JPH1039424A - 画像読み取り装置 - Google Patents
画像読み取り装置Info
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- JPH1039424A JPH1039424A JP8251735A JP25173596A JPH1039424A JP H1039424 A JPH1039424 A JP H1039424A JP 8251735 A JP8251735 A JP 8251735A JP 25173596 A JP25173596 A JP 25173596A JP H1039424 A JPH1039424 A JP H1039424A
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Landscapes
- Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)
- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 キャリッジのリターン時にスプリングに駆動
力がかかることで発生するキャリッジの停止位置のずれ
をなくし、色ずれを防ぐ。 【解決手段】 第1、第2のキャリッジ11、12をス
キャン動作させるスキャンケーブル29の一端部を、ス
プリング28を介してフレーム1に固定し、他端部を直
接フレーム1に固定して固定部29aとし、スキャンケ
ーブル29におけるスプリング28と第1のキャリッジ
11の間において、回動不能な固定プーリ40に摩擦力
が発生するよう巻き掛けた。スプリング28の張力fと
固定プーリ40に対するスキャンケーブル29の摩擦力
Rとの和を、スキャンケーブル29を引っ張るモータ2
3の最大駆動力Fmaxよりも大きく、かつ最大駆動力Fm
axを摩擦力Rよりも大きく設定した。リターン時にスプ
リング28が変位せず、各キャリッジ11、12の停止
位置が常に一定となる。
力がかかることで発生するキャリッジの停止位置のずれ
をなくし、色ずれを防ぐ。 【解決手段】 第1、第2のキャリッジ11、12をス
キャン動作させるスキャンケーブル29の一端部を、ス
プリング28を介してフレーム1に固定し、他端部を直
接フレーム1に固定して固定部29aとし、スキャンケ
ーブル29におけるスプリング28と第1のキャリッジ
11の間において、回動不能な固定プーリ40に摩擦力
が発生するよう巻き掛けた。スプリング28の張力fと
固定プーリ40に対するスキャンケーブル29の摩擦力
Rとの和を、スキャンケーブル29を引っ張るモータ2
3の最大駆動力Fmaxよりも大きく、かつ最大駆動力Fm
axを摩擦力Rよりも大きく設定した。リターン時にスプ
リング28が変位せず、各キャリッジ11、12の停止
位置が常に一定となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に複写機等の画
像形成装置に備えられ原稿を光学的に走査して読み取る
画像読み取り装置に関する。
像形成装置に備えられ原稿を光学的に走査して読み取る
画像読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現行のフルカラー複写機は、通常、Y
(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、BK
(ブラック)の色現像剤をシートに重ね合わせることに
より、フルカラーのコピーを得ている。その動作として
は、画像読み取り装置が、原稿のカラー画像に対しY、
M、C、BKに応じた画像データの走査すなわち読み取
りを4回行い、その都度、読み取った画像データが感光
体に出力され、この感光体に現像された色現像剤がシー
トへ転写される工程が色ごとに繰り返される。画像読み
取り装置の画像データの読み取りタイミングは、画像形
成装置の基準信号により決定する。しかしながら、この
読み取りタイミングがずれた場合、転写画像に色ずれが
発生し、画質が劣化してしまう。このような読み取りタ
イミングのずれを抑える技術として、例えば、特開昭6
3−70274号公報に示されるものがある。これは、
画像読み取り装置の走査位置を、フォトインタラプタ等
のスイッチ手段と、ステッピングモータ等のパルスをカ
ウントする計測手段とによって制御している。
(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、BK
(ブラック)の色現像剤をシートに重ね合わせることに
より、フルカラーのコピーを得ている。その動作として
は、画像読み取り装置が、原稿のカラー画像に対しY、
M、C、BKに応じた画像データの走査すなわち読み取
りを4回行い、その都度、読み取った画像データが感光
体に出力され、この感光体に現像された色現像剤がシー
トへ転写される工程が色ごとに繰り返される。画像読み
取り装置の画像データの読み取りタイミングは、画像形
成装置の基準信号により決定する。しかしながら、この
読み取りタイミングがずれた場合、転写画像に色ずれが
発生し、画質が劣化してしまう。このような読み取りタ
イミングのずれを抑える技術として、例えば、特開昭6
3−70274号公報に示されるものがある。これは、
画像読み取り装置の走査位置を、フォトインタラプタ等
のスイッチ手段と、ステッピングモータ等のパルスをカ
ウントする計測手段とによって制御している。
【0003】図10および図11は、上記のようにして
走査位置を制御する形態のフルカラー複写機に対応した
従来の画像読み取り装置の一例を示しており、図10が
平面図、図11が側面図である。これら図中符号1は、
箱状のフレーム(筐体)である。フレーム1において
は、図10で上側がリア側、下側がフロント側、図11
では図面奥側がリア側、手前側がフロント側となってお
り、使用者は、フロント側に位置して使用するようにな
っている。
走査位置を制御する形態のフルカラー複写機に対応した
従来の画像読み取り装置の一例を示しており、図10が
平面図、図11が側面図である。これら図中符号1は、
箱状のフレーム(筐体)である。フレーム1において
は、図10で上側がリア側、下側がフロント側、図11
では図面奥側がリア側、手前側がフロント側となってお
り、使用者は、フロント側に位置して使用するようにな
っている。
【0004】図11に示すように、フレーム1の上部は
開口しており、その開口に、プラテンガラス2がはめ込
まれている。このプラテンガラス2の上に、複写すべき
画像を下向きにして図示せぬ原稿をセットするようにな
っている。フレーム1内には、第1、第2のキャリッジ
11、12が、図示せぬガイドレールに沿って左右方向
に往復動自在に支持されている。各キャリッジ11、1
2は、長さ方向が移動方向に直交する略直方体状のもの
で、最大原稿面の幅をカバーする長さを有している。フ
レーム1内の図中右端部には、駆動軸20が、各キャリ
ッジ11、12と平行に、かつ回転自在に支持されてい
る。この駆動軸20の一端部はフレーム1外に突出し、
その突出端部には、タイミングプーリ21が固定され、
このタイミングプーリ21に、タイミングベルト22を
介してモータ(駆動力発生手段)23が連結されてい
る。モータ23が作動すると、その回転はタイミングベ
ルト22、タイミングプーリ21を介して駆動軸20に
伝わり、駆動軸20が回動するようになっている。
開口しており、その開口に、プラテンガラス2がはめ込
まれている。このプラテンガラス2の上に、複写すべき
画像を下向きにして図示せぬ原稿をセットするようにな
っている。フレーム1内には、第1、第2のキャリッジ
11、12が、図示せぬガイドレールに沿って左右方向
に往復動自在に支持されている。各キャリッジ11、1
2は、長さ方向が移動方向に直交する略直方体状のもの
で、最大原稿面の幅をカバーする長さを有している。フ
レーム1内の図中右端部には、駆動軸20が、各キャリ
ッジ11、12と平行に、かつ回転自在に支持されてい
る。この駆動軸20の一端部はフレーム1外に突出し、
その突出端部には、タイミングプーリ21が固定され、
このタイミングプーリ21に、タイミングベルト22を
介してモータ(駆動力発生手段)23が連結されてい
る。モータ23が作動すると、その回転はタイミングベ
ルト22、タイミングプーリ21を介して駆動軸20に
伝わり、駆動軸20が回動するようになっている。
【0005】フレーム1内における駆動軸20の両端部
には、駆動プーリ24が固定されている。また、図11
に示すように、フレーム1の左端部の両側には、フレー
ムアイドラプーリ25が回転自在に支持されている。さ
らに、第2のキャリッジ12の両端部には、図10に示
すように、内側アイドラプーリ26および外側アイドラ
プーリ27が同軸的に、かつ、それぞれ独自に回転自在
なるよう装着されている。
には、駆動プーリ24が固定されている。また、図11
に示すように、フレーム1の左端部の両側には、フレー
ムアイドラプーリ25が回転自在に支持されている。さ
らに、第2のキャリッジ12の両端部には、図10に示
すように、内側アイドラプーリ26および外側アイドラ
プーリ27が同軸的に、かつ、それぞれ独自に回転自在
