JPH1036698A - 石油燃料マーカーの製造及び使用方法 - Google Patents
石油燃料マーカーの製造及び使用方法Info
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- JPH1036698A JPH1036698A JP9108689A JP10868997A JPH1036698A JP H1036698 A JPH1036698 A JP H1036698A JP 9108689 A JP9108689 A JP 9108689A JP 10868997 A JP10868997 A JP 10868997A JP H1036698 A JPH1036698 A JP H1036698A
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- C10L1/003—Marking, e.g. coloration by addition of pigments
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- C09B29/00—Monoazo dyes prepared by diazotising and coupling
- C09B29/06—Monoazo dyes prepared by diazotising and coupling from coupling components containing amino as the only directing group
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- C09B29/0807—Amino benzenes free of acid groups characterised by the amino group
- C09B29/0809—Amino benzenes free of acid groups characterised by the amino group substituted amino group
- C09B29/0811—Amino benzenes free of acid groups characterised by the amino group substituted amino group further substituted alkylamino, alkenylamino, alkynylamino, cycloalkylamino aralkylamino or arylamino
- C09B29/0813—Amino benzenes free of acid groups characterised by the amino group substituted amino group further substituted alkylamino, alkenylamino, alkynylamino, cycloalkylamino aralkylamino or arylamino substituted by OH, O-C(=X)-R, O-C(=X)-X-R, O-R (X being O,S,NR; R being hydrocarbonyl)
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- C09B31/02—Disazo dyes
- C09B31/04—Disazo dyes from a coupling component "C" containing a directive amino group
- C09B31/043—Amino-benzenes
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- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09B—ORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
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- C09B67/0071—Process features in the making of dyestuff preparations; Dehydrating agents; Dispersing agents; Dustfree compositions
- C09B67/0083—Solutions of dyes
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- General Chemical & Material Sciences (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 石油燃料の標識付けに適した染料の溶液を製
造する。 【解決手段】 固体分散染料として知られている化合物
を2相系内で合成する。この系内でこの化合物は水不混
和性溶剤相に不均化し、マーカー溶液を与える。このマ
