JPH1034672A - プラスチック中空体の製造装置 - Google Patents

プラスチック中空体の製造装置

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Publication number
JPH1034672A
JPH1034672A JP21415696A JP21415696A JPH1034672A JP H1034672 A JPH1034672 A JP H1034672A JP 21415696 A JP21415696 A JP 21415696A JP 21415696 A JP21415696 A JP 21415696A JP H1034672 A JPH1034672 A JP H1034672A
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JP
Japan
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mandrel
mold
cavity
axial direction
drive shaft
Prior art date
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Application number
JP21415696A
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English (en)
Inventor
Susumu Mihashi
進 三橋
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Zeon Corp
Original Assignee
Nippon Zeon Co Ltd
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Publication date
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 横ぶれや縦ぶれを起こすことなく、確実にマ
ンドレルを引き抜くことが可能であり、設置面積が小さ
いプラスチック中空体の製造装置を提供する。 【解決手段】 金型6と、これら金型が組み合わされた
状態で、キャビティ25内部に軸方向に移動自在に配置
されるマンドレル28と、マンドレル28をキャビティ
25内で、軸方向に移動させるマンドレル移動装置52
とを有するプラスチック中空体の製造装置。マンドレル
移動装置52が、マンドレルの後端に連結される移動台
車50を有し、移動移動台車50の駆動板60に螺合
し、軸回りに回転することにより駆動部材60を軸方向
に移動させるギアが形成された駆動軸54と、駆動軸5
4を回転自在に保持し、駆動軸54の両側に略平行に配
置された一対の走行梁56と、駆動軸56を回転させる
モーター58とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック中空
体の製造装置に係り、さらに詳しくは、その製造装置に
用いるマンドレルの移動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】金属管から成る芯体で補強されたプラス
チック中空体、あるいは補強されていないプラスチック
中空体は、軽量であり、耐久性に優れ、しかも、たとえ
ば樹木状の外観や色彩を付与することができる。そのた
め、このようなプラスチック中空体は、コンクリート製
または木製の杭、柵、柱などに代えて、公園などの構築
物あるいは遊歩道の柵などに広く用いられるようになっ
ている。
【0003】プラスチック中空体の成形方法としては、
ブロー成形、射出成形、回転成形、異形押出成形および
鋳込成形などの成形法がある。
【0004】しかしながら、従来の射出成形、ブロー成
形、回転成形、押し出し成形では、成形機から送出され
た成形物が走行中に冷却されるため、冷却時間が限定さ
れ、薄肉製品しか得られず、強度を必要とする用途には
不向きである。また、異形押出成形では、断面形状が同
一な直線模様の中空体しか得られない。
【0005】また、鋳込み成形法では、中子を金型内へ
装着後、成形品からの中子の取り出しができないので、
中実の柱状体しか得られず、中実柱状体では、冷却固化
に時間を要し、生産能率が悪く且つ多量の樹脂を必要と
し、経済的でないという課題を有する。また、中実なの
で、軽量性の利点が失われる。
