JPH1044179A - 中空射出成形方法及びその装置並びに中空射出製品の検査方法 - Google Patents
中空射出成形方法及びその装置並びに中空射出製品の検査方法Info
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- JPH1044179A JPH1044179A JP20137596A JP20137596A JPH1044179A JP H1044179 A JPH1044179 A JP H1044179A JP 20137596 A JP20137596 A JP 20137596A JP 20137596 A JP20137596 A JP 20137596A JP H1044179 A JPH1044179 A JP H1044179A
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- Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 成形型1内のキャビティ5に樹脂W′を射出
した後、その樹脂W′内にガスノズル14からガスを射
出して、内部に中空部W2を有する中空バンパWを成形
する場合において、中空部W2の形状を正確に検出し
て、その中空部W2を精度よく形成できるようにし、中
空バンパWの外観不良の発生を安定して防止する。 【解決手段】 射出された樹脂W′において、常に略一
定となる中空部W2及び中実部W3間の温度差を赤外線
カメラ54で測定して、実際に形成されている中空部W
2の形状を正確に検出し、この中空部W2が目的の形状
になるようにガスの射出圧力を変える。
した後、その樹脂W′内にガスノズル14からガスを射
出して、内部に中空部W2を有する中空バンパWを成形
する場合において、中空部W2の形状を正確に検出し
て、その中空部W2を精度よく形成できるようにし、中
空バンパWの外観不良の発生を安定して防止する。 【解決手段】 射出された樹脂W′において、常に略一
定となる中空部W2及び中実部W3間の温度差を赤外線
カメラ54で測定して、実際に形成されている中空部W
2の形状を正確に検出し、この中空部W2が目的の形状
になるようにガスの射出圧力を変える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形型のキャビテ
ィ内に樹脂を射出した後にその樹脂内にガス(以下、本
発明では「空気を含む気体」の意味として使用する)を
射出して、内部に中空部を有する中空射出製品(成形
品)を成形する中空射出成形方法及びその装置並びに中
空射出製品の検査方法に関する技術分野に属する。
ィ内に樹脂を射出した後にその樹脂内にガス(以下、本
発明では「空気を含む気体」の意味として使用する)を
射出して、内部に中空部を有する中空射出製品(成形
品)を成形する中空射出成形方法及びその装置並びに中
空射出製品の検査方法に関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の中空射出成形方法と
して、例えば特開平2―215516号公報に示される
ように、成形型内にキャビティ奥部に連通する樹脂溜ま
りを形成しておき、キャビティ内に樹脂を射出した後、
その中にガスを注入するとき、そのキャビティ内の樹脂
のうち、ガスの射出注入によって形成される中空部に相
当する容積の樹脂を上記樹脂溜まりに排出することで、
薄肉の射出製品であっても、その表面の外観を高めなが
ら、ガスの射出注入を良好に行い得るようにすることが
知られている。
して、例えば特開平2―215516号公報に示される
ように、成形型内にキャビティ奥部に連通する樹脂溜ま
りを形成しておき、キャビティ内に樹脂を射出した後、
その中にガスを注入するとき、そのキャビティ内の樹脂
のうち、ガスの射出注入によって形成される中空部に相
当する容積の樹脂を上記樹脂溜まりに排出することで、
薄肉の射出製品であっても、その表面の外観を高めなが
ら、ガスの射出注入を良好に行い得るようにすることが
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
内部に中空部を有する中空射出製品では、内部の中空部
によって製品外表面のひけを防止するとともに、製品の
強度を高めることができる利点がある。
内部に中空部を有する中空射出製品では、内部の中空部
によって製品外表面のひけを防止するとともに、製品の
強度を高めることができる利点がある。
【0004】しかし、実際には、キャビティの射出樹脂
中にガスを射出注入して中空部を形成する際、中空部を
その本来形成すべき部位に常に正確に形成することが難
しく、樹脂の温度や圧力等に応じた成形のばらつきによ
り中空部の形状がばらついて、その中空部を精度よく形
成することができない。その結果、製品表面にある程度
のひけやガスはみ出し等の外観不良が生じる虞れがあ
る。そして、このような製品の外観不良が生じたときに
は、その都度、成形工程を中止して、樹脂の温度や圧
力、射出するガスの圧力等の条件を変更するようにして
いるのが現状である。
中にガスを射出注入して中空部を形成する際、中空部を
その本来形成すべき部位に常に正確に形成することが難
しく、樹脂の温度や圧力等に応じた成形のばらつきによ
り中空部の形状がばらついて、その中空部を精度よく形
成することができない。その結果、製品表面にある程度
のひけやガスはみ出し等の外観不良が生じる虞れがあ
る。そして、このような製品の外観不良が生じたときに
は、その都度、成形工程を中止して、樹脂の温度や圧
力、射出するガスの圧力等の条件を変更するようにして
いるのが現状である。
【0005】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、上記のようにキャビティの樹脂内にガ
スを射出注入する際、常にその条件を制御するようにす
ることで、中空射出製品の中空部をリアルタイムで精度
よく形成できるようにし、その製品の外観不良の発生を
安定して防止するようにすることにある。
で、その目的は、上記のようにキャビティの樹脂内にガ
スを射出注入する際、常にその条件を制御するようにす
ることで、中空射出製品の中空部をリアルタイムで精度
よく形成できるようにし、その製品の外観不良の発生を
安定して防止するようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明では、樹脂中に射出されるガスによって
形成される中空部の形状を直接又は間接的に検出し、こ
の中空部の形状に応じてガスの射出条件を制御するよう
にした。
めに、この発明では、樹脂中に射出されるガスによって
形成される中空部の形状を直接又は間接的に検出し、こ
の中空部の形状に応じてガスの射出条件を制御するよう
にした。
【0007】具体的には、請求項1〜17の発明は中空
射出成形方法の発明であり、請求項1の発明では、成形
型内のキャビティに樹脂を射出した後、その樹脂内にガ
スノズルからガスを射出して、内部に中空部を有する中
空射出製品を成形する中空射出成形方法において、上記
射出ガスによって形成される中空部の形状を検出し、こ
の検出された中空部の検出状態に基づいて上記ガスの射
出条件を制御する。
射出成形方法の発明であり、請求項1の発明では、成形
型内のキャビティに樹脂を射出した後、その樹脂内にガ
スノズルからガスを射出して、内部に中空部を有する中
空射出製品を成形する中空射出成形方法において、上記
射出ガスによって形成される中空部の形状を検出し、こ
の検出された中空部の検出状態に基づいて上記ガスの射
出条件を制御する。
【0008】この構成により、キャビティの樹脂内にガ
スを射出して中空部を形成している段階で、その中空部
の形状が検出され、この検出された中空部の検出状態に
基づいて上記ガスの射出条件が制御されるので、実際に
形成されている中空部の形状を正確に検出して、その中
空部が目的の形状になるようにガスの射出条件を変える
ことができ、中空射出製品の中空部を精度よく形成し
て、その外観不良の発生を安定して防止することができ
る。
スを射出して中空部を形成している段階で、その中空部
の形状が検出され、この検出された中空部の検出状態に
基づいて上記ガスの射出条件が制御されるので、実際に
形成されている中空部の形状を正確に検出して、その中
空部が目的の形状になるようにガスの射出条件を変える
ことができ、中空射出製品の中空部を精度よく形成し
て、その外観不良の発生を安定して防止することができ
る。
【0009】請求項2の発明では、上記射出ガスによっ
て形成される中空部と中実部との境界領域の樹脂温度に
より中空部の形状を検出する。このことで、中空部の形
状を間接的に検出することができる。
て形成される中空部と中実部との境界領域の樹脂温度に
より中空部の形状を検出する。このことで、中空部の形
状を間接的に検出することができる。
【0010】請求項3の発明では、上記請求項2の発明
の中空射出成形方法において、中空部及び中実部の樹脂
温度の差により中空部の形状を検出する。すなわち、中
空部及び中実部の各樹脂温度は成形の過程で種々に異な
るものの、その間、両者の温度差は常に略一定となる。
このことを利用し、この樹脂温度の差を検出すること
で、中空部の形状を正確に検出することができる。
の中空射出成形方法において、中空部及び中実部の樹脂
温度の差により中空部の形状を検出する。すなわち、中
空部及び中実部の各樹脂温度は成形の過程で種々に異な
るものの、その間、両者の温度差は常に略一定となる。
このことを利用し、この樹脂温度の差を検出すること
で、中空部の形状を正確に検出することができる。
【0011】請求項4の発明では、請求項2又は3の発
明の中空射出成形方法において、ガスの射出圧力を変更
することで、ガスの射出条件の制御を行う。また、請求
項5の発明では、ガスの射出タイミングを変更すること
で、ガスの射出条件の制御を行う。こうすると、ガス射
出条件の制御を容易に行うことができる。
明の中空射出成形方法において、ガスの射出圧力を変更
することで、ガスの射出条件の制御を行う。また、請求
項5の発明では、ガスの射出タイミングを変更すること
で、ガスの射出条件の制御を行う。こうすると、ガス射
出条件の制御を容易に行うことができる。
【0012】請求項6の発明では、請求項4の発明の中
空射出成形方法において、ガス注入機からのガス射出圧
力を可変とする可変圧機構を調整することで、ガスの射
出圧力を変更する。このことで、ガスの射出圧力を変え
る制御を容易に行うことができる。
空射出成形方法において、ガス注入機からのガス射出圧
力を可変とする可変圧機構を調整することで、ガスの射
出圧力を変更する。このことで、ガスの射出圧力を変え
る制御を容易に行うことができる。
【0013】請求項7の発明では、上記請求項1の発明
の中空射出成形方法において、ガスの射出圧力の時間経
過に伴う実際のパターンを予め設定された標準パターン
と比較し、これら両パターンでのガス射出圧力の偏差に
基づいてガスの射出条件を制御する。上記標準パターン
は、樹脂内に中空部が正常に形成されるときのガス射出
圧力の変化を示しており、中空部の形成に伴って変化す
るガス射出圧力のパターンが標準パターンから外れると
きには、その偏差が小さくなるようにガス射出圧力を変
えればよく、よって、この発明でも中空部の形状を正確
に検出することができる。
の中空射出成形方法において、ガスの射出圧力の時間経
過に伴う実際のパターンを予め設定された標準パターン
と比較し、これら両パターンでのガス射出圧力の偏差に
基づいてガスの射出条件を制御する。上記標準パターン
は、樹脂内に中空部が正常に形成されるときのガス射出
圧力の変化を示しており、中空部の形成に伴って変化す
るガス射出圧力のパターンが標準パターンから外れると
きには、その偏差が小さくなるようにガス射出圧力を変
えればよく、よって、この発明でも中空部の形状を正確
に検出することができる。
【0014】請求項8の発明では、上記請求項7の発明
の中空射出成形方法において、請求項4の発明と同様
に、ガスの射出圧力を変更することで、ガスの射出条件
の制御を行う。従って、請求項4の発明と同様の作用効
果が得られる。
の中空射出成形方法において、請求項4の発明と同様
に、ガスの射出圧力を変更することで、ガスの射出条件
の制御を行う。従って、請求項4の発明と同様の作用効
果が得られる。
【0015】その場合、請求項9の発明では、具体的
に、実際のパターンのガス射出圧力が標準パターンより
も大きいときに、ガスの射出圧力を増大させる。つま
り、実際のパターンのガス射出圧力が標準パターンより
も大きいということは、樹脂圧力が高い等の理由によ
り、その内部での中空部の形成が不十分なためにガス射
出圧力が高くなっていると判断し、それを補うために、
ガスの射出圧力を通常よりも増大させて中空部の形成を
促進させる。こうすると、ガス射出圧力の変更制御を具
体化できる。
に、実際のパターンのガス射出圧力が標準パターンより
も大きいときに、ガスの射出圧力を増大させる。つま
り、実際のパターンのガス射出圧力が標準パターンより
も大きいということは、樹脂圧力が高い等の理由によ
り、その内部での中空部の形成が不十分なためにガス射
出圧力が高くなっていると判断し、それを補うために、
ガスの射出圧力を通常よりも増大させて中空部の形成を
促進させる。こうすると、ガス射出圧力の変更制御を具
体化できる。
【0016】請求項10の発明では、請求項7の発明の
中空射出成形方法において、ガスの射出タイミングを変
更することで、ガスの射出条件の制御を行う。この場合
も、請求項5の発明と同様の作用効果が得られる。
中空射出成形方法において、ガスの射出タイミングを変
更することで、ガスの射出条件の制御を行う。この場合
