JPH1035721A - フランジを有する容器の保持具 - Google Patents

フランジを有する容器の保持具

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JPH1035721A
JPH1035721A JP8211970A JP21197096A JPH1035721A JP H1035721 A JPH1035721 A JP H1035721A JP 8211970 A JP8211970 A JP 8211970A JP 21197096 A JP21197096 A JP 21197096A JP H1035721 A JPH1035721 A JP H1035721A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のフランジ付き容器を、複数列に整列配
置させ、着脱自在に、かつ確実に係止し、保持できる頂
板部とその周縁から折曲された周辺部とからなる廉価な
保持具を提供すること。 【解決手段】 複数列に整列配置されたフランジ付き容
器の全頂面を覆いうる頂板部の周縁に下方へ折曲された
周辺部を接続させ、接続部位におけるフランジ対応部分
に、フランジ外縁を弦方向に横切る部分を有するスリッ
トを設けると共に、頂板部の中央寄りの帯域における隣
接容器間の略V字状間隙に臨ませて該間隙幅より僅かに
広い係止舌片をスリットで区画形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジャム,アイスク
リーム,プリン等の収納された外向きフランジを有する
容器を、3個以上を1群として複数列に整列させ、その
1群または数群を一括して係脱自在に保持するところ
の、厚紙等で形成された頂板部とその側辺部とのみから
構成されている保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】厚紙等で形成された頂板部とその側辺部
とのみからなる保持具としては、既に実開平4ー626
63号公報等に示されるものが知られているが、何れも
1列に配列した容器群を保持するものであり、容器数が
多い場合は、保持具が長くなり持ち運びが不便となる問
題が存する。
【0003】また複数列に配列されたフランジ付き容器
を保持する構造としては、容器のシール蓋片と保持具と
を同一板材で形成し、容器の取り出しに際しては、該板
材を容器間で切断しなければならず、内容物の種別を購
入者の好みに合わせて組み合わせたり、保持されている
容器中の1個のみを交換すること等が不可能であるとい
う問題を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】各請求項の発明は、3
個以上の容器を複数列に整列させて1群とし、その1群
または数群を一括してフランジを利用して着脱自在に保
持でき、持ち運びが便利であり、振動,異物との接触等
による容器の脱落が生じ難く、保持されている容器の交
換も可能で、構造が簡単であるにも拘らず保持力が強い
保持具を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1の発明では、厚紙,合成樹脂板等の可撓性
と、形状を保持しうる程度の剛性とを具備する板材で、
保持具の主体部である頂板部と、その周縁に連続する周
辺部とを構成した。
【0006】頂板部は、少なくとも2列に、隣接して整
列配置された複数の容器の全頂面を覆いうる広さとし、
該頂板部と周辺部との接続部位には、対応位置の容器の
フランジの一部を掛け留め係止するスリットを形成し
た。
【0007】また前記頂板部の中央寄りの帯域におい
て、隣接する2個の容器のフランジ間に形成される略V
字状の間隙に対応する頂板部には、該隣接するフランジ
の一部を、各別に掛け留め係止する係止舌片をスリット
により区画形成して、頂板部とその周縁に連続する周辺
部とのみにより保持板を構成した。
【0008】前記構成において、周辺部が下垂するよう
折曲されることにより、スリットの周辺部側の切断端
が、容器のフランジを下側から支承して頂板部裏面に押
し付け、また頂板部の係止舌片が下方へ折曲されること
により、該舌片上面のスリット縁が隣接する容器の略V
字状の間隙を形成している各フランジ部分を下側から支
承して頂板部裏面に押し付け、容器を係止する。
【0009】しかも、容器の整列配置形状と頂板部の形
状とにより、前記スリットと係止舌片との係止部位は、
個々の容器のフランジに対し、周方向に間隔を存する複