ーカー溶液は石油燃料に加えられ、溶解した形態で石油
燃料にこの化合物が導入される。その後、酸性水溶液に
よりこの化合物を抽出することによって発色反応が起こ
り、石油製品中のこの化合物の存在が示される。
造する。 【解決手段】 固体分散染料として知られている化合物
を2相系内で合成する。この系内でこの化合物は水不混
和性溶剤相に不均化し、マーカー溶液を与える。このマ
ーカー溶液は石油燃料に加えられ、溶解した形態で石油
燃料にこの化合物が導入される。その後、酸性水溶液に
よりこの化合物を抽出することによって発色反応が起こ
り、石油製品中のこの化合物の存在が示される。
Description
【0001】本発明は、石油燃料の標識付けに適した染
料の溶液を製造することに関する。
料の溶液を製造することに関する。
【0002】例えば出所の識別、課税等のために石油製
品を標識付けすることが知られている。この石油製品標
識付けの例は、例えば米国特許第 4,209,302号、4,735,
631号、4,764,474 号、5,205,840 号、5,252,106 号、
及び5,490,872 号にみられる。石油製品の多くの出所及
びグレード、並びに多くの課税分類の点から、石油製品
を標識付けするための他の化学マーカーが必要とされて
いる。
品を標識付けすることが知られている。この石油製品標
識付けの例は、例えば米国特許第 4,209,302号、4,735,
631号、4,764,474 号、5,205,840 号、5,252,106 号、
及び5,490,872 号にみられる。石油製品の多くの出所及
びグレード、並びに多くの課税分類の点から、石油製品
を標識付けするための他の化学マーカーが必要とされて
いる。
【0003】本発明によれば、例えば繊維の染色におい
て従来用いられている「固体分散染料」として知られて
いる種類の一部を構成する染料が、酸性水相と溶剤相を
含む2相系で合成され、染料が溶剤相に不均化を起こ
す。こうして染料の濃厚な溶液が得られ、この濃厚な染
料溶液はマーカーとして石油燃料に導入される。この染
料は約0.25〜約100ppmのレベルで石油製品を標識付けす
るためのマーカーとして用いられる。このマーカーは酸
性水溶液により標識付けられた石油製品から抽出され、
この際、この標識は発色反応を起こし、水性抽出液中に
おいて強力な色を発色する。
て従来用いられている「固体分散染料」として知られて
いる種類の一部を構成する染料が、酸性水相と溶剤相を
含む2相系で合成され、染料が溶剤相に不均化を起こ
す。こうして染料の濃厚な溶液が得られ、この濃厚な染
料溶液はマーカーとして石油燃料に導入される。この染
料は約0.25〜約100ppmのレベルで石油製品を標識付けす
るためのマーカーとして用いられる。このマーカーは酸
性水溶液により標識付けられた石油製品から抽出され、
この際、この標識は発色反応を起こし、水性抽出液中に
おいて強力な色を発色する。
【0004】本発明の染料は下式を有する。
【化9】 上式中、R1 はC1-C3-アルキルであり、R2 はC1-C
3-アルキレンであり、R3 はC1-C2-アルキル、好まし
くはC1 アルキルであり、X及びYは同一でも相異なっ
ていてもよく、H、C1-C3-アルキル、C1-C3-アルコ
キシ、ハロゲン、及びニトロより選ばれ、ZはH又は
3-アルキレンであり、R3 はC1-C2-アルキル、好まし
くはC1 アルキルであり、X及びYは同一でも相異なっ
ていてもよく、H、C1-C3-アルキル、C1-C3-アルコ
キシ、ハロゲン、及びニトロより選ばれ、ZはH又は
【化10】 であり、上式中、X及びYは上記X及びYと同じであ
る。
る。
【0005】従来、上記式の化合物はアルカリ性水溶液
中で合成され、そこから染料が沈澱されていた。この沈
澱は固体粒子として分散され、繊維の染色に用いられて
いた。固体の形態においてこの化合物は、通常の有機溶
剤又は直接石油燃料に溶解することはとても困難であ
る。
中で合成され、そこから染料が沈澱されていた。この沈
澱は固体粒子として分散され、繊維の染色に用いられて
いた。固体の形態においてこの化合物は、通常の有機溶
剤又は直接石油燃料に溶解することはとても困難であ
る。
【0006】本発明によれば、上記式の化合物は混合し
た2相系内で合成され、この系においてこの化合物は酸
性水相から溶剤相に不均化を起こす。約3〜約4のpH
において水相との最適なカップリングを起こす。溶剤相
はその後除去され、40〜60%固体の、この化合物の溶液
を与える。この溶液は石油燃料のような石油製品と混和
性であり、石油燃料にこの化合物を溶解させるために有
効である。
た2相系内で合成され、この系においてこの化合物は酸
性水相から溶剤相に不均化を起こす。約3〜約4のpH
において水相との最適なカップリングを起こす。溶剤相
はその後除去され、40〜60%固体の、この化合物の溶液
を与える。この溶液は石油燃料のような石油製品と混和
性であり、石油燃料にこの化合物を溶解させるために有
効である。
【0007】溶剤相は、芳香族溶剤、例えばトルエン、
高フラッシュ(flash) 芳香族溶剤混合物、例えばAromat
ic(商標)200 、sec-ブチルフェノール、2,6-ジ-sec-