も、請求項5の発明と同様の作用効果が得られる。
【0017】そして、請求項11の発明では、具体的
に、実際のパターンのガス射出圧力が標準パターンより
も大きいときに、ガスの射出タイミングを早くする。す
なわち、上記のように、実際のパターンのガス射出圧力
が標準パターンよりも大きく、樹脂内部での中空部の形
成が不十分なために射出圧力が高くなっているときに
は、ガスの射出タイミングを通常よりも早めて中空部の
形成を促進させる。よって、ガスの射出タイミングの変
更制御を具体化できる。
に、実際のパターンのガス射出圧力が標準パターンより
も大きいときに、ガスの射出タイミングを早くする。す
なわち、上記のように、実際のパターンのガス射出圧力
が標準パターンよりも大きく、樹脂内部での中空部の形
成が不十分なために射出圧力が高くなっているときに
は、ガスの射出タイミングを通常よりも早めて中空部の
形成を促進させる。よって、ガスの射出タイミングの変
更制御を具体化できる。
【0018】請求項12の発明では、請求項1の発明の
中空射出成形方法において、キャビティ内の樹脂の同じ
領域に複数のガスノズルからそれぞれガスを射出して複
数の中空部を形成するに当たり、各ガスノズルからのガ
スの射出圧力の時間経過に伴う実際のパターンを予め設
定された標準パターンと比較し、上記両パターンでのガ
ス射出圧力の偏差に基づいて各ガスノズルからのガスの
射出条件を制御する。このことで、キャビティ内の樹脂
の同じ領域に複数のガスノズルからの射出ガスにより複
数の中空部を形成する場合に、各中空部の形状を正確に
検出することができ、請求項7の発明と同様の作用効果
を奏することができる。
中空射出成形方法において、キャビティ内の樹脂の同じ
領域に複数のガスノズルからそれぞれガスを射出して複
数の中空部を形成するに当たり、各ガスノズルからのガ
スの射出圧力の時間経過に伴う実際のパターンを予め設
定された標準パターンと比較し、上記両パターンでのガ
ス射出圧力の偏差に基づいて各ガスノズルからのガスの
射出条件を制御する。このことで、キャビティ内の樹脂
の同じ領域に複数のガスノズルからの射出ガスにより複
数の中空部を形成する場合に、各中空部の形状を正確に
検出することができ、請求項7の発明と同様の作用効果
を奏することができる。
【0019】請求項13の発明では、上記請求項12の
発明の中空射出成形方法において、各ガスノズルからの
ガスの射出圧力を変更することで、ガスの射出条件の制
御を行う。こうすることで、請求項8の発明と同様の効
果が得られる。
発明の中空射出成形方法において、各ガスノズルからの
ガスの射出圧力を変更することで、ガスの射出条件の制
御を行う。こうすることで、請求項8の発明と同様の効
果が得られる。
【0020】請求項14の発明では、請求項13の発明
の中空射出成形方法において、実際のパターンのガス射
出圧力が標準パターンよりも大きいときに、ガスの射出
圧力を増大させる。このことで、請求項9の発明と同様
の作用効果を奏することができる。
の中空射出成形方法において、実際のパターンのガス射
出圧力が標準パターンよりも大きいときに、ガスの射出
圧力を増大させる。このことで、請求項9の発明と同様
の作用効果を奏することができる。
【0021】請求項15の発明では、請求項14の発明
の中空射出成形方法において、他の中空部よりも大きい
中空部が形成されたとき、該中空部をさらに大きくし
て、隣接する中空部に連通させる。すなわち、複数の中
空部の各形状がばらついていることが検出されても、そ
の中の大きい中空部をさらに大きくするようにガスを射
出して、その中空部を隣接する中空部に連通させればよ
く、射出製品表面のひけの発生等を良好に防止すること
ができる。
の中空射出成形方法において、他の中空部よりも大きい
中空部が形成されたとき、該中空部をさらに大きくし
て、隣接する中空部に連通させる。すなわち、複数の中
空部の各形状がばらついていることが検出されても、そ
の中の大きい中空部をさらに大きくするようにガスを射
出して、その中空部を隣接する中空部に連通させればよ
く、射出製品表面のひけの発生等を良好に防止すること
ができる。
【0022】請求項16の発明では、請求項12の発明
の中空射出成形方法において、各ガスノズルからのガス
の射出タイミングを変更することで、ガスの射出条件の
制御を行う。この場合も請求項9の発明と同様の効果が
得られる。
の中空射出成形方法において、各ガスノズルからのガス
の射出タイミングを変更することで、ガスの射出条件の
制御を行う。この場合も請求項9の発明と同様の効果が
得られる。
【0023】また、請求項17の発明では、請求項16
の発明の中空射出成形方法において、実際のパターンの
ガス射出圧力が標準パターンよりも大きいときに、ガス
の射出タイミングを早くする。この場合も請求項11の
発明と同様の効果が得られる。
の発明の中空射出成形方法において、実際のパターンの
ガス射出圧力が標準パターンよりも大きいときに、ガス
の射出タイミングを早くする。この場合も請求項11の
発明と同様の効果が得られる。
【0024】請求項18及び19の発明は、いずれも、
成形型内のキャビティに樹脂を射出した後、その樹脂内
にガスノズルからガスを射出して、内部に中空部を有す
る中空射出製品を検査する検査方法の発明である。そし
て、請求項18の発明の特徴とするところは、射出ガス
によって形成される中空部と中実部との温度の偏差に基
づいて、中空部の形状を検査することにある。この発明
によると、上記請求項3の発明と同様に、中空部を正確
に検出することができる。
成形型内のキャビティに樹脂を射出した後、その樹脂内
にガスノズルからガスを射出して、内部に中空部を有す
る中空射出製品を検査する検査方法の発明である。そし
て、請求項18の発明の特徴とするところは、射出ガス
によって形成される中空部と中実部との温度の偏差に基
づいて、中空部の形状を検査することにある。この発明
によると、上記請求項3の発明と同様に、中空部を正確
に検出することができる。
【0025】一方、請求項19の発明の特徴とするとこ
ろは、ガスの射出圧力の時間経過に伴うパターンに基づ
いて、中空部の形状を検査することにある。この発明で
も、請求項7の発明と同様にして、中空部の形状を正確
に検出することができる。
ろは、ガスの射出圧力の時間経過に伴うパターンに基づ
いて、中空部の形状を検査することにある。この発明で
も、請求項7の発明と同様にして、中空部の形状を正確
に検出することができる。
【0026】請求項20〜26の発明は中空射出成形装
置の発明であり、請求項20の発明では、成形型内のキ
ャビティに樹脂を射出した後、その樹脂内にガスノズル
からガスを射出して、内部に中空部を有する中空射出製
品を成形するようにした中空射出成形装置において、上
記射出ガスによって形成される中空部及び中実部の境界
領域の温度を検出する温度検出手段と、この温度検出手
段により検出された中空部及び中実部の境界領域の温度
に基づいて上記ガスの射出条件を制御する制御手段とを
備えたことを特徴としている。
置の発明であり、請求項20の発明では、成形型内のキ
ャビティに樹脂を射出した後、その樹脂内にガスノズル
からガスを射出して、内部に中空部を有する中空射出製
品を成形するようにした中空射出成形装置において、上
記射出ガスによって形成される中空部及び中実部の境界
領域の温度を検出する温度検出手段と、この温度検出手
段により検出された中空部及び中実部の境界領域の温度
に基づいて上記ガスの射出条件を制御する制御手段とを
備えたことを特徴としている。
【0027】この発明によれば、射出ガスによって樹脂
内に形成される中空部と中実部との境界領域の温度が温
度検出手段により検出され、制御手段において、この温
度検出手段により検出された中空部及び中実部の境界領
域の温度に基づいてガスの射出条件が制御される。この
ことで、中空部の中実部との境界領域の温度により中空
部の形状を正確に検出して、その中空部が目的の形状に
なるようにガス射出条件を変えることができ、中空射出
製品の中空部を精度よく形成して、その外観不良の発生
を安定して防止することができる。
内に形成される中空部と中実部との境界領域の温度が温
度検出手段により検出され、制御手段において、この温
度検出手段により検出された中空部及び中実部の境界領
域の温度に基づいてガスの射出条件が制御される。この
ことで、中空部の中実部との境界領域の温度により中空
部の形状を正確に検出して、その中空部が目的の形状に
なるようにガス射出条件を変えることができ、中空射出
製品の中空部を精度よく形成して、その外観不良の発生
を安定して防止することができる。
【0028】請求項21の発明では、請求項20の発明
の中空射出成形装置において、温度検出手段は、中空部
及び中実部の樹脂温度の差を検出するものとする。この
ことで、請求項3の発明と同様の効果が得られる。
の中空射出成形装置において、温度検出手段は、中空部
及び中実部の樹脂温度の差を検出するものとする。この
ことで、請求項3の発明と同様の効果が得られる。
【0029】請求項22の発明では、キャビティ内の樹
脂温度を測定する温度センサを成形型に設ける。こうす
ると、温度センサの配置が容易となる。そして、その場
合、請求項23の発明では、温度センサは成形型の裏面
に設ける。このことで温度センサを成形型の裏面に隠し
て配置することができる。
脂温度を測定する温度センサを成形型に設ける。こうす
ると、温度センサの配置が容易となる。そして、その場
合、請求項23の発明では、温度センサは成形型の裏面
に設ける。このことで温度センサを成形型の裏面に隠し
て配置することができる。
【0030】請求項24の発明では、請求項20又は2
1の発明の中空射出成形装置において、射出製品を成形
型から取り出す取出し手段に、樹脂温度を測定する温度
センサを設ける。この配置構成により、既存の取出し手
段を利用して温度センサを配置できるとともに、その取
出し手段による製品の取出し工程を樹脂温度の測定を行
う工程として兼用することができる。
1の発明の中空射出成形装置において、射出製品を成形
型から取り出す取出し手段に、樹脂温度を測定する温度
センサを設ける。この配置構成により、既存の取出し手
段を利用して温度センサを配置できるとともに、その取
出し手段による製品の取出し工程を樹脂温度の測定を行
う工程として兼用することができる。
【0031】請求項25の発明では、上記請求項20の
発明の前提と同様の中空射出成形装置において、ガスの
射出圧力の時間経過に伴う実際のパターンを予め設定さ
れた標準パターンと比較して両パターンでのガス射出圧
力の偏差を検出する圧力パターン検出手段と、この圧力
パターン検出手段により検出された両パターンでのガス
射出圧力の偏差に基づいてガスの射出条件を制御する制
御手段とを備えたことを特徴とする。
発明の前提と同様の中空射出成形装置において、ガスの
射出圧力の時間経過に伴う実際のパターンを予め設定さ
れた標準パターンと比較して両パターンでのガス射出圧
力の偏差を検出する圧力パターン検出手段と、この圧力
パターン検出手段により検出された両パターンでのガス
射出圧力の偏差に基づいてガスの射出条件を制御する制
御手段とを備えたことを特徴とする。
【0032】この発明によると、圧力パターン検出手段
により、ガスの射出圧力の時間経過に伴う実際のパター
ンが標準パターンと比較されて、両パターンでのガス射
出圧力の偏差が検出され、制御手段において、この圧力
パターン検出手段により検出された両パターンでのガス
射出圧力の偏差に基づいてガスの射出条件が制御され
る。このことで、請求項7の発明と同様に、中空部を精
度よく形成して、その中空射出製品の外観不良の発生を
安定して防止することができる。
により、ガスの射出圧力の時間経過に伴う実際のパター
ンが標準パターンと比較されて、両パターンでのガス射
出圧力の偏差が検出され、制御手段において、この圧力
パターン検出手段により検出された両パターンでのガス
射出圧力の偏差に基づいてガスの射出条件が制御され
る。このことで、請求項7の発明と同様に、中空部を精
度よく形成して、その中空射出製品の外観不良の発生を
安定して防止することができる。
【0033】請求項26の発明では、成形型内のキャビ
ティに樹脂を射出した後、その樹脂内に複数のガスノズ
ルからそれぞれガスを射出して、内部に複数の中空部を
有する中空射出製品を成形するようにした中空射出成形
装置において、上記各ガスノズルからのガスの射出圧力
の時間経過に伴う実際のパターンを予め設定された標準
パターンと比較して両パターンでのガス射出圧力の偏差
を検出する圧力パターン検出手段と、この圧力パターン
検出手段により検出された両パターンでのガス射出圧力
の偏差に基づいてガスの射出条件を制御する制御手段と
を備える。この場合においても、上記請求項12の発明
と同様の作用効果を奏することができる。
ティに樹脂を射出した後、その樹脂内に複数のガスノズ
ルからそれぞれガスを射出して、内部に複数の中空部を
有する中空射出製品を成形するようにした中空射出成形
装置において、上記各ガスノズルからのガスの射出圧力
の時間経過に伴う実際のパターンを予め設定された標準
パターンと比較して両パターンでのガス射出圧力の偏差
を検出する圧力パターン検出手段と、この圧力パターン
検出手段により検出された両パターンでのガス射出圧力
の偏差に基づいてガスの射出条件を制御する制御手段と
を備える。この場合においても、上記請求項12の発明
と同様の作用効果を奏することができる。
【0034】
(実施形態1)図1は本発明の実施形態1に係る射出成
形装置Aを示し、この射出成形装置Aは、図3又は図4
に示すような、中空射出製品(成形品)としての車両用
バンパWをその裏面を下向きとして射出成形するもの
