JPH10333861A - 記憶量表示装置 - Google Patents

記憶量表示装置

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JPH10333861A
JPH10333861A JP14365297A JP14365297A JPH10333861A JP H10333861 A JPH10333861 A JP H10333861A JP 14365297 A JP14365297 A JP 14365297A JP 14365297 A JP14365297 A JP 14365297A JP H10333861 A JPH10333861 A JP H10333861A
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JP
Japan
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Application number
JP14365297A
Other languages
English (en)
Inventor
Kengo Omura
賢悟 大村
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Publication of JPH10333861A publication Critical patent/JPH10333861A/ja
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  • Digital Computer Display Output (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが文書の内容をどの程度覚えているか
といった記憶量を一目で把握させる記憶量表示装置を提
供することを目的とする。 【解決手段】 忘却速度値生成手段11は、忘却の速さ
を規定する忘却速度値を生成する。経過時間計時手段1
2は、ユーザが文書を参照し終わってから現在までの経
過時間を計時する。記憶量推定手段13は、忘却速度値
と、経過時間と、からユーザが文書の内容を現在どの程
度記憶しているかという記憶量の推定を行う。記憶量オ
ブジェクト生成表示手段14は、推定された記憶量を視
覚的に表現した記憶量オブジェクトを生成し表示する。
データ管理手段15は、文書と文書の属性データ及び記
憶量オブジェクトを表示するのに必要なデータを保存し
て管理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記憶量表示装置に
おいて、特にユーザの記憶量を表示する記憶量表示装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のパーソナルコンピュータやワード
プロセッサなどの操作環境は、ユーザの直感的な操作を
可能とするグラフィカル・ユーザ・インタフェース(G
UI)環境が主流となっている。なかでも操作対象の存
在、さらには種類、機能、状態などをユーザが直感的に
把握できるように、それらを絵柄や図案を用いて画面上
に表現したアイコンは、GUI環境の重要な構成要素と
なっている。
【0003】アイコンには様々な種類がある。例えば、
よく知られたものに、文書、フォルダ、プリンタの絵柄
で表現されるアイコンのように、ユーザによってウイン
ドウとして開かれたり、移動されたり、消去されたりす
るオブジェクト・アイコンがある。
【0004】または、矢印や砂時計の絵柄で表現される
指示用アイコン、さらにペンや消しゴム、スプレーなど
の絵柄で表現される作業用(ツール)アイコン、さらに
またボタン、チェックボックス、スクロールバーなどの
図案で表現される制御用アイコンなどがある。
【0005】これらのアイコンは多くの場合、現実世界
のよく知られた対象の形状をモデルにして描かれている
ので、操作対象の機能を容易に理解でき、また、たとえ
多くのアイコンが画面上に置かれていたとしても、比較
的容易に目的の操作対象を他から識別して見つけだすこ
とができて便利である。
【0006】ところが、同じワードプロセッサを使って
多くの文書ファイルを作成して保存したときのように、
同じアプリケーションを用いて数多くのファイルをつく
ると、それらのファイルに対応するアイコンの絵柄がす
べて同じになってしまう。このような場合は、そのなか
から目的のファイルを見つけるのは困難である。
【0007】特に、同じアプリケーションでつくった数
多くのファイルを同じフォルダやドロア内に保存した場
合には、この探索は一層困難なものとなる。この際、探
索の手がかりになるものは、アイコンに付されたファイ
ル名であるが、それらをひとつずつ読んで目的のファイ
ルを見つけるのは、ユーザにとって負担のかかる作業で
あった。
【0008】ユーザがファイルの新旧(作成してからの
経過時間)やサイズ(記憶使用量)をある程度記憶して
いる場合には、それらが探索の際の別の手がかりとなり
うる。そこで、ファイルの新旧やサイズに応じて、アイ
コンの濃度、色、大きさなどの視覚属性を変化させて表
示することにより、探索の際のユーザの負担を軽減しよ
うとする工夫が提案されている。
【0009】例えば、特開平7−36657号公報で
は、ファイルの作成時から現在までの経過時間を計時し
て、その経過時間が少ないときは青っぽい色に、経過時
間が大きくなるにつれて黄色から赤に、経過時間がもっ
と大きくなると茶色から黒っぽい色へと、アイコンの色
を変化させて、ユーザがファイルの新旧を直感的に把握
できるようにしている。
【0010】また、特開平6−4258号公報では、フ
ァイルのサイズをアイコンの大きさに反映させることに
よって、ファイルの相対的なサイズを把握できるように
している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な従来技術では、ファイルの作成時期やサイズなどは、
アイコンの視覚的属性を変化させて表示することで容易
にユーザに把握させることができても、個々の文書ファ
イルに関して、それらの内容をユーザが現在どの程度記
憶しているかということについては、アイコンを見ただ
けでは判別することができない。
【0012】したがって、ユーザが、多数の文書ファイ
ルのなかから内容を忘れかけたものだけを選択して再学
習したいと思っても、現状では、文書ファイルを一つず
つ開いて記述内容を少し読み、それによってそれが再学
習すべき文書か否かを判断していかなければならないた
め、非効率で面倒であるといった問題があった。
【0013】この点に関して、上記の特開平7−366
57号公報記載の発明のように、文書ファイルの新旧に
応じてアイコンの色を順次変化させれば、アイコンの色
は、それに対応する文書ファイルの内容をユーザがどの
程度記憶しているかを把握するうえでのきわめて大雑把
な目安にはなりうる。
【0014】しかし、記憶量の推定という点で決して精
度の高いものではない。なぜなら、忘却は経過時間の長
さに比例して進行するわけではないし、また、文書の内
容によって忘却速度に大きな違いが生じるからである。
【0015】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、ユーザが文書の内容をどの程度覚えているか
といった記憶量を一目で把握させる記憶量表示装置を提
供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、ユーザの記憶量を表示する記憶量表示装
置において、忘却の速さを規定する忘却速度値を生成す
る忘却速度値生成手段と、ユーザが文書を参照し終わっ
てから現在までの経過時間を計時する経過時間計時手段
と、前記忘却速度値と、前記経過時間と、から前記ユー
ザが前記文書の内容を現在どの程度記憶しているかとい
う記憶量の推定を行う記憶量推定手段と、推定された前
記記憶量を視覚的に表現した記憶量オブジェクトを生成
し表示する記憶量オブジェクト生成表示手段と、前記文
書と前記文書の属性データ及び前記記憶量オブジェクト
を表示するのに必要なデータを保存して管理するデータ
管理手段と、を有することを特徴とする記憶量表示装置
が提供される。
