JPH1036615A - 吸液性樹脂組成物及び該組成物を用いた材料 - Google Patents

吸液性樹脂組成物及び該組成物を用いた材料

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JPH1036615A
JPH1036615A JP8197600A JP19760096A JPH1036615A JP H1036615 A JPH1036615 A JP H1036615A JP 8197600 A JP8197600 A JP 8197600A JP 19760096 A JP19760096 A JP 19760096A JP H1036615 A JPH1036615 A JP H1036615A
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liquid
absorbent
absorbing
water
resin composition
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JP8197600A
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Akira Hashimoto
昭 橋本
Tetsuhiko Yamaguchi
哲彦 山口
Hirotaka Takoshi
宏孝 田越
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Showa Denko KK
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4401Optical cables
    • G02B6/4429Means specially adapted for strengthening or protecting the cables
    • G02B6/44382Means specially adapted for strengthening or protecting the cables the means comprising hydrogen absorbing materials

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバーケーブル等の通信ケーブルや電
力ケーブル内に水溶液が侵入した際、ケーブルの長手方
向と内部方向へ水溶液が走水することを効果的に防止す
ることができる吸液性樹脂組成物及び吸液性シート、吸
液性フィルム及び吸液性ヤーンを提供する。 【解決手段】 一般式〔1〕 【化1】 [式中R1 、R2 は互いに独立して水素またはメチル基
を表すか、R1 とR2 とが結合し炭素数が3〜4のアル
キレン基を表す。]で表されるN−ビニルカルボン酸ア
ミドを主成分とする単量体から得られるN−ビニルカル
ボン酸アミド系吸液性樹脂粉末100重量部と、合成樹
脂叉は合成ゴムからなる接着性樹脂10〜100重量部
と、有機溶剤と、必要に応じてさらにアニオン系叉はノ
ニオン系界面活性剤0.1〜5重量部を加えてなる吸液
性樹脂組成物および該組成物を合成繊維からなる織布も
しくは不織布の少なくとも片面に、乾燥付着量10〜2
00g/m2 の範囲となるように塗装もしくは含浸させ
てなる吸液性シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸液性樹脂組成物
およびそれを用いたテープ、フィルム及びヤーン並び
に、光ファイバーケーブル等の通信ケーブルや電力ケー
ブル内に水溶液が侵入した際にケーブルの長手方向と内
部方向へ水溶液が走水するのを防止するためにそれらの
材料を実装したケーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、外部の環境の下で、風雨や海
水に晒される光ファイバーケーブル等の通信ケーブルや
電力ケーブル内に侵入してくる水の走水を防止するた
め、各種のケーブル用止水材が使用されている。それら
の中で、近年吸水性材料からなる防水型ケーブルがコス
トが安く、メンテナンスフリーであり、ケーブル製造、
接続作業性が良好なことから注目され、広く普及しつつ
ある。
【0003】防水型ケーブルに使用されるている止水材
としては、吸水性押さえ巻きテープ、吸水性テープ、吸
水性ヤーン等様々なものが使用され、また、それぞれ種
々の形態のものが考案されている。例えば、吸水性押さ
え巻きテープとしては、1)2枚のポリエステル長繊維
不織布シート間に吸水性樹脂粉末を介在せしめて一体化
したサンドイッチタイプのテープ(実開昭59−479
14号公報)、2)ポリエステル長繊維不織布シートの
片面または両面に粉末状あるいは粒状の吸水性樹脂と樹
脂バインダーとを混合した塗料を塗布した塗布タイプの
テープ(実開昭61−129228号公報)等が考案、
実用化されている。また、吸水性テープとしては、例え
