JPH1036914A - 磁気特性に優れる方向性電磁鋼板の製造方法 - Google Patents
磁気特性に優れる方向性電磁鋼板の製造方法Info
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- JPH1036914A JPH1036914A JP8191856A JP19185696A JPH1036914A JP H1036914 A JPH1036914 A JP H1036914A JP 8191856 A JP8191856 A JP 8191856A JP 19185696 A JP19185696 A JP 19185696A JP H1036914 A JPH1036914 A JP H1036914A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 冷間圧延工程に工夫を凝らし、磁気特性に優
れる方向性電磁鋼板を製造する。 【解決手段】 方向性電磁鋼板を製造するにあたり、中
間焼鈍後1回目の冷間圧延をタンデム圧延機で行い、そ
の少なくとも1パス以上のかみ込み鋼板温度を100 ℃〜
300 ℃の範囲とし、かつ、その最終スタンドの出側鋼板
温度を100 ℃〜300 ℃の範囲としてコイルに巻取り、20
分間以上放置してから2回目の冷間圧延により最終冷延
板厚にする。
れる方向性電磁鋼板を製造する。 【解決手段】 方向性電磁鋼板を製造するにあたり、中
間焼鈍後1回目の冷間圧延をタンデム圧延機で行い、そ
の少なくとも1パス以上のかみ込み鋼板温度を100 ℃〜
300 ℃の範囲とし、かつ、その最終スタンドの出側鋼板
温度を100 ℃〜300 ℃の範囲としてコイルに巻取り、20
分間以上放置してから2回目の冷間圧延により最終冷延
板厚にする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷間圧延工程に
工夫を凝らすことにより磁気特性に優れる方向性電磁鋼
板の製造方法を提案するものである。
工夫を凝らすことにより磁気特性に優れる方向性電磁鋼
板の製造方法を提案するものである。
【0002】
【従来の技術】方向性電磁鋼板を製造する際の冷間圧延
工程において、例えば、特開昭50−16610 号公報(特性
の優れた高磁束密度一方向性けい素鋼板(帯)を得る冷
間圧延法)に開示さているように、圧延中に冷延板を低
温で熱処理(以後、時効処理という)することにより、
鉄損の低下および磁束密度の向上等、磁気特性が向上す
ることが知られている。
工程において、例えば、特開昭50−16610 号公報(特性
の優れた高磁束密度一方向性けい素鋼板(帯)を得る冷
間圧延法)に開示さているように、圧延中に冷延板を低
温で熱処理(以後、時効処理という)することにより、
鉄損の低下および磁束密度の向上等、磁気特性が向上す
ることが知られている。
【0003】これは、C,Nの拡散現象を利用し圧延に
より発生した転位を固着させることにより、さらなるせ
ん断変形を進行させ圧延集合組織を改善する方法であ
る。しかしながら、タンデム圧延の場合、圧延途中の各
スタンド間で十分な加熱保持時間が得られないため、
C,Nの拡散が十分でなく、磁気特性の十分な改善は困
難であった。
より発生した転位を固着させることにより、さらなるせ
ん断変形を進行させ圧延集合組織を改善する方法であ
る。しかしながら、タンデム圧延の場合、圧延途中の各
スタンド間で十分な加熱保持時間が得られないため、
C,Nの拡散が十分でなく、磁気特性の十分な改善は困
難であった。
【0004】また、他の磁気特性の向上手段として、温
間圧延を行うことが知られている。これは上記したよう
な冷間圧延のパス間で時効処理を行う静的な時効とは異
なり、圧延中の鋼板温度を高温とすることにより、圧延
変形で発生した転位を直ちにC,Nによって固着させる
動的時効効果を利用した方法である。
間圧延を行うことが知られている。これは上記したよう
な冷間圧延のパス間で時効処理を行う静的な時効とは異
なり、圧延中の鋼板温度を高温とすることにより、圧延
変形で発生した転位を直ちにC,Nによって固着させる
動的時効効果を利用した方法である。
【0005】この動的時効を利用したタンデム圧延によ
る温間圧延法としては、特開平1−215925号公報(一方
向性電磁鋼板の冷間圧延方法)および特開平1−218705
号公報(冷間タンデム圧延方法)などに提案開示されて
おり、これらは、タンデム圧延機による冷間圧延過程
で、少なくとも1パスでワークロール対にかみ込む圧延
板の温度を300 〜500 ℃および100 〜500 ℃としてい
る。
る温間圧延法としては、特開平1−215925号公報(一方
向性電磁鋼板の冷間圧延方法)および特開平1−218705
号公報(冷間タンデム圧延方法)などに提案開示されて
おり、これらは、タンデム圧延機による冷間圧延過程
で、少なくとも1パスでワークロール対にかみ込む圧延
