JPH1034415A - 加工装置 - Google Patents

加工装置

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JPH1034415A
JPH1034415A JP19216096A JP19216096A JPH1034415A JP H1034415 A JPH1034415 A JP H1034415A JP 19216096 A JP19216096 A JP 19216096A JP 19216096 A JP19216096 A JP 19216096A JP H1034415 A JPH1034415 A JP H1034415A
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JP
Japan
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switch
spindle
handle
drill
closed
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JP19216096A
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English (en)
Inventor
Norihiro Hanawa
紀博 塙
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械的ロック機構を介在させることなくドリ
ル回転状態、停止状態のいずれかにし、ドリルの取り替
え時にドリルを停止状態に保つことができ、通電待機状
態あるいは停止状態を識別することができる加工装置の
提供。 【解決手段】 起動スイッチ5と、補助スイッチ11
と、チャックハンドル12を収納するハンドル収納部1
3と、このハンドル収納部13にチャックハンドル12
が収納されたときに閉状態となる収納部スイッチ14
と、スピンドル7のストッパ28に一体的に設けられ、
補助スイッチ11を作動させるアーム22とを備えると
ともに、起動スイッチ5と、補助スイッチ11と、収納
部スイッチ14の全てが閉状態になったときに、モータ
10を駆動させる通電状態を形成する電気回路と、起動
スイッチ5と収納部スイッチ14とが閉状態になったと
き、通電待機の状態であることを表示するパイロットラ
ンプ25とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、卓上ボール盤、自
動送り付きボール盤、タッピング兼用ボール盤、直立ボ
ール盤、連立ボール盤、ミーリングマシン等の加工装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の加工装置、例えば一般的なボー
ル盤は、従来、起動スイッチを入れると、すなわち起動
スイッチが閉状態となると直ちにドリルが回転するよう
になっている。したがって、送りハンドルを操作するこ
とによりドリルが下降し、被加工物の孔開け加工がおこ
なえるようになっている。
【0003】イ. この従来技術では、加工作業を中断
しているときでも起動スイッチが投入されている限りは
ドリルが回転しており、加工作業をおこなっている作業
者、あるいは作業者以外の者であって、当該ボール盤の
付近にいる者などが不用意に近づいた際、作業者などの
衣服等がドリルに巻き込まれて怪我をするおそれがあ
り、安全性の点で問題がある。
【0004】ロ. また、上述のように作業者などの衣
服等がドリルに巻き込まれたりする他にも、加工作業中
に被加工物がドリルと一緒に廻されたり、切粉の巻き付
きなどの不測の事態が発生した際など、作業者等が起動
スイッチまで手が届かず電源を切ることができない場合
があり、このような場合にも怪我を生じる懸念があっ
た。
【0005】ハ. また、加工作業の中断は、空運転を
生じやすく、これにより無駄なエネルギーを消費しやす
く、経済性の点でも問題があった。
【0006】ニ. さらに、ドリルの取り替え作業時に
は、必ず起動スイッチを切り、この起動スイッチを開状
態に保たなければならないことから、作業者に煩わしさ
を与えやすかった。
【0007】このような従来の一般技術における問題点
を解消しようとする技術として、実開昭58−2650
2号公報に示される第1の公知技術と、実開昭58−7
0809号公報に示される第2の公知技術が提案されて
いる。
【0008】前者である第1の公知技術は、ボール盤に
備えられるスピンドルに腕を取付け、スピンドルを下げ
ると腕がボタンスイッチから離れることにより、このボ
タンスイッチが通電状態になり、スピンドルを上げると
腕がボタンスイッチを押し、このボタンスイッチが非通
電状態になるように基本的には構成されている。つま
り、非加工作業時にスピンドルを上げた際には、ドリル
が回転しないようになっている。
【0009】また、ボタンスイッチの上部にボタンスイ
ッチを強制的に非通電状態にロック保持可能な機械的ロ
ック機構を備え、この機械的ロック機構にドリルチャッ
クを操作するチャックハンドルを装着させると、そのチ
ャツクハンドルの自重によって、機械的ロック機構によ
るボタンスイッチの強制的な非通電状態のロックが解除
され、ボタンスイッチは上述したようにスピンドルの上
下動に連動して、非通電状態、あるいは通電状態となる
ように構成されている。ドリルの取り替えに際して、チ
ャックハンドルが機械的ロック機構部分から取り出され
ると、機械的ロック機構が作動してボタンスイッチが強
制的に非通電状態となり、スピンドルの上下動作にかか
わらずドリルは回転することがなく、そのドリルの取り
替えを安全におこなえるようにしてある。
【0010】また、後者である第2の公知技術は、リミ
ットスイッチと励磁コイルからなる作動回路と、リセッ
トスイッチ及びタイマを接続した安全回路を備えたボー
ル盤に関するものである。すなわち、ドリルを有する主
軸を下げることにより、リミットスイッチが閉状態とな
ってドリルが回転し、主軸を上げることにより、リミッ
トスイッチが開状態となってドリルが停止するように構
成されるとともに、このような動作が可能な時間をタイ
マによって設定できるようにしてある。タイマによる設
定時間を超えたときには、不注意等によりハンドルを操
作して主軸が下げられても、ドリルが回転しないように
なっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した第1の公知技
術は、スピンドルの上下動に連動するボタンスイッチを
設けたことにより、また、上述した第2の公知技術は、
主軸の上下動に連動するリミットスイッチを設けたこと
により、上述した従来の一般的技術の問題点「イ」〜
「ニ」についての対応が一応は考慮されている。しか
し、第1の公知技術、第2の公知技術のそれぞれにおい
ても、以下に述べるように特有の問題が存在している。
【0012】すなわち、第1の公知技術にあっては、機
械的ロック機構が介在されているので、このロック機構
の動作不良を生じるおそれがある。このような動作不良
を生じたときには、チャックハンドルが収納場所すなわ
ち機械的ロック機構部分に収納されていないのにロック
が解除されたり、あるいは、チャックハンドルが機械的
ロック機構部分に収納されているのにロックされたりす
る事態が起こり得る。仮に、チャックハンドルが機械的
ロック機構部分に収納されていないのにロックが解除さ
れているような場合には、ドリルの取り替えをおこなお
うとした際、スピンドルが下がってしまったときには、
ボタンスイッチが通電状態になり、ドリルが回転してし
まう事態を引き起こす。この点で十分な安全性を有する
とは言い難い。
【0013】また仮に、チャックハンドルが機械的ロッ
ク機構部分に収納されているのにロックされているよう
な場合には、加工作業を実施しようとしてスピンドルを
下げても、ボタンスイッチは非通電状態に保たれている
ことからドリルは回転せず、所望の作業は実施できな
い。したがって、機械的ロック機構の動作不良を解消す
る作業が必要であり、煩雑さを招くことになる。
【0014】なお、この第1の公知技術にあっては、ス
ピンドルを下げればドリルが回転することになる状態、
すなわち通電待機の状態にあるのか、あるいは、スピン
ドルを下げてもドリルが回転しない停止状態にあるの
か、加工作業をおこなう作業者、及び当該ボール盤の付
近にいる作業者以外の者は認識することができない。し
たがって、例えば停止状態にあると思ってうっかりスピ
ンドルを下げてしまったようなときには、ドリルが回転
し、不測の事態を生じる懸念がある。この点からも十分
な安全性を有するとは言い難い。
【0015】また、第2の公知技術にあっては、タイマ
が稼動状態にあるときに、ドリルの取り替えを行なう場
合に問題がある。すなわち、タイマ稼動状態にあって主
軸を下げるような力が当該主軸にかかったときには、リ
ミットスイッチが閉状態になってしまう。これにより直
ちにドリルが回転し、上述した第1の公知技術における
のと同様に不測の事態を生じる懸念がある。
【0016】本発明は上述した従来の一般的技術、第
1,第2の公知技術に鑑みてなされたもので、その第1
の目的は、起動スイッチを閉状態としても直ちにはドリ
ルが回転せず、また、機械的ロック機構を介在させるこ
となくドリル回転状態、あるいはドリル停止状態のいず
れかに保つことができる加工装置を提供することにあ
る。
【0017】また、本発明の第2の目的は、ドリルの取
り替え時にドリルを確実に停止状態に保つことができる
加工装置を提供することにある。
【0018】また、本発明の第3の目的は、送りハンド
ルの操作によりドリルが直ちに回転する通電待機の状態
にあるのか、送りハンドルの操作が実施されてもドリル
が回転しない停止状態にあるのかを識別することができ
る加工装置を提供することにある。
【0019】また、本発明の第4の目的は、ドリルが回
転している状態にあるのか、ドリルが停止している状態
にあるのかを識別することができる加工装置を提供する
ことにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的、及び第
2の目的を達成するために、本発明の請求項1に係る発
明は、起動スイッチと、送りハンドルと、この送りハン
ドルの操作に応じて上下動するスピンドルと、このスピ
ンドルに一体に設けられ、該スピンドルの上方向の移動
を規制するストッパと、上記スピンドルに連設される回
転軸と、この回転軸に設けられ、ドリルを着脱可能に保
持するドリルチャックと、上記回転軸を回転させるモー
タを備えるとともに、上記起動スイッチが閉状態に保た
れているときに、上記スピンドルを下降させると、上記
モータの駆動が可能な閉状態になる補助スイッチとを備
えた加工装置において、上記ドリルチャックを操作する
チャックハンドルを収納するハンドル収納部と、このハ
ンドル収納部に上記チャックハンドルが収納されたとき
に閉状態となる収納部スイッチと、上記スピンドル及び
上記ストッパのいずれかに一体的に設けられ、上記スピ
ンドルの下降に伴って上記補助スイッチを作動させるア
ームとを備えるとともに、上記起動スイッチと、上記補
助スイッチと、上記収納部スイッチの全てが閉状態にな
ったときに、上記モータを駆動させる通電状態を形成す
る電気回路を備えた構成にしてある。
【0021】このように構成した本発明の請求項1に係
る発明では、ハンドル収納部にチャックハンドルが収納
されていると、収納部スイッチが閉状態になる。この状
態で起動スイッチを閉状態にしても、補助スイッチは開
状態に保たれているので、直ちには回転軸は回転せず、
この回転軸と一体のドリルも回転することはない。この
状態は、通電待機の状態を形成する。このような状態か
ら送りハンドルを操作してスピンドルを下降させると、
スピンドル及びストッパのいずれかと一体に設けられた
アームを介して補助スイッチが閉状態に切り換えられ、
モータが駆動し、これに伴って回転軸が回転し、この回
転軸と一体のドリルが回転し、所望の加工作業を実施す
ることができる。また、送りハンドルを上述とは逆に操
作してスピンドルを上昇させると、アームも上昇し、こ
のアームによって補助スイッチが開状態に切り換えら
れ、モータが停止し、これに伴って回転軸が停止し、ド
リルも停止する。すなわち、起動スイッチを操作するこ
となく、送りハンドルの操作でドリルを停止させること
ができる。このような動作を機械的ロック機構を介在さ
せることなく、補助スイッチを開閉させるだけの機能を
有すれば足るアームを介しておこなわせることができる
ので、構造を簡単に形成し得るとともに、動作の確実性
を確保できる。
【0022】また、ドリルの取り替えに際して、チャッ
クハンドルをハンドル収納部から取り出すと収納部スイ
ッチが開状態となる。この状態ではモータが駆動するこ
