JPH10338049A - デファレンシャル装置 - Google Patents
デファレンシャル装置Info
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- JPH10338049A JPH10338049A JP14807297A JP14807297A JPH10338049A JP H10338049 A JPH10338049 A JP H10338049A JP 14807297 A JP14807297 A JP 14807297A JP 14807297 A JP14807297 A JP 14807297A JP H10338049 A JPH10338049 A JP H10338049A
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- JP
- Japan
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- clutch
- cam
- differential
- members
- differential case
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- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
- Motor Power Transmission Devices (AREA)
- Retarders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 外部クラッチなどを用いずに、一側の駆動力
を随時遮断する。 【解決手段】 エンジンの駆動力によって回転駆動され
るデフケース11と、出力側部材91、93と、カム部
材87、89と、デフケース11に固定されたピン85
と、カム部材87、89と出力側部材91、93との間
に設けられた噛み合いクラッチ99、101と、ピン8
5とカム部材87、89との間に設けられデフケース1
1の回転トルクを受けて作動し噛み合いクラッチ99、
101を噛み合わせるカム95、97とを備え、連結解
除手段が、押圧部材127を介してカム部材89を押圧
し噛み合いクラッチ101の噛み合いを解除する。
を随時遮断する。 【解決手段】 エンジンの駆動力によって回転駆動され
るデフケース11と、出力側部材91、93と、カム部
材87、89と、デフケース11に固定されたピン85
と、カム部材87、89と出力側部材91、93との間
に設けられた噛み合いクラッチ99、101と、ピン8
5とカム部材87、89との間に設けられデフケース1
1の回転トルクを受けて作動し噛み合いクラッチ99、
101を噛み合わせるカム95、97とを備え、連結解
除手段が、押圧部材127を介してカム部材89を押圧
し噛み合いクラッチ101の噛み合いを解除する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両のデファレ
ンシャル装置に関する。
ンシャル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】「KUBOTA TECHNICAL
REPORT No.26 199381頁」に図5と
図6のような動力伝達装置201が記載されている。
REPORT No.26 199381頁」に図5と
図6のような動力伝達装置201が記載されている。
【0003】この動力伝達装置201は4輪駆動のゼロ
旋回式芝刈機の前輪駆動系トランスミッションをなすも
のであり、センターデフ203と、湿式クラッチ205
と、フロントデフ207と、ペダル209の操作で湿式
クラッチ205の連結を解除する操作系211などを備
えている。
旋回式芝刈機の前輪駆動系トランスミッションをなすも
のであり、センターデフ203と、湿式クラッチ205
と、フロントデフ207と、ペダル209の操作で湿式
クラッチ205の連結を解除する操作系211などを備
えている。
【0004】エンジンの駆動力はセンターデフ203に
よって前輪側と後輪側に分割され、後輪側の駆動力は後
輪側駆動力伝達系213からリヤデフに送られ、左右の
後輪に配分される。又、前輪側の駆動力は湿式クラッチ
205からフロントデフ207に送られ、左右の前輪に
配分される。
よって前輪側と後輪側に分割され、後輪側の駆動力は後
輪側駆動力伝達系213からリヤデフに送られ、左右の
後輪に配分される。又、前輪側の駆動力は湿式クラッチ
