JPH10340664A - 小形限流ヒューズ - Google Patents
小形限流ヒューズInfo
- Publication number
- JPH10340664A JPH10340664A JP18293097A JP18293097A JPH10340664A JP H10340664 A JPH10340664 A JP H10340664A JP 18293097 A JP18293097 A JP 18293097A JP 18293097 A JP18293097 A JP 18293097A JP H10340664 A JPH10340664 A JP H10340664A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- fuse
- fuse element
- cup
- cylinder
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】過負荷電流領域におけるいかなる溶断領域での
溶断でもその溶断モードが目視により,明確な確認,検
知ができる。 【解決手段】両端をカップ状口金1で嵌着閉塞された絶
縁筒とこの筒内に消弧剤と前記カップ状口金間に張渡し
たヒューズエレメント3とを接続した小形限流ヒユーズ
において,前記絶縁筒には透明なガラス筒2を用い,そ
の筒内には透明で耐熱温度150℃を有するポリエステ
ルの円筒状もしくは板状からなる耐熱性フイルム5を,
ガラス筒2中央部の内壁に密着係止して配置するととも
に,この内方に良導体金属で溶融点の高い銅を芯線に周
囲を銀でクラッドした線材を一回結びにし,この結び目
に定量の半田を上げて球上化させたヒューズエレメント
3をメッシュ10〜50の天然硅砂とともに配置して構
成される。
溶断でもその溶断モードが目視により,明確な確認,検
知ができる。 【解決手段】両端をカップ状口金1で嵌着閉塞された絶
縁筒とこの筒内に消弧剤と前記カップ状口金間に張渡し
たヒューズエレメント3とを接続した小形限流ヒユーズ
において,前記絶縁筒には透明なガラス筒2を用い,そ
の筒内には透明で耐熱温度150℃を有するポリエステ
ルの円筒状もしくは板状からなる耐熱性フイルム5を,
ガラス筒2中央部の内壁に密着係止して配置するととも
に,この内方に良導体金属で溶融点の高い銅を芯線に周
囲を銀でクラッドした線材を一回結びにし,この結び目
に定量の半田を上げて球上化させたヒューズエレメント
3をメッシュ10〜50の天然硅砂とともに配置して構
成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、定格電流値1Aから3
0Aの小形限流ヒューズに係わり,過電流が流れて溶断
した場合,外部からヒューズの溶断状態が目視により確
認,検知できるヒューズに関するものである。
0Aの小形限流ヒューズに係わり,過電流が流れて溶断
した場合,外部からヒューズの溶断状態が目視により確
認,検知できるヒューズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、透明なガラス筒の内部に消弧剤を
充填した小形限流ヒューズにおいては,過負荷電流が短
絡電流のような大電流の通過の時だけ,ヒューズエレメ
ントが全長にわたって瞬時に溶断,発弧して高いアーク
電圧を発生させ限流遮断するため,内部に充填の消弧剤
が少しだけアークにより黒くなることがある以外,溶断
の形跡は,全く外観上から確認できなかった。特に,ヒ
ューズの規格が例えばB種特性のものでは,定格電流値
の160%,200%での低過負荷電流の領域では,ヒ
ューズエレメントが溶断しても外部からの溶断状態が全
くわからず,溶断ヒューズの確認検知に苦慮することが
多くあった。
充填した小形限流ヒューズにおいては,過負荷電流が短
絡電流のような大電流の通過の時だけ,ヒューズエレメ
ントが全長にわたって瞬時に溶断,発弧して高いアーク
電圧を発生させ限流遮断するため,内部に充填の消弧剤
が少しだけアークにより黒くなることがある以外,溶断
の形跡は,全く外観上から確認できなかった。特に,ヒ
ューズの規格が例えばB種特性のものでは,定格電流値
