JPH1034456A - 電子部品供給装置 - Google Patents

電子部品供給装置

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JPH1034456A
JPH1034456A JP8194798A JP19479896A JPH1034456A JP H1034456 A JPH1034456 A JP H1034456A JP 8194798 A JP8194798 A JP 8194798A JP 19479896 A JP19479896 A JP 19479896A JP H1034456 A JPH1034456 A JP H1034456A
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JP
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tables
carrier
electronic component
moving
engagement
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Application number
JP8194798A
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Inventor
Kouichi Asai
鎬一 浅井
Yasuo Muto
康雄 武藤
Shinsuke Suhara
信介 須原
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Fuji Corp
Original Assignee
Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/02Feeding of components
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/04Mounting of components, e.g. of leadless components
    • H05K13/0417Feeding with belts or tapes

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 4個以上のテーブルを用いて電子部品を能率
良く供給する装置を提供する。 【解決手段】 ベッド上にテーブル44A〜44Fが3
個ずつ退避する左右退避領域,部品の供給を行う部品供
給領域,テーブルの受渡しを行う左右受渡領域を設け
る。テーブル44A〜44C,44D〜44Fを左右の
テーブル退避装置302,304により退避領域,部品
供給領域,受渡領域にわたって移動させ、キャリヤ30
0A〜300Cにより部品供給領域,受渡領域内を移動
させ、テーブル44A〜44F上のカートリッジに電子
部品を供給させる。供給終了後、テーブル退避装置30
2,304によりテーブル44A〜44Fを供給開始位
置へ一斉に戻す。3個のキャリヤ300A〜300Cを
6個のテーブル44A〜44Fに選択的に係合させ、迅
速に電子部品を供給することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子部品供給装置に
関するものであり、特に、供給能率の向上に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】電子部品供給装置は、例えば特公平2−
53954号公報に記載されているように、プリント基
板等の装着対象材に電子部品を装着する電子部品装着装
置に電子部品を供給する。この電子部品供給装置は、2
個のテーブルを用いて電子部品を供給するように構成さ
れている。2個のテーブルはそれぞれ、ベッドに直線状
に設けられたテーブルガイドにより移動可能に支持され
ており、テーブル上には複数の電子部品供給カートリッ
ジがその部品供給部がテーブルガイドに平行な直線上に
並ぶ状態で取り付けられている。2個のテーブルにはそ
れぞれナットが固定されるとともに、それらナットはベ
ッドにテーブルガイドと平行に設けられた2本の送りね
じにそれぞれ螺合されており、各送りねじがそれぞれサ
ーボモータによって回転させられることによりテーブル
が移動させられ、複数の電子部品供給カートリッジの1
つが順次部品供給位置に位置決めされて電子部品を供給
する。
【0003】テーブルを2個設ければ、テーブルの大き
さを、プリント基板に装着する電子部品の数があまり多
くない場合に必要な電子部品供給カートリッジを1個の
テーブルにすべて搭載することができ、かつ、プリント
基板に装着する電子部品の種類あるいは数が最も多い場
合には2個のテーブルを用いれば、必要な電子部品供給
カートリッジをすべて搭載することができる大きさとす
ることにより、装着する電子部品の供給にテーブルが1
個で足る場合には一方のテーブルのみを動かして、ま
た、電子部品の数が多く、テーブルが2個必要な場合に
は両テーブルを交互にまたは同時に動かすことにより、
電子部品を供給させることができる。したがって、テー
ブルは、装着する電子部品の種類あるいは数が最も多い
場合を想定して作られていた従来に比較して小さくする
ことができるため、応答性が良く、高速で移動させるこ
とが可能となって作業能率を向上させ得る上、移動開始
時,停止時等に生ずる振動が小さくて済むため、電子部
品の向きが変わったり、傾いたりすることが少なく、電
子部品装着装置による電子部品の吸着ミスが少なくなる
効果が得られる。
【0004】また、特開平6−342994号公報に
は、複数のテーブルを用いて電子部品を供給する電子部
品供給装置が記載されている。この電子部品供給装置に
おいても、ベッド上にテーブルガイドが直線状に設けら
れ、複数のテーブルが移動可能に支持されており、各テ
ーブル上には複数の電子部品供給カートリッジがその部
品供給部がテーブルガイドに平行な直線上に並ぶ状態で
設けられている。ベッド上にはまた、2本のキャリヤガ
イドがテーブルガイドと平行に設けられ、2個のキャリ
ヤがそれぞれキャリヤガイドにより移動可能に支持され
ている。これらキャリヤにはそれぞれナットが固定され
るとともに、ベッドにテーブルガイドと平行に設けられ
た送りねじに螺合されており、送りねじがそれぞれサー
ボモータによって回転させられることにより、キャリヤ
が移動させられる。キャリヤにはテーブルに離脱可能に
係合する係合装置が設けられており、2個のキャリヤは
それぞれ複数のテーブルのうちの1つに係合し、ベッド
のテーブルガイドに平行な方向の中央部である部品供給
領域へ移動させ、電子部品を供給させる。
【0005】キャリヤを2個設ければ、2個のテーブル
を並行して移動させることができ、テーブルそのものを
駆動して移動させる場合と同様に電子部品を供給するこ
とができ、しかもキャリヤを複数のテーブルに選択的に
係合させることにより、キャリヤは2個でありながら、
3個以上のテーブルを用いて電子部品を供給することが
でき、テーブルをより細分化し、高速で移動させて装着
能率を向上させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公平
2−53954号公報に記載の電子部品供給装置におい
ては、テーブルが2個設けられるのみであり、電子部品
の供給に必要な電子部品供給カートリッジの数が増えれ
ばテーブルが大きくなるため、移動速度を低くせざるを
得ず、装着能率が低下することを避け得ない。また、特
開平6−342994号公報に記載の電子部品供給装置
においては、テーブルを3個以上設けることができるた
め、電子部品供給カートリッジの数が増えてもテーブル
が大きくなることを回避することができるが、キャリヤ
が2個しか設けられておらず、部品供給領域において電
子部品を供給するテーブルの交替に時間がかかることが
ある。2個のキャリヤのうちの一方が電子部品の供給の
済んだテーブルを部品供給領域から退避させた後、次に
電子部品を供給するテーブルに係合して部品供給領域へ
の移動に備えて待機する状態となる前に、他方のキャリ
ヤが係合したテーブルによる電子部品の供給が終了すれ
ば、次に電子部品を供給するテーブルが電子部品を供給
する状態となるまでに時間がかかるのである。請求項1
に係る第1発明は、テーブルを小さくすることができ、
かつ、テーブルが時間の無駄なく交替して電子部品を供
給することができる電子部品供給装置を提供することを
課題として為されたものである。請求項2に係る第2発
明の課題は、キャリヤがキャリヤとは別に設けられた駆
動装置の駆動により移動させられる電子部品供給装置の
提供にある。請求項3に係る第3発明の課題は、テーブ
ルが退避専用のテーブル退避装置によって退避領域へ移
動させられる電子部品供給装置の提供にある。請求項4
に係る第4発明の課題は、テーブル退避装置を安価に構
成することにある。請求項5に係る第5発明の課題は、
複数のモードで電子部品を供給することができる電子部
品供給装置の提供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段,作用および発明の効果】
第1発明に係る電子部品供給装置は、上記の課題を解決
するために、(A)直線状のテーブルガイドを備えたベ
ッドと、(B)前記テーブルガイドにそれぞれ移動可能
に支持され、各々複数の電子部品供給カートリッジをそ
れら電子部品供給カートリッジの部品供給部が前記テー
ブルガイドに平行な直線上に並ぶ状態で支持する4個以
上のテーブルと、(C)前記ベッドの前記テーブルガイ
ドに平行な方向の中央部であるキャリヤ移動領域にテー
ブルガイドに平行にかつ互いに並列に設定されたそれぞ
れ専用の移動経路内を各個独立に移動し、任意の位置に
停止可能な3個以上のキャリヤと、(D)それらキャリ
ヤの各々と前記テーブルの各々との一方に設けられ、他
方の被係合部に離脱可能に係合するキャリヤ用係合装置
と、(E)前記4個以上のテーブルを2群に分けた場合
に各群に属するテーブルをそれぞれ、前記ベッド上の前
記テーブルガイドに平行な方向の左端部および右端部に
それぞれ設定された左退避領域および右退避領域へ移動
させる左テーブル退避装置および右テーブル退避装置と
を含むように構成される。
【0008】この電子部品供給装置においては、キャリ
ヤ移動領域に3個以上のキャリヤの各々について専用の
移動経路が並列に設定されており、3個以上のキャリヤ
は互いにすれ違いながら移動することができ、3個以上
のキャリヤを4個以上のテーブルに選択的に係合させ、
キャリヤ移動領域内において、テーブルによる電子部品
の供給、供給の済んだテーブルの電子部品の供給に使用
される領域からの退避および次に電子部品を供給するテ
ーブルの待機の3つの動作を並行して行わせることがで
きる。電子部品の供給は、テーブルを1個のみ移動させ
ながら行ってもよく、あるいは後に発明の実施の形態に
おいて説明するように、1個のテーブルを移動させて電
子部品を供給させるとともに、次に電子部品を供給する
テーブルを、電子部品を供給するテーブルの加,減速度
より小さい加,減速度で移動させて追従させ、ほぼ1個
のテーブルであるかのように電子部品を供給させ、その
間、電子部品の供給の済んだテーブルを退避させるとと
もに、別のテーブルを電子部品の供給に備えて待機させ
てもよい。あるいは2個のテーブルを同期させて移動さ
せ、あたかも1個のテーブルであるかのように電子部品
を供給させてもよい。電子部品の供給のために2個のテ
ーブルが移動させられる場合でも、一方のテーブルは他
方のテーブルによる電子部品の供給終了に備えて待機し
ていると考えることもできる。電子部品の供給のために
テーブルが2個移動させられる場合であっても、2個の
テーブルが同時に供給を終了することはなく、供給終了
時期が異なるのが普通であり、供給の済んだテーブルが
退避させられている間も電子部品の供給が行われるとと
もに、別のキャリヤによって次に電子部品を供給するテ
ーブルが供給に備えて待機させられる。
【0009】キャリヤは、発明の実施の形態において説
明するように、キャリヤに固定されたナットがベッドに
回転可能に設けられた送りねじに螺合され、送りねじが
回転させられることにより移動する他走式キャリヤとし
てもよく、あるいはキャリヤにナットを回転可能に設け
るとともに、ナットを回転させるモータを搭載し、ベッ
ドに固定された送りねじに対してナットを回転させるこ
とにより移動する自走式キャリヤとしてもよい。リニア
モータの可動部をキャリヤとすることによっても自走式
のキャリヤが得られる。キャリヤ用係合装置は、キャリ
ヤに設けてもよく、あるいはテーブルに設けてもよい。
キャリヤ用係合装置をキャリヤに設ければ、キャリヤ用
係合装置の数が少なくて済む。
【0010】電子部品供給カートリッジは、電子部品が
部品保持テープに等間隔に保持されたテープ化電子部品
とし、供給リールに巻き付けるとともに、送り装置によ
りテープ化電子部品を部品保持テープの電子部品の保持
間隔に等しい距離ずつ送り、先頭の電子部品を部品供給
部であって電子部品が取り出される部品取出部へ1個ず
つ移動させるものとしてもよく、あるいはテープ化電子
部品を収容した箱を保持し、その箱からテープ化電子部
品を1ピッチ分ずつ引き出して供給するものとしてもよ
い。さらに、電子部品をテープ化電子部品の形態で供給
するものに限らず、例えば、ケーシング内に1直線状に
並べられた電子部品をケーシングに振動等を与えること
により移動させ、あるいはケーシングを傾斜させること
によって移動させ、供給するものとしてもよい。
