JPH1036524A - 梱包材及びその使用方法 - Google Patents
梱包材及びその使用方法Info
- Publication number
- JPH1036524A JPH1036524A JP20033896A JP20033896A JPH1036524A JP H1036524 A JPH1036524 A JP H1036524A JP 20033896 A JP20033896 A JP 20033896A JP 20033896 A JP20033896 A JP 20033896A JP H1036524 A JPH1036524 A JP H1036524A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- resins
- aldehyde
- thermoplastic resin
- compound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Wrappers (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 梱包内の樹脂より生成するアルデヒドをトラ
ップし、開封時の刺激臭を低減できる梱包材を得る。 【解決手段】 アルデヒドを生成する樹脂を梱包するた
めの梱包材を、(A)熱可塑性樹脂と、(B)ヒドラジ
ノ基又はヒドラゾノ基を有する化合物とを含む樹脂組成
物で形成する。アルデヒドを生成する樹脂には、例え
ば、ポリオキシメチレン系樹脂、フェノール樹脂、アミ
ノアルデヒド系樹脂などが含まれる。樹脂(A)には、
例えば、オレフィン系樹脂、スチレン系樹脂、エステル
系樹脂、アミド系樹脂、ウレタン系樹脂などが含まれ
る。化合物(B)には、アルキルヒドラジン類、アリー
ルヒドラジン類、ヒドラジド類、ヒドラゾン類などが含
まれる。化合物(B)の使用量は、ヒドラジノ基又はヒ
ドラゾノ基1個当たりの重量に換算して、樹脂(A)1
00重量部に対して、0.005〜2.5重量部であ
る。
ップし、開封時の刺激臭を低減できる梱包材を得る。 【解決手段】 アルデヒドを生成する樹脂を梱包するた
めの梱包材を、(A)熱可塑性樹脂と、(B)ヒドラジ
ノ基又はヒドラゾノ基を有する化合物とを含む樹脂組成
物で形成する。アルデヒドを生成する樹脂には、例え
ば、ポリオキシメチレン系樹脂、フェノール樹脂、アミ
ノアルデヒド系樹脂などが含まれる。樹脂(A)には、
例えば、オレフィン系樹脂、スチレン系樹脂、エステル
系樹脂、アミド系樹脂、ウレタン系樹脂などが含まれ
る。化合物(B)には、アルキルヒドラジン類、アリー
ルヒドラジン類、ヒドラジド類、ヒドラゾン類などが含
まれる。化合物(B)の使用量は、ヒドラジノ基又はヒ
ドラゾノ基1個当たりの重量に換算して、樹脂(A)1
00重量部に対して、0.005〜2.5重量部であ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、梱包材及びその使
用方法に関する。
用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリオキシメチレン樹脂は、ホルムアル
デヒド、又はその環状オリゴマーであるトリオキサン、
若しくはトリオキサンと環状エーテル、環状ホルマール
などを重合することにより得られる樹脂で、優れた機械
的性質(例えば、引張り強さ、耐クリープ性など)、耐
摩耗性、耐疲労性、耐溶剤性などを有するエンジニアリ
ング・プラスチックとして広く利用されている。しか
し、ポリオキシメチレン樹脂は熱、光、酸素などにより
劣化、解重合、分解し、刺激臭のあるホルムアルデヒド
ガスを生成するおそれがある。このガスは、作業員に悪
影響を及ぼすだけでなく、成形品の特性を低下させるな
どの問題があり、ホルムアルデヒドガスの抑制が望まれ
ている。
デヒド、又はその環状オリゴマーであるトリオキサン、
若しくはトリオキサンと環状エーテル、環状ホルマール
などを重合することにより得られる樹脂で、優れた機械
的性質(例えば、引張り強さ、耐クリープ性など)、耐
摩耗性、耐疲労性、耐溶剤性などを有するエンジニアリ
ング・プラスチックとして広く利用されている。しか
し、ポリオキシメチレン樹脂は熱、光、酸素などにより
劣化、解重合、分解し、刺激臭のあるホルムアルデヒド
ガスを生成するおそれがある。このガスは、作業員に悪
影響を及ぼすだけでなく、成形品の特性を低下させるな
どの問題があり、ホルムアルデヒドガスの抑制が望まれ
ている。
【0003】従来、ポリオキシメチレン樹脂の熱分解
(解重合)によるホルムアルデヒドの生成を抑制する試
みが数多く行われ、例えば、樹脂の末端基のエステル化
による安定化処理、酸化防止剤及びその他の熱安定剤の
添加などが行われている。特開平4−345648号公
報には、ポリオキシメチレン樹脂にヒドラジド化合物を
配合し、樹脂より生成するアルデヒドを抑制する方法が
提案されている。しかし、混練機での混練工程や各種成
形機での成形工程における微少の分解は避けがたく、ポ
リオキシメチレン樹脂ペレット又はその成形品は、その
温度が下がり固化するまでの間に微量のホルムアルデヒ
ドガスを生成させている。そのため、充分に冷却されず
未だ温度が高い状態で、多数の前記樹脂ペレット又はそ
の成形品を容器に詰めてしまうと、容器内にホルムアル
デヒドが充満し、開封時に作業員に刺激臭を与える。そ
のため、容器に通気孔を形成するなどの処置が取られた
が、その処置は煩雑であり経費が増大するとともに容器
強度を低下させる。また、容器に通気孔を形成すると、
容器の防水性などを損なうため、ホルムアルデヒドを生
成する樹脂の保管、輸送方法が制約される。このような
ことは、例えば、ポリオキシメチレン樹脂ペレット又は
その成形品を高温になる船槽へ積み込んで船舶などで輸
送したり、高温下で保管する場合にも生じるおそれがあ
る。
(解重合)によるホルムアルデヒドの生成を抑制する試
みが数多く行われ、例えば、樹脂の末端基のエステル化
による安定化処理、酸化防止剤及びその他の熱安定剤の
添加などが行われている。特開平4−345648号公
報には、ポリオキシメチレン樹脂にヒドラジド化合物を
配合し、樹脂より生成するアルデヒドを抑制する方法が
提案されている。しかし、混練機での混練工程や各種成
形機での成形工程における微少の分解は避けがたく、ポ
リオキシメチレン樹脂ペレット又はその成形品は、その
温度が下がり固化するまでの間に微量のホルムアルデヒ
ドガスを生成させている。そのため、充分に冷却されず
未だ温度が高い状態で、多数の前記樹脂ペレット又はそ
の成形品を容器に詰めてしまうと、容器内にホルムアル
デヒドが充満し、開封時に作業員に刺激臭を与える。そ
のため、容器に通気孔を形成するなどの処置が取られた
が、その処置は煩雑であり経費が増大するとともに容器
強度を低下させる。また、容器に通気孔を形成すると、
容器の防水性などを損なうため、ホルムアルデヒドを生
成する樹脂の保管、輸送方法が制約される。このような
ことは、例えば、ポリオキシメチレン樹脂ペレット又は
その成形品を高温になる船槽へ積み込んで船舶などで輸
送したり、高温下で保管する場合にも生じるおそれがあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、樹脂より生成するアルデヒドを有効に除去できる梱
包材およびその使用方法を提供することにある。本発明
の他の目的は、密閉袋又は容器内のアルデヒド濃度を低
減し、開封時の刺激臭を抑制できる梱包材およびその使
用方法を提供することにある。
は、樹脂より生成するアルデヒドを有効に除去できる梱
包材およびその使用方法を提供することにある。本発明
の他の目的は、密閉袋又は容器内のアルデヒド濃度を低
減し、開封時の刺激臭を抑制できる梱包材およびその使