の160%,200%での低過負荷電流の領域では,ヒ
ューズエレメントが溶断しても外部からの溶断状態が全
くわからず,溶断ヒューズの確認検知に苦慮することが
多くあった。
【0003】従って,複数個のこの種のヒューズを用い
ている電気回路では,透明なガラス筒内に充填されてい
る白色の消弧剤のみの状態しか目視できないため,どれ
が溶断しているかどうかは,導通試験器かテスター等を
直接ヒューズの口金端子へ接触させて,1個づつ確認し
なければならず,この確認作業が以外と時間を要し,保
守上極めて不便であるという問題があった。
ている電気回路では,透明なガラス筒内に充填されてい
る白色の消弧剤のみの状態しか目視できないため,どれ
が溶断しているかどうかは,導通試験器かテスター等を
直接ヒューズの口金端子へ接触させて,1個づつ確認し
なければならず,この確認作業が以外と時間を要し,保
守上極めて不便であるという問題があった。
【0004】このため,この種の小形限流ヒューズは,
その性能上からエレベータ,モータ等の制御系の電気回
路に多用されており,特に溶断時のスピーディな取替え
作業等が容易にできることを踏まえ目視でその溶断モー
ドのパターンを確認,検知できるヒューズの出現が要望
されてきている現状である。
その性能上からエレベータ,モータ等の制御系の電気回
路に多用されており,特に溶断時のスピーディな取替え
作業等が容易にできることを踏まえ目視でその溶断モー
ドのパターンを確認,検知できるヒューズの出現が要望
されてきている現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
を解消するためになされたもので,透明なガラス筒の筒
内中央部に,透明で耐熱温度150℃を有するポリエス
テルの円筒状もしくは板状からなる耐熱性フイルムを係
止させ,この内方に良導体金属で溶融点の高い銅を芯線
としその周囲を銀でクラッドした線材を一回結びにし,
この結び目に定量の半田を上げて球状にしたヒューズエ
レメントを消弧剤とともに配置し,ヒューズエレメント
に過電流が通過した場合,ガラス筒内の透明な耐熱性フ
イルムの黒化変色により溶断の有無がわかるヒューズを
提供する。
を解消するためになされたもので,透明なガラス筒の筒
内中央部に,透明で耐熱温度150℃を有するポリエス
テルの円筒状もしくは板状からなる耐熱性フイルムを係
止させ,この内方に良導体金属で溶融点の高い銅を芯線
としその周囲を銀でクラッドした線材を一回結びにし,
この結び目に定量の半田を上げて球状にしたヒューズエ
レメントを消弧剤とともに配置し,ヒューズエレメント
に過電流が通過した場合,ガラス筒内の透明な耐熱性フ
イルムの黒化変色により溶断の有無がわかるヒューズを
提供する。
【0006】本発明の目的は,小形限流ヒューズにおい
て,過負荷電流におけるいかなる溶断領域での溶断でも
その溶断モードが目視により,明確な確認,検知できる
ようにしたものである。
て,過負荷電流におけるいかなる溶断領域での溶断でも
その溶断モードが目視により,明確な確認,検知できる
ようにしたものである。
【0007】
【課題を解決すめための手段】上記目的を達成するため
に,本発明に係る小形限流ヒューズは,両端をカップ状
口金で嵌着閉塞された絶縁筒とこの筒内に消弧剤と前記
カップ状口金間に張渡したヒューズエレメントとを接続
した小形限流ヒューズにおいて,前記絶縁筒には透明な
ガラス筒を用い,その筒内には透明で耐熱温度150℃
を有するポリエステルの円筒状もしくは板状からなる耐
熱性フイルムを,ガラス筒中央部の内壁に密着係止して
配置するとともに,この内方に良導体金属で溶融点の高
い銅を,芯線とし周囲を銀でクラッドした線材を一回結
びにし,この結び目に定量の半田を上げて球状にしたヒ
ューズエレメントをメッシュ10〜50の天然硅砂とと
もに配置し,ガラス筒両端をカップ状口金で嵌着閉塞し
て構成されたことを特徴としている。
に,本発明に係る小形限流ヒューズは,両端をカップ状
口金で嵌着閉塞された絶縁筒とこの筒内に消弧剤と前記
カップ状口金間に張渡したヒューズエレメントとを接続
した小形限流ヒューズにおいて,前記絶縁筒には透明な
ガラス筒を用い,その筒内には透明で耐熱温度150℃
