JPH10331180A - 鋼製土台による住宅の矯正方法 - Google Patents

鋼製土台による住宅の矯正方法

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JPH10331180A
JPH10331180A JP14654197A JP14654197A JPH10331180A JP H10331180 A JPH10331180 A JP H10331180A JP 14654197 A JP14654197 A JP 14654197A JP 14654197 A JP14654197 A JP 14654197A JP H10331180 A JPH10331180 A JP H10331180A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基礎施工時にメタルフォーム定規の着脱が容
易であるとともに、矯正時に高さの矯正量の大きい鋼製
土台による住宅の矯正方法を提供すること。 【解決手段】 基礎1上に突出するアンカーボルト21
にその底部がナット3で固定された鋼製土台22の必要
箇所を持ち上げて住宅の傾斜を矯正する鋼製土台による
住宅の矯正方法において、必要箇所でアンカーボルト2
1からナット3を取り外した後、このアンカーボルト2
1に接続ナット47の下部を螺合し且つ該接続ナット4
7の上部に継ぎ足し用のボルト48を螺合する一方、鋼
製土台22をジャッキ46で持ち上げて基礎1と鋼製土
台22間に介設材50を介装し、引続き継ぎ足し用のボ
ルト48にナット3を締め付けて鋼製土台22の底部を
介設材50を介して基礎1と連結するようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地盤の不同沈下等によ
り住宅が傾斜した際に、鋼製土台の必要箇所を持ち上げ
て傾斜の矯正を行うようにした鋼製土台による住宅の矯
正方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】地盤の不同沈下等により、住宅が傾斜し
た場合の矯正方法としては、基礎の必要箇所を持ち上げ
て傾斜を矯正した後、基礎の下部にコンクリートを打設
して固める方法が知られているが、係る工法は、基礎の
下部の地盤を掘削する必要があるので、手間が掛かると
ともに、地盤が安定していない場合は該工法を有効に使
用できない問題を有していた。
【0003】そこで、基礎上に配置される土台を鋼製と
し、不同沈下等で住宅が傾斜した場合に上記鋼製土台を
持ち上げて傾斜を矯正することが行われている。図9に
鋼製土台を用いた従来の住宅の基礎周辺部を示す。基礎
1上に突出したアンカーボルト2にナット3により鋼製
土台4の底部が固定されている。
【0004】この鋼製土台4の内側面には、大引5が大
引受金具6を介して接続されるとともに、鋼製土台4の
上部には軸組7がボルト8及びナット9で固定され、軸
組7の外側には外壁パネル10が配置されている。11
は鋼製土台4の外側を覆う目隠し材であって、刷毛びき
をしたモルタルで構成されている。
【0005】不同沈下等により住宅に傾斜が生じた場合
は、図10に示すように、住宅の低くなっている側で上
記モルタルによる目隠し材11を取り除いた後、ナット
3を取り外し、リン木等からなる支持台12上にジャッ
キ13を斜め方向に配置して鋼製土台4を持ち上げ、鋼
製土台4と基礎1間に図示しないライナー鉄板等の介設
材を挿入して再度ナット3を締め付けるようにしてい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の方法
では、矯正が必要となる可能性を考慮して、基礎1の上
方へのアンカーボルト2の突出量L1を100mm程度と
大きめに設定しているが、その場合、図示しない左右1
対のメタルフォーム(鋼製型枠)と、これらメタルフォ
ームの上端間に水平に配置するメタルフォーム定規とを
用いて基礎1を施工する際に、アンカーボルト2が長い
ため、上記メタルフォーム定規にアンカーボルト2を設
置するのが面倒であり、また、上記メタルフォーム間に
生コンクリートを打設して養生後、アンカーボルト2か
らメタルフォーム定規を取り外す際に、メタルフォーム
定規の取外し作業が面倒になる問題を有していた。ま
た、アンカーボルト2の突出量L1を100mm程度と大
きくしているものの、ボルト3の締め代等が必要となる
ので、鋼製土台4の上方への矯正量は最大で70mm程度
と比較的小さく、住宅の傾斜が大きい場合は対応しきれ
