JPH1038132A - 電磁弁の手動装置 - Google Patents

電磁弁の手動装置

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JPH1038132A
JPH1038132A JP19626296A JP19626296A JPH1038132A JP H1038132 A JPH1038132 A JP H1038132A JP 19626296 A JP19626296 A JP 19626296A JP 19626296 A JP19626296 A JP 19626296A JP H1038132 A JPH1038132 A JP H1038132A
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JP
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manual
valve
button
manual button
diaphragm
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JP19626296A
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Masahiro Tada
昌弘 多田
Hiroyuki Mizuno
博之 水野
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CKD Corp
Original Assignee
CKD Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 漏れ不良を低減し、かつ構成部品を減らして
取付スペースを削減することができる、電磁弁における
手動装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 外部から押圧可能で弁シート53を移動
させる手動ボタン6を有する、電磁弁の手動装置1は、
手動ボタン6の下面に接するように設置され、圧力流体
の流路の気密性を保持するダイヤフラム5と、ダイヤフ
ラム5を介して配置され、手動ボタン6の押圧方向に摺
動可能に保持される手動弁ガイド4を有し、手動弁ガイ
ド4が、手動ボタン6が押圧されているときに弁シート
53に当接し、手動ボタン6への押圧を解除したときに
弁シート53から離間し、圧力流体の流路を切り替え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気圧機器に関する
ものであり、さらに詳細には、電磁弁の手動装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、空気圧機器はローコストで、
省力化、自動化が可能となるために、多方面の産業にお
いて使用されている。また、空気圧は環境に対して清潔
に保てるために、最近半導体の製造ラインにおいても使
用されている。そして、自動操作用の空気圧機器とし
て、コイルに通電して弁体を弁座に対して、当接または
離間させることにより、圧力流体の流路の切り替えを行
なう電磁弁が多く使用されている。この電磁弁には、電
気結線を行なう前の試運転や、電気制御とは別に調整運
転を行なう場合、また停電等により電磁弁が作動不能に
なった場合のために、外部から手動操作により電磁弁を
作動させる手動装置が備わっている。
【0003】そこで、従来の電磁弁の手動装置を図10
に示す。電磁弁60は、図10に示すように、弁体部8
0とコイル部81から構成されており、弁体部80の上
方に手動装置が組み込まれている。手動装置は弁体ブロ
ック83に手動ピン84とバネ85を介して、手動ボタ
ン86を挿入し、蓋87を装着して構成されている。手
動ボタン86はバネ85により上方へ付勢されている。
また、手動装置は圧力流体の流路内に設置されているた
め、圧力流体が外部に漏らさないように、気密にシール
を行なうことが必要である。よって、手動ボタン86に
