JPH1033589A - 吸収性物品 - Google Patents
吸収性物品Info
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- JPH1033589A JPH1033589A JP8199017A JP19901796A JPH1033589A JP H1033589 A JPH1033589 A JP H1033589A JP 8199017 A JP8199017 A JP 8199017A JP 19901796 A JP19901796 A JP 19901796A JP H1033589 A JPH1033589 A JP H1033589A
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Abstract
ィット性が保持され、液吸収容量の大きい吸収性物品を
提供すること。 【解決手段】 装着者に当接される液透過性の表面シー
ト11、液不透過性の裏面シート12、及び該表面シー
ト11と該裏面シート12との間に介在された液保持性
の吸収部13を有する吸収性物品10であって、上記吸
収部13は、上層吸収体13aと、該上層吸収体13a
の非肌当接面側に配設された下層吸収体13bとを備
え、該上層吸収体13aは、該下層吸収体13bと独立
して形成され且つ該下層吸収体13bと実質的に非接触
状態に配設され、上記下層吸収体13bに対して幅方向
に位相変化自在に、表面シート11により被覆されてい
る。
Description
使い捨ておむつ、失禁者用パッド、外科用パッド等の、
液透過性の表面層、液不透過性の裏面層、及び該表面層
と該裏面層との間に介在された液保持性の吸収部を有す
る吸収性物品に関し、更に詳しくは、装着時に装着者の
動作に影響されることなく良好なフィット性が保持さ
れ、液吸収容量の大きい吸収性物品に関する。
に、生理用ナプキンや使い捨ておむつ等の吸収性物品と
して、液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シー
ト、及び該表面シートと該裏面シートとの間に介在され
た液保持性の吸収部を有する吸収性物品はよく知られて
いる。この様な吸収性物品は、血液、尿等の体液の漏出
部分に良好にフィットし、漏れなく吸収及び保持できる
ことが要求される。
ットし、漏れなく吸収及び保持できる吸収性物品とし
て、従来より、吸収部を、下層吸収体と、該下層吸収体
よりも幅狭の上層吸収体とにより構成し、装着者の当接
部に合った形状で当接することによりズレを回避すると
ともに幅方向中央部における液吸収容量を増加させたも
のが知られている。このような、吸収部を上下2層の構
造とした吸収性物品としては、特公平5−73419号
公報に記載のものや、実開平5−24025号公報に記
載のものがある。特公平5−73419号公報に記載の
吸収性物品では、上層吸収体と下層吸収体とは個別に表
面シートにより被覆され、長手方向両端部において互い
に固定されている。実開平5−24025号公報に記載
の吸収性物品では、上層吸収体と下層吸収体とは個別に
表面シートにより被覆され、長手方向両端部及び長手方
向中央部において接着固定されている。
下のような問題点がある。即ち、特公平5−73419
号公報に記載の吸収性物品では、装着者の動作により、
長手方向中央部において上層吸収体と下層吸収体との幅
方向の相対的位置がずれてそのまま戻らず、体液が偏っ
て吸収・分布されて漏れを生じる場合がある。実開平5
−24025号公報に記載の吸収性物品では、上層吸収
体と下層吸収体とが一体となっているために、装着者の
動作が激しい場合等には、吸収体全体がずれてしまい、
漏れを生じるおそれがある。
の動作に影響されることなく良好なフィット性が保持さ
れ、液吸収容量の大きい吸収性物品を提供することにあ
る。
される液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シー
ト、及び該表面シートと該裏面シートとの間に介在され
た液保持性の吸収部を有する吸収性物品において、上記
吸収部は、上層吸収体と、該上層吸収体の非肌当接面側
に配設された下層吸収体とを備え、該上層吸収体は、該
下層吸収体と独立して形成され且つ該下層吸収体と実質
的に非接触状態に配設され、上記下層吸収体に対して幅
方向又は長手方向に位相変化自在に、上記表面シートに
