JPH10331692A - エンジンの空燃比制御装置 - Google Patents

エンジンの空燃比制御装置

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JPH10331692A
JPH10331692A JP14228197A JP14228197A JPH10331692A JP H10331692 A JPH10331692 A JP H10331692A JP 14228197 A JP14228197 A JP 14228197A JP 14228197 A JP14228197 A JP 14228197A JP H10331692 A JPH10331692 A JP H10331692A
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JP
Japan
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fuel ratio
air
sensor
exhaust
engine
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Application number
JP14228197A
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English (en)
Inventor
Michihiro Wakimoto
道弘 脇本
Osamu Fujishiro
修 藤城
Masanori Yamada
正徳 山田
Yoichi Iwata
洋一 岩田
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Toyota Motor Corp
Soken Inc
Original Assignee
Nippon Soken Inc
Toyota Motor Corp
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】排気浄化用触媒の下流側に設けた空燃比センサ
の特性個体差等により排気エミッションが悪化すること
を抑制することができるエンジンの空燃比制御装置を提
供する。 【解決手段】エンジン1の排気経路には三元触媒13が
設けられ、三元触媒13の上流側にA/Fセンサ19が
設けられるとともに下流側にO2 センサ20が設けら
れ、ECU32はA/Fセンサ19による実際の空燃比
と目標空燃比との偏差を小さくすべく、燃料噴射弁7に
よる燃料噴射量を制御する。ECU32は、温度センサ
30にて検出されたO2 センサ20の温度が所定値(6
00℃)以上で、かつ流速センサ31にて検出された排
気流速が所定値(35m/s)以下の時においては、O
2 センサ20を用いてA/Fセンサ19による空燃比の
補正処理を禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はエンジンの空燃比
制御装置に係り、より詳しくは、排気浄化用触媒の上流
側と下流側にそれぞれ空燃比センサを配置し、両センサ
を用いて空燃比制御を行う空燃比制御装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】自動車エンジン等における空燃比制御装
置として空燃比制御性を向上させる目的で、排気浄化用
触媒の上流側に、空燃比に対して出力電圧がリニアに変
化する特性をもつA/Fセンサを設けるとともに、排気
浄化用触媒の下流側に、出力電圧がオン・オフ的に変化
する従来のO2 センサを設けることがある(例えば、特
開平7−197837号公報)。この場合、O2 センサ
の出力は、A/Fセンサによる制御中心空燃比を補正し
て、より正確な空燃比制御を行うために用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、O2 センサの
劣化度合の違いによる特性個体差のために理論空燃比か
らずれ、かえって排気エミッションが悪化してしまう場
合がある。
【0004】そこで、この発明の目的は、排気浄化用触
媒の下流側に設けた空燃比センサの特性個体差等により
排気エミッションが悪化することを抑制することができ