ない恐れがあった。
【0007】更に、基礎1の外方に設置した支持台12
上にジャッキ13を傾斜姿勢で配置しているので、鋼製
土台4の持ち上げ作業に多大な労力が必要になるととも
に、作業に危険が伴う問題があった。また、目隠し材1
1をモルタル製としているので、基礎1の上端部A付近
でモルタルに横方向のひび割れが生じやすくなるととも
に、矯正時には、目隠し材11を一旦取り除いて、矯正
後に再度モルタルを施工する必要があり、作業が面倒で
あった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の課題を解
決して、メタルフォーム定規の着脱が容易であるととも
に、高さの矯正量を大きい鋼製土台による住宅の矯正方
法を提供することを目的とする。
【0009】そのため、本発明の請求項1に係る鋼製土
台による住宅の矯正方法は、基礎上に突出するアンカー
ボルトにその底部がナットで固定される鋼製土台の必要
箇所を持ち上げて住宅の傾斜を矯正する鋼製土台による
住宅の矯正方法において、必要箇所で上記アンカーボル
トからナットを取り外した後、このアンカーボルトに接
続ナットの下部を螺合し且つ該接続ナットの上部に継ぎ
足し用のボルトを螺合する一方、上記鋼製土台をジャッ
キで持ち上げて基礎と鋼製土台間に介設材を介装し、引
続き上記継ぎ足し用のボルトにナットを締め付けて鋼製
土台の底部を上記介設材を介して基礎と連結するように
したことを特徴とするものである。
【0010】請求項2に係る鋼製土台による住宅の矯正
方法は、請求項1の方法において、基礎の上方へのアン
カーボルトの突出量を60mm以下としたことを特徴とす
るものである。
【0011】請求項3の鋼製土台による住宅の矯正方法
は、請求項1または2の方法において、新築時に上記鋼
製土台の底部に設けたアンカーボルトの挿通孔内でアン
カーボルトの外周にO型金具を嵌合するとともに、上記
接続ナット及び継ぎ足し用のボルトを用いた矯正時に、
必要により上記アンカーボルトの外周に上記O型金具を
上下2段以上に嵌合することを特徴とするものである。
【0012】請求項4の鋼製土台による住宅の矯正方法
は、請求項1乃至3のいずれかの方法において、上記矯
正時に、上記O型金具の上端部に大径鍔部を一体に設け
た構造のハット型金具を上記接続ナットの上方で上記ボ
ルトの外周に嵌合して上記挿通孔内に挿入し、上記底部
の上面に上記大径鍔部を当接させてこの大径鍔部の上方
から上記ナットを締め付けるようにしたことを特徴とす
るものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、住宅の基礎周
辺部は、基本的に図9の従来例と大略同様の構成を有し
ているので、対応する箇所に同一の参照番号を付して重
複した説明を省略する。ここでは、アンカーボルト21
が従来のものより短く、基礎1の上方へのアンカーボル
ト21の突出量L2が、60mm以下、好ましくは、50
mm程度に設定される。
【0014】また、従来のモルタルによる目隠し材11
(図9参照)が廃止される代わりに、鋼製土台22の外
方が鋼製の土台カバー25により被覆されている。この
土台カバー25は、鋼製土台22にボルト26及びナッ
ト27で取り付けられたカバー受金具28により着脱自
在に支持されるとともに、土台カバー25の下部は基礎
1の上端部より下方まで延びている。
【0015】次に、図2に鋼製土台22による住宅の傾
斜の矯正に用いる矯正用治具29を示す。この矯正用治
具29は、板状の基台30上に金属製で円筒状の支柱3
1を垂直に立設してなり、この支柱31には、断面略H
字型で水平方向に延びる係合アーム32が、上記支柱3
1に嵌合される円筒部33を介して上下動自在且つ回転
自在に嵌合されている。また、支柱31の上端部には、
水平方向に突出するアーム34の基端部が固定され、こ
のアーム34の先端部には、金属製のローラ35が水平
方向の軸回りで回転可能に支持されている。
【0016】以下、不同沈下等により住宅に傾斜が生じ
た場合の矯正方法につき説明する。図3に示すように、
矯正の必要な箇所、つまり、傾斜により低くなっている
箇所で土台カバー25を取り外すとともに、必要によ
り、カバー受金具28を取り外す。図4にも示すよう
に、新築時においては、鋼製土台22の底部23の挿通
孔24内でアンカーボルト21にO型金具36が嵌合さ
れるとともに、このO型金具36の上方にリングプレー
ト37が配置され、このリングプレート37の上方でア
ンカーボルト21に螺合するナット3により、リングプ
