JPH1045685A - イソプレニルアミン誘導体およびこれを有効成分とする医薬組成物 - Google Patents

イソプレニルアミン誘導体およびこれを有効成分とする医薬組成物

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JPH1045685A
JPH1045685A JP20801296A JP20801296A JPH1045685A JP H1045685 A JPH1045685 A JP H1045685A JP 20801296 A JP20801296 A JP 20801296A JP 20801296 A JP20801296 A JP 20801296A JP H1045685 A JPH1045685 A JP H1045685A
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oil
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alkyl group
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JP20801296A
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Tatsuya Owaki
達也 大脇
Masako Yamada
雅子 山田
Hiroyuki Yamazaki
博之 山崎
Hitoshi Inoue
仁志 井上
Yoshiyuki Tawara
吉幸 田原
Shigeo Kawase
重雄 川瀬
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Nisshin Seifun Group Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新規なイソプレニルアミン誘導体を含む、イ
ソプレニルアミン誘導体を有効成分とする肝疾患予防治
療剤の提供。 【解決手段】 次の一般式(II) 【化1】 〔式中、A′はプロペニレン基または炭素数1〜3のア
ルキレン基であり、この炭素数1〜3のアルキレン基は
炭素数1〜3のアルキル基、水酸基およびニトリル基で
さらに置換されていてもよいものを示し、Arはフェニ
ル基で炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアル
コキシ基、メチレンジオキシ基、および水酸基から選ば
れる少なくとも1個の基で置換されていてもよいものな
どであり、Rは水素原子または炭素数1〜4のアルキル
基を示し、nは4〜12の整数を示す〕で表されるイソ
プレニルアミン誘導体またはその薬理学的に許容される
塩を1日当たり、0.01〜500μg/kg投与するこ
とにより肝疾患を予防または治療することができる。上
記化合物(II)の脂肪乳剤は特に有用であり、他の製剤
形態で投与量に比べて著しく低減されうる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イソプレニルアミ
ン誘導体、このイソプレニルアミン誘導体を有効成分と
する医薬組成物、より具体的にはこのイソプレニルアミ
ン誘導体を有効成分とする肝疾患予防治療剤、および該
イソプレニルアミン誘導体を含有してなる脂肪乳剤に関
する。
【0002】
【従来の技術】肝臓はウィルス、アルコール、化学物
質、栄養不足等の種々の原因により障害を受け、急性肝
炎、慢性肝炎、脂肪肝および肝硬変などの肝疾患を生ず
る。肝疾患はその発生メカニズムが一様でなく、また不
明な点が多いため、肝疾患予防治療薬の開発は、極めて
難しいのが現状である。現在、この肝疾患の治療および
予防に広く使用され、臨床上評価されている代表的な薬
剤としては、グリチルリチン製剤を挙げることができ
る。しかしながら、グリチルリチン製剤の薬効はそれほ
ど強いものではなく、ある程度の薬効発現のためには点
滴静注によって大量に投与する必要があり、患者および
医師への負担が非常に大きいという欠点がある。また、
グリチルリチン製剤には、ステロイド様副作用があると
いう問題点があり、その出現率は大量投与を行った際に
は上昇する傾向が報告されている。
【0003】他方、一般式(III)
【化3】 〔式中、mは2〜10の整数を示し、aおよびbは水素
原子またはa−b間の結合手を示し、oは0〜4の整数
を示し、R4は水素原子を示し、Xは核に置換分を有し
てもよいフェニル基を示す〕で表されるイソプレニルア
ミン誘導体及びその薬理学的に許容される塩は、例えば
特開昭57−192342号(対応米国特許第4,51
4,573号)等に開示されていて公知である。
【0004】また、上記一般式(III)においてmは9
であり、aおよびbはa−b間の結合手を示し、oは0
〜2の整数を示し、R4は水素原子、低級アルキル基ま
たはノナプレニル基を示し、Xがフェニル基を示すイソ
プレニルアミン誘導体及びその薬理学的に許容される塩
も公知であり、例えば特公昭62−53502号(対応
米国特許第4,322,555号)等に開示されている。
【0005】これらのイソプレニルアミン誘導体は、イ
ンターフェロンの生体内誘起作用を有し、またその作用
に基づく抗ウィルス作用から、抗ウィルス剤として知ら
れているが、肝疾患予防治療剤としての薬理効果は知ら
れていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような状況から、
少量の投与であって顕著な肝障害抑制作用を示し、かつ
安全性の高いグリチルチン製剤以外の優れた肝疾患予防
治療剤の開発が望まれていた。
【0007】また新規なイソプレニルアミン誘導体であ
って、その薬理効果として肝疾患予防治療効果を有し、
従って医薬として有用な化合物の解明が求められてい
た。さらにまたこれら化合物を有効成分とする医薬の好
ましい剤型の解明が求められていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するべく鋭意研究の結果、次に述べる新規なイソ
プレニルアミン誘導体を見いだし、またこの新規なイソ
プレニルアミンおよび公知であったがその肝疾患予防治
療効果については知られていなかった次に述べるイソプ
レニルアミン誘導体が極めて有効な肝疾患予防治療剤で
あることを見いだして本発明を完成したのである。さら
にまたこれらのイソプレニルアミン誘導体を生体に投与
する場合においてその剤型を脂肪乳剤とすることによっ
て、少量の投与量にて顕著な肝障害抑制作用を示すこと
を見いだし本発明を完成したのである。
【0009】すなわち、本発明は、一般式(I)
【化4】 〔式中、Aはプロペニレン基(−CH2−CH=CH−)
または炭素数1〜3のアルキレン基であり、この炭素数
1〜3のアルキレン基は炭素数1〜3のアルキル基およ
びニトリル基から選ばれる少なくとも1個の置換基で置
換され、さらにこの置換基がアルキル基の場合、そのア
ルキル基が1個以上の水酸基でさらに置換されてもよい
ものであり、Arはフェニル基であり、このフェニル基
は炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキ
シ基、メチレンジオキシ基および水酸基から選ばれる少
なくとも1個の置換基で置換されてもよいものであり、
Rは水素原子または炭素数1〜4のアルキル基を示し、
nは4〜12の整数を示す〕で表されるイソプレニルア
ミン誘導体またはその薬理学的に許容される塩に関す
る。
【0010】また本発明は、上記一般式(I)で表され
るイソプレニルアミン誘導体またはその薬理学的に許容
される塩を有効成分として含有する医薬組成物にも関す
る。
【0011】また本発明は、一般式(II)
【化5】 〔式中、A′はプロペニレン基(−CH2−CH=CH
−)または炭素数1〜3のアルキレン基であり、この炭
素数1〜3のアルキレン基は炭素数1〜3のアルキル
基、水酸基およびニトリル基から選ばれる少なくとも1
個の置換基で置換され、さらにこの置換基がアルキル基
の場合、そのアルキル基が1個以上の水酸基でさらに置
換されてもよいものであり、Arはフェニル基であり、
このフェニル基は炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1
〜4のアルコキシ基、メチレンジオキシ基、および水酸
基から選ばれる少なくとも1個の基で置換されてもよい
ものであり、Rは水素原子または炭素数1〜4のアルキ
ル基を示し、nは4〜12の整数を示すものであるか、
A′は炭素数1〜3のアルキレン基であり、Arはフェ
ニル基であり、このフェニル基は炭素数1〜4のヒドロ
キシアルキル基で1個以上置換され、さらにこのフェニ
ル基は炭素数1〜4のアルコキシ基で1個以上置換され
ており、Rは水素原子または炭素数1〜4のアルキル基
を示し、nは4〜12の整数を示す〕で表されるイソプ
レニルアミン誘導体またはその薬理学的に許容される塩
を有効成分として含有する肝疾患予防治療剤にも関す
る。
【0012】さらにまた本発明は、(a) 0.0001
〜1%(w/v)の量の前記一般式(II)で表されるイソプ
レニルアミン誘導体またはその薬理学的に許容される塩
を有効成分とし、これと(b) 5〜50%(w/v)の量
の、植物油、炭素原子数8〜12の中鎖脂肪酸のトリグ
リセリド、炭素数6〜18の脂肪酸のジグリセリドおよ