205からフロントデフ207に送られ、左右の前輪に
配分される。
【0005】前輪は後輪より僅かに早く回転するように
設定されていると共に、センターデフ203には後輪側
への駆動力を断続するクラッチがある。このクラッチは
後輪が前輪より早く回転すると連結が解除されるように
してあり、通常の走行中はこのクラッチによって後輪側
が切り離されて、ゼロ旋回式芝刈機は2輪駆動状態にな
る。
設定されていると共に、センターデフ203には後輪側
への駆動力を断続するクラッチがある。このクラッチは
後輪が前輪より早く回転すると連結が解除されるように
してあり、通常の走行中はこのクラッチによって後輪側
が切り離されて、ゼロ旋回式芝刈機は2輪駆動状態にな
る。
【0006】又、前輪側が空転すると、前輪が後輪より
早く回転してこのクラッチが連結されてるから、後輪側
にも駆動力が伝達され、ゼロ旋回式芝刈機は4輪駆動状
態になり、傾斜地や軟弱地での作業性が向上する。
早く回転してこのクラッチが連結されてるから、後輪側
にも駆動力が伝達され、ゼロ旋回式芝刈機は4輪駆動状
態になり、傾斜地や軟弱地での作業性が向上する。
【0007】又、芝刈り中に急旋回するときは、ペダル
209を踏むと、操作系211のカム215によってシ
フトロッド217が移動し、湿式クラッチ205の連結
が解除されて前輪側が切り離される。舵角は後輪に与え
られ、ゼロ旋回式芝刈機は後輪操舵によってゼロ旋回可
能になり、芝の刈り残しや、旋回時の車輪による芝傷め
を少なくする。
209を踏むと、操作系211のカム215によってシ
フトロッド217が移動し、湿式クラッチ205の連結
が解除されて前輪側が切り離される。舵角は後輪に与え
られ、ゼロ旋回式芝刈機は後輪操舵によってゼロ旋回可
能になり、芝の刈り残しや、旋回時の車輪による芝傷め
を少なくする。
【0008】又、実開平4−77045号公報に図7の
ようなデファレンシャル装置219が記載されている。
ようなデファレンシャル装置219が記載されている。
【0009】このデファレンシャル装置219は、デフ
ケース221と、デフケース221に固定されたピン2
23と、一対のカム部材225、227と、一対の出力
側部材229、231と、ピン223とカム部材22
5、227との間にそれぞれ設けられたカム233、2
35と、カム部材225、227と出力側部材229、
231との間にそれぞれ設けられた噛み合いクラッチ2
37、239と、カム部材225、227を出力側部材
229、231側(噛み合いクラッチ237、239の
噛み合い側)に押圧するコイルばね241などから構成
されている。
ケース221と、デフケース221に固定されたピン2
23と、一対のカム部材225、227と、一対の出力
側部材229、231と、ピン223とカム部材22
5、227との間にそれぞれ設けられたカム233、2
35と、カム部材225、227と出力側部材229、
231との間にそれぞれ設けられた噛み合いクラッチ2
37、239と、カム部材225、227を出力側部材
229、231側(噛み合いクラッチ237、239の
噛み合い側)に押圧するコイルばね241などから構成
されている。
【0010】出力側部材229、231は左右の車輪側
にそれぞれ連結されている。
にそれぞれ連結されている。
【0011】又、噛み合いクラッチ237、239には
カム233、235より小さいカム力が生じるカム角が
与えられている。車両の直進走行時のように、いずれの
出力側部材229、231もデフケース221より先行
回転しない場合は、デフケース221からピン223を
介して入力するトルクによってカム233、235が作
動し、そのカム力によって噛み合いクラッチ237、2
39が噛み合い、エンジンの駆動力は左右の車輪に伝達
される。
カム233、235より小さいカム力が生じるカム角が
与えられている。車両の直進走行時のように、いずれの
出力側部材229、231もデフケース221より先行
回転しない場合は、デフケース221からピン223を
介して入力するトルクによってカム233、235が作
動し、そのカム力によって噛み合いクラッチ237、2
39が噛み合い、エンジンの駆動力は左右の車輪に伝達
される。
【0012】又、旋回時、例えば、左旋回の場合は、右
の出力側部材231の先行回転により右のカム235が
カム力を失うと共に、右の噛み合いクラッチ239がそ
のカム力によりコイルばね241を撓めて噛み合いが解
除され、右車輪が切り離される。
の出力側部材231の先行回転により右のカム235が
カム力を失うと共に、右の噛み合いクラッチ239がそ