で、このバンパW内にはその上端のフランジ部W1に、
バンパWの左右中央部から左右方向(車両の車幅方向)
に延びる所定長さの中空部W2が形成される。
形装置Aを示し、この射出成形装置Aは、図3又は図4
に示すような、中空射出製品(成形品)としての車両用
バンパWをその裏面を下向きとして射出成形するもの
で、このバンパW内にはその上端のフランジ部W1に、
バンパWの左右中央部から左右方向(車両の車幅方向)
に延びる所定長さの中空部W2が形成される。
【0035】図1において、1は金型からなる成形型
で、この成形型1は、図2にも示すように、固定型とし
ての下型2と、この下型2の上方に対向して配置された
可動型としての上型3とを備えてなる。この上型3は図
外の昇降駆動機構により昇降して下型2と接離可能とさ
れていて、その下降時に下型2と型合せされる。下型2
の上面には凸形状の下型成形面2aが、また上型3の下
面には下型成形面2aに対応する凹形状の上型成形面3
aがそれぞれ形成されている。また、上下型3,2の成
形面3a,2aの周辺部は平面状の合せ面とされてお
り、上型3の下降時に下型2と型合せされたとき、両型
2,3の合せ面同士が互いに密着して、その両型2,3
の成形面3a,2a間に形成される密閉状の空間をキャ
ビティ5とするようになっている。
で、この成形型1は、図2にも示すように、固定型とし
ての下型2と、この下型2の上方に対向して配置された
可動型としての上型3とを備えてなる。この上型3は図
外の昇降駆動機構により昇降して下型2と接離可能とさ
れていて、その下降時に下型2と型合せされる。下型2
の上面には凸形状の下型成形面2aが、また上型3の下
面には下型成形面2aに対応する凹形状の上型成形面3
aがそれぞれ形成されている。また、上下型3,2の成
形面3a,2aの周辺部は平面状の合せ面とされてお
り、上型3の下降時に下型2と型合せされたとき、両型
2,3の合せ面同士が互いに密着して、その両型2,3
の成形面3a,2a間に形成される密閉状の空間をキャ
ビティ5とするようになっている。
【0036】また、上記上型3には、上記キャビティ5
内に製品(バンパW)となる溶融樹脂W′を供給するた
めのランナ7が形成されている。このランナ7は上型3
を貫通する貫通孔状のもので、その一端部は上型3の上
面(背面)に開口する樹脂注入口8を介して図外の樹脂
射出機構に接続され、他端はキャビティ5に開口されて
いる。そして、上下型3,2の型合せ時、キャビティ5
に樹脂射出機構から樹脂注入口8及びランナ7を経て溶
融樹脂W′を射出充填して成形するようになっている。
内に製品(バンパW)となる溶融樹脂W′を供給するた
めのランナ7が形成されている。このランナ7は上型3
を貫通する貫通孔状のもので、その一端部は上型3の上
面(背面)に開口する樹脂注入口8を介して図外の樹脂
射出機構に接続され、他端はキャビティ5に開口されて
いる。そして、上下型3,2の型合せ時、キャビティ5
に樹脂射出機構から樹脂注入口8及びランナ7を経て溶
融樹脂W′を射出充填して成形するようになっている。
【0037】図1に示す如く、上下型3,2間には、上
型3が上昇して下型2から離れる型開きの状態で、成形
後のバンパWをクランパ9,9,…で挟んで取り出す取
出し治具10(取出し手段)が配置され、この取出し治
具10は、取出しアーム11の作動により上下型3,2
間の位置と他の位置との間を移動するようになってい
る。
型3が上昇して下型2から離れる型開きの状態で、成形
後のバンパWをクランパ9,9,…で挟んで取り出す取
出し治具10(取出し手段)が配置され、この取出し治
具10は、取出しアーム11の作動により上下型3,2
間の位置と他の位置との間を移動するようになってい
る。
【0038】さらに、上記上下型3,2間のキャビティ
5内の樹脂W′の所定部位に窒素ガス(以下、単にガス
という)を射出注入して樹脂W′内部に中空部W2を形
成するガス注入機構13が設けられている。尚、上記キ
ャビティ5内の樹脂W′におけるガス射出部位(後述の
ガスノズル14の位置)は、図3に示すように、バンパ
W上端のフランジ部W1となる部分の左右中央部であ
り、図4にも示す如く(この図4はバンパWの左半部の
みを示している)、このガス射出部位からガスを射出注
入することで、バンパWのフランジ部W1となる部分の
左右中央部からそれぞれ左右方向に同じ長さに延びる1
つの中空部W2を形成するようになっている。
5内の樹脂W′の所定部位に窒素ガス(以下、単にガス
という)を射出注入して樹脂W′内部に中空部W2を形
成するガス注入機構13が設けられている。尚、上記キ
ャビティ5内の樹脂W′におけるガス射出部位(後述の
ガスノズル14の位置)は、図3に示すように、バンパ
W上端のフランジ部W1となる部分の左右中央部であ
り、図4にも示す如く(この図4はバンパWの左半部の
みを示している)、このガス射出部位からガスを射出注
入することで、バンパWのフランジ部W1となる部分の
左右中央部からそれぞれ左右方向に同じ長さに延びる1
つの中空部W2を形成するようになっている。
【0039】上記ガス注入機構13は、上記下型2に形
成されたガスノズル14を備え、このガスノズル14は
ガスを蓄える窒素ガスボンベ15にガス配管16を介し
て接続されている。上記ガス配管16は途中でメイン及
びサブ配管16a,16bにそれぞれ並列に分岐され、
メイン配管16aの途中には、ボンベ15からのガスを
吸い込んだ後に吐出するメイン注入機18と、このメイ
ン注入機18の下流側に位置し、メイン配管16aを開
閉する電磁弁からなる常時閉の射出バルブ21とが、ま
たサブ配管16bの途中には、ボンベ15からのガスを
吸い込んで吐出するサブ注入機23と、このサブ注入機
23の下流側に位置し、サブ配管16bを開閉する電磁
弁からなる常時閉の射出バルブ26とがそれぞれ配設さ
れている。上記メイン及びサブ注入機18,23はガス
の吐出量(射出注入量)が異なる以外は互いに同じ構造
のもので、ボンベ15に接続された吸入口19a,24
a及びガスノズル14に連通する吐出口19b,24b
が開口されたシリンダボディ19,24と、このシリン
ダボディ19,24内に往復動可能に嵌挿されたピスト
ン20,25とを備えた計量シリンダからなり、各ピス
トン20,25はそれぞれサーボモータ22,27に駆
動連結されており、このサーボモータ22,27によ
り、ピストン20,25をシリンダ伸長方向に駆動した
ときに吸入口19a,24aからガスをシリンダボディ
19,24内に吸い込む一方、ピストン20,25をシ
リンダ収縮方向に駆動したときにシリンダボディ19,
24内のガスを一定量だけ吐出口19b,24bから吐
出するようにしている。
成されたガスノズル14を備え、このガスノズル14は
ガスを蓄える窒素ガスボンベ15にガス配管16を介し
て接続されている。上記ガス配管16は途中でメイン及
びサブ配管16a,16bにそれぞれ並列に分岐され、
メイン配管16aの途中には、ボンベ15からのガスを
吸い込んだ後に吐出するメイン注入機18と、このメイ
ン注入機18の下流側に位置し、メイン配管16aを開
閉する電磁弁からなる常時閉の射出バルブ21とが、ま
たサブ配管16bの途中には、ボンベ15からのガスを
吸い込んで吐出するサブ注入機23と、このサブ注入機
23の下流側に位置し、サブ配管16bを開閉する電磁
弁からなる常時閉の射出バルブ26とがそれぞれ配設さ
れている。上記メイン及びサブ注入機18,23はガス
の吐出量(射出注入量)が異なる以外は互いに同じ構造
のもので、ボンベ15に接続された吸入口19a,24
a及びガスノズル14に連通する吐出口19b,24b
が開口されたシリンダボディ19,24と、このシリン
ダボディ19,24内に往復動可能に嵌挿されたピスト
ン20,25とを備えた計量シリンダからなり、各ピス
トン20,25はそれぞれサーボモータ22,27に駆
動連結されており、このサーボモータ22,27によ
り、ピストン20,25をシリンダ伸長方向に駆動した
ときに吸入口19a,24aからガスをシリンダボディ
19,24内に吸い込む一方、ピストン20,25をシ
リンダ収縮方向に駆動したときにシリンダボディ19,
24内のガスを一定量だけ吐出口19b,24bから吐
出するようにしている。
【0040】また、上記ガス配管16並びにそのメイン
及びサブ配管16a,16bの途中には、該各配管1
6,16a,16bを開いて内部のガスを排出する常時
閉の電磁弁からなるベント29〜31が配置されてい
る。
及びサブ配管16a,16bの途中には、該各配管1
6,16a,16bを開いて内部のガスを排出する常時
閉の電磁弁からなるベント29〜31が配置されてい
る。
【0041】そして、この実施形態では、上記サブ注入
機23及びガス配管16途中のベント29により、メイ
ン注入機18からのガス射出圧力を可変とする可変圧機
構32が構成されている。尚、33はガス配管16の途
中に接続された逆止弁である。
機23及びガス配管16途中のベント29により、メイ
ン注入機18からのガス射出圧力を可変とする可変圧機
構32が構成されている。尚、33はガス配管16の途
中に接続された逆止弁である。
【0042】上記各注入機18,23のサーボモータ2
2,27はモータコントローラ53によって作動制御さ
れるようになされ、このモータコントローラ53はシー
ケンスコントローラ54を介してCPU内蔵のコントロ
ールユニット51に接続されている。このコントロール
ユニット51は、信号線を図示していないが上記射出バ
ルブ21,26及びベント29〜31をも開閉制御する
ように構成されている。コントロールユニット51には
温度センサとしての1対の赤外線カメラ54,54の出
力信号が入力され、この各赤外線カメラ54は、上記上
下型3,2間のキャビティ5における樹脂W′内にガス
注入機構13からの射出注入ガスによって形成される中
空部W2と、それに隣接する中実部W3との境界領域の
樹脂温度(表面温度)を検出する。図3に示すように、
この1対の赤外線カメラ54,54は上記取出し治具1
0に、該取出し治具10によって取り出されるバンパW
に対向するように位置決めされて取り付けられている。
そして、この各赤外線カメラ54の撮像範囲は、図4に
も示すように、上記射出ガスによって樹脂W′内に本来
形成しようとする正常な中空部W2の左右端部の位置P
1,P1と、中実部W3の位置P2,P2との境界領域
に設定されており、各赤外線カメラ54により中空部W
2と中実部W3との境界領域の樹脂表面温度を測定する
ようにしている。
2,27はモータコントローラ53によって作動制御さ
れるようになされ、このモータコントローラ53はシー
ケンスコントローラ54を介してCPU内蔵のコントロ
ールユニット51に接続されている。このコントロール
ユニット51は、信号線を図示していないが上記射出バ
ルブ21,26及びベント29〜31をも開閉制御する
ように構成されている。コントロールユニット51には
温度センサとしての1対の赤外線カメラ54,54の出
力信号が入力され、この各赤外線カメラ54は、上記上
下型3,2間のキャビティ5における樹脂W′内にガス
注入機構13からの射出注入ガスによって形成される中
空部W2と、それに隣接する中実部W3との境界領域の
樹脂温度(表面温度)を検出する。図3に示すように、
この1対の赤外線カメラ54,54は上記取出し治具1
0に、該取出し治具10によって取り出されるバンパW
に対向するように位置決めされて取り付けられている。
そして、この各赤外線カメラ54の撮像範囲は、図4に
も示すように、上記射出ガスによって樹脂W′内に本来
形成しようとする正常な中空部W2の左右端部の位置P
1,P1と、中実部W3の位置P2,P2との境界領域
に設定されており、各赤外線カメラ54により中空部W
2と中実部W3との境界領域の樹脂表面温度を測定する
ようにしている。
【0043】ここで、上記コントロールユニット51に
より制御される射出成形動作について図5に基づいて説
明する。まず、ステップS1で射出すべきガスの射出圧
力等の条件を設定する。次いで、ステップS2で上型3
を下降移動して上下型3,2を閉じた後、ステップS3
では、上記上下型3,2の成形面3a,2a間に形成さ
れるキャビティ5に樹脂射出機構から上型3のランナ7
を経て溶融樹脂W′を射出させる。
より制御される射出成形動作について図5に基づいて説
明する。まず、ステップS1で射出すべきガスの射出圧
力等の条件を設定する。次いで、ステップS2で上型3
を下降移動して上下型3,2を閉じた後、ステップS3
では、上記上下型3,2の成形面3a,2a間に形成さ
れるキャビティ5に樹脂射出機構から上型3のランナ7
を経て溶融樹脂W′を射出させる。
【0044】この後、ステップS4で、ガス注入機構1
3における射出バルブ21を開くとともに、メイン注入
機18のピストン20をサーボモータ22により収縮動
作させ、メイン注入機18から吐出された一定量のガス
を下型2のガスノズル14から上記樹脂W′の所定部位
(バンパWのフランジ部W1となる部分の左右中央部)
内に射出注入させる。次に、ステップS5で、上記射出
されたガスを所定時間だけ保圧した後、ステップS6
で、ガス配管16途中のベント29を開放してガスを排
出する。
3における射出バルブ21を開くとともに、メイン注入
機18のピストン20をサーボモータ22により収縮動
作させ、メイン注入機18から吐出された一定量のガス
を下型2のガスノズル14から上記樹脂W′の所定部位
(バンパWのフランジ部W1となる部分の左右中央部)
内に射出注入させる。次に、ステップS5で、上記射出
されたガスを所定時間だけ保圧した後、ステップS6
で、ガス配管16途中のベント29を開放してガスを排
出する。
【0045】次いで、ステップS7で上記メイン注入機