び炭素数6〜18の脂肪酸のモノグリセリドの群から選
ばれる少なくとも1種の脂肪乳剤基剤、(c) 0.05〜
25%(w/v)の量のリン脂質および非イオン系界面活性
剤から選択ばれる少なくとも1種の乳化剤、および(d)
水から構成される脂肪乳剤にも関する。
【0013】本発明の上記した一般式(II)で示される
イソプレニルアミン誘導体は、前述の特開昭57−19
2342号に記載の公知化合物を包含するが、この公知
化合物については上記した通り抗ウィルス作用を有する
ことが知られているだけであって、この公知化合物を含
めこの一般式(II)で示されるイソプレニルアミン誘導
体が、極めて有効な肝障害抑制作用を有することは今般
はじめて見いだされたのである。
【0014】すなわち本発明の一般式(II)で示される
イソプレニルアミン誘導体の肝障害抑制作用は、上記し
た抗ウィルス作用の1/100以下の用量において発現
されており、また、イソプレニルアミン誘導体を含有す
る脂肪乳剤に至っては、上記抗ウィルス作用の1/10
00以下の用量において肝障害抑制作用が発現されるこ
とが見いだされたのである。
【0015】すなわち、本発明のイソプレニルアミン誘
導体を含有する脂肪乳剤および該脂肪乳剤からなる肝疾
患予防治療剤は、これまでに報告された抗ウイルスの目
的達成のために有効なインターフェロン生体内誘起剤と
しての用量を遥かに下まわる用量で有効であることか
ら、発明としてこのインターフェロン生体内誘起剤とは
全く別異の発明を構成するものである。
【0016】そしてインターフェロンは現在、ウィルス
性の慢性活動性肝炎の治療薬として用いられているが、
本発明のイソプレニルアミン誘導体およびイソプレニル
アミン誘導体含有脂肪乳剤はウィルス性の慢性活動性肝
炎のみならず、慢性持続性肝炎、アルコール性肝障害、
脂肪肝、肝硬変、薬物性肝障害および肝不全等、より広
範囲の肝障害および肝疾患に対して効果が期待できるも
のである。
【0017】前記一般式(I)または(II)において、
炭素数1〜3のアルキレン基の例としては、メチレン
基、エチレン基、プロピレン基、イソプロピレン基が、
またこの炭素数1〜3のアルキレン基に置換される炭素
数1〜3のアルキル基またはさらに水酸基で置換された
炭素数1〜3のアルキル基の例としては、メチル基、エ
チル基、n−プロピル基、i−プロピル基、ヒドロキシ
メチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基
などが挙げられる。
【0018】また、フェニル基に置換される炭素数1〜
4のアルキル基の例としては、メチル基、エチル基、n
−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブ
チル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基などがあげら
れ、炭素数1〜4のアルコキシ基の例としては、メトキ
シ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、i−プロポキシ
基、n−ブトキシ基、i−ブトキシ基、sec−ブトキシ
基、tert−ブトキシ基などがあげられる。
【0019】本発明の一般式(I)で示されるイソプレ
ニルアミン誘導体は、前述の特開昭57−192342
号に示す方法等により製造することができる。
【0020】例えば一般式(IV) H−(CH2−C(CH3)=CH−CH2)n−OH (IV) 〔式中、nは前述した一般式(I)中の定義と同様の定
義を有する〕で表されるイソプレニルアルコール(例え
ばゲラニルゲラニオール、ソラネソール、ドデカプレノ
ール等)を既知の方法により、例えば臭化ゲラニルゲラ
ニル、臭化ソラネシル、臭化デカプレニル、臭化ウンデ
カプレニル、臭化ドデカプレニル等のハロゲン化物また
は、例えばゲラニルゲラニルトシレート、ソラネシルト
シレート、デカプレニルトシレート等のアリールスルホ
ン酸エステルに変換し、次いで一般式(V)
【化6】 〔式中、Ar、AおよびRは前述した一般式(I)中の
定義と同様の定義を有する〕で表されるアミノ化合物と
塩基の存在下または不存在下に反応させることによって
製造される。
【0021】反応に使用する好ましい溶媒としてはメタ
ノール、エタノール、クロロホルム、テトラヒドロフラ
ン(以下、「THF」という)、酢酸エチルなどの一般的
な溶媒が挙げられる。反応温度は室温から溶媒の沸点の
範囲で行なわれる。反応終了後、反応液を抽出、濃縮、
カラムクロマトグラフィー、結晶化などの通常の単離精
製手段を用いて処理して所望のイソプレニルアミン誘導
体を得ることができる。
【0022】また、前記一般式(I)において、Rが水素
原子である場合、別の製造方法としては前記ハロゲン化
物またはアリールスルホン酸エステルを下記の一般式(V
I)
【化7】 〔式中、ArおよびAは前述した一般式(I)中の定義
と同様の定義を有し、Mはアルカリ金属原子を示す〕で
表される化合物と反応させ、次にけん化することによっ
て製造することができる。
【0023】この反応は通常非プロトン性溶媒中で行な
われる。反応に使用する好ましい溶媒としてはTHF、
N,N−ジメチルホルムアミド(以下、「DMF」とい
う)等が挙げられる。反応は室温から溶媒の沸点以下の
温度範囲で行なわれる。
【0024】けん化条件としては、例えば水酸化カリウ
ム、水酸化ナトリウム、またはアンモニア等のアルカリ
の存在下に、例えばメタノールまたはエタノール等のア
ルコール系溶媒を用いて室温から80℃位の範囲で加熱
するのが適当である。反応終了後、反応液を抽出、濃
縮、カラムクロマトグラフィー、結晶化などの通常の単
離精製手段を用いて処理して所望のイソプレニルアミン
誘導体を得ることができる。
【0025】また、前記一般式(I)において、Rが水
素原子である場合、別の製造方法として前記一般式(I
V)のイソプレニルアルコールを既知の方法により、ゲ
ラニルゲラニルアミン、ソラネシルアミン、デカプレニ
ルアミン、ウンデカプレニルアミン、ドデカプレニルア
ミン等のアミン化合物に変換し、次いで一般式(VII)
【化8】 〔式中、AおよびArは前述した定義を有する〕で表さ
れる、例えばベラトルアルデヒド、ピペロナール等のア
ルデヒド化合物と脱水縮合させてイミノ化合物とし、次
にこのイミノ化合物のイミノ基を、例えば水素化ホウ素
ナトリウムあるいは水素化リチウムアルミニウム等の適
当な還元剤で還元する等の方法により製造することがで
きる。
【0026】反応に使用する好ましい溶媒としてはメタ
ノール、エタノール、クロロホルム、THF、酢酸エチ
ル、トルエン等の一般的な溶媒を単独または混合して用
いることができる。
【0027】反応は室温から溶媒の沸点以下の温度範囲
で行われる。反応終了後、反応液を抽出、濃縮、カラム
クロマトグラフィー、結晶化などの通常の単離精製手段
を用いて処理して所望のイソプレニルアミン誘導体を得
ることができる。
【0028】また、本発明中の一般式(I)および一般
式(II)で示されるイソプレニルアミン誘導体の薬理学
的に許容できる塩とは、慣用の酸との塩であり、そのよ
うな酸としては例えば、塩酸、硫酸、リン酸、臭化水素
酸等の鉱酸、酢酸、シュウ酸、コハク酸、クエン酸、マ
レイン酸、リンゴ酸、フマル酸、酒石酸、ピクリン酸、
メタンスルホン酸、エタンスルホン酸等の有機酸、グル
タミン酸、アスパラギン酸等の酸性アミノ酸等が挙げら
れる。
【0029】本発明の上記一般式(I)のイソプレニル
アミン誘導体、上記一般式(II)のイソプレニルアミン
誘導体を有効成分とする肝疾患予防治療剤ならびに該イ
ソプレニルアミン誘導体を含有する脂肪乳剤は、広範囲
の肝疾患および肝障害、すなわち、急性肝炎、慢性肝
炎、劇症肝炎、アルコール性肝障害、薬物性肝障害、ま
た、肝硬変および肝不全等の予防に有用であり、さらに
は外科手術後の肝臓保護等にも有用である。
【0030】本発明のイソプレニルアミン誘導体または
その薬理学的に許容できる塩は経口的に、あるいは非経
口的に投与されるが、非経口的に投与されることが望ま
しい。非経口的に投与する方法としては、例えば、皮
下、筋肉および静脈注射または直腸内投与、経皮投与等
があげられる。
【0031】また、その為の任意の慣用方法で投与用の
製剤を調製できる。経口投与用製剤としては、例えば、
錠剤、粉剤、顆粒剤、硬カプセル剤、軟カプセル剤、又
は経口投与用液体製剤に、非経口投与用製剤としては、
例えば注射剤、坐剤、軟膏剤等、貼付剤等に調製するこ
とができる。
【0032】経口投与用のために用いる錠剤およびカプ
セル剤等は、結合剤、例えば、デキストリン、ヒドロキ
シプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロース、ポリビニルピロリドン、マクロゴールなど;賦
形剤、例えば、乳糖、トウモロコシデンプン、リン酸カ
ルシウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウムなど;滑
沢剤、例えば、ステアリン酸カルシウム、タルクなど;
崩壊剤、例えば、カルボキシメチルセルロース、結晶セ
ルロースなどのような慣用の成分を含有していてもよ
い。また、これらの製剤は周知の方法でコーティングし
てもよい。
【0033】経口用液体製剤は、水性または油性の懸濁
剤、乳剤、溶液、シロップ、エリキシル剤、その他であ