数箇所となり、容器の係止が強固となると共に、頂板部
を形成している板材の可撓性により、前記係止は容易に
解除できるので、係止されている容器の選択的な取り出
し,交換等が容易であり、再係止される容器も、該板材
の有する形状保持剛性により確実に保持される。
【0010】請求項2の発明では、頂板部と周辺部との
接続部位のスリット間に内折線を形成し、該内折線より
周辺部外端縁へ僅かに寄った位置に、該内折線と平行
に、第2の内折線を設けるという構成を、請求項1の発
明に付加した。
【0011】請求項2の発明では、第2の内折線の存在
により、周辺部が頂板部に対し2重の内折線で下垂する
よう折曲されるので、周辺部の下垂姿勢の保持能が高
く、スリットによる容器フランジの係止状態が安定し、
スプリングバックによる周辺部の上向き変位が良好に防
止される。
【0012】請求項3の発明では、頂板部と周辺部と接
続部位に形成されているスリットを、容器のフランジの
直径より僅かに短い長さを直径とする円弧形とし、該ス
リットの両端近傍を、前記接続部位の内折線に連続させ
ると共に、該両端間の中央域を、第2の内折線を越えた
位置まで延設するという構成を、請求項2の発明に付加
した。
【0013】請求項3の発明によると、図17に縦断面
として示した容器201のごとく、アルミ箔のラミネー
トフィルム等よりなるトップシール202の周縁部が、
逆截頭円錐形状に絞縮されたスカート部203を形成し
ている場合でも、この容器201を、図16に示すごと
く、確実に係止し、保持できる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1および図2は、請求項1およ
び請求項2の両発明を併せて適用した4個の容器を保持
する第1の実施例を示しており、厚紙製の保持具1は、
略正方形の頂板部2と、その4周縁に一体に連続する周
辺部3,4,5,6とで構成されている。
【0015】図示の保持具1の頂板部2は、図1,図2
に示されるごとく、2列に整列配置された外向きフラン
ジを有する容器A,B,C,Dを1群として、その全頂
面を覆いうる広さとされ、周辺部3,4,5,6はいず
れも内折線7,8,9により、図2に示すごとく、頂板
部2に対し垂直下方へ折曲されるよう連続させられてい
る。
【0016】前記内折線7,8,9の列線内には、各容
器のフランジ外縁a,b,c,dに対応する位置に、該
フランジ外縁より僅かに容器中心に寄った部分E,F、
すなわちフランジ外縁a,b,c,dの一部を弦方向に
横切る部分をそれぞれ有するスリット10ないし17が
形成され、フランジ外縁a,b,c,dの各一部を掛け
留め係止できるようにされている。
【0017】また内折線7,8,9の位置には、周辺部
3,4,5,6の外端縁側へ僅かに寄せて、内折線7,
8,9と平行に、第2の内折線18,19,20が形成
されており、この第2の内折線の端部は、スリット21
により、前記スリット10ないし17に連続させられて
いる。
【0018】また頂板部2の中央寄りの帯域において、
隣接する各2個の容器AとB,BとC,CとD,DとA
の各組のフランジ間に形成される略V字状の間隙G,
H,I,Jに対応する頂板部2には、各フランジ外縁a
ないしdの一部の間隙幅より広幅で、該フランジ外縁を
各別に掛け留め係止する係止舌片22,23,24,2
5が、スリット26,27,28,29,30,31で
区画形成されており、各係止舌片22ないし25は、前
記略V字状の間隙G,H,I,Jの狭隘側で頂板部2に
連続し、この部分に内折線32,33,34,35が形
成されている。
【0019】前記スリット26,27,28,29は、
容器のフランジ外縁a,b,c,dより僅かに容器中心
へ寄った位置に円弧形に形成され、スリット30,31
はそれぞれ対向するスリット26と28および27と2
9の法線方向に形成されている。
【0020】また前記内折線32,33,34,35
は、既述のごとく略V字状の間隙G,H,I,Jの狭隘
側に位置し、該部の間隙幅と概ね等長とされており、ス
リット26,27,28,29の両端は、略L字状に屈
曲した部分36,37により内折線32,33,34,
35に連続しており、この構造により、各係止舌片2
2,23,24,25の幅は、間隙G,H,I,Jの狭
隘側の幅より広幅とされている。
【0021】前記第1の実施例により、フランジを有す
る容器を保持させるには、外向きのフランジを有する4
個の同寸の容器A,B,C,Dを1群として、各容器の
中心位置が正四角形の各角部に位置するよう前後2列に
整列配置し、上方から容器寸法に適合した形状に打抜き
