JPH1035455A - 車両のブレーキ制御装置 - Google Patents

車両のブレーキ制御装置

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Publication number
JPH1035455A
JPH1035455A JP19464296A JP19464296A JPH1035455A JP H1035455 A JPH1035455 A JP H1035455A JP 19464296 A JP19464296 A JP 19464296A JP 19464296 A JP19464296 A JP 19464296A JP H1035455 A JPH1035455 A JP H1035455A
Authority
JP
Japan
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valve
pressure
wheel cylinder
output
control
Prior art date
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Application number
JP19464296A
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English (en)
Inventor
Toshiya Osawa
俊哉 大澤
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比例圧力制御弁出力圧の発振を防止し、W/
C圧制御における応答性を確保する車両のブレーキ制御
装置を実現する。 【解決手段】 比例弁4のポンプ圧が加わるPsポート
の上流に、流量を2段階に調整する弁(絞り弁)8を設
け、出力弁5がM/C1とW/C2を接続している時
は、絞り弁8は小流量位置、出力弁5が比例弁4とW/
C2を接続している時は、絞り弁8は大流量位置とす
る。出力弁がM/CとW/Cを接続している時の比例弁
出力圧の発振を防止し、かつ比例弁出力圧のオーバーシ
ュートを防ぐことにより、比例弁出力圧とM/C圧を一
致させ、出力弁が、比例弁とW/Cを接続させる位置へ
の切換わった時のブレーキペダルキックバックや車両挙
動の急変をなくし、また、出力弁が比例弁とW/Cを接
続している時のW/C圧制御における応答性を確保でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のブレーキ制
御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両のブレーキ制御に関する技術とし
て、例えば特願平6−327680号にによる車両のブ
レーキ制御装置が本出願人によって提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記提案に係る技術
は、運転者によるブレーキ操作とは別のブレーキ制御、
例えば車輪の制動ロックを防止するアンチスキッド制御
(ABS制御)や、ホイールスピンを防止するトラクシ
ョンコントロール用のブレーキ制御(TCS制御)や、
追突防止等の自動ブレーキや、車両の水平面挙動制御の
ための左右輪ブレーキ制御(ヨーモーメント制御)など
をも可能にする車両のブレーキ制御装置として好適なも
のを提供することができる。
【0004】このブレーキ制御装置では、運転者のブレ
ーキ操作力に対応した圧を発生するマスターシリンダ
(M/C)を有するブレーキ操作圧系と、外部圧力源
(ポンプ)からの圧力を入力として、制御指令値に基づ
き調圧されたブレーキ制御圧を発生する電子油圧制御弁
(比例圧力制御弁)を有する電子制御圧系と、上記ブレ
ーキ操作圧系からのブレーキ操作圧と上記電子制御圧系
からのブレーキ制御圧のうち、どちらか一方を選択し対
応ホイールシリンダ(W/C)にブレーキ液圧として供
給する出力切換え弁(出力弁)を備える。そして、マス
ターシリンダかその比例圧力制御弁のどちらか一方を選
択してホイールシリンダへ接続する出力弁が、マスター
シリンダとホイールシリンダを接続させている状態、す
なわち通常ブレーキ状態において、マスターシリンダ圧
力センサで検出したマスターシリンダ圧(M/C圧)と
同じ圧を比例圧力制御弁から出力させ、これによって、
ABSやヨーモーメント制御を行うため、出力弁を比例
圧力制御弁とホイールシリンダが接続される位置へ切換
えた時、M/C圧=ホイールシリンダ圧(W/C圧)=
比例圧力制御弁出力圧として、出力弁切換えによる圧の
変動をなくし、ブレーキペダルへのキックバックや車両
挙動の急変を防止せんとすることを狙いとしている。
【0005】ところが、次のような点から考察すると、
なお改善を加えることができる余地があることを本発明
は見いだしたものである。すなわち、図2は後記でも参
照する、適用可能な比例圧力制御弁を示す図であるが、
これを参照して述べると、出力弁がマスターシリンダと
ホイールシリンダを接続させている時、比例圧力制御弁
(図2の参照符号4)の負荷は、その出力圧室(図2の
参照符号49)及び出力ポート(図2の参照符号48)
及び該出力ポートから出力弁までの油路における作動油
であって、これは非常に負荷剛性が高い。そのため、こ
の部分は、わずかな油の出入りで圧力が急変し、圧のオ
ーバーシュートとアンダシュートが繰り返される。すな
わち発振する場合がある。すると、ABSやヨーモーメ
ント制御のため出力弁をこの比例圧力制御弁(4)とホ
イールシリンダが接続する位置へ切換えた瞬間は、M/
C圧=W/C圧≠比例圧力制御弁出力圧(比例弁出力
圧)のため、ブレーキペダルへのキックバックが発生す
るという問題が生ずる場合がある(後記図7等参照)。
【0006】したがって、望ましいのは、かかる発振を
確実に防げるようにすることである。その一方、更に
は、そのような発振防止にあたり、比例圧力制御弁
(4)とホイールシリンダが接続する状態でのW/C圧
制御における応答が悪化したりするのでは、この種ブレ
ーキ制御装置において、上述したABS制御等を実行さ
せるときの制御の実効性が十分に確保されない。よっ
て、より望ましいのは、それら発振防止と応答性の確保
を共に両立させることである。
【0007】本発明は、上述のような圧力制御弁を利用
するブレーキ制御において、このような点から更なる改
善を加えようとするもので、その圧力制御弁出力圧の発
振を防止しつつ、ホイールシリンダ圧制御における応答
性を確保することにより、上記した課題を解決し得る、
改良された車両のブレーキ制御装置を実現しようという
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の車両のブレーキ
制御装置は、運転者のブレーキ操作力に対応した圧を発
生するマスターシリンダと、外部指令を入力として、外
部圧力源からの圧力を調圧する圧力制御弁と、前記マス
ターシリンダと圧力制御弁のいずれか一方の側を選択し
てホイールシリンダに接続する出力弁とを有する車両の
ブレーキ制御装置であって、前記圧力制御弁の、前記外
部圧力源からの圧力が加わるポートの上流に、流量を調
整する流量調整用弁を設け、前記圧力制御弁が圧を出力
し、かつ前記出力弁が前記マスターシリンダとホイール
シリンダを接続させる位置では、前記流量調整用弁を小
流量位置にし、前記圧力制御弁が圧を出力し、かつ前記
出力弁が前記圧力制御弁とホイールシリンダを接続させ
る位置では、前記流量調整用弁を大流量位置とするよう
構成してなる、ことを特徴とするものである。
【0009】また、本発明の車両のブレーキ制御装置
は、運転者のブレーキ操作力に対応した圧を発生するマ
スターシリンダと、外部指令を入力として、外部圧力源
からの圧力を調圧する圧力制御弁と、前記マスターシリ
ンダと圧力制御弁のいずれか一方の側を選択してホイー
ルシリンダに接続する出力弁とを有する車両のブレーキ
制御装置であって、液圧が加わった場合に体積を減少さ
せて、その体積減少分の液を吸収する液圧吸収体を設
け、当該液圧吸収体の液圧入力ポートを、前記圧力制御
弁と出力弁間の油路に対し、通路の開閉を行う吸収体弁
を介して接続するとともに、前記圧力制御弁が圧を出力
し、かつ前記出力弁が前記マスターシリンダとホイール
シリンダを接続させる位置では、前記吸収体弁を開位置
にし、前記圧力制御弁が圧を出力し、かつ前記出力弁が
前記圧力制御弁とホイールシリンダを接続させる位置で
は、前記吸収体弁を閉位置とするよう構成してなる、こ
とを特徴とするものである。
【0010】また、本発明の車両のブレーキ制御装置
は、運転者のブレーキ操作力に対応した圧を発生するマ
スターシリンダと、外部指令を入力として、外部圧力源
からの圧力を調圧する圧力制御弁とを有する車両のブレ
ーキ制御装置であって、前記マスターシリンダと圧力制
御弁のいずれか一方の側を選択しホイールシリンダに接
続する2位置3方向弁、及び前記圧力制御弁の前記外部
圧力源からの圧力が加わるポートの上流の流量を2段階
に調整する2位置2方向弁の2つの弁を一体化し、これ
らの弁に共通の一のソレノイドの動作により、前記マス
ターシリンダとホイールシリンダが接続され、かつ、前
記圧力制御弁の前記外部圧力源からの圧力が加わるポー
トの上流の流量が小流量となる位置、または、前記圧力
制御弁とホイールシリンダが接続され、かつ、前記圧力
制御弁の前記外部圧力源からの圧力が加わるポートの上
流の流量が大流量となる位置のいずれか一の位置の選択
を可能とするよう構成してなる、ことを特徴とするもの
である。
【0011】また、本発明の車両のブレーキ制御装置
は、運転者のブレーキ操作力に対応した圧を発生するマ
スターシリンダと、外部指令を入力として、外部圧力源
からの圧力を調圧する圧力制御弁とを有する車両のブレ
ーキ制御装置であって、前記マスターシリンダと圧力制
御弁のいずれか一方の側を選択しホイールシリンダに接
続する2位置3方向弁を設け、また、液圧が加わった場
合に体積を減少させて、その体積減少分の液を吸収する
液圧吸収体を設け、当該液圧吸収体の液圧入力ポート
を、前記圧力制御弁と前記2位置3方向弁間の油路に対
して、通路の開閉を行う2位置2方向弁を介して接続
し、前記2位置3方向弁と2位置2方向弁を一体化し、
これらの弁に共通の一のソレノイドの動作により、前記
マスターシリンダとホイールシリンダが接続され、か
つ、前記2位置2方向弁が開となる位置、または、前記
圧力制御弁とホイールシリンダが接続され、かつ、前記
2位置2方向弁が閉となる位置のいずれか一の位置の選
択を可能とするよう構成してなる、ことを特徴とするも
のである。
【0012】また、本発明は、前記流量調整用弁を用い
る構成において、通常ブレーキから、ブレーキ操作時の
ホイールシリンダに対するホイールシリンダ圧制御へと
移る場合において、通常ブレーキ状態では、前記出力弁
は前記マスターシリンダとホイールシリンダを接続させ
る位置、前記流量調整用弁は小流量位置として、前記マ
スターシリンダ圧を検出する検出手段により検出したマ
スターシリンダ圧をもとに、圧力制御弁出力圧がマスタ
ーシリンダ圧と等しくなるよう制御し、前記ブレーキ操
作時ホイールシリンダ圧制御へと移るときは、前記出力
弁を前記圧力制御弁とホイールシリンダが接続される位
置へと切換え、この切換えが完了した後、所定時間ΔT
1後(ΔT1は0以上の任意の値)に、前記流量調整用
弁の大流量位置への切換が完了するようにしてなる、こ
