JPH1034969A - インクジェットプリンタ装置 - Google Patents
インクジェットプリンタ装置Info
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- JPH1034969A JPH1034969A JP8191902A JP19190296A JPH1034969A JP H1034969 A JPH1034969 A JP H1034969A JP 8191902 A JP8191902 A JP 8191902A JP 19190296 A JP19190296 A JP 19190296A JP H1034969 A JPH1034969 A JP H1034969A
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- JP
- Japan
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- ink
- pulse
- density
- current
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- Prior art date
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- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な回路により高速でかつ着弾位置ずれの
ない階調印字を行うことができるインクジェットプリン
タ装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 印字周期に同期しかつ入力パルス列に基
づきインクに交流電流を通電することによりノズルから
インクを吐出させるパルス電圧印加部10と、パルス電
圧印加部10から交流電流を出力させる入力パルス列の
密度を連続的に変化させるパルス密度制御データと、画
像データ等の印字データに基づいてパルス密度制御デー
タ発生区間内の一定期間を選択する期間選択データcと
によりノズルからのインク吐出量を制御する交流パルス
発生部8とを有することにより、簡単な回路により高速
でかつ着弾位置ずれのない階調印字を行うことができる
インクジェットプリンタ装置が得られる。
ない階調印字を行うことができるインクジェットプリン
タ装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 印字周期に同期しかつ入力パルス列に基
づきインクに交流電流を通電することによりノズルから
インクを吐出させるパルス電圧印加部10と、パルス電
圧印加部10から交流電流を出力させる入力パルス列の
密度を連続的に変化させるパルス密度制御データと、画
像データ等の印字データに基づいてパルス密度制御デー
タ発生区間内の一定期間を選択する期間選択データcと
によりノズルからのインク吐出量を制御する交流パルス
発生部8とを有することにより、簡単な回路により高速
でかつ着弾位置ずれのない階調印字を行うことができる
インクジェットプリンタ装置が得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフィス用コンピ
ュータやパーソナルコンピュータなどにおける出力印字
に用いられるインクジェットプリンタ装置に関する。
ュータやパーソナルコンピュータなどにおける出力印字
に用いられるインクジェットプリンタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インクジェットプリンタ装置は、
記録時の静粛性、高速記録が可能、カラー化が容易とい
った点から、家庭用やオフィス用コンピュータの出力用
プリンタ装置として広く利用されるようになってきた。
このようなインクジェットプリンタ装置は、インクを小
滴化して飛翔させ、記録紙に付着させて記録を行うもの
で、小滴の発生法や飛翔方向の制御法によってコンティ
ニアス方式とオンデマンド方式とに大別される。
記録時の静粛性、高速記録が可能、カラー化が容易とい
った点から、家庭用やオフィス用コンピュータの出力用
プリンタ装置として広く利用されるようになってきた。
このようなインクジェットプリンタ装置は、インクを小
滴化して飛翔させ、記録紙に付着させて記録を行うもの
で、小滴の発生法や飛翔方向の制御法によってコンティ
ニアス方式とオンデマンド方式とに大別される。
【0003】コンティニアス方式は、例えば米国特許第
3060429号に開示されている方式であって、イン
クの小滴化を静電吸引的に行い、発生した小滴を記録信
号に応じて電界制御することにより記録紙に小滴を選択
的に付着させて記録を行うものである。このコンティニ
アス方式は、小滴の発生に高電圧を要し、マルチノズル
化が困難であるので、高速記録には不適である。
3060429号に開示されている方式であって、イン
クの小滴化を静電吸引的に行い、発生した小滴を記録信
号に応じて電界制御することにより記録紙に小滴を選択
的に付着させて記録を行うものである。このコンティニ
アス方式は、小滴の発生に高電圧を要し、マルチノズル
化が困難であるので、高速記録には不適である。
【0004】オンデマンド方式は、例えば米国特許第3
747120号に開示されている方式であって、小滴を
吐出するノズル孔を有する記録ヘッドに付設されている
ピエゾ振動素子に電気的記録信号を印加して電気的記録
信号をピエゾ振動素子の機械的振動に変換し、この機械
的振動に従って前記ノズル孔から小滴を吐出させて記録
紙に付着させることで記録を行うものである。オンデマ
ンド方式は、オンデマンドでインクをノズル孔から吐出
して記録を行うことにより、コンティニアス方式のよう
に吐出飛翔する小滴のうち画像の記録に要さなかった小
滴を回収することが不要であるため、シンプルな構成が
可能である。しかし、記録ヘッドの加工が困難であるこ
とや、ピエゾ振動素子の小型化が極めて困難でマルチノ
ズル化が難しいこと、また、ピエゾ振動素子の機械振動
という機械的エネルギーで小滴の飛翔を行うので高速記
録に向かないことなどの欠点を有する。
747120号に開示されている方式であって、小滴を
吐出するノズル孔を有する記録ヘッドに付設されている
ピエゾ振動素子に電気的記録信号を印加して電気的記録
信号をピエゾ振動素子の機械的振動に変換し、この機械
的振動に従って前記ノズル孔から小滴を吐出させて記録
紙に付着させることで記録を行うものである。オンデマ
ンド方式は、オンデマンドでインクをノズル孔から吐出
して記録を行うことにより、コンティニアス方式のよう
に吐出飛翔する小滴のうち画像の記録に要さなかった小
滴を回収することが不要であるため、シンプルな構成が
可能である。しかし、記録ヘッドの加工が困難であるこ
とや、ピエゾ振動素子の小型化が極めて困難でマルチノ
ズル化が難しいこと、また、ピエゾ振動素子の機械振動
という機械的エネルギーで小滴の飛翔を行うので高速記
録に向かないことなどの欠点を有する。
【0005】このような方式に対し、特公昭61−59
