JPH1044736A - 車両用サスペンション装置 - Google Patents

車両用サスペンション装置

Info

Publication number
JPH1044736A
JPH1044736A JP22319196A JP22319196A JPH1044736A JP H1044736 A JPH1044736 A JP H1044736A JP 22319196 A JP22319196 A JP 22319196A JP 22319196 A JP22319196 A JP 22319196A JP H1044736 A JPH1044736 A JP H1044736A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
strut
suspension device
hydraulic
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22319196A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohito Morikawa
倫仁 森川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP22319196A priority Critical patent/JPH1044736A/ja
Publication of JPH1044736A publication Critical patent/JPH1044736A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】油圧制御系が失陥した場合においても、継続し
て走行することが可能なエネルギ回生型のハイドロニュ
ーマチックサスペンション装置を提供することを目的と
する。 【解決手段】各車軸をそれぞれ対応するストラット15
〜18によって車体に懸架するとともに、これらのスト
ラット15〜18をそれぞれ対応するアキシャルプラン
ジャポンプ31〜34を介してリザーバ36に接続し、
故障した場合には各ストラット15〜18をそれぞれ中
立位置とするとともに、アキシャルプランジャポンプ3
1〜34の斜板59が中立位置となってこのポンプのス
トロークが0となるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用サスペンショ
ン装置に係り、とくに油圧シリンダ等の液体圧式シリン
ダから成るストラットを介して車軸を車体側に懸架する
ようにした車両用サスペンション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば特公平7−12771号公報に
は、車軸を油圧シリンダから成るストラットを介して車
体に懸架するようにした車両用サスペンション装置が開
示されている。一般に油圧シリンダそれ自体は防振機能
を有しておらず、また減衰力を発生しない。そこでこの
ようなストラットに連通して接続されてるアキュムレー
タによって防振機能を付加し、しかもストラットとアキ
ュムレレータとの間に接続されている絞りによって減衰
力を発生させるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなサンペンシ
ョン装置にエネルギ回生用のポンプを接続すると、スト
ラットの伸縮に伴うオイルの圧力エネルギを回収できる
ようになる。ところがこのようなエネルギ回生用ポンプ
は油圧系および電気系の失陥時に、サスペンション装置
を構成するストラットが最長位置または最短位置になっ
てしまい、不安定な状態になる可能性がある。従ってと
くに制御系を構成するシステムが故障すると、走行不能
になり、路上故障の原因となる可能性がある。
【0004】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、制御系に不具合が生じた場合において
も、サスペンション装置がそれ本来の機能を維持し、こ
れによって走行を継続し得るようにした車両用サスペン
ション装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、車軸を液体圧
式シリンダから成るストラットを介して車体側に懸架す
るとともに、前記ストラットにアキュムレータを接続
し、該アキュムレータによって防振機能を付与するよう
にした車両用サスペンション装置において、各車輪に対
応して設けられているストラットにそれぞれポンプを接
続し、該ポンプを液圧モータとすることによって前記ス
トラットの伸縮のエネルギを回収するとともに、前記ポ
ンプの制御系の失陥時に前記ポンプを中立位置に固定す
るようにしたことを特徴とする車両用サスペンション装
置に関するものである。
【0006】エネルギ回生用の液圧モータを兼用するポ
ンプがアキシャルプランジャポンプから構成されるとと
もに、該ポンプの油圧制御系が失陥したときに斜板の傾
斜角が実質的に0に固定されてよい。
【0007】別の発明は、車軸を液体圧式シリンダから
