JPH10331908A - 液体封入式防振装置 - Google Patents
液体封入式防振装置Info
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- JPH10331908A JPH10331908A JP10349898A JP10349898A JPH10331908A JP H10331908 A JPH10331908 A JP H10331908A JP 10349898 A JP10349898 A JP 10349898A JP 10349898 A JP10349898 A JP 10349898A JP H10331908 A JPH10331908 A JP H10331908A
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Abstract
きな加振力が伝播されるようにする。 【解決手段】 振動体と連結される連結金具91と車体
側メンバ等に連結されるホルダ95との間に、インシュ
レータ5、非圧縮性流体の封入される主室6及び副室
7、これら主室6と副室7との間を連通する第一オリフ
ィス2、主室6と副室7との間を仕切る仕切板3、圧縮
性流体である空気の導入される空気室8、空気室8と副
室7との間を仕切るダイヤフラム4を直列に設ける。仕
切板3上であって主室6側に振動子1を設ける。振動子
1は、永久磁石17、センタポール13及び永久磁石1
7の周りに設けられた円環状の加振コイル11、加振コ
イル11を収納するボビン15等からなる。振動子1の
上方部に、主室6とは別個独立に第三液室63を設け
る。主室6と第三液室63との間を連結する第二オリフ
ィス62を設ける。
Description
装置に関するものであり、特に、液体の封入される主室
内にボイスコイルタイプあるいはソレノイドタイプから
なる電磁式の振動子を設け、当該振動子を特定周波数に
て振動させ、これによって液体共振を起こさせて、特定
周波数の振動に対して低動バネ定数を形成させるように
した振動子付きの液体封入式防振装置に関するものであ
る。
ジンマウント等にあっては、動力源であるところのエン
ジンが、アイドリング運転の状態から最大回転速度まで
の間、種々の状況下で使用されるものであるため、広い
範囲の周波数に対応できるものでなければならない。ま
た、最近においては、比較的高周波数域の振動に起因す
るこもり音の遮断を目的としたエンジンマウントのチュ
ーニングが行なわれるようになっている。このような複
数の条件に対応させるために、内部に液室を設け、更に
は、当該液室内に特定の周波数にて振動するボイスコイ
ル等からなる振動子を設けるようにした、いわゆるボイ
スコイルタイプの液体封入式防振装置がすでに案出され
ており、例えば実公平4−39481号公報等により公
知となっている。
7に示す如く、振動体側から連結金具910を介して伝
播されてくる振動のうち、アイドリング振動を初めとし
た各種振動に対しては、インシュレータ50の作用と、
主室60及び副室70からなる液室内の液体の作用とに
よって振動の遮断が行なわれるようになっている。そし
て、この場合、まず、加振コイル110に交流電流を流
すことによって、当該加振コイル110及び当該加振コ
イル110の収納されるボビン150を永久磁石130
に対して振動させることとする。特に、上記加振コイル
110に流す交流の値を適宜制御することによって、上
記ボビン150等からなる振動子10を、アイドリング
振動を初めとした特定周波数の振動に対応させて振動さ
せ、上記主室60内の液体を液体共振させる。これによ
って、アイドリング振動を初めとした各種振動に対し
て、低動バネ特性を形成させることができるようにな
る。その結果、アイドリング振動を初めとした各種振動
の遮断を図ることができるようになる。
ものは、振動子10の加振を、ボビン150に設けられ
た加振コイル110にて形成される磁力と、永久磁石1
30にて形成される磁力との間の相互作用によって行な
わせるようにしているものである。従って、その加振力
を大きくするためには、上記加振コイル110と永久磁
石130あるいはヨーク140との間の隙間を非常に小
さくするか、あるいは、上記加振コイル110及び永久
磁石130を大形化するなどして、大きな磁力を発生さ
せる必要がある。しかしながら、上記隙間を小さくする
ことは、可動部材である加振コイル110が、ゴム材等