のカム力によりコイルばね241を撓めて噛み合いが解
除され、右車輪が切り離される。
【0013】こうして、デファレンシャル装置219は
左右輪の差動を吸収可能になり、車両を円滑に旋回させ
る。
左右輪の差動を吸収可能になり、車両を円滑に旋回させ
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図5と図6の
動力伝達装置201では、上記のように、ゼロ旋回のと
きだけしか使用されない湿式クラッチ205を配置した
ことによって、構造が複雑になり、大型で重くなり、コ
ストが上昇し、駆動力系のケーシングも湿式クラッチ2
05の配置スペースだけ大きくしなければならない。
又、湿式クラッチ205の摩擦損失によって駆動力ロス
が生じる。
動力伝達装置201では、上記のように、ゼロ旋回のと
きだけしか使用されない湿式クラッチ205を配置した
ことによって、構造が複雑になり、大型で重くなり、コ
ストが上昇し、駆動力系のケーシングも湿式クラッチ2
05の配置スペースだけ大きくしなければならない。
又、湿式クラッチ205の摩擦損失によって駆動力ロス
が生じる。
【0015】又、図7のデファレンシャル装置219で
は、上記のように、先行回転した車輪側の駆動力が遮断
されるよう構成されているから、例えば、デファレンシ
ャル装置219をゼロ旋回式芝刈機に用いても、ゼロ旋
回するときに駆動力を遮断することはできない。
は、上記のように、先行回転した車輪側の駆動力が遮断
されるよう構成されているから、例えば、デファレンシ
ャル装置219をゼロ旋回式芝刈機に用いても、ゼロ旋
回するときに駆動力を遮断することはできない。
【0016】そこで、この発明は、必要なときに、外部
クラッチなどを用いずに、単独で一側の駆動力を遮断す
ることができるデファレンシャル装置の提供を目的とす
る。
クラッチなどを用いずに、単独で一側の駆動力を遮断す
ることができるデファレンシャル装置の提供を目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のデファレ
ンシャル装置は、エンジンの駆動力によって回転駆動さ
れるデフケースと、一対の出力側部材と、各出力側部材
とデフケース側とを連結する一対のクラッチと、いずれ
か一方のクラッチに連結解除力を伝達する押圧部材と、
外部から操作力を与え、押圧部材を介してクラッチの連
結を解除する連結解除手段とを備えたことを特徴とす
る。
ンシャル装置は、エンジンの駆動力によって回転駆動さ
れるデフケースと、一対の出力側部材と、各出力側部材
とデフケース側とを連結する一対のクラッチと、いずれ
か一方のクラッチに連結解除力を伝達する押圧部材と、
外部から操作力を与え、押圧部材を介してクラッチの連
結を解除する連結解除手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0018】このように、請求項1記載のデファレンシ
ャル装置は、外部操作力によって内蔵クラッチの連結を
解除する連結解除手段により、図7の従来例と異なっ
て、必要なときは随時一側の駆動力を遮断することがで
きる。
ャル装置は、外部操作力によって内蔵クラッチの連結を
解除する連結解除手段により、図7の従来例と異なっ
て、必要なときは随時一側の駆動力を遮断することがで
きる。
【0019】請求項2記載の発明は、請求項1記載のデ
ファレンシャル装置であって、一方の出力側部材が前輪
側に連結され、他方の出力側部材が後輪側に連結され、
連結解除手段で前輪側クラッチ又は後輪側クラッチの連
結を解除することを特徴とし、請求項1の構成と同等の
効果を得る。
ファレンシャル装置であって、一方の出力側部材が前輪
側に連結され、他方の出力側部材が後輪側に連結され、
連結解除手段で前輪側クラッチ又は後輪側クラッチの連
結を解除することを特徴とし、請求項1の構成と同等の
効果を得る。
【0020】これに加えて、この構成のデファレンシャ
ル装置を、4輪駆動のゼロ旋回式芝刈機のセンターデフ
にすれば、湿式クラッチ205を用いる図5と図6の従
来例と異なって、外部クラッチを用いずに一側の駆動力
を遮断できるから、構造簡単、小型軽量、低コストであ
り、ケーシングも小さくできる。
ル装置を、4輪駆動のゼロ旋回式芝刈機のセンターデフ
にすれば、湿式クラッチ205を用いる図5と図6の従
来例と異なって、外部クラッチを用いずに一側の駆動力
を遮断できるから、構造簡単、小型軽量、低コストであ
り、ケーシングも小さくできる。
【0021】又、湿式クラッチ205を用いないから、
摩擦損失による駆動力ロスが防止される。