Oリング92を装着して圧力流体の流路を気密にシール
している。
【0004】次に、上記構成を有する電磁弁60の作用
を説明する。コイル55に通電していないとき、プラン
ジャ54がバネ57により上方へ付勢されていて、バネ
57の力はバネ88の力より強いので、プランジャ54
とともに弁ガイド90及び弁シート53も上方へ付勢さ
れている。よって、圧力流体の流路として出力ポート5
2と排気ポート51が連通している。
【0005】ここで、手動ボタン86を押圧すると、バ
ネ57の力に打ち勝ち、手動ピン84を介して弁シート
53が下方へ動く。よって、給気ポート50が開放、排
気ポート51が閉鎖され、圧力流体の流路として、給気
ポート50と出力ポート52が連通し、流路が切り替わ
る。もちろん、コイル55に通電することによっても、
上記と同様に流路が切り替わる。そして、手動ボタン8
6への押圧を解除すると、再びバネ57の力により、プ
ランジャ54とともに弁ガイド90及び弁シート53も
上方へ付勢される。よって、弁シート53により排気ポ
ート51が開放、給気ポート50が閉鎖され、圧力流体
の流路として、出力ポート52と排気ポート51が連通
し、流路が再び切り替わる。このとき、手動ボタン86
はバネ85の力によってもとの位置に復帰する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電磁弁における手動装置には次のような問題があった。 (1)手動装置における圧力流体の流路のシールを手動
ボタンの外周部にOリングを装着することにより行なっ
ているので、この手動ボタンが摺動するため、ゴミの噛
み込み、Oリングの経時劣化等により、漏れ不良を起こ
す可能性が高いという問題である。Oリングの経時劣化
に関しては、Oリングが摺動するために劣化を早めてい
る。
【0007】(2)圧力流体の流路のシールを確実に行
なうためには、Oリングの摺動抵抗が大きくなってしま
う。よって、手動ボタンへの押圧を解除したときに、手
動ボタンが復帰するためには所定以上の復帰方向への付
加力を必要とするため、バネを取り付け手動ボタンの復
帰を行なっている。従って、所定以上のバネ力が必要と
なるため、より大きなバネが必要となるので、バネの取
付スペースが大きくなり、手動装置の寸法増大を招くと
いう問題もある。
【0008】そこで本発明は、上記問題点を解決するた
めになされたものであり、漏れ不良を低減し、かつ構成
部品を減らして取付スペースを削減することができる、
電磁弁の手動装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した問題点を解決す
るために請求項1によれば、コイルに通電して弁体を弁
座に対して、当接または離間させることにより、圧力流
体の流路の切り替えを行なう電磁弁に備えられる手動装
置であって、外部から押圧可能で該弁体を移動させる手
動ボタンを有する、電磁弁の手動装置において、前記手
動ボタンの下面に接するように設置され、前記圧力流体
の流路の気密性を保持するダイヤフラムと、前記手動ボ
タンと、前記ダイヤフラムを介して配置され、前記手動
ボタンの押圧方向に摺動可能に保持される手動弁ガイド
を有し、前記手動弁ガイドが、前記手動ボタンが押圧さ
れているときに前記弁体に当接し、前記手動ボタンへの
押圧を解除したときに前記弁体から離間することを特徴
とする。
【0010】請求項2によれば、上記問題点を解決する
ために請求項1に記載する電磁弁の手動装置において、
前記ダイヤフラムが、前記手動ボタンが押圧されている
ときに下に凸状になり、前記手動ボタンへの押圧を解除
したときに上に凸状になる、形状を有することを特徴と
する。
【0011】請求項3によれば、上記問題点を解決する
ために、請求項1または請求項2に記載する電磁弁の手
動装置において、前記手動弁ガイドが樹脂製であるとと
もに、前記手動ボタンの復帰を補助するバネ部を有する
ことを特徴とする。
【0012】上記構成を有する電磁弁の手動装置によれ
ば、圧力流体の流路内に設置される手動装置において、
圧力流体の流路のシールをダイヤフラムを用いて行なう