【0017】ここで、忘却速度値生成手段は、忘却の速
さを規定する忘却速度値を生成する。経過時間計時手段
は、ユーザが文書を参照し終わってから現在までの経過
時間を計時する。記憶量推定手段は、忘却速度値と、経
過時間と、からユーザが文書の内容を現在どの程度記憶
しているかという記憶量の推定を行う。記憶量オブジェ
クト生成表示手段は、推定された記憶量を視覚的に表現
した記憶量オブジェクトを生成し表示する。データ管理
手段は、文書と文書の属性データ及び記憶量オブジェク
トを表示するのに必要なデータを保存して管理する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明である記憶量表示装
置の第1の実施の形態の原理図である。忘却速度値生成
手段11は、忘却の速さを規定する忘却速度値を生成す
る。経過時間計時手段12は、時計と日時記録部から構
成され、文書(文書ファイル)をユーザが参照し終わっ
てから現在までの経過時間を計時する。
【0019】記憶量推定手段13は、忘却速度値と、経
過時間と、からユーザが文書ファイルを現在どの程度記
憶しているかという記憶量の推定を行う。記憶量オブジ
ェクト生成表示手段14は、推定された記憶量を視覚的
に表現した記憶量オブジェクトを生成し表示する。
【0020】データ管理手段15は、文書ファイルを含
めた種々のファイルデータ、それに関連するファイル属
性データ(例えば、ファイルのアドレス、タイトル、ア
プリケーションの種類、容量、作成日時など)、記憶量
オブジェクト作成に関するデータなど、様々なデータを
保存し管理する。
【0021】次に概略動作について説明する。図2は第
1の実施の形態の概略動作の流れを示すフローチャート
である。 〔S1〕表示部16は、ユーザが作成した文書ファイル
や、通信網などを介して外部から取り込んだ文書ファイ
ルなど、をウインドウやアイコンとして表示する。 〔S2〕データ管理手段15は文書ファイルを保存す
る。 〔S3〕忘却速度値生成手段11は、忘却速度値を生成
し、データ管理手段15の保存する文書ファイルに付与
する。 〔S4〕経過時間計時手段12は、忘却速度値が付与さ
れた文書ファイルに対して、それらが保存された日時、
またはそれらが検索されてウインドウとして表示部16
に表示されたことがある場合には、その最新の表示日時
を計時して記録する。
【0022】さらに、現在日時を計時して、文書ファイ
ルが最後にウインドウとして表示されてから(もしくは
最初に保存されてから)現在までの経過時間の算定を行
う。 〔S5〕記憶量推定手段13は、忘却速度値生成手段1
1によって生成された忘却速度値と経過時間計時手段1
2によって獲得された経過時間から、保存された文書フ
ァイルの現在の記憶量M(i)を算定する。 〔S6〕記憶量オブジェクト生成表示手段14は、記憶
量推定手段13により推定された記憶量にもとづいて、
視覚的に表現した記憶量オブジェクトを生成し表示す
る。第1の実施の形態では記憶量の違いにもとづいて、
アイコン画像上に貼付すべき記憶量インディケータタグ
付きアイコンを生成し表示する。
【0023】すなわち、データ管理手段15から文書フ
ァイル(i)に対応するファイル名、アイコン画像、及
び貼付すべきタグ画像を呼び出して合成し、記憶量イン
ディケータ付きアイコン画像を生成する。生成された記
憶量インディケータ付きアイコンは、表示部16を介し
てユーザに表示される。
【0024】次に記憶量インディケータ付きアイコンに
ついて説明する。図3は記憶量インディケータ付きアイ
コンの一例を示す図である。記憶量インディケータ付き
アイコン14a〜14eは、アイコンと、インディケー
タ付きのタグから構成される。そして、インディケータ
の目盛りは記憶量のパーセンテージを示し、インディケ
ータの色は記憶量が50%以上なら青、50%未満なら
赤になる。
【0025】例えば、記憶量インディケータ付きアイコ
ン14aは記憶量100%(完全に記憶している)で、
インディケータの色は青である。記憶量インディケータ
付きアイコン14dは記憶量30%(ほとんど忘れてい
る)で、インディケータの色は赤となっている。
【0026】このようなインディケータを見ることで、
ユーザはその文書ファイルの内容を現在どの程度自分が
記憶しているかを即座に知ることができる。次にファイ
ル属性情報を格納する情報テ−ブルについて説明する。
図4は情報テ−ブルを示す図である。情報テーブル15
aは、ファイル名、ファイルのアドレス、アイコン画像
のアドレス、忘却速度値、作成日時、参照日時、経過日
数、記憶量、貼り付けタグの種類、アイコンの表示位置
(XY座標)の10個の属性情報を格納するためのもの
であり、データ管理手段15で管理される。なお、図で
は、すでに3つのファイルが登録されている。
【0027】次に忘却速度値設定パネルについて説明す
る。図5は忘却速度値設定パネルを示す図である。忘却
速度値設定パネル16−1は、忘却速度値をユーザが設
定できるスライダ16aと、縦軸に記憶量(%)及び横
軸に日数をとった忘却曲線図16bと、数個の設定スイ
ッチと、で構成される。
【0028】このような忘却速度値設定パネル16−1
に対し、ユーザはスライダ16aの位置をキーボードや
マウス等から移動させて忘却速度値を設定できる。次に
忘却速度値について説明する。図6はスライダ16aの
設定位置から忘却速度値を求めるための変換テ−ブルで
ある。変換テ−ブル11aはスライダ16aの設定位置
と、忘却速度値(α)の項目からなる。
【0029】スライダ16aの設定位置1〜9に対して
忘却速度値(α)が対応しており、スライダ16aの設
定位置数が大きくなるほど忘却速度値(α)が高くなっ
ている。
【0030】例えば、スライダ16aの設定位置が1な
らば忘却速度値(α)は0.00625であるから、登
録した文書は忘れにくいということになる。また、スラ
イダ16aの設定位置が9ならば忘却速度値(α)は
1.6であるから非常に忘れやすいということになる。
【0031】次にエントリ処理について説明する。な
お、以下の処理は、図1には特に図示しないマイクロコ
ンピュータ(以下、処理部)がRAMをワークエリアと
して、またROMなどに記憶された制御プログラムを実
行するかたちで実現される。この処理部は、例えば、コ
ンピュータなどの情報処理システムに備えられたキーボ
ードやマウスなどからの指示にもとづいて作動する。
【0032】エントリ処理は、記憶量の表示をしたいと
思う文書ファイルを本発明の記憶量表示装置に新規に登
録する際の処理である。第1の実施の形態では、エント
リ処理の終了した直後の文書ファイルは、記憶量100
%を示す記憶量インディケータタグを貼付したアイコン
として表示される。図7、図8はエントリ処理の処理手
順を示すフローチャートである。 〔S10〕エントリ処理が表示部16から指示される。 〔S11〕文書ファイルを設定する。 〔S12〕処理部は、データ管理手段15に対して、対
象ファイルの内容を格納するとともに、アイコンの表示
に必要となるファイル属性情報を格納するための情報テ
ーブル15aを作成する。 〔S13〕処理部は、ファイル名、ファイルのアドレ
ス、アイコン画像のアドレスをそれぞれこの情報テーブ
ル15aに設定する。 〔S14〕処理部は、データ管理手段15から、忘却速
度値設定パネル16−1を呼び出し、表示部16に表示
する。 〔S15〕忘却速度値設定パネル16−1上の適当な位
置にスライダ16aが設定されると、処理部は、その位
置情報を獲得し、忘却速度値生成手段11に送る。 〔S16〕忘却速度値生成手段11は、変換テ−ブル1
1aを参照して位置情報から忘却速度値(α)を獲得す
る。 〔S17〕処理部はこれを情報テーブル15aの忘却速
度値の欄に設定する。 〔S18〕経過時間計時手段12に備えられた時計が現
在日時を獲得する。 〔S19〕処理部はデータ管理手段15内に設定された
情報テーブル15aの作成日時欄および参照日時欄に作
成日時および参照日時を設定する。すなわち、エントリ
処理では、作成日時と参照日時の各欄には同じ時間デー
タが設定される。 〔S20〕処理部は、経過日数の初期値(Di=0)を
情報テーブル15aの経過日数欄に、記憶量の初期値
(Mi=1.0)を同テーブルの記憶量の欄に、さらに
タグの種類名(Tag 1=100%、青い目盛り)を同テ