ば20〜50μm厚のポリエステルテープの両面に吸水
性樹脂と樹脂バインダーからなる塗料を塗布したテープ
が実用化されている。さらに、吸水性ヤーンとしては、
1)吸水性アクリル系短繊維よりなる紡績糸、2)プラ
スチック紐等に吸水性樹脂粉末と樹脂バインダーを塗布
したヤーン(特開昭60−150506号公報)、3)
スリット加工またはスプリット加工したプラスチックヤ
ーンの周囲に吸水性樹脂粉末と樹脂バインダーを付着さ
せたヤーン(特開昭62−259305号公報)等が考
案、実用化されている。
【0004】従来よりこれら止水材に使用できるとされ
てきた吸水性樹脂は、ポリアクリル酸(塩)系吸水剤、
でんぷん/アクリル酸塩グラフト系吸水剤、でんぷん/
アクリロニトリルグラフトケン化物系吸水剤、多糖類/
アクリル酸塩グラフト系吸水剤、カルボキシメチルセル
ロース系吸水剤、アクリルアミド/アクリル酸塩共重合
体系吸水剤等様々なものがあるが、これらの吸水剤は塩
濃度の低い水道水等は比較的よく吸水するため充分な止
水効果を発揮するが、塩濃度の高い海水等はほとんど吸
水することができないため、ケーブル内に海水等が侵入
した際に止水が実質的にできないという問題がある。こ
の問題の解決方法として、特開平1−240547号公
報にはイソブチレン/無水マレイン酸塩共重合体系吸水
剤やスルホアルキル(メタ)アクリレート/(メタ)ア
クリル酸系吸水剤の使用が考案されている。これらの吸
水剤は、従来の吸水剤と比較すると比較的耐塩性が高
く、海水等の塩濃度の高い水溶液であっても、自重の2
0〜30倍を吸水することができるとされている。しか
し、これらの吸水剤でも充分な吸水能力があるとは言い
難い。また、変性ポリアルキレンオキサイド系吸水剤、
ビニルアルコール系吸水剤等の非イオン系単量体単位を
主体とした吸水剤も比較的耐塩性が高いが、これらの吸
水剤も吸水能力が不充分である。更に、光ファイバーケ
ーブルを付設するにおいて、既設の下水溝を利用するこ
とも考えられている。その様な場合、塩水のみならず、
洗剤等の界面活性剤や油分を含む下水に対する吸液性も
求められる。しかし、このような下水をも効果的に吸液
できる吸水材料は、開発されていないのが現状である。
【0005】また、ケーブル用止水材に使用される吸水
剤は耐熱性、光安定性、耐微生物分解性も要求される。
前記に例示した従来の吸水剤は全て耐熱性や光安定性が
低く、特に吸水した状態で加熱したり、光があたると容
易に吸水剤の分解が起こり、吸水能力(止水効果)が大
幅に低下するという欠点がある。通信用ケーブルや電力
ケーブルは世界中のあらゆる環境の場所に設置されるも
のであるが、上記の様に耐熱性が低いと当然設置場所も
気温が温和な地域に限られてしまい、砂漠等の気温の高
い地域には設置できないという問題がある。また、光フ
ァイバーケーブル用の止水材として使用する場合には、
接合部においては常に止水材に光が当たるため光安定性
が高いことは必須条件である。さらに、従来の吸水剤の
うち、でんぷん系、セルロース系、多糖類系、ビニルア
ルコール系は微生物により分解されて水素ガスが発生
し、この水素ガスは光ファイバー心線内部に拡散し、水
素の吸収損失およびこの水素と光ファイバー内のドーパ
ントが結びついて形成されるOH基による吸収損失が生
じ、伝送特性を著しく劣化させる。この様に、ケーブル
用止水材の原料として使用されてきた従来の吸水剤は種
々の欠点があり、ケーブル用止水材用としては不充分な
性能であるという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、海水等の塩
濃度の高い水溶液がケーブル内に侵入してきても高度に
吸水、膨潤して止水効果を発揮し、かつ、耐熱性、耐光
安定性、耐微生物分解性に優れた吸液性樹脂組成物の開
発、およびそれを用いた、シート、フィルム、もしくは
ヤーンの開発を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、鋭意検討を行った結果。特定の組成を有する吸液性
樹脂組成物およびそれを用いた吸液性材料が好適である
ことを見いだし、本発明に至った。即ち、一般式〔1〕
【化3】 [式中R1 、R2 は互いに独立して水素またはメチル基
を表すか、R1 とR2 とが結合し炭素数3〜4のアルキ
レン基を表す。]で表されるN−ビニルカルボン酸アミ
ドを主成分とする単量体から得られるN−ビニルカルボ
ン酸アミド系吸液性樹脂粉末100重量部と、合成樹脂
叉は合成ゴムからなる接着性樹脂10〜100重量部
と、有機溶剤と、必要に応じてさらにアニオン系叉はノ
ニオン系界面活性剤0.1〜5重量部を加えてなる吸液
性樹脂組成物であり、また、該組成物を合成繊維からな
る織布もしくは不織布の少なくとも片面に、乾燥付着量
10〜200g/m2 の範囲となるように塗装もしくは
含浸させてなる吸液性シート、或いは、該組成物を合成
樹脂フィルムの少なくとも片面に、乾燥付着量10〜2
