JPH1036063A - 立体ブロック及びブロック吊り装置 - Google Patents

立体ブロック及びブロック吊り装置

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JPH1036063A
JPH1036063A JP19331196A JP19331196A JPH1036063A JP H1036063 A JPH1036063 A JP H1036063A JP 19331196 A JP19331196 A JP 19331196A JP 19331196 A JP19331196 A JP 19331196A JP H1036063 A JPH1036063 A JP H1036063A
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Tatsuo Suzuki
達雄 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 懸吊したり、又は移動するために吊りフック
等の金具を表面に突設する必要が無く、さらに人力によ
る玉掛け作業も必要としない立体ブロック及び吊り装置
を提供すること。 【構成】 海底に構造物を造成するための略六面体に形
成された立体ブロック10であって、この立体ブロック
は下方に向かって拡大する孔11を備え、側面の少なく
とも対向する二面にほぼ水平方向に延びる溝12を備え
る。また立体ブロックを吊り上げるための装置は、孔に
挿入可能な軸部材と21、軸部材の外周に連結部材2
6,27a,27bを介して配置され、孔の内面に当接
可能に形成された当接部材22と、当接部材を貫通孔の
内面に押圧するため押し出したり、または軸部材に向け
て引き戻したりする付勢手段23,24とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立体ブロック及び
ブロック吊り装置に関し、さらに詳細には、海底に投入
・落下させて人工海底山脈又は人工海底マウンドを造成
するためのブロック及びこのブロックを吊り上げるため
の吊り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のブロックを海中に投入・落下させ
て海底に人工海底山脈や人工海底マウンドを造成し、こ
の人工海底山脈等によって湧昇流を発生させる湧昇流発
生構造物が提案されている。また、かような湧昇流発生
構造物を構築するために用いるブロックは、立方体また
は円筒体に形成し、ブロックの表面には、揚重機から懸
吊された吊り金具を係止するための吊りフックを突出す
るように設けたものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のブロックでは、ストックヤード等に積み重ねて仮置
きする場合、吊りフックが潰れないようにブロック間に
枕木を介在させる必要があるが、この枕木を載置する作
業は煩雑である。また、積み上げたブロックを再度吊り
上げる場合には、作業員がブロック上に載って吊り金具
をフックに掛ける玉掛け作業を行わなければならず、し
たがって玉掛け作業が高所作業となって落下事故の危険
性が生じるという問題がある。
【0004】本発明は上記問題点を解決せんとしたもの
であり、その目的は、懸吊したり、又は移動するために
吊りフック等の金具を表面に突設する必要が無く、さら
に人力による玉掛け作業を極力少なくできる立体ブロッ
ク及び吊り装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、海底に
構造物を造成するための立体ブロックであって、下方に
向かって拡大する孔を備えたことを特徴とする立体ブロ
ックが提供される。
【0006】ここで、立体ブロックに設けた孔は、以下
に記す吊り具を挿入して吊り上げるために使用する。す
なわち、吊り具とは、孔の中に挿入した後に孔面に向か
って伸長し、孔面に当接して圧着する圧着部材を備えた
ものであって、かような吊り具を孔の中に挿入して前記
圧着部材を孔面に当接して圧着させたまま引き上げる