を有するポリエステルの円筒状もしくは板状からなる耐
熱性フイルムを,ガラス筒中央部の内壁に密着係止して
配置するとともに,この内方に良導体金属で溶融点の高
い銅を,芯線とし周囲を銀でクラッドした線材を一回結
びにし,この結び目に定量の半田を上げて球状にしたヒ
ューズエレメントをメッシュ10〜50の天然硅砂とと
もに配置し,ガラス筒両端をカップ状口金で嵌着閉塞し
て構成されたことを特徴としている。
【作用】ガラス筒の内壁に密着したままで係止されてい
る透明なポリエステルの耐熱性フイルムは,ヒューズの
定格電流値の130%までの通電電流ではヒューズエレ
メントから発生するジュール熱では全くこの熱による影
響は無く,従って無色透明な状態(製造時のままの状
態)を持続できるので,不溶断ヒューズであることが明
確に示される。しかし低過負荷溶断の領域である定格電
流の160%及び200%では,ヒューズエレメントが
溶断状態に近づくにつれ発熱が激しくなり,ヒューズエ
レメントの線材の結び目付近にある耐熱フイルムが熱的
に対応し収縮して,これに接近し,溶断と同時に発生す
る発弧によりこれが黄色から黒色に変色し,ガラス筒中
央部に溶断モードとして示される。
る透明なポリエステルの耐熱性フイルムは,ヒューズの
定格電流値の130%までの通電電流ではヒューズエレ
メントから発生するジュール熱では全くこの熱による影
響は無く,従って無色透明な状態(製造時のままの状
態)を持続できるので,不溶断ヒューズであることが明
確に示される。しかし低過負荷溶断の領域である定格電
流の160%及び200%では,ヒューズエレメントが
溶断状態に近づくにつれ発熱が激しくなり,ヒューズエ
レメントの線材の結び目付近にある耐熱フイルムが熱的
に対応し収縮して,これに接近し,溶断と同時に発生す
る発弧によりこれが黄色から黒色に変色し,ガラス筒中
央部に溶断モードとして示される。
【0008】
【実施例】以下,図について説明する。図1は,本発明
に係る小形限流ヒューズの断面図で,1はカップ状口
金,2はガラス筒,3はヒューズエレメント,4は消弧
剤,5は耐熱性フイルムである。上記の部材の材質は,
カップ状口金1には黄銅,筒には透明なガラス筒2,ヒ
ューズエレメント3には銅を芯線とし,周囲を銀でクラ
ッドした線材,消弧剤4にはメッシュ10〜50の天然
硅砂,耐熱性フイルム5は,透明なポリエステルを使用
している。
に係る小形限流ヒューズの断面図で,1はカップ状口
金,2はガラス筒,3はヒューズエレメント,4は消弧
剤,5は耐熱性フイルムである。上記の部材の材質は,
カップ状口金1には黄銅,筒には透明なガラス筒2,ヒ
ューズエレメント3には銅を芯線とし,周囲を銀でクラ
ッドした線材,消弧剤4にはメッシュ10〜50の天然
硅砂,耐熱性フイルム5は,透明なポリエステルを使用
している。
【0009】図2は,本発明に係わる小形限流ヒューズ
の絶縁筒である透明なガラス筒2,内部に密着させて係
止する耐熱温度150%を有し,厚さ0.05mmのポ
リエステルからなる透明な耐熱性フイルム5で,(イ)
は,円筒形状のもの,(ロ)は,板状のものであり,さ
らに(ハ)は,この耐熱性フイルムを透明なガラス筒2
の中央部2aに密着係止した状態を示す斜視図である。
この場合,密着係止される耐熱性フイルム2の全長l
は,ガラス筒の全長Lの1/4〜1/5を所要長とす
る。
の絶縁筒である透明なガラス筒2,内部に密着させて係
止する耐熱温度150%を有し,厚さ0.05mmのポ
リエステルからなる透明な耐熱性フイルム5で,(イ)
は,円筒形状のもの,(ロ)は,板状のものであり,さ
らに(ハ)は,この耐熱性フイルムを透明なガラス筒2
の中央部2aに密着係止した状態を示す斜視図である。
この場合,密着係止される耐熱性フイルム2の全長l
は,ガラス筒の全長Lの1/4〜1/5を所要長とす
る。
【0010】図3は,本発明に係る小形限流ヒューズに
用いられるヒューズエレメント3の斜視図で,良導体金
属で溶融点の高い銅(融点1083℃)の芯線の周囲に
銀(融点930℃)をクラッドした線材を一回結びに
し,この結び目3aに定量の半田6を上げて球状にした
ものを用いている。このヒューズエレメント3は,物理
的には次のような特異な現象が期待できる。すなわち,