より被覆されていることを特徴とする吸収性物品を提供
することにより、上記目的を達成したものである。
形態を図面を参照しながら具体的に説明する。図1は、
本発明の吸収性物品の第1の実施形態としての生理用ナ
プキンを示す斜視図、図2は図1の生理用ナプキンの幅
方向断面図である。
者に当接される液透過性の表面シート11、液不透過性
の裏面シート12、及び該表面シート11と該裏面シー
ト12との間に介在された液保持性の吸収部13を有す
る。この構成については従来の公知技術と同じである。
では、図1又は図2に示すように、上記吸収部13は、
上層吸収体13aと、該上層吸収体13aの非肌当接面
側に配設された下層吸収体13bとを備え、該上層吸収
体13aは、該下層吸収体13bと独立して形成され且
つ該下層吸収体13bと実質的に非接触状態に配設さ
れ、上記下層吸収体13bに対して幅方向又は長手方向
に位相変化自在に、上記表面シート11により被覆され
ている。
吸収体13aは、2枚の吸収シートを重ねて2層に形成
されている。下層吸収体13bは、1枚の吸収シートに
より1層に形成されている。
上層吸収体13aに当接されており、更に上記上層吸収
体13aの左右両側縁に沿って上記上層吸収体13aと
下層吸収体13bとの間に折り込まれて、上層吸収体1
3aにおける下層吸収体13b側の幅方向中央部13
a’を除く表面を被覆している。この表面シート11
は、上層吸収体13aと下層吸収体13bとの間におい
て折り返されて連設部11cが形成されており、上層吸
収体13aと下層吸収体13bとは、この連設部11c
を介して実質的に非接触状態に配設されている。更に表
面シート11は、連設部11cから側縁部11d,11
dにかけてが下層吸収体13bにおける上層吸収体13
a側の表面に面接され、下層吸収体13bにおける上層
吸収体13a側の幅方向中央部13b’を除く上層吸収
体13a側の表面を被覆している。尚、上層吸収体13
aと下層吸収体13bとが「実質的に非接触状態に配設
されている」とは、上層吸収体13aの下層吸収体13
bに対する位相変化を妨げない程度に非接触状態である
ことをいい、例えば、上層吸収体13aの中央部が垂下
変形して下層吸収体13bと一部接触する場合等は実質
的に非接触状態であるうちに含まれる。
2に接着固定されており、下層吸収体13bの周囲にお
いて、表面シート11と裏面シート12とが固着されて
いる。生理用ナプキン10の縁端部においては、表面シ
ート11は折曲状態のまま裏面シート12に固着されて
いる。また裏面シート12には、その外側面に、粘着剤
を塗布することにより長手方向に2本の粘着部12a,
12aが形成され、この粘着部12a,12aは剥離紙
16により被覆されており、生理用ナプキン10装着直
前に剥離紙16を剥離して粘着部12a,12aを露出
し衣類に粘着させるようになっている。
層吸収体13bの幅Wbの20〜80%であることが好
ましく、30〜70%であることがより好ましい。20
%未満では装着者の体液の漏出部からズレるおそれがあ
り、80%超では漏出部に対するフィット性を損なうお
それがある。また、上層吸収体13aの長さLaは下層
吸収体13bの長さLbの20〜100%であることが
好ましい。20%未満では装着者の体液の漏出部からズ
レるおそれがある。更に、上層吸収体13aの厚みTa
は0.3〜10mmであることが好ましく、0.5〜6
mmであることがより好ましい。上層吸収体13aが装
着者に違和感なく確実に当接され且つ充分な液吸収容量
を発揮するからである。
bを形成する材料としては、フラッフパルプ、高吸収性
ポリマー、紙、不織布等を特に制限なく使用する事がで
きるが、よりヨレ難く、吸収性の高い吸収性物品を得る
為に厚み0.3〜5mmの吸収シートを少なくとも含ん
でなる事が好ましい。厚み0.3mm未満ではヨレ易
く、5mm超では剛性が大き過ぎ装着者に違和感を与え
る。また、図1に示す第1の実施形態では、上層吸収体
13aは、厚み0.3〜5mmの吸収シートを2枚重ね
て2層に形成されており、下層吸収体13bは、厚み
0.3〜5mmの吸収シート1枚で1層に形成されてい
る。
bを形成する吸収シートとしては、吸収紙や不織布、繊
維をバインダー等でシート化したパルプシート、フラッ
フパルプ、及び繊維に高吸収性ポリマーを混合してシー
ト状に形成したもの等のシートを用いることができ、加
