JPH1038827A - 熱伝導率式熱量計を用いた都市ガス原料中への雑ガスの混入監視方法 - Google Patents
熱伝導率式熱量計を用いた都市ガス原料中への雑ガスの混入監視方法Info
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- JPH1038827A JPH1038827A JP19022196A JP19022196A JPH1038827A JP H1038827 A JPH1038827 A JP H1038827A JP 19022196 A JP19022196 A JP 19022196A JP 19022196 A JP19022196 A JP 19022196A JP H1038827 A JPH1038827 A JP H1038827A
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Abstract
いて混合して送出する系統における原料ガス中へのCO
2,N2,O2等の不燃性の雑ガスの混入の監視は、従
来、ガスクロマトグラフを用いて行われているが、検出
に要する時間が数分から数十分程度と長いため、検出す
るまでの時間に雑ガスを含む天然ガスが混合設備を通り
抜けて輸送導管に送出されてしまう恐れがある。 【解決手段】ガスの所定温度における熱伝導率を測定
し、熱伝導率に対する出力信号から、熱伝導率と発熱量
との対応関係により発熱量を測定して算出する熱伝導率
式熱量計6を都市ガスの混合設備4に至る原料ガスライ
ン1に設置し、発熱量の変化により原料ガスへの雑ガス
の混入を監視する。熱伝導率の測定は原料ガスの高低2
温度について行って、所定の側の温度における出力信号
から発熱量を算出すると共に、この算出した発熱量に高
低2温度の出力信号差に対応した補正を行う。
Description
備等に適用し、都市ガス原料中へのCO2,N2,O2等
の不燃性の雑ガスの混入を熱伝導率式熱量計を用いて監
視する方法に関するものである。
ス井戸の天然ガスを利用する従来のガス混合系統を概念
的に示すものであり、このガス混合系統では、複数のガ
ス井戸からの天然ガスは各原料ガスライン1a,1b,
1cを通してガス混合設備2に供給され、調節計器3に
より適宜の原料比率で混合された後、輸送導管4等を介
して送出される。
cを流れる各井戸からの天然ガスの成分はガスクロマト
グラフ5により監視し、いずれかの井戸の天然ガスにC
O2、N2、O2等の雑ガスが混入して、この混入をガス
クロマトグラフ5が検出した場合には、調節計器3を制
御して、当該原料ガスライン1a,1b,1cを経てガ
ス混合設備2に供給されガスの混合割合を小さくしたり
遮断したりする制御を行うことにより、輸送導管4を介
して輸送される原料ガス中の雑ガスの濃度を小さくする
制御が行われる。
上記雑ガスの成分を確実に検出することが可能ではある
が、検出に要する時間が数分から数十分と長いため、こ
の間に雑ガスを含む天然ガスが混合設備を通り抜けて輸
送導管に送出されてしまう恐れがある。そこで本発明で
は、原料ガスの発熱量を高速で測定できる熱伝導率式熱
量計を利用して雑ガスの検出を短時間で行えるようにす
ることにより、このような課題を解決することを目的と
するものである。
ために、本発明では、ガスの所定温度における熱伝導率
を測定し、熱伝導率に対する出力信号から、熱伝導率と
発熱量との対応関係により発熱量を測定して算出する熱
伝導率式熱量計を都市ガスの混合設備に至る原料ガスラ
インに設置し、発熱量の変化により原料ガスへの雑ガス
の混入を監視する方法を提案する。
熱伝導率の測定を原料ガスの高低2温度について行っ
て、所定の側の温度における出力信号から発熱量を算出
すると共に、この算出した発熱量に高低2温度の出力信
号差に対応した補正を行い、補正前後の発熱量の比較に
より雑ガスの混入を検出する方法を提案する。
真の発熱量がわかる原料ガスについての校正時の測定に
おける高低2温度の出力信号差に対する、測定時の高低
2温度の出力信号差の変化率に定数を乗じた係数を、熱
伝導率と発熱量との対応関係により算出した発熱量に乗
じた値を発熱量の補正量として、算出した発熱量に加算
することにより行うことを提案する。この定数は、発熱
量がわかる原料ガスについての校正時の測定における各