911号公報、特公昭62−11035号公報、特公昭
61−59914号公報には、発熱抵抗体によりインク
沸騰を生起させ、液滴を飛翔させる方式の記録法が記載
されている。また、オンデマンド方式の他の例として、
米国特許第3179042号には、ピエゾ振動素子等の
ように機械的振動エネルギーを利用する代わりに熱エネ
ルギーを利用することが記載されている。熱エネルギー
を利用する方式は、機械的振動エネルギーを利用する方
式と比較して、エネルギー変換効率が高く、マルチノズ
ル化が容易であるといった利点がある。
911号公報、特公昭62−11035号公報、特公昭
61−59914号公報には、発熱抵抗体によりインク
沸騰を生起させ、液滴を飛翔させる方式の記録法が記載
されている。また、オンデマンド方式の他の例として、
米国特許第3179042号には、ピエゾ振動素子等の
ように機械的振動エネルギーを利用する代わりに熱エネ
ルギーを利用することが記載されている。熱エネルギー
を利用する方式は、機械的振動エネルギーを利用する方
式と比較して、エネルギー変換効率が高く、マルチノズ
ル化が容易であるといった利点がある。
【0006】上記米国特許第3179042号における
吐出原理について説明する。図11は、その吐出原理を
説明するために示されたインク吐出装置の断面図であ
る。図11において、20は導電性インク、21は導電
性インク20で満たされたインク室、22は導電性イン
ク20を収容するインクタンク、23、24は導電性イ
ンク20液面以下に配置された一対の電極、25は電
源、26は電源25をオン、オフするスイッチ、27は
導電性インク20を吐出するノズル、28は記録紙、2
9はノズル27から吐出されるインク滴である。
吐出原理について説明する。図11は、その吐出原理を
説明するために示されたインク吐出装置の断面図であ
る。図11において、20は導電性インク、21は導電
性インク20で満たされたインク室、22は導電性イン
ク20を収容するインクタンク、23、24は導電性イ
ンク20液面以下に配置された一対の電極、25は電
源、26は電源25をオン、オフするスイッチ、27は
導電性インク20を吐出するノズル、28は記録紙、2
9はノズル27から吐出されるインク滴である。
【0007】以上のように構成されたインク吐出装置に
ついて、その動作の概略を説明する。
ついて、その動作の概略を説明する。
【0008】一対の電極23、24に電源25から電圧
を印加すると、導電性インク20に電流が流れる。その
ときに発生するジュール熱で電極23、24の先端間の
導電性インク20の一部が気化する。その気化された導
電性インク20の蒸気はノズル27から記録紙28にイ
ンク滴29を吐出させるのに十分な圧力を発生するまで
膨脹する。スイッチ26により選択的に電圧を印加する
ことで導電性インク20を吐出するノズル孔を選択し、
記録紙28に所望の文字を形成できる。このようなイン
ク吐出装置においてドット径可変の階調印字を行う場合
は、導電性インク20に通電する電流量を制御する必要
がある。すなわち、電源25から電極23、24に印加
する電圧の値を制御する必要がある。
を印加すると、導電性インク20に電流が流れる。その
ときに発生するジュール熱で電極23、24の先端間の
導電性インク20の一部が気化する。その気化された導
電性インク20の蒸気はノズル27から記録紙28にイ
ンク滴29を吐出させるのに十分な圧力を発生するまで
膨脹する。スイッチ26により選択的に電圧を印加する
ことで導電性インク20を吐出するノズル孔を選択し、
記録紙28に所望の文字を形成できる。このようなイン
ク吐出装置においてドット径可変の階調印字を行う場合
は、導電性インク20に通電する電流量を制御する必要
がある。すなわち、電源25から電極23、24に印加
する電圧の値を制御する必要がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のインク吐出装置を有するインクジェットプリンタ装
置では、電極23、24に印加する電圧を階調毎に切り
替えるためには、例えば1個のノズルに対して8階調の
印字を行う場合は8個のスイッチが必要であり、従って
100ノズルの場合はスイッチが800個必要となり、
回路規模が膨大になってしまうという問題点を有してい
た。また、同一行を8回走査して各走査毎に電圧を切り
替えるようにした場合には、スイッチ数はノズルの数だ
けで済むので回路規模を小さくすることができるが、印
字速度が1/8に低下してしまうという問題点を有して
いた。また、ドットの大きさを変えるにはインクに供給
する印加エネルギーを変化させる必要があり、このため
吐出インク滴は大きさにより飛翔速度が異なり、ドット
の大きさにより着弾位置がずれてしまうという問題点を
有していた。さらに、インクジェットプリンタ装置では
環境温度の変化によりインクの温度分布が変わるため、
環境温度によってドット径が異なるという問題点を有し
ていた。さらに、インクジェットプリンタ装置では環境
湿度の変化により記録紙のインク浸透度が異なるため、
環境湿度によってドット径が異なるという問題点を有し
ていた。
来のインク吐出装置を有するインクジェットプリンタ装
置では、電極23、24に印加する電圧を階調毎に切り
替えるためには、例えば1個のノズルに対して8階調の
印字を行う場合は8個のスイッチが必要であり、従って
100ノズルの場合はスイッチが800個必要となり、
回路規模が膨大になってしまうという問題点を有してい
た。また、同一行を8回走査して各走査毎に電圧を切り
替えるようにした場合には、スイッチ数はノズルの数だ
けで済むので回路規模を小さくすることができるが、印
字速度が1/8に低下してしまうという問題点を有して
いた。また、ドットの大きさを変えるにはインクに供給
する印加エネルギーを変化させる必要があり、このため
吐出インク滴は大きさにより飛翔速度が異なり、ドット
の大きさにより着弾位置がずれてしまうという問題点を
有していた。さらに、インクジェットプリンタ装置では
環境温度の変化によりインクの温度分布が変わるため、
環境温度によってドット径が異なるという問題点を有し
ていた。さらに、インクジェットプリンタ装置では環境
湿度の変化により記録紙のインク浸透度が異なるため、
環境湿度によってドット径が異なるという問題点を有し
ていた。
【0010】このインクジェットプリンタ装置では、高
速でかつ着弾位置ずれのない階調印字を行うことがで
き、また温度、湿度の環境変化の影響のないことが要望
されている。
速でかつ着弾位置ずれのない階調印字を行うことがで
き、また温度、湿度の環境変化の影響のないことが要望
されている。
【0011】本発明は、簡単な回路により高速でかつ着
弾位置ずれのない階調印字を行うことができ、また温
度、湿度変化に対して安定した印字品質を得ることがで
きるインクジェットプリンタ装置を提供することを目的
とする。
弾位置ずれのない階調印字を行うことができ、また温
度、湿度変化に対して安定した印字品質を得ることがで
きるインクジェットプリンタ装置を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明によるインクジェットプリンタ装置は、印字周