板の温度を300 〜500 ℃および100 〜500 ℃としてい
る。
【0006】鋼板の動的時効の最適温度は、その歪速度
に依存し、圧延速度が速くなるほど最適温度も高くな
る。タンデム圧延機で圧延する場合生産性を考慮しライ
ン速度を速くすると、必然的に最適温度も高くなり、ま
たタンデム圧延機のようにパス間時効が期待できない場
合には、その分高い温間圧延温度が必要となるが、鋼板
温度が300 ℃を超える場合には、圧延油が局所的に鋼板
表面に焼き付き、圧延時の摩擦係数が不安定となって仕
上げ板厚にばらつきを生じる。また、鋼板表面の圧延油
が焼き付いた部分では、その後の脱炭・1次再結晶焼鈍
において、表面酸化膜(サブスケール)が不均一とな
り、製品板での被膜の形成不良や模様の発生により外観
が劣化し、さらに被膜の密着性不良により磁気特性が劣
化するという問題がある。
に依存し、圧延速度が速くなるほど最適温度も高くな
る。タンデム圧延機で圧延する場合生産性を考慮しライ
ン速度を速くすると、必然的に最適温度も高くなり、ま
たタンデム圧延機のようにパス間時効が期待できない場
合には、その分高い温間圧延温度が必要となるが、鋼板
温度が300 ℃を超える場合には、圧延油が局所的に鋼板
表面に焼き付き、圧延時の摩擦係数が不安定となって仕
上げ板厚にばらつきを生じる。また、鋼板表面の圧延油
が焼き付いた部分では、その後の脱炭・1次再結晶焼鈍
において、表面酸化膜(サブスケール)が不均一とな
り、製品板での被膜の形成不良や模様の発生により外観
が劣化し、さらに被膜の密着性不良により磁気特性が劣
化するという問題がある。
【0007】上記の理由から、特開平4−120215号公報
(磁気特性および表面性状に優れた方向性けい素鋼板の
製造方法)には、圧延スタンド入側の鋼板表面温度を30
0 ℃未満とし、それによる磁気特性の劣化分を冷間圧延
前のスケール除去処理を管理することにより補う方法が
提案開示されている。しかし、このような方法で冷間圧
延前の前処理を行い、300 ℃未満の条件でタンデム圧延
を行ったところ、磁気特性の優れた製品を安定して得る
には、未だ十分とは云えなかった。
(磁気特性および表面性状に優れた方向性けい素鋼板の
製造方法)には、圧延スタンド入側の鋼板表面温度を30
0 ℃未満とし、それによる磁気特性の劣化分を冷間圧延
前のスケール除去処理を管理することにより補う方法が
提案開示されている。しかし、このような方法で冷間圧
延前の前処理を行い、300 ℃未満の条件でタンデム圧延
を行ったところ、磁気特性の優れた製品を安定して得る
には、未だ十分とは云えなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、生産性の
向上のために、タンデム温間圧延を行う上で、前記した
圧延油の焼き付きの問題を有利に解決し、安定して高い
磁束密度が得られる方向性電磁鋼板の製造方法を提案す
ることを目的とする。
向上のために、タンデム温間圧延を行う上で、前記した
圧延油の焼き付きの問題を有利に解決し、安定して高い
磁束密度が得られる方向性電磁鋼板の製造方法を提案す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の要旨とすると
ころは以下の通りである。 方向性電磁鋼板用けい素鋼スラブを素材として熱間圧
延し、中間焼鈍を挟んでその前段および後段でそれぞれ
冷間圧延を行い、かつ、後段での冷間圧延を2回行って
最終冷延板厚とし、ついで、脱炭焼鈍後、焼鈍分離剤を
塗布してから、最終仕上げ焼鈍を施す一連の工程により
方向性電磁鋼板を製造するにあたり、中間焼鈍後段の1
回目の冷間圧延をタンデム圧延機で行い、少なくとも1
パス以上のかみ込み鋼板温度を100 ℃〜300 ℃の範囲と
し、かつ、最終スタンドの出側鋼板温度を100 ℃〜300
℃の範囲としてコイルに巻取り、20分間以上放置してか
ら、2回目の冷間圧延により最終冷延板厚にすることを
特徴とする磁気特性に優れる方向性電磁鋼板の製造方法
(第1発明)。
ころは以下の通りである。 方向性電磁鋼板用けい素鋼スラブを素材として熱間圧
延し、中間焼鈍を挟んでその前段および後段でそれぞれ
冷間圧延を行い、かつ、後段での冷間圧延を2回行って
最終冷延板厚とし、ついで、脱炭焼鈍後、焼鈍分離剤を
塗布してから、最終仕上げ焼鈍を施す一連の工程により
方向性電磁鋼板を製造するにあたり、中間焼鈍後段の1
回目の冷間圧延をタンデム圧延機で行い、少なくとも1
パス以上のかみ込み鋼板温度を100 ℃〜300 ℃の範囲と
し、かつ、最終スタンドの出側鋼板温度を100 ℃〜300
℃の範囲としてコイルに巻取り、20分間以上放置してか
ら、2回目の冷間圧延により最終冷延板厚にすることを
特徴とする磁気特性に優れる方向性電磁鋼板の製造方法
(第1発明)。
【0010】上記の工程にて最終スタンドの出側鋼板
温度を100 ℃〜300 ℃の範囲としてコイルに巻取ったの
ち、その巻取り温度範囲に20分間以上保持してから、2