出力信号と真の発熱量を補正式に代入して求めることが
できる。
伝導率式熱量計は、センサ部の測定温度を高く設定する
ものと、低く設定するものの2台を、原料ガスの流れに
対して並列又は直列に構成して、高低2温度における熱
伝導率の測定を行うことを提案する。
伝導率式熱量計は、測定温度を高く設定するセンサ部
と、低く設定するセンサ部の両者を内蔵してガスの流れ
に対して直列又は並列に構成して、高低2温度における
熱伝導率の測定を行うことを提案する。
ンサ部の測定温度を可変とし、測定温度を所定時間間隔
で切り換えて高低2温度における熱伝導率の測定を行う
ことを提案する。
ンサ部の測定温度を連続的に可変とし、所望の温度にお
いて熱伝導率の測定を行う構成とすることを提案する。
原料ガスの発熱量の変化を熱伝導率式熱量計により高速
で検出することができ、即ち、発熱量の低下により雑ガ
スの混入を高速で検出することができる。
有する不燃性ガスであると発熱量の測定誤差を生じる
が、都市ガスの各成分についての温度と熱伝導率との対
応関係は、各成分で個々に異なるため、上記熱伝導率の
測定を高低2温度について行って、所定の側の温度にお
ける出力信号から発熱量を算出すると共に、この算出し
た発熱量に、高低2温度の出力信号差に対応した補正を
行って真の発熱量に近い発熱量を得ることができる。従
って、雑ガスの混入に起因する発熱量の低下を確実に検
出することができ、このことから雑ガスの混入を確実に
検出することができる。
かる原料ガスについての校正時の測定における高低2温
度の出力信号差に対する、測定時の高低2温度の出力信
号差の変化率に定数を乗じた係数を、熱伝導率と発熱量
との対応関係により算出した発熱量に乗じた値を発熱量
の補正量として、算出した発熱量に加算することにより
行うことができる。
するために、熱伝導率式熱量計は、例えば、センサ部の
測定温度を高く設定するものと、低く設定するものの2
台を、原料ガスの流れに対して並列又は直列に構成した
り、又は測定温度を高く設定するセンサ部と、低く設定
するセンサ部の両者を1台に内蔵してガスの流れに対し
て直列又は並列に構成したり、又はセンサ部の測定温度
を可変とし、測定温度を所定時間間隔で切り換える構成
を適用することができる。
る。図1は都市ガスの原料として、複数のガス井戸の天
然ガスを利用するガス混合系統に本発明を適用したもの
で、上述した図 中の構成要素と同様な要素には同一の
符号を付して重複する説明は省略する。図1のガス混合
系統では、従来の系統におけるガスクロマトグラフ5に
代え、各原料ガスライン1a,1b,1c毎に設けた熱
伝導率式熱量計6a,6b,6cにより各井戸からの天
然ガスの成分を監視する。
熱量測定の原理を説明する。図2は熱伝導率式熱量計の
内部構造を示すもので、ケース7内に設置した恒温槽8
内にガスの測定流路9を形成し、この測定流路9中にセ
ンサ部10を設置した構成である。尚、符号11は断熱
材、12は端子箱、13はヒーター、14はマニホ−ル
ドである。
明図であり、このセンサ部10は、単結晶シリコン基板
15に、ガスの加熱源とセンサを兼用する薄膜抵抗16
を、基板15から熱的に絶縁させたダイヤフラム部17
に設けると共に、薄膜抵抗16に近接し、且つ熱的に絶
縁された基板15の位置に薄膜抵抗による温度センサ1
8を設けた構成である。
定ガスを流し、薄膜抵抗16を定抵抗、従って定温度と
なるように制御して電力を印加すると共に、温度センサ
18により恒温槽8内温度を所定の一定温度に制御しな
がら、上記薄膜抵抗16の印加電圧Vを測定し、この印
加電圧Vから測定ガスの平均熱伝導率λ、そして平均熱
伝導率λから発熱量Hを算出する。
膜抵抗16から外部に伝わる発熱量QTは、次式で表さ
れる。 QT=A・λ+B …(1) 但し、A、B:定数であり、右辺第1項は測定ガスに伝
わる発熱量、第2項はシリコン基板15に逃げる発熱量
である。薄膜抵抗16に供給した電力の殆どがその抵抗
Rhで熱に変わると考えると、 QT=I2×Rh=V2/Rh …(2) であるから、薄膜抵抗の印加電圧Vを測定し、次式によ
り薄膜抵抗16と温度センサ18の平均温度における熱
伝導率λを算出することができる。 λ=V2/(Rh×A)−B/A …(3)
いて測定した上記印加電圧Vと、各純ガスの既知又はガ