とはない。すなわち、何らかの力がスピンドルに加えら
れて当該スピンドルが下降して補助スイッチが閉状態と
なったとしても、回転軸を確実に停止保持することがで
き、これに伴いドリルも回転することはない。
【0023】また、上記第1の目的、第2の目的に加え
て、上記第3の目的を達成するために、本発明の請求項
2に係る発明は、上述した請求項1に係る発明におい
て、上記起動スイッチと上記収納部スイッチとが閉状態
になったとき、上記送りハンドルの操作により上記通電
状態となる通電待機の状態であることを表示する表示手
段を備えた構成にしてある。
【0024】このように構成した本発明の請求項2に係
る発明では、ハンドル収納部にチャックハンドルが収納
されて収納部スイッチが閉状態となり、起動スイッチが
閉状態となったとき、表示手段により通電待機の状態で
あることが表示される。したがって、加工作業をおこな
う作業者、あるいはそのような作業者以外の者であって
当該加工装置の付近にいる者は、加工装置に対して注意
し、気持ちを必要な程度に緊張状態に保つことができ
る。また逆に、ハンドル収納部にチャックハンドルが収
納されず、収納スイッチが開状態となっているとき、あ
るいは起動スイッチが開状態となっているとき、または
その両方の状態の時には、表示手段により送りハンドル
の操作にかかわらずドリルが回転しない停止状態である
ことが表示される。したがって、加工作業をおこなう作
業者、あるいはそのような作業者以外であって当該加工
装置の付近にいる者は、加工装置に対して注意しなくて
済み、気持ちを緊張させることを要しない。
【0025】また、本発明の請求項3に係る発明は、上
述した請求項2に係る発明において、上記表示手段を、
パイロットランプによって構成してある。
【0026】このように構成した本発明の請求項3に係
る発明では、パイロットランプの点灯状態を見て、通電
待機の状態にあるのか、停止状態にあるのかを目視確認
することができる。
【0027】また、上記第1の目的、及び第4の目的を
達成するために、本発明の請求項4に係る発明は、起動
スイッチと、送りハンドルと、この送りハンドルの操作
に応じて上下動するスピンドルと、このスピンドルに一
体に設けられ、該スピンドルの上方向の移動を規制する
ストッパと、上記スピンドルに連設される回転軸と、こ
の回転軸に設けられ、ドリルを着脱可能に保持するドリ
ルチャックと、上記スピンドルを回転させるモータを備
えるとともに、上記起動スイッチが閉状態に保たれてい
るときに、上記スピンドルを下降させると、上記モータ
の駆動が可能な閉状態になる補助スイッチとを備えた加
工装置において、上記スピンドル及びストッパのいずれ
かに一体的に設けられ、上記スピンドルの下降に伴って
上記補助スイッチを作動させるアームと、上記起動スイ
ッチと、上記補助スイッチとが閉状態になったときに、
上記モータを駆動させる通電状態を形成する電気回路と
を備えるとともに、上記通電状態であることを表示する
表示手段を備えた構成にしてある。
【0028】このように構成した本発明の請求項4に係
る発明では、起動スイッチを閉状態に切り換えてから、
送りハンドルを操作してスピンドルを下降させると、ス
ピンドル及びストッパのいずれかと一体に設けられたア
ームを介して補助スイッチが閉状態に切り換えられ、モ
ータが駆動し、これに伴って回転軸が回転し、この回転
軸と一体のドリルが回転し、所望の加工作業を実施する
ことができる。また、送りハンドルを上述とは逆に操作
してスピンドルを上昇させると、アームも上昇し、この
アームによって補助スイッチが開状態に切り換えられ、
モータが停止し、これに伴って回転軸が停止し、ドリル
も停止する。すなわち、起動スイッチを操作することな
く、送りハンドルの操作でドリルを停止させることがで
きる。このような動作を機械的ロック機構を介在させる
ことなく、補助スイッチを開閉させるだけの機能を有す
れば足るアームを介しておこなわせることができるの
で、構造を簡単に形成し得るとともに、動作の確実性を
確保できる。
【0029】起動スイッチが閉状態になり、スピンドル
の下降に伴って補助スイッチが閉状態になったとき、表
示手段により通電状態であることが表示される。したが
って、特に作業者以外の者であって当該加工装置の付近
にいる者は、加工装置に対して注意し、気持ちを必要な
程度に緊張状態に保つことができる。また逆に、起動ス
イッチが開状態となっているとき、あるいは、補助スイ
ッチが開状態となっているとき、またはその両方の状態
の時には、表示手段により送りハンドルの操作にかかわ
らず回転軸が回転しない停止状態であることが表示され
る。したがって、加工作業をおこなう作業者、あるいは
そのような作業者以外であって当該加工装置の付近にい
る者は、加工装置に対して注意しなくて済み、気持ちを
緊張させることを要しない。
【0030】また、本発明の請求項5に係る発明は、上
述した請求項4に係る発明において、上記表示手段を、
パイロットランプによって構成してある。
【0031】このように構成した本発明の請求項5に係
る発明では、パイロットランプの点灯状態を見て、通電
状態にあるのか、停止状態にあるのかを目視確認するこ
とができる。
【0032】また、上記第1の目的、第2の目的、及び
第4の目的を達成するために、本発明の請求項6に係る
発明は、起動スイッチと、送りハンドルと、この送りハ
ンドルの操作に応じて上下動するスピンドルと、このス
ピンドルに連設される回転軸と、この回転軸に設けら
れ、ドリルを着脱可能に保持するドリルチャックと、上
記回転軸を回転させるモータを備えた加工装置におい
て、上記ドリルチャックを操作するチャックハンドルを
収納するハンドル収納部と、このハンドル収納部に上記
チャックハンドルが収納されたときに閉状態となる収納
部スイッチと、上記起動スイッチと上記収納部スイッチ
とが閉状態になったときに、上記モータを駆動させる通
電状態を形成する電気回路とを備えるとともに、上記通
電状態であることを表示する表示手段を備えた構成にし
てある。
【0033】このように構成した本発明の請求項6に係
る発明では、ハンドル収納部にチャックハンドルが収納
されない限り、起動スイッチを閉状態に切り換え操作し
ても、収納部スイッチが開状態を形成するので回転軸が
回転することはない。ハンドル収納部にチャックハンド
ルが収納されると収納部スイッチが閉状態となる。この
状態で起動スイッチが閉状態に切り換えられると、モー
