JPH1037127A - 斜張橋におけるケーブル制振装置 - Google Patents
斜張橋におけるケーブル制振装置Info
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- JPH1037127A JPH1037127A JP19866996A JP19866996A JPH1037127A JP H1037127 A JPH1037127 A JP H1037127A JP 19866996 A JP19866996 A JP 19866996A JP 19866996 A JP19866996 A JP 19866996A JP H1037127 A JPH1037127 A JP H1037127A
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- Japan
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- cable
- vibration
- wire rope
- viscoelastic rubber
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 構造が簡単で、維持管理がし易く、且つ景観
を損ねることのない斜張橋のケーブル制振装置を提供す
る。 【解決手段】 斜張橋におけるケーブルCと橋桁Gとの
間に設ける制振装置において、ケーブル長の中間にケー
ブルにクランプ20を固着して設け、一方、橋桁の前記
クランプの下方位置に粘弾性ゴム30からなるダンパー
を設け、該ダンパーと前記クランプとの間をワイヤロー
プ21で連結したことを特徴とする斜張橋におけるケー
ブル制振装置。
を損ねることのない斜張橋のケーブル制振装置を提供す
る。 【解決手段】 斜張橋におけるケーブルCと橋桁Gとの
間に設ける制振装置において、ケーブル長の中間にケー
ブルにクランプ20を固着して設け、一方、橋桁の前記
クランプの下方位置に粘弾性ゴム30からなるダンパー
を設け、該ダンパーと前記クランプとの間をワイヤロー
プ21で連結したことを特徴とする斜張橋におけるケー
ブル制振装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、斜張橋のケーブル
の振動を抑制するケーブル制振装置に関するものであ
る。
の振動を抑制するケーブル制振装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】斜張橋のケーブルは、風に起因する振動
現象が問題となる場合が多い。この現象としては、雨と
強風の相互作用で生じるレインバイブレーション、カル
マン渦に起因する渦励振動等が知られている。レインバ
イブレーションの発生頻度は多くない(過去の観測によ
れば年数回)が、その発生振動数は3Hz 以下であり、
長大ケーブルになるほど最低次モードの振動数が低くな
るため、制振対象とする振動モードは多くなる。一方、
渦励振動はその振幅が大きくないものの、風速が2〜3
m/s以上で発生するため、頻度は非常に多い。その発
生振動モードは、最低次モードから10次モード以上の
ものまで広範囲にわたって観測されている。これらの振
動は、ケーブル定着部の疲労、歩行者、自動車による走
行者に不安感を与えるので、ケーブルの振動を抑制する
対策が講じられている。
現象が問題となる場合が多い。この現象としては、雨と
強風の相互作用で生じるレインバイブレーション、カル
マン渦に起因する渦励振動等が知られている。レインバ
イブレーションの発生頻度は多くない(過去の観測によ
れば年数回)が、その発生振動数は3Hz 以下であり、
長大ケーブルになるほど最低次モードの振動数が低くな
るため、制振対象とする振動モードは多くなる。一方、
渦励振動はその振幅が大きくないものの、風速が2〜3
m/s以上で発生するため、頻度は非常に多い。その発
生振動モードは、最低次モードから10次モード以上の
ものまで広範囲にわたって観測されている。これらの振
動は、ケーブル定着部の疲労、歩行者、自動車による走
行者に不安感を与えるので、ケーブルの振動を抑制する
対策が講じられている。
【0003】この振動の抑制手段としては、ケーブル自
体の断面形状を変化させる空気力学的対策もあるが、ケ
ーブルに機械的制振手段を取り付ける場合が多い。この
機械的制振手段として、ケーブル同士を結合するものが
採用されていたが、これは景観上、好ましいものではな
かった。このため、近年では景観を損なわず、また付加
減衰の予想がある程度可能なダンパーを設置する方式
が、多く採用されるようになっている。
体の断面形状を変化させる空気力学的対策もあるが、ケ
ーブルに機械的制振手段を取り付ける場合が多い。この
機械的制振手段として、ケーブル同士を結合するものが
採用されていたが、これは景観上、好ましいものではな
かった。このため、近年では景観を損なわず、また付加
減衰の予想がある程度可能なダンパーを設置する方式
が、多く採用されるようになっている。
【0004】制振に必要な付加減衰(δ;対数減衰率)
は、レインバイブレーションでは、δ=0.02〜0.