ブチルフェノール、ヘプチル, オクチル- β- ナフトー
ル、及びこれらの混合物であってよい。溶剤相として好
ましい溶剤及び溶剤混合物は、合成されるマーカー化合
物によってきまる。
高フラッシュ(flash) 芳香族溶剤混合物、例えばAromat
ic(商標)200 、sec-ブチルフェノール、2,6-ジ-sec-
ブチルフェノール、ヘプチル, オクチル- β- ナフトー
ル、及びこれらの混合物であってよい。溶剤相として好
ましい溶剤及び溶剤混合物は、合成されるマーカー化合
物によってきまる。
【0008】反応順序は通常以下の通りである。下式
【化11】 (上式中、R1 、R2 及びR3 は上記R1 、R2 及びR
3 と同じである)の化合物を式R3 COOH(式中、R
3 は前記R3 と同じである)を有する酸の無水物もしく
は塩化物によりエステル化して下式
3 と同じである)の化合物を式R3 COOH(式中、R
3 は前記R3 と同じである)を有する酸の無水物もしく
は塩化物によりエステル化して下式
【化12】 の化合物を形成する。次いで下式
【化13】 (上式中、X、Y及びZは上記X、Y及びZと同じであ
る)のアニリンもしくはアニリン誘導体をジアゾ化し、
上記エステルとカップリングさせ、本発明の化合物を形
成する。通常、水相の体積に対する溶剤相の体積は約
2:1〜約4:1であるが、これ以外であってもよい。
この2相系をカップリング反応の間攪拌し、相の間を接
触させ、形成される化合物を沈澱させるのではなく、溶
剤相に溶解させる。
る)のアニリンもしくはアニリン誘導体をジアゾ化し、
上記エステルとカップリングさせ、本発明の化合物を形
成する。通常、水相の体積に対する溶剤相の体積は約
2:1〜約4:1であるが、これ以外であってもよい。
この2相系をカップリング反応の間攪拌し、相の間を接
触させ、形成される化合物を沈澱させるのではなく、溶
剤相に溶解させる。
【0009】用いるアニリン誘導体が弱塩基性である場
合、このカップリングはとても低いpHにおいて行わね
ばならないであろう。そのような場合、カップリングさ
れた化合物を溶剤相に取り込むために、例えば約4〜約
7にもしくは塩基性に一部中和することが必要である。
合、このカップリングはとても低いpHにおいて行わね
ばならないであろう。そのような場合、カップリングさ
れた化合物を溶剤相に取り込むために、例えば約4〜約
7にもしくは塩基性に一部中和することが必要である。
【0010】標識付けするために、この化合物は通常約
0.25〜約100ppm、好ましくは約1〜約5ppm で加えられ
る。そのような低レベルにおいて、この化合物は着色さ
れているが、石油燃料に比較的薄い色を与える。これと
は別に、石油燃料が標識付けられていることが容易にわ
からないように、このマーカーが石油燃料に与える色を
石油燃料染料の色によりマスクしてもよい。染料を用い
る場合、この染料は酸性水溶液により石油燃料から抽出
され得ないようなものを選択する。本発明において用い
られる化合物は約0.25ppm ほどの低いレベルで検出され
るが、標識付けられた燃料を標識付けられていない燃料
と混合した場合においてもマーカーを検出できるように
するためには、より高レベルのマーカーを用いてもよ
い。
0.25〜約100ppm、好ましくは約1〜約5ppm で加えられ
る。そのような低レベルにおいて、この化合物は着色さ
れているが、石油燃料に比較的薄い色を与える。これと
は別に、石油燃料が標識付けられていることが容易にわ
からないように、このマーカーが石油燃料に与える色を
石油燃料染料の色によりマスクしてもよい。染料を用い
る場合、この染料は酸性水溶液により石油燃料から抽出
され得ないようなものを選択する。本発明において用い
られる化合物は約0.25ppm ほどの低いレベルで検出され
るが、標識付けられた燃料を標識付けられていない燃料
と混合した場合においてもマーカーを検出できるように
するためには、より高レベルのマーカーを用いてもよ
い。
【0011】標識付けられた燃料を識別するため、燃料
のサンプルを、塩酸、リン酸、蟻酸、酢酸及びプロピオ
ン酸のような酸の強酸性溶液により抽出する。抽出溶液
のpHは通常約3.0 以下である。しかしながら、この酸
強度及び抽出pHは用いるマーカーによりきまる。抽出
の間、マーカーは酸により発色反応をうけ、石油燃料内
においてプロトン化されていない状態でマーカーが有し
ている色とは異なりかつ強力な色を発色する。通常、燃
料の体積に対する酸性、水性抽出溶液の体積は約0.5:1
〜約10:1であるが、これは石油燃料中のマーカーの量及
び抽出される化合物の色強度によって異なる。抽出され
たマーカーの色は、置換基によって大きく異なる。
のサンプルを、塩酸、リン酸、蟻酸、酢酸及びプロピオ
ン酸のような酸の強酸性溶液により抽出する。抽出溶液
のpHは通常約3.0 以下である。しかしながら、この酸
強度及び抽出pHは用いるマーカーによりきまる。抽出
の間、マーカーは酸により発色反応をうけ、石油燃料内
においてプロトン化されていない状態でマーカーが有し
ている色とは異なりかつ強力な色を発色する。通常、燃
料の体積に対する酸性、水性抽出溶液の体積は約0.5:1