回目の冷間圧延により最終冷延板厚とする磁気特性に優
れる方向性電磁鋼板の製造方法(第2発明)。
温度を100 ℃〜300 ℃の範囲としてコイルに巻取ったの
ち、その巻取り温度範囲に20分間以上保持してから、2
回目の冷間圧延により最終冷延板厚とする磁気特性に優
れる方向性電磁鋼板の製造方法(第2発明)。
【0011】
【発明の実施の形態】まず、この発明を達成するに至っ
た実験例について以下に述べる。素材として、C:0.06
5 wt%(以下単に%であらわす)、Si:3.25%、sol.A
l:0.025 %、N:0.0080%、Se:0.024 %、Sb:0.029
%を含有する鋼塊を、高温加熱したのち板厚:2.3mm
に熱間圧延した。ついで、熱延板焼鈍を施したのち、冷
間圧延で1.6mm の中間板厚とし、1000℃・1分間の中間
焼鈍を行った。この中間焼鈍後1回目の冷間圧延をタン
デム圧延機により板厚:0.8mm にするに際し、最終パス
の入側鋼板温度を常温(クーラントと同程度の温度)お
よび200 ℃とし、さらに出側の鋼板温度が50℃〜350 ℃
の範囲になるように冷却水量を調整し、そのまままたは
直ちに常温まで一旦冷却したのちそれぞれコイルを巻取
った。
た実験例について以下に述べる。素材として、C:0.06
5 wt%(以下単に%であらわす)、Si:3.25%、sol.A
l:0.025 %、N:0.0080%、Se:0.024 %、Sb:0.029
%を含有する鋼塊を、高温加熱したのち板厚:2.3mm
に熱間圧延した。ついで、熱延板焼鈍を施したのち、冷
間圧延で1.6mm の中間板厚とし、1000℃・1分間の中間
焼鈍を行った。この中間焼鈍後1回目の冷間圧延をタン
デム圧延機により板厚:0.8mm にするに際し、最終パス
の入側鋼板温度を常温(クーラントと同程度の温度)お
よび200 ℃とし、さらに出側の鋼板温度が50℃〜350 ℃
の範囲になるように冷却水量を調整し、そのまままたは
直ちに常温まで一旦冷却したのちそれぞれコイルを巻取
った。
【0012】これらのコイルのうちそのまま巻取ったコ
イルは出側鋼板温度と同等の温度でそれぞれ20分間およ
2時間保持し、他の冷却して巻取ったコイルは200 ℃の
温度に再加熱してそれぞれ20分間および2時間保持し
た。
イルは出側鋼板温度と同等の温度でそれぞれ20分間およ
2時間保持し、他の冷却して巻取ったコイルは200 ℃の
温度に再加熱してそれぞれ20分間および2時間保持し
た。
【0013】その後これらのコイルをさらに冷間圧延
(中間焼鈍後2回目の冷間圧延)しそれぞれ板厚:0.23
mmの最終冷延板厚に仕上げた。
(中間焼鈍後2回目の冷間圧延)しそれぞれ板厚:0.23
mmの最終冷延板厚に仕上げた。
【0014】ついで、湿水素雰囲気中で840 ℃・2分間
の脱炭・1次再結晶焼鈍を施し、MgO を主成分とする焼
鈍分離剤を塗布してから2次再結晶焼鈍を行った。
の脱炭・1次再結晶焼鈍を施し、MgO を主成分とする焼
鈍分離剤を塗布してから2次再結晶焼鈍を行った。
【0015】かくして得られた各製品板について磁束密
度 (B8)を調査した。処理条件および磁束密度の測定結
果を表1にまとめて示す。
度 (B8)を調査した。処理条件および磁束密度の測定結
果を表1にまとめて示す。
【0016】
【表1】
【0017】表1から明らかなように、最終スタンド入
側の鋼板温度を200 ℃とし、その出側鋼板温度を160 ℃
および250 ℃とした場合には磁束密度 (B8)が1.92T 以
上の値を示し、そして、コイルに巻取り後の保持時間ま
たは200 ℃の温度に再加熱したのちの保持時間が、20分
間より2時間とした方が磁束密度は向上している。
側の鋼板温度を200 ℃とし、その出側鋼板温度を160 ℃
および250 ℃とした場合には磁束密度 (B8)が1.92T 以
上の値を示し、そして、コイルに巻取り後の保持時間ま
たは200 ℃の温度に再加熱したのちの保持時間が、20分
間より2時間とした方が磁束密度は向上している。
【0018】しかしながら、最終スタンド出側で一旦冷
却したのち再加熱した場合に比し、冷却することなくそ
のまま巻取った場合には特段に優れる磁束密度が得ら
れ、かつ、この場合にはコイル巻取り後の保持時間が20
分間であっても十分に高い磁束密度が得られることがわ
かる。
却したのち再加熱した場合に比し、冷却することなくそ
のまま巻取った場合には特段に優れる磁束密度が得ら
れ、かつ、この場合にはコイル巻取り後の保持時間が20
分間であっても十分に高い磁束密度が得られることがわ
かる。
【0019】つぎに、上記実験結果にもとづき、この発
明の作用効果について述べる。冷間圧延−中間焼鈍後の
鋼板をタンデム圧延機で温間圧延する際、少なくとも1
パス以上にて、かみ込み鋼板温度を100 ℃〜300 ℃の範
囲とすることにより冷間圧延後および脱炭焼鈍後の集合
組織を改善することができる。なお、上記の実験例は、
タンデム圧延最終パス入側のみの鋼板温度の結果である