工性及び良好な体液吸収量を得られる点から、繊維に高
吸収性ポリマーを混合してシート状に形成したものが好
ましい。尚、繊維に高吸収性ポリマーを混合してシート
状に形成したものとしては、紙又は不織布間に高吸収性
ポリマーが層状に分散されたもの、親水性繊維と高吸収
性ポリマー及びバインダーを混合してシート状に形成し
たものののいずれも用いることができる。上記繊維又は
親水性繊維としては、木材パルプ等のセルロース繊維、
レーヨン、キュプラ等の再生セルロース繊維、ポリビニ
ルアルコール繊維やポリアクリロニトリル繊維等の親水
性合成繊維、若しくは、界面活性剤等で繊維表面を親水
化したポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリエチレン/ポリプロピレン複合繊
維、ポリエチレン/ポリエチレンテレフタレート複合繊
維が好ましく、親水性が良好に維持される点からは、セ
ルロース繊維がより好ましい。
ートを形成する場合の該高吸収性ポリマーとしては、自
重の20倍以上の液体を吸収・保持でき且つゲル化し得
るものが好ましく、そのような例としては、デンプンや
架橋カルボキシメチル化セルロース、ポリアクリル酸及
びその塩並びにポリアクリル酸塩グラフト重合体等を挙
げることができる。ポリアクリル酸塩としては、ナトリ
ウム塩が好ましく、また、アクリル酸にマレイン酸、イ
タコン酸、アクリルアミド、2−アクリルアミド−2−
メチルプロパンスルホン酸、2−(メタ)アクリロイル
エタンスルホン酸、2−ヒドロキシエチル(メタ)アク
リレート又はスチレンスルホン酸等のコモノマーを高吸
収性ポリマーの性能を低下させない範囲で共重合させた
共重合体も好ましい。特に、イオン浸透圧によって大量
の液体を吸収保持し且つ吸収した液体が加圧下でも漏れ
出さない様な、アクリル酸又はアクリル酸アルカリ金属
塩(ナトリウム塩、カリウム塩)等を重合し、架橋して
水不溶化させた、水不溶性親水性架橋重合体粒子からな
る高吸収性ポリマーが好ましい。
形成する場合の該バインダーとしては、熱溶融性接着繊
維又は/及び紙力補強剤を用いることが、湿潤時の強度
の点からは好ましい。上記熱溶融性接着繊維としては、
加熱により溶融し相互に接着する繊維を用いることがで
き、具体的には、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン及びポリビニルアルコール等のポリオレフィン系繊
維、ポリエステル系繊維、ポリエチレン−ポリプロピレ
ン複合繊維、ポリエチレン−ポリエステル複合繊維、低
融点ポリエステル−ポリエステル複合繊維、繊維表面が
親水性であるポリビニルアルコール−ポリプロピレン複
合繊維、並びにポリビニルアルコール−ポリエステル複
合繊維等を挙げることができる。複合繊維を用いる場合
には、芯鞘型複合繊維及びサイド・バイ・サイド型複合
繊維の何れをも用いることができる。これらの熱溶融性
接着繊維は、各々単独で用いることもでき、又は2種以
上を混合して用いることもできる。本発明において好ま
しく用いられる熱溶融性接着繊維としては、熱水で溶解
するポリビニルアルコール繊維、芯鞘型のポリエステル
繊維等を挙げることができる。またこれらの熱溶融性接
着繊維は、一般にその繊維長が2〜60mmであること
が好ましく、繊維径は0.1〜3デニール(特に0.5
〜3デニール)であることが好ましい。
クロルヒドリン樹脂、ジアルデヒドデンプン、カイメ
ン、カルボキシメチルセルロース等を挙げることができ
る。
繊維及び熱溶融性接着繊維または紙力補強剤並びに高吸
収性ポリマーとから構成され、上記高吸収ポリマーは、
上記吸収シートが液体を吸収する吸収表面には存在せ
ず、該吸収シートの内部に分散配置されており、且つ該
吸収シートを構成する親水性繊維に接着し固定化されて
おり、上記高吸収ポリマーの散布坪量は5〜300g/
m2 であり、上記吸収シートの厚みが0.3〜1.5m
mである高吸収シートが挙げられる。また、更に好まし
い上記吸収シートとしては、嵩高性の親水性繊維及び熱
溶融性接着繊維または紙力補強剤から形成された繊維構
造体と高吸収性ポリマー粒子とから構成され、上記高吸
収性ポリマー粒子は上記吸収シートが液体を吸収する吸
収表面には存在せず、上記繊維構造体中に分散固定され
ており、上記高吸収性ポリマーの散布坪量が20〜70
g/m2 であり、上記吸収シートの厚みが0.3〜1.
