JPH1038293A - 床暖房用パイプ固定部材および根太を利用した床暖房構造 - Google Patents

床暖房用パイプ固定部材および根太を利用した床暖房構造

Info

Publication number
JPH1038293A
JPH1038293A JP8190722A JP19072296A JPH1038293A JP H1038293 A JPH1038293 A JP H1038293A JP 8190722 A JP8190722 A JP 8190722A JP 19072296 A JP19072296 A JP 19072296A JP H1038293 A JPH1038293 A JP H1038293A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joist
hot water
fixing member
floor heating
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP8190722A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Ogata
形 年 雄 小
Masaru Sakamoto
本 優 坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Kenzai Ltd
Original Assignee
Shinko Kenzai Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinko Kenzai Ltd filed Critical Shinko Kenzai Ltd
Priority to JP8190722A priority Critical patent/JPH1038293A/ja
Publication of JPH1038293A publication Critical patent/JPH1038293A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)
  • Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 本発明は、複数の根太と、根太の間に嵌
装された断熱材と、断熱材の上面部および根太と断熱材
との当接部を覆うように配置された放熱用金属シート
と、この放熱用金属シート上に根太間に根太に固定され
配置された床暖房用パイプ固定部材と、暖房用パイプ固
定部材に固定された温水パイプとからなる床暖房構造で
ある。本発明で使用する床暖房用パイプ固定部材は、両
側端部が略直角に立ち上がって係止部を形成する共に、
根太間に嵌装可能な長さを有する支持体と、支持体と一
体化され温水パイプを挟持可能な縦断面形状が逆Ω字状
のパイプ固定部を有し、支持体の両側端部に形成されて
いる係止部には、根太に固定するための係止部材挿入孔
が穿設されている。 【効果】 本発明によれば、根太間に床暖房の熱源とな
る温水を通す温水パイプを固定する床暖房用パイプ固定
部材が釘止めされているので、温水パイプを安定にかつ
容易に配管することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、根太を用いた床暖房構造
およびこの構造に用いる床暖房用パイプ固定部材に関す
る。さらに詳しくは本発明は、気密性に優れ、しかも室
温を高く設定しなくても体感温度が高く感じられ、熱効
率にも優れた床暖房構造およびこのような性能に優れか
つ安価な根太を用いた床暖房構造およびこの構造で使用
する床暖房用パイプ固定部材に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】従来、部屋暖房器具として、石油
ストーブなどの暖房器具が広く用いられている。このよ
うな熱器具による暖房は燃焼により室内の空気が汚染さ
れるため、喘息などのアレルギー性疾患、呼吸器系疾患
あるいは老人、小人等の居住する家庭用暖房としては望
ましくない。
【0003】また電気ストーブあるいはエアコンなどの
暖房器具も用いられている。このような熱器具は、燃焼
による室内の空気の汚染はないものの、対流により部屋
全体を暖房するため室内の微細なダストも共に対流する
ことから、室内を汚染し、前記同様アレルギー性疾患等
のいる施設用には不向きであった。
【0004】また上記したような石油ストーブ等のいず
れの暖房器具を用いて部屋暖房をしても体感温度が低く
感じられるため、特に大寒時において外気温より10度
以上も暖房温度を高く設定する必要がある。また、この
ような暖房器具は部屋毎に設置するため、暖房された部
屋から、廊下やトイレなど暖房されていない場所に移動
した際に、老人などは温度差によるヒートショックを受
けることがある。このようなヒートショックを防ぐには
温度差を少なくし体感温度以上に暖房温度を設定するよ
う家全体を暖房する必要があるため、暖房コストも増加
していた。
【0005】また断熱性、気密性に優れた住宅において
上記したような暖房器具により体感温度以上に室温を高
く暖房しこれに伴い室内湿度を適度に保つように湿度を
補給するため、室内が必要以上に高温多湿となり、カ
ビ、ダニなどが発生し易い。また温度差の著しい窓の部
分では、このような補給された水分が結露しやすく、こ
のような結露の発生により、カビが発生し、健康を損な
うばかりか、建築物の老化を早めるなど問題があった。
【0006】上記のような暖房方法では、暖気は上昇
し、逆に冷気は下降することから、室内の天井部分と床
部分では相当の温度差が生ずる。従って、床自体を熱源
とすれば、室内の上部と下部との温度差が少なくなり、
暖房効率が非常に向上する。こうした発想から次第に床
暖房が取り入れられることが多くなってきている。
【0007】床暖房は、床下に温水パイプなどを配置し
て床自体を暖かくする暖房方法であり、床全体が暖かく
なるので非常に快適な居住空間を形成することができ
る。こうした床暖房では、温水パイプを配管した後、こ
の上に床材が敷設されるために、一旦配管された温水パ
イプを移動するためには、床材を撤去する必要があり、
非常に大掛かりな工事をしなければならない。
【0008】本来、床暖房において、一旦配管された温
水パイプを移動することは、パイプの破損などの事故を