とを特徴とするものである。また、ブレーキ操作時のホ
イールシリンダに対するホイールシリンダ圧制御から、
通常ブレーキへと移る場合において、前記流量調整用弁
を大流量位置から小流量位置へと切換え、この切換えが
完了した後、所定時間ΔT2後(ΔT2は0以上の任意
の値)に、前記出力弁の、前記マスターシリンダとホイ
ールシリンダの接続位置への切換えを完了するようにし
てなる、ことを特徴とするものである。
【0013】また、非ブレーキ操作状態から、非ブレー
キ操作時のホイールシリンダに対するホイールシリンダ
圧力制御を行う場合において、前記流量調整用弁を大流
量位置へ切換え、前記出力弁を前記圧力制御弁とホイー
ルシリンダが接続される位置へ切換え、出力弁の切換え
が完了した後、所定時間ΔT3後(ΔT3は0以上の任
意の値)に、前記圧力制御弁がホイールシリンダへ圧の
出力を開始するようにしてなる、ことを特徴とするもの
である。また、ホイールシリンダに対するホイールシリ
ンダ圧力制御を終了し、非ブレーキ操作状態へ戻る場合
において、前記圧力制御弁の出力圧を0にした後、所定
時間ΔT4後(ΔT4は0以上の任意の値)に、前記流
量調整用弁を小流量位置へ、前記出力弁をマスターシリ
ンダとホイールシリンダが接続される位置へ、その切換
えを開始するようにしてなる、ことを特徴とするもので
ある。
【0014】また、本発明は、前記液圧吸収体と吸収体
弁とを用いる構成において、通常ブレーキから、ブレー
キ操作時のホイールシリンダに対するホイールシリンダ
圧制御へと移る場合において、通常ブレーキ状態では、
前記出力弁は前記マスターシリンダとホイールシリンダ
を接続させる位置、前記吸収体弁は開位置として、前記
マスターシリンダ圧を検出する検出手段により検出した
マスターシリンダ圧をもとに、圧力制御弁出力圧がマス
ターシリンダ圧と等しくなるよう制御し、前記ブレーキ
操作時ホイールシリンダ圧制御へと移るときは、前記出
力弁を前記圧力制御弁とホイールシリンダが接続される
位置へと切換え、この切換えが完了した後、所定時間Δ
T1′後(ΔT1′は0以上の任意の値)に、前記吸収
体弁の閉位置への切換えが完了するようにしてなる、こ
とを特徴とするものである。また、ブレーキ操作時のホ
イールシリンダに対するホイールシリンダ圧制御から、
通常ブレーキへと移る場合において、前記吸収体弁を開
位置から閉位置へと切換え、この切換えが完了した後、
所定時間ΔT2′後(ΔT2′は0以上の任意の値)
に、前記出力弁の、マスターシリンダとホイールシリン
ダの接続位置への切換えを完了するようにしてなる、こ
とを特徴とするものである。
【0015】また、非ブレーキ操作状態から、非ブレー
キ操作時のホイールシリンダに対するホイールシリンダ
圧力制御を行う場合において、前記吸収体弁を閉位置へ
切換え、前記出力弁を前記圧力比例弁とホイールシリン
ダが接続される位置へ切換え、出力弁の切換えが完了し
た後、所定時間ΔT3′後(ΔT3′は0以上の任意の
値)に、前記圧力制御弁がホイールシリンダへ圧の出力
を開始するようにしてなる、ことを特徴とするものであ
る。また、ホイールシリンダに対するホイールシリンダ
圧力制御を終了し、非ブレーキ操作状態へ戻る場合にお
いて、前記圧力制御弁の出力圧を0にした後、所定時間
ΔT4′後(ΔT4′は0以上の任意の値)に、前記吸
収体弁を閉位置に、前記出力弁をマスターシリンダとホ
イールシリンダが接続される位置へ、その切換えを開始
するようにしてなる、ことを特徴とするものである。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、運転者のブレーキ操作
力に対応して発生するマスターシリンダ圧と、外部指令
入力により外部圧力源からの圧力を圧力制御弁により調
圧して得られる圧力制御弁出力圧とが、出力弁の選択に
よりホイールシリンダに与えられることにより、通常ブ
レーキのほか、ABS制御、TCS制御等のホイールシ
リンダ圧制御が可能となるのに加えて、その圧力制御弁
の外部圧が加わるポートの上流に流量を調整する流量調
整用弁を設けて、出力弁がマスターシリンダとホイール
シリンダを接続している時は、その流量調整用弁は小流
量位置に、出力弁が圧力制御弁とホイールシリンダを接
続している時は、その流量調整用弁は大流量位置とする
ことができる。
【0017】このようにすると、圧力制御弁が圧を出力
し、かつ出力弁がマスターシリンダとホイールシリンダ
を接続させる位置では、流量調整用弁を小流量位置にし
て、発振を防止し、かつ圧のオーバーシュートを防ぐこ
とにより圧力制御弁出力圧とマスターシリンダ圧を一致
させることができ、他方、このようにしてもホイールシ
リンダ圧制御時での制御応答性の悪化は回避でき、出力
弁が圧力制御弁とホイールシリンダを接続させる位置で
は、流量調整用弁を大流量位置にしてホイールシリンダ
圧制御における応答性を確保することができる。これに
より、出力弁がマスターシリンダとホイールシリンダを
接続している時の圧力制御弁出力圧の発振を防止し、か
つ圧力制御弁出力圧のオーバーシュートを防ぐことによ
り、圧力制御弁出力圧とマスターシリンダ圧を一致さ
せ、出力弁が、圧力制御弁とホイールシリンダを接続さ
せる位置への切換わった時のブレーキペダルのキックバ
ックや車両挙動の急変をなくし、また、出力弁が圧力制
御弁とホイールシリンダを接続している時のホイールシ
リンダ圧制御における応答性を確保でき、これらの両立
を図ることができるという効果が得られる。
【0018】また、本発明は、上記請求項1に係る流量
調整用弁を用いる構成に代えて、請求項2記載の如く、
液圧が加わった場合に体積を減少させてその体積減少分
の液を吸収する液圧吸収体を設け、当該液圧吸収体の液
圧入力ポートを、前記圧力制御弁と出力弁間の油路に対
し、通路の開閉を行う吸収体弁を介して接続するととも
に、前記圧力制御弁が圧を出力し、かつ前記出力弁が前
記マスターシリンダとホイールシリンダを接続させる位
置では、前記吸収体弁を開位置にし、前記圧力制御弁が
圧を出力し、かつ前記出力弁が前記圧力制御弁とホイー
ルシリンダを接続させる位置では、前記吸収体弁を閉位
置とするよう構成して、実施できる。この場合は、出力
弁がマスターシリンダとホイールシリンダを接続させて
いる時、吸収体弁を開き、圧力制御弁出力圧を液圧吸収
体に加えることにより、圧力制御弁の負荷剛性が低下
し、わずかな油の出入りで圧力制御弁出力圧が急変する
ことが防止できるため、発振やオーバーシュート/アン
ダーシュートを防ぐことができる。また、出力弁が、圧
力制御弁とホイールシリンダを接続させている時は吸収
体弁を閉とすることにより、圧力制御弁出力圧がホイー
ルシリンダのみに加わるようにして、ホイールシリンダ
圧制御における応答性を確保することができる。したが
って、請求項1とは異なる手段ながらも、同様の効果を
奏することができる。
【0019】また、好適例では、上記流量調整用弁とし
て、オリフィスの有無を選択し流量を大(オリフィス無
し)と小(オリフィス有り)の2段階に調整する2位置
2方向電磁切換弁(絞り弁)構成の単独の電磁切換弁に
よるものを使用できるが、本発明は、この構成以外に、
請求項3記載のように、マスターシリンダと圧力制御弁
のいずれか一方の側を選択しホイールシリンダに接続す
る2位置3方向弁、及び前記圧力制御弁の前記外部圧力
源からの圧力が加わるポートの上流の流量を2段階に調
整する2位置2方向弁の2つの弁を一体化し、これらの
弁に共通の一のソレノイドの動作により、前記マスター
シリンダとホイールシリンダが接続され、かつ、前記圧
力制御弁の前記外部圧力源からの圧力が加わるポートの
上流の流量が小流量となる位置、または、前記圧力制御
弁とホイールシリンダが接続され、かつ、前記圧力制御
弁の前記外部圧力源からの圧力が加わるポートの上流の
流量が大流量となる位置のいずれか一の位置の選択を可
能とするよう構成する態様でも、実施して同様の効果が
得られる。この場合は、2段階調整する上記2位置2方
向弁は流量調整用弁として、また上記2位置3方向弁は
出力弁として機能し、それらが一つのソレノイドによ
り、連動して動き、該出力弁がマスターシリンダとホイ
ールシリンダを接続している時は、該流量調整用弁が小
流量位置、該出力弁が圧力制御弁とホイールシリンダを
接続している時は、該流量調整用弁が大流量位置となる
ように作動することにより、請求項1の場合と同様の効
果を得ることができる上、ソレノイド数を減らすことが
できるため、小型化、低コスト化が図れるという効果も
ある。
【0020】また、同様にして、上記液圧吸収体と吸収
体弁を用いる場合のその吸収体弁として、2位置2方向
電磁切換弁構成の単独の電磁切換弁によるものを使用で
きるが、この構成以外に、請求項4記載のように、マス
ターシリンダと圧力制御弁のいずれか一方の側を選択し
ホイールシリンダに接続する2位置3方向弁を設け、ま
た、液圧が加わった場合に体積を減少させて、その体積
減少分の液を吸収する液圧吸収体を設け、当該液圧吸収
体の液圧入力ポートを、前記圧力制御弁と前記2位置3
方向弁間の油路に対して、通路の開閉を行う2位置2方
向弁を介して接続し、前記2位置3方向弁と2位置2方
向弁を一体化し、これらの弁に共通の一のソレノイドの
動作により、前記マスターシリンダとホイールシリンダ
が接続され、かつ、前記2位置2方向弁が開となる位
置、または、前記圧力制御弁とホイールシリンダが接続
され、かつ、前記2位置2方向弁が閉となる位置のいず
れか一の位置の選択を可能とするよう構成して、本発明
は実施することもできる。この場合は、上記2位置2方
向弁は吸収体弁として、また上記2位置3方向弁は出力
弁として機能し、それらが一つのソレノイドにより、連
動して動き、該出力弁がマスターシリンダとホイールシ
リンダを接続している時は、該吸収体弁は開、該出力弁
が圧力制御弁とホイールシリンダを接続している時は該
吸収体弁は閉となることにより、請求項2の場合と同様
の効果を得ることができ、また、同様にソレノイド数を
減らすことができるため、小型化、低コスト化が図れる
という効果もある。
【0021】また、請求項5乃至請求項8の場合は、上
記流量調整用弁として、個別的に単独の電磁切換弁を使
用する場合に好適な制御方式が提供される。すなわち、
通常ブレーキから、ブレーキ操作時のホイールシリンダ
に対するホイールシリンダ圧制御、例えばABS制御、
あるいは各輪の制動力を個別に制御し車両のヨーモーメ
ントを制御する制動力制御その他のブレーキ操作中実行
するべきホイールシリンダ圧制御へと移る場合や、かか
るABS制御やヨーモーメント制御等の該ブレーキ操作
時のホイールシリンダ圧制御から通常ブレーキへと移る
場合、請求項5記載のように、通常ブレーキから、ブレ
ーキ操作時のホイールシリンダ圧制御へと移る場合にお
いて、通常ブレーキ状態では、前記出力弁は前記マスタ
ーシリンダとホイールシリンダを接続させる位置、前記
流量調整用弁は小流量位置として、マスターシリンダ圧
検出手段により検出したマスターシリンダ圧をもとに、
マスターシリンダ圧=圧力制御弁出力圧となるよう制御
し、前記ブレーキ操作時ホイールシリンダ圧制御へと移
るときは、まず前記出力弁を前記圧力制御弁とホイール
シリンダが接続される位置へと切換え、この切換えが完
了した後、所定時間ΔT1後(ΔT1は0以上の任意の
値)に、前記流量調整用弁の大流量位置への切換が完了
するよう構成して、本発明は実施できる。また、請求項
6記載のように、ブレーキ操作時のホイールシリンダ圧