からなる弾性体にて支持されていることより、自ずから
限界がある。従って、現状のものにおいては、十分な加
振力を得るためには大きな加振コイル110及び永久磁
石130を採用するか、永久磁石にリチュウム(Li)
等の希土類金属を用いるなどしなければならない。ま
た、加振機構部への入力信号が交流電流からなるものに
おいては、そのための信号発生装置が必要となり、これ
らが高価なものとならざるを得ない。このような問題点
を解決するために、安価な加振機構部を有する電磁加振
式の液体封入式防振装置を提供しようとするのが、本発
明の目的(課題)である。
に、本発明においては次のような手段を講ずることとし
た。すなわち、請求項1記載の発明においては、振動体
側に取付けられる連結金具と、車体側のメンバ等に取付
けられるホルダと、これら連結金具とホルダとの間にあ
って、上記振動体からの振動を遮断するインシュレータ
と、当該インシュレータに対して直列に設けられ、か
つ、非圧縮性流体(液体)の封入される主室及び副室
と、これら主室と副室との間を連結する第一オリフィス
と、上記主室と副室との間を仕切る仕切板と、圧縮性流
体である空気の導入される空気室と、当該空気室と上記
副室との間を仕切るダイヤフラムと、上記仕切板上に設
けられるものであって上記主室側の液体を特定の周波数
にて液体共振させるように加振する電磁式の振動子と、
からなる液体封入式の防振装置に関して、上記振動子の
上方部であって上記主室側に、当該主室とは別個独立に
第三の液室(第三液室)を設けるとともに、当該第三液
室と上記主室との間に、当該主室内の液体が上記第三液
室内へ流動するように形成されるものであって所定の容
積を有するように形成された第二のオリフィス(第二オ
リフィス)を設け、更に、これら構成からなるものにお
いて、上記電磁式振動子への入力信号がデューティ信号
からなるようにした構成を採ることとした。
のものにおいては次のような作用を呈することとなる。
すなわち、振動体側からの振動は、連結金具を介してゴ
ム材等からなるインシュレータに伝播される。これに対
して、当該インシュレータは振動あるいは変位をして、
上記入力振動の大部分を吸収あるいは遮断をする。従っ
て、大半の振動は、このインシュレータの部分で遮断さ
れることとなるが、一部のものは、当該インシュレータ
のところでは吸収及び遮断されずに、ホルダ等を介して
車体側へと伝播される場合がある。そこで、本発明にお
いては、このインシュレータの部分では吸収され得なか
った成分(周波数)の振動を、当該インシュレータの下
方部に設けられた主室及び副室等の液室、更には上記主
室に対して第二オリフィスを介して連結される第三液室
のところに設けられた振動子等の作用により、吸収ある
いは遮断をさせようとするものである。以下、その具体
的作用について説明する。
振動子を形成する加振コイルのところに、所定周波数の
デューティ信号からなる電圧パルスを入力させ、本振動
子を、特定の周波数にて振動させる。これによって、当
該振動子の端面の存在する第三液室内の液体が加振され
る。そして、この第三液室内の液体の振動は第二オリフ
ィスを介して上記主室内の液体へと伝播される。このと
き、本発明のものにおいては、上記第二オリフィス内に
存在する液体が上記振動子の振動数、すなわち、アイド
リング振動によって上記主室内に入力される振動の、そ
の振動数(周波数)と共振するように、上記第二オリフ
ィス内の容積が設定されているので、上記振動子の振動
によって、上記第二オリフィス内の液体が共振作用をす
る。その結果、上記振動子からの加振力が増幅されると
ともに、共振作用によりデューティ信号の入力波は正弦
波の状態となって、上記主室内の液体へと伝達されるこ
ととなる。すなわち、振動子における発生力は小さな値
であって、かつ、パルス波であっても、主室内の液体へ
伝播される加振力は大きな値となり、かつ、正弦波とな
る。その結果、本主室内に伝播されるアイドリング振動
によってもたらされる本主室内の液圧上昇は効率良く吸
収され、本アイドリング振動に対する本エンジンマウン
ト装置全体の動バネ定数は低く抑えられることとなる。
この低動バネ定数化によって、アイドリング振動の遮断
が効率良く行なわれることとなる。
ークに対する振動遮断に関しては、減衰係数を高くする
ことによって振動を抑え、これによって振動遮断あるい
は防振作用を行なわせるようにしている。具体的には、
上記エンジンシェークの入力に対して、上記主室内の液