期に同期しかつ入力パルス列に基づきインクに交流電流
を通電することによりノズルからインクを吐出させるパ
ルス電圧印加部と、パルス電圧印加部から交流電流を出
力させる入力パルス列の密度を連続的に変化させるパル
ス密度制御データと、画像データ等の印字データに基づ
いてパルス密度制御データ発生区間内の一定期間を選択
する期間選択データとによりノズルからのインク吐出量
を制御する交流パルス発生部とを有するように構成した
ものである。
に本発明によるインクジェットプリンタ装置は、印字周
期に同期しかつ入力パルス列に基づきインクに交流電流
を通電することによりノズルからインクを吐出させるパ
ルス電圧印加部と、パルス電圧印加部から交流電流を出
力させる入力パルス列の密度を連続的に変化させるパル
ス密度制御データと、画像データ等の印字データに基づ
いてパルス密度制御データ発生区間内の一定期間を選択
する期間選択データとによりノズルからのインク吐出量
を制御する交流パルス発生部とを有するように構成した
ものである。
【0013】これにより、簡単な回路により高速でかつ
着弾位置ずれのない階調印字を行うことができるインク
ジェットプリンタ装置が得られる。
着弾位置ずれのない階調印字を行うことができるインク
ジェットプリンタ装置が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、印字周期に同期しかつ入力パルス列に基づきインク
に交流電流を通電することによりノズルからインクを吐
出させるパルス電圧印加部と、パルス電圧印加部から交
流電流を出力させる入力パルス列の密度を連続的に変化
させるパルス密度制御データと、画像データ等の印字デ
ータに基づいてパルス密度制御データ発生区間内の一定
期間を選択する期間選択データとによりノズルからのイ
ンク吐出量を制御する交流パルス発生部とを有すること
としたものであり、パルス密度制御データにより階調が
制御され、期間選択データの期間および発生タイミング
により着弾位置が制御されるという作用を有する。
は、印字周期に同期しかつ入力パルス列に基づきインク
に交流電流を通電することによりノズルからインクを吐
出させるパルス電圧印加部と、パルス電圧印加部から交
流電流を出力させる入力パルス列の密度を連続的に変化
させるパルス密度制御データと、画像データ等の印字デ
ータに基づいてパルス密度制御データ発生区間内の一定
期間を選択する期間選択データとによりノズルからのイ
ンク吐出量を制御する交流パルス発生部とを有すること
としたものであり、パルス密度制御データにより階調が
制御され、期間選択データの期間および発生タイミング
により着弾位置が制御されるという作用を有する。
【0015】請求項2に記載の発明は、印字周期に同期
しかつ入力パルス列に基づきインクに交流電流を通電す
ることによりノズルからインクを吐出させるパルス電圧
印加部と、パルス電圧印加部から交流電流を出力させる
入力パルス列の密度を大から小へ連続的に変化させるパ
ルス密度制御データと、画像データ等の印字データに基
づいてパルス密度制御データ発生区間内の一定期間を選
択する期間選択データとによりノズルからのインク吐出
量およびインク着弾位置を制御する交流パルス発生部と
を有することとしたものであり、インク吐出量およびイ
ンク着弾位置がパルス密度制御データおよび期間選択デ
ータにより制御されるという作用を有する。
しかつ入力パルス列に基づきインクに交流電流を通電す
ることによりノズルからインクを吐出させるパルス電圧
印加部と、パルス電圧印加部から交流電流を出力させる
入力パルス列の密度を大から小へ連続的に変化させるパ
ルス密度制御データと、画像データ等の印字データに基
づいてパルス密度制御データ発生区間内の一定期間を選
択する期間選択データとによりノズルからのインク吐出
量およびインク着弾位置を制御する交流パルス発生部と
を有することとしたものであり、インク吐出量およびイ
ンク着弾位置がパルス密度制御データおよび期間選択デ
ータにより制御されるという作用を有する。
【0016】請求項3に記載の発明は、印字周期に同期
しかつ入力パルス列に基づきインクに交流電流を通電す
ることによりノズルからインクを吐出させるパルス電圧
印加部と、パルス電圧印加部から出力される交流電流の
通電方向を決定する入力パルス列の密度を印字開始から
次第に減少せしめると共に印字ドットの濃度情報に基づ
いてインクに交流電流を通電開始するタイミングを制御
する印字制御部とを有することとしたものであり、印字
ドットの濃度情報に基づいてインク通電開始タイミング
すなわち着弾位置が制御されるという作用を有する。
しかつ入力パルス列に基づきインクに交流電流を通電す
ることによりノズルからインクを吐出させるパルス電圧
印加部と、パルス電圧印加部から出力される交流電流の
通電方向を決定する入力パルス列の密度を印字開始から
次第に減少せしめると共に印字ドットの濃度情報に基づ
いてインクに交流電流を通電開始するタイミングを制御
する印字制御部とを有することとしたものであり、印字
ドットの濃度情報に基づいてインク通電開始タイミング
すなわち着弾位置が制御されるという作用を有する。
【0017】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、印字制御部は、パルス電圧印加部から
出力される交流電流の通電方向を決定する入力パルス列
の密度を温度、湿度等の環境情報により補正することと
したものであり、インク吐出量すなわち階調が温度、湿
度等の変化に対して安定であるという作用を有する。
の発明において、印字制御部は、パルス電圧印加部から
出力される交流電流の通電方向を決定する入力パルス列
の密度を温度、湿度等の環境情報により補正することと
したものであり、インク吐出量すなわち階調が温度、湿
度等の変化に対して安定であるという作用を有する。
【0018】請求項5に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、印字制御部は、タイミングを温度、湿
度等の環境情報により補正することとしたものであり、
タイミングすなわちインク着弾位置が温度、湿度等の変
化に対して安定であるという作用を有する。
の発明において、印字制御部は、タイミングを温度、湿
度等の環境情報により補正することとしたものであり、
タイミングすなわちインク着弾位置が温度、湿度等の変
化に対して安定であるという作用を有する。
【0019】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図10を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1による
インクジェットプリンタ装置を構成するヘッド駆動回路
を示す回路図である。図1において、1は導電性イン
ク、2はインクタンク、3はノズル、4、5は電極、6
は通電電流の方向を示す矢印、7は電源、8は交流パル
ス発生部、9は通電制御部、10はパルス電圧印加部で