摩擦損失による駆動力ロスが防止される。
【0022】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載のデファレンシャル装置であって、一対のカム
部材と、デフケースに固定されたピンと、各カム部材と
出力側部材との間に設けられた噛み合いクラッチと、ピ
ンと各カム部材との間に設けられデフケースの回転トル
クを受けて作動し各カム部材を噛み合いクラッチの噛み
合い方向に押圧するカムとを備え、前記クラッチが、噛
み合いクラッチであり、前記連結解除手段が、押圧部材
を介して一方のカム部材を押圧し噛み合いクラッチの連
結を解除することを特徴とする。
項2記載のデファレンシャル装置であって、一対のカム
部材と、デフケースに固定されたピンと、各カム部材と
出力側部材との間に設けられた噛み合いクラッチと、ピ
ンと各カム部材との間に設けられデフケースの回転トル
クを受けて作動し各カム部材を噛み合いクラッチの噛み
合い方向に押圧するカムとを備え、前記クラッチが、噛
み合いクラッチであり、前記連結解除手段が、押圧部材
を介して一方のカム部材を押圧し噛み合いクラッチの連
結を解除することを特徴とする。
【0023】このように、連結解除手段によって噛み合
いクラッチの連結を解除するように構成したから、図7
の従来例と異なって、一側の駆動力を随時遮断すること
可能であり、請求項1又は請求項2の構成と同等の効果
を得る。
いクラッチの連結を解除するように構成したから、図7
の従来例と異なって、一側の駆動力を随時遮断すること
可能であり、請求項1又は請求項2の構成と同等の効果
を得る。
【0024】請求項4記載の発明は、請求項3記載のデ
ファレンシャル装置であって、押圧部材が、デフケース
を貫通して、一方のカム部材を噛み合いクラッチの噛み
合い解除方向に押圧可能に配置されたことを特徴とし、
請求項3の構成と同等の効果を得る。
ファレンシャル装置であって、押圧部材が、デフケース
を貫通して、一方のカム部材を噛み合いクラッチの噛み
合い解除方向に押圧可能に配置されたことを特徴とし、
請求項3の構成と同等の効果を得る。
【0025】請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求
項4のいずれか一項に記載のデファレンシャル装置であ
って、連結解除手段が、ペダル操作による操作力で押圧
部材を押圧し、クラッチの連結を解除することを特徴と
し、請求項1乃至請求項4のいずれかと同等の効果を得
る。
項4のいずれか一項に記載のデファレンシャル装置であ
って、連結解除手段が、ペダル操作による操作力で押圧
部材を押圧し、クラッチの連結を解除することを特徴と
し、請求項1乃至請求項4のいずれかと同等の効果を得
る。
【0026】これに加えて、ペダル操作によってクラッ
チの連結を解除する連結解除手段は、構造が簡単であ
り、故障が少ない。
チの連結を解除する連結解除手段は、構造が簡単であ
り、故障が少ない。
【0027】
【発明の実施の形態】図1乃至図4によって本発明の一
実施形態の説明をする。この実施形態は請求項1、2、
3、4、5の特徴を備えている。図1と図2はこの実施
形態のデファレンシャル装置1を示している。又、図3
と図4は4輪駆動のゼロ旋回式芝刈機に用いられた動力
伝達装置3を示しており、デファレンシャル装置1はこ
の動力伝達装置3のセンターデフに用いられている。
実施形態の説明をする。この実施形態は請求項1、2、
3、4、5の特徴を備えている。図1と図2はこの実施
形態のデファレンシャル装置1を示している。又、図3
と図4は4輪駆動のゼロ旋回式芝刈機に用いられた動力
伝達装置3を示しており、デファレンシャル装置1はこ
の動力伝達装置3のセンターデフに用いられている。
【0028】なお、符号を与えていない部材は図示され
ていない。又、図3ではデファレンシャル装置1が図1
及び図2と左右反対に描かれている。
ていない。又、図3ではデファレンシャル装置1が図1
及び図2と左右反対に描かれている。
【0029】図3と図4のように、動力伝達装置3は、
センターデフ1(デファレンシャル装置1)と、連結解
除手段5と、フロントデフ7と、これらを収容するキャ
リヤ9などから構成されている。
センターデフ1(デファレンシャル装置1)と、連結解
除手段5と、フロントデフ7と、これらを収容するキャ
リヤ9などから構成されている。
【0030】センターデフ1のデフケース11はベアリ
ング13、15を介してキャリヤ9に支承されている。
キャリヤ9にはオイル溜りが設けられている。
