JPH1037866A - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

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JPH1037866A
JPH1037866A JP19654496A JP19654496A JPH1037866A JP H1037866 A JPH1037866 A JP H1037866A JP 19654496 A JP19654496 A JP 19654496A JP 19654496 A JP19654496 A JP 19654496A JP H1037866 A JPH1037866 A JP H1037866A
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scroll compressor
container
compression
connecting member
unit
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Atsushi Osada
淳 長田
Tadashi Kimura
正 木村
Takashi Ishigaki
隆士 石垣
Mitsuhiro Nakamura
光宏 中村
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮機ユニット接合時の位置決めが容易にで
き、溶接時のスパッタ等の圧縮機内への進入を防止でき
て、生産性・信頼性を向上できるスクロール圧縮機を得
る。 【解決手段】 それぞれ一端面に開口を有する容器1a
・1bに圧縮部4a・4b・電動機部3a・3b・給油
機構部5a・5bを収納した第1および第2のスクロー
ル圧縮機ユニットと、前記第1および第2のスクロール
圧縮機ユニットの容器開口端部と嵌合され、これら開口
端部を連結する管状連結部材11とを備え、互いに嵌合
する前記容器2a・2b開口端部嵌め合い部と管状連結
部材11の嵌め合い部の一方に段部を設け、その段部に
嵌め合い部の他方の端面が接触するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空調・冷凍に用
いられるスクロール圧縮機に関し、特に、2台のスクロ
ール圧縮機ユニットを共通の密閉容器内に収納した構造
および制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図16は、例えば、特開平4−3168
9号公報に示された従来の横置形のスクロール圧縮機を
示す断面図であり、容器1内に2台の同一構造・仕様の
圧縮機構2a・2bを互いに電動機部3a・3bが内側
として水平・同軸的に収納している。圧縮機構2a・2
bは、圧縮部4a・4b、電動機部3a・3b、給油機
構部5a・5bからなり、容器1の両端部には、圧縮部
4a・4bに直接挿入された吸入管6a・6bを、軸方
向の中央部に吐出管7、下部に油溜め9を有している。
【0003】また、図17は、例えば、特開平7−25
309号公報に示された従来の縦置型のスクロール圧縮
機を示す断面図であり、容器1内に上部から圧縮部4・
電動機部3・油溜め9に通ずる給油管8を備えた給油機
構部5の順で収納され、その容器1の中央部には吸入管
6を、上部には吐出管7を有している。
【0004】そして、図18は、従来の横置形スクロー
ル圧縮機の構成を示す断面図であり、電動機部3a・3
bおよび給油機構部5a・5bを収納する容器1は、連
結管11に突き合わせ溶接されている。
【0005】次に、動作について説明する。図16で
は、電動機部3a・3bにより、圧縮部4a・4bが圧
縮行程を行うことにより、冷媒ガスが実線矢印に示すよ
うに、吸入管6a・6bから圧縮部4a・4bに吸い込
まれ、圧縮され高圧ガスとなり容器1内へ吐出され、電
動機部3a・3bを冷却しながら吐出管7から外部へ吐
出される。容器1内は高圧であり、給油機構部5a・5
bから圧力差により油溜め9の油を軸受部へ供給する。
【0006】また、図17においては、破線矢印で示す
ように、冷媒ガスは吸入管6より容器1内に入り、電動
機部3を冷却しながら圧縮部4に取り込まれ、圧縮さ
れ、吐出管7より吐出される。油は油溜め9から給油管
8を介して容積型等の給油機構部5の作用で各軸受部へ
油を供給する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のスクロール圧縮
機は、以上のように構成されているので、圧縮機の連結
する際の位置決めが必要であり、また、吸入管・吐出管
を有する低圧密閉容器の圧縮機を2台圧縮部を両端に位
置するよう連結するとき、2台の圧縮機が一つの低圧密
封容器となるため、それぞれの圧縮機の吸入管を一つに
することが出来るが、吸入管を一つにすると、圧縮機2
台分の容量に見合う吸入管の内径が必要であり、どちら
か一方の圧縮機の吸入管の内径を大きくすると密閉容器
の共通性がなくなるとともに、電動機部の冷却が不均一
になる。
【0008】また、一つの冷凍サイクルを構成する際、
それぞれの吐出管を連結する必要があるが、吐出管が離
れて構成されるため、それぞれの吐出管を連結する接続
配線が長くなる。あるいは容器内が低圧雰囲気ゆえ冷媒
の寝込み時の油濃度確保、フォーミング現象の防止、油
枯渇等様々な問題点があった。
【0009】そして、容器と連結管とを突き合わせ溶接
する場合には、容器1内において溶接のスパッタ等が圧
縮機内に入るという問題があった。
【0010】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、生産性・信頼性が向上できる
とともに、安価なスクロール圧縮機を得ることを目的と
する。
【0011】第1の発明は、容器開口端部の嵌め合い部