ことにより、手動ボタンにOリングを装着する必要がな
くなる。よって、シール部が摺動しないので、手動ボタ
ンの摺動によって起こる、シール部へのゴミの噛み込み
等がなくなり、シール部の漏れ不良が低減され信頼性が
向上する。また、圧力流体の流路のシールをダイヤフラ
ムで行なっているため、シール部が手動ボタンへの押圧
に関係なく摺動しない構成なので、手動ボタンへの押圧
解除時に摺動抵抗が発生しないから、手動ボタンを復帰
させるために復帰方向への大きな付加力を必要とせず、
ダイヤフラムの張力と手動弁ガイドに設けたバネ部の反
発力により、手動ボタンの復帰を行なうことができる。
従って、手動ボタンの復帰用のコイルバネが不要とな
り、手動装置の構成部品を減らして取付スペースを削減
することができ、小型化が可能となる。
【0013】ここにおいて、ダイヤフラム、手動ボタン
及び手動弁ガイドが個別の部品構成になっているが、ダ
イヤフラムと手動弁ガイドを一体化、あるいはダイヤフ
ラムと手動ボタンを一体化することも可能である。ま
た、手動弁ガイドは樹脂製に限らず、他の材質にするこ
ともでき、例えば、金属製にしてインサート成形するこ
とも可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電磁弁の手動
装置について、具体化した実施の形態を挙げ、図面に基
づいて詳細に説明する。図1、2に本発明の1実施の形
態である電磁弁の手動装置を示す。図1は電磁弁におけ
る手動装置の分解斜視図、図2は同断面図である。手動
装置1は、図1に示すように、電磁弁の上方に構成され
ており、その下方には切換弁部2が構成されている。手
動装置1は、手動ボタン6、ダイヤフラム5、及び手動
弁ガイド4から構成されている。そして、その組付け手
順は、弁体ブロック3に手動弁ガイド4を装着し、その
上方にダイヤフラム5と手動ボタン6を装着して、蓋7
を固定ネジ13で弁体ブロック3に固定する。前記手順
により各々の構成部品を弁体ブロックに組付けて手動装
置1が構成される。
【0015】一方、手動装置1の下方に構成されている
切換弁部2は、バネ88を介し、弁シート53、弁ガイ
ド90及び弁座89を一体にして、弁体ブロック3の下
方から挿入して構成されている。そして、電磁石91に
バネ57に介してプランジャ54を挿入して構成された
コイル部81を、上記のように構成された弁体部80に
接続して、固定ネジ92で固定し、電磁弁を構成してい
る。
【0016】ここで、各々の構成部品について説明す
る。弁体ブロック3には、図2に示すように、圧力流体
の流路、すなわち、給気ポート10、排気ポート11、
及び出力ポート12が形成されている。また、バネ8
8、弁シート53、弁ガイド90、及び弁座89を嵌入
するために、中央付近まで下面より穴加工されている。
さらに、手動弁ガイド4を挿入するために上面にも穴加
工され、その開口部には約0.5mmのアールがついて
いる。アールをつけることにより、ダイヤフラム5が下
に凸状に変形する際に、アールに沿って変形するため、
ダイヤフラム5への応力集中や破損を防止することがで
き、耐久性向上を図っている。また、この開口部の外周
にダイヤフラム5を装着するための開口部より大径の溝
が形成されている。そして、上面には蓋7を取り付ける
ためのネジ穴が2箇所、側面中央部にはスプール弁等を
備える主弁本体との取付けに使用するネジ用の貫通穴が
2箇所加工されている。
【0017】手動装置1を構成する部品について説明す
る。蓋7は長方形の板状の物で、その大きさは弁体ブロ
ック3の上面の大きさと同じである。そして、蓋7には
弁体ブロック3との取付けに使用する固定ネジ92用の
貫通穴が2箇所に、中央部には手動ボタン6の頭部が突
出するように穴が加工されている。手動ボタン6は円柱
状のもので、下部に座が形成されている。この座がダイ
ヤフラム5に当接して、ダイヤフラム5の張力により上
方に付勢されている。この手動ボタン6の頭部が蓋7よ
り突出して、この頭部を押圧することにより手動装置1
が作動する。
【0018】ダイヤフラム5は円盤形状のゴムの薄板