用方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するため鋭意検討した結果、アルデヒドを生成す
る樹脂を梱包するための梱包材として、アルデヒドトラ
ップ能を有する化合物を含有している樹脂組成物を用い
ると、梱包内のアルデヒド臭を低減できることを見いだ
し、本発明を完成した。
を達成するため鋭意検討した結果、アルデヒドを生成す
る樹脂を梱包するための梱包材として、アルデヒドトラ
ップ能を有する化合物を含有している樹脂組成物を用い
ると、梱包内のアルデヒド臭を低減できることを見いだ
し、本発明を完成した。
【0006】すなわち、本発明の梱包材は、(A)熱可
塑性樹脂と、(B)ヒドラジノ基又はヒドラゾノ基を有
する化合物とを含む熱可塑性樹脂組成物で形成された梱
包材である。アルデヒドを生成する樹脂には、例えば、
ポリオキシメチレン系樹脂、ポリビニルアセタール、フ
ェノール樹脂、アミノアルデヒド系樹脂などが含まれ
る。熱可塑性樹脂(A)には、例えば、オレフィン系樹
脂、ハロゲン含有ビニル系樹脂、スチレン系樹脂、エス
テル系樹脂、アミド系樹脂、ウレタン系樹脂などが含ま
れる。ヒドラジノ基又はヒドラゾノ基を有する化合物
(B)には、例えば、アルキルヒドラジン類、アリール
ヒドラジン類、ヒドラジド類、ヒドラゾン類などが含ま
れる。また、本発明は、アルデヒドを生成する樹脂を梱
包材に収容する、梱包材の使用方法にも関する。
塑性樹脂と、(B)ヒドラジノ基又はヒドラゾノ基を有
する化合物とを含む熱可塑性樹脂組成物で形成された梱
包材である。アルデヒドを生成する樹脂には、例えば、
ポリオキシメチレン系樹脂、ポリビニルアセタール、フ
ェノール樹脂、アミノアルデヒド系樹脂などが含まれ
る。熱可塑性樹脂(A)には、例えば、オレフィン系樹
脂、ハロゲン含有ビニル系樹脂、スチレン系樹脂、エス
テル系樹脂、アミド系樹脂、ウレタン系樹脂などが含ま
れる。ヒドラジノ基又はヒドラゾノ基を有する化合物
(B)には、例えば、アルキルヒドラジン類、アリール
ヒドラジン類、ヒドラジド類、ヒドラゾン類などが含ま
れる。また、本発明は、アルデヒドを生成する樹脂を梱
包材に収容する、梱包材の使用方法にも関する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の梱包材の構成成
分について詳細に説明する。
分について詳細に説明する。
【0008】[アルデヒドを生成する樹脂]アルデヒド
を生成する樹脂には、熱、光、酸素、酸やアルカリ、水
などの作用によりアルデヒドを生成する樹脂、例えば、
ホルムアルデヒド(ホルマリン)、アセトアルデヒドな
どの脂肪族アルデヒド、ベンズアルデヒドなどの芳香族
アルデヒドを原料とする樹脂が含まれる。このような樹
脂として、例えば、熱可塑性樹脂[例えば、ポリオキシ
メチレンホモポリマー又はコポリマーなどのポリオキシ
メチレン系樹脂、ポリビニルアセタール(例えば、ポリ
ビニルホルマール、ポリビニルブチラールなど)な
ど]、熱硬化性樹脂[例えば、フェノール樹脂(例え
ば、ノボラック型、レゾール型フェノール樹脂など)、
アミノアルデヒド系樹脂(例えば、ユリア樹脂、ベンゾ
グアナミン樹脂、メラミン樹脂など)など]が挙げられ
る。これらの樹脂のうち、熱可塑性樹脂、特に、ポリオ
キシメチレン系樹脂などは、加熱溶融によるペレット化
や成形などに供し、生産性を高めるため、温度が高い状
態で梱包する必要性がある。しかし、前記のように、樹
脂ペレットや成形品の温度が高い状態で梱包すると、ア
ルデヒドの生成が問題となる。そのため、本発明の梱包
材は、熱可塑性樹脂、特にポリオキシメチレン系樹脂に
好適に適用される。前記アルデヒドを生成する樹脂は、
一種又は二種以上組合わせて用いられていてもよく、ま
た、酸化防止剤、紫外線吸収剤、熱安定剤などの安定
剤、帯電防止剤、着色剤、滑剤、難燃剤、充填剤などの
添加剤を含んでいてもよい。
を生成する樹脂には、熱、光、酸素、酸やアルカリ、水
などの作用によりアルデヒドを生成する樹脂、例えば、
ホルムアルデヒド(ホルマリン)、アセトアルデヒドな
どの脂肪族アルデヒド、ベンズアルデヒドなどの芳香族
アルデヒドを原料とする樹脂が含まれる。このような樹
脂として、例えば、熱可塑性樹脂[例えば、ポリオキシ
メチレンホモポリマー又はコポリマーなどのポリオキシ
メチレン系樹脂、ポリビニルアセタール(例えば、ポリ
ビニルホルマール、ポリビニルブチラールなど)な
ど]、熱硬化性樹脂[例えば、フェノール樹脂(例え
ば、ノボラック型、レゾール型フェノール樹脂など)、
アミノアルデヒド系樹脂(例えば、ユリア樹脂、ベンゾ
グアナミン樹脂、メラミン樹脂など)など]が挙げられ
る。これらの樹脂のうち、熱可塑性樹脂、特に、ポリオ
キシメチレン系樹脂などは、加熱溶融によるペレット化
や成形などに供し、生産性を高めるため、温度が高い状
態で梱包する必要性がある。しかし、前記のように、樹
脂ペレットや成形品の温度が高い状態で梱包すると、ア
ルデヒドの生成が問題となる。そのため、本発明の梱包
材は、熱可塑性樹脂、特にポリオキシメチレン系樹脂に
好適に適用される。前記アルデヒドを生成する樹脂は、
一種又は二種以上組合わせて用いられていてもよく、ま
た、酸化防止剤、紫外線吸収剤、熱安定剤などの安定
剤、帯電防止剤、着色剤、滑剤、難燃剤、充填剤などの
添加剤を含んでいてもよい。
【0009】ポリオキシメチレン系樹脂はオキシメチレ
ン基(−CH2O−)を構成単位として含む高分子化合
物であり、例えば、ホルムアルデヒド、パラホルムアル
デヒド、アセトアルデヒドなどのアルデヒド類、トリオ
キサン、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、
1,3−ジオキソランなどの環状エーテルの重合により
生成する。ポリオキシメチレン系樹脂には、ポリオキシ
メチレンホモポリマーおよびポリオキシメチレン共重合
体が含まれる。ポリオキシメチレン共重合体は、オキシ
メチレン基以外に、炭素数2〜6程度、好ましくは炭素
数2〜4程度のオキシアルキレン単位(例えば、オキシ
エチレン基(−CH2CH2O−)、オキシプロピレン
基、オキシテトラメチレン基など)を構成単位として含
んでいる場合が多い。ポリオキシメチレン系樹脂の末端
は、例えば、酢酸、プロピオン酸、酪酸などのカルボン
酸とのエステル化などにより安定化処理されていてもよ
い。
ン基(−CH2O−)を構成単位として含む高分子化合
物であり、例えば、ホルムアルデヒド、パラホルムアル
デヒド、アセトアルデヒドなどのアルデヒド類、トリオ
キサン、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、
1,3−ジオキソランなどの環状エーテルの重合により
生成する。ポリオキシメチレン系樹脂には、ポリオキシ
メチレンホモポリマーおよびポリオキシメチレン共重合
体が含まれる。ポリオキシメチレン共重合体は、オキシ
メチレン基以外に、炭素数2〜6程度、好ましくは炭素
数2〜4程度のオキシアルキレン単位(例えば、オキシ
エチレン基(−CH2CH2O−)、オキシプロピレン
基、オキシテトラメチレン基など)を構成単位として含
んでいる場合が多い。ポリオキシメチレン系樹脂の末端
は、例えば、酢酸、プロピオン酸、酪酸などのカルボン
酸とのエステル化などにより安定化処理されていてもよ
い。
【0010】[(A)熱可塑性樹脂]前記アルデヒドを
生成する樹脂を梱包するための梱包材は、熱可塑性樹脂
(A)と、ヒドラジノ基又はヒドラゾノ基を有する化合
物(B)とで構成されている。熱可塑性樹脂(A)は、
成形性、特にフィルム成形能を有する樹脂が好ましい。
このような樹脂には、例えば、オレフィン系樹脂、ハロ
ゲン含有ビニル系樹脂、スチレン系樹脂、エステル系樹