除けば必要のないことである。ところが、実際に温水パ
イプを配管し、床を張った後、長期間経過すると、温水
パイプが本質的に有している弾性によって配管位置がず
れることがある。こうした配管位置のずれを防止するた
めに種々の治具が提案されている。しかしながら、日本
の木造建築の場合、断熱材の上にこの温水パイプが配置
されることが多く、従って、発泡樹脂などからなる断熱
材にこの温水パイプが固定される。従って、時間の経過
と共に断熱材と一緒に温水パイプが移動して均一な床暖
房ができなくなることがある。
【0009】また、こうした断熱材への温水パイプの固
定は、断熱材が可撓性であるために位置決めが難しいと
いう問題もある。
【0010】
【発明の目的】本発明は、温水パイプの位置決めが容易
で、かつ長期間にわたって温水パイプの配管位置のずれ
が生じない床暖房用の温水パイプの固定具を提供するこ
とを目的としている。
【0011】また、本発明は、この温水パイプの固定具
を用いた床断熱構造を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の床暖房用パイプ
固定部材は、両側端部が略直角に立ち上がって係止部を
形成する共に、根太間に嵌装可能な長さを有する支持体
と、該支持体の係止部が立ち上がっている側に該支持体
と一体化され温水パイプを挟持可能な縦断面形状が逆Ω
字状のパイプ固定部を少なくとも1個有し、そして、該
支持体の両側端部に形成されている係止部には、該支持
体を根太に固定するための係止部材挿入孔が穿設されて
いることを特徴としている。
【0013】また、本発明の床暖房構造は、根太を利用
して温水パイプを固定するものであり、略平行に配置さ
れた複数の根太と、該根太の下面と下面部が略面一にな
るように根太間に嵌装されたされた断熱材と、該断熱材
の上面部を覆うと共に、端部が根太の側面にまで延出し
て根太と断熱材との当接部を覆うように配置された放熱
用金属シートと、前記放熱用金属シート上であって根太
間に該根太の長さ方向に対して略直角に配置された床暖
房用パイプ固定部材と、該暖房用パイプ固定部材によっ
て固定された温水パイプとからなり、該床暖房用パイプ
固定部材が、両側端部が略直角に立ち上がって係止部を
形成する共に、根太間に嵌装可能な長さを有する支持体
と、該支持体の係止部が立ち上がっている側に該支持体
と一体化され温水パイプを挟持可能な縦断面形状が逆Ω
字状のパイプ固定部を少なくとも1個有し、そして、該
支持体の両側端部に形成されている係止部には、該支持
体を根太に固定するための係止部材挿入孔が穿設された
床暖房用パイプ固定部材であり、該温水パイプが該床暖
房用パイプ固定部材の縦断面形状が逆Ω字状のパイプ固
定部に嵌装されて固定することを特徴としている。
【0014】本発明の床暖房用パイプ固定部材は、根太
の側面に釘あるいは木ねじなどで固定される。そして、
この床暖房用パイプ固定部材に形成された縦断面形状が
逆Ω字状のパイプ固定部に温水パイプを挟み込むことに
より、温水パイプを容易に配管することができる。
【0015】また、本発明の床暖房構造は、根太間に断
熱材を嵌装し、この上にアルミウニウム箔のような金属
箔を根太と断熱材との境界部分をも覆うように張りわた
し、さらに、根太間に上記の床暖房用パイプ固定部材を
釘止めあるいは木ねじ止めした後、この床暖房用パイプ
固定部材に形成されている縦断面形状が逆Ω字状のパイ
プ固定部に温水パイプを挟み込んだ構造を有しており、
断熱材と根太との間に生ずるかもしれない間隙を金属シ
ートで覆っており、床下の気密性が向上すると共に、こ
の金属シートから温水パイプの熱が放出されるので、均
一に床暖房を行うことができる。
【0016】さらに、床暖房用パイプ固定部材が根太に
強固に固定されているので、長期間にわたって温水パイ
プの配管位置がずれることがない。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の床暖房用パイプ固定部材
は、支持体に対して両端部が直角に立ち上がった形態を
有しており、この立ち上がった両端部に釘などを打ち込
む係止部材挿入孔が穿設されている。そして、この係止
部材挿入孔に釘などを打ち込んで、本発明の床暖房用パ
イプ固定部材を根太間に固定する。日本式木造建築にお
いて必須の構成要素である根太に床暖房用の温水パイプ
の固定部材を釘止めなどすることにより、仮に温水パイ
プの曲げが不充分であったとしても、根太に固定された
床暖房用パイプ固定部材が動くことはなく、従って、長
期間経過しても温水パイプの位置がずれることがない。
しかも、温水パイプを固定する縦断面形状が逆Ω字状の
パイプ固定部は、支持体と一体になっているので、この
逆Ω字状のパイプ固定部に温水パイプをはめ込むこと
で、確実に温水パイプを固定することができる。この固
定部材は、金属から形成することもできるし、またポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリアミドなどの熱可塑性
樹脂、ウレア樹脂、フェノール樹脂などの熱硬化性樹脂
あるいはこれらの部材を組み合わせて使用してもよく、
さらに金属と前記樹脂とを組み合わせても使用してもよ
い。
【0018】また、本発明の床暖房用パイプ固定部材が
設置される根太の間には、断熱材、そして、この断熱材
の上に、断熱材の上面を囲繞すると共に断熱材の端部と
根太との接合部分をも囲繞する放熱用金属シートが貼着
されているので、この床下部分の気密性が高くなり、熱
効率がよい。さらに、金属シートを配置したことに伴
い、この金属シートが熱輻射体となるので、床全体が暖
かくなり、局部加熱といった現象が生じにくい。
【0019】なお、本発明の根太を用いた床暖房構造に
使用される放熱用金属シートは、金属層と接着層とから
なる2層構造のシート、あるいは金属層の上に透明皮膜
層を設けた3層構造のシートなどが使用可能であり、さ
らに、金属層と接着層との間に前記発泡樹脂または樹脂
層をさらに設けた3層あるいは4層(多層)シートなど
が使用可能である。
【0020】また、本発明の根太を用いた床暖房構造で
は、断熱材として発泡ポリプロピレン、発泡ポリエチレ
ンなどの発泡ポリオレフィン、発泡スチロール、発泡ウ
レタン、発泡塩化ビニールなどの発泡樹脂が使用可能で
あり、また、ガラス繊維あるいはガラス繊維と上記発泡
樹脂とを組み合わせた複合体なども使用可能であり、こ