【0006】したがって、厚肉で長尺のプラスチック成
形品を得るためには、補強用の金属材またはグラスファ
イバーを芯材として鋳型内に装着し、押出機から溶融熱
可塑性樹脂を注入して、冷却固化後、型から取り出す鋳
込成形法が採用されている。
【0007】しかしながら、上記鋳込み成形法では、成
形時に1〜4%の成形収縮がある。また、成形後も、温
度変化により膨張および収縮を繰り返す。
【0008】一般的に、鋼材やグラスファイバーなどの
補強材の熱膨張係数は、熱可塑性プラスチックの1/1
0〜1/20である。したがって、熱可塑性プラスチッ
クの成形収縮や、熱収縮が十分に終息していないと、熱
可塑性プラスチック成形品の内部で芯材が、その外周に
位置する熱可塑性プラスチックを突っ張る形に成る。そ
のため、熱可塑性プラスチックの伸びが不十分な場合、
成形物に亀裂が生じる可能性があり、特に芯材の外径と
熱可塑性プラスチックの成形物の外径の比が比較的大き
い場合や、成形物の形状が円形以外の場合には、芯材の
中心方向への収縮が追随せずに不十分となり、亀裂を生
じ易い。
【0009】また、金型内に挿入する補強用金属管も、
作業者の労力を考慮した場合に、その長さおよび重量に
制限がある。このため、擬木表面模様のごとく、不規則
の突起を表面に有する厚肉で1m以上の長尺な中空成形
体を得ることは従来では不可能とされていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、このよ
うな課題を解決するために、金型内にマンドレルを移動
自在に配置し、溶融樹脂を金型内に注入し、その樹脂が
硬化する前にマンドレルを引き抜き、プラスチック中空
体を製造する方法および装置を発明し、先に出願してい
る。
【0011】ところが、樹脂が充填された金型からマン
ドレルを引き抜く際に、硬化途中の樹脂との摩擦力に逆
らいマンドレルを引き抜くことになるので、マンドレル
には、多大な力が作用する。このため、チェーンを用い
てマンドレルを引き抜こうとした場合には、チェーンが
引きちぎれるおそれがあった。また、油圧シリンダなど
の圧力シリンダを用いてマンドレルを引き抜こうとする
と、マンドレルの長さの二倍のストローク長さの圧力シ
リンダを必要とし、設備が大きく成りすぎ好ましくな
い。
【0012】さらに、単純な移動台車形式によるマンド
レルの引き抜き装置では、移動台車が水平方向または上
下方向にぶれてしまい、マンドレルを軸芯に沿ってまっ
すぐ引き抜くことは困難であった。
【0013】また、マンドレルを引き抜くタイミングが
早すぎる場合には、マンドレルを引き抜く孔から樹脂が
漏れてしまい、良好な中空成形体を得ることはできない
という課題を有する。逆に、引き抜くタイミングが遅す
ぎると、樹脂の硬化時の収縮力により、マンドレルには
収縮力が作用し、何十トンもの力が作用し、引き抜くこ
とは困難になり、中空体を成形することは不可能にな
る。
【0014】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、比較的長尺なプラスチック中空成形体を製造する際
に好適に用いられ、横ぶれや縦ぶれを起こすことなく、
確実にマンドレルを引き抜くことが可能であり、設置面
積が小さいプラスチック中空体の製造装置を提供するこ
とを第1の目的とする。
【0015】本発明の第2の目的は、樹脂漏れを引き起
こすことなく、また、過大な力を必要とせずマンドレル
を引き抜くことができ、比較的長尺なプラスチック中空
体を容易に製造することができるプラスチック中空体の
製造装置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明の第1の観点に係るプラスチック中空
体の製造装置は、相対的に接近および離反移動自在に配
置され、組み合わされることにより内部にキャビティが
形成される第1金型および第2金型と、これら金型が組
み合わされた状態で、キャビティ内部に軸方向に移動自
在に配置されるマンドレルと、前記マンドレルをキャビ
ティ内で、軸方向に移動させるマンドレル移動手段とを
有するプラスチック中空体の製造装置であって;前記マ
ンドレル移動手段が、前記マンドレルの後端に連結され
る移動台車と、前記移動台車の駆動部材に螺合し、軸回
りに回転することにより前記駆動部材を軸方向に移動さ
せるギアが形成された駆動軸と、前記駆動軸を回転自在
に保持し、駆動軸の両側に略平行に配置された一対の走
行梁と、前記駆動軸を回転させる駆動手段とを有し;前
記移動台車が、前記各走行梁の上下方向両側を軸方向に
