JPH10332496A - 急速温度変化検知センサ - Google Patents
急速温度変化検知センサInfo
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- JPH10332496A JPH10332496A JP13716297A JP13716297A JPH10332496A JP H10332496 A JPH10332496 A JP H10332496A JP 13716297 A JP13716297 A JP 13716297A JP 13716297 A JP13716297 A JP 13716297A JP H10332496 A JPH10332496 A JP H10332496A
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- JP
- Japan
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- thermistors
- thermistor
- types
- case
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- Thermistors And Varistors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 急激な温度変化を検出する。
【解決手段】ケース1内に第1サーミスタ2と第2サー
ミスタ3との2種類のサーミスタを有している。第1サ
ーミスタ2の素子と第2サーミスタ3の素子とは同じ特
性のサーミスタであり、第2のサーミスタ3の素子には
熱絶縁処理が施され、両サーミスタ2,3は、相対的に
熱時定数を異ならせてある。ケース1に加えられる温度
が急激に変化すると、第2サーミスタ3はその変化に追
従できず、両サーミスタ2,3の抵抗差が大きくなり、
その差が信号として取り出される。
ミスタ3との2種類のサーミスタを有している。第1サ
ーミスタ2の素子と第2サーミスタ3の素子とは同じ特
性のサーミスタであり、第2のサーミスタ3の素子には
熱絶縁処理が施され、両サーミスタ2,3は、相対的に
熱時定数を異ならせてある。ケース1に加えられる温度
が急激に変化すると、第2サーミスタ3はその変化に追
従できず、両サーミスタ2,3の抵抗差が大きくなり、
その差が信号として取り出される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は急激な温度の変化を
検知して信号を出力する急速温度変化検知センサに関す
る。
検知して信号を出力する急速温度変化検知センサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】異常昇温や発火を検知して信号を出力す
る代表的な装置として火災警報装置、火災報知器などが
ある。火災警報装置は、当然火災探知装置が付随し、室
内の温度上昇または煙の発生にともない自動的に火災を
探知し、警報を発する。火災探知装置には、サーモスタ
ット式、空気管式、煙管式などがある。
る代表的な装置として火災警報装置、火災報知器などが
ある。火災警報装置は、当然火災探知装置が付随し、室
内の温度上昇または煙の発生にともない自動的に火災を
探知し、警報を発する。火災探知装置には、サーモスタ
ット式、空気管式、煙管式などがある。
【0003】また、火災報知器には、自動火災報知器、
手動式火災報知器および煙感知器の3種類があるが、例
えば、自動火災報知器は、火災時の温度が作動温度に達
すると、感知器が作動する熱式のもので、その作動を受
信器が受けて警報を発する。これにはさらに定温式と、
差動式とがあり、定温式は、火災の熱を感熱板で受熱し
てバイメタルにこれを伝える方式であり、一定温度に達
しないと作動しない。差動式は、火災の熱で感熱室内の
空気が膨張し、これをダイヤフラムが受ける方式であ
り、温度が急上昇するときにだけ作動するものである。
手動式火災報知器および煙感知器の3種類があるが、例
えば、自動火災報知器は、火災時の温度が作動温度に達
すると、感知器が作動する熱式のもので、その作動を受
信器が受けて警報を発する。これにはさらに定温式と、
差動式とがあり、定温式は、火災の熱を感熱板で受熱し
てバイメタルにこれを伝える方式であり、一定温度に達
しないと作動しない。差動式は、火災の熱で感熱室内の
