JPH1037472A - 構造物のリフトアップ方法 - Google Patents
構造物のリフトアップ方法Info
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- JPH1037472A JPH1037472A JP21672496A JP21672496A JPH1037472A JP H1037472 A JPH1037472 A JP H1037472A JP 21672496 A JP21672496 A JP 21672496A JP 21672496 A JP21672496 A JP 21672496A JP H1037472 A JPH1037472 A JP H1037472A
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Abstract
上昇させる。 【解決手段】 図1(A)のように基台14上の、4本
の支柱16の中央に2本の押し上げ支柱34を鉛直に重
ねて配置し、その頂部に膜屋根を成す枠体10の下端部
36を配置して膜屋根を支持する。また膜屋根を支持す
べき不図示の柱に摺動可能に取着した不図示のガイドフ
レームを、枠体10の下端部36の側部に固定する。ジ
ャッキ18、20(22、24)を上昇させると、各ジ
ャッキの下端部に取着されたバランスビーム27、2
9、押し上げ支柱34に挿通されたカンザシ桁28、押
し上げ支柱34を介して枠体10が押し上げられて膜屋
根が上昇し図1(B)の状態となる。その後図1(C)
のように、上昇した押し上げ支柱34の下に他の押し上
げ支柱34を挿入配置し、ジャッキを下降させ、カンザ
シ桁28を装着して図1(E)の状態とし、同様の工程
を繰り返す。
Description
構造物部分をリフトアップ工法で構築する際に構造物を
上方に移動させる方法に関するものである。
め地上で組み立てた後、所定の高さまで持ち上げて構築
する場合、従来は次のような方法が採られていた。 (1)屋根を支える周辺の躯体を先行して構築し、その
頂部にジャッキなどを取り付け、鉄索や鋼材などを介し
て屋根をジャッキで引き揚げ、上記躯体に固定する。 (2)屋根を支える柱をまず立設し、これを引き揚げ用
の固定装置としてジャッキなどで屋根を引き揚げ、柱の
頂部に固定する。 (3)仮設の構台や櫓を設置し、これを固定装置やガイ
ドとしてジャッキで屋根を引き揚げ、予め構築されてい
る柱に固定したり、あるいは屋根の引き揚げと同時に柱
も組み立て、その頂部に屋根を固定する。
よび(2)の方法では、周辺躯体や柱自体をジャッキな
どの固定装置とし、それらの上部にジャッキなどを固定
して屋根を引き揚げるので、ジャッキなどを高所に設置
することになり、安全性の点で劣る。また、ジャッキな
どの固定装置とすることに十分配慮して周辺躯体や柱を
設計しなければならず、経済性の点で不利である。上記
(3)の方法では、ジャッキの固定装置と共に、仮設の
ガイドも構築するので、大幅なコストアップとなり、さ
らに工期も長くなる。本発明は、このような欠点を解消
するためになされたもので、その目的は、経済的かつ安
全に、そして効率良く構造物部分を上方移動させること
が可能な構造物リフトアップ方法を提供することにあ
る。
するため、柱により所定の高さに支持される構造物部分
を上方に移動させる方法であって、前記柱に、該柱に沿
って摺動可能なガイドフレームを設け、前記ガイドフレ
ームを前記構造物部分に固定し、前記構造物部分の下に
押し上げ支柱を介在させ、前記押し上げ支柱を前記構造
物部分と共にジャッキで上昇させ、前記ジャッキで上昇
させた前記押し上げ支柱の下に他の押し上げ支柱を継ぎ
足し、前記継ぎ足した押し上げ支柱を前記ジャッキで上
昇させ、前記構造物部分が所定の高さとなるまで、前記
押し上げ支柱を継ぎ足す工程と、継ぎ足した押し上げ支
柱をジャッキで上昇させる工程とを繰り返すようにした
ことを特徴とする。
ることを特徴とする。本発明はまた、前記柱が複数設け
られ、各柱の箇所で前記押し上げ支柱を継ぎ足す工程と
ジャッキで上昇させる工程が繰り返して行われることを
特徴とする。本発明はまた、前記押し上げ支柱が、その
延在方向に直交する方向に前記押し上げ支柱を貫通する