スクロマトグラフィー等を用いて測定した真の熱伝導率
の値をプロットした結果を示すもので、横軸は熱伝導
率、縦軸はセンサ部10の薄膜抵抗16の印加電圧Vの
二乗値である。図に示されるように熱伝導率λと印加電
圧Vの二乗値の対応関係は直線で近似され、従って上記
(3)式が成り立つことがわかる。
スの発熱量Hとの対応関係を用い、熱伝導率λから発熱
量Hを算出すことができる。この際、原料ガスの熱伝導
率λと発熱量Hは、純ガスと同様にほぼ反比例の関係に
あると思われるが、原料ガスの成分構成と熱伝導率との
間に未だ理論式がないため、原料ガスにおける熱伝導率
λと発熱量Hとの対応関係は予めの測定等に基づいて適
宜に決定する。例えば、都市ガスの発熱量Hの範囲10,0
00〜12,000kcal/Nm3(42.0〜50.4MJ/Nm3)に対
応する熱伝導率λの範囲46.5〜50.4mW/m・Kにおけ
る測定では、熱伝導率λとガスの発熱量Hとの対応関係
は、ほぼ直線と見做すことができ、例えば次の一次式で
近似することができる。 H=−516.5×λ+33988.4 …(4)
ば数秒程度と、応答速度の速い測定が可能である。また
センサ部10は恒温槽8内に設置されているため、周囲
温度の変化による影響が少なく、また熱伝導率は圧力の
変化に対して余り変化しないため、圧力の変化による影
響も少なく、現場の装置近くに設置する場合でも特別の
保護や補正が不要であり、容易に防爆構造とすることが
できる。従って通常の工業計測器と同等の設置工事で現
場に設置することができるというような数々の利点があ
る。
導率式熱量計6により高速で検出することができ、発熱
量の低下により不燃性の雑ガスの混入を検出することが
できるのであるが、雑ガスがCO2やN2等のように可燃
性ガスと同等の熱伝導率を有するものでは、発熱量の測
定誤差を生じてしまう。
は上述したとおりほぼ反比例の関係にあり、原料ガスの
成分が全て可燃性ガスの場合には、発熱量が上昇すると
熱伝導率が低下する。しかしながら、可燃性ガスの組成
が変化していない原料ガス中に、可燃性ガスと同等の熱
伝導率を有する不燃性ガスが混入すると、この不燃性ガ
スの混入により発熱量が低下しているのにもかかわら
ず、熱伝導率が変化しないので発熱量の測定値が変化し
ない場合も起る。即ち、この場合には、測定した発熱量
は、低下した真の発熱量よりも高くなってしまうため雑
ガスの混入を検出することはできない。
いての温度と熱伝導率との対応関係が各成分で個々に異
なることに着目し、以下に示すように、上記熱伝導率の
測定を高低2温度について行って、所定の側の温度にお
ける出力信号から発熱量を算出すると共に、この算出し
た発熱量に、高低2温度の出力信号差に対応した補正を
行って真の発熱量に近い発熱量を得ることができ、この
ことから発熱量の低下による雑ガスの混入を高速で検出
することができるのである。
料ガスの熱伝導率を高低2温度について行う本発明の方
法を適用する都市ガスの発熱量の測定システムの例を模
式的に示すもので、これらの図において、符号19は上
述した原料ガスライン1(1a,1b,1c)から分岐
させた測定ラインの一つを代表して示すもので、この測
定ライン19に熱伝導率式熱量計6を設置して、原料ガ
スを流す構成としており、原料ガスライン1から測定ラ
イン19に流入した原料ガスは熱伝導率式熱量計6にお
いて発熱量の測定に供された後、外気に放散したり、原
料ガスラインに戻す。
の熱伝導率式熱量計6の2台(6a,6b)を測定ライ
ン19に直列に構成している。これらの熱伝導率式熱量
計6a,6bの夫々にセンサ部10a,10bを設けて
おり、これらは一方側の測定温度を高く、他方側の設定
温度を低く設定している。
サンプルガスは、上流側と下流側の熱伝導率式熱量計6
a,6bを順次流れる間に高低2温度での熱伝導率の測
定が行われる。
熱伝導率式熱量計6a,6bのいずれの側を高温度に設
定するかは適宜である。また、このシステムでは、2台
の熱伝導率式熱量計6a,6bを測定ライン19に直列
に構成しているが、並列に構成することもできる。
に構成する熱伝導率式熱量計6は1台であるが、この熱
伝導率式熱量計6では、上述した内部の測定流路9中に
2つのセンサ部10a,10bを内蔵して、一方側の測
定温度を高く、他方側の設定温度を低く設定している。