空気が膨張し、これをダイヤフラムが受ける方式であ
り、温度が急上昇するときにだけ作動するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように火災警報
装置の火災探知装置、火災報知器の自動火災報知器の感
知器に関しては、熱の感知の殆どのものが、一定温度に
達したときに作動して信号を出力する方式のものであ
る。
装置の火災探知装置、火災報知器の自動火災報知器の感
知器に関しては、熱の感知の殆どのものが、一定温度に
達したときに作動して信号を出力する方式のものであ
る。
【0005】ところが、実際の火災発生現場では、炎が
急激に拡がり、温度が急速に上昇するのが一般的な火災
の特性である。火災であるかどうかの判定は、一定温度
に達したかどうかを検知するよりもむしろ加熱速度とで
もいうべき急激な温度変化を検知することが重要であ
る。この点、差動式の自動火災報知器は、温度が急上昇
するときにだけ作動し、ゆるやかな温度上昇は、ダイヤ
フラムの小穴から空気がもれて作動しないようになって
おり、火災発生の実情によく適合したものである。しか
し、空気の膨張による圧力変化でダイヤフラムに物理的
変位を生じさせ、その物理的変位を検知する方式では、
その用途は火災報知器のような温度上昇を検知する場合
に限られ、温度が急速に下降するようなときの温度変化
を検知することができず、また、ダイヤフラムの物理的
な変位を検知する方式のため、変位の方向性、精度、材
質など制約を受け、自ずからその用途、利用分野が限定
される。
急激に拡がり、温度が急速に上昇するのが一般的な火災
の特性である。火災であるかどうかの判定は、一定温度
に達したかどうかを検知するよりもむしろ加熱速度とで
もいうべき急激な温度変化を検知することが重要であ
る。この点、差動式の自動火災報知器は、温度が急上昇
するときにだけ作動し、ゆるやかな温度上昇は、ダイヤ
フラムの小穴から空気がもれて作動しないようになって
おり、火災発生の実情によく適合したものである。しか
し、空気の膨張による圧力変化でダイヤフラムに物理的
変位を生じさせ、その物理的変位を検知する方式では、
その用途は火災報知器のような温度上昇を検知する場合
に限られ、温度が急速に下降するようなときの温度変化
を検知することができず、また、ダイヤフラムの物理的
な変位を検知する方式のため、変位の方向性、精度、材
質など制約を受け、自ずからその用途、利用分野が限定
される。
【0006】本発明の目的は、急速な温度上昇又は急速
な温度の下降の検知が可能な急速温度変化検知センサを
提供することにある。
な温度の下降の検知が可能な急速温度変化検知センサを
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による急速温度変化検知センサにおいては、
同じ雰囲気の環境に設置された2種類のサーミスタを有
する急速温度変化検知センサであって、2種類のサーミ
スタは、相対的に熱時定数が互いに異なるものである。
め、本発明による急速温度変化検知センサにおいては、
同じ雰囲気の環境に設置された2種類のサーミスタを有
する急速温度変化検知センサであって、2種類のサーミ
スタは、相対的に熱時定数が互いに異なるものである。
【0008】また、ケース内に2種類のサーミスタを有
する急速温度変化検知センサであって、ケースは、その
内部に収容された2種類のサーミスタに同じ環境条件を
形成するものである。
する急速温度変化検知センサであって、ケースは、その
内部に収容された2種類のサーミスタに同じ環境条件を
形成するものである。
【0009】また、2種類のサーミスタのうちの少なく
とも一方のサーミスタに熱絶縁処理を施して実質的に両
サーミスタの熱時定数を異ならせたものである。
とも一方のサーミスタに熱絶縁処理を施して実質的に両
サーミスタの熱時定数を異ならせたものである。
【0010】また、2種類のサーミスタのうちの少なく
とも一方は、直列に接続された2以上のサーミスタの組
合せであり、2以上のサーミスタのうちの少なくとも一
つのサーミスタに熱絶縁処理が施されているものであ
る。
とも一方は、直列に接続された2以上のサーミスタの組
合せであり、2以上のサーミスタのうちの少なくとも一
つのサーミスタに熱絶縁処理が施されているものであ
る。
【0011】また、ケースは受熱筒であり、熱時定数の
小さいサーミスタは、相対的にケースから受熱しやすい