通常のヒューズエレメント3(例えば,銀及び銅の合金
線)では,過電流が流れた場合,殆んど電流の熱作用で
生じるジュール熱で赤熱化するかしないかの状態で溶断
する。しかしながら,銅の芯線に周囲をクラッドした線
状のヒューズエレメント3に結び目3aをつけ,さらに
この部分に半田上げを施したヒューズエレメント3は通
常の定格電流値の130%の電流を通過させても,本来
の材質が有する分子構造に変化は殆んどなく通電可能状
態を保ち続けるが,定格電流の160%以上の過負荷電
流が流れると時間の経過とともにヒューズエレメント3
の結び目の半田が溶融し,これが周囲の銀の部分に融合
し,さらに銅の芯線へと順次移行し,ある種の合金を形
成し,本来,銅,銀のもつ融点より低い温度でこれを溶
融させ,規定する時間内に溶断させることができる。こ
のため,上述の低過負電流による溶断領域では,ヒュー
ズエレメント3から発生するジュール熱によりガラス筒
2の中央部2aの内壁に係止されている耐熱性フイルム
5が,時間の経過とともに耐熱性を失うことと相交っ
て,ヒューズエレメント3の銅の芯線が,溶断と同時に
発弧し,これにより透明な耐熱性フイルム5を黄色から
黒色へと変色させる。
用いられるヒューズエレメント3の斜視図で,良導体金
属で溶融点の高い銅(融点1083℃)の芯線の周囲に
銀(融点930℃)をクラッドした線材を一回結びに
し,この結び目3aに定量の半田6を上げて球状にした
ものを用いている。このヒューズエレメント3は,物理
的には次のような特異な現象が期待できる。すなわち,
通常のヒューズエレメント3(例えば,銀及び銅の合金
線)では,過電流が流れた場合,殆んど電流の熱作用で
生じるジュール熱で赤熱化するかしないかの状態で溶断
する。しかしながら,銅の芯線に周囲をクラッドした線
状のヒューズエレメント3に結び目3aをつけ,さらに
この部分に半田上げを施したヒューズエレメント3は通
常の定格電流値の130%の電流を通過させても,本来
の材質が有する分子構造に変化は殆んどなく通電可能状
態を保ち続けるが,定格電流の160%以上の過負荷電
流が流れると時間の経過とともにヒューズエレメント3
の結び目の半田が溶融し,これが周囲の銀の部分に融合
し,さらに銅の芯線へと順次移行し,ある種の合金を形
成し,本来,銅,銀のもつ融点より低い温度でこれを溶
融させ,規定する時間内に溶断させることができる。こ
のため,上述の低過負電流による溶断領域では,ヒュー
ズエレメント3から発生するジュール熱によりガラス筒
2の中央部2aの内壁に係止されている耐熱性フイルム
5が,時間の経過とともに耐熱性を失うことと相交っ
て,ヒューズエレメント3の銅の芯線が,溶断と同時に
発弧し,これにより透明な耐熱性フイルム5を黄色から
黒色へと変色させる。
【0011】図4は,上述の過程を経て溶断した本発明
に係る小形限流ヒューズの通電および溶断モードを示し
た平面図である。(イ)は,定格電流の130%の電流
を約2時間通電した状態,(ロ)は,定格電流の160
%の低過負荷電流により溶断した状態,(ハ)は,定格
電流の200%の過負荷電流により溶断した状態,
(ニ)は,定格電流の1000%以上の電流で遮断した
状態を示す。(イ)は,規格で規定されているいわゆる
通電容量試験において,定格電流の130%の電流を通
電した場合,溶断しないという不溶断電流領域に対する
検証で,本発明の実施例に適応させたときのヒューズの
外観の状態であり,この限りにおいては,ヒューズ本体
の外観上での通電による耐熱性フイルム5の熱の蓄積に
よる変色,焦げ,黒化等の異常は全くみられず,製造時
の外観をそのまま持続していることが明白となった。
(ロ)においては,規格で規定されている溶断特性の
内,定格電流の160%で1時間以内に溶断することか
ら,溶断するまでの過電流による熱の蓄積が時間的にも
かなり長い時間持続され,除々にヒューズエレメント3
が溶融し,その溶融時にガラス筒2中央部2aの内壁に
係止されている透明な耐熱性フイルム5もその熱により
徐々に耐熱性を失い,黄色から黒色へと変色する。
(ハ)においては,定格電流の200%で2分以内に溶
断しなければならないことから,溶断時間が(ロ)より