なるよう装着されている。
【0006】フレーム1の左側の内面の両側には、左右
方向に伸縮するコイル状のスプリング(弾性手段)28
の一端部が固定され、その他端部には、ワイヤ等からな
るスキャンケーブル29の一端部が連結されている。こ
れら2つのスキャンケーブル29は、各キャリッジ1
1、12の移動方向に沿って、まず、第2のキャリッジ
12の外側アイドラプーリ27に巻き掛けられてから、
フレームアイドラプーリ25、駆動プーリ24の順に巻
き掛けられ、次いで、第2のキャリッジ12の内側アイ
ドラプーリ26に巻き掛けられた後、右方に引き回さ
れ、他端部がフレーム1の中央部付近に固定されてい
る。この固定端が、フレーム1に直接固定された固定部
29aとなっている。これらスキャンケーブル29にお
ける駆動プーリ24と内側アイドラプーリ26との間の
部分に、第1のキャリッジ11における両端部の底部が
係止されている。
方向に伸縮するコイル状のスプリング(弾性手段)28
の一端部が固定され、その他端部には、ワイヤ等からな
るスキャンケーブル29の一端部が連結されている。こ
れら2つのスキャンケーブル29は、各キャリッジ1
1、12の移動方向に沿って、まず、第2のキャリッジ
12の外側アイドラプーリ27に巻き掛けられてから、
フレームアイドラプーリ25、駆動プーリ24の順に巻
き掛けられ、次いで、第2のキャリッジ12の内側アイ
ドラプーリ26に巻き掛けられた後、右方に引き回さ
れ、他端部がフレーム1の中央部付近に固定されてい
る。この固定端が、フレーム1に直接固定された固定部
29aとなっている。これらスキャンケーブル29にお
ける駆動プーリ24と内側アイドラプーリ26との間の
部分に、第1のキャリッジ11における両端部の底部が
係止されている。
【0007】図12に示すように、第1のキャリッジ
(フルレートキャリッジ)11には、プラテンガラス2
上の原稿の画像を照明するハロゲンランプ等のランプ3
0と、原稿からの反射光を受ける第1のミラー31が設
けられている。また、第2のキャリッジ(ハーフレート
キャリッジ)12には、第1のミラー31の反射光を受
ける第2のミラー32と、この第2のミラー32の反射
光を受ける第3のミラー33が設けられている。さら
に、フレーム1内には、第3のミラー33からの反射光
を受けるレンズ34と、このレンズ34によって反射光
が結像されるCCDからなるイメージセンサ(読み取り
センサ)35が設けられている。
(フルレートキャリッジ)11には、プラテンガラス2
上の原稿の画像を照明するハロゲンランプ等のランプ3
0と、原稿からの反射光を受ける第1のミラー31が設
けられている。また、第2のキャリッジ(ハーフレート
キャリッジ)12には、第1のミラー31の反射光を受
ける第2のミラー32と、この第2のミラー32の反射
光を受ける第3のミラー33が設けられている。さら
に、フレーム1内には、第3のミラー33からの反射光
を受けるレンズ34と、このレンズ34によって反射光
が結像されるCCDからなるイメージセンサ(読み取り
センサ)35が設けられている。
【0008】図10および図11は、各キャリッジ1
1、12が、画像を読み取る前のホームポジションにあ
る状態を示しており、原稿の画像を読み取る場合には、
モータ23によって、駆動軸20が、図11において時
計回りに回動させられることにより、第1のキャリッジ
11が図中右方向にスキャンし、それにともなって、第
2のキャリッジ12が、第1のキャリッジ11の半分の
速度で右方向に連動してスキャンする。各キャリッジ1
1、12が、原稿の長さ分だけスキャンしてスキャンエ
ンドポジションに達した後は、モータ23が逆回転(図
11で反時計回り)し、各キャリッジ11、12は直ち
にホームポジションにリターンする。
1、12が、画像を読み取る前のホームポジションにあ
る状態を示しており、原稿の画像を読み取る場合には、
モータ23によって、駆動軸20が、図11において時
計回りに回動させられることにより、第1のキャリッジ
11が図中右方向にスキャンし、それにともなって、第
2のキャリッジ12が、第1のキャリッジ11の半分の
速度で右方向に連動してスキャンする。各キャリッジ1
1、12が、原稿の長さ分だけスキャンしてスキャンエ
ンドポジションに達した後は、モータ23が逆回転(図
11で反時計回り)し、各キャリッジ11、12は直ち
にホームポジションにリターンする。
【0009】スキャン時には、第1のキャリッジ11の
ランプ30が原稿を照明し、原稿からの反射光が、第1
のキャリッジ11の第1のミラー31、第2のキャリッ
ジ12の第2、第3のミラー32、33に順次屈折しな
がら反射する。そして、第3のミラー33からの反射光
は、図12に示すように、レンズ34を通過した後、イ
メージセンサ35に結像する。イメージセンサ35は、
光電変換を行い、ここで得られた信号が所定の処理回路
により画像書込信号に変換され、画像書込信号に基づい
て図示しない例えばレーザ走査装置が、図示せぬ感光体
ドラム等の回転する像担持体の周面に潜像を形成する。
一般に、第1のキャリッジ11のスキャン速度は、像担
持体の周速に一致する。
ランプ30が原稿を照明し、原稿からの反射光が、第1
のキャリッジ11の第1のミラー31、第2のキャリッ
ジ12の第2、第3のミラー32、33に順次屈折しな
がら反射する。そして、第3のミラー33からの反射光
は、図12に示すように、レンズ34を通過した後、イ
メージセンサ35に結像する。イメージセンサ35は、
光電変換を行い、ここで得られた信号が所定の処理回路
により画像書込信号に変換され、画像書込信号に基づい
て図示しない例えばレーザ走査装置が、図示せぬ感光体
ドラム等の回転する像担持体の周面に潜像を形成する。
一般に、第1のキャリッジ11のスキャン速度は、像担
持体の周速に一致する。
【0010】上記画像読み取り装置によってカラーコピ
ーを行う際には、原稿の画像に対し、各色(Y、M、
C、BK)ごとに、図14に示すようなスキャンプロフ
ァイルで計4回のスキャンを行い、画像データを読み取
る。スキャン動作を、実際に画像データを読み取るスキ
ャンと、スキャン後に元の位置に戻るリターンとに分け
ると、モータ23が第1、第2のキャリッジ11、12
を移動させる駆動力は、スキャン時にはスキャンケーブ
ル29の固定部29aにかかり、リターン時にはスプリ
ング28にかかる。
ーを行う際には、原稿の画像に対し、各色(Y、M、
C、BK)ごとに、図14に示すようなスキャンプロフ
ァイルで計4回のスキャンを行い、画像データを読み取
る。スキャン動作を、実際に画像データを読み取るスキ
ャンと、スキャン後に元の位置に戻るリターンとに分け
ると、モータ23が第1、第2のキャリッジ11、12
を移動させる駆動力は、スキャン時にはスキャンケーブ
ル29の固定部29aにかかり、リターン時にはスプリ
ング28にかかる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来では、スイッチ手
段とパルスカウント手段によって各キャリッジ11、1
2の走査位置を制御しているわけだが、ここで、スプリ
ング28に駆動力がかかるリターン時には、移動時の摩
擦負荷の差等に起因して、スプリング28の張力とスキ
ャンケーブル29を引っ張る駆動力とのバランスが設定
よりも異なってしまう。こうなると、少なくとも一方の
キャリッジ11,12の停止姿勢が斜めになってしま
い、フロント側とリア側で停止位置に微小な差が生じ、
幅方向である主走査方向の読み取り位置にずれが発生す
る。図13はその状態を示しており、同図でxは原稿側
の読み取り位置のずれ、yはイメージセンサ35側の読
み取り位置のずれを示している。この読み取り位置のず
れは画質の劣化を招く。
段とパルスカウント手段によって各キャリッジ11、1
2の走査位置を制御しているわけだが、ここで、スプリ
ング28に駆動力がかかるリターン時には、移動時の摩
擦負荷の差等に起因して、スプリング28の張力とスキ
ャンケーブル29を引っ張る駆動力とのバランスが設定
よりも異なってしまう。こうなると、少なくとも一方の
キャリッジ11,12の停止姿勢が斜めになってしま
い、フロント側とリア側で停止位置に微小な差が生じ、
幅方向である主走査方向の読み取り位置にずれが発生す
る。図13はその状態を示しており、同図でxは原稿側
の読み取り位置のずれ、yはイメージセンサ35側の読
み取り位置のずれを示している。この読み取り位置のず
れは画質の劣化を招く。
【0012】特に、現状のフルカラー複写機の解像度は
400dpiが一般的であり、これに応じた原稿上での
1画素は63.5μmであるため、主走査方向の読み取
り位置のずれが1/2画素つまり約30μmであった場
合、もともとモアレのでやすい200線の網点画像で
は、より強いモアレが生じてしまう。また、連続して複
写する場合、停止位置が一定しにくい、すなわち停止位
置の再現性に劣るので、シート間のモアレの強弱の差が
大きくなってしまう。上記のように、主走査方向の読み
取り位置が約30μmずれるためには、第1、第2のキ
ャリッジ11、12の停止位置の差が、フロント側とリ
ア側で数10μmあれば発生してしまう。従来の制御方