サンプルガスは、1台の熱伝導率式熱量計6の内部の測
定流路9を流れる間に2つのセンサ部10a,10bの
一方側において高く、他方側において低い温度の、高低
2温度で熱伝導率の測定が行われる。
0a,10bは、夫々の測定温度が他方側の測定温度に
影響を及ばさない測定流路の位置に配置するのであれ
ば、サンプルガスの流れに対して直列又は並列のいずれ
の形態に配置することもできる。
に構成する熱伝導率式熱量計6は1つのセンサ部10を
有する1台であるが、この熱伝導率式熱量計6では、セ
ンサ部10は測定温度を可変としている。上述した構成
のセンサ部10においては、一定に制御する薄膜抵抗1
6の抵抗値を可変とすることにより測定温度を変化させ
ることができる。
サンプルガスは、ある時点においては高い方の温度に設
定されたセンサ部10により熱伝導率が測定され、また
他の時点においては低い方の温度に設定されたセンサ部
10により熱伝導率が測定され、こうしてセンサ部10
における測定温度を所定時間間隔で切り換えて高低2温
度における熱伝導率の測定が行われる。
部10の測定温度を連続的に可変とし、例えば鋸歯状波
や正弦波等により変調して測定を行うことにより、所望
の高低2温度における熱伝導率の測定が可能となる。
熱伝導率との関係を示すものであり、都市ガスの各成分
の熱伝導率は温度に応じてほぼ一次関数的に変化し、温
度が高いほど熱伝導率が高くなる。このため同一の組成
の原料ガスであっても、測定の際の原料ガスの温度、即
ち、上述した薄膜抵抗16の温度設定によって熱伝導率
が異なる値となることがわかる。
伝導率の変化の割合は各成分で個々に異なり、例えば図
の場合ではメタンが他の成分と比較して大きく変化す
る。このため、例えば発熱量が等しいが組成の異なる2
種類の原料ガスにつき、夫々を高温と低温の2温度にお
いて熱伝導率を測定すると、高温と低温時の熱伝導率の
変化割合は、例えばメタン濃度が高いものほど大きくな
る。
は、高温と低温の2温度における熱伝導率の変化率は等
しくなる。即ち、原料ガスの組成の変化は、高温と低温
の2温度において熱伝導率が変化する割合の変化として
現れるので、高低2温度の出力信号差を、真の発熱量が
わかる原料ガスについての校正時の測定における高低2
温度の出力信号差と比較し、そのずれを解消するように
発熱量を補正することにより、真の発熱量に近い発熱量
を得ることができる。そこで次に、測定した高低2温度
の熱伝導率により、発熱量を補正する方法を説明する。
ガスの発熱量の変動をシミュレートし、そしてこの発熱
量の変動を本発明に係る発熱量の測定手法により測定す
るために作成した2種類(ケース1、ケース2)の混合
ガスの組成を示すものであり、表中、C1はCH4、C2は
C2H6、C3はC3H8、C4はiC4H10、nC4はnC4H10を
示すものである。
センサ部10における設定温度を180℃から160℃、…、
100℃と変化させて測定した場合のセンサ出力電圧、即
ち上記薄膜抵抗16の端子電圧の測定結果を示すもので
ある。
させていくにつれて2種類の混合ガスの間の出力電圧差
が増加して行く。尚、この測定は、次の手順で行ってい
る。 S1:ケース1の組成でガスを混合する。 ↓ S2:センサ部10の温度を設定した温度とするように
制御する。 ↓ S3:恒温槽8温度が安定した時点でセンサ出力電圧を
測定する。 ↓ S4:次の設定温度でS2、S3を行う。 ↓ S5:ガスクロマトグラフィーで組成を測定する。 ↓ S6:ケース2の組成でガスを混合する。 ↓ S7:ケース2の組成の原料ガスでS2〜S4を行う。
の設定は180℃と120℃とし、180℃の温度における出力
信号を主信号として、上述した対応関係により発熱量を
算出して生出力値(主信号)として出力し、この主信号
に対し低温の120℃の測定により得られる出力信号を用
いて以下に説明するように発熱量の補正量を求め、これ
を算出した発熱量に加算して補正を行う。
力値、即ち主信号をHとすると、発熱量の補正は、補正
係数Cを用いて次式のように表すことができる。 Hcor=C・H …(1) Hcor:補正後の出力 H :生出力値(主信号) C :補正係数 Cは次式のように設定する。 C={V0+a(V1−V0)}/V0 …(2) V0 :校正時の180℃/120℃の出力電圧差 V1 :測定時の180℃/120℃の出力電圧差 a :定数 これは、測定時の出力電圧差と、校正時、即ち発熱量が