ある。パルス電圧印加部10は、トランジスタQ1〜Q
4から構成されている。
〜図10を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1による
インクジェットプリンタ装置を構成するヘッド駆動回路
を示す回路図である。図1において、1は導電性イン
ク、2はインクタンク、3はノズル、4、5は電極、6
は通電電流の方向を示す矢印、7は電源、8は交流パル
ス発生部、9は通電制御部、10はパルス電圧印加部で
ある。パルス電圧印加部10は、トランジスタQ1〜Q
4から構成されている。
【0020】以上のように構成されたヘッド駆動回路に
ついて、その動作を説明する。いまトランジスタQ1、
Q2のベースに入力されるパルス信号aがハイレベル、
トランジスタQ3、Q4のベースに入力されるパルス信
号bがローレベルであるとき、トランジスタQ1はオフ
状態となり、トランジスタQ2はオン状態、トランジス
タQ3はオン状態、トランジスタQ4はオフ状態とな
り、電極5には電源7の電圧が印加され、電極4はグラ
ンドレベルになるので、通電電流が矢印6の方向に流れ
る。同様にパルス信号aがローレベル、パルス信号bが
ハイレベルであるとき、トランジスタQ1はオン状態と
なり、トランジスタQ2はオフ状態、トランジスタQ3
はオフ状態、トランジスタQ4はオン状態となり、電極
4には電源7の電圧が印加され、電極5はグランドレベ
ルになるので、通電電流が矢印6と逆の方向に流れる。
このように導電性インク1を吐出させるときは、パルス
aおよびbのレベルを一定期間交互に繰り返し、電極4
と電極5の間に交流電流を流すことにより、導電性イン
ク1を沸騰させ、その圧力変化によってノズル3から導
電性インク1を吐出させる。電極4、5間に交流電流を
流すことの最大のメリットは電極4、5の電気分解を防
ぎ、電極の寿命を維持できることである。
ついて、その動作を説明する。いまトランジスタQ1、
Q2のベースに入力されるパルス信号aがハイレベル、
トランジスタQ3、Q4のベースに入力されるパルス信
号bがローレベルであるとき、トランジスタQ1はオフ
状態となり、トランジスタQ2はオン状態、トランジス
タQ3はオン状態、トランジスタQ4はオフ状態とな
り、電極5には電源7の電圧が印加され、電極4はグラ
ンドレベルになるので、通電電流が矢印6の方向に流れ
る。同様にパルス信号aがローレベル、パルス信号bが
ハイレベルであるとき、トランジスタQ1はオン状態と
なり、トランジスタQ2はオフ状態、トランジスタQ3
はオフ状態、トランジスタQ4はオン状態となり、電極
4には電源7の電圧が印加され、電極5はグランドレベ
ルになるので、通電電流が矢印6と逆の方向に流れる。
このように導電性インク1を吐出させるときは、パルス
aおよびbのレベルを一定期間交互に繰り返し、電極4
と電極5の間に交流電流を流すことにより、導電性イン
ク1を沸騰させ、その圧力変化によってノズル3から導
電性インク1を吐出させる。電極4、5間に交流電流を
流すことの最大のメリットは電極4、5の電気分解を防
ぎ、電極の寿命を維持できることである。
【0021】交流パルス発生部8の出力パルス信号aお
よびbは数100kHz〜数MHzの高周波で、導電性
インク1を吐出する場合は互いに180度位相がずれる
ようになし、導電性インク1を吐出しない場合は互いに
同相にする。
よびbは数100kHz〜数MHzの高周波で、導電性
インク1を吐出する場合は互いに180度位相がずれる
ようになし、導電性インク1を吐出しない場合は互いに
同相にする。
【0022】通電制御部9は、画像データを入力し、階
調に応じて設定された通電開始タイミングと通電時間と
に従って2値の印字信号cを出力する。印字信号cはハ
イレベルで印字、ローレベルで非印字という論理であ
る。すなわち、印字信号cがハイレベルの期間はパルス
信号aとbは互いに逆相で、印字信号cがローレベルの
期間はパルス信号aとbは互いに同相となる。
調に応じて設定された通電開始タイミングと通電時間と
に従って2値の印字信号cを出力する。印字信号cはハ
イレベルで印字、ローレベルで非印字という論理であ
る。すなわち、印字信号cがハイレベルの期間はパルス
信号aとbは互いに逆相で、印字信号cがローレベルの
期間はパルス信号aとbは互いに同相となる。
【0023】図2(a)、(b)は、ドット径の階調制
御を説明するためのグラフ図である。図2(a)におい
て、横軸は加熱時間(単位はμs)、縦軸は印加電力
(単位はW)およびドット径を決定する気泡体積(単位
はpl、ピコリットル)である。インクタンク2とノズ
ル3と電極4、5とから成るヘッドに0.4Wの電力を
印加すると、沸騰開始までの加熱時間は7μsとなり、
E1=0.4×7=2.8μJのエネルギーが与えられ
る。そのときの気泡体積はB1のように成長し、最大気
泡体積は200plとなる。同様にヘッドに0.23W
の電力を印加すると、沸騰開始までの加熱時間は22μ
Sとなり、E2=0.23×22=5.06μJのエネ
ルギーが与えられる。そのときの気泡体積はB2のよう
に成長し、最大気泡体積は400plとなる。このよう
に印加電力により沸騰開始までの時間が決まり、それに
より導電性インク1の加熱される体積が変化し、加熱さ
れる体積が大きいほど最大成長気泡体積が大きくなる。
つまり、ゆっくり加熱すれば、より大きな体積の気泡を
形成することができる。このように気泡体積を変化させ
ることによりドット径の階調を制御することができる。
御を説明するためのグラフ図である。図2(a)におい
て、横軸は加熱時間(単位はμs)、縦軸は印加電力
(単位はW)およびドット径を決定する気泡体積(単位
はpl、ピコリットル)である。インクタンク2とノズ
ル3と電極4、5とから成るヘッドに0.4Wの電力を
印加すると、沸騰開始までの加熱時間は7μsとなり、
E1=0.4×7=2.8μJのエネルギーが与えられ
る。そのときの気泡体積はB1のように成長し、最大気
泡体積は200plとなる。同様にヘッドに0.23W
の電力を印加すると、沸騰開始までの加熱時間は22μ
Sとなり、E2=0.23×22=5.06μJのエネ
ルギーが与えられる。そのときの気泡体積はB2のよう
に成長し、最大気泡体積は400plとなる。このよう
に印加電力により沸騰開始までの時間が決まり、それに
より導電性インク1の加熱される体積が変化し、加熱さ
れる体積が大きいほど最大成長気泡体積が大きくなる。
つまり、ゆっくり加熱すれば、より大きな体積の気泡を
形成することができる。このように気泡体積を変化させ
ることによりドット径の階調を制御することができる。
【0024】図3は、印加エネルギー(単位はμJ)と
インク滴飛翔速度(単位はm/s)との関係を示すグラ
フ図である。また、図4(a)、(b)は、インク吐出
量と吐出開始タイミングとの関係を示すタイミング図で
ある。図3に示すように、印加エネルギーが増大するほ
どインク滴はより大きなエネルギーを得て、高速で吐出
される。すなわち、インク滴の大きさ(インク吐出量、
階調)により飛翔速度が異なる。このため、記録紙に対
してヘッドが高速で移動するシリアルプリンタにおいて