異なる位置で挟み込むように従動回転する上下方向動輪
と、各走行梁の水平方向内側に軸方向に異なる位置で接
触して従動回転する動輪とを有することを特徴とする。
【0017】本発明の第1の観点に係るプラスチック中
空体の製造装置では、各走行梁の上下方向両側を軸方向
に異なる位置で挟み込むように従動回転する合計8つの
上下方向動輪と、各走行梁の水平方向内側に軸方向に異
なる位置で接触して従動回転する合計4つの動輪とを有
する。このため、移動台車が横ぶれや縦ぶれを起こすこ
とはなくなり、確実にマンドレルを引き抜くことが可能
となる。しかも、圧力シリンダを用いない構成なので、
場所をとらず、マンドレルの長さに相当する長さの設置
場所があれば良い。また、マンドレル移動手段は、金型
毎に設ける必要はなく、使用する金型に移動させて用い
れば良いので、この点でも場所をとらない。
【0018】前記第2の目的を達成するために、本発明
の第2の観点に係るプラスチック中空体の製造装置は、
相対的に接近および離反移動自在に配置され、組み合わ
されることにより内部にキャビティが形成される第1金
型および第2金型と、これら金型が組み合わされた状態
で、キャビティ内部に軸方向に移動自在に配置されるマ
ンドレルと、前記マンドレルをキャビティ内で、軸方向
に移動させるマンドレル移動手段と、前記マンドレル移
動手段による金型のキャビティ内からのマンドレルの引
き抜き開始タイミングを制御する制御手段とを有するプ
ラスチック中空体の製造装置であって;前記マンドレル
移動手段が、前記マンドレルの後端に連結される移動台
車と、前記移動台車の駆動部材に螺合し、軸回りに回転
することにより前記駆動部材を軸方向に移動させるギア
が形成された駆動軸と、前記駆動軸を回転自在に保持
し、駆動軸の両側に略平行に配置された一対の走行梁
と、前記駆動軸を回転させる駆動手段とを有し;前記制
御手段が、前記金型のキャビティ内へ溶融樹脂の充填が
完了した時点を判断する判断手段と、前記判断手段で判
断した溶融樹脂の充填完了からの時間を計測するタイマ
ー手段と、前記タイマー手段で計測された時間が所定時
間を経過した場合に、前記マンドレル移動手段を駆動
し、マンドレルをキャビティから引き抜くための駆動信
号を発生させる駆動信号発生手段とを有することを特徴
とする。
【0019】本発明の第2の観点に係る製造装置におい
て、マンドレルを引き抜くタイミングである充填完了か
ら所定時間とは、充填された樹脂の熱容量、中空体の肉
厚、長さ、冷却水温度などにより異なり、予め実験など
により決定されるが、中空体を構成する樹脂製品の外表
面温度が60〜70°C、中空部内面温度が60〜70
°Cと成るように設定することが好ましい。このタイミ
ングが早すぎると、中空成形体の中空部の形状を維持す
ることが困難になり、余りに遅すぎると、樹脂の収縮に
よりマンドレルを引き抜くことが困難になる。
【0020】本発明の第2の観点に係るプラスチック中
空体の製造装置では、金型のキャビティ内への溶融樹脂
の充填完了からの時間を計測し、その時間が所定時間を
経過した場合に、マンドレル移動手段を駆動し、マンド
レルをキャビティから引き抜くための駆動信号を発生さ
せる。このため、金型に形成されたマンドレル用引き抜
き孔から樹脂がはみ出て、中空体の中空部形状の劣化を
引き起こすこともなくなり、良好な中空形状の中空体を
形成することができる。また、樹脂が硬化して引き抜け
なくなる前のタイミングで引き出すので、マンドレルの
引き抜きができなくなることもない。なお、従来では、
マンドレルの引き抜きが失敗し易く、この場合には、完
成した中空体を破壊してマンドレルを取り出すことにな
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るプラスチック
中空体の製造装置を、図面に示す実施形態に基づき、詳
細に説明する。
【0022】図1は本発明の一実施形態に係るプラスチ
ック中空体の製造装置の概略図、図2は同実施形態に係
る装置に用いるマンドレル移動装置の概略図、図3は図
2に示す移動台車のIII−III線に沿う断面図、図4は図
3のIV−IV線に沿う矢視図、図5は図3のV−V線に沿う
矢視図、図6は動輪の矢視図、図7は中空体の矢視図で
ある。
【0023】図1に示すように、本実施形態に係るプラ
スチック中空体の製造装置2は、連続してプラスチック
中空体を製造することができる装置であり、一つの押し
出し機8と、複数の成形機4とを有する。複数の成形機