18のピストン20をサーボモータ22にて伸長動作さ
せて次回に射出注入すべき射出ガスの量を計量し、ステ
ップS8で同様に樹脂射出機構で次回に射出すべき射出
樹脂W′の量を計量した後、ステップS9で上記射出樹
脂W′の冷却が略終了してそれが固化したかどうかを判
定する。この判定がNOのときには同ステップS9を繰
り返すが、YESになるとステップS10に進み、上型
3を上昇させて上下型3,2の型開きを行った後、ステ
ップS11で上記成形された中空バンパWを取出し治具
10によって取り出す。
18のピストン20をサーボモータ22にて伸長動作さ
せて次回に射出注入すべき射出ガスの量を計量し、ステ
ップS8で同様に樹脂射出機構で次回に射出すべき射出
樹脂W′の量を計量した後、ステップS9で上記射出樹
脂W′の冷却が略終了してそれが固化したかどうかを判
定する。この判定がNOのときには同ステップS9を繰
り返すが、YESになるとステップS10に進み、上型
3を上昇させて上下型3,2の型開きを行った後、ステ
ップS11で上記成形された中空バンパWを取出し治具
10によって取り出す。
【0046】その後、ステップS12において、上記取
出し治具10によって取り出される途中のバンパWにお
ける中空部W2両端と中実部W3との境界領域での樹脂
温度をそれぞれ赤外線カメラ54,54で測定して該測
定結果が正常かどうかを判定する。すなわち、図3及び
図4に示す如く、中空部W2とそれに隣り合う中実部W
3との各々に対応する樹脂温度を比較したとき、中空部
W2は注入ガスによって冷却されるので、この中空部W
2が内部にある部分の樹脂温度は中実部W3での樹脂温
度よりも常に所定温度(例えば20±5℃)だけ低くな
る。従って、樹脂W′において本来形成しようとする狙
いの中空部W2の端部に対応する位置P1の温度と、中
実部W3に対応する位置P2の温度との温度差が上記所
定温度であれば、そのことを検出することで、中空部W
2が目的の形状に形成されたと判定することができる。
出し治具10によって取り出される途中のバンパWにお
ける中空部W2両端と中実部W3との境界領域での樹脂
温度をそれぞれ赤外線カメラ54,54で測定して該測
定結果が正常かどうかを判定する。すなわち、図3及び
図4に示す如く、中空部W2とそれに隣り合う中実部W
3との各々に対応する樹脂温度を比較したとき、中空部
W2は注入ガスによって冷却されるので、この中空部W
2が内部にある部分の樹脂温度は中実部W3での樹脂温
度よりも常に所定温度(例えば20±5℃)だけ低くな
る。従って、樹脂W′において本来形成しようとする狙
いの中空部W2の端部に対応する位置P1の温度と、中
実部W3に対応する位置P2の温度との温度差が上記所
定温度であれば、そのことを検出することで、中空部W
2が目的の形状に形成されたと判定することができる。
【0047】これに対し、上記狙いの中空部W2端部に
対応する位置P1の温度と、中実部W3に対応する位置
P1の温度とがいずれも同じで温度差のないときには、
その部分は共に同じ中実部W3又は中空部W2となって
おり、その両温度が高いとき(例えば65±5℃)、中
空部W2を形成すべき目的の位置P1は未だに中実部W
3で、その部位まで中空部W2が形成されておらず、中
空部W2の長さが不足している状態と判定する。一方、
両温度が低いとき(例えば45±5℃)、中空部W2を
形成すべき目的の位置P1は既に中空部W2となってい
るものの、その中空部W2は本来の位置を越えて中実部
W3とすべき位置P2まで形成されており、その長さが
長過ぎる状態と判定する。このことで、キャビティ5に
樹脂W′を射出した後、その樹脂W′内にガスノズル1
4からガスを射出して、内部に中空部W2を有する中空
バンパWを検査する検査方法として、上記射出ガスによ
って形成される中空部W2と中実部W3との温度差に基
づいて、中空部W2の形状を検査している。
対応する位置P1の温度と、中実部W3に対応する位置
P1の温度とがいずれも同じで温度差のないときには、
その部分は共に同じ中実部W3又は中空部W2となって
おり、その両温度が高いとき(例えば65±5℃)、中
空部W2を形成すべき目的の位置P1は未だに中実部W
3で、その部位まで中空部W2が形成されておらず、中
空部W2の長さが不足している状態と判定する。一方、
両温度が低いとき(例えば45±5℃)、中空部W2を
形成すべき目的の位置P1は既に中空部W2となってい
るものの、その中空部W2は本来の位置を越えて中実部
W3とすべき位置P2まで形成されており、その長さが
長過ぎる状態と判定する。このことで、キャビティ5に
樹脂W′を射出した後、その樹脂W′内にガスノズル1
4からガスを射出して、内部に中空部W2を有する中空
バンパWを検査する検査方法として、上記射出ガスによ
って形成される中空部W2と中実部W3との温度差に基
づいて、中空部W2の形状を検査している。
【0048】上記ステップS12の判定が「温度測定結
果は正常」のYESのときには、そのまま上記ステップ
S2に戻って次の射出成形を行うが、「温度測定結果は
非正常」のNOのときには、ステップS13に進み、次
回に射出すべきガスの条件を上記最初に設定されたもの
から変更した後、ステップS2に戻る。すなわち、上記
のように狙いの中空部W2の端部となる位置P1及び中
実部W3となる位置P2での樹脂温度がいずれも同じで
高く、目的の位置P1まで中空部W2が十分に形成され
ていないと判定されたときには、射出バルブ26を開く
とともに、上記メイン注入機18に加え、サブ注入機2
3からもそのピストン25の収縮動作によりガスを吐出
させることで、樹脂W′内に射出されるガスの射出圧力
を増大させてガス射出量が増加するように変更する。
果は正常」のYESのときには、そのまま上記ステップ
S2に戻って次の射出成形を行うが、「温度測定結果は
非正常」のNOのときには、ステップS13に進み、次
回に射出すべきガスの条件を上記最初に設定されたもの
から変更した後、ステップS2に戻る。すなわち、上記
のように狙いの中空部W2の端部となる位置P1及び中
実部W3となる位置P2での樹脂温度がいずれも同じで
高く、目的の位置P1まで中空部W2が十分に形成され
ていないと判定されたときには、射出バルブ26を開く
とともに、上記メイン注入機18に加え、サブ注入機2
3からもそのピストン25の収縮動作によりガスを吐出
させることで、樹脂W′内に射出されるガスの射出圧力
を増大させてガス射出量が増加するように変更する。
【0049】一方、狙いの中空部W2の端部となる位置
P1及び中実部W3となる位置P2での樹脂温度がいず
れも低く、目的の位置P1を越えて中空部W2が形成さ
れていると判定されたときには、上記ガス配管16途中
のベント29を開くことで、そのガスの射出圧力を低下
させてガス射出量が減少するように変更する。
P1及び中実部W3となる位置P2での樹脂温度がいず
れも低く、目的の位置P1を越えて中空部W2が形成さ
れていると判定されたときには、上記ガス配管16途中
のベント29を開くことで、そのガスの射出圧力を低下
させてガス射出量が減少するように変更する。
【0050】この実施形態では、上記ステップS12に
より、射出ガスによって形成される中空部W2と中実部
W3との境界領域の樹脂温度、詳しくは中空部W2及び
中実部W3の樹脂温度の差を検出して、この温度差から
中空部W2の形状を検出する温度検出手段59が構成さ
れている。
より、射出ガスによって形成される中空部W2と中実部
W3との境界領域の樹脂温度、詳しくは中空部W2及び
中実部W3の樹脂温度の差を検出して、この温度差から
中空部W2の形状を検出する温度検出手段59が構成さ
れている。
【0051】また、ステップS13により、上記温度検
出手段59により検出された中空部W2の検出状態に基
づき上記ガスの射出条件を制御し、中空部W2の長さが
不足するときにはガスの射出圧力を増大させる一方、中
空部W2の長さが過剰のときにはガスの射出圧力を低下
させるようにガスの射出圧力を変更する制御手段60が
構成される。
出手段59により検出された中空部W2の検出状態に基
づき上記ガスの射出条件を制御し、中空部W2の長さが
不足するときにはガスの射出圧力を増大させる一方、中
空部W2の長さが過剰のときにはガスの射出圧力を低下
させるようにガスの射出圧力を変更する制御手段60が
構成される。
【0052】次に、上記実施形態の射出成形装置Aによ
る中空バンパWの射出成形の動作について説明する。予
め、ガス注入機構13におけるメイン注入機18のピス
トン20がサーボモータ22により伸長動作し、このこ
とでメイン注入機18内にボンベ15から所定量のガス
が吸い込まれて蓄えられる。
る中空バンパWの射出成形の動作について説明する。予
め、ガス注入機構13におけるメイン注入機18のピス
トン20がサーボモータ22により伸長動作し、このこ
とでメイン注入機18内にボンベ15から所定量のガス
が吸い込まれて蓄えられる。
【0053】そして、上型3が下降移動して上下型3,
2が閉じると、その上下型3,2の成形面3a,2a間
にキャビティ5が形成される。この状態でキャビティ5
に樹脂射出機構から上型3のランナ7を経て溶融樹脂
W′が射出される。この後、射出バルブ21が開かれる
と同時に、上記メイン注入機18のピストン20がサー
ボモータ22により収縮動作して、このメイン注入機1
8から一定量のガスが吐出され、この吐出されたガスは
メイン配管16a及びガス配管16を経て下型2のガス
ノズル14から上記キャビティ5における樹脂W′の所
定部位内に射出注入される。そして、この射出されたガ
スが所定時間だけ保圧された後、上記ガス配管16途中
のベント29が開放されて上記ガスが排出される。この
ことで、内部に中空部W2が形成された射出製品として
の中空バンパWが成形される。
2が閉じると、その上下型3,2の成形面3a,2a間
にキャビティ5が形成される。この状態でキャビティ5
に樹脂射出機構から上型3のランナ7を経て溶融樹脂
W′が射出される。この後、射出バルブ21が開かれる
と同時に、上記メイン注入機18のピストン20がサー
ボモータ22により収縮動作して、このメイン注入機1
8から一定量のガスが吐出され、この吐出されたガスは
メイン配管16a及びガス配管16を経て下型2のガス
ノズル14から上記キャビティ5における樹脂W′の所
定部位内に射出注入される。そして、この射出されたガ
スが所定時間だけ保圧された後、上記ガス配管16途中
のベント29が開放されて上記ガスが排出される。この
ことで、内部に中空部W2が形成された射出製品として
の中空バンパWが成形される。
【0054】次いで、上記最初の動作と同様に、メイン
注入機18のピストン20がサーボモータ22により伸
長動作されて次回に射出注入すべき射出ガスの量が計量
されるとともに、次回に射出すべき射出樹脂W′の量も
同様に計量される。そして、上記射出された樹脂W′の
冷却が終了して該樹脂W′が固化すると、上型3が上昇
して上下型3,2が型開きされ、その型開き状態で上下
型3,2間に取出し治具10が移動し、そのクランパ
9,9,…により上記成形されたバンパWが取り出され
る。以上により1つのバンパWの成形が完了し、以後は
上記と同様の動作が繰り返される。
注入機18のピストン20がサーボモータ22により伸
長動作されて次回に射出注入すべき射出ガスの量が計量
されるとともに、次回に射出すべき射出樹脂W′の量も
同様に計量される。そして、上記射出された樹脂W′の
冷却が終了して該樹脂W′が固化すると、上型3が上昇
して上下型3,2が型開きされ、その型開き状態で上下
型3,2間に取出し治具10が移動し、そのクランパ
9,9,…により上記成形されたバンパWが取り出され
る。以上により1つのバンパWの成形が完了し、以後は
上記と同様の動作が繰り返される。
【0055】上記取出し治具10によるバンパWの取出
しの際、その取り出されるバンパWにおける中空部W2
の両端と中実部W3との境界領域での樹脂温度が赤外線
カメラ54,54により測定されて該測定結果が正常か
どうかが判定される。具体的には、図3及び図4に示す
如く、本来形成しようとする狙いの中空部W2の端部の
位置P1と中実部W3の位置P2とにそれぞれ対応する
樹脂温度の差が所定温度(例えば20±5℃)であれ
ば、中空部W2が目的の形状に形成されたと判定され、
このときには、射出ガスの射出条件が変更されることな
くそのままの条件で次の射出成形が行われる。
しの際、その取り出されるバンパWにおける中空部W2
の両端と中実部W3との境界領域での樹脂温度が赤外線
カメラ54,54により測定されて該測定結果が正常か
どうかが判定される。具体的には、図3及び図4に示す
如く、本来形成しようとする狙いの中空部W2の端部の
位置P1と中実部W3の位置P2とにそれぞれ対応する
樹脂温度の差が所定温度(例えば20±5℃)であれ
ば、中空部W2が目的の形状に形成されたと判定され、
このときには、射出ガスの射出条件が変更されることな
くそのままの条件で次の射出成形が行われる。
【0056】これに対し、上記狙いの中空部W2の端部
の位置P1及び中実部W3の位置P2での樹脂温度がい
ずれも同じで、その両温度が高いとき(例えば65±5
℃)には、中空部W2の目的の位置P1は未だ中実部W
3となっていて、中空部W2の長さの不足状態と判定さ
れる。このときには、次回に射出すべきガスの条件は、
上記メイン注入機18に加え、サブ注入機23からもそ
のピストン25の収縮動作によりガスを吐出させること
により、樹脂W′内に射出されるガス射出圧力を増大さ
せてガス射出量が増加するように変更される。
の位置P1及び中実部W3の位置P2での樹脂温度がい
ずれも同じで、その両温度が高いとき(例えば65±5
℃)には、中空部W2の目的の位置P1は未だ中実部W