成形された保持具1の頂板部2を、容器群の全頂面を覆
うよう重ね、4周の周辺部3,4,5,6を下方へ折曲
すると同時に、係止舌片22,23,24,25を、そ
の集合中心部分において下方へ押圧し、内折線32,3
3,34,35で折曲させ、スリット30,31で4分
割されている各係止舌片22,23,24,25の先端
部分をフランジ外縁a,b,c,dの下方側へ変位させ
る。
【0022】前記周辺部3,4,5,6の下方への折曲
により、スリットの周辺部側の切断端面が、容器のフラ
ンジ下面で、フランジ外縁a,b,c,dの一部を弦方
向に横切る位置を占め、頂板部2のスリット10ないし
17に臨む下面との間でフランジ外縁a,b,c,dの
一部を確実に係止する。
【0023】図示実施例では、第2の内折線18,1
9,20においても周辺部3,4,5,6の折曲が生起
するので、周辺部3,4,5,6のスプリングバックが
良好に防止される。
【0024】前記係止舌片22,23,24,25は、
集合中心部分を下方へ押圧されることにより下方へ折曲
され、その先端部分がフランジ外縁a,b,c,dの下
方側へ変位させられると、各係止舌片22,23,2
4,25を区画形成しているスリット26,27,2
8,29が容器のフランジ外縁a,b,c,dより僅か
に容器中心寄りに位置させられ、各係止舌片の幅が、隣
接するフランジ外縁a,b,c,dの一部の間隙幅より
広幅とされているので、各係止舌片側のスリットによる
切断端面寄りの上面が、各フランジ外縁aないしdの一
部の下面に当接し、頂板部2の下面との間で各フランジ
外縁aないしdの一部を確実に係止する。
【0025】図1,図2に示す実施例では、係止舌片2
2ないし25のスリット26ないし29と内折線32な
いし35とは略L字状に屈曲した部分36,37で連続
させられているので、係止舌片22ないし25の先端部
分とフランジ外縁aないしdの近傍のフランジとの係止
が確実に実現されるが、スリット26ないし29の内折
縁32ないし35側の円弧端を屈曲させることなく、直
接内折線32ないし35の両端に連続させてもよい。
【0026】保持具1に係止され、保持されている個々
の容器は、フランジ外縁a,b,c,dに近接したフラ
ンジ部分を円周方向に間隔を存した少なくとも3箇所以
上で係止されるので、通常の保管,運搬等の使用態様に
おける振動,衝撃等では係止が外れることなく確実に保
持される。
【0027】個々の容器は、手指で把持して下方へ引張
るのみで、周辺部3,4,5,6のスリット部分の撓曲
および係止舌片22,23,24,25の撓曲により容
易に取り外せるし、取り外し位置に、別の容器のフラン
ジ部分を挿入すれば、該別の容器の保持具1への係止が
簡単に再現できる。
【0028】図1,図2に示す実施例では、周辺部3,
4,5,6の下垂長さが、短い同寸法のものとされてい
るが、図3に示されるごとく、対称位置の周辺部38,
39を他の対称位置の周辺部40,41より長い下垂長
さのものとし、容器の保持安定性を高めてもよく、さら
には周辺部40,41の下垂長さを周辺部38,39と
同長としたり、いずれか1周辺部、隣接する2または3
周辺部を長くしてもよく保持安定性のみでなく、印刷可
能な面の増加により商品説明,広告等に使用することが
可能となる。
【0029】図1,図2および図3に示す実施例では、
4個の容器を1群として係止し、保持しているが、図4
は、8個の容器を係止し、保持するようにした実施例で
あり、頂板部42にはKないしRの各位置が、2列に整
列配置された容器に対応する位置であり、図4中符号Y
A,YBで示す領域が図1,図2に示す実施例の各部構
造と概ね同一であり、領域X,Yの係止舌片群43と4
4の中間部に係止舌片群45を設け、図1,図2に示す
実施例のスリット13,14の組またはスリット10,
17の組の代わりとし、M,N,O,Pの各位置の容器
の係止,保持力の不足を充足したものである。なお、符
号Zは製造年月日等の視認用窓穴である。
【0030】図5は3個の容器を1群として係止,保持
する実施例であり、頂板部46の符号S,T,Uで示す
各位置が正三角形平面内に整列配置された容器に対応す
る位置であり、頂板部46の中央帯域には、隣接する3
個の容器に対応して3区分された係止舌片47,48,
49が形成されている。
【0031】この実施例においても、周辺部とスリッ
ト,内折線,個々の係止舌片等の構造は、図1,図2に
示す実施例のものと同一構造とされている。
【0032】図6は、6個の容器を正三角形平面内に整
列配置し、略正三角形状の頂板部50と周辺部51,5