は、異なる階調のドットを形成する導電性インク1を同
時に吐出させると、インク滴の飛翔時間が異なるため、
その着弾位置にずれを生じ、印字品質を劣化させてしま
うという問題があった。従って、インクジェットプリン
タ装置で階調印字を行う場合、小さなドットを印字する
ときは高電圧で短時間通電して早く吐出させ(図4
(a)参照)、大きなドットを印字するときは低電圧で
長時間通電して遅く吐出させる(図4(b)参照)こと
で、着弾位置ずれを補正することができる。
インク滴飛翔速度(単位はm/s)との関係を示すグラ
フ図である。また、図4(a)、(b)は、インク吐出
量と吐出開始タイミングとの関係を示すタイミング図で
ある。図3に示すように、印加エネルギーが増大するほ
どインク滴はより大きなエネルギーを得て、高速で吐出
される。すなわち、インク滴の大きさ(インク吐出量、
階調)により飛翔速度が異なる。このため、記録紙に対
してヘッドが高速で移動するシリアルプリンタにおいて
は、異なる階調のドットを形成する導電性インク1を同
時に吐出させると、インク滴の飛翔時間が異なるため、
その着弾位置にずれを生じ、印字品質を劣化させてしま
うという問題があった。従って、インクジェットプリン
タ装置で階調印字を行う場合、小さなドットを印字する
ときは高電圧で短時間通電して早く吐出させ(図4
(a)参照)、大きなドットを印字するときは低電圧で
長時間通電して遅く吐出させる(図4(b)参照)こと
で、着弾位置ずれを補正することができる。
【0025】本実施の形態では、電源7の電圧を可変と
するのではなく、通電する交流パルスの密度を制御する
ことで等価的に電源電圧を制御するのと同じ効果を実現
するものであり、これにより複雑な電源回路を不要とす
るものである。この点を含めて以下に交流パルス発生部
8の動作について説明する。
するのではなく、通電する交流パルスの密度を制御する
ことで等価的に電源電圧を制御するのと同じ効果を実現
するものであり、これにより複雑な電源回路を不要とす
るものである。この点を含めて以下に交流パルス発生部
8の動作について説明する。
【0026】図5は交流パルス発生部8を詳細に示す回
路図である。図5において、11はカウンタ、12〜1
6はDフリップフロップである。Dフリップフロップ1
2、14〜16には基本クロックCLKが入力され、D
フリップフロップ12は基本クロックCLKを分周して
クロックCLK1、CLK2を生成する。カウンタ11
は、電極4、5に印加するパルスの密度を決定するカウ
ンタで、外部(CPUやメモリ)からの8ビットのパル
ス密度制御データDATAがロードされ、CLK1でカ
ウントダウンする。ロードするタイミングは、印字タイ
ミング信号LOAD1とカウンタ11のキャリーCAR
RYにより生成されたLOAD2とのオア(OR)をと
った結果がハイレベルのとき、CLK1の立上がりでロ
ードする。キャリーCARRYは外部に出力され、パル
ス密度制御データDATAを更新するトリガ信号とな
る。また、外部からの期間選択データENB(図1の信
号c)がハイレベルの期間、信号OUT1、OUT2
(図1の信号a、b)を出力する。パルス密度制御デー
タDATAは1つの印字周期に対して時間とともに減少
するようにする。
路図である。図5において、11はカウンタ、12〜1
6はDフリップフロップである。Dフリップフロップ1
2、14〜16には基本クロックCLKが入力され、D
フリップフロップ12は基本クロックCLKを分周して
クロックCLK1、CLK2を生成する。カウンタ11
は、電極4、5に印加するパルスの密度を決定するカウ
ンタで、外部(CPUやメモリ)からの8ビットのパル
ス密度制御データDATAがロードされ、CLK1でカ
ウントダウンする。ロードするタイミングは、印字タイ
ミング信号LOAD1とカウンタ11のキャリーCAR
RYにより生成されたLOAD2とのオア(OR)をと
った結果がハイレベルのとき、CLK1の立上がりでロ
ードする。キャリーCARRYは外部に出力され、パル
ス密度制御データDATAを更新するトリガ信号とな
る。また、外部からの期間選択データENB(図1の信
号c)がハイレベルの期間、信号OUT1、OUT2
(図1の信号a、b)を出力する。パルス密度制御デー
タDATAは1つの印字周期に対して時間とともに減少
するようにする。
【0027】図6に、交流パルス発生部8における各信
号を示す。図6(a)は基本クロックCLKを示すタイ
ミング図、図6(b)はクロックCLK1を示すタイミ
ング図、図6(c)はクロックCLK2を示すタイミン
グ図、図6(d)はパルス密度制御データDATAを示
すタイミング図、図6(e)はカウンタ11におけるダ
ウンカウント値を示すタイミング図、図6(f)はキャ
リーCARRYを示すタイミング図、図6(g)はキャ
リーCARRYから生成されるデータLOAD2を示す
タイミング図、図6(h)はDフリップフロップ14か
ら出力されるパルスP1を示すタイミング図、図6
(i)はDフリップフロップ15から出力されるパルス
P2を示すタイミング図、図6(j)は印字タイミング
信号LOAD1を示すタイミング図、図6(k)はDフ
リップフロップ14から出力されるパルスP1を示すタ
イミング図、図6(l)はDフリップフロップ15から
出力されるパルスP2を示すタイミング図、図6(m)
は期間選択データENBを示すタイミング図、図6
(n)は信号OUT1を示すタイミング図、図6(o)
は信号OUT2を示すタイミング図である。図6
(h)、(i)は図6(k)、(l)のA部、B部を拡
大したものである。すなわち、図6(a)〜(i)と図
6(j)〜(o)とは時間長が異なり、図6(j)〜
(o)の方が上記A部、B部で示したように時間長が長
い。
号を示す。図6(a)は基本クロックCLKを示すタイ
ミング図、図6(b)はクロックCLK1を示すタイミ
ング図、図6(c)はクロックCLK2を示すタイミン
グ図、図6(d)はパルス密度制御データDATAを示
すタイミング図、図6(e)はカウンタ11におけるダ
ウンカウント値を示すタイミング図、図6(f)はキャ
リーCARRYを示すタイミング図、図6(g)はキャ
リーCARRYから生成されるデータLOAD2を示す
タイミング図、図6(h)はDフリップフロップ14か
ら出力されるパルスP1を示すタイミング図、図6
(i)はDフリップフロップ15から出力されるパルス
P2を示すタイミング図、図6(j)は印字タイミング
信号LOAD1を示すタイミング図、図6(k)はDフ
リップフロップ14から出力されるパルスP1を示すタ
イミング図、図6(l)はDフリップフロップ15から
出力されるパルスP2を示すタイミング図、図6(m)
は期間選択データENBを示すタイミング図、図6
(n)は信号OUT1を示すタイミング図、図6(o)
は信号OUT2を示すタイミング図である。図6
(h)、(i)は図6(k)、(l)のA部、B部を拡
大したものである。すなわち、図6(a)〜(i)と図
6(j)〜(o)とは時間長が異なり、図6(j)〜
(o)の方が上記A部、B部で示したように時間長が長
い。