ーブルのタグの種類欄にそれぞれ設定する。 〔S21〕上記の一連のファイル属性情報の設定処理が
終わると、処理部は、情報テーブル15aをいったんデ
ータ管理手段15に保存する。 〔S22〕処理部は、先に情報テーブル15a内に格納
したファイルのアドレスを参照し、そのファイルに対応
したアイコンを表示する必要があるか否かを判定する。
もしアイコンを表示する必要がなければ、ここで処理を
終える。一方、アイコンを表示する必要がある場合に
は、後述のアイコン表示処理を実行する。
【0033】次にアイコン表示処理について説明する。
図9は記憶量インディケータタグ付きアイコンを表示す
る際の処理の流れを示すフローチャートである。 〔S30〕処理部はアイコン表示の指示を受け取る。 〔S31〕処理部はデータ管理手段15の情報テーブル
15aに格納されている属性情報を読み込み、アイコン
画像のアドレスとタグの種類を参照して、それぞれのア
イコン画像と記憶量を表示するタグ画像とをデータ管理
手段15から獲得し、それらを記憶量オブジェクト生成
表示手段14に送る。 〔S32〕記憶量オブジェクト生成表示手段14は、ま
ずアイコン画像上の規定された位置にタグ画像を転記し
て貼付することにより、記憶量インディケータタグが付
いたアイコン合成画像を得る。 〔S33〕記憶量オブジェクト生成表示手段14はファ
イル名を情報テーブル15aから獲得して、ステップS
32で得たアイコン合成画像のあらかじめ規定された下
部領域に転記した後合成して、ファイル名付きのアイコ
ン合成画像を得る。 〔S34〕記憶量オブジェクト生成表示手段14は、合
成されたアイコン画像の表示位置を決定して、表示部1
6に送るとともに、処理部は位置情報(XY座標)を情
報テーブル15aの表示位置欄に格納する。 〔S35〕表示部16は、記憶量インディケータタグと
ファイル名を付けたアイコンの合成画像を記憶量オブジ
ェクト生成表示手段14から受け取り、それをステップ
S34で決定された位置に表示する。 〔S36〕表示すべきアイコンがあるか否かを判定し、
もしもさらにアイコンを表示する必要があるなら、ステ
ップS31へ戻る。その必要がなければ、処理を終了す
る。
【0034】次にタグ画像決定テ−ブルについて説明す
る。図10はタグ画像決定テ−ブルを示す図である。タ
グ画像決定テ−ブル140は記憶量Mとタグの種類との
項目からなる。
【0035】タグ画像決定のルールについては、例え
ば、記憶量Mが0.85>M≧0.75であるならば、
Tag 3であり、記憶量が80%で青のインディケータと
なる。また、決定されたタグの種類は、情報テーブル1
5aの貼り付けタグの種類欄に、古いタグの種類名と置
換されるかたちで設定される。
【0036】次に保存ファイルの記憶量の更新処理につ
いて説明する。エントリー処理を終えた直後のアイコン
は、記憶量100%を示すインディケータタグを付けて
いるが、この目盛りは、そのアイコンに対応するファイ
ルの内容が参照されないかぎり、時間の経過とともに指
数関数的に目減りしていく。
【0037】また、ファイルに付与される記憶量がある
一定値(図10よりM=0.45)を下回ると、目盛り
の色も青から赤へ変化し、それによってユーザの注意が
忘却の危険性のあるファイルに向きやすくなるようにし
てある。このような目盛りの変化は、データ管理手段1
5に保存されたすべてのファイルに対して行われる記憶
量の更新処理によってもたらされるものである。
【0038】更新処理は、あらかじめ規定したスケジュ
ールに従って定期的に実行することも、さらにはアイコ
ンの表示要求が出される度に実行することも可能である
が、第1の実施の形態では、本装置が起動する度に更新
処理を行うものとする。図11は保存ファイルの記憶量
の起動時の更新処理の流れを示すフローチャートであ
る。 〔S40〕処理部は起動信号を検出する。 〔S41〕処理部は、データ管理手段15に保存された
ファイル(i)(第1行目)の情報テーブル15aの内
容を読み込む。 〔S42〕経過時間計時手段12に備えられた時計が現
在日時Tpを獲得する。 〔S43〕経過時間計時手段12は、現在日時から参照
日時の差(経過時間)を求め(D(i)=Tp −Tr
(i))、それを日数値に変換した後、その結果を記憶
量推定手段13に送るとともに、情報テーブル15aの
経過日数欄に設定する。 〔S44〕古い経過日数値を消去して、記憶量推定手段
13は、獲得した経過日数D(i)と、読み込んだ忘却
速度値α(i)を、次式に代入して、現在の記憶量M
(i)を求める。
【0039】
【数1】 M(i)=exp(−α(i)・D(i)) …(1) 例えば、図4に示した情報テーブル15aの第1行目に
格納された「アイデアメモ1」の記憶量は、exp(−
0.1×7.7)=0.463のように算定される。処
理部は、この計算結果を記憶量推定手段13より受け取
り、情報テーブル15aの記憶量の欄に古い記憶量と入
れ替えて設定するとともに、それを記憶量オブジェクト
生成表示手段14に送る。 〔S45〕記憶量オブジェクト生成表示手段14では、
獲得した記憶量を、図10で示したタグ画像決定テ−ブ
ル140と照合して、タグの種類を決定する。
【0040】例えば、上述の「アイデアメモ1」の記憶
量Mは0.463であり、これは0.55>M≧0.4
5に該当するので、タグの種類は、Tag 6(50%青)
に決定される。決定されたタグの種類は、情報テーブル
15aの貼り付けタグの種類欄に、古いタグの種類名と
置換されるかたちで設定される。 〔S46〕上記の一連の処理により新しい内容に更新さ
れたファイル(i)の情報テーブル15aは、データ管
理手段15に格納される。 〔S47〕処理部は、情報テーブル15aからファイル
(i)のアドレスを獲得して、アイコンを表示すべきか
否かの判定を行う。ここで、もしアイコンを表示する必
要があると判定された場合には、すでに説明したアイコ
ン表示処理を実行する。一方、その必要がない場合に
は、表示処理を行わずに、ステップS48に行く。 〔S48〕処理部は情報テーブル15aを参照すること
により、更新すべきファイルがまだあるかないかを判定
し、あれば次の(例えば、第2行目に格納された)ファ
イルに関する情報テーブル15a内の属性情報の更新処
理を行う。これを更新すべきファイルがなくなるまでス
テップS41へ戻って繰り返し、その後処理を終了す
る。
【0041】次にファイル参照後の更新処理について説
明する。ユーザが記憶量の低いアイコンを見つけて、そ
れをウインドウとして開き、内容を確認した後に閉じた
とする。この直後に、その文書の記憶量は初期値1.0
に更新され、アイコンは100%の記憶量インディケー
タタグを貼付したものに変化する。図12はファイル参
照後の更新処理の流れを示すフローチャートである。 〔S50〕処理部はマウスなどからファイル(i)に対
するウインドウ表示の終了信号を検出する。 〔S51〕表示部16に表示されているウインドウを閉
じる。 〔S52〕経過時間計時手段12は、内在する時計を使
って、ウインドウが閉じられた時の日時を獲得して処理
部に送り、処理部はそれをファイル(i)の情報テーブ
ル15aの参照日時欄に書き込む。この際、すでにそこ
に格納されている参照時間は消去される。 〔S53〕処理部は、さらに経過日数の初期値(Di=
0)を情報テーブルの経過日数欄に、記憶量の初期値
(Mi=1.0)を同テーブルの記憶量の欄に、さらに
タグの種類名(Tag 1=100%、青い目盛り)を同テ
ーブルのタグの種類欄にそれぞれ設定する。 〔S54〕設定後にファイル属性を情報テーブル15a
を格納する。 〔S55〕処理部は情報テーブル15a内に格納されて
いるファイル(i)のアドレスを参照することにより、
そのファイルに対応するアイコンを表示する必要がある
か否かを判定する。その結果、もしその必要がなけれ
ば、ここで処理を終える。一方、表示の必要がある場合
には、すでに説明したアイコン表示処理を実行して処理
を終える。
【0042】以上説明したように、第1の実施の形態
は、忘却速度値と経過時間の2つをパラメータとする指
数関数特性に従って記憶量の推定を行うとともに、アイ
コン画像に記憶量インディケータ画像を貼付して表示す
る構成とした。これにより、文書ファイルの内容をどの