桁部材を介して前記ジャッキにより上昇されることを特
徴とする。
数の柱の中の1本であり、前記組柱を構成する他の柱
は、前記構造物を前記ジャッキにより上昇させる際に構
築することを特徴とする。
ジャッキは例えば柱の基部付近に設置すればよく、従来
のように周辺躯体や柱の上部などに固定する必要がな
い。また、周辺躯体や柱自体をジャッキの固定装置とし
ないので、それらを特に高強度に設計する必要がない。
さらに、本設の柱にガイドフレームを取着してその柱を
ガイドとして利用するので、仮設のガイドを別に構築す
る必要がない。
を参照して説明する。図1は本発明による構造物リフト
アップ方法の一実施例を示す工程図、図2の(A)は本
実施例で用いるリフトアップ機構を示す側面図、(B)
は目視方向の異なる側面図、(C)は平面図、(D)は
より詳しい要部の平面図で、図3は枠体の下端部と柱と
の関係を示す平面図、図4は枠体の下端部と柱との関係
を示す側面図、図5は枠体の下端部の要部と柱との関係
を示す側面図である。また、図6は本実施例でリフトア
ップ工法により構築する膜屋根を示す断面側面図、図7
はこの膜屋根を備えた構造物を示す平面図である。
技場であり、その屋根は、図6に示すように、上下に配
置した2枚の膜4の間に空気を注入して形成した膜屋根
6であり、競技場周辺に立設された複数の組柱8によ
り、例えば地上30m以上の高さに支持されている。膜
屋根6の外周部は平面視円形に配置される枠体10によ
り形成され、この枠体10の下端を上記組柱8の頂部に
配置することによりにより膜屋根6が支持されている。
この膜屋根6は地上で予め組み立て、その後、以下に説
明するように、リフトアップ機構を用い、本発明の構造
物のリフトアップ方法にしたがって組柱8の頂部に上昇
させ、固定する。
膜屋根6を上昇させる段階では、その中の1本の柱32
のみが鉛直に立設されている。他の2本の柱40は、膜
屋根6を上昇させつつ、柱の構成要素42を継ぎ足す形
で構築され、このように構築される2本の柱は上部に至
るにつれて次第に柱32に近接するように傾斜して設け
られる。なお、本実施例では、このように屋根が組柱8
により支持されるものとするが、いうまでもなく本発明
は組柱8に限定されるものではなく、1本の柱により屋
根の各所が支持される場合にも本発明は有効である。ま
た、その場合には、上記他の2本の柱を膜屋根6の上昇
と共に構築するといった作業は不要である。
フトアップ機構について説明する。このリフトアップ機
構12は図7に示した各組柱8の箇所にそれぞれ配設さ
れており、基台14、支柱16、4台のベアーロックジ
ャッキ18、20、22、24(以下、単にジャッキ1
8、20、22、24ともいう)、ガイドフレーム2
6、カンザシ桁28(本発明に係わる桁部材)などを含
んで構成されている。
の(C)、(D)に示すように、その上に4本の支柱1
6が、組柱8の中心を取り囲み、平面図における仮想矩
形の四隅の位置に立設されている。間隔の狭い隣接する
2本の支柱16の頂部にはそれぞれ一対の水平ビーム3
0が掛け渡され、その水平ビーム30の上にそれぞれ2
台のジャッキ18、20、およびジャッキ22、24
が、水平ビーム30の中心から等距離の位置に配設され
ている。そして、互いに異なる水平ビーム30上に配設
されたジャッキ18、22およびジャッキ20、24の
下端どうしは水平に延在するバランスビーム27、29
によりそれぞれ連結されている。
32は鉛直に頂部まで構築されており、この柱32が、
膜屋根6を上昇させる際のガイドとして用いられる。柱
32には、柱32に沿って上下方向に摺動可能なガイド
フレーム26が嵌合され、図4乃至図6に示すように、
前記ガイドフレーム26は枠体10の下端部36に連結
され、ガイドフレーム26には、それぞればね2602
により内側に付勢された四つのガイドプレート2604
が設けられ、これらガイドプレート2604は柱32に
摺動可能に当接されている。上記4本の支柱16は、少
なくともこの柱32を内側に含むように、かつ、一方の
対の水平ビーム30が柱32に近接するような位置関係
で配置されている。
機構12を用いた膜屋根6の上昇工程について説明す
る。まず、図1の(A)に示すように、基台14上の、