2,53との接続縁たる各内折線54,55,56,5
7の各列線内に、各3本のスリット58,59,60を
形成すると共に、互いに隣接する各3個の容器の組、す
なわち容器S,T,Vの組、T,U,Wの組、T,V,
Wの組、V,W,Xの組の各容器で囲まれる中心部分の
頂板部50に図5に示すものと同様の係止舌片群61,
62,63,64を形成したものであり、各スリットお
よび係止舌片の構造等は図5に示すものと同一である。
【0033】この実施例の場合、容器S,V,Xは2個
のスリットと2枚の係止舌片で係止されるのに対し、容
器T,V,Wは1個のスリットと6枚の係止舌片で係止
されており、各容器の係止力は概ね均等とされている。
【0034】図7は、菱形平面内に4個の容器を整列配
置した場合の保持具65を示しており、図1の実施例に
比し2組の係止舌片群66,67が設けられているが、
スリット,個々の係止舌片等の構造は基本的に図1,図
5,図6に示すものと同一である。
【0035】図8は、図7に示す実施例に比し、係止舌
片68,69,70,71の構造のみが相違する実施例
であり、個々の係止舌片が既述の各実施例のものに比
し、長く形成されているが、基本構造,機能は既述の係
止舌片と同一である。
【0036】図9は、図8に示す実施例の係止舌片に代
え頂板部72と、周辺部73群との連続部に形成したス
リット74と同一構造のスリット75,76を容器A
1,B1,C1,D1で囲まれた頂板部72の中央域に
形成したものである。
【0037】スリット75,76は、容器B1とD1と
のフランジ外縁b1,d1を弦方向に横切る部分を、ス
リット74と同様に有すると共に、両スリット75,7
6の間にはスリット77が形成され、該スリット77の
両端は、容器A1とC1とのフランジ外縁a1,c1よ
り僅かに容器中心に寄った位置の弧状スリット78,7
9に連続させられている。
【0038】図中符号80,81は内折線であり、スリ
ット77で2分割された分割片82,83が頂板部72
の下面側へ折曲されることにより、分割片82,83の
スリット75,76,78,79による切断端面と頂板
部72の裏面との間で各フランジ外縁を係止するもの
で、図8に示す係止舌片68ないし71の係止を一層強
力としたものである。
【0039】図10は、図8に示す実施例を、大径容器
を保持できるように改良したものであり、頂板部84の
周辺部85と86の間および周辺部87と88との間に
小型の周辺部89,90を形成し、この周辺部89,9
0のスリット91,92により、対応位置の容器E1,
F1の係止力の向上を図ったものである。
【0040】図11は、図10に示す実施例よりも大径
の容器を保持できるようにした実施例であり、菱形の頂
板部93の長径端部94,95は、容器保持に全く寄与
しないので該部を切除した実施例であり、その他の構造
は寸法以外は図7に示す実施例と概ね同一である。
【0041】図12は、図10に示す実施例を比較的小
型,軽量の容器保持用に改良したものであって、菱形の
頂板部96の4隅角部にのみ、スリットを有する周辺部
97,98,99,100を形成したものでスリットや
係止舌片等の構造は、図1,図7等に示すものと同一構
造である。
【0042】図13は、正五角形平面内に5個の容器を
整列配置した場合の実施例であり、各周辺部101とそ
のスリット102等の構造は、寸法,配置は異なるもの
の基本構造としては、図1,図7等に示すものと同一で
あり、ただ係止舌片103が容器の集合中心に対応する
頂板部を5分割して形成されている点で図1,図7に示
す実施例のものと相違している。
【0043】図14は台形平面内に5個の容器を整列配
置した場合の実施例であり、頂板部104は鋭角をなす
隅角部を除いた略台形とされ、各辺部に周辺部が形成さ
れ、頂板部中央域の、容器間隙部に対応する位置に係止
舌片が形成されており、周辺部のスリットおよび係止舌
片等の基本構造は、図1,図6等に示されるものと同一
である。
【0044】図15は、頂板部と周辺部との接続部位に
形成されたスリットの別の実施例であり、頂板部204
の周縁に周辺部205が連続されている構造は、他の保
持具の実施例と同一であり、頂板部204が、隣接して
整列配置された容器群の全頂面を覆いうる広さのもので
あることも他の保持具の実施例と同一である。
【0045】図15に示す実施例では、スリット206
が、図16に示す容器201のフランジ207の直径よ
り僅かに短い長さを直径とする円弧形とされている。
【0046】頂板部204は、内折線208で周辺部2