程度記憶しているかということを、ユーザが即座に把握
することが可能になる。
【0043】次に本発明の第1の実施の形態をさらに詳
しく説明する。経験事象に対する記憶は、忘却曲線とし
てよく知られているように、一般的には、時間経過に対
して指数関数的に減衰する。すなわち、ある事象(i)
に関する記憶量M(i)は、上述した式(1)として表
現することができる。
【0044】したがって、その事象(i)に特有で、そ
の忘却速度を規定する定数α(i)と、その事象(i)
を経験してからの経過時間Dがわかれば、ある事象
(i)に関するある経過時間における記憶量M(i)を
求めることができる。
【0045】第1の実施の形態における文書ファイルに
関する記憶量の推定は、この知見に立脚したものであ
る。まず、忘却速度値生成手段11は、保存すべき文書
ファイル(i)の内容に応じて、忘却速度を規定する定
数α(i)を生成する。
【0046】ある文書ファイルに対して、どのような大
きさの定数α(i)を生成するかに関しては、その文書
を読んだユーザに、その内容の忘れやすさ(あるいは覚
えやすさ)を予想してもらい、その予想値から定数α
(i)を求めて生成する方式と、このような予想はユー
ザに要求せず、文書ファイルの種類の違いなどに応じて
自動的に適当な定数α(i)を割り振る方式とがありう
るが、とくにその方式について限定しない。
【0047】文書ファイルは忘却速度値が生成された後
に、データ管理手段15に保存される。経過時間計時手
段12は、式(1)のDを求めるものであり、文書ファ
イルがデータ管理手段15に保存された時から現在まで
の経過時間、もしくは文書ファイルの最も最近の表示か
ら現在までの経過時間を計時する。
【0048】記憶量推定手段13は、システム起動時や
ユーザの要求時に作動し、忘却速度値生成手段11によ
り生成された忘却速度値を示す定数α(i)と、経過時
間計時手段12により得られた経過時間Dを、式(1)
に代入することによって、データ管理手段15に保存さ
れた文書ファイルに対して、現在の記憶量の推定値であ
る記憶量を算定する。
【0049】こうして、データ管理手段15に保存され
た文書ファイルには、それぞれ適当な記憶量が付与され
ることになる。記憶量オブジェクト生成表示手段14
は、記憶量推定手段13により文書ファイルに付与され
た記憶量を、アイコン画像上に表示する。例えば、記憶
量を数値としてそのままアイコン画像上に貼り付けた
り、目盛りなどのグラフィック表現に変換した後、それ
をアイコン画像上に貼付したりする。また、記憶量の違
いに応じて、アイコンの色、動き、大きさ、透明度、傾
きなどの視覚属性を変化させることによって、記憶量を
表現することも可能である。
【0050】このような構成によれば、保存された文書
ファイルに対する記憶量の推定が、記憶が経過時間に対
して指数関数的に減衰していくことと、その減衰傾向が
ファイル内容の違いに応じて異なるという人間の記憶の
忘却特性に即してなされるということから、ユーザがあ
る文書ファイルの内容をどの程度よく記憶しているかと
いうことを比較的精度良く推定することが可能になる。
【0051】また、推定された記憶量を、文書ファイル
に対応するアイコン画像上に表現できるので、ユーザ
は、自分がどの程度その文書ファイルの内容を覚えてい
るかを、アイコンを見るだけで即座に把握することが可
能になる。
【0052】次に本発明の第2の実施の形態について説
明する。第2の実施の形態は、忘却速度値、経過時間、
累積参照回数の3つをパラメータとして、指数関数特性
にしたがって記憶量の推定を行うものである。また、第
1の実施の形態では、起動時に保存ファイルすべてに対
して記憶量の更新処理をおこなったが、第2の実施の形
態では、アイコンの表示要求がある度に表示の必要のあ
るファイルに対してのみ記憶量の更新処理を行う。
【0053】図13は本発明である第2の実施の形態の
原理図である。図1と同じ構成要素に対しては、同一符
号を付して説明は省略する。参照回数記録手段17は、
文書の累積参照回数をカウントして記録する。記憶量推
定手段13−1は忘却速度値と、経過時間と、累積参照
回数と、から記憶量の推定を行う。記憶量オブジェクト
生成表示手段14−1は、記憶量オブジェクトを生成す
るために、アイコンの色、大きさ、形などを変えるため
のさまざまな画像変換処理を施す。ここでは、算定され
た記憶量に応じて回転変換の量を変えた例を取り上げ
る。
【0054】次に記憶量に応じて回転するアイコンにつ
いて説明する。図14は記憶量に応じて回転するアイコ
ンを示す図である。図のアイコン画像14f〜14j
は、記憶量の低減に伴って傾きの度合いが増している。
【0055】例えば、アイコン14fは記憶量M=1.
0であり、この場合は回転していない。アイコン14j
は記憶量M=0.0であり、この場合は90°回転して
いる。
【0056】このようなアイコンの傾きの度合いを見る
ことで、ユーザはその文書ファイルの内容を現在どの程
度自分が記憶しているかを即座に知ることができる。次
にファイル属性情報を格納する情報テ−ブルについて説
明する。図15は情報テ−ブルを示す図である。情報テ
ーブル15bは、ファイル名、ファイル内容が保存され
ているアドレス(ファイルのアドレス)、アイコン画像
が格納されているアドレス(アイコンのアドレス)、忘
却速度値、作成日時、参照日時、参照回数、アイコンの
表示位置(XY座標)の8個の属性値を格納するための
ものであり、データ管理手段15で管理される。なお、
図では、すでに3つのファイルに関する属性値が格納さ
れている。
【0057】次にエントリ処理について説明する。図1
6、図17はエントリ処理の処理手順を示すフローチャ
ートである。 〔S60〕エントリ処理が表示部16から指示される。 〔S61〕文書ファイルを設定する。 〔S62〕処理部はデータ管理手段15に対して、対象
ファイルの内容を格納するとともに、アイコンの表示に
必要となるファイル属性情報を格納するための情報テー
ブル15bを作成する。 〔S63〕処理部は、ファイル名、ファイルのアドレ
ス、アイコン画像のアドレスをそれぞれ情報テーブル1
5bに設定する。 〔S64〕処理部はデータ管理手段15から忘却速度値
設定パネル16−1を呼び出し、表示部16に表示す
る。 〔S65〕処理部はユーザによって設定されたスライダ
16aの位置から位置情報を獲得し、忘却速度値生成手
段11に送る。 〔S66〕忘却速度値生成手段11は、変換テ−ブル1
1aを参照して位置情報から忘却速度値(α)を求め
る。 〔S67〕処理部はこれを情報テ−ブル15bの忘却速
度値の欄に設定する。 〔S68〕経過時間計時手段12に備えられた時計が現
在日時を獲得する。 〔S69〕処理部はデータ管理手段15内に設定された
情報テ−ブル15bの作成日時欄、参照日時欄に作成日
時、参照日時を設定する。すなわち、エントリ処理で
は、作成日時と参照日時の各欄には同じ時間データが設
定される。 〔S70〕参照記録手段17は参照回数Ni=0を設定
する。 〔S71〕上記の一連のファイル属性情報の設定処理が
終わると、処理部は情報テ−ブル15bをデータ管理手
段15に保存する。
【0058】次にアイコン表示処理について説明する。
第1の実施の形態とは異なり、まず記憶量の計算処理を
おこない、そこで得られた記憶量にもとづいてアイコン
画像に回転変換を施して表示する。図18は記憶量の低
減に伴って傾くアイコン画像を表示する際の処理手順を
示すフローチャートである。 〔S80〕処理部はアイコン表示の指示を受け取る。 〔S81〕表示すべき最初のファイル(i)に関する情
報テーブル15bの内容(属性情報)をデータ管理手段
15より読み出す。 〔S82〕経過時間計時手段12は、付属する時計を用
いて現在日時を獲得して、それを処理部に送る。 〔S83〕処理部は、獲得した現在日時から読み出した
参照日時を差し引き、その結果を日数値に換算して、経
過日時を算出する。 〔S84〕記憶量推定手段13−1は、読み出した情報
テーブル15bから忘却速度値α(i)と参照回数N
(i)、さらにステップS83で獲得した経過日時D
(i)を受け取り、次式にそれぞれを代入して、現在の
記憶量M(i)を算出する。
【0059】