で、ゴム板の中心に金属の円盤または繊維状のシートを
挟み込んでいる。ダイヤフラム5の外周の下側には凸部
が形成されていて、この凸部は、弁体ブロック3に取り
付ける際に、弁体ブロック3に設けられた溝に嵌入す
る。そして、蓋7によりダイヤフラム5が固定され、圧
力流体の流路を気密に保っている。また、ダイヤフラム
5は通常上に凸状であり、押圧力が掛かると下に凸状に
なり、押圧力が解除されると再び上に凸状になるという
弾性力を持っている。すなわち、ダイヤフラム5により
バネと同様の効果(もちろん力は弱い)が得られる。
【0019】手動弁ガイド4は、図3、4に示すよう
に、コの字形状の樹脂の成形品であり、2本の脚を持っ
ていて、その上部にハの字形状(2本の板バネに相当す
る)のバネ部8が形成されている。図10に示す従来例
の手動ピン84に相当する部品である。この手動弁ガイ
ド4が弁シート53に、当接または離間することにより
圧力流体の流路を切り替える。また、弁ガイド4に形成
されたバネ部8は、ダイヤフラム5のみによる手動ボタ
ン6の復帰を補助し、復帰を確実に行えるようにしてい
る。
【0020】この手動弁ガイドに設けられているバネ部
の形状は上記のバネ部8のような形状に限られることは
なく、いろいろな形状に変形することができる。例え
ば、図5、6に示すように、ハの字形状のもの(2本の
板バネに相当する)を直交させた形状、すなわち、4本
の板バネを有する形状にすることもできる。あるいは、
図示はしないが、ハの字形状のもの(2本の板バネに相
当する)を直交させずに、並列に設置した形状にするこ
とも可能である。このように板バネの本数を2本から4
本に増やすことにより、どこかの板バネが弾性力を失っ
たとしても、残りの板バネで確実に手動スイッチ6を復
帰させることができるので、手動装置の作動面での信頼
性が向上する。また、本実施の形態において、バネ部は
手動弁ガイドと一体成形された樹脂製のものであるが、
樹脂以外の材質でも、弾性部材であれば適用することが
できる。
【0021】次に、切換弁部2の構成部品について説明
する。弁シート53は3段構成の円盤形状のもので、中
段部が一番大きく、下段部、上段部は中段部より小さく
なっている。そして、弁シート53は上段部の上面で給
気ポート10を、下段部の下面で排気ポート11を閉鎖
する。また、中段部の下面を弁ガイド90に支持されて
いる。すなわち、弁シート53の下段部が弁ガイド90
の中に嵌入した状態になっている。弁ガイド90は円形
の蓋状のもので、下部に2本の脚を持っている。そし
て、蓋状部分で弁シート53を支持し、2本の脚の下端
がプランジャ54の上面と当接している。
【0022】弁座89は円柱形状のもので、その外周に
3段の溝が形成されていて、上段と下段の溝にはOリン
グを備えている。また、内側には弁ガイド90、及びプ
ランジャ54を嵌入かつ摺動できるように上下から穴加
工がなされており、図2に示すように、その断面はH型
の形状になっている。そして、穴加工されていない部分
に圧力流体流路が形成され、この流路は中段の溝を介し
て、弁体ブロック3の排気ポート11に連通している。
さらに、この部分に弁ガイド90の脚が摺動できるよう
な貫通穴が形成されており、弁ガイド90の2本の脚の
下端がプランジャ54の上面と当接している。よって、
バネ57とバネ88の力により、弁ガイド90とプラン
ジャ54とが一体となって摺動することが可能になって
いる。弁体ブロック3と電磁石91との接続により、弁
座89が固定され、弁座89の上段と下段の溝に備わる
Oリングによって、圧力流体の漏れを防いでいる。
【0023】プランジャ54は円柱状の鉄心であり、バ
ネ57により上方へ付勢されており、コイル55に通電
することで発生する吸引力がバネ57の力に打ち勝って
下方へ動く。バネ57の力はバネ88の力より強いの
で、プランジャ54が上方へ付勢されるとともに、弁ガ
イド90及び弁シート53も上方へ付勢されている。
【0024】上記のように構成された電磁弁の作用を、
コイルへの通電による場合と、手動操作の場合とに分け