と、立体ブロックも伴に吊り上げることができるもので
ある。また前記孔は、地上または搬送船上等に載置され
た状態の立体ブロックの上面からほぼ垂直下方に向かっ
て形成されていれば良く、前記孔の位置は立体ブロック
の上面の中央部とするのが好ましく、さらに、上下方向
に貫通する貫通孔としても良い。
【0007】本発明において、前記立体ブロックはほぼ
六面体に形成し、側面の少なくとも対向する二面には、
ほぼ水平方向に延びる溝を設けても良く、この時、前記
孔は上面から下方に向かって形成される。立体ブロック
に前記溝を形成すれば、二本のアームを水平方向に開閉
して物品を挟持するフォークリフトで容易に搬送するこ
とができるという利点を有する。すなわち、フォークリ
フトのアームを溝に挿入した後に閉じて立体ブロックを
両側面から把持すれば、溝とアームとが相互に係合し
て、立体ブロックが滑り落ちることなく持ち上げること
ができる。
【0008】なお、フォークリフトによって立体ブロッ
クを持ち上げた際のバランスを良好にするために、溝は
側面の中央よりも高い位置に設ければ良く、さらに好ま
しくは溝を中央に設ける。また立体ブロックはほぼ正六
面体に形成しても良い。
【0009】また本発明によれば、前記立体ブロックを
吊り上げるための吊り具であって、前記貫通孔に挿入可
能な軸部材と、該軸部材の外周に連結部材を介して配置
され、前記貫通孔の内面に当接可能に形成された当接部
材と、該当接部材を前記貫通孔の内面に押圧するため押
し出したり、または前記軸部材に向けて引き戻したりす
る付勢手段を備えたことを特徴とするブロック吊り装置
が提供される。
【0010】なお本発明のブロックは、セメント、乾燥
微粉体(微粉炭の燃焼により発生したものを電気集塵機
で集めた石炭灰、鉱炉スラグ、火山灰あるいは下水汚泥
焼却灰等)、中古コンクリート、硬化コンクリート破砕
片、貝殻、砂利や砂等の骨材、石こう、減水剤、無機塩
類、混和剤等の添加剤等の材料を適宜混合して形成して
も良い。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の実施例を添付図面に基づい
て詳細に説明する。図1は本発明の立体ブロックの斜視
図であり、図2(a)は図1のIIa−IIa線に沿った立体ブ
ロックの断面図であり、図2(b)は図1の立体ブロック
の側面図であり、図2(c)は本発明の立体ブロックの平
面図であり、図3は本発明の立体ブロックの孔に挿入し
た状態のブロック吊り装置を示す側面図であり、図5は
図4のブロック吊り装置によって立体ブロックを吊り上
げる過程を示した側面図である。図1において、本発明
の立体ブロック10は、海底に人工海底山脈や人工海底
マウンド等の構造物を造成するために、ほぼ立方体形状
に形成されたブロックであって、上面10aから下面1
0bに向かって拡大する貫通孔11と、4つの側面に形
成された横溝12及び縦溝13とを備える。
【0012】前記貫通孔11は、図2(c)に示したよう
に断面形状をほぼ正方形又はほぼ円形に形成し、図2
(a)に示したように上下面10a,10bの中央を結んで
垂直に形成する。
【0013】前記横溝12は側面の中央で水平方向に延
びるように形成し、縦溝13は側面の中央で垂直方向に
延びるように形成する。ここで横溝12は、図5に示し
たようにフォークリフト42によって立体ブロック10
を搬送する際に使用される。すなわち、フォークリフト
42の二本のアーム42a,42aを、対向して配置し
た横溝12,12に挿入して立体ブロック10を挟持す
れば、立体ブロック10がアーム42a,42aから滑
り落ちることなく、安全に搬送することができる。また
縦溝13は、図2(c)の平面図に示したように角度α°
が45°以下になるようなテーパがついた断面形状に形
成する。かようなテーパを縦溝13につけると、立体ブ
ロック10を作成するための型枠41が容易に脱型可能
となる。つまり、型枠の組立てや脱型の手間を省くため
に二側面の型枠が一体になった型枠41を使用する場
合、立体ブロック10の表面に形成する溝が型枠脱型の
障害になることがある。しかしながら、縦溝13の角度