【数2】 M(i)=exp( −(α(i)−N(i)・Δα(i))・D(i)) …(2) ただし、ここでΔα(i)はファイル(i)の内容を1
回参照(ウインドウ表示)したときにともなう学習効果
による増分を表し、この第2の実施の形態では、便宜的
に定数(0.01・α(i))で算出される。また、式
(2)において、α(i)−N(i)・Δα(i)の最
小値を0.001と規定する。
【0060】例えば、情報テ−ブル15bに示すファイ
ル「BS法の原理」の記憶量は、このファイルの経過日
時が、かりに7.06日だとすれば、忘却速度値α
(i)=0.025、参照回数N(i)=3であるか
ら、exp(−(0.025−3×0.01×0.02
5)×7.06)=0.8426のように算定される。 〔S85〕処理部は、この結果を受け取り、それを記憶
量オブジェクト生成表示手段14−1に送る。記憶量オ
ブジェクト生成表示手段14−1は、まず、その値を次
式に代入して、アイコン表示の際の回転角θ(i)を求
める。
【0061】
【数3】 θ(i)=90×(1−M(i)) …(3) 例えば、情報テ−ブル15bに示すファイル「BS法の
原理」に対応するアイコンの変換角は、記憶量が0.8
426なので、90×(1−0.8426)=14.1
7のように算定される。 〔S86〕処理部は、読み込んだ情報テーブル15bか
らアイコン画像のアドレスを参照して、データ管理手段
15からアイコン画像を獲得し、算出した回転角ととも
に、記憶量オブジェクト生成表示手段14−1に送る。 〔S87〕記憶量オブジェクト生成表示手段14−1で
は、アイコン画像を構成する各画素を次式にしたがって
半時計回りに回転移動(転記)し、傾いたアイコン画像
を得る。
【0062】
【数4】 X=x・cosθ(i)+y・sinθ(i) …(4a) Y=−x・sinθ(i)+y・cosθ(i) …(4b) ここで、XとYは、アイコン画像を構成するある画素
(x、y)がθ(i)回転した結果として得られる座標
である。 〔S88〕記憶量オブジェクト生成表示手段14−1は
アイコン画像を表示すべき位置を算出する。 〔S89〕記憶量オブジェクト生成表示手段14−1は
回転変換後のアイコン画像を表示部16に渡し、表示部
16がアイコン画像を表示する。 〔S90〕処理部はアイコン表示の指示を受けたファイ
ルがあるか否かを判定して、もしあれば該当するファイ
ルに関して、ステップS81からステップS89までの
一連の処理の実行を繰り返す。アイコンとして表示すべ
きアイコンがなくなったら処理を終了する。
【0063】次にファイル参照後の更新処理について説
明する。図19はファイル参照後の更新処理手順につい
て説明するフローチャートである。ユーザが大きく左に
傾いたアイコン(すなわち、記憶量の低いファイル)を
見つけて、その内容をウインドウとして開き内容を確認
した後に閉じたとする。この直後にそのファイルの記憶
量は1.0に更新され、アイコンは正立した状態で表示
されるようになる。図19は、この更新処理の流れを示
している。 〔S100〕処理部がウインドウ表示の終了信号を検出
する。 〔S101〕処理部は、該当するファイルのウインドウ
を閉じる。 〔S102〕経過時間計時手段12は、付属する時計を
用いて、現在時刻を獲得して処理部に送る 〔S103〕処理部はそれを情報テーブル15bの参照
日時の欄に設定する。この際、すでに格納されていた古
い参照日時のデータは消される。 〔S104〕参照回数記録手段17は、ウインドウ終了
信号を受け取ると、情報テーブル15bの参照回数欄に
格納されていた数値(回数)を参照し、それに1を加算
した値を新たな回数として参照回数欄に戻す。 〔S105〕処理部は情報テーブル15bを格納する。 〔S106〕引き続いてアイコンを表示する必要がある
場合には、上述したアイコン表示処理を行い、そうでな
ければ終了する。
【0064】以上説明したように、第2の実施の形態で
は、忘却速度値を示す定数α(i)と、経過時間Dに加
え、参照回数記録手段17によって提供される文書ファ
イル(i)の累積参照回数N(i)を考慮して記憶量を
推定する構成とした。
【0065】すなわち、記憶量を推定する際に、最初に
生成された忘却速度値を示す定数α(i)から累積参照
回数に応じた値を減じることで、よく参照される文書ほ
ど忘却速度が遅くなるようにした。
【0066】この記憶量の推定方式は、同じ事象に関す
る記憶が学習経験の量や回数が増えるほど強化されると
いう経験的事実(すなわち、学習・練習効果、あるいは
反復効果)を踏まえたものであるので、第1の実施の形
態よりもさらに正確な記憶量の推定が可能になる。
【0067】次に第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態は、保存した文書ファイルの内容に関
する記憶検査をユーザに対し実施し、その結果にもとづ
いて忘却量の大きさを規定する忘却速度値を随時変更し
ていく点に特徴がある。
【0068】したがって、ユーザ自身がエントリ時に忘
却速度値を予測、設定しなくとも、適切な忘却速度値を
漸近的に獲得することが可能になる。図20は第3の実
施の形態の原理図である。図1と同じ構成要素には同一
符号を付して説明は省略する。記憶検査手段18は文書
の内容に関する記憶の程度を検査する。忘却速度値変更
手段19は、記憶検査手段18の検査結果にもとづいて
忘却速度値生成手段11で求めた忘却速度値を変更す
る。
【0069】次に記憶検査手段18について説明する。
図21は記憶検査手段18の構成例1を示す図である。
構成例1である記憶検査手段18aは質問文生成手段1
8a−1と、回答獲得手段18a−2と、回答結果判定
手段18a−3とからなる。
【0070】質問文生成手段18a−1は記憶検査用の
質問文からなる検査画面を生成する。生成された質問文
は、表示部16によりユーザに表示される。回答獲得手
段18a−2は質問に対するユーザの回答を獲得する。
回答結果判定手段18a−3は、獲得された回答を、デ
ータ管理手段15にエントリ時に保存した答えと照合し
て、正答であるか誤答であるかの判定を行う。そして、
その結果を忘却速度値変更手段19に送信する。
【0071】図22は記憶検査手段18の構成例2を示
す図である。構成例2である記憶検査手段18bは質問
文生成手段18b−1と、主観的評定値獲得手段18b
−2と、からなる。
【0072】質問文生成手段18b−1は、記憶検査用
の質問文からなる検査画面を生成する。生成された質問
文は、表示部16によりユーザに表示される。主観的評
定値獲得手段18b−2は、表示された質問に対して、
ユーザが答えられるか否かを判定してそこからユーザの
記憶に関する主観的評価値を獲得する。そして、その結
果を忘却速度値変更手段19に送信する。
【0073】次に記憶検査手段18で記憶検査を行う際
に表示される検査画面であるポップアップウインドウに
ついて説明する。図23は記憶検査手段18aでのポッ
プアップウインドウの一例を示す図である。
【0074】ポップアップウインドウ16−2では、
「桜の花言葉の意味は?」という質問文が明示され、そ
の質問に対する回答をユーザが選択して入力できるよう
になっている。また、その回答が正しいか誤りであるか
を即座にフィードバックするようなユーザインタフェー
スが提供されている。
【0075】なお、ここでは、正答を選択する方式が採
用されているが、回答をタイプインして、正答とマッチ
ングすることによって回答が正しいか否かを判定すると
いう方式も可能である。
【0076】図24は記憶検査手段18bでのポップア
ップウインドウの一例を示す図である。ポップアップウ
インドウ16−3では、「遠隔会議システムでの視線一
致の実現技術を3つ以上答えなさい」という質問文が明
示されており、この質問に答えられるか否かにしたがっ
て、ユーザ自身が「おぼえている」か「忘れた」かを判
断して選択入力するためのユーザインタフェースが提供
されている。
【0077】図23、図24いずれの構成をとっても、
質問文はユーザ自身が作成する必要がある。図23の構
成では、客観的な記憶検査が可能であるが、ユーザ自身
が正答と質問文の内容に関連したもっともらしい選択肢
(選択肢問題の場合)も作成しなければならない。
【0078】次に記憶検査の結果にもとづいて忘却速度
値を変更するために使用するステップテ−ブルについて