脂、アミド系樹脂、ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、
ポリエーテル、ポリカーボネート、ポリビニルアルコー
ル、ポリ酢酸ビニル、ポリアミドイミド、ポリイミド、
ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエ
ーテルケトン、ポリエーテルケトン、ポリフェニレンス
ルフィド、セロハンなどのセルロース系、エラストマ
ー、天然ゴム、塩酸ゴムやこれらのポリマーの構成成分
を構成単位として含む共重合体などが挙げられる。熱可
塑性樹脂(A)は、フィルム成形能を有すれば、直鎖状
のみならず分岐鎖構造、架橋構造を有していてもよく、
また重合度、分岐度、架橋度、共重合の形態(例えば、
ランダム、ブロック、グラフトなど)および共重合組成
割合などは特に制限されない。
生成する樹脂を梱包するための梱包材は、熱可塑性樹脂
(A)と、ヒドラジノ基又はヒドラゾノ基を有する化合
物(B)とで構成されている。熱可塑性樹脂(A)は、
成形性、特にフィルム成形能を有する樹脂が好ましい。
このような樹脂には、例えば、オレフィン系樹脂、ハロ
ゲン含有ビニル系樹脂、スチレン系樹脂、エステル系樹
脂、アミド系樹脂、ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、
ポリエーテル、ポリカーボネート、ポリビニルアルコー
ル、ポリ酢酸ビニル、ポリアミドイミド、ポリイミド、
ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエ
ーテルケトン、ポリエーテルケトン、ポリフェニレンス
ルフィド、セロハンなどのセルロース系、エラストマ
ー、天然ゴム、塩酸ゴムやこれらのポリマーの構成成分
を構成単位として含む共重合体などが挙げられる。熱可
塑性樹脂(A)は、フィルム成形能を有すれば、直鎖状
のみならず分岐鎖構造、架橋構造を有していてもよく、
また重合度、分岐度、架橋度、共重合の形態(例えば、
ランダム、ブロック、グラフトなど)および共重合組成
割合などは特に制限されない。
【0011】より具体的には、前記熱可塑性樹脂(A)
のうちオレフィン系樹脂には、例えば、エチレン、プロ
ピレン、ブテン、3−メチルブテン−1、4−メチルペ
ンテン−1などのα−オレフィンの単独又は共重合体
[例えば、ポリエチレン(低密度、中密度、高密度、直
鎖状低密度ポリエチレン)、ポリプロピレン、ポリブテ
ン、ポリ(3−メチルブテン−1)、ポリ(4−メチル
ペンテン−1)、エチレン−プロピレン共重合体な
ど];前記α−オレフィンと他の共重合性単量体(例え
ば、塩化ビニル、酢酸ビニル、アクリル系単量体など)
との共重合体又はその誘導体(例えば、エチレン−塩化
ビニル共重合体、プロピレン−塩化ビニル共重合体、塩
素化プロピレン−塩化ビニル共重合体などのオレフィン
−ハロゲン含有ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合体、エチ
レン−アクリル酸エチル共重合体など);ハロゲン含有
オレフィン樹脂(例えば、塩素化ポリエチレン、塩素化
ポリプロピレン、臭素化ポリエチレンなど)などが含ま
れる。
のうちオレフィン系樹脂には、例えば、エチレン、プロ
ピレン、ブテン、3−メチルブテン−1、4−メチルペ
ンテン−1などのα−オレフィンの単独又は共重合体
[例えば、ポリエチレン(低密度、中密度、高密度、直
鎖状低密度ポリエチレン)、ポリプロピレン、ポリブテ
ン、ポリ(3−メチルブテン−1)、ポリ(4−メチル
ペンテン−1)、エチレン−プロピレン共重合体な
ど];前記α−オレフィンと他の共重合性単量体(例え
ば、塩化ビニル、酢酸ビニル、アクリル系単量体など)
との共重合体又はその誘導体(例えば、エチレン−塩化
ビニル共重合体、プロピレン−塩化ビニル共重合体、塩
素化プロピレン−塩化ビニル共重合体などのオレフィン
−ハロゲン含有ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合体、エチ
レン−アクリル酸エチル共重合体など);ハロゲン含有
オレフィン樹脂(例えば、塩素化ポリエチレン、塩素化
ポリプロピレン、臭素化ポリエチレンなど)などが含ま
れる。
【0012】ハロゲン含有ビニル系樹脂には、例えば、
塩化ビニル、臭化ビニル、フッ化ビニル、塩化ビニリデ
ンなどのハロゲン含有ビニル単量体の単独又は共重合体
(例えば、ポリ塩化ビニル、ポリ臭化ビニル、ポリフッ
化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニル−塩化ビニ
リデン共重合体など);ハロゲン含有ビニル単量体と他
の共重合性単量体(例えば、酢酸ビニル、ブタジエン、
イソプレン、スチレン系単量体、アクリル系単量体、無
水マレイン酸など)との共重合体[例えば、塩化ビニル
−塩化ビニリデン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−ブタジエン共重合
体、塩化ビニル−イソプレン共重合体、塩化ビニル−ス
チレン共重合体などのハロゲン含有ビニル−スチレン共
重合体、塩化ビニル−スチレン−(メタ)アクリロニト
リル共重合体などのハロゲン含有ビニル−スチレン−ア
クリル系共重合体、塩化ビニル−スチレン−無水マレイ
ン酸共重合体、塩化ビニル−アクリロニトリル共重合
体、塩化ビニル−(メタ)アクリル酸エステル共重合体
などのハロゲン含有ビニル−アクリル系共重合体;塩化
ビニル−マレイン酸エステル共重合体など]などが含ま
れる。
塩化ビニル、臭化ビニル、フッ化ビニル、塩化ビニリデ
ンなどのハロゲン含有ビニル単量体の単独又は共重合体
(例えば、ポリ塩化ビニル、ポリ臭化ビニル、ポリフッ
化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニル−塩化ビニ
リデン共重合体など);ハロゲン含有ビニル単量体と他
の共重合性単量体(例えば、酢酸ビニル、ブタジエン、
イソプレン、スチレン系単量体、アクリル系単量体、無
水マレイン酸など)との共重合体[例えば、塩化ビニル
−塩化ビニリデン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−ブタジエン共重合
体、塩化ビニル−イソプレン共重合体、塩化ビニル−ス
チレン共重合体などのハロゲン含有ビニル−スチレン共
重合体、塩化ビニル−スチレン−(メタ)アクリロニト
リル共重合体などのハロゲン含有ビニル−スチレン−ア
クリル系共重合体、塩化ビニル−スチレン−無水マレイ
ン酸共重合体、塩化ビニル−アクリロニトリル共重合
体、塩化ビニル−(メタ)アクリル酸エステル共重合体
などのハロゲン含有ビニル−アクリル系共重合体;塩化
ビニル−マレイン酸エステル共重合体など]などが含ま
れる。
【0013】スチレン系樹脂には、例えば、芳香族ビニ
ル単量体(スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトル
エンなど)の単独又は共重合体(例えば、ポリスチレン
など);芳香族ビニル単量体と他の共重合性単量体
[(メタ)アクリロニトリル、(メタ)アクリル酸エス
テルなどのアクリル系単量体、無水マレイン酸など]と
の共重合体[例えば、アクリロニトリル−スチレン共重
合体(AS樹脂)、(メタ)アクリル酸エステル−スチ
レン共重合体などのアクリル系単量体−スチレン共重合
体など];ゴム変性スチレン系共重合体[例えば、スチ
レンとエラストマー(例えば、ブタジエンゴム、アクリ
ルゴム)又はマレイン酸との共重合体(例えば、ブタジ
エン−スチレン共重合体(BS樹脂)、アクリロニトリ
ル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、