タが駆動し、回転軸が回転し、ドリルが回転し、所望の
加工作業を実施できる。また、ハンドル収納部からチャ
ックハンドルを取り出すと、収納部スイッチが開状態に
切り換えられ、モータが停止し、これに伴って回転軸が
停止し、ドリルも停止する。すなわち起動スイッチを操
作することなく、ドリルを停止させることができる。こ
のような動作を機械ロック機構を介在させることなく、
チャックハンドルを収納、保持すれば足るハンドル収納
部を介しておこなわせることができるので、構造を簡単
に形成し得るとともに、動作の確実性を確保することが
できる。
【0034】また特に、ドリルを取り替える際には、ハ
ンドル収納部からチャックハンドルが取り出され、収納
部スイッチが開放状態に切り換えられる。この状態では
モータが駆動することはない。すなわち、回転軸を確実
に停止保持することができ、これに伴いドリルも回転す
ることはない。
【0035】また、起動スイッチが閉状態に切り換えら
れ、チャックハンドルがハンドル収納部に収納されるこ
とにより収納部スイッチが閉状態に切り換えられたとき
は、表示手段により通電状態であることが表示される。
したがって、特に作業者以外の者であって当該加工装置
の付近にいる者は、加工装置に対して注意し、気持ちを
必要な程度に緊張状態に保つことができる。また逆に、
起動スイッチが開状態となっているとき、あるいは、チ
ャックハンドルが収納部に収納されないことにより収納
部スイッチが開状態となっているとき、またはその両方
の状態の時には、表示手段によりドリルが回転しない停
止状態であることが表示される。したがって、加工作業
をおこなう作業者、あるいはそのような作業者以外の者
であって当該加工装置の付近にいる者は、加工装置に対
して注意しなくて済み、気持ちを緊張させることを要し
ない。
【0036】また、本発明の請求項7に係る発明は、上
述した請求項6に係る発明において、上記表示手段を、
パイロットランプによって構成してある。
【0037】このように構成した本発明の請求項7に係
る発明では、パイロットランプの点灯状態を見て、通電
状態にあるのか、停止状態にあるのかを目視確認するこ
とができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の加工装置の実施の
形態を図に基づいて説明する。図1〜図4は本発明の請
求項1〜3に対応する加工装置の一実施形態を説明する
図で、図1は本発明の一実施形態の全体構成を示す斜視
図、図2は図1に示す一実施形態に備えられる電気回路
を示す図、図3は図1に示す一実施形態に備えられるハ
ンドル収納部及び収納部スイッチ部分を拡大して示す正
面図、図4は図1に示す一実施形態に備えられるスピン
ドル付近の配置状態を拡大して示す図である。
【0039】図1に示す一実施形態は、例えばボール盤
に適用したものであり、ベース1と、このベース1上に
立設される支柱2と、この支柱2に装着され、被加工物
が載置される作業用テーブル3と、支柱2の上端に配置
され、駆動機構部及び配線系統が収納、保持される本体
4とを備えている。
【0040】本体4は、起動スイッチ5と、送りハンド
ル6と、この送りハンドル6の操作に応じて上下動する
スピンドル7と、このスピンドル7と一体に設けられ、
該スピンドルの上方向の移動を規制するストッパ28
と、ベアリング28を介してスピンドル7に連設される
回転軸27と、この回転軸27の下端に設けられ、ドリ
ル8を着脱可能に保持するドリルチャック9と、回転軸
27を回転させるモータ10とを備えている。また特
に、本体4の側面4aには、前述した起動スイッチ5の
他に、スピンドル7を下降させるとモータ10の駆動が
可能になる例えばリミットスイッチから成る補助スイッ
チ11と、ドリルチャック9を操作するチャックハンド
ル12を収納するハンドル収納部13と、このハンドル
収納部13にチャックハンドル12が収納されたときに
閉状態となる例えばリミットスイッチから成る収納部ス
イッチ14を配置してある。
【0041】上述したハンドル収納部13は、図3に示
すように、チャックハンドル12の胴部17が挿入され
る筒状部18を有し、ねじ19によって本体4の側面4
aに固定してある。収納部スイッチ14は、ハンドル収
納部13の筒状部18の直下に配置され、その作動片2
0が筒状部18に対向するように本体4の側面4aに固
定してある。この収納部スイッチ14は、ハンドル収納
部13にチャックハンドル12が収納されていない状態
では、内蔵される図示しないばねにより作動片20が上
方に移動し、接点が開かれた開状態を形成する。また、
ハンドル収納部13の筒状部18にチャックハンドル1
2の胴部17が収納されると、その胴部17の下端が作
動片20に接触し、このチャックハンドル12の自重
が、上述した内蔵されるばねの力に打ち勝って、この作
動片20を押し下げ、これにより収納部スイッチ14
は、接点が閉じられた閉状態を形成するようになってい
る。
【0042】また、上述したスピンドル7には、図4に
も示すように、前述したストッパ28が一体に備えら
れ、例えばこのストッパ28に固定金具21を介して、
帯板を折曲げ形成したアーム22を一体に取り付けてあ
る。アーム22の上端23は前述した補助スイッチ11
の作動片24に対向させてある。非加工作業時にあっ
て、スピンドル7が上方に位置しているときは、アーム
22の上端23が補助スイッチ11に内蔵されるばねの
力に抗して作動片24を押圧し、これにより、補助スイ
ッチ11の接点が開かれた開状態になり、また、加工作
業に伴ってスピンドル7が下降し、アーム22の上端が
補助スイッチ11の作動片24から離れると、内蔵され
るばねの力により補助スイッチ11の作動片24が下方
に移動し、接点が閉じられた閉状態を形成するようにな
っている。
【0043】また、例えば補助スイッチ11の表面部分
には、前述した起動スイッチ5と、収納部スイッチ14
とが閉状態になったとき、送りハンドル6の操作により
補助スイッチ11が閉じられれば通電状態に変化する状
態、すなわち通電待機の状態であることを表示する表示
手段、例えばパイロットランプ25を配置してある。
【0044】上述した収納部スイッチ14と、起動スイ
ッチ5と、パイロットランプ25と、補助スイッチ11
とは、図2の電気回路に示すように、電源とモータ10
との間に配置してある。また特に、収納部スイッチ14
と起動スイッチ5とは、電源とパイロットランプ25と