ング13、15を介してキャリヤ9に支承されている。
キャリヤ9にはオイル溜りが設けられている。
【0031】デフケース11にはリングギヤ17が固定
されており、センターデフ1はこのリングギヤ17に入
るエンジンからの駆動力(矢印19)によって回転駆動
される。センターデフ1はこの回転を、下記のように分
配し、前輪側出力軸21と後輪側出力軸23から出力す
る。
されており、センターデフ1はこのリングギヤ17に入
るエンジンからの駆動力(矢印19)によって回転駆動
される。センターデフ1はこの回転を、下記のように分
配し、前輪側出力軸21と後輪側出力軸23から出力す
る。
【0032】前輪側出力軸21はベアリング25を介し
てキャリヤ9に支承されており、後輪側出力軸23はベ
アリング27を介してキャリヤ9に支承されている。
てキャリヤ9に支承されており、後輪側出力軸23はベ
アリング27を介してキャリヤ9に支承されている。
【0033】フロントデフ7はベベルギヤ式のものであ
り、そのデフケース29はベアリング31、33を介し
てキャリヤ9に支承されている。デフケース29にはリ
ングギヤ35が固定されており、前輪側出力軸21には
リングギヤ35と噛み合うギヤ37が固定されている。
こうして、前輪側の駆動力は前輪側出力軸21を介して
デフケース29を回転させる。
り、そのデフケース29はベアリング31、33を介し
てキャリヤ9に支承されている。デフケース29にはリ
ングギヤ35が固定されており、前輪側出力軸21には
リングギヤ35と噛み合うギヤ37が固定されている。
こうして、前輪側の駆動力は前輪側出力軸21を介して
デフケース29を回転させる。
【0034】フロントデフ7は入力した回転を車軸3
9、41を介して左右の前輪に配分する。各車軸39、
41はベアリング43、45を介してキャリヤ9に支承
されている。
9、41を介して左右の前輪に配分する。各車軸39、
41はベアリング43、45を介してキャリヤ9に支承
されている。
【0035】後輪側には一対のベベルギヤ47、49か
らなる方向変換ギヤ組51が配置されている。ベベルギ
ヤ47は後輪側出力軸23に固定され、ベベルギヤ49
は出力軸53に固定されている。この出力軸53はベア
リング55を介してキャリヤ9に支承されている。後輪
側出力軸23の回転は方向変換ギヤ組51で方向を変換
され、出力軸53からリヤデフに送られる。リヤデフは
入力した回転を左右の後輪に配分する。
らなる方向変換ギヤ組51が配置されている。ベベルギ
ヤ47は後輪側出力軸23に固定され、ベベルギヤ49
は出力軸53に固定されている。この出力軸53はベア
リング55を介してキャリヤ9に支承されている。後輪
側出力軸23の回転は方向変換ギヤ組51で方向を変換
され、出力軸53からリヤデフに送られる。リヤデフは
入力した回転を左右の後輪に配分する。
【0036】連結解除手段5は、図4のように、ペダル
57と、リンク機構59と、レバー61と、カム63
と、シフトロッド65と、シフトフォーク67と、リン
グ69などから構成されている。
57と、リンク機構59と、レバー61と、カム63
と、シフトロッド65と、シフトフォーク67と、リン
グ69などから構成されている。
【0037】矢印71のようにペダル57を踏むと、リ
ンク機構59が矢印73のようにレバー61を回転さ
せ、この回転によってカム63がシフトロッド65を矢
印75の方向に移動させる。
ンク機構59が矢印73のようにレバー61を回転さ
せ、この回転によってカム63がシフトロッド65を矢
印75の方向に移動させる。
【0038】シフトフォーク67はシフトロッド65上
に固定されていると共に、図1のように、フォークの先
端部77がリング69に設けられた周溝79に摺動可能
に係合しているから、リング69はシフトフォーク67
と共に矢印81の方向に移動する。
に固定されていると共に、図1のように、フォークの先
端部77がリング69に設けられた周溝79に摺動可能
に係合しているから、リング69はシフトフォーク67
と共に矢印81の方向に移動する。
【0039】図1と図2のように、センターデフ1は、
デフケース11と、スプリングピン83によってデフケ
ース11に固定された2本のピン85と、一対のカム部
材87、89と、一対の出力側部材91、93と、各ピ
ン85とカム部材87、89との間にそれぞれ設けられ
たカム95、97と、カム部材87、89と出力側部材
91、93との間にそれぞれ設けられた噛み合いクラッ
チ99、101(クラッチ)と、支持管103と、ばね
105などから構成されている。
デフケース11と、スプリングピン83によってデフケ