法では、ここまでの細かいずれを防止するまで厳密に制
御はできていなかった。
400dpiが一般的であり、これに応じた原稿上での
1画素は63.5μmであるため、主走査方向の読み取
り位置のずれが1/2画素つまり約30μmであった場
合、もともとモアレのでやすい200線の網点画像で
は、より強いモアレが生じてしまう。また、連続して複
写する場合、停止位置が一定しにくい、すなわち停止位
置の再現性に劣るので、シート間のモアレの強弱の差が
大きくなってしまう。上記のように、主走査方向の読み
取り位置が約30μmずれるためには、第1、第2のキ
ャリッジ11、12の停止位置の差が、フロント側とリ
ア側で数10μmあれば発生してしまう。従来の制御方
法では、ここまでの細かいずれを防止するまで厳密に制
御はできていなかった。
【0013】また、このような問題を解決するため、リ
ターン時にスプリング28にかかる駆動力を、スプリン
グ28の張力よりも十分大きくすることが考えられる。
しかしながら、この場合には、モータ23からスキャン
ケーブル29を伝達する振動が大きくなってしまい、そ
の振動によって画質が劣化してしまうといった問題が新
たに発生してしまう。
ターン時にスプリング28にかかる駆動力を、スプリン
グ28の張力よりも十分大きくすることが考えられる。
しかしながら、この場合には、モータ23からスキャン
ケーブル29を伝達する振動が大きくなってしまい、そ
の振動によって画質が劣化してしまうといった問題が新
たに発生してしまう。
【0014】また、スキャン開始時の走査位置を安定さ
せるため、図15に示すように、4回のスキャンを行う
前に、同様のスキャンプロファイルで1回スキャン動作
を行ういわゆる空スキャンを与え、この後の実際のスキ
ャンにおける走査位置の再現性を高める方法もある。と
ころが、リターン時にスプリング28に駆動力がかかる
ことに変わりはないので、第1、第2のキャリッジ1
1、12におけるフロント側とリア側の停止位置のずれ
の発生を解消することにはならない。
せるため、図15に示すように、4回のスキャンを行う
前に、同様のスキャンプロファイルで1回スキャン動作
を行ういわゆる空スキャンを与え、この後の実際のスキ
ャンにおける走査位置の再現性を高める方法もある。と
ころが、リターン時にスプリング28に駆動力がかかる
ことに変わりはないので、第1、第2のキャリッジ1
1、12におけるフロント側とリア側の停止位置のずれ
の発生を解消することにはならない。
【0015】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あって、キャリッジの停止位置あるいは走査中における
姿勢を常に一定とし、色ずれの発生を防止できる画像読
み取り装置の提供を目的としている。
あって、キャリッジの停止位置あるいは走査中における
姿勢を常に一定とし、色ずれの発生を防止できる画像読
み取り装置の提供を目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像読み取
り装置は、筐体に、スキャン開始位置であるホームポジ
ションからスキャン終了位置であるスキャンエンドポジ
ションにわたって往復動自在に支持され、ホームポジシ
ョンからスキャンエンドポジションへの往動時に、原稿
の画像を走査して前記画像を読み取るキャリッジと、前
記キャリッジが読み取った前記画像が、画像データとし
て供給される読み取りセンサと、前記キャリッジを、前
記ホームポジションから前記スキャンエンドポジション
にわたって往復動させる駆動力を発生する駆動力発生手
段と、前記駆動力発生手段と前記キャリッジにおける離
間する2位置とを連結し、前記駆動力発生手段の駆動力
を前記キャリッジに伝達する複数のケーブルと、これら
複数のケーブルにそれぞれ張力を与える複数の弾性手段
と、前記弾性手段と前記キャリッジとの間の前記複数の
ケーブルの動きに規制力を与えてこれらのケーブルの動
きを同期させる同期手段とを備えることを特徴とする。
上記構成によれば、同期手段により2組のケーブルは常
に同期して動き、これらケーブルで駆動されるキャリッ
ジの停止位置あるいは走査中における姿勢が常に一定と
なる。その結果、色ずれの発生が防止される。
り装置は、筐体に、スキャン開始位置であるホームポジ
ションからスキャン終了位置であるスキャンエンドポジ
ションにわたって往復動自在に支持され、ホームポジシ
ョンからスキャンエンドポジションへの往動時に、原稿
の画像を走査して前記画像を読み取るキャリッジと、前
記キャリッジが読み取った前記画像が、画像データとし
て供給される読み取りセンサと、前記キャリッジを、前
記ホームポジションから前記スキャンエンドポジション
にわたって往復動させる駆動力を発生する駆動力発生手
段と、前記駆動力発生手段と前記キャリッジにおける離
間する2位置とを連結し、前記駆動力発生手段の駆動力
を前記キャリッジに伝達する複数のケーブルと、これら
複数のケーブルにそれぞれ張力を与える複数の弾性手段
と、前記弾性手段と前記キャリッジとの間の前記複数の
ケーブルの動きに規制力を与えてこれらのケーブルの動
きを同期させる同期手段とを備えることを特徴とする。
上記構成によれば、同期手段により2組のケーブルは常
に同期して動き、これらケーブルで駆動されるキャリッ
ジの停止位置あるいは走査中における姿勢が常に一定と
なる。その結果、色ずれの発生が防止される。
【0017】また、本発明に係る画像読み取り装置は、
筐体に、スキャン開始位置であるホームポジションから
スキャン終了位置であるスキャンエンドポジションにわ
たって往復動自在に支持され、ホームポジションからス
キャンエンドポジションへの往動時に、原稿の画像を走
査して前記画像を読み取るキャリッジと、前記キャリッ
ジが読み取った前記画像が、画像データとして供給され
る読み取りセンサと、前記キャリッジを、前記ホームポ
ジションから前記スキャンエンドポジションにわたって
往復動させる駆動力を発生する駆動力発生手段と、前記
駆動力発生手段と前記キャリッジにおける離間する2位
置とを連結し、駆動力発生手段の駆動力を前記キャリッ
ジに伝達する複数のケーブルと、これら複数のケーブル
の一端部を前記筐体に直接固定し、前記キャリッジにお
ける前記ホームポジションから前記スキャンエンドポジ
ションへの往動時に、前記駆動力発生手段の駆動力がか
かる固定部と、前記複数のケーブルの他端部を筐体に弾
性的に固定し、かつ、各ケーブルに張力を与え、前記キ
ャリッジの前記スキャンエンドポジションから前記ホー
ムポジションへの復動時に、前記駆動力発生手段の駆動
力がかかる弾性手段とを備え、1つの原稿の画像に対
し、前記キャリッジを複数回往復動させ、そのつど画像
を走査して読み取る画像読み取り装置において、前記キ
ャリッジが前記ホームポジションに戻る復動を終え、こ
の後、スキャン動作である往動を開始する前ごとに、前
記駆動力発生手段の駆動力を前記固定部にかけるイニシ
ャライズを行って、最終的にキャリッジをホームポジシ
ョンに位置させることを特徴とする。上記構成によれ
ば、スキャン開始直前に、固定部に駆動力をかけるイニ
シャライズを行うことにより、弾性部材に駆動力がかか
って戻ったキャリッジの位置が補正されてホームポジシ
ョンが常に一定する。このイニシャライズは、複数回の
スキャンを開始する前ごとに全て行われるので、高い精
度でホームポジションの再現性が得られ、その結果、主
走査方向の読み取り位置のずれがなくなる。
筐体に、スキャン開始位置であるホームポジションから
スキャン終了位置であるスキャンエンドポジションにわ
たって往復動自在に支持され、ホームポジションからス
キャンエンドポジションへの往動時に、原稿の画像を走
査して前記画像を読み取るキャリッジと、前記キャリッ
ジが読み取った前記画像が、画像データとして供給され
る読み取りセンサと、前記キャリッジを、前記ホームポ
ジションから前記スキャンエンドポジションにわたって
往復動させる駆動力を発生する駆動力発生手段と、前記
駆動力発生手段と前記キャリッジにおける離間する2位
置とを連結し、駆動力発生手段の駆動力を前記キャリッ
ジに伝達する複数のケーブルと、これら複数のケーブル
の一端部を前記筐体に直接固定し、前記キャリッジにお
ける前記ホームポジションから前記スキャンエンドポジ
ションへの往動時に、前記駆動力発生手段の駆動力がか
かる固定部と、前記複数のケーブルの他端部を筐体に弾
性的に固定し、かつ、各ケーブルに張力を与え、前記キ
ャリッジの前記スキャンエンドポジションから前記ホー
ムポジションへの復動時に、前記駆動力発生手段の駆動
力がかかる弾性手段とを備え、1つの原稿の画像に対
し、前記キャリッジを複数回往復動させ、そのつど画像
を走査して読み取る画像読み取り装置において、前記キ
ャリッジが前記ホームポジションに戻る復動を終え、こ
の後、スキャン動作である往動を開始する前ごとに、前
記駆動力発生手段の駆動力を前記固定部にかけるイニシ
ャライズを行って、最終的にキャリッジをホームポジシ
ョンに位置させることを特徴とする。上記構成によれ
ば、スキャン開始直前に、固定部に駆動力をかけるイニ
シャライズを行うことにより、弾性部材に駆動力がかか