の間に配置してあり、補助スイッチ11は、パイロット
ランプ25とモータ10との間に配置してある。
【0045】このように構成した一実施形態にあって
は、ハンドル収納部13にチャックハンドル12を収納
すると、チャックハンドル12の自重により収納部スイ
ッチ14の作動片20が押圧され、この収納部スイッチ
14が閉状態となる。この状態で起動スイッチ5を切り
換え、閉状態にすると、図2に示すようにパイロットラ
ンプ25が電源に接続され、このパイロットランプ25
が点灯する。このパイロットランプ25の点灯により、
当該ボール盤が通電待機の状態であることが表示され
る。
【0046】このように起動スイッチ5と収納部スイッ
チ14とが閉状態に保たれている状態で、作業用テーブ
ル3に所定の図示しない被加工物を載置し、加工作業を
おこなう作業者が送りハンドル6を操作してスピンドル
7を下降させると、ストッパ27に一体に設けられたア
ーム22の上端23が補助スイッチ11の作動片24か
ら離れ、これにより補助スイッチ11は閉状態となる。
したがって、起動スイッチ5、収納部スイッチ14、及
び補助スイッチ11の全てが閉状態になり、図2に示す
ように、モータ10が電源と接続されて駆動する。この
モータ10の駆動により図示しないベルト、プーリ等の
回転力伝達手段を介して回転軸27が回転する。同時
に、この回転軸27の回転と一体にドリル8が回転し、
被加工物にドリル8による孔開け加工を実施することが
できる。なお、回転軸27はナット30によりスピンド
ル7と一体に上下動し、モータ10の駆動力によりベア
リング29を介して自由に回転できるようになってい
る。
【0047】例えば1つの孔開け加工の終了に伴い、送
りハンドル6を前述とは逆に操作してスピンドル7を上
昇させると、このストッパ27と一体にアーム22が上
昇し、このアーム22の上端23を介して補助スイッチ
11が開状態に切り換えられる。これにより、モータ1
0と電源との接続は断たれ、モータ10の駆動は停止
し、これに伴って回転軸27及びドリル8の回転は停止
し、以前の通電待機の状態に復帰する。なお、パイロッ
トランプ25の点灯は継続される。
【0048】また、ドリル8の取り替えに際し、チャッ
クハンドル12をハンドル収納部13から取り出すと、
収納部スイッチ14の作動片20に与えられていた押圧
力が取り除かれることにより、この収納部スイッチ14
が開状態に切り換えられる。この状態にあっては、パイ
ロットランプ25と電源との接続、及びモータ10と電
源との接続が断たれ、パイロットランプ25が消灯し、
モータ10の駆動が停止する。これに伴い、ドリル8が
停止状態に保たれる。この状態において、仮に不用意に
送りハンドル6が操作され、スピンドル7が下降し、補
助スイッチ11が閉状態に切り換えられても、パイロッ
トランプ25の点灯、及びモータ10の駆動を発生させ
ることはない。
【0049】このように構成した一実施形態によれば、
上述のようにハンドル収納部13にチャックハンドル1
2を収納し、これにより収納部スイッチ14が閉状態に
保たれている状態にあって、起動スイッチ5を閉状態に
切り換えても、送りハンドル6によってスピンドル7を
下降させない限り、すなわち、送りハンドル6に連動す
る補助スイッチ11を閉状態に切り換えない限り回転軸
27及びドリル8は回転することがなく、無用な回転軸
27及びドリル8の回転を生じさせず、ドリル8への衣
服等の巻き込みの発生を抑制でき、基本的な安全性を確
保することができる。また、上述のように無用なドリル
8の回転を生じさせないことから、エネルギー消費量を
必要最少限に抑えることができ、経済的である。
【0050】また、被加工物がドリル8と一緒に回転し
たり、ドリル8に切粉が巻きつくような不測の事態を生
じたときには、送りハンドル6を操作してスピンドル7
を上昇させればよく、これによりアーム22を介して補
助スイッチ11が閉状態となり、何ら起動スイッチ5の
切り換え操作を要することなく、直ちにドリル8の回転
を停止させることができ、上述とは別の観点で基本的な
安全性を確保することができる。
【0051】また、補助スイッチ11を閉状態とする構
造は、帯板を折り曲げ形成して成るアーム22を備えた
だけの簡単な構造で済み、何ら構造の複雑な機械的ロッ
ク機構を介在させる必要がなく、したがって故障を生じ
ない安定した構造にすることができ、すなわち、構造上
の高い信頼性を確保することができ、また、アーム22
は固定金具21によってストッパ28に固定されている
ので、スピンドル7の上下動と一体に動き、これにより
動作の確実性を確保でき、これに伴い補助スイッチ11
の誤動作を生じる懸念がなく、これらにより特に優れた
安全性を確保することができる。
【0052】また、ドリル8の取り替え時には、上述し
たようにドリルチャック9に装着させるためにチャック
ハンドル12がハンドル収納部13から取り出され、収
納部スイッチ14が開状態となり、したがって、仮に不
用意に送りハンドル6の操作に伴って回転軸27及びド
リル8を下降させ、補助スイッチ11が閉状態に切り換
えられたとしても、モータ10が駆動せず、回転軸27
及びドリル8を確実に停止保持することができ、この観
点からも優れた安全性を確保することができる。
【0053】さらに、この一実施形態では、パイロット
ランプ25が点灯しているときは、送りハンドル6の操
作が実施されれば直ちにドリル8が回転する状態である
通電待機の状態にあることを、目視で確認することがで
き、また、パイロットランプ25が消灯しているとき
は、送りハンドル6の操作が実施されても回転軸27及
びドリル8が回転しない停止状態にあることを、目視で
確認することができる。これにより、送りハンドル6を
操作する作業者、及び作業者以外の者であって当該ボー
ル盤の周囲にいる者に対し注意を喚起することができ、
この観点からも優れた安全性を確保することができる。
【0054】図5は本発明の請求項4,5に対応する別
の実施形態の要部を構成する電気回路を示す図である。
【0055】この別の実施形態は、基本的には前述した
図1〜図4に示す一実施形態の構成から図3に示すハン
ドル収納部13及び収納部スイッチ14を除いたもので
あり、その他の構成は例えば前述した図1,2,4に示
すものと同等である。したがって、以下にあっては、図
1,2,4に示したものの符号をそのまま用いて説明を
おこなう。