05に接続され、この内折線208より周辺部205の
外端縁209側へ僅かに寄った位置に、第2の内折線2
10が設けられている。
【0047】前記スリット206の両端211,212
の近傍が内折線208に連続させられ、両端211,2
12の間の中央域213は、第2の内折線210を越え
た位置まで延設させられている。
【0048】図示例ではスリット206の両端211,
212が内折線208に連続しているが、スリット20
6は、内折線208を僅かに越えて頂板部204側へ延
設されていてもよい。
【0049】スリット206の中央域213は、図示例
では、その中央に、第2の内折線210と平行する直線
縁部214,215と、その間の矩形の突起部216を
有しているが、スリット206としては、一連の円弧形
であってもよい。
【0050】図15に示す構造のスリット206を有す
る保持具は、既述のように、図17に縦断面として示さ
れる容器201の係止,保持に極めて有効である。この
容器201は、アルミ箔ラミネートフィルム等よりなる
保形剛性が比較的大きいトップシール202を有してお
り、トップシール202は、周縁部を下方へ絞縮されて
逆截頭円錐形状のスカート部203を有している。
【0051】このスカート部203は、下向きテーパ面
たる逆円錐形状であるため、図1に示されるごときスリ
ット10ないし17の形状では、係止が符号217で示
すスカート部203の上端部近くで行われることとな
り、逆円錐形状のため、軽い外力の作用でも外れる可能
性が大きく、係止,保持が不安定となる恐れが存する。
【0052】これに対し、図15に示すスリット206
では、周辺部205のスリット切断端面218が、逆円
錐形状のスカート部203の長い範囲の円弧面に沿って
係合し、スリット206の中央域213では、スカート
部203の比較的下方の絞縮されて小径となった部分に
係合するので、スリット切断端面218による係止,保
持が確実に行われる。
【0053】なお、スリット206の中央域213に図
15に示すごとく、直線縁部214,215と突起部2
16とが形成されていると、中央域213とスカート部
203との係止抵抗が増大され、係止が確実となる。
【0054】図18,図19,図20および図21は、
それぞれ、係止舌片の異なる実施例を示しており、図1
8に示す各係止舌片は、側縁105,106を直線縁と
した点で、図1に示す係止舌片と相違している。
【0055】図19に示す係止舌片は、各係止舌片の先
端部を、角形打抜き窓107に臨ませたものである。
【0056】図20に示す係止舌片は、エ字状のスリッ
ト108,109,110により大形の係止舌片11
1,112と小形の係止舌片113,114に区分した
ものである。
【0057】図21に示す係止舌片は、各係止舌片を内
側へ折曲させる各内折線115を幅Wの広幅のものと
し、図22に示されるごとく内折線115の幅部分で、
容器のフランジ外縁116を安定的に支承,係止できる
ようにしたものである。
【0058】各係止舌片の側縁は図18に示す直線縁の
側縁105,106や図19に示す凹円弧側縁117,
118に限定されるものではなく、波形縁,凸弧縁等任
意の形状に選定できる。
【0059】
【発明の効果】請求項1の発明によると、外向きフラン
ジを有する容器を、3個以上1群として複数列に整列配
置し、1枚の保持具で確実に係止し、保持でき、佳良な
外観で、持ち運びを便利にしうる効果がある。
【0060】個々の容器は、外向きフランジの外縁部分
を、少なくとも3箇所以上の周方向に間隔を存した位置
で、スリットと係止舌片とにより頂板部裏面に押圧,係
止されるので、常態使用時の振動等では脱落が生じない
よう確実に保持される効果を奏する。
【0061】しかも厚紙,合成樹脂板等の可撓性と、保
形剛性とを具備する板材を用い、スリットと係止舌片と
により容器を係止するものであるから、保持されている
個々の容器の着脱が容易であり、保持される容器の組み
替え,交換等を自由に行いうる効果を有する。
【0062】請求項2の発明によると、第2の内折線に
より、周辺部がく字形に折曲された形状となりうるの
で、頂板部と周辺部との接続部位の内折線部分にスプリ
ングバックが生じたとしても、周辺部のスリット端縁が
非係止位置へ変位することを良好に防止し、容器の係
止,保持を常に確実に実現できる効果を生ずる。
【0063】請求項3の発明によると、円弧形のスリッ
トの中央域が、第2の内折線を越えた位置まで延設され
ており、周辺部のスリット端縁が、垂直投影で曲率半径
の大きい長い弧を画くこととなり、スカート部が逆截頭
