JPH1033214A - 係合機能を有するトリコット地 - Google Patents
係合機能を有するトリコット地Info
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- JPH1033214A JPH1033214A JP19875196A JP19875196A JPH1033214A JP H1033214 A JPH1033214 A JP H1033214A JP 19875196 A JP19875196 A JP 19875196A JP 19875196 A JP19875196 A JP 19875196A JP H1033214 A JPH1033214 A JP H1033214A
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Abstract
との着脱の繰り返しや座席用表皮材として長期間使用し
ても、座席シート上で表皮材がずれにくく、かつ表皮材
表面の意匠性も損なわないトリコット地を提供する。 【解決手段】 片面にループ起毛層が形成され、その反
対面に下記式(1)及び(2)を満足し、単糸デニール
が3デニール以上であるマルチフィラメントヤーンによ
って形成されたループ層が存在するトリコット地であっ
て、該片面のループ起毛層を形成するマルチフィラメン
トヤーンと反対面のループ層を形成するマルチフィラメ
ントヤーンとが、それぞれ分離して編成されているトリ
コット地。 5≦(DT×DE/2)1/2 (1) DE≦35 (2) DTはフィラメントの破断強度(g/d)、DEはフィラメント
の破断伸度(%)
Description
ート張り地、事務用椅子張り地、家庭用椅子張り地等の
種々の座席シートの表皮材に適したトリコット地に関す
る。
子張り地等の表皮材として、フックなどの係合素子群を
有する基材本体と係合可能な布帛物が種々知られている
が、従来の表皮材は、その裏面に不織布またはループ形
状を有するトリコット地などをラミネートまたは縫合さ
せることにより係合機能を持たせたものであった。
張り用表皮材は、成形性、使用感においてある程度の満
足は得られるが、上記のように表皮材に対してループ機
能を有する素材をラミネート加工などにより一体化する
必要があり、表皮材のコスト高につながっていた。ま
た、表皮材の裏面に不織布等をラミネートする前に、表
皮材にクッション性を付与したり、縫製時の形態安定性
を確保するために発泡ウレタン樹脂等をラミネートする
場合もあり、工程が繁雑となるばかりでなく、さらなる
コスト高につながっていた。
異種素材で構成されているため、再資源化に際して各素
材の分離分別作業が必要となり、簡易なリサイクルが困
難であるため、シュレッダーダストとして埋め立て処分
されているのが現状である。
材の欠点を解消することであり、表皮材として使用する
生地にラミネート加工などの繁雑な加工を施す必要がな
く、表面と該表面の反対面に係合素子群との係合力に優
れた係合機能面を有するトリコット地を提供しようとす
るものである。さらに、本発明は、フック形状などの係
合素子を有する面ファスナー部材との着脱の繰り返しや
座席用表皮材として長期間使用しても、座席シート上で
表皮材がずれにくく、かつ表皮材表面の意匠性も損なわ
ない優れたトリコット地を提供することである。
ット地の片面にループ起毛層が形成されており、かつそ
の反対面の少なくとも一部には、下記式(1)及び
(2)を満足し、単糸デニールが3デニール以上である
フィラメントからなるマルチフィラメントヤーンによっ
て形成されたループ層が存在するトリコット地であっ
て、該片面のループ起毛層を形成するマルチフィラメン
トヤーンと該反対面のループ層を形成するマルチフィラ
メントヤーンとが、それぞれ分離して編成されているこ
とを特徴とする係合機能を有するトリコット地である。 5≦(DT×DE/2)1/2 (1) DE≦35 (2) ただし、DTはフィラメントの破断強度(g/d)を、
DEはフィラメントの破断伸度(%)を示す。さらに、
本発明は、上記トリコット地が座席基材に固定された係
合素子群と係合されてなる座席である。
ば、図1〜2の編組織図に示されるような基本構造を持
つものである。図中、F部はトリコット表皮材の表面
(意匠面)側であり、B部は裏面(係合機能面)側であ
り、M部(M1部及びM2部)は中層部である。M部は
編地に厚みを持たせるために形成させたり、表面での意
匠を持たせるための糸となり、また、あるときにはF部
の糸やB部の糸を押さえる作用を有するものである。
プ起毛層を形成させる。それには、まず、当該層を構成
する糸のランナーを大きくして表面がパイル状となるよ
う製編する。このとき、パイル状となる糸は、M部の糸
であってもF部の糸であってもよい。このパイル状の糸
を十分かきだすことにより、ループパイル層を成し、該
ループパイル層のパイル糸を起毛(エメリー加工、起毛
処理等)して生地表面をフェルト状に形成することによ
りループ起毛層となす。