【0056】この図5に示す別の実施形態では、同図5
に示すように、起動スイッチ5と補助スイッチ11とが
閉状態となったときにモータ10を通電状態にする、す
なわちモータ10と電源とを接続する電気回路を備える
とともに、通電状態であることを表示する表示手段、例
えばパイロットランプ26を備えている。
【0057】この別の実施形態では、起動スイッチ5が
閉状態に切り換えられている状態で、図1に示す作業用
テーブル3に図示しない被加工物を載置し、加工作業を
おこなう作業者が送りハンドル6を操作してスピンドル
7を下降させると、ストッパ28に一体に設けられたア
ーム22の上端23が補助スイッチ11の作動片24か
ら離れ、これにより補助スイッチ11が閉状態となる。
したがって、起動スイッチ5と補助スイッチ11の双方
が閉状態になることから、モータ10及びパイロットポ
ンプ26が電源に接続する。これにより、パイロットラ
ンプ26が点灯するとともに、モータ10が駆動し、図
示しないベルト、プーリ等の回転力伝達手段を介して回
転軸27が回転する。これに伴いドリル8も回転して、
被加工物にこのドリル8による孔開け加工を施すことが
できる。
【0058】また、送りハンドル6を前述とは逆に操作
してスピンドル7を上昇させると、アーム22を介して
補助スイッチ11が開状態に切り換えられる。これによ
り、モータ10及びパイロットランプ26と、電源との
接続が断たれ、モータ10の駆動は停止し、パイロット
ランプ26は消灯する。これに伴い、回転軸27及びド
リル8の回転は停止する。
【0059】この別の実施形態によれば、前述した図1
〜図4に示した一実施形態と同様に、起動スイッチ5を
閉状態に切り換えても、スピンドル7を下降させない限
り、すなわち、補助スイッチ11を閉状態に切り換えな
い限り回転軸27及びドリル8は回転することがなく、
無用な回転軸27及びドリル8の回転を生じさせず、ド
リル8への衣服等の巻き込みの発生を抑制でき、基本的
な安全性を確保することができ、また、上述のように無
用なドリル8の回転を生じさせないことから、エネルギ
ー消費量を必要最少限に抑えることができ、経済的であ
る。
【0060】また、被加工物がドリル8と一緒に回転し
たり、ドリル8に切粉が巻きつくようなときには、スピ
ンドル7を上昇させればよく、これにより補助スイッチ
11が閉状態となり、何ら起動スイッチ5の切り換え操
作を要することなく、直ちにドリル8の回転を停止させ
ることができ、上述とは別の観点で基本的な安全性を確
保することができる。
【0061】また上述したように、補助スイッチ11を
閉状態とする構造は、アーム22を備えただけの簡単な
構造で済み、何ら構造の複雑な機械的ロック機構を介在
させる必要がなく、したがって故障を生じない安定した
構造にすることができ、すなわち、構造上の高い信頼性
を確保することができ、また、アーム22はスピンドル
7の上下動と一体に動き、これにより動作の確実性を確
保でき、これに伴い補助スイッチ11の誤動作を生じる
懸念がなく、これらにより特に優れた安全性を確保する
ことができる。
【0062】また、パイロットランプ26が点灯してい
るときは、回転軸27及びドリル8が回転している通電
状態であることを目視で確認することができ、また、パ
イロットランプ26が消灯しているときは、回転軸27
及びドリル8が回転していない停止状態であることを目
視で確認することができ、これにより特に、作業者以外
の者であって当該ボール盤の周囲にいる者に対して注意
を喚起することができ、この観点からも優れた安全性を
有する。
【0063】図6は本発明の請求項6,7に対応するさ
らに別の実施形態の要部を構成する電気回路を示す図で
ある。
【0064】この実施形態は、基本的には前述した図1
〜図4に示す一実施形態の構成から図4に示す補助スイ
ッチ11、アーム22、及び固定金具21を除いたもの
であり、その他の構成は例えば前述した図1〜図3に示
すものと同等である。したがって、以下にあっては、図
1〜図3に示したものの符号をそのまま用いて説明をお
こなう。
【0065】この図6に示すさらに別の実施形態では、
同図6に示すように、収納部スイッチ14と起動スイッ
チ5とが閉状態となったときにモータ10を通電状態に
する、すなわちモータ10と電源とを接続する電気回路
を備えるとともに、通電状態であることを表示する表示
手段、例えばパイロットランプ26を備えている。この
パイロットランプ26は、例えば収納部スイッチ14部
分に設けてある。
【0066】この図6に要部を示す実施形態では、ハン
ドル収納部13にチャックハンドル12が収納されない
限り、起動スイツチ5を閉状態に切り換え操作しても、
収納部スイッチ14が開状態であることから、回転軸2
7及びドリル8の回転を生じることがない。
【0067】ハンドル収納部13にチャックハンドル1
2を収納すると、チャックハンドル12の自重により収
納部スイッチ14の作動片20が押圧され、この収納部
スイッチ14が閉状態となる。この状態で起動スイッチ
5を閉状態に切り換え操作すると、図6に示すように、
モータ10及びパイロットランプ26が電源に接続さ
れ、パイロットランプ26が点灯するとともに、モータ
10が駆動する。このモータ10の駆動により、図示し
ないベルト、プーリ等の回転力伝達手段を介して回転軸
27及びドリル8が回転し、被加工物にドリル8による
所望の孔開け加工を実施することができる。
【0068】孔開け加工の終了時には、起動スイッチ5
を開状態に切り換えるか、ハンドル収納部13からチャ
ックハンドル12を取り出して収納部スイッチ14を開
状態に切り換えることにより、モータ10及びパイロッ
トランプ26と、電源との接続が断たれ、モータ10の
駆動が停止し、パイロットランプ26が消灯する。モー
タ10の停止に伴い回転軸27及びドリル8が停止す
る。
【0069】また、ドリル8の取り替えに際して、例え
ばそれまでハンドル収納部13に収納されていたチャッ
クハンドル12を取り出すと、上述したように収納部ス
イッチ14が開状態に切り換えられる。したがって、パ
イロットランプ26が消灯状態に保たれ、回転軸27及
びドリル8が停止状態に保たれる。すなわちこの状態に
おいて、仮に不用意に送りハンドル6が操作され、スピ
ンドル7が下降しても、モータ10が駆動することはな
い。
【0070】このように構成した図6に要部を示すさら
に別の実施形態によれば、上述のようにハンドル収納部
