JPH10335928A - 多層コンパクト・スロット・アンテナ構造および方法 - Google Patents

多層コンパクト・スロット・アンテナ構造および方法

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JPH10335928A
JPH10335928A JP10140515A JP14051598A JPH10335928A JP H10335928 A JPH10335928 A JP H10335928A JP 10140515 A JP10140515 A JP 10140515A JP 14051598 A JP14051598 A JP 14051598A JP H10335928 A JPH10335928 A JP H10335928A
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slot antenna
antenna
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ground plane
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JP10140515A
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English (en)
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David Ryan Haub
デビッド・リアン・ホーブ
Louis J Vannatta
ルイス・ジェイ・ヴァナッタ
Hugh Kennedy Smith
ヒュー・ケネディー・スミス
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Motorola Solutions Inc
Original Assignee
Motorola Inc
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q13/00Waveguide horns or mouths; Slot antennas; Leaky-waveguide antennas; Equivalent structures causing radiation along the transmission path of a guided wave
    • H01Q13/10Resonant slot antennas
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/36Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith
    • H01Q1/38Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith formed by a conductive layer on an insulating support

Landscapes

  • Waveguide Aerials (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 物理長の大幅な短縮が可能な多層スロット・
アンテナを提供する。 【解決手段】 多層コンパクト・スロット・アンテナ
は、誘電体層によって分離された1つ以上の導電層を用
い、スロット・アンテナ内にインダクタ構造(790,
795)を形成することにより、スロット・アンテナ
(710)の物理長を短縮する。スロット・アンテナに
インダクタンスを追加することにより、アンテナの放射
周波数範囲を変化させることなく、スロット長の物理的
な削減が可能となる。インダクタ構造の幾何学的構造
は、スロットを中心として見た電流の方向およびスロッ
トを横切る電界方向が維持されるように設計することが
でき、これによってアンテナ効率を向上させ、多数のコ
ンパクト・スロット・アンテナの構成が可能となる。コ
ンデンサ構造(780,785)も含ませ、インダクタ
構造(790,795)内に追加的に蓄積される磁気エ
ネルギを平衡化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的にスロット
・アンテナに関し、更に特定すれば、アンテナの物理長
よりも長い電気長を有するコンパクト・スロット・アン
テナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】無線電話機のようなワイヤレス通信装置
は、アンテナを用いて無線周波数信号の送受信を行う。
ワイヤレス通信装置に使用可能な種々のタイプのアンテ
ナには、ダイポール・アンテナ(dipole antenna),螺旋
アンテナ,およびスロット・アンテナが含まれる。スロ
ット・アンテナは、金属表面内のギャップによって形成