が、この発明では最終パスのみに限定されるものではな
い。
明の作用効果について述べる。冷間圧延−中間焼鈍後の
鋼板をタンデム圧延機で温間圧延する際、少なくとも1
パス以上にて、かみ込み鋼板温度を100 ℃〜300 ℃の範
囲とすることにより冷間圧延後および脱炭焼鈍後の集合
組織を改善することができる。なお、上記の実験例は、
タンデム圧延最終パス入側のみの鋼板温度の結果である
が、この発明では最終パスのみに限定されるものではな
い。
【0020】この集合組織改善のメカニズムは、必ずし
も、明らかではないが、その一つとして、動的時効効果
で圧延中のせん断変形が促進されることが考えられる。
かみ込み鋼板温度が100 ℃未満では動的時効効果が少な
く、この発明の場合のように巻取り後の静的時効効果を
組み合わせることによってもこれを補うことができない
ものと推測される。
も、明らかではないが、その一つとして、動的時効効果
で圧延中のせん断変形が促進されることが考えられる。
かみ込み鋼板温度が100 ℃未満では動的時効効果が少な
く、この発明の場合のように巻取り後の静的時効効果を
組み合わせることによってもこれを補うことができない
ものと推測される。
【0021】一方、かみ込み鋼板温度は高いほど磁気特
性に対して有利であると考えられる。しかし、300 ℃超
えでは、前記したように、圧延油が局所的に鋼板表面に
焼き付いて、圧延時の摩擦係数が一定とならず仕上げ板
厚にばらつきを生じるばかりでなく、圧延油が焼き付い
た部分では、その後の脱炭・1 次再結晶焼鈍において表
面酸化膜(サブスケール)が不均一となり、製品板の被
膜の形成不良や模様の発生により外観が劣化し、また被
膜の密着性不良により磁気特性が劣化するという問題が
発生する。
性に対して有利であると考えられる。しかし、300 ℃超
えでは、前記したように、圧延油が局所的に鋼板表面に
焼き付いて、圧延時の摩擦係数が一定とならず仕上げ板
厚にばらつきを生じるばかりでなく、圧延油が焼き付い
た部分では、その後の脱炭・1 次再結晶焼鈍において表
面酸化膜(サブスケール)が不均一となり、製品板の被
膜の形成不良や模様の発生により外観が劣化し、また被
膜の密着性不良により磁気特性が劣化するという問題が
発生する。
【0022】そこで、この発明では、タンデム圧延の最
終パス出側鋼板温度を100 ℃〜300℃の範囲として、こ
の温度範囲で巻取り保持することにより静的時効を促進
させ、その後さらに冷間圧延を行うことにより、優れた
磁気特性を維持したまま、かみ込み鋼板温度を300 ℃以
下の温度に抑えることができ、高温圧延時に問題となる
鋼板への圧延油の焼き付きを排除するものである。
終パス出側鋼板温度を100 ℃〜300℃の範囲として、こ
の温度範囲で巻取り保持することにより静的時効を促進
させ、その後さらに冷間圧延を行うことにより、優れた
磁気特性を維持したまま、かみ込み鋼板温度を300 ℃以
下の温度に抑えることができ、高温圧延時に問題となる
鋼板への圧延油の焼き付きを排除するものである。
【0023】ついで、タンデム圧延の最終パスの出側鋼
板温度についても、100 ℃未満であると長時間の保持が
必要であり、生産性の向上の点で不利となる。また、30
0 ℃を超える場合も磁気特性の劣化が認められる。この
理由として、出側温度が300℃超えと高すぎると、鋼中
のC,Nの拡散が進みすぎ、炭化物もしくは窒化物の析
出等が短時間で起こってしまうため、つづく冷間圧延で
の集合組織の形成もしくは脱炭焼鈍時の脱炭に悪影響を
及ぼし磁性を劣化させるものと考えられる。
板温度についても、100 ℃未満であると長時間の保持が
必要であり、生産性の向上の点で不利となる。また、30
0 ℃を超える場合も磁気特性の劣化が認められる。この
理由として、出側温度が300℃超えと高すぎると、鋼中
のC,Nの拡散が進みすぎ、炭化物もしくは窒化物の析
出等が短時間で起こってしまうため、つづく冷間圧延で
の集合組織の形成もしくは脱炭焼鈍時の脱炭に悪影響を
及ぼし磁性を劣化させるものと考えられる。
【0024】また、鋼板を一旦冷却後、再加熱して時効
させる場合に比し、高温のままコイルに巻取り保持して
時効させる場合の方が、短時間でしかも優れた磁気特性
を有する製品板が得られる理由については明らかでない
が、タンデム圧延最終スタンドを出たのち、高温のまま
コイルに巻取り保持することにより、静的時効時間が短
縮できるものと考えられ、かくして生産性を高めること
が可能になる。ここで、この発明においては、短時間の
保持で磁束密度が1.9Tを超える優れた製品が得られるた
め、コイルに巻取り後大気中に放置するだけで十分な磁
気特性が得られるが、さらなる高磁束密度・低鉄損の製
品を得るめには、巻取り温度100 ℃〜300 ℃の範囲で所
定時間保持することが有効である。
させる場合に比し、高温のままコイルに巻取り保持して
時効させる場合の方が、短時間でしかも優れた磁気特性
を有する製品板が得られる理由については明らかでない
