JPH104555A - 動きベクトル検出装置 - Google Patents

動きベクトル検出装置

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JPH104555A
JPH104555A JP15510296A JP15510296A JPH104555A JP H104555 A JPH104555 A JP H104555A JP 15510296 A JP15510296 A JP 15510296A JP 15510296 A JP15510296 A JP 15510296A JP H104555 A JPH104555 A JP H104555A
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pixel
vector
motion vector
motion
evaluation
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JP15510296A
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Masahito Nonaka
雅人 野中
Akihiko Matsuo
明彦 松尾
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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  • Color Television Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベクトル検出の演算量を削減することがで
き、検出精度の向上を図ることができる動きベクトル検
出装置を提供する。 【解決手段】 動きベクトル検出装置10は、ブロック
マッチングによる画素単位の動きベクトルの検出におい
て、ベクトル検出対象画素の周辺画素をグループに分
け、マッチング演算をグループ単位に行い、評価時に検
出対象画素についての評価ウエイトを周辺画素の評価値
に比べて高くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画像圧縮におけ
る動き補償のベクトルを検出する動きベクトル検出装置
に係り、特に、動き補償フレーム間予測、フレーム内挿
における動き推定のための画素単位の動きベクトル検出
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像圧縮の国際標準としてJPEG(Jo
int Photograghic Expert Group)やMPEG(Moving
Picture Expert Group)がある。
【0003】MPEGは、MPEGI,MPEGII,M
PEGIVの3レベルの規格案が検討されている。MPE
GIでは、1.5Mbpsの通信回線で伝送できる動画
像圧縮を目的としており、おもにテレビ電話やテレビ会
議などで使用することが考えられている。MPEGIで
は、現行のNTSC方式のビデオ画像を320×240
ピクセルの解像度として扱い、1フレームを構成する2
フィールドのうち1フィールドのみのデータを用いる。
MPEGIIでは、10Mbpsを超える通信回線で伝送
できる圧縮が目標で、ISDNなどによる動画像伝送や
ディジタル・ビデオがターゲットとされている。そし
て、MPEGIVは、低ビットレートを対象としている。
【0004】MPEGの特徴は、DCT(Discrete Cos
ine Transform:離散コサイン変換)による静止画像圧
縮に加えて、時間軸方向の圧縮のためのフレーム間予測
処理を行なうことであるが、動画像圧縮の前提条件とし
てフレームのランダム・アクセスができること、早送り
による再生や巻戻し再生(逆方向)ができることがあげ
られている。したがって、MPEGにおけるフレーム間
予測は、前向きと後向きの両方向を採用している。MP
EGにあっても、基本的にはMC(動き補償)+DCT
を用いる。動き補償を行なうブロックサイズは16×1
6(但し8×8のモードもある)、DCTは8×8ブロ
ックに対して行なう。また、この動き補償は1/2画素
精度で行なう。1/2画素精度の動き補償は、予測に用
いる参照フレーム上において画素単位でずらした位置を
調べるのみならず、画素と画素の間の位置を補間によっ
て生成し、マッチングをとることによって行なう。