する(implement) ことができる。単純な共振スロット・
アンテナの幾何学的形状は、図1の従来技術に示すよう
な半波長(λ/2)スロット・アンテナ110および図
2の従来技術に示すような1/4波長(λ/4)スロッ
ト・アンテナ210を含む。λ/2スロット・アンテナ
110については、スロット120の長さ140が対象
の周波数の半波長であり、スロット120の両端は閉じ
ている。一方、λ/4スロット・アンテナ210につい
ては、スロット220の長さ240は対象の周波数の1
/4波長であり、スロット220の一方端のみが閉じて
おり、他端は開いている。スロット・アンテナの金属表
面は、接地面130,230であり、各スロット12
0,220を包囲し、アンテナは、図示のように、スロ
ットの閉端付近に位置する正ポートおよび負ポート間か
ら差動的に駆動される。例えば、850MHz周波数範
囲で放射するスロット・アンテナを作成するには、λ/
2スロット・アンテナ110は、約18cmのスロット
長140を有し、一方λ/4スロット・アンテナ210
は約9cmのスロット長240を有することになる。9
cmのλ/4スロット・アンテナは、しかしながら、殆
どのハンド・ヘルド無線電話用途には物理的に大き過ぎ
る。このために、誘導性負荷が開発され、電気長を維持
しつつ、スロット・アンテナの物理長を多少は短縮する
ことが可能となった。
【0003】図3は、誘導性負荷を用いて短縮した、従
来技術の1/4波長スロット・アンテナ310を示す。
スロット・アンテナ310は、導電性接地面330を含
み、図示のように、スロット320の閉端付近にある点
から差動的に駆動される。スロット320は領域350
を有し、この場合スロットは幅の方が大きくなってい
る。領域350の形状は全体的に図示のように矩形型と
すればよいが、あるいは円形のような他の形状を有する
ことも可能である。領域350の幅370および長さ3
60は、スロットの長さ360に沿って増大するインピ
ーダンスを発生する。長さ360,幅370,および領
域350の形状によっては、スロット長340を5ない
し10パーセント短縮しつつ、所望の周波数帯における
放射を維持することが可能となる。誘導性負荷技法の物
理的限界のために、これ以上の短縮は不可能である。言
い換えれば、接地面330を形成する導電面の幅よりも
広くすることができる部分は、スロット320にはな
い。また、誘導性負荷を有する2つの隣接するスロット
・アンテナ間の長さ360に沿った接地面の狭い部分
は、製造が困難な場合がある。
【0004】図4は、高い誘電係数を有する遅延素子を
用いて短縮した、従来技術の1/4波長スロット・アン
テナ410を示す。誘電体遅延素子450が、閉端およ
び開端を有するスロットに沿って直列に挿入されてい
る。遅延素子450は、種々の形状およびサイズに形成
し、必要な短縮効果を得ることができる。スロット・ア
ンテナ410の接地面は、遅延素子450によって3つ
の接地部430,433,436に分割され、スロット
は不連続であり、遅延素子450によって2つのスロッ
ト部421,422に分割されている。スロット・アン
テナは、図示のように、スロット部422の閉端付近に
ある、接地部430上の正ノードおよび負ノードから差
動的に駆動される。
【0005】尚、本願は、これと同日付で出願した、Lo
uis J. Vannatta, Hugh K. Smith,James P. Phillips,
およびDavid R. Haub による"Difference Drive Divers
ityAntenna Structure and Mehotd" と題する米国特許
出願番号第 号(社内整理番号第CE01
547R号)と関連があり、この出願の内容は本願でも
使用可能である。また、本願は、これと同日付で出願し
た、Louis J. Vannatta およびHugh K. Smith による"M
ulti-Band Slot Antenna Structure and Method"と題す
る米国特許出願番号第 号(社内整理番号
第CE01548R号)とも関連があり、この出願の内
容も本願でも使用可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】遅延素子450の誘電
係数は、スロット・アンテナ410の全体的な位相遅延
を増加させる。遅延素子450の長さ460およびその
誘電係数によっては、スロット長440の10ないし2
0パーセントの削減を達成しつつ、なおも所望の周波数
帯における放射を維持することができる。しかしなが
ら、接地部430,遅延素子450,および接地部43
3,436間のインピーダンス不整合が、望ましくない
反射の原因となり、アンテナ性能の低下を招く。
【0007】従来技術の誘導性負荷および遅延素子方法
は、双方ともスロット長の削減には限界があるが、製造
にも難題がない訳ではない。スロット・アンテナの長さ
は、更に劇的な短縮が必要であり、また、ハンド・ヘル
