JPH10331267A - ユニット建物 - Google Patents

ユニット建物

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JPH10331267A
JPH10331267A JP13982797A JP13982797A JPH10331267A JP H10331267 A JPH10331267 A JP H10331267A JP 13982797 A JP13982797 A JP 13982797A JP 13982797 A JP13982797 A JP 13982797A JP H10331267 A JPH10331267 A JP H10331267A
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JP
Japan
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foundation
column
lower structure
reinforcing member
pillar
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JP13982797A
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English (en)
Inventor
Katsuya Tanaka
勝哉 田中
Naoto Tanaka
直人 田中
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部空間を有効に利用できるとともに、建物
ユニット及び基礎の構造を簡易化できるようにするこ
と。 【解決手段】 建物ユニット11が、柱14の上端部に
天井梁15が装架された上部構造体12と、柱16の下
端部に床梁17が装架された下部構造体13とを有し、
上部構造体の柱の下端部と下部構造体の柱の上端部とが
接合されて構成され、上記下部構造体が基礎18に設置
されたユニット建物10において、上記下部構造体が地
中に埋設して設けられたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部空間に床梁を
有しないユニット建物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内部空間に床梁を有しないユニッ
ト建物1は、図9に示すように、柱2の上端部に天井梁
3を、下端部に床梁4をそれぞれ有する建物ユニット5
を基礎6に設置後、床梁4の主要部4Aを取り外すこと
により構成されている(第1従来技術)。
【0003】この場合、基礎6は、地面Gよりも上方に
突出する立上り基礎であり、建物ユニット5の柱2は、
基礎6に埋設されたアンカーボルト7Aにより基礎6に
固定される。更に、床梁4の残部としての柱2と床梁4
の接続部材であるジョイントピース4Bも、基礎6に埋
設されたアンカーボルト7Bにより基礎6に固定され
る。これらのアンカーボルト7A及び7Bによる建物ユ
ニット5の固定によって、建物ユニット5が柱2を倒す
方向に作用する回転モーメントM1 、M2 に対し剛構造
となっている。
【0004】また、従来のユニット建物には、特開昭56
-77444号公報に示すように、建物ユニットが、柱の上端
部に天井梁が装架された上部構造体と、柱の下端部に床
梁が装架された下部構造体とを有し、上部構造体の柱の
下端部と下部構造体の柱の上端部とが接合されて構成さ
れたものが開示されており、この下部構造体が基礎に設
置される(第2従来技術)。このとき、基礎は、地面G
よりも上方に突出する立上り基礎が一般に採用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記第1従
来技術では、ユニット建物1の内部空間にジョイントピ
ース4Bが張り出しているため、上記内部空間が制約さ
れる。
【0006】また、第1従来技術では、床梁4の主要部
4Aが削除されているため、建物ユニット5の強度が低
下し、このため、建物ユニット5を補強しなければなら
ない。従って、建物ユニット5の構造が複雑化し高コス
ト化してしまう。
【0007】更に、第1従来技術では、基礎6が立上り
基礎となり、回転モーメントM1 及びM2 に対する耐久
性を増大させるために、アンカーボルト7A及び7Bが
基礎6に並設されるため、基礎6の構造が複雑化し、現
地施工コストが上昇してしまう。
【0008】また、上記第2従来技術では、ユニット建
物の内部空間に床梁が存在するため、特にユニット空間
を車庫等に有効に利用できるものではなく、しかも、基
礎に立上り基礎が使用されることから、基礎の構造が複
雑化してしまう。
【0009】本発明の課題は、上述の事情を考慮してな
されたものであり、内部空間を有効に利用できるととも
に、建物ユニット及び基礎の構造を簡易化できるユニッ
ト建物を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、建物ユニットが、柱の上端部に天井梁が装架された