と吸入管を設けた管状連結部材の嵌め合い部の一方に段
部を設け、この段部に嵌め合い部の他方の端面が接触す
るようにして、圧縮機ユニット接合時の位置決めが容易
にでき、溶接時のスパッタ等の圧縮機内への進入を防止
できるとともに、吸入管が圧縮機ユニット間に設けられ
ていることにより圧縮機ユニット各部の冷却が有効にで
きて、生産性・信頼性を向上できるスクロール圧縮機を
得ようとするものである。
【0012】第2の発明は、給油機構部が開口側に配置
された容器開口端部の嵌め合い部と吸入管を設けた管状
連結部材の嵌め合い部の一方に段部を設け、この段部に
嵌め合い部の他方の端面が接触するようにして、圧縮機
ユニット接合時の位置決めが容易にでき、溶接時のスパ
ッタ等の圧縮機内への進入を防止できるとともに、吸入
管が圧縮機ユニット間に設けられていることにより圧縮
機ユニット電動機部の冷却が有効にできて、生産性・信
頼性を向上できるスクロール圧縮機を得ようとするもの
である。
【0013】第3の発明は、給油機構部が開口側に配置
された容器および圧縮部が開口側に配置された容器の開
口端部の嵌め合い部と吸入管を設けた管状連結部材の嵌
め合い部の一方に段部を設け、この段部に嵌め合い部の
他方の端面が接触するようにして、圧縮機ユニット接合
時の位置決めが容易にでき、溶接時のスパッタ等の圧縮
機内への進入を防止できるとともに、圧縮部吐出管を互
いに接近し、これに接続する配管を短縮できて、生産性
・信頼性を向上できるスクロール圧縮機を得ようとする
ものである。
【0014】第4の発明は、給油機構部が開口側に配置
された容器および圧縮部が開口側に配置され吸入管が設
けられた容器の開口端部の嵌め合い部と吸入管を設けた
管状連結部材の嵌め合い部の一方に段部を設け、この段
部に嵌め合い部の他方の端面が接触するようにするとと
もに、スクロール圧縮機ユニットの容器に、その内部に
収納された電動機部に近接して、吸入管を設けて、圧縮
機ユニット接合時の位置決めが容易にでき、溶接時のス
パッタ等の圧縮機内への進入を防止できるとともに、電
動機部の冷却を有効に行うことができて、生産性・信頼
性を向上できるスクロール圧縮機を得ようとするもので
ある。
【0015】第5の発明は、管状連結部材の内外径を、
開口された容器の内外径と同様に構成し、かつ、それぞ
れの容器の開口された端部と管状連結部材の一端とのい
ずれか一方を拡管し、前記容器の端部と管状連結部材の
一端とを、それぞれ嵌め合わせて、圧縮機ユニット接合
時の位置決めが容易にでき、溶接時のスパッタ等の圧縮
機内への進入を防止できるとともに、電動機部の冷却を
有効に行うことができ、かつ、容器と管状連結部材の原
材料となる素管の共用化ができて、コストを低減でき、
生産性・信頼性を向上できるスクロール圧縮機を得よう
とするものである。
【0016】第6の発明は、管状連結部材が下方で、そ
れぞれの圧縮部が上方になるように、容器と管状連結部
材との結合体を全体としてV字状にして、圧縮機ユニッ
ト接合時の位置決めが容易にでき、溶接時のスパッタ等
の圧縮機内への進入を防止できるとともに、電動機部の
冷却を有効に行うことができて、しかも、圧縮部に油が
浸透せず、油圧縮が防止でき、また、油が一部に集中す
るため、油溜めの油面高さも高くなり、油面低下による
油枯渇の可能性も小さくなって、生産性・信頼性を向上
できるスクロール圧縮機を得ようとするものである。
【0017】第7の発明は、圧縮部が給油機構部より上
方になるよう密閉容器を傾斜させて、圧縮機ユニット接
合時の位置決めが容易にでき、溶接時のスパッタ等の圧
縮機内への進入を防止できるとともに、電動機部の冷却
を有効に行うことができて、しかも、圧縮部に油が浸透
せず、油圧縮が防止でき、また、油が一部に集中するた
め、油溜めの油面高さも高くなり、油面低下による油枯
渇の可能性も小さくなって、生産性・信頼性を向上でき
るスクロール圧縮機を得ようとするものである。
【0018】第8の発明は、第2のスクロール圧縮機ユ
ニットを、第1のスクロール圧縮機ユニットより押しの
け量の小さい、小容量のものにして、圧縮機ユニット接
合時の位置決めが容易にでき、溶接時のスパッタ等の圧
縮機内への進入を防止できるとともに、電動機部の冷却
を有効に行うことができて、しかも、圧縮部に油が浸透
せず、油圧縮が防止でき、また、油が一部に集中するた
め、油溜めの油面高さも高くなり、油面低下による油枯
渇の可能性も小さくなり、かつ、液寝込み状態の起動時
に第2のスクロール圧縮機ユニットで液圧縮が起って
も、そのスクロール部にかかる応力は比較的小さくてす
み、生産性・信頼性を向上できるスクロール圧縮機を得
ようとするものである。
【0019】第9の発明は、容器あるいは管状連結部材
の側部へ軸方向が水平になるように筒状のサブタンクを
設け、運転時に油をサブタンク内へ流入させ、停止時に
油を油溜めに流入させて、運転時のスクロール圧縮機ユ
ニットにおける油の攪拌ロスを低減し、停止時の冷媒の
寝込みにおいても、油溜めの油濃度を十分に確保できる
スクロール圧縮機を得ようとするものである。
【0020】第10の発明は、給油機構部の油溜めに通
じる給油管をサブタンク内に挿入して、運転時に油をサ
ブタンク内へ流入させ、停止時に油を油溜めに流入させ
て、運転時のスクロール圧縮機ユニットにおける油の攪
拌ロスを低減し、停止時の冷媒の寝込みにおいても、油
溜めの油濃度を十分に確保できるとともに、運転中、サ
ブタンク内の油面高さを十分確保し、油面低下による油
枯渇を防止できるスクロール圧縮機を得ようとするもの
である。
【0021】第11の発明は、管状連結部材に、吸入管
から吸入する吸入ガスを2台のスクロール圧縮機ユニッ
トの圧縮部へ送るよう分岐させる分流チャンバーを設け
て、適切な冷媒量の供給を容易に行うことができるとと
もに、吸入管と油溜めとの間を分流チャンバーで仕切る
ため、冷媒ガスが直接油に当ることによる油の巻き上げ