体を流動しやすい第一オリフィスを経由して副室側へと
流動させるようにする。これによって、高減衰特性(高
減衰係数)が得られることとなり、エンジンシェーク等
の低周波数の振動は抑えられることとなる。すなわち、
エンジンシェークの遮断が行なわれることとなる。
る。このものも、その基本的な点は、上記請求項1記載
のものと同じである。その特徴とするところは、振動子
をソレノイドタイプのものからなるようにしたことであ
る。すなわち、振動体側に取付けられる連結金具と、車
体側のメンバ等に取付けられるホルダと、これら連結金
具とホルダとの間にあって、上記振動体からの振動を遮
断するインシュレータと、当該インシュレータに対して
直列に設けられ、かつ、非圧縮性流体(液体)の封入さ
れる主室及び副室と、これら主室と副室との間を連結す
る第一オリフィスと、上記主室と副室との間を仕切る仕
切板と、圧縮性流体である空気の導入される空気室と、
当該空気室と上記副室との間を仕切るダイヤフラムと、
上記仕切板上に設けられるものであって上記主室側の液
体を特定の周波数にて加振する振動子と、からなる液体
封入式の防振装置に関して、上記振動子の上方部であっ
て上記主室側に、当該主室とは別個独立に第三の液室
(第三液室)を設けるとともに、当該第三液室と上記主
室との間に、当該主室内の液体が上記第三液室内へ流動
するように形成されるものであって所定の容積を有する
ように形成された第二のオリフィス(第二オリフィス)
を設け、更に、上記振動子を、上記第三液室内の液体を
加振する加振ダイヤフラムと、当該加振ダイヤフラムに
取付けられるものであって当該加振ダイヤフラムを加振
する可動鉄片と、当該可動鉄片を駆動する加振コイル
と、当該加振コイルからの駆動力に対抗するような反力
を上記可動鉄片に与えるスプリングと、からなるように
し、これら構成からなる上記加振コイルへの入力信号を
デューティ信号からなるようにした構成を採ることとし
た。
のものにおいても、基本的には、上記請求項1記載のも
のと同様の作用を呈することとなる。そして、これらに
加えて、更に、本発明のものにおいては、希土類金属等
からなる高価な永久磁石に代わって鉄片が用いられるよ
うになっていることより、全体的に、コストの低減化が
図られることとなる。また、このような鉄片を用いるこ
とによって生ずる振動子の出力不足を、当該振動子の上
方部に設けられた第二オリフィス内の液体の共振作用に
より補うこととしている。すなわち、加振コイルに、図
4に示すような単純なデューティ信号(パルス信号)を
与えることによって可動鉄片及び加振ダイヤフラムを振
動させるとともに、この振動を基に第二オリフィス内の
液体を共振させ、最終的に主室内の液体を大きな振幅を
有する正弦波にて加振するようにしている。これによっ
て、例えばアイドリング振動の入力に対して、本防振機
構部全体の動バネ定数を低減化させ、アイドリング振動
の遮断を行なうこととしている。
る。このものも、その基本的な点は、上記請求項1また
は請求項2記載のものと同じである。その特徴とすると
ころは、主室の下方部のところであって、当該主室と上
記第三液室との間を区画する隔壁のところに、弾性隔膜
を設けるようにしたことである。このような構成を採る
ことにより、本発明のものにおいては、上記アイドリン
グ振動の遮断に加えて、比較的高周波数の振動であるこ
もり音に関する振動の入力に対しても、上記弾性隔膜の
部分が弾性変形をすることにより、上記主室内の液圧上
昇が抑止されることとなる。その結果、こもり音に関す
る高周波数の振動入力に対して、本防振装置全体の動バ
ネ定数が低く抑えられることとなる。この低動バネ定数
化によって、高周波数域の振動に起因するこもり音の遮
断が図られることとなる。
る。このものも、その基本的な点は、上記請求項1また
は請求項2記載のものと同じである。その特徴とすると
ころは、上記主室と上記第三液室との間を連結する第二
オリフィスの、その容積を変化可能なようにしたことで
ある。すなわち、上記第二オリフィスの径あるいは長さ
を変化させることによって、本第二オリフィスの内容積
を変化させ、これによって、本第二オリフィス内に充填
される液体によって形成される、その質量を変化可能な
ようにしたことである。その結果、上記振動子の振動に
よって加振される本第二オリフィス内の液体の共振周波
数が可変となり、各種補機類の作動によって変化するエ
ンジンアイドリング振動の振動数に、随時対応させるこ
とができるようになる。その結果、例えば、アイドルア