【0011】左右の各テーブル退避装置は、テーブルを
退避領域へ移動させる装置であって、キャリヤとは別に
専用の退避装置を設けてもよく、あるいはキャリヤにテ
ーブル退避装置を兼ねさせてもよい。前者の場合、左右
の各テーブル退避装置は、キャリヤからテーブルを受け
取って左右の各退避領域へ移動させる。後者の場合、キ
ャリヤ移動領域に3個以上のキャリヤの各々について設
定された専用の移動経路はキャリヤ移動領域を越えて延
ばされ、左右の各退避領域に至り、キャリヤが左右の各
退避領域へ移動するようにされる。キャリヤはキャリヤ
移動領域では、任意の位置に停止してテーブルに電子部
品を供給させるが、退避領域では退避装置として機能
し、テーブルをキャリヤ移動領域から退避領域へ移動さ
せる。
【0012】4個以上のテーブルを2群に分けるととも
に、退避領域を左右2個設け、各群のテーブルをそれぞ
れ専用の退避領域へ退避させるようにすれば、発明の実
施の形態において説明するように、一方の群に属するテ
ーブルのみによって電子部品を供給させ、その間、他方
の群に属するテーブルは退避領域において退避させ、電
子部品供給カートリッジの交換等の作業を行うことがで
きる。あるいは2群のテーブルに交替で電子部品を供給
させることができる。4個以上のテーブルを2群に分け
るとき、2等分してもよく、あるいは異なる数に分けて
もよい。
【0013】このように第1発明によれば、複数の電子
部品供給カートリッジを4組以上に分けて電子部品を供
給させることができ、供給する電子部品の数あるいは種
類が多くてもテーブルが大きくなることがなく、テーブ
ルを高速で移動させ、迅速に電子部品を供給させること
ができる。しかも、キャリヤが3個以上設けられている
ため、3個以上のキャリヤがそれぞれ、テーブルによる
電子部品の供給,テーブルの待機および退避に用いら
れ、1つのテーブルによる電子部品の供給終了時に直ち
に次のテーブルに電子部品を供給させることができ、時
間の無駄なく電子部品を供給することができる。現に電
子部品を供給しているテーブルに対して、次に電子部品
を供給するテーブルを追従させれば、電子部品の供給終
了時にテーブルの交替に要する時間が特に短くて済み、
電子部品の供給能率を更に向上させることができる。
【0014】第2発明においては、第1発明に係る電子
部品供給装置の前記ベッド上に前記キャリヤと同数の送
りねじが前記テーブルガイドと平行にかつ互いに並列に
配設され、前記キャリヤの各々に固定のナットがそれら
送りねじに螺合されており、かつ、各送りねじがそれぞ
れ専用のねじ駆動装置により回転駆動されるものとされ
る。この電子部品供給装置においては、送りねじがねじ
駆動装置によって回転させられることにより、キャリヤ
が移動させられる。キャリヤに搭載されているのはナッ
トのみであり、キャリヤの重量が軽く、より高速に移動
させることができ、電子部品供給能率を向上させること
ができる。
【0015】第3発明においては、第1または第2発明
に係る電子部品供給装置の前記左右の各テーブル退避装
置が、(a)前記テーブルガイドに平行な方向に移動可
能な1個ずつの移動部材と、(b)それら移動部材の各
々と、前記2群の各々に属するテーブルとのいずれか一
方に設けられ、他方の被係合部に離脱可能に係合する退
避用係合装置と、(c)前記移動部材の各々を、前記キ
ャリヤ移動領域と左右各退避領域とに跨がった各領域で
それぞれ移動させる左移動部材移動装置および右移動部
材移動装置とを含むものとされる。
【0016】この電子部品供給装置においては、退避用
係合装置と被係合部との係合によりテーブルが移動部材
に係合させられ、移動部材により移動させられる。退避
用係合装置と被係合部とのうち、移動部材に設けられる
ものは、テーブルと同数設けてもよく、テーブルより少
ない数(例えば、1つ)設けてもよい。前者の場合、退
避領域に退避させられる全部のテーブルを移動部材に係
合させ、一斉に退避領域へ移動させ、あるいは退避領域
から部品供給領域へ移動させることができる。また、退
避用係合装置および被係合部が、キャリヤが係合させら
れていない状態においてテーブルを位置決めする役割を
果たし、専用のテーブル位置決め装置を省略することが
可能である。
【0017】後者の場合、移動部材をキャリヤ移動領域
と退避領域との間で複数回往復動させることにより、全
部のテーブルを退避領域に退避させることができる。た
だし、この場合には、退避領域においてテーブルが移動
することを防止するために、ベッドに対してテーブルを
位置決めするテーブル位置決め装置を設けることが望ま
しい。
【0018】退避用係合装置をテーブル側に設ければ、
退避用係合装置にキャリヤ用係合装置を兼ねさせること
が可能であり、係合装置の数が少なくて済む。退避用係
合装置および被係合部と、キャリヤ用係合装置および被
係合部とを別々に設ければ、退避用係合装置と被係合部
との係合,離脱と、キャリヤ用係合装置と被係合部との
係合,離脱とを並行して行うことができ、キャリヤ係合
状態と移動部材係合状態との切換えを迅速に行うことが
できる。
【0019】第4発明においては、第3発明に係る電子
部品供給装置の前記左右の各移動部材移動装置が、
(α)前記キャリヤ移動領域と左右の各退避領域とにそ
れぞれ跨がった各領域の少なくとも端部に、前記テーブ
ルガイドと直交する方向の回転軸線を中心に回転可能に
配設された回転部材と、(β)それら回転部材に巻きか
けられて前記テーブルガイドに平行に延びる巻きかけ部
材と、(γ)前記複数の回転部材の1個を回転駆動する
回転駆動装置とを含むものとされるとともに、前記移動
部材が前記巻きかけ部材の一部に連結されている。この
電子部品供給装置においては、回転部材が回転させら
れ、巻きかけ部材が移動させられることにより移動部材
が移動させられ、テーブルが移動させられる。回転部材
はタイミングプーリ,Vプーリ,スプロケット等、巻き
かけ部材はタイミングベルト,Vベルト,チェーン等、
それぞれ種々の部材の採用が可能である。また、回転駆
動装置は、サーボモータを駆動源として構成してもよい
が、サーボモータのように回転角度が精度良く制御され
るモータを駆動源とすることは不可欠ではなく、一般的
な電動モータを駆動源として構成してもよい。退避領域
においてテーブルを退避させる場合、電子部品の供給時
に比較してテーブルの停止位置精度は高くなくてよく、
移動部材移動装置を回転部材,巻きかけ部材および回転
駆動装置を含むものとし、テーブル退避装置を安価に構
成することができる。
【0020】第5発明においては、第1ないし第4発明
のいずれか1つに係る電子部品供給装置の前記キャリ
ヤ,前記キャリヤ用係合装置および前記左右の各テーブ
ル退避装置を制御する制御装置であって、前記2群のテ
ーブルの一方の群に属するテーブルのみに電子部品供給
のための一連の運動を複数回繰り返させ、その間、他方
の群に属するテーブルは静止状態に保つ各群単独モード
と、前記2群のテーブルを1群のテーブルと見なした電
子部品供給のための一連の運動を複数回繰り返させる2
群共同モードとを含む複数モードの制御を行うものを含
むものとされる。
【0021】各群単独モードでは、他方の群に属するテ
ーブルの静止状態が長く続くこともあれば、短い場合も
ある。例えば、被装着材たるプリント基板に電子部品を
装着する装置に電子部品を供給する装置の場合、供給す
る電子部品の種類が一方の群に属するテーブルの使用の
みで足り、かつ、同じ種類のプリント基板への電子部品
の装着が多数枚、連続して行われるのであれば、他方の
群に属するテーブルの静止状態が長く、電子部品供給カ
ートリッジの交換,電子部品の補充等の作業を行うこと
ができる。あるいは、供給する電子部品の種類は一方の
群に属するテーブルで足りるが、電子部品が装着される
プリント基板の種類が1枚あるいは複数枚おきに変わ
り、プリント基板の種類に応じて2群のテーブルが頻繁
に交替して電子部品を供給することもあり、そのような
場合は他方の群に属するテーブルの静止状態の継続時間
が短くなる。2群共同モードでは、2つの群に属するテ
ーブルによって電子部品を供給することができ、一方の
群に属する各テーブルにより支持される電子部品供給カ
ートリッジの合計数を超える数の電子部品供給カートリ
ッジにより電子部品を供給することができる。
【0022】
【発明の望ましい態様】本発明は、前記各請求項に記載
の態様の他に、以下の態様でも実施可能である。実施の
態様は便宜上、請求項と同じ形式の実施態様項として記
載する。 (1)前記テーブルガイドが前記4個以上のテーブルの
全てに共通である請求項1ないし5のいずれか1つに記
載の電子部品供給装置。4個以上のテーブルがベッド上
においてすれ違うことはなく、全てのテーブルについて
テーブルガイドを共通にし、部品点数を少なくし、構成
を簡易にすることができる。 (2)前記3個以上のキャリヤの各々に専用のキャリヤ
ガイドが並列に配設されている請求項1ないし5,実施
態様項1のいずれか1つに記載の電子部品供給装置。キ
ャリヤはキャリヤガイドにより支持され、テーブルに係
合しない状態でも傾くことなく移動することができ、キ
ャリヤ用係合装置と、それに係合する被係合部との係合
位置がずれることがなく、容易に係合させることができ
る。 (3)前記キャリヤ用係合装置がそれぞれ各キャリヤに
設けられており、前記テーブルに設けられた被係合部に
係合する請求項1ないし5,実施態様項1,2のいずれ
か1つに記載の電子部品供給装置。キャリヤ用係合装置
を4個以上のテーブルの各々に設ける場合に比較してキ
ャリヤ用係合装置の数が少なくて済み、装置を安価に構
成することができる。 (4)前記左右の各テーブル退避装置が、前記4個以上
のテーブルを2等分した各群のテーブルをそれぞれ前記
左右の各退避領域に退避させるものである請求項1ない
し5,実施態様項1ないし3のいずれか1つに記載の電
子部品供給装置。4個以上のテーブルを2等分すれば、
左右の各退避領域の大きさを同じにすることができると
ともに、左右の各テーブル退避装置を同様に構成するこ
とができる。例えば、移動部材の長さ,退避用係合装置
の数,移動部材移動装置の駆動源の駆動力を同じにする
ことができ、部品を共通化し、安価にかつ容易に製造す
ることができる。また、当該電子部品供給装置を部品供
給位置を中心として左右対称に構成することが可能であ
り、設計を容易に行うことができる。 (5)前記左右の各移動部材の各々に専用の移動部材ガ
イドが設けられ、それら移動部材ガイドの一方が前記右
退避領域とキャリヤ移動領域の少なくとも一部とに跨が
って延び、他方が前記左退避領域とキャリヤ移動領域の
少なくとも一部とに跨がって延びている請求項3ないし
5,実施態様項1ないし4のいずれか1つに記載の電子
部品供給装置。テーブル退避装置は、テーブルを退避領
域へ退避させればよく、移動部材がキャリヤ移動領域の
全部において移動することは不可欠ではなく、移動部材
の移動範囲の長さに応じて移動部材ガイドを短くするこ
とができる。 (6)前記2個の移動部材ガイドの一方が前記右退避領
域とキャリヤ移動領域の全体とに跨がって延び、他方が
前記左退避領域とキャリヤ移動領域の全体とに跨がって
延びている実施態様項5に記載の電子部品供給装置。移
動部材は、キャリヤ移動領域全体を移動することがで
き、テーブルがキャリヤ移動領域内のいずれの位置にあ
っても退避領域へ移動させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、第1ないし第5の各発明に
共通の一実施形態である電子部品供給装置を備えた電子
部品装着システムを図面に基づいて詳細に説明する。図
1において10は電子部品供給装置である。電子部品供
給装置10は電子部品装着装置12に電子部品を供給
し、電子部品装着装置12はプリント基板位置決め支持
装置14により位置決め支持されたプリント基板16に
電子部品を装着する。
【0024】電子部品装着装置12は、垂直軸線まわり
に間欠回転する回転体たるインデックステーブル20を
備えている。インデックステーブル20は、複数(例え
ば、12個)の部品保持ヘッドたる部品吸着ヘッド22
(図には2個のみ示されている)を有し、インデックス
用サーボモータ26(図20参照)を駆動源とする部品
保持ヘッド移動装置の一種である間欠回転装置により間
欠回転させられる。インデックス用サーボモータ26の
回転は、図示しないカムおよびカムフォロワ等により構
成される運動伝達装置により、インデックステーブル2
0に固定の回転軸24に伝達され、インデックステーブ
ル20の間欠回転により、12個の部品吸着ヘッド22
が順次部品吸着位置,部品姿勢検出位置,部品姿勢修正
位置,部品装着位置等へ移動させられる。部品吸着位置
および部品装着位置にはそれぞれ、部品吸着ヘッド22
を昇降させるヘッド昇降装置(図示省略)が設けられて
いる。インデックス用サーボモータ26の回転が図示し
ないカム,カムフォロワ等により構成される運動変換機
構により昇降部材(図示省略)の昇降運動に変換され、
昇降部材の昇降により部品吸着ヘッド22が昇降させら
れる。
【0025】プリント基板位置決め支持装置14は、プ
リント基板16を位置決めし、支持する基板支持台30
を備えている。基板支持台30は、水平面内において互
いに直交するX軸方向(図1において紙面に直角な方
向)およびY軸方向(図1において左右方向)に移動す
るXYテーブル(図示省略)上に設けられており、XY
テーブルの移動によりプリント基板16は水平面内の任
意の位置に移動させられる。プリント基板16は、図示
しない搬入コンベアおよび搬出コンベアによりX軸方向
に平行な方向に搬送され、基板支持台30上に搬入、搬
