JPH10333040A - 撮像光学系及びそれを用いた撮像装置 - Google Patents
撮像光学系及びそれを用いた撮像装置Info
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- JPH10333040A JPH10333040A JP14630697A JP14630697A JPH10333040A JP H10333040 A JPH10333040 A JP H10333040A JP 14630697 A JP14630697 A JP 14630697A JP 14630697 A JP14630697 A JP 14630697A JP H10333040 A JPH10333040 A JP H10333040A
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Abstract
を与える小型の撮像光学系及びそれを用いた撮像装置。 【解決手段】 撮像素子面8上に物体像を形成するため
の撮像光学系であり、少なくとも瞳面1よりも像側に後
側光学群4を有し、後側光学群4は、物体中心を射出し
て瞳中心を通り像中心に到達する光線を軸上主光線2と
するとき、その主光線に対して面全体が傾くように偏心
配置された少なくとも3つの面を備えたプリズム部材4
を有し、これら少なくとも3つの面は、透過作用を有す
る面5と、反射作用と透過作用とを共有し回転対称面形
状の曲面6と、反射作用を有し偏心により発生する回転
非対称な偏心収差を補正する回転非対称面形状の曲面7
とからなる。
Description
れを用いた撮像装置に関し、特に、形成する像が比較的
小さな撮像装置に最適な、少なくとも1つの像形成に必
要な結像パワーを有する反射面が偏心して配置された光
学系及び撮像装置に関する。
のとして特開昭59−84201号のものがある。しか
し、これはシリンドリカル反射面による1次元受光レン
ズの発明であり、2次元の撮像はできない。また、特開
昭62−144127号のものは、上記発明の球面収差
を低減するために、同一シリンドリカル面を2回反射に
使うものである。
射面の形状として非球面反射面を使うことを示している
が、反射面の形状には言及していない。さらに、米国特
許第3,810,221号、米国特許第3,836,9
31号の2件には、何れもレフレックスカメラのファイ
ンダー光学系に回転対称非球面鏡と対称面を1面しか持
たない面を持ったレンズ系を用いた例が示されている。
ただし、対称面を1面しか持たない面は、観察虚像の傾
きを補正する目的で利用されている。
第5,274,406号)には、背面投影型テレビにお
いて、像歪みを補正するために対称面を1面しか持たな
い面を反射鏡に使用した例が示されているが、スクリー
ンへの投影には投影レンズ系が使われ、像歪みの補正に
対称面を1面しか持たない面が使われている。また、観
察光学系として、アナモルフィック面とトーリック面を
使用した裏面鏡タイプの偏心光学系の例が示されてい
る。しかし、像歪みを含め収差の補正が不十分である。
なお、上記何れの先行技術も対称面を1面しか持たない
面を使い折り返し光路用に裏面鏡として使用したもので
はない。
8−292371号、特開平8−292372号には、
何れも対称面を1面しか持たない面を反射面として用い
た撮像光学系(単焦点光学系、ズーム光学系)が示され
ている。しかし、回転非対称面を含む光学構成要素に入
射し射出するまで、若しくは、最も物体側の回転非対称
面から最も像側の回転非対称面に到る光路長が長く(途
中に1回結像する例有り。)、光学系が大型化するた
め、製造の困難な回転非対称面を用いるメリットがな
い。
系では、屈折力を有する透過回転対称レンズに屈折力を
負担させていたため、収差補正のために多くの構成要素
を必要としていた。しかし、これら従来技術の偏心光学
系では、結像された像の収差が良好に補正され、なおか
つ、特に回転非対称なディストーションが良好に補正さ
れていないと、結像された図形等が歪んで写ってしま
い、正しい形状を記録することができなかった。
を軸とした回転対称面で構成された回転対称光学系で
は、光路が直線になるために光学系全体が光軸方向に長
くなってしまい、撮像装置が大型になってしまう問題が
あった。
みてなされたものであり、その目的は、広い画角におい
ても明瞭で、歪みの少ない像を与える小型の撮像光学系
及びそれを用いた撮像装置を提供することである。
明の撮像光学系は、撮像素子面上に物体像を形成するた
めの撮像光学系において、少なくとも瞳面よりも像側に
後側光学群を有し、前記後側光学群は、物体中心を射出
して瞳中心を通り像中心に到達する光線を軸上主光線と
するとき、前記主光線に対して面全体が傾くように偏心
配置された少なくとも3つの面を備えた光学系を有し、
前記の少なくとも3つの面は、透過作用を有する面と、
反射作用と透過作用とを共有し回転対称面形状の曲面
と、反射作用を有し偏心により発生する回転非対称な偏
心収差を補正する回転非対称面形状の曲面とからなるこ
とを特徴とするものである。
る回転対称面形状の曲面が、全反射面又は半透過反射面
にて形成されていることが望ましい。また、反射作用面
がコーティングされたミラー面にて形成されていること
が望ましい。
透過作用とを共有する面と対向配置され、かつ、軸上主
光線が光学系の入射面に到るまでの方向をZ軸方向、面
の偏心面内をY軸方向、Y軸、Z軸と直交座標系を構成
する軸をX軸とするとき、光学系の入射面側から軸上主
光線とY方向に微少量d離れた平行光束を入射させ、光
学系から射出する側でその2つの光線のY−Z面内でな
す角のsinをNA’yi、NA’yiをその平行光束
の幅dで割った値NA’yi/dを光学系のY方向のパ
ワーPyとし、プリズム部材の入射面から前記プリズム
部材の射出面までの軸上主光線の光路長をpとすると
き、 0.1<p×Py<8 ・・・(1) を満たすことが望ましい。
ついて説明する。図5に示すように、物点中心を通り、
