JPH1044418A - インクジェット記録ヘッドおよびそのヘッドを用いたインクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録ヘッドおよびそのヘッドを用いたインクジェット記録装置Info
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- JPH1044418A JPH1044418A JP8202248A JP20224896A JPH1044418A JP H1044418 A JPH1044418 A JP H1044418A JP 8202248 A JP8202248 A JP 8202248A JP 20224896 A JP20224896 A JP 20224896A JP H1044418 A JPH1044418 A JP H1044418A
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- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
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- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistors
- H05K3/32—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistors electrically connecting electric components or wires to printed circuits
- H05K3/321—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistors electrically connecting electric components or wires to printed circuits by conductive adhesives
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- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
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- H05K3/361—Assembling flexible printed circuits with other printed circuits
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- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
- Ink Jet (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】フラックス法を用いた電極部の酸化皮膜や汚れ
の除去の必要のない、信頼性の高いインクジェット記録
ヘッドを提供する。 【解決手段】熱エネルギーにより生じる気泡の発生に基
づく圧力によって記録液が吐出される少なくとも1つの
記録素子基板1がフレキシブルフイルム配線基板4に実
装され、該配線基板4が熱エネルギーの発生を制御する
ための信号が外部より入力されるパット5を備える配線
基板6と接続されるインクジェット記録ヘッドにおい
て、フレキシブルフイルム配線基板4の入力端子4’と
配線基板6の出力端子6’とが導電粒子を含有する異方
性導電接着剤を用いた加熱圧着により電気的に固定接続
され、その接続された電極部が該接着剤により被覆され
ている。接着剤により固定接続された電極部はさらに封
止剤11により封止されている。
の除去の必要のない、信頼性の高いインクジェット記録
ヘッドを提供する。 【解決手段】熱エネルギーにより生じる気泡の発生に基
づく圧力によって記録液が吐出される少なくとも1つの
記録素子基板1がフレキシブルフイルム配線基板4に実
装され、該配線基板4が熱エネルギーの発生を制御する
ための信号が外部より入力されるパット5を備える配線
基板6と接続されるインクジェット記録ヘッドにおい
て、フレキシブルフイルム配線基板4の入力端子4’と
配線基板6の出力端子6’とが導電粒子を含有する異方
性導電接着剤を用いた加熱圧着により電気的に固定接続
され、その接続された電極部が該接着剤により被覆され
ている。接着剤により固定接続された電極部はさらに封
止剤11により封止されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、OA機器等に利用
されるインクジェット記録装置の記録ヘッドに関し、特
に記録液を吐出する記録素子基板がフレキシブルフィル
ム基板に実装されるインクジェット記録ヘッドに関す
る。さらには、そのインクジェット記録ヘッドを搭載す
るインクジェット記録装置に関する。
されるインクジェット記録装置の記録ヘッドに関し、特
に記録液を吐出する記録素子基板がフレキシブルフィル
ム基板に実装されるインクジェット記録ヘッドに関す
る。さらには、そのインクジェット記録ヘッドを搭載す
るインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置は、いわゆるノ
ンインパクト記録方式の記録装置である。高速な記録と
様々な記録メディアに対して記録することが可能であ
り、記録時における騒音がほととんど生じないといった
特徴を持つ。このようなことから、プリンタ、ワードプ
ロセッサ、ファクシミリ、複写機などの記録機構を担う
装置として広く採用されている。
ンインパクト記録方式の記録装置である。高速な記録と
様々な記録メディアに対して記録することが可能であ
り、記録時における騒音がほととんど生じないといった
特徴を持つ。このようなことから、プリンタ、ワードプ
ロセッサ、ファクシミリ、複写機などの記録機構を担う
装置として広く採用されている。
【0003】インクジェット記録は、微小な吐出口から
微小な液滴を吐出させ、記録紙に対し記録を行うことも
ので、代表的な方法としては電気熱変換素子を用いた方
法がある。このようなインクジェット記録は、一般に液
滴を形成するためのノズルを持つインクジェット記録ヘ
ッドと、このヘッドに対してインクを供給する供給系と
から構成される。電気熱変換素子を用いたインクジェッ
ト記録ヘッドでは、電気熱変換素子を加圧室内に設け、
これに記録信号となる電気パルスを与えることにより記
録液に熱エネルギーを与え、そのときの記録液の相変化
により生じる記録液の発泡(沸騰)時の気泡圧力を記録
液滴の吐出に利用する。
微小な液滴を吐出させ、記録紙に対し記録を行うことも
ので、代表的な方法としては電気熱変換素子を用いた方
法がある。このようなインクジェット記録は、一般に液
滴を形成するためのノズルを持つインクジェット記録ヘ
ッドと、このヘッドに対してインクを供給する供給系と
から構成される。電気熱変換素子を用いたインクジェッ
ト記録ヘッドでは、電気熱変換素子を加圧室内に設け、
これに記録信号となる電気パルスを与えることにより記
録液に熱エネルギーを与え、そのときの記録液の相変化
により生じる記録液の発泡(沸騰)時の気泡圧力を記録
液滴の吐出に利用する。
【0004】上記のような電気熱変換方式を用いたイン
クジェット記録ヘッドの場合、電気熱変換素子が配列さ
れた基板に対して平行に記録液を吐出させる方式(エッ
ジシューター)と電気熱変換素子が配列された基板に対
して垂直に記録液を吐出させる方式(サイドシュータ
ー)がある。以下、サイドシューターを例に挙げ、イン
クジェット記録ヘッドの具体的な構成について説明す
る。
クジェット記録ヘッドの場合、電気熱変換素子が配列さ
れた基板に対して平行に記録液を吐出させる方式(エッ
ジシューター)と電気熱変換素子が配列された基板に対
して垂直に記録液を吐出させる方式(サイドシュータ
ー)がある。以下、サイドシューターを例に挙げ、イン
クジェット記録ヘッドの具体的な構成について説明す
る。
【0005】図10はサイドシューターの記録ヘッドの
斜視図である。
斜視図である。
【0006】記録素子基板201の中央付近の表面側に
はインクを吐出するための吐出口202が複数開口して
おり、その裏面側にはインクを供給するためのインク供
給口203(図中破線部)がそれら吐出口列の長さとほ
ぼ等しい長さで開口している。図10では、吐出口20
2は数個しか示されていないが、実際の製品では数十〜
数百個開口している。
はインクを吐出するための吐出口202が複数開口して
おり、その裏面側にはインクを供給するためのインク供
給口203(図中破線部)がそれら吐出口列の長さとほ
ぼ等しい長さで開口している。図10では、吐出口20
2は数個しか示されていないが、実際の製品では数十〜
数百個開口している。
【0007】インクを吐出させるために記録素子基板2
01の電極はフレキシブルフイルム配線基板204の電
極端子に電気的に接続されており、該フレキシブルフイ
ルム配線基板204の入力端子は記録装置本体からイン
クジェット記録ヘッドに記録情報などの電気信号を与え
る外部入力パット205を持つ配線基板206の出力端
子と電気的に接続されている。
01の電極はフレキシブルフイルム配線基板204の電
極端子に電気的に接続されており、該フレキシブルフイ
ルム配線基板204の入力端子は記録装置本体からイン
クジェット記録ヘッドに記録情報などの電気信号を与え
る外部入力パット205を持つ配線基板206の出力端