うした断熱材を配置することにより、温水パイプの熱が
床下から外部に放出されることがなく、熱効率が高くな
る。
【0021】本発明の根太を用いた床暖房構造に使用さ
れる温水パイプは銅、アルミニウムなどの金属パイプ
(芯材)の外周および内周面に、前記固定部材に使用さ
れる樹脂によって被覆層を設けたものが使用可能であ
り、さらに金属パイプと外周および内周面に設けた被覆
層との間にさらにアイオノマーなどの接着剤による接着
層を設けた温水パイプが使用可能である。特に金属パイ
プの外周および内周に樹脂被覆したパイプは、折り曲げ
によってパイプがつぶれることがなく、しかも熱あるい
は特殊な折り曲げ装置を使用しなくとも折り曲げが可能
で、かつ折り曲げた形状の維持性が良好である。
【0022】
【実施例】以下、本発明の床暖房構造およびこの床暖房
構造の施工方法並びに床暖房用固定部材について、図面
とともに説明する。
【0023】図1は本発明の床暖房構造の一例を示す横
断面図を示す。また、図2は大引上に本発明の床暖房構
造を敷設する際の例を示す横断面図であり、図3は、根
太と断熱材との関係を示す横断面図である。図4は放熱
用金属シートの層構造の例を示す断面図であり、図5
は、温水パイプの断面構造の例を示す切欠斜視図であ
る。また、図6〜図8は、本発明の床暖房用パイプ固定
部材の構造の例を示す斜視図である。なお、図1〜図8
において、共通の部材には、同一の付番を賦してある。
【0024】図1に示すように、本発明の床暖房構造
は、根太を利用して温水パイプを固定するものであり以
下のような構成を有している。即ち、本発明の床暖房構
造は、略平行に配置された複数の根太と、この根太の下
面と下面部が略面一になるように根太間に嵌装されたさ
れた断熱材と、この断熱材の上面部を覆うと共に、端部
が根太の側面にまで延出して根太と断熱材との当接部を
覆うように配置された放熱用金属シートと、前記放熱用
金属シート上であって根太間に該根太の長さ方向に対し
て略直角に配置された床暖房用パイプ固定部材と、この
暖房用パイプ固定部材によって固定された温水パイプと
からなっている。そして、この床暖房用パイプ固定部材
が、両側端部が略直角に立ち上がって係止部を形成する
共に、根太間に嵌装可能な長さを有する支持体と、この
支持体の係止部が立ち上がっている側に該支持体と一体
化され温水パイプを挟持可能な縦断面形状が逆Ω字状の
パイプ固定部を少なくとも1個有し、この支持体の両側
端部に形成されている係止部には、支持体を根太に固定
するための係止部材挿入孔が穿設されている。さらにこ
の床暖房用パイプ固定部材には、温水パイプを固定する
ための逆Ω字状の断面形状を有する温水パイプ固定部が
形成されている。
【0025】以下この床暖房構造を図面を用いて具体的
に示すと、図1に示すように、本発明の床暖房構造は、
略平行に配置された根太1と、根太間に嵌装された断熱
材2と、根太側部に略垂直に配設され前記断熱材上に敷
設された放熱用金属シート3と、この放熱用金属シート
上に設けられた温水パイプ4と、前記連通パイプを固定
するための固定部材5とからなる。
【0026】本発明の床暖房構造において、固定部材5
が釘止めされる根太1は、木造建築物においては床を支
持するために設けられる。図1に示すように、根太はコ
ンクリート上に設置されるか又は図2に示すように大引
き上に設置される。根太1の鉛直方向および水平方向の
太さは特に限定されず、通常使用されているものを用い
ることができる。たとえばこの太さは略同一であり、5
〜100mm程度であってよい。また鉛直方向の太さと
水平方向の太さが異っていてもよい。たとえば、鉛直方
向の太さと水平方向の太さの比(鉛直方向の太さ/水平
方向の太さ)が0.1〜10程度の根太を使用すること
ができる。
【0027】隣接する根太の間隔は、100〜1000
mm程度にすることができるが、通常は250mm程度の
間隔で根太が敷設される。断熱材2は図3にあるよう
に、根太1と隣接する根太1とに当設され、その下面が
根太1の下面と面一になるように配置される。
【0028】ここで使用され断熱材としてはウレタン、
ポリエチレン、ポリプロピレンなどの樹脂を発泡させた
発泡樹脂断熱材が使用される。このような発泡樹脂製の
断熱材は、樹脂を例えば100倍以下、好ましくは30
〜80倍程度の発泡倍率で発泡させることにより製造さ
れる。こうした発泡樹脂断熱材は、断熱性に優れ、また
弾性および遮音性にも優れている。
【0029】断熱材として、上記のような発泡倍率を有
する断熱材の側縁部に長さ方向全長に亘って直線状に切
込みが交互に略垂直にこの断熱材の厚さの半分以上の切
込むを有した図3に示すような断熱材を使用することが
できる。図3において、付番1は根太であり、付番2は
切り込みが形成された断熱材である。このような断熱材
2は、設置する際に根太1,1間に密着させた状態で容
易に嵌挿させて配置でき、根太1の間隔が多少変化した
り、根太1の一部が多少変形しても隙間が生じない。し
たがって根太1と断熱材2との当設部から外気が進入す
ることがなく、結露、氷結等の発生を防止できる。しか
もこのような断熱材2は根太1間隔が多少狭小となって
いても容易に設置でき、膨れが発生せず、作業性に優れ
る。また本発明の床暖房構造の施工後、根太が経時的に
変化しても、根太1と断熱材2との当設部に隙間が発生
することがなく、あるいは根太1が吸湿して多少膨張し
ても断熱材が破損したり膨れなどの発生が生じないの
で、冷気が進入せず結露、氷結等が発生しない。
【0030】断熱材の厚みは、通常は根太の鉛直方向の
太さの略半分である。なお断熱材は、通常使用されるガ
ラス繊維も使用でき、さらに前記したような発泡樹脂と
ガラス繊維とを適宜組み合わせて使用することもでき
る。
【0031】また上記した断熱材の上面に放熱用敷設板
を一体化して形成した断熱材も使用できる。さらに、根
太の下面にも断熱材を配置することもできる。放熱用金
属シート3は、図1に示すように、断熱材2の上面にこ
の断熱材2を覆うように敷設されるとともに、これと連
続して根太1の長手方向両側部と断熱材2との接合部分
をも覆うように敷設される。この放熱用金属シート3
は、アルミニウム、銅などの熱伝導率に優れた金属材料
が層状に形成されている。このような放熱用金属シート
3の金属層の厚みは、通常は、1μm〜1mm程度であ
り、好ましくは金属層の厚さが1μm〜200μm、特
に好ましくは10〜100μmの範囲にある。このよう