早くヒューズエレメント3が溶融することになるので,
過電流によるジュール熱がかなり大きいため,耐熱性フ
イルム5の耐熱性の失い方も急速で黄色から黒色へと変
化するのも瞬間的となるため,溶断モードが比較的少な
く生じる。(ニ)においては,いわゆる定格電流の10
倍とか20倍の大電流が通過した場合には,瞬間の内に
内部のヒューズエレメントが溶融してしまうためガラス
筒2全体が長手方向にのびる溶断発弧現象で内部の透明
な耐熱性フイルム5が黒色に変色する。
に係る小形限流ヒューズの通電および溶断モードを示し
た平面図である。(イ)は,定格電流の130%の電流
を約2時間通電した状態,(ロ)は,定格電流の160
%の低過負荷電流により溶断した状態,(ハ)は,定格
電流の200%の過負荷電流により溶断した状態,
(ニ)は,定格電流の1000%以上の電流で遮断した
状態を示す。(イ)は,規格で規定されているいわゆる
通電容量試験において,定格電流の130%の電流を通
電した場合,溶断しないという不溶断電流領域に対する
検証で,本発明の実施例に適応させたときのヒューズの
外観の状態であり,この限りにおいては,ヒューズ本体
の外観上での通電による耐熱性フイルム5の熱の蓄積に
よる変色,焦げ,黒化等の異常は全くみられず,製造時
の外観をそのまま持続していることが明白となった。
(ロ)においては,規格で規定されている溶断特性の
内,定格電流の160%で1時間以内に溶断することか
ら,溶断するまでの過電流による熱の蓄積が時間的にも
かなり長い時間持続され,除々にヒューズエレメント3
が溶融し,その溶融時にガラス筒2中央部2aの内壁に
係止されている透明な耐熱性フイルム5もその熱により
徐々に耐熱性を失い,黄色から黒色へと変色する。
(ハ)においては,定格電流の200%で2分以内に溶
断しなければならないことから,溶断時間が(ロ)より
早くヒューズエレメント3が溶融することになるので,
過電流によるジュール熱がかなり大きいため,耐熱性フ
イルム5の耐熱性の失い方も急速で黄色から黒色へと変
化するのも瞬間的となるため,溶断モードが比較的少な
く生じる。(ニ)においては,いわゆる定格電流の10
倍とか20倍の大電流が通過した場合には,瞬間の内に
内部のヒューズエレメントが溶融してしまうためガラス
筒2全体が長手方向にのびる溶断発弧現象で内部の透明
な耐熱性フイルム5が黒色に変色する。
【0012】
【発明の効果】以上のように,本発明に係る小形限流ヒ
ューズにおいては,全く同じヒューズが複数個使用され
ている場合,溶断したヒューズは,溶断モードがガラス
筒2の中央部2aに黄色から黒色へと焦げ目を生じるこ
とから,どれが溶断したのか容易に確認,検知が可能と
なり,その後の取り替え等への処置がスピーディにか
つ,スムーズに行える。
ューズにおいては,全く同じヒューズが複数個使用され
ている場合,溶断したヒューズは,溶断モードがガラス
筒2の中央部2aに黄色から黒色へと焦げ目を生じるこ
とから,どれが溶断したのか容易に確認,検知が可能と
なり,その後の取り替え等への処置がスピーディにか
つ,スムーズに行える。
【0013】溶断ヒューズのガラス筒2の外観に示され
た溶断モードのパターンから,溶断ヒューズにどの程度
の過電流が流れていたのかという目安が得られる。
た溶断モードのパターンから,溶断ヒューズにどの程度
の過電流が流れていたのかという目安が得られる。
【0014】ヒューズエレメントの溶断及び遮断時の発
弧による透明な耐熱性フイルム5の変色の際に発生する
気化ガス,異臭等の漏洩は,ガラス筒2両端のカップ状
口金1が嵌着されていることから全く外部へ生じること
はなく,黒化した耐熱性フイルム5は,ガラス筒2内壁
に付着したり,あるいは硅砂中に混じり込んで絶縁化す
るので電気的にも何ら問題はない。
弧による透明な耐熱性フイルム5の変色の際に発生する
気化ガス,異臭等の漏洩は,ガラス筒2両端のカップ状
口金1が嵌着されていることから全く外部へ生じること
はなく,黒化した耐熱性フイルム5は,ガラス筒2内壁
に付着したり,あるいは硅砂中に混じり込んで絶縁化す
るので電気的にも何ら問題はない。
【0015】溶断モードを表示させる手段が極めて単純
であることから製造工程も容易に行える。