絞り1中心を通過し、像面8中心に到達する光線を軸上
主光線2とし、光学系の第1面に交差するまでの直線に
よって定義される光軸をZ軸とし、そのZ軸と直交しか
つ撮像光学系を構成する各面の偏心面内の軸をY軸と定
義し、Z軸と直交しかつY軸と直交する軸をX軸とす
る。
レンズ系では、球面により発生する球面収差と、コマ収
差、像面湾曲等の収差をいくつかの面でお互いに補正し
あい、全体として収差を少なくする構成になっている。
一方、少ない面数で収差を良好に補正するためには非球
面等が用いられる。これは、球面で発生する各種収差自
体を少なくするためである。しかし、偏心した光学系に
おいては、偏心により発生する回転非対称な収差を回転
対称光学系で補正することは不可能である。
する。回転対称な光学系が偏心した場合、回転非対称な
収差が発生し、これを回転対称な光学系でのみ補正する
ことは不可能である。この偏心により発生する回転非対
称な収差は、像歪、像面湾曲、さらに、軸上でも発生す
る非点収差、コマ収差がある。図6は偏心して配置され
た凹面鏡Mにより発生する像面湾曲、図7は偏心して配
置された凹面鏡Mにより発生する非点収差、図8は偏心
して配置された凹面鏡Mにより発生する軸上コマ収差を
示す図である。本発明は、上記のような偏心により発生
する回転非対称な収差の補正のために、回転非対称な面
を光学系中に配置して、その回転非対称な収差を補正し
ている。
回転非対称な収差に、回転非対称な像面湾曲がある。例
えば、無限遠の物点から偏心した凹面鏡に入射した光線
は、凹面鏡に当たって反射結像されるが、光線が凹面鏡
に当たって以降、像面までの後側焦点距離は、光線が当
たった部分の曲率の半分になる。すると、図6に示すよ
うに、軸上主光線に対して傾いた像面を形成する。この
ような回転非対称な像面湾曲を補正することは、回転対
称な光学系では不可能であった。この傾いた像面湾曲を
補正するには、凹面鏡Mを回転非対称な面で構成し、こ
の例ではY軸正の方向(図の上方向)に対して曲率を強
く(屈折力を強く)し、Y軸負の方向((図の下方向)
に対して曲率を弱く(屈折力を弱く)することにより補
正することができる。また、上記構成と同様な効果を持
つ回転非対称な面を凹面鏡Mとは別に光学系中に配置す
ることにより、少ない構成枚数でフラットの像面を得る
ことが可能となる。
する。前記説明と同様に、偏心して配置された凹面鏡M
では軸上光線に対しても、図7に示すような非点収差が
発生する。この非点収差を補正するためには、前記説明
と同様に、回転非対称面のX軸方向の曲率とY軸方向の
曲率を適切に変えることによって可能となる。
明する。前記説明と同様に、偏心して配置された凹面鏡
Mでは、軸上光線に対しても図8に示すようなコマ収差
が発生する。このコマ収差を補正するためには、回転非
対称面のX軸の原点から離れるに従って面の傾きを変え
ると共に、Y軸の正負によって面の傾きを適切に変える
ことによって可能となる。
路を有するように構成すると、反射面にパワーを持たせ
ることが可能となり、透過型レンズを省略することが可
能となる。さらに、光路を折り曲げたことにより光学系
を小型に構成することが可能となる。
が入射するように、光線に対して傾いて配置された全反
射面で構成することにより、高い反射率にすることが可
能となり、また、反射作用と透過作用とを併せ持たすこ
とが可能となる。また、反射面を構成する面にアルミニ
ウム又は銀等の金属薄膜を表面に形成した反射面、又
は、誘電体多層膜で形成された反射面又は半透過反射面
で構成することが好ましい。金属薄膜で反射作用を有す
る場合は、手軽に高反射率を得ることが可能となる。ま
た、誘電体反射膜の場合は、波長選択性や吸収の少ない
反射膜を形成する場合に有利となる。
を用いると、透過面に用いる場合と比べて、色収差は全
く発生しない。また、面の傾きが少なくても光線を屈曲
させることができるために、他の収差発生も少ない。つ
まり、同じ屈折力を得る場合に、反射面の方が屈折面に
比べて収差の発生が少なくてすむ。
される像が小さくなると、いわゆる係数倍の原理によっ
て、撮像光学系も小型にすることが図面上は可能だが、
実際の製造を考慮すると、撮像光学系をむやみに小型化
することは、レンズの縁の厚みや、中心の厚みが薄くな
ったり、レンズ径が小型になりすぎ、かえって製造コス
トの増大を招き好ましくない。一方、製造可能な大きさ
を保って光学系を構成すると、従来の屈折レンズによる
光学系では、光軸が直線であるために、パワーを持った
屈折面同士の間隔に空間的な無駄が生じる。そこで、反
射面を利用して光軸を空間的に折り返す構成にすれば、
比較的小さな空間を有効に利用して、結像に必要な光路
を確保することが可能となる。このとき、撮像光学系の
光路長を不要に長くすると、偏心させ光軸を折り返す構
成により、空間を有効に使う目的に反して大型化するば
かりではなく、形成する像に比較して、光路長が長くな
りすぎると、フィルムや撮像素子等、光学像を取り込む
部材を配置するために必要なバックフォーカスを確保す
ることが困難になる等の問題が生じる。
ると同時に、以下の条件を満足することにより、小型の
光学系を構成することに成功したものである。
後側光学群が少なくとも反射作用面と対向配置された第
2の反射作用面を有し、かつ、軸上主光線が光学系の第
1面に到るまでの方向をZ軸方向、面の偏心面内をY軸
方向、Y軸、Z軸と直交座標系を構成する軸をX軸とす
るとき、光学系の入射面側から軸上主光線とY方向に微
少量d離れた平行光束を入射させ、光学系から射出する
側でその2つの光線のY−Z面内でなす角のsinをN
A’yi、そのNA’yiを平行光束の幅dで割った値
NA’yi/dを光学系のY方向のパワーPyとし、軸
上主光線が、光学系の最も物体側に配置された回転非対
称面を有する光学系構成要素に入射してから、光学系の
最も像側に配置された回転非対称面を有する光学系構成
要素を射出するまでの光路長をpとするとき、 0.1<p×Py<8 ・・・(1) を満たすことが望ましい。
いて定義する。図9に示すように、光学系の偏心方向を