ド・セルラ無線電話機のような小型ワイヤレス通信装置
上に丁度収まるような構造とするのが容易な、小型化し
たスロット・アンテナも必要とされている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の多層コンパクト
・スロット・アンテナは、誘電体層によって分離された
1つ以上の導電層を用い、スロット・アンテナ内部にイ
ンダクタ構造を作成することによって、スロット・アン
テナの物理長を短縮するものである。スロット・アンテ
ナにインダクタンスを追加することによって、アンテナ
の放射周波数範囲を変化させることなく、スロット長の
物理的な削減が可能となる。インダクタ構造の幾何学的
形状は、スロットを中心として見た電流の方向およびス
ロットを横切る電界の方向を維持するように設計するこ
とが可能であり、アンテナの効率を高め、多数のコンパ
クト・スロット・アンテナの構成を可能とする。この多
層コンパクト・スロット・アンテナは、特に、無線電話
機およびその他のハンド・ヘルドまたは携帯通信装置に
適用可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】図5は、第1の好適実施例による
多層コンパクト・スロット・アンテナ510を示す。接
地面領域530,533,536が第1導電層内にあ
り、これら接地面領域は、フィンガ534,535,5
38,539および連続的なスロット520を含むよう
な形状となっている。第1導電層および第2導電層間に
挟持された部分には、2つの導電層を分離する連続的な
誘電体層がある。明確化のためにこの部分を斜線で示
す。誘電体層は、2つの導電層の詳細を曖昧にしないた
めに、ここでは示さないことにする。線11−11に沿
った、多層コンパクト・スロット・アンテナの層状構造
の詳細については、図11を参照しながら説明する。誘
電体物質の選択および誘電体層の厚さは、多層コンパク
ト・スロット・アンテナ510の目的とする用途のみに
よって制限される。
【0010】第2導電層では、明確化のために斜線で示
す延長部550がインダクタ構造590の一部となって
おり、バイア572,573を用いて、フィンガ53
4,535同士を接続する。バイアは単なる導電性領域
であり、誘電体層を貫通して第1層から第2層に直接的
な電流路を与える。別のインダクタ構造595は、バイ
ア577,578を用いてフィンガ538,539同士
を接続する延長部555を含む。コンデンサ・プレート
582,587も、第2導電層内に含まれている。コン
デンサ・プレート582,コンデンサ・プレート582
の下に位置する導電性接地面領域530の一部,ならび
にコンデンサ・プレート582および接地面領域530
間に挟持された誘電体層を用いて、コンデンサ構造58
0を形成する。同様に、別のコンデンサ構造585が、
コンデンサ・プレート587,コンデンサ・プレート5
87の下に位置する接地面領域533,536の一部,
および介在する誘電体層によって形成されている。コン
デンサ構造580,585は、フィンガ,延長部,およ
びバイアによって形成されるインダクタ構造590,5
95における追加の蓄積磁気エネルギを平衡化するため
に用いられる。あるいは、コンデンサ構造580,58
5は、個別のコンデンサ素子を用い、第1導電層にはん
だ付けするという形成も可能である。
【0011】フィンガ534,535,538,53
9,延長部550,555,およびバイア572,57
3,577,578の幾何学的形状により、xz面内に
2つの単一ループ・インダクタ構造590,595を形
成する。これらは、スロット・アンテナ510の電気長
を延長するものである。スロット・アンテナ510は、
図示のように、スロット520の閉端付近の点から差動
的に駆動される。接地面領域533から伝達する電流
は、コンデンサ・プレート587の下を交差し、フィン
ガ534に入る。電流がバイア572に到達すると、第
2層内の延長部550に移転する。延長部550の逆側
の端部において、電流はバイア573を用いて第1層に
戻ってくる。接地面領域530において、電流はコンデ
ンサ・プレート582の下を通り、スロット520の端
部を回り、コンデンサ・プレート582の下を移動して
第2点まで達し、フィンガ538に入る。フィンガ53
8の端部にあるバイア577は、第2層内の延長部55
5まで電流を搬送する。延長部555の逆側の端部で
は、バイア578は接地面領域536のフィンガ539
において、電流を第1導電層に戻し、コンデンサ・プレ
ート587の下を交差する。インダクタ構造590,5
95の長さ560は、この幾何学的形状を用いることに
よって行うことができるスロット長540の短縮量に影
響を与える。
【0012】多スロット・アンテナ構成に、第1の好適
実施例によるスロット・アンテナを用いるためには、中
央のインダクタ構造の設計を多少変更し、xz面につい
て対称的なパターンを作成する。図6は、多スロット・
アンテナ構成610に用いた、第1の好適実施例による