3となっていて、中空部W2の長さの不足状態と判定さ
れる。このときには、次回に射出すべきガスの条件は、
上記メイン注入機18に加え、サブ注入機23からもそ
のピストン25の収縮動作によりガスを吐出させること
により、樹脂W′内に射出されるガス射出圧力を増大さ
せてガス射出量が増加するように変更される。
【0057】これに対し、狙いの中空部W2の端部の位
置P1及び中実部W3の位置P2での樹脂温度がいずれ
も同じで低いとき(例えば45±5℃)には、目的の位
置P1を越えて中空部W2が形成されており、その長さ
が長過ぎる状態と判定される。このときには、次回に射
出すべきガスの条件は、ガス配管16途中のベント29
を開くことにより、樹脂W′内に射出されるガスの射出
圧力を低下させ、ガス射出量が減少するように変更され
る。そして、次回の成形時にガスが上記変更された各条
件で射出される。
置P1及び中実部W3の位置P2での樹脂温度がいずれ
も同じで低いとき(例えば45±5℃)には、目的の位
置P1を越えて中空部W2が形成されており、その長さ
が長過ぎる状態と判定される。このときには、次回に射
出すべきガスの条件は、ガス配管16途中のベント29
を開くことにより、樹脂W′内に射出されるガスの射出
圧力を低下させ、ガス射出量が減少するように変更され
る。そして、次回の成形時にガスが上記変更された各条
件で射出される。
【0058】したがって、この実施形態では、キャビテ
ィ5の樹脂W′内にガスを射出して中空部W2を形成し
ている状態でその中空部W2の形状をその端部の位置か
ら検出し、その検出状態に基づいて次回の射出成形サイ
クルのガスの射出条件が制御されるので、実際に形成さ
れている中空部W2の形状を正確に検出して、その中空
部W2が目的の形状になるようにガスの射出条件を変え
ることができ、中空バンパWの中空部W2を精度よく形
成して、その外観不良の発生を安定して防止することが
できる。
ィ5の樹脂W′内にガスを射出して中空部W2を形成し
ている状態でその中空部W2の形状をその端部の位置か
ら検出し、その検出状態に基づいて次回の射出成形サイ
クルのガスの射出条件が制御されるので、実際に形成さ
れている中空部W2の形状を正確に検出して、その中空
部W2が目的の形状になるようにガスの射出条件を変え
ることができ、中空バンパWの中空部W2を精度よく形
成して、その外観不良の発生を安定して防止することが
できる。
【0059】また、上記中空部W2の形状を検出するた
めに、中空部W2及び中実部W3の樹脂温度の差が常に
略一定となることを利用し、この温度差を検出するの
で、中空部W2の形状を正確に検出することができる。
めに、中空部W2及び中実部W3の樹脂温度の差が常に
略一定となることを利用し、この温度差を検出するの
で、中空部W2の形状を正確に検出することができる。
【0060】また、ガスの射出条件として、その射出圧
力を変更するので、ガス射出条件の制御を容易に行うこ
とができる。
力を変更するので、ガス射出条件の制御を容易に行うこ
とができる。
【0061】さらに、上記赤外線カメラ54,54は、
バンパWを上下型3,2から取り出すための取出し治具
10に位置決めされて取り付けられているので、既存の
取出し治具10を利用して赤外線カメラ54,54を取
り付けることができる。しかも、そのバンパWの取出し
工程において同時に温度検出を行うことができ、両工程
を兼用することができる。
バンパWを上下型3,2から取り出すための取出し治具
10に位置決めされて取り付けられているので、既存の
取出し治具10を利用して赤外線カメラ54,54を取
り付けることができる。しかも、そのバンパWの取出し
工程において同時に温度検出を行うことができ、両工程
を兼用することができる。
【0062】(実施形態2)図6〜図9は本発明の実施
形態2を示し(尚、図1〜図5と同じ部分については同
じ符号を付してその詳細な説明は省略する)、上記実施
形態1ではキャビティ5の樹脂W′の表面温度を赤外線
カメラ54,54で測定するようにしているのに対し、
下型2に配置した温度センサにより直接に測定するよう
にしたものである。また、この実施形態2では、上記実
施形態1のように、次回のガスの射出条件を変更するの
ではなく、現在射出されているガス射出条件を制御する
ようにしている。
形態2を示し(尚、図1〜図5と同じ部分については同
じ符号を付してその詳細な説明は省略する)、上記実施
形態1ではキャビティ5の樹脂W′の表面温度を赤外線
カメラ54,54で測定するようにしているのに対し、
下型2に配置した温度センサにより直接に測定するよう
にしたものである。また、この実施形態2では、上記実
施形態1のように、次回のガスの射出条件を変更するの
ではなく、現在射出されているガス射出条件を制御する
ようにしている。
【0063】すなわち、この実施形態では、図6に示す
ように、成形型1は上記実施形態1の成形型(図1参
照)と同じであるが、その取出し治具10(図示せず)
には赤外線カメラ54,54は取り付けられていない。
その代り、図7に示す如く、下型2の下面(上側の成形
面2aと反対側である裏面)に左右2対の温度センサ5
5,55,56,56(1対のみ図示する)が取り付け
られ、この各対の2つの温度センサ55,56は下型2
の下面を貫通するセンサ取付孔2b,2bに嵌挿されて
いる。各対の2つの温度センサ55,56のうち、図7
で左側に示す中空部温度センサ55の先端部は、樹脂
W′において本来形成しようとする狙いの中空部Wの端
部2に対応する位置P1に、また図7で右側に示す中実
部温度センサ56の先端部は、樹脂W′において上記狙
いの中空部W2から外れた位置P2にそれぞれ位置付け
られている。そして、図6に示す如く、これら温度セン
サ55,56はコントロールユニット51に接続されて
いる。
ように、成形型1は上記実施形態1の成形型(図1参
照)と同じであるが、その取出し治具10(図示せず)
には赤外線カメラ54,54は取り付けられていない。
その代り、図7に示す如く、下型2の下面(上側の成形
面2aと反対側である裏面)に左右2対の温度センサ5
5,55,56,56(1対のみ図示する)が取り付け
られ、この各対の2つの温度センサ55,56は下型2
の下面を貫通するセンサ取付孔2b,2bに嵌挿されて
いる。各対の2つの温度センサ55,56のうち、図7
で左側に示す中空部温度センサ55の先端部は、樹脂
W′において本来形成しようとする狙いの中空部Wの端
部2に対応する位置P1に、また図7で右側に示す中実
部温度センサ56の先端部は、樹脂W′において上記狙
いの中空部W2から外れた位置P2にそれぞれ位置付け
られている。そして、図6に示す如く、これら温度セン
サ55,56はコントロールユニット51に接続されて
いる。
【0064】上記コントロールユニット51により制御
される射出成形動作について図8により説明すると、ま
ず、ステップT1で上下型3,2を閉じた後、ステップ
T2で、上下型3,2間に形成されるキャビティ5に上
型3のランナ7を経由して溶融樹脂W′を射出する。こ
の後、ステップT3で、ガス注入機構13における射出
バルブ21を開くとともに、メイン注入機18のピスト
ン20をサーボモータ22により収縮動作させてメイン
注入機18から一定量のガスを吐出させ、このガスを下
型2のガスノズル14から上記樹脂W′の所定部位内に
射出注入する。次のステップT4では、上記中空部温度
センサ55により検出した温度がガスの射出後から一定
時間以内に降下する温度降下点があるかどうかを判定す
る。
される射出成形動作について図8により説明すると、ま
ず、ステップT1で上下型3,2を閉じた後、ステップ
T2で、上下型3,2間に形成されるキャビティ5に上
型3のランナ7を経由して溶融樹脂W′を射出する。こ
の後、ステップT3で、ガス注入機構13における射出
バルブ21を開くとともに、メイン注入機18のピスト
ン20をサーボモータ22により収縮動作させてメイン
注入機18から一定量のガスを吐出させ、このガスを下
型2のガスノズル14から上記樹脂W′の所定部位内に
射出注入する。次のステップT4では、上記中空部温度
センサ55により検出した温度がガスの射出後から一定
時間以内に降下する温度降下点があるかどうかを判定す
る。
【0065】すなわち、樹脂射出工程からガス射出工程
に至る間に射出樹脂W′の表面温度の変化を見ると、図
9に示す如く、中空部W2の形成に伴って急激な温度降
下点Pが生じる特性となる。このことから、この温度降
下点Dがあれば、その部分に中空部W2が形成されたこ
とが判る。そして、上記ステップT4の判定が「温度降
下点Dなし」のNOのときには、未だ狙いの位置P1に
中空部W2が形成されていないと判定し、ステップT5
に進んで、ガス注入機構13の射出バルブ26を開くと
ともに、サブ注入機23をON作動させ、そのサブ注入
機23からのガスを上記ガスノズル14により注入させ
てガスの射出圧力を増大させ、しかる後にステップT6
に進む。
に至る間に射出樹脂W′の表面温度の変化を見ると、図
9に示す如く、中空部W2の形成に伴って急激な温度降
下点Pが生じる特性となる。このことから、この温度降
下点Dがあれば、その部分に中空部W2が形成されたこ
とが判る。そして、上記ステップT4の判定が「温度降
下点Dなし」のNOのときには、未だ狙いの位置P1に
中空部W2が形成されていないと判定し、ステップT5
に進んで、ガス注入機構13の射出バルブ26を開くと
ともに、サブ注入機23をON作動させ、そのサブ注入
機23からのガスを上記ガスノズル14により注入させ
てガスの射出圧力を増大させ、しかる後にステップT6
に進む。
【0066】一方、ステップT4の判定が「温度降下点
Dあり」のYESのときには、既に狙いの位置P1に中
空部W2が形成されていると判定し、そのままステップ
T6に進む。
Dあり」のYESのときには、既に狙いの位置P1に中
空部W2が形成されていると判定し、そのままステップ
T6に進む。
【0067】上記ステップT6では、ガス射出後の保圧
時間を計時するカウンタがカウントアップしたかどうか
を判定し、この判定がYESのときにはそのままステッ
プT8に進むが、NOのときには、ステップT7におい
て、今度は上記中実部温度センサ56により検出した温
度に温度降下点Dがあるかどうかを判定する。この判定
が「温度降下点Dなし」のNOのときには、未だ中実部
温度センサ56の位置P2に中空部W2が形成されてい
ないと判定し、上記ステップT6に戻るが、「温度降下
点Dあり」のYESとなると、上記ステップT8に進
む。以上のステップT6〜T8の過程では、ガス射出
後、保圧時間が経過する(カウンタのカウントアップ)
よりも前に、中実部温度センサ56の検出温度に温度降
下点Dが生じたか否かを判定しており、この温度降下点
Dがあれば、中空部W2が狙いの位置から外れた位置で
ある、中実部温度センサ56の位置P2にまで形成され
たと見做している。
時間を計時するカウンタがカウントアップしたかどうか
を判定し、この判定がYESのときにはそのままステッ
プT8に進むが、NOのときには、ステップT7におい
て、今度は上記中実部温度センサ56により検出した温
度に温度降下点Dがあるかどうかを判定する。この判定
が「温度降下点Dなし」のNOのときには、未だ中実部
温度センサ56の位置P2に中空部W2が形成されてい
ないと判定し、上記ステップT6に戻るが、「温度降下
点Dあり」のYESとなると、上記ステップT8に進
む。以上のステップT6〜T8の過程では、ガス射出
後、保圧時間が経過する(カウンタのカウントアップ)
よりも前に、中実部温度センサ56の検出温度に温度降
下点Dが生じたか否かを判定しており、この温度降下点
Dがあれば、中空部W2が狙いの位置から外れた位置で
ある、中実部温度センサ56の位置P2にまで形成され
たと見做している。
【0068】上記ステップT8では、ガス配管16途中
のベント29を開放してガスを排出する。その後、ステ
ップT9で上記メイン注入機18のピストン20をサー
ボモータ22にて伸長動作させて次回の射出ガス量を計
量し、ステップT10で同様に次回の射出樹脂W′の量
を計量した後、ステップT11で上記射出樹脂W′の冷
却が略終了したかどうかを判定する。この判定がNOの
ときには同ステップT11を繰り返すが、YESになる
と、ステップT12に進んで上下型3,2の型開きを行
った後、ステップT13で上記成形された中空バンパW
を取出し治具10によって取り出し、しかる後に終了す
る。
のベント29を開放してガスを排出する。その後、ステ
ップT9で上記メイン注入機18のピストン20をサー
ボモータ22にて伸長動作させて次回の射出ガス量を計
量し、ステップT10で同様に次回の射出樹脂W′の量
を計量した後、ステップT11で上記射出樹脂W′の冷
却が略終了したかどうかを判定する。この判定がNOの
ときには同ステップT11を繰り返すが、YESになる
と、ステップT12に進んで上下型3,2の型開きを行
った後、ステップT13で上記成形された中空バンパW
を取出し治具10によって取り出し、しかる後に終了す
る。
【0069】したがって、この実施形態でも上記実施形
態1と同様の作用効果を奏することができる。特に、こ
の実施形態の場合、射出された樹脂W′の温度を下型2
に設けた温度センサ55,56により直接に検出し、そ
の検出温度から中空部W2の位置を判定し、その中空部
W2の位置に基づいて射出ガスの圧力を増減調整するの
で、実際に形成されつつある中空部W2を正確に検出し
ながら、リアルタイムで中空部W2の大きさを変えるこ
とができる利点がある。
態1と同様の作用効果を奏することができる。特に、こ
の実施形態の場合、射出された樹脂W′の温度を下型2
に設けた温度センサ55,56により直接に検出し、そ