レート37が底部23の上面に押圧されている。矯正時
には、図5に示すように、ナット3及びリングプレート
37を取り外す。
【0017】次に、図6に示すように、アンカーボルト
21に嵌合されているO型金具36上に今一つのO型金
具36を上方から挿入して、上下2段の配置とする。こ
の場合、上下方向に嵌合するO型金具36の個数は、ア
ンカーボルト21の上方への突出量に応じて調整し、突
出量が大きい場合、例えば、3段以上としてもよい。
【0018】その後、アンカーボルト21の上端部に、
例えば、上下幅が30mm程度の長尺ナット47(接続ナ
ット)の下部を螺合し、続いて、この長尺ナット47の
上部に継ぎ足し用のボルト48を螺合する。ボルト48
の上下幅は、例えば、50乃至90mm程度である。更
に、ボルト48に上方からハット型金具51を嵌合す
る。このハット型金具51は、O型金具36の上端部に
円板状の大径鍔部51aを一体に設けた構造を有する。
【0019】そして、図3において、上記矯正用治具2
9の係合アーム32の上下位置を調整し、且つ係合アー
ム32がアーム34と同一方向へ突出するように支柱3
1回りでの回転位置を調整しながら係合アーム32の先
端部を鋼製土台22内に挿入し、該先端部の上面を鋼製
土台22の上部38の下面に係合させる。矯正用治具2
9の基台30は地面39上に直接載置してもよいが、好
ましくは、リン木等からなる支持部材40上に載置す
る。ここでは、支持部材40と地面39との間に、更
に、木製等の板材41を配置している。
【0020】また、支柱31上端部の案内用のローラ3
5は緩衝部材42を介して外壁パネル10の表面に当接
させる。図7にも示すように、緩衝部材42は、発泡樹
脂等の柔軟な材料からなり外壁パネル10の表面に当接
する当接層43と、やや硬い樹脂等からなる中間層44
と、硬質樹脂等からなりローラ35を上下方向に案内す
るガイド層45とから構成されている。
【0021】係合アーム32とローラ35とを上述のよ
うに配置した後、ジャッキ46を矯正用治具29の基台
30と係合アーム32との間に垂直方向に配置する。そ
して、レバー46aを揺動させてジャッキ46のピスト
ン部46bを上昇させることにより係合アーム32を支
柱31に沿って上方へ移動させる。これにより、図8に
示すように、挿通孔24がO型金具36及び長尺ナット
47の外周に案内されながら鋼製土台22が持ち上げら
れ、底部23の上面がハット型金具51の大径鍔部51
aに当接するとともに、ハット型金具51が挿通孔24
に嵌合する。上記鋼製土台22の上方への移動に伴っ
て、住宅の低くなっている側が上方へ持ち上げられる
が、その際、外壁パネル10が緩衝部材42を介してロ
ーラ35により上方へ案内される。
【0022】そして、鋼製土台22が所定量上方へ持ち
上げられて、住宅の傾斜が矯正されると、続いて、鋼製
土台22と基礎1との間にライナー鉄板50等の介設材
を介装した後、大径鍔部51a上からボルト48に上記
ナット3を螺合することにより、ライナー鉄板50を介
して鋼製土台22と基礎1とを連結する。その後、ジャ
ッキ46を下降方向へ操作し、係合アーム32を鋼製土
台22外に取り出し、鋼製土台22に土台カバー25を
装着して、矯正作業を終了する。
【0023】なお、以上では、簡単のため、一組の矯正
用治具29とジャッキ46とを使用する場合を例に説明
したが、実際には、住宅における低くなっている側の鋼
製土台22に沿って、複数の矯正用治具29を所定間隔
で配置し、各矯正用治具29の係合アーム32を各々ジ
ャッキ46で上昇させるように作業を行うことができ
る。
【0024】上記の実施の形態では、矯正前において、
基礎1の上方へのアンカーボルト21の突出量L2が5
0mm程度と比較的小さいため、図示しないメタルフォー
ムとメタルフォーム定規とを用いて基礎1を施工する際
のメタルフォーム定規に対するアンカーボルト2の設置
及びコンクリート打設後のアンカーボルト2からのメタ
ルフォーム定規の取外しを容易に行える利点がある。ま
た、アンカーボルト21に長尺ナット47を介してボル
ト48を継ぎ足すようにしたので、鋼製土台22の上方
への可能な矯正量は、全体として従来の70mm程度より
大幅に大きくなり、最大限130mm程度までの矯正が可
能になった。なお、長尺ナット47やボルト48の長さ
を長くする等の工夫をすれば、最大矯正量を更に増大さ
せることも可能である。
【0025】また、上記の実施の形態では、鋼製土台2
2の上方への矯正量が比較的大きいため、O型金具36
を上下2段(または3段以上)に使用し、このように、
