JPH10340231A - Icカード - Google Patents
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- JPH10340231A JPH10340231A JP9163271A JP16327197A JPH10340231A JP H10340231 A JPH10340231 A JP H10340231A JP 9163271 A JP9163271 A JP 9163271A JP 16327197 A JP16327197 A JP 16327197A JP H10340231 A JPH10340231 A JP H10340231A
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- G06K19/06—Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code
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- G06K19/07—Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components with integrated circuit chips
- G06K19/077—Constructional details, e.g. mounting of circuits in the carrier
- G06K19/07701—Constructional details, e.g. mounting of circuits in the carrier the record carrier comprising an interface suitable for human interaction
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Abstract
全性(セキュリティ)を担保する。また、1枚のICカ
ードで複数種類のデータを一括管理する。 【解決手段】 例えば複数のデータ記憶手段17a〜1
7zにより複数種類のデータをデータの種類毎に記憶
し、パスワードデータ記憶手段22により各データ記憶
手段17a〜17z毎に設定されたパスワードデータを
記憶する。そして、照合手段16が例えば入力手段1
2、13により外部から受け付けたパスワードデータを
上記パスワードデータと照合し、これらの一致が確認さ
れたことを条件に、データ処理手段16が当該一致が得
られたデータ記憶手段17a〜17zへアクセスする。
また、例えば分離メモリ18により比較的秘匿性が高い
データを記憶し、当該分離メモリ18へのアクセス権が
設定された外部のリーダ・ライタからのアクセス要求が
あった場合にのみ、データ処理手段16から分離メモリ
18へのアクセスを可能とする。
Description
処理するICカードに関し、特に、複数種類のデータを
データの種類毎に安全性(セキュリティ)を担保して一
括管理するICカード及びメモリ(分離メモリ)へのア
クセスを制御することにより当該メモリ(分離メモリ)
に記憶されている秘匿性が高いデータの安全性を担保す
るICカードに関する。
PU等が埋め込まれたカードのことであり、例えばクレ
ジットカードやキャッシュカードとして用いられてい
る。また、ICカードは、例えば磁気カードに比べて記
憶容量を大幅に増大させることができるといった利点
や、ICカードの内部でデータの演算処理等を行うこと
ができるといった利点から磁気カード等といった磁気記
録媒体に代わるものとして注目されている。このため、
例えばキャッシュカード会社が発行する上記したキャッ
シュカードや、小口決済等に用いられる電子マネーと呼
ばれる電子財布等、種々の分野において、上記したよう
な磁気カードからICカードへの移行の試みがなされて
いる。
は、上記したキャッシュカードやクレジットカード等と
いった金融関連の分野に限られず、例えば学生証や社員
証や健康保険証や運転免許証といった各種の身分証明書
や定期券等といったものについても、ICカードは、広
く応用され得るものである。このようなICカードを利
用する利用者は、例えばキャッシュカードとしての機能
を有するICカードや、自己の身分証明書のデータが記
憶されたICカード等といった各データの種類毎に発行
されたICカードを携帯し、必要に応じてこれらのカー
ドにより決済や身分証明等を行う。
ようなICカードでは、1枚のICカードには1種類の
データしか記憶されておらず、このため、利用者が例え
ばクレジットや電子マネーや身分証明といった複数種類
のデータをICカードで管理したい場合には、これら複
数種類のデータに応じて、複数枚のICカードを携帯し
なければならないといった不具合があった。すなわち、
例えば、利用者はクレジットカードとして用いられるI
Cカードや身分証明として用いられるICカード等とい
った複数枚のICカードを日常生活において財布等に入
れて持ち運ばなくてはならず、このため、利用者にとっ
て荷物がかさばってしまうといった不具合や、また、I
Cカードの使用に際して、複数枚のICカードを各カー
ドの機能毎に使い分けなければならないといった不便さ
があった。
分証明等といった複数種類のデータを一括管理するコー
ポレートカードを導入することにより、カードの利用性
を向上させるとともに事務処理の合理化に役立てたいと
いった要求があった。また、情報化社会の進展や消費者
の生活様式の変化等に伴い、ICカードによるデータの
保管や処理等にかかるコストを減少させるために、1枚
のICカードに複数種類のデータを記憶させて処理させ
たいといった要求があった。このように、従来では、各
データの種類毎に発行されるICカードが用いられてお
り、利用者にとっての利便性が良くない等といった不具
合があったため、複数種類のデータを一括管理するIC
カードの実現が望まれていた。
や身分証明等といったデータの中には、一般に、第三者
等に漏洩してしまうことを防止する必要がある秘匿性が
高いデータが含まれており、このような秘匿性が高いデ
ータの安全性(セキュリティ)を確保しなければならな
いといった要求があった。また、同様に、例えば利用者
がICカードを紛失してしまった場合であっても、当該
ICカードが第三者により不正に使用されてしまうこと
や、ICカードに記憶されているデータが不正に偽造或
いは改ざん等されてしまうことを防止しなければならな
いといった要求があった。このようにICカードでは、
例えば記録されているデータの読み取りが比較的容易な
上記従来例で示した磁気カードに比べれば安全性が比較
的確保されてはいるものの、まだ十分ではなく、更にデ
ータの安全性を高めたいといった要求があった。
るためになされたもので、複数種類のデータを記憶及び
処理等することができるICカードを提供することを目
的とする。また、本発明は、メモリに記憶されるデータ
の第三者への漏洩等を防止して、当該データの安全性
(セキュリティ)を担保することができるICカードを
提供することを目的とする。更に具体的には、複数種類
のデータを1枚のICカードで記憶して処理等すること
ができ、且つ、これら複数種類のデータをデータの種類
毎に安全性を担保して保持することができるICカード
を提供することを目的とする。また、外部のリーダ・ラ
イタとの間でデータの通信を行うICカードにおいて、
メモリ(分離メモリ)に記憶される秘匿性が高いデータ
の安全性を担保することができるICカードを提供する
ことを目的とする。
め、本発明に係るICカードでは、複数種類のデータを
データの種類毎に記憶する例えばメモリから構成される
複数のデータ記憶手段を備え、次のようにして各データ
記憶手段へのアクセスを制御する。すなわち、ICカー
ドでは、パスワードデータ記憶手段により各データ記憶
手段毎に設定されたパスワードデータが記憶されてお
り、入力手段が外部から入力されたパスワードデータを
受け付けた場合には、照合手段が入力されたパスワード
データとパスワードデータ記憶手段に記憶されているパ
スワードデータとを照合する。そして、この照合の結
果、パスワードデータの一致が確認されたことを条件
に、データ処理手段が当該一致が得られたデータ記憶手
段へアクセスする。
毎に記憶され、且つ、これら各データの種類毎にパスワ
ードデータが設定されているため、各データの種類毎に
正しいパスワードデータが入力されないと、例えばCP
U等から構成されるデータ処理手段により当該種類のデ
ータ記憶手段へアクセスすることができない。このた
め、各種類毎のデータの安全性(セキュリティ)を担保
しつつ、これら複数種類のデータを1枚のICカードで
一括管理することができる。ここで、本発明で言うアク
セスとは、データ記憶手段に記憶されているデータを読
み出すことや、書き換えることや、削除することや、ま
た、データ記憶手段に新規なデータを記憶させること等
を言う。
タを記憶するデータ記憶手段と、データ記憶手段へアク
セスするデータ処理手段と、データ記憶手段に記憶され
るデータに比べて秘匿性が高いデータを記憶する分離メ
モリとを備え、外部のリーダ・ライタとの間でデータの
通信を行うに際して、次のようにして分離メモリへのア
クセスを制御する。すなわち、ICカードでは、管理手
段が分離メモリへのアクセス権が設定されたリーダ・ラ
イタを管理し、認証手段がリーダ・ライタからのアクセ
ス要求に対して、当該リーダ・ライタが管理手段により
分離メモリへのアクセス権を有しているものとして管理
されているか否かの認証を行う。そして、分離メモリア
クセス制御手段が認証手段によりアクセス権が認められ
たことを条件に、リーダ・ライタからの要求に応じてデ
ータ処理手段に分離メモリへアクセスさせる。また、認
証手段によりアクセス権が認められた場合を除いては、