ってもよく、または、使用する前に水もしくは他の適当
なビヒクルで再溶解させる乾燥生成物であってもよい。
このような液体製剤は普通に用いられる添加剤、例え
ば、懸濁化剤、例えば、ソルビットシロップ、カルボキ
シメチルセルロース、ゼラチン、ヒドロキシエチルセル
ロース、ステアリン酸アルミニウムゲル、水素添加食用
油脂など;乳化剤、例えば、レシチン、モノステアリン
酸グリセリン、アラビアゴムなど;非水性ビヒクル、例
えば、パーム油、プロピレングリコール、エチルアルコ
ールなど;防腐剤、例えば、p−ヒドロキシ安息香エチ
ル、ソルビン酸などを含有していてもよい。
【0034】注射剤として投与する場合には、本発明の
イソプレニルアミン誘導体またはその薬理学的に許容で
きる塩を油溶液、水溶液、乳化液または本発明の脂肪乳
剤のような形態にすればよく、これらの溶剤は通常用い
られる乳化剤、安定化剤、溶解補助剤などを含有させて
もよい。
【0035】また、本発明のイソプレニルアミン誘導体
及またはその薬理学的に許容できる塩を坐剤の形態で投
与する場合は、カカオ脂、ウイテプゾール等の親油性基
剤、ポリエチレングリコール等の親水性基剤等を用いて
通常の方法により製造するか、またはポリエチレングリ
コール、ゴマ油、落花生油、胚芽油、分別ココナッツ油
等の混合液をゼラチンシートに包んだ直腸カプセルとし
て用いることができる。直腸カプセルは必要に応じてワ
ックス状物質でコーティングしてもよい。
【0036】本発明のイソプレニルアミン誘導体または
その薬理学的に許容できる塩の投与量は患者の年令、性
別、症状および投与経路にもよるが、脂肪乳剤以外の製
剤形態で使用する場合、前記の非経口的な投与の場合、
0.5μg〜500μg/kgの範囲、好ましくは5μg
〜500μg/kgの範囲で一日1回または2〜4回に分
けて使用される。
【0037】本発明の脂肪乳剤は、通常の脂肪乳剤の脂
肪粒子に上記本発明中の一般式(II)で示されるイソプレ
ニルアミン誘導体を配合することによって調製され、例
えば、上記一般式(II)のイソプレニルアミン誘導体を
脂肪乳剤基剤に溶解または分散し、さらに乳化剤を用い
て水中に分散させ、水中油型乳剤とすることによって容
易に製造することができる。
【0038】しかして、本発明の脂肪乳剤の調製に際し
て使用しうる脂肪乳剤基剤としては、従来からいわゆる
脂肪乳剤の調製に際して通常用いられている製薬学的に
許容されうる任意の油脂類が包含され、具体的には、大
豆油、綿実油、菜種油、落花生油、サフラワー油、コー
ン油、米ぬか油、ヒマワリ油などの植物油;カプリル
酸、カプリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸等の炭素
数8〜12の中鎖脂肪酸のトリグリセリド(通常「MC
T」と略称されている);例えば、カプロン酸、カプリ
ン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、 オ
レイン酸、リノール酸、リノレン酸等の炭素数6〜18
の脂肪酸のモノグリセリドまたはジグリセリド等が挙げ
られ、これらはそれぞれ単独でまたは2種もしくはそれ
以上組み合わせて使用することができる。
【0039】これらの中、植物油は大豆油、綿実油、菜
種油、サフラワー油等を用いるのが好ましく、特に大豆
油を用いるのが好ましい。また上記植物油は精製植物油
を用いることが好ましく、これらを水蒸気蒸留法により
更に精製して得た高純度の精製植物油が用いることがよ
り好ましい。
【0040】上記脂肪乳剤基剤を水中に安定に分散させ
るための乳化剤としては、生理学的に許容されうるリン
脂質および非イオン性界面活性剤から選ばれる少なくと
も1種の乳化剤が使用される。
【0041】生理学的に許容されうるリン脂質として例
えば、卵黄リン脂質、大豆リン脂質、フォスファチジル
コリン等が挙げられ、また、非イオン性界面活性剤とし
ては、例えば、ポリオキシアルキレン共重合体(例え
ば、平均分子量が1000〜20000の範囲のポリオ
キシエチレン−ポリオキシアルキレン誘導体(例えば、
硬化ヒマシ油ポリオキシエチレン−(40)−エーテル、
硬化ヒマシ油ポリオキシエチレン−(20)−エーテ
ル))等が包含される。これらの乳化剤はそれぞれ単独
で使用することができ、或いは2種もしくはそれ以上併
用してもよい。
【0042】さらに本発明の脂肪乳剤において分散媒と
なる水としては蒸留水またはイオン交換水を適量使用す
ることができ、場合によってはエタノールのような水混
和性有機溶媒を少量混合してもよい。
【0043】本発明の脂肪乳剤には、通常行われている
ように、必要に応じて、等張化剤、安定化剤等の添加剤
をさらに含ませることができる。配合しうる等張化剤と
しては、例えば、グリセロール;ソルビトール、キシリ
トールなどの糖アルコール;ブドウ糖、果糖などの単糖
類;マルトースのような二糖類;L−アラニン、L−バ
リン、グリシンなどのアミノ酸等が挙げられ、これらの
中から適宜1種またはそれ以上選んで使用される。これ
らの等張化剤は脂肪乳剤が体液の浸透圧とほぼ同等にな
るように調節するために添加されるものである。
【0044】また、適宜配合しうる乳化補助剤としては
例えば、ステアリン酸、パルミチン酸、リノール酸、リ
ノレン酸などの炭素数6〜22の脂肪酸およびその塩
(例えばナトリウム塩、カリウム塩など)、フォスファ
チジルエタノールアミン、フォスファチジルセリンおよ
びステアリルアミン等が挙げられる。
【0045】さらに、安定化剤としてはコレステロー
ル、トコフェロールおよびフォスファチジン酸などを用
いることができる。また、さらには、アルブミンおよび
その脂肪酸アミド誘導体ならびに多糖類およびその脂肪
酸エステル誘導体等も安定化剤として使用することがで
きる。アルブミンとしては、抗原性の観点からヒト由来
のものが望ましく、その脂肪酸アミド誘導体としては、
アルブミン中に存在する全アミノ基の5〜40%を、例
えば、パルミチン酸、ステアリン酸など炭素数14〜1
8の脂肪酸でアミド化したものが挙げられる。他方、多
糖類としては、デキストラン、プルラン、ヒドロキシエ
チルデンプン等が包含され、これらの脂肪酸エステル誘
導体としては、該多糖類に存在する全水酸基の5〜40
%が、例えば、パルミチン酸、ステアリン酸などの炭素
数14〜18の脂肪酸によりエステル化されているもの
が挙げられる。
【0046】本発明の脂肪乳剤は、上記一般式(II)で
表されるイソプレニルアミン誘導体およびその薬理学的
に許容できる塩を0.0001〜1%(w/v)、好ましく
は0.001〜0.1%(w/v)の量で、脂肪乳剤基剤を
5〜50%(w/v)、好ましくは1〜20%(w/v)の量
で、乳化剤を0.05〜25%(w/v)、好ましくは0.
5〜5%(w/v)の量で含むものであり、そして全体量が
100%となるまで水が加えられたものである。
【0047】そして必要に応じ、更に乳化補助剤(例え
ば0.3%(w/v)までの量の炭素数6〜22、好ましく
は炭素数12〜20の脂肪酸およびその薬理学的に許容
できる塩など)、安定化剤(例えば、1.2%(w/v)以
下、好ましくは0.2〜0.4%(w/v)以下の量のコレ
ステロール類、または2.5%(w/v)以下、好ましくは
0.2〜0.8%(w/v)の量のトコフェロール、または
5%(w/v)以下、好ましくは1%(w/v)以下の量のフ
ォスファチジン酸、0.02〜5%(w/v)、好ましくは
0.2〜2.5%(w/v)のアルブミンおよびその脂肪酸
アミド誘導体ならびに多糖類およびその脂肪酸エステル
誘導体等)を添加することもできる。
【0048】本発明の脂肪乳剤はそれ自体公知の乳化方
法を用いて製造することができる。その際、乳化機とし
ては通常のホモジナイザーを使用することができるが、
安定で微細な脂肪乳剤を調製するためには、2種類のホ
モジナイザーを併用することが好都合である。具体的に
は、例えば所定量の上記一般式(II)で示されるイソプ
レニルアミン誘導体を前記の脂肪乳剤基剤、例えば大豆
油中に適宜加温下に溶解混和し、これに所定量の乳化剤
例えば精製卵黄リン脂質、さらに必要に応じて他の添加
剤、例えば乳化補助剤、安定化剤、等張化剤等を加え、
加温攪拌して均一となし、次いで水を加えてホモジナイ
ザーで処理し、水中油型の粗乳化液を調製し、しかる後
にこれを加圧型ホモジナイザー、例えばマントン−ガウ
リン型ホモジナイザーまたはマイクロフルイディクス型
ホモジナイザーにより均質化することにより、本発明の
脂肪乳剤を得ることができる。なお、安定化剤、等張化
剤は生成した脂肪乳剤に加えてもよい。
【0049】一般に上記の乳化操作は、生成する脂肪乳
剤中の分散脂肪粒子の平均粒子径が大体1μm以下、好
ましくは0.3μm以下になる迄行うのが望ましい。上
記の如くして製造される本発明の脂肪乳剤は、必要によ
り凍結乾燥することができ、そのように凍結乾燥するこ
とにより得られる粉末は水に再溶解すれば元の脂肪乳剤
にもどすことができるので、本発明にいう「脂肪乳剤」
にはこのような凍結乾燥されたものも包含される。
【0050】さらに本発明の上記一般式(II)で示され
るイソプレニルアミン誘導体またはその薬理学的に許容
できる塩を脂肪乳剤中に有効成分として含有せしめる場
合にはこの脂肪乳剤の投与量は、患者の年令、性別、症
状および投与経路などの条件に応じて適宜選択される
が、約0.01〜100μg/kgの範囲、好ましくは0.