るエンジンの空燃比制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】発明者らは、鋭意研究の
結果、以下の事実を発見した。排気浄化用触媒の上流側
および下流側に空燃比センサを設置したときにおいて、
下流側空燃比センサの温度に対する空気過剰率λおよび
排出されるエミッション濃度の関係を図7に示す。空気
過剰率λが最もリーン側となる下流側空燃比センサ(○
印)と、空気過剰率λが最もリッチ側となる下流側空燃
比センサ(□印)との空気過剰率λの差Δλ1は、セン
サ温度が高くなるほど増大してしまい、排出エミッショ
ンのバラツキが増加する。ここで注目すべきは、センサ
温度600℃を境にして、それ以上ではエミッション濃
度が急増する点である。
【0006】一方、排気浄化用触媒の上流側および下流
側に空燃比センサを設置したときにおいて、下流側空燃
比センサの設置箇所での排気流速に対する空気過剰率λ
および排出されるエミッション濃度の関係を図8に示
す。空気過剰率λが最もリーン側となる下流側空燃比セ
ンサ(○印)と、空気過剰率λが最もリッチ側となる下
流側空燃比センサ(□印)との空気過剰率λの差Δλ2
は、排気流速が小さくなるほど増大し、排気エミッショ
ンのバラツキも増加する。ここで注目すべきは、排気流
速35m/sを境にして、それ以下ではエミッション濃
度が急増する点である。
【0007】これらのことを考慮して、請求項1に記載
のエンジンの空燃比制御装置は、下流側空燃比センサの
温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段にて
検出された下流側空燃比センサの温度が所定値以上の時
においては補正手段による補正処理を禁止する補正禁止
手段と、を備えたことを特徴としている。
【0008】この構成を採用すると、補正禁止手段によ
り、温度検出手段にて検出された下流側空燃比センサの
温度が所定値以上の時においては補正手段による補正処
理(即ち、下流側空燃比センサを用いた上流側空燃比セ
ンサによる空燃比の補正)が禁止される。これにより、
排気エミッションのバラツキを最小限に抑えることがで
きる。
【0009】ここで、請求項2に記載のように、下流側
空燃比センサの温度が所定値以下とは、600℃以下を
指すものとすることができる。また、請求項3に記載の
エンジンの空燃比制御装置は、下流側空燃比センサの設
置箇所での排気流速を検出する排気流速検出手段と、前
記排気流速検出手段にて検出された排気流速が所定値以
下の時においては補正手段による補正処理を禁止する補
正禁止手段と、を備えたことを特徴としている。
【0010】この構成を採用すると、補正禁止手段によ
り、排気流速検出手段にて検出された排気流速が所定値
以下の時においては補正手段による補正処理(即ち、下
流側空燃比センサを用いた上流側空燃比センサによる空
燃比の補正)が禁止される。これにより、排気エミッシ
ョンのバラツキを最小限に抑えることができる。
【0011】ここで、請求項4に記載のように、排気流
速が所定値以下とは、35m/s以下を指すものとする
ことができる。また、請求項5に記載のエンジンの空燃
比制御装置は、下流側空燃比センサの温度を検出する温
度検出手段と、下流側空燃比センサの設置箇所での排気
流速を検出する排気流速検出手段と、前記温度検出手段
にて検出された下流側空燃比センサの温度が所定値以上
で、かつ前記排気流速検出手段にて検出された排気流速
が所定値以下の時においては補正手段による補正処理を
禁止する補正禁止手段と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0012】この構成を採用すると、補正禁止手段によ
り、温度検出手段にて検出された下流側空燃比センサの
温度が所定値以上で、かつ排気流速検出手段にて検出さ
れた排気流速が所定値以下の時においては補正手段によ
る補正処理(即ち、下流側空燃比センサを用いた上流側
空燃比センサによる空燃比の補正)が禁止される。これ
により、排気エミッションのバラツキを最小限に抑える
ことができる。
【0013】ここで、請求項6に記載のように、下流側
空燃比センサの温度が所定値以上とは600℃以上、排
気流速が所定値以下とは35m/s以下を指すものとす
ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した実施