位置に設置され、熱時定数の大きいサーミスタは、相対
的にケースから受熱しにくい位置に設置されているもの
である。
小さいサーミスタは、相対的にケースから受熱しやすい
位置に設置され、熱時定数の大きいサーミスタは、相対
的にケースから受熱しにくい位置に設置されているもの
である。
【0012】また、ケース内には熱伝導物質が充填さ
れ、熱伝導物質は、ケースが受熱した熱をケース内の2
種類のサーミスタに迅やかに熱伝達するものである。
れ、熱伝導物質は、ケースが受熱した熱をケース内の2
種類のサーミスタに迅やかに熱伝達するものである。
【0013】また、2種類のサーミスタは、ブリッジ回
路に組込まれ、それぞれ環境の温度を感知して抵抗値が
変化し、ブリッジ回路は、2種類のサーミスタの抵抗値
の差に応じた不平衡電圧を出力するものである。
路に組込まれ、それぞれ環境の温度を感知して抵抗値が
変化し、ブリッジ回路は、2種類のサーミスタの抵抗値
の差に応じた不平衡電圧を出力するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明による急速温度変化
検知センサを図によって説明する。図1において、本発
明による急速温度検知センサは、ケース1内に熱時定数
を互いに異ならせた2種類のサーミスタ2,3を有する
ものである。
検知センサを図によって説明する。図1において、本発
明による急速温度検知センサは、ケース1内に熱時定数
を互いに異ならせた2種類のサーミスタ2,3を有する
ものである。
【0015】2種類のサーミスタ2,3は、第1サーミ
スタ2と、第2サーミスタ3であり、第1サーミスタ2
と第2サーミスタ3の互いの熱時定数を相対的に異なら
せ、第1のサーミスタ2の熱応答速度を早く、第2サー
ミスタ3の熱応答速度を遅く設定したものである。第1
サーミスタ2と、第2サーミスタ3とは共通端子Cに並
列に接続され、それぞれの端子A,Bが共通端子Cとと
もにケース1の外部に引き出されている。本発明におい
て、ケース1は、受熱筒であり、第1及び第2サーミス
タ2,3の設置空間に同じ雰囲気の環境条件を形成する
ものである。「同じ雰囲気の環境」とは、同じ温度が伝
えられる環境の意味である。第1サーミスタ2と第2サ
ーミスタ3との熱時定数を異ならせる方法として、例え
ば、同じ特性のサーミスタ素子を第1サーミスタ2及び
第2サーミスタ3に用いるときには、第2サーミスタ2
を熱絶縁材4で覆って熱応答性を低下させる。
スタ2と、第2サーミスタ3であり、第1サーミスタ2
と第2サーミスタ3の互いの熱時定数を相対的に異なら
せ、第1のサーミスタ2の熱応答速度を早く、第2サー
ミスタ3の熱応答速度を遅く設定したものである。第1
サーミスタ2と、第2サーミスタ3とは共通端子Cに並
列に接続され、それぞれの端子A,Bが共通端子Cとと
もにケース1の外部に引き出されている。本発明におい
て、ケース1は、受熱筒であり、第1及び第2サーミス
タ2,3の設置空間に同じ雰囲気の環境条件を形成する
ものである。「同じ雰囲気の環境」とは、同じ温度が伝
えられる環境の意味である。第1サーミスタ2と第2サ
ーミスタ3との熱時定数を異ならせる方法として、例え
ば、同じ特性のサーミスタ素子を第1サーミスタ2及び
第2サーミスタ3に用いるときには、第2サーミスタ2
を熱絶縁材4で覆って熱応答性を低下させる。
【0016】図2に第1サーミスタ2と、第2サーミス
タ3との抵抗−温度特性を示す。第2サーミスタ3につ
いてはサーミスタ素子を被覆する熱絶縁材の厚さが厚い
もの(3−1)と薄いもの(3−2)との2種類を準備
し、それぞれについての抵抗−温度特性を示した。ま
た、ケース1は、受熱筒として外部の温度を受熱し、そ
の熱を各サーミスタ2,3に伝えるが、第1サーミスタ
2をケース1の内壁に近い位置に設置し、第2サーミス
タ3をケース1の内壁から遠ざけて設置することも、熱
時定数を異ならせるうえに有効である。
タ3との抵抗−温度特性を示す。第2サーミスタ3につ
いてはサーミスタ素子を被覆する熱絶縁材の厚さが厚い
もの(3−1)と薄いもの(3−2)との2種類を準備
し、それぞれについての抵抗−温度特性を示した。ま
た、ケース1は、受熱筒として外部の温度を受熱し、そ
の熱を各サーミスタ2,3に伝えるが、第1サーミスタ
2をケース1の内壁に近い位置に設置し、第2サーミス
タ3をケース1の内壁から遠ざけて設置することも、熱