であることから製造工程も容易に行える。
【図1】 本発明に係る小形限流ヒユーズの断面図
【図2】 本発明に係る小形限流ヒユーズに用いられる
耐熱性フイルムの斜視図
耐熱性フイルムの斜視図
【図3】 本発明に係る小形限流ヒユーズに用いられる
ヒューズエレメントの斜視図
ヒューズエレメントの斜視図
【図4】 本発明に係る小形限流ヒユーズの通電,溶断
モードを示した平面図
モードを示した平面図
1 カップ状口金 2 ガラス筒 3 ヒューズエレメント 4 消弧剤 5 耐熱性フイルム 6 半田
Claims (1)
- 【請求項1】両端をカップ状口金で嵌着閉塞された絶縁
筒とこの筒内に消弧剤と前記カップ状口金間に張渡した
ヒューズエレメントとを接続した小形限流ヒューズにお
いて,前記絶縁筒には透明なガラス筒2を用い,その筒
内には透明で耐熱温度150℃を有するポリエステルの
円筒状もしくは板状からなる耐熱性フイルム5を,ガラ
ス筒中央部2aの内壁に密着係止して配置するととも
に,この内方に良導体金属で溶融点の高い銅を芯線とし
周囲を銀でクラッドした線材を一回結びにし,この結び
目3aに定量の半田6を上げて球状にしたヒューズエレ
メント3をメッシュ10〜50の天然硅砂の消弧剤4と
ともに配置し,ガラス筒2の両端をカップ状口金1で嵌
着閉塞して構成されたことを特徴とする小形限流ヒュー
ズ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18293097A JPH10340664A (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | 小形限流ヒューズ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18293097A JPH10340664A (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | 小形限流ヒューズ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10340664A true JPH10340664A (ja) | 1998-12-22 |
Family
ID=16126868
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18293097A Withdrawn JPH10340664A (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | 小形限流ヒューズ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10340664A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016122560A (ja) * | 2014-12-25 | 2016-07-07 | 京セラ株式会社 | ヒューズ装置、ヒューズユニット、消弧体、および消弧体の製造方法 |
| CN106441620A (zh) * | 2016-11-07 | 2017-02-22 | 国网山东省电力公司青州市供电公司 | 贴合式主变温度计 |
-
1997
- 1997-06-05 JP JP18293097A patent/JPH10340664A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016122560A (ja) * | 2014-12-25 | 2016-07-07 | 京セラ株式会社 | ヒューズ装置、ヒューズユニット、消弧体、および消弧体の製造方法 |
| CN106441620A (zh) * | 2016-11-07 | 2017-02-22 | 国网山东省电力公司青州市供电公司 | 贴合式主变温度计 |
| CN106441620B (zh) * | 2016-11-07 | 2018-11-16 | 国网山东省电力公司青州市供电公司 | 贴合式主变温度计 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040907 |