制御から、通常ブレーキへと移る場合において、まず、
前記流量調整用弁を大流量位置から小流量位置へと切換
え、この切換えが完了した後、所定時間ΔT2後(ΔT
2は0以上の任意の値)に、前記出力弁の、前記マスタ
ーシリンダとホイールシリンダの接続位置への切換えを
完了するよう構成して、本発明は実施できる。上記の如
く、流量調整用弁を単独の電磁切換弁とするときは、該
流量調整用弁は、たとえ通常ブレーキ→ABSやヨーモ
ーメント制御→通常ブレーキとなる場合も、上記のよう
にように制御することにより、発振防止と応答性の確保
が可能となり、加えてその単独の電磁切換弁構成の流量
調整用弁の機能を更に効果的に発揮させることができ
る。
【0022】また、非ブレーキ操作状態から、ヨーモー
メント制御や、TCS制御、自動ブレーキ制御等その他
の非ブレーキ操作時から実行するホイールシリンダ圧制
御を行う場合においても、または該非ブレーキ操作時の
ホイールシリンダ圧制御を終了し、非ブレーキ操作状態
へ戻る場合においても、同様の制御方式とすることがで
きる。すなわち、請求項7記載のように、非ブレーキ操
作状態から、非ブレーキ操作時のホイールシリンダ圧力
制御を行う場合において、前記流量調整用弁を大流量位
置へ切換え、前記出力弁を前記圧力制御弁とホイールシ
リンダが接続される位置へ切換え、出力弁の切換えが完
了した後、所定時間ΔT3後(ΔT3は0以上の任意の
値)に、前記圧力制御弁がホイールシリンダへ圧の出力
を開始するよう構成して、本発明は実施でき、また、請
求項8記載のように、ホイールシリンダ圧力制御を終了
し、非ブレーキ操作状態へ戻る場合において、前記圧力
制御弁の出力圧を0にした後、所定時間ΔT4後(ΔT
4は0以上の任意の値)に、前記流量調整用弁を小流量
位置へ、前記出力弁をマスターシリンダとホイールシリ
ンダが接続される位置へ、その切換えを開始するよう構
成して、本発明は実施できる。運転者がブレーキペダル
を踏んでいない状態からホイールシリンダ圧制御を行う
場合、圧力制御弁出力圧は最初は0であり、圧力制御弁
への指令が0を出力する値の時、出力弁がマスターシリ
ンダとホイールシリンダを接続しており、かつ流量調整
用弁が大流量位置でも発振は生じない。そのためたとえ
非ブレーキ操作状態からの非ブレーキ操作時のホイール
シリンダ圧力制御の場合でも上記のように制御すれば、
確実に発振が防止でき応答性も確保できる。
【0023】また、同様にして、請求項9乃至請求項1
2の場合においては、上記吸収体弁として、個別的に単
独の電磁切換弁を使用する場合に好適な制御方式が提供
される。すなわち、請求項9記載のように、通常ブレー
キから、ABS制御やヨーモーメント制御等のブレーキ
操作時のホイールシリンダ圧制御へと移る場合におい
て、通常ブレーキ状態では、前記出力弁は前記マスター
シリンダとホイールシリンダを接続させる位置、前記吸
収体弁は開位置として、マスターシリンダ圧検出手段に
より検出したマスターシリンダ圧をもとに、マスターシ
リンダ圧=圧力制御弁出力圧となるよう制御し、そのブ
レーキ操作時ホイールシリンダ圧制御へと移るときは、
まず、前記出力弁を前記圧力制御弁とホイールシリンダ
が接続される位置へと切換え、この切換えが完了した
後、所定時間ΔT1′後(ΔT1′は0以上の任意の
値)に、前記吸収体弁の閉位置への切換えが完了するよ
う構成して、本発明は実施でき、また、請求項10記載
のように、そのブレーキ操作時のホイールシリンダ圧制
御から、通常ブレーキへと移る場合において、まず前記
吸収体弁を開位置から閉位置へと切換え、この切換えが
完了した後、所定時間ΔT2′後(ΔT2′は0以上の
任意の値)に、前記出力弁の、マスターシリンダとホイ
ールシリンダの接続位置への切換えを完了する構成し
て、本発明は実施できる。
【0024】また、請求項11記載のように、非ブレー
キ操作状態から、非ブレーキ操作時のホイールシリンダ
に対するホイールシリンダ圧力制御を行う場合におい
て、前記吸収体弁を閉位置へ切換え、前記出力弁を前記
圧力比例弁とホイールシリンダが接続される位置へ切換
え、出力弁の切換えが完了した後、所定時間ΔT3′後
(ΔT3′は0以上の任意の値)に、前記圧力制御弁が
ホイールシリンダへ圧の出力を開始するよう構成して、
本発明は実施でき、また、請求項12記載のように、ホ
イールシリンダ圧力制御を終了し、非ブレーキ操作状態
へ戻る場合において、前記圧力制御弁の出力圧を0にし
た後、所定時間ΔT4′後(ΔT4′は0以上の任意の
値)に、前記吸収体弁を閉位置に、前記出力弁をマスタ
ーシリンダとホイールシリンダが接続される位置へ、そ
の切換えを開始するよう構成して、本発明は実施でき
る。これら請求項9乃至請求項12の場合も、流量調整
用弁に代えて前記液圧吸収体と吸収体弁とを用いる構成
の場合において、その吸収体弁として、請求項9乃至請
求項12と同様、個別的に単独の電磁切換弁を使用する
場合に好適な制御方式となる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。図1は本発明の車両のブレーキ制御
装置の一実施例を示すもので、各輪独立して個々にブレ
ーキ圧の油圧制御が可能となるよう、電磁制御弁等を4
輪の各チャートそれぞれのブレーキ液圧系に配置した場
合の例を示すものである。図中、1はマスターシリンダ
(M/C)、2は各対応車輪のホイールシリンダ(W/
C)、10はブレーキぺダルをそれぞれ示す。本実施例
では、各チャンネルのブレーキ液圧系の基本的な構成に
ついては、前掲特願平6−327680号の場合と同様
のものとする。
【0026】ここでは、図示のように、マスターシリン
ダ1とは別の圧力源(外部圧力源)としてのポンプ3
と、各対応ホイールシリンダ2ごとの比例圧力制御弁4
(以下、単に比例弁ともいう)と、マスターシリンダ1
と対応比例弁4のどちらか一方を選択して対応ホイール
シリンダ2に接続する2位置3方向電磁切換弁5(以
下、単に出力弁ともいう)と、それぞれ通路の開閉用の
2位置2方向電磁切換弁6,7と、ブレーキぺダル10
の踏み込みにより発生するマスターシリンダ圧(M/C
圧)を検出する圧力センサ9と、リザーバタンク11と
を有する構成とする。更に、各チャンネルごと、それぞ
れ比例弁4にポンプ3からのポンプ圧が加わる各比例弁
4のポートPs(Psポート(供給ポート))の上流
に、流量を調整する流量調整用の電磁制御弁8(以下、
単に絞り弁ともいう)をも設ける構成とし、それら構成
要素を図示の如くに接続する。
【0027】マスターシリンダ1は、2つの出力ポート
からの発生マスターシリンダ圧のそれぞれが左右前輪と
左右後輪の制動に供される。マスターシリンダ1の各出
力ポートは、前後輪側の各ホイールシリンダ2への出力
弁5の一方の入力ポートに接続する。各出力弁5の出力
ポートは、それぞれ対応ホイールシリンダ2へ接続され
ている。各出力弁5は、常態で図示の切換え位置をとる
2位置電磁切換弁であり、したがって、各出力弁5が図
示の切換え位置(OFF;第1の位置)にある常態にお
いて、マスターシリンダ1と各車輪のホイールシリンダ
2とは接続されている。
【0028】各出力弁5の他方の入力ポートに、それぞ
れ対応比例弁4の出力側のポート(Pcポート)が接続
されている。したがって、出力弁5のONへの切換え制
御時、制御対象出力弁5が図示位置から切換えられるこ
とにより、その切換え位置(ON;第2の位置)へ切換
えた出力弁5を通して、比例弁4のPcポート、出力弁
5の他方の入力ポート及び出力ポートの経路(油路)を
経て、それぞれ対応比例弁4と対応ホイールシリンダ2
とが接続される状態に切換わる。
【0029】適用できる比例圧力制御弁4の構成やその
作用は、例えば前掲特願平6−327680号の場合の
と同一のものであってよい。図2は、かかる比例圧力制
御弁4の一例の詳細を示す図である。図2のように、両
端側に等しい径を有するスプール41がスリーブ45内
に配置されている。スプール41には、該スプール内部
を貫通する断面積A0 の油路内にスリーブ45の図中左
内壁に当接する反力ピン42(同様に、ピン断面積はA
0 )が挿入され、一方、スプール41の図中右側端面に
は、ソレノイド44への通電により図中左動するソレノ
イドプランジャ43の先端が当接される構成となってい
る。また、図中、46はポンプ3からのポンプ圧が入力
される供給ポートPs、47はリザーバタンク11へ至
るリターンポートPr、48は比例弁出力圧室49に臨
むとともに対応出力弁5へ至る出力ポートPc、50は
リターンポートPr部と連通する内部油路、53はソレ
ノイドプランジャ43中をその背面側まで貫通する油路
を、それぞれ示す。なお、スプール41の図中左右両端
側には、それぞれスリーブ45部分との間に、スプール
41をセット位置に支持するように、支持ばね(ともに
図示せず)が縮設されており、ソレノイド44非通電時
の状態では、これら相対向するばね力により保持され
る。
【0030】上記比例弁4は、以下の作用により、ソレ
ノイド推力を入力とし、ポンプ圧を調圧する電子油圧制
御弁として機能させることができる。供給ポートPsに
ポンプ圧を入力し、図1に示すコントロールユニット
(CU)20からの指令により、ソレノイド44にソレ
ノイド電流が通電されると、スプール41がソレノイド
プランジャ43を介して、図2中左方向の力Fs を受け
る。また、スプール41には、前記各端側の支持ばねに
より図中左方向の力と、これに対向する図中右方向の力
が加わる。ここに、これら図中左方向のばね力をF1
図中右方向のばね力をF2 とする。更に、スプール41
には、断面積A0の反力ピン42が挿入してあるため、
出力ポートPcの出力圧をP(c)とすると、スプール
41系の力の釣合から、次式、
【数1】 Fs +F1 =P(c)・A0 +F2 ・・・1 が成り立つ。よって、P(c)は、
【数2】 P(c)=(Fs +F1 −F2)/A0 ・・・2 で表される。
【0031】ここで、前記左右両側の支持ばねが同等の
ものであるとすると、力F1 ,F2は、ほぼ一定のた
め、P(c)は、
【数3】P(c)=Fs /A0 ・・・3 となり、出力圧P(c)はソレノイド推力Fs に比例し
て変化する。よって、式3からも明らかなように、ソレ
ノイド推力Fs の増加によりスプール41が図中左方向
に移動した場合、出力圧P(c)が大きくなり、逆にソ
レノイド推力Fs の減少によりスプール41が図中右方
向に移動した場合、出力圧P(c)が小さくなるように
制御される。
【0032】図1に示すように、それぞれの比例弁4の
Prポートは、通路開閉用の電磁切換弁7(以下、単に
Pr弁ともいう)を経て、リザーバタンク11と連結さ
れる。Pr弁7は、常態(OFF)で図示の閉位置をと
り、ONへの切換え制御時、図示の閉位置から開位置へ
と切換えられる。
【0033】一方、それぞれの比例弁4のPsポート
は、それぞれ該ポートの上流位置において介挿した流量
調整用の絞り弁8を通して、通路開閉用の電磁切換弁6
(以下、単にPs弁ともいう)と接続され、また、該P
s弁6はポンプ3の吐出ポートへ接続される。ポンプ3
の吸入ポート側はリザーバタンク11へ接続されてい
る。ここに、Ps弁6も、Pr弁7と同様、常態(OF
F)で図示の閉位置をとり、ONへの切換え制御時、開
位置(ON)へと切換えられる。
【0034】また、流量を調整するそれぞれの絞り弁8
は、本例では、流量を大小の2段階に調整するように、