上部構造体と、柱の下端部に床梁が装架された下部構造
体とを有し、上記上部構造体の上記柱の下端部と上記下
部構造体の上記柱の上端部とが接合されて構成され、上
記下部構造体が基礎に設置されたユニット建物におい
て、上記下部構造体が埋設して設けられたものである。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、上記下部構造体の柱の上端部に補強部
材が設置され、この補強部材に上部構造体の柱の下端部
が接合されたものである。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、上記補強部材は、下部構造体を基礎に
固定するアンカーボルトに結合されて、上記下部構造体
の柱の上端部に設置されたものである。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、上記上部構造体の柱の下端部は、下部
構造体を基礎に固定するアンカーボルトに、補強部材と
ともに結合されて、上記補強部材に接合されたものであ
る。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項3又は4
に記載の発明において、上記補強部材は、下部構造体の
柱の上端部に補強ボルトにより固定されたものである。
【0015】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
いずれかに記載の発明において、上記上部構造体の内部
空間が、車庫やピロティ空間として利用されるものであ
る。
【0016】
【作用】請求項1に記載の発明には、次の作用がある。
上部構造体に接合された下部構造体が埋設されたことか
ら、内部空間に床梁が存在しないユニット建物を構成で
きる。しかも、床梁の一部を内部空間に残すものではな
いので、床梁の一部が邪魔にならず、ユニット建物の内
部空間を有効に利用できる。
【0017】また、建物ユニットは、天井梁を有する上
部構造体と、床梁を有する下部構造体とから構成される
ので、強度を十分に確保でき、このため、上部構造体を
補強する必要がなく、建物ユニットの構造を簡易化でき
る。
【0018】更に、下部構造体が埋設されるので、この
下部構造体が基礎の機能を備える。この下部構造体は、
立上り基礎に比べて体積が小さく、幅が狭くて足りるの
で、基礎にフラット基礎を採用でき、基礎を容易化して
現場での施工工期を短縮できるとともに、精度を向上さ
せることもできる。
【0019】請求項2に記載の発明には、次の作用があ
る。上部構造体と下部構造体との柱が補強部材を介して
接合され、この補強部材が断面性能に優れたものである
ことから、この補強部材は、上部構造体の柱を倒す方向
に作用する回転モーメントに対し剛性が高い。このた
め、上部構造体の強度を増大させる必要がなく、上部構
造体の構造を簡易化できるので、上部構造体の重量、部
品点数及びコストを低減できる。
【0020】また、補強部材が柱の断面積の範囲内に納
まるシンプルな構造であるため、補強部材が内部空間に
張り出さず、ユニット建物の内部空間を有効に利用でき
る。
【0021】請求項3に記載の発明には、次の作用があ
る。補強部材が、下部構造体を基礎に固定するアンカー
ボルトにて下部構造体の柱の上端部に結合されたので、
補強部材を下部構造体の柱に結合するための専用ボルト
が不要となり、部品点数を低減できる。
【0022】請求項4に記載の発明には、次の作用があ
る。下部構造体を基礎に固定するアンカーボルトにて上
部構造体の柱を補強部材に固定することから、上部構造
体の柱を補強部材に固定するための専用ボルトが不要と
なり、部品点数を一層低減できる。
【0023】請求項5に記載の発明には、次の作用があ
る。補強部材が、下部構造体の柱の上端部に補強ボルト
により固定されて補強されたので、補強部材の引き抜き
強度及び軸心まわりのねじれ強度を向上させることがで
きる。
【0024】請求項6に記載の発明には、次の作用があ
る。内部空間に床梁が存在しないので、ユニット建物の
内部空間を車庫やピロティ空間として好適に利用でき
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。 (A) 第1の実施の形態 図1は、本発明に係るユニット建物の第1の実施の形態
を示す側面図である。図2は、図1の建物ユニットを示
す斜視図である。図3は、図1の下部構造体と基礎との
接合構造を示す断面図である。図4は、図1の上部構造
体と下部構造体との接合構造を示す断面図である。
【0026】ユニット建物10の建物ユニット11は、
図1及び図2に示すように、柱14の上端部に天井梁1
5が装架された上部構造体12と、柱16の下端部に床
梁17が装架された下部構造体13とを有してなり、上
部構造体12の柱14の下端部が、下部構造体13の柱
16の上端部に後述の如く接合されたものである。この
ようにして構成された建物ユニット11は、下部構造体
13の柱16が、後述の如く基礎18に設置されてい
る。
【0027】そして、下部構造体13の基礎18への設