5mmである高吸収シートが挙げられる。
に高吸収性ポリマーが3次元的に分散・固定されている
為に、該高吸収性ポリマーの吸収能が効果的に発揮さ
れ、また、ポリマーのゲルブロッキングも少ない為、体
液がスムーズに吸収シート中を伝達し易く、高い吸収能
を得る為好ましく使用できる。
0の幅方向における200%伸長時の応力が200〜2
000gであることが好ましく、500〜2000gで
あることがより好ましく、800〜2000gであるこ
とがより一層好ましい。200g未満では、動作による
位相変化がたやすく生じ過ぎて、構成歪みや体液の広が
りを生じやすい。2000g超では位相変化が事実上生
じない。また表面シート11は、生理用ナプキン10の
幅方向における永久歪みが70%以下であることが好ま
しく、50%以下であることがより好ましい。永久歪み
が70%超では位相変化後の復元性に乏しく、構成の永
久歪みとなって、繰り返しの位相変化不能でありフィッ
ト性を損なう。
ート11を生理用ナプキン10の幅方向に150mm、
長手方向に50mmに切断し、テンシロン引張試験機に
試験片の長辺方向端部をチャック間距離100mmで固
定し、速度300mm/分で引っ張り、チャック間距離
200mmとなった時の応力である。また、上記幅方向
における永久歪みとは、表面シート11を生理用ナプキ
ン10の幅方向に150mm、長手方向に50mmに切
断し、テンシロン引張試験機に試験片の長辺方向端部を
チャック間距離100mmで固定し、速度300mm/
分で引っ張り、チャック間距離200mmとした後、同
様の速度(300mm/分)でチャック間距離を100
mmとした時の表面シート11の幅方向長さを測定し、
初期長さ(チャック間距離=100mm)に対する弛緩
できない長さ(初期長さよりも伸びて長くなった部分の
長さ)の割合(%)を求めたものである。
は、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン、ポリエス
テル、PE/PET複合繊維等の不織布や、ポリエチレ
ン等のフィルムを開孔したポリエチレン開孔フィルム等
を用いることができ、バインダー繊維からなる不織布を
立体的に開孔した開孔不織布や、フィルムを立体的に開
孔した開孔フィルムが、伸縮物性を得やすい為好まし
い。
剤及び剥離紙16としては、従来より用いられているも
のを特に制限なく用いることができる。
に粘着部12a,12aを粘着固定し、装着者の漏出部
に上層吸収体13aを表面シート11を介して当接させ
た状態で装着する。装着中には、装着者の動作等によっ
て、装着者の漏出部と生理用ナプキン10との間にずれ
が生じる。即ち、装着者の動作等によって下層吸収体1
3bに幅方向に力が加わると、下層吸収体13bが幅方
向に移動する。そして、表面シート11の連設部11c
が下層吸収体13bの移動に応じて変形し、上層吸収体
13aの下層吸収体13bに対する幅方向の位相が変化
する。その結果、装着者の液漏出部に上層吸収体13a
が当接された状態は変わることなく保持される。下層吸
収体13bへ加わっていた幅方向の力が無くなると、連
設部11cに生じている応力によって連設部11cが元
の形状に復元され、上層吸収体13aは下層吸収体13
bの幅方向中央に配置される。
3aに幅方向の力が加わると、上層吸収体13aが下層
吸収体13bに対して幅方向に変位する。このとき、上
層吸収体13aは、装着者の動作に追従して液漏出部に
当接したまま変位するので液漏れが良好に防止される。
上層吸収体13aへ加わっていた幅方向の力が無くなる
と、連設部11cに生じている応力によって連設部11
cが元の形状に復元され、上層吸収体13aは下層吸収
体13bの幅方向中央に配置される。
0によれば、装着者の動作に応じて上層吸収体13aが
下層吸収体13bに対して幅方向に変位するので、上層
吸収体13aは装着者の液漏出部に対して幅方向にずれ
ることがなく、体液が確実に上層吸収体13aに吸収さ
れ、液漏れが良好に防止される。本実施形態の生理用ナ
プキン10によれば、上層吸収体13aと下層吸収体1
3bとが同一の表面シート11により被覆されており、
装着者の動作等が終了すると上層吸収体13aは下層吸
収体13bの幅方向中央に戻されるので、体液が左右両
側部まで移行し難く、液漏れが良好に防止される。本実
施形態の生理用ナプキン10によれば、上層吸収体13
aが下層吸収体13bよりも幅狭に形成されており、体
液は吸収部13の幅方向中央において多量に吸収・保持
されるので、体液が左右両側部まで移行し難く、液漏れ
が良好に防止される。
ば、表面シート11は、上層吸収体13aを下層吸収体
13bに対して上下方向の位相変化自在にも被覆してい