(メタ)アクリル酸エステル−ブタジエン−スチレン共
重合体などのアクリル系単量体−ブタジエン−スチレン
共重合体など)など]などが含まれる。
ル単量体(スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトル
エンなど)の単独又は共重合体(例えば、ポリスチレン
など);芳香族ビニル単量体と他の共重合性単量体
[(メタ)アクリロニトリル、(メタ)アクリル酸エス
テルなどのアクリル系単量体、無水マレイン酸など]と
の共重合体[例えば、アクリロニトリル−スチレン共重
合体(AS樹脂)、(メタ)アクリル酸エステル−スチ
レン共重合体などのアクリル系単量体−スチレン共重合
体など];ゴム変性スチレン系共重合体[例えば、スチ
レンとエラストマー(例えば、ブタジエンゴム、アクリ
ルゴム)又はマレイン酸との共重合体(例えば、ブタジ
エン−スチレン共重合体(BS樹脂)、アクリロニトリ
ル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、
(メタ)アクリル酸エステル−ブタジエン−スチレン共
重合体などのアクリル系単量体−ブタジエン−スチレン
共重合体など)など]などが含まれる。
【0014】エステル系樹脂には、例えば、ポリC2-6
アルキレンテレフタレート(例えば、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリブチレンテレフタレートなど)、ポリ
C2- 6アルキレンナフタレート(例えば、ポリエチレン
ナフタレート、ポリブチレンナフタレートなど)、C
2-6アルキレンテレフタレート又はC2-6アルキレンナフ
タレートを主たる繰り返し単位とするポリエステル系共
重合体、ポリアリレートおよびポリエステルエラストマ
ーなどが含まれる。アミド系樹脂には、例えば、ポリア
ミド6、ポリアミド66、ポリアミド11、ポリアミド
12、ポリアミド46、ポリアミド610、ポリアミド
612などのポリアミド、ポリアミドエラストマーなど
が含まれる。ウレタン系樹脂には、例えば、ポリウレタ
ン、ポリウレタンエラストマーなどが含まれる。アクリ
ル系樹脂には、例えば、ポリ(メタ)アクリロニトリ
ル、ポリ(メタ)アクリル酸エステル(例えば、メチル
メタクリレート、ポリアクリル酸エチルなどのポリ(メ
タ)アクリル酸C1-10アルキルエステル)などが含ま
れ、ポリエーテルには、例えば、ポリC2-6アルキレン
オキサイド(例えば、ポリエチレンオキサイドなど)、
ポリフェニレンエーテルなどが含まれる。
アルキレンテレフタレート(例えば、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリブチレンテレフタレートなど)、ポリ
C2- 6アルキレンナフタレート(例えば、ポリエチレン
ナフタレート、ポリブチレンナフタレートなど)、C
2-6アルキレンテレフタレート又はC2-6アルキレンナフ
タレートを主たる繰り返し単位とするポリエステル系共
重合体、ポリアリレートおよびポリエステルエラストマ
ーなどが含まれる。アミド系樹脂には、例えば、ポリア
ミド6、ポリアミド66、ポリアミド11、ポリアミド
12、ポリアミド46、ポリアミド610、ポリアミド
612などのポリアミド、ポリアミドエラストマーなど
が含まれる。ウレタン系樹脂には、例えば、ポリウレタ
ン、ポリウレタンエラストマーなどが含まれる。アクリ
ル系樹脂には、例えば、ポリ(メタ)アクリロニトリ
ル、ポリ(メタ)アクリル酸エステル(例えば、メチル
メタクリレート、ポリアクリル酸エチルなどのポリ(メ
タ)アクリル酸C1-10アルキルエステル)などが含ま
れ、ポリエーテルには、例えば、ポリC2-6アルキレン
オキサイド(例えば、ポリエチレンオキサイドなど)、
ポリフェニレンエーテルなどが含まれる。
【0015】好ましい熱可塑性樹脂(A)には、ポリエ
チレン、ポリプロピレンなどのオレフィン系樹脂、ポリ
塩化ビニルなどのハロゲン含有ビニル系樹脂、ポリスチ
レン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合
体(ABS樹脂)などのスチレン系樹脂、ポリエチレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのエ
ステル系樹脂、ポリアミド6、ポリアミド66、ポリア
ミド11、ポリアミド12などのアミド系樹脂、ポリウ
レタンなどのウレタン系樹脂などが含まれる。
チレン、ポリプロピレンなどのオレフィン系樹脂、ポリ
塩化ビニルなどのハロゲン含有ビニル系樹脂、ポリスチ
レン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合
体(ABS樹脂)などのスチレン系樹脂、ポリエチレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのエ
ステル系樹脂、ポリアミド6、ポリアミド66、ポリア
ミド11、ポリアミド12などのアミド系樹脂、ポリウ
レタンなどのウレタン系樹脂などが含まれる。
【0016】これらの熱可塑性樹脂(A)は、一種又は
二種以上組み合わせて用いることができる。また、熱可
塑性樹脂は、酸化防止剤、紫外線吸収剤、熱安定剤など
の安定剤、可塑剤、離型剤、帯電防止剤、着色剤、滑
剤、難燃剤、充填剤、発泡剤などの添加剤を含んでいて
もよい。
二種以上組み合わせて用いることができる。また、熱可
塑性樹脂は、酸化防止剤、紫外線吸収剤、熱安定剤など
の安定剤、可塑剤、離型剤、帯電防止剤、着色剤、滑
剤、難燃剤、充填剤、発泡剤などの添加剤を含んでいて
もよい。
【0017】[(B)ヒドラジノ基又はヒドラゾノ基を
有する化合物]ヒドラジノ基又はヒドラゾノ基を有する
化合物(B)を含有している熱可塑性樹脂組成物で形成
された梱包材を用いて、アルデヒドを生成する樹脂を梱
包すると、密閉環境下、梱包内で樹脂がアルデヒドを生
成しても、前記化合物(B)(以下、単に捕捉剤と称す
る場合がある)がアルデヒドをトラップするためか、開
封時のアルデヒド臭を著しく低減できる。ヒドラジノ基
又はヒドラゾノ基を有する化合物(B)には、例えば、
ヒドラジン又はその誘導体[例えば、アルキルヒドラジ
ン類(例えば、メチルヒドラジン、ジメチルヒドラジ
ン、エチルヒドラジンなどのC1-10アルキルヒドラジ
ン)、アリールヒドラジン類(例えば、ヒドラジノベン
ゼン、ヒドラジノトルエンなどのC6-14アリールヒドラ
ジン)、ヒドラジノカルボン酸類(例えば、カルバジン
酸、ヒドラジノ酢酸、α−ヒドラジノプロピオン酸、α
−ヒドラジノイソ酪酸、ヒドラジノ安息香酸など)、ヒ
ドラジド類、ヒドラゾン類など]が含まれる。アルキル
ヒドラジンは、例えば、ヒドラジンとヨウ化アルキルと
の反応などにより生成する。アリールヒドラジンは、例
えば、芳香族炭化水素のジアゾニウム塩を塩化スズと塩
酸などで還元して得られる。ヒドラジノカルボン酸類
は、例えば、イソニトロアミノカルボン酸をナトリウム
アマルガムなどで還元して得られる。
有する化合物]ヒドラジノ基又はヒドラゾノ基を有する
化合物(B)を含有している熱可塑性樹脂組成物で形成
された梱包材を用いて、アルデヒドを生成する樹脂を梱
包すると、密閉環境下、梱包内で樹脂がアルデヒドを生
成しても、前記化合物(B)(以下、単に捕捉剤と称す
る場合がある)がアルデヒドをトラップするためか、開
封時のアルデヒド臭を著しく低減できる。ヒドラジノ基
又はヒドラゾノ基を有する化合物(B)には、例えば、
ヒドラジン又はその誘導体[例えば、アルキルヒドラジ
ン類(例えば、メチルヒドラジン、ジメチルヒドラジ
ン、エチルヒドラジンなどのC1-10アルキルヒドラジ
ン)、アリールヒドラジン類(例えば、ヒドラジノベン