Y軸方向に取った場合に、光学系に軸上主光線2と平行
なY−Z面内の微少高さdの光線を物体側から入射さ
せ、光学系から射出する側でその2つの光線のY−Z面
内でなす角のsinをNA’yiとし、NA’yi/d
をY方向の光学系全体のパワーPyとし、同様に、光学
系に軸上主光線2と平行なX−Z面内の微少高さdの光
線を物体側から入射させ、光学系から射出する側でその
2つの光線のY−Z面に直交し射出した軸上主光線を含
む面内でなす角のsinをNA’xiとし、NA’xi
/dをX方向の光学系全体のパワーPxとする。
側に配置された回転非対称面を有する光学系構成要素に
入射してから、光学系の最も像側に配置された回転非対
称面を有する光学系構成要素を射出するまでの光路長を
p(図9においては、両者は同じ一つの偏心プリズム光
学系4であるので、その中での軸上主光線2の光路長)
とすると、上記(1)式を満たすように構成することが
光学系を小型に構成する上で望ましい。
とができる。
ることができる。
を有する光学系構成要素を第1・第2の反射作用面と第
1・第2の透過作用面で構成すると、光軸を2つの反射
作用面で折り曲げることができ、光学系を小型にでき
る。さらに、透過作用面が2つあることから、主点位
置、像面湾曲に対してはより良い結果を得ることができ
る。さらに、2つの反射面を裏面鏡にすることによりよ
り良い収差性能が得られる。
系が大型化し、上記光路長pが大きくなりすぎる。又
は、バックフォーカスを確保することが困難になる。さ
らに、偏心した回転非対称面にパワーを頼りすぎると、
偏心により発生する非対称収差、特に偏心コマ収差を補
正することが困難になる。そこで、回転非対称面より物
体側に光学系を配置してパワーを分担させることも、光
学性能を向上させるために有効な手段である。
素の物体側に絞りを配置した場合等は、さらにその物体
側に光学部材を配置することにより、絞り部材の保護
や、反射面を表面鏡で構成する場合には、防塵等の対策
にも役立つ。
心した回転非対称面により偏心収差の補正が可能である
が、その物体側に光学部材を配置し、偏心した回転非対
称反射面と共に総合的な収差補正をするようにするとよ
い。そのとき、非対称収差を良好に補正するために、そ
の光学部材を偏心させると、均一な補正が可能になり好
ましい。
回転非対称反射面を有する光学系構成要素の面数を減ら
したり、プリズムブロックでその反射面を有する光学系
構成要素を構成すると、絞りを物体側に出さないと光学
系が大型化する。そのとき、パワーが全て絞りに対し像
側に偏る。歪曲収差の補正のためには、負正両方のパワ
ーが必要になるが、負のパワーを強めすぎると、光学系
の大型化と、光路長の増大を招き、好ましくない。そこ
で、絞りの物体側に正レンズを配置し、歪曲収差を補正
させるとよい。また、偏心した回転非対称反射面を有す
る光学系構成要素をプリズムブロックで構成した場合等
は、透過面で発生する多少の色収差を補正することが困
難となるが、色収差の補正作用にも効果的である。特
に、非対称収差を補正するために、その正レンズを偏心
させるとさらによい。
るとき、焦点距離が短くなるので、バックフォーカスの
確保が困難になる。そのときは、物体側から順に負正の
パワーを配置するいわゆるレトロフォーカスタイプを採
用するのがよい。しかも、負のパワーを強め、負群と正
群の間隔をできるだけ開けるのがよい。ところが、負の
パワーを偏心した回転非対称面に持たせると、偏心収差
が余りに大きくなり、補正するのが困難になり、特にコ
マの非対称性を補正するのが困難である。
パワーは通常の屈折レンズに持たせ、負群と正群の間隔
を開けて配置し、かつ、光軸を折り返してコンパクトに
まとめるとよい。
光学系構成要素を単一ブロックで構成し、絞りを設ける
場合には、ブロックより物体側に絞りを設ける方が、ブ
ロックの大型化を招かず好ましい。このとき、絞りの保
護手段を兼ねた光学パワーが略ゼロの光学部材を物体側
に配置するのがよい。また、その他の効果として、電子
撮像素子を用いる場合には、面内の領域を分割し、領域
毎に面に微少量の傾きを付け、光の進行方向を微少量変
える機能を持たせる等の方法により、光学的ローパスフ
ィルター機能を持たせると、バックフォーカスの短縮化
に効果的である。
する光学系構成要素の物体側に配置する前側光学群に軸
上主光線が入射し射出する際の、その角度の変位量をΔ
θ、位置の変位量をΔhとするとき、 0.1°<Δθ<45° ・・・(2) 若しくは、 0<Δh×Py<1.0 ・・・(3) の少なくとも一方を満たすことが望ましい。ここで、P
yは光学系のY方向のパワーである。
て小さな値を取ると、偏心させる意味がなくなる。ま
た、共に上限値を越えて大きな値を取ると、各部での偏
心収差が大きくなりすぎ、補正することが困難になる。
する光学系構成要素の第1反射作用面と第2透過作用面
を同一面とすると、形成する面が3面となり、製作性が
向上する。
用するように構成すると、前述のように高い反射率が得
られ、光の損失を最低限に抑えられると共に、反射面と
透過面を同一にする際に製造が容易となる。
反射面を有する光学系構成要素を単一ブロックで構成し
て構成部材を減らすことにより、光学系の小型化、コス
トダウンが期待できる。
機能を有する光学材料の裏面鏡として構成し、その波長
選択手段はいわゆる赤外線カット機能を持ち、光学材料
中に含有されるCuOのモル%aが、以下の条件を満足
することが望ましい。
ぜることにより製造できるが、不純物が増えると波長選
択性の制御が困難になる等、不純物は少ない方が製造が
容易になる。また、銅等を多く含むガラスの耐性を向上
させるために、フッ素燐酸系のネットワークを用いるこ
とが一般的であるが、含有量を減らすことができれば、
耐性の高いネットワーク構造を採用することができ、有
効である。しかし、不純物を少なくすると、波長選択性
を確保するためには、フィルターの厚みを増やすしかな
く、スペース確保のため、レンズ系が大型化する問題が
あった。