〜約10:1であるが、これは石油燃料中のマーカーの量及
び抽出される化合物の色強度によって異なる。抽出され
たマーカーの色は、置換基によって大きく異なる。
【0012】酸性水溶液中で発色する色は、マーカー化
合物が石油燃料に加えられる濃度及び上記の石油燃料に
対する抽出溶液の相対体積において肉眼で見ることがで
き、マーカーの存在のとても簡単な定性的試験を与え
る。しかしながら、適当なクロマトグラフ装置を用いる
ことにより、石油燃料中に存在するマーカーの量を相対
的に定量することができる。従って、標識付けられた石
油燃料を標識付けられていない石油燃料と混合されてい
るかどうかを決定することもできる。
合物が石油燃料に加えられる濃度及び上記の石油燃料に
対する抽出溶液の相対体積において肉眼で見ることがで
き、マーカーの存在のとても簡単な定性的試験を与え
る。しかしながら、適当なクロマトグラフ装置を用いる
ことにより、石油燃料中に存在するマーカーの量を相対
的に定量することができる。従って、標識付けられた石
油燃料を標識付けられていない石油燃料と混合されてい
るかどうかを決定することもできる。
【0013】本発明の抽出可能なマーカーと同様な化合
物は、例えばLange の米国特許第 3,534,016号に記載さ
れている。しかしながら、このLange の特許において
は、エステル化する酸は7〜12個の炭素を有しており、
すなわち、上記式においてR3はC6 〜C11であり、こ
れに対し本発明ではC1 〜C2 、好ましくはC1 であ
る。Lange の化合物は石油燃料もしくは鉱油用の染料と
して有効であると記載されているが、本発明の化合物ほ
ど抽出可能なマーカーとして機能しない。Lange の特許
におけるエステル化する酸の長鎖アルキル部分は非極性
石油燃料及び鉱油との良好な混和性を与え、事実、その
ような良好な混和性のため、この化合物は酸性水溶液に
より容易に抽出されない。
物は、例えばLange の米国特許第 3,534,016号に記載さ
れている。しかしながら、このLange の特許において
は、エステル化する酸は7〜12個の炭素を有しており、
すなわち、上記式においてR3はC6 〜C11であり、こ
れに対し本発明ではC1 〜C2 、好ましくはC1 であ
る。Lange の化合物は石油燃料もしくは鉱油用の染料と
して有効であると記載されているが、本発明の化合物ほ
ど抽出可能なマーカーとして機能しない。Lange の特許
におけるエステル化する酸の長鎖アルキル部分は非極性
石油燃料及び鉱油との良好な混和性を与え、事実、その
ような良好な混和性のため、この化合物は酸性水溶液に
より容易に抽出されない。
【0014】また、Lange の米国特許第 3,534,016号に
よる合成経路によっては、濃厚溶液中で化合物を容易に
製造することができない。さらに、より重要なことに、
Lange の特許による合成経路は石油燃料不混和性不純物
を与える。この石油燃料は不純物をまったく含まないこ
とが必要であるため、Lange の特許による合成経路によ
って製造された化合物は石油燃料用には好ましくない。
よる合成経路によっては、濃厚溶液中で化合物を容易に
製造することができない。さらに、より重要なことに、
Lange の特許による合成経路は石油燃料不混和性不純物
を与える。この石油燃料は不純物をまったく含まないこ
とが必要であるため、Lange の特許による合成経路によ
って製造された化合物は石油燃料用には好ましくない。
【0015】本発明の合成経路は上記式(IV)のエステル
化された化合物をジアゾ化合物とカップリングすること
を含むが、Lange の特許の合成経路は−OH官能基を有
するカップリングされた染料より開始し、この化合物を
エステル化している。
化された化合物をジアゾ化合物とカップリングすること
を含むが、Lange の特許の合成経路は−OH官能基を有
するカップリングされた染料より開始し、この化合物を
エステル化している。
【0016】Lange の特許の実施例1において、5.7 部
の−OH官能基を有する染料が50部のトルエンに懸濁さ
れている。このように、10%レベルよりもわずかに高く
ても、この染料はトルエンに不溶である。この染料はそ
の後9個の炭素原子を有する酸の塩化物と反応されてい
る。この合成経路により、2つの燃料不溶性沈澱源が存
在している。−OH官能基を有する染料はトルエン中に
懸濁されるのみであり、溶解されないため、未反応染料
は不溶性粒子として残っている。
の−OH官能基を有する染料が50部のトルエンに懸濁さ
れている。このように、10%レベルよりもわずかに高く
ても、この染料はトルエンに不溶である。この染料はそ
の後9個の炭素原子を有する酸の塩化物と反応されてい
る。この合成経路により、2つの燃料不溶性沈澱源が存
在している。−OH官能基を有する染料はトルエン中に
懸濁されるのみであり、溶解されないため、未反応染料
は不溶性粒子として残っている。
【0017】また、この染料の合成はLange の特許に記
載されていないが、そのような染料の従来の製造方法
は、Serutoの米国特許第 2,850,493号に記載されている
ように、−OH官能基を有する化合物をジアゾ化合物に