ップ等によりアイドリング振動数が変化したような場合
においても、効率良く、その振動遮断を図ることができ
るようになる。
1なしい図6を基に説明する。本発明の実施の形態に関
するものの、その構成は、図1及び図3に示す如く、エ
ンジン等の振動体に連結される連結金具91と、車体側
のメンバ等に連結されるホルダ95と、これら連結金具
91とホルダ95との間にあって、ゴム状弾性体等から
なるインシュレータ5と、当該インシュレータ5に対し
て直列に設けられ、かつ、非圧縮性流体の封入される主
室6及び副室7と、これら主室6と副室7との間を連通
させる第一オリフィス2と、上記主室6と副室7との間
を仕切る仕切板3と、当該仕切板3上であって上記主室
6につながる第三液室63に面するように設けられる振
動子1、1’と、空気等の圧縮性流体の導入される空気
室8と、当該空気室8と上記副室7との間を仕切るダイ
ヤフラム4と、上記主室6に第二オリフィス62を介し
て連結されるとともに上記振動子1、1’によって、そ
の液体が加振される第三液室63と、からなることを基
本とするものである。
て、仕切板3上に設置される振動子のうち第一の実施の
形態に関するもの(ボイスコイルタイプ)1は、図1及
び図2に示す如く、仕切板3上に固定されるヨーク16
と、当該ヨーク16内に設置される永久磁石17と、当
該永久磁石17上に設けられたセンタポール13の、そ
の周りに円環状に形成され、当該センタポール13との
間に相対変位が可能なように設置される加振コイル(ボ
イスコイル)11と、当該加振コイル11を収納し、当
該加振コイル11と一体となって振動するボビン15
と、当該ボビン15を仕切板3上に弾性支持するもので
あってゴム材等からなるボビンホルダ14と、からなる
ことを基本とするものである。
ドタイプのものからなる第二の実施の形態に関するもの
は、図3に示す如く、仕切板3のところに設けられたベ
ース33上に設置されるものであって加振コイル(ソレ
ノイドコイル)11’と、当該加振コイル11’の内部
に設けられるものであって上記ベース33上に設置され
るリング状の固定鉄片19と、当該リング状の固定鉄片
19の、その内径部側に、当該固定鉄片19及び上記加
振コイル(ソレノイドコイル)11’に対して相対運動
が可能なように、かつ、上記固定鉄片19に対して磁気
遮断部材191を介して設けられる可動シャフト125
と、当該可動シャフト125の上方部に当該可動シャフ
ト125と一体的に設けられるものであって、上記加振
コイル(ソレノイドコイル)11’にて駆動される可動
鉄片121と、当該可動鉄片121の上方部及び上記可
動シャフト125の上方部であって上記第三液室63に
面する側に設けられる加振ダイヤフラム12と、上記可
動シャフト125の下端部、すなわち、上記加振ダイヤ
フラム12及び可動鉄片121の設けられる側とは反対
の側(下端部)に設けられるものであって、上記加振コ
イル(ソレノイドコイル)11’からの駆動力に対抗す
るよう、上記可動シャフト125に反力を与えるスプリ
ング18と、からなることを基本とするものである。
て、上記スプリング18は、図5及び図6に示す如く、
円盤状あるいはリング状の形態からなる板バネを基本と
するものであって、その中心部が上記可動シャフト12
5の下端部に連結されるとともに、その周縁部のリング
部は、上記仕切板3に固定されるようになっているもの
である。そして更に、これら中心部と周縁部との間には
板バネを形成する部材(板バネ部)181、188が設
けられるようになっているものである(図5、図6参
照)。なお、図5に示すものは、板バネ部181の、そ
の実効長さが短く、従って全体のバネ定数は非線形を呈
するようになっているのに対して、図6に示すものは、
板バネ部188が長くなっており、従って、全体のバネ
定数が線形を呈するようになっているものである。
1、1’の、その上方部には、図1及び図3に示す如
く、第三液室63が設けられるようになっているもので
ある。この第三液室63は、上記振動子1の上方部を被
うように、かつ、上記主室6との間において、剛体状の
隔壁61にて区画形成されるようになっているものであ
る。また、このような隔壁61のところには、当該隔壁
61と一体的に、上記主室6と上記第三液室63との間
を液体が流動するように連結する第二のオリフィス(第
二オリフィス)62が設けられるようになっているもの
である。なお、このような構成からなる本第二オリフィ
