JPH1034024A - スプレーノズル - Google Patents

スプレーノズル

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JPH1034024A
JPH1034024A JP19670096A JP19670096A JPH1034024A JP H1034024 A JPH1034024 A JP H1034024A JP 19670096 A JP19670096 A JP 19670096A JP 19670096 A JP19670096 A JP 19670096A JP H1034024 A JPH1034024 A JP H1034024A
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正則 小沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低圧で広角噴霧を行う。 【解決手段】 ボデイ11の一端より軸線方向に沿って
流入孔を穿設し、該流入孔の先端の噴射口15の部分
に、一側外周方向よりボデイに切欠16をいれて、ボデ
イ軸線方向と直交して上記噴射口が開口する端面17
と、該端面の内端より軸線方向に延在する側面18と、
該側面の先端より径方向へと湾曲させて上記端面と対向
させる受液面19とを設け、該受液面の上記噴射口と対
向する位置に拡散孔21を設けると共に、該拡散孔と連
続させて上記湾曲させた側面に溝20を刻設し、拡散孔
で流体を拡散させると共に溝により拡散した流体を切欠
の前方開口へと矯正している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低圧広角型のスプ
レーノズルに関し、詳しくは、低圧で供給する水等の流
体を広い角度範囲にわたって均等に噴霧できるようにし
たものである。
【0002】従来、広角スプレーノズルは、低い圧力で
噴霧範囲を広げたい用途、例えば、製紙工場や下水処理
場などの水処理設備での消泡用として好適に用いられて
いる。この種のスプレーノズルでは噴霧範囲が広範囲
で、噴霧の粒子径が小さく、かつ低い圧力で、ソフトに
噴霧されることが要求されている。
【0003】本出願人は、この種のスプレーノズルとし
て、図10(A)(B)に示す構造のスプレーノズルを
提供している。該スプレーノズル1は、ボデイ2の一端
より流入孔3を穿設し、該流入孔3の先端の噴射口3a
の部分に、一側外周方向よりボデイ2に切欠4をいれ
て、噴射口3aの周縁を軸線と直交方向に切欠かれた端
面5とする一方、噴射口3aの内端縁側に軸線方向より
径方向へとアールを設けて湾曲させて、噴射口3aと対
向する受液面6を形成している。
【0004】上記スプレーノズル1では、噴射口3aか
ら噴射された液体は受液面6の衝突して噴射角度が増大
し、かつ、粒子が小径となって微粒化する。よって、粒
子径が小さい噴霧を、広角扇型に、広い範囲にわたって
噴霧することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したスプレーノズ
ル1は噴射口3aからの噴射される流体圧が1.5kg/c
m2と高い場合には、対向する受液面6に向かって強い圧
力で衝突し、広い角度で噴霧することができる。その場
合、流体圧が高いため、噴霧の圧力も高くなる。
【0006】上記スプレーノズル1で噴霧圧力が低圧の
ソフトな噴霧が要求される場合、低圧、例えば、0.1
5kgf/cm2程度の圧力で噴射口3aより流体を噴射する
と、噴射された流体は広角に拡散せず、噴射口3aに連
続する切欠4の側面4aより受液面6に沿って流れ、弱
い圧力で受液面6に衝突し、開口端より狭い角度のまま
で噴霧されることとなる。
【0007】具体的には、図10に示すスプレーノズル
では、流体圧が1.5kgf/cm2程度の高圧があれば、そ
の噴霧範囲を140゜程度の広角噴霧が可能であるが、
流体圧が0.15kgf/cm2程度の極低圧となると、その
噴霧範囲は80°程度の狭い範囲となり、噴霧層が厚く
なることより粒子径も小さくならない問題がある。
【0008】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、低圧のソフトな噴霧を、広い範囲に噴霧すること
ができる低圧広角型スプレーノズルを提供することを課
題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、請求項1で、ボデイの一端より軸線方向
に沿って流入孔を穿設し、該流入孔の先端の噴射口の部
分に、一側外周方向よりボデイに切欠をいれて、ボデイ
軸線方向と直交して上記噴射口が開口する端面と、該端
面の内端より軸線方向に延在する側面と、該側面の先端
より径方向へと湾曲させて上記端面と対向させる受液面
とを設け、該受液面の上記噴射口と対向する位置に拡散
孔を設けると共に、該拡散孔と連続させて上記湾曲させ
