JPH1045678A - ポリカーボネートコポリエーテルジオールの2工程製造法 - Google Patents

ポリカーボネートコポリエーテルジオールの2工程製造法

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JPH1045678A
JPH1045678A JP9078417A JP7841797A JPH1045678A JP H1045678 A JPH1045678 A JP H1045678A JP 9078417 A JP9078417 A JP 9078417A JP 7841797 A JP7841797 A JP 7841797A JP H1045678 A JPH1045678 A JP H1045678A
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glycol
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリウレタン最終製品、サーモエラストマ
ー、塗料および接着剤の分野で添加剤として効果的なポ
リカーボネートコポリエーテルジオール(PEGCD)
の製造法の提供。 【解決手段】 2つの連続した反応工程を含んでなるP
EG CDの製造法であって、第一工程で、蒸留カラム
を取り付けた反応器中で、1種またはそれより多いポリ
エーテルグリコール(PEG)を炭酸ジメチル(DM
C)と、塩基性触媒の存在下で反応させることにより、
前駆物質である、ポリエーテルジオールのビス−ジメチ
ルカーボネート(MC PEG C)を製造し、第二工
程で、前駆物質を、触媒および過剰のDMCから分離し
た後、PEGと、溶剤および有機金属触媒の存在下でエ
ステル交換反応させることにより、PEG CDに転化
させる方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、ポリカーボネートコポリエーテ
ルジオールの製造法に関する。
【0002】より詳しくは、本撥は第一工程で前駆物質
であるポリエーテルジオールのビスジメチルカーボネー
ト(MC PEG C)を合成し、第二工程でその前駆
物質をポリカーボネートコポリエーテルジオール(PE
G CD)に転化する、2つの連続した反応工程を含ん
でなるポリカーボネートコポリエーテルジオール(PE
G CD)の製造法に関する。
【0003】本発明は、上記の製造法により得られるポ
リカーボネートコポリエーテルジオールにも関する。
【0004】ポリカーボネートコポリエーテルジオール
は、ポリウレタン最終製品、サーモエラストマー、塗料
および接着剤の分野で添加剤として効果的に使用するこ
とができる。
【0005】この分野では、PEG CDを製造するた
めの様々な合成方法が知られている。
【0006】例えば、一方法では、塩酸を除去できる物
質の存在下でPEGをホスゲンと縮合させる。
【0007】しかし、この合成方法には、適当な工業地
域でしか合成および使用できない試薬であるホスゲンが
関与し、しかも、廃棄しなければならない、水溶液の形
態の大量の無機廃棄物(NaCl、CaCl2 )を生じ
る。
【0008】別の方法では、重合開始剤としてグリコー
ルの存在下で、エチレンおよびプロピレンオキシドの様
な環状エーテルに二酸化炭素を付加することによりPE
GCDを得ることができる(ヨーロッパ特許第220,
453号明細書、R.H. Harris, J. Appl. Polym. Sc. 4
4, 605(1992) 、J. Appl. Polym. Sc. 41, 1907(199
0)、WO 8700185、米国特許第4,816,5
29号および第4,295,810号明細書)。
【0009】この合成方法は、低コストの原料を使用す
る利点はあるが、特定の分子量を有するPEG CDを
製造することはできず、ポリエチレンおよびポリプロピ
レングリコールから誘導される構造だけを与える。さら
にこの方法は、例えば米国特許第4,528,364号
明細書に記載されている様に、大量の触媒を必要とし、
その触媒を高粘度の生成物から除去することがこの製造
法を著しく複雑にしている。最後に、この方法は、軽質
のポリエーテルグリコールを反応媒体から減圧蒸留によ
り完全に除去するために180°〜210°の間の温度
を使用する必要があるが、この温度範囲でポリエーテル
ポリカーボネートは、特に触媒の存在下で、熱的に不安
定である。
【0010】また、熱分解により、生成物中に存在する
不飽和度も増加し、変色を抑えるのが困難になり、副生
成物の形成を引き起こす傾向がある。
【0011】PEG CDを得るもう一つの方法では、
例えばスズ酸ナトリウムの様な適当な触媒の存在下で、
エチレングリコールまたはポリプロピレングリコールの
環状炭酸エステルを、重合開始剤として使用する少量の
グリコールと反応させる(Polymer 33, 13, 2807, 199
2、米国特許第4,105,641号明細書)。
【0012】しかし、この方法にも前の方法と同じ制限
があり、この方法も一般的に二酸化炭素を対応するエポ
キシドに付加させることにより得られる炭酸エチレンお
よび/またはプロピレンを必要とする。
【0013】PEG CDのさらなる製造法は、炭酸ジ