って戻ったキャリッジの位置が補正されてホームポジシ
ョンが常に一定する。このイニシャライズは、複数回の
スキャンを開始する前ごとに全て行われるので、高い精
度でホームポジションの再現性が得られ、その結果、主
走査方向の読み取り位置のずれがなくなる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。参照する図面において、先に説明し
た図10ないし図12と同一の構成要素には同一の符号
を付し、その説明を省略する。
施形態を説明する。参照する図面において、先に説明し
た図10ないし図12と同一の構成要素には同一の符号
を付し、その説明を省略する。
【0019】A.第1の実施形態 A−1.第1の実施形態の構成 図1は、本発明の第1の実施形態の画像読み取り装置を
示している。この装置において、図10ないし図12で
示した画像読み取り装置と異なる点は、スキャンケーブ
ル29に張力を与えるスプリング28と、新たに設けら
れた固定プーリ(同期手段、規制手段、摺接部材)40
にある。
示している。この装置において、図10ないし図12で
示した画像読み取り装置と異なる点は、スキャンケーブ
ル29に張力を与えるスプリング28と、新たに設けら
れた固定プーリ(同期手段、規制手段、摺接部材)40
にある。
【0020】固定プーリ40は、フロント側およびリア
側のフレームアイドラプーリ25の上方に配され、フレ
ーム1に回動不能に固定されている。スプリング28
は、その一端が第1のキャリッジ(フルレートキャリッ
ジ)11よりも図中右側においてフレーム1に固定さ
れ、他端側が左に向けられ、その他端に、スキャンケー
ブル29が連結されている。スキャンケーブル29は、
スプリング28からまず、図中左側に向かって延ばさ
れ、固定プーリ40に半周巻き掛けられて右側に反転さ
れ、この後、第2のキャリッジ12の外側アイドラプー
リ27に半周巻き掛けられている。次いで、スキャンケ
ーブル29は、フレームアイドラプーリ25に半周、駆
動プーリ24に数周巻き掛けられ(図10参照)、最後
に第2のキャリッジ(ハーフレートキャリッジ)12の
内側アイドラプーリ26(図10参照)に半周巻き掛け
られた後、右方に引き回され、他端部が、固定部29a
においてフレーム1に直接固定されている。第1のキャ
リッジ11は、その底部にある係止部11aが、スキャ
ンケーブル29における駆動プーリ24と内側アイドラ
プーリ26との間の部分に係止され、この部分の移動と
共に移動するようにされている。固定プーリ40は、フ
レーム1に回動不能に固定されているので、スプリング
28により張力が与えられたスキャンケーブル29がモ
ータ23により引っ張られて第1、第2のキャリッジ1
1、12にスキャン動作を伝達する際には、固定プーリ
40はスキャンケーブル29の動きには追従せず、スキ
ャンケーブル29は固定プーリ40の周面を摺接するよ
うになっている。
側のフレームアイドラプーリ25の上方に配され、フレ
ーム1に回動不能に固定されている。スプリング28
は、その一端が第1のキャリッジ(フルレートキャリッ
ジ)11よりも図中右側においてフレーム1に固定さ
れ、他端側が左に向けられ、その他端に、スキャンケー
ブル29が連結されている。スキャンケーブル29は、
スプリング28からまず、図中左側に向かって延ばさ
れ、固定プーリ40に半周巻き掛けられて右側に反転さ
れ、この後、第2のキャリッジ12の外側アイドラプー
リ27に半周巻き掛けられている。次いで、スキャンケ
ーブル29は、フレームアイドラプーリ25に半周、駆
動プーリ24に数周巻き掛けられ(図10参照)、最後
に第2のキャリッジ(ハーフレートキャリッジ)12の
内側アイドラプーリ26(図10参照)に半周巻き掛け
られた後、右方に引き回され、他端部が、固定部29a
においてフレーム1に直接固定されている。第1のキャ
リッジ11は、その底部にある係止部11aが、スキャ
ンケーブル29における駆動プーリ24と内側アイドラ
プーリ26との間の部分に係止され、この部分の移動と
共に移動するようにされている。固定プーリ40は、フ
レーム1に回動不能に固定されているので、スプリング
28により張力が与えられたスキャンケーブル29がモ
ータ23により引っ張られて第1、第2のキャリッジ1
1、12にスキャン動作を伝達する際には、固定プーリ
40はスキャンケーブル29の動きには追従せず、スキ
ャンケーブル29は固定プーリ40の周面を摺接するよ
うになっている。
【0021】スキャンケーブル29が固定プーリ40を
摺接する際には、摩擦力が発生する。また、各キャリッ
ジ11、12が、スキャン終了後にスキャンエンドポジ
ションからホームポジションに戻るリターン時には、モ
ータの駆動力がスプリング28にかかることは前述した
が、その駆動力は、リターン開始時および停止時が最大
となる。そしてこの場合、スプリング28の張力f、固
定プーリ40に対するスキャンケーブル29の摩擦力
R、モータ23の駆動力Fの最大値Fmaxの関係が、次
式を満足するように設定されている。 張力f+摩擦力R>最大駆動力Fmax …… 張力f>摩擦力R ……
摺接する際には、摩擦力が発生する。また、各キャリッ
ジ11、12が、スキャン終了後にスキャンエンドポジ
ションからホームポジションに戻るリターン時には、モ
ータの駆動力がスプリング28にかかることは前述した
が、その駆動力は、リターン開始時および停止時が最大
となる。そしてこの場合、スプリング28の張力f、固
定プーリ40に対するスキャンケーブル29の摩擦力
R、モータ23の駆動力Fの最大値Fmaxの関係が、次
式を満足するように設定されている。 張力f+摩擦力R>最大駆動力Fmax …… 張力f>摩擦力R ……
【0022】すなわち、スプリング28によってスキャ
ンケーブル29に与えられる張力fと、固定プーリ40
によってスキャンケーブル29に与えられる摩擦力Rと
の和が、モータ23によってスキャンケーブル29に与
えられる駆動力Fmaxよりも大きく、かつ、その駆動力
Fmaxが摩擦力Rよりも大きく設定されている。なお、
スプリング28およびスキャンケーブル29は、図1で
は一つずつしか示していないが、図1の紙面垂直方向に
同様のものが設けられている(図10参照)。すなわ
ち、第1、第2のキャリッジ11、12のフロント側と
リア側にそれぞれスプリング28およびスキャンケーブ
ル29が配設されている。
ンケーブル29に与えられる張力fと、固定プーリ40
によってスキャンケーブル29に与えられる摩擦力Rと
の和が、モータ23によってスキャンケーブル29に与
えられる駆動力Fmaxよりも大きく、かつ、その駆動力
Fmaxが摩擦力Rよりも大きく設定されている。なお、
スプリング28およびスキャンケーブル29は、図1で
は一つずつしか示していないが、図1の紙面垂直方向に
同様のものが設けられている(図10参照)。すなわ
ち、第1、第2のキャリッジ11、12のフロント側と
リア側にそれぞれスプリング28およびスキャンケーブ
ル29が配設されている。
【0023】A−2.第1の実施形態の作用および効果 上記画像読み取り装置の作用を、カラー複写する場合に
ついて説明する。複写すべき画像を下に向けて原稿をプ
ラテンガラス2の上にセットし、カラー複写をスタート
させる。すると、モータ23により駆動プーリ24がス
キャン方向に回動し、第1、第2のキャリッジ11、1
2が、図14に示したスキャンプロファイルと同様にし
て、ホームポジションからスキャンポジションにわたる
往復動を4回行い、Y、M、C、BKの各色に対応する
画像を読み取る。読み取った画像は、画像データとして
その都度イメージセンサ35に入力されるとともに、感
光体ドラム等の像担持体からシートに繰り返し転写され
る。
ついて説明する。複写すべき画像を下に向けて原稿をプ
ラテンガラス2の上にセットし、カラー複写をスタート
させる。すると、モータ23により駆動プーリ24がス
キャン方向に回動し、第1、第2のキャリッジ11、1
2が、図14に示したスキャンプロファイルと同様にし
て、ホームポジションからスキャンポジションにわたる
往復動を4回行い、Y、M、C、BKの各色に対応する
画像を読み取る。読み取った画像は、画像データとして
その都度イメージセンサ35に入力されるとともに、感
光体ドラム等の像担持体からシートに繰り返し転写され
る。
【0024】各キャリッジ11、12がホームポジショ
ンからスキャンエンドポジションまで往動する実際のス
キャン時には、モータ23で作動するスキャンケーブル
29の駆動力は固定部29aにかかる。一方、スキャン
エンドポジションからホームポジションまで復動するリ
ターン時においては、駆動力はスプリング28にかか
る。従来では、このリターン時の駆動力がスプリング2
8にかかることにより、各キャリッジ11、12のホー
ムポジション(停止位置)が一定になりにくかったわけ
である。
ンからスキャンエンドポジションまで往動する実際のス
キャン時には、モータ23で作動するスキャンケーブル
29の駆動力は固定部29aにかかる。一方、スキャン
エンドポジションからホームポジションまで復動するリ
ターン時においては、駆動力はスプリング28にかか
