JPH10340230A - データ保護装置 - Google Patents

データ保護装置

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Publication number
JPH10340230A
JPH10340230A JP9147977A JP14797797A JPH10340230A JP H10340230 A JPH10340230 A JP H10340230A JP 9147977 A JP9147977 A JP 9147977A JP 14797797 A JP14797797 A JP 14797797A JP H10340230 A JPH10340230 A JP H10340230A
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JP
Japan
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data
storage device
main storage
task
saved
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JP9147977A
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English (en)
Inventor
Michisuke Nomura
享右 野村
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Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のタスクを並列に実行するマルチタスク
システムを備えるコンピュータにおいて、作成者が作成
したデータが表示以外の目的で利用されることを有効に
防止して、作成者の利益を保護することができ、特に、
暗号化されている平文データの信頼性を向上して、その
平文データを利用する者の利益をも保護するのに好適な
データ保護装置を提供する。 【解決手段】 ディスプレー装置を除くコンピュータの
周辺装置にデータを出力するデータ出力用タスクを、マ
ルチタスクシステムが実行状態にするのに応じて、主記
憶装置に読み込まれた保護対象データを補助記憶装置に
退避させ、保護対象データを退避させるのに応じて、主
記憶装置に格納されている保護対象データを消去し、マ
ルチタスクシステムがデータ出力用タスクを停止状態に
するのに応じて、退避させた保護対象データを主記憶装
置に復帰させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、主記憶装置に読
み込まれたデータや主記憶装置に復号化された平文デー
タを保護するデータ保護装置に係り、特に、複数のタス
クを並列に実行するマルチタスクシステムを備えるコン
ピュータにおいて、主記憶装置に格納されているデータ
が周辺装置にデータを出力するタスクから取得されるこ
とを防止するデータ保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、通信データの盗聴、改ざんなどの
不正アクセスから通信データを保護する技術として、通
信暗号化技術がある。これには、暗号化/復号化ソフト
を利用してデータを暗号化するものがあって、例えば、
次のようにしてデータの送受信を行う。
【0003】送信側コンピュータでは、送信者(例え
ば、データの作成者)が暗号化ソフトを利用し、送信対
象となる平文データを、指定した所定の暗号キーに基づ
いて解読困難な暗号化データに暗号化し、これを送信す
る。
【0004】受信側コンピュータでは、復号化するため
の復号キーを所持している受信者(例えば、作成者から
その平文データの利用を許諾された許諾者)が復号化ソ
フトを利用し、所持している復号キーに基づいて受信し
た暗号化データを元の平文データに復号化する。そうし
て、その平文データは、復号化ソフトによって、受信側
コンピュータのHDD等の補助記憶装置に格納される。
【0005】一方、従来、コンピュータ内部において、
自己のデータを保護する技術としては、アクセス制御、
フロー制御、推論制御および暗号化制御などのデータセ
キュリティー制御があり、また、ユーザIDやパスワー
ドを利用してシステムの正当な使用者であることを確認
する認証セキュリティー制御などがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記通信
暗号化技術は、許諾者以外の者に対してデータの機密を
保護することが可能である。しかしながら、許諾者が、
復号化した平文データを作成者に無断で複製して頒布し
たり、改ざんしたり、さらには他のコンピュータに拡散
したりする行為までは防止することができなかった。
【0007】また、情報を広域的に利用しようとするシ
ステムなどに見られる、システムの使用者を管理する機
構をもたないオープン化されたシステムでは、復号化さ
れた平文データは、復号化ソフトによってHDD等の補
助記憶装置に格納されてしまうことから、許諾者がその
ような状態で放置しておければ、その平文データは、不
特定多数に容易に取得され、利用されるおそれがあっ
た。
【0008】一般に、暗号化されるようなデータは、機
密度が極めて高いものであるため、作成者の意思が介在
しないところで改ざんされたりすると、この平文データ
を利用しようとする者は、著しい損害を被る危険性にさ
らされる。
【0009】そこで、復号化ソフトの機能を、暗号化デ
ータの内容を表示することだけに限定するようにし、例
えば、暗号化されている平文データを、RAMやVRA
Mなどの主記憶装置にのみ復号化する方法や、復号化さ
れた後の利用形態に応じ、一の平文データに対して複数
の暗号キーを設定する方法などが考えられる。しかしな
がら、このような方法であっても、複数のタスクを並列
に実行するマルチタスクシステムでは、平文データを主
記憶装置に読み込んで表示しているときに、周辺装置に
データを出力するデータ出力用タスクが起動されれば、
その平文データは、そのデータ出力用タスクから取得さ
れる可能性がある。
【0010】さらに、これらの問題は、暗号化されるデ
ータにのみ限らず、データ全般についても同様に提起さ
れるものである。すなわち、上記データセキュリティー
制御および認証セキュリティー制御は、コンピュータ内
部における自己のデータを保護することには有効な技術