は、実際の厚みより長い光路長がとれるので、少ない不
純物の含有量で効果的な波長選択特性を達成できる。銅
の含有量は、設計された光学系の光路長に応じて調整す
るとよいが、特にCuOのモル%をaとすると、 a<1 ・・・(4) を満足することが望ましい。
心した回転非対称面形状を有する反射作用面の少なくと
も1面は、対称面を1つのみ有する面対称自由曲面を使
用することが望ましい。ここで、本発明で使用する自由
曲面とは、以下の式で定義されるものである。
Y−Z面共に対称面を持つことはないが、本発明ではx
の奇数次項を全て0にすることによって、Y−Z面と平
行な対称面が1つだけ存在する自由曲面となる。例え
ば、上記定義式(a)においては、C4 ,C6 ,C9 ,
C11,C13,C15,C18,C20,C22,C24,C26,C
28,C31,C33,C35,C37,・・・の各項の係数を0
にすることによって可能である。
よって、X−Z面と平行な対称面が1つだけ存在する自
由曲面となる。例えば、上記定義式(a)においては、
C3,C6 ,C8 ,C10,C13,C15,C17,C19,C
21,C24,C26,C28,C30,C32,C34,C36,・・
・の各項の係数を0にすることによって可能であり、ま
た、以上のような対称面を持つことにより製作性を向上
することが可能となる。
平行な対称面の何れか一方を対称面とすることにより、
偏心により発生する回転非対称な収差を効果的に補正す
ることが可能となる。
であり、本発明の特徴は対称面を1面のみ有する回転非
対称面で偏心により発生する回転非対称な収差を補正す
ることが特徴であり、他のいかなる定義式に対しても同
じ効果が得られることは言うまでもない。
を有する光学系構成要素(偏心プリズム光学系)は研磨
により製作することは難しく、研削により1面ずつ形成
するか、プラスチックの射出成形又はガラスモールド成
形により作製することになる。このとき、偏心プリズム
光学系の面が所定の形状に作製されているかどうかを確
認する必要がある。このような3次元の回転非対称な形
状の測定には、一般的に3次元座標測定器が使用される
が、測定時間がかかり、現実的ではない。
する少なくとも3つの面の中、少なくとも1面を回転対
称面で構成することが重要である。
比較的収差の劣化が大きい瞳に近い側の透過作用と内部
反射作用を有する面を回転対称面として構成することに
より、面形状の出来上がり具合を簡単に短時間で評価す
ることが可能な偏心プリズム光学系を構成することに成
功したものである。
が、第1の透過作用面と、第1の反射作用面と、第2の
反射作用面と、第2の透過作用面とを有し、第2の反射
作用面が回転非対称面形状を有し、対称面を1つのみ有
する面対称自由曲面からなっており、かつ、第1の反射
作用面は第2の透過作用面と共通の面からなる場合、こ
の面に強いパワーを持たせると、色収差の発生が大とな
る。また、第1の反射作用面と第2の透過作用面として
利用する領域がほぼ分離できればよいが、そうすると後
側光学群を構成するプリズムブロックの大型化を招くた
め、第1の反射作用面と第2の透過作用面との重なりあ
う領域が増える。そこで、第1の反射作用面での作用と
第2の透過作用面での作用を両立させるためには、強い
パワーを持たせない方が、制御が容易である。すなわ
ち、面対称自由曲面の唯一の対称面をY−Z面とし、そ
の面に直交する方向をX軸とし、軸上主光線の第1の反
射作用面、第2の反射作用面との交点近傍のX方向のパ
ワーをそれぞれPx1、Px2とするとき、 |Px1|<|Px2| ・・・(5) であることが望ましい。
えると、極度に第2の反射作用面のパワーが強くなり、
バックフォーカスが確保できなくなると共に、収差補正
のために面形状の複雑さが増し、好ましくない。さらに
は、 1.1<|Px2/Px1|<10 ・・・(6)’ を満足するとなおよい。
交点近傍のX方向のパワーをPx3とするとき、 |Px3/Px2|<0.5 ・・・(7) であることが望ましい。すなわち、第2の透過作用面に
強いパワーを持たせると、歪曲収差と色収差の発生が大
となり、好ましくない。そこで、条件(7)を満足する
ことが望ましい。
一の対称面をY−Z面とし、その面に直交する方向をX
軸とし、その面のX方向の最大画角主光線が当たる位置
での面の法線のY−Z面内でのtanの値と、軸上主光
線が前記面に当たる位置でのその面の法線のY−Z面内
でのtanの値との差をDYとするとき、 0≦|DY|<0.1 ・・・(8) なる条件を満足することが望ましい。
に弓なりに湾曲してしまう弓なりな回転非対称な像歪み
に関するものである。図10(a)の斜視図、同図
(b)のY−Z面への投影図に示すように、X方向の最
大画角の主光線が回転非対称面Aと交差する点における
その回転非対称面の法線n’のY−Z面内でのtanの
値と、軸上主光線がその回転非対称面Aと交差する点に
おける回転非対称面の法線nのY−Z面内でのtanの
値との差をDYとするとき、(8)の条件を満足するこ
とが重要である。上記条件式の下限の0を越えると、弓
なりな像歪みを補正することができなくなる。また、上
限の0.1を越えると、弓なりな像歪みが補正過剰とな
り、どちらの場合も像が弓なりに歪んでしまう。
までの方向をZ軸方向、面対称自由曲面の唯一の対称面
をY−Z面とし、その面に直交する方向をX軸とし、Y
正方向の最大画角の主光線とY負方向の最大画角の主光
線とがその面と当たる部分のX方向の曲率の差をCx
n、軸上主光線がその面と当たる部分のX方向のパワー
をPxnとするとき、 0≦|Cxn/Pxn|<10 ・・・(9) の条件を満足することが重要である。この条件式は、台
形に発生する像歪みに関するものである。上記条件式の
上限10を越えると、台形歪みが大きく発生し、他の面
で補正することがが難しくなる。
光学系に配置され、偏心して配置された各面の偏心面と
略同一の面が対称面となるような面対称自由曲面とする
ことで、対称面を挟んで左右両側を対称にすることがで
き、収差補正と製作性を大幅に向上させることができ