円錐形状に絞縮されているトップシールを有する容器の
スカート部の傾斜外面に良くなじみ、係止と保持とが確
実となる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 4個の容器を保持できる実施の一例の展開平
面図である。
【図2】 図1に示されるものの使用態様の斜視図であ
る。
【図3】 図1に示すものの変形例を示す展開平面図で
ある。
【図4】 8個の容器を保持できる実施の一例の展開平
面図である。
【図5】 3個の容器を保持できる実施の一例の展開平
面図である。
【図6】 6個の容器を保持できる実施の一例の展開平
面図である。
【図7】 4個の容器を保持できる別の実施例の展開平
面図である。
【図8】 4個の容器を保持できる更に異なる実施例の
展開平面図である。
【図9】 図8に示すものの変形例の展開平面図であ
る。
【図10】 4個の容器を保持できる他の実施例の展開
平面図である。
【図11】 4個の容器を保持できる別の実施例の展開
平面図である。
【図12】 4個の容器を保持できる異なる実施例の展
開平面図である。
【図13】 5個の容器を保持できる実施例の展開平面
図である。
【図14】 5個の容器を保持できる別の実施例の展開
平面図である。
【図15】 スリットの異なる実施例を適用した保持具
の部分平面図である。
【図16】 図15に示す実施例の使用態様を示す保持
具の部分断面斜視図である。
【図17】 図15に示す保持具が適用される容器の一
例の縦断面図である。
【図18】 係止舌片の実施の一例の略示平面図であ
る。
【図19】 係止舌片の他の実施例の略示平面図であ
る。
【図20】 係止舌片の別の実施例の略示平面図であ
る。
【図21】 係止舌片の更に別の実施例の略示平面図で
ある。
【図22】 図21に示すものの使用状態を示す略示縦
断面図である。
【符号の説明】
1 保持具 2,204 頂板部 3〜6,205 周辺部 10〜17,206 スリット 7,8,9,208 内折線 18,19,20,210 第2の内折線 22〜25 係止舌片 26〜31 スリット A〜D 容器 a〜d フランジ外縁 G〜J 間隙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】厚紙,合成樹脂板等の可撓性と保形剛性と
    を具備する板材で形成された保持具が、 少なくとも2列に、隣接して整列配置された複数の容器
    群の全頂面を覆いうる頂板部と、頂板部の周縁に連続す
    る周辺部とで構成されており、 前記頂板部と周辺部との接続部位には、対応位置の容器
    のフランジ外縁の一部を弦方向に横切るスリットが形成
    されていると共に、 前記頂板部の中央寄りの帯域において、隣接する各2個
    の容器の各組のフランジ外縁間に形成される略V字状の
    間隙に対応する頂板部には、該隣接するフランジ外縁の
    一部の間隙幅より広幅の係止舌片がスリットにより区画
    形成されているフランジを有する容器の保持具。
  2. 【請求項2】頂板部と周辺部との接続部位のスリット間
    に内折線が形成され、該内折線より周辺部外端縁側へ僅
    かに寄った位置に、該内折線と平行に、第2の内折線が
    設けられている請求項1記載のフランジを有する容器の
    保持具。
  3. 【請求項3】頂板部と周辺部との接続部位に形成されて
    いるスリットが、容器のフランジの直径より僅かに短い
    長さを直径とする円弧形とされ、該スリットの両端近傍
    が前記接続部位の内折線に連続させられ、該両端間の中
    央域が、第2の内折線を越えた位置まで延設させられて
    いる請求項2記載のフランジを有する容器の保持具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012051631A (ja) * 2010-09-03 2012-03-15 Glico Dairy Products Co Ltd クレート用トッププレート及びこれを用いたクレート
JP2012210970A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Nippon Paper-Pak Co Ltd フランジ付容器の保持具
JP2021046216A (ja) * 2019-09-18 2021-03-25 東罐興業株式会社 カップスタックホルダー

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