JPH1036875A - 食品機械用固形潤滑剤 - Google Patents
食品機械用固形潤滑剤Info
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- JPH1036875A JPH1036875A JP9104547A JP10454797A JPH1036875A JP H1036875 A JPH1036875 A JP H1036875A JP 9104547 A JP9104547 A JP 9104547A JP 10454797 A JP10454797 A JP 10454797A JP H1036875 A JPH1036875 A JP H1036875A
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- solid lubricant
- bearing
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- food machinery
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/02—Parts of sliding-contact bearings
- F16C33/04—Brasses; Bushes; Linings
- F16C33/06—Sliding surface mainly made of metal
- F16C33/10—Construction relative to lubrication
- F16C33/102—Construction relative to lubrication with grease as lubricant
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Lubricants (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 食品機械用固形潤滑剤を、軸受内への水の進
入によっても流失しない固形状の軸受用固形潤滑剤にす
ると共に、軸受等の潤滑特性を長期間維持するため、軸
受内に食塩水などが侵入しても錆を発生させ難い固形潤
滑剤及び転がり軸受とすることである。 【解決手段】 流動パラフィン、ポリαオレフィン油、
植物油および動物油から選ばれる一種以上の油、または
この油を基油とするグリースを5〜99重量%と、超高
分子量ポリオレフィンの粉末または高密度ポリエチレン
の粉末95〜1重量%との混合物を、前記超高分子量ポ
リオレフィン粉末または高密度ポリエチレンのゲル化点
以上の温度に加熱して成形した食品機械用固形潤滑剤と
する。また、このような食品機械用固形潤滑剤を、ステ
ンレス鋼製の転がり軸受内部に封入して食品機械用転が
り軸受とする。
入によっても流失しない固形状の軸受用固形潤滑剤にす
ると共に、軸受等の潤滑特性を長期間維持するため、軸
受内に食塩水などが侵入しても錆を発生させ難い固形潤
滑剤及び転がり軸受とすることである。 【解決手段】 流動パラフィン、ポリαオレフィン油、
植物油および動物油から選ばれる一種以上の油、または
この油を基油とするグリースを5〜99重量%と、超高
分子量ポリオレフィンの粉末または高密度ポリエチレン
の粉末95〜1重量%との混合物を、前記超高分子量ポ
リオレフィン粉末または高密度ポリエチレンのゲル化点
以上の温度に加熱して成形した食品機械用固形潤滑剤と
する。また、このような食品機械用固形潤滑剤を、ステ
ンレス鋼製の転がり軸受内部に封入して食品機械用転が
り軸受とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、食品機械用固形
潤滑剤およびこれを封入した食品機械用転がり軸受に関
する。
潤滑剤およびこれを封入した食品機械用転がり軸受に関
する。
【0002】
【従来の技術】食品機械は、例えば食品用材料を混合、
混練、加熱、乾燥、冷却、充填、包装、貯蔵等する際に
用いられる機械類であり、食品原料や製品(または半製
品)と直接または間接的に接触し、特に水や食塩に接触
することの多い機械類である。
混練、加熱、乾燥、冷却、充填、包装、貯蔵等する際に
用いられる機械類であり、食品原料や製品(または半製