る。
とし、回転非対称な面の軸上主光線が当たる部分のX方
向のパワーをPxnとするとき、 0<|Pxn/Px|<100 ・・・(10) なる条件式を満足することが、収差補正上好ましい。上
記条件式の上限100を越えると、回転非対称面のパワ
ーが光学系全体のパワーに比べて強くなりすぎ、強い屈
折力を回転非対称面が持ちすぎてしまい、この回転非対
称な面で発生する収差を他の面で補正できなくなる。ま
た、下限の0を越えると、回転非対称面のX軸方向のパ
ワーがなくなり、別の面としてX軸方向のパワーを配置
しなければならなくなり、必要な面数が増え、本発明で
回転非対称面を用いることによって光学系の小型化を図
ろうとする目的に反する。
でき、収差補正上好ましい。
とし、回転非対称な面の軸上主光線が当たる部分のY方
向のパワーPynとするとき、 0<|Pyn/Py|<100 ・・・(11) なる条件式を満足することが、収差補正上好ましい。上
記条件式の下限0と上限100のの意味は条件式(1
0)の場合と同様である。
でき、収差補正上好ましい。
パワーをPx、Pyとするとき、 0.3<|Px/Py|<2 ・・・(12) なる条件式を満足することが、収差補正上好ましい。上
記条件式の下限0.3と上限2を越えると、光学系全体
の焦点距離がX方向とY方向で異なりすぎ、良好な像歪
みを得ることが難しくなり、像が歪んでしまう。
でき、収差補正上好ましい。
系の横収差が200μm以下であることが望ましい。本
発明に光学系の横収差が200μm以下であると、収差
を十分に無視することができ、良好な結像性能を得られ
るまた、本発明の撮像光学系の像歪みは20%以下であ
ることが望ましい。本発明に光学系の像歪みが20%以
下だと、収差を十分に無視することができ、良好な結像
性能を得られるなお、さらに好ましくは、第1の透過作
用面が透過光に対して正のパワーを持つレンズである場
合には、第1の反射作用面の光線の広がりを抑えること
が可能となり、第1の反射面を小型にすることが可能で
ある。
射作用面、第2の透過作用面の順番に進むように構成す
ることによって、第1の反射作用面を裏面鏡として構成
することが可能となる。第1の反射作用面を裏面鏡で構
成すると、表面鏡で構成するよりもさらに像面湾曲収差
に対して良い結果を得られる。
用面のどちらか又は両方に第1の反射作用面と同じ符号
のパワーを持たせることにより、像面湾曲はほぼ完全に
補正することが可能となる。
面のパワーを略0にすることにより、色収差に対して良
い結果を得られる。これは、第1の反射作用面では、原
理上色収差の発生がないため、色収差を他の面と補正し
合う必要がない。そこで、第1の透過作用面と第2の透
過作用面でも色収差が発生しないようにパワーをほぼ0
にすることで、全体の光学系で色収差の少ない光学系を
構成することが可能となる。
から像側に向かって、少なくとも第1の透過作用面と、
第1の反射作用面と、第2の反射作用面と、第2の透過
作用面とで構成し、第2の反射作用面を回転非対称面形
状にて構成する場合、2つの反射作用面のパワーを変え
ることが可能となり、正負又は負正の組み合わせにし
て、主点位置を光学系の前に出したり後ろに出したりす
ることができる。これは像面湾曲にも良い結果を与える
ことができる。
ことで、像面湾曲をほとんどなくすことも可能である。
特に、焦点距離に比較して大きなバックフォーカスが必
要な電子撮像光学系の場合には、物体側に負のパワーを
配置するか、第1反射作用面を負のパワーとするのがよ
い。しかし、後者でパワーを強くすると、歪曲収差の悪
化を招く。さらに、そのとき、第1反射作用面と第2透
過作用面が同一である場合には、透過作用面も負のパワ
ーが強くなり、色収差の悪化を招く。したがって、第1
反射作用面は、反射作用面として利用する領域は負、第
2透過作用面として利用する領域に近づく程パワーが弱
くなり、第2透過作用面としては弱いパワーになるよう
な形状が好ましい。なお、前者のように、物体側に負の
パワーを配置する場合には、第1反射作用面は弱い正若
しくは負のパワーで構成すればよい。
上に結像させる電子撮像装置の撮影レンズとして用いる
場合には、撮像装置の処理部において、光学系の歪曲収
差や倍率色収差の情報をメモリ等に予め保持しておき、
その情報をもとにデジタル画像処理技術を用いて補正す
る機能を備え、光学系で発生する歪曲収差や倍率色収差
を補正せしめると、光学系で補正すべき収差の許容量が
大きくなり、光学系に対する負担が軽減され、特に本発
明のような、少ないレンズ構成要素の数で光学性能を満
足する小型の撮影レンズを構成する際には、効果的であ
る。さらには、カメラの処理部として情報を保持しなく
ても、画像処理ソフトのデータとして、パソコン等の処
理装置にインストールし、装置上で画像処理を施すよう
に構成しても、同様の機能を持つことができることは言
うまでもない。
によって形成される物体像を受光するために配置された
撮像素子を有する撮像装置を含むものである。この場
合、その撮像素子は、撮像素子が受光した光を電気情報
に変換する作用を有する電子撮像素子にて形成すること
が望ましく、その電子撮像素子により受光した物体像を
観察するための観察手段を備えていることが望ましい。
施例1について説明する。実施例1の構成パラメータは
後記するが、その構成パラメータにおいては、図1に示
すように、絞り1の面を偏心面の原点として、軸上主光
線2を物体中心(図では省略)を出て、絞り1の中心を
通る光線で定義し、物体中心から光学系の第1面まで軸
上主光線2に沿って進む方向をZ軸、このZ軸と像面8
中心を含む平面をY−Z平面とし、Y軸をY−Z平面内
のZ軸に直交する方向に取り、物点から光学系第1面に
向かう方向をZ軸の正方向とし、Y軸の正方向を図の上
方向(第1反射面6で反射する方向)とする。そして、
Y軸、Z軸と右手直交座標系を構成する軸をX軸とす
る。
各面の偏心を行っており、また、各回転非対称自由曲面
の唯一の対称面をY−Z面として構成している。そし
て、偏心面については、その面の面頂位置の光学系の原