アルキル、ジアリール、ジアリルまたはアルキレンによ
るPEGのエステル交換反応である。
【0014】エステル交換反応には、上記の方法に対し
て幾つかの利点があり、特に可能なすべての構造を合成
することができ、触媒の使用量が少なくて済み、PEG
/炭酸ジアルキル、ジアリール、ジアルキルまたは炭酸
アルキレンの化学量論値に基づいて分子量(Mn)を予
め決定することができる。しかし、試薬、例えばこの種
の反応に特に適していると思われる炭酸ジエチルや炭酸
エチレン、は極めて高価であり(米国特許第4,47
6,273号明細書)、分子量が、化学量論値だけに基
づいて1500単位の限度を超える十分な精度で保証さ
れず、この制限により、MWを調整するために、上記の
様な減圧蒸留によりグリコールを除去する必要がある。
【0015】ここで我々は、先行技術の欠点を無くし
た、2つの連続した反応工程を含んでなるポリカーボネ
ートコポリエーテルジオール(PEG CD)の製造法
を開発した。
【0016】より詳しくは、本発明は、式(I)を有す
るポリカーボネートコポリエーテルジオール(PEG
CD)の製造法に関するものである。
【化3】 (式中、R1 、R2 ...Rp は、同一であるか、また
は異なるものであって、2価の有機基であり、下記の構
造に対応する。 ここで、n’およびm’は分数も含めて1〜10の数で
あり、n、mおよびqは1〜10のどの数でもよく、一
般式中、x、yおよびzは個別に、または合計として、
1〜40のどの数でもよい) 前記の方法は(A)〜(b)の工程を含んでなる。
(A)蒸留カラムを取り付けた反応器中で、式 HO−R’−OH (式中、R’は下記の構造、すなわち の一つに対応する2価の有機基であり、m’およびn’
は上記の意味を有する)を有する1種またはそれより多
いポリエーテルグリコール(PEG)を炭酸ジメチル
(DMC)と、温度90〜120℃、DMC/PEGの
モル比2〜12で、0.001〜0.1重量%濃度の、
アルカリ金属またはアルカリ土類金属の群に族する金属
の酸化物、水酸化物、炭酸塩またはアルコラートからな
る群から選択された塩基性触媒の存在下で反応させるこ
とにより、前駆物質である、式
【化4】 (式中、R1 、R2 ...Rp は、同一であるか、また
は異なるものであって、2価の有機基であり、前に定義
した意味を有し、n、mおよびqは1〜10のどの数で
もよく、x’、y’...z’は個別に、または合計と
して、1〜10のどの数でもよい)を有するポリエーテ
ルグリコールポリカーボネートのビス−ジメチルカーボ
ネート(MC PEG C)を製造する第一反応工程、
および(B)前駆物質であるポリエーテルグリコールポ
リカーボネートのビス−ジメチルカーボネート(MC
PEG C)を、触媒および過剰の炭酸ジメチル(DM
C)から分離した後、蒸留カラムを取り付けた反応器中
で、式HO−R”−OH(式中、R”は下記の構造、す
なわち −(C−C−O)n'−C−C− −(C−C−C−C−O)m'−C−C−C−C− の混合物または1種である)を有するポリエーテルグリ
コール(PEG)と、温度140〜185℃、大気圧
で、ポリエーテルグリコールポリカーボネートのビス−
ジメチルカーボネート(MC PEG C)とポリエー
テルグリコール(PEG)のモル比0.8〜2で、溶剤
および0.0001〜0.0010重量%濃度の、ス
ズ、鉛、チタン、ジルコニウム、およびアンチモンの化
合物から選択された有機金属触媒の存在下でエステル交
換反応させることにより、ポリカーボネートコポリエー
テルジオールに転化させる第二反応工程。
【0017】本発明の方法には、先行技術と比較して、
下記の利点がある。一般式に従う可能なすべての構造を
製造できる。試薬の化学量論値(前駆物質とPEGの
比)に基づいて分子量を500〜5000の範囲内で正
確に調整することができる。第二反応工程で非常に僅か
な量(0.0001〜0.0010重量%)の触媒を使
用するので、その触媒の除去を最低限または不要とする
ことができる。例えば変色が少なく、ヒドロキシル官能
性が高い、などの優れた特性を備えた製品の製造。他の
高価な炭酸エステルの代わりにDMCをエステル交換反
応試薬として使用する。軽質の副生成物、例えばジオキ
サン、および重質の副生成物、例えば大型の環を有する
環状炭酸エステル、の両方が最少に抑えられるか、また
は存在しなくなる。より穏やかな処理条件の使用。例え
ば、前駆物質の合成(120℃)、および最終生成物の
合成(150℃)は低温であり、反応媒体から軽質の溶
剤(ポリエーテルグリコール)を除去するのに高度の真
空を必要としない。
【0018】ポリエーテルグリコールポリカーボネート
のビス−ジメチルカーボネート(MC PEG C)
は、オーバーレイ精留塔を上に取り付けた反応器中、9
0〜120℃の温度で、1種またはそれより多いポリエ
ーテルグリコール(PEG)をDMCと、DMC/PE
Gのモル比2〜12で、0.001〜0.1重量%濃度
のアルカリ性触媒の存在下で反応させることにより製造
される。
【0019】反応は式(2)により表される。
【化5】
【0020】使用できる触媒は、例えば炭酸リチウムお
よびカリウム、カリウムアルコラート、酸化バリウム、