であるが、一旦作成者が送信したデータを保護すること
までは及ぶものではない。この場合に、例えば、ネット
ワークのクライアントコンピュータで、サーバーコンピ
ュータから表示することに限定して提供されたデータ
を、主記憶装置に読み込んで表示する場合に、クライア
ントコンピュータに上記のようなマルチタスクシステム
が備えられていれば、そのデータは、やはりデータ出力
用タスクから取得される可能性がある。
【0011】そこで、本発明は、このような従来の問題
を解決することを課題としており、複数のタスクを並列
に実行するマルチタスクシステムを備えるコンピュータ
において、作成者が作成したデータが表示以外の目的で
利用されることを有効に防止して、作成者の利益を保護
することのできるデータ保護装置を提供することを目的
とし、特に、暗号化されている平文データの信頼性を向
上して、その平文データを利用する者の利益をも保護す
るのに好適なデータ保護装置を提供することを目的とし
ている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る請求項1記載のデータ保護装置は、複
数のタスクを並列に実行するマルチタスクシステムを備
えたコンピュータに適用され、前記コンピュータの主記
憶装置に読み込まれたデータを保護するデータ保護装置
であって、ディスプレー装置を除く前記コンピュータの
周辺装置にデータを出力するデータ出力用タスクを、前
記マルチタスクシステムが実行状態または実行可能状態
にするのに応じて、前記主記憶装置に読み込まれた保護
対象データを前記補助記憶装置に退避させるデータ退避
手段と、前記データ退避手段が前記保護対象データを退
避させるのに応じて、前記主記憶装置に格納されている
前記保護対象データを消去するデータ消去手段と、前記
マルチタスクシステムが前記データ出力用タスクを停止
状態にするのに応じて、前記データ退避手段が前記補助
記憶装置に退避させた前記保護対象データを前記主記憶
装置に復帰させるデータ復帰手段と、を備える。
【0013】このような構成であれば、マルチタスクシ
ステムを備えるコンピュータにおいて、補助記憶装置や
ネットワーク回線から保護対象データが主記憶装置に読
み込まれた時に、例えば、1または複数のデータ出力用
タスクが他方で起動され、または、すでに起動されてい
たときには、データ退避手段で、主記憶装置に格納され
ている保護対象データがそれらデータ出力用タスクによ
って取得されないように、その保護対象データが補助記
憶装置に退避させられるとともに、データ消去手段で、
主記憶装置に格納されている方の保護対象データが消去
される。
【0014】そうして、このような1または複数のデー
タ出力用タスクが終了され、または、それらデータ出力
用タスク以外のタスクを実行するため、もしくは、指令
の入力を待機するために停止状態にされたときには、デ
ータ復帰手段で、補助記憶装置に退避させられた保護対
象データが主記憶装置に復帰させられる。
【0015】ここで、データ出力用タスクとしては、例
えば、保護対象データを、HDDやFDD等の補助記憶
装置に格納しようとしたり、主記憶装置の別領域に複写
しようとしたり、プリンターまたはネットワーク伝送路
に出力しようとしたりするタスクなどが挙げられる。
【0016】なお、マルチタスクシステムは、通常、単
一プロセッサシステムのもとで実行されるようになって
おり、複数のタスクを実行するにあたって、それらタス
クに対して時分割にプロセッサを割り当てるようにして
いる。実行されるタスクの状態には、タスクに対してプ
ロセッサを割り当てている実行状態、なんらかのイベン
トの生起を期待してタスクを実行できない停止状態、実
行可能であるが他のタスクに対して割り当てているプロ
セッサが開放されるのを待機している実行可能状態の3
状態が存在する。
【0017】また、本発明に係る請求項2記載のデータ
保護装置は、請求項1記載のデータ保護装置において、
前記データ退避手段が前記補助記憶装置に退避させた前
記保護対象データを、前記データ復帰手段が前記保護対
象データを復帰させるのに応じて、消去する退避データ
消去手段を備える。
【0018】このような構成であれば、マルチタスクシ
ステムによってデータ出力用タスクが停止状態にされる
のを契機に、データ復帰手段で、補助記憶装置に退避さ
せられた保護対象データが主記憶装置に復帰させられた
ときには、退避データ消去手段で、補助記憶装置に退避
させられた方の保護対象データが消去される。
【0019】さらに、本発明に係る請求項3記載のデー
タ保護装置は、請求項1または2記載のデータ保護装置
において、前記データ復帰手段は、前記マルチタスクシ
ステムが前記データ出力用タスクを停止状態にするのに
応じて、前記データ退避手段が前記補助記憶装置に退避
させた前記保護対象データを前記主記憶装置に復帰させ
るか否かを利用者に確認するデータ復帰確認手段を備
え、データ復帰確認手段で復帰させることが確認された
ときにのみ、前記データ退避手段が前記補助記憶装置に
退避させた前記保護対象データを前記主記憶装置に復帰
させる。
【0020】このような構成であれば、マルチタスクシ
ステムによってデータ出力用タスクが停止状態にされる
のを契機に、データ復帰手段で、補助記憶装置に退避さ
せられた保護対象データを主記憶装置に復帰させようと
するときには、データ復帰確認手段で、保護対象データ
の利用者に対して、退避させた保護対象データを復帰さ
せるか否かの確認が求められる。
【0021】そうして、データ復帰確認手段で、利用者
から退避させた保護対象データを復帰させる旨が確認さ
れたときには、データ復帰手段で、退避させた保護対象
データを主記憶装置に復帰させる。しかし、データ復帰
確認手段で、そうでない旨が確認されたときや、いずれ
の旨も確認されないときは、データ復帰手段で、退避さ
せた保護対象データを主記憶装置に復帰させない。
【0022】例えば、保護対象データが補助記憶装置に
退避させられた後に、データ出力用タスクが停止状態と
なって、保護対象データを主記憶装置に読み込んだタス
クが実行状態または実行可能状態となった場合であって
も、保護対象データを復帰させる必要が特にないときに
は、利用者が復帰させない旨を示すれば、復帰させるた
めの無駄な処理が実行されない。
【0023】なお、このように利用者に直接的に確認を
求めるのではなく、保護対象データを主記憶装置に読み
込んだタスクを利用者が停止状態にするか否かを判定す