な厚さの金属シートは、軽量であり、かつ形態追随性が
あるので、この放熱用金属シートを設置する際に断熱材
の上面に多少凹凸等があっても密着して設置できる。
【0032】また放熱用金属シート3は、図4の(A)に
示すように、金属層11と接着層12とから設けられて
いることが好ましい。この接着層の厚みは金属層の厚み
と同程度であることが好ましい。この程度にすれば、放
熱用金属シートが根太あるいは断熱材から容易に剥離し
ない。
【0033】さらに放熱用金属シート3は図4の(B)に
示すように、放熱用金属シートの金属層11上に、シリ
コンなどの透明保護層13を設けることができる。この
ような保護層が設けられた放熱用金属シートは、金属層
が酸化されないので輻射率が長期にわたって変化せず、
したがって暖房コストが軽減化される。
【0034】このような接着層が設けられた放熱用金属
シート3は断熱材2の上面と根太1の側面に当設して設
置される。 この放熱用金属シートは接着層が設けられ
ておりこのようなシートを用いることによって、本発明
の床暖房構造の気密性が高く維持され、結露、氷結が防
止される。
【0035】また放熱用金属シート3は金属層を有する
ので、温水パイプからの熱を素早く吸収し、吸収した熱
が効率よく放熱用金属シートの上面全体で輻射熱に変換
されて輻射熱として輻射される。このような放熱用金属
シートを採用することにより、本発明の床暖房構造では
体感温度が高く感じられ、暖房コスト(ランニングコス
ト)が低減される。しかも放熱用金属シートは根太の側
面と断熱材上面に隙間なく貼着されるので、断熱材と根
太との接触部分からの熱の放散を防止でき、また冷気の
侵入を防止できる。また放熱用金属シートは、断熱材に
釘などの固定手段を用いずに断熱材に貼着でき、これに
より断熱材に孔が開くことがなく、熱の放散、冷気の侵
入がない。
【0036】温水パイプ4は、図1に示すように、床板
と放熱用金属シート3との空間に配置され、前記放熱用
金属シート上に固定部材を介して設置される。このよう
な温水パイプ4としては、図5に示すように、アルミニ
ウム、銅などの金属パイプ21の内面および外面の両面
に、ポリエチレンなどの合成樹脂を被覆した樹脂被覆パ
イプが好ましく用いられる。
【0037】樹脂被覆パイプを製造する際に使用される
被覆材としては、ポリエチレン、架橋ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリブチレン、エンビなどの熱可塑性樹
脂あるいは尿素樹脂、フェノール樹脂などの熱硬化性樹
脂が挙げられ、この中でも特にポリエチレン、架橋ポリ
エチレンなどの熱可塑性樹脂が好ましく用いられる。ま
た、アルミニウムなどの金属パイプ21と被覆樹脂22
とが接着層23を介して作成されていてもよい。このよ
うな接着層23は、アクリル系接着剤、エポキシ系接着
剤など通常用いることのできる接着剤を用いて図5に示
すように接着層23が形成されていてもよいがたとえば
アイオノマーなどの材料によって形成されていてもよ
い。
【0038】上記のような樹脂で内周及び外周が被覆さ
れた温水パイプは、腐食の原因となる金属が露出してい
ないので錆びにくく、長期にわたって熱伝導率の変化が
少ない。また温水パイプは酸素を透過せず管内で生物に
よるスケイルが発生しないため、暖房効率が低下しな
い。さらに、被覆した樹脂の色が適宜選択可能であり、
たとえば漏水等が発生した場合でも、パイプの識別が容
易であり漏水パイプを速やかに交換することができる。
【0039】このように温水パイプ4は、合成樹脂パイ
プと比較して耐熱性に優れており、たとえば温水パイプ
中の温水温度を95〜120℃に設定することも可能で
ある。また使用圧力は、通常、10〜20kg/cm2
程度であり、高層建築物にも使用できる。また、万一パ
イプ内の水が氷結してもパイプが破損することがなく、
漏水しない。このような温水パイプは、冷房用に使用す
ることもできる。
【0040】また金属パイプと比較して温水パイプは酸
などの耐蝕性にも優れており、温水パイプに錆が発生し
たり、流量が変動したり、酸化沈澱物が発生せずこれに
よって金属製の周辺機器を腐食したりしないため、暖房
効率が低下したり、ランニングコストがかかりすぎず、
またパイプが腐食しないので温水供給機器などの周辺機
器が損傷を受けることが少ない。さらに銅パイプを用い
た際に発生する緑青などの毒物は生成せず、樹脂被覆パ
イプは衛生面でも優れている。
【0041】このような温水パイプの径(外径)は、温
水の流量、暖房面積、温水供給装置の大きさなどを考慮
して決定することができる。本発明で使用される温水パ
イプは熱伝導度が0.40〜0.60cal/cm sec・℃で
あり、しかも単位面積当りの放熱量に優れているので、
温水からの熱エネルギーが後述するパイプ固定用部材を
介して放熱用敷設板および床板、床板と放熱用敷設板の
間の空間に素早く移動し、必要な熱量を適宜供給でき
る。
【0042】なお、上記温水パイプは、内周及び外周が
樹脂で被覆された金属パイプを用いる好適な例であり、
本発明においてはこうした樹脂被覆金属パイプ以外に
も、従来から使用されているポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリブチレンなどの合成樹脂パイプ、あるいはア
ルミニウムパイプ、銅パイプ、鉄パイプなどの金属パイ
プを使用することもできる。
【0043】本発明の床暖房用パイプ固定部材5は、図
6〜図8に示すように、両側端部が略直角に立ち上がっ
て係止部35を形成する共に、根太間に嵌装可能な長さ
を有する支持体31と、この支持体31の係止部35が
立ち上がっている側にこの支持体31と一体化され温水
パイプを挟持可能な縦断面形状が逆Ω字状のパイプ固定
部33を少なくとも1個有している。そして、この支持
体31の両側端部に形成されている係止部35には、該
支持体31を根太に固定するための係止部材挿入孔34
が穿設されている。
【0044】この床暖房用パイプ固定部材(固定部材)
5は、根太1間に根太の長さ方向と直角になるように放
熱用金属シート上に載置され、温水パイプ4の固定用部
材として用いられる。
【0045】固定部材を根太間に設置する間隔は特に限
定されないが、例えば固定部材間の間隔は4m以内、好
ましくは2m以内である。固定部材は、根太の長手方向
両端部近傍に設けられていてもよく、根太の長手方向中