品)と直接または間接的に接触し、特に水や食塩に接触
することの多い機械類である。
【0003】そして、このような食品機械にも、他の機
械類と同様に軸受その他の摺動部品が装着されており、
このような部品から人体に有毒な成分が流出して食品中
に混入することを防止する必要があり、法律上の衛生基
準に従って潤滑剤の成分が規定されている。
械類と同様に軸受その他の摺動部品が装着されており、
このような部品から人体に有毒な成分が流出して食品中
に混入することを防止する必要があり、法律上の衛生基
準に従って潤滑剤の成分が規定されている。
【0004】潤滑グリースについての衛生基準として
は、FDA(米国食品医薬品)、またはUSDA(米国
農商務省)の認可基準がよく知られており、一般工業用
グリースとは別に食品機械用グリースが知られている。
は、FDA(米国食品医薬品)、またはUSDA(米国
農商務省)の認可基準がよく知られており、一般工業用
グリースとは別に食品機械用グリースが知られている。
【0005】ところで、本願の発明者等は、軸受外に流
出しない一般工業用の固形潤滑剤として、超高分子量の
ポリエチレンと、このポリエチレンの融解温度より高い
滴点を有する潤滑グリースを配合し、これを前記融解温
度以上に加熱して軸受内に充填して固形化した潤滑剤を
特公昭63−23239号に開示した。
出しない一般工業用の固形潤滑剤として、超高分子量の
ポリエチレンと、このポリエチレンの融解温度より高い
滴点を有する潤滑グリースを配合し、これを前記融解温
度以上に加熱して軸受内に充填して固形化した潤滑剤を
特公昭63−23239号に開示した。
【0006】また、米国特許第3547819号公報に
は、潤滑性のある炭化水素油と、平均分子量1.5×1
06 〜5×106 の超高分子量ポリエチレンを用いて固
形化した軸受用潤滑組成物も開示されている。
は、潤滑性のある炭化水素油と、平均分子量1.5×1
06 〜5×106 の超高分子量ポリエチレンを用いて固
形化した軸受用潤滑組成物も開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の軸受用固形潤滑剤は、食品機械に使用可能な潤滑成分
を含有しておらず、また、食品機械用の潤滑剤に対して
工業用防錆剤を添加することもできない。このような理
由により、従来、防錆性が良好で食品機械用固形潤滑剤
として使用できる固形潤滑剤、およびこれを封入した食
品機械用転がり軸受としては満足できるものがなかっ
た。
の軸受用固形潤滑剤は、食品機械に使用可能な潤滑成分
を含有しておらず、また、食品機械用の潤滑剤に対して
工業用防錆剤を添加することもできない。このような理
由により、従来、防錆性が良好で食品機械用固形潤滑剤
として使用できる固形潤滑剤、およびこれを封入した食
品機械用転がり軸受としては満足できるものがなかっ
た。
【0008】そこで、この発明の課題は、上記した問題
点を解決し、食品機械用固形潤滑剤を、軸受内への水の
進入によっても流失しない固形状の軸受用固形潤滑剤に
すると共に、軸受等の潤滑特性を長期間維持するため、
軸受内に食塩水などが侵入しても錆を発生させ難い固形
潤滑剤及び転がり軸受とすることである。
点を解決し、食品機械用固形潤滑剤を、軸受内への水の
進入によっても流失しない固形状の軸受用固形潤滑剤に
すると共に、軸受等の潤滑特性を長期間維持するため、
軸受内に食塩水などが侵入しても錆を発生させ難い固形
潤滑剤及び転がり軸受とすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明では、流動パラフィン、ポリαオレフィ
ン油、植物油および動物油から選ばれる一種以上の油を
5〜99重量%と、超高分子量ポリオレフィンの粉末9
5〜1重量%との混合物を、前記超高分子量ポリオレフ
ィン粉末のゲル化点以上の温度に加熱して成形した食品
機械用固形潤滑剤としたのである。
めに、この発明では、流動パラフィン、ポリαオレフィ
ン油、植物油および動物油から選ばれる一種以上の油を
5〜99重量%と、超高分子量ポリオレフィンの粉末9
5〜1重量%との混合物を、前記超高分子量ポリオレフ
ィン粉末のゲル化点以上の温度に加熱して成形した食品
機械用固形潤滑剤としたのである。
【0010】または、流動パラフィン、ポリαオレフィ