【0005】時間方向の予測を伴う動画像圧縮装置で
は、カメラのPANや被写体の移動による予測効率の低
下を軽減させるために、動き補償による予測を行なって
いる。この動き補償は、着目フレーム(符号化対象フレ
ーム)と参照フレーム(例えば、前フレーム)間で対象
領域の動きベクトルを検出し、参照フレームにおいて動
きベクトル分だけずらした位置を参照画素とし、これを
予測値として着目画素との差分(予測誤差)を伝送する
方法である。例えば、動き補償予測は予測元画像の動き
ベクトルを基に移動体の動きを予測し、原画像において
その動きを補償している。動き補償は16×16画素の
ブロック単位で前画像のそのブロックの位置の近傍で一
番差分が少ないところを探索し、それとの差分をとるこ
とによりさらに送らなければならないデータを削減する
という手法であり、動きベクトルを検出する手段として
一般に動き補償の対象となる部分画像の元の場所から一
定の範囲内をサーチし、最も誤差の少ない(すなわち、
最も近似度が高い)場所を検出し、これを予測信号とし
て用いるものである。
【0006】また、時間方向の予測を伴う通常の動画像
圧縮装置(CCITT H.261やMPEG.Vid
eo等)では、生成された動きベクトルを符号化する場
合、その付近の部分画像(通常は、1つ前に処理された
部分画像)の持つ動きベクトルとの差分をとり、その差
分のみを符号化している。
【0007】従来のこの種の動画像圧縮装置におけるM
C(動き補償)検出方法としては、例えば「一画素マッ
チングに基づく動き推定の基礎検討」(テレビ学技報I
CS94−38(1994.2)に記載されたものがあ
る。
【0008】動画像の高能率符号化技術の一つに、上述
したフレーム間予測がある。フレーム間予測は、時間的
に接近した画像間には高い相関があるという性質を利用
した圧縮方法で、前画像と現画像の差分を伝送する方法
である。静止している画像の場合、前画像と現画像の差
分はほとんどないため符号化効率は非常に高くなるが、
動きのある画像では相関が少なくなり符号化効率は低下
する。このため、動き量及び方向(動きベクトル)を検
出し、これを用いて画像の一部または全部を動かすこと
で、2枚の画像間の相関を高くする方法が用いられてい
る。
【0009】動きベクトルの検出は、ブロックマッチン
グで行う方法が一般的である。ブロックマッチング方法
とは、現画像1フレームを複数のブロックに分割し、各
ブロックと前画像の同じ大きさのブロックとの類似性を
調べ、最も類似性の高いブロックとの位置関係を動きベ
クトルとして出力する方法である。ある1つの位置関係
に対する評価演算は、2つのブロック間で同じ位置にあ
る画素同士の差分の絶対値または自乗値をブロック内の
全ての画素に対し求め、これを累計することで行う。ブ
ロックサイズがΜライン×N画素の時、1本の試行ベク
トル(i,j)の演算は数1で示される。
【0010】
【数1】
【0011】この評価を、探索範囲内に存在する評価を
行うべき全てのベクトル(以下、試行ベクトルという)
について行い、最終的に数1に示す式のDi,jを最も小
さくする(i,j)を動きベクトルにしている。このよ
うに、ブロックマッチング法ではブロック単位にベクト
ル検出を行うため、求まる動きベクトルはブロックの動
きを表すものになる。
【0012】一方、動画像中に頻繁に現われる移動する
物体に着目すると、物体の輪郭部には物体と背景の2種
類の動きが存在する。このような一つのブロック内での
複数の異なる動きを、ブロックマッチング法では1個の
ベクトルで代表して表現するため、実際の動きとの対応
がとれないという問題があった。この問題は、画素単位
に動きベクトルを検出することで解決できる。
【0013】上記文献では、ブロックマッチング法での
ブロックの大きさを1×1にした画素マッチングをもと
にして、画素単位の動きベクトルを検出している。この
方法の評価式を数2に示す式で表す。
【0014】
【数2】
【0015】ここで、Di,jを最小にするi,jを画素
単位の動きベクトルの候補としている。実際には雑音な
どの影響を考慮して、Di,jがある閾値以下のi,jを
動きベクトル候補としている。画素マッチンクでは、候
補に選ばれるi,jの組が多数存在するため、これらの
組に対し別の評価関数を用いて実際の動きに対応したベ
クトルi,jを抽出している。新たな評価関数として
は、具体的には「ブロックマッチング法」、「非線形加
