JPH1043772A - 硫酸塩含有廃水の処理方法 - Google Patents
硫酸塩含有廃水の処理方法Info
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- JPH1043772A JPH1043772A JP20498596A JP20498596A JPH1043772A JP H1043772 A JPH1043772 A JP H1043772A JP 20498596 A JP20498596 A JP 20498596A JP 20498596 A JP20498596 A JP 20498596A JP H1043772 A JPH1043772 A JP H1043772A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】硫酸塩含有廃水に含まれる各種金属、特に、従
来その処理が困難であった硫酸マンガンをも有効に不溶
化させることができ、且つその操作条件等も簡便な硫酸
塩含有廃水の処理方法を提供すること。 【解決手段】アルミン酸三石灰((CaO)3・Al
2O3)を有効成分とするセメント等の処理剤を、硫酸塩
含有廃水に接触させて、該硫酸塩含有廃水中の硫酸塩を
不溶化させる硫酸塩含有廃水の処理方法。
来その処理が困難であった硫酸マンガンをも有効に不溶
化させることができ、且つその操作条件等も簡便な硫酸
塩含有廃水の処理方法を提供すること。 【解決手段】アルミン酸三石灰((CaO)3・Al
2O3)を有効成分とするセメント等の処理剤を、硫酸塩
含有廃水に接触させて、該硫酸塩含有廃水中の硫酸塩を
不溶化させる硫酸塩含有廃水の処理方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉱山等から浸出す
る酸性の硫酸塩水溶液等の硫酸塩含有廃水を処理するに
あたり、種々の硫酸塩、特に、従来その処理が困難であ
った硫酸マンガンをも有効に不溶化することができる硫
酸塩含有廃水の処理方法に関する。
る酸性の硫酸塩水溶液等の硫酸塩含有廃水を処理するに
あたり、種々の硫酸塩、特に、従来その処理が困難であ
った硫酸マンガンをも有効に不溶化することができる硫
酸塩含有廃水の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】含硫鉱物を含む地層を掘削して鉱物等を
採取すると、地層が緩み、イオウ酸化細菌の活動が活発
化する。この細菌の活動により含硫鉱物が酸化されて硫
酸となった場合、地層中に含まれる重金属等の金属が硫
酸イオンと共に浸出する。このような硫酸塩を含む浸出
水は、非常に毒性を有する廃水として認識されており、
従来、このような硫酸塩含有廃水の硫酸塩を不溶化して
処理する方法が種々提案されている。
採取すると、地層が緩み、イオウ酸化細菌の活動が活発
化する。この細菌の活動により含硫鉱物が酸化されて硫
酸となった場合、地層中に含まれる重金属等の金属が硫
酸イオンと共に浸出する。このような硫酸塩を含む浸出
水は、非常に毒性を有する廃水として認識されており、
従来、このような硫酸塩含有廃水の硫酸塩を不溶化して
処理する方法が種々提案されている。
【0003】例えば、硫酸塩含有廃水に、生石灰、消石
灰、炭酸カルシウム又は水酸化ナトリウムを添加して、
硫酸塩を中和沈澱処理する方法が提案され実施されてい
る。しかし、この方法では、アルミニウム、マグネシウ
ム、亜鉛等の硫酸塩を沈澱させることは容易であるが、
硫酸マンガンを沈澱させるには、中和沈澱処理では困難
である。そこで、硫酸塩含有廃水を一度pH10程度の
アルカリに調整してから次亜塩素酸で処理する方法が提
案されているが、極めてコスト高となり、実施されてい
ないのが実情である。
灰、炭酸カルシウム又は水酸化ナトリウムを添加して、
硫酸塩を中和沈澱処理する方法が提案され実施されてい
る。しかし、この方法では、アルミニウム、マグネシウ
ム、亜鉛等の硫酸塩を沈澱させることは容易であるが、
硫酸マンガンを沈澱させるには、中和沈澱処理では困難
である。そこで、硫酸塩含有廃水を一度pH10程度の
アルカリに調整してから次亜塩素酸で処理する方法が提
案されているが、極めてコスト高となり、実施されてい
ないのが実情である。
【0004】また、キレート剤を用いて処理し、硫酸塩
含有廃水を不溶化する方法も提案され実施されている。
しかし、キレート剤を用いた場合には、コストが高く、
また反応速度が遅く大きな反応槽を必要とし、処理条件
に制約されるという問題がある。
含有廃水を不溶化する方法も提案され実施されている。
しかし、キレート剤を用いた場合には、コストが高く、
また反応速度が遅く大きな反応槽を必要とし、処理条件
に制約されるという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、硫酸塩含有廃水に含まれる各種金属、特に、従来そ
の処理が困難であった硫酸マンガンをも有効に不溶化さ
せることができ、且つその操作条件等も簡便な硫酸塩含
有廃水の処理方法を提供することにある。
は、硫酸塩含有廃水に含まれる各種金属、特に、従来そ
の処理が困難であった硫酸マンガンをも有効に不溶化さ
せることができ、且つその操作条件等も簡便な硫酸塩含
有廃水の処理方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、例えば
セメント等に含まれるアルミン酸三石灰((CaO)3・
Al2O3)を有効成分とする処理剤を、硫酸塩含有廃水
に接触させて、該硫酸塩含有廃水の硫酸塩を不溶化させ
ることを特徴とする硫酸塩含有廃水の処理方法が提供さ
れる。