説明する。図25はステップテ−ブルの一例を示す図で
ある。 例えば、ユーザの記憶検査後、評定結果が「お
ぼえている」ならば、忘却速度値を現状よりも1ステッ
プだけ小さな忘却速度値βに変更する。「忘れている」
ならば、現状よりも1ステップだけ大きな忘却速度値β
に変更する。
【0079】次にエントリ処理について説明する。な
お、アイコン表示処理とファイル参照後の更新処理は、
第1の実施の形態と同じなので説明は省略する。図2
6、図27はエントリ処理の処理手順を示すフローチャ
ートである。 〔S110〕エントリ処理が表示部16から指示され
る。 〔S111〕文書ファイルを設定する。 〔S112〕処理部は、データ管理手段15に対して、
対象ファイルの内容を格納するとともに、アイコンの表
示に必要となるファイル属性情報を格納するための情報
テーブルを作成する。 〔S113〕情報テーブルは、ファイル名、ファイルの
アドレス、アイコン画像のアドレス、質問文のアドレ
ス、忘却速度値、作成日時、参照日時、経過日数、記憶
量、貼付タグの種類、アイコンの表示位置(XY座標)
の11個の属性情報を格納する。そして処理部は、ファ
イル名、ファイルのアドレス、アイコン画像のアドレス
をそれぞれこの情報テーブルに設定する。 〔S114〕処理部は、データ管理手段15から、検査
画面を呼び出し、表示部16に表示する。この検査画面
は、ユーザに対して質問文の作成を促すメッセージと、
質問文を入力するための領域、完了ボタンからなる。
【0080】ユーザは、キーボードなどを用いて、エン
トリすべきファイルの内容に関連した質問文をこの入力
領域に入力する。なお、この質問文の形式は自由であ
り、例えば、「〜とはなにか?」とか、「〜について説
明せよ」などのようなものでよい。 〔S115〕ユーザの操作によって完了が指示された場
合、処理部は、作成された質問文をデータ管理手段15
に格納する。 〔S116〕質問文のアドレスを情報テーブルに登録す
る。 〔S117〕処理部は、忘却速度値の初期値として、あ
らかじめ規定したデフォルト値(第3の実施の形態で
は、βinitial =0.1)を情報テーブルに設定する。 〔S118〕経過時間計時手段12に備えられた時計が
現在日時を獲得する。 〔S119〕処理部はデータ管理手段15内に設定され
た情報テーブルの作成日時欄および参照日時欄に作成日
時および参照日時を設定する。すなわち、エントリ処理
では、作成日時と参照日時の各欄には同じ時間データが
設定される。 〔S120〕処理部は、経過日数の初期値(Di=0)
を情報テーブル15aの経過日数欄に、記憶量の初期値
(Mi=1.0)を同テーブルの記憶量の欄に、さらに
タグの種類名(Tag 1=100%、青い目盛り)を同テ
ーブルのタグの種類欄にそれぞれ設定する。 〔S121〕以上の一連のファイル属性情報の設定処理
が終わると、処理部は、情報テーブルをいったんデータ
管理手段15に保存する。 〔S122〕処理部は、先に情報テーブル内に格納した
ファイルのアドレスを参照し、そのファイルに対応した
アイコンを表示する必要があるか否かを判定する。もし
アイコンを表示する必要がなければ、ここで処理を終え
る。一方、アイコンを表示する必要がある場合には、上
述したアイコン表示処理を実行する。
【0081】次に保存ファイルの記憶量と忘却速度値の
更新処理について説明する。第3の実施の形態では、第
1の実施の形態と同様に、本装置が起動する度にすべて
の保存ファイルについて記憶量の更新処理を実行する。
また、この更新処理の結果、記憶量0.5以下に達した
ファイルに関しては、そのファイルの内容に関する質問
文を表示して、その質問にユーザが答えられた否かにし
たがって、忘却速度値の値に変更を加える。図28、図
29は起動時の更新処理の流れを示すフローチャートで
ある。 〔S130〕処理部は起動信号を検出する。 〔S131〕処理部はファイル(i)の情報テーブルの
内容を読み込む。 〔S132〕経時時間計時手段12は現在日時を獲得す
る。 〔S133〕経時時間計時手段12は経過日数を算定す
る。 〔S134〕この経過日数と情報テーブルに設定された
忘却速度値を次式に代入して記憶量M(i)を求める。
【0082】
【数5】 M(i)=exp( −β(i)・D(i)) …(5) ここで、D(i)は文書ファイルiが登録、あるいは参
照されてから現在までの経過日数、β(i)は忘却速度
値である。したがって、第1の実施の形態の場合と算定
方法自体は同じであるが、β(i)は、α(i)と異な
り、以下で述べる記憶検査手段18の処理結果にもとづ
いて随時変更される変動値である。 〔S135〕タグの種類を決定し設定する。 〔S136〕ステップS134で記憶量が算定される
と、処理部は記憶量をあらかじめ規定したしきい値(第
3の実施の形態ではM(θ)=0.5)と比較する。記
憶量が設定しきい値0.5以上の場合には、ステップS
144へ、そうでなければステップS137へ行く。 〔S137〕処理部は、情報テーブルに保管された質問
文のアドレスを参照して、データ管理手段15より質問
文を読み出す。 〔S138〕質問文の適当な表示位置を決定する。 〔S139〕表示部16は、ウインドウ表示用の画像と
質問文を結合して、記憶検査用のポップアップウインド
ウを表示する。 〔S140〕記憶検査用のポップアップウインドウから
ユーザの主観的評価値を獲得する。 〔S141〕主観的評価値獲得手段18b−2によって
獲得された回答の違いにもとづいて、忘却速度値変更手
段19は情報テーブルに設定されている忘却速度値を変
更する。この変更にはステップテーブル19aが用いら
れる。おぼえている場合はステップS142へ、忘れて
いる場合はステップS147へ行く。 〔S142〕忘却速度値変更手段19は忘却速度値を現
状よりも1ステップだけ小さな規定値に変更する。ただ
し、第3の実施の形態の場合、忘却速度値の最小値を
0.00625とし、この最小値に達した後にもなお
「おぼえている」と評定されたとしても、引き続きこの
値を用いる(ちなみに、この最小値では約55日後に記
憶量0.5に達する換算になる)。 〔S143〕記憶検査用ウインドウには、「内容確認」
ボタンが用意されておりユーザは「おぼえている」と評
価した場合でも、このボタンを押すことによって、文書
ファイルの内容を確認することができる。確認する場合
はステップS148へ、確認しない場合はステップS1
44へ行く。 〔S144〕属性情報が更新された情報テーブルをデー
タ管理手段15に格納する。 〔S145〕アイコンの表示が必要な場合には、第1の
実施の形態の場合と同じ処理の流れにしたがって、記憶
量インディケータ付きのアイコンの表示を行う。アイコ
ンの表示が不必要な場合には、ステップS146へ行
く。 〔S146〕処理部は、更新すべき保存ファイルがまだ
あるか否かを調べ、あるならステップS131に戻って
一連の更新処理を繰り返し、なければ処理を終了する。 〔S147〕忘却速度値変更手段19は、ステップテー
ブル19aを参照して、忘却速度値を現状よりも1ステ
ップだけ大きなものに変更する。ただし、忘却速度値の
最大値を1.6と規定して、たとえその後に「忘れた」
という評価を得たとしてもこの値が用いられる(ちなみ
に、この値は、約0.4日の経過で記憶量0.5に達す
る換算になる)。 〔S148〕「忘れた」という評定の場合には、文書フ
ァイルの内容がウインドウとして自動的に表示される。
すなわち、処理部は、情報テーブルに格納されているフ
ァイルのアドレスを参照して、データ管理部より文書フ
ァイルの内容を獲得する。 〔S149〕処理部は、ウインドウの表示位置を決定す
る。 〔S150〕処理部は、ファイル内容と表示位置情報を
表示部16に渡し、表示部16が文書内容をウインドウ
表示する。ウインドウ表示処理を終えると、ステップS
146へ行く。また、ファイルの内容がユーザによって
確認されて、ウインドウが閉じられると、上述の参照後
の更新処理がなされ処理が終了する。 以上説明したように、第3の実施の形態では、忘却速度
値β(i)と、経過時間Dに加え、文書ファイルの内容
に関する記憶検査の結果をも踏まえて記憶量の推定を行
う構成とした。
【0083】すなわち、記憶量検査手段18は、ユーザ
に対して文書ファイルの内容に関する記憶の程度を査定
