JPH1037627A - 玄関ドアの水密構造 - Google Patents

玄関ドアの水密構造

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JPH1037627A
JPH1037627A JP19921796A JP19921796A JPH1037627A JP H1037627 A JPH1037627 A JP H1037627A JP 19921796 A JP19921796 A JP 19921796A JP 19921796 A JP19921796 A JP 19921796A JP H1037627 A JPH1037627 A JP H1037627A
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door
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outdoor
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Hiroki Nanpo
宏樹 南保
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 玄関ドアの下框に昇降自在に内蔵された気密
材の劣化を防止し、気密材と下枠との間の水密性を高め
る。 【解決手段】 気密材3を室内寄りの気密材本体30と、
その室外側に隣接し、気密材本体30より下方に垂下する
垂下片31から構成し、気密材本体30を垂下片31によって
保護する。下枠4の、垂下片31が密着する室外側上面
を、気密材本体30が密着する室内側上面より僅かに低い
レベルに位置させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はバリアフリーに対
応した玄関ドアと下枠間の水密性を確保する玄関ドアの
水密構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】車椅子
使用者の玄関ドアからの出入りを考慮した場合、ドアを
挟む室内と室外の床面間と共に、実公平1-7819号や実登
3002107号のように下枠の上面に段差を付けないことが
課題になる。
【0003】上面に段差のない下枠に対しては、片開き
のドアの下端との間で水密性を確保するための気密材を
敷設することができないことから、ドアが閉鎖した状態
での下枠との間の水密性は上記例のようにドア下框の底
部に内蔵した気密材によって確保することになる。
【0004】ドアの下框に内蔵された気密材はドアの開
閉と共に昇降し、ドアの閉鎖状態で下框から突出し、下
枠の上面に密着するが、その状態では屋外に曝された状
態に置かれるため劣化が問題になる。またドアの表面を
伝って落下し、下框の下面を回り込む水が気密材にかか
ったときに毛細管現象により気密材と下枠上面間から室
内へ入り込む可能性がある。
【0005】この発明はドアの下框に内蔵された気密材
の劣化と、下枠との間の水密性を高める水密構造を提案
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明ではドアの下框に
内蔵される気密材を室内寄りの気密材本体と、その室外
側に隣接し、気密材本体より下方に垂下する垂下片から
構成し、気密材本体を垂下片によって保護することによ
り気密材本体の劣化を防止すると共に、下框の下面を回
り込む水が下枠上面から室内へ入り込むことを阻止し、
下枠との間の水密性を高める。
【0007】気密材の垂下片は気密材本体の室外側でそ
の下端より下方へ張り出すことにより気密材本体が曝露
状態に置かれることと、下框から落下する、あるいは下
枠上を跳ねる水が気密材本体にかかることを防止し、気
密材本体を劣化から保護する。
【0008】また水が気密材本体にかかることを防止
し、室外側からの水を返す働きをすることで水が気密材
本体と見込み片上面間に浸入することを阻止し、気密材
本体による見込み片との間の水密性を万全にする。
【0009】下枠の上面は室内と室外間を車椅子が支障
なく移動できるよう、平坦面に、あるいは平坦面と見な
せる範囲の段差や傾斜のある形に形成されるが、請求項
1では段差や傾斜が問題にならない程度に、室外寄りの
垂下片が密着する室外側上面を、室内寄りの気密材本体
が密着する室内側上面より僅かに低いレベルに位置させ
ることにより、それぞれ垂下片の下端と気密材本体の下
端に対応したレベルに位置させる。これにより気密材本
体と垂下片を下枠の上面に同等の圧力で密着させ、気密
材本体の下端より下方へ張り出すことによる垂下片の折
れ曲がりを防止する。
【0010】垂下片の折れ曲がりが防止されることによ
り垂下片による気密材本体の保護と、気密材本体による
水密性の確保が確実になる。
【0011】請求項2では下枠の上面にその上に存在す
る水を排出するための排水孔を明け、気密材本体を下枠
上面に密着させ、垂下片を排水孔内に位置させることに
より、気密材本体と下枠上面との密着状態を維持しなが
ら気密材本体と下枠上面間への水を浸入を阻止し、水密
性を確保する。
【0012】下枠上面に明けられる排水孔によっても下
枠の上面に段差や傾斜が付く形にはならないため、排水
孔の幅を抑えることで車椅子は下枠上を支障なく通行で
きる。
【0013】請求項3では下枠上面を室内側見込み片と