面)には、座席シート基材に固定された係合素子群との
係合機能をもたせるため、ループ層が存在していること
が必要である。この場合、裏面全面に該ループ層が形成
されてもよいし、目的とする係合強力が達成できるので
あれば、係合機能を有するループ層が裏面の一部に形成
された構造のものであっても差し支えない。裏面にルー
プ層を形成させるためには、まず、パイル糸編立時に左
右トラバースを2〜7針分にし、次に、パイル糸を起こ
すことにより形成できる。
に係合するためには、裏面(結合機能面)に使用するパ
イル糸は、フィラメントの破断強度(g/d)をDTと
し、フィラメントの破断伸度(%)をDEとするとき、
下記の(1)、(2)の式を満足し、かつ単糸デニール
が3デニール以上であるフィラメントからなるマルチフ
ィラメントヤーンで構成されていることが重要である。 5≦(DT×DE/2)1/2 (1) DE≦35 (2)
スナーのフック状係合素子群との係合において十分な係
合強力が得られにくく、係合素子との繰り返し脱着中や
起毛処理中にフィラメントが切断しやすくなる。したが
って、このような不都合が顕著に現れなければ、マルチ
フィラメント中に3デニール未満の単糸デニールを有す
るフィラメントがある程度混在していても差し支えな
い。また、単糸デニールが太すぎると係合素子との係合
性が不良となるので、好ましくは20デニール以下、よ
り好ましくは15デニール以下、さらに好ましくは12
デニール以下である。上記(1)式が5未満の場合は、
たとえフィラメント単糸デニールが3デニール以上であ
っても満足できる係合強力を期待することはできない。
また、上記(2)式が35を越える場合は、係合後に表
皮材にかかる外部応力(ズリ応力、引張応力など)によ
りループを構成するフィラメントが伸長し、座席シート
上で徐々に表皮材がずれて審美性が低下したり、表皮材
を張り直すために着脱を繰り返すと係合性が低下してく
るので好ましくない。
るマルチフィラメントヤーンのヤーンデニールは、起毛
機の針によるパイル糸の掻き出し易さや係合素子との係
合性が良好となる点から20〜400デニール、特に2
0〜200デニールのものが好ましく使用される。
起毛層を形成する糸と係合機能面のループ層を形成する
糸がそれぞれ分離して編成されていることが重要であ
る。裏面(係合機能面)のパイル糸は面ファスナーの係
合素子群と係合するが、剥離時あるいは係合後に様々な
応力等がかかる。このように係合機能面のパイル糸に張
力がかかった場合、該パイル糸が表面のパイル糸とつな
がっていると表面のパイルの配列状態に影響を与え、表
皮材表面の意匠性に悪影響を及ぼす。
を使用し、ゲージ数は20〜35ゲージとすることが好
ましい。また、編立コース数は使用する糸の太さにもよ
るが、50〜90コース/インチで編立することが意匠
性の点から好ましい。
係合機能を有するループ層は種々の形状の係合素子との
係合が可能ではあり、具体的な係合素子の形状として
は、例えば、やじり形、2段やじり形、リブ付やじり
形、鉤形、多段鉤形などがあげられるが、トリコット地
のループサイズやパイル糸のフィラメントとの係合性の
観点から、やじり形、2段やじり形、リブ付やじり形な
どのやじり形状の係合素子が好ましい。かかる形状を有
する係合素子としては、例えば、KMファスナーレール
((株)クラレ製)が挙げられる。また、係合素子のサ
イズは、高さ1〜3mm、やじり部の最大巾0.7〜2
mm、素子密度40〜300個/cm2 が好ましい。本
発明のトリコット地は、係合素子を有する基材と係合さ
せた場合、係合強力が1.3kg/cm2 (シェアー強
力)以上、および800g/cm(ピール強力)以上と
いう優れた係合性を有するため、係合後の使用中に表皮
材に作用する種々の応力によっても表皮材がずれること
なく、繰り返し脱着しても表面への影響がでないという
メリットを有する。
るが、本発明は何等これらに限定されるものではない。
なお、実施例中に記載した各物性は以下の方法により測
定した値である。 [破断強力、破断伸度]JIS L−1017に準拠し
て測定した。 [係合強力]JIS L−3416に準拠して測定し
た。 面ファスナーのフック面としては、係合素子の形状が2
段やじり形状で、係合素子密度44個/cm2 、素子高
さ約1.5mm、素子厚み約0.6mm最大やじり巾1
mmのKMファスナーレールX6320−3(クラレ
製)を使用した。
1、M2部のランナーを130、F部のランナーを26
0とし、表1に示したポリエステルマルチフィラメント
ヤーンを使用し、図1に示した通りに編立した(28ウ
ェール/インチ、70コース/インチ)。編立後F部に
使用したパイル糸を表面に掻きだし起毛機によりフェル
ト状(ループ起毛層)とし、またB部に使用したパイル
糸を起毛機によりループ状(ループ層)とした。得られ
たトリコット地の係合性は表1に示したように優れた係
合強力を持ち、また係合後の剥離操作において表面のパ
イル糸は何等影響を受けず、良好な表面外観を維持して