カップリングしている。そのような合成において、アゾ
化合物は酸性水溶液中に存在しており、この酸性水溶液
は、カップリングがpH10〜12において起こるようにア
ルカリ性水溶液中の−OH官能基を有する化合物に加え
られる。カップリングはアルカリ性pHにおいて起こる
が、酸性水性媒体からアルカリ性水性媒体への環境の変
化はジアゾ化合物の一部分解を起こし、石油燃料に不溶
である沈澱を形成することになる。
載されていないが、そのような染料の従来の製造方法
は、Serutoの米国特許第 2,850,493号に記載されている
ように、−OH官能基を有する化合物をジアゾ化合物に
カップリングしている。そのような合成において、アゾ
化合物は酸性水溶液中に存在しており、この酸性水溶液
は、カップリングがpH10〜12において起こるようにア
ルカリ性水溶液中の−OH官能基を有する化合物に加え
られる。カップリングはアルカリ性pHにおいて起こる
が、酸性水性媒体からアルカリ性水性媒体への環境の変
化はジアゾ化合物の一部分解を起こし、石油燃料に不溶
である沈澱を形成することになる。
【0018】本発明において、2相系、すなわち酸性水
性相と溶剤相が用いられる。カップリングは酸性水溶液
の存在下において行われるため、アルカリ性環境にジア
ゾ化合物を導入することによって生ずる分解はみられな
い。溶剤溶解性化合物のみ、特にマーカー化合物のみが
溶剤相に移動し、この溶剤相は溶解した材料のみを含む
ことになる。この溶剤相は50重量%までマーカーを含ん
でよく、このマーカーは石油燃料に完全に混和する。本
発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
性相と溶剤相が用いられる。カップリングは酸性水溶液
の存在下において行われるため、アルカリ性環境にジア
ゾ化合物を導入することによって生ずる分解はみられな
い。溶剤溶解性化合物のみ、特にマーカー化合物のみが
溶剤相に移動し、この溶剤相は溶解した材料のみを含む
ことになる。この溶剤相は50重量%までマーカーを含ん
でよく、このマーカーは石油燃料に完全に混和する。本
発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
【0019】実施例1 フェニルエチルエタノールアミンの酢酸エステル(A−
PEEA)の合成 2リットルの四口フラスコに、165gのフェニルエチルエ
タノールアミン、50mのキシレン、及び150gの無水酢酸
を入れた。この混合物を125 ℃に加熱し、16時間保っ
た。100 %トルエン中で展開する薄層クロマトグラフィ
ーによりフェニルエチルエタノールアミンの消失をみる
ことにより反応の進行を追跡した。この薄層クロマトグ
ラフィーにおいて、F254インディケータープレートによ
るSilica Gel 60 を用い、短波紫外線を照射した。有機
相は50g キシレン中に非揮発物を100g含んでいた(転化
率92%)。所望により、有機相をキシレンでストリップ
し、液体(A−PEEA)を得てもよい。
PEEA)の合成 2リットルの四口フラスコに、165gのフェニルエチルエ
タノールアミン、50mのキシレン、及び150gの無水酢酸
を入れた。この混合物を125 ℃に加熱し、16時間保っ
た。100 %トルエン中で展開する薄層クロマトグラフィ
ーによりフェニルエチルエタノールアミンの消失をみる
ことにより反応の進行を追跡した。この薄層クロマトグ
ラフィーにおいて、F254インディケータープレートによ
るSilica Gel 60 を用い、短波紫外線を照射した。有機
相は50g キシレン中に非揮発物を100g含んでいた(転化
率92%)。所望により、有機相をキシレンでストリップ
し、液体(A−PEEA)を得てもよい。
【0020】実施例2 3リットルのフラスコに、47.65gのアニリン、200gの氷
及び1.2 モル(PEEAに対し)のHClを入れた。40%溶
液に希釈した35g の固体硝酸ナトリウムによりアニリン
をジアゾ化した。このジアゾ化は−3〜2℃において行
った。過剰の硝酸が検出されなくなったら(インディケ
ーターにより)、50g のキシレン中の100gのA−PEE
A(実施例1で得た溶液)及び50g の追加キシレンを加
えた。ジアゾニウムが残らなくなるまで(β−ナフトー
ル溶液により検出し)反応を続けた。この混合物を80℃
に加熱した。有機相を水相から分離し、有機相をストリ
ップし、タール状の有機液体を得た。この化合物の非揮
発物重量は178gであった。
及び1.2 モル(PEEAに対し)のHClを入れた。40%溶
液に希釈した35g の固体硝酸ナトリウムによりアニリン
をジアゾ化した。このジアゾ化は−3〜2℃において行
った。過剰の硝酸が検出されなくなったら(インディケ
ーターにより)、50g のキシレン中の100gのA−PEE
A(実施例1で得た溶液)及び50g の追加キシレンを加
えた。ジアゾニウムが残らなくなるまで(β−ナフトー
ル溶液により検出し)反応を続けた。この混合物を80℃
に加熱した。有機相を水相から分離し、有機相をストリ
ップし、タール状の有機液体を得た。この化合物の非揮
発物重量は178gであった。