ース11に固定された2本のピン85と、一対のカム部
材87、89と、一対の出力側部材91、93と、各ピ
ン85とカム部材87、89との間にそれぞれ設けられ
たカム95、97と、カム部材87、89と出力側部材
91、93との間にそれぞれ設けられた噛み合いクラッ
チ99、101(クラッチ)と、支持管103と、ばね
105などから構成されている。
【0040】出力側部材91は後輪側出力軸23にスプ
ライン連結されており、出力側部材93は前輪側出力軸
21にスプライン連結されている。
ライン連結されており、出力側部材93は前輪側出力軸
21にスプライン連結されている。
【0041】又、図2のように、噛み合いクラッチ9
9、101にはカム95、97より小さいカム力が生じ
るカム角が与えられている。
9、101にはカム95、97より小さいカム力が生じ
るカム角が与えられている。
【0042】ばね105は、図2のように、各カム部材
87、89を出力側部材91、93側(噛み合いクラッ
チ99、101の噛み合い方向)に押圧している。
87、89を出力側部材91、93側(噛み合いクラッ
チ99、101の噛み合い方向)に押圧している。
【0043】又、各ピン85の内側先端部は支持管10
3の貫通孔107に隙間109を介して貫入している。
又、支持管103は出力側部材91、93の凹部11
1、113の両端を支持されている。支持管103の両
端部には切り欠き115、117が設けられており、カ
ム部材87、89は内周に設けられた凸部119、12
1をこれらの切り欠き115、117に係合することに
より、互いの位相ずれを規制している。
3の貫通孔107に隙間109を介して貫入している。
又、支持管103は出力側部材91、93の凹部11
1、113の両端を支持されている。支持管103の両
端部には切り欠き115、117が設けられており、カ
ム部材87、89は内周に設けられた凸部119、12
1をこれらの切り欠き115、117に係合することに
より、互いの位相ずれを規制している。
【0044】又、出力側部材91、93とデフケース1
1との間には、スラストワッシャ123、123が配置
され、カム95、97と噛み合いクラッチ99、101
のカム力を受けている。
1との間には、スラストワッシャ123、123が配置
され、カム95、97と噛み合いクラッチ99、101
のカム力を受けている。
【0045】図1のように、デフケース11にはその側
壁125を貫通して複数本のピン127(押圧部材)が
前輪側のカム部材89を押圧可能に配置されている。
又、デフケース11のボス部129の外周には、連結解
除手段5のリング69が移動自在に支承されており、各
ピン127の外側端部はこのリング69に貫入して固定
されている。
壁125を貫通して複数本のピン127(押圧部材)が
前輪側のカム部材89を押圧可能に配置されている。
又、デフケース11のボス部129の外周には、連結解
除手段5のリング69が移動自在に支承されており、各
ピン127の外側端部はこのリング69に貫入して固定
されている。
【0046】図2の後輪側に示したように、デフケース
11の回転力131を受けるとカム95のカムスラスト
力133によって噛み合いクラッチ99が噛み合う。前
輪側の噛み合いクラッチ101も同様にして噛み合い、
こうしてエンジンの駆動力は前輪側と後輪側に送られ、
ゼロ旋回式芝刈り機は4輪駆動状態になり、傾斜地や軟
弱地での作業性が向上する。
11の回転力131を受けるとカム95のカムスラスト
力133によって噛み合いクラッチ99が噛み合う。前
輪側の噛み合いクラッチ101も同様にして噛み合い、
こうしてエンジンの駆動力は前輪側と後輪側に送られ、
ゼロ旋回式芝刈り機は4輪駆動状態になり、傾斜地や軟
弱地での作業性が向上する。
【0047】又、芝刈り中に急旋回するときは、ペダル
57を踏むと、上記のように、リング69が移動し、ピ
ン127が矢印135の方向に移動して前輪側のカム部
材89を押圧し、カム97のカム力に抗して噛み合いク
ラッチ101の噛み合いを解除させる。
57を踏むと、上記のように、リング69が移動し、ピ
ン127が矢印135の方向に移動して前輪側のカム部
材89を押圧し、カム97のカム力に抗して噛み合いク
ラッチ101の噛み合いを解除させる。
【0048】こうして、前輪側が切り離されると、エン
ジンの駆動力は矢印137のように後輪側にだけ送ら
れ、ゼロ旋回式芝刈り機は後輪駆動の2輪駆動状態にな
る。
ジンの駆動力は矢印137のように後輪側にだけ送ら
れ、ゼロ旋回式芝刈り機は後輪駆動の2輪駆動状態にな