置後、及び上部構造体12の下部構造体13への接合
後、下部構造体13が地中に埋設されて、基礎として機
能する。図1の符号Gが地面を示す。従って、下部構造
体13は、柱16が上部構造体12の荷重を支持できる
強度を有し、従来の立上り基礎6(図9)と同等以上の
断面強度を備えたものである。また、下部構造体13
は、上部構造体12との接合後に周囲がモルタル等で覆
われる。
【0028】この下部構造体13の柱16は、図3に示
すように、中空の鋼製柱であり、下端プレート19にボ
ルト孔20及びガイド孔21が開口されている。また、
柱16内には、ガイド孔22を備えたガイドプレート2
3が固着されている。
【0029】一方、基礎18は鉄筋コンクリート製のフ
ラット基礎であり、アンカーボルト24が埋設されてい
る。このアンカーボルト24の下端部にはアンカープレ
ート25が固着され、このアンカープレート25の存在
により、アンカーボルト24が基礎18に固定される。
また、アンカーボルト24の周囲には、合成樹脂発泡体
のシートからなる弾性体26が巻きつけられている。基
礎18のコンクリート固化後には、弾性体26の圧縮変
形により、アンカーボルト24の上部が水平方向に可動
に設けられる。
【0030】上記アンカーボルト24は、基礎18の上
面に載置されたベースプレート27のボルト孔28に挿
通される。このベースプレート27には、ボルト孔28
に関し点対称位置に 2本のガイドピン29が植設され、
このガイドピン29が柱16の下端プレート19のガイ
ド孔21に挿入されて、柱16を基礎18に対し位置決
め可能とする。
【0031】下部構造体13の基礎18への設置、つま
り下部構造体13の柱16の基礎18への設置は、ま
ず、ベースプレート27のボルト孔28にアンカーボル
ト24を挿通させて、ベースプレート27を基礎18に
載置させる。次に、柱16の下端プレート19における
ガイド孔21にベースプレート27のガイドピン29を
挿入させて、柱16を位置決めさせ、柱16の下端プレ
ート19におけるボルト孔20にアンカーボルト24を
挿入させる。
【0032】その後、ナット30を保持した図示しない
ナット締付工具を柱16の上端から挿入し、ガイドプレ
ート23のガイド孔22を通して、ナット30をアンカ
ーボルト24に誘導させ、ナット締付工具にてナット3
0をアンカーボルト24に螺合させる。これにより、下
部構造体13の柱16を基礎18に固定し、下部構造体
13を基礎18に設置する。
【0033】下部構造体13の基礎18への設置後、こ
の下部構造体13に上部構造体12が接合される。上部
構造体14の柱14は、図4に示すように中空鋼製柱で
あり、下端プレート31に、ボルト孔32及びガイド孔
33が開口されている。また、柱14内には、ガイド孔
34を備えたガイドプレート35が固着されている。
【0034】一方、下部構造体13の基礎18への設置
後、下部構造体13の上端プレート36に接合ボルト3
7の下端部が螺合される。更に、下端プレート36に
は、接合ボルト37に関し点対称位置に 2本のガイドピ
ン38が植設されている。
【0035】また、上部構造体12の柱14の下端プレ
ート31と下部構造体13の柱16の上端プレート36
との間に接合プレート39が配設される。この接合プレ
ート39は、柱16とこの柱16に並べられて隣り合う
柱16同士の間や、柱16とこの柱16に隣接する他部
材との間の接合に用いられる。接合プレート39に、接
合ボルト37を挿入可能とするボルト孔40と、ガイド
ピン38を挿入可能とするガイド孔41とが開設されて
いる。
【0036】下部構造体13と上部構造体12との接
合、つまり下部構造体13の柱16と上部構造体12の
柱14との接合は、まず、下部構造体13の柱16の上
端プレート36に接合プレート39を配設し、この接合
プレート39のボルト孔40、ガイド孔41に接合ボル
ト37、ガイドピン38をそれぞれ挿入させて、これら
の接合ボルト37及びガイドピン38を上端プレート3
6に螺合する。
【0037】次に、上部構造体12の柱14を下降さ
せ、この柱14の下端プレート31のガイド孔33にガ
イドピン38を挿入させて、上部構造体12の柱14を
下部構造体13の柱16に対し位置決めする。その後、
更に柱14を下降させて、柱14の下端プレート31の
ボルト孔32に接合ボルト37を挿入させる。
【0038】その後、ナット42を保持した図示しない
ナット締付工具を、上部構造体12の柱14の上端から
ガイドプレート35のガイド孔34を通して挿入し、こ
のナット締付工具にてナット42を接合ボルト37に螺
合させる。こうして、上部構造体12の柱14を下部構
造体13の柱16に固定し、上部構造体12と下部構造
体13とが接合される。
【0039】尚、上部構造体12は、輸送及び据付(設
置)時の変形防止の観点から、柱14の下端部間に、図
1の二点鎖線で示す仮床梁43が装架されているが、上
部構造体12の下部構造体13への接合後に、この仮床
梁43が取り除かれる。
【0040】また、下部構造体13の高さHは、隣接す
る建物ユニットの立上り基礎(共に図示せず)の高さに