13にチャックハンドル12が収納されず、これにより
収納部スイッチ14が開状態に保たれている状態にあっ
ては、起動スイッチ5を閉状態に切り換えても回転軸2
7及びドリル8は回転することがなく、無用なドリル8
の回転を少なくし、ドリル8への衣服等の巻き込みの発
生を抑制でき、基本的な安全性を確保することができ
る。また、上述のように無用なドリル8の回転を生じさ
せないことから、エネルギー消費量を必要最少限に抑え
ることができ、経済的である。
【0071】また、収納部スイッチ14を閉状態とする
構造は、チャックハンドル12を支えるハンドル収納部
13を設けるだけの簡単な構造で済み、何ら構造の複雑
な機械的ロック機構を介在させる必要がなく、したがっ
て故障を生じない安定した構造にすることができ、すな
わち、構造上の高い信頼性を確保することができ、ま
た、チャックハンドル12の自重でのみ収納部スイッチ
14を切り換え操作するので動作の確実性を確保でき、
これに伴い収納部スイッチ14の誤動作を生じる懸念が
なく、これらにより特に優れた安全性を確保することが
できる。
【0072】また、ドリル8の取り替え時には、上述し
たようにドリルチャック9に装着させるためにチャック
ハンドル12がハンドル収納部13から取り出され、収
納部スイッチ14が開状態となり、したがって、回転軸
27及びドリル8を確実に停止保持することができ、こ
の観点からも優れた安全性を確保することができる。
【0073】さらに、この図6に要部を示す実施形態で
は、パイロットランプ26が点灯しているときは、回転
軸27及びドリル8が回転している状態である通電状態
にあることを、目視で確認することができ、また、パイ
ロットランプ25が消灯しているときは、回転軸27及
びドリル8が回転しない停止状態にあることを、目視で
確認することができ、これらにより特に、当該ボール盤
の周囲にいる者に対し注意を喚起することができ、この
観点からも優れた安全性を確保することができる。
【0074】なお、上述したハンドル収納部13及び収
納部スイッチ14を図1の本体4の側面4aに設けるこ
とに代えて、例えば本体4の前面4bのように、作業者
の手がすぐ届く位置にあらかじめ配置しておく構成にし
てもよい。このように構成した場合には、被加工物がド
リル8と一緒に回転したり、ドリル8に切粉が巻きつく
ような不測の事態を生じたときには、ハンドル収納部1
3に収納されていたチャックハンドル12を取り出して
収納部スイッチ14を閉状態にすることにより、何ら起
動スイッチ5を操作することなく直ちにドリル8の回転
を停止させることができ、これによっても基本的な安全
性を確保することができる。
【0075】上記各実施形態にあっては、表示手段とし
て目視確認が容易なパイロットランプ25,26を設け
てあるが、表示手段は、このようなパイロットランプ2
5,26に限定されるものでなく、文字表示する手段と
か、図形表示する手段とか、音、あるいは音声表示する
手段を設けるようにしてもよい。
【0076】また、上記各実施形態では、パイロットラ
ンプ25,26を本体4の側面4aに配置してあるが、
本体4の前面4bとか、本体4の上面4cとかに設ける
構成にしてもよい。
【0077】また上記図1〜図5に示す実施形態ではア
ーム22をストッパ28に取付けてあるが、このアーム
22をスピンドル7に取付けるようにしてもよい。
【0078】
【発明の効果】本発明の請求項1〜5に係る発明は、起
動スイッチを閉状態としても、送りハンドルによってス
ピンドルを下降させない限り、すなわち、送りハンドル
に連動する補助スイッチを閉状態としない限り、また、
請求項6,7に係る発明は、ハンドル収納部にチャック
ハンドルを収納して収納部スイッチを閉状態としない限
り、ドリルは回転せず、これにより無用なドリルの回転
を生じさせず、ドリルへの衣服等の巻き込みの発生を抑
制でき、基本的な安全性を確保することができる。ま
た、エネルギー消費量を必要最少限に抑えることがで
き、経済的である。
【0079】また、請求項1〜5に係る発明は、被加工
物がドリルと一緒に回転したり、ドリルに切粉が巻きつ
くような不測の事態を生じたときには、送りハンドルを
操作してスピンドルを上昇させて補助スイッチを開状態
とすることにより、また、請求項6,7に係る発明は、
ハンドル収納部及び収納部スイッチを作業者の手がすぐ
に届く位置にあらかじめ配置し、上述した不測の事態を
生じたときには、ハンドル収納部に収納されていたチャ
ックハンドルを取り出し、収納部スイッチを開状態にす
ることにより、何ら起動スイッチを操作することなく直
ちにドリルの回転を停止させることができ、上記とは別
の観点で基本的な安全性を確保することができる。
【0080】また、請求項1〜5に係る発明は、補助ス
イッチを閉状態とする構造はアームを備えただけの簡単
な構造で済み、また、請求項6,7に係る発明は、収納
部スイッチをチャックハンドルの自重で閉状態に切り換
えることのできるハンドル収納部を備えただけの簡単な
構造で済み、したがって、何ら機械的ロック機構を介在
させる必要がなく、これにより従来に比べて構造上の高
い信頼性を得ることができ、また、請求項1〜5に係る
発明は、アームはスピンドルの上下動と一体に動くので
動作の確実性が得られ、また、請求項6,7に係る発明
は、チャックハンドルの自重でのみ収納部スイッチを切
り換え操作するので動作の確実性が得られ、これに伴っ
て補助スイッチあるいは収納部スイッチを誤動作させる
懸念がなく、これらにより従来に比べて特に優れた安全
性を得ることができる。
【0081】また特に、請求項1〜3,6,7に係る発
明では、ドリルの取り替え時には、ドリルチャックに装
着させるためにチャックハンドルがハンドル収納部から
取り出され、これに伴って収納部スイッチは開状態とな
るので、ドリルを確実に停止保持することができ、この
観点から従来に比べて優れた安全性を有する。
【0082】また特に、請求項2,3に係る発明では、
表示手段により、送りハンドルの操作が実施されれば直
ちにドリルが回転する状態である通電待機の状態にある
のか、すなわち、送りハンドルの下降に伴って補助スイ
ッチが閉状態となれば直ちにモータが駆動する状態にあ
るのか、あるいは、送りハンドルの操作が実施されても
ドリルが回転しない停止状態にあるのかを識別すること
ができ、これにより、送りハンドルを操作する作業者、
及び作業者以外の者であって当該加工装置の周囲にいる