の形態を図面に従って説明する。図1には、エンジン1
とその周辺機器の概略構成図を示す。エンジン1は、直
列4気筒4サイクルの火花点火式ガソリンエンジンであ
り、排気量は2200ccである。エンジン1の吸気系
において、吸気管2の上流側端部にはエアクリーナ3が
設けられ、吸気管2の下流側端部はサージタンク4およ
びインテークマニホールド5を介してエンジン1に接続
されている。また、吸気管2にはスロットルバルブ6が
配置されている。そして、吸入空気はエアクリーナ3、
吸気管2、サージタンク4及びインテークマニホールド
5を通過してエンジン1に供給され、スロットルバルブ
6の開度によって吸入空気量が調整される。また、イン
テークマニホールド5には気筒毎に燃料噴射弁7がそれ
ぞれ配置され、前述の吸入空気と各燃料噴射弁7から噴
射された燃料とが混合され、所定空燃比の混合気として
各気筒に供給される。
【0015】また、エンジン1の各気筒には点火プラグ
8が設けられ、この点火プラグ8にはディストリビュー
タ9を介して点火回路10が接続されている。そして、
点火回路10から供給される高電圧がディストリビュー
タ9にて分配供給され、点火プラグ8は前記各気筒の混
合気を所定タイミングで点火する。
【0016】エンジン1の排気系において、エンジン1
にはエキゾーストマニホールド11を介して排気管12
が接続されている。排気経路を形成する排気管12には
排気浄化用触媒としての三元触媒13が配置されてい
る。燃焼後の排気はエキゾーストマニホールド11及び
排気管12を通過し、三元触媒13にて有害成分(C
O、HC、NOx 等) が浄化されて大気に排出される。
【0017】前記吸気管2には吸気温センサ14及び吸
気圧センサ15が設けられ、吸気温センサ14は吸入空
気の温度(吸気温Tam)を、吸気圧センサ15はスロ
ットルバルブ4の下流側の吸入空気の圧力(吸気圧P
M)をそれぞれ検出する。また、前記スロットルバルブ
6には同バルブ6の開度(スロットル開度TH)を検出
するためのスロットルセンサ16が設けられ、このスロ
ットルセンサ16はスロットル開度THに応じたアナロ
グ信号を出力する。また、エンジン1のシリンダブロッ
クには水温センサ17が設けられ、この水温センサ17
はエンジン1内の冷却水の温度(冷却水温Thw)を検
出する。前記ディストリビュータ9にはエンジン1の回
転数Neを検出するための回転数センサ18が設けら
れ、この回転数センサ18はエンジン1の2回転、即ち
720°CA毎に等間隔で24個のパルス信号を出力す
る。
【0018】さらに、前記三元触媒13の上流側となる
排気管12には、上流側空燃比センサとしてA/Fセン
サ(広域空燃比センサ)19が設けられている。A/F
センサ19は図3に示すように、エンジン1から排出さ
れる排気の酸素濃度に比例して広域で且つリニアな空燃
比信号を出力する。
【0019】また、図1の三元触媒13の下流側となる
排気管12には、下流側空燃比センサとしてのO2 セン
サ20が設けられている。O2 センサ20は、図4に示
すように、空燃比が理論空燃比(λ=1)に対してリッ
チかリーンかに応じた電圧VO2 を出力する。
【0020】図2には、O2 センサ20の概略構成図を
示す。図2において、排気管12にはセンサ取付穴12
aが形成され、このセンサ取付穴12aには素子21が
挿入されている。素子21は、有底円筒状の固体電解質
管22と、外側電極23と内側電極24とからなり、ジ
ルコニアよりなる固体電解質管22の外周面には外側電
極23が被着されるとともに固体電解質管22の内周面
には内側電極24が被着されている。また、外側電極2
3はコーティング材25で覆われている。外側電極23
と内側電極24との間には、固体電解質管22を通して
排ガス中の酸素濃度に応じた起電力が発生し、これが起
電力検出器26により測定される。また、有底円筒状の
固体電解質管22の内部にはヒータ27が配置され、電
源28からの電力供給にて発熱する。そして、本例のO
2 センサ20は400℃でヒータ27をオン・オフ(通
電・非通電)することにより、素子温度一定に保つこと
ができるようになっている。なお、素子21は保護カバ
ー29にて保護されている。
【0021】一方、図1において排気管12におけるO
2 センサ20の近傍には、温度検出手段としての温度セ
