JPH1034097A - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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JPH1034097A
JPH1034097A JP8215361A JP21536196A JPH1034097A JP H1034097 A JPH1034097 A JP H1034097A JP 8215361 A JP8215361 A JP 8215361A JP 21536196 A JP21536196 A JP 21536196A JP H1034097 A JPH1034097 A JP H1034097A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高純度に蒸留再生された溶剤によって超音波
洗浄や蒸気洗浄を実現する高性能の洗浄装置を提供す
る。 【解決手段】 洗浄槽2及びリザーブタンク3と、真空
ポンプ7と、加熱状態にある洗浄液を内部に含む蒸気発
生槽4と、洗浄槽6の外周部に設けられて洗浄蒸気の供
給を受ける保温タンク15と、保温タンク15で液化し
た洗浄液を蓄えるクリーンタンク16と、クリーンタン
ク16を経由する洗浄蒸気を凝縮するコンデンサ17
と、蒸気発生槽4を所定の減圧状態に維持するエゼクタ
ー20と、洗浄槽2に連通されると共に内部に加熱機構
を備える蒸気発生器23とを備え、クリーンタンク16
から供給される洗浄液が、減圧状態にある蒸気発生器2
3に噴射されることにより、洗浄槽2に洗浄蒸気が供給
されるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品や機械部
品などを洗浄する洗浄装置に関し、特に、高純度に蒸留
再生された炭化水素系溶剤によって超音波洗浄や蒸気洗
浄を実現する高性能の洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フロンやトリエタンの全廃を目前に控え
て、理想的な代替洗浄剤の開発が進まない中、汎用性や
価格上の利点から水溶性洗剤や炭化水素系溶剤への切替
えが積極的に推進されており、例えば、特開平5−12
3658号に記載の洗浄装置が提案されている。この装
置は、蒸気発生槽と洗浄槽とを制御弁を介して連通さ
せ、減圧状態にある蒸気発生槽で沸騰させた溶剤を洗浄
槽に導入して蒸気洗浄を行うものである。この装置は、
可燃性溶剤を用いることができるものであり、また、高
沸点溶剤を沸点以下の温度で沸騰させて蒸気洗浄を行
い、その後、凝縮器で液化された溶剤を蒸気発生槽に還
流させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この装
置では、回収された溶剤をそのまま蒸気洗浄に用いるの
で、蒸気発生能力を高めるべく溶剤を過大に加熱するか
過大に減圧すると、発生蒸気に少なからず不純物を含ん
でしまうという問題点があった。つまり、上記の洗浄装
置では、蒸気発生能力が劣るか、或いは、発生する蒸気
の純度が劣るので、その分だけ余分の洗浄時間を要する
ことになった。また、上記の装置では、超音波洗浄と蒸
気洗浄を同じ洗浄槽で行う場合に、ポンプによって溶剤
を供給しているので給排液に時間を要し、しかも、動力
機器が余分に必要である分だけ安全性などにおいて問題
があった。本発明は、この問題点に着目してなされたも
のであって、高純度に蒸留再生された溶剤によって超音
波洗浄や蒸気洗浄を実現する高性能の洗浄装置を提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に係る発明では、開閉弁を介して互いに連
通している洗浄槽及び貯留槽と、前記洗浄槽及び貯留槽
を所定レベルまで減圧可能な第1の減圧機構と、適宜な
加熱状態にある洗浄液を内部に含む蒸気発生槽と、前記