酸化カルシウム、水酸化ナトリウムおよび水酸化カリウ
ムであるが、水酸化ナトリウム(ナトリウムメチラー
ト)が好ましい触媒である。
【0021】反応に有利な物質は、ジエチレングリコー
ル(DEG)、トリエチレングリコール(TEG)、テ
トラエチレングリコール(EG4)、ポリエチレングリ
コールMn200(PEG200)、ジプロピレングリ
コール(DPG、異性体混合物)、トリプロピレングリ
コール(TPG、異性体混合物)、ポリプロピレングリ
コールMn400(PPG400)、ポリプロピレング
リコールMn450(PPG450)、ポリプロピレン
グリコールMn650(PPG650)、ポリテトラヒ
ドロフランMn250(PTMEG250)、ポリテト
ラヒドロフランMn600(PTMEG600)、ジプ
ロピレングリコールポリエチレングリコールMn250
(DPG bEO250)である。
【0022】エステル交換反応の際、共沸混合物DMC
/メタノールは反応環境から除去されるので、ほとんど
の場合、反応温度が120℃の予め設定した限度を超え
る傾向があるが、この場合、反応器にさらなるDMCを
加え、温度を上記の設定した限度に戻す。
【0023】PEGをMC PEG C(II)に転化させ
るエステル交換反応は、完了までに6〜24時間必要で
あるが、反応の完了は、塔のヘッドにおける留出物から
メタノールがほとんど完全に無くなる、つまり、純粋な
DMCが塔のヘッドに通ることにより示される(共沸混
合物CH3 OH/DMC、65重量%CH3 OH、の7
60mmにおける沸点62〜63℃に対して沸点87〜8
9℃)。
【0024】反応が完了すると、MC PEG C(II)
は、強い黄色を有し、過剰のDMC(30〜70重量
%)中に触媒残留物を含有する溶液の形態で得られる。
完全に脱色された、この低粘度溶液を好ましくは温度2
0〜90℃で漂白土(bleachingearth) 上に通すことに
より、触媒を除去する。この処理は、反応器中で漂白土
(0.5〜5重量%)を分散させるか、または、好まし
くは、漂白土を満たした塔の中に溶液を、アルカリ性イ
オン(NaMetの場合はナトリウム)が完全に無くな
るまで循環させることにより行なうことができる。
【0025】無論、触媒が除去されるか、またはその存
在が量で<3 ppmに制限されるなら、他の処理または方
法も使用できる。
【0026】この目的には、漂白土を他の化学吸収剤、
例えば活性炭や合成酸性樹脂(Ampberlist H)、で代替す
るか、または水洗を行なうこともできる。
【0027】触媒の除去処理後、20〜50mmHgの減
圧下、温度120/140℃でDMCを蒸留することに
より、化合物IIをDMCから回収する。
【0028】色が50APHA未満の化合物IIは、分光法(
1Hおよび13C NMR)により、ゲル透過クロマトグ
ラフィー(GPC)および蒸気相浸透圧測定法(VP
O)により、分子量に関して分析する。
【0029】(ii)PEG CDの製造 上記の様にして分離したMC PEG C(II)を、スキ
ーム(1)
【化6】 にしたがって、構造(I)を有するPEGとエステル交
換反応させて、PEGCD(III) を形成させる。
【0030】この反応は、化合物IIの製造に関して前記
された反応器と同等の反応器で行なう。反応器に、PE
G CD(III) の所望のMw(Mn)に達する様に実験
的に求めた量の化合物IおよびII、反応中に形成される
メタノール(スキーム(1)参照)を容易に除去できる
溶剤、好ましくはトルエン、および適当な触媒を入れ
る。式1の反応は、大気圧で、塔中で活発な還流を維持
するのに十分な量の溶剤を使用し、反応器内部の温度1
40〜185℃、好ましくは150〜155℃、で行な
うのが好ましい。
【0031】使用する触媒は、有機金属化合物からな
る。これらの中で、チタンテトラアルコラートおよびテ
トラフェナート、例えばチタンイソプロポキシド、チタ
ンテトラプロポキシド、四塩化チタン、ジルコニウムア
ルコラート、例えばジルコニウムテトラブチラート、ヘ
キサブタンチタン酸マグネシウム、スズの2価および4
価化合物、例えばオクタン酸第一スズ、酸化ジブチルス
ズ、ジラウリン酸ジブチルスズ、酸化アンチモン、オク
タン酸鉛およびステアリン酸鉛を挙げることができる。
チタンはアルコキシド、例えばチタンテトライソプロピ
ラートまたはチタンテトラブトキシド、の形態で、Ti
+4イオンとして0.0005〜0.001重量%の濃度
で使用するのが好ましい。
【0032】PEG(I)とMC PEG Cの比は一
般的に、到達すべきMWに基づいて実験的に確立される
が、この比は、エステル交換反応工程が、2個のMC
PEG C(II)末尾の結合によりDMCの形成につなが
る二次反応を引き起こすにつれて、反応1のスキームに
基づいて予想される値から変化することがあり、到達す
べきMW(Mn)が高い程、この反応は、メタノールの
除去を引き起こす反応と、より大きく競合する様にな
る。
【0033】しかし、幾つかの試験を行なうことによ
り、この比を確定することは困難ではなく、この比は、
MW(Mn)が500〜3000である場合には2と
0.8との間である。
【0034】大気圧で行なうスキーム1のエステル交換
反応は、上記の触媒量および温度150〜170℃で、