た側面に溝を刻設し、拡散孔で流体を拡散させると共に
溝により流体を切欠の前方開口へ拡散させていることを
特徴とするスプレーノズルを提供している。
【0010】上記構成のスプレーノズルでは、噴射口か
ら噴射された流体、例えば水が0.15kgf/cm2程度の
極低圧の場合、 余り拡散せずに受液面へと直進して対向
する拡散孔へと直進する。上記拡散孔に至った水は拡散
孔より広い角度に反射されて拡散される。其の際、前方
の切欠開口と反対側の後方の側面にむかって拡散しない
ように溝があり、前方に向かうように方向を矯正され
る。この溝がない場合、側面に当たった流体は側面に沿
って流れて切欠先端より水滴としてたれ落ちることとな
る。このように、拡散孔と溝を設けていることにより、
低圧のソフトな噴霧を広い角度範囲にわたって行うこと
ができる。
【0011】上記溝を上記噴射口の内端部まで連続させ
て刻設していることが好ましい(請求項2)。このよう
に溝を拡散孔から噴射口へと連続して設けて溝の範囲を
広げておくと、広い範囲にわたって前方へと噴霧方向を
矯正することができる。また、噴霧口から噴射された流
体を拡散孔へとガイドすることもできる。
【0012】上記噴射口と上記拡散孔とは同一線上に位
置させ、噴射口と拡散孔の大きさは、拡散孔の直径を噴
射口の直径に対して1.0〜1.6倍に設定することが
好ましい(請求項3)。
【0013】上記噴射口の直径(D1)に対する拡散孔
(D2)の直径を同一あるいは僅かに大きくして、D2
/D1=1.0〜1.3の範囲にした場合、あるいは、
D2/D1=1.3〜1.6の範囲として拡散孔を大き
くしたいずれの場合も、180゜までの広角噴霧が行う
ことが出来る。
【0014】上記拡散孔の直径(D2)を噴射口の直径
(D1)に対して、D2/D1=1.3〜1.6倍と
し、かつ、拡散孔の長さ(L2)に対する拡散孔の直径
(D2)の割合、L2/D2を0.5より大きく設定す
ることが好ましい(請求項4)。
【0015】上記のように拡散孔の直径を大とすると共
に、拡散孔の深さを深くすると、噴射口から噴射された
水を広く集めて、広い角度範囲に均等に反射して噴霧す
ることができ、噴霧範囲における噴霧量の均一化を図る
ことができる。
【0016】本発明は、上記したように、流入孔に供給
する流体圧は0.05kgf/cm2〜0.5kgf/cm2の低圧と
して、低圧用のスプレーノズルとして用いることが好ま
しい(請求項5)。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1から図5は第1実施形態のスプ
レーノズル10を示す。該スプレーノズル10は、金属
製のボデイ11に、その後端中心に開口すると共にボデ
イの中心軸線Xに沿って、直径D3の大径流入孔12を
穿設している。該大径流入孔12の前端に円錐状に縮径
した縮径室13を連通させ、さらに、該縮径室13の前
端に小径流入孔14を連通させている。なお、ボデイ1
1は金属製に限定されず、樹脂製でもよい。
【0018】上記小径流入孔14の先端は噴射口15と
なり、該噴射口15と対応する位置に、ボデイ11の一
側外周面より切欠16を入れて、ボデイ軸線方向と直交
して、上記噴射口15が開口する端面17と、該端面1
7の内端より軸線方向に延在する側面18と、該側面1
8の先端より径方向へと湾曲させて上記端面17と対向
させる受液面19とを設けている。該受液面19はボデ
イ軸線に対して直交させず、70゜〜75゜の角度に設
定している。
【0019】噴射口15は、その内周端縁15aを除く
部分が上記切欠16の端面17に開口している。上記内
周端縁15aに連続させると共に軸線方向の溝20を切
欠16の側面18に刻設し、側面18の前端に連続する
受液面19に、溝20の前端に連続する拡散孔21を凹
設している。
【0020】上記側面18に刻設する溝20は、噴射口
15の内周端縁15aと同一の円弧底面を有する形状
で、言わば、小径流入孔14を噴射口15より側面18
に延在させて形成した形状で、断面円弧状の溝となって
いる。よって、噴射口15から噴射された流体(水)の
うち、側面18に沿う流体は溝20を通って直進するこ
ととなる。
【0021】上記受液面19に凹設する拡散孔21は、
噴射口15と同様にボデイ11の中心軸線O上に位置
し、噴射口15と対向する。該拡散孔21の内周端側は
上記溝20と連通し、よって、溝20を通って直進する
水は拡散孔21に至る。
【0022】上記拡散孔の直径D2は噴射口15の直径
D1に対して若干大きく設定している。即ち、本実施形
態では、D2/D1=1.3〜1.6に設定している。
また、噴射口15が先端に開口する小径流入孔14の軸
線方向の長さL1とすると、その直径D1との関係を、
L1/D1=1.0〜5.0、好ましくは、L1/D1
=1.9〜3.6としている。
【0023】一方、拡散孔21の軸線方向の長さをL2
とすると、その直径D2との関係を、L2/D2=0.