るので、装着者から離れる方向の力が作用しても、装着
者の液漏出部に上層吸収体13aが当接された状態は保
持され、液漏れが良好に防止される。本実施形態の生理
用ナプキン10によれば、表面シート11が、生理用ナ
プキン10の幅方向における200%伸長時の応力が2
00〜2000gであり、生理用ナプキン10の幅方向
における永久歪みが70%以下であるので、装着者の動
作につれて適度に上層吸収体13aの下層吸収体13b
に対する位相が適度に変化し、装着者の動作が終了する
と良好に位相が元に戻るので、体液が偏らずに吸収さ
れ、漏れが一層良好に回避される。本実施形態の生理用
ナプキン10によれば、吸収部13の上層吸収体13a
が吸収シートを備えているので、高いフィット性を有
し、漏れにくくヨレ難い吸収性物品が提供できる。
形態としての生理用ナプキンを示す斜視図、図4は図3
の生理用ナプキンの長手方向断面図である。尚、本実施
形態において図1及び図2に示す第1の実施形態と同一
の部材に関しては同一の符号を付し、説明は省略する。
3又は図4に示すように、上層吸収体23aは、下層吸
収体23bと独立して形成され且つ下層吸収体23bと
実質的に非接触状態に配設され、下層吸収体23bに対
して長手方向に位相変化自在に、表面シート21により
被覆されている。また、上層吸収体23aは、1枚のシ
ートを、長手方向に沿って折曲部が配置されるように且
つ一方の側縁部を内側に他方の側縁部を外側にして3つ
折り形成されて3層に形成されている。下層吸収体23
bは、2枚の帯状のシートを積層させて2層に形成され
ている。上層吸収体23aが表面シート21により下層
吸収体23bに対して長手方向に位相変化自在に被覆さ
れ、上層吸収体23aが3つ折りにより3層に形成され
且つ下層吸収体23bが2枚のシートにより形成されて
いる以外の構成は上述の第1の実施形態と同じである。
ト21は、その略中央部が上層吸収体23aに当接され
ており、更に上記上層吸収体23aの前後端縁に沿って
上記上層吸収体23aと下層吸収体23bとの間に折り
込まれて、上層吸収体23aにおける下層吸収体23b
側の長手方向中央部23a’’を除く表面を被覆してい
る。更に、表面シート21は、上層吸収体23aと下層
吸収体23bとの間において折り返されて連設部21c
が形成され、上層吸収体23aと下層吸収体23bと
は、この連設部21cを介して実質的に非接触状態に配
設されている。また表面シート21はこの連設部21c
から端部21d,21dにかけてが下層吸収体23bに
おける上層吸収体23a側の表面に面接され、下層吸収
体23bにおける上層吸収体23a側の長手方向中央部
23b’’を除く上層吸収体23a側の表面を被覆して
いる。
0の長手方向における200%伸長時の応力が200〜
2000gであることが好ましい。200g未満では、
動作による位相変化がたやすく生じ過ぎて、構成歪みや
体液の広がりを生じやすい。2000g超では位相変化
が事実上生じない。また、表面シート21の生理用ナプ
キン20の長手方向における永久歪みは70%以下であ
ることが好ましい。永久歪みが70%超では位相変化後
の復元性に乏しく、構成の永久歪みとなって、繰り返し
の位相変化不能でありフィット性を損なう。
シート21を生理用ナプキン20の長手方向に150m
m、幅方向に50mmに切断し、テンシロン引張試験機
に試験片の長辺方向端部をチャック間距離100mmで
固定し、速度300mm/分で引っ張り、チャック間距
離200mmとなった時の応力である。また、上記長手
方向における永久歪みとは、表面シート21を生理用ナ
プキン10の長手方向に150mm、幅方向に50mm
に切断し、テンシロン引張試験機に試験片の長辺方向端
部をチャック間距離100mmで固定し、速度300m
m/分で引っ張り、チャック間距離200mmとした
後、同様の速度(300mm/分)でチャック間距離を
100mmとした時の表面シート11の幅方向長さを測
定し、初期長さ(チャック間距離=100mm)に対す
る弛緩できない長さ(初期長さよりも伸びて長くなった
部分の長さ)の割合(%)を求めたものである。上記表
面シート21を形成する材料としては、ポリエチレン
(PE)、ポリプロピレン、ポリエステル、PE/PE
T複合繊維等の不織布や、ポリエチレン等のフィルムを
開孔したポリエチレン開孔フィルム等を用いることがで
き、バインダー繊維からなる不織布を立体的に開孔した
開孔不織布や、フィルムを立体的に開孔した開孔フィル
ムが、伸縮物性を得やすい為好ましい。
に粘着部12a,12aを粘着固定し、装着者の漏出部
に上層吸収体23aを表面シート21を介して当接させ
た状態で装着する。装着中には、装着者の動作等によっ