ンサ30と、排気流速検出手段としての流速センサ31
が設置されている。温度センサ30によりO2 センサ2
0の温度T1が測定される。また、流速センサ31によ
りO2 センサ20の設置箇所での排気流速V1が測定さ
れる。
【0022】一方、図1において、エンジン1の運転を
制御する電子制御装置(以下、ECUという)32は、
CPU(中央処理装置)33、ROM(リードオンリメ
モリ)34、RAM(ランダムアクセスメモリ)35、
バックアップRAM36等を中心に論理演算回路として
構成され、前記各センサの検出信号を入力する入力ポー
ト37及び各アクチュエータに制御信号を出力する出力
ポート38等に対しバス39を介して接続されている。
そして、CPU33は、入力ポート37を介して前記各
センサからの信号を入力して、吸気温Tam、吸気圧P
M、スロットル開度TH、冷却水温Thw、エンジン回
転数Ne、A/Fセンサ19による空気過剰率(空燃
比)λ、O2 センサ20による空燃比VO2 、O2 セン
サ20の温度T1、O2 センサ20の設置箇所での排気
流速V1等を検知する。そして、CPU33は、それら
の各値に基づいて燃料噴射量τFi、点火時期Ig等の
制御信号を算出し、さらに、それら制御信号を出力ポー
ト38を介して燃料噴射弁7及び点火回路10等にそれ
ぞれ出力する。
【0023】本実施の形態ではECU32が空燃比制御
手段、補正手段および補正禁止手段として機能する。次
に、上記の如く構成される空燃比制御装置の作用を説明
する。
【0024】図4,5は、本実施形態における燃料噴射
制御ルーチンを示すフローチャートであり、本ルーチン
は燃料噴射毎(本実施形態では180°CA毎)にCP
U33により実行される。
【0025】CPU33は、図5のステップ100でR
OM34内に予め格納されている基本噴射マップを用
い、その時のエンジン回転数Ne、吸気温Tam、吸気
圧PM、スロットル開度THおよび冷却水温Thwに応
じた基本噴射量FINを算出する。さらに、CPU33は
ステップ101でA/Fセンサ19の出力値を読み出
す。この出力値はその時の空燃比相当量となる。そし
て、CPU33はステップ102でO2 センサ20の温
度T1が600℃未満であるか否か判定し、600℃未
満でないとステップ103でO2 センサ20の設置箇所
での排気流速V1が35m/sより大きいか否か判定す
る。
【0026】CPU33はステップ102,103にお
いて、O2 センサ20の温度T1が600℃未満であっ
たり、温度T1が600℃以上で、かつ、O2 センサ2
0の設置箇所での排気流速V1が35m/sより大きい
とステップ104に移行する。CPU33はステップ1
04でO2 センサ20の出力値を読み出し、出力値から
その時の空燃比相当量VO2 を算出する。そして、CP
U33はステップ105で目標値からのO2 センサ20
の出力ズレΔVO2 を次式にて算出する。 ΔVO2 =VO2 −VO2 r ただし、VO2 は計測値 VO2 r は目標値 引き続き、CPU33はステップ106でサブフィード
バック補正量SubPIを次式にて算出する。 SubPI=K2・ΔVO2 −K3・ΣΔVO2 ただし、K2,K3は制御ゲイン ここで、ΔVO2 は比例項であり、ΣΔVO2 は積分項
であり、サブフィードバック制御としてPI制御を行
う。
【0027】CPU33はステップ106の処理後、図
6のステップ107に移行する。CPU33はステップ
107でA/Fセンサ19の計測値からサブフィードバ
ック補正量SubPIを減算してA/Fセンサ19の計
測値を補正し、さらに、この補正値(A/F)から目標
空燃比(A/F)r を減算し目標空燃比からの空燃比ズ
レ量ΔA/Fを求める。
【0028】引き続き、CPU33はステップ108で
燃料噴射量σFiを次式から決定する。 σFi=K1・ΔA/F・FIN ただし、K1は制御ゲイン FINは基本噴射量 このようにして演算された燃料噴射量σFiとなるよう
に燃料噴射弁7から燃料噴射が行われる。
【0029】このようにECU32は、A/Fセンサ1
9による実際の空燃比と目標空燃比(本例では理想空燃
比)との偏差ΔA/Fを小さくすべく、燃料噴射弁7に
よる燃料噴射量σFiを制御するとともに、O2 センサ
20による空燃比を用いてA/Fセンサ19による空燃