時定数を異ならせるうえに有効である。
【0017】ケース1内には、熱伝導性に優れた熱伝導
性物質5を充填して第1及び第2サーミスタ2,3を定
位置に保型する。熱伝導物質は、ケース1が受熱した熱
をケース1内の2種類のサーミスタに迅やかに熱伝達す
るものである。本発明によるセンサは、図3に示すよう
に第1サーミスタ2、第2サーミスタ3を、抵抗R1,
R2と組合せてブリッジ回路、例えばホイートストーン
ブリッジ6を構成し、第1サーミスタ2と第2サーミス
タ3との設置環境が温度T0から温度Tに変化したとき
に発生する不平衡電圧を電圧計7で検出する。温度がT
0からTへと、極めて緩慢に変化したときには、熱絶縁
材4を通して第2サーミスタ3にも第1サーミスタ2に
伝えられる速さと同じ速さで温度の変化が伝えられるた
め、両サーミスタ2,3の抵抗値には、差が生ぜず、し
たがって、不平衡電圧の出力の値は図4のdのように小
さい。しかし、温度T0からTへ急速に変化した場合に
は、第1サーミスタ2は、その温度変化に即応して抵抗
値が変化するが、第2サーミスタ3の抵抗値はその温度
変化に追従できず、ホイートストーンブリッジ6に不平
衡電圧を生ずる。ホイートストーンブリッジ6に発生す
る不平衡電圧の出力値は、図4のrのように温度変化が
急激であればあるほどその値は大きい。
性物質5を充填して第1及び第2サーミスタ2,3を定
位置に保型する。熱伝導物質は、ケース1が受熱した熱
をケース1内の2種類のサーミスタに迅やかに熱伝達す
るものである。本発明によるセンサは、図3に示すよう
に第1サーミスタ2、第2サーミスタ3を、抵抗R1,
R2と組合せてブリッジ回路、例えばホイートストーン
ブリッジ6を構成し、第1サーミスタ2と第2サーミス
タ3との設置環境が温度T0から温度Tに変化したとき
に発生する不平衡電圧を電圧計7で検出する。温度がT
0からTへと、極めて緩慢に変化したときには、熱絶縁
材4を通して第2サーミスタ3にも第1サーミスタ2に
伝えられる速さと同じ速さで温度の変化が伝えられるた
め、両サーミスタ2,3の抵抗値には、差が生ぜず、し
たがって、不平衡電圧の出力の値は図4のdのように小
さい。しかし、温度T0からTへ急速に変化した場合に
は、第1サーミスタ2は、その温度変化に即応して抵抗
値が変化するが、第2サーミスタ3の抵抗値はその温度
変化に追従できず、ホイートストーンブリッジ6に不平
衡電圧を生ずる。ホイートストーンブリッジ6に発生す
る不平衡電圧の出力値は、図4のrのように温度変化が
急激であればあるほどその値は大きい。
【0018】ホイートストーンブリッジ6に生ずる不平
衡電圧は、温度T0からTへ向けて加熱が開始される瞬
間から増大し、一定時間経過後に最大電圧に達し、その
後時間の経過とともに減少をはじめ、加熱温度が飽和に
なったときに不平衡電圧は消滅する。
衡電圧は、温度T0からTへ向けて加熱が開始される瞬
間から増大し、一定時間経過後に最大電圧に達し、その
後時間の経過とともに減少をはじめ、加熱温度が飽和に
なったときに不平衡電圧は消滅する。
【0019】図5において、熱時定数の大きい(熱絶縁
材の厚い)第2サーミスタ3を用いたセンサS1と、熱
時定数の小さい(熱絶縁材の薄い)第2サーミスタ3を
用いたサンサS2とを温度がT0よりTに急速に上昇する
環境に置かれたときに、センサS1の生ずる不平衡電圧
の出力値は、センサS2のそれよりも大きい。また、温
度T0からTに変化するまでの加熱速度(T−T0/t
(℃/sec))は、不平衡電圧の最大電圧を検知する
までの時間によって知ることができる。
材の厚い)第2サーミスタ3を用いたセンサS1と、熱
時定数の小さい(熱絶縁材の薄い)第2サーミスタ3を
用いたサンサS2とを温度がT0よりTに急速に上昇する
環境に置かれたときに、センサS1の生ずる不平衡電圧
の出力値は、センサS2のそれよりも大きい。また、温
度T0からTに変化するまでの加熱速度(T−T0/t
(℃/sec))は、不平衡電圧の最大電圧を検知する
までの時間によって知ることができる。
【0020】図6に示すセンサは、図1に示す第2サー
ミスタ3に代え、直列に結線された第2−1サーミスタ
31と、第2−2サーミスタ32との2つの素子を用
い、第2−2サーミスタ32に熱絶縁材4を用いて熱絶
縁処理を施した例である。ケース1内には、第1サーミ
スタ2と第2−1サーミスタ31とが受熱しやすい位置
に内蔵され、第2−2サーミスタ32は受熱しにくい位