完了するまでに6〜24時間を必要とする。
【0035】精留塔のヘッドで、760mmHgにおける
メタノール/トルエンの共沸混合物の沸点63℃に対し
て109+10℃の沸点を有する純粋なトルエンが得ら
れる時に、この反応は完了したと考えられる。
【0036】塔のヘッドにおいて、有機廃棄物中に上記
以外の物質は観察されず、PEGがポリエチレングリコ
ールであっても、分解反応が存在しないか、または少な
いことを示している。
【0037】反応完了後、PEG CDの溶解性が限ら
れているトルエンを減圧蒸留(120〜140℃で15
〜20mm)により除去し、PEG CD(III) を、その
構造およびそのMW(Mn)に関係なく、多かれ少なか
れ粘性の液体の形態で回収するが、なお触媒を含有して
いるので、中和しなければならない。
【0038】この目的には、水熱処理または金属イオン
を捕獲できる薬剤を使用することができる。
【0039】水熱処理は一般的に、反応後に水(PEG
CDの0.5〜5%)を加え、得られたエマルジョン
を50〜120℃の温度範囲で数時間強く混合すること
により行なう。
【0040】処理後、水を100°〜140℃で10〜
30mmHgの減圧下で除去する。
【0041】水熱処理の代わりに、イオンを捕獲する薬
剤、特に有機酸、例えばサリチル酸、シュウ酸、酒石
酸、没食子酸、ポリフェノール、例えばピロ没食子酸、
または鉱酸、例えばリン酸およびポリリン酸、を使用す
ることもできる。
【0042】捕獲剤とチタンイオンの比率は一般的に
0.5〜5である。
【0043】処理後、PEG CDは、ポリウレタンの
合成に必要な条件、特に高い比率のヒドロキシル官能基
(理論値の>99%)、良好な色、およびイソシアネー
トに対する適度の反応性を満たすのに必要なすべての特
性を有するので、ポリウレタンの合成に直接使用するこ
とができる。
【0044】下記の諸例は本発明を説明するためであっ
て、制限するものではない。
【0045】生成物の分析には下記の方法を使用した。 N°OH分析(方法B) ASTM D 2849 不飽和度(酢酸水銀法) ASTM D 2849 アルカリ度 ASTM D 2849 KおよびNa(分光測光法) ASTM D 2849 1Hおよび13C NMR(CDCl3 、IまたはIII の20%溶液、Brucker 400 Mhz 装置)
【0046】例1 DEGおよびPEG200(IIa) の混合物からMC P
EG Cの製造 攪拌機、温度計、窒素導入管およびFensche リングを充
填した長さ1メートル、直径2.5cmのオーバーレイ精
留塔を上に取り付けた3リットルの4つ口フラスコに、
PEG200 750g(3.80モル、N°OH56
8.1、Mn197.5)、DEG250g(2.36
モル)およびDMC1589g(17.65モル、DM
C/PEG比=2.87)を入れる。
【0047】この溶液を油浴中で還流加熱し、塔のヘッ
ドから30mlのDMCを除去し、存在する可能性がある
水を完全に除去する。
【0048】次いで触媒として、メタノール中30重量
%のナトリウムメトキシド0.3ml、すなわちNa+
して0.0016%を加える。
【0049】ただちにメタノールが生じるので、塔のヘ
ッドで共沸混合物(沸点63℃)の形態で除去する。内
部温度が120℃に達するまでエステル交換反応を続け
るが、これには約12時間を要する。
【0050】この時間の後、集められる共沸混合物(メ
タノールの65%)は留出物(639g)の主画分を構
成し、第二の中間画分(沸点63〜89℃)は、主成分
としてDMCおよびより少量のメタノール(78g)を
含む。
【0051】温度を80℃に下げ、IIa のDMC溶液
を、漂白土(Tonsil、pH3.5)を充填した長さ0.5
m、直径5cmの塔の中を、Na+ 含有量が<1 ppmにな
り、色が<30APHAになるまで還流させる。
【0052】次いで、IIa の溶液をフラスコに移し、ボ
イラー温度140℃で減圧(65mmHg)蒸留によりD
MC(400g)を回収する。
【0053】化合物IIa (1446g)は、下記の特性
を有するオイル状液体の形態である。 色(APHA) 25〜30 Mn( 1Hおよび13C NMRに基づく) 509 N°OH(mgKOH/g) 0.6 粘度(Cps 、+25℃) 680 構造式
【化7】 式中、指数n=3.56は、使用する2種類のポリエー
テルグリコール、すなわちDEGおよびPEG200、
のモルフラクションを考えて得られる、エチレン配列の
平均であり、 n=[0.75x(197.5−18)+0.25x
(106−18)]/44 から得られる。
【0054】例2 MC PEG C(IIa、例1)およびDEG(Ia)からP
EG CDの製造 フラスコを容量1リットルのフラスコに置き換え、例1
で使用したのと同じ反応器を使用する。IIa 140g
(0.275モル)、DEG37g(0.349モル<
DEG/IIa 比1.269)およびトルエン60mlをフ
ラスコに入れる。
【0055】外部加熱により温度を150〜152℃に
上げ、精留塔のヘッドで効果的な還流を維持する。
【0056】この時点で、触媒(イソプロパノール中、
30重量%のチタンイソプロピラート(TIPA)0.