するための検査を実施する。この検査結果にもとづいて
忘却速度値変更手段19は、忘却速度生成手段11によ
って生成された忘却速度を規定する定数β(i)の値を
変更する。
【0084】これによって過去に回答できた文書ファイ
ルに対しては、忘却速度が遅くなるように、また回答で
きなかった文書ファイルに対しては忘却速度が速くなる
ように調整することが可能になり、これを繰り返すこと
でユーザの現実の記憶レベルにきわめて近い記憶量に漸
次接近することができる。
【0085】なお、上記の第3の実施の形態では、忘却
速度値βは、おぼえているか忘れたかの二者択一的な評
定結果に応じて、1ステップずつ増減するように設定し
たが、記憶検査手段18を多段階評定を許すように設定
すれば、(例えば「完全に忘れた」〜「完全におぼえて
いる」を両極とする5段階評価など)、βを一度に2ス
テップ以上増減させることができ、その結果、適切な忘
却速度値をより速く獲得することが可能になる。
【0086】次に第4の実施の形態について説明する。
図30は第4の実施の形態の原理図である。図1と同じ
構成要素には同一符号を付して、その説明は省略する。
表示判定手段20は、記憶量推定手段13によって推定
された記憶量M(i)を設定した表示しきい値M( θ)
と比較して、そのしきい値よりも小さな記憶量を持った
文書ファイルをすべて検出する。
【0087】そして、それらのファイルに対応するアイ
コンがデスクトップ上にない場合には、記憶量インディ
ケータタグの付いたショートカットアイコン(アイコン
の写し)を生成するように、記憶量オブジェクト生成表
示手段14に指示する。
【0088】また、表示しきい値設定手段21は、表示
しきい値M( θ) の設定と変更とを行う。これは、しき
い値設定用パネルを表示部16に表示して、マウスやキ
ーボードなどの入力装置を使ってユーザがしきい値を入
力できるようなユーザインタフェースを提供することに
よって実現される。
【0089】これら2つの構成要素を付加することによ
り、第4の実施の形態では、データ管理手段15に保存
された文書ファイルの中から、例えば記憶量が0.3以
下のもの、すなわち、忘却の危険性に大きいものだけを
すべて検出して、それらのファイルに対応したショート
カットアイコンをデスクトップに表示することができ
る。また、対応する文書をデスクトップ上に表示しても
よい。
【0090】これにより、例えば、ディレクトリ階層の
下部に保存されている文書ファイルも、ユーザが忘れそ
うになった時点にタイミングよく表示され、文書内容の
忘却の回避ができ、効果的な学習を行うことが可能にな
る。
【0091】また、第4の実施の形態のエントリー処理
と記憶量インディケータタグ付きアイコンの表示処理の
流れは、第1の実施の形態で説明したものと同じなので
省略し、起動時の更新処理とそれに続くデスクトップへ
のショートカットアイコンの表示処理、及び参照後の更
新処理とそれに続くデスクトップからのショートカット
アイコンの消去処理について説明する。
【0092】なお、以下の説明では、表示しきい値M(
θ) =0.3とし、この値が表示しきい値設定手段部2
1を介して表示判定手段20に設定されているものとす
る。また、ショートカットアイコンの形態は、アイコン
の写しであることを明示するタグ画像(例えば、「C」
のマーク)をアイコン画像上に貼付したものであるとす
る。
【0093】図31は起動時の更新処理の流れを示した
フローチャートである。なお、ステップS160からス
テップS165までの処理の流れは、図11で説明した
第1の実施の形態の更新処理と全く同じである。 〔S160〕処理部は起動信号を検出する。 〔S161〕処理部はデータ管理手段15に保存された
ファイルの情報テ−ブルの内容を読み込む。 〔S162〕経過時間計時手段12は、現在日時を獲得
する。 〔S163〕経過時間計時手段12は、経過日数を算出
して情報テ−ブルに設定する。 〔S164〕記憶量推定手段13は記憶量を推定して情
報テ−ブルに設定する。 〔S165〕記憶量オブジェクト生成表示手段14は、
タグの種類を決定する。 〔S166〕処理部は情報テーブルのファイルのアドレ
スを参照して、そのファイルの置き場所を調べ、アイコ
ンがデスクトップ上に置かれているか否かを判断する。
アイコンがデスクトップ上に置かれている場合には、上
述のアイコン表示処理を行い、記憶量インディケータタ
グ付きアイコンをデスクトップ上に表示する。このアイ
コンの表示処理が終えたら、ステップS168に進む。
【0094】一方、アイコンがデスクトップ上に置かれ
ていない場合は、ステップS167へ行く。 〔S167〕処理部は、ステップS164で獲得した記
憶量M(i)と、表示しきい値設定手段21を介して表
示判定手段20に設定された表示しきい値M( θ) =
0.3とを比較する。その結果、M(i)<0.3なら
ば、後述の記憶量インディケータタグ付きショートカッ
トアイコンのデスクトップへの表示処理を行う。M
(i)≧0.3の場合はステップS168へ行く。 〔S168〕処理部は情報テ−ブルをデータ管理手段1
5に設定する。 〔S169〕情報テ−ブルを参照して更新すべきファイ
ルがあるかどうかを判定し、あればステップS161へ
戻り、なければ終了する。
【0095】次にショートカットアイコンの表示処理に
ついて説明する。図32はショートカットアイコンの表
示処理の流れを示すフローチャートである。 〔S170〕ショートカットアイコンの表示が指示され
る。 〔S171〕処理部はショートカットアイコン作成のロ
グを情報テーブル15aに設定する。 〔S172〕処理部はショートカットアイコンであるこ
とを明示するタグ画像(例えば、「C」のマーク)をデ
ータ管理手段15より獲得する。 〔S173〕記憶量オブジェクト生成表示手段14はア
イコン画像を読み込む。 〔S174〕記憶量オブジェクト生成表示手段14は記
憶量表示タグ画像の読み込む。 〔S175〕記憶量オブジェクト生成表示手段14はア
イコン画像上の規定された位置にショートカットアイコ
ンであることを明示するタグ画像と記憶量表示タグ画像
の2つのタグ画像をそれぞれ転記して貼付することによ
り記憶量インディケータタグが付いたショートカットア
イコン画像を生成する。 〔S176〕記憶量オブジェクト生成表示手段14はフ
ァイル名を情報テ−ブルから獲得してアイコン合成画像
のあらかじめ規定された下部領域に転記した後、合成し
てファイル名付きのアイコン合成画像を生成する。 〔S177〕処理部は表示位置を確定し、情報テ−ブル
へ設定する。なお、ショートカットアイコンの表示場所
が、ディレクトリの第1階層であるデスクトップ領域に
なるようにあらかじめ規定しておく。 〔S178〕記憶量オブジェクト生成表示手段14は記
憶量表示タグとファイルのついたショートカットアイコ
ンを表示する。
【0096】次に文書ファイル参照後のショートカット
アイコンの消去処理について説明する。図33は文書フ
ァイル参照後になされる記憶量の初期化処理とショート
カットアイコンの消去処理の流れを示すフローチャート
である。
【0097】デスクトップ上に記憶量0.3未満の文書
ファイルに対応する記憶量インディケータ付きのショー
トカットアイコンが表示された後、ユーザがウインドウ
を開き、その内容を確認してからウインドウを閉じたと
する。第1の実施の形態でも述べたように、そうした場
合には、記憶量M(i)を1.0に初期化する更新処理
が実行されるが、第4の実施の形態では、それに加えて
デスクトップ上に表示したショートカットアイコンを消
去する処理も合わせて実行される。 〔S180〕処理部はウインドウ表示終了信号の検出す
る。 〔S181〕表示部16に表示されているウインドウを
閉じる。 〔S182〕経過時間計時手段12は現在日時、参照日
時を獲得する。 〔S183〕処理部は経過日数、記憶量、タグ種類名を
情報テ−ブルに設定する。 〔S184〕処理部はデスクトップ上に参照した文書フ
ァイルに対応したショートカットアイコンがあるか否か
を、情報テーブルにショートカットアイコン作成のログ
の有無を調べることで判定する。ショートカットアイコ
ンがデスクトップ上にあると確認された場合には、ステ
ップS185へ行く。そうでなければステップS188