洗浄槽の外周部に設けられ前記蒸気発生槽から洗浄蒸気
の供給を受ける洗浄槽保温部と、前記洗浄液保温部にお
いて液化した洗浄液を蓄えるクリーンタンクと、前記ク
リーンタンクを経由する洗浄蒸気を凝縮する凝縮機構
と、前記凝縮機構に接続されて前記蒸気発生槽を所定の
減圧状態に維持する第2の減圧機構と、前記洗浄槽に連
通されると共に内部に加熱機構を備える蒸気発生器とを
備え、クリーンタンクから供給される洗浄液が、減圧状
態にある前記蒸気発生器に噴射されることにより、前記
洗浄槽に洗浄蒸気が供給されるようになっている。
【0005】請求項2に係る洗浄装置では、開閉弁を介
して互いに連通している洗浄槽及び貯留槽と、前記洗浄
槽及び貯留槽を所定レベルまで減圧可能な第1の減圧機
構と、適宜な加熱状態にある洗浄液を内部に含む蒸気発
生槽と、前記洗浄槽の外周部に設けられ前記蒸気発生槽
から洗浄蒸気の供給を受ける洗浄槽保温部と、前記洗浄
液保温部において液化した洗浄液を蓄えるクリーンタン
クと、前記クリーンタンクを経由する洗浄蒸気を凝縮す
る凝縮機構と、前記凝縮機構に接続されて前記蒸気発生
槽を所定の減圧状態に維持する第2の減圧機構と、前記
クリーンタンクの洗浄液を加熱しつつ前記洗浄槽に供給
する強制加熱部とを備え、クリーンタンクから供給され
る洗浄液が、減圧状態にある前記洗浄槽に噴射されるこ
とにより、前記洗浄槽に洗浄蒸気が供給されるようにな
っている。
【0006】本発明では、蒸気発生槽と洗浄槽保温部と
クリーンタンクとで第1の蒸留再生部を形成することが
できる。そして、蒸気発生槽から発生する蒸気は、蒸気
洗浄に用いられる訳ではないので、洗浄液の種類に応じ
た最適な温度と圧力とで蒸気を発生させることができ、
洗浄槽保温部を経ることにより、純度の高い洗浄液を蒸
留再生することができる。高純度に蒸留再生された洗浄
液は、蒸気発生器か強制加熱部を経て洗浄槽に供給され
るが、洗浄液の純度が高いので、例え過大に加熱したと
しても洗浄蒸気の質を劣化させることはない。また、洗
浄槽は、洗浄槽保温部に供給される洗浄蒸気によって保
温されているので、この点でも蒸気洗浄の効率が高い。
また、本発明では、洗浄槽及び貯留槽を所定レベルまで
減圧可能な第1の減圧機構を備えているので、動力機器
を用いることなく、洗浄液の供給と排出を実現すること
ができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、実施例に基づいて、この発
明を更に詳細に説明する。 (A)第1実施例 図1は、この発明の一実施例である洗浄装置1Aを図示
したものである。この洗浄装置1Aは、密閉シャッター
付きの洗浄槽2と、洗浄液を蓄えるリザーブタンク3
と、洗浄液の蒸留釜として機能する蒸気発生槽4と、真
空対応形のエアバルブV1〜V14とを中心的に備えて
いる。洗浄槽2とリザーブタンク3は、ともに1Torr以
下の真空度に対応できる液槽であり、洗浄槽2は、必要
に応じて、超音波洗浄、シャワー洗浄、又は蒸気洗浄を
行うようになっている。なお、洗浄液の種類は、特に限
定されないが、可燃性液体である炭化水素溶剤を用いる
ことができる。洗浄槽2は、その内部に超音波発振器5
を備えており、蓋体6によって適宜に密閉されるが、蓋
体6の内側表面には、冷却水を循環させることができる
ようになっている。また、洗浄槽2は、真空弁V5を通
して真空ポンプ7に接続されており、真空ポンプ7の出
力側は、コールドトラップ8と排気ファン9とを経由し
て大気に連通している。ここで、真空ポンプ7は、洗浄
液の給排液と、蒸気洗浄及び真空乾燥を実現するもので
あり、その排気能力は、毎時100m3 以上であり、到
達圧力が1Torr以下のものである。また、ドライ式の真
空ポンプであり(油回転式や水封式ではない)、洗浄液
の気化ガスやミストの排気もできるようになっている。
なお、洗浄槽2は、大気開放弁V6を通して大気に開放
され、真空ポンプ7の入力側は、真空度調整弁V7を通