1〜30μg/kgの範囲で一日1回または2〜4回に分
けて投与される。また、この脂肪乳剤は、通常注射等に
より非経口的に投与され、注射形態としては静脈内投与
が好ましい。
【0051】
【発明の実施の形態】以下に本発明中のイソプレニルア
ミン誘導体の製造例を挙げる。
【0052】製造例1 N−ソラネシル−α−メチルピペロニルアミン塩酸塩
(化合物1) N−トリフルオロアセチル−α−メチルピペロニルアミ
ン1.68g(6.4mmol)のDMF 20ml溶液に、氷
冷下に60%水素化ナトリウム0.308g(6.4×
1.2mmol)を加え、氷冷下に30分、次いで室温で3
0分撹拌した後、ソラネシルブロマイド4.466g
(6.4mmol)のDMF 20ml溶液を滴下して加えた。
室温で終夜撹拌した後、水を加え、さらに1N塩酸で中
和した。得られた反応混合物をヘキサン(200ml×2)
で抽出し、ヘキサン層をアセトニトリル(100ml×
3)で洗浄した後、減圧濃縮して油状物を得た。この油
状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液
ヘキサン:酢酸エチル=20:1)で精製し、2.44
g(収率43.4%)のN−ソラネシル−N−トリフル
オロアセチル−α−メチルピペロニルアミンを油状物と
して得た。このN−ソラネシル−N−トリフルオロアセ
チル−α−メチルピペロニルアミン2.44g(2.8mmo
l)、イソプロピルエーテル(以下、「IPE」という)
10mlおよび5%水酸化カリウム−メタノール25mlの
混合物を60℃で1時間処理し、さら水酸化カリウム
3.5gを加え、70℃で3時間加熱した。冷却後、減
圧濃縮し、残留物に水を加えて、ヘキサン(200ml×
2)で抽出した。ヘキサン層をアセトニトリル(100
ml×2)で洗浄し、減圧濃縮して油状物を得た。この油
状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液
ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製し、化合物1の
遊離アミン体としてN−リラネシル−α−メチルピペロ
ニルアミン1.12g(収率22.3%)を結晶で得た。
さらにこれを常法によって塩酸塩とすることにより標題
の化合物1を白色結晶として得た。以下に化合物1の化
学式およびデータを示す。
【化9】 化合物1のデ-タ:1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):1.45(s,3H),1.60(s,24H),
1.68(s,3H),1.82(d,3H,J=6.8Hz),1.93-2.13(m,32
H),3.23-3.35(m,1H),3.41-3.51(m,1H),4.08-4.19
(m,1H),5.05-5.15(m,8H),5.43-5.50(m,1H),5.95-
5.99(m,2H),6.81(d,1H,J=8.3Hz),6.99(dd,1H,J=
1.5および8.3Hz),7.14(d,1H,J=1.5Hz),9.75(br.
s,1H),10.11(br.s,1H)
【0053】製造例2 N−ソラネシル−α−ヒドロキシメチルピペロニルアミ
ン塩酸塩(化合物2) N−トリフルオロアセチル−α−メチルピペロニルアミ
ンの代わりにN−トリフルオロ−α−アセトキシメチル
ピペロニルアミンを使用し、製造例1の合成と同様に行
い、標題の化合物2を白色結晶として収率24.6%で
得た。以下に化合物2の化学式とデータを示す。
【化10】 化合物2のデータ:1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):1.48(s,3H),1.60(s,24H),
1.68(s,3H),1.93-2.13(m,32H),3.41(dd,1H,J=9.0
および13.5Hz),3.64(dd,1H,J=5.5および13.5Hz),3.
90-4.00(m,1H),4.19-4.30(m,2H),5.04-5.15(m,8
H),5.39-5.46(m,1H),5.99(s,2H),6.84(d,1H,J=
8.0Hz),7.03(dd,1H,J=2.0および8.0Hz),7.14(d,1
H,J=2.0Hz),9.25(br.s,1H),9.80(br.s,1H)
【0054】製造例3 N−ソラネシル−4′−ヒドロキシ−3′−メトキシシ
ンナミルアミン塩酸塩(化合物3) N−トリフルオロアセチル−4′−tert−ブチルジメチ
ルシリルオキシ−3′−メトキシシンナミルアミン1.
947g(5mmol)のDMF 10ml溶液に、氷冷下、6
0%水素化ナトリウム0.30g(7.5mmol)を少量ず
つ加えた後、さらに氷冷下30分、室温で30分撹拌し
た。臭化ソラネシル3.475g(5mmol)のDMF 1
0ml溶液を滴下して加え、室温で12時間撹拌した。水
にあけ、ヘキサン(150ml×2)で抽出し、アセトニト
リル(50ml×3)で洗浄した。ヘキサン層を減圧濃縮
し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフフィー
(溶離液 ヘキサン:酢酸エチル=20:1)により精
製し、N−ソラネシル−N−トリフルオロアセチル−
4′−tert−ブチルジメチルシリルオキシ−3′−メト
キシシンナミルアミンを3.70g(収率73.8%)得
た。それをIPE 20mlおよび10%水酸化カリウム
のメタノール溶液60mlに溶解し、室温で1時間、60
℃で2時間撹拌した。減圧濃縮後、水を加え、1N塩酸
で中和後、ヘキサン(150ml×2)で抽出し、アセト
ニトリル(50ml×3)で洗浄した。残留物にTHF
30mlと1.0M−テトラブチルアンモニウムフロリド
(以下、「TBAF」という)溶液5mlを加え30分撹拌
した。濃縮後、アセトニトリルを加え、ヘキサン(15
0ml×2)で抽出し、アセトニトリル(50ml×3)で
洗浄した。減圧濃縮後、残留物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフフィー(溶離液 クロロホルム:メタノール=
20:1)により精製し、化合物3の遊離アミン体とし
てN−ソラネシル−4′−ヒドロキシ−3′−メトキシ
シンナミルアミン2.17g(収率54.8%)を得た。
さらにこれを常法により塩酸塩とすることにより標題の
化合物3を得た。以下に化合物3の化学式とデータを示
す。
【化11】 化合物3の遊離アミン体のデータ:1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):1.60(s,24H),1.66(s,3H),
1.68(s,3H),1.94-2.14(m,32H),3.35(d,2H,J=7.3H
z),3.45(dd,2H,J=1.0および6.3Hz),3.89(s,3H),
5.05-5.15(m,8H),5.31(t,1H,J=6.3Hz),6.16(dt,1
H,J=6.8および16.1Hz),6.48(d,1H,J=16.Hz),6.81-
6.88(m,2H),6.92(s,1H) 化合物3のデ-タ: 融点:38〜40℃1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):1.60(s,24H),1.66(s,3H),
1.68(s,3H),1.94-2.14(m,32H),3.54-3.68(m,4H),
3.88(s,3H),5.05-5.15(m,8H),5.40(t,1H,J=7.3H
z),5.71(s,1H),6.19(dt,1H,J=7.5および16.1Hz),
6.57(d,1H,J=16.1Hz),6.83(d,1H,J=8.3Hz),6.87
(dd,1H,J=1.5および8.3Hz),6.92(d,1H,J=1.5Hz),
9.60(br.s,2H)
【0055】製造例4 N−ソラネシル−3′,4′−ジヒドロキシシンナミル
アミン塩酸塩(化合物4) 3′,4′−(ジテトラヒドロ−2−ピラニルオキシ)
シンナムアルデヒド1.96g(5.9mmol)のメタノー
ル20ml溶液に室温下、ソラネシルアミン3.72g
(5.9mmol)のクロロホルム5ml溶液を滴下して加え
た。24時間後、水素化ホウ素ナトリウム111mg
(2.85mmol)を少量ずつ加え室温で2時間撹拌し
た。減圧濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶離液酢酸エチル)により精製し、N−ソラ
ネシル−3,4−(ジテトラヒドロ−2−ピラニルオキ
シ)シンナミルアミンを黄色油状物として3.94g
(収率70.6%)得た。N−ソラネシル−3,4−(ジ
テトラヒドロ−2−ピラニルオキシ)シンナミルアミン
2.46g(2.6mmol)のアセトン20ml溶液に室温
下、4N塩酸−酢酸エチル溶液3mlを加え1時間撹拌
し、塩酸塩とすることにより標題の化合物4を淡黄色無
定形固体として1.35g(収率63.7%)得た。以下
に化合物4の化学式とデータを示す。