4は、樹脂導入管10を通して、一つの押し出し機8の
ノズルに接続してある。樹脂導入管10の途中には、各
成形機4に対応して、分岐ブロック12が装着してあ
る。各分岐ブロック12の上には、切り替えバルブ装置
14が装着してある。切り替えバルブ装置14には、弁
体16が装着してあり、樹脂導入管10内を流れる樹脂
を、各成形機4に選択的に導入するようになっている。
【0024】たとえば、ある一つの成形機4へのみ樹脂
を流し、他の成形機4へは樹脂を流さないように制御さ
れ、金型6内のキャビティ内に十分に樹脂を流し終えた
段階で、バルブ装置14の弁体16を閉じ、次の成形機
4のバルブ装置14の弁体16を開く。すなわち、この
連続成形装置では、ある一つの成形機への樹脂の充填が
完了した時点で、次の成形機への樹脂の充填を行い、樹
脂の充填が完了した成形機での樹脂の冷却を待たずに、
次々と連続して、射出成形をおこなうことができる。も
ちろん、各成形機4での金型6の大きさや形状などは、
同一でも異なっていても良い。また、成形温度や成形時
間などの成形条件も、各成形機4毎に相違しても良い。
さらに、押し出し機8から押し出される樹脂の種類は特
に限定されず、再生プラスチックであってもよい。
【0025】樹脂導入管10内での樹脂の冷却を防止す
るために、導入管10の周囲には、ヒータ20が装着し
てある。分岐ブロック12およびバルブ装置14の周囲
にも、ヒータが装着してある。
【0026】本実施形態では、各成形機4の金型6は、
上型22(第2金型)と下型24(第1金型)とで構成
される。上型22と下型24とは、相対的に接近および
離反移動自在に配置され、組み合わされることにより内
部にキャビティ25(図2参照)が形成されるようにな
っている。本実施形態では、図1に示すように、上型2
2が油圧シリンダなどの圧力シリンダ26により駆動さ
れ、型締めおよび型開き可能になっている。
【0027】図2に示すように、各金型6には、マンド
レル28が挿入される挿入口30が形成してある。マン
ドレル28の後端には、冷却水入り口32および冷却水
出口34が装着してあり、マンドレル28の内部を冷却
水が流れ、マンドレルを一定温度に保持可能になってい
る。冷却水を流すことで、マンドレルの周囲の樹脂を冷
却し、樹脂の硬化を内側からも促進することができ、得
られる中空体の中空部の内周にもスキン層の形成が可能
になる。
【0028】各金型6の上型22および下型24にも、
それぞれ冷却水入り口36,40および冷却水出口3
8,42が形成してあり、金型内部に冷却水を循環させ
ることで、キャビティ25内の樹脂を所定温度に冷却可
能になっている。
【0029】図2に示すバルブ装置14の吐出口は、ベ
ース44の上に固定された下型24の樹脂注入口に接続
してあり、ここから金型6のキャビティ25内へ溶融樹
脂の注入が可能になっている。
【0030】本実施形態では、マンドレル28の後端
が、ボルト46およびナット48を介して、マンドレル
移動装置52に接続してある。マンドレル移動装置52
は、移動台車50と、駆動軸54と、駆動軸54の両側
に配置された一対の走行梁56と、駆動軸54を回転駆
動する駆動手段としてのモータ58とを有する。
【0031】移動台車50は、図3〜5に示すように、
駆動板60を有する。駆動板60は、内部に螺旋状のギ
アが形成された駆動筒体62を有する。駆動筒体62
は、外周に螺旋状ギアが形成された駆動軸54に螺合
し、駆動軸54が軸心回りに回転することで、駆動筒体
62は、駆動板60と共に、駆動軸54の軸心に沿って
移動するようになっている。
【0032】図3に示すように、駆動板60は、駆動軸
54に対して略直角に位置し、その上部に上板64が接
続してあり、その下部に下板70が接続してある。ま
た、駆動板60の両側には、側板68,68が接続して
ある。上板64には、軸方向に沿って上支持アーム72
aが接続してあり、下板70には、軸方向に沿って下支
持アーム72bが接続してある。側板68には、それぞ
れ水平支持アーム72cが接続してある。各支持アーム
72a,72b,72cの両端位置には、図3〜6に示
すように、それぞれ上動輪74a、下動輪74bおよび
水平動輪74cが回転自在に保持してある。
【0033】合計8つの上動輪74aおよび下動輪74
bは、駆動軸54の両側に略平行に配置された一対の走
行梁56,56の上下方向両側を軸方向に異なる位置で
挟み込むように、従動回転するようになっている。合計
4つの水平動輪74cは、走行梁56の水平方向内側に