子と電気的に接続されている。
【0008】図11は記録素子基板とフレキシブルフイ
ルム配線基板の具体的な構造を示す図である。図12は
記録素子基板をフレキシブルフイルム配線基板に実装し
た状態を示す図で、(a)は斜視図、(b)は(a)の
A−A’断面図である。
ルム配線基板の具体的な構造を示す図である。図12は
記録素子基板をフレキシブルフイルム配線基板に実装し
た状態を示す図で、(a)は斜視図、(b)は(a)の
A−A’断面図である。
【0009】図11に示すように、記録素子基板201
にはフレキシブルフイルム配線基板204の出力端子に
接続するための電極210が形成されている。この電極
210は、通常、記録素子基板201の端面に列状に形
成される。形成方法としては、パターニングによるメッ
キやワイヤボンディングによるボール電極形成(スタッ
ドバンプ)等の既存の技術を用いて形成可能である。
にはフレキシブルフイルム配線基板204の出力端子に
接続するための電極210が形成されている。この電極
210は、通常、記録素子基板201の端面に列状に形
成される。形成方法としては、パターニングによるメッ
キやワイヤボンディングによるボール電極形成(スタッ
ドバンプ)等の既存の技術を用いて形成可能である。
【0010】フレキシブルフイルム配線基板204に
は、記録素子基板201を実装した際に吐出口202が
形成されたオリフィス面207が露出するように開口が
設けられており、この開口部には記録素子基板201の
電極210と接続される電極端子208が設けられてい
る。このようなフレキシブルフイルム配線基板204の
電極端子208と記録素子基板201の電極210と
は、TAB(Tape Automated Bonding)の端子部をIL
B(Inner Lead Bonding)することにより接続される。
は、記録素子基板201を実装した際に吐出口202が
形成されたオリフィス面207が露出するように開口が
設けられており、この開口部には記録素子基板201の
電極210と接続される電極端子208が設けられてい
る。このようなフレキシブルフイルム配線基板204の
電極端子208と記録素子基板201の電極210と
は、TAB(Tape Automated Bonding)の端子部をIL
B(Inner Lead Bonding)することにより接続される。
【0011】記録素子基板201をフレキシブルフイル
ム配線基板204に実装する場合は、図12に示すよう
に、記録素子基板201の電極210とフレキシブルフ
イルム配線基板204の電極端子208とを接続し、オ
リフィス面207がフレキシブルフイルム配線基板20
4の開口部にはまるように実装される。この記録素子基
板201とフレキシブルフイルム配線基板204の接続
の際、電極部が露出すると、吐出口から飛散した液滴も
しくは紙上より跳ね返ったインクが電極に付着して電極
やその下地金属を腐食するため、該電極部はエポキシ樹
脂等の封止性、イオン遮断性に優れた封止剤211によ
り被覆され、封止されている。この構造では、インク供
給口203から各吐出口202と連通したインク流路2
09に記録液が供給され、吐出口202から液滴が吐出
される。
ム配線基板204に実装する場合は、図12に示すよう
に、記録素子基板201の電極210とフレキシブルフ
イルム配線基板204の電極端子208とを接続し、オ
リフィス面207がフレキシブルフイルム配線基板20
4の開口部にはまるように実装される。この記録素子基
板201とフレキシブルフイルム配線基板204の接続
の際、電極部が露出すると、吐出口から飛散した液滴も
しくは紙上より跳ね返ったインクが電極に付着して電極
やその下地金属を腐食するため、該電極部はエポキシ樹
脂等の封止性、イオン遮断性に優れた封止剤211によ
り被覆され、封止されている。この構造では、インク供
給口203から各吐出口202と連通したインク流路2
09に記録液が供給され、吐出口202から液滴が吐出
される。
【0012】また、最近では、インクジェット記録ヘッ
ドの高速化、多色化が進み、1つのインク供給保持部材
(図10の212)に複数の記録素子基板が保持され、
これら記録素子基板を実装する複数のフレキシブルフイ
ルム配線基板204が設けられるようになってきた。こ
のように複数のフレキシブルフイルム配線基板が設けら
れる場合は、図13に示すように、フレキシブルフイル
ム配線基板204の入力端子204’と配線基板206
の出力端子206’とがハンダ213で接続され、この
端子部分の酸化皮膜や汚れの除去に活性剤としてフラッ
クスが用いられている。
ドの高速化、多色化が進み、1つのインク供給保持部材
(図10の212)に複数の記録素子基板が保持され、
これら記録素子基板を実装する複数のフレキシブルフイ
ルム配線基板204が設けられるようになってきた。こ
のように複数のフレキシブルフイルム配線基板が設けら
れる場合は、図13に示すように、フレキシブルフイル
ム配線基板204の入力端子204’と配線基板206
の出力端子206’とがハンダ213で接続され、この
端子部分の酸化皮膜や汚れの除去に活性剤としてフラッ
クスが用いられている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たインクジェット記録ヘッドには印字品位、信頼性等を
低下させる以下のような種々の問題がある。
たインクジェット記録ヘッドには印字品位、信頼性等を
低下させる以下のような種々の問題がある。
【0014】(1)フレキシブルフイルム配線基板と配
線基板との接続をハンダで行い、フラックスを用いて該
端子部分の酸化皮膜や汚れを除去するため、ハンダ接続
時のフラックスの飛散により、記録素子基板の吐出口が
目づまりし、印字品位の劣化が発生する。
線基板との接続をハンダで行い、フラックスを用いて該
端子部分の酸化皮膜や汚れを除去するため、ハンダ接続
時のフラックスの飛散により、記録素子基板の吐出口が
目づまりし、印字品位の劣化が発生する。
【0015】(2)図13に示すようなハンダ接続後の
フラックス残さ211からイオンガスが発生し、そのガ
スの分子が吐出口付近に付着してインクの撥水性を低下
させたり、吐出口より侵入して電気熱変換素子に付着し
熱変換効率を低下させたりして、印字品位が劣化するこ
とがある。
フラックス残さ211からイオンガスが発生し、そのガ
スの分子が吐出口付近に付着してインクの撥水性を低下
させたり、吐出口より侵入して電気熱変換素子に付着し
熱変換効率を低下させたりして、印字品位が劣化するこ
とがある。
【0016】(3)記録素子基板201とフレキシブル
フイルム配線基板204の接続の際の電極部を封止剤に
より被覆する工程は、一般に熱対策を必要とし、また、
封止剤の硬化時にオリフィス面やノズル内壁面、さらに
は電気熱変換素子表面に封止剤の揮発しやすい低分子成
分や溶媒分が付着し、これらの部分におけるインクに対
する塗れ性を変化させ、印字に著しい劣化を生じること
がある。
フイルム配線基板204の接続の際の電極部を封止剤に
より被覆する工程は、一般に熱対策を必要とし、また、
封止剤の硬化時にオリフィス面やノズル内壁面、さらに
は電気熱変換素子表面に封止剤の揮発しやすい低分子成
分や溶媒分が付着し、これらの部分におけるインクに対
する塗れ性を変化させ、印字に著しい劣化を生じること
がある。
【0017】(4)記録素子基板201とフレキシブル
フイルム配線基板204の電極部を封止剤で封止した部
分はオリフィス面207より突出することになり、この
突出部の分だけヘッドと被記録媒体との間隔を取る必要
がある。
フイルム配線基板204の電極部を封止剤で封止した部
分はオリフィス面207より突出することになり、この
突出部の分だけヘッドと被記録媒体との間隔を取る必要
がある。
【0018】(5)上記の突出部は、オリフィス面20
7に付着したインク滴や紙紛等のゴミを除去するための
ゴムブレードによる拭き取りに弊害を生じさせる場合が
あり、ひいては印字上悪影響を及ぼす。
7に付着したインク滴や紙紛等のゴミを除去するための
ゴムブレードによる拭き取りに弊害を生じさせる場合が
あり、ひいては印字上悪影響を及ぼす。
【0019】(6)TAB方式による端子をILBする
工程は電極間で金属間結合をするために350度以上の
高温や超音波を必要とし、そのため、オリフィス面に形
成されているノズル部材が劣化したり、オリフィス面と
下地との接着力が低下したりし、ノズルの信頼性を低下
させ、ひいては印字品位を低下させる。
工程は電極間で金属間結合をするために350度以上の
高温や超音波を必要とし、そのため、オリフィス面に形
成されているノズル部材が劣化したり、オリフィス面と
下地との接着力が低下したりし、ノズルの信頼性を低下
させ、ひいては印字品位を低下させる。
【0020】(7)TAB方式によるILB接合では、
その構造上、フレキシブルフイルム配線基板204の電
極端子208を複数列近接して配置することが困難であ
り、電極端子208の配置密度、すなわち記録素子基板
201の電極210の接続密度を上げることが困難であ
る。
その構造上、フレキシブルフイルム配線基板204の電
極端子208を複数列近接して配置することが困難であ
り、電極端子208の配置密度、すなわち記録素子基板
201の電極210の接続密度を上げることが困難であ
る。
【0021】本発明の目的は、上記各問題を解決し、印
字品位の劣化のない、信頼性の高いインクジェット記録
ヘッドを提供することにある。さらには、その記録ヘッ
ドを用いたインクジェット記録装置を提供することにあ
る。