点の中心からのX軸方向、Y軸方向、Z軸方向の偏心量
(それぞれx、y、z)と、その面の中心軸(自由曲面
については、前記の(a)式のZ軸)のX軸、Y軸、Z
軸それぞれを中心とする傾き角(°)(それぞれα、
β、γ)とが与えられている。なお、その場合、αとβ
の正はそれぞれの軸の正方向に対しての反時計回りを、
γの正はZ軸の正方向に対しての時計回りを意味する。
の中、球面は曲率半径が与えられており、また、特定の
面とそれに続く面が同軸系を構成する場合には面間隔が
与えられており、その他、媒質の屈折率、アッベ数が慣
用法に従って与えられている。
(a)により定義し、その定義式のZ軸が自由曲面の軸
となる。なお、データの記載されていない非球面に関す
る項は0である。屈折率については、d線(波長58
7.56nm)に対するものを表記してある。長さの単
位はmmである。
nike多項式がある。この面の形状は以下の式(b)
により定義する。その定義式のZ軸がZernike多
項式の軸となる。 X=R×cos(A) Y=R×sin(A) Z=D2 +D3 Rcos(A)+D4 Rsin(A) +D5 R2 cos(2A)+D6 (R2 −1)+D7 R2 sin(2A) +D8 R3 cos(3A) +D9 (3R3 −2R)cos(A) +D10(3R3 −2R)sin(A)+D11R3 sin(3A) +D12R4cos(4A)+D13(4R4 −3R2 )cos(2A) +D14(6R4 −6R2 +1)+D15(4R4 −3R2 )sin(2A) +D16R4 sin(4A) +D17R5 cos(5A) +D18(5R5 −4R3 )cos(3A) +D19(10R5 −12R3 +3R)cos(A) +D20(10R5 −12R3 +3R)sin(A) +D21(5R5 −4R3 )sin(3A) +D22R5 sin(5A) +D23R6cos(6A)+D24(6R6 −5R4 )cos(4A) +D25(15R6 −20R4 +6R2 )cos(2A) +D26(20R6 −30R4 +12R2 −1) +D27(15R6 −20R4 +6R2 )sin(2A) +D28(6R6 −5R4 )sin(4A) +D29R6sin(6A)・・・・・ ・・・(b) 実施例1の軸上主光線2を含むY−Z断面図を図1に示
す。図中、1は絞り、2は軸上主光線、4は絞り1より
像側の後群を構成する偏心プリズム光学系、5は偏心プ
リズム光学系の第1面、6は第2面、7は第3面であ
り、8は像面、9は赤外線カットフィルター、光学ロー
パスフィルター、カバーガラス等のフィルター類であ
る。なお、偏心プリズム光学系4の第1面5は後群の第
1の透過(作用)面、第2面6は第1の反射(作用)面
と第2の透過(作用)面、第3面7は第2の反射(作
用)面を構成している。なお、実施例1においては、絞
り1より物体側に前群は配置していない構成である。
絞り1の開口を通り、後群の偏心プリズム光学系4の第
1面5を透過して内部に入り、第2面6で反射され、次
いで第3面7で反射され、今度は第2面6透過して偏心
プリズム光学系4の外へ出て、フィルター類9を介して
像面8に物体像を結像する。
インチサイズを想定して最適化したものであるが、もち
ろんその他のサイズ等の場合も、全体を係数倍すること
により適用できることは言うまでもない。また、本発明
は撮像光学系のみならず、その光学系を組み込んだ撮像
装置も含むものである。
°、垂直半画角16.31°、入射瞳径2.061m
m、像の大きさ3.90×2.93mmである。この実
施例は、絞り1より物体側に前群を有せず、撮像光学系
を偏心プリズム光学系4だけで構成した実施例である。
対称自由曲面を2面使用して構成した例であり、物体側
から、絞り1と、第1透過面5、第1反射面6、第2反
射面7、第2透過面6からなり、第1反射面と第2透過
面は同一の面6でなり、第1反射面は全反射を利用して
いるため、全体が3面と少ない面で構成されている。そ
して、この実施例において、第1反射面6(第2透過面
6)に回転対称な球面を用いており、他に回転対称非球
面を用いて構成することも可能である。
量は、第1面からの偏心量として表しており、また、第
6面は仮想面である。第7面以降は赤外線カットフィル
ターや光学ローパスフィルター、カバーガラス等の各種
光学部材(フィルター類9)を表している。
2に、歪曲収差の状況を図3に示す。横収差を表す図2
において、括弧内に示された数字は(水平(X方向)画
角,垂直(Y方向)画角)を表し、その画角における横
収差図を示す。以下、上記実施例1の構成パラメータを
示す。
1.5163 64.1 像 面 ∞ 自由曲面[1] C5 -1.2542×10-2 C7 -4.2947×10-2 C10 2.5821×10-3 C14 6.6025×10-3 C19 -3.0926×10-4 C21 -6.0066×10-4 自由曲面[2] C5 -4.3080×10-2 C7 -4.2205×10-2 C8 6.5283×10-4 C10 2.0953×10-4 C12 -1.8831×10-4 C14 -1.1569×10-4 C16 -1.0976×10-4 C17 2.0676×10-5 C19 3.1183×10-5 C21 1.7044×10-5 偏心(1) x 0.000 y 0.000 z 1.768 α 14.63 β 0.00 γ 0.00 偏心(2) x 0.000 y 0.318 z 4.518 α -41.57 β 0.00 γ 0.00 偏心(3) x 0.000 y 3.086 z 4.506 α 109.22 β 0.00 γ 0.00 偏心(4) x 0.000 y -2.821 z 8.493 α -54.38 β 0.00 γ 0.00 。
(5)〜(12)に関する値は以下の表の通りである。
だだし、球面である第1反射面6に関する値も一部示し
てある。ここで、DY1、DY2は第1反射面6、第2
反射面7のDY、Px1、Px2は第1反射面6、第2