また、その小流量状態,大流量状態の調整は、通路の絞
りの有無を選択することでなすように、それぞれ2位置
2方向電磁切換弁を用いるものとする。このため、図示
例の如く、例えば、各絞り弁8は、Ps弁6と比例弁4
間の通路の状態を、常態で図示の如くオリフィスを有す
る状態のものとする切換え位置(第1の位置(OF
F))をとり、そして、図示の常態位置からの切換え
で、オリフィスを有しない状態のものとする切換え位置
(第2の位置(ON))をとるよう、切換え制御する構
成とする。これにより、ここでは、オリフィスの有無を
選択し、流量を大(オリフィス無し;大流量位置(第2
の位置;ON状態))と小(オリフィス有り;小流量位
置(第1の位置;OFF状態))の2段階に調整するこ
とができる。
【0035】電磁弁構成の上記した各出力弁5、各比例
弁4、各絞り弁8、Ps弁6、及びPr弁7のそれぞれ
は、コントロールユニット20により制御し、該コント
ロールユニット20には、運転者(ドライバー)のブレ
ーキぺダル10の踏み込みにより発生するM/C圧を検
出する圧力センサ9からの信号のほか、その他当該車両
で実行することとする該当W/C圧制御(例えばABS
制御、TCS制御等)を行うのに必要なセンサ(走行中
等の車両環境状態等を検出する各種センサ)信号あるい
は制御信号等を入力することができる。コントロールユ
ニット20は、該入力情報に基づき、例えばその一例を
フローチャートで示す図3〜図5に従う処理を実行し、
W/C圧制御(制動力制御)を行うことができる。
【0036】ここに、制御内容は、上記流量調整用絞り
弁8を除く全体構成の作用、機能、動作については、基
本的には、前掲特願平6−327680号の場合のブレ
ーキ制御と同様であってよい。出力弁5は、常態ではブ
レーキ操作圧系からのM/C圧を前後左右4輪のホイー
ルシリンダ2にブレーキ液圧として供給し、他方、制動
力制御時、該弁の切換えによって上記ポンプ圧を元圧と
して得られる比例弁4からの出力圧P(c)を対応ホイ
ールシリンダ2にブレーキ液圧として供給する。ドライ
バーのブレーキぺダル10の踏み込みによるブレーキ操
作力に対応した車輪制動のみが要求される車両走行状況
では、出力弁5はマスターシリンダ1とホイールシリン
ダ2を接続させる常態の第1の位置にあり、よって、マ
スターシリンダ1からのM/C圧が、直接それぞれのホ
イールシリンダ2に、ドライバーのブレーキペダル10
の踏み込みに対応するブレーキ液圧として供給されてブ
レーキ力を確保する。非ブレーキ操作状態からの通常ブ
レーキ時には、こうして車輪制動が行われる。
【0037】他方、同時にこのようなブレーキング時、
圧力検出手段である圧力センサ9で検出したM/C圧を
基に、Ps弁6,Pr弁7が開状態に制御され、ポンプ
3からのポンプ圧を入力された比例弁4が制御され、そ
の出力圧P(c)が、圧力センサ9で検出されたM/C
圧に等しく保たれるよう制御される。そして、このよう
な状況の下、もし、ドライバーのブレーキ操作力に対応
した制動以外の車輪制動制御(例えばABS制御等)が
要求される車両走行状況となれば、出力弁5の切換えを
行い、出力弁5を比例弁4とホイールシリンダ2を接続
させる第2の位置とし、該当するセンサ信号等の制御情
報に基づき、比例弁4を当該制御での目標の出力圧(P
(c))が得られるよう制御し、その出力圧をホイール
シリンダ2にブレーキ液圧として供給する。
【0038】これらの基本的な切換え制御などは、コン
トロールユニット20の制御の下で実行されるが、この
場合において、コントロールユニット20は、更に、絞
り弁8に対する制御も実行する。すなわち、比例弁4が
圧を出力し、かつ出力弁5がマスターシリンダ1とホイ
ールシリンダ2を接続させる第1の位置では、絞り弁8
を図1図示の小流量位置(OFF)とし、比例弁4が圧
を出力し、かつ出力弁5が比例弁4とホイールシリンダ
2を接続させる第2の位置では、絞り弁8を図示の位置
から切換えた大流量位置(ON)とするよう、流量調整
用の絞り弁8を選択的に切換え制御する。
【0039】好ましくは、通常ブレーキから、ABS制
御、あるいは各輪の制動力を個別に制御し車両のヨーモ
ーメントを制御する制動力制御その他のブレーキ操作中
(制動中)に実行するべきW/C圧制御(車輪制動力制
御)へと移る場合において、または更には、該ブレーキ
操作時W/C圧制御から通常ブレーキへと移る場合にお
いて、コントロールユニット20は上記した制御に加え
て、既述した如く発振を防止し、及び応答性を確保する
に更に好適な最適制御をも実行する。好ましくはまた、
コントロールユニット20は、非ブレーキ操作状態か
ら、ヨーモーメント制御や、TCS制御、自動ブレーキ
制御等その他の非ブレーキ操作時から実行するW/C圧
制御を行う場合において、または更には、該非ブレーキ
操作時のW/C圧制御を終了し、非ブレーキ操作状態へ
戻る場合においても、同様に上記した制御に加えて、発
振防止、応答性の確保に好適な最適制御をも実行するよ
うになす。
【0040】図3〜5の制御プログラム例では、これら
の好適制御のための処理も組み込まれている。図3
(a)において、ステップS101では、コントロール
ユニット20は、以下の制御要素のそれぞれについて、
図1図示の常態位置、すなわち、Ps弁6及びPr弁7
をOFF(閉位置)、各出力弁5をOFF(第1の位
置、すなわちM/C〜W/C接続)、及び各絞り弁8を
OFF(小流量位置)に設定する。ステップS102
(図3(b))では、圧力センサ9からの検出M/C圧
に基づき、M/C圧>0か否かを監視する。その答が否
定(No)ならば後述のステップS121(図4
(b))側の処理を選択する一方、その答が肯定(Ye
s)、したがってドライバーによるブレーキぺダル10
の踏み込みによってブレーキ操作がされた場合は、ステ
ップS103以降の処理を選択する。
【0041】この場合、コントロールユニット20は、
まず、Ps弁6及びPr弁7をともにONへ切換え(開
位置へ切換え)制御する一方で、出力弁5はOFF(M
/C〜W/C接続)を維持し(ステップS103)、ま
た、絞り弁8もOFF(小流量位置)の状態を維持する
(ステップS104)。そして、比例弁出力圧P(c)
=M/C圧となるよう、制御指令を与え比例弁4を制御
する(ステップS105)。これにより、比例弁4が圧
を出力し、かつ出力弁4がマスターシリンダ1とホイー
ルシリンダ2を接続させる位置では、絞り弁8を小流量
位置にして、発振を防止しかつ、圧のオーバーシュート
を防ぐことにより比例弁出力圧とマスターシリンダ圧を
一致させる。
【0042】次のステップS106では、例えばABS
制御、あるいは各輪の制動力を個別に制御し車両のヨー
モーメントの制御を行う制御場面に該当するか否かをチ
ェックする。その判断での答が否定であるときは、処理
を前記判別ステップS102の上流へ戻すが、その答が
肯定で、W/C圧制御を、通常ブレーキからABS制御
やヨーモーメント制御へと移行させるべき状態にあると
判断した場合は、ステップS107以降へ処理を進め
る。
【0043】ステップS107では、すべてまたは一部
の出力弁5(W/C圧制御対象出力弁)を図1の常態位
置からONして第2の位置(M/C〜W/C接続)に切
換える。本プログラム例では、続くステップS108に
おいて、当該出力弁5の該切換え後のΔT1秒後(ΔT
1≧0)に、対応絞り弁8も図示の常態位置からONし
て大流量位置へ切換える。そして、対応比例弁4を制御
することにより、制御対象ホイールシリンダ2のW/C
圧が上記ABS制御やヨーモーメント制御での目標圧と
なるよう、W/C圧制御を実行する(ステップS10
9)。これにより、出力弁5が比例弁4とホイールシリ
ンダ2を接続させる位置では、絞り弁8を大流量位置に
してW/C圧制御における応答性を確保する。
【0044】上述の如く、本実施例では、比例弁4のP
sポート上流に、流量を2段階に調整する絞り弁8を導
入して、出力弁4がマスターシリンダ1とホイールシリ
ンダ2を接続している時は、その絞り弁8は小流量位置
とし、出力弁5が比例弁4とホイールシリンダ2を接続
している時は、その絞り弁8は大流量位置とすることが
できる。このようにすると、出力弁5がマスターシリン
ダ1とホイールシリンダ2を接続している時の比例弁出
力圧P(c)の発振を防止し、かつ比例弁出力圧P
(c)のオーバーシュートを防ぐことにより、比例弁出
力圧P(c)とマスターシリンダ1のM/C圧を一致さ
せ、出力弁5が比例弁4とホイールシリンダ2を接続さ
せる位置への切換わった時のブレーキぺダル10のペダ
ルキックバックや車両挙動の急変をなくし、また、出力
弁5が比例弁4とホイールシリンダ2を接続している時
のホイールシリンダ2のW/C圧制御における応答性を
確保することができる等の効果が得られる。
【0045】上記ABS制御あるいはヨーモーメント制
御実行中、ステップS110では、当該制御について制
御終了の条件に至ったかどうかの制御終了判断をしてい
る。そして、そのチェックの結果、肯定の答が得られた
とき、ステップS111以降の処理を実行し、ABS制
御やヨーモーメント制御から、該制御が終了し、通常ブ
レーキへと移行する場合は、制御対象比例弁4の出力圧
P(c)を比例弁出力圧P(c)=M/C圧となるよう
比例弁4を制御し(ステップS111)、対応絞り弁8
をONから元のOFF状態(小流量位置)に切換える
(図4(b)のステップS112)。更に、本プログラ
ム例では、当該絞り弁8の該切換え後のΔT2秒後(Δ
T2≧0)に、対応出力弁5もONの位置から元のOF
Fの第1の位置(M/C〜W/C接続)へ切換え(ステ
ップS113)、そして、処理は前記判別ステップS1
02の上流に戻す。
【0046】本プログラム例では、上述したようにし
て、通常ブレーキからのABS制御、制動力による車両
ヨーモーメント制御等への移行、及び/又はそれら制御
からの通常ブレーキへ復帰の制御に際しても、更に、本
実施例に従い導入した上記絞り弁8に対する切換え制御
を含む、好適な制御も行われる(ステップS102〜S
109,ステップS110〜S113)。
【0047】すなわち、かかる制御方式によると、通常
ブレーキから、ABS制御、あるいは各輪の制動力を個
別に制御し車両のヨーモーメントの制御へと移る場合に
あっては、通常ブレーキ状態では、出力弁5はマスター
シリンダ1とホイールシリンダ2を接続させる位置、絞
り弁8は小流量位置として、圧力センサ9で検出したM
/C圧をもとに、M/C圧=比例弁出力圧P(c)とな
るよう制御するのであり(ステップS102〜S10
5)、そして、ABS制御やヨーモーメント制御へと移
る時(ステップS106)、まず、対応出力弁5を対応
比例弁4とホイールシリンダ2が接続される位置へと切
換え(ステップS107)、斯く切換えが完了した後、
ΔT1秒後(ΔT1は0以上の任意の値)に、対応絞り
弁8の大流量位置への切換が完了するように制御するこ
とができる(ステップS108)。同様にしてまた、そ
のABS制御やヨーモーメント制御から、通常ブレーキ
へと移る場合において、まず、絞り弁8を大流量位置か
ら小流量位置へと切換え(ステップS112)、この切
換えが完了した後、ΔT2秒後(ΔT2は0以上の任意
の値)に、対応出力弁5の、マスターシリンダ1とホイ
ールシリンダ2の接続位置への切換えを完了するように
制御することができ(ステップS113)、通常ブレー
キ→W/C圧制御→通常ブレーキの態様となる場面にも