【0028】図6(d)に示すようにパルス密度制御デ
ータDATAが5の場合、カウンタ11は図6(e)に
示すように5、4、3とカウントダウンし、0になった
とき図6(f)に示すようにキャリーCARRYを出力
する。キャリーCARRYは外部のCPU又はメモリ部
に入力され、図6(d)に示すようにパルス密度制御デ
ータDATAを4に更新する。キャリーCARRYの反
転データとクロックCLK1とのアンド(AND)はD
フリップフロップ14、15によりラッチされ、パルス
P1、P2(図6(h)、(i)参照)となる。パルス
P1、P2は、図6(m)の期間選択データENBをD
フリップフロップ16で同期をとった信号とアンド(A
ND)をとられ、信号OUT1、OUT2(図6
(n)、(o)参照)となって出力される。
ータDATAが5の場合、カウンタ11は図6(e)に
示すように5、4、3とカウントダウンし、0になった
とき図6(f)に示すようにキャリーCARRYを出力
する。キャリーCARRYは外部のCPU又はメモリ部
に入力され、図6(d)に示すようにパルス密度制御デ
ータDATAを4に更新する。キャリーCARRYの反
転データとクロックCLK1とのアンド(AND)はD
フリップフロップ14、15によりラッチされ、パルス
P1、P2(図6(h)、(i)参照)となる。パルス
P1、P2は、図6(m)の期間選択データENBをD
フリップフロップ16で同期をとった信号とアンド(A
ND)をとられ、信号OUT1、OUT2(図6
(n)、(o)参照)となって出力される。
【0029】このように通電パルス列P1、P2の密度
を制御することで等価的に電源電圧を可変にするのと同
じ効果が得られる。このパルス列P1、P2の密度は1
つの印字周期に対して時間とともに密から疎になるよう
にする(蜜から疎ということは電源電圧で言えば高電圧
から低電圧になることと同じであり、小さいドットを得
る場合には、電圧の高いとき、つまり印字タイミング信
号からの経過時間が比較的短いときに通電し、大きいド
ットを得る場合には、電圧の低いとき、つまり印字タイ
ミング信号からかなり経過してから通電するということ
になる)。図7(a)は印字タイミング信号LOAD1
を示すタイミング図、図7(b)はパルス列(P1また
はP2)を示すタイミング図、図7(c)は印字ドット
小のときの期間選択データENBを示すタイミング図、
図7(d)は印字ドット大のときの期間選択データEN
Bを示すタイミング図である。図7(c)に示すよう
に、小さいドットを印字するときには期間選択データE
NBを早いタイミング(高電圧と等価)として、吐出開
始を早くする。逆に大きいドットを印字するときには図
7(d)に示すように期間選択データENBを遅いタイ
ミング(低電圧と等価)として、吐出開始を遅くする。
期間選択データENBの幅(期間)はそれぞれのパルス
密度における導電性インク1の沸騰に必要なだけの長さ
にする。このようにすることにより、ドットが大きいほ
ど飛翔速度が速いという関係(図3参照)を打ち消すこ
とができ、ドットの大小に関わらず均一な着弾位置を得
ることができる。
を制御することで等価的に電源電圧を可変にするのと同
じ効果が得られる。このパルス列P1、P2の密度は1
つの印字周期に対して時間とともに密から疎になるよう
にする(蜜から疎ということは電源電圧で言えば高電圧
から低電圧になることと同じであり、小さいドットを得
る場合には、電圧の高いとき、つまり印字タイミング信
号からの経過時間が比較的短いときに通電し、大きいド
ットを得る場合には、電圧の低いとき、つまり印字タイ
ミング信号からかなり経過してから通電するということ
になる)。図7(a)は印字タイミング信号LOAD1
を示すタイミング図、図7(b)はパルス列(P1また
はP2)を示すタイミング図、図7(c)は印字ドット
小のときの期間選択データENBを示すタイミング図、
図7(d)は印字ドット大のときの期間選択データEN
Bを示すタイミング図である。図7(c)に示すよう
に、小さいドットを印字するときには期間選択データE
NBを早いタイミング(高電圧と等価)として、吐出開
始を早くする。逆に大きいドットを印字するときには図
7(d)に示すように期間選択データENBを遅いタイ
ミング(低電圧と等価)として、吐出開始を遅くする。
期間選択データENBの幅(期間)はそれぞれのパルス
密度における導電性インク1の沸騰に必要なだけの長さ
にする。このようにすることにより、ドットが大きいほ
ど飛翔速度が速いという関係(図3参照)を打ち消すこ
とができ、ドットの大小に関わらず均一な着弾位置を得
ることができる。
【0030】次に、環境補正について説明する。図8は
環境温度とドット径との関係を示すグラフ図である。図
8に示すように、環境温度が低いほどドット径が小さく
なるという傾向がある。これは、環境温度が低いほど導
電性インク1の温度が低く、通電によって加熱される温
度範囲が狭くなるためである(温度範囲が狭いとは、環
境温度が低いと加熱しても直ちに冷却されて、インクの
温度上昇が少ないことを意味する。インクの温度上昇が
少ないと気泡も小さい)。よって、温度に関わらず同一
径のドットを得るには低温では常温よりも低い電圧、高
温では常温よりも高い電圧を印加すればよい。
環境温度とドット径との関係を示すグラフ図である。図
8に示すように、環境温度が低いほどドット径が小さく
なるという傾向がある。これは、環境温度が低いほど導
電性インク1の温度が低く、通電によって加熱される温
度範囲が狭くなるためである(温度範囲が狭いとは、環
境温度が低いと加熱しても直ちに冷却されて、インクの
温度上昇が少ないことを意味する。インクの温度上昇が
少ないと気泡も小さい)。よって、温度に関わらず同一
径のドットを得るには低温では常温よりも低い電圧、高
温では常温よりも高い電圧を印加すればよい。
【0031】図9は環境湿度とドット径との関係を示す
グラフ図である。図9に示すように、湿度が高いほど記
録紙に付着したドットは乾きにくいため広がり、ドット
径が大きくなるという傾向がある。よって、湿度に関わ
らず同一径のドットを得るには低湿度では低い電圧、高
湿度では高い電圧を印加すればよい。
グラフ図である。図9に示すように、湿度が高いほど記
録紙に付着したドットは乾きにくいため広がり、ドット
径が大きくなるという傾向がある。よって、湿度に関わ
らず同一径のドットを得るには低湿度では低い電圧、高
湿度では高い電圧を印加すればよい。
【0032】上記環境補正は、通電するパルス列P1、
P2の密度を環境により補正することにより行う。図1
0は、インクジェットプリンタ装置の環境補正部を示す
ブロック図である。図10において、8は交流パルス発
生部、10はパルス電圧印加部であり、これらは図1と
同様のものなので、同一符号を付し、説明は省略する。
17は温度を検出する温度センサ、18は湿度を検出す
る湿度センサ、19は印字制御部としてのCPUであ
る。CPU19は、温度センサ17で検出した温度デー
タ、湿度センサ18で検出した湿度データを取り込み、
パルス密度を決定するパルス密度制御データDATAを
補正し、交流パルス発生部8へ出力する。このときのパ