る。従来では、このリターン時の駆動力がスプリング2
8にかかることにより、各キャリッジ11、12のホー
ムポジション(停止位置)が一定になりにくかったわけ
である。
【0025】ところが、本実施形態の場合、スプリング
28と第1のキャリッジ11との間に、スキャンケーブ
ル29の動作に摩擦力で一定の規制を与える固定プーリ
40が設けられており、これに加えて、固定プーリ40
に対するスキャンケーブル29の摩擦力とスプリング2
8にかかる張力との和が駆動力よりも大きく設定されて
いるので、スプリング28に変位すなわち伸縮が発生し
ない。このようにスプリング28が変位しないので、リ
ターンが終了してホームポジションに戻った後、スプリ
ング28の力でさらに各キャリッジ11、12の停止位
置が僅かに動くことがない。したがって、各キャリッジ
11、12のホームポジションは常に一定する。上記の
ように、第1、第2のキャリッジ11、12のフロント
側とリア側にそれぞれスプリング28およびスキャンケ
ーブル29が配設されており、各スプリング28の変位
が固定プーリ40で抑制されてフロント側とリア側にお
ける各キャリッジ11,12のホームポジションが常に
一定することになるから、主走査方向の読み取り位置の
ずれがなくなる。
28と第1のキャリッジ11との間に、スキャンケーブ
ル29の動作に摩擦力で一定の規制を与える固定プーリ
40が設けられており、これに加えて、固定プーリ40
に対するスキャンケーブル29の摩擦力とスプリング2
8にかかる張力との和が駆動力よりも大きく設定されて
いるので、スプリング28に変位すなわち伸縮が発生し
ない。このようにスプリング28が変位しないので、リ
ターンが終了してホームポジションに戻った後、スプリ
ング28の力でさらに各キャリッジ11、12の停止位
置が僅かに動くことがない。したがって、各キャリッジ
11、12のホームポジションは常に一定する。上記の
ように、第1、第2のキャリッジ11、12のフロント
側とリア側にそれぞれスプリング28およびスキャンケ
ーブル29が配設されており、各スプリング28の変位
が固定プーリ40で抑制されてフロント側とリア側にお
ける各キャリッジ11,12のホームポジションが常に
一定することになるから、主走査方向の読み取り位置の
ずれがなくなる。
【0026】さらに、スキャンケーブル29が経時変化
等によって伸びた場合には、摩擦力よりもスキャンの張
力の方が大きいため、常に適正な張力がスキャンケーブ
ル29に与えられる。このように常に適正な張力がスキ
ャンケーブル29に与えられるということは、言い換え
ればスプリング28の張力の変更が必要なくなり、既存
の機種にを、振動等のパラメータを見直しすることな
く、本実施形態を導入することが可能である。
等によって伸びた場合には、摩擦力よりもスキャンの張
力の方が大きいため、常に適正な張力がスキャンケーブ
ル29に与えられる。このように常に適正な張力がスキ
ャンケーブル29に与えられるということは、言い換え
ればスプリング28の張力の変更が必要なくなり、既存
の機種にを、振動等のパラメータを見直しすることな
く、本実施形態を導入することが可能である。
【0027】また、スキャンケーブル29は、固定プー
リ40に摺接する摩擦力でその動きが規制される構成な
ので、その規制力を発生させることを容易かつ安価に実
現できる。さらに、スキャンケーブル29に張力を与え
る弾性手段として一般的なコイル状のスプリング28が
採用されていることからも、コストダウンが図られる。
リ40に摺接する摩擦力でその動きが規制される構成な
ので、その規制力を発生させることを容易かつ安価に実
現できる。さらに、スキャンケーブル29に張力を与え
る弾性手段として一般的なコイル状のスプリング28が
採用されていることからも、コストダウンが図られる。
【0028】B.第2の実施形態 B−1.第2の実施形態の構成 次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図2
および図3は、第2の実施形態の画像読み取り装置を示
しており、図1と同一構成要素には同一符号を付してあ
る。この実施形態では、第1の実施形態の固定プーリ4
0に代えて、アイドラプーリ(同期手段)50が装備さ
れている。
および図3は、第2の実施形態の画像読み取り装置を示
しており、図1と同一構成要素には同一符号を付してあ
る。この実施形態では、第1の実施形態の固定プーリ4
0に代えて、アイドラプーリ(同期手段)50が装備さ
れている。
【0029】このアイドラプーリ50は、フロント側お
よびリア側のフレームアイドラプーリ25の上方に配さ
れている。図3に示すように、フロント側およびリア側
のアイドラプーリ50は互いに同大であり、共にプーリ
シャフト51と一体に回動するよう結合されている。プ
ーリシャフト51は、フレーム1の左側部に一体成形さ
れたブラケット1aに、第1、第2のキャリッジ11、
12の移動方向と直交する状態に、かつ、回転自在に支
持されている。
よびリア側のフレームアイドラプーリ25の上方に配さ
れている。図3に示すように、フロント側およびリア側
のアイドラプーリ50は互いに同大であり、共にプーリ
シャフト51と一体に回動するよう結合されている。プ
ーリシャフト51は、フレーム1の左側部に一体成形さ
れたブラケット1aに、第1、第2のキャリッジ11、
12の移動方向と直交する状態に、かつ、回転自在に支
持されている。
【0030】2つのスキャンケーブル29は、それぞれ
スプリング28側からアイドラプーリ50に半周巻き掛
けられて右側に反転され、この後、第1の実施形態と同
様に、第2のキャリッジ12の外側アイドラプーリ27
に半周巻き掛けられている。次いで、各スキャンケーブ
ル29は、フレームアイドラプーリ25に半周、駆動プ
ーリ24に数周(図10参照)巻き掛けられ、最後に第
2のキャリッジ12の内側アイドラプーリ26(図10
参照)に半周巻き掛けられた後、右方に引き回され、他
端部が、固定部29aにおいてフレーム1に直接固定さ
れている。第1のキャリッジ11は、その底部にある係
止部11aが、スキャンケーブル29における駆動プー
リ24と内側アイドラプーリ26との間の部分に係止さ
れ、この部分の移動と共に移動するようにされている。
スプリング28側からアイドラプーリ50に半周巻き掛
けられて右側に反転され、この後、第1の実施形態と同
様に、第2のキャリッジ12の外側アイドラプーリ27
に半周巻き掛けられている。次いで、各スキャンケーブ
ル29は、フレームアイドラプーリ25に半周、駆動プ
ーリ24に数周(図10参照)巻き掛けられ、最後に第
2のキャリッジ12の内側アイドラプーリ26(図10
参照)に半周巻き掛けられた後、右方に引き回され、他
端部が、固定部29aにおいてフレーム1に直接固定さ
れている。第1のキャリッジ11は、その底部にある係
止部11aが、スキャンケーブル29における駆動プー
リ24と内側アイドラプーリ26との間の部分に係止さ
れ、この部分の移動と共に移動するようにされている。
【0031】B−2.第2の実施形態の作用と効果 第2の実施形態によると、フロント側およびリア側の2
つのスキャンケーブル29の動きは、それぞれが巻回し
ているアイドラプーリ50が一体に回動することから、
いずれか一方の動きが他方に追従して同期する。したが
って、第1、第2のキャリッジ11、12の停止位置あ
るいは走査中における姿勢が常に一定となり、主走査方
向の読み取りの位相ずれが抑えられ、よって色ずれが防
止される。
つのスキャンケーブル29の動きは、それぞれが巻回し
ているアイドラプーリ50が一体に回動することから、
いずれか一方の動きが他方に追従して同期する。したが
って、第1、第2のキャリッジ11、12の停止位置あ
るいは走査中における姿勢が常に一定となり、主走査方
向の読み取りの位相ずれが抑えられ、よって色ずれが防
止される。
【0032】ところで、スキャンケーブル29は、図1
0に示すように駆動プーリ24に数周巻回されている。
これは、限られたスペースに設ける直径の小さい駆動プ
ーリ24によっても、モータ23の駆動力を確実にスキ
ャンケーブル29に伝達するためである。しかし、この
ようにスキャンケーブル29を駆動プーリ24に数周巻
回すると、必然的にスキャンケーブル29の太さの分、
一周目と二周目、二周目と三周目では駆動プーリ24の
軸方向にずれが生ずる。従って、モータ23の回転によ
りスキャンケーブル29が走行させられると、駆動プー
リ24上においては、スキャンケーブル29が徐々に駆
動プーリ24の軸方向にずれてゆき、その結果、駆動プ
ーリ24によるスキャンケーブル29の巻き取り量が徐
々に変化し、結果としてケーブルテンションが変化し、
その分、スプリング28の伸び・縮みを生じる。従来の
方式では、この動きをフロント側とリア側とで一致させ
ることは困難であり、結果として色ずれや画像の乱れを
生じていた。しかし、この実施形態によれば、2つのス
キャンケーブル29のいずれかと他方の動きのずれの要
因が発生したとしても、同期回転するアイドラプーリ5
0により、そのようなずれた動きは許容されない。すな
わち、二つのスキャンケーブル29がほぼ完全に同期し