【化12】 化合物4のデータ: 融点:68〜73℃1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):1.57(s,3H),1.60(s,21H),
1.67(s,6H),1.92-2.12(m,32H),3.45-3.65(m,4H),
5.02-5.15(m,8H),5.35-5.45(m,1H),5.90-6.02(m,1
H),6.37(d,1H,J=15.1Hz),6.48(d,1H,J=7.8Hz),
6.73(d,1H,J=7.8Hz),7.01(s,1H),8.90(br.s,1H)
【0056】製造例5 N−ソラネシル−3,4−メチレンジオキシシンナミル
アミン塩酸塩(化合物5) 3′,4′−(ジテトラヒドロ−2−ピラニルオキシ)
シンナムアルデヒドの代わりに3,4−メチレンジオキ
シシンナミルアルデヒドを使用して、製造例4と同様に
行い遊離アミン体のN−ソラネシル−3,4−メチレン
ジオキシシンナミルアミンを黄色油状物質として収率7
0.6%で得た。さらにこれを常法によって塩酸塩とす
ることにより標題の化合物5を白色結晶として得た。以
下に化合物5の化学式とデータを示す。
【化13】 化合物5のデータ: 融点:96〜99℃ IR(KBr)cm-1:3440,2960,2916,1504,1449,1385,1
262,1104,1040,970,930,874,8001 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):1.60(s,24H),1.66(s.3H),
1.68(s.3H),1.93-2.13(m,32H),3.53-3.65(m,4H),
5.05-5.15(m,8H),5.39(t,1H,J=6.3Hz),5.92(s,2
H),6.17(dt,1H,J=7.3および15.6Hz),6.56(d,1H,J
=15.6Hz),6.72(d,1H,J=7.8Hz),6.82(dd,1H,J=1.9
および7.8Hz),6.93(d,1H,J=1.9Hz),9.66(br.s,2
H)
【0057】製造例6 α−(N−ファルネシルゲラニルアミノメチル)ピペロ
ニルアルコール塩酸塩(化合物6) α−アミノメチルピペロニルアルコール9.06g(5
0mmol)のTHF 20mlの溶液に、臭化ファルネシル
ゲラニル2.11g(5mmol)を溶解したTHF10ml
の溶液を室温下、滴下して加え、さらに12時間室温で
撹拌した後、THFを減圧濃縮した。残留物をクロロホ
ルムに溶解させ、5%水酸化ナトリウム溶液で洗浄し
た。クロロホルム層を減圧濃縮した後、残留物をアセト
ニトリルに溶解し、ヘキサン(100ml×3)で抽出し
た。ヘキサン層をアセトニトリル(50ml×1)で洗浄
し、ヘキサン層を減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(溶離液 クロロホルム:メタ
ノール=10:1)で精製し、化合物6の遊離アミン体
としてα−(N−ファルネシルゲラニルアミノメチル)
ピペロニルアルコールを黄色油状物質として1.36g
(収率52.1%)得た。さらにこの黄色油状物質をア
セトンに溶解後、4N塩酸−酢酸エチル溶液により塩酸
塩とすることにより、標題の化合物6を白色固体として
得た。以下に化合物6の化学式とデータを示す。
【化14】 化合物6のデータ:1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):1.56(s,3H),1.59(s,9H),1.
68(s,3H),1.70(s,3H),1.90-2.11(m,16H),2.93-3.
13(m,2H),3.68-3.80(m,2H),4.98-5.15(m,4H),5.2
5-5.33(m,1H),5.39-5.48(m,2H),5.93(s,2H),6.74
(d,1H,J=7.8Hz),6.85(dd,1H,J=1.5および7.8Hz),
6.91(d,1H,J=1.5Hz),8.74(br.s,1H),9.87(br.
s,1H)
【0058】製造例7 α−(N−ファルネシルゲラニルゲラニルアミノメチ
ル)ピペロニルアルコール塩酸塩(化合物7) 臭化ファルネシルゲラニルの代わりに臭化ファルネシル
ゲラニルゲラニルを使用し、製造例6と同様に行い、化
合物7の遊離アミン体としてα−(N−ファルネシルゲ
ラニルゲラニルアミノメチル)ピペロニルアルコールを
黄色油状物質として収率69.3%で得た。さらにこれ
を常法によって塩酸塩とすることにより標題の化合物7
を淡黄色無定形固体として得た。以下に化合物7の化学
式とデータを示す。
【化15】 化合物7の遊離アミン体のデータ:1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):1.60(s,15H),1.65(s,3H),
1.68(s,3H),1.93-2.13(m,24H),2.60(br.s,2H),
2.72(dd,1H,J=9.5および12.5Hz),2.91(dd,1H,J=3.
5および12.5Hz),3.29-3.41(m,2H),4.74(dd,1H,J=
3.5および9.5Hz),5.05-5.16(m,6H),5.27(t,1H,J=
7.3Hz),5.94(s,2H),6.76(d,1H,J=7.8Hz),6.82(d
d,1H,J=1.5および7.8Hz),6.88(d,1H,J=1.5Hz) 化合物7のデータ:1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):1.56(s,3H),1.60(s,12H),
1.68(s,3H),1.70(s,3H),1.90-2.11(m,24H),2.93-
3.13(m,2H),3.68-3.80(m,2H),4.98-5.16(m,6H),
5.26-5.33(m,1H),5.39-5.48(m,2H),5.93(s,2H),
6.74(d,1H,J=7.8Hz),6.85(dd,1H,J=1.5および7.8H
z),6.91(d,1H,J=1.5Hz),8.74(br.s,1H),9.87(b
r.s,1H)
【0059】製造例8 α−(N−ソラネシルアミノメチル)ピペロニルアルコ
ール塩酸塩(化合物8) 臭化ファルネシルゲラニルの代わりに臭化ソラネシルを
使用し、製造例6と同様に行い、化合物8の遊離アミン
体としてα−(N−ソラネシルアミノメチル)ピペロニ
ルアルコールを白色結晶として収率56.3%で得た。
さらにこれを常法によって塩酸塩とすることにより標題
の化合物8を白色結晶として得た。以下に化合物8の化
学式とデータを示す。
【化16】 化合物8の遊離アミン体のデータ:1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):1.60(s,24H),1.65(s,3H),
1.68(s,3H),1.94-2.14(m,32H),2.68(dd,1H,J=9.3
および12.5Hz),2.88(dd,1H,J=3.8および12.5Hz),3.
24-3.36(m,1H),4.67(dd,1H,J=3.8および9.3Hz),5.
07-5.15(m,8H),5.25(t,1H,J=6.8Hz),6.77(d,1H,
J=8.0Hz),6.82(dd,1H,J=1.5および8.0Hz),6.89(d,
1H,J=1.5Hz) 化合物8のデータ: 融点:72〜94℃ IR(KBr)cm-1:3154,2912,1667,1505,1492,1447,1
385,1256,1239,1046,984,934,8761 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):1.60(s,24H),1.68(s,3H),
1.70(s,3H),1.90-2.12(m,32H),2.93-3.14(m,2H),
3.68-3.80(m,2H),5.00-5.16(m,8H),5.26-5.32(m,1
H),5.39-5.47(m,1H),6.74(d,1H,J=8.0Hz),6.85(d
d,1H,J=1.5および8.0Hz),6.92(d,1H,J=1.5Hz),8.
72(br.s,1H),9.88(br.s,1H)
【0060】製造例9 α−(N−デカプレニルアミノメチル)ピペロニルアル
コール塩酸塩(化合物9) 臭化ファルネシルゲラニルの代わりに臭化デカプレニル
を使用し、製造例6と同様に行い、化合物9の遊離アミ
ン体としてα−(N−デカプレニルアミノメチル)ピペ
ロニルアルコールを白色結晶として収率71.5%で得
た。さらにこれを常法によって塩酸塩とすることにより
標題の化合物9を白色無定形固体として得た。以下に化
合物9の化学式とデータを示す。
【化17】 化合物9の遊離アミン体のデータ:1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):1.60(s,27H),1.65(s,3H),
1.68(s,3H),1.94-2.13(m,40H),2.69(dd,1H,J=9.3
および12.2Hz),2.89(dd,1H,J=3.9および12.2Hz),3.
26-3.38(m,2H),4.68(dd,1H,J=3.9および9.3Hz),5.