成るストラットを介して車体側に懸架するとともに、前
記ストラットにアキュムレータを接続し、該アキュムレ
ータによって防振機能を付与するようにした車両用サス
ペンション装置において、各車輪に対応して設けられて
いるストラットにそれぞれポンプを接続し、該ポンプを
液圧モータとすることによって前記ストラットの伸縮の
エネルギを回収するとともに、前記ストラットと前記エ
ネルギ回生用の液圧モータを兼用するポンプとの間にロ
ックバルブを接続し、油圧制御系が失陥した場合に前記
ストラットを中立位置にして前記ロックバルブを閉じる
ようにしたことを特徴とする車両用サスペンション装置
に関するものである。
【0008】各車輪に対応して設けられているポンプが
串刺し状に直列に連結されるとともに、後輪側のポンプ
が共通の駆動源側に連結され、前輪側のポンプが末端側
に連結され、しかも前記串刺し状に連結されているポン
プと前記共通の駆動源との間に駆動力の接断を制御する
クラッチが介装されてよい。
【0009】前記ストラットと前記ポンプとを接続する
液圧管路に対して分岐する分岐管路に前記アキュムレー
タと減衰用絞りとを接続するようにしてよい。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施の形態に係
る車両用サスペンション装置の全体の構成を示すもので
ある。このサスペンション装置はバスに適用されるもの
であって、その車体を便宜上車体フレーム10によって
示しているが、フレームそれ自体がないモノコック構造
あるいはシェル構造の車体を有する車両等にも適用可能
である。
【0011】フレーム10によって表わされる車体に
は、左右の前輪11、12および左右の後輪13、14
がそれぞれストラット15、16、17、18を介して
懸架されるようになっている。ストラット15〜18は
いずれも油圧シリンダから構成されており、そのピスト
ンロッド19が車体フレーム10に連結される構造にな
っている。ピストンロッド19の体積によって、ストラ
ット15〜18は、その伸縮に伴ってオイルを収納する
空間の有効体積が変化することになる。
【0012】上記のようなストラット15〜18内のオ
イルの量の変化を吸収するように、各ストラット15〜
18にはそれぞれアキュムレータ21、22、23、2
4が接続されるようになっている。さらにこれらのアキ
ュムレータ21、22、23、24とストラット15〜
18のピストンの両側の油圧室とを接続するようにそれ
ぞれ一対ずつの絞り25、26、27、28が接続され
るようになっている。
【0013】アキュムレータ21〜24は窒素ガスを封
入しており、その圧縮に伴う弾性復元力によって防振機
能をストラット15〜18にそれぞれ付与するようにし
ている。またアキュムレータ21〜24とストラット1
5〜18との間でのオイルの流動が起ると、絞り25〜
28が減衰力を発生し、これによってショックアブソー
バとしての機能をサスペンション装置に付与するように
している。
【0014】上記のサスペンション装置を構成する左前
方のストラット15、右前方のストラット16、左後方
のストラット17、右後方のストラット18はそれぞれ
対応するエネルギ回生ポンプ31、32、33、34に
接続されるようになっている。これらのポンプ31〜3
4はいずれも油圧モータに切換えられるようになってお
り、これによってストラット15〜18の伸縮に伴うエ
ネルギの回収を行なうようにしている。なおこれらのポ
ンプ31〜34の反対側のポートはいずれもリザーバ3
6と接続されている。
【0015】次に上記4つのポンプ31〜34の構造
を、左前方のポンプ31を例にとって説明すると、図2
に示すようにポンプ31はベース40を備えるととも
に、このベース40がほぼカップ状をなすケーシング4
1と組合わされ、これによってポンプのハウジングが組
立てられるようになっている。そしてベース40とケー
シング41とにそれぞれ保持されているベアリング4
2、43によって駆動軸44が回転可能に支持されるよ
うになっている。すなわち駆動軸44はベース40およ
びケーシング41を貫通した状態でポンプ31に取付け
られている。
【0016】駆動軸44にはシリンダブロック47が取
付けられており、駆動軸44と一緒に回転するようにな
っている。そしてこのシリンダブロック47には駆動軸
44に対して円周方向に沿って複数本のシリンダ48が
形成されており、これらのシリンダ48にはいずれもプ
ランジャ49が摺動可能に嵌合されている。そしてシリ
ンダ48にはそれぞれその軸線方向の端部にポート50
が形成されている。そしてベース40とシリンダブロッ
ク47との間には弁板51が配されている。弁板51に
は円周方向に沿って吸入溝52と排出溝53とがそれぞ
れ形成されるようになっており、上記シリンダ48のポ
ート50が上記吸入溝52および排出溝53と連通され
るようになっている。
【0017】プランジャ49の先端部はボールジョイン
ト56を介してプランジャシュー57に接続されてい
る。そしてプランジャシュー57はシュープレート58