03、渦励振では、δ=0.01程度と言われている。
このダンパーを設けるものとしては、特開平6−136
718号公報(技術1)、特開平7−119115号公
報(技術2)および特開平5−59703号公報(技術
3)がある。
は、レインバイブレーションでは、δ=0.02〜0.
03、渦励振では、δ=0.01程度と言われている。
このダンパーを設けるものとしては、特開平6−136
718号公報(技術1)、特開平7−119115号公
報(技術2)および特開平5−59703号公報(技術
3)がある。
【0005】技術1は、「ケーブル定着部のケーブルを
内在させた円筒部材の一端を橋桁に固着し、ケーブルと
円筒部材の間に固体粘弾性体を設けたもの」であり、技
術2は、「ケーブル定着部近傍のケーブル外周にフラン
ジ付きクランプを取付け、定着部端面と前記フランジの
間に高減衰ゴムを介設したもの」である。しかし、ケー
ブルに付加できる減衰の大きさは、ケーブル固定点(定
着部)から固体粘弾性体までの距離とケーブル長の比に
比例することが知られているため、固定部材とケーブル
に取り付けたクランプの間に、固体粘弾性体を直接取り
付ける技術1および技術2においては、100m程度の
ケーブルに比べ、300mを越える長いケーブルを制振
する場合、ケーブル固定点(定着部)から固体粘弾性体
までの距離が大きくなる。即ち、橋桁面から固体粘弾性
体の取付け位置までの高さが高くなってしまい、固体粘
弾性体の取付け等の施工性および点検、保守が困難とな
る。また、ケーブルに取り付けた固体粘弾性体を含む制
振装置が人の目につき易く、景観が悪くなるという問題
がある。
内在させた円筒部材の一端を橋桁に固着し、ケーブルと
円筒部材の間に固体粘弾性体を設けたもの」であり、技
術2は、「ケーブル定着部近傍のケーブル外周にフラン
ジ付きクランプを取付け、定着部端面と前記フランジの
間に高減衰ゴムを介設したもの」である。しかし、ケー
ブルに付加できる減衰の大きさは、ケーブル固定点(定
着部)から固体粘弾性体までの距離とケーブル長の比に
比例することが知られているため、固定部材とケーブル
に取り付けたクランプの間に、固体粘弾性体を直接取り
付ける技術1および技術2においては、100m程度の
ケーブルに比べ、300mを越える長いケーブルを制振
する場合、ケーブル固定点(定着部)から固体粘弾性体
までの距離が大きくなる。即ち、橋桁面から固体粘弾性
体の取付け位置までの高さが高くなってしまい、固体粘
弾性体の取付け等の施工性および点検、保守が困難とな
る。また、ケーブルに取り付けた固体粘弾性体を含む制
振装置が人の目につき易く、景観が悪くなるという問題
がある。
【0006】このような問題を解決するものとして提案
されているのが、技術3である。この制振装置を図3に
より説明する。ケーブルCに二つ割りのクランプ1を締
め付けボルト2で固定する。一方、橋桁G上に円筒部材
5、蓋体6、円筒部材5の中に収納されたばね受け筒体
7、ばね8、該筒体7の底部中心に一端を固着し、他端
を前記蓋体6を貫通して設けられた連結杆4および円筒
部材5内に注入された粘性流体からなるダンパー10が
前記連結杆4が直立するように取付けられている。な
お、9は筒体7の底板に開けられたオリフィスである。
また、筒体7の外周壁と円筒部材5内壁の間には微小隙
間gが設けられている。そして、前記クランプ1の締め
付けボルト2と連結杆4の間をワイヤロープ3で連結し
てある。3aはワイヤロープ3の上端に形成したアイス
プライスである。ばね8は、筒体7の変位に対し付勢力
をもって復帰変位させる機能を有し、またワイヤロープ
3に所定の張力を付与している。そして、風、降雨等の
作用によりケーブルCに振動が発生すると、その振動変
位はワイヤロープ3を介してダンパー10の筒体7に伝
達される。円筒部材5は不動であるから、筒体7の外周
壁と円筒部材5内周壁の間に粘性流体の粘性剪断抵抗が
生じ、筒体7の運動を止める方向に抵抗力が作用する。
この抵抗力がワイヤロープ3、クランプ1を介して連動
するケーブルCの揺れを減衰させるものである。 以上
の構成により、ダンパーの抵抗力の作用点をケーブルC
の高い位置に設けることができ、さらに、容積の大きな
ダンパー本体は橋桁Gに取付けてあるから、点検、保守
が容易となり、また、景観を損なうことが無い。