へ行く。 〔S185〕記憶量オブジェクト生成表示手段14はシ
ョートカットアイコンをデスクトップから消去する。 〔S186〕処理部は情報テーブルのショートカットア
イコン作成のログも消去する。 〔S187〕処理部は情報テーブルをデータ管理手段1
5に設定してから、処理を終える。 〔S188〕ウインドウを閉じた後、アイコンを表示す
る必要があるか否かを、情報テーブルのファイルのアド
レスを参照することによって判定する。表示の必要があ
る場合には、上述のアイコン表示処理を行う。表示する
必要がなければ、ステップS187へ行く。
【0098】以上説明したように、第4の実施の形態
は、記憶量推定手段13によって推定された記憶量の大
きさにもとづいて、デスクトップ上にアイコンが置かれ
ていない保存文書ファイルに対して、ショートカットア
イコンをデスクトップ上に表示したり、文書内容をポッ
プアップウインドウとして表示するか否かの判定を行う
構成とした。これにより、例えばディレクトリ階層の下
部に保存されている文書ファイルも、ユーザが忘れそう
になった時点にタイミングよく表示することが可能にな
り、文書内容の忘却を回避し、効果的な学習を行うこと
が可能になる。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の記憶表示
装置は忘却速度値と、経過時間と、からユーザの記憶量
を推定し、この記憶量を記憶量オブジェクトとして表示
する構成とした。これによりユーザは文書をどの程度記
憶しているかということを即座に把握することが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明である記憶量表示装置の第1の実施の形
態の原理図である。
【図2】第1の実施の形態の概略動作の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図3】記憶量インディケータ付きアイコンの一例を示
す図である。
【図4】情報テ−ブルを示す図である。
【図5】忘却速度値設定パネルを示す図である。
【図6】スライダの設定位置から忘却速度値を求めるた
めの変換テ−ブルである。
【図7】エントリ処理の処理手順を示すフローチャート
である。
【図8】エントリ処理の処理手順を示すフローチャート
である。
【図9】記憶量インディケータタグ付きアイコンを表示
する際の流れを示すフローチャートである。
【図10】タグ画像決定テ−ブルを示す図である。
【図11】保存ファイルの記憶量の起動時の更新処理の
流れを示すフローチャートである。
【図12】ファイル参照後の更新処理の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図13】本発明である第2の実施の形態の原理図であ
る。
【図14】記憶量に応じて回転するアイコンを示す図で
ある。
【図15】情報テ−ブルを示す図である。
【図16】エントリ処理の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図17】エントリ処理の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図18】記憶量の低減に伴って傾くアイコン画像を表
示する際の処理手順を示すフローチャートである。
【図19】ファイル参照後の更新処理手順を示すフロー
チャートである。
【図20】第3の実施の形態の原理図である。
【図21】記憶検査手段の構成例1を示す図である。
【図22】記憶検査手段の構成例2を示す図である。
【図23】記憶検査手段でのポップアップウインドウの
一例を示す図である。
【図24】記憶検査手段でのポップアップウインドウの
一例を示す図である。
【図25】ステップテーブルの一例を示す図である。
【図26】エントリ処理の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図27】エントリ処理の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図28】起動時の更新処理の流れを示すフローチャー
トである。
【図29】起動時の更新処理の流れを示すフローチャー
トである。
【図30】第4の実施の形態の原理図である。
【図31】起時時の更新処理の流れを示すフローチャー
トである。
【図32】ショートカットアイコンの表示処理の流れを
示すフローチャートである。
【図33】文書ファイル参照後になされる記憶量の初期
化処理とショートカットアイコンの消去処理の流れを示
すフローチャートである。
【符号の説明】 11 忘却速度値生成手段 12 経過時間計時手段 13 記憶量推定手段 14 記憶量オブジェクト生成表示手段 15 データ管理手段 16 表示部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザの記憶量を表示する記憶量表示装
    置において、 忘却の速さを規定する忘却速度値を生成する忘却速度値
    生成手段と、 ユーザが文書を参照し終わってから現在までの経過時間
    を計時する経過時間計時手段と、 前記忘却速度値と、前記経過時間と、から前記ユーザが
    前記文書の内容を現在どの程度記憶しているかという記
    憶量の推定を行う記憶量推定手段と、 推定された前記記憶量を視覚的に表現した記憶量オブジ
    ェクトを生成し表示する記憶量オブジェクト生成表示手
    段と、 前記文書と前記文書の属性データ及び前記記憶量オブジ
    ェクトを表示するのに必要なデータを保存して管理する
    データ管理手段と、 を有することを特徴とする記憶量表示装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶量オブジェクト生成表示手段
    は、前記記憶量オブジェクトとして、前記記憶量の度合
    いを示す記憶量インディケータタグ付きのアイコン画像
    を生成し表示することを特徴とする請求項1記載の記憶
    量表示装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶量オブジェクト生成表示手段
    は、前記記憶量オブジェクトとして、前記記憶量の低減
    に伴って傾きの度合いが増していくアイコン画像を生成
    し表示することを特徴とする請求項1記載の記憶量表示
    装置。
  4. 【請求項4】 前記ユーザによる前記文書の累積参照回
    数をカウントして記録する参照回数記録手段をさらに含
    むことを特徴とする請求項1記載の記憶量表示装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶量推定手段は、前記忘却速度値
    と、前記経過時間と、前記累積参照回数と、から前記記
    憶量の推定を行うことを特徴とする請求項4記載の記憶
    量表示装置。
  6. 【請求項6】 前記文書の内容に関する記憶の程度を検
    査する記憶検査手段と、前記記憶検査手段の検査結果に
    もとづいて、前記忘却速度値を変更する忘却速度値変更
    手段と、をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の
    記憶量表示装置。
  7. 【請求項7】 前記記憶量推定手段は、変更後の前記忘
    却速度値と、前記経過時間と、から前記記憶量の推定を
    行うことを特徴とする請求項6記載の記憶量表示装置。
  8. 【請求項8】 前記記憶量推定手段によって推定された
    記憶量があらかじめ定められたしきい値よりも小さいと
    判定した場合は、前記記憶量に対応する前記記憶量オブ
    ジェクトの写し、または前記文書、の少なくとも一方を
    起動画面上へ表示させることを特徴とする表示判定手段
    をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の記憶量表
    示装置。
JP14365297A 1997-06-02 1997-06-02 記憶量表示装置 Pending JPH10333861A (ja)

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