上を摺動するようになっている。シュープレート58は
斜板59の表面に固着されている。また斜板59にはそ
のほぼ中心部に大きな開口60が形成され、この開口6
0を駆動軸44が貫通しており、斜板59は回転するこ
となく、その傾斜角のみが変更されるようになってい
る。
【0018】次に上記斜板59の傾斜角を変更するため
の構造について説明すると、ベース40の外周側の部分
には軸線方向と平行な方向に突出するようにロッド状の
ストッパ62が設けられている。そしてストッパ62の
外周側にはスリーブ63が配され、同じくベース40に
固着されている。そしてスリーブ63に対して摺動可能
にコントロールシリンダ64が配され、このコントロー
ルシリンダ64がボールジョイント65を介して斜板5
9の外周側の部分に連結されている。
【0019】このようなコントロールシリンダ64に対
して円周方向に180°ずれた位置にはガイドシリンダ
67が配され、上記ベース40に固着されている。そし
てガイドシリンダ67内にはガイドロッド68が摺動可
能に組合わされている。ガイドロッド68の基端部はボ
ールジョイント69を介して上記斜板59のコントロー
ルシリンダ64が連結されている位置とは円周方向に1
80°ずれた位置に連結されている。また上記ボールジ
ョイント69とベース40に取付けられているガイドシ
リンダ67の段部との間にはリターンスプリング70が
介装されており、このリターンスプリング70の弾性復
元力によって斜板59は図2において反時計方向に回動
付勢され、コントロールシリンダ64がストッパ62に
当接される方向に付勢されるようになっている。
【0020】コントロールシリンダ64にはポート71
が設けられており、このポート71を通してストッパ6
2とスリーブ63との間の隙間にオイルを供給すると、
コントロールシリンダ64が図2において左方へ移動さ
れるようになり、斜板59がリターンスプリング70を
押圧しながら時計方向に回動されるようになっている。
すなわちポート71を介して印加されるオイルの油圧に
よってコントロールシリンダ64によって斜板59の傾
斜角を調整し、プランジャ49のストロークを調整する
ようにしている。
【0021】上記4つのポンプ31〜34はそれぞれ図
4に示すように配列されている。すなわち比較的負荷が
小さい前輪側のポンプ31、32が駆動軸75の先端側
に位置するとともに、比較的大きな駆動トルクを要する
後輪側のポンプ33、34が駆動軸75の基端側の部分
に配されている。そして駆動軸75に串刺し状に連結さ
れて配列されている4つのポンプ31〜34はフレーム
73上に支持されるとともに、適宜配されているラバー
マウント74を介して車体に取付けられるようになって
いる。
【0022】駆動軸75の基端側にはロードアイソレー
タ76が取付けられるとともに、このロードアイソレー
タ76の入力側にドライブプーリ77が固着されるよう
になっており、ドライブプーリ77をエンジン側のクラ
ンクプーリを介して駆動することによって、駆動軸75
を介して4つのポンプ31〜34が一緒に回転駆動され
るようになっている。
【0023】次に前後左右の4本のストラット15〜1
8とポンプ31〜34の油圧の配管系について図5によ
り説明する。図5から明らかなように、左右の後輪1
3、14については、前後一対のストラット17、18
がそれぞれ設けられており、これらのストラット17、
18の中間位置において後輪13、14の車軸を懸架す
るようにしている。これは後輪13、14の軸重が前輪
11、12の軸重のほぼ2倍に相当するために、このよ
うな大きな軸重に耐えるようにするためである。
【0024】ポンプ31〜34のコントロールシリンダ
64に対してそれぞれ所定の油圧を付加し、斜板59の
傾斜角を制御するために比例弁81、82、83、84
がそれぞれコントロールシリンダ64のポート71に接
続されている。またポンプ31〜34の吐出側とストラ
ット15〜18との間の油圧管路にはそれぞれ油圧セン
サ96、97、98、99が接続されている。
【0025】次に上記ポンプ31〜34とそれぞれ油圧
配管を介して接続されているストラット15〜18の油
圧制御系について説明すると、図6に示すようにこの制
御系はコンピュータ103を備えている。コンピュータ
103は各種のセンサからの情報を演算処理する演算手
段104と、演算手段104の出力と油圧センサ96の
出力とを比較するコンパレータ105と、コンパレータ
105の出力に応じた指示油圧に対応する信号を発生す
るための演算手段106とを備えている。そしてコンピ
ュータ103にはストラット15のストロークを検出す
るストロークセンサ108の出力信号が入力されるよう
になっている。またポンプ31の出力油圧であってスト
ラット15に印加される油圧が油圧センサ96によって
電気信号に変換され、コンピュータ103に入力される
ようになっている。
【0026】コンピュータ103の出力はサーボアンプ
110に供給される。このサーボアンプ109は比例弁
81に対して制御信号を加えるようになっている。しか
もここでは比例弁81の出力をフィードバック制御する