比を補正する。
【0030】ここで、CPU33は図5のステップ10
2,103において、O2 センサ20の温度T1が60
0℃以上で、かつO2 センサ20の設置箇所での排気流
速V1が35m/s以下であると、ステップ104〜1
06の処理を迂回する。つまり、O2 センサ20の温度
が600℃以上で、かつO2 センサ20の設置箇所での
排気流速が35m/s以下の時は、O2 センサ20によ
るサブフィードバック処理を実行せずに、O2 センサ2
0の温度T1が600℃未満であったりT1が600℃
以上で、かつO2 センサ20の設置箇所での排気流速V
1が35m/sより大きい時のみサブフィードバック処
理を実行する。また、サブフィードバック処理を実行し
ないときには、図6のステップ107での処理(A/F
=測定値−SubPI)の如くサブフィードバック制御
の停止前のサブフィードバック補正量SubPIを用い
て空燃比フィードバック制御を実行する。
【0031】以下、各種の実験を行ったので、詳細に説
明する。図7には、三元触媒13の上流側にA/Fセン
サ19を、下流側にO2 センサ20を設置したときにお
ける、O2 センサの温度に対する空気過剰率λおよび排
出されるエミッション濃度の関係を示す。つまり、横軸
にはO2 センサ温度をとり、縦軸には空気過剰率λおよ
びエミッション濃度をとっている。図中の○印は空気過
剰率λが最もリーン側となるO2 センサであり、□印は
空気過剰率λが最もリッチ側となるO2 センサである。
この図7から、各O2 センサの空気過剰率λの差Δλ1
は、センサ温度が高くなるほど増大してしまい、排出エ
ミッションのバラツキが増加することが分かる。ここで
注目すべきは、センサ温度600℃を境にして、それ以
上ではエミッション濃度が急増する点である。
【0032】図8には、三元触媒13の上流側にA/F
センサ19を、下流側にO2 センサ20を設置したとき
における、O2 センサ設置箇所での排気流速に対する空
気過剰率λおよび排出されるエミッション濃度の関係を
示す。つまり、横軸には排気流速をとり、縦軸には空気
過剰率λおよびエミッション濃度をとっている。図中の
○印は空気過剰率λが最もリーン側となるO2 センサで
あり、□印は空気過剰率λが最もリッチ側となるO2
ンサである。この図8から、各O2 センサの空気過剰率
λの差Δλ2は、排気流速が小さくなるほど増大し、排
気エミッションのバラツキも増加することが分かる。こ
こで注目すべきは、排気流速35m/sを境にして、そ
れ以下ではエミッション濃度が急増する点である。
【0033】そこで、本実施形態では前述したように、
2 センサ20の温度が600℃以上で、かつ、O2
ンサ20の設置箇所での排気流速が35m/s以下の時
には、図5のステップ104〜106の処理を行わず、
排気エミッションのバラツキを最小限に抑えることがで
きる。
【0034】図9には、横軸にエンジン回転数をとり、
縦軸に吸気圧をとり、今回試験に用いたエンジンで、素
子インピーダンスにより400℃でON・OFF制御し
た場合、O2 センサ温度が600℃以上となる運転領域
をZ1で示し、O2 センサ設置箇所での排気流速が35
m/s以下となる運転領域をZ2で示す。そして、O 2
センサ温度が600℃以上で、かつ、O2 センサの設置
箇所での排気流速が35m/s以下となる運転領域をZ
3で示す。
【0035】このように本実施の形態は、下記の特徴を
有する。 (イ)O2 センサ20の温度を温度センサ30にて検出
できようにし、O2 センサ20の設置箇所での排気流速
を流速センサ31にて検出できるようにし、CPU33
は、温度センサ30にて検出されたO2 センサ20の温
度が所定値(600℃)以上で、かつ流速センサ31に
て検出された排気流速が所定値(35m/s)以下の時
においては、O2 センサ20を用いてA/Fセンサ19
による空燃比の補正処理を禁止する。よって、排気エミ
ッションのバラツキを最小限に抑えることができる。そ
の結果、O2 センサ20の特性個体差等により排気エミ
ッションが悪化することを抑制することができることと
なる。 (ロ)また、図6のステップ107の処理において、A
/Fセンサ19による空燃比の補正処理(サブフィード
バック制御)の停止前のサブフィードバック補正量Su
bPIをもとに、A/Fセンサ19による実際の空燃比