出される。電子部品の装着時には、プリント基板16は
XYテーブルにより移動させられ、部品固定箇所が部品
装着位置に位置する部品吸着ヘッド22の真下に位置さ
せられ、電子部品が装着される。
【0026】電子部品供給装置10を説明する。図2に
おいて34はベッドである。ベッド34には、図2およ
び図15に示すように、直線状のレール状を成す案内部
材たる2つのテーブルガイド42がX軸方向に平行に、
かつY軸方向に距離を隔てて設けられるとともに、図1
3ないし図15に示すように、6個のテーブル44A〜
44Fが移動可能に支持されている。各テーブル44A
〜44Fには、前後方向(Y軸方向に平行な方向)の2
箇所にそれぞれ、ガイドブロック46が2個ずつ固定さ
れて被案内部が設けられ、テーブルガイド42に摺動可
能に嵌合されている。
【0027】テーブル44A〜44F上にはそれぞれ、
複数の電子部品供給カートリッジ50(以下、カートリ
ッジ50と略称する)が取り付けられている。カートリ
ッジ50により供給される電子部品は、図2に示すよう
に、テープ化電子部品52とされている。テープ化電子
部品52は、図示しないキャリヤテープに等間隔に形成
された収容凹部に1個ずつの電子部品が収容され、カバ
ーフィルム54で覆われたものである。テープ化電子部
品52は供給リール56に巻き付けられており、カート
リッジ本体58の後部(電子部品装着装置12とは反対
側の端部であって、テープ化電子部品52の送り方向に
おいて上流側の端部)に固定された電子部品保持具の一
種であるリール保持具60により保持されている。リー
ル保持具60については、後に説明する。
【0028】カートリッジ本体58は概して細長い板状
を成し、テーブル44A〜44F上に長手方向と厚さ方
向とが水平となり、かつ長手方向がY軸方向と平行とな
る姿勢で立てて設置される。テープ化電子部品52はカ
ートリッジ本体58の上面に載せられるとともにカバー
66が被せられ、送り装置68により、カートリッジ本
体58の長手方向であるY軸方向に一定ピッチずつ送ら
れる。カートリッジ本体58の長手方向をカートリッジ
50の前後方向と称し、厚さ方向を左右方向あるいは幅
方向と称する。前後方向は、テープ化電子部品52の送
り方向でもある。送り装置68は、テープ化電子部品5
2をカバー66と共に前方へ送る一方、カバー66の後
退時にはテープ化電子部品52が送られず、送りのため
の準備(送り装置68においてはラチェット爪にラチェ
ットホイールの歯を乗り越えさせること)が行われるよ
うに構成されている。
【0029】カートリッジ本体58にはまた、カバーフ
ィルム巻取装置72がブラケット74によって取り付け
られている。カバーフィルム巻取装置72は、テープ化
電子部品52が送られるときには、巻取リール76が静
止していてカバーフィルム54を巻き取らず、送り装置
68において送りのための準備が行われるときに巻取リ
ール76が回転してカバーフィルム54を巻き取るよう
に構成されている。
【0030】これらテープ化電子部品52の送りやカバ
ーフィルム54の巻取りは本発明とは直接関係がないた
め、簡単に説明する。送り装置68およびカバーフィル
ム巻取装置72は、インデックス用サーボモータ26を
駆動源とする駆動装置により駆動される。インデックス
用サーボモータ26の回転が、図示しないカム,カムフ
ォロワ等により構成される運動変換機構により昇降部材
(図示省略)の昇降運動に変換され、昇降部材の昇降に
よりブラケット74に取り付けられた駆動部材たる駆動
バー78が昇降させられて、送り装置68およびカバー
フィルム巻取装置72が作動させられるのである。
【0031】駆動バー78が昇降部材の下降により押し
下げられれば、カバー66が後退させられるとともに送
り装置68において送りのための準備が行われ、カバー
フィルム巻取装置72においては巻取リール76が弾性
部材の一種であるばね部材たるスプリング75の付勢力
により回転させられ、カバーフィルム54を1ピッチ分
キャリヤテープから剥がしつつ巻き取るとともに、駆動
バー78に取り付けられた可動ガイドローラ77が下方
へ回動して、可動ガイドローラ77と巻取リール76と
の距離を増し、一定長さのカバーフィルム54を繰り込
む。逆に、昇降部材が上昇すれば、駆動バー78が弾性
部材の一種であるばね部材たるスプリング79の付勢力
により昇降部材に追従して上昇させられ、送り装置68
によりテープ化電子部品52が1ピッチ分送られ、カバ
ーフィルム54が剥がされた電子部品のうち、先頭の電
子部品が部品取出部に設定された部品取出位置へ送られ
る。この際、カバーフィルム巻取装置72においては巻
取リール76が静止しており、可動ガイドローラ77が
上方へ回動して可動ガイドローラ77と巻取リール76
との距離を減じることにより、先に繰り込んでおいたカ
バーフィルム54を繰り出し、テープ化電子部品52が
カバー66と共に1ピッチ分送られることを許容する。
このようにテープ化電子部品52がカバーフィルム54
の剥がしを伴うことなく送られれば、振動が少なくなっ
てキャリヤテープの凹部内において電子部品が立ち上が
り、あるいは凹部から飛び出そうとする傾向が抑制され
る。
【0032】カートリッジ50をテーブル44A〜44
Fに取り付ける取付装置を説明する。テーブル44A〜
44Fの各々には、取付装置の主要部が設けられている
が、それらの構成は同じであり、テーブル44Fについ
て代表的に説明する。カートリッジ本体58の本体部の
下面には、図3ないし図5に示すように、本体部の幅に
等しい幅を有する板状の嵌合体80がボルト81によっ
て固定され、本体部と共にカートリッジ本体58を構成
している。本体部はアルミニウム合金製とされて軽量化
が図られているが、嵌合体80は機械構造用炭素鋼鋼材
S50C製とされて焼入れされている。嵌合体80のカ
ートリッジ50の前後方向に隔たった2個所にはそれぞ
れ、第1位置決め突部82,83が突設されている。こ
れら第1位置決め突部82,83は断面形状が矩形の突
条であり、図4に示すように幅は嵌合体80の幅より狭
く、嵌合体80の幅方向の中央部に突設されている。
【0033】嵌合体80の前端部上面には、上方に向か
うほど後方に傾斜するカートリッジ側傾斜面84が形成
されている。また、嵌合体80の後部には、第2位置決
め突部88が設けられている。第2位置決め突部88
は、第1位置決め突部83と同じ幅を有する板状を成
し、嵌合体80から下方へ、すなわちカートリッジ本体
58とは反対側へ直角に延び出させられている。第2位
置決め突部88の突出方向の中間部には、図5に示すよ
うに、カートリッジ50の幅方向に平行な中心線を有す
る部分円筒面状を成し、カートリッジ50の前方側へ突
の係合面92が形成されている。また、第2位置決め突
部88の突出端部には、図3に示すように、突出端に向
かうほど前方へ傾斜する案内面90が形成されている。
【0034】テーブル44Fの各本体部はアルミニウム
合金製とされているが、その本体部の上面の前部と後部
とにはそれぞれ、第1および第2のカートリッジ位置決
め板100,101がY軸方向に平行に延びて固定さ
れ、テーブル44Fの一部を構成している。これら第1
および第2のカートリッジ位置決め板100,101は
いずれも嵌合体80と同様に機械構造用炭素鋼鋼材S5
0C製で焼入れされており、それぞれY軸方向に延びる
複数の第1位置決め溝102,103がカートリッジ5
0の取付間隔に等しいピッチで形成されている。第1位
置決め溝102,103は、前記第1位置決め突部8
2,83の幅より極く僅かに広い幅を有するとともに、
深さが第1位置決め突部82,83の突出長さより大き
くされており、第1および第2のカートリッジ位置決め
板100,101の上面がカートリッジ50を支持する
支持面104,105を構成している。
【0035】テーブル44Fの各本体部の前面(電子部
品装着装置10側の面)の上端部には、S50C製で焼
入れされたストッパ板110が固定され、本体部と共に
テーブル44Fを構成している。ストッパ板110は、
図6および図7に示すように、テーブル44FのX軸方
向の長さにほぼ等しい長さの板状を成し、長手方向に平
行な一方の側面の下部において長手方向に隔たった3個
所にはそれぞれ、係合突部112が突設されている。ス
トッパ板110は、係合突部112が前記第1カートリ
ッジ位置決め板100の下面に係合させられた状態で図
示しないボルトによって第1カートリッジ位置決め板1
00に固定されている。
【0036】ストッパ板110の上端部は第1カートリ
ッジ位置決め板100より上方へ突出させられており、
その突出部には第1カートリッジ位置決め板100の上
方へ延び出す突条が設けられ、その突条の下面は、上方
に向かうに従ってカートリッジ50の後方へ向かう向き
に傾斜させられ、前記カートリッジ側傾斜面84に対応
した取付台側傾斜面114とされている。
【0037】テーブル44Fの各本体部の後面の前記支
持面105より下側の部分には、図3および図4に示す
ように、前記第1および第2のカートリッジ位置決め板
100,101とは別の第3のカートリッジ位置決め板
120が固定されている。この第3カートリッジ位置決
め板120もS50C製で焼入れされており、その上部
には、図8および図9に示すように、複数の第2位置決
め溝122がカートリッジ50の取付間隔と等しいピッ
チで形成されている。第2位置決め溝122は、前記第
2位置決め突部88の幅より極く僅かに広い幅を有し、
第3カートリッジ位置決め板120を厚さ方向(Y軸方
向)に延びており、第2位置決め溝122を画定する隔
壁124の上端部にはそれぞれ、上に向かうに従って隔
壁124間の間隔が広くなる一対の案内面126が形成
されている。
【0038】第3カートリッジ位置決め板120の後面
には、図3に示すように、第2位置決め溝122の幅と
等しい幅を有し、上下方向に延びる嵌合溝128が形成
されている。さらに、第3カートリッジ位置決め板12
0の下端部に長手方向に延びる係合溝130が形成され
ている。
【0039】上記嵌合溝128内にはそれぞれ、係合レ
バー134が移動可能に嵌合されている。係合レバー1
34は、嵌合溝128の幅よりやや狭い幅を有し、嵌合
溝128に嵌合される嵌合部136と、嵌合部136の
幅より広く、カートリッジ50の取付ピッチより小さい
幅の幅広部138とを有し、図10および図11に示す
ように、長手方向の中間部より下側の部分に長手方向に
延びる長穴140が形成されるとともに、下端部には係
合突起142が突設されている。
【0040】嵌合溝128には、図3に示すようにねじ
部材144が立設されており、係合レバー134は長穴
140においてねじ部材144に嵌合されるとともに、
ねじ部材144の大径の頭部146との間に配設された
付勢手段の一種である弾性部材としてのコイルスプリン
グ148により付勢され、嵌合部136が嵌合溝128
に嵌合されるとともに、係合突起142が係合溝130
に係合させられている。それにより、係合レバー134
のX軸方向および上下方向の位置ずれが防止されてい
る。係合レバー134の上端部には、図3に示すよう
に、ローラ152がX軸方向に平行な軸線まわりに回転
可能に取り付けられている。ローラ152は、図5に示
すように、曲率半径が前記第2位置決め突部88に形成
された係合面92より小さくされている。
【0041】リール保持具60を説明する。リール保持
具60は、図2に示すように、供給リール56の外周円
を内包する多角形の1/2強の部分に相当する形状を成
す幅の狭い容器状のリール収容器158を備えている。
リール収容器158は、薄板製の第1,第2部材が互い
に固定され、互いに平行な一対の側壁,それら側壁をつ
なぐ前壁,底壁および後壁を備えて上方が開放された幅
の狭い容器状を成す。
【0042】リール収容器158内には、3個の支持ロ
ーラ174がカートリッジ本体58の幅方向に平行な軸
線のまわりに回転可能に配設されており、供給リール5
6はリール収容器158内に収容されるとともに3個の
支持ローラ174によって回転可能に支持されている。
リール収容器158は、カートリッジ本体58に固定さ
れ、リール収容器158に設けられたテープ押さえ18
2はカートリッジ本体58の上面に被せられており、供
給リール56から引き出されたテープ化電子部品52
は、カートリッジ本体58とテープ押さえ182との間
を通って送られる。また、リール収容器158の後面か
らは、係合片184が側壁と平行に延び出させられてい
る。
【0043】以上のように構成されたリール保持具60
は、前記テーブル44A〜44Fの各々の後部側に設け
られたリール保持具振動防止装置200によって支持さ
れている。これらリール保持具振動防止装置200の構
成は同じであり、テーブル44Fに設けられたリール保
持具振動防止装置200を代表的に説明する。リール保
持具振動防止装置200は、テーブル44Fに固定のバ
ケット202と、バケット202の前部および後部にそ
れぞれ設けられたリール保持具規制部材204,206
とを有する。バケット202は上方に開口し、テーブル
44Fにそれぞれ取り付けられる全部のカートリッジ5
0のリール保持具60を収容し得る長さの容器状を成
し、図示しない固定手段によりテーブル44FにX軸方
向に平行に固定されている。
【0044】リール保持具規制部材204は長手形状の
厚板から成り、バケット202の底壁210の内面の前
部にX軸方向に平行に固定されている。リール保持具規
制部材204には、図12に示すように、前後方向に貫
通する多数の嵌合溝214が等間隔に形成されている。
これら嵌合溝214はそれぞれ、リール収容器158の