分離メモリアクセス制御手段は、分離メモリがデータ処
理手段によりアクセスされることを禁止する。
された外部のリーダ・ライタからのアクセス要求があっ
た場合にのみ、例えばCPU等から構成されるデータ処
理手段により分離メモリへアクセスすることができる一
方、この場合を除いてはデータ処理手段は分離メモリへ
アクセスすることができないため、分離メモリに記憶さ
れる秘匿性が高いデータの第三者への漏洩等を防止し
て、当該データの安全性(セキュリティ)を担保するこ
とができる。ここで、本発明で言うアクセスとは、上記
と同様に、分離メモリやデータ記憶手段に記憶されてい
るデータを読み出すことや、書き換えることや、削除す
ることや、また、分離メモリやデータ記憶手段に新規な
データを記憶させること等を言う。
ダ・ライタへアクセスするためのIDを記憶させておく
ことにより、ICカードとリーダ・ライタとの間で相互
認証を行うようにするのが好ましく、このようにICカ
ード側とリーダ・ライタ側とで互いに相手側を認証する
ようにすることにより、不正なICカードや不正なリー
ダ・ライタとの間でデータの通信が行われてしまうのを
防止することができる。
照して説明する。図1には、本発明に係るICカードを
用いたICカードシステムの一例を示してあり、このシ
ステムには、本発明に係るICカード1と、ICカード
1との間でデータの通信を行うリーダ・ライタである仲
介器2と、仲介器2との間でデータの通信を行うシステ
ム管理装置3とが備えられている。また、システム管理
装置3には回線4aを介してATM(Asynchronous Tra
nsfer Mode)交換機5が接続されており、このATM交
換機5には、通信販売会社6に備えられたLAN7及び
官公庁機関8に備えられたコンピュータ9がそれぞれ回
線4b及び回線4cを介して接続されている。また、本
例では、例えば加入者回線から成る上記した回線4a、
4b、4cとATM交換機5とからデジタル伝送を行う
ための広帯域統合サービスデジタル網(B−ISDN:
Broadband-Integrated Services Digital Network)が
構成されている。
ATM交換機5や光ファイバ伝送を中核としてテレビ信
号や超高速データの伝送を可能とするISDNであり、
例えば電話による音声データや、テキストデータや、フ
ァクシミリによる通信データや、画像データといった種
々の通信サービスを1つのデジタルネットワークで提供
することができるものである。また、上記したATM交
換機5は、例えば音声データや画像データといった回線
交換向きのデータや、例えばテキストデータといったパ
ケット交換向きのデータを同一の装置で中継することが
でき、また、ビットレートが異なった種々のデータが混
在している場合であっても正しく動作するため、例えば
需要動向が確定されないB−ISDNに最適のものであ
る。
みを示してあるが、ICカード1を利用する利用者が複
数存在する場合には、これら各利用者に対してICカー
ド1が発行されるため、複数枚のICカード1が存在
し、発行されたこれらのICカード1は各利用者によっ
て所持される。また、仲介器2は、例えば上記した通信
販売会社6や官公庁機関8や、また、銀行やクレジット
カード会社等により設置され、各利用者が所持するIC
カード1との間でデータの通信を行う。なお、図1で
は、1つの仲介器2のみを示してあるが、この仲介器2
としても、例えば各会社や機関毎に、また、例えば一定
の地域毎にといったように、本例では複数の仲介器2が
設置されているとする。
介器2はICカードシステムを管理するシステム供給者
により供給及び管理されており、システム供給者は上記
したシステム管理装置3により、複数の会社や機関等に
よって設置された複数の仲介器2や複数の利用者によっ
て所持されているICカード1をまとめて管理する。こ
こで、利用者に提供される各ICカード1や、会社や機
関等によって設置される各仲介器2には、各ICカード
1及び各仲介器2を識別するための固有のIDがシステ
ム供給者により割り当てられて格納されており、本例で
はこのIDによりICカード1と仲介器2との間で相互
に認証を行う。
として知られる暗号方式によりICカード1と仲介器2
との間でデータの通信を行うこととし、このため、各I
Cカード1と各仲介器2には、システム供給者により割
り当てられた固有の署名関数及び検査関数が格納され
る。ここで、署名関数は通信対象となるデータを暗号化
するための関数であり、また、検査関数は、署名関数に
より暗号化されたデータを元のデータに復号化する関数
であって、署名関数とは異なった関数が用いられてい
る。更に具体的には、署名関数を秘密にしておき、この
署名関数により暗号化されたデータと検査関数のみとを
送信相手へ送信することにより、これらのデータを受信
した当該送信相手がこれらのデータから署名関数を再生
することを至難化して、データの偽造等を防止してい
る。
式が用いられてもよく、また、本発明では必ずしも上記
のような暗号方式が用いられなくてもよく、これらはシ
ステムの利用状況等に応じて任意に設定されてよい。ま
た、本例では、データの安全性(セキュリティ)を更に
高めるため、上記したIDや検査関数には、システム供
給者によりこれらが正当なものであることを証明するデ
ジタル署名が施され、また、各ICカード1や仲介器2
には、システム供給者のデジタル署名を検査するための
供給者検査関数が上記した署名関数と共に格納される。
これにより、ICカード1や仲介器2では、ICカード
システムに共通な供給者検査関数を有していない相手と
の間で不正な或いは誤った通信及び取引をしてしまうこ
とを防止することができる。
データの通信を行う非接触型ICカードを用いることと
し、これによりICカード1は、アンテナT2を備えた
仲介器2との間で無線データの通信を行う。なお、本例
では、非接触型ICカード1として、仲介器2の近くに
寄る程度で当該仲介器2との間で無線データの通信が可
能になる近接型の非接触型ICカードを用いる。また、
同様に、本例では、仲介器2とシステム管理装置3との
間においても、システム管理装置3に備えられたアンテ
ナT3を介して無線データの通信を行う。
接触型のICカードが用いられる必要はなく、例えば仲
介器2と直接的に接点で接続されてデータの通信を行う
接触型のICカードが用いられてもよく、また、例えば
無線による非接触型の通信と接点による接触型の通信と
の両方を行うことができるICカードが用いられてもよ
い。また、仲介器2とシステム管理装置3との間のデー
タ通信についても同様に、有線による通信が行われても
よい。以上に示した構成により、上記したICカードシ
ステムでは、ICカード1と仲介器2との間でデータの
通信を行うことにより決済取引等といった処理を行い、
また、これらICカード1や仲介器2によって行われる
取引処理の状況等をシステム管理装置3により一括管理
する。また、システム管理装置3では、B−ISDNを
介して通信販売会社6に備えられたLAN7や官公庁機
関8に備えられたコンピュータ9等といった各会社や機
関に備えられたコンピュータ等との間でデータの通信を
行うこともできる。
一例を図2に示す。同図に示したICカード1には、デ
ータを表示する液晶ディスプレイ11と、電源のオン、
オフ等を行うための選択キー12と、データを入力等す
るためのスクロールキー13とが備えられている。液晶
ディスプレイ11は、ICカード1に記憶されているデ
ータや仲介器2から受信したデータ等を表示する表示器
である。なお、この表示器としては、必ずしも液晶ディ
スプレイが用いられる必要はなく、データを表示するこ
とができれば任意の表示器が用いられてもよい。
(携帯者)により操作され、ICカード1の電源をオフ
にする”OFF”と、ICカード1の電源をオンにす
る”ON”と、モードの切替を行うための”モード”と
のいずれかを選択するためのキーである。ここで、本例
では、モードの切替として、例えば現在の日時を表示す
るモードや、仲介器2との間でデータの通信を行うモー
ドといった各種のモードの切り替えが行われる。
用者により操作され、データの入力やICカード1に対
しての各種指示等を行うためのキーである。例えば、選
択キー12で”モード”を選択することによって切替可
能なモードを表示させ、このスクロールキー13で切り
替えたいモードを選択することにより、モードの切替処
理が行われる。また、例えばICカード1にデータを入
力するモードでは、液晶ディスプレイ11上にアルファ
ベットや数字等が表示され、スクロールキー13で入力
したい文字を選択することにより、データの入力処理が
行われる。なお、選択キー12やスクロールキー13の
構成としては、本例に示したものに限られず、例えばキ
ーボードのように各アルファベットや数字等に対応した
複数のキーを備えたものであってもよい。
Cカード1の一構成例を示してあり、このICカード1
には、上記した液晶ディスプレイ11、選択キー12、
スクロールキー13と、アンテナT1と、無線データの
通信を行う無線部14と、当該通信の制御を行う制御部
15と、データの処理を行う1チップマイクロコンピュ
ータ16と、データを記憶する複数のICチップ17
a、17b、・・・、17zと、これら各処理部11〜
16、17a〜17z及び後述する分離メモリ18に電
源を供給する二次電池19とが備えられている。なお、
上記したように、分離メモリ18については後述する。
無線データを受信する例えばループアンテナから構成さ
れている。ここで、ループアンテナは、一般に、携帯無
線機器等に広く利用されているアンテナであり、このル
ープアンテナの構成例を図4に示す。なお、ループアン
テナは一般に利用されているものであるため、以下の説
明においてその詳細については省略する。図4(a)に