の検出温度から中空部W2の位置を判定し、その中空部
W2の位置に基づいて射出ガスの圧力を増減調整するの
で、実際に形成されつつある中空部W2を正確に検出し
ながら、リアルタイムで中空部W2の大きさを変えるこ
とができる利点がある。
【0070】また、温度センサ55,56が成形型1の
下型2下面のセンサ取付孔2b,2b内に設けられてい
るので、温度センサ55,56の配置が容易であり、し
かも、その温度センサ55,56を下型2下面の目に付
き難い位置に隠して配置することができる。
下型2下面のセンサ取付孔2b,2b内に設けられてい
るので、温度センサ55,56の配置が容易であり、し
かも、その温度センサ55,56を下型2下面の目に付
き難い位置に隠して配置することができる。
【0071】(実施形態3)図10〜図13は実施形態
3を示し(尚、図1〜5と同じ部分については同じ符号
を付してその詳細な説明は省略する)、上記各実施形態
では、中空部W2の形状を樹脂W′の温度によって検出
しているのに対し、樹脂W′内に射出するガスの圧力変
化に基づいて検出するようにしたものである。また、こ
の実施形態では、上記各実施形態のように1つのガスノ
ズル14ではなくて複数のガスノズル14,14,…に
よってガスを射出注入するようにしている。
3を示し(尚、図1〜5と同じ部分については同じ符号
を付してその詳細な説明は省略する)、上記各実施形態
では、中空部W2の形状を樹脂W′の温度によって検出
しているのに対し、樹脂W′内に射出するガスの圧力変
化に基づいて検出するようにしたものである。また、こ
の実施形態では、上記各実施形態のように1つのガスノ
ズル14ではなくて複数のガスノズル14,14,…に
よってガスを射出注入するようにしている。
【0072】すなわち、この実施形態では、下型2に3
つのガスノズル14,14,…がキャビティ5において
バンパWのフランジ部W1となる部分の中央及び左右両
側に所定の間隔をあけて配設されている。上記3つのガ
スノズル14,14,…はそれぞれ分岐配管16c,1
6c,…に接続され、これら3つの分岐配管16c,1
6c,…は1つのガス配管16に集合されてメイン及び
サブ注入機18,23に接続されている。上記各分岐配
管16cにはそれぞれ各ガスノズル14から射出される
ガスの圧力を検出する圧力センサ57が接続され、これ
らの3つの圧力センサ57,57,…の信号はコントロ
ールユニット51に入力されている。また、各各分岐配
管16cにはそれぞれ上記実施形態1で説明したものと
同様のベント29及び射出バルブ35が接続されてい
る。
つのガスノズル14,14,…がキャビティ5において
バンパWのフランジ部W1となる部分の中央及び左右両
側に所定の間隔をあけて配設されている。上記3つのガ
スノズル14,14,…はそれぞれ分岐配管16c,1
6c,…に接続され、これら3つの分岐配管16c,1
6c,…は1つのガス配管16に集合されてメイン及び
サブ注入機18,23に接続されている。上記各分岐配
管16cにはそれぞれ各ガスノズル14から射出される
ガスの圧力を検出する圧力センサ57が接続され、これ
らの3つの圧力センサ57,57,…の信号はコントロ
ールユニット51に入力されている。また、各各分岐配
管16cにはそれぞれ上記実施形態1で説明したものと
同様のベント29及び射出バルブ35が接続されてい
る。
【0073】上記コントロールユニット51により制御
される射出成形動作について図11により説明する。ま
ず、ステップU1で射出すべきガスの条件を設定した
後、ステップU2で上型3の下降移動により上下型3,
2を閉じ、ステップU3で上下型3,2間のキャビティ
5に溶融樹脂W′を射出する。この後、ステップU4
で、上記3つの射出バルブ35,35,…を開くととも
に、メイン注入機18のピストン20をサーボモータ2
2により収縮動作させ、このメイン注入機18から一定
量のガスを分散して下型2のガスノズル14,14,…
から上記樹脂W′の所定部位内に射出注入する。
される射出成形動作について図11により説明する。ま
ず、ステップU1で射出すべきガスの条件を設定した
後、ステップU2で上型3の下降移動により上下型3,
2を閉じ、ステップU3で上下型3,2間のキャビティ
5に溶融樹脂W′を射出する。この後、ステップU4
で、上記3つの射出バルブ35,35,…を開くととも
に、メイン注入機18のピストン20をサーボモータ2
2により収縮動作させ、このメイン注入機18から一定
量のガスを分散して下型2のガスノズル14,14,…
から上記樹脂W′の所定部位内に射出注入する。
【0074】そして、次のステップU5では、上記各圧
力センサ57により検出されるガスの射出圧力の実際の
パターンが正常か否かを判定する。すなわち、ガスノズ
ル14からガスを樹脂W′内に射出させて正常な中空部
W2を形成するとき、そのガスの射出圧力の時間経過に
伴うパターンは、図13(a)に示すようになる。そし
て、このパターン(その積分値でもよい)を予め標準パ
ターンとして記憶させておき、実際のパターンを標準パ
ターンと比較して、その実際のパターンが標準パターン
に一致するときには、中空部W2が正常に形成されてい
る状態と、また実際のパターンが標準パターンと異なる
ときには、中空部W2が正常に形成されていない状態と
それぞれ判定する。
力センサ57により検出されるガスの射出圧力の実際の
パターンが正常か否かを判定する。すなわち、ガスノズ
ル14からガスを樹脂W′内に射出させて正常な中空部
W2を形成するとき、そのガスの射出圧力の時間経過に
伴うパターンは、図13(a)に示すようになる。そし
て、このパターン(その積分値でもよい)を予め標準パ
ターンとして記憶させておき、実際のパターンを標準パ
ターンと比較して、その実際のパターンが標準パターン
に一致するときには、中空部W2が正常に形成されてい
る状態と、また実際のパターンが標準パターンと異なる
ときには、中空部W2が正常に形成されていない状態と
それぞれ判定する。
【0075】具体的には、図12(a)に示す如く、3
つのガスノズル14,14,…からガスが射出されて、
各ガスノズル14からのガスにより形成される各中空部
W2が樹脂W′内で大きくなっていくとき、各中空部W
2が略均等な大きさに形成されていると、その各ガスノ
ズル14からのガス射出圧力の時間経過に伴うパターン
は、いずれも図13(a)に示す標準パターンとなる。
つのガスノズル14,14,…からガスが射出されて、
各ガスノズル14からのガスにより形成される各中空部
W2が樹脂W′内で大きくなっていくとき、各中空部W
2が略均等な大きさに形成されていると、その各ガスノ
ズル14からのガス射出圧力の時間経過に伴うパターン
は、いずれも図13(a)に示す標準パターンとなる。
【0076】しかし、図12(b)に示す中央の中空部
W2のように、その部分の樹脂W′の圧力が部分的に低
い等の原因から、中空部W2が他のものよりも速く形成
されて大きくなると、その中央のガスノズル14からの
ガス射出圧力が下がるので、そのパターンは図13
(b)に一点鎖線にて示す如く標準パターンから変化す
る。また、逆に、図12(b)に示す右側の中空部W2
のように、その部分の樹脂W′の圧力が部分的に高い等
の原因から、中空部W2が他のものよりも遅く形成され
て小さいと、その右側のガスノズル14からのガス射出
圧力が上がるので、この場合も、そのパターンは図13
(b)に破線にて示す如く標準パターンから変化する。
尚、図13(b)に実線にて示すパターンは、図12
(b)の左側の中空部W2のように、中空部W2が正常
に形成されるときのもので、標準パターンとなる。従っ
て、このようにガスの射出圧力の時間経過に伴う実際の
パターンを標準パターンと比較することで、各中空部W
2の形状を検出することができる。つまり、ここでは、
上下型3,2内のキャビティ5に樹脂W′を射出した
後、その樹脂W′内にガスノズル14からガスを射出し
て、内部に中空部W2を有する中空バンパWを検査する
検査方法として、上記ガスの射出圧力の時間経過に伴う
実際のパターンに基づいて、中空部W2の形状を検査す
るようにしている。
W2のように、その部分の樹脂W′の圧力が部分的に低
い等の原因から、中空部W2が他のものよりも速く形成
されて大きくなると、その中央のガスノズル14からの
ガス射出圧力が下がるので、そのパターンは図13
(b)に一点鎖線にて示す如く標準パターンから変化す
る。また、逆に、図12(b)に示す右側の中空部W2
のように、その部分の樹脂W′の圧力が部分的に高い等
の原因から、中空部W2が他のものよりも遅く形成され
て小さいと、その右側のガスノズル14からのガス射出
圧力が上がるので、この場合も、そのパターンは図13
(b)に破線にて示す如く標準パターンから変化する。
尚、図13(b)に実線にて示すパターンは、図12
(b)の左側の中空部W2のように、中空部W2が正常
に形成されるときのもので、標準パターンとなる。従っ
て、このようにガスの射出圧力の時間経過に伴う実際の
パターンを標準パターンと比較することで、各中空部W
2の形状を検出することができる。つまり、ここでは、
上下型3,2内のキャビティ5に樹脂W′を射出した
後、その樹脂W′内にガスノズル14からガスを射出し
て、内部に中空部W2を有する中空バンパWを検査する
検査方法として、上記ガスの射出圧力の時間経過に伴う
実際のパターンに基づいて、中空部W2の形状を検査す
るようにしている。
【0077】そして、上記ステップU5で「各ガスノズ
ル14からのガス射出圧力のパターンが標準である」Y
ESと判定されるとそのまま、また「各ガスノズル14
からのガス射出圧力のパターンが標準でない」のNOと
判定されると、ステップU6で上記異常パターンとなっ
たガスノズル14からのガスの射出条件を変更した後、
それぞれステップU7に進む。
ル14からのガス射出圧力のパターンが標準である」Y
ESと判定されるとそのまま、また「各ガスノズル14
からのガス射出圧力のパターンが標準でない」のNOと
判定されると、ステップU6で上記異常パターンとなっ
たガスノズル14からのガスの射出条件を変更した後、
それぞれステップU7に進む。
【0078】上記ステップU6での処理は、具体的に、
図13(b)に破線にて示す如く標準パターンから増大
変化したガス射出圧力については、そのガスノズル14
に対応する分岐配管16cの射出バルブ35のみを開い
て、他の分岐配管16cの射出バルブ35を閉じ、その
状態で、射出バルブ26を開くとともに、サブ注入機2
3のピストン25をサーボモータ27により収縮動作さ
せることで、ガス射出圧力をさらに増加させる。一方、
図13(b)に一点鎖線にて示すように標準パターンか
ら減少変化したガス射出圧力については、そのガスノズ
ル14に対応する分岐配管16cのベント29のみを開
き、他の分岐配管16cはベント29を閉じることで、
ガス射出圧力をさらに減少させる。
図13(b)に破線にて示す如く標準パターンから増大
変化したガス射出圧力については、そのガスノズル14
に対応する分岐配管16cの射出バルブ35のみを開い
て、他の分岐配管16cの射出バルブ35を閉じ、その
状態で、射出バルブ26を開くとともに、サブ注入機2
3のピストン25をサーボモータ27により収縮動作さ
せることで、ガス射出圧力をさらに増加させる。一方、
図13(b)に一点鎖線にて示すように標準パターンか
ら減少変化したガス射出圧力については、そのガスノズ
ル14に対応する分岐配管16cのベント29のみを開
き、他の分岐配管16cはベント29を閉じることで、
ガス射出圧力をさらに減少させる。
【0079】上記ステップU7では、上型3の上昇によ
り上下型3,2の型開きを行い、次のステップU8で成
形後の中空バンパWを取出し治具10によって取り出し
た後に終了する。
り上下型3,2の型開きを行い、次のステップU8で成
形後の中空バンパWを取出し治具10によって取り出し
た後に終了する。
【0080】この実施形態では、上記ステップU5によ
り、ガスの射出圧力の時間経過に伴う実際のパターンを
予め設定された標準パターンと比較して両パターンでの
ガス射出圧力の偏差を検出するようにした圧力パターン
検出手段61が構成されている。
り、ガスの射出圧力の時間経過に伴う実際のパターンを
予め設定された標準パターンと比較して両パターンでの
ガス射出圧力の偏差を検出するようにした圧力パターン
検出手段61が構成されている。
【0081】また、ステップU6により、上記圧力パタ
ーン検出手段61により検出された両パターンでのガス
射出圧力の偏差に基づいてガスの射出条件を制御し、実
際のパターンが標準パターンよりも大きいときにガスの
射出圧力を増大させるようにした制御手段60′が構成
されている。
ーン検出手段61により検出された両パターンでのガス
射出圧力の偏差に基づいてガスの射出条件を制御し、実
際のパターンが標準パターンよりも大きいときにガスの
射出圧力を増大させるようにした制御手段60′が構成
されている。
【0082】したがって、この実施形態では、上下型
3,2間のキャビティ5に樹脂W′が射出された後、そ
の樹脂W′の同じ領域に3つのガスノズル14,14,
…からそれぞれ同時にガスが射出され、このことで樹脂
W′内に3つの中空部W2,W2,…が形成される。
3,2間のキャビティ5に樹脂W′が射出された後、そ
の樹脂W′の同じ領域に3つのガスノズル14,14,
…からそれぞれ同時にガスが射出され、このことで樹脂
W′内に3つの中空部W2,W2,…が形成される。
【0083】その際、各ガスノズル14からのガスの射
出圧力の時間経過に伴う実際のパターンが予め設定され
た標準パターンと比較され、実際のパターンが標準パタ
ーンと大きく異なるときには、そのガスノズル14から