軸方向に異なる位置で接触して従動回転するようになっ
ている。
【0034】駆動軸54は、図2に示すように、走行梁
56の両端に接続された端板90,92に装着された軸
受により回転自在に装着してあり、駆動軸54の一端に
は、プーリが装着してあり、ここにローラチェーン94
が巻回され、チェーン94を介してモータ58の回転力
が駆動軸54に伝達されるようになっている。
【0035】モータ58は、制御装置96により制御さ
れるようになっている。制御装置96は、バルブ装置1
4の切り替わり信号を検知し、金型6のキャビティ25
内へ溶融樹脂の充填が完了した時点を判断し、溶融樹脂
の充填完了からの時間を、内蔵のタイマー手段で計測す
る。タイマー手段で計測された冷却時間が所定時間を経
過した場合には、制御装置96は、マンドレル28をキ
ャビティ25から引き抜くための駆動信号を発生し、マ
ンドレル移動装置52のモータ58を駆動する。
【0036】本実施形態では、マンドレル移動装置52
は、図1に示す金型6毎に装着する必要はなく、装置5
2を移動させて用いることができる。
【0037】次に、本実施形態に係るプラスチック中空
体の製造装置を用いた中空体の製造方法について説明す
る。
【0038】図1に示す複数の成形機4のうちの一つの
成形機4を選択し、その成形機4の金型6の上型22が
開いた状態で、図2に示すモータ58を駆動し、駆動軸
54を回転させ、マンドレル28を金型6の挿入口30
からキャビティ25内に前進させる。その前進移動の停
止は、制御装置96に接続したリミットスイッチあるい
は光電スイッチなどによりマンドレル28の位置を検出
することにより行われる。ついで、図1に示す圧力シリ
ンダ26を駆動し、上型22を下型24に近接させる。
上型22が下型24に組み合わされた状態で、バルブ装
置14の弁体16(図1参照)を回動させ、流路を開
き、樹脂導入管10内の樹脂を、図2に示す下型24の
樹脂注入口からキャビティ25内に射出する。
【0039】キャビティ25内に樹脂が充填されたこと
を、金型に装着されたリミットスイッチにより検知し、
充填完了と同時に、バルブ装置14を駆動し、樹脂の流
路を遮断する。そのバルブ装置14の切り替え信号を制
御装置96が検出し、タイマーを作動させ、所定時間経
過後に、モータ58を駆動し、駆動軸54を挿入時と逆
方向に回転させ、冷却固化途中の樹脂が充填されたキャ
ビティ25内から、マンドレル28を後退移動させる。
移動速度は、特に限定されないが、5〜100mm/秒程
度が好ましい。充填完了からマンドレル28を引き抜く
までの時間は、充填された樹脂の熱容量、中空体の肉
厚、長さ、冷却水温度などにより異なり、予め実験など
により決定されるが、中空体を構成する樹脂製品の外表
面温度が60〜70°C、中空部内面温度が60〜70
°Cと成るように設定することが好ましい。具体的に
は、たとえば20分〜50分程度であることが好まし
い。この程度の温度に冷却した状態で、マンドレルを引
き抜くことにより、中空成形体の中空部の形状を維持し
つつ、しかも過大な引っ張り力を必要としないで、マン
ドレル28を引き抜くことができる。このタイミングが
余りに遅すぎると、樹脂の収縮によりマンドレル28を
引き抜くことが困難になる。
【0040】マンドレル28の引き抜き後、さらに冷却
を継続し、その後、型開きを行い、中空成形体を取り出
す。
【0041】金型6のキャビティ内周面は、たとえば擬
木模様(樹木の木肌模様)とし、あるいは角材の木目模
様として、木材柱に代えて使用することができる。図7
に、本実施形態の製造方法により得られる中空部82を
有する擬木(中空体80)の一例を示す。
【0042】本実施形態のように、金型6のキャビティ
25内の樹脂が完全に硬化する前に、マンドレル28を
引き抜き、その後、冷却して完全硬化させることにより
成形した中空体80は、温度差による残留応力や熱収縮
による残留応力がない。そのため、この中空体80を擬
木などとして、寒暖の差の大きな地域で使用した場合で
も、割れや欠けなどのおそれが少なく、安全に使用する
ことができる。
【0043】なお、本実施形態に係る製造装置により製
造された中空体80は、たとえば廃プラスチックで成形
された中空体であり、その長さLは、特に限定されない
が、好ましくは1m以上、通常は、3〜5mである。図
2に示す本実施形態に係るマンドレル移動装置52は、
移動台車50の移動位置をリミットスイッチまたは光検
知スイッチまたは近接スイッチなどで検出し、その移動
範囲を種々に変化させることが可能であり、異なる移動