5〜3.5としている。なお、L2/D2は0.5より
大きければよく、上限は3.5に限定されない。即ち、
噴射口15側の小径流入孔14は小径で長く設定してい
る一方、拡散孔21は小径流入孔14より大径で、か
つ、短く設定している。
【0024】本発明者の実験結果によると、上記L2/
D2を0.5より大きくすると、図7(A)に示す流量
分布となり、分布範囲が広いと共に該分布範囲内におい
て流量も略均一であった。一方、2/D2を0.5より
小さくすると、図7(B)に示す流量分布となり、分布
範囲が狭いと共に、該分布範囲内において流量も均一で
はなかった。
【0025】上記スプレーノズル10は、大径流入孔1
2を設けた部分のボデイ外周にネジ23を形成すると共
に、その前部に六角形状をしたつかみ部24を形成し、
ネジ23を水供給源と接続する管(図示せず)とつかみ
部24をもって螺合して接続するようにしている。
【0026】次に、上記構造からなるスプレーノズル1
0の作用を説明する。0.15kgf/cm2の低圧水を供給
源より管を介して大径流入孔12に流入し、縮径室13
を通して小径流入孔14へと導通し、先端の噴射口15
より噴射する。噴射した水は低圧であるため、ほどんど
拡散せず、略直流となって受液面19に向かう。噴射口
15と対向して拡散孔21が位置するため、噴射口15
から噴射された水は拡散孔21に至る。また、噴射口1
5から噴射された水のうち、切欠16の内周面側に沿う
水は側面18に沿って流れ、其の際、噴射口15と連通
させて溝20を設けているため、該溝20を通って受液
面19へと流れ、受液面19で溝20と連通した拡散孔
21に至る。
【0027】上記拡散孔21に至った水は、拡散孔21
の周縁より反射して拡散し、この拡散した状態で切欠1
6の開口端縁より外部に飛散する。その際、後方の側面
18側へ拡散しようとする水は溝20により切欠16の
開口側へと方向を矯正され、側面18に沿って垂れ落ち
ることを防止する。
【0028】このように、拡散孔21により、噴霧範囲
を切欠16により規制される限度、即ち、略180゜の
角度範囲にわたって広く噴霧させることができる。か
つ、水圧を低くしているため、ソフトな噴霧とすること
ができる。
【0029】また、拡散孔21の直径D2を噴射口15
の直径D1よりも若干大きくしているため、噴射口15
から噴射された水を広い範囲にわたって受け止めて、拡
散孔21より反射させて拡散させるため、広い噴霧範囲
にわたって噴霧量を均等化することができる。
【0030】本発明者が第1実施形態のスプレーノズル
10を用い、0.15kgf/cm2の水圧で噴霧実験をした
ところ、図6(A)に示す如き120゜の噴霧範囲全体
にわたって、噴霧量が均一化した噴霧が得られた。
【0031】図8は第2実施形態を示し、第1実施形態
との相違点は、側面18に刻設する溝20’を、拡散孔
21と連続する湾曲した側面18の一部にのみ形成した
点である。このように溝を、側面18に全長にわたって
噴射口15に連続させてない場合においても、拡散孔2
1から側面18側にむかって後方へと拡散する流体を受
け止め、切欠16の開口へと向きを前方に矯正すること
ができる。
【0032】図9(A)(B)は第3実施形態を示し、
第1実施形態と相違する点は、噴射口15の直径D1と
拡散孔21’の直径D2を噴射口15の直径D1と同一
としている点である。即ち、D2/D1=1.0として
いる。L1/D1は第1実施形態と同一の1.9〜3.
