
50μm、好ましくは10〜45μmである。
成面と反対面に背面処理層が形成されている。本発明に
おいて前記背面処理層には、下記式(1)で表される長
鎖アルキルエチレン尿素を必須成分として含有している
ことが必要である。
ル基は炭素原子数が10〜30、好ましくは14〜26
であり、その構造は直鎖状でも分岐状でもよい。長鎖ア
ルキルエチレン尿素としては、例えばテトラデシルエチ
レン尿素、ヘプタデシルエチレン尿素、オクタデシルエ
チレン尿素などが挙げられる。中でも、自背面接着力と
適度な粘着テープ巻き戻し性の両立という観点からは、
オクタデシルエチレン尿素が好ましい。
ルエチレン尿素のみから構成されていてもよいし、ある
いはアクリル系、ウレタン系、ポリエステル系などの樹
脂やエチレン−酢酸ビニル共重合体などの他の添加剤成
分との混合物として構成されていてもよい。また、粘着
テープの基材が、クラフト紙、クレープ紙、和紙などの
繊維状物質からなる紙材である場合には、バックサイズ
剤に長鎖アルキルエチレン尿素を配合した混合物にて背
面処理層を構成することができる。かかる構成により、
紙材の強度、伸び、表面平滑性の改善と自背面接着力お
よび巻き戻し性の付与を同時に行うことができる。前記
バックサイズ剤としては、特に限定されるものではない
が、例えば酢酸ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、スチレ
ン−ブタジエンゴム(SBR)系樹脂などが挙げられ、
これらバックサイズ剤として一般的な材料を適宜選択し
て使用することができる。バックサイズ剤に長鎖アルキ
ルエチレン尿素を配合する場合、バックサイズ剤100
重量部に対し長鎖アルキルエチレン尿素の配合量を0.
5〜30重量部、好ましくは1〜25重量部とすること
が望ましい。長鎖アルキルエチレン尿素の配合量が0.
5重量部未満では良好な粘着テープ巻き戻し性を得るこ
とができない場合があり、30重量部を超えると、長鎖
アルキルエチレン尿素が粘着剤層へ移行し、粘着特性を
低下させる場合がある。
を必須成分として含有している組成物を酢酸エチル、ト
ルエン、ヘキサン、ヘプタンなどの適当な溶媒に希釈、
または水分散体とし、かかる組成物を、例えばグラビア
コータなどの自体既知の方法にて、基材の粘着剤層形成
面と反対面に塗布し、加熱乾燥させることにより形成さ
れる。また、背面処理層の塗布量は、特に限定されるも
のではないが、通常0.5〜20g/m2 、好ましくは
1〜15g/m2 である。
に背面処理層と他面に粘着剤層を形成させた粘着テープ
を、例えば紙管やプラスチック管などの巻心に巻回した
状態で提供される。
途に限られず、例えば事務用や包装用などの各種用途に
使用することができ、これらの用途目的に用いたときで
も上記と同様の効果を奏することは言うまでもない。
説明するが、本発明は実施例のみに限定されるものでは
ない。なお、以下において部とあるのはすべて重量部を
意味するものである。
反応器に、水50部および過硫酸カリウム0.2部を仕
込み、撹拌しながら1時間窒素置換させた。ここに、ア
クリル酸2−エチルヘキシル97部、アクリル酸3部、
ラウリル硫酸ナトリウム2部、ポリオキシエチレンラウ
リルエーテル1部を水100部で乳化したものを滴下し
ながら、重合温度70℃の条件下で3時間かけて乳化重
合処理し、さらに70℃で2時間熟成させた後、室温ま
で冷却し10%のアンモニア水で中和して共重合体エマ
ルションを得た。この共重合体エマルションの固形分1
00部に対して、エポキシ系架橋剤0.1部を加えて、
よく混合することにより、粘着剤を調整した。坪量30
g/m2 の和紙の片面に、アクリル系バックサイズ剤
(商品名:AE318、日本合成ゴム株式会社製)を塗
布し、130℃で3分間乾燥させ、塗布量が10g/m
2 の目止め層を形成させた後、目止め層の表面にオクタ
デシルエチレン尿素(商品名:オクテックスEM、保土
谷化学工業株式会社製)を塗布し、130℃で3分間乾
燥させ、塗布量が1g/m2 の背面処理層を形成させ
た。粘着剤を、目止め層および背面処理層を形成させた
和紙の反対面に塗布し、熱風乾燥機中130℃で3分間
乾燥処理して、厚さが20μmの粘着剤層を形成させて
本発明の粘着テープを作製した。
に、アクリル系バックサイズ剤(商品名:AE318、
日本合成ゴム株式会社製)100部に対し、オクタデシ
ルエチレン尿素(商品名:オクテックスEM、保土谷化
学工業株式会社製)を5部(固形分換算)配合した組成
物を塗布し、130℃で3分間乾燥させ、塗布量が10
g/m2 の背面処理層を形成させた以外は実施例1と同
様にして粘着テープを作製した。
反応器に、水50部および過硫酸カリウム0.2部を仕
込み、撹拌しながら1時間窒素置換させた。ここに、ア
クリル酸ブチル98部、アクリル酸2部、ラウリル硫酸
ナトリウム2部、ポリオキシエチレンラウリルエーテル
1部を水100部で乳化したものを滴下しながら、重合
温度70℃の条件下で3時間かけて乳化重合処理し、さ
らに70℃で2時間熟成させた後、室温まで冷却し10
%のアンモニア水で中和して共重合体エマルションを得
た。この共重合体エマルションの固形分100部に対し
て、エポキシ系架橋剤0.1部を加えて、よく混合する