して大気に開放されている。
【0008】洗浄槽2とリザーブタンク3とは、洗浄液
導入管10と洗浄液排出管11で接続されており、それ
ぞれには、洗浄液導入弁V9と洗浄液排出弁V4が設け
られている。また、リザーブタンク3には、濾過フィル
ターFと循環ポンプ12と循環停止弁V11とによって
循環路が形成されており、内部の洗浄液を循環させるこ
とによって濾過している。なお、リザーブタンク2に
は、大気開放弁V10が設けられており、また、真空ポ
ンプ7の入力側とリザーブタンク2とは、真空弁V8を
通して接続されている。蒸気発生槽4には、オイルヒー
タ13aとポンプPとによる加熱部13が設けられてお
り、洗浄液の沸点と内部圧力とに対応した所定温度で加
熱することにより、洗浄液の蒸気を常に発生させてい
る。そして、蒸発によって減少する洗浄液は、液面調整
タンク14から補給されるようになっている。蒸気発生
槽4から発生した蒸気は、洗浄槽2の外周部に設けられ
た保温タンク15を通過するとき、洗浄槽2を加熱して
一部が液化されるが、洗浄液及びその蒸気は、保温弁V
2を通してクリーンタンク16に導入される。ここで、
蒸気発生槽4では、急激な加熱を行わないので、クリー
ンタンク16には純度の高い洗浄液が回収される。クリ
ーンタンク16の上部は、コンデンサ17と接続されて
おり、コンデンサ17の出力側は、セパレートタンク1
8や循環ポンプ19などで構成されたエゼクター20に
接続されている。その為、クリーンタンク16から吸引
された洗浄液の蒸気は、コンデンサ17で液化された
後、エゼクター20によって吸引されてセパレートタン
ク18に導入される。一方、セパレートタンク18は、
クッションタンク21に接続されており、クッションタ
ンク21は、再生液流入弁V12と循環ポンプ12と供
給液停止弁V13とを介して、液面調整タンク14に接
続されている。尚、クッションタンク21は、コールド
トラップ8とも接続されておりコールドトラップ8で液
化された洗浄液を回収するようになっている。
【0009】このように、この洗浄装置1Aでは、蒸気
発生槽4→保温タンク15→クリーンタンク16→コン
デンサ17→エゼクター20→クッションタンク21→
リザーブタンク3→液面調整タンク14からなる蒸留再
生ラインが形成されている。なお、洗浄液の種類に応じ
て異なるが、蒸気発生槽4は、エゼクター20によって
500〜650mmHg程度の減圧状態になっており、
洗浄液の沸点を低下させた状態で、効率のよい蒸留再生
が行われている。一方、クリーンタンク16と洗浄槽2
の間には、蒸気発生ラインが形成されている。すなわ
ち、クリーンタンク16の下部は、シャワーポンプ22
と蒸気発生弁V1とを介して蒸気発生器23に接続され
ており、蒸気発生器23には、オイルヒータ24aとポ
ンプPなどによる強制加熱部24が設けられている。こ
の蒸気発生器23は、その出力部が洗浄槽2に連通する
と共に、液溜部が液循環弁V14を介してクリーンタン
ク16に接続されている。そして、蒸気発生弁V1が開
放されると、蒸気発生器23の入力部に設けられたスプ
レーノズルから洗浄液が噴射されるので、真空環境下で
急速加熱されることによって洗浄液の蒸気が発生する。
このとき、蒸気発生器23に導入される洗浄液は、その
純度が高いので、急速加熱しても発生蒸気の純度が損な
われることはない。なお、蒸気発生弁V1に合わせて液
循環弁V14も開放されており、気化しなかった洗浄液
はクリーンタンク16に回収される。同様に、蒸気発生
弁V1に合わせて蒸気排出弁V3も開放されるので、洗
浄槽2に供給された蒸気や洗浄槽2で液化した洗浄液
は、エゼクター20の機能によってコンデンサ17に吸
入される。
【0010】以上、図1に示す洗浄装置1Aについて、
主として機器構成を説明したので、次に、洗浄装置1A
の洗浄動作について説明する。 〔超音波洗浄〕洗浄槽2に被洗浄物を投入して蓋体6を