て、装着者の漏出部と生理用ナプキン20との間にずれ
が生じる。即ち、装着者の動作等によって下層吸収体2
3bに長手方向に力が加わると、下層吸収体23bが長
手方向に移動する。そして、表面シート21の連設部2
1cが下層吸収体23bの移動に応じて変形し、上層吸
収体23aの下層吸収体23bに対する長手方向の位相
が変化する。その結果、装着者の液漏出部に上層吸収体
23aが当接された状態は変わることなく保持される。
下層吸収体23bへ加わっていた長手方向の力が無くな
ると、連設部21cに生じている応力によって連設部2
1cが元の形状に復元され、上層吸収体23aは下層吸
収体23bの長手方向中央に配置される。
3aに長手方向の力が加わると、上層吸収体23aが下
層吸収体23bに対して長手方向に変位する。このと
き、上層吸収体23aは、装着者の動作に追従して液漏
出部に近接したまま変位するので液漏れが良好に防止さ
れる。上層吸収体23aへ加わっていた長手方向の力が
無くなると、連設部21cに生じている応力によって連
設部21cが元の形状に復元され、上層吸収体23aは
下層吸収体23bの長手方向中央に配置される。
0では、装着者の動作等に応じて上層吸収体23aが下
層吸収体23bに対して長手方向に変位する。従って、
本実施形態の生理用ナプキン20によれば、該生理用ナ
プキン20の長手方向に力が加わった場合において、上
記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。本
実施形態の生理用ナプキン20によれば、吸収部13の
上層吸収体23aが吸収シートを備えているので、高い
フィット性を有し、漏れにくくヨレ難い吸収性物品が提
供できる。
のではなく、各部材の具体的な形状や寸法等は、本発明
の趣旨を逸脱しない限りにおいて適宜変更可能である。
例えば、上記各実施形態において、上層吸収体13a,
23a又は/及び下層吸収体13b,23bを、吸収シ
ートに代えて又は吸収シートとともに、吸収パッドによ
って形成してもよい。また、上層吸収体13a,23a
及び下層吸収体13b,23bは、1枚の吸収シートを
折り畳んで又は複数枚の吸収シートを積層させて2層、
3層またはそれ以上の多数層に形成させたり、1枚の吸
収シートで1層に形成させることができる。下層吸収体
13b,23bと裏面シート12とは、一枚のシート化
されていてもよい。
a,23aを、下層吸収体13b,23bに対して幅方
向又は長手方向に位相変化自在に被覆していればよく、
折り畳み形態は特に制限されるものではない。また、上
層吸収体13a,23aを、下層吸収体13b,23b
に対して幅方向及び長手方向の両方向に位相変化自在に
被覆することもできる。表面シート11,21は、上記
実施形態の如く、上層吸収体13a,23a及び下層吸
収体13b,23bを、幅方向中央部13a’,13
b’又は長手方向中央部23a’’,23b’’を除い
て被覆することが好ましいが、上層吸収体13a,23
aと下層吸収体13b,23bとの間において当接さ
せ、上層吸収体13a,23a全体及び下層吸収体13
b,23bの上層吸収体13a,23a側の面全面を被
覆することもできる。吸収部13の側外方に、図2に点
線で示す如く裏面シート12の側縁部を延長して防漏壁
12’,12’を形成させ、又は液不透過性の防漏材を
配置させて、一層確実に液漏れを防止してもよい。この
防漏壁12’,12’や防漏材は、吸収部13と表面シ
ート11,21の間に介在させても、表面シート11,
21の外方に配置させてもよい。
ついて説明したが、使い捨ておむつ等の他の吸収性物品
でも同様に、下層吸収体と上層吸収体が位相変化自在と
なって、フィット性を向上させ、漏れを防止できる。
明に係る吸収性物品によれば、装着時に装着者の動作等
に影響されることなく上層吸収体が装着者の体液漏出部
に当接されて良好なフィット性が保持され、液漏れが良
好に防止される。
よれば、上記請求項1記載の発明効果に加えて、上層吸
収体が下層吸収体に対して上下方向の位相変化自在にな
してあるので、装着者から離れる方向の力が作用して
も、装着者の液漏出部に上層吸収体が当接された状態は
保持され、フィット性が良好で、液漏れが一層良好に防
止される。
よれば、上記請求項1又は請求項2記載の発明の効果に
加えて、装着者の動作につれて適度に上層吸収体の下層
吸収体に対する位相が変化・復元されるので、フィット
性がより良好で、漏れが更に一層良好に回避される。
よれば、上記請求項1、請求項2、又は請求項3記載の
発明の効果に加えて、上層吸収体が下層吸収体よりも幅
狭なので、吸収部を、幅方向中央において従来よりも液