【0021】実施例3 アニリンを63g のo-アニシジンに代えて実施例2を繰り
返した。実施例4 アニリンを85g の4-ニトロ-o- アニシジンに代えて実施
例2を繰り返した。
返した。実施例4 アニリンを85g の4-ニトロ-o- アニシジンに代えて実施
例2を繰り返した。
【0022】実施例5 実施例4の生成物により、5ppm のレベルで石油燃料を
標識付けした。水で1:1に希釈した10mlの濃塩酸に20
mlの石油燃料を加えた。この混合物を振盪すると、下の
水層は540nm の吸収最大を有するマゼンタ色を示した。
標識付けした。水で1:1に希釈した10mlの濃塩酸に20
mlの石油燃料を加えた。この混合物を振盪すると、下の
水層は540nm の吸収最大を有するマゼンタ色を示した。
【0023】実施例6 エステル化工程(実施例1)においてプロピオン酸の無
水物(R3 がC2 である)及びイソオクチル酸(R3 が
C7 である)を用いることを除き、実施例2〜4のよう
にして染料を合成した。標識付け及び抽出は、酢酸、蟻
酸、プロピオン酸及びリン酸の水溶液を含む種々の酸性
抽出液を用いて実施例5のようにして行った。各場合に
おいて、エステル化する酸として酢酸及びプロピオン酸
を用いるマーカーは容易に抽出された。エステル化する
酸としてイソオクチル酸を用いるマーカーは少量のみで
あるか又は酢酸もしくはプロピオン誘導体の量の約20%
までのみ抽出された。
水物(R3 がC2 である)及びイソオクチル酸(R3 が
C7 である)を用いることを除き、実施例2〜4のよう
にして染料を合成した。標識付け及び抽出は、酢酸、蟻
酸、プロピオン酸及びリン酸の水溶液を含む種々の酸性
抽出液を用いて実施例5のようにして行った。各場合に
おいて、エステル化する酸として酢酸及びプロピオン酸
を用いるマーカーは容易に抽出された。エステル化する
酸としてイソオクチル酸を用いるマーカーは少量のみで
あるか又は酢酸もしくはプロピオン誘導体の量の約20%
までのみ抽出された。
【0024】実施例7(比較) 米国特許第 2,850,493号に教示されている方法ととても
よく似ている従来のアゾカップリング方法により、アニ
リンをジアゾ化しフェニルエチルエタノールアミンにカ
ップリングして固体の−OH官能基を有する染料を製造
した。この染料5.7 部を50g のトルエン及び無水酢酸に
懸濁した。この混合物を加熱して還流させ、16時間保持
した。有機層を10%塩水溶液により中性pHになるまで
洗浄した。得られたエステル化された染料を真空ストリ
ップしてトルエンを除去し、キシレン中に60%非揮発物
(活性染料)溶液まで希釈した。このマーカー溶液はK
−1ケロセン中において1.8 %の不溶性レベルを与え
た。これは実施例2で製造したマーカーの0.2 %不溶物
に相当する。市販の製品は0.5 %不溶物未満である。
よく似ている従来のアゾカップリング方法により、アニ
リンをジアゾ化しフェニルエチルエタノールアミンにカ
ップリングして固体の−OH官能基を有する染料を製造
した。この染料5.7 部を50g のトルエン及び無水酢酸に
懸濁した。この混合物を加熱して還流させ、16時間保持
した。有機層を10%塩水溶液により中性pHになるまで
洗浄した。得られたエステル化された染料を真空ストリ
ップしてトルエンを除去し、キシレン中に60%非揮発物
(活性染料)溶液まで希釈した。このマーカー溶液はK
−1ケロセン中において1.8 %の不溶性レベルを与え
た。これは実施例2で製造したマーカーの0.2 %不溶物
に相当する。市販の製品は0.5 %不溶物未満である。
Claims (6)
- 【請求項1】 下式 【化1】 (上式中、R1 はC1-C3-アルキルであり、R2 はC1-
C3-アルキレンであり、R3 はC1-C2-アルキルであ
り、X及びYは同一でも相異なっていてもよく、H、C
1-C3-アルキル、C1-C3-アルコキシ、ハロゲン、及び
ニトロより選ばれ、ZはH又は 【化2】 であり、上式中、X及びYは上記X及びYと同じであ
る)を有する化合物の水不混和性溶剤溶液の製造方法で
あって、下式 【化3】 (上式中、X及びYは上記X及びYと同じである)を有
する化合物をジアゾ化すること、及び酸性水相と水不混
和性溶剤相を含む2相系中においてこのジアゾ化された
化合物を下式 【化4】 (上式中、R1 、R2 及びR3 は上記R1 、R2 及びR
3 と同じである)を有する化合物とカップリングするこ
とを含む方法。 - 【請求項2】 前記R3 がC1 アルキルである、請求項
1記載の方法。 - 【請求項3】 下式 【化5】 (上式中、R1 はC1-C3-アルキルであり、R2 はC1-
C3-アルキレンであり、R3 はC1-C2-アルキルであ
り、X及びYは同一でも相異なっていてもよく、H、C
1-C3-アルキル、C1-C3-アルコキシ、ハロゲン、及び
ニトロより選ばれ、ZはH又は 【化6】 であり、上式中、X及びYは上記X及びYと同じであ
る)を有する化合物により標識付けられた石油燃料。 - 【請求項4】 前記R3 がC1 アルキルである、請求項
3記載の標識付けられた石油燃料。 - 【請求項5】 石油燃料を標識付けし、この標識付けら