密閉したら、最初に、真空弁V5のみを開放し、真空ポ
ンプ7を駆動させて、洗浄槽2の気圧を60mmHg
(−700mmHg)程度まで減圧させる。次に、真空
弁V5を閉じた後、洗浄液導入弁V9と大気開放弁V1
0とを開放する。すると、洗浄槽2が減圧状態であるこ
とから、リザーブタンク3の洗浄液は、1分間に200
リットル程度、洗浄液導入管10を通って洗浄槽2に供
給される。この時、スプレーノズルを通して洗浄槽2の
壁面全体に洗浄液を膜状に供給するか、或いは、スプレ
ーノズルからの洗浄液を霧状、フラット状、又は円錐状
に形成して真空下にさらすことにより、洗浄液の溶存気
体(酸素)を脱気させる。なお、この脱気処理により、
6〜7ppm の溶存酸素が1〜2ppm 程度まで減少し、音
圧測定によると音圧が8mVから18mVまで上昇すること
が実験的に確認されている。
【0011】その後、洗浄液導入弁V9と大気開放弁V
10を閉じて、超音波発振器5を動作させて洗浄槽2内
の被洗浄物を超音波洗浄する。前述したように、この洗
浄液からは、キャビテーションを阻害する溶存酸素が除
去されているので、強力な洗浄力を発揮する。なお、こ
の超音波洗浄の動作中、真空弁V8を開放させて、真空
ポンプ7によってリザーブタンク3の気圧を60mmH
g(−700mmHg)程度まで減圧させる。超音波洗
浄が完了すると、洗浄槽2の大気開放弁V6と、洗浄液
排出管11の洗浄液排出弁V4とを共に開放して、洗浄
槽2の洗浄液をリザーブタンク3に回収する。このよう
に、本発明の洗浄装置1Aでは、リザーブタンク3と洗
浄槽2の気圧差を利用して、洗浄液の供給や排出を行っ
ているので、ポンプなどの動力機器を用いる場合より安
全であり、しかも迅速に給排液の動作を終えることがで
きる。
【0012】〔蒸気洗浄(シャワー洗浄)〕蒸気洗浄を
行う場合は、続いて、真空弁V5のみを開放し、真空ポ
ンプ7によって洗浄槽2を60mmHg程度まで減圧し
た後、真空弁V5を閉じる。なお、蒸気発生器23と洗
浄槽2とは連通されているので、この状態では、蒸気発
生器23も、洗浄槽2と同様の減圧状態にある。次に、
蒸気発生弁V1、蒸気排出弁V3、及び循環弁V14を
開放すると、シャワーポンプ22によって蒸気発生器2
3に供給された洗浄液シャワーは、減圧状態で急速加熱
されて一気に気化されて洗浄槽2に供給される。この
時、洗浄槽2の壁面は、保温タンク15に流通する蒸留
再生用の蒸気により保温されているので、蒸気発生器2
3から供給される蒸気は、洗浄槽2の壁面で液化するこ
となく、有効に被洗浄物を蒸気洗浄する。洗浄槽2に噴
出された洗浄液の蒸気は、被洗浄物を蒸気洗浄しつつ一
部は液化し、蒸気と共に蒸気排出弁23を通ってコンデ
ンサ17に伝えられる。そして、洗浄液の蒸気は、コン
デンサ17で液化され、エゼクタ20のセパレートタン
ク18に吸入される。
【0013】本発明における蒸気洗浄では、蒸留再生さ
れたクリーンタンク16の洗浄液を、蒸気発生器23に
おいて再度気化させ、これが被洗浄物に触れることによ
って液化している。従って、非常に高純度の蒸気洗浄を
実現することができ、洗浄時間を短縮化することができ
る。このようにして、蒸気洗浄が完了すれば、蒸気発生
弁V1と循環弁V14を閉じて、蒸気排出弁V3のみ開
放状態にして蒸気を排出する。なお、この蒸気洗浄の動
作中、保温弁V2は開放状態であるので、蒸留再生の動
作は持続されており中断することはない。以上、蒸気洗
浄について説明したが、蒸気発生器23から蒸気を噴出
させた状態で、洗浄槽2の蓋体6の内面に冷却水を循環
させるようにすれば、導入された蒸気が液化して被洗浄
物に降り注がれるのでシャワー洗浄を行うことができ
る。このシャワー洗浄の場合には、二段再生(保温タン
ク15での再生と蓋体6での再生)された洗浄液を用い
ることになるので、きわめて高純度の洗浄液によるシャ
ワー洗浄を実現することができる。また、シャワー洗浄