α°を45°以下にして、型枠41を矢印P方向(対角
線方向)に平行に引き抜けば、スムーズに型枠脱型を行
うことができる。
【0014】次に、立体ブロック10を吊り上げるため
のブロック吊り装置20について説明する。図3におい
て、ブロック吊り装置20は、軸部材21の外周に連結
部材27a,27bを介してパッド22,22が連結さ
れ、これらパッド22,22を貫通孔11の孔面に向け
て押し出したり、または軸部材21に向けて引き戻すた
めにバランスリング24及びバランスプレート23が設
けられる。
【0015】ここで前記パッド22,22は、それぞれ
テーパのつけられた貫通孔11の孔面と相補な形状に形
成されている。
【0016】また前記軸部材21は管体によって形成
し、その上端に吊り孔33を設け、この吊り孔33の下
方に滑車35を軸着し、さらに滑車35の下方でバラン
スリング24内を貫通するように配置し、このバランス
リング24の備える軸貫通ピン25が貫通するように、
対向位置に二つの長孔30,30が形成され、軸部材2
1の下端部にはピン28a,28bでそれぞれ連結材2
7a,27bの一端を枢着し、これら連結材27a,2
7bのそれぞれ他端はピン29a,29bによって前記
パッド22,22に枢着する。
【0017】さらに前記バランスリング24は、その内
部を軸部材21が貫通してスライド可能な管状に形成
し、またバランスリング24には、前述したように軸部
材21の長孔30,30を貫通して上下にスライド可能
な軸貫通ピン25が固定されている。この軸貫通ピン2
5には、滑車35に掛止したワイヤーロープ34が繋着
されていると共に、連結材26,26の一端が枢着され
る。そして、この連結材26,26の他端がピン29
a,29bによってパッド22,22に枢着される。一
方、前記バランスプレート23には軸部材21が貫通可
能な穴23aが形成され、穴23aの内部には軸部材2
1を貫通させて配置し、さらにバランスプレート23は
支持部材31によってバランスリング24に連結して支
持される。
【0018】なお、軸貫通ピン25に繋着したワイヤー
ロープ34は、揚重機(図示せず)に設けたウインチ等
(図示せず)に捲回して巻き取り巻き出し自在に設け
る。また図3においては連結材26,27a,27b、
ピン28a,28b,29a,29b、滑車35及びワ
イヤーロープ34等が、軸部材21の一方側にのみ存在
するように図示されているが、軸部材21を挟んで対向
する側にも、これら部材を同様な配置で設けても良い。
【0019】次に、上記ブロック吊り装置20により立
体ブロック10を吊り上げる方法について説明する。最
初に、揚重機(図示せず)から吊下したワイヤーロープ
32をブロック吊り装置20の吊り孔33に係止し、こ
れによりブロック吊り装置20を吊り上げて、図4に
示したように、立体ブロック10の貫通孔11に吊り降
ろして挿入する。この時、軸貫通ピン25が長孔30の
最上端に達するまで、バランスリング24はワイヤーロ
ープ34を介して揚重機のウインチで引き上げられてお
り、これによって軸貫通ピン25とピン28a,28b
との間隔が最長となって、連結材26,26のなす角度
が最小となる。またパッド22,22は連結材26,2
6により引き上げられて軸部材21外周に引き寄せられ
ると共に、連結部材27a,27aがなす角度と、さら
に連結部材27b,27bがなす角度とが最小となり、
パッド22,22の外周は最小となって貫通孔11に挿
入可能となる。
【0020】次に、図4に示したようにバランスプレ
ート23が立体ブロック10の上面に当接するまでブロ
ック吊り装置20を吊り降ろしたら、図4に示したよ
うに、ワイヤーロープ34を緩めると共に、ワイヤーロ
ープ32を介して軸部材21を吊り上げる。かような操
作を行うと、バランスリング24の重量によってバラン
スプレート23は立体ブロック10の上面に当接したま
まで、軸部材21のみがバランスリング24内を相対的
に上方にスライドして、軸貫通ピン25は長孔30の最
下端に位置する。これによって軸貫通ピン25とピン2
8a,28bとの間隔は最短となり、連結材26,26