ン油、植物油および動物油から選ばれる一種以上の油を
5〜99重量%と、高密度ポリエチレンの粉末95〜1
重量%との混合物を、前記高密度ポリエチレン粉末のゲ
ル化点以上の温度に加熱して成形した食品機械用固形潤
滑剤としたのである。
ン油、植物油および動物油から選ばれる一種以上の油を
5〜99重量%と、高密度ポリエチレンの粉末95〜1
重量%との混合物を、前記高密度ポリエチレン粉末のゲ
ル化点以上の温度に加熱して成形した食品機械用固形潤
滑剤としたのである。
【0011】また、上記流動パラフィン、ポリαオレフ
ィン油、植物油および動物油から選ばれる一種以上の油
に代えて、この油を基油として適当な増ちょう剤等を配
合したグリースを採用し前記の食品機械用固形潤滑剤と
してもよく、このような食品機械用固形潤滑剤を、ステ
ンレス鋼製の転がり軸受内部に封入して食品機械用転が
り軸受とすることもできる。
ィン油、植物油および動物油から選ばれる一種以上の油
に代えて、この油を基油として適当な増ちょう剤等を配
合したグリースを採用し前記の食品機械用固形潤滑剤と
してもよく、このような食品機械用固形潤滑剤を、ステ
ンレス鋼製の転がり軸受内部に封入して食品機械用転が
り軸受とすることもできる。
【0012】この発明の食品機械用固形潤滑剤に用いる
油は、流動パラフィン、ポリαオレフィン油、植物油お
よび動物油から選ばれるものであって、これらは人体に
無害な物質としてUSDA H−1規格(直接食品に接
触させてもヒトに対して全く無害であるという評価基
準)、FDA規格にも合格したものであり、また、超高
分子量ポリオレフィンや高密度ポリエチレンは、FDA
規格によって食品に接触しても安全が確認された物質で
あり、食品に混入した場合にも安全であるため、食品機
械用固形潤滑剤用の材料として選択できるものである。
油は、流動パラフィン、ポリαオレフィン油、植物油お
よび動物油から選ばれるものであって、これらは人体に
無害な物質としてUSDA H−1規格(直接食品に接
触させてもヒトに対して全く無害であるという評価基
準)、FDA規格にも合格したものであり、また、超高
分子量ポリオレフィンや高密度ポリエチレンは、FDA
規格によって食品に接触しても安全が確認された物質で
あり、食品に混入した場合にも安全であるため、食品機
械用固形潤滑剤用の材料として選択できるものである。
【0013】また、この発明の食品機械用固形潤滑剤
は、固形状であるので、軸受内部に侵入した水とともに
流出することがなく、油の適当な滲み出しにより潤滑特
性を長期間維持すると共に、前記油が内・外輪転走面、
転動体または鉄板リテナーなどの軸受内部に防錆性の被
膜を形成するので、軸受に錆が発生せず、安定して長期
の寿命を付与する。
は、固形状であるので、軸受内部に侵入した水とともに
流出することがなく、油の適当な滲み出しにより潤滑特
性を長期間維持すると共に、前記油が内・外輪転走面、
転動体または鉄板リテナーなどの軸受内部に防錆性の被
膜を形成するので、軸受に錆が発生せず、安定して長期
の寿命を付与する。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明に用いる超高分子量ポリ
オレフィン粉末としては、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリブテンもしくはこれらの共重合体からなる粉
末、または前記単独の粉末を所要の割合で配合した混合
粉末を採用することができる。各粉末の分子量は、粘度
法によって測定される平均分子量が150000以上の
ものである。
オレフィン粉末としては、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリブテンもしくはこれらの共重合体からなる粉
末、または前記単独の粉末を所要の割合で配合した混合
粉末を採用することができる。各粉末の分子量は、粘度
法によって測定される平均分子量が150000以上の
ものである。
【0015】また、この発明に用いる高密度ポリエチレ
ン(HDPE)は、チーグラー系触媒を使用してエチレ
ンを低圧重合法によって製造したものであり、平均分子
量は、50000〜150000(未満)のものであ
る。
ン(HDPE)は、チーグラー系触媒を使用してエチレ
ンを低圧重合法によって製造したものであり、平均分子