重和による手法」、「多数決演算による手法」が挙げら
れている。
【0016】「ブロックマッチング法」は、ベクトル検
出対象画素を中心にしたブロックについて、ブロックマ
ッチング法で検出する方式である。上述したブロックマ
ッチング法では求まったベクトルはブロック内の全画素
についてのベクトルとしていたが、ここではブロックの
中心画素だけのベクトルとして扱う。
【0017】「非線形加重和による手法」は、ベクトル
検出対象画素の近くに位置し、かつ似た値をとる画素を
一つのグループとし、このグループ内の全ての画素につ
いて前記数2に示す式で与えられる評価値を累計し、評
価累計値を最小にするi,jを動きベクトルとする方式
である。
【0018】「多数決演算による手法」は、前記数2に
示す式で得られる評価値がある一定レベル以下か否かを
判別し、一定レベル以下、すなわちマッチングがとれて
いる画素の数を数え、その数が最も多いi,jを動きベ
クトルとする方式である。この方式では単純に数を見る
だけでなく、マッチングのとれた画素の塊具合も評価し
ている。
【0019】以上のような方法で、画素単位の動きベク
トルを検出し、ブロック単位のベクトル検出で問題であ
った複数の動きが存在するときの検出精度の劣化を改善
している。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の動きベクトル検出装置にあっては、以下に述
べるような問題点があった。
【0021】「ブロックマッチング法」による従来例で
は、処理は単純であるが画素単位に数1に示す式の評価
を行うため、計算量が膨大な量になるという問題点があ
った。ブロック単位にベクトルを求めるときは、ブロッ
クに1個のベクトルを検出すればよいが、画素単位では
ブロック内の画素数分のベクトルを見つけるため、検出
ブロックの大きさに比例した計算が必要となる。このた
め、同じ計算量での処理を考えると、動きベクトル検出
の探索範囲を広くとることができず、動きの大きな画像
については検出精度の劣化が起きていた。さらに、検出
ベクトルはブロック内の各画素の動きを代表するもので
あるため、すなわちベクトル検出対象画素だけの動きを
示すものではないため、ブロック内に複数の動きがある
場合の問題に対する改善効果は小さいものとなってい
た。
【0022】「非線形加重和による手法」では、処理が
複雑になるという問題点があった。すなわち、ベクトル
検出対象画素に近い値を持つ画素を一度抽出してからマ
ッチングを行うため、1個のベクトルの検出に2種類の
データを扱うことになり、高速にベクトル検出すること
が困難になっていた。さらに、近傍の似た値の画素が同
一の動きになることが前提条件となっているため、条件
から外れる画像、例えば人物が写っている画像の手の指
・口元などの関節がある部分では、誤ったベクトルを見
つける可能性があった。
【0023】「多数決による手法」にあっても、「非線
形加重和による手法」と同様に処理が複雑になるという
問題点があった。この方法では、検出精度を高めるため
にマッチングのとれた画素の分布も評価しているため、
より複雑な処理が要求される。
【0024】以上のいずれの方法も、ベクトル検出対象
画素を含むあるグループに対して処理をしており、求ま
る動きベクトルはグループを代表するものであったた
め、必ずしもベクトル対象画素の動きに対応したもので
はなかった。
【0025】本発明は、ベクトル検出の演算量を削減す
ることができ、検出精度の向上を図ることができる動き
ベクトル検出装置を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明に係る動きベクト
ル検出装置は、複数の画像間に存在する動きを、画素単
位に検出する動きベクトル検出装置において、基準画像
に対しベクトル対象画素を中心とするブロックと、参照
画像に対し基準画像のブロックと同じ大きさのブロック
を形成し、該ブロック同士の類似度の評価を行う際に、
ベクトル検出対象画素の評価値に対する重みを、周辺に
位置する画素の評価値より重くするように構成する。
【0027】また、動きベクトル検出装置は、ベクトル
検出対象画素の周辺に位置する画素を複数のグループに
分け、それぞれのグループを代表する画素値を抽出し、
ベクトル検出対象画素と複数のグループ代表画素を用い
て評価演算を行うように構成してもよい。
【0028】また、動きベクトル検出装置は、ベクトル
検出対象画素の周辺に位置する画素を1つのグループに