セメント等に含まれるアルミン酸三石灰((CaO)3・
Al2O3)を有効成分とする処理剤を、硫酸塩含有廃水
に接触させて、該硫酸塩含有廃水の硫酸塩を不溶化させ
ることを特徴とする硫酸塩含有廃水の処理方法が提供さ
れる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の方法は、例えば、鉱山等
から浸出する酸性の硫酸塩含有廃水等を処理対象とし、
廃水中に含有される各種金属の硫酸塩、特にマンガン等
であっても有効に不溶化させることができる。
から浸出する酸性の硫酸塩含有廃水等を処理対象とし、
廃水中に含有される各種金属の硫酸塩、特にマンガン等
であっても有効に不溶化させることができる。
【0008】本発明者は、前記有効成分としてのアルミ
ン酸三石灰((CaO)3・Al2O3)が、硫酸塩(MS
O4(MはAl,Mn,Mg,Zn,As等の金属))
含有廃水におけるMSO4・nH2Oと反応して、MがM
n(マンガン)の場合であっても、(CaO)3・Al2
O3・MSO4・nH2Oを生成し、硫酸塩含有廃水の硫
酸塩を不溶化させうることを見い出し本発明を完成し
た。
ン酸三石灰((CaO)3・Al2O3)が、硫酸塩(MS
O4(MはAl,Mn,Mg,Zn,As等の金属))
含有廃水におけるMSO4・nH2Oと反応して、MがM
n(マンガン)の場合であっても、(CaO)3・Al2
O3・MSO4・nH2Oを生成し、硫酸塩含有廃水の硫
酸塩を不溶化させうることを見い出し本発明を完成し
た。
【0009】本発明において、処理剤の有効成分として
のアルミン酸三石灰は、セメント鉱物の一種であり、ポ
ルトランドセメント、特に早強ポルトランドセメントに
多く含有される。従って、処理剤としては、このような
アルミン酸三石灰を含むセメントを用いることができ
る。また、セメント製造工程で、石膏を添加する前のも
の(例えば、商品名「CTG−A剤」、千代田化工建設
社製)の使用も効果的である。
のアルミン酸三石灰は、セメント鉱物の一種であり、ポ
ルトランドセメント、特に早強ポルトランドセメントに
多く含有される。従って、処理剤としては、このような
アルミン酸三石灰を含むセメントを用いることができ
る。また、セメント製造工程で、石膏を添加する前のも
の(例えば、商品名「CTG−A剤」、千代田化工建設
社製)の使用も効果的である。
【0010】本発明の処理方法では、前記処理剤を、硫
酸塩含有廃水に例えば添加等により接触させることによ
り不溶化させることができる。
酸塩含有廃水に例えば添加等により接触させることによ
り不溶化させることができる。
【0011】前記処理剤を硫酸塩含有廃水に接触させる
量は、硫酸塩含有廃水に含まれる硫酸塩濃度により適宜
選択することができるが、通常、硫酸塩含有廃水1リッ
トルあたり、処理剤中のアルミン酸三石灰の量に換算し
て、0.1〜20g、特に0.1〜5gが好ましい。こ
の際、処理剤の添加量が多く、処理した廃液のアルカリ
性が強い場合には、炭酸ガス等で中和するのが好まし
い。前記不溶化した後、あるいは更に中和処理した後
は、ポリ塩化アルミニウム等を用いて通常の凝集沈澱を
行うことができる。
量は、硫酸塩含有廃水に含まれる硫酸塩濃度により適宜
選択することができるが、通常、硫酸塩含有廃水1リッ
トルあたり、処理剤中のアルミン酸三石灰の量に換算し
て、0.1〜20g、特に0.1〜5gが好ましい。こ
の際、処理剤の添加量が多く、処理した廃液のアルカリ
性が強い場合には、炭酸ガス等で中和するのが好まし
い。前記不溶化した後、あるいは更に中和処理した後
は、ポリ塩化アルミニウム等を用いて通常の凝集沈澱を
行うことができる。
【0012】
【発明の効果】本発明の硫酸塩含有廃水の処理方法で
は、特定の処理剤を単に接触させるという簡便な方法に
より、例えば従来その処理が困難であった硫酸マンガン
をも有効に不溶化させることができる。しかも、処理剤
として、汎用のセメントを用いることができるのでコス
ト的にも従来の方法に比べて極めて有利である。
は、特定の処理剤を単に接触させるという簡便な方法に
より、例えば従来その処理が困難であった硫酸マンガン
をも有効に不溶化させることができる。しかも、処理剤
として、汎用のセメントを用いることができるのでコス
ト的にも従来の方法に比べて極めて有利である。
【0013】
【実施例】以下、実施例及び比較例により更に詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0014】実施例1 表1に示す各イオンを含むpH3.8の硫酸塩含有廃水
1リットルに、普通ポルトランドセメント300ppm
を添加した。60分後のpHは8.8であった。次い
で、炭酸ガスで中和し、更に75ppmのポリ塩化アル
ミニウムを添加して凝集沈澱を行った。硫酸塩の沈澱が
終了した時点で廃水中の各イオン量及びpHを測定し
た。結果を表1に示す。
1リットルに、普通ポルトランドセメント300ppm
を添加した。60分後のpHは8.8であった。次い
で、炭酸ガスで中和し、更に75ppmのポリ塩化アル
ミニウムを添加して凝集沈澱を行った。硫酸塩の沈澱が
終了した時点で廃水中の各イオン量及びpHを測定し
た。結果を表1に示す。
【0015】表1の結果より、本発明の処理方法では、
廃水中の硫酸塩濃度を有効に低下させることができ、特
にMnに効果的であることが判る。
廃水中の硫酸塩濃度を有効に低下させることができ、特
にMnに効果的であることが判る。
【0016】比較例1 実施例1と同様の硫酸塩含有廃水に、水酸化ナトリウム
を添加して中和を行った。次いで、ポリ塩化アルミニウ
ム75ppmを添加して凝集沈澱を行った。その後、実