室外側見込み片とに区分し、室外側見込み片のレベルを
下枠の室外側に隣接するグレーチングの高さ分、室内側
見込み片のレベルより低くし、グレーチングを下枠の室
外側見込み片上に載せると共に、気密材本体を室内側見
込み片の上面に密着させ、垂下片をグレーチングの上面
に密着させることにより、請求項2と同様に気密材本体
と下枠上面との密着状態を維持しながら気密材本体と下
枠上面間への水を浸入を阻止し、水密性を確保する。
【0014】室内側見込み片と室外側見込み片の段差は
グレーチングの高さに対応しているため、室内側見込み
片の上面とグレーチングの上面間に段差を発生させるこ
とはならず、この発明でも車椅子は下枠上を支障なく通
行できる。
【0015】
【発明の実施の形態】この発明は下框2の底部に気密材
3を昇降自在に内蔵した、図6に示すようなドア1と、
下枠4の見込み片5との間で水密性を確保した水密構造
である。
【0016】下框2の底部には図1,図7に示すように
ドアボトム6が収納され、ドアボトム6内に気密材3が
ドア1の開閉と共に昇降自在に格納される。ドアボトム
6は図7に示すようにドア1の開放時に吊り元側の縦枠
8側へ突出するロッド7が閉鎖時に縦枠8に突き当たっ
て押されることにより図8に示すようにドアボトム6に
内蔵したバネに抗して気密材3を降下させ、ロッド7が
縦枠8から離れたときにバネの復元力により気密材3を
上昇させ、格納する機能を持つ。
【0017】気密材3は室内寄りの気密材本体30と、そ
の室外側に隣接し、気密材本体30の下端より下方まで垂
下する垂下片31から構成される。垂下片31は一体で成型
された気密材3の室外側に切込みを入れることにより、
もしくは気密材本体30とは別体の気密材を組み合わせる
ことにより形成される。
【0018】請求項1記載の発明は図1に示すように見
込み片5の室内寄りの気密材本体30が密着する上面と、
室外寄りの垂下片31が密着する上面を、それぞれ気密材
本体30の下端と垂下片30の下端に対応したレベルに位置
させることで気密材本体30と垂下片31を見込み片5の上
面に均等に密着させたものである。
【0019】見込み片5の上面の、気密材本体30が密着
する部分と垂下片31が密着する部分とには、気密材本体
30の下端と垂下片31の下端のレベル差に対応したレベル
差が付き、見込み片5が水平面をなす場合は図1に示す
ように気密材本体30が密着する室内側見込み片51の上面
と、垂下片31が密着する室外側見込み片52の上面間に段
差が付く。見込み片5の全体が水平面をなさない場合
は、単純に見込み片5の上面が室内側から室外側へかけ
て下方へ緩く傾斜する。
【0020】見込み片5の、気密材本体30が密着する部
分と垂下片31が密着する部分のレベル差は見込み片5上
を車椅子が支障なく通行できる程度の大きさであり、図
1の場合、室内側見込み片51の上面と、室外側見込み片
52の上面間の段差は車椅子が通行する上で無視できる3
mm程度の大きさの範囲に抑えられる。
【0021】この許容される段差の大きさに応じて気密
材本体30の下端と垂下片31の下端のレベルが決まり、室
内側見込み片51と室外側見込み片52間に3mmの段差があ
る場合には垂下片31が気密材本体30より3mm程度下方へ
張り出す形になり、気密材本体30と垂下片31はそれぞれ
室内側見込み片51と室外側見込み片52に同等の圧力で密
着する。
【0022】請求項2記載の発明は図2,図3に示すよ
うに見込み片5に排水孔53を明け、気密材本体30を見込
み片5の上面に密着させ、垂下片31を排水孔53内に位置
させることで気密材本体30と見込み片5間の水密性を確
保するものである。
【0023】下枠4は見込み片5の下に、排水孔53から
落下した水を受ける排水路54を持つ断面形状をし、排水
路54の室外側には水を下枠4の外部へ排出するための排
水孔55が明けられる。排水孔53には排水路54内へのゴミ
の落下を防止するためのメッシュ状のカバー9が設置さ
れる。
【0024】見込み片5の排水孔53は、気密材3が下框
2の長さ方向に連続することに対応して下枠4の長さ方
向に連続し、見込み片5は断面上、排水孔53を挟んで室
内側見込み片51と室外側見込み片52に分断された形にな
る。排水孔53の幅は車椅子の車輪が落ち込まない程度の
大きさに抑えられる。
【0025】図2は室内側見込み片51と室外側見込み片
52が同一面にある場合を、図3は段差がある場合を示
す。
【0026】請求項3記載の発明は図4,図5に示すよ
うに下枠4の室外側にグレーチング10が隣接する場合
に、気密材本体30を見込み片5の上面に密着させ、垂下
片31をグレーチング10に密着させることで気密材本体30
と見込み片5間の水密性を確保するものである。
【0027】見込み片5の室内側見込み片51と室外側見
込み片52とにはグレーチング10の高さに応じた段差が付
き、グレーチング10は室外側見込み片52上に載置され
る。図4はグレーチング10の格子材11が下枠4の見込み
方向を向く場合、図5は下枠4に平行な場合のグレーチ
ング10の設置例を示すが、いずれの場合も気密材本体30
は室内側見込み片51の上面に密着し、垂下片31はグレー
チング10の上面に密着する。
【0028】気密材本体30の下端より垂下片31の下端が
低いことから、図4,図5のいずれも下枠4の室内側見