字品位の劣化のない、信頼性の高いインクジェット記録
ヘッドを提供することにある。さらには、その記録ヘッ
ドを用いたインクジェット記録装置を提供することにあ
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明のインクジェット記録ヘッドは、熱エネ
ルギーにより生じる気泡の発生に基づく圧力によって記
録液が吐出される少なくとも1つの記録素子基板と、前
記記録素子基板が実装されるフレキシブルフイルム配線
基板と、前記記録素子基板における熱エネルギーの発生
を制御するための信号が外部より入力される電極パット
を備え、前記フレキシブルフイルム配線基板を介して前
記記録素子基板と電気的に接続される配線基板と、を有
するインクジェット記録ヘッドにおいて、前記フレキシ
ブルフイルム配線基板の入力端子と前記配線基板の出力
端子とが熱硬化接着剤を用いた加熱圧着により電気的に
固定接続され、その接続された電極部が該接着剤により
被覆されたことを特徴とする。
め、第1の発明のインクジェット記録ヘッドは、熱エネ
ルギーにより生じる気泡の発生に基づく圧力によって記
録液が吐出される少なくとも1つの記録素子基板と、前
記記録素子基板が実装されるフレキシブルフイルム配線
基板と、前記記録素子基板における熱エネルギーの発生
を制御するための信号が外部より入力される電極パット
を備え、前記フレキシブルフイルム配線基板を介して前
記記録素子基板と電気的に接続される配線基板と、を有
するインクジェット記録ヘッドにおいて、前記フレキシ
ブルフイルム配線基板の入力端子と前記配線基板の出力
端子とが熱硬化接着剤を用いた加熱圧着により電気的に
固定接続され、その接続された電極部が該接着剤により
被覆されたことを特徴とする。
【0023】上記の場合、前記フレキシブルフイルム配
線基板の電極端子と前記記録素子基板の電極とが熱硬化
接着剤を用いた加熱圧着により電気的に固定接続され、
その接続された電極部が該接着剤により被覆された構成
としてもよい。
線基板の電極端子と前記記録素子基板の電極とが熱硬化
接着剤を用いた加熱圧着により電気的に固定接続され、
その接続された電極部が該接着剤により被覆された構成
としてもよい。
【0024】また、前記熱硬化接着剤により固定接続さ
れた電極部をさらに封止剤により封止してもよい。この
場合、前記熱硬化接着剤はエポキシ樹脂を主成分とし、
前記封止剤はシリコン樹脂を主成分とするものとしても
よい。また、前記フレキシブルフイルム配線基板の端部
から露出する熱硬化接着剤の露出量を制限してもよい。
例えば、前記熱硬化接着剤の露出量を0.5mm以内と
する。
れた電極部をさらに封止剤により封止してもよい。この
場合、前記熱硬化接着剤はエポキシ樹脂を主成分とし、
前記封止剤はシリコン樹脂を主成分とするものとしても
よい。また、前記フレキシブルフイルム配線基板の端部
から露出する熱硬化接着剤の露出量を制限してもよい。
例えば、前記熱硬化接着剤の露出量を0.5mm以内と
する。
【0025】また、前記記録素子基板が該基板に記録液
を供給する液供給保持部材に保持され、前記配線基板が
前記液供給保持部材の記録素子基板が保持された面と隣
り合う面に保持された構成としてもよい。
を供給する液供給保持部材に保持され、前記配線基板が
前記液供給保持部材の記録素子基板が保持された面と隣
り合う面に保持された構成としてもよい。
【0026】この場合、前記フレキシブルフイルム配線
基板の入力端子部は、前記配線基板の裏面に設けられた
出力端子と前記液供給保持部材との間に挟まれて固定さ
れている構成としてもよい。
基板の入力端子部は、前記配線基板の裏面に設けられた
出力端子と前記液供給保持部材との間に挟まれて固定さ
れている構成としてもよい。
【0027】第2の発明のインクジェット記録ヘッド
は、熱エネルギーにより生じる気泡の発生に基づく圧力
によって記録液が吐出される記録素子基板と、前記記録
素子基板が実装されるフレキシブルフイルム配線基板
と、を有するインクジェット記録ヘッドにおいて、前記
フレキシブルフイルム配線基板の電極端子と前記記録素
子基板の電極とが熱硬化接着剤を用いた加熱圧着により
電気的に固定接続され、その接続された電極部が該接着
剤により被覆されたことを特徴とする。
は、熱エネルギーにより生じる気泡の発生に基づく圧力
によって記録液が吐出される記録素子基板と、前記記録
素子基板が実装されるフレキシブルフイルム配線基板
と、を有するインクジェット記録ヘッドにおいて、前記
フレキシブルフイルム配線基板の電極端子と前記記録素
子基板の電極とが熱硬化接着剤を用いた加熱圧着により
電気的に固定接続され、その接続された電極部が該接着
剤により被覆されたことを特徴とする。
【0028】上述の第1または第2の発明のインクジェ
ット記録ヘッドにおいて、前記記録素子基板の電極が該
基板の外周に渡って形成され、フレキシブルフイルム配
線基板の電極端子が該基板裏面の前記電極と対向する位
置に形成され、前記電極端子と前記電極とがそれぞれ熱
硬化接着剤を用いた加熱圧着により電気的に固定接続さ
れた構成としてもよい。
ット記録ヘッドにおいて、前記記録素子基板の電極が該
基板の外周に渡って形成され、フレキシブルフイルム配
線基板の電極端子が該基板裏面の前記電極と対向する位
置に形成され、前記電極端子と前記電極とがそれぞれ熱
硬化接着剤を用いた加熱圧着により電気的に固定接続さ
れた構成としてもよい。
【0029】さらに、前記記録素子基板の電極が該基板
の辺に沿って複数列形成され、フレキシブルフイルム配
線基板の電極端子が該基板裏面の前記電極と対向する位
置に形成され、前記電極端子と前記電極とがそれぞれ熱
硬化接着剤を用いた加熱圧着により電気的に固定接続さ
れた構成としてもよい。
の辺に沿って複数列形成され、フレキシブルフイルム配
線基板の電極端子が該基板裏面の前記電極と対向する位
置に形成され、前記電極端子と前記電極とがそれぞれ熱
硬化接着剤を用いた加熱圧着により電気的に固定接続さ
れた構成としてもよい。
【0030】さらに、前記接着剤により被覆された電極
部を前記記録素子基板の液体が吐出される吐出口が形成
されたオリフィス面の高さより低くなるように構成して
もよい。
部を前記記録素子基板の液体が吐出される吐出口が形成
されたオリフィス面の高さより低くなるように構成して
もよい。
【0031】また、前記熱硬化接着剤は導電粒子を含ん
だ異方性導電接着剤であり、電気的な接続が該導電粒子
により行われるように構成してもよい。
だ異方性導電接着剤であり、電気的な接続が該導電粒子
により行われるように構成してもよい。
【0032】本発明のインクジェット記録装置は、上述
のいずれかのインクジェット記録ヘッドを、副操作方向
に往復移動可能なキャリッジ上に搭載し、被記録媒体に
対して記録を行うことを特徴とする。
のいずれかのインクジェット記録ヘッドを、副操作方向
に往復移動可能なキャリッジ上に搭載し、被記録媒体に
対して記録を行うことを特徴とする。
【0033】上記の通りの本発明によれば、フレキシブ
ルフイルム配線基板と配線基板との接続は、従来のハン
ダによる接続に代えて、熱硬化接着剤もしくは導電粒子
を含む異方性導電接着剤を用いた加熱圧着により行わ
れ、その接続され電極部が該接着剤により被覆される。
これにより、電極部に直接人手が触れたり、インクが付
着したりすることを防止している。このようにハンダ接
続を必要としない本発明においては、フラックスを用い
た電極部の酸化皮膜や汚れの除去も行う必要がなく、ハ
ンダ接続時のフラックスの飛散により、記録素子基板の
吐出口が目づまりし、印字品位の劣化が発生することも
ない。さらには、ハンダ接続後のフラックス残さからイ
オンガスが発生し、そのガスの分子が吐出口付近に付着
してインクの撥水性を低下させたり、吐出口より侵入し
て電気熱変換素子に付着し熱変換効率を低下させるとい
ったことも生じない。
ルフイルム配線基板と配線基板との接続は、従来のハン
ダによる接続に代えて、熱硬化接着剤もしくは導電粒子
を含む異方性導電接着剤を用いた加熱圧着により行わ
れ、その接続され電極部が該接着剤により被覆される。
これにより、電極部に直接人手が触れたり、インクが付
着したりすることを防止している。このようにハンダ接
続を必要としない本発明においては、フラックスを用い
た電極部の酸化皮膜や汚れの除去も行う必要がなく、ハ
ンダ接続時のフラックスの飛散により、記録素子基板の
吐出口が目づまりし、印字品位の劣化が発生することも
ない。さらには、ハンダ接続後のフラックス残さからイ
オンガスが発生し、そのガスの分子が吐出口付近に付着
してインクの撥水性を低下させたり、吐出口より侵入し
て電気熱変換素子に付着し熱変換効率を低下させるとい
ったことも生じない。
【0034】また、本発明によれば、フレキシブルフイ
ルム配線基板の電極端子と記録素子基板の電極とは熱硬
化接着剤を用いた加熱圧着により電気的に固定接続さ
れ、その接続された電極部は該接着剤により被覆される
ので、従来のように電極部を封止剤により封止する必要
はない。このように封止剤を用いる必要のない本発明に
おいては、従来のようにオリフィス面やノズル内壁面、
さらには電気熱変換素子表面に封止剤の揮発しやすい低
分子成分や溶媒分が付着することがないことから、それ
らの部分におけるインクに対する塗れ性が変化して、印
字に著しい劣化を生じるといったことは生じない。
ルム配線基板の電極端子と記録素子基板の電極とは熱硬
化接着剤を用いた加熱圧着により電気的に固定接続さ
れ、その接続された電極部は該接着剤により被覆される
ので、従来のように電極部を封止剤により封止する必要