が、タンデム圧延最終スタンドを出たのち、高温のまま
コイルに巻取り保持することにより、静的時効時間が短
縮できるものと考えられ、かくして生産性を高めること
が可能になる。ここで、この発明においては、短時間の
保持で磁束密度が1.9Tを超える優れた製品が得られるた
め、コイルに巻取り後大気中に放置するだけで十分な磁
気特性が得られるが、さらなる高磁束密度・低鉄損の製
品を得るめには、巻取り温度100 ℃〜300 ℃の範囲で所
定時間保持することが有効である。
【0025】つぎに、この発明の対象とするけい素鋼素
材の好適成分組成範囲ならびに方向性電磁鋼板の好適製
造工程について以下に述べる。
材の好適成分組成範囲ならびに方向性電磁鋼板の好適製
造工程について以下に述べる。
【0026】・成分組成 通常の方向性けい素鋼板用素材の成分組織でよく、それ
らの好適範囲は以下の通りである。
らの好適範囲は以下の通りである。
【0027】C:0.02〜0.15% Cは、熱間圧延時のγ−α変態を利用して結晶組織の改
善を行い、かつ、粒内微細カーバイドとして磁気特性の
改善に寄与する重要な成分であるが、含有量が0.02%未
満ではその効果に乏しく、0.15%を超えると、その後の
脱炭が難しくなる。したがって、その含有量は0.02〜0.
15%の範囲が好ましい。
善を行い、かつ、粒内微細カーバイドとして磁気特性の
改善に寄与する重要な成分であるが、含有量が0.02%未
満ではその効果に乏しく、0.15%を超えると、その後の
脱炭が難しくなる。したがって、その含有量は0.02〜0.
15%の範囲が好ましい。
【0028】Si:2.0 〜4.5 % Siは、電気抵抗を高めることにより、鉄損特性を向上す
る有用な成分であるが、含有量が2.0 %未満では鋼板の
電気抵抗が小さくなって過電流損が増大するため良好な
鉄損特性が得られず、4.5 %を超えると冷間圧延が困難
になる。したがって、その含有量は2.0 〜4.5 %の範囲
がよい。
る有用な成分であるが、含有量が2.0 %未満では鋼板の
電気抵抗が小さくなって過電流損が増大するため良好な
鉄損特性が得られず、4.5 %を超えると冷間圧延が困難
になる。したがって、その含有量は2.0 〜4.5 %の範囲
がよい。
【0029】これらのC,Siのほか、方向性けい素鋼板
用素材には、1次、2次再結晶組織の中からゴス方位以
外の粒成長を抑制することにより、ゴス粒のみを選択的
に成長させるという2次再結晶に不可欠の機能を有する
インヒビタの形成成分を含有させることが重要である。
このインヒビタにはAlN 系およびMnSe, MnS 系のように
粒内に析出して機能するものと、Sb, Sn等のように粒界
に偏析して機能するものの2つのタイプが知られてい
る。
用素材には、1次、2次再結晶組織の中からゴス方位以
外の粒成長を抑制することにより、ゴス粒のみを選択的
に成長させるという2次再結晶に不可欠の機能を有する
インヒビタの形成成分を含有させることが重要である。
このインヒビタにはAlN 系およびMnSe, MnS 系のように
粒内に析出して機能するものと、Sb, Sn等のように粒界
に偏析して機能するものの2つのタイプが知られてい
る。
【0030】AlN 系インヒビタを用いる場合 sol.Al:0.01〜0.05% sol.Alは、含有量が0.01%未満では磁束密度が低下し、
0.05%を超えると2次再結晶が不安定となる。したがっ
て、その含有量は0.01〜0.05%の範囲が好ましい。
0.05%を超えると2次再結晶が不安定となる。したがっ
て、その含有量は0.01〜0.05%の範囲が好ましい。
【0031】N:0.004 〜0.012 % Nは、含有量が0.004 %に満たないと、AlN インヒビタ
量が不足し磁束密度が低下する。また、0.012 %を超え
るとブリスタとよばれる表面欠陥が多発する。したがっ
て、その含有量は0.004 〜0.012 %の範囲がよい。
量が不足し磁束密度が低下する。また、0.012 %を超え
るとブリスタとよばれる表面欠陥が多発する。したがっ
て、その含有量は0.004 〜0.012 %の範囲がよい。
【0032】MnSe, MnS 系インヒビタを用いる場合 Mn:0.03〜0.30% Mnは、含有量が0.03%未満ではインヒビタ成分として絶
対量が不足し、0.30%を超えるとインヒビタ粒子径が粗
大化して結晶粒成長抑制力が低下する。したがって、そ
の含有量は0.03〜0.30%の範囲がよい。 Se+S:0.01〜0.05% SeおよびSは、それぞれ単独または合計の含有量が0.01
%に満たないとインヒビタ成分として絶対量が不足し、
0.05%を超えると仕上げ焼鈍での純化が困難となる。し
たがって、単独または併用のときの合計のいずれの場合
も含有量は0.01〜0.05%の範囲にすることが好ましい。
対量が不足し、0.30%を超えるとインヒビタ粒子径が粗
大化して結晶粒成長抑制力が低下する。したがって、そ