側壁2つ分より僅かに大きい幅を有し、嵌合溝214を
画定する溝壁216の幅は、リール収容器158の一対
の側壁の内面間の間隔より僅かに小さくされている。リ
ール収容器158の底壁の前部には、一方の側壁の内面
から他方の側壁の内面に至る幅を有し、溝壁216が嵌
合可能な切欠220(図2参照)が形成されている。な
お、図示は省略するが、嵌合溝214を画定する溝壁2
16の前後方向に平行な側面の上端部にはそれぞれ、上
に向かうに従って溝壁216間の間隔が広くなる向きに
傾斜した傾斜面が形成されている。
【0045】リール保持具規制部材206は、図2に示
すように、バケット202の後壁218に固定されてい
る。リール保持具規制部材206は、リール保持具規制
部材204と同様に長手形状の厚板から成り、X軸方向
に平行に固定されており、図12に示すように、前後方
向に貫通し、リール収容器158の係合片184が幅方
向に僅かに隙間を残して嵌合される幅を有する多数の嵌
合溝222が等間隔に形成されている。224は嵌合溝
222を画定する溝壁であり、図示は省略するが、溝壁
224の前後方向に平行な側面の上端部にはそれぞれ、
上に向かうに従って溝壁224間の間隔が広くなる向き
に傾斜した傾斜面が形成されている。
【0046】カートリッジ50をテーブル44Fに取り
付ける場合には、カートリッジ50の前部を下げ、後部
を上げた状態で、嵌合体80の前側の第1位置決め突部
82の前端部を第1位置決め溝102に嵌合し、カート
リッジ側傾斜面84が取付台側傾斜面114に接触する
までカートリッジ50を前進させる。図3に二点鎖線で
示すように、カートリッジ側傾斜面84が取付台側傾斜
面114に接触した状態でカートリッジ50を支持面1
05上へ降ろす。第1位置決め部82は矩形を成し、そ
の前端部が第1位置決め溝102に嵌合されることによ
り、カートリッジ50が左右方向に位置決めされてお
り、カートリッジ50を支持面105上へ降ろせば、後
側の第1位置決め突部83が第1位置決め溝103に嵌
合される。
【0047】また、このとき、第2位置決め突部88の
案内面90が係合レバー134のローラ152に接触
し、斜面の効果により、係合レバー134をコイルスプ
リング148の付勢力に抗してローラ152が第2位置
決め突部88から離れる向きに回動させつつ、第2位置
決め突部88が係合レバー134とテーブル44Fとの
間に進入する。カートリッジ側傾斜面84が取付台側傾
斜面114に接触させられるとともに、一対の第1位置
決め突部82,83がそれぞれ第1位置決め溝102,
103に嵌合され、カートリッジ50が支持面104,
105上に載置された状態では、第2位置決め突部88
の案内面90が形成された部分が第2位置決め溝122
に嵌合するとともに、ローラ152が第2位置決め突部
88に設けられた係合面92に係合し、第2位置決め突
部88に係合レバー134を介してコイルスプリング1
48の付勢力が加えられる。
【0048】係合面92は部分円筒面状を成すため、係
合レバー134は、第2位置決め突部88の進入によ
り、一旦、テーブル44Fから離れる向きに回動した
後、係合面92がローラ152と対向する位置に至った
とき、第2位置決め突部88側へ回動させられてローラ
152が係合面92に係合する。そのため、節度感があ
り、作業者にカートリッジ50がテーブル44Fに取り
付けられたことがわかる。
【0049】コイルスプリング148の付勢力によりカ
ートリッジ側傾斜面84が取付台側傾斜面114に押し
付けられ、傾斜面の作用によりカートリッジ50の前部
が支持面104に押し付けられる。それと同時に、係合
面92が支持面104より下方に位置することにより、
カートリッジ50には、カートリッジ側傾斜面84と取
付台側傾斜面114との接触位置を中心とし、その接触
位置と、ローラ152と係合面92との係合位置との間
の、上下方向(支持面104,105に直角な方向)に
おける距離を腕の長さとする回転モーメントが生じ、こ
の回転モーメントによって、嵌合体80のカートリッジ
側傾斜面84が形成された前部とは反対の後部が支持面
105に押し付けられる。
【0050】また、係合面92が部分円筒面とされると
ともに、曲率半径が係合面92の方が大きくされてお
り、ローラ152は係合面92の後方ほど下方へ傾斜さ
せられた部分に係合してカートリッジ50に下向きの力
を加え、嵌合体80の後部を支持面105に押し付け
る。結局、カートリッジ50は前部と後部との両方にお
いてテーブル44に積極的に押し付けられ、支持面10
4,105からの浮上がりが良好に防止される。係合レ
バー134,コイルスプリング148,第2位置決め突
部88がカートリッジ50をテーブル44Fに押し付け
るカートリッジ押圧装置を構成し、カートリッジ側傾斜
面84,取付台側傾斜面114と共に、カートリッジ5
0をテーブル44Fに取り付ける取付装置を構成してい
る。
【0051】また、カートリッジ50は、第1位置決め
突部82,83が第1位置決め溝102,103に嵌合
させられるとともに、第2位置決め突部88が第2位置
決め溝122に嵌合されることにより、上下方向に隔た
った2個所において左右方向の移動を阻止されることと
なる。第1位置決め突部82,83,第2位置決め突部
88および第1位置決め溝102,103,第2位置決
め溝122がカートリッジ50をテーブル44Fに対し
て幅方向において位置決めする位置決め装置を構成して
いるのである。そのため、カートリッジ本体58の幅が
比較的狭いにもかかわらず、カートリッジ50がテーブ
ル44Fから正確に垂直に立ち上がった姿勢を維持し、
かつ、複数のカートリッジ50のうちの1つを部品供給
位置へ移動させるためにテーブル44Fが移動させられ
るとき、慣性によりカートリッジ50を横に倒す回転モ
ーメントが作用しても実際に横に倒れることが良好に防
止される。したがって、カートリッジ50の頂部に設け
られている部品取出位置のX軸方向の位置ずれが小さく
て済み、精度良く電子部品を供給することができる。
【0052】さらに、カートリッジ50がテーブル44
Fに取り付けられるとき、リール収容器158の底壁に
設けられた切欠220が溝壁216に嵌合させられると
ともに、一対の側壁がそれぞれ、隣接する嵌合溝214
に嵌合させられる。また、係合片184がリール保持具
規制部材206の嵌合溝222に嵌合させられる。側壁
の嵌合溝214への嵌合および係合片184の嵌合溝2
22への嵌合はそれぞれ、溝壁216,224の側面の
上端部に形成された傾斜面により案内される。
【0053】リール収容器158は、その底壁の溝壁2
16への嵌合および係合片184の嵌合溝222への嵌
合により幅方向の移動が阻止されており、テーブル44
Fの移動時にリール保持具60がそれ自身および内部に
収容しているテープ化電子部品52の慣性力により振動
することは殆どなく、カートリッジ本体58が振動して
部品取出位置にずれが生ずることがない。リール保持具
60に生ずる振動は、その幅方向の移動が阻止されてい
ない場合に比較してごく小さく、その程度の振動では、
テーブル44Fに剛性高く取り付けられたカートリッジ
本体58の部品取出位置に実質的なずれが生ずることは
ないのである。
【0054】このように複数ずつのカートリッジ50
は、取付装置によりテーブル44A〜44Fにそれぞれ
取り付けられ、各部品取出部がテーブルガイド42に平
行な一直線上に並ぶ状態でテーブル44A〜44Fによ
り支持される。カートリッジ50は部品取出部におい
て、電子部品装着装置12に電子部品を供給し、部品取
出部は部品供給部でもある。
【0055】カートリッジ50をテーブル44Fから外
す場合には、カートリッジ50をコイルスプリング14
8の付勢力に抗して僅かに後方へ引っ張り加減にし、カ
ートリッジ側傾斜面84と取付台側傾斜面114との係
合を緩めつつ、後部を上方に引き上げる。すると、カー
トリッジ側傾斜面84と取付台側傾斜面114とが接触
した部分を中心にしてカートリッジ50が回動し、後部
が支持面105から離れる。このとき、案内面90の存
在によって、ローラ152の比較的少ない後退量で第2
位置決め突部88と係合レバー134との係合が外れ、
カートリッジ50の取外しが可能になる。また、カート
リッジ50の回動に伴って、係合片184が嵌合溝22
2から離脱し、リール収容器158の底壁に形成された
切欠220が溝壁216から離脱するとともに、側壁が
嵌合溝214から離脱してリール保持具振動防止装置2
00の支持から解放される。
【0056】前記ベッド34は、テーブル44を12個
支持可能な長さを有し、X軸方向の中間位置が部品供給
位置とされている。インデックステーブル20に搭載さ
れた12個の部品吸着ヘッド22のうち、部品吸着位置
に移動させられた部品吸着ヘッド22は、部品供給位置
に位置決めされたカートリッジ50の部品取出部から電
子部品を取り出す。
【0057】図16に概略的に示すように、ベッド34
の部品供給位置のX軸方向(図において左右方向)の左
右両側において、テーブル3個分ずつの領域がキャリヤ
移動領域とされている。このうち、中央のテーブル4個
分の領域が部品供給領域とされ、その左右両側の領域が
それぞれ左受渡領域,右受渡領域とされている。また、
キャリヤ移動領域の左右両側のそれぞれ、テーブル3個
分の領域が左退避領域、右退避領域とされている。
【0058】ベッド34には、3個のキャリヤ300
A,300B,300C(図15参照),右テーブル退
避装置302および左テーブル退避装置304(図13
参照)が設けられている。本電子部品装着システムで
は、6個のテーブル44A〜44Fが3個ずつの2群に
分けられ、右側のテーブル群(右テーブル群と称する)
に属するテーブル44A〜44Cは右テーブル退避装置
302によって右退避領域へ退避させられ、左側のテー
ブル群(左テーブル群と称する)に属するテーブル44
D〜44Fは、左テーブル退避装置304によって左退
避領域へ退避させられる。
【0059】右テーブル退避装置302を説明する。ベ
ッド34の一対のテーブルガイド42が設けられた部分
より後ろ側(テーブルガイド42に対して電子部品装着
装置12とは反対側)には、図15に示すように、右退
避領域およびキャリヤ移動領域全体に跨がって延びるレ
ール状の右移動部材ガイド310が設けられており、こ
の右移動部材ガイド310には右移動部材312が移動
可能に取り付けられている。右移動部材312は、テー
ブル3個分の長さよりやや短い長さの板状を成し、その
下面に4個のガイドブロック314が固定されて被案内
部が設けられ、これらガイドブロック314において右
移動部材ガイド310に移動可能に嵌合されている。
【0060】右移動部材312は、図17に示す右移動
部材移動装置316により移動させられる。右移動部材
移動装置316は、ベッド34に水平面内においてテー
ブルガイド42と直交する方向の回転軸線を中心に回転
可能に設けられた回転部材たる4個のタイミングプーリ
318を備えている。これらタイミングプーリ318
は、2個がキャリヤ移動領域の左退避領域側の端部に設
けられており、別の2個が右退避領域のキャリヤ移動領
域とは反対側の端部に設けられ、これらタイミングプー
リ318には巻きかけ部材たる無端のタイミングベルト
320が巻きかけられている。タイミングベルト320
は、テーブルガイド42に平行に延びているのであり、
その上走部(4個のタイミングプーリ318に巻きかけ
られてトラック状を成すタイミングベルト320の一対
の水平部のうち、上側の部分)は図示しない連結部材に
よって右移動部材312に連結されている。
【0061】右退避領域の端部に設けられた2個のタイ
ミングプーリ318のうちの1個は、駆動源たる右退避
用サーボモータ322により回転させられる。したがっ
て、右退避用サーボモータ322が起動されれば、タイ
ミングプーリ318が回転させられるとともにタイミン
グベルト320が移動させられ、右移動部材312がキ
ャリヤ移動領域および右退避領域内を移動させられる。
右退避用サーボモータ322の回転量はエンコーダ32
4(図20参照)により検出され、右移動部材312
は、キャリヤ移動領域および右退避領域のうちの任意の
位置で停止させられる。
【0062】右移動部材312上には、図17に示すよ
うに、3個の退避用係合装置330A,330B,33
0Cがテーブル44の長さ(X軸方向に平行な方向の寸
法)より長い間隔を隔てて設けられている。これら退避
用係合装置330A〜330Cの構成は同じであり、退
避用係合装置330Aを代表的に説明する。なお、図1
7においては、カートリッジ50,テーブル44A〜4
4Cに設けられた係合レバー134,リール保持具振動
防止装置200等の図示が省略されている。退避用係合
装置330Aの装置本体332は、右移動部材312上
に固定されている。装置本体332には、図18に示す
ように、上下方向に延びる嵌合溝334が形成されると
ともに、係合部材336が摺動可能に嵌合されている。
係合部材336の上端部には、上方ほど幅(右移動部材
312の移動方向の寸法)が狭い係合部342が形成さ
れている。なお、図18においてはカートリッジ50の
リール保持具60,第2位置決め突部88やテーブル4
4Aに設けられた係合レバー134,リール保持具振動
防止装置200等の図示が省略されている。
【0063】装置本体332には、係合部材336に右
移動部材312の移動方向において隣接して係脱用エア
シリンダ350が取り付けられている。係脱用エアシリ
ンダ350は、下向きに取り付けられており、ピストン
ロッド352の突出端部に取り付けられたヨーク状の連