反射面7のPxn、Py1、Py2は第1反射面6、第
2反射面7のPyn、Cx1、Cx2は第1反射面6、
第2反射面7のCxnである。また、DTx、DTyは
それぞれX方向、Y方向の歪曲収差の最大値(%)であ
る。
は、例えばCCDを撮像素子とする小型TVカメラのよ
うな撮像装置に用いられる。図4に本発明の撮像光学系
10を、電子撮像素子としてCCD11を用いた撮像装
置に組み込んだ構成の概念図を示す。この撮像装置にお
いて、物体像は撮像光学系10により赤外線カットフィ
ルター、光学ローパスフィルター等のフィルター類9を
介して像面に配置されたCCD11上に結像され、その
物体像はCCD11によって映像信号に変換され、その
映像信号は処理手段12により電子ファインダーとして
作用するCRT13上に直接表示されると共に、撮像装
置に内蔵した記録媒体14中に記録される。また、撮像
装置はマイク15を備え、映像信号記録と同時に音声情
報記録も同様に行う。また、前記したように、処理手段
12において、撮像光学系10の歪曲収差や倍率色収差
の情報を記録媒体14あるいは処理手段12に付属した
メモリ等に予め保持しておき、その情報をもとにデジタ
ル画像処理技術を用いて光学系10で発生する歪曲収差
や倍率色収差を補正するようにするともできる。
づき撮像光学系10の構成要素数の低減、小型化によ
り、装置としての小型化やコストダウンが達成できる。
た撮像装置は例えば次のように構成することができる。 〔1〕 撮像素子面上に物体像を形成するための撮像光
学系において、少なくとも瞳面よりも像側に後側光学群
を有し、前記後側光学群は、物体中心を射出して瞳中心
を通り像中心に到達する光線を軸上主光線とするとき、
前記主光線に対して面全体が傾くように偏心配置された
少なくとも3つの面を備えたプリズム部材を有し、前記
の少なくとも3つの面は、透過作用を有する面と、反射
作用と透過作用とを共有し回転対称面形状の曲面と、反
射作用を有し偏心により発生する回転非対称な偏心収差
を補正する回転非対称面形状の曲面とからなることを特
徴とする撮像光学系。
用と透過作用とを共有する回転対称面形状の曲面が、全
反射面又は半透過反射面にて形成されていることを特徴
とする撮像光学系。
用面がコーティングされたミラー面にて形成されている
ことを特徴とする撮像光学系。
用を有する面が、前記反射作用と透過作用とを共有する
面と対向配置され、かつ、前記軸上主光線が前記光学系
の入射面に到るまでの方向をZ軸方向、面の偏心面内を
Y軸方向、Y軸、Z軸と直交座標系を構成する軸をX軸
とするとき、前記光学系の入射面側から前記軸上主光線
とY方向に微少量d離れた平行光束を入射させ、前記光
学系から射出する側でその2つの光線のY−Z面内でな
す角のsinをNA’yi、前記NA’yiを前記平行
光束の幅dで割った値NA’yi/dを前記光学系のY
方向のパワーPyとし、前記プリズム部材の入射面から
前記プリズム部材の射出面までの前記軸上主光線の光路
長をpとするとき、 0.1<p×Py<8 ・・・(1) を満たすことを特徴とする撮像光学系。
項において、前記プリズム部材が、屈折率1よりも大き
い媒質を挟んだ透過作用を有する第1面と、反射作用と
透過作用とを有する第2面と、反射作用を有する第3面
との3つの面からなり、物体からの光が、第1面に入射
し、第2面で反射され、第3面で反射され、第2面と透
過して射出するように構成されていることを特徴とする
撮像光学系。
ム部材は一体成形された単体のブロックからなることを
特徴とする撮像光学系。
項において、前記光学系により形成される物体像の赤外
線成分をカットする作用を有する赤外線カットフィルタ
ーが前記光学系中に配置されていることを特徴とする撮
像光学系。
項において、前記の反射作用を有する面の少なくとも1
面は、特定の波長を透過又は遮断する作用を有する波長
選択光学部材の裏面鏡にて構成されていることを特徴と
する撮像光学系。
択光学部材が赤外線カット作用を備えていることを特徴
とする撮像光学系。
ズム部材の媒質が赤外線カット作用を備えていることを
特徴とする撮像光学系。
リズム部材の媒質が以下の条件(4)を満足することを
特徴とする撮像光学系。 a<1 ・・・(4) ただし、は前記プリズム部材中に含有されるCuOのモ
ル%である。
条件(4)’を満足することを特徴とする撮像光学系。
て、前記回転非対称面形状を有する反射作用面は、対称
面を1つのみ有する面対称自由曲面からなることを特徴
とする撮像光学系。
対称自由曲面の唯一の対称面をY−Z面とし、その面に
直交する方向をX軸とし、前記軸上主光線の前記第1の
反射作用面、前記第2の反射作用面との交点近傍のX方
向のパワーをそれぞれPx1、Px2とするとき、 |Px1|<|Px2| ・・・(5) であることを特徴とする撮像光学系。
対称自由曲面の唯一の対称面をY−Z面とし、その面に
直交する方向をX軸とし、前記軸上主光線の前記第2の
反射作用面との交点近傍のX方向のパワーをPx2と
し、前記軸上主光線の前記第2の透過作用面との交点近
傍のX方向のパワーをPx3とするとき、 |Px3/Px2|<0.5 ・・・(7) であることを特徴とする撮像光学系。
対称自由曲面の唯一の対称面をY−Z面とし、その面に
直交する方向をX軸とし、前記面のX方向の最大画角主
光線が当たる位置での面の法線のY−Z面内でのtan
の値と、前記軸上主光線が前記面に当たる位置での前記
面の法線のY−Z面内でのtanの値との差をDYとす
るとき、 0≦|DY|<0.1 ・・・(8) を満たすことを特徴とする撮像光学系。
上主光線が前記光学系の第1面に到るまでの方向をZ軸
方向、前記面対称自由曲面の唯一の対称面をY−Z面と
し、その面に直交する方向をX軸とし、Y正方向の最大
画角の主光線とY負方向の最大画角の主光線とが前記面
と当たる部分のX方向の曲率の差をCxn、軸上主光線
が前記面と当たる部分のX方向のパワーをPxnとする
とき、 0≦|Cxn/Pxn|<10 ・・・(9) を満たすことを特徴とする撮像光学系。