ス62は、その容積が、オリフィス径あるいはオリフィ
ス長さを変えることによって、変化可能(可変)なよう
になっているものである。具体的には、例えば図1及び
図3において、本第二オリフィス62の上記主室6側へ
の開口部である流入ポート621の位置が、円環状に設
けられた上記第二オリフィス62上を任意に移動するこ
とができるようになっているものである。この流入ポー
ト621の位置を変化させることによって、第二オリフ
ィス62の、その長さを変化させることができるように
なる。なお、この流入ポート621の位置の移動等は、
既存の電磁機構等を用いることによって、自動的に制御
することができるようになっているものである。
態のものについての、その変形例として、図2に示す如
く、上記主室6と上記第三液室63との間を区画する隔
壁61のところにゴム材等からなる弾性隔膜66を設け
るようにしたものが挙げられる。このものは、主室6側
に、こもり音を対象とした約100Hzないし600H
zの高周波数の振動が入力したときに、上記主室6内の
液体を介して上記弾性隔膜66が変位(振動)をし、こ
れによって上記主室6内の液圧を上昇させないようにし
ているものである。その結果、高周波数域の振動入力に
対して、本防振装置全体の動バネ定数が低く抑えられる
こととなる。すなわち、高周波数域の振動に対して、動
バネ定数の低減化を図るようにしているものである。
態のもののうちの第一の実施の形態(ボイスコイルタイ
プ)に関するものの、その作用等について図1を基に説
明する。まず、アイドリング振動に対しては、上記振動
子1を形成する加振コイル11のところに所定周波数の
デューティ信号を入力させ、本振動子1を、特定の周波
数にて振動させる。これによって、当該振動子1が設置
される第三液室63内の液体が加振される。そして、こ
の第三液室63内の液体の振動は第二オリフィス62を
介して上記主室6内の液体へと伝播される。このとき、
本実施の形態のものにおいては、上記第二オリフィス6
2内に存在する液体が上記振動子1の振動数、すなわ
ち、アイドリング振動によって上記主室6内に入力され
る振動の、その振動数(周波数)と共振するように、上
記第二オリフィス62内の容積が設定されている。従っ
て、上記振動子1の振動によって、上記第二オリフィス
62内の液体が共振作用をし、加振力が増幅され、か
つ、正弦波の状態で上記主室6内の液体へと伝播され
る。すなわち、振動子1における発生力は小さな値のも
のであっても、主室6内の液体へ伝播される加振力は大
きな値となり、かつ、正弦波の形態となる。その結果、
主室6内に伝播されるアイドリング振動によってもたら
される本主室6内の液圧変動は効率良く吸収され、本ア
イドリング振動に対する本エンジンマウント装置全体の
動バネ定数が低く抑えられることとなる。この低動バネ
定数化によって、アイドリング振動の遮断が行なわれる
こととなる。
ては、本実施の形態のものにおいては、上記主室6と上
記第三液室63との間を連結する第二オリフィス62
の、その内容積が変化可能なようになっているので、こ
の内容積を変化させることによって、その固有振動数を
変化させるようにしている。すなわち、上記第二オリフ
ィス62の径あるいは長さを変化させることによって、
本第二オリフィス62の内容積を変化させ、これによっ
て、本第二オリフィス62内に充填される液体によって
形成される、その質量を変化可能なようにしたことであ
る。これによって、上記振動子1の振動によって加振さ
れる本第二オリフィス62内の液体の共振周波数が変化
し、各種補機類の作動によって変化するエンジンアイド
リング振動の振動数に、随時対応させるようにしている
ものである。その結果、例えばアイドルアップ等により
アイドリング振動数が変化したような場合においても、
効率良く、その振動遮断を図ることができるようにな
る。
数の振動であるエンジンシェークに対する振動遮断につ
いては、減衰係数を高くすることによって振動を抑え、
これによって振動遮断あるいは防振作用を行なわせるこ
ととする。そのためには、インシュレータ5を介して、
上記主室6内へ入力されるエンジンシェークに関する振
動に対して、当該主室6内の液圧が十分に高められるよ
うにする必要がある。そこで、この場合、本実施の形態
においては、図1に示す如く、加振コイル11に直流電
流を流し、永久磁石17との間の磁力作用に基づき、加
振コイル11及び当該加振コイル11等からなる振動子
1を動かないように固定する。これによって、上記エン