ことにより、粘着剤を調整した。粘着剤を、実施例1と
同様の条件にて目止め層および背面処理層を形成させた
和紙の反対面に塗布し、熱風乾燥機中130℃で3分間
乾燥処理して、厚さが20μmの粘着剤層を形成させて
本発明の粘着テープを作製した。
成させた和紙を使用した以外は実施例3と同様にして粘
着テープを作製した。
反応器に、水50部および過硫酸カリウム0.2部を仕
込み、撹拌しながら1時間窒素置換させた。ここに、ア
クリル酸2−エチルヘキシル94部、アクリル酸エチル
5部、アクリル酸1部、ラウリル硫酸ナトリウム2部、
ポリオキシエチレンラウリルエーテル1部を水100部
で乳化したものを滴下しながら、重合温度70℃の条件
下で3時間かけて乳化重合処理し、さらに70℃で2時
間熟成させた後、室温まで冷却し10%のアンモニア水
で中和して共重合体エマルションを得た。この共重合体
エマルションの固形分100部に対して、エポキシ系架
橋剤0.1部を加えて、よく混合することにより、粘着
剤を調整した。粘着剤を、実施例1と同様の条件にて目
止め層および背面処理層を形成させた和紙の反対面に塗
布し、熱風乾燥機中130℃で3分間乾燥処理して、厚
さが20μmの粘着剤層を形成させて本発明の粘着テー
プを作製した。
に、アクリル系バックサイズ剤(商品名:AE318、
日本合成ゴム株式会社製)100部に対し、オクタデシ
ルエチレン尿素(商品名:オクテックスEM、保土谷化
学工業株式会社製)を10部(固形分換算)配合した組
成物を塗布し、130℃で3分間乾燥させ、塗布量が1
0g/m2の背面処理層を形成させた以外は実施例5と
同様にして粘着テープを作製した。
に、アクリル系バックサイズ剤(商品名:AE318、
日本合成ゴム株式会社製)のみを塗布し、130℃で3
分間乾燥させ、塗布量が10g/m2 の目止め層を形成
させた以外は実施例1と同様にして粘着テープを作製し
た。
反応器に、水50部および過硫酸カリウム0.2部を仕
込み、撹拌しながら1時間窒素置換させた。ここに、ア
クリル酸2−エチルヘキシル90部、アクリル酸ブチル
10部、ラウリル硫酸ナトリウム2部、ポリオキシエチ
レンラウリルエーテル1部を水100部で乳化したもの
を滴下しながら、重合温度70℃の条件下で3時間かけ
て乳化重合処理し、さらに70℃で2時間熟成させた
後、室温まで冷却し10%のアンモニア水で中和して共
重合体エマルションを得た。この共重合体エマルション
を、実施例1と同様の条件にて目止め層および背面処理
層を形成させた和紙の反対面に塗布し、熱風乾燥機中1
30℃で3分間乾燥処理して、厚さが20μmの粘着剤
層を形成させて粘着テープを作製した。
反応器に、アクリル酸2−エチルヘキシル97部、アク
リル酸3部、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル
0.2部、酢酸エチル230部を仕込み、60℃で8時
間重合し粘着剤溶液を得た。この粘着剤溶液の固形分1
00部に対して、エポキシ系架橋剤0.1部を加えて、
よく混合することにより、粘着剤を調整した。粘着剤
を、実施例1と同様の条件にて目止め層および背面処理
層を形成させた和紙の反対面に塗布し、熱風乾燥機中1
30℃で3分間乾燥処理して、厚さが20μmの粘着剤
層を形成させて本発明の粘着テープを作製した。
得られた粘着テープについて、以下の方法により、高温
下での自背面接着力、耐熱性および粘着テープ巻き戻し
力試験を行った。これらの結果は、表1に示されるとお
りであった。
プ(幅18mm)を貼り付け、その粘着テープの背面(背
面処理層表面)に同種の粘着テープ(幅18mm)の粘着
剤層を重ね合わせ、2kgのローラで1往復させて圧着
し、室温(23℃)にて15分間放置する。その後80
℃の条件下にてさらに15分間放置し、引き続き80℃
の雰囲気中で、剥離角度180°、剥離速度300mm/
minにて重ね合わせた側の粘着テープを、もう一方の粘
着テープ背面から剥離させたときの剥離力を引張試験機
により測定し、これを自背面接着力とした。
貼り付け、その上からラッカー塗料を吹き付けて100
℃の熱風オーブンに1時間投入して乾燥させた。熱風オ
ーブンから取り出した後、直ちに粘着テープをメラミン
塗装板から剥離し、メラミン塗装板上の糊残りの状態を
目視にて以下の段階に判定した。 ○:糊残りがない。 △:糊残りが部分的にある。 ×:全面に糊残りがある。
着テープを紙管に巻き取り、前記巻回体の粘着テープ巻
き戻し力をJIS Z0237に準じ、巻き戻し試験機
を使用し、巻き戻し速度30m /min にて測定した。
テープは、高温度雰囲気下に曝された場合においても高
い自背面接着力を維持し、被着体から粘着テープを剥が
す場合にも粘着剤層が凝集破壊して糊残りを発生させる
こともない。さらに、粘着テープを巻回体とした場合に
おいても、粘着テープの巻き戻し力が適当なレベルとな
っており、巻回体からの粘着テープの巻き戻しをスムー
ズに行うことができる。一方、比較例1の粘着テープ
は、背面処理層に長鎖アルキルエチレン尿素を含有して
いないため、粘着テープの巻き戻し力が高すぎるという
問題がある。また、比較例2の粘着テープは、粘着剤の
主成分となる共重合体に官能性単量体が含有していない