と蒸気洗浄とは、蓋体6の内面に冷却水を循環させるか
否かで切替えできるので、所定時間だけシャワー洗浄を
行い、その後、円滑に蒸気洗浄に移行させることができ
る。
【0014】〔真空乾燥〕続いて、蒸気排出弁V3を閉
じ、真空弁V5のみを開放して真空ポンプ7によって洗
浄槽2を減圧する。すると、被洗浄物表面に付着してい
る洗浄液は、急速に気化され被洗浄物が乾燥することに
なる。なお、洗浄槽2から吸引される洗浄液の蒸気やミ
ストは、コールドトラップ8において液化され、クッシ
ョンタンク21に無駄なく回収される。この真空乾燥を
行う場合、被洗浄物に付着した溶剤は沸騰乾燥するが、
反面、蒸気潜熱によって被洗浄物の表面温度を急激に低
下させることにもなる。そこで、被洗浄物の表面温度を
あまり低下させることがないよう、真空度調整弁V7を
適宜に開閉制御して、被洗浄物の材質、形状、寸法など
を考慮した最適な真空乾燥を実現している。
【0015】(B)第2実施例 図2は、この発明の別の実施例である洗浄装置1Bを図
示したものである。この洗浄装置1Bは、クリーンタン
ク16と洗浄槽2の間の蒸気発生ラインに特徴があり、
それ以外は、図1の洗浄装置1Aの構成と同様である。
すなわち、クリーンタンク16と洗浄槽2の間には、ク
リーンタンク16の洗浄液を洗浄槽2に供給するシャワ
ーポンプ22と、洗浄液を100〜150℃程度まで加
熱する加熱ヒータ24Bと、洗浄動作時に開放される蒸
気発生弁V1とが設けられている。超音波洗浄や真空乾
燥の動作については、図2の洗浄装置1Bは、図1の洗
浄装置1Aの動作と同じであるので、シャワー洗浄と蒸
気洗浄の動作について説明する。
【0016】〔蒸気洗浄(シャワー洗浄)〕真空弁V5
のみを開放し、真空ポンプ7によって洗浄槽2を60m
mHg程度まで減圧した後、真空弁V5を閉じる。な
お、この洗浄装置1Bでは、蒸気発生弁V1が、洗浄槽
2に近接して設けられているので、洗浄槽2のみが減圧
状態となる。この状態で、蒸気発生弁V1を開放する
と、シャワーポンプ22によってクリーンタンク16か
ら吸入された洗浄液は、加温ヒータ24Bを通過する過
程で急激に加熱されて100〜150℃程度となり、こ
の状態のままスプレーノズルから洗浄槽2に供給され
る。この時、洗浄槽2は、減圧状態にあるので、霧状、
粒子状、又は膜状に噴出された洗浄液は、一気に蒸気と
なり、その一部が被洗浄物に接触することによって液化
される。なお、洗浄槽2の壁面は、保温タンク15に流
通する蒸留再生用の蒸気により保温されているので、有
効に被洗浄物を蒸気洗浄するのは洗浄装置1Aの場合と
同じである。被洗浄物を蒸気洗浄しつつ液化した洗浄液
は、洗浄液の蒸気と共に蒸気排出弁3を通ってコンデン
サ17に伝えられ、洗浄液の蒸気はコンデンサ17で液
化されて、エゼクタ20のセパレートタンク18に吸入
される。以上、蒸気洗浄について説明したが、蒸気洗浄
に先立ってシャワー洗浄を行うのであれば、加温ヒータ
24Bを動作させない状態で、蒸気発生弁V1を開放さ
せてシャワーポンプ22を動作させれば良い。すると、
スプレーノズルからの洗浄液が被洗浄物に降り注がれシ
ャワー洗浄を行うことができる。
【0017】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明では、蒸
気発生槽から発生する蒸気は、蒸気洗浄に用いられる訳
ではないので、洗浄液の種類に応じた最適な温度と圧力
とで蒸気を発生させることができ、洗浄槽保温部を経る
ことにより、純度の高い洗浄液を蒸留再生することがで
きる。高純度に蒸留再生された洗浄液は、蒸気発生器か
強制加熱部を経て洗浄槽に供給されるが、洗浄液の純度
が高いので、例え、過大に加熱したとしても洗浄蒸気の
質を劣化させることはない。また、洗浄槽は、洗浄槽保
温部に供給される洗浄蒸気によって保温されているの
で、この点でも蒸気洗浄の効率が高い。また、本発明で
は、洗浄槽及び貯留槽を所定レベルまで減圧可能な第1