の含有量は0.03〜0.30%の範囲がよい。 Se+S:0.01〜0.05% SeおよびSは、それぞれ単独または合計の含有量が0.01
%に満たないとインヒビタ成分として絶対量が不足し、
0.05%を超えると仕上げ焼鈍での純化が困難となる。し
たがって、単独または併用のときの合計のいずれの場合
も含有量は0.01〜0.05%の範囲にすることが好ましい。
【0033】さらに、この発明では、粒界偏析型のイン
ヒビタとして、Cu, Sn, Sb, Mo, Te, Bi, P等をそれぞ
れ単独または複合して併用することができる。特に優れ
る磁気特性を有する高級方向性電磁鋼板を製造するにあ
たっては、析出タイプだけでなく粒界偏析型の補助イン
ヒビタも併用して、これらのインヒビタ効果を最大限に
発揮させることが有利である。
ヒビタとして、Cu, Sn, Sb, Mo, Te, Bi, P等をそれぞ
れ単独または複合して併用することができる。特に優れ
る磁気特性を有する高級方向性電磁鋼板を製造するにあ
たっては、析出タイプだけでなく粒界偏析型の補助イン
ヒビタも併用して、これらのインヒビタ効果を最大限に
発揮させることが有利である。
【0034】・製造工程 従来からの製鋼法で上記好適成分組成に調整した溶鋼
を、連続鋳造法または造塊−分塊法により所定厚みのス
ラブとしたのち、インヒビタ成分であるAlやSe,Sなど
を完全に固溶させるため1350〜1450℃の温度域に加熱す
る。この加熱後、熱間圧延を行い、ついで組織を均一化
し、かつ2次再結晶を安定化させるための熱延板焼鈍を
必要に応じて行う。
を、連続鋳造法または造塊−分塊法により所定厚みのス
ラブとしたのち、インヒビタ成分であるAlやSe,Sなど
を完全に固溶させるため1350〜1450℃の温度域に加熱す
る。この加熱後、熱間圧延を行い、ついで組織を均一化
し、かつ2次再結晶を安定化させるための熱延板焼鈍を
必要に応じて行う。
【0035】その後、前記したようにこの発明に従っ
て、中間焼鈍を挟んでその前段および後段でそれぞれ冷
間圧延を行い、かつ、後段での冷間圧延を2回行って最
終冷延板厚とする。
て、中間焼鈍を挟んでその前段および後段でそれぞれ冷
間圧延を行い、かつ、後段での冷間圧延を2回行って最
終冷延板厚とする。
【0036】しかるのち、脱炭焼鈍後、鋼板表面にMgO
を主成分とする焼鈍分離剤を塗布してから最終仕上げ焼
鈍を施し製品板とする。また、その後に、りん酸塩系の
上塗りコーティングを施すことは有利である。
を主成分とする焼鈍分離剤を塗布してから最終仕上げ焼
鈍を施し製品板とする。また、その後に、りん酸塩系の
上塗りコーティングを施すことは有利である。
【0037】
実施例1 表2に示す成分組成になる鋼塊A〜Dを、それぞれ板
厚:2.2mm に熱間圧延したのち、1000℃・1分間の加熱
後急冷する熱延板焼鈍を施した。
厚:2.2mm に熱間圧延したのち、1000℃・1分間の加熱
後急冷する熱延板焼鈍を施した。
【0038】
【表2】
【0039】その後、板厚:1.5mm まで冷間圧延したの
ち、1100℃・2分間の加熱後急冷する中間焼鈍を行って
から、中間焼鈍後1回目の冷間圧延をタンデム温間圧延
で中間板厚:0.8mm まで圧延するにあたり、全4スタン
ドのタンデム圧延機の第3スタンド出側のロールクーラ
ントの流量を調整することにより第4スタンド入側の鋼
板温度を252 ℃とし、第4 スタンド出側でロールクーラ
ントの流量を制御することにより、その出側鋼板温度を
それぞれ84℃、238 ℃および351 ℃として、直ちにコイ
ルに巻取り、大気中に30分間放置した。しかるのち、タ
ンデム圧延により中間焼鈍後2回目の冷間圧延を行い、
それぞれ最終冷延板厚:0.22mmとした。
ち、1100℃・2分間の加熱後急冷する中間焼鈍を行って
から、中間焼鈍後1回目の冷間圧延をタンデム温間圧延
で中間板厚:0.8mm まで圧延するにあたり、全4スタン
ドのタンデム圧延機の第3スタンド出側のロールクーラ
ントの流量を調整することにより第4スタンド入側の鋼
板温度を252 ℃とし、第4 スタンド出側でロールクーラ
ントの流量を制御することにより、その出側鋼板温度を
それぞれ84℃、238 ℃および351 ℃として、直ちにコイ
ルに巻取り、大気中に30分間放置した。しかるのち、タ
ンデム圧延により中間焼鈍後2回目の冷間圧延を行い、
それぞれ最終冷延板厚:0.22mmとした。
【0040】ついで、湿水素中で840 ℃・2分間の脱炭
焼鈍を施したのち、5%TiO2を含むMgO を焼鈍分離剤と
して塗布してから、1200℃・10時間の最終仕上げ焼鈍を
行いそれぞれ製品板とした。
焼鈍を施したのち、5%TiO2を含むMgO を焼鈍分離剤と
して塗布してから、1200℃・10時間の最終仕上げ焼鈍を
行いそれぞれ製品板とした。
【0041】かくして得られた各製品板の磁気特性、被
膜外観および被膜の密着性等を調査した。これらの調査
結果を表3にまとめて示す。
膜外観および被膜の密着性等を調査した。これらの調査