分け、それぞれのグループを代表する画素値を抽出し、
ベクトル検出対象画素と周辺画素を代表する画素を用い
て評価演算を行うように構成してもよい。
【0029】また、周辺画素のグループ分けを、検出対
象画素からの距離に対応して行うものであってもよい。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明に係る動きベクトル検出装
置は、動画像の動き検出予測信号を用いる動画像蓄積装
置等の動きベクトル検出装置に適用することができる。
【0031】図1は本発明の実施形態に係る動きベクト
ル検出装置の構成を示すブロック図である。図1に示す
動きベクトル検出装置は、動き補償フレーム間予測、フ
レーム内挿における動き推定のための画素単位の動きを
検出する動きベクトル検出装置に適用した例である。
【0032】図1において、動きベクトル検出装置10
は、現画像データ入力端子100、前画像データ入力端
子101、平均値算出器102〜105、メモリ10
6,107、評価演算器108〜110、加算器11
1、最小値検出器112、レジスタ113、制御器11
4及び動きベクトル出力端子115から構成される。
【0033】上記現画像データ入力端子100は、現画
像データが入力される入力端子である。
【0034】上記前画像データ入力端子101は、前画
像データが入力される入力端子である。
【0035】上記平均値算出器102〜105は、加算
器から構成され、グループ代表値を生成する平均値算出
器である。
【0036】上記メモリ106は、ベクトル検出に必要
な画像データ及びグループ代表値データを保持する現画
像用のメモリである。
【0037】上記メモリ107は、ベクトル検出に必要
な画像データ及びグループ代表値データを保持するメモ
リ106と同じ目的の前画像用のメモリである。メモリ
107ではベクトル探索範囲に応じたデータ量を記憶す
るため、メモリ106に比べて大きな容量のメモリを使
用する。
【0038】上記評価演算器108〜110は、加算
(減算)器と、絶対値演算器及び後述する数3に示す式
の係数を乗算するテーブルからなる評価演算器である。
【0039】上記加算器111は、評価演算器108〜
110の出力を加算する3入力の加算器である。
【0040】上記最小値検出器112は、内部に比較器
と仮最小値を記憶するレジスタを備え、乗算器106出
力の評価値を比較し、最小の値をとるときにホールドパ
ルスを出力する最小値検出器である。
【0041】上記レジスタ113は、D−フリップフロ
ップ(FF)から構成され、最小値検出器112出力の
パルスを用いて、制御器114からの試行ベクトルを保
持する。
【0042】上記制御器114は、試行ベクトルを発生
して出力する。
【0043】上記動きベクトル出力端子115は、レジ
スタ113に蓄えられている試行ベクトルを動きベクト
ルとして出力する出力端子である。
【0044】このように、本実施形態に係る動きベクト
ル検出装置10は、評価演算器108〜110が、3個
配置されているため、3個のデータのマッチングを一度
に評価できる。すなわち、後述する数3に示す式の演算
を1サイクルで行なえる。
【0045】次に、上述のように構成された動きベクト
ル検出装置10の動作を説明する。
【0046】本実施形態に係る動きベクトル検出方法
は、文献記載の「ブロックマッチング法」において、ベ
クトル検出対象画素についての評価値のウエイトを周辺
画素の評価値に比べて高くすることで、対象画素の動き
を正確にベクトルで表そうとするものである。さらに、
周辺画素をグループに分け、グループを代表する画素値
を求め、ベクトル評価にこの代表画素を使うことでマッ
チング演算の計算量をも削減するものである。
【0047】図2に、文献記載の「ブロックマッチング
法」と本方法の違いを示す。この図2でブロック(正方
形)の中心に位置する画素が、ベクトル検出対象画素に
なる。
【0048】ブロックマッチング法では、各画素同士に
ついて差分の絶対値を求めその累計で評価値を算出して
いたが、本方法では、最初にグループを代表する画素を
求め、グループを代表する画素同士の差分の絶対値和で
評価値を算出することになる。
【0049】グループ分割と代表画素値の算出について
図2を参照して説明する。グループ分割は、ベクトル検
出対象画素からの距離をもとに行う。図2(b)に示す
ように、検出対象画素はそれ自身で一つのグループと
し、検出対象画素に接する上下左右の4画素、及び斜め