1ml、チタンイオン30 ppmに等しい)を注射器で加え
る。
【0057】約2時間で、塔のヘッドで記録した温度は
トルエン−メタノールの共沸混合物のもの(760mmH
gで62〜63℃)と正確に一致する。次いで、塔のヘ
ッドで記録した温度が純粋なトルエンのもの(760mm
Hgで109〜110℃)と正確に一致するまで、試料
採取を開始する(約12時間)。
【0058】試験中、精留中に失われたトルエンの一部
(40g)を補給し、反応温度を上記の水準に維持する
必要がある。
【0059】留出物(沸点が62〜109/110℃に
変化、87.8g)は、ほとんどがトルエン(75.8
重量%)およびメタノール(19.1%)からなり、少
量のDMC(5.1重量%)を含む。
【0060】生成物IIIaはトルエン中エマルションから
トルエンを140℃、50mmHgで減圧蒸留することに
より回収する。
【0061】下記の特性を有するPEG CD(IIIa)1
55gが得られる。 色(APHA) 明黄色 Mn(N°OHにより) 1783 N°OH(mgKOH/g) 62.9 粘度(Cps 、+25℃) 10000 不飽和度(meq/g) 0.00075 tg(DSC、℃) −41 構造式は
【化8】 であり、CO3 相当物の含有量は27重量%である。留
出物中にジオキサンまたは他の副生成物は観察されな
い。
【0062】炭酸メチル鎖末端(3.75 ppm、シング
ル)に相当するプロトンは 1Hスペクトルでは確認され
ない。
【0063】例3 Mn250のポリテトラメチレングリコール(PTME
G250)からMCPEG C(IIb)の製造 例1に記載したのと同じ装置中で、PTMEG250
1230g(5.039モル)(N°OH459.8、M
n244.1)、DMC1500g(16.6モル)お
よびNaMet0.12ml(メタノール中30重量%、
Na+ イオンとして0.0006重量%)を反応させ
る。
【0064】油浴中で加熱により内部温度を90℃に上
げて、塔中で効果的な還流を維持し、約14時間でまず
メタノール−DMCの共沸混合物、次いで反応が完了し
た時に純粋なDMC(760mmHgで沸点87〜89
℃)を集める。
【0065】14時間の反応中、反応器内部の温度は+
120℃に上昇し、蒸留中に失われたDMCを補給する
ために、さらにDMC(350g、3.89モル、DM
C/PTMEG250比=4.07)を加える必要があ
る。
【0066】反応が完了した時の留出物(538g)は
DMCおよびメタノールだけからなる。
【0067】次いで、IIb の溶液を先ず強く攪拌しなが
ら漂白土(Tonsil、pH3.5、12g、0.5重量%)
で、80℃で4時間処理し、次いで焼結ガラス中の隔膜
上で濾過する。
【0068】DMCを減圧蒸留(130〜140℃、8
0mmHg)により除去すると、下記の特性を有する、や
や粘性の液体の形態のIIb 1656gが得られる。 色 実質的に無色 Mn( 1Hおよび13C NMRによる) 532 N°OH(mgKOH/g) 0.37 粘度(Cps 、+25℃) 45.3 構造式
【化9】
【0069】例4 MC PEG C(IIb)およびPTMEG250(Ib)の
反応によるPEG CD(IIIb)の製造 例1に記載したのと同じ装置中に、MC PEG C
(例3、IIb)300g(0.564モル)PTMEG2
50 217g(0.889モル)、トルエン80mlお
よびチタンテトライソプロピラート0.1g(チタンイ
オンとして35 ppm)を入れる。Ib/IIb比=1.57
6。
【0070】内部温度を155〜160℃に上げる。1
0〜12時間を要する反応中、蒸留中に失われるトルエ
ンを新しいトルエン(50g)で補給する必要がある。
【0071】反応の完了は、例2と同じライン上で、塔
のヘッドで純粋なトルエンが通過することにより確認さ
れる。メタノール、トルエン、DMCの相対的な比率6
5−28.5−6.5重量%の混合物62gからなる画
分が集められる。
【0072】反応後、例2で記載したのと同様に、IIIb
470gがトルエン中エマルションとして回収される。
【0073】留出物中にジオキサンも他の副生成物も確
認されない。
【0074】生成物IIIbは下記の特性を有する。 色 明黄色 Mn(N°OHにより) 1833 N°OH(mgKOH/g) 61.2 粘度(Cps 、+25℃) 5600 不飽和度 <0.0001 tg(DSC、℃) −75° 構造式は
【化10】 であり、CO3 の含有量は19.3重量%である。
【0075】例5 ジエチレングリコール(DEG)からMC PEG C
(IIc)の製造 例1に記載したのと同じ装置中で、DEG(Ia)1200
g(11.32モル)、DMC1800g(20モル)
(DMC/Ia=1.77)、およびNaMet(メタノ
ール中30%、Na+ イオンとして0.0007重量
%)15mlを濃縮する。
【0076】エステル交換反応は温度87〜120℃で
12〜14時間行なう。先ずメタノール−DMCの共沸
混合物を集め、中間画分に続いて純粋なDMCを集め
る。3つの画分の合計は820gになるが、これは分析
しなかった。
【0077】ボイラー中に残るIIc のDMC溶液を漂白
土で続けて2回処理し(各20gのtonsilで処理)、濾
過する。
【0078】例1および3でIIa に関して説明した手順
にしたがい、濾液から1798gのIIc を回収する。
【0079】生成物IIc は下記の特性を有する。 色 15 Mn( 1Hおよび13C NMRによる) 499 N°OH(mgKOH/g) 0.7 粘度(Cps 、+25℃) 65 構造式は
【化11】
【0080】例6 MC PEG C(IIc)およびDEGからPEG CD
(IIIc)の製造 例1に記載したのと同じ反応器に、IIc 300g(0.