適切に対応でき、ブレーキング中、スムーズにW/C圧
制御へ移行させ、及び元の通常ブレーキへ戻すことがで
きる。
【0048】このような制御方式(手順)とすると、前
述した効果に加え、絞り弁8は、通常ブレーキ→ABS
やヨーモーメント制御→通常ブレーキとなる場合でも、
上記処理内容(ステップS102〜S113)のように
制御することにより、その絞り弁8の機能を更に効果的
に発揮することができ、より適切に発振防止と、応答性
の確保とを図ることができる。
【0049】これらの点は、次のような考察結果からも
説明することができる。図6は、本発明に従うブレーキ
制御により実現される、ブレーキング時の圧力特性の推
移を例示するものである。一方、図7は、かかる特性と
対比して示すための比較図である。マスターシリンダ1
とホイールシリンダ2を接続させている場合において、
比例弁4の負荷は、比例弁出力圧室49、及び比例弁出
力ポート48、及び比例弁出力ポート48から出力弁5
までの油路における作動油であり、非常に負荷剛性が高
ために、上記系の部分は、わずかな油の出入りで圧力が
急変し、図7図示の如く、圧のオーバーシュートとアン
ダシュートとが繰り返される発振が生ずる場合がある状
態を示している。そして、その発振状態いかんによって
は、通常ブレーキからABS制御やヨーモーメント制御
への移行のため、出力弁5を、比例弁4とホイールシリ
ンダ2が接続する位置へ切換えた瞬間(ON切換え
時)、図7の如く、M/C圧=W/C圧≠比例弁出力圧
P(c)の状態を呈し、結果、これが、キックバックの
原因ともなる。
【0050】そこで、これを回避すべく、このような発
振を防ぐ一般的手法として、使用する比例弁4内のスプ
ール41やソレノイドプランジャ43に対して、オリフ
ィスによるダンピングをかけることが考えられる。図2
中、仮想線(2点鎖線)による引き出し線をもって参照
符号51,52,54で示すものは、かかるオリフィス
を設けた状態を仮想的に表している(以下の比較説明の
場合も、これに準ずる)。ところが、こうしたダンピン
グをかけた場合、そのような構成の比例弁(4)とホイ
ールシリンダ2が接続される状態でのW/C圧制御にお
ける応答が悪化するという問題が生ずる。
【0051】加えて、この場合、その比例弁(4)のP
sポート(46)から負荷へ流入する作動油の流量や、
負荷からその比例弁(4)のPrポート(47)へ流出
する作動油の流量は変化しないため、圧のオーバーシュ
ートやアンダーシュートは発生し、ただ、そのスプール
(41)やそのソレノイドプランジャ(43)にダンピ
ングがかかるため、それらスプール(41)やソレノイ
ドプランジャ(43)には、圧のオーバー/アンダーシ
ュートによる力を打ち消す向きの力が働き、結果とし
て、その比例弁出力圧P(c)は図8に示す減衰振動と
なる。すなわち、比例弁出力圧P(c)≠M/C圧とな
る時間が存在するという問題も生じる。
【0052】また、発振を防ぐ他の手法として、使用す
る比例弁4の出力ポート48に、図2中参照符号57で
示すオリフィスを設ける方法も考えられる。ところが、
この手法は、負荷剛性が低く、ここを通過する流量が大
きいときに有効であり、上述のような負荷剛性が高いと
きは、効果が低い。また、そのような構成の比例弁
(4)とホイールシリンダ2が接続される状態では、や
はりW/C圧制御における応答性が悪化する。
【0053】更に、発振を防ぐ別の手法として、使用す
る比例弁4のPsポート46または、Prポート47
に、図2中参照符号55,56で示すオリフィスを設け
る方法が考えられる。かかるPsポートのオリフィス
は、比例弁出力圧P(c)の増圧速度を低下させ、その
Prポートのオリフィスは、比例弁出力圧P(c)の減
圧速度を低下させて、発振を防止しようというものであ
る。
【0054】ここで、そのようにPrポート(46)に
オリフィスを設けた構成の比例弁(4)の場合、比例弁
出力圧P(c)の増圧速度はそのPrポート(46)の
オリフィスの有無に無関係であるため、その場合の比例
弁出力圧P(c)の波形は、図9のようになり、発振は
しないものの、増圧時のオラバーシュートが大きく、減
圧が遅く、したがって、マスターシリンダM/C圧立上
がり時において、比例弁出力圧P(c)≠M/C圧の時
間が長くなり、好ましくない。
【0055】一方、Psポート(47)にオリフィスを
設けると、この問題はなく、また、マスターシリンダM
/C圧立下がり時に比例弁出力圧P(c)が急減圧する
が、この時はドライバーがブレーキペダル(10)から
足を離す時、すなわち制動を中止しようとしている時の
ため、早目に比例弁出力圧P(c)が低下しても、その
意味では問題はない(図10参照)。よって、上記Pr
ポート(46)にオリフィスを設ける場合と比べていえ
ば、その点で、不利のより少ない手法ではある。もっと
も、上記のようにPsポート,Prポートにオリフィス
を入れると、そのような構成の比例弁(4)とホイール
シリンダ2が接続される状態で、W/C圧制御における
応答性が悪化するという問題については、上述でいくつ
か述べてきた他のオリフィスを設ける構成の場合と同様
に、やはり発生する。したがって、発振を防止をするこ
とと、それを応答性の悪化等の不利をもたらさずに実現
することとは、かかる手法であってさえも、なお十分な
両立は図りにくいのである。
【0056】これらに対して、図6と上記比較例の図
7,8,9,10との各対比にも示されるとおり、本発
明ブレーキ制御に従う場合は図6の圧力特性が実現され
る。これによると、例えば図7,8におけるような発振
も確実に防止でき(図6中のM/CとW/Cが接続され
ている期間の特性参照)、また、例えば図8,9におけ
るような圧のオーバーシュート/アンダーシュートも発
生せず、かつ比例弁出力圧P(c)≠M/C圧となる時
間が存在してそれが長いということもなく、比例弁出力
圧P(c)とM/C圧は、通常ブレーキ時は両者は確実
に安定して一致することも分かる(同じく、図6中のM
/CとW/Cが接続されている期間の特性参照)。ま
た、通常ブレーキ→W/C圧制御→通常ブレーキの一連
の過程でも、その出力弁5の切換えの各時点(図6中の
出力弁切換え時参照)での制御の移行は安定してスムー
ズであり、しかも、出力弁5により比例弁4とホイール
シリンダ2が接続される状態(図6中のM/CとW/C
が接続されている期間)では、上記図7〜10で述べた
オリフィスを設ける手法のいずれと比べても、そのW/
C圧制御における応答性は悪化せず、したがって、必要
なABS制御やヨーモーメント制御での制御応答性も十
分確保でき、上記の如き問題を良好に解消して、発振防
止と応答性悪化回避との両者の高度の両立が図れる最適
制御となるのが分かる。
【0057】図3〜5に戻り、次に、非ブレーキ操作状
態から、非ブレーキ操作時実行するW/C圧制御、例え
ば車両ヨーモーメント制御(各輪の制動力を個別に制御
しての車両のヨーモーメント制御)、TCS制御、自動
ブレーキ制御等を行う場合の制御内容について説明す
る。前記判別ステップS102でM/C圧>0が成立せ
ず、その答が否定の場合、したがってドライバーがブレ
ーキぺダル10を踏んでいない非ブレーキ操作状態な
ら、次にステップS121(図4(b))において、ヨ
ーモーメント制御、TCS制御、自動ブレーキ制御等を
行う場面に該当する否かをチェックする。結果、その答
が否定で該非ブレーキ操作時W/C圧制御を実行しない
ときは、コントロールユニット20は、各比例弁4の制
御指令は比例弁出力圧P(c)=0kgf/cm2 (ス
テップS141)、Ps弁6及びPr弁7はOFF(閉
位置)、各出力弁5はOFF(M/C〜W/C接続)、
及び各絞り弁8はOFF(小流量位置)の常態位置に維
持したまま(ステップS142)、本プログラムを終了
する。
【0058】一方、ステップS121の答が肯定で、非
ブレーキ操作状態からヨーモーメント制御、TCS制
御、自動ブレーキ制御等を実行させるべき状態にあると
判断した場合は、ステップS122以降へ処理を進め
る。ステップS122では、比例弁4への制御指令を比
例弁出力圧P(c)=0kgf/cm2 として出力す
る。ステップS123では、Ps弁6及びPr弁7をと
もにONへ切換え(開位置へ切換え)、ステップS12
4では、絞り弁8を図1の常態位置からONして大流量
位置へ切換え、ステップS125では、出力弁5(W/
C圧制御対象出力弁)を図1の常態位置からONして第
2の位置(比例弁〜W/C接続)へ切換える。そして、
本プログラム例では、続くステップS126において、
当該出力弁5の切換え後のΔT3秒後(ΔT3≧0)に
比例弁出力圧の増圧開始を行わせ、対応比例弁4を制御
することにより、制御対象ホイールシリンダ2のW/C
圧が上記非ブレーキ操作時W/C圧制御での目標圧とな
るよう、W/C圧制御を実行する(ステップS12
7)。これにより、非ブレーキ操作状態から、ヨーモー
メント制御やTCS制御、自動ブレーキ制御等を行う場
合でも、絞り弁8を大流量位置へ切換え、出力弁5を比
例弁4とホイールシリンダ2が接続される位置へ切換
え、出力弁5の切換えが完了した後、ΔT3秒後(ΔT
3は0以上の任意の値)に、比例弁4がホイールシリン
ダ2へ圧の出力を開始するよう適切な制御がなされる。
【0059】該制御開始後、そのW/C圧制御実行中、
ステップS128は該当制御について制御終了の条件に
至ったかどうかの制御終了判断をしており、その結果、
制御終了の旨の肯定の答が得られたとき、更に、一旦、
ステップS129(図5)においてM/C圧>0か否か
をチェックし、その答が肯定でM/C圧>0あれば、当
該ステップS129から前記ステップS111へ移行さ
せるものとする(ここに、出力弁5は既に第2の位置に
切換えられ、絞り弁8が大流量位置に切換えてあること
から(ステップS124,S125)、このステップS
129の処理段階から、前述の通常ブレーキへの戻し過
程での処理であるステップS111(図3(b))側へ
直接切換えられる)。
【0060】これに対し、ステップS129の答が否定
であり、依然としてブレーキぺダル10が踏まれていな
いなら、そのまま非ブレーキ操作状態へ戻すべき場面で
あるとして、以下の処理を経て本プログラムを終了す
る。まず、比例弁出力圧P(c)=0kgf/cm2
し、(ステップS130)、次のステップS131にお
いて、本プログラム例では、ΔT4秒後(ΔT4≧0)
に、絞り弁8をONから元のOFF状態(小流量位置)
に切換える(ステップS131)。そして、ON位置に
切換えられていた出力弁5もそのONの位置から元のO
FFの第1の位置(M/C〜W/C接続)へ切換え(ス
テップS132)、かつPs弁6及びPr弁7も元のO
FF状態(閉位置)へ切換え(ステップS133)、か
くて、それら制御要素すべてを当初の図1図示の常態に
戻す。これにより、非ブレーキ操作時W/C圧制御を終
了し、非ブレーキ操作状態へ戻る場合にも、比例弁4の
出力圧を0にした後、ΔT4秒後に、絞り弁8を小流量
位置へ、出力弁5をマスターシリンダ1とホイールシリ
ンダ2が接続される位置へと、それらの切換えを開始す
ることができ、適切な復帰がなされる。
【0061】上記のような処理内容も組み込まれている
と、非ブレーキ操作状態からヨーモーメント制御、TC
S制御、自動ブレーキ制御等を行う場合、及び/又はそ
れら制御を終了し、非ブレーキ操作状態へ復帰する場合
も、発振防止、応答性確保の面においても対応できる制
御となる(ステップS102,S121〜S127,ス