が防止でき、油上りを低減できるスクロール圧縮機を得
ようとするものである。
【0022】第12の発明は、密閉容器内に2台の圧縮
機構を収納するスクロール圧縮機において、圧縮機の起
動時に、一方の圧縮機構を起動させた後、他方の圧縮機
構を起動させて、2台同時に起動する場合より、密閉容
器内の圧力低下を小さくしすることができ、寝込み起動
時のフォーミング現象の緩和が可能となるスクロール圧
縮機を得ようとするものである。
【0023】第13の発明は、密閉容器内に2台の異な
る容量の圧縮機構を収納するスクロール圧縮機におい
て、小容量の圧縮機構を起動させた後、もう一方の圧縮
機構を起動させて、2台同時に起動する場合、または、
大容量の圧縮機構が先に起動する場合より、密閉容器内
の圧力低下を小さくしすることができ、寝込み起動時の
フォーミング現象の緩和が可能となるスクロール圧縮機
を得ることができる。
【0024】
【課題を解決するための手段】第1の発明のスクロール
圧縮機においては、それぞれ一端面に開口を有する容器
に圧縮部・電動機部・給油機構部を収納した第1および
第2のスクロール圧縮機ユニットと、前記第1および第
2のスクロール圧縮機ユニットの容器開口端部と嵌合さ
れ、これら開口端部を連結する吸入管を設けた管状連結
部材とを備え、互いに嵌合する前記容器開口端部嵌め合
い部と管状連結部材の嵌め合い部の一方に段部を設け、
その段部に嵌め合い部の他方の端面が当接するようにし
たことを特徴とするものである。
【0025】第2の発明のスクロール圧縮機において
は、それぞれ一端面に開口を有する容器に圧縮部・電動
機部・給油機構部を順次収納し、給油機構部を前記開口
側に配置した第1および第2のスクロール圧縮機ユニッ
トと、前記第1および第2のスクロール圧縮機ユニット
の容器開口端部と嵌合され、これら開口端部を連結する
吸入管を設けた管状連結部材とを備え、互いに嵌合する
前記容器開口端部嵌め合い部と管状連結部材の嵌め合い
部の一方に段部を設け、その段部に嵌め合い部の他方の
端面が当接するようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0026】第3の発明のスクロール圧縮機において
は、一端面に開口を有する容器に圧縮部・電動機部・給
油機構部を順次収納し、給油機構部を前記開口側に配置
した第1のスクロール圧縮機ユニットと、一端面に開口
を有する容器に給油機構部・電動機部・圧縮部を順次収
納し、圧縮部を前記開口側に配置した第2のスクロール
圧縮機ユニットと、前記第1および第2のスクロール圧
縮機ユニットの容器開口端部と嵌合され、これら開口端
部を連結する吸入管を設けた管状連結部材とを備え、互
いに嵌合する前記容器開口端部嵌め合い部と管状連結部
材の嵌め合い部の一方に段部を設け、その段部に嵌め合
い部の他方の端面が当接するようにしたことを特徴とす
るものである。
【0027】第4の発明のスクロール圧縮機において
は、内部が低圧雰囲気で、吐出管を有し、圧縮部・電動
機部・給油機構部を軸方向に隣接して順次配置させ、こ
の給油機構部側を開口させた容器に収納した第1のスク
ロール圧縮機ユニットと、圧縮部側を開口させた容器に
それぞれを収納した第2のスクロール圧縮機ユニットと
を、管状連結部材にて、水平に容器の開口された端部を
嵌め合い、密閉して、嵌め合い部においては、それぞれ
の容器の開口された端部あるいは管状連結部材の両端部
のどちらか一方に段部を設け、その段部に他方の嵌め合
い端部が接触するようにするとともに、第2のスクロー
ル圧縮機ユニットの容器に、その内部に収納された電動
機に近接して、吸入管を設けたことを特徴とするもので
ある。
【0028】第5の発明においては、管状連結部材の内
外径が、開口された容器の内外径と同様に構成し、か
つ、それぞれの容器の開口された端部と管状連結部材の
一端とのいずれか一方を拡管し、前記容器と管状連結部
材の一端とを、それぞれ嵌め合わせたことを特徴とする
ものである。
【0029】第6の発明のスクロール圧縮機において
は、管状連結部材が下方で、それぞれの圧縮部が上方に
なるように、容器と管状連結部材との結合体を全体とし
てV字状にしたことを特徴とするものである。
【0030】第7の発明のスクロール圧縮機において
は、圧縮部が給油機構部より上方になるよう密閉容器を
傾斜させるとともに、上方にある第1のスクロール圧縮
機ユニットの給油機構部には下方第2のスクロール圧縮
機ユニットと容器との間を通って下部の油溜めに通じる
給油管を有することを特徴とするものである。
【0031】第8の発明のスクロール圧縮機において
は、第2のスクロール圧縮機ユニットを、第1のスクロ
ール圧縮機ユニットより押しのけ量の小さい、小容量の
ものにしたことを特徴とするものである。
【0032】第9の発明のスクロール圧縮機において
は、容器あるいは管状連結部材の側部へ軸方向が水平に
なるように筒状のサブタンクを設け、その容器あるいは
管状連結部材とサブタンクとをそれぞれ底部で1箇所以
上連結させ、かつ、サブタンクの軸線中心より上部で1
箇所以上連結させるとともに、サブタンクの最上部と圧
縮部とを連通させたことを特徴とするものである。
【0033】第10の発明のスクロール圧縮機において
は、それぞれの給油機構部の油溜めに通じる給油管をサ
ブタンク内に挿入させたことを特徴とするものである。
【0034】第11の発明のスクロール圧縮機において
は、管状連結部材に、吸入管から吸入する吸入ガスを2
台のスクロール圧縮機ユニットの圧縮部へ送るよう分岐
させる分流チャンバーを設けたことを特徴とするもので
ある。
【0035】第12の発明のスクロール圧縮機において
は、密閉容器内に2台の圧縮機構を収納するスクロール
圧縮機において、圧縮機の起動時に、一方の圧縮機構を
起動させた後、他方の圧縮機構を起動させる手段を設け
たことを特徴とするものである。