601モル)、DEG78.5g(0.74モル)およ
びTIPA 15mg(0.008重量%)を入れる。
【0081】例2および4と同じ手順を採用する。反応
後、下記の特性を有する生成物IIIc335gがトルエン
から回収される。 色 明黄色 Mn(N°OHによる) 2018 N°OH(mgKOH/g) 55.63 粘度(Cps 、+25℃) 300,000 不飽和度 <0.0001 tg(DSC、℃) −24° 構造式は
【化12】 であり、CO2 含有量43%(重量)に相当する。精留
から来る留出物中にジオキサンまたは類似の副生成物は
見られなかった。
【0082】例7 Mn400のポリプロピレングリコール(PPG40
0)からMC PEGC(IId)の製造 例1の反応器中に、PPG400(N°OH282.6、
Mn397)800g(2.02モル)、DMC188
0g(21モル)およびNaMet(CH3 OHの30
重量%、Na+ イオンとして0.0032重量%)0.
65mlを入れる。約14時間で、メタノールおよびDM
Cのみからなる留出液1.296gが集められる。
【0083】IId の溶液を、例1に記載されたtonsil土
を充填したカラム中に、ナトリウムイオンが完全に分離
される(<1 ppm)まで80℃で循環させる。
【0084】例1、3および5に記載する手順と同等の
手順で生成物IIIdをDMCから分離する。
【0085】下記の特性を有するMC PEG C(II
d) 1037gが回収される。 色 10 Mn( 1Hおよび13C NMRによる) 624 N°OH(mgKOH/g) 0.49 粘度(Cps 、+25℃) 65 構造式
【化13】
【0086】例8 MC PEG C(IId)およびDEG(Ia)からPEG
CD(IIId)の製造 例1に記載の反応器中に、IId 300g(0.481モ
ル)、DEG70g(0.66モル)、トルエン180
gおよびTIPA(Tiイオンとして0.0017重量
%)25mgを入れる。DEG/IId のモル比=1.3
7。
【0087】精留操作は、ボイラー温度160℃で、純
粋なトルエンが集められるまで合計24時間行なう。
【0088】反応完了後、下記の特性を有する生成物II
Id483gがそのトルエン中エマルジョンから回収され
る。 色 明黄色 Mn(N°OHによる) 1979 N°OH(mgKOH/g) 56.7 粘度(Cps 、+25℃) 2200 不飽和度 0.0003 tg(DSC、℃) −55° 構造式
【化14】 式中、Rは、合成に使用したDEGおよびPPG400
の分子量の重量平均から導かれるグリコールに対応する
有機基である。この式に基づいて、[CO3 ]の含有量
は14重量%に相当する。
【0089】例9 プロピレングリコールbポリエチレングリコールからM
C PEG C(IIe) の製造 例1に記載の反応器と同じ反応器中で、エチレンオキシ
ド3.2モルをジプロピレングリコール(N°OH40
5.1、Mn277)に付加することにより得られる、
【化15】 で表され、(理論値の)95%を超える第1級アルコー
ル基を有することを特徴とするジプロピレングリコール
bポリエチレングリコール(350g、0.864モ
ル)を、NaMet(CH3 OHの30%、Na+ イオ
ンとして0.001重量%)の存在下でDMC(776
g、8.62モル)と反応させる。
【0090】大気圧におけるエステル交換反応により、
2つの画分を採取できるが、その第一画分(78g)は
メタノール/DMCの共沸混合物(沸点63〜64℃)
からなり、第二画分(100g)は、主としてDMCか
らなる中間画分(90重量%、沸点65〜88/89
℃)である。
【0091】IIe の溶液を例1と同様にtonsil土で処理
し、IIa の製造で説明したのと同様にして化合物IIe を
過剰のDMCから回収する。化合物IIe (収量399
g)は下記の特性を有する。 色(APHA) 15 Mn( 1Hおよび13C NMRによる) 465 N°OH(mgKOH/g) 0.35 粘度(Cps 、+25℃) 55 構造式
【化16】
【0092】例10 IIe およびジプロピレングリコールbポリエチレングリ
コールからPEG CD(IIIe)の製造 例1に記載のと同じ反応器中に、IIe(300g、0.6
45モル)、ジプロピレングリコールbポリエチレング
リコール(IIe の合成に使用したものと同じ、N°OH
05.1、Mn277、198g、0.175モル)、
チタンテトライソプロポキシド(0.1g)およびトル
エン(90ml)を入れる。
【0093】例4と同じ手順を採用し、精留中に失われ
たトルエン(80ml)を補給する。
【0094】反応後、例2とまったく同様にして、IIIe
をそのトルエン中エマルジョンから回収する。
【0095】化合物IIIeは下記の特性を有する。 色 明黄色 Mn(N°OHによる) 2055 N°OH(mgKOH/g) 54.6 粘度(Cps 、+25℃) 8300 tg(DSC、℃) −62 不飽和度 0.0001 構造式
【化17】 その[CO3 ]の含有量は17.1重量%である。
【0096】例11 この例は、PEGおよびDMCの直接エステル交換反応
および一般的に170〜230℃の温度および5mmHg
未満の真空で可能なグリコールの除去によるPEG C
Dの合成方法により、低品質のPEG CD(色が悪
く、高水準の不飽和が存在し、副生成物、例えばジオキ
サン、も生じる)が与えられることを示す。さらに、あ
る一定量のメタノールおよびDMC(軽留出液の約5
%)が凝縮し得ない物質として失われる。
【0097】例1に記載の反応器にDEG700g(6
60モル)、PEG200(N°OH588.5)150
0g(7.85モル)およびカリウムイオン50 ppm
(KOHとして)を入れる。反応器内部の温度を150
〜160℃に上げ、反応中にDMC1850g(20.