ジンシェークに関する低周波数の振動がインシュレータ
5を介して主室6内に伝播されて来たとしても、上記主
室6内の下方部には、第三液室63との間を区画する隔
壁61が設けられているので、上記エンジンシェークの
入力に対して、直ちには、上記主室6内の容積増加は生
じない。その結果、主室6内の液圧は上昇し、当該主室
6内の液体は流動しやすい第一オリフィス2を経由して
副室7側へと流動して行く。これによって高減衰特性
(高減衰係数)が得られることとなり、エンジンシェー
ク等の低周波数の振動は抑えられることとなる。すなわ
ち、エンジンシェークの遮断が行なわれることとなる。
周波数の振動である100Hzないし600Hz程度の
周波数を有するこもり音の遮断について説明する。すな
わち、本実施の形態においては、例えば図2に示す如
く、主室6内の下方部のところであって、当該主室6と
上記第三液室63との間を区画する隔壁61のところ
に、弾性隔膜66が設けられるようになっているので、
上記100Hzないし600Hzの高周波数の振動が、
上記主室6内に伝播されて来ると、この振動入力に対し
て、上記弾性隔膜66の部分が弾性変形をし、これによ
って、上記主室6内の液圧上昇が抑止されることとな
る。その結果、こもり音に関する高周波数の振動入力に
対して、本防振装置全体の動バネ定数が低く抑えられる
こととなる。この低動バネ定数化によって、高周波数域
の振動に起因するこもり音の遮断が図られることとな
る。
に関するもの(ソレノイドタイプ)についても、上記第
一の実施の形態に関するものと、基本的には同じような
作用を呈することとなる。但し、その液体共振作用、特
に、振動子1’の作動が異なるので、それらについて図
3及び図4を基に説明する。すなわち、アイドリング振
動の制振作用に関しては、まず、加振コイル(ソレノイ
ドコイル)11’に図4の(A)に示すようなデューテ
ィ信号(パルス信号)を入力させる。これによって、可
動鉄片121は励磁され駆動されることとなるが、本可
動鉄片121には、当該可動鉄片121と一体的に結合
された可動シャフト125の、その下端部に設けられた
スプリング18からのバネ反力が入力されるようになっ
ているので、これら可動鉄片121及び可動シャフト1
25は、図4の(B)に示すような変位(作動)をする
こととなる。従って、当該可動鉄片121及び可動シャ
フト125に連結される加振ダイヤフラム12も同様の
変位あるいは変形をすることとなる。その結果、第三液
室63内の液体も同様の加振を受けることとなる。
は、この第三液室63のところには、上記第一の実施の
形態のものと同様、主室6に連通する第二オリフィス6
2が設けられるようになっており、上記加振ダイヤフラ
ム12の作動により、上記第二オリフィス62内の液体
が加振され(共振し)、上記主室6内の液体へは、大き
な加振力が伝播されることとなる。すなわち、加振ダイ
ヤフラム12による加振力は、図4の(B)に示すよう
な小さな値のものであったとしても、主室6内に伝播さ
れる加振力は、図4の(C)に示すような大きな値とな
り、かつ、正弦波の形態となる。従って、アイドリング
振動の入力に対する本防振装置全体の動バネ定数は低減
化し、アイドリング振動の遮断が効率良く行われること
となる。このような本実施の形態のものにおいては、加
振コイル11’に単純なパルス信号を入力させることに
よって、効率良く、アイドリング振動の吸収及び遮断を
行なうことができるようになる。
る連結金具と車体側のメンバ等に取付けられるホルダと
の間に、振動体からの振動を遮断するインシュレータ、
当該インシュレータに対して直列に設けられ、かつ、非
圧縮性流体(液体)の封入される主室及び副室、これら
主室と副室との間を連結する第一オリフィス、更には上
記主室側の液体を特定の周波数にて液体共振させるよう
に加振する振動子等からなる液体封入式の防振装置に関
して、上記振動子の上方部に、上記主室とは別個独立に
第三の液室(第三液室)を設けるとともに、当該第三液
室と上記主室との間に、当該主室内の液体が上記第三液
室内へ流動するように形成されるものであって所定の容
積を有するように形成された第二のオリフィス(第二オ
リフィス)を設けるようにした構成を採ることとしたの
で、上記振動子から発生する加振力を、上記第二オリフ
ィス内にて共振させた状態にて主室内に伝播させること
ができるようになり、小出力の振動子にて主室内の液体
を大きな力にて加振することができるようになった。ま