【0036】第13の発明のスクロール圧縮機において
は、密閉容器内に2台の異なる容量の圧縮機構を収納す
るスクロール圧縮機において、小容量の圧縮機構を起動
させた後、もう一方の圧縮機構を起動させる手段を設け
たことを特徴とするものである。
【0037】この発明の実施の形態において、次のよう
な課題解決手段を有する。内部が低圧雰囲気で、上部に
吐出管を有し、上部に圧縮部、中部に電動機部、下部に
給油機構部を配置させ、該給油機構側を開口させた容器
に収納したスクロール圧縮機を2台、それぞれの給油機
構部が向かい合うよう水平に配置し吸入管を有する管状
連結部材でそれぞれの容器の開口された端部と嵌め合
い、密閉するとともに、嵌め合い部においては、それぞ
れの容器の開口された端部、あるいは、管状連結部材の
両端部のどちらか一方に段部を設け、その段部に他方の
嵌め合い端部が接触するようにしたものである。
【0038】また、内部が低圧雰囲気で、上部に吐出管
を有し、上部に圧縮部、中部に電動機部、下部に給油機
構部を配置させ、該給油機構を開口させた容器に収納し
た台1のスクロール圧縮機と圧縮部側を開口させた容器
にそれぞれを収納した第2のスクロール圧縮機をそれぞ
れ吸入管を有する管状連結部材にて水平に容器の開口さ
れた端部を嵌め合い、密閉するとともに、嵌め合い部に
おいては、それぞれの容器の開口された端部あるいは管
状連結部材の両端部のどちらか一方に端部を設けその段
部に他方の嵌め合い端部が接触するようにしたものであ
る。
【0039】さらにまた、内部の低圧雰囲気で、上部に
吐出管を有し、上部に圧縮部、中部に電動機部、下部に
給油機構部を配置させ、該給油機構を開口させた容器に
収納した第1のスクロール圧縮機と圧縮部側を開口させ
た容器にそれぞれ収納した第2のスクロール圧縮機をそ
れぞれ管状連結部材にて水平に容器の開口された端部を
嵌め合い密閉するとともに、嵌め合い部においてはそれ
ぞれの容器の開口された端部あるいは管状連結部材の両
端部のどちらか一方に段部を設け、その段部に他方の嵌
め合い端部が接触するようにするとともに、第2のスク
ロール圧縮機の容器にその電動機付近にくるよう吸入管
を設けたものである。
【0040】管状連結部材の内外径が、開口された容器
と同様でかつ、それぞれの容器の開口された端部、ある
いは管状連結部材の両端を拡管し嵌め合わせたものであ
る。あるいは管状連結部材が、下方でそれぞれの圧縮部
が上方になるようV字状にしたものである。
【0041】さらに、圧縮部が給油機構部より上方にな
るよう密閉容器を傾斜させるとともに上方にある第1の
スクロール圧縮機の給油機構部には下方第2のスクロー
ル圧縮機と容器との間を通って下部の油溜めに通じる給
油管を有したものである。
【0042】また、第2のスクロール圧縮機が、第1の
スクロール圧縮機より押しのけ量が小さい、すなわち小
容量のものにしたものである。
【0043】容器あるいは管状連結部材の側部へ軸方向
が水平になるようサブタンクを設け、その容器あるいは
管状連結部材とサブタンクとをそれぞれ底部で1箇所以
上で軸線中心より上部で1箇所以上連結させるとともに
サブタンクの際上部と圧縮部とを連通させたものであ
る。
【0044】さらに、それぞれの給油機構部の油溜めに
通じる給油管をサブタンク内に挿入させたものである。
【0045】圧縮機の起動時どちらか一方の圧縮機構を
起動させ、数秒間運転させた後、もう一方の圧縮機構を
起動させるものである。
【0046】さらに、小容量の圧縮機構を起動させ、数
秒間運転させた後、もう一方の圧縮機構を起動させるも
のである。
【0047】また、管状連結部材に吸入管から吸入され
る吸入ガスを2台のスクロール圧縮機の圧縮部へ送るよ
う分岐させる分流チャンバーを設けたものである。
【0048】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の一実施形態について説
明する。図1において、1a・1bは容器、2a・2b
は圧縮機構、3a・3bは電動機部、4a・4bは圧縮
部、5a・5bは給油機構部、6は吸入管、7a・7b
は吐出管、8a・8bは給油管である。容器1aおよび
電動機部3a・圧縮部4a・給油機構部5aからなる圧
縮機構2aは第1のスクロール圧縮機ユニットを構成
し、容器1b・電動機部3b・圧縮部4a・給油機構部
5bからなる圧縮機構2bは第2のスクロール圧縮機ユ
ニットを構成する。11は外径が容器1a・1bより大
きく、かつ、内径が容器1a・1bの内径より大きく外
径より小さい吸入管6が接続された連結管からなる管状
連結部材であり、12a・12bは容器1a・1bの給
油機構部5a・5b側に開口された外径を連結管11の
内径より小さくなるよう切削して設けられた段部であ
る。
【0049】ここで、容器1a・1bを給油機構部5a
・5bが向かい合うよう、水平に配置し、その容器1a
・1bの間に連結管11を位置させ、図2のように容器
1a・1b(図示せず)を連結管11内にその連結管1
1の端部が段部12a・12b(図示せず)に接触する
まで挿入し、溶接により、容器1a・1b(図示せず)
と連結管11が接合され、容器1a・1bと、連結管1
1とで一つの密閉容器として構成されている。
【0050】以上のように、この実施の形態のスクロー
ル圧縮機が構成されているため、2台の圧縮機を接合す
る際、連結管11により、径方向・軸方向が規制される
ため、2台の圧縮機の接合時の位置決めが容易にできる
とともに、図18の構成に示すようなスクロール圧縮機
で、突き合わせ溶接を行う場合には、容器1内に溶接の
スパッタ等が圧縮機内に入りやすいが、この実施の形態
1においては、図2のように連結管11の端面と段部1
2aとが接触した状態で溶接作業が行われ、、かつ、隅
肉溶接になるため、スパッタ等がほとんど圧縮機内へ入
らないようになる。
【0051】また、吸入管6が連結管11にあるため、