量は、50000〜150000(未満)のものであ
る。
【0016】このような平均分子量の範囲にある超高分
子量ポリオレフィンまたは高密度ポリエチレンは、剛性
及び保油性においてそれぞれ低密度ポリエチレンより優
れており、加熱してもほとんど流動することがない。
子量ポリオレフィンまたは高密度ポリエチレンは、剛性
及び保油性においてそれぞれ低密度ポリエチレンより優
れており、加熱してもほとんど流動することがない。
【0017】このような超高分子量ポリオレフィンまた
は高密度ポリエチレンの固形潤滑剤中の配合割合は、9
5〜1重量%であり、その範囲の配合量により組成物の
所望の離油度、粘り強さおよび硬さが変化する。すなわ
ち、超高分子量ポリオレフィンまたは高密度ポリエチレ
ンの配合量が多い程、所定温度で分散保持させた後に固
形化した成形体が硬くなる。
は高密度ポリエチレンの固形潤滑剤中の配合割合は、9
5〜1重量%であり、その範囲の配合量により組成物の
所望の離油度、粘り強さおよび硬さが変化する。すなわ
ち、超高分子量ポリオレフィンまたは高密度ポリエチレ
ンの配合量が多い程、所定温度で分散保持させた後に固
形化した成形体が硬くなる。
【0018】この発明に用いる流動パラフィンは、周知
のように、比較的軽質の潤滑油留分を硫酸洗浄によって
高度に精製した炭化水素油であり、主としてアルキルナ
フテン類からなり、「食品添加物公定書」または「日本
薬局方」に薬用流動パラフィンとして記載されたもので
ある。また、このものは、アメリカ、イギリス、ドイツ
の食添流動パラフィン、局方流動パラフィンにも相当す
る。
のように、比較的軽質の潤滑油留分を硫酸洗浄によって
高度に精製した炭化水素油であり、主としてアルキルナ
フテン類からなり、「食品添加物公定書」または「日本
薬局方」に薬用流動パラフィンとして記載されたもので
ある。また、このものは、アメリカ、イギリス、ドイツ
の食添流動パラフィン、局方流動パラフィンにも相当す
る。
【0019】また、この発明に用いるポリαオレフィン
油は、前記したようにUSDA H−1規格により、直
接食品に接触させてもヒトに対して全く無害であるとい
う評価基準を得たものであり、芳香族炭化水素や硫化化
合物などの不純物を含まない合成炭化水素油である。
油は、前記したようにUSDA H−1規格により、直
接食品に接触させてもヒトに対して全く無害であるとい
う評価基準を得たものであり、芳香族炭化水素や硫化化
合物などの不純物を含まない合成炭化水素油である。
【0020】この発明に用いる植物油は、人体に無害の
周知の天然油であり、例えばツバキ油、オリーブ油、落
花生油、ヒマシ油、菜種油などを使用することができ
る。
周知の天然油であり、例えばツバキ油、オリーブ油、落
花生油、ヒマシ油、菜種油などを使用することができ
る。
【0021】また、この発明に用いる動物油は、人体に
無害の周知の天然油であり、例えばサナギ油、牛脚油、
ラード(豚脂)など、またはイワシ油、ニシン油等の水
産動物油等であってもよい。
無害の周知の天然油であり、例えばサナギ油、牛脚油、
ラード(豚脂)など、またはイワシ油、ニシン油等の水
産動物油等であってもよい。
【0022】この発明において、流動パラフィン、ポリ
αオレフィン油、植物油および動物油から選ばれる一種
以上の油を基油とするグリースは、そのような基油に増
稠剤として、アルミニウム複合石けん、カルシウムハイ
ドロステアレート、ポリウレア、クレーなどを配合した
グリースであり、市販のグリースのうち、FDA、US
DA規格に合格したグリースを採用することもできる。
αオレフィン油、植物油および動物油から選ばれる一種
以上の油を基油とするグリースは、そのような基油に増
稠剤として、アルミニウム複合石けん、カルシウムハイ
ドロステアレート、ポリウレア、クレーなどを配合した
グリースであり、市販のグリースのうち、FDA、US
DA規格に合格したグリースを採用することもできる。
【0023】また、超高分子量ポリオレフィンまたは高
密度ポリエチレンに対して、前記した潤滑グリースまた
は油を分散保持させるためには、上記した材料を混合し
た後、超高分子量ポリオレフィンまたは高密度ポリエチ
レンがゲル化を起す温度以上に加熱し、その後、冷却し
て固形化させる。このようにすると、油性面すなわち油