ゼン、ヒドラジノトルエンなどのC6-14アリールヒドラ
ジン)、ヒドラジノカルボン酸類(例えば、カルバジン
酸、ヒドラジノ酢酸、α−ヒドラジノプロピオン酸、α
−ヒドラジノイソ酪酸、ヒドラジノ安息香酸など)、ヒ
ドラジド類、ヒドラゾン類など]が含まれる。アルキル
ヒドラジンは、例えば、ヒドラジンとヨウ化アルキルと
の反応などにより生成する。アリールヒドラジンは、例
えば、芳香族炭化水素のジアゾニウム塩を塩化スズと塩
酸などで還元して得られる。ヒドラジノカルボン酸類
は、例えば、イソニトロアミノカルボン酸をナトリウム
アマルガムなどで還元して得られる。
【0018】ヒドラジド類には、例えば、モノカルボン
酸モノヒドラジド類、ポリカルボン酸モノ又はポリヒド
ラジド類などが含まれる。モノカルボン酸モノヒドラジ
ド類には、例えば、酢酸ヒドラジド、プロピオン酸ヒド
ラジド、酪酸ヒドラジド、パルミチン酸ヒドラジド、ス
テアリン酸ヒドラジドなどのC2-18脂肪族モノカルボン
酸モノヒドラジド、安息香酸ヒドラジドなどのC7-15芳
香族モノカルボン酸モノヒドラジドなどが含まれる。ポ
リカルボン酸モノ又はポリヒドラジド類には、例えば、
シュウ酸モノ又はジヒドラジド、マロン酸モノ又はジヒ
ドラジド、コハク酸モノ又はジヒドラジド、グルタル酸
モノ又はジヒドラジド、アジピン酸モノ又はジヒドラジ
ド、ペンタメチレンジカルボン酸モノ又はジヒドラジ
ド、スベリン酸モノ又はジヒドラジド、セバシン酸モノ
又はジヒドラジド、ドデカン二酸モノ又はジヒドラジ
ド、テトラデカンジオイック酸モノ又はジヒドラジド、
オキサジ吉草酸モノ又はジヒドラジド、ダイマー酸モノ
又はジヒドラジドなどのC2-40飽和脂肪族ポリカルボン
酸モノ又はポリヒドラジド(好ましくはC2-18脂肪族ポ
リカルボン酸モノ又はポリヒドラジド);マレイン酸モ
ノ又はジヒドラジド、フマル酸モノ又はジヒドラジド、
イタコン酸モノ又はジヒドラジドなどの不飽和脂肪族ポ
リカルボン酸モノ又はポリヒドラジド;フタル酸モノ又
はジヒドラジド、イソフタル酸モノ又はジヒドラジド、
テレフタル酸モノ又はジヒドラジド、クロロヘキシルジ
カルボン酸モノ又はジヒドラジド、ナフタリンジカルボ
ン酸モノ又はジヒドラジドなどのC8-15芳香族ポリカル
ボン酸モノ又はポリヒドラジド、ポリ(メタ)アクリル
酸ヒドラジド、(メタ)アクリル酸ヒドラジド単位を有
する共重合体[例えば、(メタ)アクリルアミド−(メ
タ)アクリル酸ヒドラジド共重合体など]などが含まれ
る。ヒドラジド類は、例えば、モノ又はポリカルボン酸
若しくはその誘導体(例えば、C1-4アルキルエステ
ル、酸ハライド、酸無水物など)とヒドラジンとの反
応、ポリ(メタ)アクリル酸又はその誘導体(例えば、
ポリアクリル酸エステルなど)とヒドラジンとの反応に
より生成する。またヒドラジド類には炭酸とヒドラジン
との反応により生成するカーボジヒドラジドなども含ま
れる。
酸モノヒドラジド類、ポリカルボン酸モノ又はポリヒド
ラジド類などが含まれる。モノカルボン酸モノヒドラジ
ド類には、例えば、酢酸ヒドラジド、プロピオン酸ヒド
ラジド、酪酸ヒドラジド、パルミチン酸ヒドラジド、ス
テアリン酸ヒドラジドなどのC2-18脂肪族モノカルボン
酸モノヒドラジド、安息香酸ヒドラジドなどのC7-15芳
香族モノカルボン酸モノヒドラジドなどが含まれる。ポ
リカルボン酸モノ又はポリヒドラジド類には、例えば、
シュウ酸モノ又はジヒドラジド、マロン酸モノ又はジヒ
ドラジド、コハク酸モノ又はジヒドラジド、グルタル酸
モノ又はジヒドラジド、アジピン酸モノ又はジヒドラジ
ド、ペンタメチレンジカルボン酸モノ又はジヒドラジ
ド、スベリン酸モノ又はジヒドラジド、セバシン酸モノ
又はジヒドラジド、ドデカン二酸モノ又はジヒドラジ
ド、テトラデカンジオイック酸モノ又はジヒドラジド、
オキサジ吉草酸モノ又はジヒドラジド、ダイマー酸モノ
又はジヒドラジドなどのC2-40飽和脂肪族ポリカルボン
酸モノ又はポリヒドラジド(好ましくはC2-18脂肪族ポ
リカルボン酸モノ又はポリヒドラジド);マレイン酸モ
ノ又はジヒドラジド、フマル酸モノ又はジヒドラジド、
イタコン酸モノ又はジヒドラジドなどの不飽和脂肪族ポ
リカルボン酸モノ又はポリヒドラジド;フタル酸モノ又
はジヒドラジド、イソフタル酸モノ又はジヒドラジド、
テレフタル酸モノ又はジヒドラジド、クロロヘキシルジ
カルボン酸モノ又はジヒドラジド、ナフタリンジカルボ
ン酸モノ又はジヒドラジドなどのC8-15芳香族ポリカル
ボン酸モノ又はポリヒドラジド、ポリ(メタ)アクリル
酸ヒドラジド、(メタ)アクリル酸ヒドラジド単位を有
する共重合体[例えば、(メタ)アクリルアミド−(メ
タ)アクリル酸ヒドラジド共重合体など]などが含まれ
る。ヒドラジド類は、例えば、モノ又はポリカルボン酸
若しくはその誘導体(例えば、C1-4アルキルエステ
ル、酸ハライド、酸無水物など)とヒドラジンとの反
応、ポリ(メタ)アクリル酸又はその誘導体(例えば、
ポリアクリル酸エステルなど)とヒドラジンとの反応に
より生成する。またヒドラジド類には炭酸とヒドラジン
との反応により生成するカーボジヒドラジドなども含ま
れる。
【0019】ヒドラゾン類には、例えば、フェニルヒド
ラゾン、2,4−ジニトロヒドラゾンなどのアルデヒド
ヒドラゾン;アセトンヒドラゾン、ベンゾフェノンヒド
ラゾンなどのケトンヒドラゾンなどが含まれる。ヒドラ
ゾン類は、例えば、カルボニウム化合物(例えば、アル
デヒド類、ケトン類)とヒドラジンとの反応により生成
する。
ラゾン、2,4−ジニトロヒドラゾンなどのアルデヒド
ヒドラゾン;アセトンヒドラゾン、ベンゾフェノンヒド
ラゾンなどのケトンヒドラゾンなどが含まれる。ヒドラ
ゾン類は、例えば、カルボニウム化合物(例えば、アル
デヒド類、ケトン類)とヒドラジンとの反応により生成
する。
【0020】これらのヒドラジノ基又はヒドラゾノ基を
有する化合物(B)は、塩(例えば、ヒドラジン二スル
ホン酸カリウム塩など)であってもよく、又は水和物
(例えば、ヒドラジン一水和物など)であってもよい。
好ましい化合物(B)には、ヒドラジド類、例えば、C
2-18脂肪族モノカルボン酸モノヒドラジド、C7-15芳香
族モノカルボン酸モノヒドラジド、C2-18飽和脂肪族ポ
リカルボン酸ポリヒドラジド、C8-15芳香族ポリカルボ
ン酸ポリヒドラジドなどが含まれ、特に、C2-18飽和脂
肪族ジカルボン酸ジヒドラジド類、C8- 15芳香族ジカル
ボン酸ジヒドラジド類が好ましい。前記捕捉剤(B)は
一種又は二種以上組み合わせて用いてもよい。
有する化合物(B)は、塩(例えば、ヒドラジン二スル
ホン酸カリウム塩など)であってもよく、又は水和物
(例えば、ヒドラジン一水和物など)であってもよい。
好ましい化合物(B)には、ヒドラジド類、例えば、C
2-18脂肪族モノカルボン酸モノヒドラジド、C7-15芳香
族モノカルボン酸モノヒドラジド、C2-18飽和脂肪族ポ
リカルボン酸ポリヒドラジド、C8-15芳香族ポリカルボ
ン酸ポリヒドラジドなどが含まれ、特に、C2-18飽和脂
肪族ジカルボン酸ジヒドラジド類、C8- 15芳香族ジカル
ボン酸ジヒドラジド類が好ましい。前記捕捉剤(B)は
一種又は二種以上組み合わせて用いてもよい。
【0021】前記捕捉剤(B)の含有量は、少量であっ
ても、梱包内で生成したアルデヒドの量を低減できる。
捕捉剤の含有量は、例えば、ヒドラジノ基又はヒドラゾ
ノ基1個当たりの重量に換算して、熱可塑性樹脂(A)
100重量部に対して、0.005〜2.5重量部、好
ましくは0.025〜1.5重量部、さらに好ましくは
0.04〜1.25重量部程度の範囲から選択できる。
例えば、分子中に2個のヒドラジノ基又はヒドラゾノ基
を有する化合物の場合では、熱可塑性樹脂(A)100
重量部に対して、0.01〜5重量部、好ましくは0.