いた。
1、M2部のランナーを130、F部のランナーを26
0とし、表1に示したポリエステルマルチフィラメント
ヤーンを使用し、図1に示した通りに編立した(28ウ
ェール/インチ、70コース/インチ)。編立後F部に
使用したパイル糸を表面に掻きだし起毛機によりフェル
ト状(ループ起毛層)とし、またB部に使用したパイル
糸を起毛機によりループ状(ループ層)とした。得られ
たトリコット地の係合性は表1に示したように係合強力
が不十分であった。
ある。
図である。
ルチフィラメントヤーン
Claims (2)
- 【請求項1】 トリコット地の片面にループ起毛層が形
成されており、かつその反対面の少なくとも一部には、
下記式(1)及び(2)を満足し、単糸デニールが3デ
ニール以上であるフィラメントからなるマルチフィラメ
ントヤーンによって形成されたループ層が存在するトリ
コット地であって、該片面のループ起毛層を形成するマ
ルチフィラメントヤーンと該反対面のループ層を形成す
るマルチフィラメントヤーンとが、それぞれ分離して編
成されていることを特徴とするトリコット地。 5≦(DT×DE/2)1/2 (1) DE≦35 (2) ただし、DTはフィラメントの破断強度(g/d)を、
DEはフィラメントの破断伸度(%)を示す。 - 【請求項2】 請求項1に記載のトリコット地が座席基
材に固定された係合素子群と係合されてなる座席。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19875196A JP3675968B2 (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | 係合機能を有するトリコット地 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19875196A JP3675968B2 (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | 係合機能を有するトリコット地 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1033214A true JPH1033214A (ja) | 1998-02-10 |
| JP3675968B2 JP3675968B2 (ja) | 2005-07-27 |
Family
ID=16396364
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19875196A Expired - Fee Related JP3675968B2 (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | 係合機能を有するトリコット地 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3675968B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017106277A (ja) * | 2015-12-11 | 2017-06-15 | クラレファスニング株式会社 | 内装材用連結具及びそれにより連結された内装材連結体 |
| JP2020006021A (ja) * | 2018-07-11 | 2020-01-16 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 面ファスナ雌材用編地の製造方法、面ファスナ雌材用編地、及び面ファスナ雌材 |
| CN114750658A (zh) * | 2017-03-03 | 2022-07-15 | 提爱思科技股份有限公司 | 乘坐物用座椅 |
-
1996
- 1996-07-29 JP JP19875196A patent/JP3675968B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017106277A (ja) * | 2015-12-11 | 2017-06-15 | クラレファスニング株式会社 | 内装材用連結具及びそれにより連結された内装材連結体 |
| CN114750658A (zh) * | 2017-03-03 | 2022-07-15 | 提爱思科技股份有限公司 | 乘坐物用座椅 |
| JP2020006021A (ja) * | 2018-07-11 | 2020-01-16 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 面ファスナ雌材用編地の製造方法、面ファスナ雌材用編地、及び面ファスナ雌材 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3675968B2 (ja) | 2005-07-27 |
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