アンカーボルト21をO型金具36で保護することによ
り、アンカーボルト21の変形等を防止する効果がある
が、矯正量が比較的僅かな場合、1段のO型金具36上
に直接長尺ナット47を螺合するようにしてもよい。い
ずれにしても、ジャッキ46による持ち上げ時に、挿通
孔24がO型金具36や長尺ナット47の外周に沿って
上方へ案内され、鋼製土台22が上方へ円滑に移動でき
ればよい。
【0026】図3及び図6に示すように、鋼製土台22
を持ち上げる前に鋼製土台22内でアンカーボルト21
に長尺ナット47を介してボルト48を連結する作業が
スペース的に困難を伴う場合、予め長尺ナット47にボ
ルト48を螺合し、ボルト48にハット型金具51を嵌
合した状態で、長尺ナット47をアンカーボルト21に
螺合するようにすればよい。また、例えば、鋼製土台2
2の持ち上げ前にはアンカーボルト21に長尺ナット4
7のみを螺合しておき、鋼製土台22をある程度持ち上
げた後に、長尺ナット47に継ぎ足し用のボルト48を
螺合し、ハット型金具51を嵌合するようにしてもよ
い。
【0027】なお、矯正後は、挿通孔24内にハット型
金具51が嵌合されるようにしたが、このハット型金具
51は大径鍔部51aが底部23の上面に係合するの
で、矯正後の底部23と基礎1との間に隙間がある状態
でもハット型金具51が挿通孔24内から落下すること
がない。
【0028】また、従来のモルタル製の目隠し材11に
代えて、鋼製の土台カバー25を着脱自在に取り付けて
いるので作業性が良好となり、且つモルタルのひび割れ
の問題もなくなる。更に、図1から明らかなように、土
台カバー25の下端部が基礎1の上端部よりかなり下方
まで延びているので、鋼製土台22を上方へ移動させて
再度土台カバー25を取り付けた際にも、土台カバー2
5の下端部が基礎1の上端部の上方に位置して隙間が形
成されることがなく、見栄えも良好なものとなる。な
お、土台カバー25は、雨水を基礎1の表面に沿って滴
下させる水切り材としての役割も果たし、基礎1の汚れ
防止等の効果を奏する。
【0029】また、基礎1の外方で垂直方向に延びる支
柱31と、水平方向に延びて鋼製土台22に係合する係
合アーム32とを有する矯正用治具29を使用すること
により、ジャッキ46は基礎1の外方で垂直方向に配置
することができ、これにより、ジャッキ46による持ち
上げ操作を安全且つ容易に行える。
【0030】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る鋼製土台による
住宅の矯正方法は、基礎上に突出するアンカーボルトに
その底部がナットで固定される鋼製土台の必要箇所を持
ち上げて住宅の傾斜を矯正する鋼製土台による住宅の矯
正方法において、必要箇所で上記アンカーボルトからナ
ットを取り外した後、このアンカーボルトに接続ナット
の下部を螺合し且つ該接続ナットの上部に継ぎ足し用の
ボルトを螺合する一方、上記鋼製土台をジャッキで持ち
上げて基礎と鋼製土台間に介設材を介装し、引続き上記
継ぎ足し用のボルトにナットを締め付けて鋼製土台の底
部を上記介設材を介して基礎と連結するようにしたの
で、アンカーボルトに接続ナットを介して継ぎ足し用の
ボルトを接続することにより、鋼製土台の上方への矯正
量を大きくして、大規模な不同沈下にも対応できるよう
になる。
【0031】請求項2に係る鋼製土台による住宅の矯正
方法は、請求項1の方法において、基礎の上方へのアン
カーボルトの突出量が60mm以下と比較的僅かであるか
ら、メタルフォームとメタルフォーム定規とを用いてコ
ンクリートを打設して基礎を施工する際に、アンカーボ
ルトをメタルフォーム定規に容易に設置することがで
き、また、コンクリートの打設後にアンカーボルトから
メタルフォームを容易に取り外すことができる利点があ
る。また、矯正時には、上記アンカーボルト上に接続ナ
ットを介してボルトを継ぎ足すようにしたので、全体と
しての鋼製土台の上方への矯正量は、従来より大きなも
のとなる。
【0032】請求項3に係る鋼製土台による住宅の矯正
方法は、請求項1または2の方法において、新築時に上
記鋼製土台の底部に設けたアンカーボルトの挿通孔内で
アンカーボルトの外周にO型金具を嵌合するとともに、
上記接続ナット及び継ぎ足し用のボルトを用いた矯正時
に、必要により上記アンカーボルトの外周に上記O型金
具を上下2段以上に嵌合するようにしたので、矯正前に
おいては、アンカーボルトと挿通孔間にO型金具が介在
することにより、アンカーボルトと挿通孔間のがたつき
が防止される一方、矯正後には、アンカーボルトの外周