05〜3重量部程度、さらに好ましくは0.08〜2.
5重量部程度の範囲から選択できる。捕捉剤(B)の含
有量が、少ないと、梱包内で生成したアルデヒドの量を
低減するのは困難であり、多過ぎると、捕捉剤の滲出
(ブリーディング)や表面剥離などが生じる場合があ
る。
ても、梱包内で生成したアルデヒドの量を低減できる。
捕捉剤の含有量は、例えば、ヒドラジノ基又はヒドラゾ
ノ基1個当たりの重量に換算して、熱可塑性樹脂(A)
100重量部に対して、0.005〜2.5重量部、好
ましくは0.025〜1.5重量部、さらに好ましくは
0.04〜1.25重量部程度の範囲から選択できる。
例えば、分子中に2個のヒドラジノ基又はヒドラゾノ基
を有する化合物の場合では、熱可塑性樹脂(A)100
重量部に対して、0.01〜5重量部、好ましくは0.
05〜3重量部程度、さらに好ましくは0.08〜2.
5重量部程度の範囲から選択できる。捕捉剤(B)の含
有量が、少ないと、梱包内で生成したアルデヒドの量を
低減するのは困難であり、多過ぎると、捕捉剤の滲出
(ブリーディング)や表面剥離などが生じる場合があ
る。
【0022】前記熱可塑性樹脂(A)と、捕捉剤(B)
とを含む樹脂組成物は、従来の樹脂組成物調製法として
一般に用いられている慣用の設備と方法により容易に調
製できる。このような調製方法として、例えば、樹脂組
成物の各成分を混合した後、押出機により混練押出して
ペレットを調製し成形する方法、一旦組成の異なるペレ
ットを調製し、そのペレットを所定量混合し成形して成
形後に目的組成の成形品を得る方法、または成形機に各
成分の1又は2以上を直接仕込む方法などが挙げられ
る。また、樹脂成分の一部を細かい粉体としてこれ以外
の成分と混合し添加することは、これらの成分の均一配
合を行う上で好ましい方法である。
とを含む樹脂組成物は、従来の樹脂組成物調製法として
一般に用いられている慣用の設備と方法により容易に調
製できる。このような調製方法として、例えば、樹脂組
成物の各成分を混合した後、押出機により混練押出して
ペレットを調製し成形する方法、一旦組成の異なるペレ
ットを調製し、そのペレットを所定量混合し成形して成
形後に目的組成の成形品を得る方法、または成形機に各
成分の1又は2以上を直接仕込む方法などが挙げられ
る。また、樹脂成分の一部を細かい粉体としてこれ以外
の成分と混合し添加することは、これらの成分の均一配
合を行う上で好ましい方法である。
【0023】本発明の特色は、捕捉剤(B)を梱包材に
含有していることである。そのため、アルデヒドを生成
する樹脂の配合処方上の制約が生じるおそれがなく、ま
た物性の低下をもたらすおそれもない。
含有していることである。そのため、アルデヒドを生成
する樹脂の配合処方上の制約が生じるおそれがなく、ま
た物性の低下をもたらすおそれもない。
【0024】本発明の梱包材としては、容器やコンテナ
であってもよいが、収容作業性などの高い包装用袋を得
る上で有用なフィルムやシートである場合が多く、特に
フィルムである場合が多い。このようなフィルムは、単
層構造のみならず、複数のポリマー層、少なくとも1つ
のポリマー層と基材層(例えば、セロハンなどのセルロ
ース系フィルム、アルミニウム箔などの金属箔、紙など
の多孔質基材など)との積層構造を有していてもよい。
積層構造を有するフィルムの場合、内側層の捕捉剤
(B)の濃度は、例えば、前記範囲の1〜5倍程度とし
てもよい。フィルム厚さなどは特に制限されず、機械的
強度、可撓性などにより適当に選択できる。フィルムの
厚さは、例えば、0.001〜0.2mm、好ましくは
0.01〜0.1mm程度の範囲から選択できる。前記
熱可塑性樹脂(A)とトラップ剤(B)とを含む樹脂組
成物の成形に際しては、樹脂の種類や目的の形態などに
応じて、慣用の成形方法、例えば、押出成形、吹き込み
成形、射出成形、真空成形、圧縮成形、発泡成形などの
方法を用いることができる。フィルム成形に際しては、
フィルムの層構造に応じて、例えば、Tダイによる押出
成形、多層押出成形、インフレーション成形などの慣用
の成形方法を用いることができる。積層フィルムでは、
ポリマー層又は基材層とポリマー層とをドライラミネー
トなどにより積層することにより製造してもよい。
であってもよいが、収容作業性などの高い包装用袋を得
る上で有用なフィルムやシートである場合が多く、特に
フィルムである場合が多い。このようなフィルムは、単
層構造のみならず、複数のポリマー層、少なくとも1つ
のポリマー層と基材層(例えば、セロハンなどのセルロ
ース系フィルム、アルミニウム箔などの金属箔、紙など
の多孔質基材など)との積層構造を有していてもよい。
積層構造を有するフィルムの場合、内側層の捕捉剤
(B)の濃度は、例えば、前記範囲の1〜5倍程度とし
てもよい。フィルム厚さなどは特に制限されず、機械的
強度、可撓性などにより適当に選択できる。フィルムの
厚さは、例えば、0.001〜0.2mm、好ましくは
0.01〜0.1mm程度の範囲から選択できる。前記
熱可塑性樹脂(A)とトラップ剤(B)とを含む樹脂組
成物の成形に際しては、樹脂の種類や目的の形態などに
応じて、慣用の成形方法、例えば、押出成形、吹き込み
成形、射出成形、真空成形、圧縮成形、発泡成形などの
方法を用いることができる。フィルム成形に際しては、
フィルムの層構造に応じて、例えば、Tダイによる押出
成形、多層押出成形、インフレーション成形などの慣用
の成形方法を用いることができる。積層フィルムでは、
ポリマー層又は基材層とポリマー層とをドライラミネー
トなどにより積層することにより製造してもよい。
【0025】本発明の梱包材は、アルデヒドトラップ能
を有するため、アルデヒドを生成する樹脂をペレット化
又は成形直後の温度が高い状態で、前記梱包材に収容し
ても、梱包内のアルデヒドの濃度を低減できる。そのた
め、本発明の梱包材は、アルデヒドを生成する樹脂を収
容するのに有用である。前記梱包材は、例えば、ポリオ
キシメチレン系樹脂ペレットを収容するための袋(樹脂
単独袋、紙ラミネート袋など)又は容器、スプレーノズ
ル、口紅機構部品などの化粧品用部品、ボトルなどのポ
リオキシメチレン系樹脂成形体を収容するための袋又は
容器、自動車シート被覆材及びそのカバーフィルム、電
気製品を収容するための袋又は容器として使用できる。
を有するため、アルデヒドを生成する樹脂をペレット化
又は成形直後の温度が高い状態で、前記梱包材に収容し
ても、梱包内のアルデヒドの濃度を低減できる。そのた
め、本発明の梱包材は、アルデヒドを生成する樹脂を収
容するのに有用である。前記梱包材は、例えば、ポリオ
キシメチレン系樹脂ペレットを収容するための袋(樹脂
単独袋、紙ラミネート袋など)又は容器、スプレーノズ
ル、口紅機構部品などの化粧品用部品、ボトルなどのポ
リオキシメチレン系樹脂成形体を収容するための袋又は
容器、自動車シート被覆材及びそのカバーフィルム、電
気製品を収容するための袋又は容器として使用できる。
【0026】
【発明の効果】本発明の梱包材は、特定の化合物を含有
している熱可塑性樹脂組成物を用いているため、密閉梱
包内で、樹脂の熱分解などにより生成したアルデヒドの
量を著しく低減できる。また、前記特定の化合物の含有
量は、少量であっても、前記梱包材は長期間に亘ってア
ルデヒド臭を抑制できる。さらに、本発明の梱包材を用
いると、アルデヒドを生成する樹脂ペレット又はその成
形体の温度が高くても、梱包材に収容するだけで開封時
のアルデヒド臭を著しく抑制できる。
している熱可塑性樹脂組成物を用いているため、密閉梱
包内で、樹脂の熱分解などにより生成したアルデヒドの
量を著しく低減できる。また、前記特定の化合物の含有
量は、少量であっても、前記梱包材は長期間に亘ってア
ルデヒド臭を抑制できる。さらに、本発明の梱包材を用
いると、アルデヒドを生成する樹脂ペレット又はその成
形体の温度が高くても、梱包材に収容するだけで開封時
のアルデヒド臭を著しく抑制できる。
【0027】
【実施例】以下に、実施例及び比較例に基づいて、本発
明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に