置に内装されている。図6のセンサを組み込んだホイー
トストーンブリッジの回路61を図7に示す。この実施
形態は、先の実施形態における第2サーミスタ3の熱応
答速度を早めた場合に相当するものである。
ミスタ3に代え、直列に結線された第2−1サーミスタ
31と、第2−2サーミスタ32との2つの素子を用
い、第2−2サーミスタ32に熱絶縁材4を用いて熱絶
縁処理を施した例である。ケース1内には、第1サーミ
スタ2と第2−1サーミスタ31とが受熱しやすい位置
に内蔵され、第2−2サーミスタ32は受熱しにくい位
置に内装されている。図6のセンサを組み込んだホイー
トストーンブリッジの回路61を図7に示す。この実施
形態は、先の実施形態における第2サーミスタ3の熱応
答速度を早めた場合に相当するものである。
【0021】第1サーミスタ2及び第2−1サーミスタ
31,第2−2サーミスタ32は、図8に示す特性曲線
をもってそれぞれの抵抗値が変化し、第2−1サーミス
タ31と、第2−2サーミスタ32との合成抵抗を生ず
る。図9において、熱時定数の大きい(熱絶縁材の厚
い)第2−2サーミスタ32を用いたセンサS3と、熱
時定数の小さい(熱絶縁材の薄い)第2−2サーミスタ
32を用いたセンサS4とを、温度がT0よりTに急速に
上昇する環境に置かれたときにセンサS3の生ずる不平
衡電圧の出力値は、センサS4のそれよりも大きいが、
この実施形態によれば、第2−2サーミスタ32の熱絶
縁処理の程度又は第2−1サーミスタ31の受熱位置を
変えることによって図9のように加熱速度対最大出力電
圧特性を調整することができる。
31,第2−2サーミスタ32は、図8に示す特性曲線
をもってそれぞれの抵抗値が変化し、第2−1サーミス
タ31と、第2−2サーミスタ32との合成抵抗を生ず
る。図9において、熱時定数の大きい(熱絶縁材の厚
い)第2−2サーミスタ32を用いたセンサS3と、熱
時定数の小さい(熱絶縁材の薄い)第2−2サーミスタ
32を用いたセンサS4とを、温度がT0よりTに急速に
上昇する環境に置かれたときにセンサS3の生ずる不平
衡電圧の出力値は、センサS4のそれよりも大きいが、
この実施形態によれば、第2−2サーミスタ32の熱絶
縁処理の程度又は第2−1サーミスタ31の受熱位置を
変えることによって図9のように加熱速度対最大出力電
圧特性を調整することができる。
【0022】以上実施形態においては、温度T0からT
に加熱される環境でセンサを使用する例を説明したが、
本発明は温度T0からTに温度を低下させる環境で使用
する場合においても全く同じである。
に加熱される環境でセンサを使用する例を説明したが、
本発明は温度T0からTに温度を低下させる環境で使用
する場合においても全く同じである。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によるときには、緩
慢な温度変化を検知せず、急速な温度変化を選択的に検
知し、しかもその加熱又は冷却の速度をあわせて検知す
ることができるため、異常昇温,発火,火災の検知用セ
ンサとしての利用はもとより、気体,液体の加熱,冷却
速度検知,種々の物体の加熱,冷却速度検知用センサと
して、さらには高温液体の液位検知センサとして広く利
用することができる。
慢な温度変化を検知せず、急速な温度変化を選択的に検
知し、しかもその加熱又は冷却の速度をあわせて検知す
ることができるため、異常昇温,発火,火災の検知用セ
ンサとしての利用はもとより、気体,液体の加熱,冷却
速度検知,種々の物体の加熱,冷却速度検知用センサと
して、さらには高温液体の液位検知センサとして広く利
用することができる。
【図1】本発明の第1の実施形態を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に組込まれたサーミス
タの抵抗−温度特性を示す図である。
タの抵抗−温度特性を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施形態のセンサを組込んだ検
出回路の一例を示す図である。
出回路の一例を示す図である。
【図4】急速加熱又は緩慢加熱時のセンサの不平衡電圧
−時間特性を示す図である。
−時間特性を示す図である。
【図5】本発明による第1の実施形態のサーミスタの加
熱速度と、最大出力電圧との関係を示す図である。