わかる基準となる原料ガスについての出力電圧差の差
の、校正時の出力電圧差に対する比の値に定数aを乗じ
たものであり、後述するように定数aの値を実験値とし
て定めれば、補正係数Cを定めることができる。 (2)式を変形して(1)式に代入すると、 Hcor={1+a(V1−V0)/V0}H …(3) となり、{a(V1−V0)/V0}Hが、主信号Hに加
算して補正を行う補正量である。上述したとおり、aは
実験値として求めるのであるが、この際、Hcorはガス
クロマトグラフィーで測定した組成から算出した発熱量
を真の発熱量として用いる。即ち、上記(3)式に表2
に示す実験値を以下のように代入して、定数aを求める
ことができる。 V0 = ケース1の組成の180℃出力電圧−120℃出力電圧 = 1.220398−0.4148020 = 0.805596(V) V1 = ケース2の組成の180℃出力電圧−120℃出力電圧 = 1.221619−0.4179382 = 0.8036808(V) H = ケース2の組成の生出力値(主信号) = 10828.1(kcal) Hcor= ケース2の組成の真の発熱量(ガスクロマトグラフィーによる 測定値) = 10940.5(kcal) a = −4.3663 従って、このaの値を(3)式に代入して補正式とし、
上記高低2温度の出力信号をこの補正式に入力すれば、
補正を行った発熱量を求めることができる。
を測定した結果を示すもので、熱伝導率式熱量計の出力
中には装置の出力信号系統の具体的構成に起因する+18
kcalの偏差を含んでおり、実際の出力は、この偏差を減
じた( )内の発熱量を出力とする。
では、組成の変化により測定誤差を生じるのであるが、
この生出力値に、高低2温度での測定により得られる出
力信号差に応じた補正を行うことにより、発熱量の誤差
をキャンセルして、ガスクロマトグラフィーによる測定
と同等の精度で発熱量の測定を行えることがわかる。
では、組成の変化にかかわらず精度良く発熱量の測定を
行うことができるので、原料ガスへのCO2,N2,O2
等の不燃性の雑ガスの混入を、発熱量の低下により検出
することができる。そして、このような雑ガスの混入の
検出に要する時間は、ガスクロマトグラフにおいては数
分から数十分と長いのに対して、熱伝導率式熱量計を用
いた本発明では、数秒程度と短い。
都市ガスの原料ガスライン1に設置して原料ガスへの雑
ガスの混入を監視する場合において、いずれかの井戸の
天然ガスにCO2、N2、O2等の雑ガスが混入して対応
する原料ガスライン1a,1b,1cに流入した場合に
は、これをガスクロマトグラフと比較して非常に高速に
検出することができ、この検出信号により調節計器3を
制御して、当該原料ガスライン1a,1b,1cを経て
ガス混合設備4に供給される原料ガスの混合割合を小さ
くしたり、遮断したりする制御を行うことにより、輸送
導管4を介して輸送される原料ガス中の雑ガスの濃度を
小さくする制御を確実に行うことができ、いわゆるオフ
スペックガスの送出を防止することができる。
爆性、温度、圧力特性等の点において優れている熱伝導
率式熱量計を合理的に利用して、都市ガス原料中への雑
ガスの混入を監視するので、混合設備において雑ガスの
濃度を小さくするための制御が高速応答性を以て実現さ
れ、オフスペックガスの送出を防止することができると
いう効果がある。
を概念的に示すものである。
内部構造を示す説明図である。
図である。
導率と図2の熱量計のセンサー出力との対応関係を示す
説明図である。
例を模式的に示す説明図である。
例を模式的に示す説明図である。
に他例を模式的に示す説明図である。
との関係を示す説明図である。
の混合系統を概念的に示すものである。
Claims (8)
- 【請求項1】 ガスの所定温度における熱伝導率を測定
し、熱伝導率に対する出力信号から、熱伝導率と発熱量
との対応関係により発熱量を測定して算出する熱伝導率
式熱量計を都市ガスの混合設備に至る原料ガスラインに
設置し、発熱量の変化により原料ガスへの雑ガスの混入
を監視することを特徴とする熱伝導率式熱量計を用いた
都市ガス原料中への雑ガス混入監視方法 - 【請求項2】 熱伝導率の測定を原料ガスの高低2温度
について行って、所定の側の温度における出力信号から