結果を表3にまとめて示す。
【0042】
【表3】
【0043】表3から明らかなように、中間焼鈍後1回
目の圧延における第4スタンド出側鋼板温度を238 ℃と
したこの発明の適合例は、いずれの鋼塊を用いた場合に
も比較例に比し優れる磁気特性を示しており、被膜外観
および被膜の密着性も良好である。
目の圧延における第4スタンド出側鋼板温度を238 ℃と
したこの発明の適合例は、いずれの鋼塊を用いた場合に
も比較例に比し優れる磁気特性を示しており、被膜外観
および被膜の密着性も良好である。
【0044】実施例2 前掲表2のDの成分組成になる鋼塊を板厚:3.0mm に熱
間圧延したのち、1000℃・1分間の加熱後急冷する熱延
板焼鈍を施した。
間圧延したのち、1000℃・1分間の加熱後急冷する熱延
板焼鈍を施した。
【0045】その後、板厚:2.0mm まで冷間圧延したの
ち、1100℃・2分間の加熱後急冷する中間焼鈍を行って
から、中間焼鈍後1回目の冷間圧延を、タンデム温間圧
延で中間板厚:1.0mm まで圧延するにあたり、全4スタ
ンドのタンデム圧延機の第3スタンド出側のロールクー
ラントの流量を制御することにより第4スタンド入側鋼
板温度をそれぞれ90℃、198 ℃および330 ℃とし、第4
スタンド出側でロールクーラントの流量を調整すること
により、その出側鋼板温度を224 ℃とした。
ち、1100℃・2分間の加熱後急冷する中間焼鈍を行って
から、中間焼鈍後1回目の冷間圧延を、タンデム温間圧
延で中間板厚:1.0mm まで圧延するにあたり、全4スタ
ンドのタンデム圧延機の第3スタンド出側のロールクー
ラントの流量を制御することにより第4スタンド入側鋼
板温度をそれぞれ90℃、198 ℃および330 ℃とし、第4
スタンド出側でロールクーラントの流量を調整すること
により、その出側鋼板温度を224 ℃とした。
【0046】つづいて、直ちにコイルに巻取り大気中に
30分間放置したもの、直ちにコイルに巻取ったのち200
℃の温度の保温装置にて30分間保持したもの、および一
旦常温まで冷却してコイルに巻取ったのち200 ℃の温度
に再加熱して30分間保持したものの3通りの条件で製造
したコイルをさらにタンデム圧延によりそれぞれ最終冷
延板厚:0.30mmとした。
30分間放置したもの、直ちにコイルに巻取ったのち200
℃の温度の保温装置にて30分間保持したもの、および一
旦常温まで冷却してコイルに巻取ったのち200 ℃の温度
に再加熱して30分間保持したものの3通りの条件で製造
したコイルをさらにタンデム圧延によりそれぞれ最終冷
延板厚:0.30mmとした。
【0047】ついで、湿水素中で840 ℃・2分間の脱炭
焼鈍を施したのち、5% TiO2 を含むMgO を焼鈍分離剤
として塗布してから、1200℃・10時間の最終仕上げ焼鈍
を行いそれぞれ製品板とした。
焼鈍を施したのち、5% TiO2 を含むMgO を焼鈍分離剤
として塗布してから、1200℃・10時間の最終仕上げ焼鈍
を行いそれぞれ製品板とした。
【0048】かくして得られた各製品板について、磁気
特性、被膜外観および被膜の密着性等を調査した。これ
らの調査結果を表4にまとめて示す。
特性、被膜外観および被膜の密着性等を調査した。これ
らの調査結果を表4にまとめて示す。
【0049】
【表4】
【0050】表4から明らかなように、中間焼鈍後1回
目の圧延における第4スタンド出側鋼板温度を198 ℃と
し、コイルに巻取って大気中に30分間放置したもの、お
よびコイルに巻取って200 ℃の温度で30分間保持したも
のの適合例は、磁気特性に優れるとともに、被膜外観お
よび被膜の密着性も良好である。
目の圧延における第4スタンド出側鋼板温度を198 ℃と
し、コイルに巻取って大気中に30分間放置したもの、お
よびコイルに巻取って200 ℃の温度で30分間保持したも
のの適合例は、磁気特性に優れるとともに、被膜外観お
よび被膜の密着性も良好である。
【0051】
【発明の効果】この発明は、中間焼鈍後に2回の冷間圧
延を行って最終冷延板厚として方向性電磁鋼板を製造す
るにあたり、中間焼鈍後の1回目の冷間圧延をタンデム
圧延機で行い、その圧延温度条件およびコイル巻取り後
の保持条件を特定するものであって、この発明によれ
ば、磁気特性ならびに被膜の外観および密着性に優れる
方向性電磁鋼板をタンデム圧延機により安定して製造す
ることができ、また生産性も高めることが可能である。
延を行って最終冷延板厚として方向性電磁鋼板を製造す
るにあたり、中間焼鈍後の1回目の冷間圧延をタンデム
圧延機で行い、その圧延温度条件およびコイル巻取り後
の保持条件を特定するものであって、この発明によれ
ば、磁気特性ならびに被膜の外観および密着性に優れる
方向性電磁鋼板をタンデム圧延機により安定して製造す
ることができ、また生産性も高めることが可能である。
Claims (2)
- 【請求項1】 方向性電磁鋼板用けい素鋼スラブを素材
として熱間圧延し、中間焼鈍を挟んでその前段および後