5モル)を除去して、塔の中で活発な還流を維持し、温
度を一定に保持する。
【0098】エステル交換反応は大気圧で約8時間進行
し、この間にDMC−メタノールの共沸混合物を集め
る。この時間内にDMCを完全に反応器中に供給し、反
応器の温度は170℃に上げ、同時に反応器内の圧力を
約2時間で大気圧から150mmHgに徐々に低下させ
る。この操作中に精留が行なわれ、メタノール/DMC
の共沸混合物を集めるが、その温度は62/63℃から
約30〜32℃に徐々に移行する。集めた留出液(メタ
ノールおよびDMC)は1305gになる。
【0099】150mmHgの真空では、冷却器および水
道水では最早メタノール−DMCの混合物は凝縮し得な
いので、トラップ中で凝縮不可能な生成物として終わ
る。
【0100】メタノールおよびDMCが塔のヘッドで1
50mmHgで凝縮し得ないために集められなくなった
時、精留塔を外し、その場所にリービッヒ冷却器および
採集フラスコを取り付ける。
【0101】真空を次第に<5mmHgまで下げ、温度1
70〜180℃で、主としてDEG(75%)、トリエ
チレングリコール、炭酸エチレン、ジエチレングリコー
ルモノメチルエーテルおよび他の副生成物(25%)か
らなる重質液(沸点<5mmHgで80〜103℃)61
gがリービッヒ装置で集められる。
【0102】より軽い物質(メタノール、DMC、ジオ
キサン)は、真空ポンプの保護トラップ中で軽質の凝縮
不可能な留出物(123g、8.4ml)として集められ
る。ジオキサンは凝縮不可能な物質の9重量%になる。
【0103】流出液の中に、大型の環を有する環状炭酸
エステル(融点127℃、DSC)も形成されるが、主
として重質留出物を形成するDEGおよびTEGの混合
物から結晶化する傾向がある。
【化18】
【0104】得られた、実質的にIIIaと同じ構造を有す
るPEG CD(2200g)は下記の特性を有する。 色 赤みがかった黄色 Mn(N°OHによる) 1990 N°OH(mgKOH/g) 56.4 粘度(Cps 、+25℃) 15,000 不飽和度 0.00652 tg(DSC、℃) −40
【0105】例12 この例は、PEG CDを例11と同様に合成しても、
アルカリ性触媒を、チタンテトラアルコラートの様な有
機金属で置き換えると、PEG CDは、本発明で特許
請求されるPEG CDよりも低品質になり、程度は少
ないが、ジオキサンの様な副生成物も形成されることを
示すものである。
【0106】出発グリコール中にオリゴマー性ポリプロ
ピレングリコール(DPG、TPG、PPG400、お
よびその他)が存在すると、チタンを触媒とするPEG
合成は適用することができない。
【0107】新しいDEG蒸留物(2000g、18.
86モル)およびTIPA(0.1g)を例1に記載の
反応器中に入れる。
【0108】反応器の温度を165〜170℃に上げ、
8〜10時間の反応中にDMCを除去(1958g、2
1.76モル)し、この間にDMC−メタノールの共沸
混合物を大気圧で集める。
【0109】ボイラー中の温度を上記の水準、すなわち
165〜170℃に維持するために、DMCを供給す
る。
【0110】例9に記載する様な、大気圧における精留
およびそれに続く減圧下の精留は合計で14〜15時間
必要であり、その後、DMC−メタノールの共沸混合物
を集める(1408g、760〜150mmHgの圧力で
沸点62〜30℃)。
【0111】これらの留出液中にジオキサンは0.07
5重量%の割合で存在する。
【0112】例9の場合と同様に、この時点で塔を外し
てリービッヒ冷却器に置き換え、残留圧が5〜1mmHg
になるまで真空を次第に作用させ、重質留出物(186
g)を集めるが、その87重量%はDEGからなり、残
りは副生成物である。この工程は約4時間続く。トラッ
プ中の凝縮不可能な物質(65g)は主としてメタノー
ルおよびDMCからなり、ジオキサンも含み(2.5
%)、反応温度を最低限度(170℃)に制限し、有機
金属触媒を最低濃度(Tiイオンとして8 ppm)で使用
しても、副生成物は避けられないことを示している。
【0113】こうして得られたPEG CDは、実質的
にIIIcと同じ構造を有し、下記の特性を有する。 色 黄金色 Mn(N°OHによる) 1960 N°OH(mgKOH/g) 57.25 粘度(Cps 、+25℃) 29,000 不飽和度 0.0012 tg(DSC、℃) −40℃

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の(A)〜(B)の工程を含んでなる
    ことを特徴とする、式(I)を有するポリカーボネート
    コポリエーテルジオール(PEG CD)の製造法。 【化1】 (式中、R1 、R2 ...Rp は、同一であるか、また
    は異なるものであって、2価の有機基であり、下記の構
    造、すなわち に対応し、n’およびm’は分数も含めて1〜10の数
    であり、n、mおよびqは1〜10のどの数でもよく、
    一般式中、x、yおよびzは個別に、または合計とし
    て、1〜40のどの数でもよい)であって、(A)蒸留
    カラムを取り付けた反応器中で、式 HO−R’−OH (式中、R’は下記の構造、すなわち の一つに対応する2価の有機基であり、m’およびn’
    は上記の意味を有する)を有する1またはそれより多い
    ポリエーテルグリコール(PEG)を炭酸ジメチル(D
    MC)と、温度90〜120℃、DMC/PEGのモル
    比2〜12で、0.001〜0.1重量%濃度の、アル