結部材354には、ピン358が取り付けられるととも
に、レバー356の一端部に設けられた切欠が回動可能
に係合させられている。レバー356の長手方向の中間
部は、装置本体332に突設された支持軸360によ
り、係合部材336,係脱用エアシリンダ350が並ぶ
方向に直角で水平な軸線のまわりに回動可能に支持され
ている。レバー356の他端部には切欠362が形成さ
れるとともに、係合部材336に突設されたピン364
に係合させられている。したがって、ピストンロッド3
52が伸縮させられれば、レバー356が回動させられ
るとともに係合部材336が昇降させられ、テーブル4
4Aに設けられた係合溝368に嵌合する係合位置と、
係合溝368から離脱した非係合位置とに移動させられ
る。
【0064】係合溝368は、テーブル44Aの下面に
固定された係合体370に形成されている。係合溝36
8は、図2に示すように係合体370をY軸方向に貫通
して形成されており、Y軸方向において2個の係合部材
336が係合可能な長さを有する。また、係合溝368
の断面形状は、図18に示すように、係合部材336の
係合部342に対応する台形状とされており、係合部3
42の係合溝368の嵌合が案内される。これら係合体
370および係合部材336の係合部342は、耐摩耗
性が高いものとされている。
【0065】なお、係合部材336に取り付けられた図
示しない被検出部材が装置本体332に取り付けられた
検出装置(図示省略)によって検出されることにより、
係脱用エアシリンダ350のピストンのストロークエン
ドが検出される。係合部材336の係合位置および非係
合位置への移動がそれぞれ検出されるのである。
【0066】左テーブル退避装置304の左移動部材ガ
イド378は、図15に示すように、ベッド34の右移
動部材ガイド310より前側(テーブルガイド42側)
の位置に設けられ、左退避領域およびキャリヤ移動領域
全体に跨がって延びている。左テーブル退避装置304
は、右テーブル退避装置302と同様に、4個のガイド
ブロック380により構成される被案内部において左移
動部材ガイド378に移動可能に嵌合された左移動部材
382,左移動部材移動装置384(図13参照),3
個の退避用係合装置330D,330E,330Fを備
えている。左移動部材移動装置384のタイミングプー
リ388は、図13に示すように、左退避領域のキャリ
ヤ移動領域とは反対側の端部と、キャリヤ移動領域の右
退避領域側の端部とにそれぞれ2個ずつ設けられてお
り、タイミングプーリ388の1つが駆動源たる左退避
用サーボモータ390により回転させられ、タイミング
ベルト392が移動させられることにより、タイミング
ベルト392の上走部に連結された左移動部材382が
移動させられる。左退避用サーボモータ390の回転量
は、エンコーダ394(図20参照)により検出され、
左移動部材382は左退避領域およびキャリヤ移動領域
内の任意の位置で停止させられる。
【0067】退避用係合装置330D,330E,33
0Fは、退避用係合装置330A,330B,330C
と同様に構成されている。これら6個の退避用係合装置
330A〜330Fは、後述するように、それぞれ係合
するテーブルが決まっており、アルファベットが同じテ
ーブル44に係合する。X軸方向における並び順が同じ
であるテーブル44に係合させられるのである。ただ
し、図2に示すように、退避用係合装置330A〜33
0Cの係合部材336は、係合体370の係合溝368
のY軸方向において後側の部分に係合し、330D〜3
30Fの係合部材336は係合溝368のY軸方向にお
いて前側の部分に係合する。右テーブル退避装置302
および左テーブル退避装置304がY軸方向においてず
れた位置に設けられ、互いの干渉を回避されているから
である。なお、図2には、理解を容易にするために、1
つの係合溝368に2つの係合部材336が係合させら
れた状態が図示されているが、実際にテーブル44Fの
係合溝368に係合させられるのは、退避用係合装置3
30Fの係合部材336のみである。
【0068】ベッド34上には、図15に示すように、
3本の送りねじ400がテーブルガイド42と平行にか
つ互いに並列に配設されるとともに、それぞれブラケッ
ト396,398によりベッド34に回転可能かつ軸方
向に移動不能に取り付けられている。各送りねじ400
にはそれぞれ、前記キャリヤ300A,B,Cに固定の
ナット402(図2参照)が螺合されている。ベッド3
4上にはまた、3本のレール状のキャリヤガイド404
が送りねじ400と平行に設けられており、キャリヤ3
00はその下面に固定のガイドブロック406(図2参
照)により構成される被案内部においてキャリヤガイド
404に摺動可能に嵌合されている。これら送りねじ4
00およびキャリヤガイド404は、キャリヤ移動領域
全体にわたって設けられている。
【0069】上記3本の送りねじ400の各一端部には
それぞれ、タイミングプーリ410が固定されるととも
に、図2に示すように、ベッド34に取り付けられたキ
ャリヤ用サーボモータ412の出力軸に固定のタイミン
グプーリ414にタイミングベルト416によって連結
されている。なお、ベッド34には、タイミングベルト
416を配設するための切欠(図示省略)が設けられて
いる。したがって、キャリヤ用サーボモータ412が起
動されれば、送りねじ400が回転させられ、キャリヤ
300A〜300Cがそれぞれ、テーブルガイド42に
平行な方向に移動させられる。タイミングプーリ41
0,414およびタイミングベルト416が回転伝達装
置を構成し、駆動源たるキャリヤ用サーボモータ412
と共にねじ駆動装置を構成している。キャリヤ用サーボ
モータ412の回転量はエンコーダ418(図20参
照)により検出され、キャリヤ300A〜300Cはキ
ャリヤ移動領域の任意の位置に精度良く停止させられ
る。なお、図2においては、キャリヤ300Bについて
ブラケット396等の図示が省略され、キャリヤ300
Aについては、ブラケット398,タイミングプーリ4
10等の図示が省略されている。
【0070】また、3本の送りねじ400は、図15に
示すように、Y軸方向において等間隔に設けられている
が、キャリヤ用サーボモータ412は、Y軸方向におい
て両側の送りねじ400についてはX軸方向において同
じ側に設けられ、中央の送りねじ400については反対
側に設けられており、3本の送りねじ400の配設に要
するY軸方向のスペースが少なくなるようにされてい
る。
【0071】3個のキャリヤ300A〜300Cにはそ
れぞれ、図2に示すように、キャリヤ用係合装置430
A〜430Cが設けられている。これらキャリヤ用係合
装置430A〜430Cは、前記退避用係合装置330
A〜330Fと同様に構成されている。図19に示すよ
うに、キャリヤ300A〜300Cはキャリヤ用係合装
置430A〜430Cの装置本体を構成し、キャリヤ3
00A〜300Cに上下方向に設けられた嵌合溝432
に移動可能に嵌合された係合部材434と、係脱用エア
シリンダ436とを備え、ピストンロッド438に取り
付けられた連結部材440と係合部材434とは、レバ
ー442によって連結されており、ピストンロッド43
8の伸縮により、係合部材434は、テーブル44A〜
44Fに形成された係合溝444,446に係合する係
合位置と、係合溝444,446から離脱した非係合位
置とに移動させられる。係合部材434の先端の係合部
448は、前記退避用係合装置330A〜330Fの係
合部材336の係合部342と同様に台形状とされ、係
合部材434の係合溝444,446への係合を案内す
るようにされている。なお、図19においては、キャリ
ヤ300Bについてブラケット396等の図示が省略さ
れ、キャリヤ300Aについてブラケット398等の図
示が省略されている。
【0072】テーブル44A〜44Fのテーブルガイド
42に平行な方向の中間位置の下面には、図2および図
19に示すように、係合体450がY軸方向においてキ
ャリヤ300Aのキャリヤ用係合装置430Aの係合部
材434に対応する位置に固定され、係合体452がY
軸方向においてキャリヤ300Bおよび300Cの各キ
ャリヤ用係合装置430B,430Cの係合部材434
に対応する位置に固定されている。これら係合体45
0,452にはそれぞれ、台形断面の係合溝444,4
46がY軸方向に貫通して形成されている。係合溝44
6はY軸方向において係合部材434が2個係合可能な
長さを有し、テーブル44A〜44Fにはキャリヤ30
0A〜300Cの各係合部材434のいずれか1つが選
択的に係合させられる。係合部材434がテーブル44
A〜44Fのいずれか1つに係合した状態で、その係合
部材434を有するキャリヤが移動させられることによ
り、係合部材434が係合させられたテーブルがテーブ
ルガイド42に案内されつつ移動させられる。これら係
合体450,452および3個のキャリヤ用係合装置4
30A〜430Cの各係合部材434の係合部448
は、耐摩耗性の高いものとされている。
【0073】右退避領域と右受渡領域との間および左退
避領域と左受渡領域との間にはそれぞれ、図23に概略
的に示すように、シャッタ460が設けられている。シ
ャッタ460は昇降可能に設けられ、図示しない昇降装
置により昇降させられる。シャッタ460は閉位置(下
降端位置)においては、下縁が一対のテーブルガイド4
2の上面に近接する位置まで下降させられ、退避領域に
おいて作業中の作業者がキャリヤ移動領域において移動
中のテーブル44やカートリッジ50等に接触しないよ
うにされる。また、開位置(上昇端位置)においては、
テーブルガイド42に支持されたテーブル44のカート
リッジ50より上方に位置し、テーブル44A〜44F
が退避領域とキャリヤ移動領域との間で移動することを
許容する。
【0074】電子部品供給装置10は、図20に示す制
御装置470により制御される。制御装置470は、C
PU472,ROM474,RAM476およびそれら
を接続するバス478を有するコンピュータ480を主
体とするものである。バス478には入力インタフェー
ス482が接続されており、エンコーダ324,39
4,418,テーブル異常接近検出センサ484等が接
続されている。
【0075】テーブル異常接近検出センサ484は、発
光部および受光部を有する透過型の光電スイッチにより
構成されており、図12に示すように、テーブル44A
〜44Fにそれぞれ固定のバケット202の各後壁18
の外面であって、テーブル移動方向に平行な方向の一方
の端に取り付けられている。発光部および受光部は、テ
ーブル移動方向に直角で水平な方向に並んで設けられて
おり、それらの間にはテーブル移動方向に平行に貫通す
る隙間が設けられている。バケット202の後壁18の
外面であって、テーブル移動方向に平行な方向の他方の
端には、板状の遮光部材500が固定されて被検出部を
構成している。発光部および受光部との間の上記隙間は
遮光部材500が通過可能な大きさとされており、これ
ら遮光部材500およびテーブル異常接近検出センサ4
84がテーブル異常接近検出装置を構成している。
【0076】遮光部材500は、バケット202の側面
から、テーブル移動方向と平行に、かつ隣接するテーブ
ル側へ突出させられており、遮光部材500がテーブル
異常接近検出センサ484の発光部と受光部との間へ進
入し、受光部の受光を妨げることにより、隣接するテー
ブルの異常接近が検出される。制御装置470は、テー
ブル異常接近検出センサ484からの異常接近検出信号
に基づいて移動している全部のキャリヤを停止させ、テ
ーブル同士の衝突を回避させる。制御装置470のテー
ブル異常接近検出センサ484からの異常接近検出信号
に基づいてキャリヤを停止させる部分がテーブル異常接
近時停止手段を構成している。
【0077】遮光部材500のバケット202の側面か
らの突出長さは、遮光部材500が隣接するテーブルに
設けられたテーブル異常接近検出センサ484の発光部
と受光部との間に進入し、受光部の受光を遮って異常接
近が検出され、キャリヤ用サーボモータ412の停止指
令が出された後、テーブルが実際に停止するまでに要す
る停止距離と、停止時に隣接するテーブルの各バケット
202間に確保される距離と、テーブル異常接近検出セ
ンサ484の中心の、そのセンサ484が取り付けられ
たバケット202のセンサ484に近い側の側面からの
距離とを加えた長さとされている。前2者の和が異常接
近検出距離であり、異常接近の検出からテーブルが停止
するまでの間、遮光部材500は発光部と受光部との間
を移動し、受光部の受光を妨げつつ、テーブルが移動す
ることを許容する。
【0078】なお、キャリヤ移動領域内において移動さ
せられる複数のテーブルのうち、端のテーブルの部品供
給領域から受渡領域への移動中に異常が生じ、キャリヤ
が予め設定された移動許容範囲を越えて、送りねじ40
0を支持するブラケット396あるいは398側へ移動
すれば、その異常な移動の検出に基づいてキャリヤが停
止させられ、ブラケット396あるいは398との衝突
が回避される。キャリヤ移動領域内におけるキャリヤの
位置は、エンコーダ418によるキャリヤ用サーボモー
タ412の回転量の検出からわかり、キャリヤが移動許
容範囲を越えてブラケット396,398に異常接近す
れば、その接近が検出され、キャリヤが停止させられる
のである。エンコーダ418,制御装置470のエンコ
ーダ418の検出値に基づいてキャリヤの異常移動を検
出する部分がキャリヤ異常検出手段を構成し、制御装置
470のキャリヤを停止させる部分がキャリヤ異常時停
止手段を構成している。