ルス密度は低温の場合は常温の場合よりも疎にし、高温
の場合は常温の場合よりも密にし、低湿度の場合は通常
湿度の場合よりも疎にし、高湿度の場合は通常湿度の場
合よりも密にする。
P2の密度を環境により補正することにより行う。図1
0は、インクジェットプリンタ装置の環境補正部を示す
ブロック図である。図10において、8は交流パルス発
生部、10はパルス電圧印加部であり、これらは図1と
同様のものなので、同一符号を付し、説明は省略する。
17は温度を検出する温度センサ、18は湿度を検出す
る湿度センサ、19は印字制御部としてのCPUであ
る。CPU19は、温度センサ17で検出した温度デー
タ、湿度センサ18で検出した湿度データを取り込み、
パルス密度を決定するパルス密度制御データDATAを
補正し、交流パルス発生部8へ出力する。このときのパ
ルス密度は低温の場合は常温の場合よりも疎にし、高温
の場合は常温の場合よりも密にし、低湿度の場合は通常
湿度の場合よりも疎にし、高湿度の場合は通常湿度の場
合よりも密にする。
【0033】また、環境補正は導電性インク1の着弾位
置に対しても行うことができる。これは、通電を制御す
る期間選択データENBのタイミングを環境により補正
することにより行う。すなわち、低温でタイミングを遅
くし、高温で早くする。また、低湿度でタイミングを遅
くし、高湿度で早くする。
置に対しても行うことができる。これは、通電を制御す
る期間選択データENBのタイミングを環境により補正
することにより行う。すなわち、低温でタイミングを遅
くし、高温で早くする。また、低湿度でタイミングを遅
くし、高湿度で早くする。
【0034】以上のように本実施の形態によれば、パル
ス密度制御データDATAによりパルス電圧印加部10
から電極4、5に印加するパルス密度を制御するように
したので、簡単な回路により高速にドット濃度(ドット
径)を制御することができる。また、期間選択データE
NBによりパルス電圧印加時間および印加タイミングを
制御するようにしたので、導電性インク1の着弾位置を
ドット濃度によるずれのないものとすることができる。
さらに、温度、湿度によりパルス密度およびパルス電圧
印加のタイミングと期間を制御するようにしたので、環
境に左右されない安定した階調の印字を実現することが
できる。
ス密度制御データDATAによりパルス電圧印加部10
から電極4、5に印加するパルス密度を制御するように
したので、簡単な回路により高速にドット濃度(ドット
径)を制御することができる。また、期間選択データE
NBによりパルス電圧印加時間および印加タイミングを
制御するようにしたので、導電性インク1の着弾位置を
ドット濃度によるずれのないものとすることができる。
さらに、温度、湿度によりパルス密度およびパルス電圧
印加のタイミングと期間を制御するようにしたので、環
境に左右されない安定した階調の印字を実現することが
できる。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明のインクジェットプ
リンタ装置によれば、パルス密度制御データにより階調
を制御し、期間選択データの期間および発生タイミング
により着弾位置を制御することができるので、簡単な回
路により高速でかつ着弾位置ずれのない階調印字を行う
ことができるという有利な効果が得られる。
リンタ装置によれば、パルス密度制御データにより階調
を制御し、期間選択データの期間および発生タイミング
により着弾位置を制御することができるので、簡単な回
路により高速でかつ着弾位置ずれのない階調印字を行う
ことができるという有利な効果が得られる。
【0036】また、インク吐出量およびインク着弾位置
をパルス密度制御データおよび期間選択データにより制
御するようにしたので、簡単な回路により高速でかつ着
弾位置ずれのない階調印字を行うことができるという有
利な効果が得られる。
をパルス密度制御データおよび期間選択データにより制
御するようにしたので、簡単な回路により高速でかつ着
弾位置ずれのない階調印字を行うことができるという有
利な効果が得られる。
【0037】さらに、入力パルス列の密度を印字開始か
ら次第に減少せしめると共に印字ドットの濃度情報に基
づいてインクに交流電流を通電開始するタイミングを制
御する印字制御部とを有することにより、パルス密度の
制御を容易なものとすることができると共に、印字ドッ
トの濃度情報に基づいて印字ドットの大きさの違いから
生じる着弾位置ずれを補正することができるという有利
な効果が得られる。
ら次第に減少せしめると共に印字ドットの濃度情報に基
づいてインクに交流電流を通電開始するタイミングを制
御する印字制御部とを有することにより、パルス密度の
制御を容易なものとすることができると共に、印字ドッ
トの濃度情報に基づいて印字ドットの大きさの違いから
生じる着弾位置ずれを補正することができるという有利
な効果が得られる。
【0038】さらに、パルス電圧印加部から出力される
交流電流の通電方向を決定する入力パルス列の密度を温
度、湿度等の環境情報により補正することにより、イン
ク吐出量すなわち階調を温度、湿度等の変化に対して安
定なものにすることができるという有利な効果が得られ
る。
交流電流の通電方向を決定する入力パルス列の密度を温
度、湿度等の環境情報により補正することにより、イン
ク吐出量すなわち階調を温度、湿度等の変化に対して安
定なものにすることができるという有利な効果が得られ
る。
【0039】さらに、タイミングを温度、湿度等の環境
情報により補正することにより、タイミングすなわちイ
ンク着弾位置を温度、湿度等の変化に対して安定なもの
にすることができるという有利な効果が得られる。
情報により補正することにより、タイミングすなわちイ
ンク着弾位置を温度、湿度等の変化に対して安定なもの
にすることができるという有利な効果が得られる。
【図1】本発明の実施の形態1によるインクジェットプ
リンタ装置のヘッド駆動回路を示す回路図
リンタ装置のヘッド駆動回路を示す回路図
【図2】(a)ドット径の階調制御を説明するためのグ
ラフ図 (b)ドット径の階調制御を説明するためのグラフ図
ラフ図 (b)ドット径の階調制御を説明するためのグラフ図
【図3】印加エネルギーとインク滴飛翔速度との関係を
示すグラフ図
示すグラフ図
【図4】(a)インク吐出量と吐出開始タイミングとの
関係を示すタイミング図 (b)インク吐出量と吐出開始タイミングとの関係を示
すタイミング図
関係を示すタイミング図 (b)インク吐出量と吐出開始タイミングとの関係を示
すタイミング図
【図5】交流パルス発生部を詳細に示す回路図
【図6】(a)基本クロックを示すタイミング図 (b)クロックを示すタイミング図 (c)クロックを示すタイミング図 (d)パルス密度制御データを示すタイミング図 (e)カウンタにおけるダウンカウント値を示すタイミ
ング図 (f)キャリーCARRYを示すタイミング図 (g)キャリーCARRYから生成のデータを示すタイ
ミング図 (h)Dフリップフロップから出力されるパルスを示す
タイミング図 (i)Dフリップフロップから出力されるパルスを示す