熱速度と、最大出力電圧との関係を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施形態のセンサを組込んだ検
出回路の一例を示す図である。
出回路の一例を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に組込まれたサーミス
タの抵抗−温度特性を示す図である。
タの抵抗−温度特性を示す図である。
【図9】本発明による第2の実施形態の加熱速度と、最
大出力電圧との関係を示す図である。
大出力電圧との関係を示す図である。
1 ケース 2 第1サーミスタ 3 第2サーミスタ 4 熱絶縁材 5 熱伝導性物質 6 ホイートストーンブリッジ 7 電圧計 31 第2−1サーミスタ 32 第2−2サーミスタ
【手続補正書】
【提出日】平成9年6月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】2種類のサーミスタ2,3は、第1サーミ
スタ2と、第2サーミスタ3であり、第1サーミスタ2
と第2サーミスタ3の互いの熱時定数を相対的に異なら
せ、第1のサーミスタ2の熱応答速度を早く、第2サー
ミスタ3の熱応答速度を遅く設定したものである。第1
サーミスタ2と、第2サーミスタ3とは共通端子Cに並
列に接続され、それぞれの端子A,Bが共通端子Cとと
もにケース1の外部に引き出されている。本発明におい
て、ケース1は、受熱筒であり、第1及び第2サーミス
タ2,3の設置空間に同じ雰囲気の環境条件を形成する
ものである。「同じ雰囲気の環境」とは、同じ温度が伝
えられる環境の意味である。第1サーミスタ2と第2サ
ーミスタ3との熱時定数を異ならせる方法として、例え
ば、同じ特性のサーミスタ素子を第1サーミスタ2及び
第2サーミスタ3に用いるときには、第2サーミスタ3
を熱絶縁材4で覆って熱応答性を低下させる。
スタ2と、第2サーミスタ3であり、第1サーミスタ2
と第2サーミスタ3の互いの熱時定数を相対的に異なら
せ、第1のサーミスタ2の熱応答速度を早く、第2サー
ミスタ3の熱応答速度を遅く設定したものである。第1
サーミスタ2と、第2サーミスタ3とは共通端子Cに並
列に接続され、それぞれの端子A,Bが共通端子Cとと
もにケース1の外部に引き出されている。本発明におい
て、ケース1は、受熱筒であり、第1及び第2サーミス
タ2,3の設置空間に同じ雰囲気の環境条件を形成する
ものである。「同じ雰囲気の環境」とは、同じ温度が伝
えられる環境の意味である。第1サーミスタ2と第2サ
ーミスタ3との熱時定数を異ならせる方法として、例え
ば、同じ特性のサーミスタ素子を第1サーミスタ2及び
第2サーミスタ3に用いるときには、第2サーミスタ3
を熱絶縁材4で覆って熱応答性を低下させる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】以上実施形態においては、温度T0からT
に加熱される環境でセンサを使用する例を説明したが、
本発明は温度TからT0 に温度を低下させる環境で使用
する場合においても全く同じである。
に加熱される環境でセンサを使用する例を説明したが、
本発明は温度TからT0 に温度を低下させる環境で使用
する場合においても全く同じである。
Claims (7)
- 【請求項1】 同じ雰囲気の環境に設置された2種類の
サーミスタを有する急速温度変化検知センサであって、 2種類のサーミスタは、相対的に熱時定数が互いに異な
るものであることを特徴とする急速温度変化検知セン
サ。 - 【請求項2】 ケース内に2種類のサーミスタを有する
急速温度変化検知センサであって、 ケースは、その内部に収容された2種類のサーミスタに
同じ環境条件を形成するものであることを特徴とする請
求項1に記載の急速温度変化検知センサ。 - 【請求項3】 2種類のサーミスタのうちの少なくとも
一方のサーミスタに熱絶縁処理を施して実質的に両サー
ミスタの熱時定数を異ならせたことを特徴とする請求項
1又は2に記載の急速温度変化検知センサ。 - 【請求項4】 2種類のサーミスタのうちの少なくとも
一方は、直列に接続された2以上のサーミスタの組合せ
であり、2以上のサーミスタのうちの少なくとも一つの
サーミスタに熱絶縁処理が施されていることを特徴とす
る請求項1,2又は3に記載の急速温度変化検知セン
サ。 - 【請求項5】 ケースは受熱筒であり、 熱時定数の小さいサーミスタは、相対的にケースから受