【0079】また、前記右テーブル退避装置302の退
避用係合装置300A〜300Cは、テーブル44A〜
44Cを、上記異常接近検出距離より長い間隔を隔てて
右移動部材312に係合させるように設けられている。
左テーブル退避装置304の退避用係合装置300D〜
300Fも同じであり、テーブル44A〜44C,44
D〜44Fがそれぞれ、右移動部材312,左移動部材
382に係合させられた状態において異常検出信号が出
力されることはない。
【0080】バス478にはまた、出力インタフェース
486が接続され、駆動回路488,490,492,
494,496,498を介してインデックス用サーボ
モータ26,右退避用サーボモータ322,左退避用サ
ーボモータ390,係脱用エアシリンダ350,キャリ
ヤ用サーボモータ412,係脱用エアシリンダ436等
が接続されている。なお、制御装置470は、電子部品
装着装置12,プリント基板位置決め支持装置14も制
御するが、ここでは、それら装置12,14の制御に関
する図示は省略する。
【0081】次に作動を説明する。本電子部品装着シス
テムでは、3つのモードによる電子部品の装着が可能で
ある。第1モードは、1枚のプリント基板16に電子部
品を装着するために6個のテーブル44A〜44Fを1
群のテーブルと見なし、それらテーブル44A〜44F
が原則として一方向へ移動させられて電子部品を供給す
るモードである。第2モードは、1枚のプリント基板1
6に電子部品を装着するために左右のテーブル群の一方
に属するテーブルのみが使用され、その一方のテーブル
群に属するテーブルの使用による電子部品供給のための
一連の動作が繰り返し行われ、他方のテーブル群に属す
るテーブルは退避領域において静止状態にあり、供給リ
ール56,巻取リール76やカートリッジ50の交換等
が行われるモードである。第3モードは、1枚のプリン
ト基板16に電子部品を装着するために左右のテーブル
群の一方に属するテーブルが使用され、他方のテーブル
群に属するテーブルは退避領域に退避させられているこ
とは第2モードと同じであるが、プリント基板16の種
類が1枚あるいは複数枚おきに変わり、プリント基板1
6の種類に応じて左テーブル群に属するテーブルと、右
テーブル群に属するテーブルとが交替で電子部品を供給
し、退避領域に長く退避させられたままではない点が異
なっている。
【0082】まず、第1モードによる電子部品の供給を
説明する。第1モードによる電子部品の供給を概略的に
説明する。なお、ここでは、テーブル44A〜44Fが
左退避領域側から右退避領域側へ移動させられて電子部
品を供給するものとするが、逆でもよい。電子部品の供
給開始時には、図21(a)に概略的に示すように、左
テーブル群に属するテーブル44D〜44Fが左退避領
域に退避させられるとともに、これらテーブル44D〜
44Fには左テーブル退避装置304の各退避用係合装
置330D〜330Fの係合部材336が係合させられ
ている。また、右テーブル群に属するテーブル44A〜
44Cが左受渡領域および部品供給領域に跨がって位置
させられるとともに、キャリヤ300A〜300Cの各
キャリヤ用係合装置430A〜430Cの係合部材43
4が係合させられている。そして、テーブル44Aから
順に電子部品を供給する。供給時には部品供給領域にお
いてテーブルが2個ずつ移動させられ、2個のテーブル
のうち、先頭のテーブルが電子部品を供給し、後続のテ
ーブルが次の電子部品の供給に備えて先頭のテーブルに
追従して移動させられる。供給終了時には、図21
(b)に示すように、テーブル44A〜44Cが右退避
領域に退避させられ、テーブル44D〜44Fが右受渡
領域および部品供給領域に跨がって位置させられる。そ
して、退避用係合装置330A〜330Fの各係合部材
336がテーブル44A〜44Fに係合させられるとと
もに、キャリヤ300A〜300Cのテーブル44D〜
44Fに対する係合が解かれ、テーブル44A〜44F
が供給開始時の位置へ戻される。なお、第1モードの実
行時には、2つのシャッタ460はいずれも開かれてい
る。
【0083】部品供給領域において2個のテーブルは、
同期させて移動させてもよいが、同期させれば移動質量
が大きく、振動が大きくなる。そのため、2個のテーブ
ルのうち、電子部品を供給する先頭のテーブルに追従す
る後続のテーブルの加,減速度は、先頭のテーブルの
加,減速度より小さくされる。例えば、先頭のテーブル
の加,減速度は、部品吸着ヘッド22が1ピッチ移動す
る間に、1ピッチ移動する大きさに設定される。部品吸
着ヘッド22の1ピッチの移動は、360度をインデッ
クステーブル20に保持された部品吸着ヘッド22の個
数で除した角度の移動であり、テーブルの1ピッチの移
動は、テーブル上の隣接する2個のカートリッジ50の
取付ピッチに等しい距離の移動である。後続のテーブル
の加,減速度は、部品吸着ヘッド22が1ピッチ移動す
るとともに、昇降させられてカートリッジ50から電子
部品を取り出す、1サイクルの作動の間に、1ピッチ移
動する大きさに設定される。
【0084】電子部品の供給は、原則としてテーブルを
一方向(ここでは左退避領域から右退避領域へ向かう方
向とする)へ移動させることにより行われ、特別な場
合、例えば、部品吸着ヘッド22による電子部品の吸着
ミスがあり、一旦、電子部品を供給したカートリッジを
再度部品供給位置へ戻して電子部品を供給させる場合等
にテーブルは逆方向へ移動させられる。
【0085】2個のテーブルのうち、先頭のテーブルの
加,減速度の方が後続のテーブルの加,減速度より大き
ければ、それらテーブルが衝突することはない。しか
し、逆であれば、後続のテーブルが先頭のテーブルに衝
突する。そのため、特別に先頭のテーブルが逆方向に移
動させられる場合には、後続のテーブルも同じ大きさの
加,減速度で移動させられ、先頭のテーブルと衝突しな
いようにされる。また、テーブルの交替時、すなわち現
に電子部品を供給しているテーブルが電子部品を供給し
終え、後続のテーブルが代わって電子部品を供給する場
合には、後続のテーブルは先頭のテーブルと同じ大きさ
の加,減速度で移動させられて、テーブルの交替が迅速
に行われるようにされる。
【0086】2個のテーブルは、テーブル異常接近検出
装置により異常接近が検出されず、異常接近検出時に衝
突することなく停止し得る距離であって、できる限り短
い距離、例えば、遮光部材500のバケット200の側
面からの突出長さに等しい距離を保って移動させられ
る。そのため、電子部品を供給している先頭のテーブル
に搭載されたカートリッジ50のうち、最も後続のテー
ブル側に取り付けられたカートリッジ50と、後続のテ
ーブルに搭載されたカートリッジ50のうち、最も先頭
のテーブル側に取り付けられたカートリッジ50との間
の距離は、テーブル上のカートリッジ取付ピッチより長
くなる。したがって、テーブルの交替には、テーブルの
1ピッチの移動より時間がかかり、部品吸着ヘッド22
が通常の部品取出時と同じ速度で1ピッチ移動したので
は、テーブルの交替が間に合わないため、インデックス
用サーボモータ26の回転速度が遅くされてインデック
ステーブル20の回転が遅くされ、テーブルが交替する
間に部品吸着ヘッド22が1ピッチ移動するようにされ
る。
【0087】第1モードによる電子部品の供給を図22
に基づいて詳細に説明する。なお、この図において三角
形はキャリヤ300A〜Cを表し、四角形はテーブル4
4A〜44Fを表す。また、図においてテーブル44A
〜44F,キャリヤ300A〜300Cはアルファベッ
トのみで表す。左右の各テーブル退避装置304,30
2の図示は省略されている。電子部品の供給開始時には
テーブル44A〜44Fは図22(a)に示す位置にあ
り、まず、図22(b)に示すように、テーブル44A
および44Bがキャリヤ300A,300Bにより移動
させられるとともに、テーブル44Aが電子部品を供給
する。テーブル44Aによる電子部品の供給中は、テー
ブル44Bはテーブル44Aの加,減速度より小さい
加,減速度でテーブル44Aに追従させられるが、テー
ブル44Aに替わって電子部品を供給するときには、テ
ーブル44Bは、図22(c)に示すようにテーブル4
4Aに同期して移動させられ、迅速に交替させられる。
【0088】この間、テーブル44Cは、図22
(b),(c)に示すように、キャリヤ300Cに係合
させられた状態で左受渡領域で待機させられているが、
テーブル44A,44Bによる電子部品の供給が進み、
テーブル44Bが逆方向へ移動することがあっても、部
品供給領域の左受渡領域に隣接するテーブル1個分の領
域には進入しない状態になれば、図22(d)に示すよ
うに、テーブル44Cが部品供給領域へ移動させられて
待機させられる。なお、前述のように、テーブルは逆方
向に移動して電子部品を供給することがあり、テーブル
44Aが逆方向へ移動して電子部品を供給する可能性が
ある。そのため、テーブル44Cが部品供給領域へ移動
させられて待機している状態で、テーブル44Aが逆方
向へ移動させられて電子部品を供給するときには、テー
ブル44Cを逆方向へ移動させ、テーブル44Bとの衝
突を回避させる。
【0089】テーブル44Aによる電子部品の供給が終
了すれば、図22(e)に示すように、テーブル44A
が右受渡領域へ移動させられるとともに、テーブル44
Cがキャリヤ300Cによりテーブル44Bに追従して
移動させられる。テーブル44Cがテーブル44Bに追
従する位置へ移動させられる間も、テーブル44Bはキ
ャリヤ300Bにより移動させられつつ電子部品を供給
している。
【0090】電子部品の供給が開始されれば、右テーブ
ル退避装置302の右移動部材312は、右受渡領域お
よび部品供給領域の右受渡領域側のテーブル2個分の領
域に跨がった位置へ移動させられて待機しており、テー
ブル44Aが右受渡領域へ移動させられた後、退避用係
合装置330Aの係合部材336がテーブル44Aに係
合させられる。その後、キャリヤ300Aのテーブル4
4Aに対する係合が解かれれば、右移動部材312はテ
ーブル1個分右側へ移動させられ、図22(f)に示す
ように、テーブル44Aが右退避領域へ移動させられ
る。
【0091】テーブル44Cがテーブル44Bに追従し
て移動する状態となった後、左テーブル退避装置304
の左移動部材382がキャリヤ移動領域側へ移動させら
れ、図22(f)に示すように、テーブル44Dが左受
渡領域へ移動させられる。テーブル44Aとの係合を解
かれたキャリヤ300Aは、左受渡領域へ移動させられ
るとともにテーブル44Dに係合させられ、テーブル4
4Dは退避用係合装置330Dとの係合を解かれる。
【0092】テーブル44Dは、テーブル44Cが逆方
向へ移動しても衝突しない状態になれば、図22(g)
に示すようにキャリヤ300Aによって部品供給領域へ
移動させられ、電子部品の供給に備えて待機させられ
る。テーブル44Bが電子部品の供給を終了すれば、図
22(h)に示すようにキャリヤ300Bによって右受
渡領域へ移動させられた後、右テーブル退避装置302
の退避用係合装置330Bが係合させられ、次いでキャ
リヤ300Bとの係合を解かれる。解除後、右移動部材
312はテーブル1個分、右退避領域側へ移動させら
れ、図22(i)に示すように、テーブル44Bも右退
避領域へ移動させられる。
【0093】また、テーブル44Dがテーブル44Cに
追従して移動させられ、左移動部材382はテーブル1
個分部品供給領域側へ移動させられてテーブル44Eが
左受渡領域へ移動させられる。キャリヤ300Bは次
に、左受渡領域において待機しているテーブル44Eに
係合し、テーブル44Dが逆方向へ移動しても衝突しな
い状態になればテーブル44Eを部品供給領域へ移動さ
せ、テーブル44Cによる電子部品の供給終了後、テー
ブル44Dに追従して移動させる(図22(j),
(k))。
【0094】電子部品の供給の済んだテーブル44C
は、右受渡領域において右テーブル退避装置302の退
避用係合装置330Cが係合させられた後、キャリヤ3
00Cとの係合を解かれ、右移動部材312はテーブル
1つ分、右へ移動させられ、テーブル44A〜44Cの
全部が右退避領域へ退避させられた状態となる(図22
(l))。また、左移動部材382は、テーブル44E
が電子部品を供給する状態になれば、更にテーブル1個
分、部品供給領域側へ移動させられ、テーブル44Fが
左受渡領域へ移動させられる(図22(l))。テーブ
ル44Eが電子部品を供給し、逆方向へ移動しても衝突
しない状態になれば、テーブル44Fがキャリヤ300
Cにより部品供給領域へ移動させられ(図22
(m))、その後、電子部品を供給する。
【0095】全部のテーブル44A〜44Fによる電子
部品の供給が終了すれば、図22(n)に示すように、
テーブル44A〜44Cが右退避領域に退避させられる
とともに、テーブル44D〜44Fが右受渡領域および
部品供給領域に位置させられる。そして、左移動部材3
82が右受渡領域および部品供給領域に跨がる右端位置
へ移動させられ、退避用係合装置330D〜330Fが
テーブル44D〜44Fに係合させられた後、キャリヤ
300A〜300Cの係合が解かれ、次いで右移動部材
312,左移動部材382が移動させられ、テーブル4
4A〜44Fは図22(a)に示す部品供給開始位置に
戻され、次のプリント基板16への電子部品の供給に備
える。
【0096】次に、第2モードを図23に基づいて説明
する。ここでは、テーブル44A〜44Cと、テーブル
44D〜44Fとにはそれぞれ、異なる種類のプリント
基板16に装着するための電子部品を保持するカートリ