ようにしており、サーボアンプ110と比例弁81とに
よってフィードバックループを形成している。
【0027】図7は比例弁81を制御する回路のブロッ
ク図を示している。ここでサーボアンプ110と比例弁
81との間の信号ラインにはダーリントン接続されたト
ランジスタ121、122が接続されている。トランジ
スタ122が導通されると、サーボアンプ110の出力
をアース側へ側路し、これによって比例弁81に入力さ
れる電圧をアース電圧と等しい0ボルトにするためのも
のである。
【0028】また比例弁81のフィードバック信号をサ
ーボアンプ110に戻すフィードバックラインには電子
スイッチ123が接続されている。このスイッチ123
は可動接点が一対の端子124、125の切換えを行な
うようになっている。そして端子124がサーボアンプ
110の出力端子とトランジスタ122のコレクタとの
間に接続されている。これに対して端子125は比例弁
81のフィードバック端子に接続されている。そしてコ
ンピュータ103のポートからの信号によってトランジ
スタ121のベース電流と電子スイッチ123の切換え
とが行なわれるようになっている。
【0029】以上のような構成において、左右の前輪1
1、12および左右の後輪13、14はそれぞれストラ
ット15〜18を介して車体フレーム10側に懸架され
るようになっている。そしてストラット15〜18と接
続されているアキュムレータ21〜24によってこのサ
スペンション装置が防振機能を発生するようになってい
る。またストラット15〜18とアキュムレータ21〜
24との間に接続されている絞り25〜28によって減
衰力が発生され、ショックアブソーバとしての機能を発
生する。従ってこのようなハイドロニューマチックサス
ペンション装置によって、路面からの振動を遮断すると
ともに、車体の振れを抑えることが可能になり、良好な
乗り心地を達成できるようになる。
【0030】サスペンション装置を構成するストラット
15〜18はそのピストンにピストンロッド19が連結
されているために、ストラット15〜18が収縮すると
ピストンロッド19が中へ入込み、その体積分だけ内部
の有効容積が小さくなる。これに対してストラット15
〜18が伸長するとピストンロッド19が押出されるた
めに、内部の有効容積が増加する。
【0031】このようなストラット15〜18の有効容
積の変化はアキュムレータ21によって吸収される。ア
キュムレータ21〜24に封入されている窒素ガスによ
って弾性復元力が発生され、このような弾性復元力によ
ってストラット15〜18が防振機能を有するサスペン
ション装置として作動することになる。
【0032】さらにこのサスペンション装置は、車体の
ローリングやピッチングによってあるストラットが伸長
されるとともに反対側のストラットが収縮すると、伸長
したストラットからオイルを排出するとともに、収縮し
たストラットに対してオイルを供給するように4つのポ
ンプ31〜34がそれぞれ独立に作動するようになって
いる。
【0033】例えば車両が右方へ旋回する場合には、右
側のストラット16、18が伸長するとともに、左側の
ストラット15、17が収縮する。従ってポンプ32、
34によってストラット16、18内のオイルがリザー
バ36内へ戻されるとともに、リザーバ36からのオイ
ルがポンプ31、33によってストラット15、17に
供給される。しかも伸長したストラット16、18から
のオイルをポンプ32、34によってリザーバ36に戻
すときにオイルの圧力差を利用してこれらのポンプ3
2、34がエネルギを回収するようにしており、このよ
うな回収されたエネルギによってオイルを圧送するポン
プ31、33の駆動を助けるようにしている。
【0034】図6に示すように各ストラット15〜18
のストロークはストロークセンサ108によって検出さ
れ、ストラットの変位信号がコンピュータ103に供給
される。コンピュータ103の演算手段104は目標油
圧を演算によって求めるとともに、コンパレータ105
で実際にポンプ31が発生している油圧と比較し、演算
手段105によって指示油圧に関する信号を発生する。
この信号がサーボアンプ110に供給され、比例弁81
が作動される。すなわち比例弁81はポンプ31に対し
て適正な油圧の信号圧を供給する。
【0035】図5に示す比例弁81によってポンプ31
のコントロールシリンダ64にポート71を通して信号
圧が供給されると、図2に示すポンプ31の斜板59の
角度が変更され、これによってプランジャ49のストロ
ークが調整されるとともに、必要に応じてこのポンプを
回生用の油圧モータに変換できるようになる。
【0036】この動作を図2に示すポンプ31について
説明すると、ポート71を通して比例弁81で発生され
た油圧が供給されると、ストッパ62とスリーブ63と
の間の隙間を通してコントロールシリンダ64に制御油
圧が供給され、この制御油圧によってスリーブ63に対
してコントロールシリンダ64が左方へ移動される。こ
のときにコントロールシリンダ64に対して斜板59を