00g/m2 の範囲となるように塗装もしくは含浸させ
て成る吸液性フィルム、或いは、合成フィルムまたは合
成繊維の長繊維からなるヤーン状物に、上記の吸液性樹
脂組成物を、乾燥付着量0.1〜10g/m2 の範囲と
なるように塗装もしくは含浸させて成る吸液性ヤーンで
あり、また、それらのうち、少なくとも1つを実装して
なるケーブルである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。本
発明の吸液性樹脂組成物は、N−ビニルカルボン酸アミ
ド系吸液樹脂粉末を用いる。本吸液性樹脂粉末は、海水
等の高濃度塩溶液や、酸性水、アルカリ性水、アルコー
ル水溶液等幅広い範囲の水溶液を吸液する事ができ、ま
た、耐熱性、耐光性にも優れる材料であるとともに、微
生物による分解も無いという優れた特徴を有する。N−
ビニルカルボン酸アミド系吸液樹脂粉末は、上記一般式
(1)で表されるN−ビニルカルボン酸アミドと必要に
応じてN−ビニルカルボン酸アミドと共重合可能な他の
単量体とを架橋性単量体の存在下でラジカル重合うるこ
とによって製造することができる。
【0009】本発明で用いられるN−ビニルカルボン酸
アミドとしては、N−ビニルアセトアミド、N−メチル
−N−ビニルアセトアミド、N−ビニルホルムアミド、
N−メチル−N−ビニルホルムアミド、N−ビニルピロ
リドン等が挙げられ、この中で特にN−ビニルアセトア
ミドが好ましい。
【0010】これらN−ビニルカルボン酸アミドと共重
合可能な単量体としては、(メタ)アクリル酸およびそ
のナトリム、カリウム、リチウム、アンモニウム等の
塩、そのメチルエステル、エチルエステル、プロピルエ
ステル、ブチルエステル等のアルキルエステル、ヒドロ
キシエチルエステル、ヒドロキシプロピルエステル等の
ヒドロキシアルキルエステル、そのジメチルアミノメチ
ルエステル、ジメチルアミノエチルエステル等の低級ア
ルキルアミノ基で置換されたアルキルエステル、そのト
リメチルアンモニオエチルエステルハライド、トリメチ
ルアンモニオプロピルエステルハライド等の第4級アン
モニウム基で置換された低級アルキルエステル、そのス
ルフォメチルエステル、スルフォエチルエステル、直鎖
または分岐したスルフォプロピルエステル、スルフォブ
チルエステルおよびそれらのナトリム、カリウム、リチ
ウム、アンモニウム等の塩等のアルキルスルフォン酸ま
たはその塩で置換されたエステル、(メタ)アクリルア
ミド、そのメチルアミド、エチルアミド、直鎖または分
岐したプロピルアミド、ブチルアミド等のアルキル基で
置換されたアルキルアミド、そのジメチルアミノメチル
アミド、ジメチルエチルアミド、ジメチルプロピルアミ
ド等のアルキルアミノ基で置換されたアミド、そのトリ
メチルアンモニオエチルアミドハライド、トリメチルア
ンモニウオプロピルアミドハライド等の第4級アンモニ
ウム基で置換されたアルキルアミド、そのスルフォメチ
ルアミド、スルフォエチルアミド、直鎖または分岐した
スルフォプロピルアミド、スルフォブチルアミドおよび
それらのナトリム、カリウム、リチウム、アンモニウム
等の塩等のアルキルスルフォン酸またはその塩で置換さ
れたアミド、(メタ)アクリロニトリル、メチルビニル
エーテル、エチルビニルエーテル等のビニルエーテル、
メチルビニルケトン、エチルビニルケトン等のビニルケ
トン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等の低級カルボ
ン酸ビニル、アリルスルフォン酸およびそのナトリム、
カリウム、リチウム、アンモニウム等の塩、マレイン
酸、フマール酸、イタコン酸、およびそれらのナトリ
ム、カリウム、リチウム、アンモニウム等の塩、ビニル
スルフォン酸およびナトリム、カリウム、リチウム、ア
ンモニウム等のなど様々なものが挙げられるが、例示し
た以外の単量体を共重合することも、もちろん可能であ
る。これらの中で、比較的安価で入手性がよい単量体
で、また塩濃度の高い水溶液でも高度に吸液できるN−
ビニルカルボン酸アミド系吸液剤を得るためには、(メ
タ)アクリル酸ヒドロキシアルキルエステル、(メタ)
アクリル酸(塩)、2−アクリルアミド−2−メチルプ
ロパンスルホン酸(塩)、ビニルスルホン酸(塩)、マ
レイン酸(塩)、イタコン酸(塩)等が特に好ましい。
また、これらの単量体は2種類以上を同時に用いること
が可能であることは言うまでもない。
【0011】N−ビニルカルボン酸アミドと該N−ビニ
ルカルボン酸アミドと共重合可能な単量体との比率は重
量比で100:0〜50:50が好ましく、これより共
重合可能な単量体の比率が高いと、塩濃度の高い水溶液
の吸液能力(倍率)が低下したり、耐熱性、耐光安定性
等が低下したりするため好ましくない。
【0012】本発明に使用するN−ビニルカルボン酸ア
ミド系吸液樹脂粉末は、充分な止水効果を発揮するため
何らかの方法で架橋(不溶化)されていなければならな
い。架橋方法としては、前記単量体(の混合物)にさら