央部近傍にさらに設けられていてもよい。
【0046】このような固定部材5は図6にあるよう
に、支持体31と、逆Ω字状パイプ固定部33と、支持
体の両側端部が略直角に立ち上がって形成された係止部
35と、この係止部35に穿設された係止部材挿入孔3
4とからなる。溝部32と固定部材5の支持体31は、
図6の(A) に示すように平板状であってもよく、あるい
は図6(C) に示すように溝状に形成されていてもよい。
溝状に形成されている場合には支持体と溝部32とが一
体となって溝部が構成されていてもよく、この溝部は凸
状あるいは凹状に形成されていてもよい。溝部の形状
(固定部材の長手方向に対する直交する方向の断面形
状)は、円状でも多角形状でもよく、形成される溝部の
数は特に制限されない。また図6(D) に示すように溝部
が2以上形成されている場合には、これらの溝部の形状
は同一でも異なっていてもよく、形成される溝部は、前
記同様、凸状でも凹状でもよく、またこれらが組み合わ
されて形成されていてもよい。
【0047】この固定部材5には、図6の(B)に示すよ
うに、固定部材5の長手方向側縁部に沿って溝部32が
設けられていることが好ましい。溝部32を設けること
によって固定部材5に不要な応力が付加されても固定部
材5が変形しにくくなる。
【0048】温水パイプを挟持する逆Ω字状固定部33
は、図6および図7に示すように、固定部材5の長手方
向に沿った断面形状が逆Ω字状に形成されている。この
逆Ω字状固定部44は支持体31上に少なくとも1個設
けられる。逆Ω字状固定部33が1個設けられる場合
は、たとえば固定部材の長手方向中央部であってもよ
く、また2個設けられる場合には長手方向両端部近傍2
ヵ所など、さらに3個設けられる場合には長手方向両端
部近傍と長手方向中央部3ヵ所など、適宜設けられる。
このような逆Ω字状固定部33は、たとえば図7また
は図8に示す形態であってもよい。すなわち図7に示す
ように、逆Ω字状固定部33は開口部41とパイプ固定
部42とから形成され、パイプ固定部42と開口部21
とは一体的に連続して結合している。開口部41の形状
は、図7(A)に示すように平行に両切片が形成されてい
てもよく、また図7(B)に示すように、幅方向の中央部
が張り出して両切片による間隙が上か見て「)(」状(エ
ックス状)になっていても、「()」状になっていてもよ
い。特に図7(A)に示すように両切片41,41が平行(//)
になるように開口させることにより、温水パイプを固定
する際にパイプが開口部のエッジ部と当たらず傷が発生
しない。またパイプの固定後は、エアーハンマーの発生
によってもパイプが脱着せず、振動、熱膨張を吸収ある
いは分散して、パイプの脱着を防止できる。
【0049】また図6の(C)に示すように、パイプ固定
部33もこのように溝状に形成されることによって、パ
イプと固定部材5との接触面積を大きくでき、したがっ
てパイプからの熱が伝わり易い。また図6の(A)に示す
ように、逆Ω字状固定部の一部に溝状穴43を形成して
もよい。このようなΩ字状固定部33を形成することに
より大径のパイプも固定できる。
【0050】逆Ω字状固定部は、図6および図7に示す
ように、支持体と同時に一体的に形成することもできる
が、これらを別個に形成した後、逆Ω字状固定部を支持
体に固定してもよい。
【0051】例えば、図8(A)、(B)および(C)に示すよ
うに、逆Ω字状固定部と支持体とを別個に形成する場合
には、逆Ω字状固定部を2個以上の部品から形成しても
よい。
【0052】例えば、図8(A)では、支持体31の幅方
向に金属片を挿入可能なスリット46,46を形成し、
このスリット46,46に、金属片43Aを挿入して温
水パイプを挟持可能なように金属片43Aを曲げること
により、温水パイプの固定部を形成することができる。
また、図8Bに示すように、金属片の代わりに、針金な
どを用いて逆Ω字状固定部43Bを形成することもでき
る。さらに、図8Cに示すように、逆Ω字状の固定部4
3Cをリベットなどで支持体上に固定することにより、
この固定部43Cが回動可能になり、この図8(C)に示
す固定部材5は、温水パイプの湾曲部などにおける温水
パイプの固定に便利である。
【0053】また、図8(D)および図8(E)に示すよう
に、温水パイプを挟持する逆Ω字状固定部を形成する挟
片43D,43Eを、バネなどの弾性部材45を介して
支持体31に敷設することができる。図8(D)にはこの
挟片43Dが一条である態様が示されており、図8(E)
にはこの挟片43Eが二条である態様が示されている。
このように弾性部材45を介して支持体31に挟片43
D,43Eを敷設することにより、この挟片43D,43
Eが前後に可動するようになるので温水パイプの設置が
容易になる。
【0054】固定部材31の係止部35には、この固定
部材31を根太に釘止め固定あるいは木ねじ止め固定す
るための係止部材挿入孔34が形成されている。また、
こうした釘孔あるいはねじ孔は、支持体31上に設けら
れていてもよい。支持体31に設けられた釘孔あるいは
ねじ孔50は、この固定部材と断熱材とを一体化するた
め使用することができる。
【0055】上記のような構成を有する固定部材5は、
鉄、真鍮、銅、アルミニウムなどの金属で形成すること
が好ましい。金属でこの固定部材を製造する際には、打
ち抜き加工により製造することが可能であり、樹脂を用
いて溶融成形するよりも経済的に有利である。また金属
は樹脂よりに一般に熱伝導率が高いので、放熱用金属シ
ートへの熱伝導がよく、均一に床を暖房することができ
る。また、金属製の固定部材は、樹脂製の固定部材より
も薄くすることができる。
【0056】しかしながら、本発明の固定部材は、樹脂
で製造することも可能であり、また、金属と樹脂とを組
み合わせて形成することもできる。樹脂を用いて固定部
材を形成する際には、ABS樹脂、ポリアミド、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、フッ素樹脂などの熱可塑性樹
脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、尿素
樹脂フェノール樹脂などの熱硬化性樹脂などを単独であ
るいは組み合わせて使用することができる。
【0057】さらに、芯材に金属を用い、この芯材を包
摂するようにフッ素樹脂などの樹脂を用いて形成するこ