介して反対側に位置するガイドシリンダ67の外周側の
リターンスプリング70の弾性復元力が印加される。従
ってコントロールシリンダ64に印加される油圧とリタ
ーンスプリング70の復元力とがバランスする位置まで
斜板59が旋回される。従って比例弁81を介して加え
られる油圧を調整することにより、斜板59の角度を任
意に調整できる。
【0037】そして斜板59が反時計方向に大きく回動
すればするほどプランジャ49のストロークが大きくな
り、これによってポンプ31の吐出量が多くなる。これ
に対して斜板59が時計方向に回動されるとプランジャ
49のストロークが小さくなってポンプ31の吐出量が
少なくなる。図3に示すように駆動軸44に対して垂直
な角度になるまで斜板59がコントロールシリンダ64
によって回動されると、プランジャ49のストロークが
0になるためにポンプ31は中立状態になり、これによ
ってポンプはオイルを吐出することがなくなるととも
に、オイルを吸引することもない。
【0038】ポート71を通してさらにコントロールシ
リンダ64に油圧を印加すると、図3に示す中立状態を
越えてさらに斜板59が時計方向に回動される。すると
弁板51の排出溝53を通してプランジャ49によって
シリンダ48内にオイルが吸入されるとともに、弁板5
1の吸入溝52を通してプランジャ49によってオイル
が排出されるようになる。すなわちポンプ31のオイル
の流れが逆になる。そしてここでは加圧されたオイルが
吸入されるためにポンプ31が油圧モータとして作動す
るようになり、回収されたトルクがシリンダブロック4
7を介して駆動軸44に伝達される。すなわち回生され
た出力を駆動軸44を介して取出すことが可能になる。
【0039】従って図6に示す制御系によって、比例弁
81を制御することによって、ポンプ31〜34をそれ
ぞれ互いに独立に油圧ポンプとして、あるいはまた油圧
モータとして作動させることが可能になるとともに、ス
トラット15〜18に対して加圧されたオイルを供給
し、あるいはまたストラット15〜18からオイルを排
出してリザーバ36側へ戻すことが可能になる。従って
ハイドロニューマチックサスペンションに対してオート
レベラ機能を付加することが可能になる。
【0040】このようなサスペンション装置の図5およ
び図6に示す制御系が、ストラット15〜18が最長位
置まで伸長した状態あるいは最短位置まで収縮した状態
で失陥すると、車体が不安定な状態になる。場合によっ
ては制御系のシステムが故障すると走行不能になって路
上故障を起す可能性がある。そこで本実施の形態におい
ては、故障の場合はまず図6に示す制御系によってスト
ラット15〜18を中立状態に戻すようにしている。し
かも図6のサーボアンプ110の回路を工夫し、制御系
に故障が発生した場合にはサーボアンプ110の出力が
0ボルトになるとともに、このときに比例弁81がポン
プ31のコントロールシリンダ64に対してポート71
を通して供給する油圧が、斜板59が図3に示す中立位
置となる油圧に設定している。
【0041】制御系が故障した場合にサーボアンプ11
0の出力を0ボルトにする動作は図7に示す回路によっ
て行なわれる。すなわちコンピュータ103がセンサ9
6〜98および108の出力を読込むとともに、制御系
の失陥が発生したと判断した場合には、コンピュータ1
03はトランジスタ121のベース電位を1にする。従
ってトランジスタ121が導通され、このトランジスタ
121を通してトランジスタ122にベース電流が供給
される。従ってトランジスタ122が導通し、サーボア
ンプ110の出力をアース側に側路させる。従って比例
弁81に加えられる電圧が0ボルトになる。
【0042】しかもこのときにコンピュータ103はス
イッチ123の可動接点を端子125から端子124に
切換える。従って比例弁81からのフィードバック信号
が遮断されるとともに、トランジスタ122によって接
地されている0ボルトの信号がサーボアンプ110に印
加されるようになる。
【0043】このような比例弁81の制御によって、ポ
ンプ31〜34のコントロールシリンダ64に対して、
斜板59が中立位置になるような油圧が比例弁81〜8
4から発生される。ポンプ31〜34の斜板59が図3
に示す垂直位置になると、このポンプ31のプランジャ
49のストロークが0になるために、ポンプ31〜34
は単に空転するだけであって、ストラット15〜18か
らリザーバ36側へオイルを排出することがなく、ある
いはまたリザーバ36内のオイルをストラット15〜1
8に供給することもない。従ってストラット15〜18
はそれぞれ互いに独立した状態で対応する車輪11〜1
4の車軸を懸架することになる。従ってこのような対策
によれば、制御系のシステムが故障した場合においても
走行を継続することが可能になり、路上故障を回避でき
るようになる。
【0044】なお制御系の故障の場合に図7に示す回路
を用いてポンプ31の斜板59を中立位置に戻す代り
に、ポンプ31の油圧が失陥してポート71を通してコ
ントロールシリンダ64に加わる油圧が零になった場合
に、このポンプ31の斜板59が図3に示すように中立