て動き、これにより、第2のキャリッジ12の姿勢が一
定に保持される。また、スキャンケーブル29は、アイ
ドラプーリ50に摺接するのではなくほぼ完全に従動回
転するので、予期しないときにフロント側とリア側とで
スキャンケーブル29がずれてしまうことはない。
0に示すように駆動プーリ24に数周巻回されている。
これは、限られたスペースに設ける直径の小さい駆動プ
ーリ24によっても、モータ23の駆動力を確実にスキ
ャンケーブル29に伝達するためである。しかし、この
ようにスキャンケーブル29を駆動プーリ24に数周巻
回すると、必然的にスキャンケーブル29の太さの分、
一周目と二周目、二周目と三周目では駆動プーリ24の
軸方向にずれが生ずる。従って、モータ23の回転によ
りスキャンケーブル29が走行させられると、駆動プー
リ24上においては、スキャンケーブル29が徐々に駆
動プーリ24の軸方向にずれてゆき、その結果、駆動プ
ーリ24によるスキャンケーブル29の巻き取り量が徐
々に変化し、結果としてケーブルテンションが変化し、
その分、スプリング28の伸び・縮みを生じる。従来の
方式では、この動きをフロント側とリア側とで一致させ
ることは困難であり、結果として色ずれや画像の乱れを
生じていた。しかし、この実施形態によれば、2つのス
キャンケーブル29のいずれかと他方の動きのずれの要
因が発生したとしても、同期回転するアイドラプーリ5
0により、そのようなずれた動きは許容されない。すな
わち、二つのスキャンケーブル29がほぼ完全に同期し
て動き、これにより、第2のキャリッジ12の姿勢が一
定に保持される。また、スキャンケーブル29は、アイ
ドラプーリ50に摺接するのではなくほぼ完全に従動回
転するので、予期しないときにフロント側とリア側とで
スキャンケーブル29がずれてしまうことはない。
【0033】C.第3の実施形態 C−1.第3の実施形態の構成 次いで、本発明の第3の実施形態について説明する。図
4および図5は、第3の実施形態の画像読み取り装置を
示しており、図2および図3と同一構成要素には同一符
号を付してある。
4および図5は、第3の実施形態の画像読み取り装置を
示しており、図2および図3と同一構成要素には同一符
号を付してある。
【0034】この実施形態では、フレーム1の左側部に
おける上部に、小径プーリ60aとその下の大径プーリ
60bが同軸に一体化された一対の二段プーリ(同期手
段)60が、軸方向を上下方向に一致させて回動自在に
支持されている。各スキャンケーブル29のスプリング
28側の端部は、これら二段プーリ60の大径プーリ6
0bに四分の一周巻き掛けられ、各スプリング28は、
互いに突き合わされるようにしてフレーム1の左側部の
外方に係止されている。
おける上部に、小径プーリ60aとその下の大径プーリ
60bが同軸に一体化された一対の二段プーリ(同期手
段)60が、軸方向を上下方向に一致させて回動自在に
支持されている。各スキャンケーブル29のスプリング
28側の端部は、これら二段プーリ60の大径プーリ6
0bに四分の一周巻き掛けられ、各スプリング28は、
互いに突き合わされるようにしてフレーム1の左側部の
外方に係止されている。
【0035】二段プーリ60の小径プーリ60aには、
図5に示すように、8の字状に無端ワイヤ61が巻き掛
けられており、これによって各二段プーリ60は、互い
に同期し、かつ逆方向に回動するようになっている。す
なわち、図5に示すように、フロント側の二段プーリ6
0がA方向に回動するとリア側はB方向に、また、フロ
ント側の二段プーリ60がB方向に回動するとリア側は
A方向に回動する。なお、ワイヤ61は、各小径プーリ
60aに対し半周あるいは複数回巻き掛けられる。複数
回巻き付けた場合は、ワイヤ61と小径プーリ60aと
の摩擦力が増大し、フロント側とリア側の二段プーリ6
0がより確実に同期する。なお、各二段プーリ60にお
いて、スキャンケーブル29が巻き掛けられるプーリ6
0bが下部、無端ワイヤ61が巻き掛けられるプーリ6
0aが上部になっているが、上下が逆でもよい。また、
プーリ60a、60bの大小は、図示に限定されず、プ
ーリ60aが大径でもよいし互いに同径でもよい。要す
るに、無端ワイヤ61が巻回されるフロント側とリア側
のプーリ60aが同大であればよい。さらに、スプリン
グ28の位置も図示の実線の位置には限定されず、第2
のキャリッジ12などの他の部材の邪魔にならないだけ
の空間がとれるのであれば、仮想線で示す位置にし、ス
キャンケーブル29はプーリ60bにおよそ四分の三周
巻回されるようにしてもよい。
図5に示すように、8の字状に無端ワイヤ61が巻き掛
けられており、これによって各二段プーリ60は、互い
に同期し、かつ逆方向に回動するようになっている。す
なわち、図5に示すように、フロント側の二段プーリ6
0がA方向に回動するとリア側はB方向に、また、フロ
ント側の二段プーリ60がB方向に回動するとリア側は
A方向に回動する。なお、ワイヤ61は、各小径プーリ
60aに対し半周あるいは複数回巻き掛けられる。複数
回巻き付けた場合は、ワイヤ61と小径プーリ60aと
の摩擦力が増大し、フロント側とリア側の二段プーリ6
0がより確実に同期する。なお、各二段プーリ60にお
いて、スキャンケーブル29が巻き掛けられるプーリ6
0bが下部、無端ワイヤ61が巻き掛けられるプーリ6
0aが上部になっているが、上下が逆でもよい。また、
プーリ60a、60bの大小は、図示に限定されず、プ
ーリ60aが大径でもよいし互いに同径でもよい。要す
るに、無端ワイヤ61が巻回されるフロント側とリア側
のプーリ60aが同大であればよい。さらに、スプリン
グ28の位置も図示の実線の位置には限定されず、第2
のキャリッジ12などの他の部材の邪魔にならないだけ
の空間がとれるのであれば、仮想線で示す位置にし、ス
キャンケーブル29はプーリ60bにおよそ四分の三周
巻回されるようにしてもよい。
【0036】C−2.第3の実施形態の作用と効果 第3の実施形態によると、フロント側およびリア側の2
つのスキャンケーブル29の動きは、それぞれが巻回し
ている二段プーリ60が8の字状のワイヤ61で互いに
同期して、かつ逆方向に回動することから、いずれか一
方が他方に追従して同方向に動く。つまり、一方のスキ
ャンケーブル29の動きが、二段プーリ60およびワイ
ヤ61を介して他方のスキャンケーブル29に伝達し、
双方の動きが同方向に同期するわけである。したがっ
て、第1、第2のキャリッジ11、12の停止位置ある
いは走査中における姿勢が常に一定となり、主走査方向
の読み取りの位相ずれが抑えられる。
つのスキャンケーブル29の動きは、それぞれが巻回し
ている二段プーリ60が8の字状のワイヤ61で互いに
同期して、かつ逆方向に回動することから、いずれか一
方が他方に追従して同方向に動く。つまり、一方のスキ
ャンケーブル29の動きが、二段プーリ60およびワイ
ヤ61を介して他方のスキャンケーブル29に伝達し、
双方の動きが同方向に同期するわけである。したがっ
て、第1、第2のキャリッジ11、12の停止位置ある
いは走査中における姿勢が常に一定となり、主走査方向
の読み取りの位相ずれが抑えられる。
【0037】D.第4の実施形態 D−1.第4の実施形態の構成 次いで、本発明の第4の実施形態について説明する。図
6ないし図8は、本発明の第4の実施形態の画像読み取
り装置を示しており、図2および図3と同一構成要素に
は同一符号を付してある。
6ないし図8は、本発明の第4の実施形態の画像読み取
り装置を示しており、図2および図3と同一構成要素に
は同一符号を付してある。
【0038】この実施形態では、フレーム1の左側部に
おける上部に、一対の第1のアイドラプーリ71が回動
自在に支持されている。これら第1のアイドラプーリ7
1は、図8に示すように、軸方向がフロント側に前傾し
ている。また、フレーム1の左側部外面における各第1
のアイドラプーリ71間には、互いに同軸に一体化され
た一対の同大の第2のアイドラプーリ72(同期手段)
が、回動自在に支持されている。
おける上部に、一対の第1のアイドラプーリ71が回動
自在に支持されている。これら第1のアイドラプーリ7
1は、図8に示すように、軸方向がフロント側に前傾し
ている。また、フレーム1の左側部外面における各第1
のアイドラプーリ71間には、互いに同軸に一体化され
た一対の同大の第2のアイドラプーリ72(同期手段)
が、回動自在に支持されている。
【0039】各スキャンケーブル29のスプリング28
側の端部は、まず第1のアイドラプーリ71に四分の一
周巻き掛けられた後、第2のアイドラプーリ72にそれ
ぞれ半周巻き掛けられている。この場合、図8に示すよ
うに、フロント側のスキャンケーブル29は、第1のア
イドラプーリ71を経て、第2のアイドラプーリ72に
対し上側から巻き掛けられ、下側に配置されたスプリン
グ28に連結されている。一方、リア側のスキャンケー
ブル29は、第1のアイドラプーリ71を経て、第2の
アイドラプーリ72に対し下側から巻き掛けられ、上側
に配置されたスプリング28に連結されている。各スプ
リング28は、フレーム1の左側部の外面に係止されて
いる。