はない。このように封止剤を用いる必要のない本発明に
おいては、従来のようにオリフィス面やノズル内壁面、
さらには電気熱変換素子表面に封止剤の揮発しやすい低
分子成分や溶媒分が付着することがないことから、それ
らの部分におけるインクに対する塗れ性が変化して、印
字に著しい劣化を生じるといったことは生じない。
【0035】本発明のうち接着剤により被覆された電極
部が吐出口が形成されたオリフィス面の高さより低くな
るように構成されたものにおいては、ヘッドと被記録媒
体との間隔をオリフィス面から被記録媒体までの距離で
決定することができる。さらには、被覆された電極部が
オリフィス面より低くなっていので、ゴムブレードによ
るオリフィス面のクリーニングの際に弊害を生じること
もない。
部が吐出口が形成されたオリフィス面の高さより低くな
るように構成されたものにおいては、ヘッドと被記録媒
体との間隔をオリフィス面から被記録媒体までの距離で
決定することができる。さらには、被覆された電極部が
オリフィス面より低くなっていので、ゴムブレードによ
るオリフィス面のクリーニングの際に弊害を生じること
もない。
【0036】本発明のうちフレキシブルフイルム配線基
板の電極端子と記録素子基板の電極とを導電粒子を含む
異方性導電接着剤を用いた加熱圧着により電気的に固定
接続するものにおいては、電極部における電気的な接続
は導電粒子により行われるので、従来のように金属間結
合をするために350度以上の高温処理や超音波を用い
た処理を必要とすることはない。したがって、従来のよ
うにオリフィス面に形成されているノズル部材が劣化し
たり、オリフィス面と下地との接着力が低下したりし
て、ノズルの信頼性を低下させるといったことも生じな
い。
板の電極端子と記録素子基板の電極とを導電粒子を含む
異方性導電接着剤を用いた加熱圧着により電気的に固定
接続するものにおいては、電極部における電気的な接続
は導電粒子により行われるので、従来のように金属間結
合をするために350度以上の高温処理や超音波を用い
た処理を必要とすることはない。したがって、従来のよ
うにオリフィス面に形成されているノズル部材が劣化し
たり、オリフィス面と下地との接着力が低下したりし
て、ノズルの信頼性を低下させるといったことも生じな
い。
【0037】従来はフレキシブルフイルム配線基板の電
極端子がその構造上有機基体より露出した構成となって
いるため、記録素子基板の電極を辺に沿って複数列形成
して該電極の接続密度を上げるといった構成とすること
は極めて困難であった。本発明では、フレキシブルフイ
ルム配線基板の電極端子は基板裏面に設けられるので、
記録素子基板の電極を辺に沿って複数列形成することが
でき、電極の接続密度を上げることが可能となってい
る。
極端子がその構造上有機基体より露出した構成となって
いるため、記録素子基板の電極を辺に沿って複数列形成
して該電極の接続密度を上げるといった構成とすること
は極めて困難であった。本発明では、フレキシブルフイ
ルム配線基板の電極端子は基板裏面に設けられるので、
記録素子基板の電極を辺に沿って複数列形成することが
でき、電極の接続密度を上げることが可能となってい
る。
【0038】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
図面を参照して説明する。
【0039】<実施例1>図1は本発明の第1の実施例
のインクジェット記録ヘッドを説明するための図で、
(a)は斜視図、(b)は(a)のA−A’断面図であ
る。
のインクジェット記録ヘッドを説明するための図で、
(a)は斜視図、(b)は(a)のA−A’断面図であ
る。
【0040】図1において、記録素子基板1は中央付近
の表面側にインクを吐出するための吐出口2が複数開口
しており、その裏面側にインクを供給するためのインク
供給口3(図中破線部)がそれら吐出口列の長さとほぼ
等しい長さで開口している。インク供給保持部材18に
は3つの記録素子基板1が保持され、各記録素子基板1
に対して記録液が供給される。多色用ヘッドの場合は、
インク供給保持部材18に各記録素子基板1毎に各色の
記録液が区分収容され、高速用ヘッドの場合にはインク
供給保持部材18には単色の記録液が収容される。
の表面側にインクを吐出するための吐出口2が複数開口
しており、その裏面側にインクを供給するためのインク
供給口3(図中破線部)がそれら吐出口列の長さとほぼ
等しい長さで開口している。インク供給保持部材18に
は3つの記録素子基板1が保持され、各記録素子基板1
に対して記録液が供給される。多色用ヘッドの場合は、
インク供給保持部材18に各記録素子基板1毎に各色の
記録液が区分収容され、高速用ヘッドの場合にはインク
供給保持部材18には単色の記録液が収容される。
【0041】各記録素子基板1は、それぞれインクを吐
出させるためにフレキシブルフイルム配線基板4の電極
端子に電気的に接続されており、各フレキシブルフイル
ム配線基板の入力端子は記録装置本体からインクジェッ
ト記録ヘッドに記録情報などの電気信号が与えられる複
数の外部入力パット5を持つ配線基板6の出力端子と電
気的に接続されている。
出させるためにフレキシブルフイルム配線基板4の電極
端子に電気的に接続されており、各フレキシブルフイル
ム配線基板の入力端子は記録装置本体からインクジェッ
ト記録ヘッドに記録情報などの電気信号が与えられる複
数の外部入力パット5を持つ配線基板6の出力端子と電
気的に接続されている。
【0042】各フレキシブルフイルム配線基板4の入力
端子と配線基板6の出力端子の接続部分は封止剤11で
覆われており、これにより接続部に直接人手が触れた
り、インクが付着したりすることを防止している。ま
た、各記録素子基板と配線基板6とは、インク供給保持
部材18の異なる面に保持されており、この構成によ
り、インク吐出方向(記録紙面)と配線基板6の外部入
力パット5の接続方向とが異なり、給紙機構部の設計上
の自由度が増す。
端子と配線基板6の出力端子の接続部分は封止剤11で
覆われており、これにより接続部に直接人手が触れた
り、インクが付着したりすることを防止している。ま
た、各記録素子基板と配線基板6とは、インク供給保持
部材18の異なる面に保持されており、この構成によ
り、インク吐出方向(記録紙面)と配線基板6の外部入
力パット5の接続方向とが異なり、給紙機構部の設計上
の自由度が増す。
【0043】図1(b)に示すように、配線基板6の出
力端子6’と各フレキシブルフイルム配線基板の入力端
子4’とは、導電粒子9’と接着剤9”で構成される異
方性導電接着膜9を用いた加熱圧着により電気的に接続
固定されている。この異方性導電接着膜9を用いた加熱
圧着による接続固定では、端子(4’,6’)間の接続
においては導電粒子9’により電気的に接続されるとと
もに接着剤9”で接着固定され、端子のない部分におい
ては接着剤9”で接着固定されるが、導電粒子9’によ
る電気的な接続はなされていない。
力端子6’と各フレキシブルフイルム配線基板の入力端
子4’とは、導電粒子9’と接着剤9”で構成される異
方性導電接着膜9を用いた加熱圧着により電気的に接続
固定されている。この異方性導電接着膜9を用いた加熱
圧着による接続固定では、端子(4’,6’)間の接続
においては導電粒子9’により電気的に接続されるとと
もに接着剤9”で接着固定され、端子のない部分におい
ては接着剤9”で接着固定されるが、導電粒子9’によ
る電気的な接続はなされていない。
【0044】上記のような異方性導電接着膜9は、例え
ばニッケルの単粒子径が2〜6μmの導電粒子とエポキ
シ樹脂を主成分とする接着剤で構成される。この構成の
異方性導電接着膜9を用いて、配線基板6の金メッキさ
れた出力端子6’と各フレキシブルフイルム配線基板の
金メッキされた入力端子4’を、温度17〜250℃、
加圧力4〜Mpaで加熱圧着したところ、1端子(端子
幅170μm)あたりの抵抗が10mΩ以下の電気的に
良好な接続固定が得られた。
ばニッケルの単粒子径が2〜6μmの導電粒子とエポキ
シ樹脂を主成分とする接着剤で構成される。この構成の
異方性導電接着膜9を用いて、配線基板6の金メッキさ
れた出力端子6’と各フレキシブルフイルム配線基板の
金メッキされた入力端子4’を、温度17〜250℃、
加圧力4〜Mpaで加熱圧着したところ、1端子(端子
幅170μm)あたりの抵抗が10mΩ以下の電気的に
良好な接続固定が得られた。
【0045】以上のように、接続部材として異方性導電
接着膜9を用いたことにより、端子部分の酸化皮膜や汚
れの除去するための活性剤としてのフラックスが不要と
なり、フラックスの飛散やフラックス残さから発生する
イオンガスの影響がなくなる。
接着膜9を用いたことにより、端子部分の酸化皮膜や汚
れの除去するための活性剤としてのフラックスが不要と
なり、フラックスの飛散やフラックス残さから発生する
イオンガスの影響がなくなる。
【0046】なお、封止剤11は異方性導電接着膜9の
上に塗布されるとはじかれやすく、封止剤の供給が不安
定になることがあることから、異方性導電接着膜9はな
るべくフレキシブルフイルム配線基板4から露出しない
ほうが望ましい。具体的には、図2に示すように、フレ
キシブルフイルム配線基板4の端部より露出する異方性
導電接着剤9の貼付長さを少なくすることにより、安定
した封止剤11の供給が可能となる。実験的には、上述
のエポキシ樹脂を主成分とする封止剤11を使用した場
合には、フレキシブルフイルム配線基板4の端部より露
出する異方性導電接着剤9の貼付長さを0.5mm以内
にすることで、端子接続部分に直接人手が触れたり、飛
散したインクが付着したりすることが防止できるととも