位置に戻るようにリターンスプリング70の長さと弾性
復元力とを調整するようにしてもよい。このような構成
によると、油圧の失陥時にポンプ31を自動的に中立状
態に戻すことが可能になる。
【0045】次に別の実施の形態のフェールセーフ対策
について説明する。このフェールセーフ対策の構成は図
8に示すロックバルブ86〜89を用いるものである。
すなわちここではポンプ31〜34とストラット15〜
18との油圧管路にはそれぞれロックバルブ86、8
7、88、89が接続されるようになっている。これら
のロックバルブ86〜89は、フェイルセイフ対策のた
めのものであって、制御系が故障した場合にストラット
15〜18を中立位置でそれぞれロックするためのもの
である。そしてロックバルブ86〜89を作動させるた
めにこれらのロックバルブ86〜89にはそれぞれパイ
ロットバルブ91、92、93、94がそれぞれ接続さ
れるようになっている。
【0046】このようなロックバルブ86〜89によっ
て管路を閉鎖するフェールセーフ動作はコンピュータ1
03によって、図9に示すフローチャートに基いて行な
われる。コンピュータ103はストラット15〜18の
ストロークをストロークセンサ108によって検出する
とともに、ストロークが中間位置でない場合には図6に
示すサーボ回路によって比例弁81を制御し、この比例
弁81によってポンプ31〜34を駆動し、各ストラッ
ト15〜18をそれぞれ中立位置に調整する。そして中
立位置に調整されたことが図6に示すストロークセンサ
108で検出された場合に、ロックバルブ86〜89を
閉じてストラット15〜18をポンプ31〜34から遮
断し、このサスペンション位置を中立位置でロックす
る。
【0047】ロックバルブ86〜89がそれぞれ閉じら
れると、4つのサスペンション装置のストラット15〜
18は互いに全く独立のハイドロニューマチックサスペ
ンション装置を構成することになる。しかもそれぞれの
ストラット15〜18が中立位置に維持されているため
に、このようなサスペンション装置は通常のニューマチ
ックサスペンション装置として機能し、走行に対して全
く支障を与えることがない。従って制御系のシステムが
故障しても、継続して正常な走行を行なうことが可能に
なる。
【0048】図10はこのような実施の形態に付加する
のに用いて好適な形態を示している。ここでは4つのポ
ンプ31〜34を駆動するためのドライブプーリ77と
ポンプ31〜34との間に電磁クラッチ113を設ける
ようにしたものである。システムが故障した場合には、
上記のロックバルブ86〜89を閉鎖することによっ
て、ポンプ31〜34は各サスペンション装置と切離さ
れる。ところがこのときにポンプはエンジンに対して負
荷になる可能性がある。そこで電磁クラッチ113を設
け、故障時に電磁クラッチ113を遮断すると、より確
実なフェールセーフ対策が行なわれるとともに、これら
のポンプ31〜34がエンジンに対して負荷となること
が防止され、ポンプ31〜34の無駄な運転を防止でき
るようになり、車両の燃費の改善につながる。
【0049】図11は別の実施の形態を示すものであっ
て、この実施の形態においては、ストラット15とポン
プ31とを接続する管路に対して分岐する分岐管118
にアキュムレータ21と絞り25とを接続するようにし
ている。とくに絞り25を分岐管118に接続するよう
にしているために、ポンプ31とストラット15との間
を流動するオイルが絞り25によって絞られることがな
くなり、これによってポンプ31のレベリング機能の応
答性が改善される。しかもアキュムレータ21とストラ
ット15との間を流動するオイルは必ず絞り25によっ
て絞られるために、このサスペンション装置の減衰特性
を損うことはない。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明は、ポンプの制御系
の失陥時にこのポンプを中立位置に固定するようにした
ものである。従って制御系の故障によってストラットが
最長長さまで伸長され、あるいはまた最短長さまで収縮
されることが防止される。
【0051】別の発明は油圧制御系が失陥した場合にス
トラットを中間位置にしてロックバルブを閉鎖するよう
にしたものである。従って制御系の失陥時においては各
ストラットがそれぞれ互いに独立のサスペンション装置
を構成することになり、これによって通常の走行を継続
することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】サスペンション装置の全体の構成を示す配管図
である。
【図2】油圧ポンプの縦断面図である。
【図3】斜板が中立状態になったときの油圧ポンプの縦
断面図である。
【図4】油圧ポンプの配置を示す側面図である。
【図5】油圧制御系の回路図である。
【図6】制御系のブロック図である。
【図7】比例弁の制御回路のブロック図である。
【図8】別の実施の形態の油圧制御系の回路図である。
【図9】ロックバルブの閉鎖の動作を示すフローチャー
トである。