側の端部は、まず第1のアイドラプーリ71に四分の一
周巻き掛けられた後、第2のアイドラプーリ72にそれ
ぞれ半周巻き掛けられている。この場合、図8に示すよ
うに、フロント側のスキャンケーブル29は、第1のア
イドラプーリ71を経て、第2のアイドラプーリ72に
対し上側から巻き掛けられ、下側に配置されたスプリン
グ28に連結されている。一方、リア側のスキャンケー
ブル29は、第1のアイドラプーリ71を経て、第2の
アイドラプーリ72に対し下側から巻き掛けられ、上側
に配置されたスプリング28に連結されている。各スプ
リング28は、フレーム1の左側部の外面に係止されて
いる。
【0040】D−2.第4の実施形態の作用と効果 第4の実施形態によると、フロント側およびリア側の2
つのスキャンケーブル29の動きは、それぞれが巻回し
ている第2のアイドラプーリ72により同方向に動くよ
う連結された状態となっており、しかも第2のアイドラ
プーリ72は互いに同大である。したがって、各スキャ
ンケーブル29は、一方が他方に追従して同方向に動
く。つまり、図8に示すように、今、フロント側のスキ
ャンケーブル29が矢印C方向に動くと、各第2のアイ
ドラプーリはD方向に回動し、これによりリア側のスキ
ャンケーブル29は矢印E方向に動く。これとは逆に、
フロント側のスキャンケーブル29が矢印F方向に動く
と、各第2のアイドラプーリ72はG方向に回動し、こ
れによりリア側のスキャンケーブル29は矢印H方向に
動く。つまり、各スキャンケーブル29は、第1、第2
のキャリッジ11、12を駆動する方向としては同じ方
向に同期して動く。したがって、第1、第2のキャリッ
ジ11、12の停止位置あるいは走査中における姿勢が
常に一定となり、主走査方向の読み取りの位相ずれが抑
えられる。
つのスキャンケーブル29の動きは、それぞれが巻回し
ている第2のアイドラプーリ72により同方向に動くよ
う連結された状態となっており、しかも第2のアイドラ
プーリ72は互いに同大である。したがって、各スキャ
ンケーブル29は、一方が他方に追従して同方向に動
く。つまり、図8に示すように、今、フロント側のスキ
ャンケーブル29が矢印C方向に動くと、各第2のアイ
ドラプーリはD方向に回動し、これによりリア側のスキ
ャンケーブル29は矢印E方向に動く。これとは逆に、
フロント側のスキャンケーブル29が矢印F方向に動く
と、各第2のアイドラプーリ72はG方向に回動し、こ
れによりリア側のスキャンケーブル29は矢印H方向に
動く。つまり、各スキャンケーブル29は、第1、第2
のキャリッジ11、12を駆動する方向としては同じ方
向に同期して動く。したがって、第1、第2のキャリッ
ジ11、12の停止位置あるいは走査中における姿勢が
常に一定となり、主走査方向の読み取りの位相ずれが抑
えられる。
【0041】E.第5の実施形態 E−1.第5の実施形態の構成 次に、本発明の第5の実施形態について説明する。第5
の実施形態の画像読み取り装置は、図10ないし図11
に示した従来装置の構成のもと、スキャンプロファイル
を変更した点に特徴がある。そのスキャンプロファイル
は、図9(a)に示すように、各色ごとのスキャンにお
いて、各キャリッジ11、12がホームポジションに戻
るリターンを終え、この後、スキャンを開始する前ごと
に、1回モータ23がスキャン方向に作動してその駆動
力が固定部29aにかかるように短時間スキャンケーブ
ル29を引っ張ってイニシャライズを行い、これにより
最終的に各キャリッジ11、12をホームポジションに
位置させる。図9(b)は、その動作の一部を示してい
る。イニシャライズは、短時間で、かつ確実に固定部2
9aに駆動力がかかり、スプリング28が、この場合に
おける自然長に戻らないことによって生じるスキャンケ
ーブル29の遊びを補正する動作である。
の実施形態の画像読み取り装置は、図10ないし図11
に示した従来装置の構成のもと、スキャンプロファイル
を変更した点に特徴がある。そのスキャンプロファイル
は、図9(a)に示すように、各色ごとのスキャンにお
いて、各キャリッジ11、12がホームポジションに戻
るリターンを終え、この後、スキャンを開始する前ごと
に、1回モータ23がスキャン方向に作動してその駆動
力が固定部29aにかかるように短時間スキャンケーブ
ル29を引っ張ってイニシャライズを行い、これにより
最終的に各キャリッジ11、12をホームポジションに
位置させる。図9(b)は、その動作の一部を示してい
る。イニシャライズは、短時間で、かつ確実に固定部2
9aに駆動力がかかり、スプリング28が、この場合に
おける自然長に戻らないことによって生じるスキャンケ
ーブル29の遊びを補正する動作である。
【0042】E−2.第5の実施形態の作用と効果 図9(a)のように、スキャン開始直前に、固定部に駆
動力をかけるイニシャライズを行うことにより、スプリ
ング28に駆動力をかけて戻った各キャリッジ11、1
2の位置が補正されて、ホームポジションが常に一定す
る。このイニシャライズは、各色のスキャンを開始する
前ごとに全て行われるので、高い精度でホームポジショ
ンの再現性が得られる。その結果、フロント側とリア側
において各キャリッジ11、12のホームポジションが
一定となって、主走査方向の読み取り位置のずれがなく
なる。
動力をかけるイニシャライズを行うことにより、スプリ
ング28に駆動力をかけて戻った各キャリッジ11、1
2の位置が補正されて、ホームポジションが常に一定す
る。このイニシャライズは、各色のスキャンを開始する
前ごとに全て行われるので、高い精度でホームポジショ
ンの再現性が得られる。その結果、フロント側とリア側
において各キャリッジ11、12のホームポジションが
一定となって、主走査方向の読み取り位置のずれがなく
なる。
【0043】F.変形例 本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、
例えば次のような変形例を採用してもよい。 第1の実施形態において、スキャンケーブル29に
規制力を与えるものとして、スキャンケーブル29を一
定の摩擦力で挟む挟持部材や、スキャンケーブル29に
摩擦力を与えて摺接する張力付与部材等を用いる。この
場合、スキャンケーブル29を固定プーリ40に巻き掛
けて反転させる必要がないので、省スペース化を図るこ
とができる。 上記の全ての実施形態において、スキャンケーブル
29に一定の張力が与えられる弾性部材であれば、スプ
リング28に限定されない。 第5の実施形態におけるスキャンプロファイルは一
例であり、特に、スキャン開始直前のイニシャライズ
は、確実に固定部29aに駆動力がかかる動作であれ
ば、そのために必要な時間や駆動力等は任意である。 第1〜第4の実施形態の構成に、第5の実施形態の
スキャンプロファイルを適用してもよい。
例えば次のような変形例を採用してもよい。 第1の実施形態において、スキャンケーブル29に
規制力を与えるものとして、スキャンケーブル29を一
定の摩擦力で挟む挟持部材や、スキャンケーブル29に
摩擦力を与えて摺接する張力付与部材等を用いる。この
場合、スキャンケーブル29を固定プーリ40に巻き掛
けて反転させる必要がないので、省スペース化を図るこ
とができる。 上記の全ての実施形態において、スキャンケーブル
29に一定の張力が与えられる弾性部材であれば、スプ
リング28に限定されない。 第5の実施形態におけるスキャンプロファイルは一
例であり、特に、スキャン開始直前のイニシャライズ
は、確実に固定部29aに駆動力がかかる動作であれ
ば、そのために必要な時間や駆動力等は任意である。 第1〜第4の実施形態の構成に、第5の実施形態の
スキャンプロファイルを適用してもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に記載の画像読み取り装置によれば、キャリッジを駆動
させる2つのケーブルの動きに規制力を与えてこれらケ
ーブルの動きを同期させる同期手段を設けたので、キャ
リッジの停止位置あるいは走査中における姿勢は常に一
定となり、その結果、読み取り画像の色ずれが防止され
る。本発明の請求項2に記載の画像読み取り装置によれ
ば、弾性手段に駆動力がかかってキャリッジがホームポ
ジション(停止位置)に戻る復動時には弾性手段に変位
が生じず、その結果、キャリッジのホームポジションは
常に一定して主走査方向の読み取り位置のずれがなくな
る。また、ケーブルが経時変化等によって伸びても、摩
擦力よりもスキャンの張力の方が大きいため、常に適正
な張力がケーブルに与えられる。本発明の請求項3に記
載の画像読み取り装置によれば、ケーブルは、摺接部材
に摺接する際に発生する摩擦力でその動きが規制される
構成なので、その規制力を発生させることを容易かつ安
価に実現できる。本発明の請求項4に記載の画像読み取
り装置によれば、同期手段を構造が簡単なプーリ部材で
構成したので、メンテナンスが容易になるとともにコス
ト低減が図られる。本発明の請求項5に記載の画像読み
取り装置によれば、複数回のスキャン開始直前に、弾性
手段の固定部に駆動力をかけるイニシャライズを全て行
うことにより、キャリジのホームポジションの再現性が
高精度となり、その結果、主走査方向の読み取り位置の