量を実現することで、異なる長さの中空体80(図7参
照)を製造することが可能である。ただし、異なる長さ
の中空体を製造する場合には、長さの異なる金型を準備
する必要がある。
【0044】本実施形態において、図7に示す中空体8
0の肉厚tは、特に限定されないが、擬木などとして用
いられる場合には、少なくとも10mm程度は必要であ
る。ただし、肉厚tが51mm以上では、中実状に近くな
り、コスト高となり重くなり、しかも芯材84の挿入が
困難になり好ましくない。中空体80の外径は、特に限
定されないが、たとえば60〜600mm程度のものが擬
木として好ましく用いられる。芯材84は、金属管が好
ましいが、用途によっては、FRP製管であっても良
い。
【0045】芯材84は、中空体80が成形された後、
この中空体の中空部82に挿入されるが、その際に、中
空部82の内周壁と芯材84の外周との間に所定の空隙
を設けることが好ましい。なぜなら、擬木として用いら
れる中空体80は、ほとんど屋外で使用されるため、太
陽光や寒冷により中空体80が膨張および収縮を繰り返
すからである。プラスチックと金属は一般に膨張係数が
大きく異なり、隙間を設けないで金属製芯材をプラスチ
ック中空体に挿入したのでは、プラスチック部分に必ず
といって良いほどひびが入るため、これを防止するため
である。中空体80の中空部82の内周壁と芯材84の
外周との間の所定の空隙としては、特に限定されない
が、1〜10mm程度が好ましい。この隙間が余りに大き
いと、芯材84の抜け止めが困難になるからである。
【0046】本実施形態に係るプラスチック中空体の製
造装置では、図2〜5に示すように、各走行梁56,5
6の上下方向両側を軸方向に異なる位置で挟み込むよう
に従動回転する合計8つの上下方向動輪74a,74b
と、各走行梁56,56の水平方向内側に軸方向に異な
る位置で接触して従動回転する合計4つの動輪74c,
74cとを有する。このため、移動台車50が横ぶれや
縦ぶれを起こすことはなくなり、確実にマンドレル28
を引き抜くことが可能となる。しかも、圧力シリンダを
用いない構成なので、場所をとらず、マンドレル28の
長さに相当する長さの設置場所があれば良い。また、マ
ンドレル移動装置52は、金型毎に設ける必要はなく、
使用する金型に移動させて用いれば良いので、この点で
も場所をとらない。
【0047】また、本実施形態に係るプラスチック中空
体の製造装置では、金型6のキャビティ25内への溶融
樹脂の充填完了からの冷却時間を計測し、その時間が所
定時間を経過した場合に、マンドレル移動装置52を駆
動し、マンドレル28をキャビティ25から引き抜くた
めの駆動信号を制御装置96が発生する。このため、金
型に形成されたマンドレル用挿入孔(引き抜き孔)30
から樹脂がはみ出て、中空体の中空部形状の劣化を引き
起こすこともなくなり、良好な中空形状の中空体を形成
することができる。また、樹脂が硬化して引き抜けなく
なる前のタイミングで引き出すので、マンドレル28の
引き抜きができなくなることもない。
【0048】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変する
ことができる。
【0049】たとえば、図7に示す中空体80の外周の
形状に応じて、中空部82を形成するためのマンドレル
28の外周断面形状を、円形、角形、多角形とすること
もできる。また、マンドレル28の先端を先細にテーパ
を付け、あるいはマンドレル28の外周に放射状フィン
を設けることなどにより、得られる中空体80の中空部
82の断面形状を種々に変化させ、中空体80の強度を
向上させたり、樹脂の節約を図ることも可能である。
【0050】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の第1
の観点に係るプラスチック中空体の製造装置によれば、
各走行梁の上下方向両側を軸方向に異なる位置で挟み込
むように従動回転する合計8つの上下方向動輪と、各走
行梁の水平方向内側に軸方向に異なる位置で接触して従
動回転する合計4つの動輪とを有する。このため、移動
台車が横ぶれや縦ぶれを起こすことはなくなり、確実に
マンドレルを引き抜くことが可能となる。しかも、圧力
シリンダを用いない構成なので、場所をとらず、マンド
レルの長さに相当する長さの設置場所があれば良い。ま
た、マンドレル移動手段は、金型毎に設ける必要はな
く、使用する金型に移動させて用いれば良いので、この
点でも場所をとらない。