ることによって間接的に確認をするようにしてもよい。
すなわち、データ出力用タスクが停止状態となったが、
保護対象データを主記憶装置に読み込んだタスクもすで
に停止状態となっている場合には、保護対象データを主
記憶装置に読み込んだタスクの実行の有無を自動的に判
定するような復帰確認手段を設け、保護対象データを主
記憶装置に復帰させるのを禁止する。
【0024】さらに、本発明に係る請求項4記載のデー
タ保護装置は、請求項1、2または3記載のデータ保護
装置において、前記データ退避手段は、前記保護対象デ
ータを隠しファイルとして退避させる。
【0025】このような構成であれば、マルチタスクシ
ステムによってデータ出力用タスクが実行状態または実
行可能状態にされるのを契機に、主記憶装置に格納され
ている保護対象データを補助記憶装置に退避させようと
するときには、データ退避手段で、主記憶装置に格納さ
れている保護対象データが識別困難な隠しファイルとし
て補助記憶装置に退避させられる。
【0026】この請求項4記載の発明において、隠しフ
ァイルとは、補助記憶装置に格納されている状態を識別
することが困難となるようなファイルのことであって、
例えば、ファイルアロケーションテーブルに記録されて
いるファイルの属性をシステムファイルや、隠しファイ
ルなどに設定したファイルや、保護対象データを分割し
て複数のファイルを生成し、それらファイルを補助記憶
装置に点在させたときのそれらのファイルなどである。
【0027】さらに、本発明に係る請求項5記載のデー
タ保護装置は、請求項1、2、3または4記載のデータ
保護装置において、前記データ退避手段は、前記保護対
象データを暗号化して退避させ、前記データ復帰手段
は、前記暗号化された保護対象データを復号化して復帰
させる。
【0028】このような構成であれば、マルチタスクシ
ステムによってデータ出力用タスクが実行状態または実
行可能状態にされるのを契機に、主記憶装置に格納され
ている保護対象データを補助記憶装置に退避させようと
するときには、データ退避手段で、主記憶装置に格納さ
れている保護対象データが所定の暗号キーに基づいて暗
号化され、補助記憶装置に退避させられる。
【0029】そうして、マルチタスクシステムによって
データ出力用タスクが停止状態にされるのを契機に、補
助記憶装置に退避させられた保護対象データを主記憶装
置に復帰させようとするときには、データ復帰手段で、
暗号化されている保護対象データが所定の復号キーに基
づいて主記憶装置に復号化されることによって復帰させ
られる。
【0030】ここで、復号キーとは、暗号化されている
平文データを復号化しようとするアルゴリズムを決定す
るための動機付けとなるものであって、その平文データ
を暗号化するアルゴリズムを決定するにあたって動機付
けとなった暗号キーと、平文データを正常に復元するた
めに必要な所定の因果関係を有するものである。これに
は、平文データを暗号化するとき、または、暗号化デー
タを復号化するときに設定するパスワードや、パスワー
ドを要しない暗号化または復号化アルゴリズムであれ
ば、そのアルゴリズムそのものをも含むものである。
【0031】したがって、この請求項5記載の発明にお
いて、復号化とは、暗号化データの暗号キーと上記所定
の因果関係を有している復号キーに基づいて、暗号化デ
ータを元の平文データに正常に復元することであって、
その暗号キーと上記所定の因果関係を有していない復号
キーに基づいて、元の平文データ以外のものを生成する
ことは含まないものである。
【0032】さらに、本発明に係る請求項5記載のデー
タ保護装置は、請求項1、2、3、4または5記載のデ
ータ保護装置において、前記主記憶装置に読み込まれた
暗号化データを前記保護対象データとして前記主記憶装
置に復号化する復号化手段を備える。
【0033】このような構成であれば、補助記憶装置や
ネットワーク回線から暗号化データが主記憶装置に読み
込まれた場合に、復号化手段で、その暗号化データが所
定の復号キーに基づき保護対象データとして主記憶装置
に復号化される。
【0034】この場合において、暗号化されている平文
データは、主記憶装置にのみ復号化されるため、復号化
した結果、平文データが補助記憶装置に格納されること
はなく、さらに、復号化していないときには、平文デー
タが暗号化されたままの状態で補助記憶装置に保持され
る。そうして、こうしたことから、例えば、復号化した
平文データを表示し終えたあとは、平文データの一部ま
たは全部が主記憶装置に残留しないように、これらを完
全に消去してから処理を終了するような構成にすること
が好ましい。
【0035】ここで、復号キーとは、上記復号キーと同
義であり、この請求項6記載の発明において、復号化と
は、請求項5記載の発明における復号化と同義である。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、本発明に係るデータ
保護装置の実施の形態を示すブロック図である。図2
は、図1のコンピュータにおけるマルチタスクシステム
の構成を示すブロック図である。
【0037】この実施の形態は、本発明に係るデータ保
護装置を、図1に示すように、複数のタスクを並列に実
行するマルチタスクシステムを備えるコンピュータにお
いて、その補助記憶装置に格納されている暗号化データ
の内容を表示する場合について適用したものである。
【0038】このデータ保護装置は、暗号化データを処
理するためのコンピュータ1と、コンピュータ1から出
力された画像信号を画面に表示するCRT2と、コンピ
ュータ1から出力された文字データや画像データを紙面
に印刷するプリンター3と、コンピュータ1とネットワ
ークとの回線制御を行う回線制御装置4とで構成されて
いる。
【0039】コンピュータ1は、演算およびシステム全
体を制御する演算処理装置5と、データの読み出しおよ
び書き込みが可能な主記憶装置6および補助記憶装置7
と、外部からのデータ入力が可能なヒューマンインター
フェースとしてのキーボード8と、プリンター3、回線
制御装置4およびキーボード8とデータの入出力を行う
インターフェース部9と、主記憶装置6の特定領域に格
納されているデータを画像信号に変換してCRT2へ出
力するCRT制御装置10とで構成されており、演算処
理装置5、主記憶装置6、補助記憶装置7およびインタ
ーフェース部9は、データを伝送するための信号線であ
るバスで相互に接続されている。
【0040】主記憶装置6は、所定領域にあらかじめ演