と27a,27aと27b,27bとは、そのなす角度
が最大となるように相互に開いて、パッド22,22を
貫通孔11の孔面に押圧する。
【0021】かようにワイヤーロープ34を緩めたまま
パッド22,22を孔面に押圧した状態で、さらに軸部
材21を吊り上げていくと、図4に示したように立体
ブロック10を吊り上げることができる。
【0022】また上記ブロック吊り装置20において、
上述した吊り上げ方法の逆の工程を行えば、立体ブロッ
ク10を図4のように吊り上げた状態から地上や運搬
船等の上に吊り降ろして、ブロック吊り装置20を貫通
孔11から抜き取ることができる。
【0023】
【発明の効果】本発明の立体ブロックは、下方に向かっ
て拡大する孔を備えているので、この孔内に挿入した後
に孔面に向かって伸長し、孔面に圧着する部材を備える
吊り具を用いれば、立体ブロックに吊りフック等の金具
を設けなくとも懸吊することができる。すなわち、上記
吊り具を孔の孔面に係止させれば、上方に引き上げる力
を吊り具に作用させても孔から抜けることが無く、した
がって、吊り具と孔との相互作用によって立体ブロック
を吊り上げることが可能になる。
【0024】また、本発明の立体ブロックはほぼ六面体
に形成し、側面の少なくとも対向する二面にほぼ水平方
向に延びる溝を設けたので、二本のアームを水平方向に
動作させて物品を挟持するフォークリフトを用いて、二
本のアームを溝に挿入すれば立体ブロックがアームから
滑り落ちることを防止できるさらに本発明のブロック吊
り装置は、前記孔に挿入可能な軸部材の外周に連結部材
を介して当接部材を配置し、当接部材を孔の内面に当接
可能に形成し、該当接部材を孔の内面に押圧するため押
し出したり、または軸部材に向けて引き戻したりする付
勢手段を備えた。したがって、吊り装置を立体ブロック
の孔に挿入して当接部材を孔の内面に圧着し、吊り装置
を上方に吊り上げれば、吊り装置は立体ブロックの孔か
ら抜けること無く、立体ブロックを懸吊することがで
き、立体ブロックには吊りフック等の金具を突設する必
要が無く、しかも人力による玉掛け作業も省略すること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の立体ブロックの斜視図である。
【図2】(a)は図1の立体ブロックの断面図であり、(b)
は図1の立体ブロックの側面図であり、(c)は図1の立
体ブロックの平面図である。
【図3】本発明の立体ブロックの孔に挿入した状態のブ
ロック吊り装置を示す側面図である。
【図4】図3のブロック吊り装置によって立体ブロック
を吊り上げる過程を示した側面図である。
【図5】本発明の立体ブロックをフォークリフトによっ
て持ち上げる様子を示した側面図である。
【符号の説明】
10 立体ブロック 11 貫通孔(孔) 12 横溝(溝) 21 軸部材 22 パッド(当接部材) 23 バランスプレート(付勢手段) 24 バランスリング(付勢手段) 26,27a,27b 連結部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海底に構造物を造成するための立体ブロ
    ックであって、下方に向かって拡大する孔を備えたこと
    を特徴とする立体ブロック。
  2. 【請求項2】 前記立体ブロックをほぼ六面体に形成
    し、側面の少なくとも対向する二面にほぼ水平方向に延
    びる溝を設けたことを特徴とする請求項1記載の立体ブ
    ロック。
  3. 【請求項3】 前記請求項1又は請求項2に記載した立
    体ブロックを吊り上げるための吊り具であって、前記孔
    に挿入可能な軸部材と、該軸部材の外周に連結部材を介
    して配置され、前記孔の内面に当接可能に形成された当
    接部材と、該当接部材を前記孔の内面に押圧するため押
    し出したり、または前記軸部材に向けて引き戻したりす
    る付勢手段を備えたことを特徴とするブロック吊り装
    置。
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