者に対し注意を喚起することができ、この観点から従来
に比べて優れた安全性を得ることができる。
【0083】また、請求項4,5,6,7に係る発明で
は、表示手段により、モータが作動してドリルが回転し
ている状態にあるのか、ドリルが停止している状態にあ
るのかを識別でき、これにより特に、当該加工装置の周
囲にいる者に対して注意を喚起することができ、この観
点から従来に比べて優れた安全性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加工装置の一実施形態の全体構成を示
す斜視図である。
【図2】図1に示す一実施形態に備えられる電気回路を
示す図である。
【図3】図1に示す一実施形態に備えられるハンドル収
納部及び収納部スイッチ部分を拡大して示す正面図であ
る。
【図4】図1に示す一実施形態に備えられるスピンドル
付近の配置状態を拡大して示す図である。
【図5】本発明の別の実施形態の要部を構成する電気回
路を示す図である。
【図6】本発明のさらに別の実施形態の要部を構成する
電気回路を示す図である。
【符号の説明】
4 本体 4a 側面 4b 前面 4c 上面 5 起動スイッチ 6 送りハンドル 7 スピンドル 8 ドリル 9 ドリルチャック 10 モータ 11 補助スイッチ 12 チャックハンドル 13 ハンドル収納部 14 収納部スイッチ 17 胴部 18 筒状部 19 ねじ 20 作動片 21 固定金具 22 アーム 23 上端 24 作動片 25 パイロットランプ(表示手段) 26 パイロットランプ(表示手段) 27 回転軸 28 ストッパ 29 ベアリング 30 ナット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 起動スイッチと、送りハンドルと、この
    送りハンドルの操作に応じて上下動するスピンドルと、
    このスピンドルに一体に設けられ、該スピンドルの上方
    向の移動を規制するストッパと、上記スピンドルに連設
    される回転軸と、この回転軸に設けられ、ドリルを着脱
    可能に保持するドリルチャックと、上記回転軸を回転さ
    せるモータを備えるとともに、上記起動スイッチが閉状
    態に保たれているときに、上記スピンドルを下降させる
    と、上記モータの駆動が可能な閉状態になる補助スイッ
    チとを備えた加工装置において、 上記ドリルチャックを操作するチャックハンドルを収納
    するハンドル収納部と、このハンドル収納部に上記チャ
    ックハンドルが収納されたときに閉状態となる収納部ス
    イッチと、 上記スピンドル及び上記ストッパのいずれかに一体的に
    設けられ、上記スピンドルの下降に伴って上記補助スイ
    ッチを作動させるアームとを備えるとともに、 上記起動スイッチと、上記補助スイッチと、上記収納部
    スイッチの全てが閉状態になったときに、上記モータを
    駆動させる通電状態を形成する電気回路を備えたことを
    特徴とする加工装置。
  2. 【請求項2】 上記起動スイッチと上記収納部スイッチ
    とが閉状態になったとき、上記送りハンドルの操作によ
    り上記通電状態となる通電待機の状態であることを表示
    する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    加工装置。
  3. 【請求項3】 上記表示手段が、パイロットランプであ
    ることを特徴とする請求項2記載の加工装置。
  4. 【請求項4】 起動スイッチと、送りハンドルと、この
    送りハンドルの操作に応じて上下動するスピンドルと、
    このスピンドルに一体に設けられ、該スピンドルの上方
    向の移動を規制するストッパと、上記スピンドルに連設
    される回転軸と、この回転軸に設けられ、ドリルを着脱
    可能に保持するドリルチャックと、上記スピンドルを回
    転させるモータを備えるとともに、上記起動スイッチが
    閉状態に保たれているときに、上記スピンドルを下降さ
    せると、上記モータの駆動が可能な閉状態になる補助ス
    イッチとを備えた加工装置において、 上記スピンドル及びストッパのいずれかに一体的に設け
    られ、上記スピンドルの下降に伴って上記補助スイッチ
    を作動させるアームと、 上記起動スイッチと、上記補助スイッチとが閉状態にな
    ったときに、上記モータを駆動させる通電状態を形成す
    る電気回路とを備えるとともに、 上記通電状態であることを表示する表示手段を備えたこ
    とを特徴とする加工装置。
  5. 【請求項5】 上記表示手段が、パイロットランプであ
    ることを特徴とする請求項4記載の加工装置。
  6. 【請求項6】 起動スイッチと、送りハンドルと、この
    送りハンドルの操作に応じて上下動するスピンドルと、
    このスピンドルに連設される回転軸と、この回転軸に設
    けられ、ドリルを着脱可能に保持するドリルチャック
    と、上記回転軸を回転させるモータを備えた加工装置に
    おいて、 上記ドリルチャックを操作するチャックハンドルを収納
    するハンドル収納部と、このハンドル収納部に上記チャ
    ックハンドルが収納されたときに閉状態となる収納部ス
    イッチと、 上記起動スイッチと上記収納部スイッチとが閉状態にな
    ったときに、上記モータを駆動させる通電状態を形成す
    る電気回路とを備えるとともに、 上記通電状態であることを表示する表示手段を備えたこ
    とを特徴とする加工装置。
  7. 【請求項7】 上記表示手段が、パイロットランプであ
    ることを特徴とする請求項6記載の加工装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102225474A (zh) * 2011-05-30 2011-10-26 展静 一种机床手柄操作机构
CN103100736A (zh) * 2012-11-04 2013-05-15 宁波瑞铭机械有限公司 一种用于压脚钻孔的钻机
CN105195788A (zh) * 2015-11-04 2015-12-30 重庆纵翼机械制造有限公司 新型操作方便的钻床

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