ため、自背面接着力が低く、粘着剤層が凝集破壊を発生
するという問題がある。さらに比較例3の粘着テープ
は、粘着剤の主成分となる共重合体が乳化重合により調
整されていないため、粘着剤層が凝集破壊を発生すると
いう問題がある。
有することにより以下の効果を有する。 (1)粘着テープを重ね貼りした状態で高温度雰囲気下
に曝した場合においても、重ね貼り領域において粘着テ
ープの浮きや剥離が発生することがない。 (2)粘着テープが被着体に貼り付けられた状態で高温
度雰囲気下に曝された後、粘着テープを被着体から剥離
する場合において、粘着剤層が凝集破壊を起こし、糊残
りを発生することがない。 (3)粘着テープを巻回体とした場合において、粘着テ
ープを巻回体から巻き戻す際の巻き戻し性をスムーズに
することができる。 従って、本発明の粘着テープは、例えば自動車ボディー
の塗装工程において使用されるマスキング用粘着テープ
の様に粘着テープ同士を重ね貼りして使用する場合に、
重ね貼りされた状態で乾燥工程等の高温度雰囲気下へ投
入されても、重ね貼り領域において剥がれや浮きが発生
することがなく、塗料の乾燥工程中に、重ね貼り領域か
ら未乾燥の塗料が浸入して塗装不良を引き起こすことが
なくなり、マスキング機能の信頼性を向上させることが
できるようになる。また、乾燥工程終了後に粘着テープ
を剥離する場合においても、被着体表面に粘着剤を残す
ことなく、粘着テープをスムーズに剥離することができ
るので塗装工程におけるマスキング作業の作業効率を向
上させることができる。さらに本発明の粘着テープ巻回
体は適度な巻き戻し性を有しているので、粘着テープを
巻回体から巻き戻して被着体へ貼り付けるときの作業性
に優れており、作業性を向上させることができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 基材の片面に背面処理層と他面に粘着剤
層を形成させた粘着テープであって、前記背面処理層
は、長鎖アルキルエチレン尿素を必須成分として含有す
ると共に、前記粘着剤層を構成する粘着剤の主成分が、
アルキル基の炭素数が平均4〜12個である(メタ)ア
クリル酸アルキルエステルとこれと共重合可能な官能性
単量体とを含む単量体混合物を乳化重合により共重合さ
せた共重合体であることを特徴とする粘着テープ。 - 【請求項2】 (メタ)アクリル酸アルキルエステルと
共重合可能な官能性単量体が、その分子内に、カルボキ
シル基、水酸基、エポキシ基、アミノ基、メルカプト基
あるいはイソシアネート基の中から選択される少なくと
も1種の官能基を有する単量体からなる請求項1に記載
の粘着テープ。 - 【請求項3】 マスキング用である請求項1または2に
記載の粘着テープ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14373597A JP4087922B2 (ja) | 1997-06-02 | 1997-06-02 | 粘着テープ |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14373597A JP4087922B2 (ja) | 1997-06-02 | 1997-06-02 | 粘着テープ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10330700A true JPH10330700A (ja) | 1998-12-15 |
| JP4087922B2 JP4087922B2 (ja) | 2008-05-21 |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14373597A Expired - Fee Related JP4087922B2 (ja) | 1997-06-02 | 1997-06-02 | 粘着テープ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4087922B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012028333A (ja) * | 2011-08-26 | 2012-02-09 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | テープ貼付装置、テープ貼付システムおよびテープ貼付方法 |
| JP2013040272A (ja) * | 2011-08-15 | 2013-02-28 | Nitto Denko Corp | 粘着テープ巻回体 |
| JP2013177489A (ja) * | 2012-02-28 | 2013-09-09 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 粘着テープ及び粘着テープ巻取体 |
-
1997
- 1997-06-02 JP JP14373597A patent/JP4087922B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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