に1分子内に重合性の不飽和基を2個以上有する化合物
および/またはN−ビニルカルボン酸アミドと共重合可
能な他の単量体中の官能基と反応して化学結合を生成し
得る化合物(これらを架橋剤という)を添加し、単量体
の重合と共に架橋する方法が用いられる。
【0013】この架橋する際に使用する1分子内に重合
性不飽和基を2個以上有する架橋剤としては、テトラア
リルオキシエタン、ペンタエリスリトールテトラアリル
エーテル、ペンタエリスリトールトリアリルエーテル、
ペンタエリスリトールジアリルエーテル、トリメチロー
ルプロパントリアリルエーテル、トリメチロールプロパ
ンジアリルエーテル、エチレングリコールジアリルエー
テル、ジエチレングリコールジアリルエーテル、トリエ
チレングリコールジアリルエーテル、ジアリルエーテ
ル、単糖類、二糖類、多糖類、セルロースなどの水酸基
を1分子内に2個以上有する化合物から誘導されるポリ
アリルエーテル、ピロメリット酸テトラアリル、トリメ
リット酸トリアリル、クエン酸トリアリル、シュウ酸ジ
アリル、コハク酸ジアリル、アジピン酸ジアリル、マレ
イン酸ジアリル、フマル酸ジアリル、テレフタル酸ジア
リル、イソフタル酸ジアリル、フタル酸ジアリル、1分
子中にカルボキシル基を2個以上有する化合物から誘導
されるポリアリルエステル、ジアリルアミン、トリアリ
ルイソシアヌレート、トリアリルシアヌレートなどの1
分子内にアリル基を2個以上有する化合物、シュウ酸ジ
ビニル、マロン酸ジビニル、コハク酸ジビニル、グルタ
ル酸ジビニル、アジピン酸ジビニル、ピメリン酸ジビニ
ル、マレイン酸ジビニル、フマル酸ジビニル、クエン酸
トリビニル、トリメリット酸トリビニル、ピロメリット
酸テトラビニルなどの1分子内にビニルエステル構造を
2個以上有する化合物、N,N’−ブチレンビス(N−
ビニルアセトミド)、N,N’−ジアセチル−N,N’
−ジビニル−1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサン
などのビス(N−ビニルカルボン酸アミド)化合物、
N,N' −メチレンビスアクリルアミド、エチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メ
タ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)
アクリレート等の、複数個のアクリルアミド構造や(メ
タ)アクリル基を有する化合物、ジビニルベンゼン、ジ
ビニルエーテル、(メタ)アクリル酸アリル等の、1分
子中に不飽和基を2個以上有する化合物などあらゆる公
知の架橋剤が使用可能である。また、これらの架橋剤は
一種または二種以上用いることもできる。
【0014】他の架橋方法としては、未架橋である架橋
物前駆重合体をあらかじめ製造し、これを重合体中の官
能基と反応して化学結合を形成させる方法、放射線、過
酸化物等で架橋する方法など様々な方法などが挙げられ
る。
【0015】単量体中および重合体中の官能基(例え
ば、水酸基、カルボキシル基等)と反応して化学結合を
生成し得る架橋剤としては、その官能基に応じて、ポリ
グリシジルエーテル、ポリイソシアネート、ポリアミ
ン、ポリオール、ポリカルボン酸などが挙げられる。こ
れらの架橋剤の使用量は、通常全単量体を基準として、
単量体:架橋剤の比が重量比で90:10〜99.99
9:0.001の範囲である。
【0016】以上のような方法によって得られる吸液樹
脂を粉砕することにより、吸液性樹脂粉末を得ることが
できる。吸液性樹脂粉末は、一般に10〜1000μm
の粒径のものが用いられる。また、本発明の吸液性樹脂
組成物に用いられる接着性樹脂は、上記吸液性樹脂粉末
の脱落を防止して該吸水性樹脂粉末を各種基材へ密着さ
せる働きをする。接着性樹脂の具体例としては、例え
ば、アクリル系接着性樹脂,ウレタン系接着性樹脂,エ
チレン−アクリル酸共重合体やエチレン−酢酸ビニル共
重合体等のエチレン系接着性樹脂,ポリアミド系接着性
樹脂,ポリイソプレンゴム,ブチルゴム,エチレン−プ
ロピレンゴム,アクリルゴム等が挙げられる。ここで用
いられる接着性樹脂は、非ハロゲン系樹脂であることが
望ましい。これらの接着剤は、2種以上を同時に用いる
ことも可能である。接着性樹脂の配合量は、N−ビニル
カルボン酸アミド系吸液樹脂粉末100重量部に対し
て、10〜100重量部の範囲である。100重量部を
越えては、吸液性樹脂粉末の吸液性を損なうので好まし
くなく。逆に10重量部を下回っては、吸液性樹脂粉末
と基材との接着が不十分となるために好ましくない。
【0017】本発明の樹脂組成物には、さらに必要に応
じてアニオン系またはノニオン系の界面活性剤を加えて
使用することができる。界面活性剤を使用することによ
り、得られる樹脂組成物の吸液性を更に促進することが
期待できる。ここで用いられるアニオン系界面活性剤と
しては、例えば、脂肪酸石鹸,直鎖アルキルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム,α−オレフィンスルフォネート,