と目標空燃比との偏差を小さくすべく、燃料噴射弁7に
よる燃料噴射量を制御するようにしたので、実用上好ま
しいものとなる。
【0036】これまで説明した実施の形態以外にも下記
のように実施してもよい。上記実施の形態においては温
度センサ30にて検出されたO2 センサ20の温度が所
定値(600℃)以上で、かつ流速センサ31にて検出
された排気流速が所定値(35m/s)以下の時におい
ては、サブフィードバック制御(O2 センサ20を用い
たA/Fセンサ19による空燃比の補正)を禁止した
が、温度センサ30にて検出されたO2 センサ20の温
度が所定値(600℃)以上であれば、サブフィードバ
ック制御(O2 センサ20を用いたA/Fセンサ19に
よる空燃比の補正)を禁止してもよい。あるいは、流速
センサ31にて検出された排気流速が所定値(35m/
s)以下であれば、サブフィードバック制御(O2 セン
サ20を用いたA/Fセンサ19による空燃比の補正)
を禁止してもよい。
【0037】また、上述した実施の形態では、O2 セン
サ温度とO2 センサの設置箇所での排気流速は、温度セ
ンサと流速センサにより直接計測したが、エンジンの運
転状態からO2 センサ温度とO2 センサの設置箇所での
排気流速を求めてもよい。より具体的には、吸気圧、回
転数の運転状態から予めマップを作成しておき、間接的
に求めてもよい。つまり、図9に示すエンジン回転数と
吸気圧との関係においてハッチングを付した領域Z3が
2 センサ温度が600℃以上で、かつO2 センサ設置
箇所での排気流速が35m/s以下の運転領域であるの
で、図5のステップ102,103に代わる処理として
その時の運転状態が図9のハッチング領域Z3か否かを
判定するものとし、ハッチング領域Z3内ならばステッ
プ104〜106を迂回するようにする。この場合、E
CU32が温度検出手段および排気流速検出手段として
機能する。
【0038】また、O2 センサ20の温度は、図2のヒ
ータ抵抗27の抵抗値から求めてもよい。また、排気流
速は吸気圧、回転数から算出してもよい。さらに、上記
実施の形態においては上流側空燃比センサとしてA/F
センサ(広域空燃比センサ)19を用いるとともに下流
側空燃比センサとしてO2 センサ20(理論空燃比に対
してリッチかリーンかに応じた電圧を出力するセンサ)
を用いたが、上流側空燃比センサにA/Fセンサ(広域
空燃比センサ)19を用いるとともに下流側空燃比セン
サにA/Fセンサ(広域空燃比センサ)19を用いても
よい。あるいは、上流側空燃比センサにO2 センサ(リ
ッチ・リーンセンサ)を用いるとともに下流側空燃比セ
ンサにO2 センサ(リッチ・リーンセンサ)を用いても
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態における空燃比制御装置の全体構
成図。
【図2】 実施の形態におけるO2 センサの概略構成
図。
【図3】 A/Fセンサの出力特性図。
【図4】 O2 センサの出力特性図。
【図5】 空燃比制御装置の作用を説明するためのフロ
ーチャート。
【図6】 空燃比制御装置の作用を説明するためのフロ
ーチャート。
【図7】 センサ温度に対するエミッション濃度と空気
過剰率との関係を示す図。
【図8】 排気流速に対するエミッション濃度と空気過
剰率との関係を示す図。
【図9】 運転領域を示す図。
【符号の説明】
1…エンジン、7…燃料噴射弁、12…排気管、13…
三元触媒、19…A/Fセンサ、20…O2 センサ、3
0…温度センサ、31…流速センサ、31…流速セン
サ、32…ECU。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 正徳 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 岩田 洋一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの排気経路に設けられた排気浄
    化用触媒と、 前記排気経路における前記排気浄化用触媒の上流側に配
    置された上流側空燃比センサと、 前記排気経路における前記排気浄化用触媒の下流側に配
    置された下流側空燃比センサと、 前記エンジンに燃料を供給する燃料噴射弁と、 前記上流側空燃比センサによる空燃比と目標空燃比との