テップS128〜S133)。ドライバーがブレーキペ
ダル10を踏んでいない状態からW/C圧制御を行なう
場合、比例弁出力圧は最初は0である。比例弁4への指
令が0kgf/cm2を出力する値の時、出力弁5がマ
スターシリンダ1とホイールシリンダ2を接続してお
り、かつ絞り弁8が大流量位置でも発振は生じない。そ
のため上記処理内容(ステップS121〜S133)の
ように制御すれば、発振が防止でき応答性も確保でき
る。本実施例(第1実施例)に係る絞り弁8を含む図1
の構成の装置は、このような制御方法として使用でき
る。
【0062】次に、本発明の他の実施例(第2実施例)
について、図11〜15により説明する。図11は、本
実施例のシステム構成の一例を示す図である。図中参照
符号1〜7,9〜11,20を付したマスターシリンダ
その他の構成部分については、前記図1の対応構成要素
と同一であり、それらの機能、作用等についても基本的
に前記第1実施例で述べたのと同様であってよい(この
点は、後記実施例の場合も、これに準ずる)。以下、主
に本実施例の要部について述べる。
【0063】本実施例は、第1実施例において使用した
ような絞り弁8は用いずに、同様に狙いを実現しようと
いうものである。このため、本実施例の場合は、基本的
には、図1の場合と同様、マスターシリンダ1、ホイー
ルシリンダ2、ポンプ3、比例弁4、出力弁5、及び圧
力センサ9等を有する構成とするが、各制御対象のブレ
ーキ液圧チャンネルごと、液圧が加わった場合に体積を
減少させて、その体積減少分の液を吸収する液圧吸収体
を設けるとともに、その液圧吸収体の液圧入力ポート
を、それら対応チャンネルの比例弁4〜出力弁5間の油
路に対し、通路の開閉を行う2位置2方向電磁切換弁を
介して接続する構成を採用する。
【0064】ここでは、図11に示す如く、それぞれの
比例弁4のPcポートから対応出力弁5へ至る各油路に
は、分岐油路を設けてあり、かつそれら分岐油路には、
油路の開閉を行う電磁制御可能な2位置2方向弁12
(以下、単に吸収体弁ともいう)を介して液圧吸収体1
3が設けられている。
【0065】各吸収体弁12は、常態(OFF)で図1
1図示の開位置をとり、ONへの切換え制御時、図示の
開位置から閉位置へと切り換えられる。吸収体弁12の
開状態では、対応液圧吸収体13は比例弁4のPcポー
ト〜出力弁5の他方入力ポートの油路部分と連通し、閉
状態では、該油路部分との連通が断たれる。そして、吸
収体弁12のかかる開閉と対応出力弁5の切換えとは、
コントロールユニット20の制御の下、比例弁4が圧を
出力し、かつ出力弁5がマスターシリンダ1とホイール
シリンダ2を接続させる常態の第1の位置では、吸収体
弁12を開位置(OFF)にし、比例弁4が圧を出力
し、かつ出力弁5が比例弁4とホイールシリンダ2を接
続させる第2の位置では、吸収体弁12を図示の位置か
ら切換えた閉位置(ON)とするよう、連係して選択的
に制御する。
【0066】液圧が加わった場合に体積を減少させ、そ
の体積減少分の液を吸収する上記液圧吸収体13は、例
えば、その構造を図12に示すようなものを適用でき
る。ここでは、液圧吸収体13は、図示の如くに、ボデ
ィ131と、液圧入力ポート132と、ピストン133
と、シール134と、スプリング135を備え、圧力室
136の臨む液圧入力ポート132を吸収体弁12に接
続する構成のものとしてある。
【0067】かかる液圧吸収体13では、液圧入力ポー
ト132に圧が加わると、圧力室136の圧が上昇し、
ピストン133を押す。ピストン133は、スプリング
135を押し縮めることにより、圧力室136の体積を
増加させる。圧力室136の体積の増加分、液圧吸収体
13は、液圧入力ポート132に加わった液を吸収す
る。これは、言い換えれば、液圧入力ポート132に加
わる圧、すなわち圧力室136の圧を上昇させるために
は、圧力室136の体積増加分の液を圧力室136へ送
り込むことが必要であることを意味する。
【0068】してがって、図11に示す如くに出力弁5
がマスターシリンダ1とホイールシリンダ2を接続させ
ている時、吸収体弁12を開き、比例弁出力圧P(c)
を、該開状態の吸収体弁12を通じ、その液圧入力ポー
ト132から液圧吸収体13に加えることにより、比例
弁4の負荷剛性が低下し、わずかな油の出入りで比例弁
出力圧が急変することが防止できるため、発振やオーバ
ー/アンダーシュートを防ぐことができる。また、出力
弁5が、比例弁4とホイールシリンダ2を接続させてい
る時は吸収体弁12を閉とすることにより、比例弁出力
圧がホイールシリンダ2のみに加わるようにして、W/
C圧制御における応答性を確保することができる。よっ
て、本実施例でも、前記第1実施例の図7の場合とは異
なる手段ながら、同様の作用効果を奏し得る(図6参
照)。
【0069】図13〜15は、本実施例に従う図11の
構成の場合の制御方法の詳細を示す制御プログラムの一
例である。基本的には、前記図3〜5で示したプログラ
ム例に準じて構成することができる。図13〜15に示
す本プログラム例でのステップS201〜213,ステ
ップS221〜S233,ステップS241,S242
の各ステップは、ぞれぞれ図3〜5における前記したス
テップS101〜113,ステップS121〜S13
3,ステップS141,S142の各ステップに対応し
ており、異なるのは、次の点である。
【0070】すなわち、図13〜15と図3〜5から明
らかなように、本プログラム例では、前記図3〜5のプ
ログラム例に対し、(1)ステップS201(図13
(a))の処理の一部が、「吸収体弁12をOFF(開
位置)」とする内容に置き換えられ、(2)ステップS
204部分(図13(b))が、「吸収体弁12をOF
F(開位置)」とする処理内容に代えられ、(3)ステ
ップS208部分が、「ΔT1′秒後(ΔT1′≧
0)、吸収体弁12をOFFからON(閉位置)へ切換
える」とする処理内容とされ、(4)ステップS212
部分(図14(a))が、「吸収体弁12をOFF(開
位置)」とする処理内容に代えられ、(5)ステップS
213部分が、「ΔT2′秒後(ΔT2′≧0)、出力
弁5をONの位置から元のOFFの第1の位置(M/C
〜W/C接続)へ切換える」とする処理内容とされ、
(6)ステップS224部分(図14(b))が、「吸
収体弁12のON(閉位置)」とする処理内容に代えら
れ、(7)ステップS226部分が、「ΔT3′秒後
(ΔT3′≧0)、比例弁出力圧の増圧開始」とする処
理内容とされ、(8)ステップS231部分が、「ΔT
4′秒後(ΔT4′≧0)、吸収体弁12をONから元
のOFF(開位置)へ切換える」とする処理内容に代え
られ、また、(9)ステップS242(図14(b))
の処理の一部が、「吸収体弁12をOFF(開位置)」
とする内容に置き換えられている。上記(1)から
(9)以外の点は、前述してきた第1実施例での図3〜
5のプログラム例の場合と同様である。したがって、本
プログラム例での処理内容の具体的な説明については、
第1実施例の図3〜5のプログラム例等に関するいまま
での記述中、対応する箇所を読み替えるものとする。
【0071】本実施例でも、コントロールユニット20
(図11)が図13〜15の制御プログラムを実行する
ことにより、通常ブレーキから、ABS制御、あるい
は、各輪の制動力を個別に制御し車両のヨーモーメント
の制御へと移る場合において、通常ブレーキ状態では、
出力弁5はマスターシリンダ1とホイールシリンダ2を
接続させる位置、吸収体弁12は開位置として、圧力セ
ンサ9で検出したM/C圧をもとに、M/C圧=比例弁
出力圧P(c)となるよう制御し、ABS制御やヨーモ
ーメント制御へと移る時は、まず出力弁5を比例弁4と
ホイールシリンダ2が接続される位置へと切換え、この
切換えが完了した後、ΔT1 ′秒後(ΔT 1 ′は0以上
の任意の値)に吸収体弁12の閉位置への切換えが完了
するように制御することができる。また、ABS制御や
ヨーモーメント制御から、通常ブレーキへと移る場合に
おいて、まず吸収体弁12を開位置から閉位置へと切換
え、この切換えが完了した後、ΔT2 ′秒後(ΔT2
は0以上の任意の値)に、出力弁5のマスターシリンダ
1とホイールシリンダ2の接続位置への切換えを完了と
するように制御することができる。したがって、通常ブ
レーキ→ABSやヨーモーメント制御→通常ブレーキと
なる場合でも、上記のように制御することにより、発振
防止と応答性の確保が可能となり、前記図3〜5のプロ
グラムによる制御方法におけると同様の作用効果が得ら
れる。
【0072】更にまた、非ブレーキ操作状態から、ヨー
モーメント制御や、TCS制御、自動ブレーキ制御等を
行う場合において、吸収体弁12を閉位置へ切換え、出
力弁5を比例弁4とホイールシリンダ2が接続される位
置へ切換え、出力弁5の切換えが完了した後、ΔT3
秒後(ΔT3 ′は、0以上の任意の値)に、比例弁4が
ホイールシリンダ2へ圧の出力を開始するよう制御で
き、また、そのホイールシリンダW/C圧制御を終了
し、非ブレーキ操作状態へ戻る場合において、比例弁4
の出力圧を0にした後、ΔT4 ′秒後(ΔT4 ′は0以
上の任意の値)に、吸収体弁12を閉位置に、出力弁5
を、マスターシリンダ1とホイールシリンダ2が接続さ
れる位置へ、切換えを開始するよう制御できる。したが
って、このように制御すれば、これによっても同様に発
振が防止でき、応答性も確保できる。本発明は、このよ
うな制御方法としても実施できる。
【0073】次に、本発明の更に他の実施例(第3実施
例)を図16〜19により説明する。図16は、本実施
例のシステム構成の一例を示すもので、これは、第1実
施例の変形例でもある。以下、主に本実施例の要部につ
いて述べると、図16に示すように、本実施例でも、基
本的には、マスターシリンダ1、ホイールシリンダ2、
ポンプ3、比例弁4、圧力センサ9等を有する構成とす
るが、前記図1に示したような、それぞれ個々、独立の
2位置3方向電磁切換弁5及び2位置2方向電磁切換弁
8を使用するのではなく、それらに代えて、以下のよう
に構成を採用する。
【0074】すなわち、本実施例では、マスターシリン
ダ1と比例弁4のどちらか一方を選択しホイールシリン
ダ2に接続する2位置3方向弁103及び、比例弁4の
ポンプ圧が加わるポートPsの上流の流量を2段階に調
整する2位置2方向弁の2つの弁を一体化したものを、
絞り弁及び出力弁として機能させるよう、図16の如
く、各制御対象のブレーキ液圧チャンネルごとに配し、
更には、それぞれ、それら弁機構部分を一つのソレノイ
ド101で連動して、作動させるものとする。そして、
かかる一体化した弁を対象として、その一つのソレノイ
ド101の動作により、マスターシリンダ1とホイール
シリンダ2が接続され、かつ、比例弁4のポンプ圧が加
わるPsポートの上流の流量が小流量となる位置、また
は、比例弁4とホイールシリンダ2が接続され、かつ、
比例弁4のポンプ圧が加わるPsポートの上流の流量が
大流量となる位置、のどちらか1つの位置の選択を可能
とする構成とするものである。
【0075】ここに、図示の構成例では、ソレノイド1
01がOFFの図16図示の常態において、マスターシ
リンダ1とホイールシリンダ2が接続される位置で、か
つ、比例弁4のポンプ圧が加わるPsポートの上流の流
量が小流量となる位置(第1の位置)をとり、ソレノイ
ド101をONへ切換え制御した場合において、比例弁
4とホイールシリンダ2が接続される位置で、かつ、比