06-5.15(m,9H),5.26(t,1H,J=7.3Hz),5.94(s,2
H),6.77(d,1H,J=7.8Hz),6.82(dd,1H,J=1.5および
7.8Hz),6.88(d,1H,J=1.5Hz) 化合物9のデータ: 融点:60〜83℃1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):1.56(s,3H),1.60(s,24H),
1.68(s,3H),1.71(s,3H),1.90-2.11(m,40H),2.93-
3.15(m,2H),3.67-3.80(m,2H),5.00-5.15(m,9H),
5.25-5.50(m,3H),5.93(s,2H),6.74(d,1H,J=7.8H
z),6.86(dd,1H,J=1.5および7.8Hz),6.92(d,1H,J=
1.5Hz),8.71(br.s,1H),9.89(br.s,1H)
【0061】製造例10 α−(N−ファルネシルゲラニルアミノメチル)−4−
ヒドロキシ−3−メトキシベンジルアルコール塩酸塩
(化合物10) α−アミノメチル−4−tert−ブチルジメチルシリルオ
キシ−3−メトキシベンジルアルコール7.44g(2
5mmol)のTHF 30mlの溶液に、臭化ファルネシル
ゲラニル2.11g(5mmol)を溶解したTHF 10ml
の溶液を室温下に滴下して加え、さらに16時間室温で
撹拌した後、減圧濃縮した。残留物をアセトニトリル3
0mlに溶解し、ヘキサン(100ml×3)で抽出した。
ヘキサン層をアセトニトリル(30ml×1)で洗浄し、
ヘキサン層を減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶離液 クロロホルム:メタノー
ル=10:1)で精製し、α−(N−ファルネシルゲラ
ニルアミノメチル)−4−tert−ブチルジメチルシリル
オキシ−3−メトキシベンジルアルコールを黄色油状物
質として2.44g(収率76.4%)得た。さらにα−
(N-ファルネシルゲラニルアミノメチル)−4−tert
−ブチルジメチルシリルオキシ−3−メトキシベンジル
アルコール2.44g(3.82mmol)のTHF 20ml
溶液に、氷冷下、1.0M−TBAF−THF溶液4ml
を加え、成り行き室温で14時間撹拌した後、THFを
減圧濃縮した。残留物に水を加え、酢酸エチル(100
ml×3)で抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄
後、硫酸マグネシウムで乾燥した。ろ過後、酢酸エチル
を減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶離液 クロロホルム:メタノール=10:
1)で精製し、化合物10の遊離アミン体としてα−
(N−ファルネシルゲラニルアミノメチル)−4−ヒド
ロキシ−3−メトキシベンジルアルコ-ルを黄色油状物
質として1.00g(収率50.0%)得た。この黄色油
状物質をアセトンに溶解後、4N塩酸−酢酸エチル溶液
により塩酸塩とすることにより、標題の化合物10を白
色無定形固体として得た。以下に化合物10の化学式と
データを示す。
【化18】 化合物10の遊離アミン体のデータ:1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):1.57(s,3H),1.60(s,9H),1.
68(s,6H),1.93-2.13(m,16H),2.88(dd,1H,J=10.0
および12.5Hz),3.02(dd,1H,J=3.0および12.5Hz),3,
52(d,2H,J=7.3Hz),3.86(s,3H),5.00(dd,1H,J=3.
0および10.0Hz),5.02-5.13(m,4H),5.34(t,1H,J=7.
3Hz),6.83(dd,1H,J=1.5および7.8Hz),6.87(d,1H,
J=7.8Hz),6.96(d,1H,J=1.5Hz) 化合物10のデータ: 融点:95〜107℃1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):1.56(s,3H),1.59(s,9H),1.
68(s,3H),1.69(s,3H),1.93-2.13(m,16H),3.29-3.
47(m,2H),3.67-3.80(m,2H),3.91(s,3H),5.02-5.1
5(m,4H),5.40-5.52(m,1H),5.53-5.60(m,1H),5.74
(br.s,1H),6.85-7.02(m,3H),9.43(br.s,1H),1
0.19(br.s,1H)
【0062】製造例11 α−(N−ファルネシルゲラニルゲラニルアミノメチ
ル)−4−ヒドロキシ−3−メトキシベンジルアルコー
ル塩酸塩(化合物11) 臭化ファルネシルゲラニルの代わりに臭化ファルネシル
ゲラニルゲラニルを使用し、製造例10と同様に行い、
化合物11の遊離アミン体としてα−(N−ファルネシ
ルゲラニルゲラニルアミノメチル)−4−ヒドロキシ−
3−メトキシベンジルアルコールを黄色油状物質として
収率35.0%で得た。さらこれを常法によって塩酸塩
とすることにより標題の化合物11を淡褐色無定形固体
として得た。以下に化合物11の化学式とデータを示
す。
【化19】 化合物11の遊離アミン体のデータ:1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):1.58(s,3H),1.60(s,15H),
1.67(s,3H),1.68(s,3H),1.93-2.13(m,24H),2.85
(dd,1H,J=10.0および12.5Hz),3.00(dd,1H,J=3.0お
よび12.5Hz),3.48(d,2H,J=7.3Hz),3.87(s,3H),4.
94(dd,1H,J=3.0および10.0Hz),5.03-5.15(m,6H),
5.33(t,1H,J=7.3Hz),6.83(dd,1H,J=1.5および7.8H
z),6.87(d,1H,J=7.8Hz),6.96(d,1H,J=1.5Hz)
【0063】製造例12 α−(N−ソラネシルアミノメチル)−4−ヒドロキシ
−3−メトキシベンジルアルコール塩酸塩(化合物1
2) 臭化ファルネシルゲラニルの代わりに臭化ソラネシルを
使用し、製造例10と同様に行い、化合物12の遊離ア
ミン体としてα−(N−ソラネシルアミノメチル)−4
−ヒドロキシ−3−メトキシベンジルアルコールを黄色
油状物質として収率50.0%で得た。さらにこれを常
法によって塩酸塩とすることにより標題の化合物12を
白色無定形固体として得た。以下に化合物12の化学式
とデータを示す。
【化20】 化合物12の遊離アミン体のデータ:1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):1.60(s,24H),1.66(s,3H),
1.68(s,3H),1.93-2.13(m,32H),2.75(dd,1H,J=9.5
および12.5Hz),2.93(dd,1H,J=3.5および12.5Hz),3.
31-3.42(m,2H),3.89(s,3H),4.76(dd,1H,J=3.5お
よび9.5Hz),5.05-5.15(m,8H),5.28(t,1H,J=7.3H
z),6.82(dd,1H,J=1.5および7.8Hz),6.88(d,1H,J=
7.8Hz),6.96(d,1H,J=1.5Hz) 化合物12のデータ:1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):1.56(s,3H),1.59(s,21H),
1.68(s,3H),1.69(s,3H),1.93-2.13(m,32H),3.29-
3.47(m,2H),3.67-3.80(m,2H),3.91(s,3H),5.02-
5.15(m,8H),5.40-5.52(m,1H),5.53-5.60(m,1H),
5.74(br.s,1H),6.85-7.02(m,3H),9.43(br.s,1
H),10.19(br.s,1H)
【0064】製造例13 α−(N−ソラネシルアミノメチル)−4−メチルベン
ジルアルコール塩酸塩(化合物13) 臭化ファルネシルゲラニルの代わりに臭化ソラネシルを
使用し、α−アミノメチルピペロニルアルコールの代わ
りにα−アミノメチル−4−メチルベンジルアルコール
を使用して、製造例6と同様に行い、化合物13の遊離
アミン体としてα−(N−ソラネシルアミノメチル)−
4−メチルベンジルアルコールを黄色油状物質として収
率67.5%で得た。さらにこれを常法によって塩酸塩
とすることにより標題の化合物13を白色無定形固体と
して得た。以下に化合物13の化学式とデータを示す。
【化21】 化合物13の遊離アミン体のデータ:1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):1.60(s,24H),1.64(s,3H),
1.68(s,3H),1.93-2.13(m,32H),2.34(s,3H),2.74
(dd,1H,J=9.5および12.5Hz),2.92(dd,1H,J=3.5お
よび12.5Hz),3.27-3.40(m,2H),4.77(dd,1H,J=3.5
および9.5Hz),5.05-5.15(m,8H),5.26(t,1H,J=6.8H
z),7.15(d,2H,J=7.8Hz),7.26(d,2H,J=7.8Hz) 化合物13のデータ:1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):1.55(s,3H),1.60(s,21H),
1.68(s,3H),1.69(s,3H),1.90-2.11(m,32H),2.32
(s,3H),2.97-3.17(m,2H),3.68-3.77(m,2H),4.98-
5.05(m,1H),5.06-5.13(m,7H),5.20-5.38(m,2H),
5.43(t,1H,J=6.8Hz),7.13(d,2H,J=7.8Hz),7.29
(d,2H,J=7.8Hz),8.74(br.s,1H),9.97(br.s,1H)
【0065】製造例14 α−(N−ソラネシルアミノメチル)−2−メチル−
3,4,5,6−テトラメトキシベンジルアルコール塩酸
塩(化合物14) 臭化ファルネシルゲラニルの代わりに臭化ソラネシルを
使用し、α−アミノメチルピペロニルアルコールの代わ
りにα−アミノメチル−2−メチル−3,4,5,6−テ
トラメトキシベンジルアルコールを使用して、製造例6
と同様に行い、化合物14の遊離アミン体としてα−
(N−ソラネシルアミノメチル)−2−メチル−3,4,
5,6−テトラメトキシベンジルアルコールを黄色油状
物質として収率50.0%で得た。さらにこれを常法に
よって塩酸塩とすることにより標題の化合物14を白色
無定形固体として得た。以下に化合物14の化学式とデ
ータを示す。
【化22】 化合物14の遊離アミン体のデータ:1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):1.60(s,24H),1.66(s,3H),
1.68(s,3H),1.94-2.13(m,32H),2.76(dd,1H,J=3.4
および12.2Hz),2.95(dd,1H,J=10.3および12.2Hz),
3.27-3.40(m,2H),3.76(s,3H),3.87(s,3H),3.91
(s,3H),3.93(s,3H),5.00(dd,1H,J=3.4および10.3
Hz),5.07-5.15(m,8H),5.30(t,1H,J=7.3Hz) 化合物14のデータ: 融点:31℃1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):1.57(s,3H),1.60(s,21H),
1.68(s,3H),1.73(s,3H),1.92-2.12(m,32H),2.28
(s,3H),2.98-3.08(m,1H),3.38-3.55(m,1H),3.74
(s,3H),3.75-3.83(m,2H),3.85(s,3H),3.90(s,3
H),3.95(s,3H),5.04-5.15(m,9H),5.49(t,1H,J=
7.3Hz),5.57(dd,1H,J=2.5および11.0Hz),8.99(br.