の減圧機構を備えているので、動力機器を用いることな
く、洗浄液の供給と排出を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である洗浄装置を図示したも
のである。
【図2】本発明の別の実施例である洗浄装置を図示した
ものである。
【符号の説明】
V4,V9 開閉弁 2 洗浄槽 3 リザーブタンク(貯留槽) 4 蒸気発生槽 7 真空ポンプ(第1の減圧機構) 15 保温タンク(洗浄槽保温部) 16 クリーンタンク 17 コンデンサ(凝縮機構) 20 エゼクター(第2の減圧機構) 23 蒸気発生器 24 強制加熱部(加熱機構) 24B 加温ヒータ(強制加熱部)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉弁を介して互いに連通している洗浄
    槽及び貯留槽と、前記洗浄槽及び貯留槽を所定レベルま
    で減圧可能な第1の減圧機構と、適宜な加熱状態にある
    洗浄液を内部に含む蒸気発生槽と、前記洗浄槽の外周部
    に設けられ前記蒸気発生槽から洗浄蒸気の供給を受ける
    洗浄槽保温部と、前記洗浄液保温部において液化した洗
    浄液を蓄えるクリーンタンクと、前記クリーンタンクを
    経由する洗浄蒸気を凝縮する凝縮機構と、前記凝縮機構
    に接続されて前記蒸気発生槽を所定の減圧状態に維持す
    る第2の減圧機構と、前記洗浄槽に連通されると共に内
    部に加熱機構を備える蒸気発生器とを備え、 クリーンタンクから供給される洗浄液が、減圧状態にあ
    る前記蒸気発生器に噴射されることにより、前記洗浄槽
    に洗浄蒸気が供給されるようになっていることを特徴と
    する洗浄装置。
  2. 【請求項2】 開閉弁を介して互いに連通している洗浄
    槽及び貯留槽と、前記洗浄槽及び貯留槽を所定レベルま
    で減圧可能な第1の減圧機構と、適宜な加熱状態にある
    洗浄液を内部に含む蒸気発生槽と、前記洗浄槽の外周部
    に設けられ前記蒸気発生槽から洗浄蒸気の供給を受ける
    洗浄槽保温部と、前記洗浄液保温部において液化した洗
    浄液を蓄えるクリーンタンクと、前記クリーンタンクを
    経由する洗浄蒸気を凝縮する凝縮機構と、前記凝縮機構
    に接続されて前記蒸気発生槽を所定の減圧状態に維持す
    る第2の減圧機構と、前記クリーンタンクの洗浄液を加
    熱しつつ前記洗浄槽に供給する強制加熱部とを備え、 クリーンタンクから供給される洗浄液が、減圧状態にあ
    る前記洗浄槽に噴射されることにより、前記洗浄槽に洗
    浄蒸気が供給されるようになっていることを特徴とする
    洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の減圧機構は、浸漬洗浄や超音
    波洗浄に先立って前記洗浄槽を所定レベルまで減圧し、
    一方、洗浄動作中は前記貯留槽を所定レベルまで減圧し
    て、前記洗浄槽と貯留槽の気圧差によって洗浄液の供給
    と排出を行っていることを特徴とする請求項1又は請求
    項2に記載の洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記洗浄槽には、貯留槽から供給される
    洗浄液の流入口にシャワー手段が設けられていて、所定
    の減圧状態において脱気しつつ洗浄液の流入を実現して
    いることを特徴とする請求項3に記載の洗浄装置。
  5. 【請求項5】 前記洗浄槽には、強制冷却手段が設けら
    れていて、洗浄蒸気が供給されているとき、これを強制
    的に液化させてシャワー洗浄を実現していることを特徴
    とする請求項1に記載の洗浄装置。
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