例弁4のポンプ圧が加わるPsポートの上流の流量が大
流量となる位置(第2の位置)をとるよう構成してあ
る。そして、かかる絞り弁102の機構部分及び出力弁
103の機構部分の共通のその一のソレノイド101の
ON/OFFは、コントロールユニット20により制御
する。
【0076】本実施例によれば、絞り弁102と出力弁
103が、一つのソレノイド101により、連動して動
き、出力弁103がマスターシリンダ1ホイールシリン
ダ2を接続している時は、絞り弁102が小流量位置、
出力弁103が比例弁4とホイールシリンダ2を接続し
ている時は、絞り弁102が大流量位置となるように作
動することにより、前記図1のブレーキ制御装置と同様
の効果を得ている。したがって、やはり、本実施例で
も、異なる手段ながらも、前記第1実施例と同様の作用
効果を奏することができる(図6参照)。加えて、この
場合は、上記の如き流量調整用絞り弁部分を有する構成
でありながら、使用することとなるソレノイド数は、こ
れを減らすことができる(図1の装置構成に比し、絞り
弁102及び出力弁103部分は一つのソレノイド10
1で足りる)ため、装置全体で、小型化、低コスト化が
図れるという効果も、併せ有する。
【0077】図17〜19は、本実施例に従う図11の
装置構成の場合の制御方法を示す制御プログラムの一例
である。基本的には、やはり、前記図3〜5で示したプ
ログラム例に準じて構成することができる。図17〜1
9に示す本プログラム例でのステップS301〜31
0,ステップS321〜S330,ステップS341,
S342の各ステップは、ぞれぞれ図3〜5における前
記したステップS101〜113,ステップS121〜
S133,ステップS141,S142の処理内容に対
応もしくは相当している。異なるのは、次の点である。
【0078】(10)ステップS301(図17
(a))の処理の一部、及びステップS303(図17
(b))の処理の一部が、それぞれ、「ソレノイド10
1をOFF(絞り弁102は小流量位置,出力弁5はM
/C〜W/C接続)」とする処理内容とされ、(11)
ステップS306部分が、「ソレノイド101をON
(絞り弁102は大流量位置,出力弁5は比例弁4〜W
/C接続)」とする処理内容とされ、(12)ステップ
S310部分(図18(a))が、「ソレノイド101
をOFF(絞り弁102は小流量位置,出力弁5はM/
C〜W/C接続)」とする処理内容とされ、(13)ス
テップS324部分(図18(b))が、「ソレノイド
101をON(絞り弁102は大流量位置,出力弁5は
比例弁4〜W/C接続)」とする処理内容とされ、(1
4)ステップS329部分(図19)が、「ソレノイド
101をOFF(絞り弁102は小流量位置,出力弁5
はM/C〜W/C接続)」とする処理内容とされ、ま
た、(15)ステップS342(図18(b))の処理
の一部が、「ソレノイド101をOFF(絞り弁102
は小流量位置,出力弁5はM/C〜W/C接続)」とす
る処理内容とされている。本プログラム例での処理内容
の説明についても、第1実施例の図3〜5のプログラム
例の場合に準じたものであり、それら等に関する記述
中、対応もしくは相当する箇所を読み替えて適用するも
のとする。
【0079】本実施例でも、コントロールユニット20
(図11)が図17〜19の制御プログラムを実行する
ことで、前記図3〜5のプログラムによる制御方法にお
けると同様の作用効果が得られる。また、本プログラム
例による場合は、前記図3〜5のプログラムに比し、処
理内容を簡素なものとすることができる等の利点もあ
る。本発明は、このような制御方法としても実施でき
る。
【0080】次に、本発明の更に他の実施例(第4実施
例)を図20〜23により説明する。図20は、本実施
例のシステム構成の一例を示す。本実施例は、前記第2
実施例の変形例でもあり、第3実施例の場合の変形例、
応用例に相当するものでもある。以下、本実施例の要部
について述べる。本実施例では、上記各実施例と同様、
図20に示すように、マスターシリンダ1、ホイールシ
リンダ2、ポンプ3、比例弁4、圧力センサ9等を有す
る構成とするとともに、マスターシリンダ1と比例弁4
のどちらか一方を選択しホイールシリンダ2に接続する
2位置3方向弁203を設け、また、液圧が加わった場
合に体積を減少させて、その体積減少分の液を吸収する
液圧吸収体13を設け、その液圧吸収体13の液圧入力
ポートを、比例弁4〜上記2位置3方向弁203間の油
路に対して、通路の開閉を行う2位置2方向弁202を
介して接続し、上記2位置3方向弁203と2位置2方
向弁202を一体化し、これら2位置3方向弁203と
2位置2方向弁202を、それぞれ出力弁及び吸収体弁
として一のソレノイド201で連動して作動させる構成
とする。
【0081】そして、かかる一つソレノイド201の動
作により、本実施例の場合は、マスターシリンダ1とホ
イールシリンダ2が接続され、かつ、当該2位置2方向
弁202が開となる位置、または、比例弁4とホイール
シリンダ2が接続され、かつ、当該2位置2方向弁20
3が閉となる位置、のどちらか1つの位置の選択を可能
とする構成とする。ここに、図示の構成例では、ソレノ
イド201がOFFの図20図示の常態において上記前
者の態様をとり、ソレノイド201をONへ切換え制御
した場合において上記前者の態様をとるよう、かかる出
力弁203の機構部分及び吸収体弁202の機構部分を
共通の一のソレノイド201のON/OFFによりコン
トロールユニット20が制御する。
【0082】本実施例によっても、吸収体弁202と出
力弁203が一つのソレノイド201により連動して動
き、出力弁203がマスターシリンダ1とホイールシリ
ンダ2を接続している時は、吸収体弁202は開(図2
0図示の状態)、出力弁203が比例弁4とホイールシ
リンダ2を接続している時は吸収体弁202は閉となる
ことにより、前記図11の場合と同様の効果を得ること
ができる。したがって、やはり、本実施例でも、前記第
2実施例と同様の作用効果、したがって前記第1実施例
と同様の作用効果を奏することができる(図6参照)。
更に、前記第3実施例の図16で述べたのと同様、ソレ
ノイド数を減らすことができるため、本実施例ブレーキ
制御装置も、小型化、低コスト化に有利である等の効果
もある。
【0083】また、図21〜23は、本実施例に従う図
20の装置構成の場合の制御方法を示す制御プログラム
の一例である。基本的には、やはり、前記図3〜5で示
したプログラム例に準じて構成することができ、ここで
は、一のソレノイドで連動して作動させる点で共通の手
法による前記図17〜19のプログラム例に沿った内容
としてある。すなわち、図21〜23に示す本プログラ
ム例でのステップS401〜410,ステップS421
〜S430,ステップS441,S442の各ステップ
は、ぞれぞれ図17〜193〜5におけるステップS4
01〜410,ステップS421〜S430,ステップ
S441,S442の各ステップに対応しており、異な
るのは、次の点である。
【0084】すなわち、図21〜23と図17〜19か
ら明らかなように、本プログラム例では、前記図17〜
19のプログラム例に対し、(16)ステップS401
(図21(a))の処理の一部、及びステップS403
(図21(b))の処理の一部が、それぞれ、「ソレノ
イド201をOFF(吸収体弁202は開,出力弁20
3はM/C〜W/C接続)」とする処理内容とされ、
(17)ステップS406部分が、「ソレノイド201
をON(吸収体弁202は閉,出力弁203は比例弁4
〜W/C接続)」とする処理内容とされ、(18)ステ
ップS410部分(図22(a))が、「ソレノイド2
01をOFF(吸収体弁202は開,出力弁203はM
/C〜W/C接続)」とする処理内容とされ、(19)
ステップS424部分(図22(b))が、「ソレノイ
ド201をON(吸収体弁202は閉,出力弁203は
比例弁4〜W/C接続)」とする処理内容とされ、(2
0)ステップS429部分(図23)が、「ソレノイド
201をOFF(吸収体弁202は開,出力弁203は
M/C〜W/C接続)」とする処理内容とされ、また、
(21)ステップS442(図22(b))の処理の一
部が、「ソレノイド201をOFF(吸収体弁202は
開,出力弁203はM/C〜W/C接続)」とする処理
内容とされている。本プログラム例での処理内容の説明
についても、第1実施例の図3〜5のプログラム例の場
合、あるいは第2実施例の図13〜15,第3実施例の
図17〜19のプログラム例の場合に準じたものであ
り、それら等に関する記述中、対応もしくは相当する箇
所を読み替えて適用するものとする。
【0085】本実施例でも、コントロールユニット20
(図20)が図21〜23の制御プログラムを実行する
ことで、前記図13〜15のプログラムによる制御方法
におけると同様の作用効果が得られ、また、本プログラ
ム例による場合は、図17〜19のプログラム例の場合
と同様、前記図13〜15のプログラムに比し、処理内
容を簡素なものとすることができる等の利点もある。本
発明は、このような制御方法としても実施できる。
【0086】なお、本発明は、以上の実施の形態に限定
されるものではない。例えば、上記各実施例では、4輪
の各チャンネルそれぞれに適用した場合の例を示した
が、かかる4チャンネルブレーキ制御系に限らず、前輪
左右2チャンネルで、後輪が共通1チャンネルの3チャ
ンネルブレーキ制御系その他のブレーキ制御系に適用可
能なことはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る車両のブレーキ制御装
置の構成を例示するシステム図である(第1実施例)。
【図2】同例に適用できる比例圧力制御弁の一例の詳細
を説明する図である。
【図3】同例のコントロールユニットが実行する制御内
容を説明する制御プログラムの一例で、その一部を示す
フローチャートである。
【図4】同じく、他の一部を示すフローチャートであ
る。
【図5】同じく、更に他の一部を示すフローチャートで
ある。
【図6】本発明の狙いとするブレーキ制御の一例の作
動、作用等の説明に供する図である。
【図7】図6と対比して示す比較例の場合の特性の説明
に供する図である。
【図8】同じく、他の比較例の場合の特性の説明に供す
る図である。
【図9】同じく、更に他の比較例の場合の特性の説明に
供する図である。
【図10】同じく、更に他の比較例の場合の特性の説明
に供する図である。
【図11】本発明の他の実施例の構成に係るシステム図
である(第2実施例)。
【図12】同例に適用できる液圧吸収体の一例の詳細を
説明する図である。
【図13】同例のコントロールユニットが実行する制御
内容を説明する制御プログラムの一例で、その一部を示
すフローチャートである。
【図14】同じく、他の一部を示すフローチャートであ
る。
【図15】同じく、更に他の一部を示すフローチャート
である。
【図16】本発明の更に他の実施例の構成に係るシステ
ム図である(第3実施例)。
【図17】同例のコントロールユニットが実行する制御
内容を説明する制御プログラムの一例で、その一部を示
すフローチャートである。
【図18】同じく、他の一部を示すフローチャートであ
る。
【図19】同じく、更に他の一部を示すフローチャート
である。
【図20】本発明の更に他の実施例の構成に係るシステ
ム図である(第4実施例)。
【図21】同例のコントロールユニットが実行する制御