は、銅体に銀メッキを施したアンテナであるRFループ
アンテナ31の一例を示してあり、このアンテナ31
は、透明オーバーシート32a及び32bによって囲ま
れた白色コア33や整合回路34等から構成されてい
る。図4(b)には、渦巻状薄膜アンテナ35の一例を
示してあり、このアンテナ35は、渦巻状の薄膜36や
整合回路37等から構成されている
アンテナ38の一例を示してあり、このアンテナ38
は、導体板40a及び40bやこれらを短絡する短絡導
体39や給電点41や整合回路42等から構成されてい
る。ここで、上記したように、各アンテナ31、35、
38には、給電率の整合をとるための整合回路34、3
7、42がそれぞれ備えられており、これらの整合回路
34、37、42から各アンテナ31、35、38にお
ける給電が行われる。また、図4(d)には、これら整
合回路34、37、42の等価回路43の一例を示して
ある。
ンテナ側と給電系側とが導体によりコイルLを介して接
続されており、また、コイルLの両端はそれぞれコンデ
ンサC1或いはC2を介して接地されている。ここで、
コンデンサC1及びC2としては、例えば集中定数のコ
ンデンサや、導体の端子とアンテナのケースとの間のス
トレーキャパシティによるコンデンサ等が用いられ、ま
た、コイルLとしては、例えば導線を渦巻状に巻いたコ
イルや、白色コア33内にパターン形成されたコイル等
が用いられる。なお、アンテナT1としては、上記した
ものに限られず、仲介器2との間で無線データを通信す
ることができるものであれば、どのようなアンテナが用
いられてもよい。
理を行う変調器や復調処理を行う復調器から構成されて
おり、アンテナT1を介して仲介器2との間で無線デー
タの通信を行う。すなわち、無線部14は、例えば仲介
器2から受信した無線信号を復調するとともに当該信号
の強度を増幅させ、当該信号の波形を制御部15により
読み取ることができるような波形に変換して制御部15
へ出力する。制御部15は、例えばCPUやメモリ等か
ら構成されており、無線部14により仲介器2から受信
されたデータが自己宛のデータであるか否かを判定す
る。すなわち、本例では、後述する1チップマイクロコ
ンピュータ16に備えられたPROM(プログラマブル
ROM)には、各ICカード1毎に予め設定された呼出
番号が格納されており、制御部15は、この自己に設定
されている呼出番号を読み出し、読み出した番号と受信
された無線データの先頭等に含まれている宛先番号(選
択信号)とが一致するか否かを判定することにより、当
該データが自己宛のデータであるか否かを判定する。
致して当該データが自己宛のデータであると判定された
場合には、制御部15は、この無線データを送信した仲
介器2との間でデータの通信を行うために、受信された
例えば選択信号に引き続く情報信号といったデータを1
チップマイクロコンピュータ16へ出力させる。1チッ
プマイクロコンピュータ16には、各種演算や判断等の
処理を行うCPU(中央処理装置)21と、上記した呼
出番号等を格納するPROM22と、CPU21が行う
各種演算等の処理領域となるRAM(ランダムアクセス
メモリ)23とが内蔵されており、CPU21がPRO
M22に格納された制御プログラムをRAM23に展開
して実行することにより、ICカード1における各種処
理や管理処理等を実行し、ICカード1全体を統括制御
する。
番号と共に、上記した暗号方式に従ってデータの通信処
理を行うための制御プログラムや、日時の計数処理を行
うための制御プログラム等といった各種の処理を行うた
めの制御プログラムが格納されている。また、PROM
22には、後述する各ICチップ17a〜17z毎に設
定されたパスワードデータが記憶されており、本例で
は、メモリ等から構成されているこのPROM22がパ
スワードデータを記憶するパスワードデータ記憶手段で
ある。
外部から入力されたパスワードデータと、自己に記憶さ
れている上記したパスワードデータとが一致するか否か
を照合する制御プログラムが格納されており、本例で
は、CPU21がPROM22に格納された当該制御プ
ログラムをRAM23に展開して実行することにより、
上記の照合処理を行う照合手段が構成される。ここで、
ICカード1へのパスワードデータの入力としては、例
えば利用者が上記した操作キー12やスクロールキー1
3を操作することにより入力され、また、例えば仲介器
2から無線送信されてきたパスワードデータをアンテナ
T1を介して無線部14が受信することにより入力され
る。すなわち、本例では、選択キー12やスクロールキ
ー13により、また、アンテナT1及び無線部14によ
り、外部から入力されたパスワードデータを受け付ける
入力手段が構成される。
パスワードデータの一致が確認されたことを条件に、C
PU21がPROM22に格納された所定の制御プログ
ラムをRAM23に展開して実行し、当該一致が得られ
たICチップ(ICチップ17a〜17zのいずれか)
へアクセスすることによりデータ処理手段が構成され
る。なお、上記したように、本例で言うアクセスとは、
ICチップ17a〜17zや後述する分離メモリ18に
記憶されているデータを読み出すことや、書き換えるこ
とや、削除することや、また、ICチップ17a〜17
zや分離メモリ18に新規なデータを記憶させること等
を示す。
ら受信されたメッセージデータ(メッセージ信号)を記
憶することも行われ、このメッセージ信号は、例えば無
線部14及び制御部15を介して1チップマイクロコン
ピュータ16へ入力された際に、CPU21等により解
読される。また、このようにして解読されたメッセージ
信号の内容は、上記した選択キー12やスクロールキー
13により、液晶ディスプレイ11に表示させることも
できる。ICチップ17a〜17zは、データを記憶す
るメモリから構成されるデータ記憶手段であり、本例で
は、複数種類のデータをデータの種類毎に記憶する。こ
こで、本例では、複数種類のデータをデータの種類毎に
記憶するために複数のICチップ17a〜17zが備え
られているが、必ずしもこのような構成でなくてもよ
く、例えば1つのメモリの記憶領域がデータの種類毎に
複数の領域に分割されて用いられてもよい。また、本例
では、ICチップ17a〜17zの26個のICチップ
をICカード1に備えたが、ICチップとしては、IC
カード1に記憶させるデータの種類の数等に応じて任意
の数のICチップが備えられてよい。
例えばICチップ17aにはクレジットのデータが記憶
され、また、例えばICチップ17bには身分証明のデ
ータが記憶され、また、例えばICチップ17cには利
用者によって入力されたメモデータが記憶されるといっ
たように、複数種類のデータがデータの種類毎に記憶さ
れる。また、上記したように、各ICチップ17a〜1
7zにはそれぞれ、パスワードデータが設定され、この
ようにデータの種類毎に設定されたパスワードデータを
利用者や仲介器2がICカード1に正しく入力しなけれ
ば、上記したCPU21等から構成されるデータ処理手
段により当該種類のデータを記憶するICチップ17a
〜17zへアクセスすることができない。
トカードとしてのデータやキャッシュカードとしてのデ
ータや身分証明書としてのデータ等といった複数種類の
データを1枚のカードで一括管理することができ、且
つ、例えばこれら各データの種類毎に異なったパスワー
ドデータを設定することにより、これらのデータが第三
者により改ざん等されてしまうことを防止して、データ
の種類毎に複数種類のデータの安全性を担保することが
できる。なお、本例では、上記したパスワードデータは
利用者により設定されるものとし、また、後述する図1
0で示すように、これらのパスワードデータは利用者に
より変更が可能であるとする。ここで、パスワードデー
タとしては、例えば、仲介器2を設置するクレジットカ
ード会社等によって設定されてもよい。
って用いられるパスワードデータと仲介器2によって用
いられるパスワードデータとを異ならせてもよく、この
ようにした場合には、利用者は自己にしか知得されない
パスワードデータを各種類のデータ毎に設定することが
でき、これにより、データの安全性を更に高めることが
できる。なお、この場合には、上記した1チップマイク
ロコンピュータ16に備えられたPROM22には、利
用者により用いられるパスワードデータと仲介器2によ
り用いられるパスワードデータとを共に格納しておく。
そして、パスワードデータの照合に際しては、CPU2
1等により、当該パスワードデータが利用者によって選
択キー12やスクロールキー12により入力されたもの
であるのか、或いは、仲介器2からアンテナT1を介し
て無線部14により受信入力されたものであるのかを判
定し、この判定結果に従って、利用者に設定されたパス
ワードデータと仲介器2に設定されたパスワードデータ
とを使い分けて照合処理を行う。
た各処理部11〜16、17a〜17z及び後述する分
離メモリ18に駆動電力を供給する電池であり、本例で
は、例えばリチウムイオン電池といった二次電池が用い
られている。ここで、この二次電池19は、例えば電磁
誘導方式を用いて充電され、この方式による充電処理の
一例を図5を用いて説明する。同図には、ICカード1
と、当該ICカード1の二次電池19を充電させる充電
器51とが示されている。ここで、充電器51には、例
えばトランスから構成される電源アダプタ52と、直流
電流と交流電流とを変換するインバーター回路53と、
例えば渦巻状の導通線から構成されるコイル54とが備
えられている。
えば渦巻状の導通線から構成されるコイル55と、交流
電流を直流電流に変換する整流器56と、上記した二次
電池19とが備えられている。なお、コイル55と整流
器56については、上記図3では図示を省略してある。
これらの装置により充電処理を行うに際しては、まず、
充電器51では、例えば受電されたAC100V(10