2本の多層コンパクト・スロット・アンテナを示す。図
5と全く同様に、このアンテナは、図示のように、スロ
ット620,625の閉端付近にあるデュアル・ポート
を用いて差動的に駆動され、接地面領域630,63
3,636,639を有し、第1導電層上にフィンガ6
31,632,634,635,637,638,64
1がある。連続的な誘電体層が、第1導電層を第2導電
層から分離する。2つの導電層の詳細を曖昧にしないた
めに、ここでは誘電体層を示さないことにする。多層コ
ンパクト・スロット・アンテナの層状構造の詳細につい
ては、図11を参照しながら説明する。誘電体物質の選
択および誘電体層の厚さは、多層コンパクト・スロット
・アンテナ610の目的とする用途のみによって制限さ
れる。
【0013】延長部650,651,654,655お
よびコンデンサ・プレート682,684,687,6
89は、第2導電層上に形成され、明確化のために斜線
で示されている。バイア672,673,674,67
5,676,677,678が、誘電体層を貫通し、第
1および第2導電層間に直接的な回路接続を確立する。
【0014】アンテナ構造の中央部分は、接地面領域6
33,フィンガ634,635,637,および延長部
650,651を含み、この部分の幾何学的形状は、ア
ンテナ構造の上側部分および下側部分の幾何学的形状と
は多少異なっている。中央部分の対称性によって、図示
のように、各スロット620,625の長さに沿って、
ベクトルEの一定電界(consistent electric field) お
よびベクトルHの磁界が与えられる。この対称性がない
と、磁界Hは各スロット620,625の長さ660に
沿った方向に変化し、その結果アンテナ性能の低下を招
く。図5に示したアンテナと同様、スロット長640
は、従来の1/4波長スロット・アンテナと比較すると
短くなっており、しかも対象とする同一周波数で動作す
る。
【0015】異なる幾何学的形状を用いて、スロット・
アンテナのインダクタンスを増大させ、これによってス
ロット・アンテナの物理長を短縮することができる。図
7は、第2の好適実施例による多層コンパクト・スロッ
ト・アンテナ710を示す。この実施例は、スロットを
中心に見た電流の方向およびスロットを横切る電界が、
スロット・アンテナ710の全長にわたって一貫性を有
するように設計されている。スロット720が、第1導
電層内の接地面領域730,733,736によって形
成され、これらの接地面領域はフィンガ735,738
を含む。差動駆動ポートが、スロット720の閉端付近
に示されている。延長部750,755およびコンデン
サ・プレート782,787が第2導電層にある。明確
化のために、これらのプレートをを斜線で示す。連続的
な誘電体層が2つの導電層を分離する。これら2つの導
電層の詳細を曖昧にしないようにするために、誘電体層
はここでは示さないことにする。線11−11に沿った
多層コンパクト・スロット・アンテナの層状構造の詳細
については、図11を参照しながら説明する。誘電体物
質の選択および誘電体層の厚さは、多層コンパクト・ス
ロット・アンテナ710の目的とする用途のみによって
制限される。バイア772,773,777,778
は、誘電体層を貫通し、第1および第2導電層間に電流
を通過させる。コンデンサ・プレート782,コンデン
サ・プレート782の下に位置する導電性接地面領域7
30の一部,ならびにコンデンサ・プレート782およ
び接地面領域730間に挟持された誘電体層を用いて、
コンデンサ構造780を形成する。同様に、別のコンデ
ンサ構造785が、コンデンサ・プレート787,コン
デンサ・プレート787の下に位置する接地面領域73
3,736の一部,および介在する誘電体層によって形
成されている。コンデンサ構造780,785は、フィ
ンガ,延長部,およびバイアによって形成されるインダ
クタ構造790,795における追加の蓄積磁気エネル
ギを平衡化するために用いられる。あるいは、コンデン
サ構造780,785は、個別のコンデンサ素子を用
い、第1導電層にはんだ付けする形成も可能である。フ
ィンガ735,738,延長部750,755,および
バイア(via) 772,773,777,778の幾何学
的形状により、2つの並列な単一ループ・インダクタ構
造790,795を形成する。これらは、スロット・ア
ンテナ710の電気的長さを延長するものである。イン
ダクタ構造790,795の長さ760は、従来のスロ
ット・アンテナと比較した場合の、スロット720の長
さ740の全体的な削減を決定する。
【0016】図8は、図7に示した第2の好適実施例に
よる多層コンパクト・スロット・アンテナの拡大図であ
り、第1導電層および第2導電層の双方を別個に詳細に
示し、更に電流の流れの方向も示す。接地面領域733
から伝達する電流は、コンデンサ・プレート787の下
を通過し、バイア772に達する。バイア772は電流
を第2層内の延長部750に転送する。延長部750