    偏差を小さくすべく前記燃料噴射弁による燃料噴射量を
    制御する空燃比制御手段と、 前記下流側空燃比センサを用いて前記上流側空燃比セン
    サによる空燃比を補正する補正手段と、を備えたエンジ
    ンの空燃比制御装置において、 前記下流側空燃比センサの温度を検出する温度検出手段
    と、 前記温度検出手段にて検出された下流側空燃比センサの
    温度が所定値以上の時においては前記補正手段による補
    正処理を禁止する補正禁止手段と、を備えたことを特徴
    とするエンジンの空燃比制御装置。
  2. 【請求項2】 前記下流側空燃比センサの温度が所定値
    以上とは、600℃以上である請求項1に記載のエンジ
    ンの空燃比制御装置。
  3. 【請求項3】 エンジンの排気経路に設けられた排気浄
    化用触媒と、 前記排気経路における前記排気浄化用触媒の上流側に配
    置された上流側空燃比センサと、 前記排気経路における前記排気浄化用触媒の下流側に配
    置された下流側空燃比センサと、 前記エンジンに燃料を供給する燃料噴射弁と、 前記上流側空燃比センサによる空燃比と目標空燃比との
    偏差を小さくすべく前記燃料噴射弁による燃料噴射量を
    制御する空燃比制御手段と、 前記下流側空燃比センサを用いて前記上流側空燃比セン
    サによる空燃比を補正する補正手段と、を備えたエンジ
    ンの空燃比制御装置において、 前記下流側空燃比センサの設置箇所での排気流速を検出
    する排気流速検出手段と、 前記排気流速検出手段にて検出された排気流速が所定値
    以下の時においては前記補正手段による補正処理を禁止
    する補正禁止手段と、を備えたことを特徴とするエンジ
    ンの空燃比制御装置。
  4. 【請求項4】 前記排気流速が所定値以下とは、35m
    /s以下である請求項3に記載のエンジンの空燃比制御
    装置。
  5. 【請求項5】 エンジンの排気経路に設けられた排気浄
    化用触媒と、 前記排気経路における前記排気浄化用触媒の上流側に配
    置された上流側空燃比センサと、 前記排気経路における前記排気浄化用触媒の下流側に配
    置された下流側空燃比センサと、 前記エンジンに燃料を供給する燃料噴射弁と、 前記上流側空燃比センサによる空燃比と目標空燃比との
    偏差を小さくすべく前記燃料噴射弁による燃料噴射量を
    制御する空燃比制御手段と、 前記下流側空燃比センサを用いて前記上流側空燃比セン
    サによる空燃比を補正する補正手段と、を備えたエンジ
    ンの空燃比制御装置において、 前記下流側空燃比センサの温度を検出する温度検出手段
    と、 前記下流側空燃比センサの設置箇所での排気流速を検出
    する排気流速検出手段と、 前記温度検出手段にて検出された下流側空燃比センサの
    温度が所定値以上で、かつ前記排気流速検出手段にて検
    出された排気流速が所定値以下の時においては前記補正
    手段による補正処理を禁止する補正禁止手段と、を備え
    たことを特徴とするエンジンの空燃比制御装置。
  6. 【請求項6】 下流側空燃比センサの温度が所定値以上
    とは、600℃以上であり、前記排気流速が所定値以下
    とは、35m/s以下である請求項5に記載のエンジン
    の空燃比制御装置。
JP14228197A 1997-05-30 1997-05-30 エンジンの空燃比制御装置 Withdrawn JPH10331692A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012215134A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Honda Motor Co Ltd 空燃比制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012215134A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Honda Motor Co Ltd 空燃比制御装置

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