6の範囲であり、L2/D2=0.5〜3.5である。
【0033】上記第2実施形態のスプレーノズル10に
おいても、噴霧口15より噴射された水を拡散孔21’
に集めた後に広い範囲に反射して噴霧することにより、
略120゜の広角で噴霧できる。しかしながら、拡散孔
21’は第1実施形態と比較して小さいため、第1実施
形態の程は噴霧範囲において噴霧量が均一がしていなか
った。即ち、本発明者が実験した結果は、図6(B)に
示すような流量分布となった。
【0034】なお、前記従来例の図10の従来例のスプ
レーノズル1を用い、0.15kgf/cm2の低圧水を用いて
実験した結果、図6(C)に示すように噴霧角度は80
゜と狭く、かつ、噴霧流量も均一化していなかった。
【0035】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
に係わるスプレーノズルでは、噴射口と対向する受液面
に拡散孔を設けると共に、該拡散孔と連続させて切欠の
側面に溝を設けただけの簡単な改良で、低圧流体を広角
度噴霧することができる。広角噴霧となることにより噴
霧の粒子径を小さく微粒化し、低圧のソフトな噴霧を広
範囲に行うことが出来ることとなる。
【0036】特に、噴射口の直径よりも拡散孔の直径を
若干大きくし、かつ、拡散孔の直径に対する長さを0.
5以上と拡散孔を深くすると、広角な噴霧範囲において
流量分布の均一化を図ることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の正面図である。
【図2】 図1の側面図である。
【図3】 図2のA−A線断面図である。
【図4】 図1のB−B線断面図である。
【図5】 図1のC−C線断面図である。
【図6】 (A)は第1実施形態の噴霧パターンを示す
図面、(B)は第2実施形態の噴霧パターンを示す図
面、(C)は従来例の噴霧パターンを示す図面である。
【図7】 (A)は第1実施形態の流量分布パターン
図、(B)は比較例の流量分布パターン図である。
【図8】 (A)は第2実施形態の側面図、(B)は断
面図である
【図9】 (A)(B)は第2実施形態の断面図であ
る。
【図10】 従来例のスプレーノズルを示し、(A)は
正面図、(B)は断面図である。
【符号の説明】
10 スプレーノズル 11 ボデイ 14 小径流入孔 15 噴射口 16 切欠 17 端面 18 側面 19 受液面 20 反射規制用溝 21 拡散孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボデイの一端より軸線方向に沿って流入
    孔を穿設し、該流入孔の先端の噴射口の部分に、一側外
    周方向よりボデイに切欠をいれて、ボデイ軸線方向と直
    交して上記噴射口が開口する端面と、該端面の内端より
    軸線方向に延在する側面と、該側面の先端より径方向へ
    と湾曲させて上記端面と対向させる受液面とを設け、該
    受液面の上記噴射口と対向する位置に拡散孔を設けると
    共に、該拡散孔と連続させて上記湾曲させた側面に溝を
    刻設し、拡散孔で流体を拡散させると共に溝により流体
    を切欠の前方開口へ拡散させていることを特徴とするス
    プレーノズル。
  2. 【請求項2】 上記溝を上記噴射口の内端部まで連続さ
    せて刻設している請求項1に記載のスプレーノズル。
  3. 【請求項3】 上記噴射口と上記拡散孔とは同一線上に
    位置させ、噴射口と拡散孔の大きさは、拡散孔の直径
    (D2)を噴射口の直径(D1)に対して、D2/D1
    =1.0〜1.6に設定している請求項1または請求項
    2に記載のスプレーノズル。
  4. 【請求項4】 上記拡散孔の直径(D2)を噴射口の直
    径(D1)に対して、D2/D1=1.3〜1.6倍と
    し、かつ、拡散孔の長さ(L2)に対する拡散孔の直径
    (D2)の割合L2/D2を0.5より大きく設定して
    いる請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のスプ
    レーノズル。
  5. 【請求項5】 上記流入孔に供給する流体圧は0.05
    kgf/cm2〜0.5kgf/cm2の低圧としている請求項1また
    は請求項2に記載のスプレーノズル。
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