方向に位置する4画素でそれぞれグループ化する。
【0050】また、グループの代表値は、グループ内の
4画素の平均値に、検出対象画素からの距離による重み
付けを行うことで求める。距離の近いグループの情報は
比重を重くし、離れるに従い軽くしていく。
【0051】以下に説明する実施形態では、ベクトル検
出対象画素を中心とする計9画素の情報を用いて、画素
単位の動きベクトルを検出する。評価演算は数3に示す
式に基づく演算を全ての試行ベクトルについて行い、D
i,jが最も小さくなるときのi,jを動きベクトルとす
る。
【0052】
【数3】
【0053】ここで、Χは現(基準)画像データ、Yは
前(参照)画像データを表し、数4で示される。
【0054】
【数4】
【0055】また、前記数3に示す式中、α,β,γ
は、検出対象画素Xm,nからの距離に基づく係数であ
る。
【0056】以下、動きベクトル検出装置10の動作に
ついて図1を参照して詳細に説明する。
【0057】現画像データ入力端子100からは現フレ
ームのベクトル検出対象画素データ及びその周辺画素の
合計9個の画素が入力される。同様に、前画像データ入
力端子101からは、前フレームのベクトルの探索範囲
内の全ての画素とその周辺画素が入力される。探索範囲
が水平・垂直方向共に−4〜+3画素であれば、探索範
囲内の64画素と、その周辺36画素が入力されること
になる。周辺画素はグループ代表画素を生成に使用す
る。
【0058】入力された現フレームデータは3系統に分
けられ、ベクトル検出対象画素はそのままXm,nとして
メモリ106に書き込まれ、対象画素の上下左右に位置
する4画素は平均値算出器102で平均値化された後に
Xm,n′としてメモリ106に書き込まれ、斜め方向に
位置する4画素は平均値算出器103で処理されXm,
n″としてメモリ106に書き込まれる。メモリ106
にはこのようにして3個のデータが記憶される。
【0059】前フレームデータも同様に3系統に分けら
れ、そのうち2系統は途中平均値算出器104,105
でYm+i,n+j′,Ym+i,n+j″にされ、メモリ107に書
き込まれる。前フレームデータはi,jがそれぞれ−4
〜+3まで変化するため、メモリ107には各系統64
個の計192個のデータが記憶されることになる。
【0060】以降、後段の回路では、メモリ106,1
07に保持されているデータを用い、1個の試行ベクト
ルの評価に3回のマッチングを行い、動きベクトルを求
めていく。
【0061】まず、制御器114から評価を行うべきベ
クトル、すなわち試行ベクトルが1個出力される。メモ
リ106からは3系統に分離している現画像データが出
力され、それぞれ評価演算器108〜110に入力され
る。メモリ107からは制御器114出力の試行ベクト
ルi,jで偏移した前画像データが3系統読み出され、
それぞれ評価演算器108〜110に入力される。
【0062】評価演算器108〜110では、それぞれ
のグループのデータ同士の差分絶対値を求め、係数α,
β,γを掛け合わせる。評価演算器108〜110の出
力は加算器111で累計され、ある1個の試行ベクトル
の評価値になる。したがって、前記数3に示す式の演算
は、評価演算器108〜110と加算器111で行なわ
れていることになる。
【0063】最小値検出器112では、以上のようにし
て生成された評価値と、既に評価の終っている試行ベク
トル中での最小評価値とを比較する。新たに入力された
評価値がより小さいと判断すると、内部レジスタの値を
新たな評価値に更新し、最小値検出パルスを出力する。
以前の最小評価値の方が小さいと判断した場合は何もし
ない。最初の試行ベクトルの評価では、無条件に最小値
が検出されたと判断する。
【0064】最小値検出器112出力の最小値検出パル
スは、レジスタ113に送出される。レジスタ113で
は、パルスが入力されたときに制御器114が出力して
いる試行ベクトルを、仮の動きベクトルとしてホールド
する。
【0065】以上の一連の動作が終了すると、制御器1
14からは新たな試行ベクトルが出力され、同様に評価
を行う。全ての試行ベクトルの評価が終了すると、最小
値検出器112内には最小評価値が、レジスタ113に
はそのときの試行ベクトルが保持されていることにな
る。
【0066】この試行ベクトルが動きベクトルとして出
力端子115より出力され、1個の画素に対するベクト
ル検出を終える。
【0067】さらに、連続して隣接する画素Χm,n+1の