されているのが、技術3である。この制振装置を図3に
より説明する。ケーブルCに二つ割りのクランプ1を締
め付けボルト2で固定する。一方、橋桁G上に円筒部材
5、蓋体6、円筒部材5の中に収納されたばね受け筒体
7、ばね8、該筒体7の底部中心に一端を固着し、他端
を前記蓋体6を貫通して設けられた連結杆4および円筒
部材5内に注入された粘性流体からなるダンパー10が
前記連結杆4が直立するように取付けられている。な
お、9は筒体7の底板に開けられたオリフィスである。
また、筒体7の外周壁と円筒部材5内壁の間には微小隙
間gが設けられている。そして、前記クランプ1の締め
付けボルト2と連結杆4の間をワイヤロープ3で連結し
てある。3aはワイヤロープ3の上端に形成したアイス
プライスである。ばね8は、筒体7の変位に対し付勢力
をもって復帰変位させる機能を有し、またワイヤロープ
3に所定の張力を付与している。そして、風、降雨等の
作用によりケーブルCに振動が発生すると、その振動変
位はワイヤロープ3を介してダンパー10の筒体7に伝
達される。円筒部材5は不動であるから、筒体7の外周
壁と円筒部材5内周壁の間に粘性流体の粘性剪断抵抗が
生じ、筒体7の運動を止める方向に抵抗力が作用する。
この抵抗力がワイヤロープ3、クランプ1を介して連動
するケーブルCの揺れを減衰させるものである。 以上
の構成により、ダンパーの抵抗力の作用点をケーブルC
の高い位置に設けることができ、さらに、容積の大きな
ダンパー本体は橋桁Gに取付けてあるから、点検、保守
が容易となり、また、景観を損なうことが無い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、技術3
の制振装置は、円筒部材5の中にばね受け筒体7および
ばね8を収容し、しかもばね受け筒体7に粘性流体の粘
性剪断抵抗を生じさせるために複雑な構造となってい
る。また、粘性流体を使用しているため、ダンパー取替
および使用時に液漏れが生じる可能性があり、かかる場
合は、周囲を汚染したり、液補充しなければならないと
いう問題がある。
の制振装置は、円筒部材5の中にばね受け筒体7および
ばね8を収容し、しかもばね受け筒体7に粘性流体の粘
性剪断抵抗を生じさせるために複雑な構造となってい
る。また、粘性流体を使用しているため、ダンパー取替
および使用時に液漏れが生じる可能性があり、かかる場
合は、周囲を汚染したり、液補充しなければならないと
いう問題がある。
【0008】本発明は、構造が簡単で、維持管理がし易
く、且つ景観を損ねることのない斜張橋のケーブル制振
装置を提供することを目的とする。
く、且つ景観を損ねることのない斜張橋のケーブル制振
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を以
下の装置により達成する。
下の装置により達成する。
【0010】第1の装置は、斜張橋におけるケーブルと
橋桁との間に設けられる制振装置において、ケーブルと
橋桁との間を、粘弾性ゴムからなるダンパーとワイヤー
ロープとを介して連結したことを特徴とする斜張橋にお
けるケーブル制振装置である。
橋桁との間に設けられる制振装置において、ケーブルと
橋桁との間を、粘弾性ゴムからなるダンパーとワイヤー
ロープとを介して連結したことを特徴とする斜張橋にお
けるケーブル制振装置である。
【0011】第2の装置は、上記第1の装置において、
ダンパーの粘弾性ゴムが剪断変形することを特徴とする
請求項1記載の斜張橋におけるケーブル制振装置であ
る。
ダンパーの粘弾性ゴムが剪断変形することを特徴とする
請求項1記載の斜張橋におけるケーブル制振装置であ
る。
【0012】第3の装置は、上記第1の装置又は第2の
装置において、ワイヤーロープに予め張力がかけられた
状態でケーブルと橋桁との間が連結されている特徴とす
る請求項1記載の斜張橋におけるケーブル制振装置であ
る。
装置において、ワイヤーロープに予め張力がかけられた
状態でケーブルと橋桁との間が連結されている特徴とす
る請求項1記載の斜張橋におけるケーブル制振装置であ
る。
【0013】「作用」第1の装置;ケーブルが振動する
とワイヤロープを介して粘弾性ゴムに振動力が伝達さ
れ、粘弾性ゴムに振動が生じる。粘弾性ゴムの振動によ
ってケーブルの振動エネルギーが減衰され、ケーブルの
振動が抑制される。