に、安定した封止剤の供給を得られた。
上に塗布されるとはじかれやすく、封止剤の供給が不安
定になることがあることから、異方性導電接着膜9はな
るべくフレキシブルフイルム配線基板4から露出しない
ほうが望ましい。具体的には、図2に示すように、フレ
キシブルフイルム配線基板4の端部より露出する異方性
導電接着剤9の貼付長さを少なくすることにより、安定
した封止剤11の供給が可能となる。実験的には、上述
のエポキシ樹脂を主成分とする封止剤11を使用した場
合には、フレキシブルフイルム配線基板4の端部より露
出する異方性導電接着剤9の貼付長さを0.5mm以内
にすることで、端子接続部分に直接人手が触れたり、飛
散したインクが付着したりすることが防止できるととも
に、安定した封止剤の供給を得られた。
【0047】なお、上述したようにフレキシブルフイル
ム配線基板4の入力端子4’と配線基板6の出力端子
6’との接続固定には導電性の粒子を含有した異方性導
電膜を用いているが、これに代えて導電性の粒子を含ま
ない熱硬化接着剤を用いて加熱圧着により電気的に接続
固定してもよい。
ム配線基板4の入力端子4’と配線基板6の出力端子
6’との接続固定には導電性の粒子を含有した異方性導
電膜を用いているが、これに代えて導電性の粒子を含ま
ない熱硬化接着剤を用いて加熱圧着により電気的に接続
固定してもよい。
【0048】次に、記録素子基板1とフレキシブルフイ
ルム配線基板3の接続構造について説明する。
ルム配線基板3の接続構造について説明する。
【0049】図3は記録素子基板1とフレキシブルフイ
ルム配線基板3の接続構造を説明するための図で、
(a)は分解図、(b)は記録素子基板をフレキシブル
フイルム配線基板に実装した状態の斜視図である。図4
は図3(a)のA−A’断面図である。
ルム配線基板3の接続構造を説明するための図で、
(a)は分解図、(b)は記録素子基板をフレキシブル
フイルム配線基板に実装した状態の斜視図である。図4
は図3(a)のA−A’断面図である。
【0050】記録素子基板1は基板表面に複数の電気熱
変換素子(不図示)が形成され、これら電気熱変換素子
を含む領域にインク流路19が形成されており、このイ
ンク流路19の天井部を形成するオリフィス面7には各
電気熱変換素子に対応して複数の吐出口2が設けられて
いる。インク流路19はインク供給口3と連通してお
り、該供給口3を介して記録液の供給がなされる。
変換素子(不図示)が形成され、これら電気熱変換素子
を含む領域にインク流路19が形成されており、このイ
ンク流路19の天井部を形成するオリフィス面7には各
電気熱変換素子に対応して複数の吐出口2が設けられて
いる。インク流路19はインク供給口3と連通してお
り、該供給口3を介して記録液の供給がなされる。
【0051】記録素子基板1の端面には上記電気熱変換
素子におけるエネルギー発生を制御するための電気信号
が与えられる電極10が複数個、列状に形成されてい
る。フレキシブルフイルム配線基板4には、記録素子基
板1を実装した際に吐出口2が形成されたオリフィス面
7が露出するように開口が設けられており、この開口部
近傍における基板裏面に記録素子基板1の電極10と接
続される電極端子8が設けられている。
素子におけるエネルギー発生を制御するための電気信号
が与えられる電極10が複数個、列状に形成されてい
る。フレキシブルフイルム配線基板4には、記録素子基
板1を実装した際に吐出口2が形成されたオリフィス面
7が露出するように開口が設けられており、この開口部
近傍における基板裏面に記録素子基板1の電極10と接
続される電極端子8が設けられている。
【0052】記録素子基板1のフレキシブルフイルム配
線基板4への実装は、記録素子基板1の電極10の部分
もしくはフレキシブルフイルム配線基板4の電極端子8
の部分に、エポキシ樹脂系の熱硬化接着剤20を塗布
(もしくは、半硬化状の熱硬化接着剤20を載置)し、
電極10と電極端子8とを位置合わせして仮貼合わせ
し、フレキシブルフイルム配線基板4側から加熱治具に
より押圧加熱することにより、図4に示すように接続固
定する。実験的には、加圧力を2〜6MPa、加熱を樹
脂上で160〜220℃、時間を2〜10secとする
条件で、電極10と電極端子8とが十分に電気的に接続
され、良好に固定された。
線基板4への実装は、記録素子基板1の電極10の部分
もしくはフレキシブルフイルム配線基板4の電極端子8
の部分に、エポキシ樹脂系の熱硬化接着剤20を塗布
(もしくは、半硬化状の熱硬化接着剤20を載置)し、
電極10と電極端子8とを位置合わせして仮貼合わせ
し、フレキシブルフイルム配線基板4側から加熱治具に
より押圧加熱することにより、図4に示すように接続固
定する。実験的には、加圧力を2〜6MPa、加熱を樹
脂上で160〜220℃、時間を2〜10secとする
条件で、電極10と電極端子8とが十分に電気的に接続
され、良好に固定された。
【0053】本実施例では、オリフィス面7の高さよ
り、電極10、電極端子8、ベースフィルム8’の総厚
が低くなるようにしている。具体的には、記録素子基板
1上の電極10の高さは10〜40μm、フレキシブル
フイルム配線基板4の裏面に設けられた電極端子8の厚
みは12〜45μm、フレキシブルフイルム配線基板4
の有機樹脂のベースフィルム8’は12〜50μm、オ
リフィス面7の高さは20〜50μmとなっている。こ
のようにオリフィス面7の高さより、電極10、電極端
子8、ベースフィルム8’の総厚が低くなる構成とする
ことにより、オリフィス面7に付着したインク滴や紙紛
等のゴミを除去するためのゴムブレードによる拭き取り
を極めて容易に行える。
り、電極10、電極端子8、ベースフィルム8’の総厚
が低くなるようにしている。具体的には、記録素子基板
1上の電極10の高さは10〜40μm、フレキシブル
フイルム配線基板4の裏面に設けられた電極端子8の厚
みは12〜45μm、フレキシブルフイルム配線基板4
の有機樹脂のベースフィルム8’は12〜50μm、オ
リフィス面7の高さは20〜50μmとなっている。こ
のようにオリフィス面7の高さより、電極10、電極端
子8、ベースフィルム8’の総厚が低くなる構成とする
ことにより、オリフィス面7に付着したインク滴や紙紛
等のゴミを除去するためのゴムブレードによる拭き取り
を極めて容易に行える。
【0054】加えて、電極10と電極端子8の接続部分
(電極部分)は熱硬化接着剤20により固定されるとと
もに、該接着剤により完全に被覆されており、これによ
り電極部に直接人手が触れたり、インクが付着したりす
ることを防止している。したがって、封止剤により電極
部を封止する必要がなく、封止のための工程も必要なく
なる。
(電極部分)は熱硬化接着剤20により固定されるとと
もに、該接着剤により完全に被覆されており、これによ
り電極部に直接人手が触れたり、インクが付着したりす
ることを防止している。したがって、封止剤により電極
部を封止する必要がなく、封止のための工程も必要なく
なる。
【0055】なお、熱硬化接着剤20を導電性の粒子を
含有した異方性導電接着剤とし、該異方性導電接着剤を
用いた加熱圧着により、電極10と電極端子8を電気的
に接続固定してもよい。この異方性導電接着剤を用いた
加熱圧着による接続固定では、電極10と電極端子8間
の接続においては導電粒子により電気的に接続されると
ともに接着剤で接着固定され、端子のない部分において
は接着固定されるが、導電粒子による電気的な接続はな
されない。
含有した異方性導電接着剤とし、該異方性導電接着剤を
用いた加熱圧着により、電極10と電極端子8を電気的
に接続固定してもよい。この異方性導電接着剤を用いた
加熱圧着による接続固定では、電極10と電極端子8間
の接続においては導電粒子により電気的に接続されると
ともに接着剤で接着固定され、端子のない部分において
は接着固定されるが、導電粒子による電気的な接続はな
されない。
【0056】以上説明したようなフレキシブルフイルム
配線基板4の裏面に電極端子8を設け、記録素子基板1
の電極10と接着剤により接続固定する構造によれば、
電極10および電極端子8は設計に応じていろいろな配
置とすることができる。
配線基板4の裏面に電極端子8を設け、記録素子基板1
の電極10と接着剤により接続固定する構造によれば、
電極10および電極端子8は設計に応じていろいろな配
置とすることができる。
【0057】例えば、図5に示すように、電極10を記
録素子基板4の外周に渡って形成し、電極端子8をフレ
キシブルフイルム配線基板4の開口部近傍の基板裏面の
電極10の配置に応じた位置に形成した構成としてもよ
い。この構造によれば、記録素子基板1の外周に渡って
フレキシブルフイルム配線基板4と接着されるので、基
板間の接着強度が向上するとともに、基板間に隙間がな
くなり、隙間があったことにより生じていた記録液の侵
入および付着等が一切なくなる。
録素子基板4の外周に渡って形成し、電極端子8をフレ
キシブルフイルム配線基板4の開口部近傍の基板裏面の
電極10の配置に応じた位置に形成した構成としてもよ
い。この構造によれば、記録素子基板1の外周に渡って
フレキシブルフイルム配線基板4と接着されるので、基
板間の接着強度が向上するとともに、基板間に隙間がな
くなり、隙間があったことにより生じていた記録液の侵
入および付着等が一切なくなる。
【0058】また、図6に示すように電極10を複数列
形成して、記録素子基板1とフレキシブルフイルム配線
基板4との電気的な接続密度を向上することもできる。
前述の図11に示したような、フレキシブルフイルム配