動きベクトルを求める場合について説明する。
【0068】画素Xm,nのベクトル検出では、参照画素
として、Ym+i,n+j,Ym+i,n+j′,Ym+i,n+j″を使用
していた。これらのデータはメモリ107内に残ってい
るため、参照データとしては新たに必要になる分だけ、
すなわち探索範囲の端の部分だけ取り込み、不要になっ
た領域に上書きすればよい。これは、jの値が最大のと
きの、Ym+i,(n+1)+j,Ym+i,(n+1)+j′,Ym+i,(n+1)+
j″を生成して、メモリ107上のjが最小の時のYm+
i,n+j,Ym+i,n+j′,Ym+i,n+j″があった領域に上書
きすることになる。
【0069】以上のようにして更新された前画像データ
と、現画像について新たに入力したΧm,n+1とその周辺
画素を用いて、評価演算を行なっていく。
【0070】以上説明したように、本実施形態に係る動
きベクトル検出装置10は、ブロックマッチングによる
画素単位の動きベクトルの検出において、ベクトル検出
対象画素の周辺画素をグループに分け、マッチング演算
をグループ単位に行い、評価時に検出対象画素について
の評価ウエイトを周辺画素の評価値に比べて高くしてい
るので、ベクトル検出の演算量を削減することができ、
検出精度の向上を図ることができる。
【0071】すなわち、従来方法では、各画素単位にマ
ッチング演算を行なっていたため、3×3のブロックで
の処理には、9回のマッチング演算が必要であった。こ
れは、図1の評価演算器が9個必要になることを意味す
る。さらに次段の加算器でも、9個のデータの加算を行
うことになる。これに対して本方法では9個の画素を3
種類のグループにまとめているため、マッチング演算は
3回で構わない。一方、本方法では、マッチング演算の
前にグループの代表画素を平均値演算で求める必要があ
るが、動作説明のように隣接する画素を連続して処理す
る場合、新たに算出する代表画素は僅かである。
【0072】ここで、具体的な演算量の削減効果につい
て説明する。水平・垂直方向共に−4〜+3まで探索範
囲を持つとすると、試行ベクトルの総数は64個にな
る。ブロックサイズが3×3で、1画素のマッチング演
算1回を加算2.5回に換算すると、従来方法では、1
440回の加算が必要であった。本方法では、グループ
代表値算出の平均値演算に390回、マッチング演算に
480回の合計870回で実現することができ、約60
%の演算量に減少する。
【0073】また、上述の連続処理を適応した720p
el×480lineの画像全体の処理を考えると、従
来方法では497,664,000回の加算となるが、
本方法ではグループ代表値算出に4,147,200
回、マッチング演算に165,888,000回で合計
170,035,200回となり、約34%の演算量に
減少する。また、本方法ではマッチング自体に必要な演
算量が削減されているため、ベクトル探索範囲及びブロ
ックの大きさが大きくなれば、さらに大きな削減効果が
得られる。
【0074】また、従来方法では、マッチング演算の際
に各画素が等しい重みを持っていたため、検出対象画素
以外の画素で特徴的な動きがあるとブロックの動きがそ
の画素の動きに追従してしまい、探出対象画素の動きと
一致しないという問題があったが、本方法では、評価演
算の際に検出対象画素についての評価ウエイトを周辺画
素の評価値に比べて高くしているため、これを解決する
ことができる。
【0075】さらに、本方法では、周辺画素を検出対象
画素からの距離に応じてグループ分けしているため、図
3に示すような回転や、拡大・縮小が含まれる画像に対
しても、正確な動きを検出することができる。ブロック
マッチング法で検出できる動きベクトルは物体の平行移
動に限られているため、このような動きでは正確な動き
が検出できるとは限らず、図3の画像では正方形の左下
の黒い画素の動きは参照フレームの白い画素へ向かうこ
とになるが、本方法では正方形の枠円の黒い画素へ向か
う。ブロックマッチング法において単純に重み付けを行
うだけでも同様の検出は可能であるが、特にグループ分
けをすることで、回転・拡大縮小に一致した動きを検出
した際の評価値が小さくなり、動きベクトルの誤検出を
減らすことができる。
【0076】なお、本実施形態では、3×3のブロック
単位で、検出対象画素からの距離によりグループ化を行
い、グループによって評価ウエイトを変更する例を説明
したが、ブロックの大きさは上記サイズに限定されるも