ともできる。このような樹脂で包摂した固定部材は長年
に渡って錆びることがない。しかもたとえばフッ素樹脂
で包摂した固定部材は熱伝導率にも優れる。
【0058】次に根太を用いた床暖房構造の施工方法に
ついて述べる。本発明の根太を用いた床暖房構造は以下
のように、施工することができる。まずコンクリートを
打設して土間基礎を作成した後に、あるいは大引きを設
置して土間基礎を作成した後に、釘、コンクリートネイ
ルなどの固定手段によって根太を互いに略平行になるよ
うに配置し土間基礎上に固定する。
【0059】次に断熱材を根太に当接して敷設する。本
発明の床暖房構造に使用される断熱材は、特定の切欠き
部を有している。このような断熱材を、根太間に密着さ
せた状態で配置する。配置された断熱材は、根太間距離
が異なっていたりあるいは根太の一部が変形していて隙
間あるいは弛みを生じさせずに敷設することができる。
【0060】このような断熱材を敷設すれば、経時変化
により根太が変形しても気密性が保持されるため、熱の
放散の少ない床暖房構造が得られる。次いでこのような
断熱材上に放熱用金属シートを載置する。
【0061】断熱材上に放熱用金属シートを載置するに
は、放熱用金属シートの片面あるいは断熱材の上面に接
着剤を層状に塗布する手段を用いることができる。また
放熱用金属シートの片面に接着層が予め設けられた放熱
用金属シートを用いることもできる。特に接着層が設け
られた放熱用金属シートを用いて断熱材上に放熱用金属
シートを貼着すると、断熱材と放熱用金属シート間に隙
間が生じないので、この隙間に水分が氷結して断熱材を
破壊したり、断熱材と放熱用金属シートとを剥離する虞
がない。
【0062】また接着層が設けられた放熱用金属シート
の根太に接触する部分も接着層を介して根太側面に貼着
されるので、根太と断熱材との当接部に隙間があっても
隙間を確実に塞いで熱の放散あるいは冷気の侵入を防止
する。また、夏期には暖気の侵入が防止され、冷房コス
トがかからない。
【0063】なお放熱用金属シートは、断熱材の片面
に、予め放熱用金属シート上に載置したものを使用する
こともできる。さらに、断熱材片面に放熱用金属シート
が予め層状に形成された断熱材を用いてこの断熱材を根
太に当接して敷設することもできる。
【0064】以上のように放熱用金属シートを根太の側
面および断熱材上に載置した後に、固定用部材を根太に
当接して設置する。根太と固定用部材とを当設する手段
としては、ネジ、釘、ビス、鋲、ステップラーなどの固
定手段が挙げられるが、これらの固定手段に拘束されな
い。固定用部材を根太と放熱用金属シートとに当設する
前に、貼着手段等によって根太側部に放熱用金属シート
を層状に設け、その後、固定用部材を当接させる。この
ように固定用部材を設置すれば、貼着後に過剰な応力が
放熱用金属シートに付加されても、放熱用金属シートが
根太から剥がれることが無い。
【0065】固定部材を放熱用金属シート上に固定する
方法は限定されず、たとえば固定部材底部に接着層を設
け、この接着層を介して放熱用金属シート上に固定する
こともできる。また、釘、鋲などの通常使用される固定
手段を用いて放熱用金属シート上に固定することもでき
る。あるいは固定部材の両端部を略直角に折り曲げ、こ
の略直角に折り曲げた両端部を根太に当接して上記固定
手段により設置することにより、放熱用金属シートと固
定部材とを前記接着剤を用いずに固定することもでき
る。
【0066】固定部材は放熱用金属シートと根太とに当
設し、根太の両端部にこの根太の長手方向と略直角方向
に設けられるが、根太の長手方向の中央部付近に固定部
材をさらに設けることもできる。
【0067】次いで、固定用部材を根太に当設した後に
温水パイプを設置する。本発明の床暖房構造で使用され
る温水パイプは設置の際にベンディングマシンや継手な
どは不要であり、また樹脂製パイプの設置の際に用いら
れる加熱機も不要であり、簡単に曲げ加工し、あるいは
溶接機などを要しないので、本発明の床暖房構造を施工
する際の人件費や設備費を著しく低減させることができ
る。
【0068】また本発明の床暖房構造において、温水パ
イプとして内周および外周が樹脂で被覆された金属パイ
プを使用する場合、この被覆金属パイプの線膨張係数
は、通常は1〜3×10-5/℃と樹脂製パイプと比較し
て一桁も小さく、また引張弾性係数が1000kg/c
2 と、金属パイプと比較して約千分の一と小さいの
で、この温水パイプをコンクリートに埋設してもコンク
リートに亀裂が発生しない。このように、温水パイプを
コンクリートに埋設して床暖房構造を施工することもで
きる。
【0069】さらに温水パイプは管の接続用継手を大幅
に減らすことができると共に、こうした特性を有してい
るにも拘わらず簡単に切断できる。
【0070】
【発明の効果】本発明の床暖房構造は、日本の木造建築
では必須構成要素である根太を利用して、この根太に床
暖房用パイプ固定部材を固定し、この床暖房用パイプ固
定部材に温水パイプが固定されている。さらに、この床
暖房用パイプ固定部材に下面には放熱用金属シートは配
置され、さらに、この放熱用金属シートの下面には断熱
材が敷設されている。そして、断熱材と根太との当接部
分をも放熱用金属シートで覆っているので、断熱材と根
太との当接部分から暖気が漏れ出すことがない。また、
根太に固定された床暖房用パイプ固定部材には、温水パ
イプ固定部が形成されているので、温水パイプをこの固
定部にはめ込むだけで温水パイプ配管ができ、温水パイ
プの配管位置決めが容易である。さらに、温水パイプが
強固に固定されているので、経時的に温水パイプが動く
ことがないので長期間にわたり、均一に床暖房をするこ
とができる。
【0071】さらに、本発明の床暖房構造は、床からの
伝熱によって直接室内が均一に暖房され、対流が生じ
ず、微細な塵芥を室内空間に分散することがない。また
温水パイプから放熱用金属シートに移行した熱が効率よ
く輻射熱に変換され、この輻射熱によっても暖房され
る。したがって、室温を低めに設定しても体感温度が低
く感じられず、暖房コストが低減される。このように室
内温度を高くする必要がないので、室内が乾燥せず、新
たな湿度の補給を必要としない。
【0072】また本発明の床暖房構造は家内の全部屋を
暖房できるので、各室毎の温度格差がないのでヒートシ
ョックが防止される。また本発明の床暖房構造は、室内
温度を高温に設定する必要がなく、これに伴って、乾燥