のガスの射出条件が変更される。すなわち、図13
(b)に破線にて示す如く標準パターンから増大変化し
たガス射出圧力については、そのガスノズル14に対応
する分岐配管16cの射出バルブ35のみが開かれ、他
の分岐配管16cの射出バルブ35は閉じられ、サブ注
入機23からのガスが上記射出バルブ35の開いたガス
ノズル14に供給されて、そのガス射出圧力が増加す
る。このことで、大きさの小さい中空部W2であって
も、上記増加したガスの射出圧力により、その中空部W
2が素早く大きくなって正常な形状に変わる。
出圧力の時間経過に伴う実際のパターンが予め設定され
た標準パターンと比較され、実際のパターンが標準パタ
ーンと大きく異なるときには、そのガスノズル14から
のガスの射出条件が変更される。すなわち、図13
(b)に破線にて示す如く標準パターンから増大変化し
たガス射出圧力については、そのガスノズル14に対応
する分岐配管16cの射出バルブ35のみが開かれ、他
の分岐配管16cの射出バルブ35は閉じられ、サブ注
入機23からのガスが上記射出バルブ35の開いたガス
ノズル14に供給されて、そのガス射出圧力が増加す
る。このことで、大きさの小さい中空部W2であって
も、上記増加したガスの射出圧力により、その中空部W
2が素早く大きくなって正常な形状に変わる。
【0084】一方、図13(b)に一点鎖線にて示すよ
うに標準パターンから減少変化したガス射出圧力につい
ては、そのガスノズル14に対応する分岐配管16cの
ベント29のみが開かれて、他の分岐配管16cのベン
ト29は閉じられ、ガス射出圧力が減少する。このこと
で、大きさの大きい中空部W2であっても、上記減少し
たガスの射出圧力により、その中空部W2が小さくなっ
て正常な形状になる。以上の結果、キャビティ5内の樹
脂W′の同じ領域に3つのガスノズル14,14,…か
らそれぞれガスを射出して3つの中空部W2,W2,…
を形成する場合に、各中空部W2の形状を正確に検出し
ながらそれら中空部W2,W2,…を正常に形成するこ
とができる。
うに標準パターンから減少変化したガス射出圧力につい
ては、そのガスノズル14に対応する分岐配管16cの
ベント29のみが開かれて、他の分岐配管16cのベン
ト29は閉じられ、ガス射出圧力が減少する。このこと
で、大きさの大きい中空部W2であっても、上記減少し
たガスの射出圧力により、その中空部W2が小さくなっ
て正常な形状になる。以上の結果、キャビティ5内の樹
脂W′の同じ領域に3つのガスノズル14,14,…か
らそれぞれガスを射出して3つの中空部W2,W2,…
を形成する場合に、各中空部W2の形状を正確に検出し
ながらそれら中空部W2,W2,…を正常に形成するこ
とができる。
【0085】尚、この実施形態3において、ガス注入機
構13にサブ注入機23がない場合、各ノズル14から
のガスの射出タイミングを変更してガス射出条件の制御
を行い、図14に示すように、小さい形状の中空部W2
に対応するガスバルブに連通する射出バルブ35につい
ては他の射出バルブ35よりも遅く閉じる、換言すれば
該他の射出バルブ35を早く閉じるようにしてもよい。
すなわち、ガスの射出圧力の実際のパターンが標準パタ
ーンよりも大きいときに、そのガスの射出タイミングを
早くする。このことで上記と同様の効果が得られる。
構13にサブ注入機23がない場合、各ノズル14から
のガスの射出タイミングを変更してガス射出条件の制御
を行い、図14に示すように、小さい形状の中空部W2
に対応するガスバルブに連通する射出バルブ35につい
ては他の射出バルブ35よりも遅く閉じる、換言すれば
該他の射出バルブ35を早く閉じるようにしてもよい。
すなわち、ガスの射出圧力の実際のパターンが標準パタ
ーンよりも大きいときに、そのガスの射出タイミングを
早くする。このことで上記と同様の効果が得られる。
【0086】また、上記実施形態3において、他の中空
部W2よりも大きい中空部W2(図12(b)に示す中
央のもの)が形成されたとき、その大きい中空部W2に
対応するガスノズル14からの圧力を上記とは逆に高く
することで、その中空部W2をさらに大きくして、隣接
する中空部W2に連通させるようにしてもよい。このこ
とで、複数の中空部W2,W2,…の各形状がばらつい
ていることが検出されても、その中の大きい中空部W2
がさらに大きくなるようにガスが射出されて、その中空
部W2は隣接する中空部W2に連通する。その結果、バ
ンパW表面のひけの発生等を良好に防止することができ
る。
部W2よりも大きい中空部W2(図12(b)に示す中
央のもの)が形成されたとき、その大きい中空部W2に
対応するガスノズル14からの圧力を上記とは逆に高く
することで、その中空部W2をさらに大きくして、隣接
する中空部W2に連通させるようにしてもよい。このこ
とで、複数の中空部W2,W2,…の各形状がばらつい
ていることが検出されても、その中の大きい中空部W2
がさらに大きくなるようにガスが射出されて、その中空
部W2は隣接する中空部W2に連通する。その結果、バ
ンパW表面のひけの発生等を良好に防止することができ
る。
【0087】また、上記各実施形態では、車両用バンパ
Wを射出成形する場合について説明しているが、本発明
は、中空部を有するその他の樹脂製品を射出成形する場
合にも適用することができるのは勿論のことである。
Wを射出成形する場合について説明しているが、本発明
は、中空部を有するその他の樹脂製品を射出成形する場
合にも適用することができるのは勿論のことである。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よると、成形型のキャビティ内に樹脂を射出した後、そ
の樹脂内にガスノズルからガスを射出して、内部に中空
部を有する中空射出製品を成形する場合に、射出ガスに
よって形成される中空部の形状を検出し、この中空部の
検出状態に基づいてガスの射出条件を制御することによ
り、実際に形成されている中空部の形状を正確に検出し
て、その中空部が目的の形状になるようにガスの射出条
件を変えることができ、中空射出製品の中空部を精度よ
く形成してその外観不良の発生の安定防止化を図ること
ができる。
よると、成形型のキャビティ内に樹脂を射出した後、そ
の樹脂内にガスノズルからガスを射出して、内部に中空
部を有する中空射出製品を成形する場合に、射出ガスに
よって形成される中空部の形状を検出し、この中空部の
検出状態に基づいてガスの射出条件を制御することによ
り、実際に形成されている中空部の形状を正確に検出し
て、その中空部が目的の形状になるようにガスの射出条
件を変えることができ、中空射出製品の中空部を精度よ
く形成してその外観不良の発生の安定防止化を図ること
ができる。
【0089】請求項2又は20の発明によると、上記中
空部の形状として、中空部と中実部との境界領域の樹脂
温度を検出することにより、中空部の形状を正確に検出
することができる。
空部の形状として、中空部と中実部との境界領域の樹脂
温度を検出することにより、中空部の形状を正確に検出
することができる。
【0090】請求項3又は21の発明によると、常に略
一定となる中空部及び中実部の樹脂温度の差を検出する
ことにより、中空部の形状を正確に検出することができ
る。
一定となる中空部及び中実部の樹脂温度の差を検出する
ことにより、中空部の形状を正確に検出することができ
る。
【0091】請求項4の発明では、ガスの射出圧力を変
更することで、ガスの射出条件の制御を行うようにし
た。また、請求項5の発明では、ガスの射出タイミング
を変更することで、ガスの射出条件の制御を行うように
した。従って、これら発明によれば、ガス射出条件の制
御の容易化を図ることができる。
更することで、ガスの射出条件の制御を行うようにし
た。また、請求項5の発明では、ガスの射出タイミング
を変更することで、ガスの射出条件の制御を行うように
した。従って、これら発明によれば、ガス射出条件の制
御の容易化を図ることができる。
【0092】請求項6の発明によると、ガス注入機から
のガス射出圧力を可変とする可変圧機構を調整して、上
記ガスの射出圧力を変更するようにしたことにとより、
ガスの射出圧力を変える制御の容易化を図ることができ
る。
のガス射出圧力を可変とする可変圧機構を調整して、上
記ガスの射出圧力を変更するようにしたことにとより、
ガスの射出圧力を変える制御の容易化を図ることができ
る。
【0093】請求項7又は25の発明によると、上記ガ
スの射出圧力の時間経過に伴う実際のパターンと、予め
設定された標準パターンとの偏差に基づいてガスの射出
条件を制御することにより、中空部の形状を正確に検出
することができる。
スの射出圧力の時間経過に伴う実際のパターンと、予め
設定された標準パターンとの偏差に基づいてガスの射出
条件を制御することにより、中空部の形状を正確に検出
することができる。
【0094】請求項9の発明によると、ガスの射出条件
としてその射出圧力を制御する場合に、実際のパターン
のガス射出圧力が標準パターンよりも大きいときに、ガ
スの射出圧力を増大させることにより、ガス射出圧力の
変更制御の具体化を図ることができる。
としてその射出圧力を制御する場合に、実際のパターン
のガス射出圧力が標準パターンよりも大きいときに、ガ
スの射出圧力を増大させることにより、ガス射出圧力の
変更制御の具体化を図ることができる。
【0095】請求項11の発明によると、ガスの射出条
件としてその射出タイミングを変更する場合に、実際の
パターンが標準パターンよりも大きいときに、ガスの射
出タイミングを早くすることにより、ガス射出タイミン
グの変更制御の具体化を図ることができる。
件としてその射出タイミングを変更する場合に、実際の
パターンが標準パターンよりも大きいときに、ガスの射
出タイミングを早くすることにより、ガス射出タイミン
グの変更制御の具体化を図ることができる。
【0096】請求項12又は26の発明によると、キャ
ビティ内の樹脂の同じ領域に複数のガスノズルからそれ
ぞれガスを射出して複数の中空部を形成する場合に、各
ガスノズルからのガスの射出圧力の時間経過に伴う実際
のパターンと、予め設定された標準パターンとの偏差に
基づいてガスの射出条件を制御することにより、複数の
中空部の各々の形状を正確に検出できる。
ビティ内の樹脂の同じ領域に複数のガスノズルからそれ
ぞれガスを射出して複数の中空部を形成する場合に、各
ガスノズルからのガスの射出圧力の時間経過に伴う実際
のパターンと、予め設定された標準パターンとの偏差に
基づいてガスの射出条件を制御することにより、複数の
中空部の各々の形状を正確に検出できる。
【0097】請求項15の発明によると、上記樹脂内に
複数の中空部を形成するに当たり、ガス射出圧力を変更
してガスの射出条件の制御を行う場合、他の中空部より
も大きい中空部が形成されたとき、該中空部をさらに大
きくして、隣接する中空部に連通させることにより、射
出製品表面のひけの発生等を良好に防止することができ
る。
複数の中空部を形成するに当たり、ガス射出圧力を変更
してガスの射出条件の制御を行う場合、他の中空部より
も大きい中空部が形成されたとき、該中空部をさらに大
きくして、隣接する中空部に連通させることにより、射
出製品表面のひけの発生等を良好に防止することができ
る。
【0098】請求項18では、成形型内のキャビティに
樹脂を射出した後、その樹脂内にガスノズルからガスを
射出して、内部に中空部を有する中空射出製品を検査す
る場合において、射出ガスによって形成される中空部及
び中実部の樹脂温度の差に基づいて、中空部の形状を検
査する。また、請求項19の発明では、ガスの射出圧力
の時間経過に伴う実際のパターンに基づいて、中空部の
形状を検査する。これらの発明によれば、中空部の形状
を正確に検出することができる。
樹脂を射出した後、その樹脂内にガスノズルからガスを
射出して、内部に中空部を有する中空射出製品を検査す
る場合において、射出ガスによって形成される中空部及
び中実部の樹脂温度の差に基づいて、中空部の形状を検
査する。また、請求項19の発明では、ガスの射出圧力
の時間経過に伴う実際のパターンに基づいて、中空部の
形状を検査する。これらの発明によれば、中空部の形状
を正確に検出することができる。
【0099】請求項22の発明によると、樹脂温度を測
定するための温度センサを成形型に設けたことにより、
温度センサの配置容易化を図ることができる。
定するための温度センサを成形型に設けたことにより、
温度センサの配置容易化を図ることができる。
【0100】その場合、請求項23の発明によると、温
度センサを成形型の裏面に設けたことにより、その隠蔽
化を図ることができる。
度センサを成形型の裏面に設けたことにより、その隠蔽
化を図ることができる。
【0101】請求項24の発明によると、上記温度セン
サを、射出製品を成形型から取り出す取出し手段に設け
たことにより、温度センサを既存の取出し手段を利用し
て配置できるとともに、その製品の取出し工程と温度測
定を行う工程との兼用化を図ることができる。
サを、射出製品を成形型から取り出す取出し手段に設け
たことにより、温度センサを既存の取出し手段を利用し
て配置できるとともに、その製品の取出し工程と温度測
定を行う工程との兼用化を図ることができる。
【図1】本発明の実施形態1に係る射出成形装置の全体
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図2】成形型の拡大断面図である。
【図3】赤外線カメラによる温度測定状態を示す正面図
である。
である。
【図4】赤外線カメラによる温度測定状態を部分的に示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図5】実施形態1のコントロールユニットで行われる