が滲み出る面のある固形潤滑剤の成形体となる。
密度ポリエチレンに対して、前記した潤滑グリースまた
は油を分散保持させるためには、上記した材料を混合し
た後、超高分子量ポリオレフィンまたは高密度ポリエチ
レンがゲル化を起す温度以上に加熱し、その後、冷却し
て固形化させる。このようにすると、油性面すなわち油
が滲み出る面のある固形潤滑剤の成形体となる。
【0024】また、潤滑グリースを用いた発明では、前
記加熱温度は、超高分子量ポリオレフィンのゲル化点以
上であり、かつグリースの滴点以下の温度を採用するこ
とが好ましい。
記加熱温度は、超高分子量ポリオレフィンのゲル化点以
上であり、かつグリースの滴点以下の温度を採用するこ
とが好ましい。
【0025】
〔実施例1〜6〕超高分子量ポリオレフィン(三井石油
化学工業社製:ミペロン、主成分がポリオレフィンのう
ちポリエチレンであり、粘度法による分子量が200万
である)、高密度ポリエチレン、流動パラフィン、植物
油としてオリーブ油、動物油としてラード(豚脂)、食
品機械用グリースI(流動パラフィンをアルミニウム複
合石けんで増稠したもの)、食品機械用グリースII
(流動パラフィンをポリウレアで増稠したもの)を原材
料として、表1に示す配合割合で混合し、この混合物を
ステンレス(SUS440c)製の軸受6204に約
1.8g封入してゴム製シールをした。そして、この軸
受を150〜180℃の恒温層で30分加熱して、前記
の混合物を固形状化した。得られた固形潤滑剤の硬さ
と錆試験を以下の試験方法によって行ない、この結果
を表1中に示した。 硬さ: JIS K6301 5.2によりHs(ス
プリング式硬さ)を測定した。 錆試験: ASTM D 1743の錆試験法をさら
に激しくした方法であって、先ず、軸受6204にラジ
アル荷重を98N負荷し、毎分1800回転で1分間慣
らし運転し、次に3%食塩水を0.5ミリリットル軸受
内部に注入した後、再度ラジアル荷重を98N加え、毎
分1800回転で3分間回転させた。この軸受をデシケ
ータに入れて40℃で100時間放置した後、軸受内側
の発錆状況を調べた。その評価は、内輪レースを周方向
に23等分し、外輪レースを周方向に31等分して錆の
あった区間数を調べ、試験回数n=2回の平均区間数を
錆評点とした。
化学工業社製:ミペロン、主成分がポリオレフィンのう
ちポリエチレンであり、粘度法による分子量が200万
である)、高密度ポリエチレン、流動パラフィン、植物
油としてオリーブ油、動物油としてラード(豚脂)、食
品機械用グリースI(流動パラフィンをアルミニウム複
合石けんで増稠したもの)、食品機械用グリースII
(流動パラフィンをポリウレアで増稠したもの)を原材
料として、表1に示す配合割合で混合し、この混合物を
ステンレス(SUS440c)製の軸受6204に約
1.8g封入してゴム製シールをした。そして、この軸
受を150〜180℃の恒温層で30分加熱して、前記
の混合物を固形状化した。得られた固形潤滑剤の硬さ
と錆試験を以下の試験方法によって行ない、この結果
を表1中に示した。 硬さ: JIS K6301 5.2によりHs(ス
プリング式硬さ)を測定した。 錆試験: ASTM D 1743の錆試験法をさら
に激しくした方法であって、先ず、軸受6204にラジ
アル荷重を98N負荷し、毎分1800回転で1分間慣
らし運転し、次に3%食塩水を0.5ミリリットル軸受
内部に注入した後、再度ラジアル荷重を98N加え、毎
分1800回転で3分間回転させた。この軸受をデシケ
ータに入れて40℃で100時間放置した後、軸受内側
の発錆状況を調べた。その評価は、内輪レースを周方向
に23等分し、外輪レースを周方向に31等分して錆の
あった区間数を調べ、試験回数n=2回の平均区間数を
錆評点とした。
【0026】
【表1】
【0027】〔実施例7〕超高分子量ポリオレフィンと
食品機械用グリースIを表1に示した割合で混合し、こ
れを軸受6204(SUJ−2)に約1.8g封入して
ゴム製シールをし、その他の条件については実施例1〜
6と全く同様にして潤滑組成物を固形状化した。得られ
た固形潤滑剤についての特性を調べるため、前記の硬さ
と錆試験とを行い、この結果を表1中に併記した。
食品機械用グリースIを表1に示した割合で混合し、こ
れを軸受6204(SUJ−2)に約1.8g封入して