より何ら限定されるものではない。なお、実施例及び比
較例に示した試験片は以下の調製方法及び評価方法によ
り調製及び評価した。
明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に
より何ら限定されるものではない。なお、実施例及び比
較例に示した試験片は以下の調製方法及び評価方法によ
り調製及び評価した。
【0028】(1)熱可塑性樹脂とヒドラジドとのペレ
ット調製 二軸押出機TEX−30(日本製鋼所(株)製)を用い
て市販の下記熱可塑性樹脂に下記ヒドラジドを所定の割
合で配合・混練し、熱可塑性樹脂組成物ペレットを得
た。押出の条件は樹脂の種類に応じて、シリンダー温度
を樹脂の融点又は軟化点より10〜30℃高めに設定
し、スクリュー回転数100rpm、吐出量5kg/H
rで行った。
ット調製 二軸押出機TEX−30(日本製鋼所(株)製)を用い
て市販の下記熱可塑性樹脂に下記ヒドラジドを所定の割
合で配合・混練し、熱可塑性樹脂組成物ペレットを得
た。押出の条件は樹脂の種類に応じて、シリンダー温度
を樹脂の融点又は軟化点より10〜30℃高めに設定
し、スクリュー回転数100rpm、吐出量5kg/H
rで行った。
【0029】[熱可塑性樹脂] a−1:ポリエチレン樹脂(三井石油化学社製、ミラソ
ン401) a−2:ポリプロピレン樹脂(三井石油化学社製、ハイ
ポールJ200) a−3:ポリアミド樹脂(ポリアミド66) a−4:ポリウレタン樹脂(日本ミラクトラン社製、ミ
ラクトランP480MSUD) a−5:ポリブチレンテレフタレート樹脂(ポリプラス
チックス社製、ジュラネックス600FP) a−6:アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重
合体(ABS樹脂)(ダイセル化学社製、セビアンDP61
1) [ヒドラジド類](大塚化学社製) b−1:アジピン酸ジヒドラジド b−2:セバシン酸ジヒドラジド b−3:イソフタル酸ジヒドラジド b−4:アクリルアミド−アクリルヒドラジド共重合体 (2)フィルム成形 プラストミル押出機(D=20mm、東洋精機(株)
製)にTダイ(幅150mm)をセットし、上記熱可塑
性樹脂組成物をフィルム成形した。成形条件は樹脂の種
類に応じて、シリンダー温度を樹脂の融点又は軟化点よ
り10〜30℃高めに設定し、スクリュー回転数50r
pm、吐出量2kg/Hr、チルロール温度60℃で行
った。
ン401) a−2:ポリプロピレン樹脂(三井石油化学社製、ハイ
ポールJ200) a−3:ポリアミド樹脂(ポリアミド66) a−4:ポリウレタン樹脂(日本ミラクトラン社製、ミ
ラクトランP480MSUD) a−5:ポリブチレンテレフタレート樹脂(ポリプラス
チックス社製、ジュラネックス600FP) a−6:アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重
合体(ABS樹脂)(ダイセル化学社製、セビアンDP61
1) [ヒドラジド類](大塚化学社製) b−1:アジピン酸ジヒドラジド b−2:セバシン酸ジヒドラジド b−3:イソフタル酸ジヒドラジド b−4:アクリルアミド−アクリルヒドラジド共重合体 (2)フィルム成形 プラストミル押出機(D=20mm、東洋精機(株)
製)にTダイ(幅150mm)をセットし、上記熱可塑
性樹脂組成物をフィルム成形した。成形条件は樹脂の種
類に応じて、シリンダー温度を樹脂の融点又は軟化点よ
り10〜30℃高めに設定し、スクリュー回転数50r
pm、吐出量2kg/Hr、チルロール温度60℃で行
った。
【0030】(3)ホルムアルデヒド残存量の評価方法 容量100mlの容器に、ポリオキシメチレンの棒状成
形体(2×2×50mm)20本と、ヒドラジドを含有
している熱可塑性樹脂フィルム(100×50×0.1
mm)とを共存させて、密栓し、60℃で24時間放置
した後、開栓後容器内の雰囲気の臭いをかぎ、ホルムア
ルデヒド臭の程度を以下の5段階にランク付けして評価
した。
形体(2×2×50mm)20本と、ヒドラジドを含有
している熱可塑性樹脂フィルム(100×50×0.1
mm)とを共存させて、密栓し、60℃で24時間放置
した後、開栓後容器内の雰囲気の臭いをかぎ、ホルムア
ルデヒド臭の程度を以下の5段階にランク付けして評価
した。
【0031】 A:全くホルムアルデヒド臭がない B:極僅かにホルムアルデヒド臭の刺激がある C:僅かにホルムアルデヒド臭の刺激がある D:少しホルムアルデヒド臭の刺激がある E:かなりホルムアルデヒド臭の刺激がある (4)熱可塑性樹脂組成物をフィルム成形後、フィルム
表面からのヒドラジドの滲出の程度を目視し、滲出の程
度を以下の5段階にランク付けして評価した。
表面からのヒドラジドの滲出の程度を目視し、滲出の程
度を以下の5段階にランク付けして評価した。
【0032】 A:全く滲出しない B:極僅かに滲出する C:僅かに滲出する D:少し滲出する E:かなり滲出する 実施例1〜8 容器に、ポリオキシメチレンの成形体と、表1および表
2に示す割合でヒドラジドを含有している各種熱可塑性
樹脂フィルムとを共存させて、密栓し、放置した後、開
栓後容器内の雰囲気のホルムアルデヒド臭の程度、およ
び、熱可塑性樹脂フィルム表面からのヒドラジドの滲出
の程度を評価した。表1および表2に結果を示す。
2に示す割合でヒドラジドを含有している各種熱可塑性
樹脂フィルムとを共存させて、密栓し、放置した後、開
栓後容器内の雰囲気のホルムアルデヒド臭の程度、およ
び、熱可塑性樹脂フィルム表面からのヒドラジドの滲出
の程度を評価した。表1および表2に結果を示す。
【0033】比較例1〜3 容器にポリオキシメチレンの成形体のみを入れた場合、
または、容器にポリオキシメチレンの成形体とヒドラジ
ドを含有していない熱可塑性樹脂フィルムとを共存させ
た場合のホルムアルデヒド臭の程度及びヒドラジドの滲
出の程度を評価したところ表2に示す結果を得た。
または、容器にポリオキシメチレンの成形体とヒドラジ
ドを含有していない熱可塑性樹脂フィルムとを共存させ
た場合のホルムアルデヒド臭の程度及びヒドラジドの滲
出の程度を評価したところ表2に示す結果を得た。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】 表1及び表2より、比較例に比べて、実施例のほうがホ
ルムアルデヒド臭及びヒドラジドの滲出の程度が少な
い。
ルムアルデヒド臭及びヒドラジドの滲出の程度が少な
い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 27/02 KHH C08L 27/02 KHH 29/14 LHA 29/14 LHA 101/00 101/00
Claims (8)
- 【請求項1】 アルデヒドを生成する樹脂を梱包するた
めの梱包材であって、(A)熱可塑性樹脂と、(B)ヒ
ドラジノ基又はヒドラゾノ基を有する化合物とを含む熱
可塑性樹脂組成物で形成された梱包材。 - 【請求項2】 アルデヒドを生成する樹脂が、ポリオキ
シメチレン系樹脂、ポリビニルアセタール、フェノール
樹脂、アミノアルデヒド系樹脂から選択された少なくと
も一種である請求項1記載の梱包材。 - 【請求項3】 アルデヒドを生成する樹脂が熱可塑性樹
脂である請求項1記載の梱包材。 - 【請求項4】 熱可塑性樹脂(A)がフィルム成形能を
有する樹脂である請求項1記載の梱包材。 - 【請求項5】 熱可塑性樹脂(A)が、オレフィン系樹
脂、ハロゲン含有ビニル系樹脂、スチレン系樹脂、エス
テル系樹脂、アミド系樹脂、ウレタン系樹脂から選択さ
れた少なくとも一種である請求項1又は4記載の梱包
材。 - 【請求項6】 化合物(B)が、アルキルヒドラジン
類、アリールヒドラジン類、ヒドラジド類、ヒドラゾン
類から選ばれた少なくとも一種である請求項1記載の梱
包材。 - 【請求項7】 化合物(B)の含有量が、ヒドラジノ基
又はヒドラゾノ基1個当たりの重量に換算して、熱可塑
性樹脂(A)100重量部に対して、0.005〜2.