段でそれぞれ冷間圧延を行い、かつ、後段での冷間圧延
を2回行って最終冷延板厚とし、ついで、脱炭焼鈍後、
焼鈍分離剤を塗布してから、最終仕上げ焼鈍を施す一連
の工程により方向性電磁鋼板を製造するにあたり、 中間焼鈍後段の1回目の冷間圧延をタンデム圧延機で行
い、少なくとも1パス以上のかみ込み鋼板温度を100 ℃
〜300 ℃の範囲とし、かつ、最終スタンドの出側鋼板温
度を100 ℃〜300 ℃の範囲としてコイルに巻取り、20分
間以上放置してから、2回目の冷間圧延により最終冷延
板厚にすることを特徴とする磁気特性に優れる方向性電
磁鋼板の製造方法。 - 【請求項2】 方向性電磁鋼板用けい素鋼スラブを素材
として熱間圧延し、中間焼鈍を挟んでその前段および後
段でそれぞれ冷間圧延を行い、かつ、後段での冷間圧延
を2回行って最終冷延板厚とし、ついで、脱炭焼鈍後、
焼鈍分離剤を塗布してから、最終仕上げ焼鈍を施す一連
の工程により方向性電磁鋼板を製造するにあたり、 中間焼鈍後段の1回目の冷間圧延をタンデム圧延機で行
い、少なくとも1パス以上のかみ込み鋼板温度を100 ℃
〜300 ℃の範囲とし、かつ、最終スタンドの出側鋼板温
度を100 ℃〜300 ℃の範囲としてコイルに巻取り、その
巻取り温度範囲に20分間以上保持してから、2回目の冷
間圧延により最終冷延板厚にすることを特徴とする磁気
特性に優れる方向性電磁鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8191856A JPH1036914A (ja) | 1996-07-22 | 1996-07-22 | 磁気特性に優れる方向性電磁鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8191856A JPH1036914A (ja) | 1996-07-22 | 1996-07-22 | 磁気特性に優れる方向性電磁鋼板の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1036914A true JPH1036914A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16281652
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8191856A Pending JPH1036914A (ja) | 1996-07-22 | 1996-07-22 | 磁気特性に優れる方向性電磁鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1036914A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005262217A (ja) * | 2004-03-16 | 2005-09-29 | Jfe Steel Kk | 磁気特性に優れた方向性電磁鋼板の製造方法 |
| JP2012184497A (ja) * | 2011-02-17 | 2012-09-27 | Jfe Steel Corp | 方向性電磁鋼板の製造方法 |
| WO2022004752A1 (ja) * | 2020-06-30 | 2022-01-06 | Jfeスチール株式会社 | 方向性電磁鋼板の製造方法 |
-
1996
- 1996-07-22 JP JP8191856A patent/JPH1036914A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005262217A (ja) * | 2004-03-16 | 2005-09-29 | Jfe Steel Kk | 磁気特性に優れた方向性電磁鋼板の製造方法 |
| JP2012184497A (ja) * | 2011-02-17 | 2012-09-27 | Jfe Steel Corp | 方向性電磁鋼板の製造方法 |
| WO2022004752A1 (ja) * | 2020-06-30 | 2022-01-06 | Jfeスチール株式会社 | 方向性電磁鋼板の製造方法 |
| JP7081725B1 (ja) * | 2020-06-30 | 2022-06-07 | Jfeスチール株式会社 | 方向性電磁鋼板の製造方法 |
| CN115916425A (zh) * | 2020-06-30 | 2023-04-04 | 杰富意钢铁株式会社 | 取向性电磁钢板的制造方法 |
| US12480176B2 (en) | 2020-06-30 | 2025-11-25 | Jfe Steel Corporation | Method of manufacturing grain-oriented electrical steel sheet |
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