応じて、この立上がり基礎と同一の高さになるよう設定
される。
【0041】上記実施の形態のユニット建物10によれ
ば、次の効果〜を奏する。 上部構造体12に接合された下部構造体13が埋設さ
れたことから、上部構造体12の内部空間に下部構造体
13の床梁17が存在しないユニット建物10を構成で
きる。しかも、床梁17の一部を下部構造体12の内部
空間に残すものではないので、床梁17の一部が邪魔に
ならず、ユニット建物10、つまり上部構造体12の内
部空間を有効に利用できる。
【0042】建物ユニット10は、天井梁15を有す
る上部構造体12と、床梁17を有する下部構造体13
とから構成されるので、強度を十分確保できる。このた
め、上部構造体12を補強する必要がなく、建物ユニッ
ト10の構造を簡易化できる。
【0043】下部構造体13が地中に埋設されるの
で、この下部構造体13が基礎の機能を果たす。この下
部構造体13は、立上り基礎に比べて体積が小さく、幅
が狭くて足りるので、基礎18にフラット基礎を採用で
き、基礎18を簡易化して現場での施工工期を短縮でき
るとともに、精度を向上させることもできる。
【0044】ユニット建物10、つまり上部構造体1
2の内部空間に床梁17が存在しないので、ユニット建
物10の内部空間を車庫やピロティ空間として有効に利
用できる。
【0045】(B) 第2の実施の形態 図5は、本発明に係るユニット建物の第2の実施の形態
における基礎、下部構造体及び上部構造体の接合構造を
示す断面図である。図6は、図5のVI-VI 線に沿う断面
図である。図7は、図5のVII-VII 線に沿う断面図であ
る。図8は、図5の補強部材の変形例を示し、図7に対
応する断面図である。この実施の形態において、前記実
施の形態と同様な部分は、同一の符号を付すことにより
説明を省略する。
【0046】図5に示すように、ユニット建物50で
は、下部構造体13の柱16の上端プレート36に補強
部材51が設置され、上部構造体12の柱14の下端プ
レート31が、上記補強部材51に接合されて建物ユニ
ット52が構成され、下部構造体13の柱16及び補強
部材51が地中に埋設されて、基礎としての機能を果た
す。
【0047】上記補強部材51は例えば鋼製であり、図
5及び図7に示すように、天面部53及び底面部54間
を中空の円柱部55で一体化し、又、円柱部55の側方
に例えば 4枚のフランジ部56が、天面部53及び底面
部54に一体化されて放射状に延び、更に、各フランジ
部56の先端に、リップ部57が天面部53及び底面部
54に一体化されて構成されたものである。
【0048】この補強部材51は、断面二次モーメント
等の断面性能に優れ、上部構造体12の柱14を倒す方
向に上記柱14に作用する回転モーメントM1 、M2
(図1)に耐え得る高剛性に構成される。また、この補
強部材51では、天面部53及び底面部54が、図5及
び図6に示すように、下部構造体13の柱16の断面積
の範囲内に納まる大きさに形成される。更に、この補強
部材51では、底面部54にボルト孔58が、円柱部5
5の周囲に例えば 4箇所開設されている。
【0049】一方、下部構造体13の柱16を基礎18
に固定するナット30は、アンカーボルト24の軸方向
ほぼ中央位置に螺合されて、下部構造体13が基礎18
に設置される。このとき、アンカーボルト24が、柱1
6の上端プレート36に形成されたボルト孔59に挿通
して上方へ突出する。
【0050】下部構造体13の基礎18への設置後、こ
の下部構造体13の柱16の上端プレート36に補強部
材51を載置し、補強ボルト60を補強部材51のボル
ト孔58と、柱16の上端プレート36に形成されたボ
ルト孔61とに螺合させて、補強部材51を下部構造体
13の柱16に固定する。
【0051】次に、補強部材51の天面部53上にベー
スプレート27を載置させる。このとき、下部構造体1
3の柱16から突出したアンカーボルト24が、補強部
材51の円柱部55における中空孔63内に挿通され
て、補強部材51の上方に突出する。
【0052】その後、上部構造体12の柱14を下降さ
せ、ガイドプレート27のガイドピン29を上部構造体
14の下端プレート31のガイド孔33に挿通させて、
柱14を補強部材51に対し位置決めし、次に、アンカ
ーボルト24の先端部を柱14の下端プレート31のボ
ルト孔32に挿通させる。
【0053】最後に、ナット42を保持した図示しない
ナット締付工具を、上部構造体12における柱14の上
端からガイドプレート35のガイド孔34を通して挿入
し、このナット締付工具にてナット42をアンカーボル
ト24の先端部に螺合させる。こうして、補強部材51
がアンカーボルト24に結合されて、下部構造体13の
柱16の上端プレート36に設置されるとともに、上部
構造体12の柱16が補強部材51に接合される。
【0054】従って、この実施の形態のユニット建物5
0によれば、前記〜の効果に加え、次の〜の効
果を奏する。 上部構造体12の柱14と下部構造体13の柱16と
が補強部材51を介して接合され、この補強部材51が