アルコールサルフェート,ポリオキシエチレンアルキル
エーテルサルフェート,ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテルサルフェート,アルキルメチルタウライ
ド,ジアルキルスルホサクシネート等が挙げられる。ノ
ニオン系界面活性剤としては、例えば、ポリエーテル系
界面活性剤,アルキルフェノール系界面活性剤,ポリエ
ステル系界面活性剤,ソルビタンエステルエーテル系界
面活性剤,アルキルアミン系界面活性剤,ポリオキシエ
チレン・ポリオキシプロピレンブロック共重合体系界面
活性剤等が挙げられる。これらの界面活性剤は、2種以
上を同時に用いることも可能である。界面活性剤の使用
量は、N−ビニルカルボン酸アミド系吸液樹脂粉末10
0重量部に対して、0.1〜5重量部の範囲が適当であ
る。0.1重量部未満では、添加効果が期待できず、5
重量部を越えてはもはや吸液性促進効果の向上が望めな
い。
【0018】本発明の吸液性樹脂組成物に用いられる有
機溶剤は、前記の接着性樹脂を溶解し得るものであっ
て、N−ビニルカルボン酸アミド系吸液樹脂粉末に吸収
されないものであれば、いずれの有機溶剤を使用しても
よい。そのような有機溶剤として特に好適なものを例示
するならば、アセトン,メチルエチルケトン,メチルイ
ソブチルケトン,トルエン,キシレン,酢酸エチル,ジ
オキサン,テトラヒドロフラン,ヘキサン,シクロヘキ
サン等を挙げることができる。これらは、単独または混
合して使用することができる。
【0019】以上に述べた吸液性樹脂組成物には、更
に、吸液性を高める目的で必要に応じて無機充填剤を加
えて用いることも可能である。そのような無機充填剤を
例示するならば、炭酸カルシウム,水酸化アルミニウ
ム,水酸化マグネシウム,亜鉛華,クレー,タルク,シ
リカ,含水珪酸カルシウム,含水珪酸アルミニウム等が
挙げられる。これらの無機充填材を混合する際の使用量
は、一般に、N−ビニルカルボン酸アミド系吸液樹脂粉
末100重量部に対して、5〜200重量部の範囲であ
る。
【0020】本発明の吸液性樹脂組成物は、更に必要に
応じて、合成繊維やセラミックス繊維などの短繊維、カ
ーボン、黒鉛、金属粉末などの導電性物質、1,2,3
−ベンゾトリアゾールなどの防錆剤、水酸化アルミニウ
ム、ポリりん酸アンモニウムなどの難燃剤、バインダー
を架橋(加硫)するための架橋(加硫)剤および架橋
(加硫)助剤、各種の老化防止剤、バインダーの水濡れ
性を改良するための湿潤剤など様々な添加剤を加えて使
用することも可能である。以上の様にして製造される本
発明の吸液性樹脂組成物は、吸液性シート、吸液性フィ
ルム或いは吸液性ヤーン等の種々の形態の材料、特に止
水性材料(止水材)に加工することができる。
【0021】本発明の吸液性シートは、合成繊維からな
る織布や不織布(以下基布と略称する)の片面若しくは
両面に、前記の吸液性樹脂組成物を塗布、含浸させるこ
とによって得ることができる。ここで用いられる基布
は、ケーブル製造工程における巻き付け時の張力に耐え
得る程度の強度を有し、且つ微生物による分解を受けな
いものが用いられる。具体的には、例えば、ポリエステ
ル繊維,ナイロン繊維,アクリル繊維,ポリプロピレン
繊維等のポリオレフィン系繊維等から製造された織布或
いは不織布が挙げられる。不織布の厚さは、一般的に2
0〜500μmのものが用いられる。
【0022】本発明の吸液性フィルムは、合成樹脂フィ
ルムの片面若しくは両面に、前記の吸液性樹脂組成物を
含浸もしくは塗布させることによって得ることができ
る。ここで用いられる合成樹脂フィルムは、ケーブル製
造工程におけるロッド溝挿入時の張力に耐え得る程度の
強度を有し、且つ微生物による分解を受けないものが用
いられる。具体的には、例えば、ポリプロピレンフィル
ムやポリエチレンフィルム等のポリオレフィン系フィル
ム,ポリエステルフィルム,ナイロンフィルム,ポリカ
ーボネートフィルム,ポリブテンフィルム等が挙げられ
る。これらの合成樹脂フィルムの厚さは、一般的に20
〜200μmのものが用いられる。以上に述べた吸液性
シートおよび吸液性フィルムは、更に、引っ張り強度等
の機会的強度を増すために直接あるいは接着層を介して
片面もしくは両面に、他の材料を積層して多層構造物と
することができる。そのような他の材料としては、ポリ
エステル,ポリアミド,ポリプロピレンやポリエチレン
等のポリオレフィン樹脂からなる、フィルム、不織布、
クロス等が挙げられる。
【0023】本発明の吸液性ヤーンは、合成繊維の長繊
維もしくはプラスチックヤーン(以下基材ヤーンと略称
する)の全面に、前記の吸液性樹脂組成物を塗布、含浸
させることによって得ることができる。ここで用いられ
る基材ヤーンは、ケーブル製造工程におけるロッド溝挿
入時の張力に耐え得る程度の強度を有し、且つ微生物に
よる分解を受けないものが用いられる。具体的には、例