とワイヤロープを介して粘弾性ゴムに振動力が伝達さ
れ、粘弾性ゴムに振動が生じる。粘弾性ゴムの振動によ
ってケーブルの振動エネルギーが減衰され、ケーブルの
振動が抑制される。
【0014】粘弾性ゴムは、振動の減衰機能とばね機能
を併せもつ部材であるから、振動抑制後、粘弾性ゴムは
ばね機能により、振動発生前の位置に戻ることができ
る。また、ダンパーを橋桁付近に又は橋桁に連結して設
置すれば、景観を損ねることがない。
を併せもつ部材であるから、振動抑制後、粘弾性ゴムは
ばね機能により、振動発生前の位置に戻ることができ
る。また、ダンパーを橋桁付近に又は橋桁に連結して設
置すれば、景観を損ねることがない。
【0015】第2の装置;粘弾性ゴムの取付け構造は、
ケーブルの振動時にその振動エネルギーを速やかに吸収
できるものが望ましい。粘弾性ゴムが剪断変形するよう
にダンパーを橋桁に取り付ければ、高いエネルギー損失
が得られる。
ケーブルの振動時にその振動エネルギーを速やかに吸収
できるものが望ましい。粘弾性ゴムが剪断変形するよう
にダンパーを橋桁に取り付ければ、高いエネルギー損失
が得られる。
【0016】第3の装置;ワイヤロープは圧縮力を伝達
しないため、ケーブルの振動方向がワイヤロープの圧縮
方向のときは、粘弾性ゴムに振動エネルギーの減衰作用
が生じない。ワイヤロープに予め張力をかけた状態でダ
ンパーを取付けておけば、ケーブルが振動してもワイヤ
ロープが緩まないから、ケーブルの振動方向がワイヤロ
ープの圧縮方向のときでも、粘弾性ゴムに振動変位を伝
達することができる。従って、ワイヤロープに予め張力
をかけない場合に比べ、ケーブル振動1サイクル当たり
のエネルギー減衰量が多くなり、ケーブルの振動をより
速やかに抑制することができる。
しないため、ケーブルの振動方向がワイヤロープの圧縮
方向のときは、粘弾性ゴムに振動エネルギーの減衰作用
が生じない。ワイヤロープに予め張力をかけた状態でダ
ンパーを取付けておけば、ケーブルが振動してもワイヤ
ロープが緩まないから、ケーブルの振動方向がワイヤロ
ープの圧縮方向のときでも、粘弾性ゴムに振動変位を伝
達することができる。従って、ワイヤロープに予め張力
をかけない場合に比べ、ケーブル振動1サイクル当たり
のエネルギー減衰量が多くなり、ケーブルの振動をより
速やかに抑制することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて以下に説明する。図1は、本発明装置の取付け状態
を示す概要図、図2は、図1のA−A矢視図である。
いて以下に説明する。図1は、本発明装置の取付け状態
を示す概要図、図2は、図1のA−A矢視図である。
【0018】Cは斜張橋のケーブル、Gは橋桁である。
20は二つ割りのクランプで、一方のクランプ片にはワ
イヤロープ等の係止金具20aが設けられている。クラ
ンプ20は、ケーブルCの中間に図示しない締め付けボ
ルトで固く装着されている。21はワイヤロープ、30
は粘弾性ゴム、22は粘弾性ゴム30の中央にその下部
を埋め込まれ、加硫接合されており、振動力を前記粘弾
性ゴム30に伝達するための伝達板である。22aは伝
達板22の上端部に取付けられた係止金具取付け板、2
2bは係止金具取付け板22a上面に取り付けられた係
止金具である。粘弾性ゴム30の外側端面は、収納枠2
4の側板24b、24bに加硫接合されている。この収
納枠24は底板24aを有している。底板24aの下面
中心にブラケット25が形成されている。また、橋桁G
上に前記ブラケット25と係合するブラケット26が設
けられている。これらのブラケット25および26は、
軸ピン27により結合されるので、前記収納枠24を、
前記軸ピン27を支点として揺動可能とすることができ
る。なお、収納枠24は、振動力が粘弾性ゴム30に剪
断力として作用するように、張設されたケーブルCに直
交する平面に伝達板22が平行するように取付けると、
高い減衰率が得られるので、かくすることが望ましい。
20は二つ割りのクランプで、一方のクランプ片にはワ
イヤロープ等の係止金具20aが設けられている。クラ
ンプ20は、ケーブルCの中間に図示しない締め付けボ
ルトで固く装着されている。21はワイヤロープ、30
は粘弾性ゴム、22は粘弾性ゴム30の中央にその下部
を埋め込まれ、加硫接合されており、振動力を前記粘弾