0ボルトの交流電圧)を電源アダプタ52により直流電
流に変換し、変換された直流電流をインバーター回路5
3に通電して交流電流に変換する。そして、この変換さ
れた交流電流がコイル54に流れて交流磁界が発生す
る。
ては、ICカード1のコイル55が充電器のコイル54
に近接するように設置され、ICカード1では、まず、
上記のように充電器51のコイル54で発生した交流電
流エネルギーがICカード1のコイル55により受け取
られる。そして、この受け取られた交流磁界エネルギー
に起因してコイル55に発生した交流電流が整流器56
により直流電流に変換され、この変換された直流電流に
より二次電池19が充電される。なお、ICカード1の
電力供給方法としては、必ずしも本例のように二次電池
が用いられなくてもよく、ICカード1に電力を供給す
ることができるものであれば、例えば一次電池といった
任意の電力供給手段が用いられてもよい。
は、各データの種類毎にパスワードデータを設定するこ
とによりこれら各種類毎のデータの安全性を担保しつ
つ、複数種類のデータを1枚のICカードにより一括管
理することができる。すなわち、例えば、各ICチップ
17a〜17z毎に異なったパスワードデータを設定す
ることにより、或る種類のデータを記憶するICチップ
17tに設定されたパスワードデータが第三者に漏洩等
してしまった場合であっても、他の種類のデータについ
ては不正な改ざん等が行われてしまうことを防止するこ
とができ、このように、複数種類のデータを一括管理し
つつ、これらのデータの安全性をデータの種類毎に担保
することができる。
について説明する。分離メモリ18は、データを記憶す
るメモリから構成されており、本例のようにICカード
1に分離メモリ18が備えられた場合には、例えば上記
したICチップ17a〜17zに記憶されるデータに比
べて秘匿性が高いデータがこの分離メモリ18に記憶さ
れる。ここで、本例で言う秘匿性が高いデータとは、例
えば第三者に知られてしまうことを防止する必要がある
暗証番号等といったデータや、また、例えば不正に改ざ
んされてしまうことを防止する必要がある免許証番号等
といったデータのことを言い、すなわち、第三者等によ
り不正に利用等されてしまうことを防止する必要がある
データのことを言う。
は、秘匿性が高いデータとして、取引プロトコルに必要
なデータである上記したICカード1のIDといったデ
ータや、上記した所定の暗号方式に必要な署名関数や検
査関数といったデータや、各種クレジットカードや証明
書等の暗証番号(パスワード)といったデータや、各種
身分証明のデータの中で秘匿性が高いデータや、また、
例えば決済に関しての過去の取引内容や資金価値等を示
す残高データといったデータ等が記憶される。
モリ18へのアクセス権が設定された仲介器(リーダ・
ライタ)2からのアクセス要求がなければ、1チップマ
イクロコンピュータ16によりアクセスすることができ
ず、この分離メモリ18へのアクセス制御について更に
詳しく説明する。このアクセス制御において、ICチッ
プ17a〜17zは、上記と同様に、データを記憶する
データ記憶手段であり、ICカード1に分離メモリ18
が備えられた場合には、これらICチップ17a〜17
zには、分離メモリ18に記憶されるデータに比べて秘
匿性が低いデータや、ICカード1の利用者によりいつ
でも確認することができることが要求されるデータ等が
記憶される。
〜17zには、例えばこれら各ICチップ17a〜17
zに記憶されているデータの種類(名称)を示すデータ
や、クレジットについての未決済額のデータや、預金に
ついての現在の所持残高の金額を示す記録データ等が記
憶される。これにより、利用者は、上記したパスワード
データを用いて記録データ等のデータを液晶ディスプレ
イ11に表示させることができ、預金の残高等を確認す
ることができる。なお、分離メモリ18には、秘匿性が
高いデータと共に、上記したような比較的秘匿性が低い
データをも記憶させておくこともでき、本例では、分離
メモリ18に上記した記録データを記憶させておく。
のPROM22には、分離メモリ18へのアクセス権が
設定された仲介器2に割り当てられているIDが格納さ
れており、本例では、このPROM22が、分離メモリ
18へのアクセス権が設定された仲介器2(リーダ・ラ
イタ)を管理する管理手段である。また、PROM22
には、仲介器2(リーダ・ライタ)からのアクセス要求
に対して、当該仲介器2が上記した管理手段により分離
メモリ18へのアクセス権を有しているものとして管理
されているか否かの認証を行う制御プログラムが格納さ
れている。
したIDによって行い、仲介器2から通知されたIDが
PROM22に格納されている場合には、当該仲介器2
にアクセス権が設定されていると判定し、これとは逆
に、通知されたIDがPROM22に格納されていない
場合には、アクセス権が設定されていないと判定する。
また、本例では、1チップマイクロコンピュータ16の
CPU21がPROM22に格納された上記の制御プロ
グラムをRAM23に展開して実行することにより上記
認証処理を行う認証手段が構成される。
1がPROM22に格納された所定の制御プログラムを
RAM23に展開して実行することにより、データ記憶
手段であるICチップ17a〜17zへアクセスするデ
ータ処理手段が構成される。ここで、このデータ処理手
段は、上記した認証手段により、分離メモリ18へのア
クセス権が設定された仲介器2からアクセス要求があっ
たと認証された場合にのみ分離メモリ18へアクセスす
ることができ、この条件が満たされない場合には、分離
メモリ18へアクセスすることが禁止されている。
ス制御を行う制御プログラムがPROM22に格納され
ており、CPU21がPROM22に格納された当該制
御プログラムをRAM23に展開して実行することによ
り、分離メモリ18が上記したCPU21等から構成さ
れるデータ処理手段によりアクセスされることを禁止す
る一方、上記した認証手段によりアクセス権が認められ
たことを条件に、仲介器(リーダ・ライタ)2からの要
求に応じてデータ処理手段に分離メモリ18へアクセス
させる分離メモリアクセス制御手段が構成される。
サやメモリ等を備えたハードウェア資源において、CP
U21がPROM22に格納された所定の制御プログラ
ムを実行することにより、分離メモリ18へのアクセス
制御処理及び上記したデータの種類毎に設定されたパス
ワードデータによる複数種類のデータの一括管理処理を
制御する構成としたが、本発明では、これらの処理を実
行するための各機能手段を独立したハードウェア回路と
して構成してもよい。また、本発明は上記の制御プログ
ラムを格納したフロッピーディスクやCD−ROM等の
コンピュータにより読み取り可能な記憶媒体として把握
することもでき、当該制御プログラムを記憶媒体からコ
ンピュータに入力してプロセッサに実行させることによ
り、本発明に係る処理を遂行させることができる。
たICカード1では、分離メモリ18へのアクセス権が
設定されている仲介器2からのアクセス要求があった場
合にのみ、上記したCPU21等から構成されるデータ
処理手段により分離メモリ18へアクセスすることがで
きる。すなわち、アクセス権を有する仲介器2からのア
クセス要求があった場合にのみ、分離メモリ18に格納
されている秘匿性が高いデータを読み出すことや、書き
換えることや、削除することや、液晶ディスプレイ11
に表示させることや、また、分離メモリ18に新規なデ
ータを記憶させること等を行うことができる。
いる秘匿性が高いデータが、アクセス権を有しない第三
者等によって読み出されてしまうことや、偽造或いは改
変されてしまうことや、また、これら第三者による不正
な行為に起因して不正なデータが取り引きされ、或いは
流出してしまうこと等を防止することができ、当該デー
タの安全性を更に高めることができる。また、本例のよ
うに、ICカード1に備えられた表示手段(液晶ディス
プレイ11)によりICチップ17a〜17zに記憶さ
れているデータを表示させることができる構成とした場
合には、分離メモリ18を備えて当該分離メモリ18に
秘匿性が高いデータを格納し、これら秘匿性が高いデー
タの表示処理を上記したアクセス権により制御すること
により、当該データの安全性を確保することもできる。
からのアクセス要求がないと分離メモリ18へアクセス
することができない構成のため、例えば1チップマイク
ロコンピュータ16が不正に改造等された場合であって
も、データの漏洩等を防止して当該データの安全性を確
保することができる。また、誤った相手との取引処理等
を防止するために、上記したようにICカード1側で仲
介器2のIDを認証するとともに、仲介器2側でもIC
カード1のIDを認証し、これによりICカード1と仲
介器2との間で相互認証を行うことが好ましい。
介器2からのアクセス要求に応じて上記したCPU21
等から構成されるデータ処理手段が分離メモリ18へア
クセスする際に、分離メモリ18に格納されている自己
のICカード1のIDを読み出して仲介器2へ通知する
ようにする。これにより、仲介器2では、通知されたI
Cカード1のIDが正しいものであるか否かを認証する
ことができ、分離メモリ18に格納されている秘匿性が
高いデータが漏洩等してしまうことや、不正なICカー
ド1や不正な仲介器2との間でデータの通信が行われて
しまうことを防止することができる。
メモリの割当ての一例を図6を用いて説明する。なお、
本例では、上記した残高データを例にして説明する。こ
こで、決済に関しての過去の取引内容である残高データ
の具体的なデータ内容としては、例えば取引日時や、支
払い或いは受取を示す取引種別や、取引金額や、取引を
行った仲介器2のIDや、取引を行った相手側のICカ
ードのIDや、取引前や取引後の残高或いは支払い可能
金額といった資金データや、取引処理に際して仲介器2