s,1H),9.99(br.s,1H)
【0066】製造例15 N−ソラネシル−4−ヒドロキシメチル−3−メトキシ
ベンジルアミン塩酸塩(化合物15) 4−tert−ブチルジメチルシリルオキシメチル−3−メ
トキシベンズアルデヒド2.66g(5.6mmol)のメタ
ノール20mlの溶液に、ソラネシルアミン3.10g
(5mmol)を溶解したクロロホルム10mlの溶液を室温
下、滴下して加え、さらに3時間室温で撹拌した後、水
素化ホウ素ナトリウム284mg(7.5mmol)を少しずつ
加えた。2時間撹拌した後、減圧濃縮した。残留物に水
を加え、ヘキサン(150ml×2)で抽出した。ヘキサ
ン層をアセトニトリル(50ml×2)で洗浄し、ヘキサ
ン層を減圧濃縮すると、N−ソラネシル−4−tert−ブ
チルジメチルシリルオキシメチル−3−メトキシベンジ
ルアミンを黄色油状物質として4.86g(収率85.2
%)得た。さらにN−ソラネシル−4−tert−ブチルジ
メチルシリルオキシメチル−3−メトキシベンジルアミ
ン4.86g(4.77mmol)のTHF 50ml溶液に、
1.0M−TBAF−THF溶液9.54mlを加え、室温
で20時間撹拌した後、THFを減圧濃縮した。残留物
にアセトニトリル100mlを加え、ヘキサン(150ml
×3)で抽出した。ヘキサン層をアセトニトリル(50
ml×1)で洗浄後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶離液 クロロホルム:メ
タノール=20:1)で精製し、化合物15の遊離アミ
ン体としてN−ソラネシル−4−ヒドロキシメチル−3
−メトキシベンジルアミンを黄色油状物質として2.6
0g(収率69.8%)得た。前記の黄色油状物質をア
セトンに溶解後、4N塩酸−酢酸エチル溶液により塩酸
塩とすることにより、標題の化合物15を白色結晶とし
て得た。以下に化合物15の化学式とデータを示す。
【化23】 化合物15の遊離アミン体のデータ:1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):1.60(s,24H),1.62(s,3H),
1.68(s,3H),1.94-2.15(m,32H),3.25(d,2H,J=6.8H
z),3.79(s,2H),3.88(s,3H),4.66(s,2H),5.06-5.
15(m,8H),5.30(t,1H,J=6.8Hz),6.88(dd,1H,J=1.
0および7.8Hz),6.92(d,1H,J=1.0Hz),7.20(d,1H,J
=7.8Hz) 化合物15のデ-タ: 融点:58〜60℃1 H-NMR(CDCl3)δ(ppm):1.60(s,27H),1.68(s,3H),
1.94-2.15(m,32H),3.38-3.46(m,2H),3.90-4.00(m,
2H),4.62(br.s,2H),5.05-5.15(m,8H),5.42(t,1
H,J=7.5Hz),6.92(dd,1H,J=1.0および7.3Hz),7.24
(d,1H,J=7.3Hz),7.38(d,1H,J=1.0Hz),9.91(br.
s,2H)
【0067】次に、本発明の製剤の製造例を挙げる。 製剤例1 硬カプセル剤 化合物1 25gおよびポリオキシエチレンヒマシ油7.
5gをアセトンに溶解し、その溶液に無水けい酸25g
を混合した。アセトンを蒸発した後、さらにカルボキシ
メチルセルロースカルシウム5g、とうもろこし澱粉5
g、ヒドロキシプロピルセルロース7.5gおよび微結
晶セルロース20gを混合し、30mlの水を加えて練合
し、乾燥後、整粒した。これを24メッシュのふるいを
通過したものをカプセル充填機で化合物1を1カプセル
当り30mg含有するように充填した。
【0068】製剤例2 軟カプセル剤 化合物8 50gおよびマクロゴール400 130gを
混合して均一な溶液とした。別にゼラチン93g、グリ
セリン19g、D−ソルビトール10g、パラオキシ安
息香酸プロピル0.2gおよび酸化チタン0.4gの組成
からなるゼラチン溶液を調製し、これを軟カプセル皮膜
剤とした。前記溶液を用い、化合物2を1カプセル当た
り30mg含有する軟カプセルを手動式平板打抜法により
製造した。
【0069】製剤例3 注射剤 化合物9 0.5g、落花生油適量およびベンジルアルコ
ール1gを混合し、さらに落花生油にて全量を100cc
とした。無菌操作によりアンプルに1cc分注し、溶閉
した。
【0070】製剤例4 注射剤 化合物4 0.5g、水素添加ヒマシ油ポリオキシエチレ
ン−(60)−エーテル(日光ケミカルズ社製ニッコール
HCO 60)5.0g、プロピレングリコール20g、
グリセリン10g、エタノール5.0gを混合し、これ
に蒸留水100mlを加えて攪拌した。無菌操作によりア
ンプル1.4mlに分注して溶閉した。
【0071】製剤例5 注射剤 化合物8 25mg、エタノール0.5g、プロピレングリ
コール4.5gを混合し、これに蒸留水20mlを加えて
撹拌し、無菌操作によりアンプルに5ml分注し、溶閉し
た。
【0072】製剤例6 注射剤 化合物14 25mg、エタノール2.5gを混合し、これ
に蒸留水17.5mlを加えて撹拌し、無菌操作によりア
ンプルに5ml分注し、溶閉した。
【0073】製剤例7 脂肪乳剤 精製大豆油10gに化合物5 30mgを加え、加温して
溶解した。これに精製卵黄リン脂質1.2gおよびグリ
セリン2.5gを加え、加温しながら激しく攪拌して溶
解後、適当量の蒸留水を加えてポリトロンホモジナイザ
ーで攪拌し、粗乳化液を調製した。この粗乳化液をさら
にマイクロフルイディスクホモジナイザーにより高圧乳
化させた後、蒸留水を加えて100mlとし、極めて微細
な脂肪乳剤を得た。本脂肪乳剤中の分散脂肪粒子の平均
粒子径は0.2〜0.3μであり、1μ以上の粒子は含ま
れなかった。
【0074】製剤例8 脂肪乳剤 精製大豆油10gに化合物8 110mgを加え、加温し
て溶解した。これに精製卵黄リン脂質1.2gおよびグ
リセリン2.5gを加え、加温しながら激しく攪拌して
溶解後、適当量の蒸留水を加えてポリトロンホモジナイ
ザーで攪拌し粗乳化液を調製した。この粗乳化液をさら
にマイクロフルイディスクホモジナイザーにより高圧乳
化させた後、蒸留水を加えて100mlとし、極めて微細
な脂肪乳剤を得た。分散脂肪粒子の平均粒子径は0.2
〜0.3μであり、1μ以上の粒子は含まれなかった。
【0075】製剤例9 脂肪乳剤 精製大豆油10gに化合物6 30mgを加え、加温して
溶解した。これに精製卵黄リン脂質1.2gおよびD−
ソルビトール6.5gを加え、加温しながら激しく攪拌
して溶解後、適当量の蒸留水を加えてポリトロンホモジ
ナイザーで攪拌し、粗乳化液を調製した。この粗乳化液
をさらにマイクロフルイディスクホモジナイザーにより
高圧乳化させた後、蒸留水を加えて100mlとし、極め
て微細な脂肪乳剤を得た。本脂肪乳剤中の分散脂肪粒子
の平均粒子径は0.2〜0.3μであり、1μ以上の粒子
は含まれなかった。
【0076】製剤例10 脂肪乳剤 精製大豆油10gに化合物1 30mgを加え、加温して
溶解した。これに精製大豆リン脂質1.2gおよびグリ
セリン2.5gを加え、加温しながら激しく攪拌して溶
解後、適当量の蒸留水を加えてポリトロンホモジナイザ
ーで攪拌し粗乳化液を調製した。この粗乳化液をさらに
マイクロフルイディスクホモジナイザーにより高圧乳化
させた後、蒸留水を加えて100mlとし、極めて微細な
脂肪乳剤を得た。本脂肪乳剤中の分散脂肪粒子の平均粒
子径は0.2〜0.3μであり、1μ以上の粒子は含まれ
なかった。
【0077】製剤例11 脂肪乳剤 精製大豆油5gおよびMCT(花王株式会社製ココナー
ドMT)5gに化合物14 10mgを加え、加温して溶
解した。これに精製大豆リン脂質0.6gおよび精製卵
黄リン脂質0.6gを加え、加温しながら激しく攪拌し
て溶解後、適当量の蒸留水を加えてポリトロンホモジナ
イザーで攪拌し粗乳化液を調製した。この粗乳化液をさ
らにマイクロフルイディスクホモジナイザーにより高圧
乳化させた後、蒸留水を加えて100mlとし、極めて微
細な脂肪乳剤を得た。本脂肪乳剤中の分散脂肪粒子の平
均粒子径は0.2〜0.3μであり、1μ以上の粒子は含
まれなかった。
【0078】製剤例12 脂肪乳剤 製剤例3において、さらにパルミチン酸ナトリウム50
mgおよびホスファチジン酸50mgを加え、製剤例3と同
様に調製し、化合物9を30mg含有する脂肪乳剤100
mlを得た。本脂肪乳剤中の分散脂肪粒子の平均粒子径は
0.2〜0.3μであり、1μ以上の粒子は含まれなかっ
た。
【0079】次に、本発明のイソプレニルアミン誘導体
を含有する薬剤の効果を例を挙げて示す。本試験中のG