5重量部である請求項1記載の梱包材。 - 【請求項8】 アルデヒドを生成する樹脂ペレット又は
その成形体を梱包材に収容する、請求項1記載の梱包材
の使用方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20033896A JPH1036524A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 梱包材及びその使用方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20033896A JPH1036524A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 梱包材及びその使用方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1036524A true JPH1036524A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16422637
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20033896A Pending JPH1036524A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 梱包材及びその使用方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1036524A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005033200A1 (ja) | 2003-10-01 | 2005-04-14 | Polyplastics Co., Ltd. | ポリアセタール樹脂組成物 |
| EP1674515A1 (en) | 2004-12-27 | 2006-06-28 | Bayer MaterialScience AG | Polyurethane molded article and production method thereof |
| US7235592B2 (en) | 2004-10-12 | 2007-06-26 | Zimmer Gmbh | PVA hydrogel |
| JP2007177255A (ja) * | 2007-03-29 | 2007-07-12 | Sumika Bayer Urethane Kk | ポリウレタン成形品およびその製造方法 |
| JP2010125401A (ja) * | 2008-11-28 | 2010-06-10 | Toyobo Co Ltd | アルデヒド除去材 |
| JP2011510145A (ja) * | 2008-01-22 | 2011-03-31 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | 被覆ポリオキシメチレン |
| WO2013012011A1 (ja) * | 2011-07-20 | 2013-01-24 | ウィンテックポリマー株式会社 | 樹脂成形体及び自動車内装部品 |
| CN108148192A (zh) * | 2016-12-06 | 2018-06-12 | 科思创聚合物(中国)有限公司 | 低气味聚醚多元醇及其制备方法 |
-
1996
- 1996-07-30 JP JP20033896A patent/JPH1036524A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005033200A1 (ja) | 2003-10-01 | 2005-04-14 | Polyplastics Co., Ltd. | ポリアセタール樹脂組成物 |
| JP5283822B2 (ja) * | 2003-10-01 | 2013-09-04 | ポリプラスチックス株式会社 | ポリアセタール樹脂組成物 |
| US7235592B2 (en) | 2004-10-12 | 2007-06-26 | Zimmer Gmbh | PVA hydrogel |
| EP1674515A1 (en) | 2004-12-27 | 2006-06-28 | Bayer MaterialScience AG | Polyurethane molded article and production method thereof |
| JP2007177255A (ja) * | 2007-03-29 | 2007-07-12 | Sumika Bayer Urethane Kk | ポリウレタン成形品およびその製造方法 |
| JP2011510145A (ja) * | 2008-01-22 | 2011-03-31 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | 被覆ポリオキシメチレン |
| JP2010125401A (ja) * | 2008-11-28 | 2010-06-10 | Toyobo Co Ltd | アルデヒド除去材 |
| WO2013012011A1 (ja) * | 2011-07-20 | 2013-01-24 | ウィンテックポリマー株式会社 | 樹脂成形体及び自動車内装部品 |
| JPWO2013012011A1 (ja) * | 2011-07-20 | 2015-02-23 | ウィンテックポリマー株式会社 | 樹脂成形体及び自動車内装部品 |
| CN108148192A (zh) * | 2016-12-06 | 2018-06-12 | 科思创聚合物(中国)有限公司 | 低气味聚醚多元醇及其制备方法 |
| WO2018104227A1 (en) * | 2016-12-06 | 2018-06-14 | Covestro Deutschland Ag | Low odor polyether polyol and preparation thereof |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| TW209850B (ja) | ||
| JP5388584B2 (ja) | ギ酸メチルをベースとする発泡剤を用いて製造される膨張・押出ポリオレフィンフォーム | |
| JP3512519B2 (ja) | 高熱伝導性樹脂組成物及びそのフィルム | |
| JP2821351B2 (ja) | 気泡体として成形される熱可塑性プラスチックの造核剤としてポリテトラフルオロエチレン樹脂を使用する方法 | |
| JPH1036524A (ja) | 梱包材及びその使用方法 | |
| JP2013528248A (ja) | 向上した熱特性を示す発泡品 | |
| JP4990438B2 (ja) | 発泡性プロピレン重合体ビーズの製造方法 | |
| JP6976562B2 (ja) | 再生樹脂組成物、再生材、再生方法 | |
| JPS6245256B2 (ja) | ||
| EP0874009B1 (en) | Processes for the preparation of a modified polypropylene resin and a foam made thereof | |
| JP2016089143A (ja) | 改質ポリプロピレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂発泡シート、発泡樹脂製容器、及び、改質ポリプロピレン系樹脂の製造方法 | |
| JP2000034417A (ja) | 消臭性樹脂組成物および消臭性樹脂成形品 | |
| JP2004331207A (ja) | 多層包装体 | |
| JPS6147167B2 (ja) | ||
| JPH05202232A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
| JP6168808B2 (ja) | ポリビニルアルコール系樹脂組成物を用いたフィルム、およびその樹脂組成物の製造方法 | |
| JPH07299857A (ja) | 易引裂き性フィルムおよびその製造方法 | |
| JP2001031768A (ja) | 酸素バリア性ポリマー | |
| JP2013112794A (ja) | エチレン系重合体組成物 | |
| JP2003012843A (ja) | ポリスチレン系樹脂発泡体およびその製造方法 | |
| JP2001011228A (ja) | 発泡体および発泡体の製造方法 | |
| WO2016067814A1 (ja) | 改質ポリプロピレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂発泡シート、発泡樹脂製容器、及び、改質ポリプロピレン系樹脂の製造方法 | |
| JP3180922B2 (ja) | 酸素バリヤー性フィルム及び酸素バリヤー性包装材料 | |
| TW202003645A (zh) | 聚合性組成物之再處理技術 | |
| JP4689000B2 (ja) | ポリビニルアルコール系成形体 |