る。
【0049】この芝刈り機は後輪操舵であり、このよう
に前輪側が切り離されるとゼロ旋回が可能になり、芝の
刈り残しや、旋回時の車輪による芝傷めが少なくなる。
に前輪側が切り離されるとゼロ旋回が可能になり、芝の
刈り残しや、旋回時の車輪による芝傷めが少なくなる。
【0050】図1のように、デフケース11には開口1
39、141が設けられており、キャリヤ9のオイル溜
りからこれらの開口139、141を介してオイルが流
出入し、カム95、97、噛み合いクラッチ99、10
1、スラストワッシャ123、123などを潤滑する。
39、141が設けられており、キャリヤ9のオイル溜
りからこれらの開口139、141を介してオイルが流
出入し、カム95、97、噛み合いクラッチ99、10
1、スラストワッシャ123、123などを潤滑する。
【0051】こうして、センターデフ1と動力伝達装置
3とが構成されている。
3とが構成されている。
【0052】上記のように、カム95、97により噛み
合うクラッチ99、101を介して出力側部材91、9
3を連結するセンターデフ1は、図7の従来例と異な
り、連結解除手段5のペダル操作によって噛み合いクラ
ッチ101の噛み合いを解除するように構成したから、
必要なときは随時駆動力の遮断を行える。
合うクラッチ99、101を介して出力側部材91、9
3を連結するセンターデフ1は、図7の従来例と異な
り、連結解除手段5のペダル操作によって噛み合いクラ
ッチ101の噛み合いを解除するように構成したから、
必要なときは随時駆動力の遮断を行える。
【0053】従って、センターデフ1を用いたゼロ旋回
式芝刈機の動力伝達装置3は、湿式クラッチ205を用
いる図5と図6の従来例と異なって、外部クラッチを用
いずに前輪側の駆動力を遮断できるから、構造簡単、小
型軽量で、低コストであり、キャリヤも小さくできる。
式芝刈機の動力伝達装置3は、湿式クラッチ205を用
いる図5と図6の従来例と異なって、外部クラッチを用
いずに前輪側の駆動力を遮断できるから、構造簡単、小
型軽量で、低コストであり、キャリヤも小さくできる。
【0054】又、湿式クラッチ205を用いないから、
摩擦損失による駆動力ロスが防止される。
摩擦損失による駆動力ロスが防止される。
【0055】又、ペダル操作によって噛み合いクラッチ
101の噛み合いを解除する連結解除手段5は、構造が
簡単であり、故障が少ない。
101の噛み合いを解除する連結解除手段5は、構造が
簡単であり、故障が少ない。
【0056】
【発明の効果】請求項1記載のデファレンシャル装置
は、外部から内蔵クラッチの連結を解除する連結解除手
段を設けたことにより、図7の従来例と異なって、必要
なときは随時一側の駆動力を遮断することができる。
は、外部から内蔵クラッチの連結を解除する連結解除手
段を設けたことにより、図7の従来例と異なって、必要
なときは随時一側の駆動力を遮断することができる。
【0057】請求項2記載の発明は、請求項1の構成と
同等の効果を得ると共に、本発明のデファレンシャル装
置を、ゼロ旋回式芝刈機のセンターデフにすれば、図5
と図6の従来例と異なって、外部クラッチを用いずに一
側の駆動力を遮断できるから、構造簡単、小型軽量で、
低コストであり、ケーシングも小さくできる。
同等の効果を得ると共に、本発明のデファレンシャル装
置を、ゼロ旋回式芝刈機のセンターデフにすれば、図5
と図6の従来例と異なって、外部クラッチを用いずに一
側の駆動力を遮断できるから、構造簡単、小型軽量で、
低コストであり、ケーシングも小さくできる。
【0058】又、外部クラッチを用いないから、摩擦損
失による駆動力ロスが防止される。
失による駆動力ロスが防止される。
【0059】請求項3記載の発明は、連結解除手段によ
り噛み合いクラッチの連結を解除するように構成されて
いるから、図7の従来例と異なって、一側の駆動力を随
時遮断すること可能であり、請求項1又は請求項2の構
成と同等の効果を得る。
り噛み合いクラッチの連結を解除するように構成されて
いるから、図7の従来例と異なって、一側の駆動力を随
時遮断すること可能であり、請求項1又は請求項2の構
成と同等の効果を得る。
【0060】請求項4記載の発明は、請求項3の構成と
同等の効果を得る。
同等の効果を得る。
【0061】請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求
項4のいずれかと同等の効果を得ると共に、ペダル操作
によってクラッチの連結を解除する連結解除手段は、構
造が簡単であり、故障が少ない。