ゴム製シールをし、その他の条件については実施例1〜
6と全く同様にして潤滑組成物を固形状化した。得られ
た固形潤滑剤についての特性を調べるため、前記の硬さ
と錆試験とを行い、この結果を表1中に併記した。
【0028】〔実施例8〜12〕超高分子量ポリオレフ
ィン、高密度ポリオレフィン、流動パラフィン、ポリα
オレフィン油、食品機械用グリースI、食品機械用グリ
ースIII (ポリαオレフィン油をポリウレアで増ちょう
したグリース)を原材料として表2に示す配合割合で混
合し、これをステンレス鋼(SUS440C)製の軸受
6204に約1.8g封入してゴム製シールをした。そ
して、この軸受を150〜180℃の恒温槽内で30分
間加熱して、前記の混合物を固形状化した。得られた固
形潤滑剤について前記の硬さと錆試験とを行い、こ
の結果を表2中に併記した。
ィン、高密度ポリオレフィン、流動パラフィン、ポリα
オレフィン油、食品機械用グリースI、食品機械用グリ
ースIII (ポリαオレフィン油をポリウレアで増ちょう
したグリース)を原材料として表2に示す配合割合で混
合し、これをステンレス鋼(SUS440C)製の軸受
6204に約1.8g封入してゴム製シールをした。そ
して、この軸受を150〜180℃の恒温槽内で30分
間加熱して、前記の混合物を固形状化した。得られた固
形潤滑剤について前記の硬さと錆試験とを行い、こ
の結果を表2中に併記した。
【0029】〔比較例1〕食品加工用グリースIを軸受
6204(SUJ−2)に約1.8g封入した。得られ
た固形潤滑剤についての特性を調べるため、前記の硬さ
と錆試験とを行い、この結果を表2中に併記した。
6204(SUJ−2)に約1.8g封入した。得られ
た固形潤滑剤についての特性を調べるため、前記の硬さ
と錆試験とを行い、この結果を表2中に併記した。
【0030】
【表2】
【0031】表1および表2の試験結果から明らかなよ
うに、実施例1〜12は、グリースを固形状化せずにそ
のまま封入した比較例1に比べてグリースの漏れが少な
く、しかも食塩水が軸受内部に侵入するような過酷な条
件において、錆が発生し難く、防錆性および潤滑耐久性
が極めて優れたものであった。
うに、実施例1〜12は、グリースを固形状化せずにそ
のまま封入した比較例1に比べてグリースの漏れが少な
く、しかも食塩水が軸受内部に侵入するような過酷な条
件において、錆が発生し難く、防錆性および潤滑耐久性
が極めて優れたものであった。
【0032】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように、人体
に対して安全で無害である所定の成分からなる固型潤滑
剤としたので、軸受内に水や泥が侵入しても流失しない
食品機械用固形潤滑剤であり、しかも軸受内に濃度の高
い食塩水が軸受内部に侵入するような過酷な条件におい
ても防錆性に優れているので、軸受の潤滑特性を長期間
維持させる優れた食品機械用転がり軸受であるという利
点がある。
に対して安全で無害である所定の成分からなる固型潤滑
剤としたので、軸受内に水や泥が侵入しても流失しない
食品機械用固形潤滑剤であり、しかも軸受内に濃度の高
い食塩水が軸受内部に侵入するような過酷な条件におい
ても防錆性に優れているので、軸受の潤滑特性を長期間
維持させる優れた食品機械用転がり軸受であるという利
点がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10N 40:02 50:08
Claims (5)
- 【請求項1】 流動パラフィン、ポリαオレフィン油、
植物油および動物油から選ばれる一種以上の油を5〜9
9重量%と、超高分子量ポリオレフィンの粉末95〜1
重量%との混合物を、前記超高分子量ポリオレフィン粉
末のゲル化点以上の温度に加熱して成形してなる食品機
械用固形潤滑剤。 - 【請求項2】 上記流動パラフィン、ポリαオレフィン
油、植物油および動物油から選ばれる一種以上の油に代
えて、この油を基油とするグリースを採用した請求項1
に記載の食品機械用固形潤滑剤。 - 【請求項3】 流動パラフィン、ポリαオレフィン油、
植物油および動物油から選ばれる一種以上の油を5〜9
9重量%と、高密度ポリエチレンの粉末95〜1重量%
との混合物を、前記高密度ポリエチレン粉末のゲル化点
以上の温度に加熱して成形してなる食品機械用固形潤滑