を介してシステム管理装置3から受信される後述する接
続確認データや、これらを格納する後述するセル番号や
エリア番号等といった取引の環境を示すデータが含まれ
る。
モリの割当てを示すように、この分離メモリ18には、
理論的に分割した多数の格納エリアR1、R2、・・・
が設けられており、また、各格納エリアR1、R2、・
・・はそれぞれ2つのセルに分割されている。ここで、
同図(a)では、例えばセルAとセルB(格納エリアR
1)、セルCとセルD(格納エリアR2)、セルEとセ
ルF(格納エリアR3)、セルGとセルH(格納エリア
R4)、・・・といったように2つのセル毎に組となっ
て点線で囲まれた各格納エリアR1、R2、・・・を構
成している。
C,E,G、・・・には、上記した残高データが格納さ
れ、格納された残高データは新たな取引処理が行われた
際に消去される。すなわち、残高データとしては、直前
に行われた取引処理に関する残高データのみが保持され
て、それ以前の取引処理に関する残高データについては
消去されて消滅(無効化)させられる。また、下段にあ
るセルB,D,F,Hには、同一の格納エリア内のセル
A,C,E,G,・・・に格納されていた残高データが
消滅させられた際に、当該残高データがいかなる取引処
理により消滅させられたかを示す消滅記録データが格納
される。なお、これら残高データや消滅記録データに
は、例えば署名関数による署名といった取引処理の証拠
が付される。
及び格納エリアR2のセルCに格納されていた残高デー
タが消滅させられて黒く塗りつぶされており、これらの
残高データについての消滅記録データがそれぞれセルB
及びセルDに格納されている。また、格納エリアR3の
セルEには、直前の取引処理に関する残高データが格納
されており、この残高データは未だ消滅させられていな
いため、セルFには未だ消滅記録データが格納されてお
らず、セルFは未使用の空白状態である。ここで、例え
ば図6(a)の状態において、新たな取引処理が行われ
た場合には、分離メモリ18の理論的なメモリ割当ての
状態は図6(b)に示すようになる。
ータが格納エリアR4のセルGに格納されるとともに、
セルEに格納されていた残高データが消滅させられ、こ
のセルEの残高データについての消滅記録データがセル
Fに格納される。このようにして、新たな取引処理によ
って生成された最新の残高データのみが、取引の順序に
従って加算されていく取引エリア番号(R1、R2、R
3、R4、・・・)に対応した各格納エリアR1、R
2、R3、R4、・・・に順次格納されていく。従っ
て、上記のように最新の取引処理によって生成された残
高データのみを分離メモリ18に保持しておくようにす
ることにより、残高データの不正な複写や暗号解読等が
行われてしまう可能性を低く抑えることができる。な
お、分離メモリ18のメモリ割当てとしては、必ずしも
上記のような構成が用いられる必要はなく、例えばIC
カード1により行われたすべての取引処理についての残
高データを分離メモリ18内に保持しておくようにする
等、任意の構成が用いられてもよい。
いて設定されたパスワードデータによる複数種類のデー
タの一括管理処理や、ICカード1に分離メモリ18を
備えて行われる分離メモリ18へのアクセス制御処理に
ついては、それぞれの処理が別個に適用されてデータの
安全性が担保されてもよく、また、本例のように、これ
らの処理が併用されてデータの安全性を更に担保するよ
うにされてもよい。すなわち、例えばICカード1に分
離メモリ18を備えて当該分離メモリ18へのアクセス
制御処理のみを行う場合には、必ずしも本例のようにI
Cカード1に複数のICチップ17a〜17zが備えら
れていなくてもよく、例えばICカード1に1個のIC
チップ17aと1個の分離メモリ18とを備えて、当該
ICチップ17aに記憶される1種類のデータについて
の秘匿性が高いデータを分離メモリ18に記憶して、当
該データの安全性を確保することもできる。
に複数のICチップ17a〜17zと1個の分離メモリ
18とを備えることにより、これら複数のICチップ1
7a〜17zにより複数種類のデータをデータの種類毎
に安全性を担保して一括管理するとともに、これら複数
種類のデータについての秘匿性が高いデータを1個の分
離メモリ18にまとめて格納して当該分離メモリ18へ
のアクセスを制御することにより、これら複数種類のデ
ータについての秘匿性が高いデータを1個の分離メモリ
18で一括管理して、当該データの安全性を更に確実に
担保することもできる。
の一例を示してあり、この仲介器2には、アンテナT2
と、無線データの通信を行う無線部61と、当該通信の
制御を行う制御部62と、データの処理を行うコンピュ
ータ63と、外部からデータを入力するための操作キー
64と、外部にデータを表示するための液晶ディスプレ
イ65と、データを記憶するメモリ66と、時刻を計時
する時計部67と、これら各処理部61〜67に電源を
供給する電源68とが備えられている。無線部61は、
無線通信を行うための例えば変調器や復調器を有してお
り、アンテナT2を介してICカード1及びシステム管
理装置3との間で無線データの通信を行う。
無線データの通信処理を制御する手段を有しており、例
えば無線部61により受信されたデータをコンピュータ
63へ出力し、また、送信対象となるデータをコンピュ
ータ63から無線部61へ出力する。コンピュータ63
は、CPU71やPROM72やRAM73を備えてお
り、PROM72には、例えばICカード1との間で行
われる所定の取引プロトコルに基づく決済処理等といっ
た仲介器2において行われる種々の処理を制御する制御
プログラムが格納されている。そして、CPU71がP
ROM72に格納されたこれらの制御プログラムをRA
M73に展開して実行することにより、決済等といった
各種の取引処理や仲介器2全体を管理及び制御するため
の処理を行う。
は、正規に登録されている各ICカード1に設定されて
いる上記した呼出番号や、各ICカード1の分離メモリ
18へのアクセス権である自己の仲介器2のIDデータ
や、各ICカード1のICチップ17a〜17z毎に設
定されているパスワードデータ等が格納されている。こ
れにより、仲介器2がICカード1へ無線データを送信
する場合には、当該データの先頭等に宛先番号として、
当該データの送信先となるICカード1の呼出番号のデ
ータが含められる。
リ18やICチップ17a〜17zへのアクセスを行う
場合には、CPU71等により当該仲介器2に設定され
ているIDデータや、当該ICチップ17a〜17zに
設定されているパスワードデータを読み出して、これら
のデータを無線部61及びアンテナT2を介してICカ
ード1へ送信する。なお、ICカード1の分離メモリ1
8へのアクセス権(ID)や各ICチップ17a〜17
zへのアクセス権(パスワードデータ)の設定について
は、各仲介器2毎に行われてもよく、例えば或る仲介器
2にはICチップ17a〜17cへのアクセス権のみを
設定するということや、また、例えば或る仲介器2には
分離メモリ18へのアクセス権のみを設定するというこ
ともできる。
用者によって操作されるキーであり、決済取引等におい
て、利用者によって入力された取引金額や、取引を合意
する取引合意認証等といったデータを受け付け、このよ
うにして入力されたデータをコンピュータ63へ出力す
る。液晶ディスプレイ65は、データを表示するための
手段であり、決済取引等において、取引が行われた金額
や、利用者への各種メッセージ等を表示出力する。
よりデータを読み出すことのみが可能な記憶手段であ
り、このメモリ66には、例えば決済処理を行うための
所定プロトコルのデータや、仲介器2全体を管理するた
めに必要な管理データや、このメモリ66へのアクセス
権を有したシステム管理装置3から受信された後述する
接続確認データや、正規に登録されているICカード1
に設定されているIDデータや、不当なICカード1の
IDをリストアップしたブラックリストのデータ等とい
ったデータが格納される。なお、このメモリ66へのデ
ータの書き込み処理は、例えばシステム供給者により管
理されている当該メモリ66へのアクセス権を有したリ
ーダ・ライタによって行われる。また、例えば各仲介器
2毎にメモリ66へのアクセス権限を異ならせてもよ
い。
ド1との間でデータの通信を行うことによりICカード
1との間で決済処理等といった種々の処理を行い、ま
た、例えば取引金額等といったデータを表すメッセージ
信号をICカード1へ送信することにより、こうしたメ
ッセージを当該ICカード1の液晶ディスプレイ11に
表示させる。また、仲介器2は、システム管理装置3と
の間でデータの通信を行うことにより、ICカード1と
の間で行われた決済処理等といった各種処理の内容をシ
ステム管理装置3に通知し、また、システム管理装置3
から後述する接続確認データ等を受信する。
してあり、このシステム管理装置3には、アンテナT3
と、無線データの通信を行う無線部81と、当該通信の
制御を行う制御部82と、データの管理等を行う管理セ
ンタ83と、外部からデータを入力するための操作キー
84と、外部にデータを表示するための液晶ディスプレ
イ85と、データを記憶するメモリ86と、データを蓄
積するデータベース87と、これら各処理部81〜87
に電源を供給する電源88とが備えられている。
ば変調器や復調器を有しており、アンテナT3を介して
仲介器2との間で無線データの通信を行う。制御部82
は、上記した無線部81による無線データの通信処理を
制御する手段を有しており、例えば無線部81により受
信されたデータを管理センタ83へ出力し、また、送信
対象となるデータを管理センタ83から無線部81へ出
力する。管理センタ83は、例えばプロセッサやメモリ
等から構成されており、図1に示した本例のICカード