性ゴム30に伝達するための伝達板である。22aは伝
達板22の上端部に取付けられた係止金具取付け板、2
2bは係止金具取付け板22a上面に取り付けられた係
止金具である。粘弾性ゴム30の外側端面は、収納枠2
4の側板24b、24bに加硫接合されている。この収
納枠24は底板24aを有している。底板24aの下面
中心にブラケット25が形成されている。また、橋桁G
上に前記ブラケット25と係合するブラケット26が設
けられている。これらのブラケット25および26は、
軸ピン27により結合されるので、前記収納枠24を、
前記軸ピン27を支点として揺動可能とすることができ
る。なお、収納枠24は、振動力が粘弾性ゴム30に剪
断力として作用するように、張設されたケーブルCに直
交する平面に伝達板22が平行するように取付けると、
高い減衰率が得られるので、かくすることが望ましい。
【0019】前記粘弾性ゴム30は、高い振動減衰機能
およびばね機能(弾性)を備えていることが要求され、
具体的には、天然ゴムの他、SBR(スチレンブタジエ
ンゴム)、NBR(アクリロニトリルブタジエンゴ
ム)、シリコーンゴム、ブチルゴム等が使用される。
およびばね機能(弾性)を備えていることが要求され、
具体的には、天然ゴムの他、SBR(スチレンブタジエ
ンゴム)、NBR(アクリロニトリルブタジエンゴ
ム)、シリコーンゴム、ブチルゴム等が使用される。
【0020】次に、本発明の制振装置の取付け方法につ
いて説明する。まず、ケーブル、ダンパーの解析モデル
を複素固有値解析することにより、設計で定められた付
加減衰等の諸条件を満足するダンパーの取付け位置、粘
弾性ゴムの所要ばね定数が決定される。次に、これらの
要素に基づいて決められたケーブルCのクランプ取付け
位置に、クランプ20が取付けられる。クランプ20の
取付け位置から、ケーブルCに直交する線が橋桁Gに交
わる位置に、ブラケット26が取付けられる。粘弾性ゴ
ム30、伝達板22を取り付けた収納枠24をブラケッ
ト25および 軸ピン27によりブラケット26に取り
付ける。所定長さに整えたワイヤロープ21の一方のア
イスプライス21aをクランプの係止金具20aに係止
し、他方のアイスプライス21bを収納枠側の係止金具
22bに係止する。
いて説明する。まず、ケーブル、ダンパーの解析モデル
を複素固有値解析することにより、設計で定められた付
加減衰等の諸条件を満足するダンパーの取付け位置、粘
弾性ゴムの所要ばね定数が決定される。次に、これらの
要素に基づいて決められたケーブルCのクランプ取付け
位置に、クランプ20が取付けられる。クランプ20の
取付け位置から、ケーブルCに直交する線が橋桁Gに交
わる位置に、ブラケット26が取付けられる。粘弾性ゴ
ム30、伝達板22を取り付けた収納枠24をブラケッ
ト25および 軸ピン27によりブラケット26に取り
付ける。所定長さに整えたワイヤロープ21の一方のア
イスプライス21aをクランプの係止金具20aに係止
し、他方のアイスプライス21bを収納枠側の係止金具
22bに係止する。
【0021】上記のようなワイヤロープ取付け方法にお
いても、汎用のチェーンブロック等を使用してワイヤロ
ープ21に張力をかけながら取付ければ、クランプ20
と収納枠側の係止金具22b間を予張力ワイヤロープで
連結することができるが、ワイヤロープ21の一方の端
部または中間にターンバックル(図示せず)を取付けれ
ば、クランプ20と収納枠側の係止金具22b間を、容
易に予張力ワイヤロープで連結することができる。
いても、汎用のチェーンブロック等を使用してワイヤロ
ープ21に張力をかけながら取付ければ、クランプ20
と収納枠側の係止金具22b間を予張力ワイヤロープで
連結することができるが、ワイヤロープ21の一方の端
部または中間にターンバックル(図示せず)を取付けれ
ば、クランプ20と収納枠側の係止金具22b間を、容
易に予張力ワイヤロープで連結することができる。
【0022】
【実施例】本発明装置におけるワイヤロープ21に必要
な予張力、粘弾性ゴム30の物性等の一例を以下に示
す。
な予張力、粘弾性ゴム30の物性等の一例を以下に示
す。
【0023】ケーブル長;450m ケーブルに作用する張力;500tf ケーブルの単位重量;0.1tf/m とすると、このケーブルの1次の固有振動数は、約0.