【0051】本発明の第2の観点に係るプラスチック中
空体の製造装置によれば、金型のキャビティ内への溶融
樹脂の充填完了からの時間を計測し、その時間が所定時
間を経過した場合に、マンドレル移動手段を駆動し、マ
ンドレルをキャビティから引き抜くための駆動信号を発
生させる。このため、金型に形成されたマンドレル用引
き抜き孔から樹脂がはみ出て、中空体の中空部形状の劣
化を引き起こすこともなくなり、良好な中空形状の中空
体を形成することができる。また、樹脂が硬化して引き
抜けなくなる前のタイミングで引き出すので、マンドレ
ルの引き抜きができなくなることもない。なお、従来で
は、マンドレルの引き抜きが失敗し易く、この場合に
は、完成した中空体を破壊してマンドレルを取り出すこ
とになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施形態に係るプラスチック
中空体の製造装置の概略図である。
【図2】図2は同実施形態に係る装置に用いるマンドレ
ル移動装置の概略図である。
【図3】図3は図2に示す移動台車のIII−III線に沿う
断面図である。
【図4】図4は図3のIV−IV線に沿う矢視図である。
【図5】図5は図3のV−V線に沿う矢視図である。
【図6】図6は動輪の矢視図である。
【図7】図7は中空体の矢視図である。
【符号の説明】
6… 金型 14… バルブ装置 22… 上型 24… 下型 25… キャビティ 30… 挿入口 52… マンドレル移動装置 54… 駆動軸 56… 走行梁 58… モータ 60… 駆動板 72a,72b,72c… 支持アーム 74a,74b,74c… 動輪 96… 制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対的に接近および離反移動自在に配置
    され、組み合わされることにより内部にキャビティが形
    成される第1金型および第2金型と、 これら金型が組み合わされた状態で、キャビティ内部に
    軸方向に移動自在に配置されるマンドレルと、 前記マンドレルをキャビティ内で、軸方向に移動させる
    マンドレル移動手段とを有するプラスチック中空体の製
    造装置であって;前記マンドレル移動手段が、 前記マンドレルの後端に連結される移動台車と、 前記移動台車の駆動部材に螺合し、軸回りに回転するこ
    とにより前記駆動部材を軸方向に移動させるギアが形成
    された駆動軸と、 前記駆動軸を回転自在に保持し、駆動軸の両側に略平行
    に配置された一対の走行梁と、 前記駆動軸を回転させる駆動手段とを有し;前記移動台
    車が、 前記各走行梁の上下方向両側を軸方向に異なる位置で挟
    み込むように従動回転する上下方向動輪と、 各走行梁の水平方向内側に軸方向に異なる位置で接触し
    て従動回転する動輪とを有する、 プラスチック中空体の製造装置。
  2. 【請求項2】 相対的に接近および離反移動自在に配置
    され、組み合わされることにより内部にキャビティが形
    成される第1金型および第2金型と、 これら金型が組み合わされた状態で、キャビティ内部に
    軸方向に移動自在に配置されるマンドレルと、 前記マンドレルをキャビティ内で、軸方向に移動させる
    マンドレル移動手段と、 前記マンドレル移動手段による金型のキャビティ内から
    のマンドレルの引き抜き開始タイミングを制御する制御
    手段とを有するプラスチック中空体の製造装置であっ
    て;前記マンドレル移動手段が、 前記マンドレルの後端に連結される移動台車と、 前記移動台車の駆動部材に螺合し、軸回りに回転するこ
    とにより前記駆動部材を軸方向に移動させるギアが形成
    された駆動軸と、 前記駆動軸を回転自在に保持し、駆動軸の両側に略平行
    に配置された一対の走行梁と、 前記駆動軸を回転させる駆動手段とを有し;前記制御手
    段が、 前記金型のキャビティ内へ溶融樹脂の充填が完了した時
    点を判断する判断手段と、 前記判断手段で判断した溶融樹脂の充填完了からの時間
    を計測するタイマー手段と、 前記タイマー手段で計測された時間が所定時間を経過し
    た場合に、前記マンドレル移動手段を駆動し、マンドレ
    ルをキャビティから引き抜くための駆動信号を発生させ
    る駆動信号発生手段とを有する、 プラスチック中空体の製造装置。
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