ずれが抑えられる。本発明の請求項6に記載の画像読み
取り装置によれば、ケーブルに張力を与える弾性手段を
スプリングで構成したので、コストダウンが図られる。
に記載の画像読み取り装置によれば、キャリッジを駆動
させる2つのケーブルの動きに規制力を与えてこれらケ
ーブルの動きを同期させる同期手段を設けたので、キャ
リッジの停止位置あるいは走査中における姿勢は常に一
定となり、その結果、読み取り画像の色ずれが防止され
る。本発明の請求項2に記載の画像読み取り装置によれ
ば、弾性手段に駆動力がかかってキャリッジがホームポ
ジション(停止位置)に戻る復動時には弾性手段に変位
が生じず、その結果、キャリッジのホームポジションは
常に一定して主走査方向の読み取り位置のずれがなくな
る。また、ケーブルが経時変化等によって伸びても、摩
擦力よりもスキャンの張力の方が大きいため、常に適正
な張力がケーブルに与えられる。本発明の請求項3に記
載の画像読み取り装置によれば、ケーブルは、摺接部材
に摺接する際に発生する摩擦力でその動きが規制される
構成なので、その規制力を発生させることを容易かつ安
価に実現できる。本発明の請求項4に記載の画像読み取
り装置によれば、同期手段を構造が簡単なプーリ部材で
構成したので、メンテナンスが容易になるとともにコス
ト低減が図られる。本発明の請求項5に記載の画像読み
取り装置によれば、複数回のスキャン開始直前に、弾性
手段の固定部に駆動力をかけるイニシャライズを全て行
うことにより、キャリジのホームポジションの再現性が
高精度となり、その結果、主走査方向の読み取り位置の
ずれが抑えられる。本発明の請求項6に記載の画像読み
取り装置によれば、ケーブルに張力を与える弾性手段を
スプリングで構成したので、コストダウンが図られる。
【図1】 本発明の第1の実施形態の画像読み取り装置
の正断面図である。
の正断面図である。
【図2】 本発明の第2の実施形態の画像読み取り装置
の正断面図である。
の正断面図である。
【図3】 同装置の一部平断面図である。
【図4】 本発明の第3の実施形態の画像読み取り装置
の正断面図である。
の正断面図である。
【図5】 同装置の一部平断面図である。
【図6】 本発明の第4の実施形態の画像読み取り装置
の正断面図である。
の正断面図である。
【図7】 同装置の一部平断面図である。
【図8】 同装置の側断面図である。
【図9】 本発明の第5の実施形態の、(a)スキャン
プロファイル速度線図、(b)スキャン動作図である。
プロファイル速度線図、(b)スキャン動作図である。
【図10】従来の画像読み取り装置の一例を示す平面図
である。
である。
【図11】同装置の側面図である。
【図12】同装置の画像読み取りセンサ部分を示す側面
図である。
図である。
【図13】キャリッジの停止位置のずれに伴う画像ずれ
を示す図である。
を示す図である。
【図14】従来のスキャンプロファイル速度線図であ
る。
る。
【図15】従来の画像ずれを解決するために行われるス
キャンプロファイル速度線図である。
キャンプロファイル速度線図である。
1…フレーム(筐体)、11…第1のキャリッジ、12
…第2のキャリッジ、23…モータ(駆動力発生手
段)、28…スプリング(弾性手段)、29…スキャン
ケーブル、29a…固定部、35…イメージセンサ(読
み取りセンサ)、40…固定プーリ(同期手段、規制手
段、摺接部材)、50…アイドラプーリ(同期手段)、
60…二段プーリ(同期手段)、72…アイドラプーリ
(同期手段)。
…第2のキャリッジ、23…モータ(駆動力発生手
段)、28…スプリング(弾性手段)、29…スキャン
ケーブル、29a…固定部、35…イメージセンサ(読
み取りセンサ)、40…固定プーリ(同期手段、規制手
段、摺接部材)、50…アイドラプーリ(同期手段)、
60…二段プーリ(同期手段)、72…アイドラプーリ
(同期手段)。
Claims (6)
- 【請求項1】 筐体に、スキャン開始位置であるホーム
ポジションからスキャン終了位置であるスキャンエンド
ポジションにわたって往復動自在に支持され、ホームポ
ジションからスキャンエンドポジションへの往動時に、
原稿の画像を走査して前記画像を読み取るキャリッジ
と、 前記キャリッジが読み取った前記画像が、画像データと
して供給される読み取りセンサと、 前記キャリッジを、前記ホームポジションから前記スキ
ャンエンドポジションにわたって往復動させる駆動力を
発生する駆動力発生手段と、 前記駆動力発生手段と前記キャリッジにおける離間する
2位置とを連結し、前記駆動力発生手段の駆動力を前記
キャリッジに伝達する複数のケーブルと、 これら複数のケーブルにそれぞれ張力を与える複数の弾
性手段と、 前記弾性手段と前記キャリッジとの間の前記複数のケー
ブルの動きに規制力を与えてこれらのケーブルの動きを
同期させる同期手段とを備えることを特徴とする画像読
み取り装置。 - 【請求項2】 前記同期手段は、前記弾性手段の張力
と、前記規制力との和を、前記駆動力発生手段によって
前記ケーブルに与えられる駆動力よりも大きく、かつ、
前記駆動力を前記規制力よりも大きく設定する手段であ
ることを特徴とする請求項1に記載の画像読み取り装
置。 - 【請求項3】 前記同期手段は、前記ケーブルに対して
相対的に摺接する摺接部材であり、かつ、ケーブルに与
えるその規制力が、ケーブルとの摩擦力で発生すること
を特徴とする請求項2に記載の画像読み取り装置。 - 【請求項4】 前記同期手段は、前記複数のケーブルが
それぞれ巻回され、一方のケーブルの動きに追従して互
いに同期的に回動することにより複数のケーブルの動き
を同期させる同大の複数のプーリ部材であることを特徴
とする請求項1に記載の画像読み取り装置。 - 【請求項5】 筐体に、スキャン開始位置であるホーム
ポジションからスキャン終了位置であるスキャンエンド
ポジションにわたって往復動自在に支持され、ホームポ
ジションからスキャンエンドポジションへの往動時に、
原稿の画像を走査して前記画像を読み取るキャリッジ
と、 前記キャリッジが読み取った前記画像が、画像データと
して供給される読み取りセンサと、 前記キャリッジを、前記ホームポジションから前記スキ
ャンエンドポジションにわたって往復動させる駆動力を
発生する駆動力発生手段と、 前記駆動力発生手段と前記キャリッジにおける離間する
2位置とを連結し、駆動力発生手段の駆動力を前記キャ
リッジに伝達する複数のケーブルと、 これら複数のケーブルの一端部を前記筐体に直接固定
し、前記キャリッジにおける前記ホームポジションから
前記スキャンエンドポジションへの往動時に、前記駆動
力発生手段の駆動力がかかる固定部と、 前記複数のケーブルの他端部を筐体に弾性的に固定し、
かつ、各ケーブルに張力を与え、前記キャリッジの前記
スキャンエンドポジションから前記ホームポジションへ
の復動時に、前記駆動力発生手段の駆動力がかかる弾性
手段とを備え、 1つの原稿の画像に対し、前記キャリッジを複数回往復
動させ、そのつど画像を走査して読み取る画像読み取り
装置において、 前記キャリッジが前記ホームポジションに戻る復動を終
え、この後、スキャン動作である往動を開始する前ごと
に、前記駆動力発生手段の駆動力を前記固定部にかける
イニシャライズを行って、最終的にキャリッジをホーム
ポジションに位置させることを特徴とする画像読み取り
装置。 - 【請求項6】 前記弾性手段は、スプリングであること
を特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の画像
読み取り装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8251735A JPH1039424A (ja) | 1996-05-22 | 1996-09-24 | 画像読み取り装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8-127317 | 1996-05-22 | ||
| JP12731796 | 1996-05-22 | ||
| JP8251735A JPH1039424A (ja) | 1996-05-22 | 1996-09-24 | 画像読み取り装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1039424A true JPH1039424A (ja) | 1998-02-13 |
Family
ID=26463301
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8251735A Pending JPH1039424A (ja) | 1996-05-22 | 1996-09-24 | 画像読み取り装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1039424A (ja) |
-
1996
- 1996-09-24 JP JP8251735A patent/JPH1039424A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040323 |