防止のため湿度補給を行う必要がない。したがって湿度
補給による結露、氷結の発生が防止され、高温多湿の環
境にならない。その結果、ダニ、カビなどの発生を効果
的に防止でき、また結露、氷結の発生による家の老化が
防止される。
【0073】さらに、本発明の床暖房構造は、断熱性に
優れており、温水パイプに冷水を通すことによって、冷
房設備として使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の根太を用いた床暖房構造の
一例を示す図面である。
【図2】 図2は、本発明の根太を用いた床暖房構造の
他の例を示す図面である。
【図3】 図3は、本発明の床暖房構造に使用される断
熱材を根太間に設置した例を示す図面である。
【図4】 図4は、放熱用金属シートの構造の例を示す
断面図であり、図4の(A)は金属層と接着層からなる
2層構造体を示し、図4の(B)は金属層にさらに保護
層が設けられた3層構造体を示す。
【図5】 図5は、温水パイプの構造の例を示す図面で
ある。
【図6】 図6は、本発明の床暖房構造に使用される固
定部材の一例を示す図面である。
【図7】 図7は、固定部材の逆Ω字状固定部の例を示
す図である。
【図8】 図8は、固定部材の逆Ω字状固定部の他の例
を示す図である。
【符号の説明】
1・・・ 根太 2・・・ 断熱材 3・・・ 放熱用金属シート 4・・・ 温水パイプ 5・・・ 固定部材 11・・・ 金属層 12・・・ 接着層 13・・・ 透明保護層 21・・・ 金属パイプ(芯材) 22・・・ 被覆樹脂 23・・・ 接着層 31・・・ 支持体 32・・・ 溝部 33・・・ 温水パイプ固定部 34・・・ 係止部材挿入孔 35・・・ 両端部 36・・・ 係止部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両側端部が略直角に立ち上がって係止部を
    形成すると共に、根太間に嵌装可能な長さを有する支持
    体と、該支持体の係止部が立ち上がっている側に該支持
    体と一体化され温水パイプを挟持可能な縦断面形状が逆
    Ω字状のパイプ固定部を少なくとも1個有し、そして、
    該支持体の両側端部に形成されている係止部には、該支
    持体を根太に固定するための係止部材挿入孔が穿設され
    ていることを特徴とする床暖房用パイプ固定部材。
  2. 【請求項2】略平行に配置された複数の根太と、該根太
    の下面と下面部が略面一になるように根太間に嵌装され
    た断熱材と、該断熱材の上面部を覆うと共に、端部が根
    太の側面にまで延出して根太と断熱材との当接部を覆う
    ように配置された放熱用金属シートと、前記放熱用金属
    シート上であって根太間に該根太の長さ方向に対して略
    直角に配置された床暖房用パイプ固定部材と、該暖房用
    パイプ固定部材によって固定された温水パイプとからな
    り、該床暖房用パイプ固定部材が、両側端部が略直角に
    立ち上がって係止部を形成する共に、根太間に嵌装可能
    な長さを有する支持体と、該支持体の係止部が立ち上が
    っている側に該支持体と一体化され温水パイプを挟持可
    能な縦断面形状が逆Ω字状のパイプ固定部を少なくとも
    1個有し、そして、該支持体の両側端部に形成されてい
    る係止部には、該支持体を根太に固定するための係止部
    材挿入孔が穿設された床暖房用パイプ固定部材であり、
    該温水パイプが該床暖房用パイプ固定部材の縦断面形状
    が逆Ω字状のパイプ固定部に嵌装されて固定されている
    根太を利用した床暖房構造。
JP8190722A 1996-07-19 1996-07-19 床暖房用パイプ固定部材および根太を利用した床暖房構造 Ceased JPH1038293A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8190722A JPH1038293A (ja) 1996-07-19 1996-07-19 床暖房用パイプ固定部材および根太を利用した床暖房構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8190722A JPH1038293A (ja) 1996-07-19 1996-07-19 床暖房用パイプ固定部材および根太を利用した床暖房構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1038293A true JPH1038293A (ja) 1998-02-13

Family

ID=16262733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8190722A Ceased JPH1038293A (ja) 1996-07-19 1996-07-19 床暖房用パイプ固定部材および根太を利用した床暖房構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1038293A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005005889A1 (ja) * 2003-07-14 2005-01-20 Tokyo Gas Co., Ltd. 床暖房装置
JP2006098047A (ja) * 2004-09-06 2006-04-13 Showa Denko Kk 管付きパネル
JP2007322082A (ja) * 2006-06-01 2007-12-13 Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp 床冷暖房用マット
JP2008039381A (ja) * 2006-07-12 2008-02-21 Sekisui Chem Co Ltd 放射冷暖房用合成樹脂管、及び、放射冷暖房用パネル
JP2008185234A (ja) * 2007-01-29 2008-08-14 Tokyo Gas Co Ltd 可動式放熱器
JP2008267618A (ja) * 2007-04-16 2008-11-06 Toyox Co Ltd 冷暖房用パネル
JP2009174826A (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 Toyox Co Ltd 天井用冷暖房パネル