て説明する。まず、コイルに通電していない状態では、
図2に示すように、プランジャ54がバネ57により上
方へ付勢されている。このとき、バネ88の力よりバネ
57の力の方が強いために、プランジャ54により弁ガ
イド90及び弁シート53が上方へ付勢されている。よ
って、弁シート53の上面で給気ポート10を閉鎖して
いるので、出力ポート12と排気ポート11が連通して
いる。
【0025】次に、コイルへ通電した場合について説明
する。コイル55に通電すると、図7に示すように、コ
イル55とプランジャ54の間に吸引力が発生し、この
吸引力がバネ57の力に打ち勝ってプランジャ54が下
方に動く。すると、バネ88の力により、弁シート53
及び弁ガイド90が下方へ動く。よって、給気ポート1
0が開放され、弁シート53の下面で排気ポート11が
閉鎖される。従って、圧力流体の流路が切り替わり、給
気ポート10と出力ポート12が連通する。そして、コ
イル55への通電を止めると、コイル55とプランジャ
54の間に発生した吸引力が消滅し、バネ57の力によ
りプランジャ54が再び上方へ付勢される。プランジャ
54が上方へ付勢されると、弁ガイド90及び弁シート
53も上方へ付勢される。よって、排気ポート11が開
放され、弁シート53の上面で給気ポート10が閉鎖さ
れる。従って、圧力流体の流路が再び切り替わり、図7
に示すように、出力ポート12と排気ポート11が連通
する。
【0026】続いて、手動操作の場合について説明す
る。この手動操作は、電気結線を行なう前の試運転や、
電気制御とは別に調整運転を行なう場合、また停電等に
よりコイルへの通電が不能になった場合に行なう。手動
ボタン6を押圧すると、その押圧力により、図8に示す
ように、ダイヤフラム5が変形し、かつ手動弁ガイド4
が下方へ動く。すると、手動弁ガイド4の脚が弁シート
53を下方へ動かすので、弁ガイド90及びプランジャ
54も、コイル55に通電したときと同様に、下方へ動
く。よって、給気ポート10が開放され、弁シート53
の下面で排気ポート11が閉鎖される。従って、圧力流
体の流路が切り替わり、給気ポート10と出力ポート1
2が連通する。
【0027】そして、手動ボタン6への押圧を止める
と、バネ57の力によりプランジャ54が再び上方へ付
勢される。プランジャ54が上方へ付勢されると、弁ガ
イド90及び弁シート53も上方へ付勢される。さら
に、ダイヤフラム5の弾性力と圧力流体の圧力、さらに
手動弁ガイド4に形成されているバネ部8の反発力によ
る付加力で、ダイヤフラム5がもとの状態に戻り、手動
ボタン6が復帰する(図7の状態)。このとき、排気ポ
ート11が開放され、弁シート53の上面で給気ポート
10が閉鎖される。従って、圧力流体の流路が再び切り
替わり、図7に示すように、出力ポート12と排気ポー
ト11が連通する。
【0028】圧力流体の流路のシールをダイヤフラム5
により行なっているので、手動ボタン6の摺動に関係な
くダイヤフラム5は固定されている。よって、手動ボタ
ン6の押圧または押圧解除時には、摺動抵抗は発生しな
い。従って、従来例に示すような手動ボタンの復帰用の
バネを使用せずに、樹脂製の手動弁ガイド4にバネ部8
を形成し、このバネ部8の反発力による小さな付加力で
も手動ボタン6を復帰させることができる。
【0029】手動ボタンの復帰力について図9を用いて
説明する。図9は手動装置1内の内圧(圧力流体の圧
力)と手動ボタンの復帰力の関係を示したグラフであ
る。このグラフにおいて、Oリングの摺動抵抗以外の摩
擦力は非常に小さいので、無視している。図9に示す点
線bが手動ボタン6に摺動抵抗がないときの手動ボタン
の復帰力を、長破線aが従来例で用いているOリングの
摺動抵抗を差し引いた場合を、実線cが実際の手動ボタ
ンの復帰力の設計下限値を示している。よって、図9中
の斜線部の領域に手動ボタンの復帰力が設定されてい
る。図9より、手動装置1内の内圧が高くなれば手動ボ
タンの復帰力が大きくなることが分かる。すなわち、内
圧と手動ボタンの復帰力は比例関係にある。これは、内
圧が手動機構により完全にシールされているからであ