算処理装置5の制御プログラム等を格納しているROM
と、ROMまたは補助記憶装置7から読み込んだデータ
や演算処理装置5の演算過程で必要な演算結果を格納す
るRAMと、CRT2に表示するための表示データを蓄
積するディスプレイバッファとしてのVRAMとで構成
されている。なお、VRAMは、演算処理装置5とCR
T制御装置10とで独立に、かつ、相互にアクセスが可
能となっている。
【0041】補助記憶装置7は、FDDまたはHDD等
からなり、格納されるデータをファイルとして格納し、
ファイルの格納位置や属性を登録するファイルアロケー
ションテーブルによって各ファイルを管理するように構
成されており、表示対象となる暗号化データが格納され
ている。ファイルアロケーションテーブルに登録される
ファイルの属性は、後述するタスクスケジューラ11が
実行させるタスクに対して各ファイルを識別させるため
のものであって、その属性には、タスクスケジューラ1
1で実行させられるタスクのいずれもが識別可能となる
通常属性と、設定したタスクのみが識別可能となる隠し
属性とがある。
【0042】CRT制御装置10は、主記憶装置6のV
RAMに格納されているデータを先頭アドレスから所定
周期で順次読み出し、読み出したデータを画像信号に変
換してCRT2に出力するように構成されている。
【0043】演算処理装置5は、マイクロプロセスユニ
ットMPU等からなり、コンピュータ1の起動と同時
に、主記憶装置6のROMの所定領域に格納されている
所定のプログラムを起動させ、複数のタスクを並列に実
行するためのタスクスケジューラ11を常時実行するよ
うに構成されている。
【0044】タスクスケジューラ11は、図2(a)に
示すように、データ出力用タスクT 1 、暗号化データ表
示タスクT2 および監視タスクT3 からの要求に応じ、
それらタスクの実行順序や実行状態などをタスク管理テ
ーブルで管理するとともに、タスク管理テーブルを参照
しながらそれらタスクに対して時分割に演算処理装置5
を割り当てるように構成されている。また、図2(b)
に示すように、各タスクを次の3状態に順次推移させな
がら管理する。つまり、タスクに対して演算処理装置5
を割り当てている実行状態、利用者からの指令を待機し
てタスクが実行できない状態またはタスクが実行されて
いない状態の停止状態、および実行可能であるが他のタ
スクに対して割り当てている演算処理装置5が開放され
るのを待機している実行可能状態である。
【0045】データ出力用タスクT1 は、プリンター
3、回線制御装置4または補助記憶装置7にデータを出
力するタスクであって、例えば、主記憶装置6に格納さ
れているデータを印刷したり、ネットワークの他のコン
ピュータに送信したり、編集して補助記憶装置7に格納
したりするなどのタスクである。これは、利用者の要求
に応じ、タスクスケジューラ11が主記憶装置6のRO
Mの所定領域に格納されている所定のプログラムを起動
させて実行させる。
【0046】暗号化データ表示タスクT2 は、暗号化デ
ータを表示しようとするときに実行されるタスクであっ
て、図3のフローチャートに示す処理から構成されてい
る。これは、暗号化データを表示しようとする利用者の
要求に応じ、タスクスケジューラ11が主記憶装置6の
ROMの所定領域に格納されている所定のプログラムを
起動させ、次のようにして実行させる。
【0047】まず、図3に示すように、ステップS1に
移行して、復号化して表示しようとする暗号化データを
補助記憶装置7から主記憶装置6のRAMの所定領域A
に読み込み、ステップS2に移行して、暗号化データを
復号化するための復号キーをキーボード8から入力し、
ステップS3に移行して、監視タスクT3 が主記憶装置
6に格納されている平文データの監視を開始/終了する
ためのフラグ変数fVに“1”を設定する。後段で説明
するが、このステップS3で、フラグ変数fVに“1”
を設定するということは、監視タスクT3 に対して、主
記憶装置6に格納されている平文データの監視を開始さ
せる要求をすることを意味する。
【0048】次いで、ステップS4に移行して、ステッ
プS2で入力した復号キーに基づいて暗号化データを主
記憶装置6のRAMの所定領域Aに復号化し、ステップ
S5に移行して、復号化した平文データを主記憶装置6
のVRAMの所定領域Bに格納し、ステップS6に移行
して、平文データの表示を終了する要求があるか否かを
キーボード8から入力し、終了する要求があると判定さ
れたときには、ステップS7に移行する。しかし、ステ
ップS6で、表示を終了する要求がないと判定されたと
きには、表示を終了する要求があるまでステップS6を
繰り返す。
【0049】ステップS7では、主記憶装置6のRAM
の所定領域AおよびVRAMの所定領域Bに格納されて
いる平文データを消去し、ステップS8に移行して、フ
ラグ変数fV に“0”を設定し、一連の処理を終了す
る。後段で説明するが、このステップS8で、フラグ変
数fV に“0”を設定するということは、監視タスクT
3 に対して、主記憶装置6に格納されている平文データ
の監視を終了させる要求をすることを意味する。
【0050】一方、監視タスクT3 は、図4のフローチ
ャートに示す処理から構成されている。これは、タスク
スケジューラ11の起動と同時に、タスクスケジューラ
11が主記憶装置6のROMの所定領域に格納されてい
る所定のプログラムを起動させ、常時実行状態または実
行可能状態に保持させておくものであって、次のように
して実行させる。
【0051】まず、図4に示すように、ステップS21
に移行して、フラグ変数fV の値が“1”であるか否か
を判定し、“1”であると判定されたときには、暗号化
データ表示タスクT2 より主記憶装置6に格納されてい
る平文データの監視を開始する要求がされたものと判定
し、ステップS22に移行して、タスク管理テーブルを
参照してデータ出力用タスクT1 の状態を判定し、デー
タ出力用タスクT1 が実行状態または実行可能状態であ
ると判定されたときには、ステップS23に移行する。
【0052】ステップS23では、後述する退避データ
が補助記憶装置7に退避させられているか否かを判定
し、退避させられていないと判定されたときには、ステ
ップS24に移行して、主記憶装置6のRAMの所定領
域Aに格納されている平文データを暗号化する一方で、
主記憶装置6のVRAMの所定領域Bに平文データが格
納されているときには、VRAMに平文データが格納さ