タイミング図 (j)印字タイミング信号を示すタイミング図 (k)Dフリップフロップから出力されるパルスを示す
タイミング図 (l)Dフリップフロップから出力されるパルスを示す
タイミング図 (m)期間選択データを示すタイミング図 (n)信号を示すタイミング図 (o)信号を示すタイミング図
ング図 (f)キャリーCARRYを示すタイミング図 (g)キャリーCARRYから生成のデータを示すタイ
ミング図 (h)Dフリップフロップから出力されるパルスを示す
タイミング図 (i)Dフリップフロップから出力されるパルスを示す
タイミング図 (j)印字タイミング信号を示すタイミング図 (k)Dフリップフロップから出力されるパルスを示す
タイミング図 (l)Dフリップフロップから出力されるパルスを示す
タイミング図 (m)期間選択データを示すタイミング図 (n)信号を示すタイミング図 (o)信号を示すタイミング図
【図7】(a)印字タイミング信号を示すタイミング図 (b)パルス列を示すタイミング図 (c)印字ドット小のときの期間選択データを示すタイ
ミング図 (d)印字ドット大のときの期間選択データを示すタイ
ミング図
ミング図 (d)印字ドット大のときの期間選択データを示すタイ
ミング図
【図8】環境温度とドット径との関係を示すグラフ図
【図9】環境湿度とドット径との関係を示すグラフ図
【図10】インクジェットプリンタ装置の環境補正部を
示すブロック図
示すブロック図
【図11】従来装置における吐出原理を説明するために
示されたインク吐出装置の断面図
示されたインク吐出装置の断面図
1 導電性インク 2 インクタンク 3 ノズル 4、5 電極 6 矢印 7 電源 8 交流パルス発生部 9 通電制御部 10 パルス電圧印加部 11 カウンタ 12〜16 Dフリップフロップ 17 温度センサ 18 湿度センサ 19 CPU(印字制御部)
Claims (5)
- 【請求項1】印字周期に同期しかつ入力パルス列に基づ
きインクに交流電流を通電することによりノズルからイ
ンクを吐出させるパルス電圧印加部と、前記パルス電圧
印加部から交流電流を出力させる前記入力パルス列の密
度を連続的に変化させるパルス密度制御データと、画像
データ等の印字データに基づいて前記パルス密度制御デ
ータ発生区間内の一定期間を選択する期間選択データと
により前記ノズルからのインク吐出量を制御する交流パ
ルス発生部とを有するインクジェットプリンタ装置。 - 【請求項2】印字周期に同期しかつ入力パルス列に基づ
きインクに交流電流を通電することによりノズルからイ
ンクを吐出させるパルス電圧印加部と、前記パルス電圧
印加部から交流電流を出力させる前記入力パルス列の密
度を大から小へ連続的に変化させるパルス密度制御デー
タと、画像データ等の印字データに基づいて前記パルス
密度制御データ発生区間内の一定期間を選択する期間選
択データとにより前記ノズルからのインク吐出量および
インク着弾位置を制御する交流パルス発生部とを有する
インクジェットプリンタ装置。 - 【請求項3】印字周期に同期しかつ入力パルス列に基づ
きインクに交流電流を通電することによりノズルからイ
ンクを吐出させるパルス電圧印加部と、前記パルス電圧
印加部から出力される交流電流の通電方向を決定する前
記入力パルス列の密度を印字開始から次第に減少せしめ
ると共に印字ドットの濃度情報に基づいてインクに交流
電流を通電開始するタイミングを制御する印字制御部と
を有するインクジェットプリンタ装置。 - 【請求項4】前記印字制御部は、前記パルス電圧印加部
から出力される交流電流の通電方向を決定する前記入力
パルス列の密度を温度、湿度等の環境情報により補正す
る請求項3に記載のインクジェットプリンタ装置。 - 【請求項5】前記印字制御部は、前記タイミングを温
度、湿度等の環境情報により補正する請求項3に記載の
インクジェットプリンタ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8191902A JPH1034969A (ja) | 1996-07-22 | 1996-07-22 | インクジェットプリンタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8191902A JPH1034969A (ja) | 1996-07-22 | 1996-07-22 | インクジェットプリンタ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1034969A true JPH1034969A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16282357
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8191902A Pending JPH1034969A (ja) | 1996-07-22 | 1996-07-22 | インクジェットプリンタ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1034969A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1110842A (ja) * | 1997-06-19 | 1999-01-19 | Canon Inc | インクジェット記録方法及び装置 |
| JP2008162067A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-17 | Canon Inc | インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 |
| CN114312028A (zh) * | 2021-12-22 | 2022-04-12 | Tcl华星光电技术有限公司 | 打印头喷墨系统和喷墨打印设备 |
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1996
- 1996-07-22 JP JP8191902A patent/JPH1034969A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1110842A (ja) * | 1997-06-19 | 1999-01-19 | Canon Inc | インクジェット記録方法及び装置 |
| JP2008162067A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-17 | Canon Inc | インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 |
| CN114312028A (zh) * | 2021-12-22 | 2022-04-12 | Tcl华星光电技术有限公司 | 打印头喷墨系统和喷墨打印设备 |
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