それぞれの圧縮機の吸入管が不必要となり、また、図1
の実線矢印のように、圧縮機構2a・2bが運転する
と、冷媒ガスが吸入管6から容器1a・1bと、連結管
11からなる密閉容器内へ入り、電動機部3a・3bを
介して、圧縮部4a・4bに取り込まれ、圧縮され、高
圧ガスとなり、吐出管7a・7bより吐出されるため、
必ず冷媒ガスにより電動機部3a・3bが冷却されると
いう効果もある。
【0052】実施の形態2.また、上記実施の形態で
は、容器1a・1bの給油機構部5a・5b側端部を連
結管11を介して接続していたが、この実施の形態2で
は、図3のように容器1bの圧縮部4b側の端部に段部
12bを、容器1aの給油機構部5a側の端部に段部1
2aを設けて吸入管6を有する連結管11に嵌め合い、
溶接し、連結管11と、容器1a・1bとで一つの密閉
容器として構成している。
【0053】これにより、2台の圧縮機の接合時の位置
決めが容易になる。あるいは溶接時のスパッタ等の圧縮
機内への侵入防止の効果があり、しかも、吐出管7a・
7bが接近するため、それぞれの吐出管7a・7bを連
結する接続配管(図示せず)が短くでき、コスト低減が
行える。
【0054】実施の形態3.上記実施の形態2では、吸
入管6を連結管11に接続していたため、電動機部3b
に冷媒ガスが流れる前に圧縮部4bに取り込まれていた
が、図4の容器1a・1bに吸入管6を上端が連結管1
1に接続されている第2のスクロール圧縮機の容器1b
で電動機部3b付近に設けることにより実線矢印に示す
容器1a・1bに、冷媒ガスが電動機部3bを介して圧
縮部4b、あるいは、電動機部3aを介して、圧縮部4
aに取り込まれるため、実施の形態2より電動機部3b
の冷却がよくなるという効果がある。
【0055】実施の形態4.上記実施の形態1〜3で
は、容器1a・1b端部に設けた段部12a・12bに
て、溶接の位置決めを行っていたのに対し、この実施の
形態4では、図5のように連結管11を容器1a・1b
と同じ内外径、すなわち同じ素管を用いて構成し、連結
管11の端部には、容器1a・1bが挿入できるよう拡
管部13a・13bを設けることにより、上記実施例1
〜3と同様の位置決めの効果があるとともに、素管の共
用化ができ、コスト的なメリットが期待できる。
【0056】実施の形態5.実施の形態1・実施の形態
4では連結管11が直管であったが、この実施の形態5
では、図6のように、連結管11を曲率半径の大きい曲
管にし、容器1a・1bの給油機構部5a・5b側の端
部に曲率半径がより大きい方を下部にし、溶接すること
により、油溜め9が給油機構部5a・5b付近に位置す
るため、圧縮部4a・4bに油が浸透せず、油圧縮が防
止でき、また、油が一部に集中するため、油溜め9の油
面高さも高くなり、油面低下による油枯渇の可能性も小
さくなるという効果がある。
【0057】実施の形態6.実施の形態2〜4では、圧
縮機構2a・2bをそれぞれ水平に配置したが、この実
施の形態6では、図7のように容器1a給油機構部5a
側の端部が連結管11に接続されている第1のスクロー
ル圧縮機を上部になるよう傾斜させ、その第1のスクロ
ール圧縮機の給油機構部5aの給油管8aの先端を下方
にある第2のスクロール圧縮機の電動機部3bの付近の
油溜め9内に位置するようにしている。
【0058】これによって圧縮部4a・4bに油が浸透
せず、また、油溜め9の油面高さも高くなるため上記実
施の形態5と同様の効果が得られる。
【0059】実施の形態7.実施の形態6ではスクロー
ル圧縮機の容量については特に規定していなかったが、
この実施の形態7では、下部に位置する圧縮機構2bを
上部の圧縮機構2aに対し小容量のものにすることによ
り、図8のように寝込み時、圧縮機構2bの圧縮部4b
は液につかる状態になり、起動時に圧縮部4b内で液圧
縮が起こるが、小容量のため圧縮部4bのスクロール部
にかかる応力が比較的小さくすみ、強度に対する信頼性
を損なわない効果が生ずるとともに、実施の形態6と同
様の効果が得られる。
【0060】実施の形態8.図9において、18は、連
結管11の側部に水平に配置されたサブタンクであり、
そのサブタンク18の上部の両端部付近から、サブタン
ク18内と、圧縮部4a・4bをそれぞれ連通させるよ
うに、配管19a・19bが設けられている。
【0061】図10は、図9の吸入管6付近の断面図で
あり、20はサブタンク18の底部と連結管11を底部
で連結する第1接続管であり、21はサブタンク18の
中心より上部と連結管11とを連結する第2接続管であ
る。
【0062】図10で、通常運転時、冷媒ガスは、実線
矢印に示すように、吸入管6より連結管11内に入り、
一部の冷媒ガスは第2接続管21・サブタンク18を介
して、配管19a・19b(図示せず)へ導かれて、圧
縮部4a・4bに取り込まれる。
【0063】この際、サブタンク18内は、連結管11
内より負圧になり、油が第1接続管20を介してサブタ
ンク18内へ流入するため、油溜め9の高さが低下し、
電動機部3a・3bの回転部が油15と接触しないよう
になり、油15の攪拌ロスが低減できる。また、圧縮機
が停止すれば連結管11内とサブタンク18内が均圧さ
れるためサブタンク18内の油が第1接続管20を介し
て油溜め9に流入するため、停止時の冷媒の寝込みにお
いても、油溜め9の油濃度は十分に確保可能となる。
【0064】実施の形態9.図11は、実施の形態8の
他の形態を示す図であり、図において、それぞれの給油
機構部5a・5bの給油管8a・8b(図示せず)が、
第1接続管20a・20b(図示せず)内を介して、サ
ブタンク18内底部へ挿入されている。
【0065】これにより、上記実施の形態8と同様の効
果が得られるとともに、運転中、サブタンク18内の油
面高さが十分確保されているため、油面低下による油枯
渇の問題も解消できる。