線基板4の電極端子8がその構造上有機基体より開口部
へ露出したものにおいては、このような電極10を複数
列形成した構成とすることは極めて困難であったが、本
実施例ではフレキシブルフイルム配線基板4の裏面に電
極端子8を設け、記録素子基板1の電極10と接着剤に
より接続固定する構造としたことにより実現できた。
形成して、記録素子基板1とフレキシブルフイルム配線
基板4との電気的な接続密度を向上することもできる。
前述の図11に示したような、フレキシブルフイルム配
線基板4の電極端子8がその構造上有機基体より開口部
へ露出したものにおいては、このような電極10を複数
列形成した構成とすることは極めて困難であったが、本
実施例ではフレキシブルフイルム配線基板4の裏面に電
極端子8を設け、記録素子基板1の電極10と接着剤に
より接続固定する構造としたことにより実現できた。
【0059】<実施例2>配線基板6と記録素子基板1
とを異なる面に保持する構造の場合、記録装置本体から
インクジェット記録装置に記録情報などの電気信号を与
える外部入力パットのコネクタ部品との接続等を考える
と、フレキシブルフイルム配線基板を強固に保持・保護
する必要がある。
とを異なる面に保持する構造の場合、記録装置本体から
インクジェット記録装置に記録情報などの電気信号を与
える外部入力パットのコネクタ部品との接続等を考える
と、フレキシブルフイルム配線基板を強固に保持・保護
する必要がある。
【0060】図7は本発明の第2の実施例のインクジェ
ット記録ヘッドの斜視図、図8(a)は図7のA−A’
断面図、図8(b)は図7のB−B’断面図である。図
中、図1に示した構成と同じ構成には同じ符号を付して
いる。
ット記録ヘッドの斜視図、図8(a)は図7のA−A’
断面図、図8(b)は図7のB−B’断面図である。図
中、図1に示した構成と同じ構成には同じ符号を付して
いる。
【0061】本実施例の記録ヘッドでは、図7および図
8に示すように、記録素子基板1が実装れたフレキシブ
ルフイルム配線基板4の入力端子4’は、多数の外部入
力パット5を持つ配線基板6の裏面に設けられた出力端
子6’とインク供給保持部材18との間に挟まれてい
る。フレキシブルフイルム配線基板4の入力端子4’の
部分と配線基板6の出力端子6’の部分との間には異方
性導電接着膜9が設けられ、加熱圧着により端子
(4’,6’)間が電気的に接続固定されている。
8に示すように、記録素子基板1が実装れたフレキシブ
ルフイルム配線基板4の入力端子4’は、多数の外部入
力パット5を持つ配線基板6の裏面に設けられた出力端
子6’とインク供給保持部材18との間に挟まれてい
る。フレキシブルフイルム配線基板4の入力端子4’の
部分と配線基板6の出力端子6’の部分との間には異方
性導電接着膜9が設けられ、加熱圧着により端子
(4’,6’)間が電気的に接続固定されている。
【0062】上述の構成では、フレキシブルフイルム配
線基板4の入力端子4’は配線基板6の裏面に設けられ
た出力端子6’とインク供給保持部材18との間に挟ま
れて強固に保持・保護され、これにより端子部に直接人
手が触れたり、インクが付着したりすることを防止して
いる。また、端子(4’,6’)間は、異方性導電接着
膜9を用いた加熱圧着により電気的に接続固定されてい
るので、上述した実施例1の場合と同様、フラックスの
飛散やフラックス残さから発生するイオンガスの影響が
なくなる。
線基板4の入力端子4’は配線基板6の裏面に設けられ
た出力端子6’とインク供給保持部材18との間に挟ま
れて強固に保持・保護され、これにより端子部に直接人
手が触れたり、インクが付着したりすることを防止して
いる。また、端子(4’,6’)間は、異方性導電接着
膜9を用いた加熱圧着により電気的に接続固定されてい
るので、上述した実施例1の場合と同様、フラックスの
飛散やフラックス残さから発生するイオンガスの影響が
なくなる。
【0063】なお、上述の実施例1では、各フレキシブ
ルフイルム配線基板4の入力端子と配線基板6の出力端
子の接続部分を封止剤11で覆い、これにより接続部に
直接人手が触れたり、インクが付着したりすることを防
止しているが、本実施例においても、端子接続部を封止
剤で覆えば、インクの侵入をより強固に防止でき、端子
接続部の信頼性がさらに向上する。
ルフイルム配線基板4の入力端子と配線基板6の出力端
子の接続部分を封止剤11で覆い、これにより接続部に
直接人手が触れたり、インクが付着したりすることを防
止しているが、本実施例においても、端子接続部を封止
剤で覆えば、インクの侵入をより強固に防止でき、端子
接続部の信頼性がさらに向上する。
【0064】以上説明した各実施例はサイドシューター
の記録ヘッドについてのものであったが、エッジシュー
ターの記録ヘッドにも適用でき、同様の効果が得られる
ことは言うまでもない。
の記録ヘッドについてのものであったが、エッジシュー
ターの記録ヘッドにも適用でき、同様の効果が得られる
ことは言うまでもない。
【0065】また、フレキシブルフイルム配線基板が記
録素子基板をTAB方式により実装されたTCP(Tape
Carrier Package)である場合においても、同様に印字品
位の劣化を防止することができる。
録素子基板をTAB方式により実装されたTCP(Tape
Carrier Package)である場合においても、同様に印字品
位の劣化を防止することができる。
【0066】なお、本発明のインクジェット記録ヘッド
による記録は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラ
スチック、ガラス、木材、セラミックス等の被記録媒体
に対する記録が可能であり、また使用される記録液はイ
ンクに限定されるものではなく、例えば吐出を行うこと
ができて上記被記録媒体への記録が行えるものであれば
よい。
による記録は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラ
スチック、ガラス、木材、セラミックス等の被記録媒体
に対する記録が可能であり、また使用される記録液はイ
ンクに限定されるものではなく、例えば吐出を行うこと
ができて上記被記録媒体への記録が行えるものであれば
よい。
【0067】<インクジェット記録装置>次に、上述の
各実施例のインクジェット記録ヘッドを搭載するインク
ジェット記録装置について説明する。
各実施例のインクジェット記録ヘッドを搭載するインク
ジェット記録装置について説明する。
【0068】図9は本発明により得られた記録ヘッドを
インクジェットヘッドカートリッジ(IJC)として装
着したインクジェット記録装置(IJRA)の一例を示
す外観斜視図である。
インクジェットヘッドカートリッジ(IJC)として装
着したインクジェット記録装置(IJRA)の一例を示
す外観斜視図である。
【0069】図9において、120はプラテン124上
に送紙されてきた記録紙の記録面に対向してインク吐出
を行うノズル群を具えたインクジェットヘッドカートリ
ッジ(IJC)である。116はIJC120を保持す
るキャリッジHCであり、駆動モータ117の駆動力を
伝達する駆動ベルト118の一部と連結し、互いに平行
に配設された2本のガイドシャフト119Aおよび11
9Bと摺動可能とすることにより、IJC120の記録
紙の全幅にわたる往復移動が可能となる。
に送紙されてきた記録紙の記録面に対向してインク吐出
を行うノズル群を具えたインクジェットヘッドカートリ
ッジ(IJC)である。116はIJC120を保持す
るキャリッジHCであり、駆動モータ117の駆動力を
伝達する駆動ベルト118の一部と連結し、互いに平行
に配設された2本のガイドシャフト119Aおよび11
9Bと摺動可能とすることにより、IJC120の記録
紙の全幅にわたる往復移動が可能となる。
【0070】126はヘッド回復装置であり、IJC1
20の移動経路の一端、例えばホームポジションと対向
する位置に配設される。伝動機構123を介したモータ
122の駆動力によって、ヘッド回復装置126を動作
せしめ、IJC120のキャッピングを行う。このヘッ
ド回復装置126のキャップ部126AによるIJC1
20へのキャッピングに関連させて、ヘッド回復装置1
26内に設けた適宜の吸引手段によるインク吸引もしく
はIJC120へのインク供給経路に設けた適宜の加圧
手段によるインク圧送を行い、インクを吐出口より強制
的に排出させることによりノズル内の増粘インクを除去
する等の吐出回復処理を行う。また、記録終了時等にキ
ャッピングを施すことによりIJCが保護される。
20の移動経路の一端、例えばホームポジションと対向
する位置に配設される。伝動機構123を介したモータ
122の駆動力によって、ヘッド回復装置126を動作
せしめ、IJC120のキャッピングを行う。このヘッ
ド回復装置126のキャップ部126AによるIJC1
20へのキャッピングに関連させて、ヘッド回復装置1
26内に設けた適宜の吸引手段によるインク吸引もしく
はIJC120へのインク供給経路に設けた適宜の加圧
手段によるインク圧送を行い、インクを吐出口より強制
的に排出させることによりノズル内の増粘インクを除去
する等の吐出回復処理を行う。また、記録終了時等にキ
ャッピングを施すことによりIJCが保護される。
【0071】130はヘッド回復装置126の側面に配
設され、シリコンゴムで形成されるワイピング部材とし
てのブレードである。ブレード130はブレード保持部
材130Aにカンチレバー形態で保持され、ヘッド回復
装置126と同様、モータ122および伝動機構123
によって動作し、IJC120の吐出面との係合が可能