施例1と同様に測定を行った。結果を表1に示す。
を添加して中和を行った。次いで、ポリ塩化アルミニウ
ム75ppmを添加して凝集沈澱を行った。その後、実
施例1と同様に測定を行った。結果を表1に示す。
【0017】比較例2 実施例1と同様の硫酸塩含有廃水に、0.1〜1メッシ
ュの炭酸カルシウムを添加して中和を行い、25分後に
中和を確認してからポリ塩化アルミニウム75ppmを
添加して凝集沈澱を行った。その後、実施例1と同様に
測定を行った。結果を表1に示す。
ュの炭酸カルシウムを添加して中和を行い、25分後に
中和を確認してからポリ塩化アルミニウム75ppmを
添加して凝集沈澱を行った。その後、実施例1と同様に
測定を行った。結果を表1に示す。
【0018】比較例3 実施例1と同様な硫酸塩含有廃水に、キレート剤(商品
名「エポフロックL1」、ミヨシ油脂(株)製)100
ppmを添加して30分間放置した後、水酸化ナトリウ
ムで中和した。次いで、ポリ塩化アルミニウム75pp
mを添加して凝集沈澱を行った。その後、実施例1と同
様に測定を行った。結果を表1に示す。
名「エポフロックL1」、ミヨシ油脂(株)製)100
ppmを添加して30分間放置した後、水酸化ナトリウ
ムで中和した。次いで、ポリ塩化アルミニウム75pp
mを添加して凝集沈澱を行った。その後、実施例1と同
様に測定を行った。結果を表1に示す。
【0019】比較例4 比較例3において、中和後、更にカオリン100ppm
を添加した以外は、比較例3と同様に処理して測定を行
った。結果を表1に示す。
を添加した以外は、比較例3と同様に処理して測定を行
った。結果を表1に示す。
【0020】比較例5 比較例1において、中和後、更に石英微粉末100pp
mを添加した以外は、比較例1と同様に処理して測定を
行った。結果を表1に示す。
mを添加した以外は、比較例1と同様に処理して測定を
行った。結果を表1に示す。
【0021】
【表1】
Claims (2)
- 【請求項1】 アルミン酸三石灰((CaO)3・Al2
O3)を有効成分とする処理剤を、硫酸塩含有廃水に接
触させて、該硫酸塩含有廃水中の硫酸塩を不溶化させる
ことを特徴とする硫酸塩含有廃水の処理方法。 - 【請求項2】 前記処理剤が、セメントであることを特
徴とする請求項1記載の処理方法。 【0001】
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20498596A JPH1043772A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 硫酸塩含有廃水の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20498596A JPH1043772A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 硫酸塩含有廃水の処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1043772A true JPH1043772A (ja) | 1998-02-17 |
Family
ID=16499572
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20498596A Pending JPH1043772A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 硫酸塩含有廃水の処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1043772A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0939215A2 (en) | 1998-02-25 | 1999-09-01 | Isuzu Motors Limited | Cylinder head structure |
| WO2000003958A1 (de) * | 1998-07-17 | 2000-01-27 | Ardex Gmbh | Shigait bildende bindemittelmischung |
| CN102417223A (zh) * | 2011-10-20 | 2012-04-18 | 昆明理工大学 | 含硫化钠尾矿废水的再利用工艺 |
-
1996
- 1996-08-02 JP JP20498596A patent/JPH1043772A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0939215A2 (en) | 1998-02-25 | 1999-09-01 | Isuzu Motors Limited | Cylinder head structure |
| WO2000003958A1 (de) * | 1998-07-17 | 2000-01-27 | Ardex Gmbh | Shigait bildende bindemittelmischung |
| CN102417223A (zh) * | 2011-10-20 | 2012-04-18 | 昆明理工大学 | 含硫化钠尾矿废水的再利用工艺 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070523 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070731 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071127 |