【図10】別の実施の形態のポンプの駆動系を示す斜視
図である。
【図11】別の実施の形態の絞りの接続を示す配管図で
ある。
【符号の説明】 10 車体フレーム 11 前輪(左) 12 前輪(右) 13 後輪(左) 14 後輪(右) 15 ストラット(前左) 16 ストラット(前右) 17 ストラット(後左) 18 ストラット(後右) 19 ピストンロッド 21 アキュムレータ(前左) 22 アキュムレータ(前右) 23 アキュムレータ(後左) 24 アキュムレータ(後右) 25 絞り(前左) 26 絞り(前右) 27 絞り(後左) 28 絞り(後右) 31 ポンプ(前左) 32 ポンプ(前右) 33 ポンプ(後左) 34 ポンプ(後右) 36 リザーバ 40 ベース 41 ケーシング 42、43 ベアリング 44 駆動軸 47 シリンダブロック 48 シリンダ 49 プランジャ 50 ポート 51 弁板 52 吸入溝 53 排出溝 56 ボールジョイント 57 プランジャシュー 58 シュープレート 59 斜板 60 開口 62 ストッパ 63 スリーブ 64 コントロールシリンダ 65 ボールジョイント 67 ガイドシリンダ 68 ガイドロッド 69 ボールジョイント 70 リターンスプリング 71 ポート 73 フレーム 74 ラバーマウント 75 駆動軸 76 ロードアイソレータ 77 ドライブプーリ 81 比例弁(前左) 82 比例弁(前右) 83 比例弁(後左) 84 比例弁(後右) 86 ロックバルブ(前左) 87 ロックバルブ(前右) 88 ロックバルブ(後左) 89 ロックバルブ(後右) 91 パイロットバルブ(前左) 92 パイロットバルブ(前右) 93 パイロットバルブ(後左) 94 パイロットバルブ(後右) 96 油圧センサ(前左) 97 油圧センサ(前右) 98 油圧センサ(後左) 99 油圧センサ(後右) 103 コンピュータ 104 演算手段 105 コンパレータ 106 演算手段 108 ストロークセンサ 110 サーボアンプ 113 電磁クラッチ 114 クランクプーリ 115 ベルト 118 分岐管 121、122 トランジスタ 123 電子スイッチ 124、125 端子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車軸を液体圧式シリンダから成るストラッ
    トを介して車体側に懸架するとともに、前記ストラット
    にアキュムレータを接続し、該アキュムレータによって
    防振機能を付与するようにした車両用サスペンション装
    置において、 各車輪に対応して設けられているストラットにそれぞれ
    ポンプを接続し、該ポンプを液圧モータとすることによ
    って前記ストラットの伸縮のエネルギを回収するととも
    に、 前記ポンプの制御系の失陥時に前記ポンプを中立位置に
    固定するようにしたことを特徴とする車両用サスペンシ
    ョン装置。
  2. 【請求項2】エネルギ回生用の液圧モータを兼用するポ
    ンプがアキシャルプランジャポンプから構成されるとと
    もに、該ポンプの油圧制御系が失陥したときに斜板の傾
    斜角が実質的に0に固定されることを特徴とする請求項
    1に記載の車両用サスペンション装置。
  3. 【請求項3】車軸を液体圧式シリンダから成るストラッ
    トを介して車体側に懸架するとともに、前記ストラット
    にアキュムレータを接続し、該アキュムレータによって
    防振機能を付与するようにした車両用サスペンション装
    置において、 各車輪に対応して設けられているストラットにそれぞれ
    ポンプを接続し、該ポンプを液圧モータとすることによ
    って前記ストラットの伸縮のエネルギを回収するととも
    に、 前記ストラットと前記エネルギ回生用の液圧モータを兼
    用するポンプとの間にロックバルブを接続し、油圧制御
    系が失陥した場合に前記ストラットを中立位置にして前
    記ロックバルブを閉じるようにしたことを特徴とする車
    両用サスペンション装置。
  4. 【請求項4】各車輪に対応して設けられているポンプが
    串刺し状に直列に連結されるとともに、後輪側のポンプ
    が共通の駆動源側に連結され、前輪側のポンプが末端側
    に連結され、しかも前記串刺し状に連結されているポン
    プと前記共通の駆動源との間に駆動力の接断を制御する
    クラッチが介装されていることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項3に記載の車両用サスペンション装置。
  5. 【請求項5】前記ストラットと前記ポンプとを接続する
    液圧管路に対して分岐する分岐管路に前記アキュムレー
    タと減衰用絞りとを接続するようにしたことを特徴とす
    る請求項1または請求項3に記載の車両用サスペンショ
    ン装置。