た、高価な交流電流発生装置等を用いず、簡単なデュー
ティ信号発生器のみで、正弦波を得ることができるよう
になった。その結果、アイドリング振動を初めとした各
種振動の遮断を、小形で、かつ、安価な振動子を用いて
効率良く行なうことができるようになった。
及びスプリングにて形成されるソレノイドタイプのもの
においては、上記加振コイルに単純なパルス信号を入力
させることによって効率良くアイドリング振動の遮断を
行なうことができるようになった。その結果、希土類金
属等からなる高価な永久磁石等を用いる必要が無くな
り、製造コストの低減化を図ることができるようになっ
た。また、加振コイルが可動式ではなく、固定式となっ
たため、当該加振コイルへの信号入力のためのハーネス
類(電線)の取付構造が簡略化されるようになった。そ
の結果、組立作業の簡略化とともに、製造コストの低減
化を図ることができるようになった。
いは長さを調整可能なようにし、これによって本第二オ
リフィス内の容積を変化可能なようにして、本第二オリ
フィス内の液体によって形成される固有振動数を適宜調
整することができるようになった。その結果、アイドリ
ング振動の、その振動数が変化したような場合において
も、随時、これに対応することができるようになり、ア
イドリング振動等の遮断を効率良く行なうことができる
ようになった。
ての、その全体構成を示す縦断面図である。
ついての、その変形例を示す縦断面図である。
ての、その全体構成を示す縦断面図である。
ての、その作動状態(機能)を示す図である。
ングのうち、非線形バネ定数を呈するものについての全
体構成を示す平面図である。
ングのうち、線形バネ定数を呈するものについての全体
構成を示す平面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 振動体側に取付けられる連結金具と、車
体側のメンバ等に取付けられるホルダと、これら連結金
具とホルダとの間にあって、上記振動体からの振動を遮
断するインシュレータと、当該インシュレータに対して
直列に設けられ、かつ、非圧縮性流体(液体)の封入さ
れる主室及び副室と、これら主室と副室との間を連結す
る第一オリフィスと、上記主室と副室との間を仕切る仕
切板と、圧縮性流体である空気の導入される空気室と、
当該空気室と上記副室との間を仕切るダイヤフラムと、
上記仕切板上に設けられるものであって上記主室側の液
体を特定の周波数にて液体共振させるように加振する電
磁式の振動子と、からなる液体封入式の防振装置におい
て、上記振動子の上方部であって上記主室側に、当該主
室とは別個独立に第三の液室(第三液室)を設けるとと
もに、当該第三液室と上記主室との間に、当該主室内の
液体が上記第三液室内へ流動するように形成されるもの
であって所定の容積を有するように形成された第二のオ
リフィス(第二オリフィス)を設け、更に、これら構成
からなるものにおいて、上記電磁式振動子への入力信号
がデューティ信号からなるようにしたことを特徴とする
液体封入式防振装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の液体封入式防振装置にお
いて、上記振動子を、上記第三液室内の液体を加振する
加振ダイヤフラムと、当該加振ダイヤフラムに取付けら
れるとともに当該加振ダイヤフラムを加振する可動鉄片
と、当該可動鉄片を駆動する加振コイルと、当該加振コ
イルからの駆動力に対抗するような反力を上記可動鉄片
に与えるスプリングと、からなるようにしたことを特徴
とする液体封入式防振装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の液体封入
式防振装置において、上記主室と第三液室との間を仕切
る隔壁のところに、上記主室内の液体へ特定周波数の振
動が伝播されたときに、当該主室内の液体の液圧上昇を
抑止するように作動する弾性隔膜を設けるようにしたこ
とを特徴とする液体封入式防振装置。 - 【請求項4】 請求項1または請求項2記載の液体封入
式防振装置において、上記主室と第三液室との間を連結
する第二オリフィスを、その径及び長さのうち、少なく
ともいずれか一方のものを変化可能なように形成し、こ
れによって、上記第二オリフィスの、その容積を変化可