となる。これにより、IJC120の記録動作における
適切なタイミングで、あるいはヘッド回復装置126を
用いた吐出回復処理後に、ブレード130をIJC12
0の移動経路中に突出させ、IJC120の移動動作に
伴ってIJC120の吐出面における結露、濡れあるい
は塵埃等をふきとるものである。
設され、シリコンゴムで形成されるワイピング部材とし
てのブレードである。ブレード130はブレード保持部
材130Aにカンチレバー形態で保持され、ヘッド回復
装置126と同様、モータ122および伝動機構123
によって動作し、IJC120の吐出面との係合が可能
となる。これにより、IJC120の記録動作における
適切なタイミングで、あるいはヘッド回復装置126を
用いた吐出回復処理後に、ブレード130をIJC12
0の移動経路中に突出させ、IJC120の移動動作に
伴ってIJC120の吐出面における結露、濡れあるい
は塵埃等をふきとるものである。
【0072】上述のインクジェット記録装置はプリン
タ、複写機、通信システムを有するファクシミリ、プリ
ンタ部を有するワードプロセッサ等の装置、さらには各
種処理装置と複合的に組み合わせた産業用記録装置に適
用できる。
タ、複写機、通信システムを有するファクシミリ、プリ
ンタ部を有するワードプロセッサ等の装置、さらには各
種処理装置と複合的に組み合わせた産業用記録装置に適
用できる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように構成される本発明に
よれば、フラックスを用いた電極部の酸化皮膜や汚れの
除去を行う必要がないので、飛散したフラックスにより
記録素子基板の吐出口が目づまりしたり、さらにはハン
ダ接続後のフラックス残さから発生するイオンガスの分
子が吐出口付近に付着してインクの撥水性を低下させた
り、吐出口より侵入して電気熱変換素子に付着したりし
て印字品位が劣化するといったことがなく、信頼性の高
いインクジェット記録ヘッドを提供できる。
よれば、フラックスを用いた電極部の酸化皮膜や汚れの
除去を行う必要がないので、飛散したフラックスにより
記録素子基板の吐出口が目づまりしたり、さらにはハン
ダ接続後のフラックス残さから発生するイオンガスの分
子が吐出口付近に付着してインクの撥水性を低下させた
り、吐出口より侵入して電気熱変換素子に付着したりし
て印字品位が劣化するといったことがなく、信頼性の高
いインクジェット記録ヘッドを提供できる。
【0074】また、本発明によれば、フレキシブルフイ
ルム配線基板の電極端子と記録素子基板の電極との接続
部分を封止剤により封止する必要はないので、オリフィ
ス面やノズル内壁面、さらには電気熱変換素子表面に封
止剤の揮発しやすい低分子成分や溶媒分が付着してその
部分におけるインクに対する塗れ性が変化するといった
ことがなく、安定した高品位の印字を提供できる。
ルム配線基板の電極端子と記録素子基板の電極との接続
部分を封止剤により封止する必要はないので、オリフィ
ス面やノズル内壁面、さらには電気熱変換素子表面に封
止剤の揮発しやすい低分子成分や溶媒分が付着してその
部分におけるインクに対する塗れ性が変化するといった
ことがなく、安定した高品位の印字を提供できる。
【0075】本発明のうち接着剤により被覆された電極
部が吐出口が形成されたオリフィス面の高さより低くな
るように構成されたものにおいては、ヘッドと被記録媒
体との間隔をオリフィス面から被記録媒体までの距離で
決定することができるので、よりコンパクトなヘッド部
を構成することができる。さらには、被覆された電極部
をオリフィス面より低くしたことでゴムブレードによる
オリフィス面のクリーニングの際に弊害が生じることも
なくなり、さらに安定性、信頼性の高い記録ヘッドを提
供することができる。
部が吐出口が形成されたオリフィス面の高さより低くな
るように構成されたものにおいては、ヘッドと被記録媒
体との間隔をオリフィス面から被記録媒体までの距離で
決定することができるので、よりコンパクトなヘッド部
を構成することができる。さらには、被覆された電極部
をオリフィス面より低くしたことでゴムブレードによる
オリフィス面のクリーニングの際に弊害が生じることも
なくなり、さらに安定性、信頼性の高い記録ヘッドを提
供することができる。
【0076】本発明のうちフレキシブルフイルム配線基
板の電極端子と記録素子基板の電極とを導電粒子を含む
異方性導電接着剤を用いた加熱圧着により電気的に固定
接続するものにおいては、金属間結合をするために35
0度以上の高温処理や超音波を用いた処理を行う必要は
ないので、オリフィス面に形成されているノズル部材が
劣化したり、オリフィス面と下地との接着力が低下した
りすることがなく、信頼性の高いヘッドを得られる。ノ
ズルの信頼性を低下させるといったことも生じない。
板の電極端子と記録素子基板の電極とを導電粒子を含む
異方性導電接着剤を用いた加熱圧着により電気的に固定
接続するものにおいては、金属間結合をするために35
0度以上の高温処理や超音波を用いた処理を行う必要は
ないので、オリフィス面に形成されているノズル部材が
劣化したり、オリフィス面と下地との接着力が低下した
りすることがなく、信頼性の高いヘッドを得られる。ノ
ズルの信頼性を低下させるといったことも生じない。
【0077】従来はフレキシブルフイルム配線基板の電
極端子がその構造上有機基体より露出した構成となって
いるため、記録素子基板の電極を辺に沿って複数列形成
して該電極の接続密度を上げるといった構成とすること
は極めて困難であった。本発明では、フレキシブルフイ
ルム配線基板の電極端子は基板裏面に設けられるので、
電極を記録素子基板の辺に沿って複数列形成することが
でき、電極の接続密度を上げることが可能となってい
る。
極端子がその構造上有機基体より露出した構成となって
いるため、記録素子基板の電極を辺に沿って複数列形成
して該電極の接続密度を上げるといった構成とすること
は極めて困難であった。本発明では、フレキシブルフイ
ルム配線基板の電極端子は基板裏面に設けられるので、
電極を記録素子基板の辺に沿って複数列形成することが
でき、電極の接続密度を上げることが可能となってい
る。
【図1】本発明の第1の実施例のインクジェット記録ヘ
ッドを説明するための図で、(a)は斜視図、(b)は
(a)のA−A’断面図である。
ッドを説明するための図で、(a)は斜視図、(b)は
(a)のA−A’断面図である。
【図2】図1(a)のB−B’断面図である。
【図3】記録素子基板とフレキシブルフイルム配線基板
の接続構造を説明するための図で、(a)は分解図、
(b)は記録素子基板をフレキシブルフイルム配線基板
に実装した状態の斜視図である。
の接続構造を説明するための図で、(a)は分解図、
(b)は記録素子基板をフレキシブルフイルム配線基板
に実装した状態の斜視図である。
【図4】図3(a)のA−A’断面図である。
【図5】電極を記録素子基板の外周に渡って形成した場
合の接続構造を説明するための図で、(a)は分解図、
(b)は記録素子基板をフレキシブルフイルム配線基板
に実装した状態の斜視図である。
合の接続構造を説明するための図で、(a)は分解図、
(b)は記録素子基板をフレキシブルフイルム配線基板
に実装した状態の斜視図である。
【図6】電極を記録素子基板の辺に沿って複数列形成し
た場合の接続構造を説明するための図で、(a)は分解
図、(b)は記録素子基板をフレキシブルフイルム配線
基板に実装した状態の斜視図である。
た場合の接続構造を説明するための図で、(a)は分解
図、(b)は記録素子基板をフレキシブルフイルム配線
基板に実装した状態の斜視図である。
【図7】本発明の第2の実施例のインクジェット記録ヘ
ッドの斜視図である。
ッドの斜視図である。
【図8】(a)は図7のA−A’断面図、(b)は図7
のB−B’断面図である。
のB−B’断面図である。
【図9】本発明により得られた記録ヘッドをインクジェ
ットヘッドカートリッジ(IJC)として装着したイン
クジェット記録装置(IJRA)の一例を示す外観斜視
図である。
ットヘッドカートリッジ(IJC)として装着したイン
クジェット記録装置(IJRA)の一例を示す外観斜視
図である。
【図10】サイドシューターの記録ヘッドの斜視図であ
る。
る。
【図11】記録素子基板とフレキシブルフイルム配線基
板の具体的な構造を示す図である。
板の具体的な構造を示す図である。
【図12】記録素子基板をフレキシブルフイルム配線基
板に実装した状態を示す図で、(a)は斜視図、(b)
は(a)のA−A’断面図である。
板に実装した状態を示す図で、(a)は斜視図、(b)
は(a)のA−A’断面図である。
【図13】図10のA−A’断面図である。
1 記録素子基板 2 吐出口 3 インク供給口 4 フレキシブルフイルム配線基板 5 外部入力パット 6 配線基板 7 オリフィス面 8 電極端子 9 異方性導電接着膜 9’ 導電粒子 9” 接着剤 10 電極 11 封止剤 18 インク供給保持部材 19 インク流路 20 熱硬化接着剤
Claims (14)
- 【請求項1】 熱エネルギーにより生じる気泡の発生に
基づく圧力によって記録液が吐出される少なくとも1つ
の記録素子基板と、前記記録素子基板が実装されるフレ
キシブルフイルム配線基板と、前記記録素子基板におけ
る熱エネルギーの発生を制御するための信号が外部より
入力される電極パットを備え、前記フレキシブルフイル
ム配線基板を介して前記記録素子基板と電気的に接続さ
れる配線基板と、を有するインクジェット記録ヘッドに
おいて、 前記フレキシブルフイルム配線基板の入力端子と前記配