4本の支柱16の中央の位置に、2本の押し上げ支柱3
4を鉛直に重ねて配置し、その頂部に膜屋根6を形成す
る上記枠体10の下端部36を配置して膜屋根6を支持
する。2本の押し上げ支柱34はそれぞれの端部に設け
られたフランジを介してボルトとナットにより互いに連
結する。また、枠体10の下端部36と押し上げ支柱3
4の頂部とも同様にフランジを介して連結する。
すように、その基台14中心側の側面において枠体10
の下端部36に固定する。各押し上げ支柱34には、そ
の中程の箇所に、水平に延在する貫通孔38が形成され
ており、下側の押し上げ支柱34のこの貫通孔38には
カンザシ桁28を挿通し、カンザシ桁28の両端部を、
2本のバランスビーム27、29の上に配置する。この
状態で、図7に示した各組柱8のそれぞれの箇所で、リ
フトアップ機構12の4台のジャッキ18、20、2
2、24を上昇させる。これにより、各ジャッキの下端
部に取着されたバランスビーム27、29はジャッキ1
8、20、22、24と共に上昇し、したがって、カン
ザシ桁28はこれらのバランスビーム27、29によっ
て上方に押し上げられる。その結果、押し上げ支柱34
が上昇し、枠体10が押し上げられて膜屋根6が上昇
し、図1の(B)の状態となる。なお、膜屋根6が上昇
する際、枠体10がガイドフレーム26に固定されてい
るので、枠体10は柱32に対する水平方向の位置関係
を一定に保ったまま安定に上昇する。
シ桁28と共に上昇した押し上げ支柱34の下に、他の
押し上げ支柱34を挿入配置し、フランジを介して上側
の押し上げ支柱34に連結する。その後、図1の(D)
に示すように、ジャッキ18、20、22、24の反力
解放を行い、カンザシ桁28を排除した後、ジャッキ1
8、20、22、24を下降させて盛り替えを行い、図
1の(E)の状態とする。ここで再び最下端の押し上げ
支柱34の貫通孔38にカンザシ桁28を挿通し、カン
ザシ桁28の両端部を2本のバランスビーム27、29
の上に配置する。そして、再度、ジャッキ18、20、
22、24を上昇させ、バランスビーム27、29、カ
ンザシ桁28、押し上げ支柱34を介して膜屋根6の枠
体10を上昇させる。以降、このような工程を繰り返す
ことにより、膜屋根6を柱32に沿って、膜屋根6を固
定すべき柱32の頂部まで上昇させることができる。
組柱8の基部付近に在るので、従来のように周辺躯体や
柱の上部などに固定する場合に比べ、非常に安全性が高
い。また、周辺躯体や柱をジャッキの固定装置としない
ので、それらを特に高強度に設計する必要がなく、経済
性の点でも有利である。さらに、本設の柱32をガイド
として利用するので、仮設のガイドを別に構築する必要
がなく、費用および時間を削減することができる。
屋根6のリフトアップ作業と共に残る2本の柱の構築を
も行う。すなわち、図2の(A)、(B)、ならびに図
8の(A)に示すように、組柱8を構成する3本の柱の
中、2本の柱40は下部のみが形成され、未完成となっ
ている。これらの柱40は、膜屋根6の枠体10の下端
部36が、柱40の上端部近傍にまで上昇した段階で、
図8の(B)に示すように、上方の構成部材42を継ぎ
足し、柱32に適切に連結して組柱としていく。このよ
うに組柱8の中の2本の柱40を後から構築することに
より、膜屋根6の上昇に柱40が妨げとなることなく、
円滑に膜屋根6のリフトアップを実施できる。
対象が屋根であるとしたが、これはあくまでも一例であ
り、本発明は屋根以外の種々の構造物、特に大型の構造
物に対して有効である。
所定の高さに支持される構造物部分を上方に移動させる
方法であって、前記柱に、該柱に沿って摺動可能なガイ
ドフレームを設け、前記ガイドフレームを前記構造物部
分に固定し、前記構造物部分の下に押し上げ支柱を介在
させ、前記押し上げ支柱を前記構造物部分と共にジャッ
キで上昇させ、前記ジャッキで上昇させた前記押し上げ
支柱の下に他の押し上げ支柱を継ぎ足し、前記継ぎ足し
た押し上げ支柱を前記ジャッキで上昇させ、前記構造物
部分が所定の高さとなるまで、前記押し上げ支柱を継ぎ
足す工程と、継ぎ足した押し上げ支柱をジャッキで上昇
させる工程とを繰り返すようにしたことを特徴とする。
プ方法では、ジャッキは例えば柱の基部付近に設置すれ