込み片51の上面よりグレーチング10の上面のレベルを低
くしているが、例えばグレーチング10の格子材11が下枠
4に平行に配置される図5の場合に、垂下片31が格子材
11の側面に密着するように格子材11の配置を設定すれ
ば、室内側見込み片51の上面とグレーチング10の上面の
レベルが同一であっても垂下片31を屈曲させることはな
い。
【0029】この発明では垂下片31によって下枠4上に
落下する水が室外側見込み片52上に落とされることにな
るが、室外側見込み片52の室外側が開放しているため水
はグレーチング10側へ導かれる。室外側見込み片52上に
はゴミも溜まるが、グレーチング10を持ち上げることで
清掃は行える。
【0030】
【発明の効果】下框に内蔵される気密材の本体の室外寄
りに形成された垂下片によって気密材本体を保護するた
め、気密材本体の劣化を防止できる。また垂下片によっ
て下枠上に存在する水が下枠上面から室内へ入り込むこ
とが阻止されるため、気密材と下枠との間の水密性が向
上する。
【0031】請求項1では下枠の、室外寄りの垂下片が
密着する室外側上面を、気密材本体が密着する室内側上
面より僅かに低いレベルに位置させているため、下枠上
を車椅子が支障なく通行できることを可能にしながら、
垂下片の折れ曲がりを防止でき、垂下片による気密材本
体の保護と、気密材本体による水密性の確保が確実にな
る。
【0032】請求項2では気密材本体を下枠の上面に密
着させ、垂下片を下枠上面に明けられた排水孔内に位置
させるため、気密材本体と下枠上面との密着状態を維持
しながら気密材本体と下枠上面間への水を浸入を阻止で
き、水密性が万全になる。
【0033】請求項3では下枠上面にグレーチングの高
さに応じた段差を付け、グレーチングを下枠の室外側見
込み片上に載置させると共に、気密材本体を室内側見込
み片の上面に密着させ、垂下片をグレーチングの上面に
密着させるため、請求項2と同様に気密材本体と下枠上
面との密着状態を維持しながら気密材本体と下枠上面間
への水を浸入を阻止できる。
【0034】請求項2では下枠上面に明けられる排水孔
によっても下枠上面に段差が付く形にはならず、請求項
3では室内側見込み片と室外側見込み片の段差はグレー
チングの高さに対応しているため、室内側見込み片の上
面とグレーチングの上面間に段差を発生させることはな
らず、車椅子の通行に支障はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の気密材と下枠の関係を示した縦断面
図である。
【図2】請求項2の気密材と下枠の関係を示した縦断面
図である。
【図3】請求項2の他の気密材き下枠の関係を示した縦
断面図である。
【図4】請求項3の気密材と下枠の関係を示した縦断面
図である。
【図5】請求項3の他の気密材と下枠の関係を示した縦
断面図である。
【図6】ドアを示した平面図である。
【図7】気密材が下框内に格納されている状態を示した
斜視図である。
【図8】気密材が下框から降下した状態を示した斜視図
である。
【符号の説明】
1……ドア、2……下框、3……気密材、30……気密材
本体、31……垂下片、4……下枠、5……見込み片、51
……室内側見込み片、52……室外側見込み片、53……排
水孔、54……排水路、55……排水孔、6……ドアボト
ム、7……ロッド、8……縦枠、9……カバー、10……
グレーチング、11……格子材。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下框の底部に、ドアの開閉と共に昇降
    し、降下したときに下枠の上面に密着する気密材を内蔵
    した玄関ドアと、下枠との間の水密構造であり、気密材
    は室内寄りの気密材本体と、その室外側に隣接し、気密
    材本体より下方に垂下する垂下片を備え、前記下枠は気
    密材本体が密着する室内側上面と、該上面より僅かに低
    く、垂下片が密着する室外側上面を有している玄関ドア
    の水密構造。
  2. 【請求項2】 下框の底部に、ドアの開閉と共に昇降
    し、降下したときに下枠の上面に密着する気密材を内蔵
    した玄関ドアと、下枠との間の水密構造であり、気密材
    は室内寄りの気密材本体と、その室外側に隣接し、気密
    材本体より下方に垂下する垂下片を備え、前記下枠の上
    面には排水孔が明けられており、気密材本体は下枠の上
    面に密着し、垂下片は排水孔内に位置している玄関ドア
    の水密構造。
  3. 【請求項3】 下框の底部に、ドアの開閉と共に昇降
    し、降下したときに下枠の上面に密着する気密材を内蔵
    した玄関ドアと、下枠との間の水密構造であり、気密材
    は室内寄りの気密材本体と、その室外側に隣接し、気密
    材本体より下方に垂下する垂下片を備え、前記下枠の上
    面は室内側見込み片と室外側見込み片とに区分され、室
    外側見込み片のレベルは下枠の室外側に隣接するグレー
    チングの高さ分、室内側見込み片のレベルより低く、グ
    レーチングはこの下枠の室外側見込み片上に載置されて
    おり、気密材本体は室内側見込み片の上面に密着し、垂
    下片はグレーチングの上面に密着している玄関ドアの水
    密構造。
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