【0066】実施の形態10.実施の形態1〜9のよう
に、一つの密閉容器内に2台の圧縮機構を収納するスク
ロール圧縮機で、図12に示すようにそれぞれの圧縮機
構2a・2bの電動機部3a・3bは、継電器22・2
3を介して、電源が給電され、継電器22・23には制
御電源が接続されており、そのうち一方の継電器22に
は、制御電源中にタイマリレー24が配列されている。
【0067】この継電器22・23は、制御電源が通電
時、電動機部3a、3bに電源を給電、制御電源が通電
されれていなければ、電源を遮断するしくみになってお
り、制御電源を通電させる際、例えばタイマリレー24
により、ある一定時間後、継電器22に制御電源を通電
させる設定にしておくことにより、圧縮機構2aは、圧
縮機構2bに対し、遅れて起動することになる。
【0068】これにより、2台同時に起動する場合よ
り、密閉容器内の圧力低下が小さくなるため、寝込み起
動時のフォーミング現象の緩和が可能となる。
【0069】実施の形態11.図13のように、圧縮機
構2aは、圧縮機構2bに対し、小容量でそれぞれの圧
縮機構2a・2bの電動機部3a・3bは継電器22・
23を介して電源が給電され、継電器22・23は制御
電源が接続されており、そのうち一方の継電器23には
制御電源中にタイマリレー24が配列されて、このタイ
マリレー24は、制御電源を通電させる際、ある一定時
間後、継電器23に制御電源を通電させる設定にしてい
る。
【0070】これにより、小容量である圧縮機構2a
は、圧縮機構2bに対し、先に起動するため、2台同時
に起動する場合または圧縮機構2bが先に起動する場合
より、圧力低下が小さくなるため、上記実施の形態10
と同様の効果が得られる。
【0071】実施の形態12.図14で、25は、吸入
管6の下部で、連結管11内に圧縮部4a、4bへ開口
するよう固定された分流チャンバーであり、図16は、
その要部を示す斜視図である。図12、あるいは、図1
3において、実線矢印が示すように、冷媒ガスは、吸入
管6より入り、分流チャンバー22にて圧縮部4a・4
b側へ分岐され、電動機部3a・3bを冷却し、圧縮部
4a・4bに取り込まれ、圧縮され、吐出管7a・7b
から吐出される。
【0072】この分流チャンバー22で例えば異容量の
圧縮機構が2台収納されている場合、それぞれの圧縮部
へ開口する面積が変更するだけで、分流化が変更でき、
最適な電動機部の冷却が行なえる。あるいは、吸入管6
と油溜め9との間を分流チャンバー22で仕切るため、
冷媒ガスが直接油に当たることによる油の巻き上げが防
止でき、油上りの低減につながる。
【0073】
【発明の効果】第1の発明によれば、容器開口端部の嵌
め合い部と吸入管を設けた管状連結部材の嵌め合い部の
一方に段部を設け、この段部に嵌め合い部の他方の端面
が接触するようにして、圧縮機ユニット接合時の位置決
めが容易にでき、溶接時のスパッタ等の圧縮機内への進
入を防止できるとともに、吸入管が圧縮機ユニット間に
設けられていることにより圧縮機ユニット各部の冷却が
有効にできて、生産性・信頼性を向上できるスクロール
圧縮機を得ることができる。
【0074】第2の発明によれば、給油機構部が開口側
に配置された容器開口端部の嵌め合い部と吸入管を設け
た管状連結部材の嵌め合い部の一方に段部を設け、この
段部に嵌め合い部の他方の端面が接触するようにして、
圧縮機ユニット接合時の位置決めが容易にでき、溶接時
のスパッタ等の圧縮機内への進入を防止できるととも
に、吸入管が圧縮機ユニット間に設けられていることに
より圧縮機ユニット電動機部の冷却が有効にできて、生
産性・信頼性を向上できるスクロール圧縮機を得ること
ができる。
【0075】第3の発明によれば、給油機構部が開口側
に配置された容器および圧縮部が開口側に配置された容
器の開口端部の嵌め合い部と吸入管を設けた管状連結部
材の嵌め合い部の一方に段部を設け、この段部に嵌め合
い部の他方の端面が接触するようにして、圧縮機ユニッ
ト接合時の位置決めが容易にでき、溶接時のスパッタ等
の圧縮機内への進入を防止できるとともに、圧縮部吐出
管を互いに接近し、これに接続する配管を短縮できて、
生産性・信頼性を向上できるスクロール圧縮機を得るこ
とができる。
【0076】第4の発明によれば、給油機構部が開口側
に配置された容器および圧縮部が開口側に配置され吸入
管が設けられた容器の開口端部の嵌め合い部と吸入管を
設けた管状連結部材の嵌め合い部の一方に段部を設け、
この段部に嵌め合い部の他方の端面が接触するようにす
るとともに、スクロール圧縮機ユニットの容器に、その
内部に収納された電動機部に近接して、吸入管を設け
て、圧縮機ユニット接合時の位置決めが容易にでき、溶
接時のスパッタ等の圧縮機内への進入を防止できるとと
もに、電動機部の冷却を有効に行うことができて、生産
性・信頼性を向上できるスクロール圧縮機を得ることが
できる。
【0077】第5の発明によれば、管状連結部材の内外
径を、開口された容器の内外径と同様に構成し、かつ、
それぞれの容器の開口された端部と管状連結部材の一端
とのいずれか一方を拡管し、前記容器の端部と管状連結
部材の一端とを、それぞれ嵌め合わせて、圧縮機ユニッ
ト接合時の位置決めが容易にでき、溶接時のスパッタ等
の圧縮機内への進入を防止できるとともに、電動機部の
冷却を有効に行うことができ、かつ、容器と管状連結部
材の原材料となる素管の共用化ができて、コストを低減
でき、生産性・信頼性を向上できるスクロール圧縮機を
得ることができる。
【0078】第6の発明によれば、管状連結部材が下方
で、それぞれの圧縮部が上方になるように、容器と管状
連結部材との結合体を全体としてV字状にして、圧縮機
ユニット接合時の位置決めが容易にでき、溶接時のスパ
ッタ等の圧縮機内への進入を防止できるとともに、電動
機部の冷却を有効に行うことができて、しかも、圧縮部
に油が浸透せず、油圧縮が防止でき、また、油が一部に