れか1項において、前記プリズム部材の有する偏心面の
少なくとも1面は、その偏心方向を含む面が前記対称面
と略一致するように偏心配置されていることを特徴とす
る撮像光学系。
リズム部材の有する全ての偏心面の偏心方向が全て同一
面上にあり、かつ、その偏心方向を含む面が前記対称面
と略一致するように形成されていることを特徴とする撮
像光学系。
いて、前記軸上主光線が前記光学系の第1面に到るまで
の方向をZ軸方向、面の偏心面内をY軸方向、Y軸、Z
軸と直交座標系を構成する軸をX軸とするとき、前記光
学系の入射面側から前記軸上主光線とX方向に微少量d
離れた平行光束を入射させ、前記光学系から射出する側
でその2つの光線のY−Z面に直交し射出した軸上主光
線を含む面内でなす角のsinをNA’xi、前記N
A’xiを前記平行光束の幅dで割った値NA’xi/
dを前記光学系のX方向のパワーPxとし、前記回転非
対称な面の前記軸上主光線が当たる部分のX方向のパワ
ーをPxnとするとき、 0<|Pxn/Px|<100 ・・・(10) を満たすことを特徴とする撮像光学系。
いて、前記軸上主光線が前記光学系の第1面に到るまで
の方向をZ軸方向、面の偏心面内をY軸方向、Y軸、Z
軸と直交座標系を構成する軸をX軸とするとき、前記光
学系の入射面側から前記軸上主光線とY方向に微少量d
離れた平行光束を入射させ、前記光学系から射出する側
でその2つの光線のY−Z面内でなす角のsinをN
A’yi、前記NA’yiを前記平行光束の幅dで割っ
た値NA’yi/dを前記光学系のY方向のパワーPy
とし、前記回転非対称な面の前記軸上主光線が当たる部
分のY方向のパワーをPynとするとき、 0<|Pyn/Py|<100 ・・・(11) を満たすことを特徴とする撮像光学系。
いて、前記軸上主光線が前記光学系の第1面に到るまで
の方向をZ軸方向、面の偏心面内をY軸方向、Y軸、Z
軸と直交座標系を構成する軸をX軸とするとき、前記光
学系の入射面側から前記軸上主光線とY方向に微少量d
離れた平行光束を入射させ、前記光学系から射出する側
でその2つの光線のY−Z面内でなす角のsinをN
A’yi、前記NA’yiを前記平行光束の幅dで割っ
た値NA’yi/dを前記光学系のY方向のパワーPy
とし、前記軸上主光線が前記光学系の第1面に到るまで
の方向をZ軸方向、面の偏心面内をY軸方向、Y軸、Z
軸と直交座標系を構成する軸をX軸とするとき、前記光
学系の入射面側から前記軸上主光線とX方向に微少量d
離れた平行光束を入射させ、前記光学系から射出する側
でその2つの光線のY−Z面に直交し射出した軸上主光
線を含む面内でなす角のsinをNA’xi、前記N
A’xiを前記平行光束の幅dで割った値NA’xi/
dを前記光学系のX方向のパワーPxとするとき、 0.3<|Px/Py|<2 ・・・(12) を満たすことを特徴とする撮像光学系。
か1項において、前記光学系の横収差が200μm以下
であることを特徴とする撮像光学系。
か1項において、前記光学系の像歪みが20%以下であ
ることを特徴とする撮像光学系。
か1項において、前記光学系によって形成される物体像
を受光するために配置された撮像素子を有することを特
徴とする撮像装置。
像素子が受光した光を電気情報に変換する作用を有する
電子撮像素子にて形成されていることを特徴とする撮像
装置。
子撮像素子により受光した物体像を観察するための観察
手段を備えていることを特徴とする撮像装置。
によると、回転対称な透過光学系に比べて小型で収差の
発生が少ない撮像光学系を提供することができる。
面図である。
成の概念図である。
ための図である。
するための概念図である。
するための概念図である。
するための概念図である。
図である。
するための図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 撮像素子面上に物体像を形成するための
撮像光学系において、 少なくとも瞳面よりも像側に後側光学群を有し、 前記後側光学群は、物体中心を射出して瞳中心を通り像
中心に到達する光線を軸上主光線とするとき、前記主光
線に対して面全体が傾くように偏心配置された少なくと
も3つの面を備えたプリズム部材を有し、 前記の少なくとも3つの面は、透過作用を有する面と、
反射作用と透過作用とを共有し回転対称面形状の曲面
と、反射作用を有し偏心により発生する回転非対称な偏
心収差を補正する回転非対称面形状の曲面とからなるこ
とを特徴とする撮像光学系。 - 【請求項2】 請求項1において、前記反射作用と透過
作用とを共有する回転対称面形状の曲面が、全反射面又
は半透過反射面にて形成されていることを特徴とする撮
像光学系。 - 【請求項3】 請求項1において、前記反射作用面がコ
ーティングされたミラー面にて形成されていることを特
徴とする撮像光学系。 - 【請求項4】 請求項1において、前記反射作用を有す
る面が、前記反射作用と透過作用とを共有する面と対向
配置され、かつ、前記軸上主光線が前記光学系の入射面
に到るまでの方向をZ軸方向、面の偏心面内をY軸方
向、Y軸、Z軸と直交座標系を構成する軸をX軸とする
とき、前記光学系の入射面側から前記軸上主光線とY方
向に微少量d離れた平行光束を入射させ、前記光学系か
ら射出する側でその2つの光線のY−Z面内でなす角の
sinをNA’yi、前記NA’yiを前記平行光束の
幅dで割った値NA’yi/dを前記光学系のY方向の
パワーPyとし、前記プリズム部材の入射面から前記プ
リズム部材の射出面までの前記軸上主光線の光路長をp
とするとき、 0.1<p×Py<8 ・・・(1) を満たすことを特徴とする撮像光学系。
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|---|---|
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1997
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