システム全体の運営管理処理を行い、本システムに含ま
れるすべてのICカード1及びすべての仲介器2のID
等といったデータや、これらICカード1と仲介器2と
の間で行われた決済処理等といったすべての処理に関す
るデータを後述するデータベース87により管理する。
介器2との間で行われた取引処理等のデータは、例えば
当該取引処理が終了した後に、仲介器2からシステム管
理装置3に通知される。また、管理センタ83には、時
刻を計時する手段が備えられており、管理センタ83
は、この手段により計時された時刻のデータ等を含む接
続確認データを例えば一定時間毎に更新して作成し、こ
れをデータベース87に格納しておく。また、このよう
にして随時作成された接続確認データを仲介器2へ適時
通知することにより、管理センタ83と後述するデータ
ベース87や仲介器2との間の接続状況を確認する処理
を行う。
3により発行された接続確認データは、仲介器2や当該
仲介器2との間で取引処理を行ったICカード1に通知
され、この結果、システム管理装置3と仲介器2とIC
カード1とに共通の接続確認データが格納される。この
ため、ICカード1や仲介器2がシステム管理装置3と
同一の接続確認データを格納しているか否かを検査する
ことにより、正規の接続確認データを有していない不正
な取引処理等を検出することができる。選択キー84
は、システム管理装置3を供給するシステム供給者等に
より操作されるキーであり、例えばシステム供給者はこ
のキー84を操作することにより、データベース87に
蓄積されているデータを検索等することができる。ま
た、液晶ディスプレイ85は、データを表示するための
手段であり、上記のようにしてシステム供給者により検
索されたデータ等を表示出力する。
はデータの読み出しのみが可能な記憶手段であり、この
メモリ86には、例えば仲介器2との間で行われるデー
タ通信のプロトコルのデータが格納されている。なお、
このメモリ86へのデータの書き込み処理についても、
上記した仲介器2の場合と同様に、例えばシステム供給
者によって管理されている当該メモリ86へのアクセス
権を有したリーダ・ライタによって行われる。
べてのICカード1とすべての仲介器2との間で行われ
た取引処理等に関するデータや、上記した接続確認デー
タ等を蓄積する。また、このデータベース87には、不
当なICカード1や仲介器2のIDをリストアップした
ブラックリストのデータが格納されている。また、上記
図1に示したように、システム管理装置3の管理センタ
83には、ATM交換機5が接続されており、このAT
M交換機5を介して通信販売会社6のLAN7や官公庁
機関8のコンピュータ9等との間でデータの通信を行う
こともできる。
は、この管理装置3が管理するICカードシステムに備
えられたすべてのICカード1及びすべての仲介器2の
データや、これらICカード1と仲介器2との間で行わ
れるすべての取引処理等に関するデータを格納して管理
する。また、システム管理装置3では、上記したATM
交換機5を介して各会社や官公庁機関等に備えられてい
るコンピュータ等との間でデータの通信を行うことによ
り、例えばICカード1により行われた決済処理のデー
タを通信販売会社6に通知することや、また、例えばI
Cカード1により行われた免許証の住所変更等のデータ
を官公庁機関に通知することを行う。
ドシステムにより行われる処理の手順を図面を参照して
説明する。なお、本例では、ICカード1には、上記図
3に示したように、複数のICチップ17a〜17zと
分離メモリ18とが備えられているとし、分離メモリ1
8にはICチップ17a〜17zに比べて秘匿性が高い
データが記憶されているとする。図9には、ICカード
1のICチップ17a〜17zに記憶されているデータ
を各ICチップ毎(データの種類毎)に設定されている
パスワードデータを用いて表示させる処理の手順を示し
てある。なお、この処理は、利用者がICカード1を操
作することによって行われる。
電源がONにされ(ステップS1)、選択キー12やス
クロールキー13によりこのICカード1に設定されて
いるカード暗証番号が入力される(ステップS2)。こ
こで、カード暗証番号とは、ICカード1を利用するた
めに設定されている暗証番号のことであり、この暗証番
号を正しく入力することによりICカード1の種々の機
能を利用することができるようになる。すなわち、IC
カード1に入力されたカード暗証番号が誤っていた場合
にはICカード1を利用することができず、また、IC
カード1により入力誤りの回数をカウントすることによ
り、例えばn(nは1以上の整数)回連続して誤ったカ
ード暗証番号が入力された場合には、安全性の確保のた
めに、後述する図12のカード暗証番号の初期設定処理
をシステム供給者により行ってもらわなければ、ICカ
ード1を使用することができなくなるような設定になっ
ている(ステップS7)。
とICカード1の各種機能が利用可能な状態になり、次
に、ICカード1のキー12、13により表示を行うモ
ードが設定され、また、同様にして利用者により液晶デ
ィスプレイ11に表示させたいICチップ番号が指定さ
れる(ステップS3)。ここで、ICチップ番号の入力
としては、例えば各ICチップ17a〜17z毎に設定
された番号を入力するという構成であってもよく、ま
た、例えば各ICチップ17a〜17zに記憶されてい
るデータの種類(名称)を指定することにより当該IC
チップを特定するという構成であってもよい。
ップ(ICチップ17a〜17zのいずれか)に設定さ
れているパスワードデータ(確認事項)が入力される
(ステップS4)。なお、このパスワードデータについ
ても、上記したカード暗証番号と同様に、正しく入力さ
れなかった場合にはデータの表示が行われず、また、こ
の入力誤りの回数をカウントすることにより、例えばm
(mは1以上の整数)回連続して誤ったパスワードデー
タが入力されると、システム供給者に依頼しなければI
Cカード1が使用不可能な状態となる(ステップS
8)。また、正しいパスワードデータが入力されると、
指定されているICチップに記憶されている例えば記録
データといったデータや、当該ICチップのチップ番号
やデータの種類等が液晶ディスプレイ11に表示出力さ
れ(ステップS5)、これにより、利用者は各ICチッ
プ17a〜17zに記憶されているデータの内容を見る
ことができる(ステップS6)。
z毎に設定されているパスワードデータを正しく入力し
ないと、これら各ICチップ17a〜17zに記憶され
ているデータを表示させることができないため、これら
のデータの漏洩等を防止して当該データの安全性を担保
することができる。また、上記したICカード暗証番号
や各ICチップ17a〜17z毎に設定されているパス
ワードデータは利用者により変更が可能であり、この変
更処理の手順を図10に示す。なお、この処理について
も、利用者がICカード1を操作することによって行わ
れる。
がONにされ(ステップS11)、カード暗証番号が入
力されてカードロックが解除される(ステップS1
2)。なお、誤ったカード暗証番号が入力された場合に
ついては上記と同様である(ステップS22)。次に、
このカード暗証番号を変更する場合には当該変更を行う
モードが設定され(ステップS13)、例えば古いカー
ド暗証番号(旧番号)や新たに設定されるカード暗証番
号(新番号)が利用者により入力されて確認が行われ
(ステップS14)、これによりカード暗証番号の変更
処理が行われる。
スワードデータの変更(ロック厳重機能設定)処理を行
う場合には当該変更を行うモードが設定され(ステップ
S15)、まず、パスワードデータの変更を行う対象と
なるICチップ番号が指定されて(ステップS16)、
指定されたICチップに設定されているパスワードデー
タ(確認事項)が入力される(ステップS17)。な
お、誤ったパスワードデータが入力された場合について
は上記と同様である(ステップS23)。また、正しい
パスワードデータが入力された場合には、パスワードデ
ータの変更処理が可能となり、利用者によってパスワー
ドデータの再設定処理が行われて(ステップS18)、
パスワードデータの書き換えが行われる(ステップS1
9)。なお、他のICチップに設定されているパスワー
ドデータの変更についても上記と同様である。
例えば1つのICチップ17a〜17zに複数の確認事
項をパスワードデータとして設定することもでき、この
場合には、例えば利用者に好みや必要性に応じて、各I
Cチップ17a〜17z毎にパスワードデータとして設
定される氏名や生年月日等といった確認事項の数を増加
させることや、減少させることもできる。また、例えば
使用頻度が少ないICチップ17qに多くの確認事項を
パスワードデータとして設定して、更なるロックをかけ
ておくといったこともできる。
確認事項を設定することにより、各ICチップ毎に記憶
されるデータの種類等に応じて、これら各種類毎のデー
タの安全性を確保することができる。また、上記のよう
にしてカード暗証番号やパスワードデータの変更処理が
終了し、例えば選択キー12によりICカード1の電源
がオフに設定されると、ICカード1がロック(カード
ロック)され(ステップS20)、再び電源をONにし
てカード暗証番号を入力しないとICカード1が利用で
きない状態になる(ステップS21)。
れるパスワードデータと仲介器2により用いられるパス
ワードデータとが共通である場合には、上記のようにし
て変更されたパスワードデータが、例えば次回の取引処
理の際にICカード1から仲介器2に通知される。ま
た、例えば、上記のパスワードデータ変更処理が、IC
カード1と仲介器2との間でデータの通信を行うことが
できる状態でのみ行われるといった構成としてもよく、
この場合には、上記した変更処理の際に、変更後のパス
ワードデータがICカード1から仲介器2に通知され
る。