JP22319196A 1996-08-06 1996-08-06 車両用サスペンション装置 Pending JPH1044736A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22319196A JPH1044736A (ja) 1996-08-06 1996-08-06 車両用サスペンション装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22319196A JPH1044736A (ja) 1996-08-06 1996-08-06 車両用サスペンション装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1044736A true JPH1044736A (ja) 1998-02-17

Family

ID=16794234

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22319196A Pending JPH1044736A (ja) 1996-08-06 1996-08-06 車両用サスペンション装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1044736A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006213119A (ja) * 2005-02-02 2006-08-17 Honda Motor Co Ltd 車両用サスペンション装置
JP2009102015A (ja) * 2009-02-09 2009-05-14 Toyota Motor Corp 車両懸架装置
JP2020083304A (ja) * 2018-11-16 2020-06-04 アイシン精機株式会社 ショックアブソーバ
JP2024116288A (ja) * 2020-03-27 2024-08-27 ポラリス インダストリーズ インコーポレーテッド 実用車両

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006213119A (ja) * 2005-02-02 2006-08-17 Honda Motor Co Ltd 車両用サスペンション装置
JP2009102015A (ja) * 2009-02-09 2009-05-14 Toyota Motor Corp 車両懸架装置
JP2020083304A (ja) * 2018-11-16 2020-06-04 アイシン精機株式会社 ショックアブソーバ
JP2024116288A (ja) * 2020-03-27 2024-08-27 ポラリス インダストリーズ インコーポレーテッド 実用車両

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7360777B2 (en) Vehicle suspension system
CN110065357A (zh) 用于机动车辆的车轮悬架系统
US5020826A (en) Vehicle suspension system
JP5031563B2 (ja) 油圧式車両サスペンションシステム
US8776961B2 (en) Shock absorber and suspension apparatus
RU2007136052A (ru) Гидравлическая система подвески для транспортного средства
US11059342B2 (en) Actuator system
CA2003636C (en) Vehicle suspension device
JP2002542977A (ja) アクチュエータ
KR920703355A (ko) 자동차 현가장치
JP2000264034A (ja) アクティブサスペンションの制御装置
KR20000060927A (ko) 자동차용 능동 현가장치
JP6361414B2 (ja) 車両のサスペンション装置
JP3092088B2 (ja) サスペンション装置
JP2009255785A (ja) 電動アクティブダンパ
JP2000264033A (ja) アクティブサスペンションの制御装置
US11667172B2 (en) Suspension system and method for operation of said system
US4960291A (en) Automotive suspension system
JPH0526526U (ja) スタビライザ制御装置
JP3042315B2 (ja) アライメント制御装置のフェイルセーフ構造
JPS6023203Y2 (ja) サスペンシヨン支持装置
JPH02306816A (ja) 能動型サスペンション装置
JP2021099123A (ja) 緩衝器
JP3211210B2 (ja) サスペンション装置
JPH04126621A (ja) 車両用アクティブサスペンション装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040310