吸収容量を多く形成させることができ、側縁部における
液漏れが更に良好に防止される。
よれば、上記請求項1、請求項2、請求項3、又は請求
項4記載の発明の効果に加えて、吸収部の上層吸収体が
吸収シートを備えているので、高いフィット性を有し、
漏れにくくヨレ難い吸収性物品が提供できる。
よれば、上記請求項5記載の発明の効果に加えて、吸収
部の上層吸収体が高吸収性ポリマーを含有する吸収シー
トを備えているので、加工性が良好であり且つ体液吸収
量が多い。
生理用ナプキンを示す斜視図である。
生理用ナプキンを示す斜視図である。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 装着者に当接される液透過性の表面シー
ト、液不透過性の裏面シート、及び該表面シートと該裏
面シートとの間に介在された液保持性の吸収部を有する
吸収性物品において、 上記吸収部は、上層吸収体と、該上層吸収体の非肌当接
面側に配設された下層吸収体とを備え、該上層吸収体
は、該下層吸収体と独立して形成され且つ該下層吸収体
と実質的に非接触状態に配設され、上記下層吸収体に対
して幅方向又は長手方向に位相変化自在に、上記表面シ
ートにより被覆されていることを特徴とする吸収性物
品。 - 【請求項2】 上記上層吸収体における上記下層吸収体
側の幅方向中央部又は長手方向中央部を除く表面、及び
上記下層吸収体における上記上層吸収体側の幅方向中央
部又は長手方向中央部を除く上記上層吸収体側の表面が
上記表面シートにより被覆されており、該表面シートは
1枚の連続したシートからなっていることを特徴とする
請求項1に記載の吸収性物品。 - 【請求項3】 上記表面シートは、吸収性物品の幅方向
における200%伸長時の応力が200〜2000gで
あり、幅方向における永久歪みが70%以下であること
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の吸収性物
品。 - 【請求項4】 上記上層吸収体の幅は、上記下層吸収体
の幅の20〜80%であることを特徴とする請求項1乃
至請求項3のうちのいずれかに記載の吸収性物品。 - 【請求項5】 上記上層吸収体は、吸収シートを備えて
いることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちのい
ずれかに記載の吸収性物品。 - 【請求項6】 上記吸収シートは、紙又は不織布間に高
吸収性ポリマーを層状に介在させたシート、若しくは、
親水性繊維と高吸収性ポリマー及びバインダーを混合し
てシート状に形成したものであることを特徴とする請求
項5に記載の吸収性物品。
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| JP19901796A JP3737205B2 (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | 吸収性物品 |
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|---|---|---|---|
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1033589A true JPH1033589A (ja) | 1998-02-10 |
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP19901796A Expired - Fee Related JP3737205B2 (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | 吸収性物品 |
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|---|---|
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|---|---|---|---|---|
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-
1996
- 1996-07-29 JP JP19901796A patent/JP3737205B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| CN102844007A (zh) * | 2010-02-19 | 2012-12-26 | 尤妮佳股份有限公司 | 一次性穿着物品 |
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