熱しやすい位置に設置され、 熱時定数の大きいサーミスタは、相対的にケースから受
熱しにくい位置に設置されていることを特徴とする請求
項2に記載の急速温度変化検知センサ。 - 【請求項6】 ケース内には熱伝導物質が充填され、熱
伝導物質は、ケースが受熱した熱をケース内の2種類の
サーミスタに迅やかに熱伝達するものであることを特徴
とする請求項2,3,4又は5に記載の急速温度変化検
知センサ。 - 【請求項7】 2種類のサーミスタは、ブリッジ回路に
組込まれ、それぞれ環境の温度を感知して抵抗値が変化
し、ブリッジ回路は、2種類のサーミスタの抵抗値の差
に応じた不平衡電圧を出力するものであることを特徴と
する請求項1,2,3又は4に記載の急速温度変化検知
センサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13716297A JPH10332496A (ja) | 1997-05-27 | 1997-05-27 | 急速温度変化検知センサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13716297A JPH10332496A (ja) | 1997-05-27 | 1997-05-27 | 急速温度変化検知センサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10332496A true JPH10332496A (ja) | 1998-12-18 |
Family
ID=15192277
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13716297A Pending JPH10332496A (ja) | 1997-05-27 | 1997-05-27 | 急速温度変化検知センサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10332496A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1298618A3 (en) * | 2001-09-28 | 2003-08-27 | Hochiki Corporation | Fire heat sensor |
| JP2010054472A (ja) * | 2008-08-29 | 2010-03-11 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | ゆらぎ信号生成装置、駆動回路、及び照明装置 |
| WO2018182011A1 (ja) * | 2017-03-31 | 2018-10-04 | 株式会社村田製作所 | 温度検知センサおよび温度検知装置 |
| WO2025261312A1 (zh) * | 2024-06-20 | 2025-12-26 | 深圳引望智能技术有限公司 | 一种检测电路、探测装置及终端设备 |
-
1997
- 1997-05-27 JP JP13716297A patent/JPH10332496A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1298618A3 (en) * | 2001-09-28 | 2003-08-27 | Hochiki Corporation | Fire heat sensor |
| US6917296B2 (en) | 2001-09-28 | 2005-07-12 | Hochiki Corporation | Fire heat sensor |
| JP2010054472A (ja) * | 2008-08-29 | 2010-03-11 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | ゆらぎ信号生成装置、駆動回路、及び照明装置 |
| WO2018182011A1 (ja) * | 2017-03-31 | 2018-10-04 | 株式会社村田製作所 | 温度検知センサおよび温度検知装置 |
| WO2025261312A1 (zh) * | 2024-06-20 | 2025-12-26 | 深圳引望智能技术有限公司 | 一种检测电路、探测装置及终端设备 |
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