えば、ポリプロピレン等のポリオレフィン長繊維,ポリ
エステル長繊維,ナイロン長繊維等の合成樹脂長繊維
や、ポリプロピレンやポリエチレン等のポリオレフィン
フィルム,ポリエステルフィルム,ナイロンフィルム等
を切割して得られるプラスチックヤーン等が挙げられ
る。基材ヤーンの太さは、一般的に1000〜5000
0デニールのものが用いられる。
【0024】以上に述べた吸液性シート、吸液性フィル
ム及び吸液性ヤーンにおける、前記吸液性樹脂組成物の
乾燥付着量は、吸液性シートが10〜200g/m2
吸液性フィルムが10〜200g/m2 、吸液性ヤーン
が0.1〜10g/m2 の範囲である。この付着量より
少なくては、効果的な止水効果を得ることができず、こ
れより多い場合は、各材料がケーブル製造工程で用いる
には硬くなり過ぎる上、経済的で無くなる。
【0025】本発明の各種吸液性材料は、耐熱性、耐光
性に優れるだけでなく、ハロゲン化合物を含まず、微生
物による分解もないため、光ファイバーケーブル等に使
用した場合も、長期間に渡る信頼性を保持することがで
きる。また、本発明による各種吸液材料は、蒸留水、水
道水はもちろん、アルカリ性水、酸性水、海水等のほ
か、界面活性剤や油分等を含む下水等も吸液して膨潤す
るため、ケーブル用止水材として用いた場合、優れた止
水能力を発揮することができる。
【0026】図1に本発明の吸液性材料を用いた防水型
光ファイバーケーブルの断面構造の一例を示す。構造的
には中心部にFRP抗張体3を有するとともに周囲に長
手方向に亘って複数の溝4が形成されているポリエチレ
ン製溝付ロッド2の周面上に吸液性シート6が巻きつけ
られ、その上にポリエチレン製外被1が順次設けられた
ものであり、溝付ロッド2の溝4内には光ファイバーテ
ープ心線5および吸液性フィルム7が共に収納されてい
る。また、光ファイバーテープ心線が収納されていない
空溝には吸液性ヤーン8が収納されている。上述したよ
うな構造を有するケーブルにおいて、外被1が劣化、あ
るいは何らかの事故により破損し、破損箇所から水がケ
ーブル内に侵入してくると、ケーブルの特定部分に配置
されている吸液性シート6、吸液性フィルム7および吸
液性ヤーン8が水を吸水することによって膨張し、その
侵入箇所付近のみで止水してケーブル内の特に長手方向
に走水することが防止され、ケーブルの水による事故が
未然に防止できる。本発明の各種吸液性材料は、光ファ
イバーケーブルのみならず、あらゆる構造の通信ケーブ
ル叉は電力ケーブルに使用することが可能である。
【0027】
【実施例】以下、実施例、参考例及び比較例によって本
発明を更に詳しく説明するが、本発明の技術的範囲は、
以下の記載によって限定されるものではない。
【0028】[参考例] (N−ビニルカルボン酸アミド系吸液性樹脂粉末の製造
例A)30℃に保った浴中、窒素の導入管と温度計、排
気管を備えた三つ口の1Lセパラブルフラスコ中でN−
ビニルアセトアミド250g、テトラアリルオキシエタ
ン600mgを脱イオン水745gに溶解し、0.5L
/分で系内に窒素を約1時間導入して脱気した。その
後、脱気水5mLに溶解した2,2’−アゾビス(2−
アミジノプロパン)二塩酸塩75mgを加え、断熱系で
12時間静置した。得られたゲルをミンサーで裁断して
50℃で12時間真空乾燥し、篩分して粒径50〜10
0μmの吸液性樹脂粉末Aを得た。
【0029】(N−ビニルカルボン酸アミド系吸液性樹
脂粉末の製造例B)30℃に保った浴中、窒素の導入管
と温度計、排気管を備えた三つ口の1Lセパラブルフラ
スコ中でN−ビニルアセトアミド175g、28.5%
のアクリル酸ナトリウム水溶液263g、テトラアリル
オキシエタン300mg、N,N−メチレンビスアクリ
ルアミド200mgを脱イオン水560gに溶解し、
0.5L/分で系内に窒素を約1時間導入して脱気し
た。その後、脱気水5mLに溶解した2,2’−アゾビ
ス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩75mgを加え、
断熱系で12時間静置した。得られたゲルをミンサーで
裁断して50℃で12時間真空乾燥し、篩分して粒径1
00〜200μmの吸液性樹脂粉末Bを得た。
【0030】(N−ビニルカルボン酸アミド系吸液性樹
脂粉末の製造例C)30℃に保った浴中、窒素の導入管
と温度計、排気管を備えた三つ口の1Lセパラブルフラ
スコ中でN−ビニルアセトアミド250g、テトラアリ
ルオキシエタン600mgを脱イオン水745gに溶解
し、0.5L/分で系内に窒素を約1時間導入して脱気
した。その後、脱気水5mLに溶解した2,2’−アゾ
ビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩75mgを加
え、断熱系で12時間静置した。得られたゲルをミンサ
ーで裁断して50℃で12時間真空乾燥し、篩分して粒
径50〜400μmの吸液性樹脂粉末Cを得た。