内容を説明する制御プログラムの一例で、その一部を示
すフローチャートである。
【図22】同じく、他の一部を示すフローチャートであ
る。
【図23】同じく、更に他の一部を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1 マスターシリンダ 2 ホイールシリンダ 3 ポンプ 4 比例圧力制御弁(比例弁) 5 出力弁(2位置3方向電磁切換弁) 6 2位置2方向電磁切換弁(Ps弁) 7 2位置2方向電磁切換弁(Pr弁) 8 流量調整用絞り弁(流量調整用弁;2位置2方向
電磁切換弁) 9 圧力センサ 10 ブレーキペダル 11 リザーバタンク 12 吸収体弁(2位置2方向電磁切換弁) 13 液圧吸収体 20 コントロールユニット 101 ソレノイド 102 流量調整用絞り弁(2位置2方向弁) 103 出力弁(2位置3方向弁) 201 ソレノイド 202 吸収体弁(2位置2方向弁) 203 出力弁(2位置3方向弁)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転者のブレーキ操作力に対応した圧を
    発生するマスターシリンダと、 外部指令を入力として、外部圧力源からの圧力を調圧す
    る圧力制御弁と、 前記マスターシリンダと圧力制御弁のいずれか一方の側
    を選択してホイールシリンダに接続する出力弁とを有す
    る車両のブレーキ制御装置であって、 前記圧力比例弁の、前記外部圧力源からの圧力が加わる
    ポートの上流に、流量を調整する流量調整用弁を設け、 前記圧力制御弁が圧を出力し、かつ前記出力弁が前記マ
    スターシリンダとホイールシリンダを接続させる位置で
    は、前記流量調整用弁を小流量位置にし、前記圧力制御
    弁が圧を出力し、かつ前記出力弁が前記圧力制御弁とホ
    イールシリンダを接続させる位置では、前記流量調整用
    弁を大流量位置とするよう構成してなる、ことを特徴と
    する車両のブレーキ制御装置。
  2. 【請求項2】 運転者のブレーキ操作力に対応した圧を
    発生するマスターシリンダと、 外部指令を入力として、外部圧力源からの圧力を調圧す
    る圧力制御弁と、 前記マスターシリンダと圧力制御弁のいずれか一方の側
    を選択してホイールシリンダに接続する出力弁とを有す
    る車両のブレーキ制御装置であって、 液圧が加わった場合に体積を減少させて、その体積減少
    分の液を吸収する液圧吸収体を設け、 当該液圧吸収体の液圧入力ポートを、前記圧力制御弁と
    出力弁間の油路に対し、通路の開閉を行う吸収体弁を介
    して接続するとともに、 前記圧力制御弁が圧を出力し、かつ前記出力弁が前記マ
    スターシリンダとホイールシリンダを接続させる位置で
    は、前記吸収体弁を開位置にし、前記圧力制御弁が圧を
    出力し、かつ前記出力弁が前記圧力制御弁とホイールシ
    リンダを接続させる位置では、前記吸収体弁を閉位置と
    するよう構成してなる、ことを特徴とする車両のブレー
    キ制御装置。
  3. 【請求項3】 運転者のブレーキ操作力に対応した圧を
    発生するマスターシリンダと、 外部指令を入力として、外部圧力源からの圧力を調圧す
    る圧力制御弁とを有する車両のブレーキ制御装置であっ
    て、 前記マスターシリンダと圧力制御弁のいずれか一方の側
    を選択しホイールシリンダに接続する2位置3方向弁、
    及び前記圧力制御弁の前記外部圧力源からの圧力が加わ
    るポートの上流の流量を2段階に調整する2位置2方向
    弁の2つの弁を一体化し、これらの弁に共通の一のソレ
    ノイドの動作により、 前記マスターシリンダとホイールシリンダが接続され、
    かつ、前記圧力制御弁の前記外部圧力源からの圧力が加
    わるポートの上流の流量が小流量となる位置、または、 前記圧力制御弁とホイールシリンダが接続され、かつ、
    前記圧力制御弁の前記外部圧力源からの圧力が加わるポ
    ートの上流の流量が大流量となる位置のいずれか一の位
    置の選択を可能とするよう構成してなる、ことを特徴と
    する車両のブレーキ制御装置。
  4. 【請求項4】 運転者のブレーキ操作力に対応した圧を
    発生するマスターシリンダと、 外部指令を入力として、外部圧力源からの圧力を調圧す
    る圧力制御弁とを有する車両のブレーキ制御装置であっ
    て、 前記マスターシリンダと圧力制御弁のいずれか一方の側
    を選択しホイールシリンダに接続する2位置3方向弁を
    設け、また、 液圧が加わった場合に体積を減少させて、その体積減少
    分の液を吸収する液圧吸収体を設け、当該液圧吸収体の
    液圧入力ポートを、前記圧力制御弁と前記2位置3方向
    弁間の油路に対して、通路の開閉を行う2位置2方向弁
    を介して接続し、前記2位置3方向弁と2位置2方向弁
    を一体化し、これらの弁に共通の一のソレノイドの動作
    により、 前記マスターシリンダとホイールシリンダが接続され、
    かつ、前記2位置2方向弁が開となる位置、または、 前記圧力制御弁とホイールシリンダが接続され、かつ、
    前記2位置2方向弁が閉となる位置のいずれか一の位置
    の選択を可能とするよう構成してなる、ことを特徴とす
    る車両のブレーキ制御装置。
  5. 【請求項5】 通常ブレーキから、ブレーキ操作時のホ
    イールシリンダに対するホイールシリンダ圧制御へと移
    る場合において、 通常ブレーキ状態では、前記出力弁は前記マスターシリ
    ンダとホイールシリンダを接続させる位置、前記流量調
    整用弁は小流量位置として、前記マスターシリンダ圧を
    検出する検出手段により検出したマスターシリンダ圧を
    もとに、圧力制御弁出力圧がマスターシリンダ圧と等し
    くなるよう制御し、 前記ブレーキ操作時ホイールシリンダ圧制御へと移ると
    きは、前記出力弁を前記圧力制御弁とホイールシリンダ
    が接続される位置へと切換え、この切換えが完了した
    後、所定時間ΔT1後(ΔT1は0以上の任意の値)
    に、前記流量調整用弁の大流量位置への切換が完了する
    ようにしてなる、ことを特徴とする請求項1記載の車両
    のブレーキ制御装置。
  6. 【請求項6】 ブレーキ操作時のホイールシリンダに対
    するホイールシリンダ圧制御から、通常ブレーキへと移
    る場合において、 前記流量調整用弁を大流量位置から小流量位置へと切換
    え、この切換えが完了した後、所定時間ΔT2後(ΔT
    2は0以上の任意の値)に、前記出力弁の、前記マスタ
    ーシリンダとホイールシリンダの接続位置への切換えを
    完了するようにしてなる、ことを特徴とする請求項1、
    または請求項5記載の車両のブレーキ制御装置。
  7. 【請求項7】 非ブレーキ操作状態から、非ブレーキ操
    作時のホイールシリンダに対するホイールシリンダ圧力
    制御を行う場合において、 前記流量調整用弁を大流量位置へ切換え、前記出力弁を
    前記圧力制御弁とホイールシリンダが接続される位置へ
    切換え、出力弁の切換えが完了した後、所定時間ΔT3
    後(ΔT3は0以上の任意の値)に、前記圧力制御弁が
    ホイールシリンダへ圧の出力を開始するようにしてな
    る、ことを特徴とする請求項1記載の車両のブレーキ制
    御装置。
  8. 【請求項8】 ホイールシリンダに対するホイールシリ
    ンダ圧力制御を終了し、非ブレーキ操作状態へ戻る場合
    において、 前記圧力制御弁の出力圧を0にした後、所定時間ΔT4
    後(ΔT4は0以上の任意の値)に、前記流量調整用弁
    を小流量位置へ、前記出力弁をマスターシリンダとホイ
    ールシリンダが接続される位置へ、その切換えを開始す
    るようにしてなる、ことを特徴とする請求項1、または
    請求項7記載の車両のブレーキ制御装置。
  9. 【請求項9】 通常ブレーキから、ブレーキ操作時のホ
    イールシリンダに対するホイールシリンダ圧制御へと移
    る場合において、 通常ブレーキ状態では、前記出力弁は前記マスターシリ
    ンダとホイールシリンダを接続させる位置、前記吸収体
    弁は開位置として、前記マスターシリンダ圧を検出する
    検出手段により検出したマスターシリンダ圧をもとに、
    圧力制御弁出力圧がマスターシリンダ圧と等しくなるよ
    う制御し、 前記ブレーキ操作時ホイールシリンダ圧制御へと移ると
    きは、前記出力弁を前記圧力制御弁とホイールシリンダ
    が接続される位置へと切換え、この切換えが完了した
    後、所定時間ΔT1′後(ΔT1′は0以上の任意の
    値)に、前記吸収体弁の閉位置への切換えが完了するよ
    うにしてなる、ことを特徴とする請求項2記載の車両の
    ブレーキ制御装置。
  10. 【請求項10】 ブレーキ操作時のホイールシリンダに
    対するホイールシリンダ圧制御から、通常ブレーキへと
    移る場合において、 前記吸収体弁を開位置から閉位置へと切換え、この切換
    えが完了した後、所定時間ΔT2′後(ΔT2′は0以
    上の任意の値)に、前記出力弁の、マスターシリンダと
    ホイールシリンダの接続位置への切換えを完了するよう
    にしてなる、ことを特徴とする請求項2、または請求項
    9記載の車両のブレーキ制御装置。
  11. 【請求項11】 非ブレーキ操作状態から、非ブレーキ
    操作時のホイールシリンダに対するホイールシリンダ圧
    力制御を行う場合において、 前記吸収体弁を閉位置へ切換え、前記出力弁を前記圧力
    比例弁とホイールシリンダが接続される位置へ切換え、
    出力弁の切換えが完了した後、所定時間ΔT3′後(Δ
    T3′は0以上の任意の値)に、前記圧力制御弁がホイ
    ールシリンダへ圧の出力を開始するようにしてなる、こ
    とを特徴とする請求項2記載の車両のブレーキ制御装
    置。
  12. 【請求項12】 ホイールシリンダに対するホイールシ
    リンダ圧力制御を終了し、非ブレーキ操作状態へ戻る場
    合において、 前記圧力制御弁の出力圧を0にした後、所定時間ΔT
    4′後(ΔT4′は0以上の任意の値)に、前記吸収体
    弁を閉位置に、前記出力弁をマスターシリンダとホイー
    ルシリンダが接続される位置へ、その切換えを開始する
    ようにしてなる、ことを特徴とする請求項2、または請
    求項11記載の車両のブレーキ制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6685280B1 (en) 1999-10-27 2004-02-03 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Vehicle braking system and vehicle braking device
JP2011521824A (ja) * 2008-05-20 2011-07-28 ルノー・エス・アー・エス 4輪駆動車両の制御システムおよび制御方法

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