のではなく、他のサイズでも差し支えない。
【0077】また、グループ化の手法も距離だけではな
く近傍に位置する画素を塊にする方法でも構わない。入
力画像間の時間差も、1フレーム間隔に限らず、複数フ
レーム間隔にしてもよいことは言うまでもない。
【0078】また、本実施形態では画素同士の評価に数
2に示す式に従った絶対誤差を用いているが、自乗誤差
など異なる評価関数を用いることもできる。
【0079】また、本実施形態では動きベクトル検出方
法を、例えばMPEGアルゴリズムに基づく動画像圧縮
装置に適用してもよいが、勿論これには限定されず、動
き補償を用いるものであれば全ての装置に適用可能であ
ることは言うまでもない。
【0080】さらに、上記動きベクトル検出装置、評価
演算器を構成する回路や部材の数、種類などは前述した
実施形態に限られないことは言うまでもなく、ソフトウ
ェア(例えば、C言語)により実現するようにしてもよ
い。
【0081】
【発明の効果】本発明に係る動きベクトル検出装置で
は、基準画像に対しベクトル対象画素を中心とするブロ
ックと、参照画像に対し基準画像のブロックと同じ大き
さのブロックを形成し、該ブロック同士の類似度の評価
を行う際に、ベクトル検出対象画素の評価値に対する重
みを、周辺に位置する画素の評価値より重くするように
構成しているので、ベクトル検出の演算量を削減するこ
とができ、検出精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施形態に係る動きベクトル
検出装置の構成を示すブロック図である。
【図2】上記動きベクトル検出装置の評価値の算出方法
を説明するための図である。
【図3】上記動きベクトル検出装置の回転が含まれる物
体の動きについて効果を説明するための図である。
【符号の説明】
10 動きベクトル検出装置、100 現画像データ入
力端子、101 前画像データ入力端子、102〜10
5 平均値算出器、106,107 メモリ、108〜
110 評価演算器、111 加算器、112 最小値
検出器、113レジスタ、114 制御器、115 動
きベクトル出力端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画像間に存在する動きを、画素単
    位に検出する動きベクトル検出装置において、 基準画像に対しベクトル対象画素を中心とするブロック
    と、参照画像に対し前記基準画像のブロックと同じ大き
    さのブロックを形成し、該ブロック同士の類似度の評価
    を行う際に、ベクトル検出対象画素の評価値に対する重
    みを、周辺に位置する画素の評価値より重くすることを
    特徴とする動きベクトル検出装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1記載の動きベクトル検出装
    置において、 前記ベクトル検出対象画素の周辺に位置する画素を複数
    のグループに分け、それぞれのグループを代表する画素
    値を抽出し、ベクトル検出対象画素と複数のグループ代
    表画素を用いて評価演算を行うことを特徴とする動きベ
    クトル検出装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1記載の動きベクトル検出装
    置において、 前記ベクトル検出対象画素の周辺に位置する画素を1つ
    のグループに分け、それぞれのグループを代表する画素
    値を抽出し、ベクトル検出対象画素と周辺画素を代表す
    る画素を用いて評価演算を行うことを特徴とする動きベ
    クトル検出装置。
  4. 【請求項4】 前記周辺画素のグループ分けを、検出対
    象画素からの距離に対応して行うことを特徴とする請求
    項2又は3の何れかに記載の動きベクトル検出装置。
JP15510296A 1996-06-17 1996-06-17 動きベクトル検出装置 Withdrawn JPH104555A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008226187A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Toshiba Corp 動き推定装置及びその方法
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