2との間で行われる決済取引等の処理の手順を示してあ
る。まず、利用者によりICカード1が仲介器2の設置
されている場所へ持って行かれ(ステップS31)、当
該ICカード1の電源がONにされて、当該ICカード
1が仲介器2との間でデータの通信を行うことができる
距離に近接させられる(ステップS32)。このように
してICカードがセットされると、次に、上記と同様
に、ICカード1にカード暗証番号が入力されてカード
ロックが解除される(ステップS33)。なお、誤った
カード暗証番号が入力された場合については、上記と同
様である(ステップS42)。
Cカード1に入力され(ステップS34)、このように
して指定されたICチップに設定されているパスワード
データ(確認事項)が入力される(ステップS35)。
なお、誤ったパスワードデータが入力された場合につい
ては、上記と同様である(ステップS43)。また、正
しいパスワードデータが入力されると、指定されたIC
チップに記憶されている例えばクレジットのデータや
(ステップS36)、各種身分証明のデータや(ステッ
プS37)、小口決済の残金のデータ(ステップS3
8)等といったデータがICカード1の液晶ディスプレ
イ11に表示され、利用者がICカード1を操作するこ
とにより当該ICカード1と仲介器2との間で各種取引
が行われる。
用者AがICカード1Aから他の利用者BのICカード
1Bへ1万円を振り込む場合には、まず、利用者AがI
Cカード1Aを操作して利用者BのICカード1Bへ1
万円を振り込むための手続きを行う。これにより、利用
者AのICカード1Aと仲介器2との間でデータの通信
が行われ、利用者AのICカード1Aに記憶されている
当該小口決済についての残高(例えば上記した記録デー
タ)から1万円が減少させられる。また、利用者BのI
Cカード1Bについては、例えば利用者Bが上記仲介器
2或いは他の場所に設置されている仲介器により次回の
取引を行う際に、当該ICカード1Bに記憶されている
上記小口決済についての残高(例えば上記した記録デー
タ)に1万円が増加させられる。このようにして、利用
者AのICカード1Aから利用者BのICカード1Bへ
金銭の振り込み処理が行われる。
該ICカード1の分離メモリ18へのアクセス権が設定
されている仲介器2との間で取引処理が行われた場合に
は、上記した記録データの更新処理と共に、分離メモリ
18に記憶されている例えば上記した残高データといっ
たデータの更新処理が行われる場合もある。また、上記
したように、例えば利用者AのICカード1Aに格納さ
れる記録データや残高データには、利用者BのICカー
ド1Bや仲介器2による署名が行われ、同様に、利用者
BのICカード1Bに格納される記録データや残高デー
タには、利用者AのICカード1AやICカード1Bと
の間で取引処理を行った仲介器による署名が行われる。
ータの通信を行うことにより、例えば免許証の住所とい
った各種身分証明データの変更処理を行うこともでき
る。すなわち、例えば分離メモリ18に記憶されている
免許証の住所を変更させる手続きがICカード1に対し
て利用者により行われた場合には、アクセス権を有した
仲介器2が当該分離メモリ18に記憶されている免許証
の住所のデータを変更させるとともに、当該変更後の住
所データをシステム管理装置3へ送信する。また、シス
テム管理装置3では、仲介器2から受信した住所変更の
データをATM交換機5を介して官公庁機関8のコンピ
ュータ9へ送信し、これにより、官公庁機関8では、受
信したデータに基づいて、コンピュータ9等に登録され
ている上記した利用者の免許証の住所データの内容を変
更させる。
われる取引等の処理としては、上記したものに限られ
ず、利用者の要求等に応じて種々の取引処理が行われて
もよい。また、取引処理が終了した後には(ステップS
39)、例えばICカード1を再びカード暗証番号やパ
スワードデータを入力しなければ利用することができな
い状態にカードロックして(ステップS40)、仲介器
1との間のデータの通信を終了させる(ステップS4
1)。以上のようにして、ICカード1では、決済取引
等といった種々の処理を例えば他のICカードとの間で
仲介器2を介して行うことができる。また、ICカード
1の分離メモリ18へのアクセス権を有した仲介器2と
の間でデータの通信が行われる場合にのみ、当該仲介器
2からの要求に応じて例えば残高データといった分離メ
モリ18内の秘匿性が高いデータが更新等されるため、
分離メモリ18に記憶されているデータの安全性を確実
に担保することができる。
との間で取引処理等を行うに際して、ICカード1の選
択キー12やスクロールキー13によりカード暗証番号
やパスワードデータの入力処理を行い、ICカード1の
液晶ディスプレイ11により各種データの表示処理を行
ったが、これら入力処理や表示処理は、例えば仲介器2
に備えられている操作キー64や液晶ディスプレイ65
により行われてもよい。また、これらの入力処理や表示
処理をICカード1と仲介器2との両方の装置で行うよ
うにすることにより、パスワードデータ等の検査をこれ
ら両装置で二重に行って確認するようにすることもでき
る。
解除処理の手順を図12を用いて説明する。なお、これ
らの処理は、例えばシステム供給者や各会社及び機関等
が有している初期設定用のリーダ・ライタにより行わ
れ、本例では、このリーダ・ライタとICカード1とを
直接的に接点で接続して以下に示す初期設定及びロック
解除処理を行う。また、このリーダ・ライタは、ICカ
ード1の分離メモリ18へのアクセス権を有している。
ここで、初期設定処理とは、未だ発行されていないIC
カード1に上記したIDやカード暗証番号等を設定する
処理のことである。また、ロック解除処理とは、利用者
がICカード1のパスワードデータ等を忘れてしまった
場合や、上記図9、10、11で示したように、誤った
パスワードデータの入力によりICカード1が利用者自
身では使用不可能な状態となってしまった場合に、この
ICカード1のカードロックの状態を解除する処理のこ
とである。
に際しては(ステップS51)、まず、例えば上記のよ
うに初期設定用リーダ・ライタとICカード1とが接点
で接続される(ステップS52)。ここで、初期設定処
理が行われる場合には(ステップS53)、例えば各I
Cカード1の通し番号や、各ICカード1に固有な上記
したIDといったデータがICカード1の分離メモリ1
8に書き込まれ(ステップS54)、カード暗証番号の
初期設定が行われる(ステップS55)。これにより、
例えば新規な利用者に対して、初期化された新規なIC
カード1が発行される(ステップS56)。なお、利用
者は、上記図10に示したように、初期に設定されたカ
ード暗証番号を任意に変更させることができる。
(ステップS53)、リーダ・ライタによりICカード
1の分離メモリ18に書き込まれている通し番号やID
等が読み込まれ(ステップS57)、読み込まれた通し
番号等が当該ロック解除処理を申請した者に対して正規
に登録されたものであるか否かが判定される(ステップ
S58)。なお、この判定としては、例えば申請者の身
分証明や住所等のデータ(個人データ)とICカード1
に格納されている個人データとが一致するか否かを判定
することにより行うこともできる。ここで、ICカード
1が当該申請者に対して正規に登録されたものであると
判定された場合には、ICカード1のロックが解除され
て、新たなカード暗証番号やパスワードデータが設定さ
れる(ステップS55)。このようにして、ロック解除
処理が行われたICカード1は、再び通常通りに利用者
によって利用可能な状態となる(ステップS56)。
に入手したものであったために、当該ICカード1が当
該申請者に対して発行されたものではないことが判定さ
れた場合には、例えばp(pは1以上の整数)回の再確
認処理や再試行処理が行われる。そして、これらの処理
によっても当該申請者の個人データとICカード1に記
憶されている個人データとが一致しないことが確認され
た場合には、例えば当該ICカード1が没収される(ス
テップS59)。以上のようにして、ICカード1の初
期設定及びロック解除処理を行うことができ、また、正
規に登録されていない第三者によりICカード1が不正
に利用されてしまうことを防止することができる。
〜17zへデータを書き込む処理を図13を用いて説明
する。なお、この処理も、例えばシステム供給者や各会
社及び機関等が有しているデータ書き込み用のリーダ・
ライタにより行われ、また、ICカード1には各ICチ
ップ毎のパスワードデータが未だ設定されていない状態
であるとする。また、上記したように、以下の書き込み
処理においては、複数種類のデータがデータの種類毎に
各ICチップ17a〜17zに書き込まれる。データ書
き込み処理に際しては、まず、例えばリーダ・ライタと
ICカードとが接点で接続され(ステップS61)、I
Cカード1にカード暗証番号が入力されてカードロック
が解除される(ステップS62)。なお、誤ったカード
暗証番号が入力された場合については、上記と同様であ
る(ステップS68)。
ップ番号が入力され(ステップS63)、この指定され
た例えばICチップ17zに既にデータが書き込まれて
いるか否かを確認する(ステップS64)。ここで、指
定されたICチップ17zにデータが書き込まれていな
ければ、当該ICチップ17zに上記した記録データ等
といった必要なデータが新たに書き込まれ(ステップS
65)、当該ICチップ17zや他のICチップ17a
〜17yについてのパスワードデータが各ICチップ1
7a〜17z毎に登録されて(ステップS66)、デー
タ書き込み処理が終了される(ステップS67)。ま
た、指定されたICチップ17zに既にデータが書き込
まれていた場合には、例えば書き込まれているデータが
消去されてもよいか否かが各会社や機関等に再確認さ