KR101155138B1 (ko) 2010-03-04 2012-06-11 한국건설기술연구원 온수 파이프 어셈블리
US8561677B2 (en) 2007-04-16 2013-10-22 Toyox Co., Ltd. Cooling/heating panel with holding device
CN107785002A (zh) * 2016-08-31 2018-03-09 天津市津宝乐器有限公司 马林巴共鸣管定位支撑装置
JP2021134943A (ja) * 2020-02-25 2021-09-13 株式会社ササクラ 放射パネルおよびその製造方法
CN118757820A (zh) * 2024-09-05 2024-10-11 连云港莱恩电气有限公司 一种半模块化石墨烯地暖

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005005889A1 (ja) * 2003-07-14 2005-01-20 Tokyo Gas Co., Ltd. 床暖房装置
JP2006098047A (ja) * 2004-09-06 2006-04-13 Showa Denko Kk 管付きパネル
JP2007322082A (ja) * 2006-06-01 2007-12-13 Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp 床冷暖房用マット
JP2008039381A (ja) * 2006-07-12 2008-02-21 Sekisui Chem Co Ltd 放射冷暖房用合成樹脂管、及び、放射冷暖房用パネル
JP2008185234A (ja) * 2007-01-29 2008-08-14 Tokyo Gas Co Ltd 可動式放熱器
JP2008267618A (ja) * 2007-04-16 2008-11-06 Toyox Co Ltd 冷暖房用パネル
US8561677B2 (en) 2007-04-16 2013-10-22 Toyox Co., Ltd. Cooling/heating panel with holding device
JP2009174826A (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 Toyox Co Ltd 天井用冷暖房パネル
KR101155138B1 (ko) 2010-03-04 2012-06-11 한국건설기술연구원 온수 파이프 어셈블리
CN107785002A (zh) * 2016-08-31 2018-03-09 天津市津宝乐器有限公司 马林巴共鸣管定位支撑装置
JP2021134943A (ja) * 2020-02-25 2021-09-13 株式会社ササクラ 放射パネルおよびその製造方法
CN118757820A (zh) * 2024-09-05 2024-10-11 连云港莱恩电气有限公司 一种半模块化石墨烯地暖

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6152377A (en) Radiant floor and wall hydronic heating system tubing attachment to radiant plate
JPH1038293A (ja) 床暖房用パイプ固定部材および根太を利用した床暖房構造
US6213522B1 (en) Device for securing adjacent segments of fibrous glass duct work and the like and a system including said device
US20150136361A1 (en) Heat Transfer Using Flexible Fluid Conduit
US4941528A (en) Ceiling made of metal panels
EP2803893B1 (en) Flexible fluid conduit for heat transfer
CN215167615U (zh) 一种用于建筑真空隔音保温板
US7066239B2 (en) Air hypocaust structure for cooling and/or heating
GB2321302A (en) Modular heat exchanger
JP2700443B2 (ja) 床暖房装置
JPH0371612B2 (ja)
CN113089965A (zh) 一种用于建筑真空隔音保温板
KR100623965B1 (ko) 지붕 조립용 샌드위치 판넬
CN210857805U (zh) 一种石膏面辐射板
JP2005344442A (ja) 防水シートの敷設工法
JP4201546B2 (ja) 固定金具
JP2003287235A (ja) 床暖房用断熱パネル及びそれを利用した床暖房構造
JP2503431Y2 (ja) 温水暖房パネル
CS216928B2 (en) Precast element for the floor heating particularly by the raw oil facility with the pipeline from the plastic material
KR200347888Y1 (ko) 지붕 조립용 샌드위치 판넬
JP4827901B2 (ja) 天井の断熱構造
GB2460420A (en) Heat transfer panel with reinforcing layer
JP3596907B2 (ja) 温風床暖房装置およびその施工方法
EP2048447A2 (en) A panel
JP2006249769A (ja) 住宅の断熱・防湿・熱反射構造

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050912

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051005

A045 Written measure of dismissal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20060222