は、方向性矢印によって示すように、電流を2本の経路
851,852に分割する。これら2本の経路は、延長
部750の舌状部分853において再結合される。電流
は、舌状部分853の端部にあるバイア773に到達す
ると、接地面領域730上の第1層に戻り、方向性矢印
によって示すように、単に経路831,832に再び分
割される。2本の経路の端部において、電流は再結合さ
れる。
【0017】再結合した電流は、コンデンサ・プレート
782の下を通過し、スロット720の端部周囲を通過
し、コンデンサ・プレート782の別の点を通過する。
フィンガ738において、電流は、方向性矢印によって
示すように、再び2本の経路837,838に分離す
る。フィンガ738の遠端において、電流は再結合さ
れ、バイア777が電流を第2層内の延長部755に搬
送する。電流は舌状部分856に沿って移動し、方向性
矢印によって示すように、舌状部分856の端部にある
2本の別個の経路857,858に分割する。バイア7
78において、別個の経路857,858からの電流が
再結合し、接地面領域736において第1層に再び移転
する。電流は、再びコンデンサ・プレート787の下を
通過する。
【0018】xy面内に同様に配置されている、多数の
経路831,851;832,852;837,85
7;838,858上を同一方向に移動する電流によっ
て発生するインダクタンスは、スロット・アンテナの物
理長の大幅な短縮を可能にする。第2層内の延長部75
0,755の舌状部分853,856は、第1層上のい
ずれの構造とも重なり合わず、したがって、この幾何学
的形状のインダクタンスに及ぼす影響は殆どない。イン
ダクタ構造790,795の長さ760は、この幾何学
的形状を用いて得ることができる短縮量を決定する。図
示の幾何学的形状を有するスロット・アンテナの長さ
は、同一周波数帯において動作する従来の1/4波長ス
ロット・アンテナと比較して、約25パーセント削減す
ることができる。
【0019】図9は、図7および図8に示した第2の好
適実施例による多層コンパクト・スロット・アンテナの
一次等価回路を示す。コンデンサ980,985は、コ
ンデンサ構造780,785(図7および図8に示す)
によって形成される。2つのツイン・ループ・インダク
タ990,995が、長さ760に沿った(図7および
図8に示す)デュアル・フィンガ,バイアおよび延長構
造によって形成されている。一方のツイン・ループ・イ
ンダクタ990は、図8に示す電流貫通経路831,8
51および経路832,852によって形成されてい
る。第2のツイン・ループ・インダクタ995は、電流
貫通経路837,857および経路838,858によ
って形成されている。インダクタ構造のxy面内に、フ
ィンガ経路および延長経路831,851;832,8
52;837,857;838,858を同様に配置す
ることによって、寄生コンデンサ992,997も発生
する。インダクタは多層コンパクト・スロット・アンテ
ナの幾何学的形状によって形成されるので、アンテナ
は、インダクタが自己共振付近にならないことを保証す
るように設計しなければならない。
【0020】図10は、多スロット・アンテナ構成10
10に用いた、第2の好適実施例による2つの多層コン
パクト・スロット・アンテナを示す。電流の流れ方向は
インダクタ構造(図8に示す)の両縁において一貫して
いる(即ち、xz面について対称的)ので、スロット・
アンテナを容易に繰り返し、多スロット・アンテナ構成
1010を製作することができる。2つのスロット10
20,1025および3つのインダクタ構造が示されて
いる。第1導電層は、フィンガ1035,1038,1
041を有する接地面領域1030,1033,103
6,1039を含む。第2導電層は、コンデンサ・プレ
ート1082,1084,1087,1089および延
長部1050,1055,1057を含む。連続的な誘
電体層が、第1導電層を第2導電層から分離する。これ
ら2つの導電層の詳細を曖昧にしないようにするため
に、誘電体層はここでは示さないことにする。多層コン
パクト・スロット・アンテナの層状構造の詳細について
は、図11を参照しながら説明する。誘電体物質の選択
および誘電体層の厚さは、多層コンパクト・スロット・
アンテナ構造1010の目的とする用途のみによって制
限される。多スロット・アンテナ構成1010の幾何学
的形状は、図7および図8に関して詳細に説明した幾何
学的形状と同様である。
【0021】アンテナは、図示のように、スロット10
20,1025の閉端付近にある点におけるデュアル・
ポートを用いて、差動的に駆動する。ベクトルIは多ス
ロット・アンテナ構成の種々の点における電流の流れを
示し、ベクトルHは多スロットアンテナ構成の種々の点
における磁界を示し、ベクトルEは多スロット・アンテ
ナ構成の種々の点における電界を示す。磁界,電界,お
よび電流磁界(currentfield) は、各スロット102