れている旨を示すVRAM格納データを付加し、その暗
号化データを補助記憶装置7に退避データとして退避さ
せる。このステップS24で、平文データを暗号化する
ときには、あらかじめ設定した所定の暗号キーに基づい
て暗号化する。
【0053】次いで、ステップS25に移行して、補助
記憶装置7に退避させた退避データの属性を隠し属性に
設定し、ステップS26に移行して、主記憶装置6のR
AMの所定領域Aに格納されている平文データを消去す
る一方で、主記憶装置6のVRAMの所定領域Bに平文
データが格納されているときには、その平文データも併
せて消去し、一連の処理を終了する。
【0054】一方、ステップS22で、データ出力用タ
スクT1 が停止状態であると判定されたときには、ステ
ップS27に移行して、補助記憶装置7に退避データが
退避させられているか否かを判定し、退避させられてい
ると判定されたときには、ステップS28に移行して、
退避データを主記憶装置6に復帰させる要求があるか否
かをキーボード8から入力し、復帰させる要求があると
判定されたときには、ステップS29に移行する。
【0055】ステップS29では、補助記憶装置7に退
避させた退避データを主記憶装置6のRAMの所定領域
Aに復号化することによって平文データを復帰させる一
方で、退避データにVRAM格納データが付加されてい
るときには、主記憶装置6のVRAMの所定領域Bに復
号化した平文データを格納し、ステップS30に移行し
て、補助記憶装置7に退避させた退避データを消去し、
一連の処理を終了する。なお、ステップS29で、退避
データを元の平文データに復号化するときには、ステッ
プS24で平文データを暗号化したときの暗号キーに対
応した所定の復号キーに基づいて復号化する。
【0056】一方、ステップS21で、フラグ変数fV
の値が“1”でないと判定されたときには、暗号化デー
タ表示タスクT2 より主記憶装置6に格納されている平
文データの監視を終了する要求がされたものと判定し、
ステップS31に移行して、補助記憶装置7に退避デー
タが退避させられているか否かを判定し、退避させられ
ていると判定されたときには、ステップS30に移行す
る。しかし、ステップS31で、退避データが退避させ
られていないと判定されたときには、一連の処理を終了
する。
【0057】また、ステップS23で、補助記憶装置7
に退避データが退避させられていると判定されたとき、
ステップS27で、補助記憶装置7に退避データが退避
させられていないと判定されたとき、およびステップ2
8で、退避データを主記憶装置6に復帰させる要求がな
いと判定されたときにはいずれも、一連の処理を終了す
る。
【0058】次に、上記実施の形態の動作を説明する。
ここでは、データの作成者からデータの利用を許諾され
た許諾者が、所持している復号キーに基づいて、補助記
憶装置7に格納されている暗号化データの内容をCRT
2に表示する場合について説明する。
【0059】まず、許諾者が暗号化データの内容を表示
しようとすると、図3のフローチャートに示す処理が実
行され、ステップS1において、暗号化データが主記憶
装置6のRAMに読み込まれ、ステップS2において、
許諾者が復号キーを入力するものとすると、ステップS
3からS5までを経て、フラグ変数fv に“1”が設定
されるとともに、入力された復号キーに基づいて、RA
Mに読み込まれた暗号化データが平文データに復号化さ
れ、その平文データがVRAMに格納される。
【0060】フラグ変数fv に“1”が設定されると、
これに伴って、監視タスクT3 がRAMおよびVRAM
に格納されている平文データの監視を開始する。また、
その一方で、CRT制御装置10において、VRAMに
格納されている平文データが読み出されるとともに、画
像信号に変換され、CRT2に出力される。これによっ
て、平文データの内容は、CRT2に表示されることに
なる。なお、ステップS6においては、キーボード8か
らの入力を待機する状態となるので、許諾者は、平文デ
ータの表示を終了する要求を入力するまでの間は、CR
T2に表示されている平文データの内容を見ることがで
きる。
【0061】次いで、許諾者は、ステップS6におい
て、平文データの表示を終了する要求を入力するものと
すると、ステップS8、S9を経て、RAMおよびVR
AMの平文データが消去されるとともに、フラグ変数f
v に“0”が設定される。フラグ変数fv に“0”が設
定されると、これに伴って、監視タスクT3 がRAMお
よびVRAMに格納されている平文データの監視を終了
する。
【0062】なお、ここでは、許諾者が所持している復
号キーに基づいて暗号化データを元の平文データに復号
化し、その内容を表示することについて説明したが、復
号キーを所持していない者がこの平文データの内容を表
示しようとしても、ステップS4において、元の平文デ
ータが正常に復元されないために、平文データの内容が
CRT2に一切表示されることはない。
【0063】さて一方、このように平文データをRAM
およびVRAMに格納している間は、フラグ変数fv
“1”を設定し、監視タスクT3 でその平文データを監
視させるようにしたので、平文データを表示している
間、すなわちフラグ変数fv の値が“1”である間に、
データ出力用タスクT1 が起動されたとき、または、す
でに起動されていたときには、常時実行状態または実行
可能状態にある監視タスクT3 によって、その平文デー
タは、次のようにして補助記憶装置7に退避させられ
る。
【0064】まず、ステップS21からS25までを経
て、フラグ変数fv の値が“1”であると判定され、補
助記憶装置7に退避データが退避させられていないと判
定され、データ出力用タスクT1 が実行状態または実行
可能状態であると判定されるので、RAMの平文データ
が暗号化されるとともに、VRAMに平文データが格納
されている旨を示すVRAM格納データが付加され、そ
の暗号化データが隠し属性に設定された退避データとし
て補助記憶装置7に退避させられる。そうして、ステッ
プS26において、RAMおよびVRAMに格納されて
いる平文データが消去される。
【0065】一方、平文データを補助記憶装置7に退避
させたのちに、データ出力用タスクT1 が指令待機状態
による停止状態にさせられたり、終了させられたりする
と、退避記憶装置7に退避させられた平文データは、監
視タスクT3 によって次のようにしてRAMおよびVR
AMに復帰させられる。