射出成形動作を示すフローチャート図である。
射出成形動作を示すフローチャート図である。
【図6】実施形態2を示す図1相当図である。
【図7】下型に対する温度センサの取付状態を示す正面
図である。
図である。
【図8】実施形態2のコントロールユニットで行われる
射出成形動作を示すフローチャート図である。
射出成形動作を示すフローチャート図である。
【図9】射出樹脂の時間経過に伴う温度特性のパターン
を示す図である。
を示す図である。
【図10】実施形態3を示す図1相当図である。
【図11】実施形態3のコントロールユニットで行われ
る射出成形動作を示すフローチャート図である。
る射出成形動作を示すフローチャート図である。
【図12】実施形態3において樹脂内に形成される複数
の中空部の状態を示す正面図である。
の中空部の状態を示す正面図である。
【図13】実施形態3においてガスの射出圧力の時間経
過に伴う標準パターンに対しガス射出圧力を変更する特
性を示す図である。
過に伴う標準パターンに対しガス射出圧力を変更する特
性を示す図である。
【図14】実施形態3においてガスの射出圧力の時間経
過に伴う標準パターンに対しガス射出のタイミングを変
更する特性を示す図である。
過に伴う標準パターンに対しガス射出のタイミングを変
更する特性を示す図である。
A 射出成形装置 1 成形型 2 下型 3 上型 5 キャビティ 10 取出し治具 13 ガス注入機構 14 ガスノズル 18 メイン注入機 21,26,35 射出バルブ 22,27 サーボモータ 23 サブ注入機 29〜31 ベント 32 可変圧機構 51 コントロールユニット 54 赤外線カメラ(温度検出手段) 55,56 温度センサ(温度検出手段) 57 圧力センサ 59 温度検出手段 60,60′ 制御手段 61 圧力パターン検出手段 P1 射出樹脂において中空部の端部とすべき位置 P2 射出樹脂において中実部とすべき位置 D 圧力降下点 W 車両用バンパ(射出製品) W′ 射出樹脂 W2 中空部 W3 中実部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅 康之 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内
Claims (26)
- 【請求項1】 成形型内のキャビティに樹脂を射出した
後、その樹脂内にガスノズルからガスを射出して、内部
に中空部を有する中空射出製品を成形する中空射出成形
方法において、 上記射出ガスによって形成される中空部の形状を検出
し、 上記検出された中空部の検出状態に基づいて上記ガスの
射出条件を制御することを特徴とする中空射出成形方
法。 - 【請求項2】 請求項1記載の中空射出成形方法におい
て、 射出ガスによって形成される中空部と中実部との境界領
域の樹脂温度により、中空部の形状を検出することを特
徴とする中空射出成形方法。 - 【請求項3】 請求項2記載の中空射出成形方法におい
て、 中空部及び中実部の樹脂温度の差により中空部の形状を
検出することを特徴とする中空射出成形方法。 - 【請求項4】 請求項2又は3記載の中空射出成形方法
において、 ガスの射出圧力を変更することで、ガスの射出条件の制
御を行うことを特徴とする中空射出成形方法。 - 【請求項5】 請求項2又は3記載の中空射出成形方法
において、 ガスの射出タイミングを変更することで、ガスの射出条
件の制御を行うことを特徴とする中空射出成形方法。 - 【請求項6】 請求項4記載の中空射出成形方法におい
て、 ガス注入機からのガス射出圧力を可変とする可変圧機構
を調整することで、ガス射出圧力を変更することを特徴
とする中空射出成形方法。 - 【請求項7】 請求項1記載の中空射出成形方法におい
て、 ガスの射出圧力の時間経過に伴う実際のパターンを予め
設定された標準パターンと比較し、 上記両パターンでのガス射出圧力の偏差に基づいてガス
の射出条件を制御することを特徴とする中空射出成形方
法。 - 【請求項8】 請求項7記載の中空射出成形方法におい
て、 ガスの射出圧力を変更することで、ガスの射出条件の制
御を行うことを特徴とする中空射出成形方法。 - 【請求項9】 請求項8記載の中空射出成形方法におい
て、 実際のパターンのガス射出圧力が標準パターンよりも大
きいときに、ガスの射出圧力を増大させることを特徴と
する中空射出成形方法。 - 【請求項10】 請求項7記載の中空射出成形方法にお
いて、 ガスの射出タイミングを変更することで、ガスの射出条
件の制御を行うことを特徴とする中空射出成形方法。 - 【請求項11】 請求項10記載の中空射出成形方法に
おいて、 実際のパターンのガス射出圧力が標準パターンよりも大
きいときに、ガスの射出タイミングを早くすることを特
徴とする中空射出成形方法。 - 【請求項12】 請求項1記載の中空射出成形方法にお
いて、 キャビティ内の樹脂の同じ領域に複数のガスノズルから
それぞれガスを射出して複数の中空部を形成するに当た
り、 各ガスノズルからのガスの射出圧力の時間経過に伴う実
際のパターンを予め設定された標準パターンと比較し、 上記両パターンでのガス射出圧力の偏差に基づいて各ガ
スノズルからのガスの射出条件を制御することを特徴と
する中空射出成形方法。 - 【請求項13】 請求項12記載の中空射出成形方法に
おいて、 各ガスノズルからのガスの射出圧力を変更することで、
ガスの射出条件の制御を行うことを特徴とする中空射出
成形方法。 - 【請求項14】 請求項13記載の中空射出成形方法に
おいて、 実際のパターンのガス射出圧力が標準パターンよりも大
きいときに、ガスの射出圧力を増大させることを特徴と
する中空射出成形方法。 - 【請求項15】 請求項14記載の中空射出成形方法に
おいて、 他の中空部よりも大きい中空部が形成されたとき、該中
空部をさらに大きくして、隣接する中空部に連通させる
ことを特徴とする中空射出成形方法。 - 【請求項16】 請求項12記載の中空射出成形方法に
おいて、 各ガスノズルからのガスの射出タイミングを変更するこ
とで、ガスの射出条件の制御を行うことを特徴とする中
空射出成形方法。 - 【請求項17】 請求項16記載の中空射出成形方法に
おいて、 実際のパターンのガス射出圧力が標準パターンよりも大
きいときに、ガスの射出タイミングを早くすることを特
徴とする中空射出成形方法。 - 【請求項18】 成形型内のキャビティに樹脂を射出し
た後、その樹脂内にガスノズルからガスを射出して、内
部に中空部を有する中空射出製品を検査する検査方法で
あって、 上記射出ガスによって形成される中空部と中実部との温
度の偏差に基づいて、中空部の形状を検査することを特
徴とする中空射出製品の検査方法。 - 【請求項19】 成形型内のキャビティに樹脂を射出し
た後、その樹脂内にガスノズルからガスを射出して、内
部に中空部を有する中空射出製品を検査する検査方法で
あって、 上記ガスの射出圧力の時間経過に伴うパターンに基づい
て、中空部の形状を検査することを特徴とする中空射出
製品の検査方法。 - 【請求項20】 成形型内のキャビティに樹脂を射出し
た後、その樹脂内にガスノズルからガスを射出して、内
部に中空部を有する中空射出製品を成形するようにした
中空射出成形装置において、 上記射出ガスによって形成される中空部と中実部との境
界領域の樹脂温度を検出する温度検出手段と、 上記温度検出手段により検出された中空部と中実部との
境界領域の樹脂温度に基づいて上記ガスの射出条件を制
御する制御手段とを備えたことを特徴とする中空射出成
形装置。 - 【請求項21】 請求項20記載の中空射出成形装置に
おいて、 温度検出手段は、中空部及び中実部の樹脂温度の差を検
出するものであることを特徴とする中空射出成形装置。 - 【請求項22】 請求項20又は21記載の中空射出成
形装置において、 成形型に、キャビティ内の樹脂温度を測定する温度セン
サが設けられていることを特徴とする中空射出成形装
置。 - 【請求項23】 請求項22記載の中空射出成形装置に
おいて、 温度センサは、成形型の裏面に設けられていることを特
徴とする中空射出成形装置。 - 【請求項24】 請求項20又は21記載の中空射出成
形装置において、 射出製品を成形型から取り出す取出し手段に、樹脂温度
を測定する温度センサが設けられていることを特徴とす
る中空射出成形装置。 - 【請求項25】 成形型内のキャビティに樹脂を射出し
た後、その樹脂内にガスノズルからガスを射出して、内
部に中空部を有する中空射出製品を成形するようにした
中空射出成形装置において、 ガスの射出圧力の時間経過に伴う実際のパターンを予め
設定された標準パターンと比較して両パターンでのガス
射出圧力の偏差を検出する圧力パターン検出手段と、 上記圧力パターン検出手段により検出された両パターン
でのガス射出圧力の偏差に基づいてガスの射出条件を制
御する制御手段とを備えたことを特徴とする中空射出成
形装置。 - 【請求項26】 成形型内のキャビティに樹脂を射出し
た後、その樹脂内に複数のガスノズルからそれぞれガス
を射出して、内部に複数の中空部を有する中空射出製品
を成形するようにした中空射出成形装置において、 上記各ガスノズルからのガスの射出圧力の時間経過に伴
う実際のパターンを予め設定された標準パターンと比較
して両パターンでのガス射出圧力の偏差を検出する圧力
パターン検出手段と、 上記圧力パターン検出手段により検出された両パターン
でのガス射出圧力の偏差に基づいてガスの射出条件を制
御する制御手段とを備えたことを特徴とする中空射出成
形装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20137596A JPH1044179A (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | 中空射出成形方法及びその装置並びに中空射出製品の検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20137596A JPH1044179A (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | 中空射出成形方法及びその装置並びに中空射出製品の検査方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1044179A true JPH1044179A (ja) | 1998-02-17 |
Family
ID=16440037
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20137596A Pending JPH1044179A (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | 中空射出成形方法及びその装置並びに中空射出製品の検査方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1044179A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1051895C (zh) * | 1990-06-29 | 2000-04-26 | Rca许可公司 | 具有按无节目信息自动启动的频道指示的电视系统 |
| JP2003001663A (ja) * | 2001-06-25 | 2003-01-08 | Ricoh Co Ltd | 樹脂成形装置および樹脂成形方法 |
| EP1689573A4 (en) * | 2003-11-20 | 2011-02-09 | William A Nicol | SENSOR SYSTEM AND METHOD THEREFOR |
| CN110001019A (zh) * | 2018-10-01 | 2019-07-12 | 中原大学 | 射出成型设备 |
| CN115648567A (zh) * | 2022-11-03 | 2023-01-31 | 深圳乐新模塑有限公司 | 一种注塑件氮气成型的调控方法 |
| JP2023045616A (ja) * | 2021-09-22 | 2023-04-03 | Ubeマシナリー株式会社 | 射出成形方法 |
-
1996
- 1996-07-31 JP JP20137596A patent/JPH1044179A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1051895C (zh) * | 1990-06-29 | 2000-04-26 | Rca许可公司 | 具有按无节目信息自动启动的频道指示的电视系统 |
| JP2003001663A (ja) * | 2001-06-25 | 2003-01-08 | Ricoh Co Ltd | 樹脂成形装置および樹脂成形方法 |
| EP1689573A4 (en) * | 2003-11-20 | 2011-02-09 | William A Nicol | SENSOR SYSTEM AND METHOD THEREFOR |
| CN110001019A (zh) * | 2018-10-01 | 2019-07-12 | 中原大学 | 射出成型设备 |
| JP2023045616A (ja) * | 2021-09-22 | 2023-04-03 | Ubeマシナリー株式会社 | 射出成形方法 |
| CN115648567A (zh) * | 2022-11-03 | 2023-01-31 | 深圳乐新模塑有限公司 | 一种注塑件氮气成型的调控方法 |
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