断面性能に優れたものであることから、この補強部材5
1は、上部構造体12の柱14を倒す方向に作用する回
転モーメントM 1 、M2 に対し剛性が高い。このため、
上部構造体12の強度を増大させる必要がなく、上部構
造体12の構造を簡易化できるので、上部構造体12の
重量、部品点数及びコストを低減できる。
【0055】補強部材51が上部構造体12の柱14
及び下部構造体13の柱16の断面積の範囲内に納まる
シンプルな構造であるため、補強部材51がユニット建
物50、つまり上部構造体12の内部空間に張り出さ
ず、ユニット建物50の内部空間を有効に利用できる。
【0056】補強部材51が、下部構造体13を基礎
18に固定するアンカーボルト24にて下部構造体13
の柱16の上端プレート36に結合されたので、補強部
材51を下部構造体13の柱16に結合するための専用
ボルトが不要となり、部品点数を低減できる。
【0057】また、このアンカーボルト24にて上部
構造体12の柱14を補強部材51に固定することか
ら、上部構造体12を補強部材51に固定するための専
用ボルトも不要となり、部品点数をより一層低減でき
る。
【0058】補強部材51が、下部構造体13の柱1
6の上端プレート36に補強ボルト60により固定され
て補強されたので、補強部材51の引き抜き強度及び補
強部材51の軸心まわりのねじれ強度を共に向上させる
ことができる。
【0059】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、補
強部材51は、上部構造体12の柱14に作用する回転
モーメントM1 、M2 に耐え得る断面性能を有するもの
であれば、補強部材51のフランジ部56先端にリップ
部57が存在しない図7に示す補強部材64であっても
よい。更に、ユニット建物10及び50における上部構
造体12の内部空間は、車庫やピロティ空間に限定され
ず、通常の住居の用途に用いられてもよい。
【0060】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るユニット建
物によれば、内部空間を有効に利用できるとともに、建
物ユニット及び基礎の構造を簡易化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るユニット建物の第1の実
施の形態を示す側面図である。
【図2】図2は、図1の建物ユニットを示す斜視図であ
る。
【図3】図3は、図1の下部構造体と基礎との接合構造
を示す断面図である。
【図4】図4は、図1の上部構造体と下部構造体との接
合構造を示す断面図である。
【図5】図5は、本発明に係るユニット建物の第2の実
施の形態における基礎、下部構造体及び上部構造体の接
合構造を示す断面図である。
【図6】図6は、図5のVI-VI 線に沿う断面図である。
【図7】図7は、図5のVII-VII 線に沿う断面図であ
る。
【図8】図8は、図5の補強部材の変形例を示し、図7
に対応する断面図である。
【図9】図9は、従来のユニット建物を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
10 ユニット建物 11 建物ユニット 12 上部構造体 13 下部構造体 14 上部構造体の柱 15 天井梁 16 下部構造体の柱 17 床梁 18 基礎 24 アンカーボルト 37 接合ボルト 50 ユニット建物 51 補強部材 60 補強ボルト G 地面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物ユニットが、柱の上端部に天井梁が
    装架された上部構造体と、柱の下端部に床梁が装架され
    た下部構造体とを有し、上記上部構造体の上記柱の下端
    部と上記下部構造体の上記柱の上端部とが接合されて構
    成され、 上記下部構造体が基礎に設置されたユニット建物におい
    て、 上記下部構造体が埋設して設けられたことを特徴とする
    ユニット建物。
  2. 【請求項2】 上記下部構造体の柱の上端部に補強部材
    が設置され、この補強部材に上部構造体の柱の下端部が
    接合された請求項1に記載のユニット建物。
  3. 【請求項3】 上記補強部材は、下部構造体を基礎に固
    定するアンカーボルトに結合されて、上記下部構造体の
    柱の上端部に設置された請求項2に記載のユニット建
    物。
  4. 【請求項4】 上記上部構造体の柱の下端部は、下部構
    造体を基礎に固定するアンカーボルトに、補強部材とと
    もに結合されて、上記補強部材に接合された請求項3に
    記載のユニット建物。
  5. 【請求項5】 上記補強部材は、下部構造体の柱の上端
    部に補強ボルトにより固定された請求項3又は4に記載
    のユニット建物。
  6. 【請求項6】 上記上部構造体の内部空間が、車庫やピ
    ロティ空間として利用されるものである請求項1〜5の
    いずれかに記載のユニット建物。
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