れた石油燃料を識別する方法であって、下式 【化7】 (上式中、R1 はC1-C3-アルキルであり、R2 はC1-
C3-アルキレンであり、R3 はC1-C2-アルキルであ
り、X及びYは同一でも相異なっていてもよく、H、C
1-C3-アルキル、C1-C3-アルコキシ、ハロゲン、及び
ニトロより選ばれ、ZはH又は 【化8】 であり、上式中、X及びYは上記X及びYと同じであ
る)を有する化合物を水不混和性有機溶剤に溶解してマ
ーカー溶液を準備すること、 このマーカー溶液により石油燃料を標識付けすること、
及び酸性水溶液により前記石油燃料から前記化合物を抽
出し、前記化合物の発色反応を行うこと、を含む方法。 - 【請求項6】 前記R3 がC1 アルキルである、請求項
5記載の方法。
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|---|---|---|---|
| US63840996A | 1996-04-26 | 1996-04-26 | |
| US08/638409 | 1996-12-23 | ||
| US08/771,809 US5737871A (en) | 1996-04-26 | 1996-12-23 | Method of preparing and utilizing petroleum fuel markers |
| US08/771809 | 1996-12-23 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1036698A true JPH1036698A (ja) | 1998-02-10 |
| JP2944960B2 JP2944960B2 (ja) | 1999-09-06 |
Family
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP9108689A Expired - Lifetime JP2944960B2 (ja) | 1996-04-26 | 1997-04-25 | 石油燃料マーカーの製造及び使用方法 |
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| JP (1) | JP2944960B2 (ja) |
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| AU (1) | AU699603B2 (ja) |
| BR (1) | BR9701916A (ja) |
| DE (1) | DE69705889T2 (ja) |
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| US6083285A (en) * | 1998-09-24 | 2000-07-04 | Morton International, Inc. | N,N-dialkylaniline azo dye solutions |
| US6294110B1 (en) | 1999-11-18 | 2001-09-25 | Rohm And Haas Company | Color canceling marking systems |
| US7217271B2 (en) * | 2002-09-13 | 2007-05-15 | Symmetry Medical, Inc. | Orthopaedic reamer driver for minimally invasive surgery |
| KR100645357B1 (ko) * | 2005-08-22 | 2006-11-14 | 심현호 | 이중결합 에스테르기를 갖는 형광표지물질, 이를 표지 및 검출하는 방법 |
| US7842102B2 (en) | 2007-11-05 | 2010-11-30 | Sunbelt Corporation | Liquid dye formulations in non-petroleum based solvent systems |
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| US2689171A (en) * | 1949-12-08 | 1954-09-14 | Us Army | Identifying gasoline and the like |
| US2850493A (en) * | 1953-11-10 | 1958-09-02 | American Cyanamid Co | Oil soluble azo colors |
| BE617305A (ja) * | 1961-05-06 | |||
| DE1470515A1 (de) * | 1964-05-06 | 1969-01-30 | Basf Ag | Gefaerbte Mineraloele mit verbessertem Viskositaetsindex |
| DE1544386A1 (de) * | 1965-11-06 | 1969-05-08 | Basf Ag | Verfahren zur Herstellung fluessiger oder niedrigschmelzender p-Aminoazofarbstoffe |