0,1025の全ての点において一貫性を維持する。こ
れによって、アンテナの効率向上が可能となる。また、
延長部1050,1055,1057,フィンガ103
5,1038,1041,およびバイアによって形成さ
れるインダクタ構造の幾何学的形状により、多スロット
・アンテナ構成1010に追加のスロットを容易に付加
することができる。インダクタ構造の長さ1060は、
従来のスロット・アンテナと比較した場合の、スロット
1020の長さ1040の全体的な削減量を決定する。
【0022】図11は、好適実施例による多層コンパク
ト・スロット・アンテナ1110の断面を示す。尚、図
5の線11−11に沿った断面図も、図7の線11−1
1に沿った断面図も同様であり、多層スロット・アンテ
ナ1110の2つの導電層間の誘電体層1190の詳細
を示す。
【0023】第1導電層1192は、接地面領域113
3,1136を含む。これらは、図5に示した接地面領
域533,536、または図7に示した接地面領域73
3,736と同様である。尚、図5に示したスロット5
20または図7に示したスロット720と同様に、スロ
ット1120が2つの接地面領域1133,1136間
にあることを注記しておく。第2導電層1194は、コ
ンデンサ・プレート1187を含む。これは、図5に示
したコンデンサ・プレート587、または図7に示した
コンデンサ・プレート787と同様である。第1導電層
1192は、連続的な誘電体層1190によって、第2
導電層1194から分離されている。
【0024】以上のように、上述のコンパクト・スロッ
ト・アンテナは、スロット・アンテナの物理長を短縮し
つつ、所望の放射周波数範囲を維持する簡単な方法を提
供する。このコンパクト・スロット・アンテナの実施例
には、多スロット・アンテナ構成に容易に改造可能なも
のもある。また、ここに示したコンパクト・スロット・
アンテナは、短縮化した1/4波長スロット・アンテナ
であるが、同一の短縮化手法は、半波長スロット・アン
テナにも適用可能である。コンパクト・スロット・アン
テナの具体的な素子および機能についてこれまで記載し
てきたが、本発明の真の精神および範囲以内において、
記載したものよりも少ない機能または多い機能を採用す
ることも、当業者によって可能であろう。本発明は、特
許請求の範囲によってのみ限定されるものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術の半波長スロット・アンテナを示す
図。
【図2】従来技術の1/4波長スロット・アンテナを示
す図。
【図3】誘導性負荷を用いて短縮化した従来技術の1/
4波長スロット・アンテナを示す図。
【図4】誘電体負荷を用いて短縮化した従来技術の1/
4波長スロット・アンテナを示す図。
【図5】第1の好適実施例による多層コンパクト・スロ
ット・アンテナを示す図。
【図6】多スロット・アンテナ構成に用いられる、第1
の好適実施例による多層コンパクト・スロット・アンテ
ナを示す図。
【図7】第2の好適実施例による多層コンパクト・スロ
ット・アンテナを示す図。
【図8】図7に示した第2の好適実施例による多層コン
パクト・スロット・アンテナの拡大図であり、第1層お
よび第2層双方を別個に詳しく示し、更に電流の流れの
方向を示す図。
【図9】図7および図8に示した第2の好適実施例によ
る、多層コンパクト・スロット・アンテナの一次等価回
路を示す図。
【図10】多スロット・アンテナ構成に用いられる、第
2の好適実施例による多層コンパクト・スロット・アン
テナを示す図。
【図11】好適実施例による多層コンパクト・スロット
・アンテナを示す断面図。
【符号の説明】
110 半波長スロット・アンテナ 120,220,320 スロット 130,230 接地面 210,310,410 1/4波長スロット・アン
テナ 330 導電性接地面 421,422 スロット部 430,433,436 接地部 450 誘電体遅延素子 510 多層コンパクト・スロット・アンテナ 520 スロット 530,533,536 接地面領域 534,535,538,539 フィンガ 550,555 延長部 572,573,577,578 バイア 580,585 コンデンサ構造 582,587 コンデンサ・プレート 590,595 インダクタ構造 610 多層コンパクト・スロット・アンテナ 620,625 スロット 630,633,636,639 接地面領域 631,632,634,635,637,638,6
41 フィンガ 650,651,654,655 延長部 672,673,674,675,676,677,6
78 バイア 682,684,687,689 コンデンサ・プレ
ート 710 多層コンパクト・スロット・アンテナ 720 スロット 730,733,736 接地面領域 735,738 フィンガ 750,755 延長部 772,773,777,778 バイア 780,785 コンデンサ構造 782,787 コンデンサ・プレート 790,795 インダクタ構造 831,832,837,838,851,852,8