【0031】(実施例A−1)ブチルゴム100重量部
をトルエン200重量部に投入し、一夜撹拌機で撹拌し
て溶解し、ゴム溶解液を得た。このゴム溶解液に吸液性
樹脂粉末Aを200重量部及びトルエン400重量部を
加えて撹拌、混合し、吸液性樹脂組成物(1)を得た。
【0032】(実施例A−2)実施例A−1と同様の方
法で、エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル組成
25重量%)100重量部、吸液性樹脂粉末B500重
量部、界面活性剤としてドデシルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム5重量部及びトルエン1000重量部からな
る、吸液性樹脂組成物(2)を得た。
【0033】(実施例A−3)実施例A−1と同様の方
法で、ポリイソブチレンゴム100重量部、吸液性樹脂
粉末C150重量部、界面活性剤としてジエチレングリ
コールモノデシルエーテル0.3重量部、無機充填剤と
してシリカ20重量部及びトルエン800重量部からな
る、吸液性樹脂組成物(3)を得た。
【0034】(比較例A−1)実施例A−1と同様の方
法で、ブチルゴム100重量部、アクアリックCA(ポ
リアクリル酸ナトリウム系吸水剤)200重量部及びト
ルエン600重量部からなる、吸液性樹脂組成物(A)
を得た。
【0035】(比較例A−2)実施例A−1と同様の方
法で、ブチルゴム100重量部、アクアリックCS−8
S(アクリルスルホン酸ナトリウム系吸水剤)200重
量部及びトルエン600重量部からなる、吸液性樹脂組
成物(B)を得た。
【0036】(比較例A−3)ポリイソブチレンゴム1
00重量部、吸液性樹脂粉末A50重量部及びトルエン
600重量部を用いた他は、実施例A−1と同様の条
件、方法で、吸液性樹脂組成物(C)を得た。
【0037】(実施例B−1)ポリエステル製長繊維不
織布(目付量40g/m2 )の両面に実施例A−1の吸
液製樹脂組成物(1)を乾燥付着量が50g/m2 とな
るように塗装し、溶剤を乾燥除去した後、幅25mmの
テープ状に裁断して、吸液性シート(1)を得た。シー
トの厚さは、約0.2mmであった。直径10mm、長
さ2.0のガラス棒に1.95mの長さだけ得られた吸
液性シートを1/2ラップで巻き付けた。このシートを
巻き付けたガラス棒を、内径12mm、長さ2mのガラ
ス管に挿入した。次に、この複合ガラス管を水平に維持
し、ガラス管の一方に漏水防止を施して塩化ビニルチュ
ーブをつなぎ、高さ1.2mの距離から、水道水、人工
海水(八洲薬品製:アクアマリン)、アルカリ性水(和
光純薬製:N/10NaOH水溶液)、酸性水(和光純
薬製:N/10H2 SO4 水溶液)をそれぞれガラス管
内に導き、24時間後にそれぞれの走水距離を測定し
た。結果を、表1にまとめた。何れの水溶液も1m以内
で止水されており、良好な止水性を示すことが判る。ま
た、別途同様の複合ガラス管を作成し、このガラス管か
ら50cmの距離をおいて平行に4本の100w高圧水
銀灯を等間隔に設置し、高圧水銀灯及び複合ガラス管全
体をアルミホイルで覆い、光照射しながら、ガラス管の
一方に漏水防止を施して塩化ビニルチューブをつなぎ、
高さ1.2mの距離から、水道水、人工海水(八洲薬品
製:アクアマリン)、アルカリ性水(和光純薬製:N/
10NaOH水溶液)、酸性水(和光純薬製:N/10
2 SO4 水溶液)をそれぞれガラス管内に導いた。そ
のままの状態で200時間光照射した後に、それぞれの
走水距離を測定した。その結果を、同じく表1にまとめ
た。この場合も1m以内で止水されており、良好な止水
性を示すことが判る。
【0038】(実施例B−2,3及び比較例B−1〜
3)実施例B−1と同様に、実施例A−2,3及び比較
例A−1〜3の吸液性樹脂組成物を用いて、吸液性シー
トを製造し、評価した。その結果を表1にまとめる。
【0039】
【表1】
【0040】(実施例C−1)ポリエチレンフィルム
(厚さ60μm)の両面に、実施例A−1の樹脂組成物
を乾燥付着量60g/m2 になるようにコーティング・
乾燥した。このフィルムを幅1.3mmのテープ状にス
リットして、吸液性フィルムを得た。得られた吸液性フ
ィルムを、中空チューブ(空孔断面0.6mm×1.6
mm)に挿入し、実施例B−1と同様の方法で吸水性及
び耐紫外線性を評価し走水距離を測定した。その結果
を、表2に纏めた。
【0041】(実施例C−2,3及び比較例C−1〜
3)実施例C−1と同様に、実施例A−2,3及び比較
例A−1〜3の吸水性樹脂組成物を用いて吸液性フィル
ムを製造し、評価した。その結果を表2に纏める。
【0042】
【表2】
【0043】(実施例D−1)ポリプロピレン製ヤーン
(2000デニール)に、実施例A−1の樹脂組成物を
乾燥付着量0.5g/mになるように含浸・乾燥させた
後、撚糸して吸液性ヤーンを得た。得られた吸液性ヤー
ンを実施例C−1で用いた中空チューブに挿入し、実施