【0066】まず、ステップS21、S22、S27、
S28までを経て、フラグ変数fvの値が“1”である
と判定され、データ出力用タスクT1 が停止状態である
と判定され、補助記憶装置7に退避データが退避させら
れていると判定されるので、暗号化データ表示タスクT
2 の利用者である許諾者に対して、平文データを復帰さ
せるか否か(例えば、Yes/No のいずれかの入力)を
求める。
【0067】このとき、許諾者が復帰させる要求(Ye
s)を入力するものとすると、ステップS29におい
て、退避データがRAMに復号化されることによって平
文データが復帰させられる一方で、退避データにはVR
AM格納データが付加されているので、復号化された平
文データがVRAMに格納される。そうして、ステップ
S30において、補助記憶装置7に退避させられた退避
データが消去される。
【0068】すなわち、暗号化データ表示タスクT2
平文データを表示している間に、他方でデータ出力用タ
スクT1 が起動させられると、RAMおよびVRAMに
格納されている平文データは、補助記憶装置7に退避デ
ータとして退避させらてから消去されるが、その後に、
データ出力用タスクT1 が指令待機状態による停止状態
にさせられたり、終了させられたりすると、補助記憶装
置7から退避データが復帰させられ、平文データがRA
MおよびVRAMの元の領域に格納されることになる。
【0069】なお、暗号化データ表示タスクT2 で平文
データがRAMには格納されているが、VRAMには格
納されていないとき、例えば、ステップS4において、
データ出力用タスクが起動させられたときには、監視タ
スクT3 のステップS24において、暗号化データにV
RAM格納データが付加されずに補助記憶装置7に退避
させられる。したがって、退避データが復帰させられる
ときには、ステップS29において、退避データにVR
AM格納データが付加されていないので、平文データが
RAMにのみ格納される。
【0070】さて一方、暗号化データ表示タスクT2
平文データを表示していない間に、監視タスクT3
は、ステップS21、S31を経て、平文データをなん
ら処理することなく一連の処理を終了する。しかしなが
ら、データ出力用タスクT1 の起動に伴って、平文デー
タが補助記憶装置7に退避させられたが、そのデータ出
力用タスクT1 が終了させられた時点で、すでに暗号化
データ表示タスクT2 が終了させられているとき、例え
ば、ステップS7において、データ出力用タスクが起動
させられたときには、ステップS31、S30を経て、
補助記憶装置7に退避させられた退避データが消去され
る。
【0071】また、平文データを補助記憶装置7に退避
させている間に、依然としてデータ出力用タスクT1
起動させられているために、再び監視タスクT3 が実行
させられたときには、ステップS23において、退避デ
ータが退避させられていると判定されるので、平文デー
タおよび退避データをなんら処理することなく一連の処
理を終了する。
【0072】さらに、暗号化データ表示タスクT2 で平
文データを表示している間であっても、データ出力用タ
スクT1 が起動されていないときには、監視タスクT3
では、ステップS21、S22、S27を経て、平文デ
ータをなんら処理することなく一連の処理を終了する。
【0073】このようにして、平文データがRAMおよ
びVRAMに格納されている間に、データ出力用タスク
1 が起動させられたときには、その平文データを補助
記憶装置7に退避させ、そのデータ出力用タスクT1
停止状態にさせられたときには、退避させた平文データ
をRAMの元の領域に復帰させるようにしたから、デー
タ出力用タスクT1 によってその平文データが印刷され
たり、ネットワークの他のコンピュータに送信された
り、補助記憶装置7に格納されたりするのを防止するこ
とができる。したがって、作成者が作成したデータがC
RT2に表示すること以外の目的で利用されるのを有効
に防止することができるから、その作成者の利益を保護
することができる。特に、暗号化されている平文データ
は、一般に機密度が高いので、その改ざんを防止するこ
とができるということは、平文データの信頼性を向上す
ることにつながり、作成者の利益だけではなく、その平
文データを利用する者の利益をも保護することができ
る。
【0074】また、平文データをRAMおよびVRAM
に復帰させた後に、補助記憶装置7に退避させた退避デ
ータを消去するようにしたから、暗号化データ表示タス
クT 2 が終了させられた後であっても、データ出力用タ
スクT1 によってその退避データが取得される可能性を
低減することができる。
【0075】さらに、平文データをRAMおよびVRA
Mに復帰させるときに、利用者に対して、平文データを
復帰させるか否かを求めるようにしたから、例えば、平
文データが補助記憶装置7に退避させられた後に、デー
タ出力用タスクT1 が停止状態となって、暗号化データ
表示タスクT2 が実行状態または実行可能状態となった
場合であっても、保護対象データを復帰させる必要が特
にないときには、利用者が復帰させない要求(No )を
入力すれば、復帰させるための無駄な処理が生じるのを
低減することができる。
【0076】さらに、このように利用者に直接的に確認
を求めるだけでなく、フラグ変数f v を用いて利用者が
暗号化データ表示タスクT2 を停止状態にするか否かを
判定することにより、間接的に確認をするようにしたか
ら、データ出力用タスクT1が停止状態となったが、暗
号化データ表示タスクT2 もすでに停止状態となってい
る場合に、平文データをRAMおよびVRAMに復帰さ
せるのを禁止することができる。
【0077】さらに、補助記憶装置7に退避データを退
避させるときに、退避データの属性を隠し属性に設定す
るようにしたから、監視タスクT3 以外のタスクによっ
て退避データが取得される可能性を低減することができ
る。
【0078】さらに、補助記憶装置7に退避データを退
避させるときに、平文データを暗号化して退避させるよ
うにしたから、データ出力用タスクT1 によって退避デ
ータが取得されたとしても、平文データの内容までが取
得される可能性を低減することができる。
【0079】さらに、暗号化データ表示タスクT2 でR
AMおよびVRAMに格納されている平文データを消去
してから一連の処理を終了するようにしたから、暗号化
されている平文データの内容を表示していないときに
は、その平文データは、全体が暗号化された状態で補助