集中するため、油溜めの油面高さも高くなり、油面低下
による油枯渇の可能性も小さくなって、生産性・信頼性
を向上できるスクロール圧縮機を得ることができる。
【0079】第7の発明によれば、圧縮部が給油機構部
より上方になるよう密閉容器を傾斜させて、圧縮機ユニ
ット接合時の位置決めが容易にでき、溶接時のスパッタ
等の圧縮機内への進入を防止できるとともに、電動機部
の冷却を有効に行うことができて、しかも、圧縮部に油
が浸透せず、油圧縮が防止でき、また、油が一部に集中
するため、油溜めの油面高さも高くなり、油面低下によ
る油枯渇の可能性も小さくなって、生産性・信頼性を向
上できるスクロール圧縮機を得ることができる。
【0080】第8の発明によれば、第2のスクロール圧
縮機ユニットを、第1のスクロール圧縮機ユニットより
押しのけ量の小さい、小容量のものにして、圧縮機ユニ
ット接合時の位置決めが容易にでき、溶接時のスパッタ
等の圧縮機内への進入を防止できるとともに、電動機部
の冷却を有効に行うことができて、しかも、圧縮部に油
が浸透せず、油圧縮が防止でき、また、油が一部に集中
するため、油溜めの油面高さも高くなり、油面低下によ
る油枯渇の可能性も小さくなり、かつ、液寝込み状態の
起動時に第2のスクロール圧縮機ユニットで液圧縮が起
っても、そのスクロール部にかかる応力は比較的小さく
てすみ、生産性・信頼性を向上できるスクロール圧縮機
を得ることができる。
【0081】第9の発明によれば、容器あるいは管状連
結部材の側部へ軸方向が水平になるように筒状のサブタ
ンクを設け、運転時に油をサブタンク内へ流入させ、停
止時に油を油溜めに流入させて、運転時のスクロール圧
縮機ユニットにおける油の攪拌ロスを低減し、停止時の
冷媒の寝込みにおいても、油溜めの油濃度を十分に確保
できるスクロール圧縮機を得ることができる。
【0082】第10の発明によれば、給油機構部の油溜
めに通じる給油管をサブタンク内に挿入して、運転時に
油をサブタンク内へ流入させ、停止時に油を油溜めに流
入させて、運転時のスクロール圧縮機ユニットにおける
油の攪拌ロスを低減し、停止時の冷媒の寝込みにおいて
も、油溜めの油濃度を十分に確保できるとともに、運転
中、サブタンク内の油面高さを十分確保し、油面低下に
よる油枯渇を防止できるスクロール圧縮機を得ることが
できる。
【0083】第11の発明によれば、管状連結部材に、
吸入管から吸入する吸入ガスを2台のスクロール圧縮機
ユニットの圧縮部へ送るよう分岐させる分流チャンバー
を設けて、適切な冷媒量の供給を容易に行うことができ
るとともに、吸入管と油溜めとの間を分流チャンバーで
仕切るため、冷媒ガスが直接油に当ることによる油の巻
き上げが防止でき、油上りを低減できるスクロール圧縮
機を得ることができる。
【0084】第12の発明によれば、密閉容器内に2台
の圧縮機構を収納するスクロール圧縮機において、圧縮
機の起動時に、一方の圧縮機構を起動させた後、他方の
圧縮機構を起動させて、2台同時に起動する場合より、
密閉容器内の圧力低下を小さくしすることができ、寝込
み起動時のフォーミング現象の緩和が可能となるスクロ
ール圧縮機を得ることができる。
【0085】第13の発明によれば、密閉容器内に2台
の異なる容量の圧縮機構を収納するスクロール圧縮機に
おいて、小容量の圧縮機構を起動させた後、もう一方の
圧縮機構を起動させて、2台同時に起動する場合、また
は、大容量の圧縮機構が先に起動する場合より、密閉容
器内の圧力低下を小さくしすることができ、寝込み起動
時のフォーミング現象の緩和が可能となるスクロール圧
縮機を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す断面図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態1を示す要部の断面図
である。
【図3】 この発明の実施の形態2を示す断面図であ
る。
【図4】 この発明の実施の形態3を示す断面図であ
る。
【図5】 この発明の実施の形態4を示す断面図であ
る。
【図6】 この発明の実施の形態5を示す断面図であ
る。
【図7】 この発明の実施の形態6を示す断面図であ
る。
【図8】 この発明の実施の形態7を示す断面図であ
る。
【図9】 この発明の実施の形態8を示す断面図であ
る。
【図10】 図10の吸入管付近の断面図である。
【図11】 この発明の実施の形態9を示す断面図であ
る。
【図12】 この発明の実施の形態10を示す断面図で
ある。
【図13】 この発明の実施の形態11を示す断面図で
ある。
【図14】 この発明の実施の形態12を示す断面図で
ある。
【図15】 この発明の実施の形態12を示す要部の斜
視図である。
【図16】 従来の横置形スクロール圧縮機を示す断面
図である。
【図17】 従来の縦置形スクロール圧縮機を示す断面
図である。
【図18】 従来の横置形スクロール圧縮機の溶接部付
近の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 容器、2 圧縮機構、3 電動機部、4 圧縮部、
5 給油機構部、6吸入管、7 吐出管、8 給油管、
9 油溜め、11 連結管、12 段部、13 拡管
部、18 サブタンク、19 配管、20 第1接続
管、21 第2接続管、22 継電器、23 継電器、
24 タイマーリレー、25 分流チャンバー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 光宏 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ一端面に開口を有する容器に圧
    縮部・電動機部・給油機構部を収納した第1および第2
    のスクロール圧縮機ユニットと、前記第1および第2の
    スクロール圧縮機ユニットの容器開口端部と嵌合され、