25Hzである。10次の振動数3Hzまで、粘弾性ゴ
ム30の対数減衰率δを0.02とするには、クランプ
20の取付け位置は、定着部から11.7mである。ま
た、このときの必要な粘弾性ゴム30のばね定数は、4
0tf/mとなる。ケーブル振動時の粘弾性ゴム30の
変位は、たかだか1〜2cmであるから、ワイヤロープ
21に必要な予張力は、1tfもあればよい。このとき
の、粘弾性ゴム30の変位は、2.5cmとなる。かく
すれば、ケーブル振動の1サイクル中、粘弾性ゴム30
は、常に振動を減衰させるよう作用し、ケーブルの振動
を速やかに減衰させることができる。
25Hzである。10次の振動数3Hzまで、粘弾性ゴ
ム30の対数減衰率δを0.02とするには、クランプ
20の取付け位置は、定着部から11.7mである。ま
た、このときの必要な粘弾性ゴム30のばね定数は、4
0tf/mとなる。ケーブル振動時の粘弾性ゴム30の
変位は、たかだか1〜2cmであるから、ワイヤロープ
21に必要な予張力は、1tfもあればよい。このとき
の、粘弾性ゴム30の変位は、2.5cmとなる。かく
すれば、ケーブル振動の1サイクル中、粘弾性ゴム30
は、常に振動を減衰させるよう作用し、ケーブルの振動
を速やかに減衰させることができる。
【0024】
【発明の効果】本発明は、ダンパーとして粘弾性ゴムを
使用し、ダンパー本体を橋桁に設置するよう構成したか
ら、ダンパー取替および使用時に液漏れにより周囲を汚
染したり、液補充する必要がない。また構造が簡単で、
維持管理がし易く、且つ景観を損ねることがないという
効果が得られる。
使用し、ダンパー本体を橋桁に設置するよう構成したか
ら、ダンパー取替および使用時に液漏れにより周囲を汚
染したり、液補充する必要がない。また構造が簡単で、
維持管理がし易く、且つ景観を損ねることがないという
効果が得られる。
【図1】本発明装置の取付け状態を示す概要図である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】従来装置の取付け状態を示す概要図である。
20 クランプ 20a 係止金具 21 ワイヤロープ 21a,21b アイスプライス 22 伝達板 22a 係止金具取付け板 22b 係止金具 24 収納枠 25,26 ブラケット 27 軸ピン 30 粘弾性ゴム C ケーブル G 橋桁
Claims (3)
- 【請求項1】 斜張橋におけるケーブルと橋桁との間に
設けられる制振装置において、ケーブルと橋桁との間
を、粘弾性ゴムからなるダンパーとワイヤーロープとを
介して連結したことを特徴とする斜張橋におけるケーブ
ル制振装置。 - 【請求項2】 ダンパーの粘弾性ゴムが剪断変形するこ
とを特徴とする請求項1記載の斜張橋におけるケーブル
制振装置。 - 【請求項3】 ワイヤーロープに予め張力がかけられた
状態でケーブルと橋桁との間が連結されている特徴とす
る請求項1又は請求項2に記載の斜張橋におけるケーブ
ル制振装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19866996A JPH1037127A (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | 斜張橋におけるケーブル制振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19866996A JPH1037127A (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | 斜張橋におけるケーブル制振装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1037127A true JPH1037127A (ja) | 1998-02-10 |
Family
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1996
- 1996-07-29 JP JP19866996A patent/JPH1037127A/ja active Pending
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