記憶装置7に保持することができる。
【0080】さらに、暗号化データ表示タスクT2 より
平文データを監視する要求がなくても、補助記憶装置7
に退避させた退避データの有無を監視するようにしたか
ら、退避データをRAMおよびVRAMに復帰させる前
に、暗号化データ表示タスクT2 が終了させられても、
補助記憶装置7に退避させた退避データを消去すること
ができる。したがって、データ出力用タスクT1 によっ
て退避データが取得される可能性を低減することができ
る。
【0081】なお、上記実施の形態において、ステップ
S23で、補助記憶装置7に退避データが退避させられ
ていると判定されたときには、一連の処理を終了するよ
うに構成した場合について説明したが、これにかぎら
ず、ステップS23で、補助記憶装置7に退避データが
退避させられていると判定されたときには、ステップS
26に移行するように構成してもよい。
【0082】このような構成であれば、データ出力用タ
スクT1 が起動させられている間に、補助記憶装置7に
退避データが退避させられているにもかかわらず、主記
憶装置6に平文データが格納されているという状態が生
じたときには、ステップS23において、主記憶装置6
からその平文データが消去されるから、主記憶装置6に
格納されている平文データがデータ出力用タスクT1
よって取得される可能性をより低減することができる。
【0083】また、上記実施の形態において、ステップ
S28で、退避データを復帰させる要求をするには、単
にその旨を入力することによって行うように構成した場
合について説明したが、これに限らず、ステップS28
で、退避データを復帰させる要求をするには、例えば、
暗号化データ表示タスクT2 で暗号化データを復号化し
たときの復号キーのような、許諾者固有の情報を入力す
ることによって行うように構成してもよい。
【0084】このような構成であれば、復号キーを所持
していない許諾者以外の者が平文データを復帰させるこ
とを防止することができる。したがって、復号キーを所
持していない許諾者以外の者によって平文データが取得
される可能性を低減することができる。
【0085】さらに、上記実施の形態においては、本発
明に係るデータ保護装置を暗号化された平文データに適
用した場合について説明したが、これに限らず、暗号化
されていない通常のデータに適用してもよい。
【0086】さらに、上記実施の形態においては、補助
記憶装置7に退避させた退避データの属性を隠し属性に
設定するように構成した場合について説明したが、これ
に限らず、例えば、退避させようとする平文データを複
数の退避データに分割し、それらを補助記憶装置7に点
在させるように構成してもよい。
【0087】さらに、上記実施の形態においては、退避
データをRAMおよびVRAMに復帰させるときに、そ
の要求を入力ように構成した場合について説明したが、
これに限らず、復帰させる要求を入力しないように構成
してもよい。
【0088】このような構成であれば、データ出力用タ
スクT1 が停止状態となったときには、監視タスクT3
が自動的に平文データを主記憶装置6に復帰させるか
ら、利用者は、平文データを退避または復帰させること
を意識することなく、各タスクを利用することができ
る。
【0089】さらに、上記実施の形態においては、あら
かじめ補助記憶装置7に格納されていたデータを主記憶
装置6に読み込むように構成した場合について説明した
が、これに限らず、コンピュータ1の外部のコンピュー
タ、例えば、サーバコンピュータから送信されたデータ
を主記憶装置6に読み込むように構成してもよい。
【0090】このような構成であれば、サーバコンピュ
ータが表示することにのみ限定して提供したデータなど
が、データ出力用タスクT1 によって印刷されたり、ネ
ットワークの他のコンピュータに送信されたり、補助記
憶装置7に格納されたりする可能性を低減することがで
きる。
【0091】さらに、上記実施の形態においては、本発
明に係るデータ保護装置を複数のタスクの実行を管理す
るタスクスケジューラ11を備えたコンピュータ1に適
用した場合について説明したが、これに限らず、単に割
り込み制御によって複数のプログラムを並列に実行する
ような、より小規模なシステムに適用してもよい。
【0092】さらに、上記実施の形態においては、暗号
化されている平文データを主記憶装置6のRAMに一時
に復号化するように構成した場合について説明したが、
これに限らず、暗号化されている平文データをCRT2
に表示する部分のみ主記憶装置6のRAMに復号化する
ように構成してもよい。これに関連して、例えば、平文
データを1度だけCRT2に表示するようにしてもよ
く、さらには、1度表示した部分に係る平文データを主
記憶装置6および補助記憶装置7から消去するようにし
てもよい。実際的には、あらかじめ暗号化データに機密
度の高さを識別するようなデータを付加しておき、上記
データ保護装置で、機密度の高さに応じて表示させる形
態等を適宜に変更するように構成することが好ましい。
【0093】このような構成であれば、機密度の高い暗
号化データほど、その内容をより確実に保護することが
できる。さらに、上記実施の形態において、演算処理装
置5でタスクスケジューラ11を実行し、または、タス
クスケジューラ11でデータ出力用タスクT1 、図3の
フローチャートに示す暗号化データ表示タスクT2 およ
び図4のフローチャートに示す監視タスクT3 を実行す
るにあたってはいずれも、主記憶装置6のROMにあら
かじめ格納されているプログラムを実行する場合につい
て説明したが、これに限らず、これらの手順を示したプ
ログラムが記録された記録媒体から、そのプログラムを
主記憶装置6のRAMに読み込んで実行するようにして
もよい。
【0094】ここで、記録媒体とは、RAM、ROM、
FD、コンパクトディスク、ハードディスクまたは光磁
気ディスク等の記録媒体であって、電子的、磁気的、光
学的等の記録方法のいかんを問わず、コンピュータで読
み取り可能な記録媒体であれば、あらゆる記録媒体を指
していうものである。
【0095】さらに、上記実施の形態において、演算処
理装置5で実行するタスクスケジューラ11、または、
タスクスケジューラ11でデータ出力用タスクT1 、図
3のフローチャートに示す暗号化データ表示タスクT2
および図4のフローチャートに示す監視タスクT3 はい
ずれも、ソフトウェアで構成した場合について説明した