る。手動ボタンの復帰を内圧だけで行なう構成にする
と、内圧がないとき、あるいは他に抵抗があるときには
手動ボタンが復帰しなくなる。そこで、内圧がなくても
手動ボタンが確実に復帰するように、バネによって手動
ボタンの復帰力を付加している。この付加力は、手動ボ
タンが確実に復帰するように、手動ボタンの復帰力が斜
線領域に入るように決定されている。
【0030】ここで、本実施の形態(1)と従来例
(2)との手動ボタンの復帰に必要な付加力を比較する
と、図9に示すように、本実施の形態(1)の方が付加
力が小さいことが分かる。これは、従来例(2)では内
圧をシールするためにOリングを用いているので、この
Oリングの摺動抵抗があり、手動ボタンを確実に復帰さ
せるための付加力が大きくなるためである。また、Oリ
ングは摺動するために、経時劣化やシール部へのゴミの
噛み込み等があり、シール性能の信頼性が低く漏れ不良
が起こりやすい。よって、内圧の漏れ不良が起こると、
内圧による付加力が図9に示す点線bより下側になるの
で、手動ボタンを確実に復帰させるための付加力が大き
くなる傾向がある。従って、従来例(2)では、より大
きな付加力が必要となり、より大きなバネが必要となる
ので、そのバネをセットするスペースも大きくなる。す
なわち、手動装置が大きくなってしまう。
【0031】一方、本実施の形態(1)では、内圧をシ
ールするためにダイヤフラムを用いているので、摺動抵
抗がなく、小さな付加力で手動ボタンを復帰させること
が可能となる。よって、従来例に用いているようなコイ
ルバネは必要でなく、手動弁ガイドに設けた小さなバネ
部で必要な付加力を得ることができる。従って、手動ボ
タンの復帰用のバネが不必要になり、その取付スペース
を削減でき、手動装置の小型化が可能となる。
【0032】以上説明した通り本発明の電磁弁における
手動装置によれば、圧力流体の流路内に設置される手動
装置において、圧力流体の流路のシールをダイヤフラム
を用いて行なうことにより、手動ボタンにOリングを装
着する必要がなくなる。よって、シール部が摺動しない
ので、手動ボタンの摺動によって起こる、シール部への
ゴミの噛み込み等がなくなり、シール部の漏れ不良が低
減され信頼性が向上する。また、圧力流体の流路のシー
ルをダイヤフラムで行なっているため、シール部が手動
ボタンへの押圧に関係なく摺動しない構成なので、手動
ボタンへの押圧解除時に摺動抵抗が発生しないから、手
動ボタンを復帰させるために復帰方向への大きな付加力
を必要とせず、ダイヤフラムの弾性力と手動弁ガイドに
設けたバネ部の反発力により、手動ボタンの復帰を確実
に行なうことができる。従って、手動ボタンの復帰用の
コイルバネが不要となり、手動装置の構成部品を減らし
て取付スペースを削減することができ、小型化が可能と
なる。
【0033】以上本発明の実施の形態について説明した
が、本発明は上記実施の形態に限ることなく、色々な応
用が可能である。すなわち、例えば本実施の形態では、
直動タイプの電磁弁に組み込まれた手動装置であるが、
スプール等の主弁体を有するパイロット形電磁弁の主弁
本体に組み込むことも可能である。
【0034】
【発明の効果】本発明の電磁弁における手動装置によれ
ば、コイルに通電して弁体を弁座に対して、当接または
離間させることにより、圧力流体の流路の切り替えを行
なう電磁弁に備えられる手動装置であって、外部から押
圧可能で該弁体を移動させる手動ボタンを有する、電磁
弁の手動装置において、手動ボタンの下面に接するよう
に設置され、圧力流体の流路の気密性を保持するダイヤ
フラムと、手動ボタンと、ダイヤフラムを介して配置さ
れ、手動ボタンの押圧方向に摺動可能に保持される手動
弁ガイドを有しているので、手動ボタンの押圧によりシ
ール部は摺動しないから、手動ボタンの摺動によって起
る、シール部へのゴミの噛み込み等がなくなる。従っ
て、シール部の漏れ不良が低減され信頼性が向上する。
【0035】また、圧力流体の流路のシールをダイヤフ
ラムで行なっているため、シール部が手動ボタンへの押
圧に関係なく摺動しない構成なので、手動ボタンへの押