剤。 - 【請求項4】 上記流動パラフィン、ポリαオレフィン
油、植物油および動物油から選ばれる一種以上の油に代
えて、この油を基油とするグリースを採用した請求項3
に記載の食品機械用固形潤滑剤。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の食
品機械用固形潤滑剤を、ステンレス鋼製の転がり軸受内
部に封入してなる食品機械用転がり軸受。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9104547A JPH1036875A (ja) | 1996-04-22 | 1997-04-22 | 食品機械用固形潤滑剤 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8-100093 | 1996-04-22 | ||
| JP10009396 | 1996-04-22 | ||
| JP9104547A JPH1036875A (ja) | 1996-04-22 | 1997-04-22 | 食品機械用固形潤滑剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1036875A true JPH1036875A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=26441182
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9104547A Pending JPH1036875A (ja) | 1996-04-22 | 1997-04-22 | 食品機械用固形潤滑剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1036875A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001271082A (ja) * | 2000-03-24 | 2001-10-02 | Nsk Ltd | 食品機械用潤滑部材の使用方法 |
| JP2006182856A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Sumikou Junkatsuzai Kk | 人体に安全な潤滑剤組成物 |
| JP2006526698A (ja) * | 2003-05-30 | 2006-11-24 | リニューアブル リューブリカンツ インコーポレーテッド | 改良型食品グレード潤滑剤 |
| US7771125B2 (en) | 2004-06-07 | 2010-08-10 | Ntn Corporation | Retainer for rolling bearing, and rolling bearing |
| WO2013042715A1 (ja) | 2011-09-22 | 2013-03-28 | Ntn株式会社 | 滑り軸受および画像形成装置 |
-
1997
- 1997-04-22 JP JP9104547A patent/JPH1036875A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| EP2275698A1 (en) | 2004-06-07 | 2011-01-19 | NTN Corporation | Retainer for rolling bearing, and method of manufacturing a rolling bearing retainer |
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| US9458885B2 (en) | 2011-09-22 | 2016-10-04 | Ntn Corporation | Sliding bearing and image forming apparatus |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040817 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050222 |