項4のいずれかと同等の効果を得ると共に、ペダル操作
によってクラッチの連結を解除する連結解除手段は、構
造が簡単であり、故障が少ない。
【図1】本発明の一実施形態を示す断面図である。
【図2】図1の要部を示す図面である。
【図3】図1の実施形態をセンターデフに用いたゼロ旋
回式芝刈機用の動力伝達装置を示す断面図である。
回式芝刈機用の動力伝達装置を示す断面図である。
【図4】図3の動力伝達装置の一部をなす連結解除手段
を示す図面である。
を示す図面である。
【図5】第1の従来例を示す断面図である。
【図6】図5の従来例の一部をなすペダル操作機構を示
す図面である。
す図面である。
【図7】第2の従来例を示す断面図である。
1 センターデフ(デファレンシャル装置) 5 連結解除手段 11 デフケース 85 ピン 87、89 カム部材 91 出力側部材(後輪側) 93 出力側部材(前輪側) 95、97 カム 99、101 噛み合いクラッチ(クラッチ) 127 ピン(押圧部材)
Claims (5)
- 【請求項1】 エンジンの駆動力によって回転駆動され
るデフケースと、一対の出力側部材と、各出力側部材と
デフケース側とを連結する一対のクラッチと、いずれか
一方のクラッチに連結解除力を伝達する押圧部材と、外
部から操作力を与え、押圧部材を介してクラッチの連結
を解除する連結解除手段とを備えたことを特徴とするデ
ファレンシャル装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の発明であって、一方の出
力側部材が前輪側に連結され、他方の出力側部材が後輪
側に連結され、連結解除手段で前輪側クラッチ又は後輪
側クラッチの連結を解除することを特徴とするデファレ
ンシャル装置。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の発明であっ
て、一対のカム部材と、デフケースに固定されたピン
と、各カム部材と出力側部材との間に設けられた噛み合
いクラッチと、ピンと各カム部材との間に設けられデフ
ケースの回転トルクを受けて作動し各カム部材を噛み合
いクラッチの噛み合い方向に押圧するカムとを備え、前
記クラッチが、噛み合いクラッチであり、前記連結解除
手段が、押圧部材を介して一方のカム部材を押圧し噛み
合いクラッチの連結を解除することを特徴とするデファ
レンシャル装置。 - 【請求項4】 請求項3記載の発明であって、押圧部材
が、デフケースを貫通して、一方のカム部材を噛み合い
クラッチの噛み合い解除方向に押圧可能に配置されたこ
とを特徴とするデファレンシャル装置。 - 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に
記載の発明であって、連結解除手段が、ペダル操作によ
る操作力で押圧部材を押圧し、クラッチの連結を解除す
ることを特徴とするデファレンシャル装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14807297A JPH10338049A (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | デファレンシャル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14807297A JPH10338049A (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | デファレンシャル装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10338049A true JPH10338049A (ja) | 1998-12-22 |
Family
ID=15444599
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14807297A Pending JPH10338049A (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | デファレンシャル装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10338049A (ja) |
-
1997
- 1997-06-05 JP JP14807297A patent/JPH10338049A/ja active Pending
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