れ、よければ当該データが消去されて(ステップS6
9)、新たなデータが書き込まれ(S63〜S65)、
また、パスワードデータが設定される(ステップS66
〜S67)
タの種類毎にICカード1のICチップ17a〜17z
に書き込まれ、また、各ICチップ17a〜17z毎に
パスワードデータが設定されて利用者により利用可能な
状態となる。すなわち、上記図12で示した初期設定処
理により発行されたICカード1に、上記図13で示し
たパスワードデータの設定処理等を施すことにより、当
該ICカード1を利用者により利用可能な状態とするこ
とができる。また、各ICチップ17a〜17z毎にパ
スワードデータを設定するため、各種類毎のデータの安
全性を担保しつつ、複数種類のデータを一括管理するこ
とができる。なお、上記図12で示した初期設定用のリ
ーダ・ライタの機能や上記図13で示したデータ書き込
み用のリーダ・ライタの機能は、仲介器2やシステム管
理装置3に備えることもでき、この場合には、これら仲
介器2やシステム管理装置3により上記図12や図13
で示した処理をICカード1に対して施すことができ
る。
複数種類のデータを一括管理することができ、且つ、こ
れら複数種類のデータをデータの種類毎に安全性を担保
することができる。また、ICカード1に分離メモリ1
8を設けて当該分離メモリ18へのアクセスを制御する
ことにより、当該分離メモリ18に記憶される秘匿性が
高いデータの安全性を更に高めることができる。また、
上記したように、複数種類のデータをデータの種類毎に
安全性を担保して一括管理しつつ、これら複数種類のデ
ータについて秘匿性が高いデータを分離メモリ18に格
納しておくこともでき、この場合には、例えば複数種類
のデータについて秘匿性が高いデータを1個の分離メモ
リ18で一括管理して、且つ、当該データの安全性を確
実に担保して保持しておくことができる。
化して1枚のICカードで管理することにより、利用者
は、この1枚のICカードを携帯することにより、これ
ら種々の取引処理等を行うことができる。また、こうし
たICカードは軽量で安全な形状となっているため、持
ち運びに便利であり、また、ICカードに利用者自身の
身分証明のデータを格納しておくことにより、例えば事
故が生じた等といった非常時に当該利用者の身元の確認
をとることを容易にすることもできる。すなわち、こう
した緊急時にのみ警察等でICカードのロックを解除す
ることができるように法律的な基盤を確立しておくこと
により、警察等では、必要に応じてICカードに記憶さ
れている身分証明のデータから当該ICカードの利用者
の身元を確認することができる。
より、当該患者の健康保険証のデータや、医療機関等に
より作成されるカルテ等のデータを記憶させたICカー
ドが携帯されるようにし、また、当該データを医療機関
等の間で任意に確認することができるように共有するこ
とにより、各医療機関等では、当該患者の健康状態のデ
ータ等を即座に確認して対応することができる。また、
上記実施例で示したように、運転免許証等といった身分
証明のデータをICカードに記憶させ、また、官公庁機
関のネットワーク化等の基盤を整備することにより、例
えばB−ISDNのサービス対応により免許証の住所変
更等の手続きをオンラインで行うようにすることもでき
る。
に、決済等の取引処理を例えば無線通信やネットワーク
を介して行うこともでき、また、利用者は、各個人毎に
必要な種類のデータを自己のICカードに記憶させてお
くことにより、複数種類のデータについての取引処理を
1枚のICカードで行うことができる。また、上記した
ICカードの利用分野の一例として、例えば、或るIC
カードに記憶されている残高額から他のICカードに記
憶されている残高額へ金額の移動を安全に行うことがで
きるシステムが実現されれば、利用者は、小型のICカ
ードに小口決済の一部だけを電子マネーとして格納して
持ち歩くこともできる。また、このようにICカードを
電子財布として用いることにより、現金が有する匿名性
や流通性(譲渡性)等といった利点を損なうことなく、
高い安全性を有する電子小口決済システムを実現するこ
とができる。
ィック等から構成されるカードにデータを記憶等するI
Cチップを埋め込むことにより作成される。ここで、本
発明では、複数種類のデータを管理するに際して複数枚
のICカードを備える必要はなく、これら複数種類のデ
ータを1枚のICカードで一括管理するようにしている
ため、紙やプラスティック等といった資源の使用量を少
なく抑えることができ、これにより、資源の使用削減を
実現することができる。
て、種々の形状を有するICカードを作成することもで
き、また、例えばICカードを防水加工することによ
り、プール等といった水の中においてもICカードを使
用可能な状態にすることもできる。また、上記実施例の
ように、複数種類の会社や機関等の仲介器を1つのシス
テム管理装置によって管理するようにすることにより、
ICカードの利用者は、例えばA社の預金の残高を用い
て直接的にB社の決済処理を行うといったように、異な
る種類のデータ間(例えば異なる種類の会社間)での取
引処理を行うこともできる。
カードによると、例えば複数のメモリを備えることによ
り、複数種類のデータをデータの種類毎に記憶して、各
種類のデータを記憶するメモリ毎に当該メモリへアクセ
スするためのパスワードデータを設定するようにしたた
め、1枚のICカードで複数種類のデータを一括管理す
ることができるとともに、これらのデータの安全性(セ
キュリティ)をデータの種類毎に担保することができ
る。また、本発明に係るICカードによると、例えばデ
ータを記憶するメモリと、当該メモリに記憶されるデー
タに比べて秘匿性が高いデータを記憶する分離メモリと
を備え、分離メモリへのアクセス権が設定された外部の
リーダ・ライタからのアクセス要求があった場合にの
み、当該分離メモリへのアクセスが可能となるようにし
たため、当該分離メモリに記憶される秘匿性が高いデー
タの安全性を担保することができる。
Cカードシステムの一例である。
る。
めの図である。
を説明するための図である。
である。
手順の一例である。
引等の処理の手順の一例である。
手順の一例である。
処理の手順の一例である。
管理装置、4a、4b、4c・・回線、 5・・ATM
交換機、6・・通信販売会社、 7・・LAN、 8・
・官公庁機関、9・・コンピュータ、 T2、T3・・
アンテナ11・・液晶ディスプレイ、 12・・選択キ
ー、 13・・スクロールキー、T1・・アンテナ、
14・・無線部、15・・制御部、16・・1チップマ
イクロコンピュータ、 17a〜17z・・ICチッ
プ、18・・分離メモリ、 19・・二次電池、 21
・・CPU、22・・PROM、 23・・RAM、
55・・コイル、 56・・整流器、
Claims (2)
- 【請求項1】 データを記憶して処理するICカードに
おいて、 複数種類のデータをデータの種類毎に記憶する複数のデ
ータ記憶手段と、 各データ記憶手段毎に設定されたパスワードデータを記
憶するパスワードデータ記憶手段と、 外部から入力されたパスワードデータを受け付ける入力
手段と、 入力されたパスワードデータとパスワードデータ記憶手
段に記憶されているパスワードデータとを照合する照合
手段と、 照合手段によりパスワードデータの一致が確認されたこ
とを条件に、当該一致が得られたデータ記憶手段へアク
セスするデータ処理手段と、 を備えたことを特徴とするICカード。 - 【請求項2】 外部のリーダ・ライタとの間でデータの
通信を行うICカードにおいて、 データを記憶するデータ記憶手段と、 データ記憶手段へアクセスするデータ処理手段と、 データ記憶手段に記憶されるデータに比べて秘匿性が高
いデータを記憶する分離メモリと、 分離メモリへのアクセス権が設定されたリーダ・ライタ
を管理する管理手段と、 リーダ・ライタからのアクセス要求に対して、当該リー
ダ・ライタが管理手段により分離メモリへのアクセス権
を有しているものとして管理されているか否かの認証を
行う認証手段と、 分離メモリがデータ処理手段によりアクセスされること
を禁止する一方、認証手段によりアクセス権が認められ
たことを条件に、リーダ・ライタからの要求に応じてデ
ータ処理手段に分離メモリへアクセスさせる分離メモリ
アクセス制御手段と、 を備えたことを特徴とするICカード。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9163271A JPH10340231A (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | Icカード |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9163271A JPH10340231A (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | Icカード |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10340231A true JPH10340231A (ja) | 1998-12-22 |
Family
ID=15770645
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9163271A Pending JPH10340231A (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | Icカード |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JPH10340231A (ja) |
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