が、これに代えて、比較回路、演算回路、論理回路等の
電子回路を組み合わせるように構成してもよい。
【0096】さて、上記実施の形態において、ステップ
S22およびS24は、請求項1記載のデータ退避手段
に対応し、ステップS26は、請求項1記載のデータ消
去手段に対応し、ステップS22およびS29は、請求
項1記載のデータ復帰手段に対応し、ステップS30
は、請求項2記載の退避データ消去手段に対応してい
る。
【0097】また、上記実施の形態において、ステップ
S28、または、ステップS3、S8およびS21は、
請求項3記載のデータ復帰確認手段に対応し、ステップ
S22、S28およびS29は、請求項3記載のデータ
復帰手段に対応し、ステップS25は、請求項4記載の
データ退避手段に対応し、ステップS24は、請求項5
記載のデータ退避手段に対応し、ステップS29は、請
求項5記載のデータ復帰手段に対応し、ステップS2お
よびS4は、請求項6記載の復号化手段に対応してい
る。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るデー
タ保護装置によれば、複数のタスクを並列に実行するマ
ルチタスクシステムを備えるコンピュータにおいて、主
記憶装置に格納されている保護対象データがデータ出力
用タスクによって取得されるのを防止することによっ
て、作成者が作成したデータが表示すること以外の目的
で利用されるのを有効に防止することができるから、従
来に比して作成者の利益を保護することができるという
効果が得られる。
【0099】また、本発明に係る請求項2または4記載
のデータ保護装置によれば、補助記憶装置に退避させた
保護対象データがデータ出力用タスクによって取得され
る可能性を低減することができるという効果も得られ
る。
【0100】さらに、本発明に係る請求項3記載のデー
タ保護装置によれば、保護対象データを主記憶装置に復
帰させるための無駄な処理が生じるのを低減することが
できる。
【0101】さらに、本発明に係る請求項5記載のデー
タ保護装置によれば、補助記憶装置に退避させた保護対
象データがデータ出力用タスクによって取得されたとし
ても、保護対象データの内容までが取得される可能性を
低減することができるという効果も得られる。
【0102】さらに、本発明に係る請求項6記載のデー
タ保護装置によれば、暗号化されている平文データが改
ざんされるのを防止することができるから、平文データ
の信頼性を向上することができるとともに、作成者の利
益だけではなく、その平文データを利用する者の利益を
も保護することができるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】タスクスケジューラ11の構成を示すブロック
図である。
【図3】暗号化データの内容を表示するための暗号化デ
ータ表示タスクT2 を構成するフローチャートである。
【図4】主記憶装置に格納されている平文データを監視
するための監視タスクT3 を構成するフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 コンピュータ 2 CRT 3 プリンター 4 回線制御装置 5 演算処理装置 6 主記憶装置 7 補助記憶装置 8 キーボード 9 インターフェース部 10 CRT制御装置 11 タスクスケジューラ T1 データ出力用タスク T2 暗号化データ表示タスク T3 監視タスク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のタスクを並列に実行するマルチタ
    スクシステムを備えたコンピュータに適用され、前記コ
    ンピュータの主記憶装置に読み込まれたデータを保護す
    るデータ保護装置であって、 ディスプレー装置を除く前記コンピュータの周辺装置に
    データを出力するデータ出力用タスクを、前記マルチタ
    スクシステムが実行状態又は実行可能状態にするのに応
    じて、前記主記憶装置に読み込まれた保護対象データを
    前記補助記憶装置に退避させるデータ退避手段と、 前記データ退避手段が前記保護対象データを退避させる
    のに応じて、前記主記憶装置に格納されている前記保護
    対象データを消去するデータ消去手段と、 前記マルチタスクシステムが前記データ出力用タスクを
    停止状態にするのに応じて、前記データ退避手段が前記
    補助記憶装置に退避させた前記保護対象データを前記主
    記憶装置に復帰させるデータ復帰手段と、 を備えることを特徴とするデータ変換装置。
  2. 【請求項2】 前記データ退避手段が前記補助記憶装置
    に退避させた前記保護対象データを、前記データ復帰手
    段が前記保護対象データを復帰させるのに応じて、消去
    する退避データ消去手段を備えることを特徴とする請求
    項1記載のデータ変換装置。
  3. 【請求項3】 前記データ復帰手段は、前記マルチタス
    クシステムが前記データ出力用タスクを停止状態にする
    のに応じて、前記データ退避手段が前記補助記憶装置に
    退避させた前記保護対象データを前記主記憶装置に復帰
    させるか否かを利用者に確認するデータ復帰確認手段を
    備え、 データ復帰確認手段で復帰させることが確認されたとき
    にのみ、前記データ退避手段が前記補助記憶装置に退避
    させた前記保護対象データを前記主記憶装置に復帰させ
    ることを特徴とする請求項1又は2記載のデータ保護装
    置。
  4. 【請求項4】 前記データ退避手段は、前記保護対象デ
    ータを隠しファイルとして退避させることを特徴とする
    請求項1、2又は3記載のデータ保護装置。
  5. 【請求項5】 前記データ退避手段は、前記保護対象デ
    ータを暗号化して退避させ、前記データ復帰手段は、前
    記暗号化された保護対象データを復号化して復帰させる
    ことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のデータ
    保護装置。
  6. 【請求項6】 前記主記憶装置に読み込まれた暗号化デ
    ータを前記保護対象データとして前記主記憶装置に復号
    化する復号化手段を備えることを特徴とする請求項1、
    2、3、4又は5記載のデータ保護装置。
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