がO型金具で保護されることにより、アンカーボルトの
変形等が防止される利点がある。また、矯正時にアンカ
ーボルトからナットを取り外した状態で、まず、アンカ
ーボルトにO型金具を上下2段以上に嵌合した後、鋼製
土台を上方へ持ち上げるようにすれば、上記挿通孔が上
下2段以上のO型金具に案内されながら上方へ移動する
ことにより、鋼製土台の上方への移動が円滑に行われる
ものである。
【0033】請求項4に係る鋼製土台による住宅の矯正
方法は、請求項1乃至3のいずれかの方法において、上
記矯正時に、上記O型金具の上端部に大径鍔部を一体に
設けた構造のハット型金具を上記接続ナットの上方で上
記ボルトの外周に嵌合して上記挿通孔内に挿入し、上記
底部の上面に上記大径鍔部を当接させてこの大径鍔部の
上方から上記ナットを締め付けるようにしたので、矯正
後に上記鋼製土台の底部と基礎との間に隙間が形成され
た状態でも、上記ハット型金具の大径鍔部が底部の上面
に係合することにより、ハット型金具が上記挿通孔内か
ら落下することがなく、好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における住宅の基礎周辺部
を示す垂直断面説明図。
【図2】上記住宅の傾斜の矯正に用いる矯正用治具を示
す斜視図。
【図3】上記住宅の鋼製土台に矯正用治具を係合させた
状態を示す垂直断面説明図。
【図4】図1のI−I線に沿う部分断面説明図。
【図5】ナット及びリングプレートを取り外した状態を
示す図4に対応する部分断面説明図。
【図6】O型金具及び長尺ナットを取り付けた状態を示
す図4に対応する部分断面説明図。
【図7】上記矯正用治具のローラと上記住宅の外壁との
間に介装する緩衝部材を示す斜視図。
【図8】ライナー鉄板を介装するとともにナットを螺合
した状態を示す図4に対応する部分断面説明図。
【図9】従来の住宅の基礎周辺部を示す垂直断面説明
図。
【図10】上記従来の住宅の傾斜を矯正する様子を示す
垂直断面説明図。
【符号の説明】
1 基礎 3 ナット 21 アンカーボルト 22 鋼製土台 23 底部 24 挿通孔 46 ジャッキ 48 ボルト 50 ライナー鉄板(介設材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古賀 正明 大阪市北区大淀中1丁目1番88号 積水ハ ウス株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎上に突出するアンカーボルトにその
    底部がナットで固定される鋼製土台の必要箇所を持ち上
    げて住宅の傾斜を矯正する鋼製土台による住宅の矯正方
    法において、 必要箇所で上記アンカーボルトからナットを取り外した
    後、このアンカーボルトに接続ナットの下部を螺合し且
    つ該接続ナットの上部に継ぎ足し用のボルトを螺合する
    一方、上記鋼製土台をジャッキで持ち上げて基礎と鋼製
    土台間に介設材を介装し、引続き上記継ぎ足し用のボル
    トにナットを締め付けて鋼製土台の底部を上記介設材を
    介して基礎と連結するようにしたことを特徴とする鋼製
    土台による住宅の矯正方法。
  2. 【請求項2】 基礎の上方へのアンカーボルトの突出量
    を60mm以下としたことを特徴とする請求項1記載の鋼
    製土台による住宅の矯正方法。
  3. 【請求項3】 新築時に上記鋼製土台の底部に設けたア
    ンカーボルトの挿通孔内でアンカーボルトの外周にO型
    金具を嵌合するとともに、上記接続ナット及び継ぎ足し
    用のボルトを用いた矯正時に、必要により上記アンカー
    ボルトの外周に上記O型金具を上下2段以上に嵌合する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の鋼製土台によ
    る住宅の矯正方法。
  4. 【請求項4】 上記矯正時に、上記O型金具の上端部に
    大径鍔部を一体に設けた構造のハット型金具を上記接続
    ナットの上方で上記ボルトの外周に嵌合して上記挿通孔
    内に挿入し、上記底部の上面に上記大径鍔部を当接させ
    てこの大径鍔部の上方から上記ナットを締め付けるよう
    にしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載
    の鋼製土台による住宅の矯正方法。
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