| US3534016A (en) * | 1965-11-06 | 1970-10-13 | Basf Ag | Liquid or low-melting p-aminoazo dyes |
| NL7103060A (ja) * | 1970-03-11 | 1971-09-14 | ||
| CH645232GA3 (ja) * | 1977-03-15 | 1984-09-28 | ||
| DE2816506A1 (de) * | 1978-04-15 | 1979-10-25 | Basf Ag | In organischen loesungsmitteln loesliche azofarbstoffe |
| DE3627461A1 (de) * | 1986-08-13 | 1988-02-25 | Basf Ag | Farbstoffmischungen |
| DE3700329A1 (de) * | 1987-01-08 | 1988-07-21 | Basf Ag | Verfahren zum nachweis von kennzeichnungsstoffen in dunkel gefaerbten mineraloelprodukten |
| DE4105603A1 (de) * | 1991-02-22 | 1992-08-27 | Basf Ag | Oelloesliche phenylazoanilinfarbstoffe |
| US5428137A (en) * | 1992-01-31 | 1995-06-27 | Orient Chemical Industries, Ltd. | Monoazo liquid dye and solutions thereof |
| DE4334678A1 (de) * | 1993-10-12 | 1995-04-13 | Basf Ag | Verfahren zum Nachweis von markierten Mineralölen sowie neue Azofarbstoffe |
| US5490872A (en) * | 1994-04-28 | 1996-02-13 | Morton International, Inc. | Acid extractable petroleum fuel markers |
-
1996
- 1996-12-23 US US08/771,809 patent/US5737871A/en not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-03-28 TW TW086104021A patent/TW403779B/zh not_active IP Right Cessation
- 1997-04-07 AU AU17758/97A patent/AU699603B2/en not_active Ceased
- 1997-04-23 BR BR9701916A patent/BR9701916A/pt not_active IP Right Cessation
- 1997-04-24 EP EP97302802A patent/EP0803563B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1997-04-24 DE DE69705889T patent/DE69705889T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1997-04-25 AR ARP970101729A patent/AR006989A1/es unknown
- 1997-04-25 JP JP9108689A patent/JP2944960B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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|---|---|
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| JP2944960B2 (ja) | 1999-09-06 |
| AU699603B2 (en) | 1998-12-10 |
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| BR9701916A (pt) | 1998-08-25 |
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| DE69705889D1 (de) | 2001-09-06 |
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| DE69705889T2 (de) | 2002-04-11 |
| EP0803563A1 (en) | 1997-10-29 |
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