ッジ50が取り付けられているとする。まず、右テーブ
ル群に属するテーブル44A〜44Cによって電子部品
が供給されるとすれば、図23(a)に示すように、左
テーブル群に属するテーブル44D〜44Fは左退避領
域に退避させられるとともに、左テーブル退避装置30
4の退避用係合装置330D〜330Fが係合させられ
て位置決めされている。また、左退避領域と左受渡領域
との間に設けられたシャッタ460が閉じられ、左退避
領域において作業中の作業者が電子部品供給中のテーブ
ル44A〜44Cやカートリッジ50等に接触しないよ
うにされる。テーブル44A〜44Cは、左受渡領域お
よび部品供給領域に位置させられるとともに、それぞれ
キャリヤ300A,B,Cが係合させられ、退避用係合
装置330A〜330Cとの係合は解かれている。この
とき、右退避領域と右受渡領域との間に設けられたシャ
ッタ460は開かれている。
【0097】電子部品供給時には、図23(b)に示す
ように、テーブル44A〜44Cが1個ずつ部品供給領
域において移動させられて電子部品を供給する。電子部
品の供給が終了し、テーブル44Aが右受渡領域へ移動
させられるのと並行してテーブル44Bが部品供給位置
へ移動させられ、電子部品を供給する。また、テーブル
44Cは、部品供給領域の左受渡領域に隣接する位置へ
移動させられる。
【0098】テーブル44A〜44Cの全部による電子
部品の供給が終了したならば、テーブル44A〜44C
は、キャリヤ300A〜300Cによって部品供給開始
時の位置へ戻され、次のプリント基板16に電子部品を
供給する。右テーブル退避装置302の退避用係合装置
330A〜330Cは、部品供給開始当初から右受渡領
域および部品供給領域の右受渡領域に隣接する部分に位
置し、予定された枚数分全部のプリント基板16への電
子部品の供給の終了を待っている。
【0099】所定枚数のプリント基板16への電子部品
の装着が終了し、次に種類の異なるプリント基板16に
テーブル44D〜44Fを用いて電子部品を供給するな
らば、テーブル44A〜44Cは、図23(c)に示す
ように、右テーブル退避装置302の退避用係合装置3
30A〜330Cが係合させられた後、キャリヤ300
A〜300Cとの係合を解かれ、右移動部材312の移
動により右退避領域へ一斉に退避させられる。左退避領
域に退避させられていたテーブル44D〜44Fは、シ
ャッタ460が開かれた後、左移動部材382の移動に
より一斉に部品供給開始位置へ移動させられる。移動
後、キャリヤ300A〜300Cが係合させられた後、
退避用係合装置330D〜330Fの係合が解かれ、図
23(d)に示すように、テーブル44Dから順に電子
部品を供給する。この間、右受渡領域と右退避領域との
間に設けられたシャッタ460は閉じられ、右退避領域
においてカートリッジ50等の交換等の作業を行う作業
者がテーブル44D〜44F等に接触しないようにされ
る。
【0100】第2モードでは、テーブル44A〜44C
とテーブル44D〜44Fとにそれぞれ同じ種類のカー
トリッジ50を取り付け、同じ種類のプリント基板16
に電子部品を供給させることもできる。プリント基板1
6の数が多く、一方の群に属するテーブルによる電子部
品の供給のみでは、全部のプリント基板16に電子部品
を装着するのに不足であれば、テーブル群を交替させ、
他方の群に属するテーブルに電子部品を供給させるので
あり、電子部品の補給のために多数のプリント基板16
への電子部品の装着を中断することなく、継続して行う
ことができ、能率良く電子部品を装着することができ
る。
【0101】第3モードでは、右テーブル群と左テーブ
ル群とが1枚あるいは複数枚のプリント基板16への電
子部品の装着毎に交替で電子部品を供給する。そのた
め、両シャッタ460が開かれたままとされることを除
いて第2モードと同様にして電子部品が供給される。両
群のテーブルが交替で電子部品を供給するため、作業者
が退避領域において作業することはなく、シャッタ46
0を開けたままにしておいてよいのである。
【0102】このように本電子部品供給装置において実
行される供給モードの1つにおいては、テーブルを2個
ずつ移動させて電子部品を供給させることができる。そ
のため、電子部品の供給を終了したテーブルと、次に電
子部品を供給するテーブルとの交替が迅速に行われる。
特に、交替時には後続のテーブルが先頭のテーブルに同
期して移動させられるため、交替時間が短くて済み、電
子部品の供給能率の低下が防止される。
【0103】また、部品供給領域において移動させられ
ている2個のテーブルの次に電子部品を供給するテーブ
ルは、部品供給領域の受渡領域に隣接する位置へ移動さ
せられて待機させられているため、先頭のテーブルに追
従する位置へ迅速に移動することができる。
【0104】なお、上記実施形態において左右の各テー
ブル退避装置304,302の移動部材移動装置38
4,316は、サーボモータ390,322を駆動源と
して移動部材382,312を移動させるものとされて
いたが、図24ないし図26に概略的に示す左テーブル
退避装置510のように、流体圧シリンダの一種である
エアシリンダを駆動源とするものとしてもよい。なお、
図示は省略するが、右テーブル退避装置も同様に構成さ
れている。
【0105】ベッド512の左退避領域には、駆動源た
るロッドレスシリンダ514がX軸方向に平行に設けら
れている。ロッドレスシリンダ514は、ピストンロッ
ドのない空気圧シリンダであり、ピストンと一体的に設
けられた移動子516が気密を保ってハウジング外へ突
出させられるとともに、図示しないガイドレールを備え
ており、移動子516に固定された移動台518は、移
動子516の移動によりX軸方向へ移動させられるとと
もに、ガイドレールにより移動を案内される。
【0106】移動台518はX軸方向に長く、上面にX
軸方向に平行に延びるガイドレール520が設けられる
とともに、移動部材522が一対の被案内部を構成する
ガイドブロック524において移動可能に嵌合されてい
る。移動部材522上には、回動軸526がX軸方向に
平行な軸線のまわりに回動可能に取り付けられており、
回動軸526には、2個を1対とする係合突起528が
3対、前記左テーブル退避装置304の退避用係合装置
330D〜330Fと同様に、テーブル530D〜53
0Fの各長さ(X軸方向の寸法)より長い間隔を隔てて
設けられている。
【0107】回動軸526の一端部にはピニオン534
が固定されるとともに、図25に示すようにラック53
8に噛み合わされている。ラック538はピストン54
0と一体的に設けられている。ピストン540は、ハウ
ジング542にシール部材たるOリング544により気
密を保たれて移動可能に嵌合されており、その両側にそ
れぞれ設けられたエア室546,548が図示しないエ
ア源と大気とに選択的に連通させられることによりピス
トン540が移動させられ、ラック538が移動させら
れてピニオン534が回転させられる。ピニオン534
の回転により回動軸526が回動し、係合突起528
は、図24に示すように、テーブル530D〜530F
の各係合突部550をX軸方向の両側から挟む係合位置
と、係合突部550から外れた非係合位置とに移動させ
られる。それぞれ、係合部材たる1対の係合突起528
を備え、回動軸526,ラック538,ピストン540
およびピニオン534により構成される係合部材駆動装
置を共用する退避用係合装置が3つ設けられているので
ある。
【0108】移動部材522には、移動台518に搭載
された駆動源たるエアシリンダ554のピストンロッド
556が係合させられており、ピストンロッド556の
伸縮により、移動部材522は移動台518に対して、
3対の係合突起528の配設間隔に等しい距離ずつ往復
動させられる。移動部材522はエアシリンダ554に
より直接移動させられるとともに、移動台518がロッ
ドレスシリンダ514により移動させられることによっ
ても移動させられる。これら移動台518,エアシリン
ダ554,ロッドレスシリンダ514等が移動部材移動
装置を構成しているのである。
【0109】さらに、移動台518には、図26に示す
ように、移動台518の上面に開口する有底の嵌合穴5
66が3個、前記3対の係合突起528の配設間隔と同
じ間隔で形成されるとともに、それぞれ位置決めピン5
68が摺動可能に嵌合されている。位置決めピン568
は段付状を成し、大径部570と、大径部570より径
が小さく、先端に半球状の係合部572を備えた小径部
574とを有する。位置決めピン568は大径部570
において嵌合穴566に嵌合されるとともに、嵌合穴5
66の底面との間に配設された付勢手段の一種である弾
性部材としての圧縮コイルスプリング576により、嵌
合穴566から突出する向きに付勢されている。小径部
574は、嵌合穴566の開口を覆うカバー578に軸
方向に移動可能に嵌合され、カバー578の外へ突出さ
せられており、大径部570とカバー578との係合に
より、位置決めピン568の嵌合穴566からの抜出し
が防止されている。位置決めピン568は、テーブル5
30D〜530Fにそれぞれ形成されたノッチ580に
嵌入してテーブル530D〜530Fを位置決めする。
位置決めピン568,ノッチ580,圧縮コイルスプリ
ング576等が位置決め装置を構成しているのである。
【0110】例えば、前記第1モードにより電子部品を
供給する場合には、前記実施形態におけると同様に、ま
ず、図示しない右テーブル群に属する3個のテーブルが
キャリヤにより移動させられて順次電子部品を供給し、
左テーブル群に属するテーブル530D〜530Fはそ
れぞれ、係合突部550に係合突起528が係合させら
れるとともに、ノッチ580に位置決めピン568が嵌
入させられ、左退避領域に退避させられるとともに位置
決めされている。
【0111】右テーブル群に属する3個のテーブルのう
ち、右端のテーブルによる電子部品の供給が終了し、テ
ーブル530Dを左退避領域から左受渡領域へ移動させ
るときには、移動部材522がエアシリンダ554によ
り、図24において右方へ移動させられる。このとき、
ノッチ580の内側面の斜面の作用により、位置決めピ
ン568は嵌合穴566内に引っ込まされ、テーブル5
30D〜530Fの移動を許容する。
【0112】移動後、テーブル530Dが図示しないキ
ャリヤに係合させられたならば、回動軸526が回動さ
せられ、係合突起528が非係合位置へ移動させられ
る。それにより、テーブル530D〜530Fの各係合
突部550は係合突起528との係合を解かれ、テーブ
ル530Dはキャリヤにより移動させられる状態とな
る。また、テーブル530E,530Fはそれぞれ、先
にテーブル530D,530Eを位置決めしていた位置
決めピン568により移動台518に対して位置決めさ
れており、係合突起528が外れても位置がずれること
はない。
【0113】この状態で移動部材522がエアシリンダ
554により左方へ移動させられる。このとき、係合突
起528はテーブル530E,530Fの係合突部55
0に係合させられていないため、テーブル530E,5
30Fは移動せず、移動部材522のみが戻される。戻
り後、回動軸526が回動させられ、係合突起528が
係合位置へ移動させられてテーブル530E,530F
の係合突部550に係合させられる。これら係合突起5
28は、先にテーブル530D,530Eの係合突部5
50に係合させられていた係合突起528である。テー
ブル530Dが左受渡領域へ移動させられるとともに、
テーブル530E,530Fがそれに続いてテーブル1
個分、キャリヤ移動領域側へ移動させられるのであり、
次に移動部材522が右方へ移動させられるとき、テー
ブル530Eが左受渡領域へ移動させられる。
【0114】3個のテーブル530D〜530Fがいず
れもキャリヤに係合させられて電子部品を供給する状態
となり、係合突起528との係合から外れれば、移動台
518がロッドレスシリンダ514により移動させら
れ、3対の係合突起528が一斉に左受渡領域およびそ
れに隣接するテーブル2個分の部品供給領域へ移動させ
られ、電子部品の供給終了に備えて待機させられる。こ
のとき、エアシリンダ554のピストンロッド556は
収縮させられ、移動部材522は移動台518に対して
左方へ移動させられた位置にあり、係合突起528は非
係合位置に移動させられている。電子部品の供給の済ん
だ3個のテーブル530D〜530Fは、キャリヤによ
り3対の係合突起528と係合可能な位置へ移動させら
れ、回動軸526が回動させられて係合突起528が係
合突部550に係合させられる。そして、テーブル53
0D〜530Fとキャリヤとの係合が解かれた後、移動
台518が左退避領域へ移動させられて3個のテーブル
530D〜530Fが一斉に退避させられる。
【0115】第2,第3モードにより電子部品を供給す
る場合は、移動台518がロッドレスシリンダ514に
より移動させられ、3個のテーブル530D〜530F
が一斉に左受渡領域と部品供給領域の左受渡領域側のテ
ーブル2個分の部分とに跨がった領域へ移動させられ、
その位置においてテーブル530D〜530Fと係合突
起528との係合解除、テーブル530D〜530Fと
キャリヤとの係合が行われる。また、電子部品の供給終
了後、3個のテーブル530D〜530Fは移動部材5
22に係合させられた後、キャリヤとの係合を解除さ
れ、移動台518の移動により一斉に退避させられる。
【0116】なお、図24〜図26に示す実施形態にお
いて、実行されるモードが第1モードのみであれば、3
個の退避用係合装置を備えてエアシリンダ554により