    カリ金属またはアルカリ土類金属の群に族する金属の酸
    化物、水酸化物、炭酸塩またはアルコラートからなる群
    から選択された塩基性触媒の存在下で反応させることに
    より、前駆物質である、式 【化2】 (式中、R1 、R2 ...Rp は、同一であるか、また
    は異なるものであって、2価の有機基であり、前に定義
    した意味を有し、x’、y’...z’は個別に、また
    は合計として、1〜10のどの数でもよい)を有するポ
    リエーテルグリコールポリカーボネートのビス−ジメチ
    ルカーボネート(MC PEG C)を製造する第一反
    応工程、および(B)前駆物質であるポリエーテルグリ
    コールポリカーボネートのビス−ジメチルカーボネート
    (MC PEG C)を、触媒および過剰の炭酸ジメチ
    ル(DMC)から分離した後、蒸留カラムを取り付けた
    反応器中で、式HO−R”−OH(式中、R”は下記の
    構造、すなわち −(C−C−O)n'−C−C− −(C−C−C−C−O)m'−C−C−C−C− の混合物または1種である)を有するポリエーテルグリ
    コール(PEG)と、温度140〜185℃、大気圧
    で、ポリエーテルグリコールポリカーボネートのビス−
    ジメチルカーボネート(MC PEG C)とポリエー
    テルグリコール(PEG)のモル比0.8〜2で、溶剤
    および0.0001〜0.0010重量%濃度の、ス
    ズ、鉛、チタン、ジルコニウム、およびアンチモンの化
    合物から選択された有機金属触媒の存在下でエステル交
    換反応させることにより、ポリカーボネートコポリエー
    テルジオールに転化させる第二反応工程。
  2. 【請求項2】第一工程の反応の触媒として、0.001
    〜0.1%濃度のナトリウムメチラートを使用する、請
    求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】第一工程の反応において、ジエチレングリ
    コール(DEG)、トリエチレングリコール(TE
    G)、テトラエチレングリコール(EG4)、ポリエチ
    レングリコールMn200(PEG200)、ジプロピ
    レングリコール(DPG、異性体混合物)、トリプロピ
    レングリコール(TPG、異性体混合物)、ポリプロピ
    レングリコールMn400(PPG400)、ポリプロ
    ピレングリコールMn450(PPG450)、ポリプ
    ロピレングリコールMn650(PPG650)、ポリ
    テトラヒドロフランMn250(PTMEG250)、
    ポリテトラヒドロフランMn600(PTMEG60
    0)、ジプロピレングリコールポリエチレングリコール
    Mn250(DPG bEO250)からなる群から選
    択されたポリエーテルグリコールを使用する、請求項1
    または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】第二工程の反応を温度150〜155℃で
    行なう、請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】第二工程の反応を、溶剤としてトルエン、
    シクロヘキサンまたはベンゼンの存在下で行なう、請求
    項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】第二工程の反応を、チタンまたはスズの有
    機金属化合物からなる触媒の存在下で行なう、請求項1
    に記載の方法。
  7. 【請求項7】触媒が、Ti+4イオンとして0.0005
    〜0.001重量%濃度のチタンテトライソプロピラー
    トまたはチタンテトラブトキシドである、請求項6に記
    載の方法。
  8. 【請求項8】前駆物質であるポリエーテルジオールのビ
    スジメチルカーボネート(MC PEG C)を、温度
    20〜90℃で漂白土で処理することにより、または他
    の化学的吸収剤で処理することにより、触媒から分離
    し、20〜50mmHgの減圧下、温度120〜140℃
    で蒸留することにより、炭酸ジメチルから分離する、請
    求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】第二反応工程で得られたポリカーボネート
    ポリエーテルジオールを、減圧蒸留で溶剤を除去するこ
    とにより、反応混合物から回収する、請求項1に記載の
    方法。
  10. 【請求項10】請求項1に記載の方法により得られるポ
    リエーテルグリコールポリカーボネートのビスジメチル
    カーボネート(MC PEG C)。
  11. 【請求項11】請求項1に記載の方法により得られる、
    分子量が500〜6000であり、着色度が<250AP
    HAであり、ヒドロキシル官能性が理論値に対して>97
    %であることを特徴とする、式(I)を有するポリカー
    ボネートポリエーテルジオール。
  12. 【請求項12】請求項11に記載のポリカーボネートポ
    リエーテルジオールのポリウレタン最終製品、サーモエ
    ラストマー、塗料および接着剤の分野における添加剤と
    しての使用。
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