線基板の出力端子とが熱硬化接着剤を用いた加熱圧着に
より電気的に固定接続され、その接続された電極部が該
接着剤により被覆されたことを特徴とするインクジェッ
ト記録ヘッド。 - 【請求項2】 請求項1に記載のインクジェット記録ヘ
ッドにおいて、 前記フレキシブルフイルム配線基板の電極端子と前記記
録素子基板の電極とが熱硬化接着剤を用いた加熱圧着に
より電気的に固定接続され、その接続された電極部が該
接着剤により被覆されたことを特徴とするインクジェッ
ト記録ヘッド。 - 【請求項3】 請求項1に記載のインクジェット記録ヘ
ッドにおいて、 前記熱硬化接着剤により固定接続された電極部をさらに
封止剤により封止したことを特徴とするインクジェット
記録ヘッド。 - 【請求項4】 請求項3に記載のインクジェット記録ヘ
ッドにおいて、 前記熱硬化接着剤はエポキシ樹脂を主成分とし、前記封
止剤はシリコン樹脂を主成分とすることを特徴とするイ
ンクジェット記録ヘッド。 - 【請求項5】 請求項3に記載のインクジェット記録ヘ
ッドにおいて、 前記フレキシブルフイルム配線基板の端部から露出する
熱硬化接着剤の露出量を制限したことを特徴とするイン
クジェット記録ヘッド。 - 【請求項6】 請求項5に記載のインクジェット記録ヘ
ッドにおいて、 前記熱硬化接着剤の露出量を0.5mm以内とすること
を特徴とするインクジェット記録ヘッド。 - 【請求項7】 請求項1に記載のインクジェット記録ヘ
ッドにおいて、 前記記録素子基板が該基板に記録液を供給する液供給保
持部材に保持され、前記配線基板が前記液供給保持部材
の記録素子基板が保持された面と隣り合う面に保持され
たことを特徴とするインクジェット記録ヘッド。 - 【請求項8】 請求項7に記載のインクジェット記録ヘ
ッドにおいて、 前記フレキシブルフイルム配線基板の入力端子部は、前
記配線基板の裏面に設けられた出力端子と前記液供給保
持部材との間に挟まれて固定されていることを特徴とす
るインクジェット記録ヘッド。 - 【請求項9】 熱エネルギーにより生じる気泡の発生に
基づく圧力によって記録液が吐出される記録素子基板
と、前記記録素子基板が実装されるフレキシブルフイル
ム配線基板と、を有するインクジェット記録ヘッドにお
いて、 前記フレキシブルフイルム配線基板の電極端子と前記記
録素子基板の電極とが熱硬化接着剤を用いた加熱圧着に
より電気的に固定接続され、その接続された電極部が該
接着剤により被覆されたことを特徴とするインクジェッ
ト記録ヘッド。 - 【請求項10】 請求項2または請求項9に記載のイン
クジェット記録ヘッドにおいて、 前記記録素子基板の電極が該基板の外周に渡って形成さ
れ、フレキシブルフイルム配線基板の電極端子が該基板
裏面の前記電極と対向する位置に形成され、前記電極端
子と前記電極とがそれぞれ熱硬化接着剤を用いた加熱圧
着により電気的に固定接続されたことを特徴とするイン
クジェット記録ヘッド。 - 【請求項11】 請求項2または請求項9に記載のイン
クジェット記録ヘッドにおいて、 前記記録素子基板の電極が該基板の辺に沿って複数列形
成され、フレキシブルフイルム配線基板の電極端子が該
基板裏面の前記電極と対向する位置に形成され、前記電
極端子と前記電極とがそれぞれ熱硬化接着剤を用いた加
熱圧着により電気的に固定接続されたことを特徴とする
インクジェット記録ヘッド。 - 【請求項12】 請求項2または請求項9に記載のイン
クジェット記録ヘッドにおいて、 前記熱硬化接着剤により被覆された電極部が、前記記録
素子基板の液体が吐出される吐出口が形成されたオリフ
ィス面の高さより低くなるように構成されたことを特徴
とするインクジェット記録ヘッド。 - 【請求項13】 請求項1乃至請求項6、または請求項
9乃至請求項12のいずれかに記載のインクジェット記
録ヘッドにおいて、 前記熱硬化接着剤は導電粒子を含んだ異方性導電接着剤
であり、電気的な接続が該導電粒子により行われるイン
クジェット記録ヘッド。 - 【請求項14】 請求項1乃至請求項13のいずれかに
記載のインクジェット記録ヘッドを、副操作方向に往復
移動可能なキャリッジ上に搭載し、被記録媒体に対して
記録を行うインクジェット記録装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8202248A JPH1044418A (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | インクジェット記録ヘッドおよびそのヘッドを用いたインクジェット記録装置 |
| US08/902,324 US6241340B1 (en) | 1996-07-31 | 1997-07-29 | Ink-jet recording head, process for producing the head and ink-jet recording apparatus employing the head |
| EP97113150A EP0822082B1 (en) | 1996-07-31 | 1997-07-30 | Ink-jet recording head, process for producing the head and ink-jet recording apparatus employing the head |
| DE69722865T DE69722865T2 (de) | 1996-07-31 | 1997-07-30 | Tintenstrahlaufzeichnungskopf, Verfahren zur Herstellung des Kopfs und Tintenstrahlaufzeichnungsapparat mit diesem Kopf |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8202248A JPH1044418A (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | インクジェット記録ヘッドおよびそのヘッドを用いたインクジェット記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1044418A true JPH1044418A (ja) | 1998-02-17 |
Family
ID=16454410
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8202248A Pending JPH1044418A (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | インクジェット記録ヘッドおよびそのヘッドを用いたインクジェット記録装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6241340B1 (ja) |
| EP (1) | EP0822082B1 (ja) |
| JP (1) | JPH1044418A (ja) |
| DE (1) | DE69722865T2 (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007175882A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Seiko Epson Corp | フレキシブル基板の実装方法、フレキシブル基板の実装構造、液滴吐出ヘッドの製造方法、液滴吐出ヘッド、及び液滴吐出装置 |
| US7400515B2 (en) | 2004-06-23 | 2008-07-15 | Sharp Kabushiki Kaisha | Circuit board electrode connection structure |
| US7425057B2 (en) | 2005-04-04 | 2008-09-16 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid discharge head and method for manufacturing the same |
| US7789499B2 (en) | 2007-03-30 | 2010-09-07 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink jet print head and method of manufacturing ink jet print head |
| JP2012187865A (ja) * | 2011-03-11 | 2012-10-04 | Toshiba Tec Corp | インクジェットヘッド |
| JP2012187863A (ja) * | 2011-03-11 | 2012-10-04 | Toshiba Tec Corp | インクジェットヘッド |
| US8398214B2 (en) | 2008-02-26 | 2013-03-19 | Seiko Epson Corporation | Liquid ejecting head, liquid ejecting apparatus, and actuator device |
| TWI477403B (zh) * | 2008-03-01 | 2015-03-21 | Hewlett Packard Development Co | 用於流體噴射精密分配裝置匣總成之可撓性電路 |
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