圧解除時に摺動抵抗が発生しないから、手動ボタンを復
帰させるために復帰方向への大きな付加力を必要とせ
ず、ダイヤフラムの張力と手動弁ガイドに設けたバネ部
の反発力により、手動ボタンの復帰を行なうことができ
る。従って、手動ボタンの復帰用のコイルバネが不要と
なり、手動装置の構成部品を減らして取付スペースを削
減することができ、小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電磁弁の手動装置の分解斜視図で
ある。
【図2】本発明に係る電磁弁の手動装置(非通電時)の
断面図である。
【図3】本発明に係る手動弁ガイドの正面図である。
【図4】本発明に係る手動弁ガイドの側面図である。
【図5】(a)は本発明に係る別形態の手動弁ガイドの
平面図、(b)は同正面図である。
【図6】(a)は本発明に係る別形態の手動弁ガイドの
平面図(図5とは別の方向)、(b)は同側面図であ
る。
【図7】本発明に係る電磁弁の手動装置(通電時)の断
面図である。
【図8】本発明に係る電磁弁の手動装置(手動操作時)
の断面図である。
【図9】手動ボタンの復帰力と圧力流体の流路内の内圧
の関係を示したグラフである。
【図10】従来例に係る電磁弁の手動装置の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 手動装置 2 切換弁部 3 弁体ブロック 4 手動弁ガイド 5 ダイヤフラム 6 手動ボタン 53 弁シート 89 弁座 90 弁ガイド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルに通電して弁体を弁座に対して、
    当接または離間させることにより、圧力流体の流路の切
    り替えを行なう電磁弁に備えられる手動装置であって、 外部から押圧可能で該弁体を移動させる手動ボタンを有
    する、電磁弁の手動装置において、 前記手動ボタンの下面に接するように設置され、前記圧
    力流体の流路の気密性を保持するダイヤフラムと、 前記手動ボタンと、前記ダイヤフラムを介して配置さ
    れ、前記手動ボタンの押圧方向に摺動可能に保持される
    手動弁ガイドを有し、 前記手動弁ガイドが、前記手動ボタンが押圧されている
    ときに前記弁体に当接し、前記手動ボタンへの押圧を解
    除したときに前記弁体から離間することを特徴とする電
    磁弁の手動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載する電磁弁の手動装置に
    おいて、 前記ダイヤフラムが、前記手動ボタンが押圧されている
    ときに下に凸状になり、前記手動ボタンへの押圧を解除
    したときに上に凸状になる、形状を有することを特徴と
    する電磁弁の手動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載する電磁
    弁の手動装置において、 前記手動弁ガイドが樹脂製であるとともに、前記手動ボ
    タンの復帰を補助するバネ部を有することを特徴とする
    電磁弁の手動装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013191541A1 (en) 2012-06-18 2013-12-27 Asco Controls B.V. Multi-stage valve having an axially movable seat for pushing a valve element in sealing engagement towards another seat
CN105864492A (zh) * 2016-05-31 2016-08-17 厦门方特卫浴有限公司 感应水龙头
CN107725834A (zh) * 2017-10-30 2018-02-23 瑞立集团瑞安汽车零部件有限公司 一种二通道预控电磁阀及其工作方法

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