往復動させられる移動部材522を設けるのみでもよ
い。この場合、電子部品の供給時にはテーブル530D
〜530Fが1つずつ左受渡領域へ移動させられること
は、図24〜図26に示す実施形態と同じであるが、電
子部品の供給終了後、テーブル530D〜530Fは、
移動部材522の往復動により1個ずつ左退避領域へ戻
される。但し、位置決めピン568はベッド512に設
け、移動部材522をベッド512に対して位置決めす
るようにする。
【0117】また、図24〜図26に示す実施形態にお
いて、位置決めピン568をベッド512に設け、テー
ブル530D〜530Fをベッド512に対して位置決
めするようにしてもよい。
【0118】さらに、前記実施形態において、電子部品
供給時に部品供給領域においてテーブルを2個ずつ移動
させる場合、後続のテーブルは先頭のテーブルによる電
子部品の供給の途中で先頭のテーブルに追従して移動さ
せられるようになっていたが、後続のテーブルは、先頭
のテーブルによる電子部品の供給が終わる頃に部品供給
領域へ移動させ、追従させてもよい。先頭のテーブルに
よる電子部品の供給が終了するかどうかは、例えば、電
子部品の装着プログラムからわかり、制御装置はテーブ
ル移動指令を出力し、次に電子部品を供給するテーブル
を、現に電子部品を供給しているテーブルに追従する位
置へ移動させる。制御装置は、電子部品供給終了時テー
ブル追従手段を有しているのである。
【0119】また、前記実施形態においてテーブルは、
原則として一方向へ移動させられて電子部品を供給する
ようにされていたが、正,逆両方向へ移動させて電子部
品を供給させてもよい。このとき、部品供給領域内にお
いてテーブルを1個のみ移動させて電子部品を供給させ
てもよく、2個のテーブルを移動させてもよい。テーブ
ルを2個移動させる場合、常時同期させて移動させるこ
ととなる。
【0120】さらに、前記実施形態において、6個のテ
ーブル44A〜44Fを1群のテーブルと見なして電子
部品を供給させる場合、部品供給領域において移動させ
られている2個のテーブルのうち、後続のテーブルが逆
方向へ移動しても干渉することがない状態になれば、受
渡領域において待機させられているテーブルが部品供給
領域の受渡領域に隣接する位置へ移動させられて待機さ
せられるようになっていたが、テーブルが逆方向へ移動
して電子部品を供給する際の逆方向への移動距離が少な
く、2個のテーブルのうち、後続のテーブルが電子部品
の供給を開始した後、短時間で先頭のテーブルが逆方向
へ移動することはなくなり、先頭のテーブルが退避させ
られるのであれば、テーブルを部品供給領域において待
機させることなく、先頭のテーブルの退避後、あるいは
退避と共に部品供給領域へ移動させ、現に電子部品を供
給しているテーブルに追従させてもよい。
【0121】また、テーブルを1個ずつ移動させて電子
部品を供給させ、必要な場合のみにテーブルを2個ずつ
移動させて電子部品を供給させてもよい。このとき、2
個のテーブルを同期させて移動させてもよく、2個のテ
ーブルのうち、後続のテーブルを先頭のテーブルの加,
減速度より小さい加,減速度で移動させてもよい。
【0122】さらに、前記実施形態においてテーブル異
常接近検出センサ484は透過型の光電スイッチとされ
ていたが、反射型の光電スイッチやリミットスイッチ,
近接スイッチ等により構成してもよい。また、前記実施
形態においてテーブル異常接近検出時には、移動してい
る全部のテーブルが停止させられるようになっていた
が、異常なテーブルのみを停止させてもよい。さらに、
キャリヤの異常な移動は、キャリヤ用サーボモータ41
2の回転量を検出するエンコーダ418の検出値に基づ
いて検出されるようになっていたが、キャリヤの異常を
検出する専用の検出装置を設けてもよい。例えば、キャ
リヤに被検出部を設け、ベッドに被検出部を検出する検
出装置を設けるのである。
【0123】また、前記実施形態において、左右のテー
ブル退避装置304,302の移動部材382,312
はサーボモータ390,322を駆動源として移動させ
られ、エンコーダ394,324の検出に基づいて任意
の位置に停止させられるようになっていたが、サーボモ
ータ以外の一般的な電動モータを駆動源とするととも
に、移動部材382,312の停止位置にセンサを設
け、移動部材382,312の被検出部を検出して停止
させるようにしてもよい。
【0124】さらに、キャリヤ用サーボモータ412の
回転は、タイミングベルト416およびタイミングプー
リ414によって送りねじ400に伝達されるようにな
っていたが、チェーンおよびスプロケット等、他の構成
の回転伝達装置により伝達するようにしてもよい。
【0125】また、図24ないし図26に示す実施形態
において移動台518を移動させるためにロッドレスシ
リンダを使用することを不可欠ではなく、ピストンロッ
ドを有するエアシリンダ等の流体圧シリンダを用いても
よい。あるいは移動部材を移動させるためにロッドレス
シリンダを使用してもよい。
【0126】さらに、左右の各テーブル退避装置は、左
右の各テーブル群にそれぞれ属する複数のテーブルに対
して、退避用係合装置を1個のみ有するものとしてもよ
い。退避用係合装置は少なくとも退避領域および受渡領
域にわたって移動するものとし、複数のテーブルを退避
領域と受渡領域との間で移動させる。退避領域には、複
数のテーブルをそれぞれベッドに対して位置決めする位
置決め装置を設けることが望ましい。
【0127】また、左右の各テーブル退避装置の移動部
材の移動範囲が重複しないのであれば、キャリヤ移動領
域および左右の退避領域にわたって設けられた1つの移
動部材ガイドの左退避領域およびキャリヤ移動領域の左
退避領域側の部分を左テーブル退避装置の移動部材ガイ
ドとし、右退避領域およびキャリヤ移動領域の右退避領
域側の部分を右テーブル退避装置の移動部材ガイドとす
ることができる。
【0128】さらに、本発明は、部品吸着ヘッド等の部
品保持ヘッドが部品保持ヘッド移動装置により、水平面
内において一方向あるいは互いに直交する二方向へ移動
させられて電子部品をプリント基板等の被装着材に装着
する電子部品装着装置に電子部品を供給する装置や、電
子部品装着装置以外にも、電子部品を搬送する電子部品
搬送装置に電子部品を供給する装置に適用することがで
きる。
【0129】また、本発明は、上記各実施形態の構成要
素の組合わせを変えた態様で実施することができる。そ
の他、特許請求の範囲を逸脱することなく、当業者の知
識に基づいて種々の変形,改良を施した態様で本発明を
実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1ないし第5の各発明に共通の一実施形態で
ある電子部品供給装置を備えた電子部品装着システムを
概略的に示す側面図である。
【図2】上記電子部品供給装置を示す側面図(一部断
面)である。
【図3】上記電子部品供給装置を構成する電子部品供給
カートリッジのテーブルへの取付状態を示す側面断面図
である。
【図4】上記電子部品供給カートリッジがテーブルに取
り付けられた状態を係合レバーを除いて示す正面図であ
る。
【図5】上記係合レバーが第2位置決め突部に係合した
状態を示す側面図である。
【図6】上記テーブルに取り付けられるストッパ板を示
す正面図である。
【図7】上記ストッパ板を示す側面図である。
【図8】上記テーブルに取り付けられるカートリッジ位
置決め板を示す正面図である。
【図9】上記カートリッジ位置決め板を示す側面図であ
る。
【図10】上記カートリッジ位置決め板に取り付けられ
る係合レバーを示す側面図である。
【図11】上記係合レバーを示す正面図である。
【図12】上記電子部品供給カートリッジのリール保持
具の振動を防止するリール保持具振動防止装置を示す平
面図である。
【図13】上記電子部品供給装置を示す正面図である。
【図14】上記電子部品供給装置をキャリヤが設けられ
た部分において示す正面図である。
【図15】上記電子部品供給装置を示す平面図である。
【図16】上記電子部品供給装置において設定されたキ
ャリヤ移動領域および左右の退避領域の配置を概略的に
示す図である。
【図17】上記電子部品供給装置の右テーブル退避装置
を示す正面図である。
【図18】上記右テーブル退避装置の退避用係合装置の
一つを示す正面図である。
【図19】上記電子部品供給装置のキャリヤを示す側面
図である。
【図20】上記電子部品装着システムを制御する制御装
置のうち、本発明に関連の深い部分を示すブロック図で
ある。
【図21】上記電子部品供給装置の第1モードによる電
子部品の供給を概略的に説明する図である。
【図22】上記第1モードによる電子部品の供給を詳細
に説明する図である。
【図23】上記電子部品供給装置の第2モードによる電
子部品の供給を説明する図である。
【図24】第1〜3および第5の各発明に共通の一実施
形態である電子部品供給装置の左テーブル退避装置を概
略的に示す正面図である。
【図25】図24に示すテーブル退避装置の構成要素で
ある退避用係合装置の係合突起を駆動する係合部材駆動
装置を示す側面図(一部断面)である。
【図26】図24に示す左テーブル退避装置により退避
させられるテーブルを位置決めする位置決め装置を示す
図である。
【符号の説明】
10 電子部品供給装置 34ベッド 42 テーブルガイド 44A〜44F テーブル 50 電子部品供給カートリッジ 300A〜300C キャリヤ 302 右テーブル退避装置 304 左テーブル退避装置 312 右移動部材 316 右移動部材移動装置 330A〜330F 退避用係合装置 382 左移動部材 384 左移動部材用移動装置 400送りねじ 402 ナット 412 キャリヤ用サーボモータ 430 キャリヤ用係合装置 444,446 係合溝 470 制御装置 510 左テーブル退避装置 512 ベッド 514 ロッドレスシリンダ 518 移動台 530D〜530F テーブル 554 エアシリンダ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線状のテーブルガイドを備えたベッド
    と、 前記テーブルガイドにそれぞれ移動可能に支持され、各
    々複数の電子部品供給カートリッジをそれら電子部品供
    給カートリッジの部品供給部が前記テーブルガイドに平
    行な直線上に並ぶ状態で支持する4個以上のテーブル
    と、 前記ベッドの前記テーブルガイドに平行な方向の中央部
    であるキャリヤ移動領域にテーブルガイドに平行にかつ
    互いに並列に設定されたそれぞれ専用の移動経路内を各
    個独立に移動し、任意の位置に停止可能な3個以上のキ
    ャリヤと、 それらキャリヤの各々と前記テーブルの各々との一方に
    設けられ、他方の被係合部に離脱可能に係合するキャリ
    ヤ用係合装置と、 前記4個以上のテーブルを2群に分けた場合に各群に属
    するテーブルをそれぞれ、前記ベッド上の前記テーブル
    ガイドに平行な方向の左端部および右端部にそれぞれ設
    定された左退避領域および右退避領域へ移動させる左テ
    ーブル退避装置および右テーブル退避装置とを含むこと
    を特徴とする電子部品供給装置。
  2. 【請求項2】 前記ベッド上に前記キャリヤと同数の送
    りねじが前記テーブルガイドと平行にかつ互いに並列に
    配設され、前記キャリヤの各々に固定のナットがそれら
    送りねじに螺合されており、かつ、各送りねじがそれぞ
    れ専用のねじ駆動装置により回転駆動されることを特徴
    とする請求項1に記載の電子部品供給装置。
  3. 【請求項3】 前記左右の各テーブル退避装置が、 前記テーブルガイドに平行な方向に移動可能な1個ずつ
    の移動部材と、 それら移動部材の各々と、前記2群の各々に属するテー
    ブルとのいずれか一方に設けられ、他方の被係合部に離
    脱可能に係合する退避用係合装置と、 前記移動部材の各々を、前記キャリヤ移動領域と左右各
    退避領域とに跨がった各領域でそれぞれ移動させる左移
    動部材移動装置および右移動部材移動装置とを含むこと
    を特徴とする請求項1または2に記載の電子部品供給装
    置。
  4. 【請求項4】 前記左右の各移動部材移動装置が、 前記キャリヤ移動領域と左右の各退避領域とにそれぞれ
    跨がった各領域の少なくとも端部に、前記テーブルガイ
    ドと直交する方向の回転軸線を中心に回転可能に配設さ
    れた回転部材と、 それら回転部材に巻きかけられて前記テーブルガイドに
    平行に延びる巻きかけ部材と、 前記複数の回転部材の1個を回転駆動する回転駆動装置
    とを含み、前記移動部材が前記巻きかけ部材の一部に連
    結されていることを特徴とする請求項3に記載の電子部
    品供給装置。
  5. 【請求項5】 前記キャリヤ,キャリヤ用係合装置およ
    び左右の各テーブル退避装置を制御する制御装置であっ
    て、前記2群のテーブルの一方の群に属するテーブルの
    みに電子部品供給のための一連の運動を複数回繰り返さ
    せ、その間、他方の群に属するテーブルは静止状態に保
    つ各群単独モードと、前記2群のテーブルを1群のテー
    ブルと見なした電子部品供給のための一連の運動を複数
    回繰り返させる2群共同モードとを含む複数モードの制
    御を行うものを含むことを特徴とする請求項1ないし4
    のいずれか1つに記載の電子部品供給装置。
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