発熱量を算出すると共に、この算出した発熱量に高低2
温度の出力信号差に対応した補正を行い、補正前後の発
熱量の比較により雑ガスの混入を検出することを特徴と
する請求項1記載の熱伝導率式熱量計を用いた都市ガス
原料中への雑ガス混入監視方法 - 【請求項3】 真の発熱量がわかる原料ガスについての
校正時の測定における高低2温度の出力信号差に対す
る、測定時の高低2温度の出力信号差の変化率に定数を
乗じた係数を、熱伝導率と発熱量との対応関係により算
出した発熱量に乗じた値を発熱量の補正量として、算出
した発熱量に加算することにより発熱量の補正を行うこ
とを特徴とする請求項2記載の熱伝導率式発熱量計を用
いた都市ガス原料中への不純物混入監視方法 - 【請求項4】 定数は、発熱量がわかる原料ガスについ
ての測定における各出力信号と真の発熱量を補正式に代
入して求めることを特徴とする請求項3記載の熱伝導率
式発熱量計を用いた都市ガス原料中への不純物混入監視
方法 - 【請求項5】 熱伝導率式熱量計は、センサ部の測定温
度を高く設定するものと、低く設定するものの2台を、
原料ガスの流れに対して並列又は直列に構成して、高低
2温度における熱伝導率の測定を行うことを特徴とする
請求項2〜4までのいずれか1項に記載の熱伝導率式発
熱量計を用いた都市ガス原料中への不純物混入監視方法 - 【請求項6】 熱伝導率式熱量計は、測定温度を高く設
定するセンサ部と、低く設定するセンサ部の両者を内蔵
してガスの流れに対して直列又は並列に構成して、高低
2温度における熱伝導率の測定を行うことを特徴とする
請求項2〜4までのいずれか1項に記載の熱伝導率式発
熱量計を用いた都市ガス原料中への不純物混入監視方法 - 【請求項7】 熱伝導率式熱量計は、センサ部の測定温
度を可変とし、測定温度を所定時間間隔で切り換えて高
低2温度における熱伝導率の測定を行うことを特徴とす
る請求項2〜4までのいずれか1項に記載の熱伝導率式
発熱量計を用いた都市ガス原料中への不純物混入監視方
法 - 【請求項8】 熱伝導率式熱量計は、センサ部の測定温
度を連続的に可変とし、所望の温度において熱伝導率の
測定を行う構成としたことを特徴とする請求項2〜4ま
でのいずれか1項に記載の熱伝導率式発熱量計を用いた
都市ガス原料中への不純物混入監視方法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19022196A JP3339669B2 (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | 熱伝導率式熱量計を用いた都市ガス原料中への雑ガス混入監視方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19022196A JP3339669B2 (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | 熱伝導率式熱量計を用いた都市ガス原料中への雑ガス混入監視方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1038827A true JPH1038827A (ja) | 1998-02-13 |
| JP3339669B2 JP3339669B2 (ja) | 2002-10-28 |
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ID=16254502
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| JP19022196A Expired - Fee Related JP3339669B2 (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | 熱伝導率式熱量計を用いた都市ガス原料中への雑ガス混入監視方法 |
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|---|---|
| JP (1) | JP3339669B2 (ja) |
Cited By (6)
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