例B−1と同様の方法で吸水性及び耐紫外線性を評価し
走水距離を測定した。その結果を、表3に纏めた。
【0044】(実施例D−2,3及び比較例D−1〜
3)実施例D−1と同様に、実施例A−2,3及び比較
例A−1〜3の吸水性樹脂組成物を用いて吸液性ヤーン
を製造し、評価した。その結果を表3に纏めた。
【0045】
【表3】
【0046】
【発明の効果】本発明の吸液性樹脂組成物は、海水等の
高濃度塩溶液や、酸性水、アルカリ性水等幅広い範囲の
水溶液を吸液することが可能で、また、耐熱性、耐光性
にも優れる。従って、本樹脂組成物を用いた吸液性シー
ト、吸液性フィルム或いは吸液性ヤーンは、光ファイバ
ーケーブル等の通信ケーブルや電力ケーブル内に水溶液
が侵入した際、ケーブルの長手方向と内部方向へ水溶液
が走水することを効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸液性材料を使用した防水型光ファイ
バーケーブルの一例の断面図である。
【符号の説明】
1 ケーブル被覆材 2 溝付きスロットロッド 3 抗張力体 4 溝 5 光ファイバーテープ心線 6 吸液性シート 7 吸液性フィルム 8 吸液性ヤーン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式〔1〕 【化1】 [式中R1 、R2 は互いに独立して水素またはメチル基
    を表すか、R1 とR2 とが結合し炭素数3〜4のアルキ
    レン基を表す。]で表されるN−ビニルカルボン酸アミ
    ドを主成分とする単量体から得られるN−ビニルカルボ
    ン酸アミド系吸液性樹脂粉末100重量部と、合成樹脂
    叉は合成ゴムからなる接着性樹脂10〜100重量部
    と、有機溶剤とからなることを特徴とする吸液性樹脂組
    成物。
  2. 【請求項2】 下記一般式〔1〕 【化2】 [式中R1 、R2 は互いに独立して水素またはメチル基
    を表すか、R1 とR2 とが結合し炭素数3〜4のアルキ
    レン基を表す。]で表されるN−ビニルカルボン酸アミ
    ドを主成分とする単量体から得られるN−ビニルカルボ
    ン酸アミド系吸液性樹脂粉末100重量部と、合成樹脂
    叉は合成ゴムからなる接着性樹脂10〜100重量部
    と、有機溶剤と、さらにアニオン系叉はノニオン系界面
    活性剤0.1〜5重量部とからなる吸液性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 合成繊維からなる織布もしくは不織布の
    片面または両面に、請求項1または2記載の吸液性樹脂
    組成物を、乾燥付着量10〜200g/m2の範囲とな
    るように塗装もしくは含浸させて成る吸液性シート。
  4. 【請求項4】 合成樹脂フィルムの片面または両面に、
    請求項1または2記載の吸液性樹脂組成物を、乾燥付着
    量10〜200g/m2 の範囲となるように塗装もしく
    は含浸させて成る吸液性フィルム。
  5. 【請求項5】 合成フィルムまたは合成繊維の長繊維か
    らなるヤーン状物に、請求項1または2記載の吸液性樹
    脂組成物を、乾燥付着量0.1〜10g/m2 の範囲と
    なるように塗装もしくは含浸させて成る吸液性ヤーン。
  6. 【請求項6】 請求項1または2記載の吸液性樹脂組成
    物、請求項3記載の吸液性シート、請求項4記載の吸液
    性フィルム、請求項5記載の吸液性ヤーンのうち、少な
    くとも1つを実装してなるケーブル。
JP8197600A 1996-07-26 1996-07-26 吸液性樹脂組成物及び該組成物を用いた材料 Pending JPH1036615A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0990667A3 (en) * 1998-10-02 2000-05-03 Showa Denko Kabushiki Kaisha Porous copolymer particles, process for preparing the same and use of the same
JP2007246567A (ja) * 2006-03-13 2007-09-27 Daicel Degussa Ltd 樹脂粒子の製造方法及び樹脂粒子

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EP0990667A3 (en) * 1998-10-02 2000-05-03 Showa Denko Kabushiki Kaisha Porous copolymer particles, process for preparing the same and use of the same
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