ばよく、従来のように周辺躯体や柱の上部などに固定す
る場合に比べ、非常に安全性が高い。また、周辺躯体や
柱自体をジャッキの固定装置としないので、それらを特
に高強度に設計する必要がなく、経済性の点でも有利で
ある。さらに、本設の柱をガイドとして利用するので、
仮設のガイドを別に構築する必要がなく、費用および時
間を削減することができる。
例を示す工程図である。
示す側面図、(B)は目視方向の異なる側面図、(C)
は平面図、(D)はより詳しい要部平面図である。
る。
る。
である。
屋根を示す平面図である。
る。
ッキ) 26 ガイドフレーム 27、29 バランスビーム 28 カンザシ桁 30 水平ビーム 32,40 柱 34 押し上げ支柱
Claims (5)
- 【請求項1】 柱により所定の高さに支持される構造物
部分を上方に移動させる方法であって、 前記柱に、該柱に沿って摺動可能なガイドフレームを設
け、 前記ガイドフレームを前記構造物部分に固定し、 前記構造物部分の下に押し上げ支柱を介在させ、 前記押し上げ支柱を前記構造物部分と共にジャッキで上
昇させ、 前記ジャッキで上昇させた前記押し上げ支柱の下に他の
押し上げ支柱を継ぎ足し、 前記継ぎ足した押し上げ支柱を前記ジャッキで上昇さ
せ、 前記構造物部分が所定の高さとなるまで、前記押し上げ
支柱を継ぎ足す工程と、継ぎ足した押し上げ支柱をジャ
ッキで上昇させる工程とを繰り返すようにした、 ことを特徴とする構造物のリフトアップ方法。 - 【請求項2】 前記構造物部分は屋根である請求項1記
載の構造物のリフトアップ方法。 - 【請求項3】 前記柱は複数設けられ、各柱の箇所で前
記押し上げ支柱を継ぎ足す工程とジャッキで上昇させる
工程が繰り返して行われる請求項1または2記載の構造
物のリフトアップ方法。 - 【請求項4】 前記押し上げ支柱は、その延在方向に直
交する方向に前記押し上げ支柱を貫通する桁部材を介し
て前記ジャッキにより上昇される請求項1ないし3にい
ずれかに記載の構造物のリフトアップ方法。 - 【請求項5】 前記柱は組柱を構成する複数の柱の中の
1本であり、前記組柱を構成する他の柱は、前記構造物
を前記ジャッキにより上昇させる際に構築する請求項1
ないし4にいずれかに記載の構造物のリフトアップ方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21672496A JP3781484B2 (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | 構造物のリフトアップ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21672496A JP3781484B2 (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | 構造物のリフトアップ方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1037472A true JPH1037472A (ja) | 1998-02-10 |
| JP3781484B2 JP3781484B2 (ja) | 2006-05-31 |
Family
ID=16692936
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21672496A Expired - Fee Related JP3781484B2 (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | 構造物のリフトアップ方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3781484B2 (ja) |
-
1996
- 1996-07-29 JP JP21672496A patent/JP3781484B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3781484B2 (ja) | 2006-05-31 |
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