能なようにしたことを特徴とする液体封入式防振装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10349898A JP3564597B2 (ja) | 1997-03-31 | 1998-03-30 | 液体封入式防振装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9827897 | 1997-03-31 | ||
| JP9-98278 | 1997-03-31 | ||
| JP10349898A JP3564597B2 (ja) | 1997-03-31 | 1998-03-30 | 液体封入式防振装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10331908A true JPH10331908A (ja) | 1998-12-15 |
| JP3564597B2 JP3564597B2 (ja) | 2004-09-15 |
Family
ID=26439471
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10349898A Expired - Fee Related JP3564597B2 (ja) | 1997-03-31 | 1998-03-30 | 液体封入式防振装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3564597B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6527262B2 (en) | 2000-04-19 | 2003-03-04 | Tokai Rubber Industries, Ltd. | Fluid-filled active elastic engine mount |
| US7537202B2 (en) | 2004-11-11 | 2009-05-26 | Tokai Rubber Industries Ltd. | Active vibration damping device |
| DE102024124966A1 (de) * | 2024-09-02 | 2026-03-05 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Lagereinrichtung zur Anordnung zwischen einer Karosserie und einem Aggregat eines Kraftwagens sowie Verfahren |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10690217B2 (en) | 2017-09-11 | 2020-06-23 | Beijingwest Industries Co., Ltd. | Magnetically dynamic damping assembly |
-
1998
- 1998-03-30 JP JP10349898A patent/JP3564597B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6527262B2 (en) | 2000-04-19 | 2003-03-04 | Tokai Rubber Industries, Ltd. | Fluid-filled active elastic engine mount |
| US7537202B2 (en) | 2004-11-11 | 2009-05-26 | Tokai Rubber Industries Ltd. | Active vibration damping device |
| DE102024124966A1 (de) * | 2024-09-02 | 2026-03-05 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Lagereinrichtung zur Anordnung zwischen einer Karosserie und einem Aggregat eines Kraftwagens sowie Verfahren |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3564597B2 (ja) | 2004-09-15 |
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