PT(グルタミン酸−ピルビン酸転移酵素)の測定は、
酵素が基質に作用した際に生成したNADHが1−メト
キシ−5−メチルフェナジニウムメチルサルフェイト
(1−メトキシPMS)を介し、ニトロテトラゾリウム
ブルー(NTB)を還元してホルマザンを生成し、これ
を波長560nmで比色定量を行なう、U. Lippi等の方法
に基づくGPT測定用キット;イアトロザイムTA−L
Q(ヤトロン社製)を用いて行った。
【0080】試験例1 D−ガラクトサミン肝障害モデ
ルに対する作用 実験方法 体重170g前後のWistar系雄性ラットにD−ガ
ラクトサミン400mg/kgを腹腔内投与して実験的肝障
害モデルを作製した。本発明のイソプレニルアミン誘導
体は、製剤例7に示す方法に準じて脂肪乳剤とし、D−
ガラクトサミン投与2時間後に30μg/kgの用量を静
脈内投与した。D−ガラクトサミン投与24時間後に動
物をエーテル麻酔下に採血し、遠心分離後、血清GPT
値を測定し、本発明のイソプレニルアミン誘導体を投与
しなかった際の血清GPT値を100としたときのそれ
ぞれの抑制率を算出した。本発明のイソプレニルアミン
誘導体のD−ガラクトサミンによる肝障害の抑制率を表
1に示した。
【0081】
【表1】
【0082】試験例2 D−ガラクトサミン肝障害モデ
ルに対する作用 実験方法 体重170g前後のWistar系雄性ラットにD−ガ
ラクトサミン400mg/kgを腹腔内投与して実験的肝障
害モデルを作製した。本発明のイソプレニルアミン誘導
体は、製剤例5に示す方法に準じて注射剤とし、D−ガ
ラクトサミン投与2時間後に100μg/kgの用量を静
脈内投与した。D−ガラクトサミン投与24時間後に動
物をエーテル麻酔下に採血し、遠心分離後、血清GPT
値を測定し、本発明のイソプレニルアミン誘導体を投与
しなかった際の血清GPT値を100としたときのそれ
ぞれの抑制率を算出した。本発明のイソプレニルアミン
誘導体のD−ガラクトサミンによる肝障害の抑制率を表
2に示した。
【0083】
【表2】
【0084】試験例3 毒性作用の検討 体重30g前後の6週齢ddy系雄性マウスに、表1に
示した本発明のイソプレニルアミン誘導体を製剤例7に
示す方法に従って調製した脂肪乳剤を1000μg/kg
の用量にて静脈内投与したが、いずれの場合も死亡例を
認めなかった。本発明のイソプレニルアミン誘導体は本
試験例で明らかなように、毒性が極めて低く、安全性が
高い。本発明のイソプレニルアミン誘導体は肝疾患予防
治療剤という性質上、長期間の連続投与を余儀なくされ
る場合が多いが、この点においても極めて有用であると
言える。
【0085】
【発明の効果】本発明の上記一般式(II)のイソプレニ
ルアミン誘導体を有効成分とする肝疾患予防治療剤なら
びにこのイソプレニルアミン誘導体を含有する脂肪乳剤
からなる肝疾患予防治療剤は、少量の投与で十分な効果
を発揮することができる。従って、本発明の肝疾患予防
治療剤によれば、投与量を低減でき、副作用の軽減を図
ることができるなど、肝疾患予防治療剤として臨床上極
めて有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 215/54 7457−4H C07C 215/54 217/62 7457−4H 217/62 255/42 9357−4H 255/42 C07D 317/66 C07D 317/66 (72)発明者 山崎 博之 埼玉県入間郡大井町鶴ヶ岡5丁目3番1号 日清製粉株式会社ファインケミカル研究 所内 (72)発明者 井上 仁志 埼玉県入間郡大井町鶴ヶ岡5丁目3番1号 日清製粉株式会社創薬研究所内 (72)発明者 田原 吉幸 長野県上田市大字上塩尻751番地 日清製 粉株式会社上田工場内 (72)発明者 川瀬 重雄 東京都中央区日本橋小網町19番12号 日清 製粉株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 〔式中、Aはプロペニレン基(−CH2−CH=CH−)
    または炭素数1〜3のアルキレン基であり、この炭素数
    1〜3のアルキレン基は炭素数1〜3のアルキル基およ
    びニトリル基から選ばれる少なくとも1個の置換基で置
    換され、さらにこの置換基がアルキル基の場合、そのア
    ルキル基が1個以上の水酸基でさらに置換されてもよい
    ものであり、Arはフェニル基であり、このフェニル基
    は炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキ
    シ基、メチレンジオキシ基および水酸基から選ばれる少
    なくとも1個の置換基で置換されてもよいものであり、
    Rは水素原子または炭素数1〜4のアルキル基を示し、
    nは4〜12の整数を示す〕で表されるイソプレニルア
    ミン誘導体またはその薬理学的に許容される塩。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のイソプレニルアミン誘導
    体またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として
    含有する医薬組成物。
  3. 【請求項3】 一般式(II) 【化2】 〔式中、A′はプロペニレン基(−CH2−CH=CH
    −)または炭素数1〜3のアルキレン基であり、この炭
    素数1〜3のアルキレン基は炭素数1〜3のアルキル
    基、水酸基およびニトリル基から選ばれる少なくとも1
    個の置換基で置換され、さらにこの置換基がアルキル基
    の場合、そのアルキル基が1個以上の水酸基でさらに置
    換されてもよいものであり、Arはフェニル基であり、
    このフェニル基は炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1
    〜4のアルコキシ基、メチレンジオキシ基、および水酸
    基から選ばれる少なくとも1個の基で置換されてもよい
    ものであり、Rは水素原子または炭素数1〜4のアルキ
    ル基を示し、nは4〜12の整数を示すものであるか、 A′は炭素数1〜3のアルキレン基であり、Arはフェ
    ニル基であり、このフェニル基は炭素数1〜4のヒドロ
    キシアルキル基で1個以上置換され、さらにこのフェニ
    ル基は炭素数1〜4のアルコキシ基で1個以上置換され
    ており、Rは水素原子または炭素数1〜4のアルキル基
    を示し、nは4〜12の整数を示す〕で表されるイソプ
    レニルアミン誘導体またはその薬理学的に許容される塩
    を有効成分として含有する肝疾患予防治療剤。
  4. 【請求項4】 (a) 0.0001〜1%(w/v)の量の
    前記一般式(II)で表されるイソプレニルアミン誘導体
    またはその薬理学的に許容される塩を有効成分とし、こ
    れと (b) 5〜50%(w/v)の量の、植物油、炭素数8〜1
    2の中鎖脂肪酸のトリグリセリド、炭素数6〜18の脂
    肪酸のジグリセリドおよび炭素数6〜18の脂肪酸のモ
    ノグリセリドの群から選ばれる少なくとも1種の脂肪乳
    剤基剤、 (c) 0.05〜25%(w/v)の量のリン脂質および非
    イオン系界面活性剤から選ばれる少なくとも1種の乳化
    剤、および (d) 水から構成される脂肪乳剤。
  5. 【請求項5】 植物油が大豆油、綿実油、菜種油、落花
    生油、サフラワー油、コーン油、米ぬか油、ヒマワリ油
    およびパーム油の群から選ばれる少なくとも1種の植物
    油である請求項4記載の脂肪乳剤。
  6. 【請求項6】 グリセリン、糖アルコール、単糖類、二
    糖類およびアミノ酸から選ばれる少なくとも1種の等張
    化剤をさらに含有する請求項4記載の脂肪乳剤。
  7. 【請求項7】 炭素数6〜22の脂肪酸およびその薬理
    学的に許容できる塩、フォスファチジルエタノールアミ
    ン、フォスファチジルセリンおよびステアリルアミンの
    群から選ばれる少なくとも1種の乳化補助剤をさらに含
    有する請求項4記載の脂肪乳剤。
  8. 【請求項8】 コレステロール、トコフェロールおよび
    ホスファチジン酸から選ばれる少なくとも1種の安定化
    剤をさらに含有する請求項4記載の脂肪乳剤。
  9. 【請求項9】 アルブミンおよびその脂肪酸アミド誘導
    体ならびに多糖類およびその脂肪酸エステル誘導体の群
    から選ばれる少なくとも1種の安定化剤をさらに含有す
    る請求項4記載の脂肪乳剤。
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