    これら開口端部を連結する吸入管を設けた管状連結部材
    とを備え、互いに嵌合する前記容器開口端部嵌め合い部
    と管状連結部材の嵌め合い部の一方に段部を設け、その
    段部に嵌め合い部の他方の端面が当接するようにしたこ
    とを特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 【請求項2】 それぞれ一端面に開口を有する容器に圧
    縮部・電動機部・給油機構部を順次収納し、給油機構部
    を前記開口側に配置した第1および第2のスクロール圧
    縮機ユニットと、前記第1および第2のスクロール圧縮
    機ユニットの容器開口端部と嵌合され、これら開口端部
    を連結する吸入管を設けた管状連結部材とを備え、互い
    に嵌合する前記容器開口端部嵌め合い部と管状連結部材
    の嵌め合い部の一方に段部を設け、その段部に嵌め合い
    部の他方の端面が当接するようにしたことを特徴とする
    スクロール圧縮機。
  3. 【請求項3】 一端面に開口を有する容器に圧縮部・電
    動機部・給油機構部を順次収納し、給油機構部を前記開
    口側に配置した第1のスクロール圧縮機ユニットと、一
    端面に開口を有する容器に給油機構部・電動機部・圧縮
    部を順次収納し、圧縮部を前記開口側に配置した第2の
    スクロール圧縮機ユニットと、前記第1および第2のス
    クロール圧縮機ユニットの容器開口端部と嵌合され、こ
    れら開口端部を連結する吸入管を設けた管状連結部材と
    を備え、互いに嵌合する前記容器開口端部嵌め合い部と
    管状連結部材の嵌め合い部の一方に段部を設け、その段
    部に嵌め合い部の他方の端面が当接するようにしたこと
    を特徴とするスクロール圧縮機。
  4. 【請求項4】 内部が低圧雰囲気で、吐出管を有し、圧
    縮部・電動機部・給油機構部を軸方向に隣接して順次配
    置させ、この給油機構部側を開口させた容器に収納した
    第1のスクロール圧縮機ユニットと、圧縮部側を開口さ
    せた容器にそれぞれを収納した第2のスクロール圧縮機
    ユニットとを、管状連結部材にて、水平に容器の開口さ
    れた端部を嵌め合い、密閉して、嵌め合い部において
    は、それぞれの容器の開口された端部あるいは管状連結
    部材の両端部のどちらか一方に段部を設け、その段部に
    他方の嵌め合い端部が接触するようにするとともに、第
    2のスクロール圧縮機ユニットの容器に、その内部に収
    納された電動機部に近接して、吸入管を設けたことを特
    徴とするスクロール圧縮機。
  5. 【請求項5】 管状連結部材の内外径が、開口された容
    器の内外径と同様に構成し、かつ、それぞれの容器の開
    口された端部と管状連結部材の一端とのいずれか一方を
    拡管し、前記容器と管状連結部材の一端とを、それぞれ
    嵌め合わせたことを特徴とする請求項1ないし請求項4
    のいずれかに記載のスクロール圧縮機。
  6. 【請求項6】 管状連結部材が下方で、それぞれの圧縮
    部が上方になるように、容器と管状連結部材との結合体
    を全体としてV字状にしたことを特徴とする請求項2な
    いし請求項5のいずれかに記載のスクロール圧縮機。
  7. 【請求項7】 圧縮部が給油機構部より上方になるよう
    密閉容器を傾斜させるとともに、上方にある第1のスク
    ロール圧縮機ユニットの給油機構部には下方第2のスク
    ロール圧縮機ユニットと容器との間を通って下部の油溜
    めに通じる給油管を有することを特徴とする請求項3ま
    たは請求項4に記載のスクロール圧縮機。
  8. 【請求項8】 第2のスクロール圧縮機ユニットを、第
    1のスクロール圧縮機ユニットより押しのけ量の小さ
    い、小容量のものにしたことを特徴とする請求項7に記
    載のスクロール圧縮機。
  9. 【請求項9】 容器あるいは管状連結部材の側部へ軸方
    向が水平になるように筒状のサブタンクを設け、その容
    器あるいは管状連結部材とサブタンクとをそれぞれ底部
    で1箇所以上連結させ、かつ、サブタンクの軸線中心よ
    り上部で1箇所以上連結させるとともに、サブタンクの
    最上部と圧縮部とを連通させたことを特徴とする請求項
    1ないし請求項8のいずれかに記載のスクロール圧縮
    機。
  10. 【請求項10】 それぞれの給油機構部の油溜めに通じ
    る給油管をサブタンク内に挿入させたことを特徴とする
    請求項9に記載のスクロール圧縮機。
  11. 【請求項11】 管状連結部材に、吸入管から吸入する
    吸入ガスを2台のスクロール圧縮機ユニットの圧縮部へ
    送るよう分岐させる分流チャンバーを設けたことを特徴
    とする請求項1ないし請求項3および請求項6ないし請
    求項8のいずれかに記載のスクロール圧縮機。
  12. 【請求項12】 密閉容器内に2台の圧縮機構を収納す
    るスクロール圧縮機において、圧縮機の起動時に、一方
    の圧縮機構を起動させた後、他方の圧縮機構を起動させ
    る手段を設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項
    11のいずれかに記載のスクロール圧縮機。
  13. 【請求項13】 密閉容器内に2台の異なる容量の圧縮
    機構を収納するスクロール圧縮機において、小容量の圧
    縮機構を起動させた後、もう一方の圧縮機構を起動させ
    る手段を設けたことを特徴とする請求項12に記載のス
    クロール圧縮機。
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