57,858 経路 853,856 舌状部分 980,985 コンデンサ 990,995 ツイン・ループ・インダクタ 992,997 寄生コンデンサ 1010 多スロット・アンテナ構成 1020,1025 スロット 1030,1033,1036,1039 接地面領
域 1035,1038,1041 フィンガ 1050,1055,1057 延長部 1082,1084,1087,1089 コンデン
サ・プレート 1110 多層コンパクト・スロット・アンテナ 1120 スロット 1133,1136 接地面領域 1187 コンデンサ・プレート 1190 誘電体層 1192 第1導電層 1194 第2導電層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヒュー・ケネディー・スミス アメリカ合衆国イリノイ州パラティーン、 アパートメント215、ノース・カントリー サイド・ドライブ980

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多層スロット・アンテナ(1110)であ
    って:スロット(1120)を形成する第1導電層(1
    192);第2導電層(1194);前記第1導電層
    (1192)および前記第2導電層(1194)間に挟
    持された誘電体層(1190);および前記第1導電層
    (1192)に結合された第1インダクタ構造(79
    0);から成ることを特徴とする多層スロット・アンテ
    ナ(1110)。
  2. 【請求項2】前記第1インダクタ構造(790)は:前
    記第2導電層(1194)内に形成された第1延長部
    (750);および前記誘電体層(1190)を貫通
    し、前記第1導電層(1192)を前記第1延長部(7
    50)に接続する第1貫通孔(772);を含むことを
    特徴とする請求項1記載の多層スロット・アンテナ(1
    110)。
  3. 【請求項3】前記第1インダクタ構造(790)は:前
    記誘電体層(1190)を貫通し、前記第1導電層(1
    192)を前記第1延長部(750)に接続する第2貫
    通孔(773);を更に含むことを特徴とする請求項2
    記載の多層スロット・アンテナ(1110)。
  4. 【請求項4】前記第1導電層(1192)は:第1接地
    面領域(773);および前記第1接地面領域(73
    3)とは不連続な第2接地面領域(730);を更に含
    むことを特徴とする請求項3記載の多層スロット・アン
    テナ(1110)。
  5. 【請求項5】前記第1貫通孔(772)は、前記第1接
    地面領域(733)を前記第1延長部(750)に接続
    することを特徴とする請求項4記載の多層スロット・ア
    ンテナ(1110)。
  6. 【請求項6】前記第2貫通孔(773)は、前記第2接
    地面領域(730)を前記第1延長部(750)に接続
    することを特徴とする請求項5記載の多層スロット・ア
    ンテナ(1110)。
  7. 【請求項7】前記第1導電層(1192)に結合された
    第1コンデンサ構造(785);を更に含むことを特徴
    とする請求項1記載の多層スロット・アンテナ(111
    0)。
  8. 【請求項8】前記第1コンデンサ構造(785)は:前
    記第2導電層(1194)内に形成された第1コンデン
    サ・プレート(787);から構成され、前記第1導電
    層(1192)の一部が前記第1コンデンサ・プレート
    (787)に対向し;前記誘電体層(1190)の一部
    が前記第1導電層(1192)の一部分および前記第1
    コンデンサ・プレート(787)間に挟持されることを
    特徴とする請求項7記載の多層スロット・アンテナ(1
    110)。
  9. 【請求項9】前記第1導電層(1192)は:第1接地
    面領域(733);および前記第1接地面領域(73
    3)とは不連続な第2接地面領域(736);を更に含
    むことを特徴とする請求項8記載の多層スロット・アン
    テナ(1110)。
  10. 【請求項10】前記第1コンデンサ・プレート(78
    7)に対向する前記第1導電層(1192)の一部分
    は、前記第1接地面領域(733)内にあることを特徴
    とする請求項9記載の多層スロット・アンテナ(111
    0)。
  11. 【請求項11】前記第1コンデンサ・プレート(78
    7)に対向する前記第1導電層(1192)の一部分
    は、前記第2接地面領域(736)内にあることを特徴
    とする請求項10記載の多層スロット・アンテナ(11
    10)。
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